JP4223670B2 - 間接税徴収システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技場における間接税の的確な徴収が容易に行える間接税徴収システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、パチンコ店などの遊技店における遊技提供サービスに対しても間接税である消費税が課税されている。将来は、この消費税の引き上げが予想されており、他の間接税(例えば、遊技税)の導入の可能性もあり得る。しかし、遊技店における間接税の徴収には諸々の課題があり、遊技者が消費税を負担する仕組みが確立されていないのが現状である。特に、遊技機やその周辺設備を含む遊技設備においては、間接税の徴収を考慮した仕組みが、従来は全く備えられていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため従来では、遊技者の行為に基づく的確な徴収が必ずしも実現されているとはいえない。遊技店は、税額を計上して納税する以上、遊技提供サービスにおける何れかの場面でその税額分を遊技者に直接的又は間接的に負担させる必要がある。ところが、遊技設備になんら間接税徴収のための機能(間接税を的確に負担させる機能)が備えられていなかった従来では、その負担の方法は、例えば景品交換の交換率の調整や、釘調整などに基づくものとならざるを得ず、場合によっては公平感がなく統一性のないもの(例えば、一部の遊技者に負担が偏ったり、負担率のばらつきが大きいもの)となる恐れがあった。また、遊技店にとっても、そのような不具合の少ない的確な税の徴収が困難でめんどうであるという問題もあった。
【0004】
そこで本発明は、遊技場における間接税の的確な徴収が容易に行える間接税徴収システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による間接税徴収システムは、入賞口に遊技球が入賞すると遊技者に遊技価値を付与する遊技機、を有する遊技場における間接税徴収システムであって、
前記遊技機の稼動量を監視する稼動監視手段と、
前記稼動監視手段による前記遊技機の稼動量が所定量に到達した状態で当該遊技機の入賞口に遊技球が入賞すると、当該遊技機で遊技する遊技者が保有する遊技価値から間接税分を減らす間接税徴収処理を実行する徴収手段と、
を備え、
前記遊技機は、遊技媒体を発射装置によって発射して遊技領域に打ち込んで遊技を行うものであり、遊技者が前記遊技に使用する遊技媒体を貯留するための遊技用貯留部を備えており、
前記徴収手段は、前記遊技用貯留部から前記発射装置に供給される遊技媒体を、設定された間接税分だけ前記遊技価値として機内に取り込むことによって前記間接税徴収処理を実現することを特徴とする。
【0006】
なお、「遊技価値」とは、パチンコ球などの遊技媒体又は景品に交換可能な価値であり、例えば、遊技媒体そのもの、遊技媒体の数に相当するデータ、遊技者が投入した金額のデータ、遊技媒体又は景品に交換可能なポイントや度数のデータなどがあり得る。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態をパチンコ装置を含む遊技設備に適用した例について説明する。
【0009】
A.パチンコ装置の正面構成及び全体構造
まず図1により、本例のパチンコ装置1(遊技機)の正面構成及び全体構造について説明する。
【0010】
このパチンコ装置1は、図1に示すように、この場合いわゆるCR機(カードリーディング機)と称されるもので、大きく分けてパチンコ機2(遊技機本体)と、遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸機3とによって構成され、これらが対をなして設置される。カード式玉貸機3には、カードリーダライタ(記録媒体応答手段)が内蔵され、前面には磁気カード又はICカードなどのカード(遊技価値特定情報記録媒体)が挿入されるカード挿入口4等が設けられている。
【0011】
パチンコ機2は、前面枠11がこの前面枠11の裏面側に配された機枠(図示省略)に対して開閉自在に取付けられ、後述する遊技領域が形成された遊技盤10は、この前面枠11の上側中央部に取付けられている。また、この前面枠11には、その前面上側を覆うようにガラス枠13が開閉自在に取付けられ、このガラス枠13により保持されるガラス14(透明のプラスチックボードでもよい)を介して遊技盤10の遊技領域が視認可能となっている。
【0012】
また、このガラス枠13の下側には、開閉パネル15が配置され、前面枠11に対して開閉自在に取付けられている。さらに、この開閉パネル15の下側には、操作パネル16が前面枠11に対して通常は固定状態に設けられている。
【0013】
また、遊技盤10の前面には、パチンコ玉などと呼ばれる遊技球(遊技媒体)を上方から落下させつつアウトあるいはセーフの判定(入賞したか否かの判定)を行う領域(後述する遊技領域31)が形成され、入賞口に玉が入って有効にセーフとなる場合は、所定数の遊技球が開閉パネル15に設けられた上皿17(遊技用貯留部)に排出される(即ち、賞球として排出される)ように制御される構成となっている。なお、このような賞球の排出は、後述する排出制御装置114(図2に示す)が図示しない排出ユニットを駆動制御することによって、実現される。排出ユニットは、パチンコ機2の裏面側に設けられ、パチンコ機2の裏面側上部に設けられた図示しない上部タンク(排出用貯留部)から所定数の遊技球を上皿17に排出するユニットであり、前記上部タンクには遊技機周辺設備(いわゆる遊技島設備)によって適宜遊技球が補給される構成となっている。
【0014】
前面枠11の開閉側(図1において右側)の縁部には、前面枠11及びガラス枠13の施錠装置(図示省略)の鍵挿入部21が形成されている。
ガラス枠13は、ほぼ中央に開口部13a(遊技領域透視窓部)が形成され、この開口部13aに対してクリア部材であるガラス14が保持されている。
【0015】
開閉パネル15に設けられた上皿17は、賞球として又は貸玉として排出された発射前の遊技球を一時保持し、これら遊技球を前面枠11の裏面下側に設けられた発射装置(図示省略)への玉送り装置(図示省略)に順次供給するもので、この上皿17には、カード操作部23と、上皿17の遊技球を後述の下皿26(遊技用貯留部)に移す玉通路開閉用の押し釦24とが形成されている。ここで、カード操作部23には、玉貨機3に投入されたカードの残高を表示するカード残高表示器(図示略)と、遊技球を購入するときに操作される玉貸釦(詳細図示略)と、カードを排出するときに操作されるカード排出釦(詳細図示略)と、玉貸しの有効状態を表示する玉貸し有効表示LED(図示略)とが設けられている。 また、操作パネル16には、灰皿25と、下皿26と、下皿26に貯留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー27と、前記発射装置の操作を行う発射操作ハンドル28とが設けられている。
