JP4198317B2 - 最小侵襲的医療用回収装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は外科的装置、特に石、結石、凝固物、異物などを捕捉し、人間または獣医学上の患者からこれらを抽出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
身体の種々の器官および通路は、石、結石などを発生することがある。例えば、胆石は米国では一般的な問題であり、胆石炎症の最も数多い原因である。結石および胆管系の他の部分にある凝固物も一般的である。同様に、石、結石、凝固物などは、腎臓または泌尿器系全体で、その尿管やその遠位側ばかりでなく、尿細管や大および小腎杯でも発生する可能性がある。
【0003】
胆管および泌尿器系から石、結石、凝固物などを除去する、さらに体内の種々の位置から異物を除去または回収するため、侵襲性が最小の外科的処置が開発されてきた。このような処置は、例えば胆嚢摘出などの開放性外科的処置の実施を回避する。侵襲性が最小の処置は、代わりに経皮的にアクセスすることができ、石、結石、凝固物、異物などを経皮的に挿入したアクセス用シースを通して除去する。石、結石、凝固物、異物などが見られる特定の系および系の特定の位置に応じて、幾つかのアクセス経路が適切である。
【0004】
特定のアクセス経路に関係なく、経皮的抽出は往々にしてカテーテルまたは同様の装置を使用して、石、結石、凝固物、異物などと噛み合わせ、除去することに基づく。このようなカテーテルおよび装置は通常、中空な可撓性シースおよびシースの中に配置するがそこから伸縮可能である複数の円形または平坦なワイヤを含む。ワイヤは、ワイヤをシースから延長させると、回収すべき目的物と噛み合うバスケットまたは鉗子などの手段を形成するよう結合または配置される。噛み合い手段(例えばバスケット)は、ワイヤをシース内に引っ込めることにより折り畳むことができる。螺旋形のバスケットにより、石などをバスケットの側部から入れることができ、開放端の(「卵ホィップ」)バスケットは、石などに頭からアプローチすることができる。他の回収器具および把持器には鉗子、または除去すべき本体を囲むループまたはスネアがあり、ループまたはスネアは円形または平坦なワイヤで作成する。
【0005】
円形または平坦なワイヤのバスケットを含む回収装置は、一時は成功を収めたが、幾つかの欠点がある。例えば、螺旋形の石抽出器バスケットは、平坦なワイヤでの生産に成功したことがなく、成功したのは円形ワイヤのみであると考えられている。しかし、平坦なワイヤは、これを組み込んだバスケットの方が、使用中の捻りに対する抵抗が優れているという利点を有する。さらに、外科的技術が進歩し、比較的直径が小さい内視鏡用アクセサリ通路が開発される一方、石抽出バスケットに組み込まれる円形ワイヤの直径を削減する努力は、残念ながら同様の成功を収めていない。実際には、円形ワイヤの有効最小直径は(ステンレス鋼のワイヤでも)、約0.007から0.010インチ(約0.178から0.254mm)に留まっている。円形または平坦なワイヤを含むシースまたはカニューレの内側には無駄になる空間が大きいので、このようなワイヤの有効直径に対する制限のため、小さい直径の有用な螺旋形石抽出器、特に外径(つまりワイヤを含むシースまたはカニューレの直径)が約1.7フレンチ(0.022インチつまり0.56mm)未満の抽出器が開発できなかった。これより小さい直径、特に1フレンチ未満の直径を有する回収装置を開発すれば、より大きい既存の装置で到達できる位置より体内の深い位置から石、結石、凝固物、異物などを除去することができる。
【0006】
したがって、石、結石、凝固物、異物などを捕捉し回収するため、既存の回収または抽出装置の外径よりはるかに小さい全体的外径を有する装置があれば非常に望ましいことが明白である。このような装置が、平坦なワイヤで得られる捻りおよび曲げに対する優れた抵抗力を呈しながら、螺旋状の円形ワイヤ、または直線の花形状の平坦なワイヤで形成し維持することができるワイヤを有するバスケットまたは把持器を含むことも非常に望ましい。また、螺旋形バスケット、または直線の花形状バスケットの楔形ワイヤの一部が、把持器を形成することができる。外径が1フレンチ(0.33mm)未満、わずか0.5フレンチ(0.17mm)で、許容可能なバスケットの強度および許容可能な捕捉、除去、抽出または回収特性を保持するこのような装置があれば、特に望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は新規な最小侵襲的医療用回収装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、体内の種々の位置から石、結石、凝固物、異物などの目的物を捕捉および抽出、回収または除去するのに特に有用である本発明の最小侵襲的医療用回収装置により解決される。本発明の装置は、最も単純に言うと、シースの内部に挿入するワイヤ・アセンブリを特徴とし、ワイヤ・アセンブリは、ワイヤを配置するシースの断面積をほぼ満たすよう、シース内に隣接して配置する少なくとも3本のワイヤを含む。