【0016】
B.遊技盤の正面構成
次に、遊技盤10の正面構成を説明する。図1に示すように、遊技盤10の前面には、ガイドレール30で囲まれることにより略円形の遊技領域31が形成されている。
遊技盤10には、アウト球流入口(後述の変動入賞装置34の取付部材の後部にあり、図示省略)、変動表示装置32(変動表示手段)、普通電動役物タイプの始動入賞口33、変動入賞装置34(大入賞口)、普図始動ゲート35、36、複数の一般入賞口37〜42,42a、特図始動記憶表示器43、普図表示器44、普図始動記憶表示器45、風車と呼ばれる打球方向変換部材46(一部のみ符号付けて他は煩雑になるで省略)、多数の障害釘(図示を省略)が設けられている。
変動表示装置12は、画像、図柄などの識別情報(以下、場合により特図という)を表示可能な画面を備え、その画面には複数の変動表示領域を形成可能で、形成した変動表示領域のそれぞれに複数の特図を表示可能である。例えば、画面の略中央部に三つの変動表示領域が横3列に形成され、各変動表示領域には、数字や文字等よりなる特図を停止状態で表示(停止表示)したり、あるいは変動状態(例えば、縦方向にスクロールする状態)で表示(変動表示)したりすることが可能である。
【0017】
遊技盤10に設けられた全ての入賞口には、各入賞口毎に入賞センサ(例えば、近接センサ)が配置されている。即ち、始動入賞口33内には後述の特図始動センサ131が、変動入賞装置34(大入賞口)内には後述のカウントセンサ134及び継続センサ133が、さらに一般入賞口37〜42,42a内には後述の入賞センサA1〜ANが配置)が配置されている。
また、遊技盤10の周囲には遊技盤装飾部材51が配置されるとともに、サイドランプ52、53が配置されている。サイドランプ52、53は、例えば後述する大当りの際に点滅あるいは点灯して遊技を装飾する電飾部材である。
なお、遊技盤10における遊技領域31は、パチンコ球を用いて遊技を行うものであれば、例えば、いわゆる「第1種」に属するもの、あるいは、変動表示装置を備えた「第3種」に属するもの、あるいは他の機種等であってもよく、任意の構成をとり得るが、一例として本実施の形態では「第1種」に属するタイプのものを用いている。
【0018】
C.遊技機の制御系統
次に、本例のパチンコ装置1(遊技機)の制御系統について、図2を参照して説明する。
図2において、遊技制御装置100は、遊技の総括的制御(遊技進行の制御やそのための各被制御機器の直接的又は間接的な制御含む)を行う制御装置であり、パチンコ遊技等に必要な役物制御を行うワンチップマイコンからなる遊技用マイコン101(遊技用マイクロコンピュータ:いわゆるアミューズチップ用のICとして製造)と、発振器101a(クロック生成回路)と、EEPROM101bと、入力インターフェース102と、出力インターフェース103とを含んで構成され、さらに遊技用マイコン101は、CPU104、ROM105、及びRAM106を備えている。なお、遊技制御装置100(特に、遊技用マイコン101)は、本発明の稼働監視手段や徴収手段に相当し、EEPROM101bは、本発明のバックアップ手段に相当する。
【0019】
ここで、遊技用マイコン101のRAM106には、後述する賞球要求データ(例えば、7個賞球、15個賞球といった賞球の排出を要求するデータ)を格納するメモリエリアや、後述する徴収要求データを格納するメモリエリアなどが設けられている。
また、EEPROM101bは、後述する徴収データを電源遮断状態においても記憶保持するための不揮発性メモリであり、他の種類の不揮発性メモリでもよい。なお、このEEPROM101bは、本発明のバックアップ手段に相当する。但し、本発明のバックアップ手段は、例えばコンデンサなどよりなるバックアップ電源によって、電源遮断状態においても電力供給されてデータを記憶保持するメモリ(通常のRAMなど)であってもよい。
【0020】
遊技制御装置100の入力インターフェース102には、特図始動センサ131、普図始動センサ132、継続センサ133、カウントセンサ134、入賞センサA1〜AN、発射検出センサ136、ファール検出センサ137からの検出信号と、設定スイッチ135(設定手段)からの操作信号が入力される。
ここで、入賞センサA1〜ANは一般入賞口に入賞した入賞球をそれぞれ検出するセンサであり、遊技盤10に一般入賞口がn個ある場合には、入賞センサはn個配置される。
特図始動センサ131は特図の始動入賞口33に入賞した入賞球を検出するセンサであり、普図始動センサ132は、普図始動ゲート35、36に入賞(通過)した入賞球を検出するセンサであり、継続センサ133は変動入賞装置34の大入賞口内における継続入賞流路(いわゆる特別入賞口を通過する流路)に流入した入賞球を検出するセンサであり、カウントセンサ134は、変動入賞装置34の大入賞口内における一般入賞流路(特別入賞口を通過しない流路)に流入した入賞球を検出するセンサである。
【0021】
また、設定スイッチ135は、間接税として徴収する遊技価値(この場合には賞球であるが、カードの残額データ等であってもよい)の量や割合(即ち、間接税の税額や税率)を直接的又は間接的に決定する一つ又は複数のパラメータ(具体的は、後述する)を変更可能に設定する設定手段であり、例えば遊技制御装置100を構成するボードユニットなどに設けられたディップスイッチ或いはロータリースイッチなどよりなる。
また、発射検出センサ136は、図3に示すようにパチンコ機2内の発射レール30aの基端側に配置されて、発射レール30aに沿って発射される遊技球を1個宛検出するセンサである。また、ファール検出センサ137は、図3に示すようにパチンコ機2内のファール球回収部30bに配置されて、ファール球回収部30bから上皿17に回収される遊技球(即ち、ファール球)を1個宛検出するセンサである。
なお、発射レール30aに沿って発射されたものの、遊技領域31に打ち込まれずに戻ってきた遊技球が、上記ファール球としてファール球回収部30bに回収される構成となっている。また、上記発射検出センサ136、ファール検出センサ137は、この場合、パチンコ装置1の稼働状況を監視するため情報(稼働情報)を出力するセンサとして機能しており、稼働情報検出手段を構成している。なお、このような稼働情報検出手段は、本発明の必須要素ではない、例えば後述する変動表示ゲームの実行回数から稼働状況を監視する場合には、稼働情報(変動表示ゲームの実行回数)を検出するセンサ等は不要だからである
【0022】
一方、遊技制御装置100の出力インターフェース103からは、前述の普図表示器44、前述の始動入賞口33(普通変動入賞装置)を駆動する普電ソレノイド108、変動入賞装置34の開閉扉を駆動する大入賞口ソレノイド109、遊技店の管理装置に対して盤用外部情報(例えば、大当り信号等)を送信するための盤用外部端子110、前述の遊技盤10上のランプ52,53や特図始動記憶表示器43及び普図始動記憶表示器45などの制御を行う装飾制御装置111、スピーカ(図示省略)を駆動して効果音などの出力制御を行う音制御装置112、変動表示装置32を駆動制御する表示制御装置113、遊技球の排出を実行する排出ユニット(図示省略)を駆動制御する排出制御装置114、遊技店の管理装置等に対して後述する徴収データを送信するための徴収情報出力部115に信号が出力される。
なお、詳細については後述するが、遊技制御装置100から排出制御装置114には、賞球要求データを含む信号(賞球コマンド)が出力される。即ち、遊技制御装置100は、遊技盤10の各入賞口毎に設けられた入賞センサ131,133,134,A1〜ANにより遊技球の入賞が検出されると、原則的に、入賞口の入賞価値に対応して予め設定された賞球数の情報(賞球要求データ)を含む賞球コマンドを排出制御装置114へ送信する。そして、排出制御装置114では、この賞球コマンドを受信して、それに応じた分の遊技球が上皿17に排出されるように前記排出ユニットを制御する賞球排出制御を行う。
【0023】
また、遊技制御装置100の出力インターフェース103から表示制御装置113に対しては、表示制御情報(表示コマンド)が送信される。
表示制御装置113は、遊技制御装置100から送信される表示制御情報に基づき変動表示装置32の画像表示を制御する。例えば、変動表示ゲームを実行する際には、遊技制御装置100から停止図柄の組み合わせ(停止態様)のデータと、変動時間のデータとを含む表示制御情報が、この場合送信される構成となっており、表示制御装置113では、この停止態様と変動時間を満足する変動態様を選択して、表示装置32の変動表示領域に複数の特図(識別情報)を変動表示させて停止させる変動表示ゲームを行う構成となっている。
【0024】
D.遊技の概要
次に、パチンコ装置1(遊技機)で行われる遊技の概要や遊技の流れについて説明する。図4は、遊技全体の流れを示す図である。
まず、遊技開始当初の時点(或は遊技開始前の時点)では、図3に示すように客待ち状態となっており、客待ち画面の表示を指令する表示制御情報が遊技制御装置100から送信され、変動表示装置32の画面には客待ち画面(動画又は静止画)が表示される。
そして、ガイドレール2を介して遊技領域中に打込まれた遊技球が、特図の始動口(チャッカー)である始動入賞口33に入賞すると(即ち、始動入賞があると)、前述した変動表示を指令する表示制御情報が遊技制御装置100から送信され、変動表示装置32の表示画面の複数の変動表示領域において多数の特図(数字、文字、記号、模様等よりなるもの)が変動(例えば、スクロール)する表示(いわゆる変動表示)が行われて、変動表示ゲームが行われる。そして場合によっては、例えば特図の変動表示終了近くの時期に、遊技者に大当りへの期待感を与えるため、特別な態様での特図の変動表示(いわゆるリーチアクション)が行われる。
【0025】
そして、この変動表示ゲーム結果(停止した特図の組合せ)が特定表示態様(例えば、「7、7、7」などのゾロ目)であれば、その後に大当りと呼ばれる遊技者に有利な遊技状態(以下場合により、特定遊技状態という)となる。なお制御上は、例えば始動入賞があったことを条件として、大当り乱数の値が抽出記憶されて、この抽出記憶された乱数値と予め設定された判定値とが判定時に比較判定され、この比較判定結果に基づいて、予め大当りとするか否かが決定され、この決定に応じて上記変動表示が開始される。
また、いわゆる特図の時間短縮の制御が行われている場合には、特図の変動の開始から終了までの時間が通常よりも短縮され、その分だけ時間当たりの変動表示ゲームの頻度が実質的に増加して有利となる。また、いわゆる確率変動の制御によって大当りの確率が高確率に設定されていると、通常よりも大当りとなる確率が増加する。なお、上記特図の時間短縮や確率変動の制御が実行されている状態を、以下では場合により特殊遊技状態という。このような特殊遊技状態は、例えば大当たりとなる特図の組み合わせのうち、さらに特別な組み合わせ(例えば、「7、7、7」のゾロ目)になった場合に、大当たり後の通常状態(大当たり状態でない遊技状態)において発生するように制御される。
【0026】
上記大当り状態になると、変動入賞装置34の大入賞口の開閉扉が、規定時間(例えば、30秒)を越えない範囲内において、例えば10個入賞までの期間だけ一時的に開放される開放動作が行われる。そして、この開放動作は、継続入賞球の検出(継続センサ133による入賞球の検出)が行われることを条件に、例えば、16ラウンドまで複数回行われる。また、この大当たり状態では、大当たり状態を演出したり大当たりラウンド数などを遊技者に報知するための大当たり画面の表示を指令する表示制御情報が遊技制御装置100から送信され、表示装置12の表示画面では、このような大当たり中の表示が実行される。
また、上記特図の変動表示ゲーム中又は大当り中に、始動入賞口33にさらに遊技球が入賞したときには、特図始動記憶表示器43が点灯してこの場合4個まで記憶され、変動表示ゲーム又は大当りが終了した後に、その記憶(即ち、始動記憶)に基づいて上記特図の変動表示ゲームが繰り返されたり、客待ち状態に戻ったりする。
即ち、図4に示すように、変動表示ゲームが大当たりで終了すれば大当たり状態に移行し、変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行され、変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶がなければ客待ち状態に戻り、大当たりが終了して始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行され、大当たりが終了して始動記憶がなければ客待ち状態に戻る流れとなっている。
【0027】
一方、遊技中に、遊技球が普図始動ゲート35、36に入賞(通過)したときは、普図表示器44の普図(この場合、一桁の数字)の変動表示による普図の変動表示ゲームが行われる。そして、この変動表示ゲーム結果(停止した普図)が所定の態様(例えば、「7」)であれば、普図当りと呼ばれる遊技価値が付与される。
この普図当りになると、始動入賞口33の一対の開閉部材が逆ハの字に開いた開放状態に、例えば0.5秒程度保持される遊技が行われる。これにより、始動入賞口33に遊技球が入賞し易くなり、その分、特図の変動表示ゲームの実施回数が増えて大当りになる可能性が増す。なお、この普図当りとなった状態も、遊技者に有利な遊技状態の一種である。
また、上記普図の変動表示ゲーム中に、普図始動ゲート35、36にさらに遊技球が入賞したときには、普図始動記憶表示器45が点灯してこの場合4個まで記憶され、普図の変動表示ゲームの終了後に、その記憶に基づいて上記普図の変動表示ゲームが繰り返される。
【0028】
E.遊技設備全体構成
次に、パチンコ装置1(遊技機)を含む設備全体の構成(特に、間接税徴収システムとしての構成)の一例について、図5によって説明する。遊技店には、図5に示すように、パチンコ装置1が複数配列されてなる遊技島(図示省略)がホール内に一つ又は複数設置されるとともに、管理装置200が遊技店の管理室などに設けられるのが通常である。
管理装置200は、収集装置150を経由して各パチンコ装置1から送信される遊技情報(盤用外部情報など)や間接税の徴収データなどの信号を受信して、それら情報の出力や加工などを行う装置で、例えばパーソナルコンピュータシステムによって構成される。
この管理装置200は、受信した情報(受信し加工した情報含む)を出力する出力手段201と、受信した情報を記録する記録手段202と、受信した情報を加工する演算手段203とを備える。出力手段201には、例えば前記情報を表示するディスプレイなど、前記情報を印字するプリンタなど、或いは前記情報を信号として外部に送信する出力回路などが含まれる。また、記録手段202としては、前記情報を書き込んで記憶するメモリやハードディスクなどがあり得る。また、演算手段203は、例えばCPUを含むマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)であり、この場合には特に、例えば間接税の徴収データから間接税の納税金額などを演算する機能を有する。
【0029】
また、管理装置200は、間接税徴収に関する管理機関300(例えば、税務署など)のコンピュータシステムに、専用電話回線或いはインターネットなどのネットワークを介して接続され、間接税に関する情報(徴収データや納税金額など)を適宜送信可能となっていてもよい。
なお、収集装置150は、例えば各パチンコ装置1と管理装置200との間で通信を可能とするネットワーク構成手段(例えば、LANケーブルとLANケーブル接続用のハブなど)である。但し、収集装置150が、マイコン等の演算手段を含む構成とされ、単なる情報伝達の機能以外に、各遊技機から送信される情報のなんらかの加工を行う機能(例えば、各遊技機における間接税の徴収データの合計値を演算して管理装置200に送信する機能)を備えていてもよい。
【0030】
また、図5において、符号1aはパチンコ装置1に設けられた出力手段(徴収データ出力手段)を示し、符号1bはパチンコ装置1に設けられたバックアップ手段を示し、符号1cはパチンコ装置1に設けられた徴収手段を示し、符号1dはパチンコ装置1に設けられた演算手段(徴収データ演算手段)を示し、符号1gはパチンコ装置1に設けられた稼働監視手段を示し、符号1eはパチンコ装置1内又はパチンコ装置1外に設けられた表示装置(徴収データ表示手段)を示し、符号1fはパチンコ装置1内又はパチンコ装置1外に設けられた読取装置を示す。
【0031】
ここで、出力手段(徴収データ出力手段)1aは、間接税の徴収データを含む信号を、収集装置150を経由して管理装置200に送信したり、表示装置1eや読取装置1fに出力する要素であり、本例では前述のマイコン101と出力インターフェース103、或いはさらに徴収情報出力部115によって構成されている。また、バックアップ手段1bは、本例では前述のEEPROM101bである。また、徴収手段1cは、マイコン101の後述の制御処理機能(図6乃至7のステップS104〜S105又はステップS113〜S114等)によって実現されている。また、演算手段(徴収データ演算手段)1dは、間接税の徴収データを演算して生成する要素であり、やはりマイコン101の後述の処理機能(図7のステップS116)によって実現されている。また、稼働監視手段1gは、稼働情報検出手段である前述の発射検出センサ136及びファール検出センサ137の出力に基づくマイコン101の後述の制御処理機能(図6のステップS101〜S103等)によって実現されている。また、表示装置1eは、間接税の徴収データを含む情報を表示する表示手段であり、この場合例えば変動表示装置32によって実現される。また、読取装置1fは、バックアップ手段1b(EEPROM101b)に記録されているデータを管理機関300の調査員等が直接読み取るための手段であり、マイコン101と通信可能となるように例えば前記徴収情報出力部115を介してパチンコ機2に接続可能で、マイコン101にアクセスしてEEPROM101bのデータを読み出して表示する動作が可能な例えばポータブル端末である。このような読取装置1fが接続可能であると、管理機関による納税金額と徴収データの照合確認などが容易に可能となる。なお、このような読取装置1fを接続可能に設ける代わりに、表示装置1eにEEPROM101bのデータを表示させる操作が随時可能な操作部をパチンコ装置12に設けて、この操作部を管理機関300の調査員等が操作してデータを読み取るようにしてもよい。
【0032】
なお、表示装置1eは、本例のように遊技機内の表示手段によって構成されていてもよいが、遊技機外の設備(例えば遊技島側の設備)として設けられていてもよい。また、表示装置1eへの間接税の徴収データを含む情報表示は、上述したように人の操作に基づいて行われる構成でもよいが、例えば遊技制御装置100の制御によって所定のタイミング(例えば、後述する図7のステップS117の実行時など)で自動的に行われる構成でもよい。
【0033】
F.間接税の徴収機能
次に、本例のパチンコ装置1(遊技機)に備えられた間接税の徴収機能の原理や具体例について、説明する。
(a)間接税の徴収原理
本例の間接税の徴収原理は、遊技媒体としての遊技球の付与量を、設定された間接税分(税額などの量で設定されていてもよいし、税率などの割合で設定されていてもよい)だけ少ない量とする間接税徴収処理を実行することによって間接税を徴収するものである。なお本例では、上記間接税分の設定は、設定スイッチ135の操作によって容易に可能であり、また適宜変更可能となっている。また、上記間接税徴収処理は、この場合、遊技制御装置100が実行する後述のステップS104,S105(図6参照)やステップS113,S114(図7参照)によって具体的に構成されている。
【0034】
(b)間接税の徴収条件又は徴収タイミング
間接税の徴収タイミング或いは徴収条件(即ち、上記間接税徴収処理の実行タイミング或いは実行の前提となる条件)については、パチンコ機2の稼働状況に基づいて設定される。この場合具体的には、遊技球の実際の発射数からファールとなったファール球数を差し引いた値(以下、発射球数という。)が、設定スイッチ135により設定された所定量(例えば、100個)に到達したことを条件として、その後の賞球処理実行タイミングにおいて、設定スイッチ135により設定された間接税分に相当する所定個数(例えば、1個)の賞球を減らす間接税徴収処理が実行される。
このように、パチンコ機2の稼働状況に基づいて設定された徴収条件或いは徴収タイミングで間接税分を徴収する構成であれば、遊技の勝ち負けに特に関係なく、遊技の実行量に応じた課税がなされることになり、統一性や公平性等の面でより的確な間接税徴収が実現できる。
【0035】
(c)間接税の徴収量(或いは徴収単位)
間接税の徴収量は、上述したパラメータ(前記所定量や前記所定個数)が設定スイッチ135により直接設定される構成でもよいし、設定スイッチ135では、税額又は税率、或は賞球の徴収率などが設定され、これを実現する上述のパラメータが例えば遊技制御装置100の処理によって算出される態様でもよい。
また、間接税の徴収単位は、遊技球1個単位の徴収でもよいが、1回の入賞で排出される複数の遊技球(規定数個の遊技球)を1単位とする入賞単位の徴収(例えば、15個単位の徴収)でもよい。なお、1回の入賞で排出される遊技球の数が、入賞口などに応じて異なる値に設定されている場合(複数系統賞球の場合)には、例えばもっとも賞球数が多いものを徴収単位とする、或いはその都度徴収単位が異なるようにするなどの態様があり得る。
【0036】
(d)徴収データの生成及び出力
この場合遊技制御装置100は、間接税徴収処理を実行する度に、徴収した間接税分の累計値(日毎、又は総累計など)を少なくとも含む徴収データを算出し、この徴収データをバックアップ手段であるEEPROM101bに更新記憶するとともに、この徴収データを外部(少なくとも管理装置200)に送信する機能を有する。なお、徴収データの値は、賞球の数であってもよいし、賞球の数を金額(税額)やポイント数などに換算した値でもよいし、これら両方の値を徴収データとして算出し記憶又は出力する態様でもよい。
また、遊技制御装置100は、徴収データ等の現在値などを所定のタイミングで自動的に表示装置1e(例えば、変動表示装置32)に表示したり、図示省略
した操作部の操作に従って表示装置1eに表示する機能を有する。
【0037】
表示装置1eにおける徴収データ等の具体的な表示例としては、例えば図8(a)に示すように、その日の遊技球の発射球数(7200個)と徴収球数(72個)、及び徴収率(1.0%)とを表示する態様があり得る。また、図8(b)に示すように、その台で過去に徴収された賞球の総数(総徴収球数(TOTAL);17010個)と、その台でその日に徴収された賞球の総数(総徴収球数(本日);72個)とが、例えば所定のタイミングで自動表示されたり、図示省略した操作部を操作することによって表示される態様でもよい。
また、図8(a)と図8(b)に示すように異なる態様の表示の両方が、適宜自動表示されたり、操作部の操作に応じて切り替えて表示される構成でもよい。
【0038】
G.制御系の動作
次に、前述した遊技の進行や上述した間接税の徴収機能を実現するパチンコ装置1(遊技機)の制御内容の一例について、説明する。
(a)遊技制御装置のメイン処理
まず、遊技制御装置100(マイコン101)のメイン処理の概要を説明する。
電源が供給されリセット信号が解除されてマイコン101が起動すると、CPU104は、起動時のRAM106の初期化処理や割込の許可処理などを必要に応じて行った後、特図ゲーム処理を行う。この特図ゲーム処理では、変動表示ゲーム全体の統括的制御が行われる。即ち、変動開始条件成立時において、大当たり乱数や特殊遊技決定用乱数などの判定(後述するタイマ割込処理において抽出記憶した乱数値を判定値と比較して、大当たりとするか否かなどを判定する処理)や、大当たりの場合に大当たりフラグをセットする処理や、特図の停止図柄の組み合わせ(停止態様)を設定する処理や、特図の変動態様を設定する処理が行われる。ここで、変動開始条件成立時とは、客待ち状態で始動口入賞があって変動表示ゲームが開始される時、変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶があって再度変動表示ゲームが実行される時、大当たり状態が終了して始動記憶があって再度変動表示ゲームが実行される時の3種類がある。
また、この特図ゲーム処理では、特図の変動表示ゲームなどに関する各種出力データの編集処理への情報を設定する処理も行われる。即ち、例えば特図の変動表示ゲームの遊技状態に合わせて、表示制御装置120、装飾制御装置111、音制御装置112などへ送信する制御情報(コマンド)の内容(コマンドデータ)を設定する。
【0039】
次いで、普図の変動表示ゲームのための普図ゲーム処理を行う。即ち、普図の変動表示遊技の状態に合わせて音制御装置112、装飾制御装置111などへ送信する制御情報の内容を設定する処理などを行う。
次に、普図変動制御処理を行う。これは、普図ゲーム処理で設定された情報に基づいて、普図の変動表示ゲームのための制御情報のデータを送信領域にセットする処理である。
そして、上記普図変動制御処理の後には、盤用外部端子110の出力データ(大当たり信号、確率変動信号、図柄確定信号、賞球信号等)や、徴収情報出力部115の出力データ(徴収データの信号等)を設定する外部情報編集処理を実行する。
そして、この外部情報編集処理を経ると、前記特図ゲーム処理のステップに進み、特図ゲーム処理以降の処理がシーケンシャルに繰り返し実行される。
【0040】
(b)遊技制御装置のタイマ割込処理
次に、遊技制御装置100(マイコン101)のタイマ割込処理の概要を説明する。
このタイマ割込処理は、メイン処理におけるタイマ割込の起動処理で起動され、例えば0.5msec毎に実行される。
このタイマ割込処理では、まず、CPU104のレジスタのデータを退避させる。次に、入力処理を実行する。この入力処理では、前述の各センサ類(特図始動センサ131、普図始動センサ132、継続センサ133、カウントセンサ134、入賞口センサ1〜n(A1〜AN)、発射検出センサ、ファール検出センサなど)の検出信号の読み取りを実行する。具体的には、各センサの出力値をタイマ割込周期毎に判定し、同じレベルの出力値が規程回数(例えば、2回)以上継続した場合に、この出力値のレベルを各センサの検出信号の確定的な値としてを読み取る。なお、いずれかのセンサ或いはスイッチがオンしていることが読み取られると、それを示すフラグ(入力フラグ)がたてられる。
【0041】
次に、前述したメイン処理で設定された出力データを出力ポートに設定し出力する出力処理を実行し、次いで、前述のメイン処理や後述する賞球処理(図7)などで編集された各制御装置(表示制御装置113、排出制御装置114、音制御装置112、装飾制御装置111)への制御情報(コマンド)を送信する処理(コマンド送信処理)を実行する。
次に、このタイマ割込処理では、乱数更新処理を実行する。これは、大当たり乱数、特殊遊技決定用乱数、大当たり図柄乱数、はずれ図柄乱数、及び普図当り乱数の値をそれぞれ更新する処理である。なお、大当たり図柄乱数は、特図の変動表示ゲームの結果が大当たりとなる場合の特図の図柄の組合せ(特定の停止態様;大当たり図柄)を決定するための乱数である。また、普図当り乱数は、普図当たりとするか否かを決定するための乱数である。また、はずれ図柄乱数は、はずれ図柄を決定するための乱数である。
【0042】
その後、このタイマ割込処理では、スイッチ監視処理(センサ入力監視処理)を実行する。これは、前述の入力処理で設定される入力フラグを監視し、例えば特図始動センサ131の入力フラグが設定されていると、大当たり乱数や特殊遊技決定用乱数などの値を抽出し記憶する処理を実行するものである。
その後、このタイマ割込処理では、メイン処理を再開すべく、退避させたレジスタを復帰させ、割込を許可し、そして割込時に中断した処理に復帰(リターン)する。
【0043】
(c)稼働監視処理
次に、遊技制御装置100の稼働監視処理を説明する。なお、この稼働監視処理は、前記メイン処理(例えば、前記スイッチ監視処理内)において行われてもよいし、前記タイマ割込処理において行われてもよい。また、この稼働監視処理は、賞球を所定個数宛(例えば、1個宛)徴収するタイプの処理であるが、入賞単位で賞球を徴収する態様もあり得る。
処理が開始されると、ステップS101で、発射球が検出されたか否か(発射検出センサ136の入力フラグが設定されているか否か)を判定し、発射球が検出されていればステップS102に進み、検出されていなければこの稼働監視処理を終了する。
そして、ステップS102では、ファール球が検出されたか否か(ファール検出センサ137の入力フラグが設定されているか否か)を判定し、ファール球が検出されていなければステップS103に進み、検出されていればこの稼働監視処理を終了する。
次いで、ステップS103では、発射球数更新処理が行われる。この発射球数更新処理は、発射球数の記憶値を「1」だけ増加させる処理である。
次に、ステップS104では、発射球数の記憶値が所定量(例えば、100個)以上となったか否か判定し、所定量以上であればステップS105に進み、そうでなければこの稼働監視処理を終了する。
【0044】
そして、ステップS105では、徴収要求セット処理を実行する。この徴収要求セット処理は、予め設定された徴収要求データの設定値(例えば、賞球1個分)を、RAM106に設けられた対応するメモリエリアに加算記憶する処理である。徴収要求データとは、ステップS104までの処理で実現された稼働状況監視に基づいて徴収される間接税分に相当するデータであり、この場合具体的には、徴収される賞球の個数のデータである。なお、入賞単位の徴収の場合には、この徴収要求データとして、例えば入賞数を記憶してもよい。
次に、ステップS106では、発射球数の記憶値をゼロに初期化する。そして、ステップS106を経るとこの稼働監視処理を終了する。
【0045】
(d)賞球処理
次に、遊技制御装置100の賞球処理を説明する。この賞球処理は、前記メイン処理において行われてもよいし、前記タイマ割込処理において行われてもよい。
処理が開始されると、ステップS111で、RAM106の所定のメモリエリアに賞球要求データの値があるか否か(ゼロでないか否か)判定し、賞球要求データがあればステップS112に進み、なければこの賞球処理を終了する。なお、賞球要求データ(例えば、7個賞球、15個賞球といった賞球の排出を要求するデータ)は、例えば前記スイッチ監視処理において、入賞口への入賞を検出する何れかの入賞センサ(この場合、特図始動センサ131、継続センサ133、カウントセンサ134、或いは入賞口センサ1〜n(A1〜AN)のうちの何れかの)の前記入力フラグが設定されていると、その入賞に対応するデータが加算されて更新されるようになっている。
そしてステップS112では、RAM106の所定のメモリエリア内の賞球要求データを、例えば1排出単位(例えば、7個賞球、15個賞球といった排出個数分)だけ減算して更新する。排出が重複して行われないようにするためである。また、このステップS112では、減算した分の賞球数を、後述の賞球コマンド編集(ステップS118)に対する賞球要求数としてセットする。
【0046】
次いでステップS113では、RAM106の所定のメモリエリアに前記徴収要求データの値があるか否か(ゼロでないか否か)判定し、徴収要求データがあればステップS114に進み、なければステップS118に進む。
そしてステップS114では、後述の賞球コマンド編集(ステップS118)に対する賞球要求数のセット値を、1徴収単位の間接税分に相当する所定個数(例えば、1個)だけ減算して更新する。
次に、ステップS115では、RAM106の所定のメモリエリア内の徴収要求データを、例えば1徴収単位(この場合、例えば1個)だけ減算して更新する。徴収が重複して行われないようにするためである。
【0047】
次いでステップS116では、EEPROM101bに記憶保持されている徴収データを、ステップS115で減算した徴収要求データの分だけ加算して更新する。例えば、前述した図8(b)に示すように、徴収データとして総徴収球数(TOTAL)と総徴収球数(本日)とが設定されている場合には、これらの個数データをステップS115で減算した徴収要求データの分だけ増加させる。
次にステップS117では、ステップS116の演算により新たに更新され生成された徴収データを、管理装置200に送信したり、場合によっては表示装置1eや読取装置1fに出力するための情報設定処理(編集処理)を行う。なお、ここで設定された出力情報は、例えば、前述のメイン処理における外部情報編集処理や、前述のタイマ割込処理における出力処理やコマンド送信処理を経て、実際に管理装置200等に対して出力される。
【0048】
次いでステップS118では、ステップS112でセットされ、徴収要求がある場合にはステップS114でさらに更新された賞球要求数分だけ実際に排出を行うための排出制御装置114に対するコマンド(賞球コマンド)を編集する。 次にステップS119では、ステップS118で編集したコマンドのデータを送信領域にセットする。なお、ここでセットされたコマンドは、例えば前述のタイマ割込処理におけるコマンド送信処理を経て、実際に排出制御装置114に送信される。
【0049】
以上説明した制御処理によれば、遊技球を賞球として排出する遊技結果(何れかの入賞口への入賞)が生じると、遊技制御装置100(制御手段)の前記入賞処理において、原則的に遊技球の規定数の排出を要求する賞球要求データがこの場合RAM106内に設定される。そして、この賞球要求データは、前記賞球コマンドに含まれて排出制御装置114に送信され、これを受信した排出制御装置114は、この賞球要求データに基づいて前述した排出ユニットを駆動制御して規定数の排出を実際に実行する。
しかし、入賞発生時であっても、パチンコ機2の稼働状況に基づく徴収条件が成立しているとき(即ち、この場合には、前回の徴収条件成立直後からの発射球数が所定量に到達しているとき)には、前記賞球処理のステップS113,S114,S118など(即ち、間接税徴収処理)によって、賞球排出数が所定個数(間接税分)だけ少なく制御されて、結果的にこの所定個数の遊技球の排出が実行されなくなり、その分が間接税分として徴収されたことになる。そして、徴収された分の賞球数はステップS116で加算記憶されて、徴収された間接税分の累計値を少なくとも含む徴収データが生成され、生成された徴収データはステップS117により管理装置200等に対して出力される。
【0050】
以上説明した本実施の形態の遊技機によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)遊技場の設備(この場合、パチンコ装置1)が自動的に間接税分の賞球を減らして徴収する間接税徴収処理を実行する機能を備えるため、遊技店が間接税分を遊技者に課すために景品交換の交換率の調整や釘調整といっためんどうな作業を行う必要がなくなり、遊技店の税金処理負担が削減できる。
(2)遊技設備の処理機能として間接税分の賞球が徴収されるので、賞球を減らす条件や割合を所望の条件や値に設定することで、間接税の税率や税制度の趣旨に合致した公平で的確な徴収(遊技者への課金)が容易に可能となる。特に、釘調整などによる従来の徴収方式(遊技者への課金方式)に比べて、遊技店間或いは遊技機間でのばらつき(或いは時間的なばらつき)のない安定的かつ統一的な徴収が可能となる。
【0051】
(3)また、各遊技機の稼働状況(この場合、発射球数)に基づいて、当該遊技機で遊技する遊技者に付与される遊技価値を間接税分だけ減らす間接税徴収処理を実行するので、遊技の勝ち負けに特に関係なく、遊技の実行量に応じた課税がなされることになり、統一性や公平性等の面でより的確な間接税徴収が実現できる。
(4)特に本形態例では、前記稼働状況が遊技機の稼働量(具体的には発射球数)であり、遊技機の稼働量が設定された所定量に到達すると(発射球数が例えば100個になると)前記間接税徴収処理が実行される態様となっている。このため、遊技機の所定の稼働に対して確実に設定どおりの課税が実現されることになる。
【0052】
(5)また本実施の形態では、遊技機の稼働状況(稼働量)を発射球数に基づいて監視しているため、稼働状況の的確な監視が可能となり、ひいては間接税徴収の的確性もより向上する。遊技媒体の発射は、遊技媒体を遊技領域に打ち込んで遊技を行う遊技機の場合、遊技進行上の必須動作であり、遊技中は通常継続的に繰り返し行われるからである。
(6)また本実施の形態では、徴収する間接税の税額や税率を直接的又は間接的に決定する一つ又は複数のパラメータ(例えば、前記間接税分の設定値、前記所定量など)を、変更可能に設定する設定手段(設定スイッチ135)を備えている。このため、税率の変更などに伴う賞球の徴収量又は徴収率の設定変更が容易に可能であり、遊技店の税金処理負担がさらに削減できる。
【0053】
(7)しかもこの場合には、前記間接税徴収処理により徴収された間接税分の累計値(日毎、又は総累計など)を少なくとも含む徴収データが、遊技制御装置100の処理によって算出される。また、算出された徴収データは、バックアップ手段(EEPROM101b)によって不揮発的に記憶保持可能であり、外部装置(管理装置200等)に出力可能であるとともに、徴収データ表示手段(表示装置1e)によって表示することも可能である。このため、徴収データを遊技店の税務担当者等が計算する必要がなく、また記録しておく必要も必ずしもなく、必要に応じて外部装置又は徴収データ表示手段によって適宜読み取ることが可能であって、極めて便利となる。
【0054】
なお、本発明は上記実施の形態に限られず、各種の変形,応用があり得る。
まず、遊技球(パチンコ装置1)の稼働状況は、遊技媒体の発射数に限られず機内又は機外の他の情報から監視してもよい。
例えば図9に示すように、前述の制御系(図2)における発射検出センサ136やファール検出センサ137の代わりに、外部から供給される稼働情報(遊技機の稼働状況を監視するための情報)を遊技制御装置100に入力する稼働情報入力部138を設け、機外からの稼働情報に基づいて遊技機の稼働状況を監視するようにしてもよい。なお、外部からの稼働情報の発生元としては、図10に示すように、補給数計数部401やOUT数計数部402などの遊技島側の機器があり得る。このうち、補給数計数部401は、前述した上部タンク(排出用貯留部)に補給される遊技球の数(即ち、遊技媒体の補給数)をカウントするもので、この補給数を稼働情報としてもよい。また、OUT数計数部402は、遊技領域に打ち込まれてセーフ或いはアウトになった後に機外に排出される遊技球の数(即ち、遊技媒体の機外への排出数)をカウントするもので、この排出数を稼働情報としてもよい。また、遊技機外から稼働情報を入力する場合には、図10に示すように直接入力するようにしてもよいが、管理装置200を経由して入力される態様でもよい。
また、封入式の遊技機(例えば、遊技用の遊技媒体が遊技領域に打ち込まれた後に機内に回収され機内で循環使用されるタイプの遊技機)の場合には、上記OUT数計数部402の代わりに、機内に回収される遊技媒体の数(即ち、遊技媒体の回収数)を検出する手段(回収数検出手段)を設けて、この回収数検出手段の出力を稼働情報としてもよい。
また、前述した変動表示ゲームの実行回数(いわゆる特図変動のスタート数に相当)を稼働情報として利用してもよい。
【0055】
また、上記実施の形態では、遊技機の稼働量(具体的には、遊技球の発射数)に基づいて例えば図11(b)に示すように間接税徴収処理を行っているが、遊技機の稼働時間に基づいて例えば図11(a)のように間接税徴収処理を実行するようにしてもよい。なお、図11(a)は、稼働時間が1分に到達する毎に、
間接税徴収処理を実行する態様である。また、遊技機の稼働時間は、遊技機が稼働中であることをなんらかの稼働情報から判断し、この稼働中である時間をカウントすることによって求められる。例えば、遊技球の発射が設定最大周期よりも短い間隔で繰り返し実行されているときには、稼働中であると判断され、このように判断されている時間をカウントすればよい。
また、上記実施の形態では、遊技機の稼働量又は稼働時間が設定された所定量又は所定時間に到達すると(即ち、到達時又は到達した後のタイミングで)、間接税徴収処理を実行する態様であるが(図11参照)、遊技機の所定単位の稼働量又は稼働時間に対して、当該稼働量又は稼働時間の到達前(当該稼働の開始前も含む)のタイミングで間接税徴収処理を実行する態様でもよい。例えば、遊技機の稼働が開始されると、すぐに設定量の間接税分が徴収される間接税徴収処理が実行され、その後、稼働量が所定単位量に到達する毎に、同様の間接税徴収処理が繰り返し実行される態様でもよい。この構成であると、間接税徴収が事前に行われることになるので、例えば所定単位の稼働量の終了直前に、台(遊技機)を変更した遊技者(或いは、遊技を止めた遊技者)からも確実に間接税が徴収できる利点が得られる。
【0056】
また、上記実施の形態では、賞球を減らすことによって間接税徴収処理を実現しているが、間接税徴収処理の態様はこれに限定されない。
例えば、上皿17又は下皿26(遊技用貯留部)内の遊技球(遊技媒体)、又は上皿17から発射装置に供給される途中の遊技球を機内に取り込むことが可能な徴収機構を設け、この徴収機構によって設定された間接税分だけ遊技球(遊技価値)を機内に取り込むことによって間接税徴収処理を実現してもよい。但しこの場合には、徴収機構が必要になる分だけ、遊技機の機械的構成が複雑になり、現行機の改造も困難になるので、そのような観点からは、賞球を減らす態様、或いは後述のデータ操作による間接税徴収処理が優れている。
【0057】
また、記録媒体応答手段(例えば、図1の玉貸機3のリーダライタ)による遊技価値特定情報記録媒体(磁気カードやICカードなど)との応答に基づいて、前記遊技価値特定情報で特定される遊技価値のデータ(遊技球や景品に交換可能な遊技球数や金額やポイント数などのデータ)、或いは前記遊技価値特定情報で特定される遊技価値のデータに対して加算又は減算されるデータ(賞球或いは貸球のデータなど)を、間接税相当分だけ調整する(即ち、減算又は加算する)ことによって間接税徴収処理を実現することもできる。即ち、遊技者が持つカードなどで特定される遊技価値データを、間接税相当分だけ直接的又は間接的に減らすことによって、間接税徴収処理を実現してもよい。
このように、遊技価値データを操作すること、或いは前述したように賞球数を減らす制御を行うことによって、間接税徴収処理を行えば、ソフト的な改造のみによって現行機においても容易に間接税徴収処理が可能となる利点がある。
また、以上説明した間接税徴収処理の各種態様であれば、例えば遊技球の貸出時やカードの発行時に遊技者が入金額を間接税分だけ多く支払うことで間接税を徴収する方式に比べ、遊技者が小銭を用意する必要もなく、遊技店側が小銭のつり銭返却機能を玉貸機やカード発行機に設ける必要もないという優れた利点が得られる。
【0058】
また、本発明の稼働監視手段や徴収手段は、前述した実施の形態のように遊技機内の処理手段等によって構成されている態様に限定されないことはいうまでもない。例えば、管理装置に各遊技機の稼働情報が送信され、管理装置において各遊技機の稼働状況が監視されるとともに、各遊技機で遊技する遊技者の例えば遊技価値データが操作されて、間接税徴収処理を実現する態様(即ち、管理装置が稼働監視手段と徴収手段の両方を構成する態様)でもよい。また、管理装置又は遊技機の一方が稼働監視手段として機能し、他方が徴収手段として機能する構成、或いは管理装置と遊技機の両方の処理機能が連携して稼働監視手段や徴収手段としての機能を実現する態様もあり得る。また、例えば遊技島の設備で稼働監視手段としての機能、或いは徴収手段としての機能が実現される態様などもあり得る。
【0059】
また本発明は、例えば、プリペイドカード方式のパチンコ機が設置された遊技場に適用することもできるし、クレジット方式のパチンコ機が設置された遊技場に適用することもできる。或いは、いわゆるパチスロなどのパチンコ機以外の遊技機が設置された遊技場に適用することも当然可能である。遊技機の構成、機種はどのようなものでもよい。また、複数種の遊技機が混在する遊技場に適用することもできる。
また、遊技者に対する遊技価値の付与は、必ずしも賞球などの遊技媒体の付与に限られず、例えば、磁気カードやICカードなどへデータ(遊技媒体の量や景品の価値などに相当するデータ)が記録されることで、遊技価値が実質的に付与される態様でもよい。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、遊技場の設備が自動的に間接税分の遊技価値を減らして徴収する間接税徴収処理を実行する機能を備え、遊技機は遊技媒体を発射装置によって発射して遊技領域に打ち込んで遊技を行うものであり、遊技者が遊技に使用する遊技媒体を貯留するための遊技用貯留部を備えており、徴収手段は遊技用貯留部から発射装置に供給される遊技媒体を、設定された間接税分だけ遊技価値として機内に取り込むことによって間接税徴収処理を実現するようにしたので、遊技店が間接税分を遊技者に課すために景品交換の交換率の調整や釘調整といっためんどうな作業を行う必要がなくなり、遊技店の税金処理負担が削減できる。
特に、遊技球の貸出時やカードの発行時に遊技者が入金額を間接税分だけ多く支払うことで間接税を徴収する方式に比べ、遊技者が小銭を用意する必要もなく、遊技店側が小銭のつり銭返却機能を玉貸機やカード発行機に設ける必要もないという優れた利点が得られる。
また、遊技設備の処理機能として間接税分の遊技価値が徴収されるので、遊技価値を減らす条件や割合を所望の条件や値に設定することで、間接税の税率や税制度の趣旨に合致した公平で的確な徴収(遊技者への課金)が容易に可能となる。特に、釘調整などによる従来の徴収方式(遊技者への課金方式)に比べて、遊技店間或いは遊技機間でのばらつき(或いは時間的なばらつき)のない安定的かつ統一的な徴収が可能となる。
しかも本発明は、遊技機の稼働状況に基づいて、当該遊技機で遊技する遊技者が保有する遊技価値又は遊技者に付与される遊技価値を間接税分だけ減らす間接税徴収処理を実行するので、遊技の勝ち負けに特に関係なく、遊技の実行量或いは実行時間に応じた課税がなされることになり、統一性や公平性等の面でより的確な間接税徴収が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ装置の外観を示す正面図である。
【図2】 パチンコ装置の制御系統を示す図である。
【図3】 パチンコ装置の内部構成を示す図である。
【図4】 遊技の流れを示す図である。
【図5】 遊技場の設備全体を示すブロック図である。
【図6】 稼働監視処理を示すフローチャートである。
【図7】 賞球処理を示すフローチャートである。
【図8】 徴収データ等の表示例を示す図である。
【図9】 パチンコ装置の制御系統(他の形態例)を示す図である。
【図10】 稼働情報検出手段を説明する図である。
【図11】 間接税徴収タイミングを説明する図である。
【符号の説明】
1 パチンコ装置(遊技機)
1a 出力手段(徴収データ出力手段)
1b バックアップ手段
1c 徴収手段
1d 演算手段(徴収データ演算手段)
1e 表示装置(徴収データ表示手段)
32 変動表示装置(変動表示手段、徴収データ表示手段)
100 遊技制御装置
101 遊技用マイコン(徴収手段、稼働監視手段)
101b EEPROM(バックアップ手段)
115 徴収情報出力部(徴収データ出力手段)
135 設定スイッチ(設定手段)
136 発射検出センサ(稼働情報検出手段)
137 ファール検出センサ(稼働情報検出手段)
401 補給数計数部(稼働情報検出手段)
402 OUT数計数部(稼働情報検出手段)

Claims (1)

  1. 入賞口に遊技球が入賞すると遊技者に遊技価値を付与する遊技機、を有する遊技場における間接税徴収システムであって、
    前記遊技機の稼動量を監視する稼動監視手段と、
    前記稼動監視手段による前記遊技機の稼動量が所定量に到達した状態で当該遊技機の入賞口に遊技球が入賞すると、当該遊技機で遊技する遊技者が保有する遊技価値から間接税分を減らす間接税徴収処理を実行する徴収手段と、
    を備え、
    前記遊技機は、遊技媒体を発射装置によって発射して遊技領域に打ち込んで遊技を行うものであり、遊技者が前記遊技に使用する遊技媒体を貯留するための遊技用貯留部を備えており、
    前記徴収手段は、前記遊技用貯留部から前記発射装置に供給される遊技媒体を、設定された間接税分だけ前記遊技価値として機内に取り込むことによって前記間接税徴収処理を実現することを特徴とする間接税徴収システム。
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