【0009】
ワイヤはほぼ楔形であることが好ましく、これが従来技術の抽出または回収装置の円形または平坦な形状のワイヤに取って代わるので有利である。ワイヤがほぼ楔形であると言う場合、それは直線または湾曲した側部を有し、これが先端で合う、または合わない扇形の部品であると考えることができる。シースまたは管状部材の中のワイヤは、一括して、ほぼ円筒の形状でシースまたは部材をほぼ満たすものとする。ワイヤは全てほぼ楔形であるか、あるいは種々の形状で、ワイヤ1本のみほぼ楔形であってもよい。楔形ワイヤに隣接するワイヤは、シースまたは部材の未占有空間が最小であるよう形状が順応することが好ましい。各ワイヤがほぼ楔形であることが好ましい。ワイヤが湾曲した側部を有し、先端がない場合、砕片を収容して、これを安全に除去するために空間を使用することができる。本発明に使用する楔形ワイヤは、思いがけなく、円形ワイヤと平坦な形状のワイヤ両方の有用な特性の組合せを有し、抽出または回収装置の全径が、円形または平坦なワイヤを含む場合に可能な直径よりはるかに小さい場合でも、この良好な特性の組合せを維持する。
【0010】
本発明は、装置が既存の回収または抽出装置の外径よりはるかに小さい全体的外径にできる点で、従来技術より特に有利である。本発明の回収装置は、わずか0.5フレンチ(0.17mm)の外径にすることができる。これは、約1.7フレンチ(0.56mm)の直径という現在の実際的な下限の3分の1未満であり、既存の装置で到達できる位置より体内のはるかに深い位置から石、結石、凝固物、異物などを捕捉し抽出、除去および/または回収できることが明白に予想される。このように直径が小さくても、楔形ワイヤから形成したバスケットまたは把持器は、同時に、平坦なワイヤで得られる良好な捻りおよび曲げに対する抵抗を呈しながら、螺旋形状の円形ワイヤまたは平坦なワイヤで形成し、維持することができる。また、ほぼ楔形のワイヤを有する螺旋、直線または花形のバスケットの部分で、把持器を形成することができる。
【0011】
本発明の装置は、このように劇的に削減した全径でも、許容可能なバスケット強度および許容可能な捕捉および回収特性を有する。直径が小さくなると、患者の体内に装置を導入し、操作する間、患者が不快になる危険および組織を誤って損傷する危険が低下することも予想されることは言うまでもない。
【0012】
本発明の回収装置は、幅広い処置、特に最小侵襲的処置に用途があることが判明した。したがって、装置の好ましい実施態様は、泌尿器処置の回収器または抽出器であるが、本発明は、胆管処置、血管処置、および体内の種々の空隙からの異物回収に有用であることも予想される。さらに、楔形ワイヤの遠端を螺旋形バスケットに形成することが好ましいが、本発明はワイヤを多種多様な他の従来の把持または捕捉構造に形成することも含む。
【0013】
第1の態様では、最小侵襲的医療用回収装置は、シースに挿入するワイヤ・アセンブリを備え、アセンブリはシース内に隣接して配置する少なくとも3本のワイヤを含む。ワイヤの少なくとも1本はシースに対して縦方向に移動可能であり、各ワイヤは、目的物と噛み合って体内から除去できるバスケットなどの手段をまとまって形成する遠位部分を有する。シースは、所定の断面積の内部を有し、ワイヤがシースの内部の断面積をほぼ満たす。ワイヤの少なくとも1本が楔形を有し、楔形ワイヤの側部が隣接するワイヤの側部と一致することが好ましい。装置はさらに、自身内に少なくとも3本のワイヤを隣接して配置するための内部を有するシースを含む。「隣接」とは、少なくとも3本のワイヤが並んで存在し、好ましくは互いに平行であるが、互いに同軸ではない、つまり軸が一致しない、という意味である。「目的物」は非常に広い意味で使用され、腎石、腎臓および尿路結石および凝固物、胆石、胆結石および凝固物、以前に埋め込んだ医療用装置(例えば血管系に通じる強心薬およびペースメーカー)の破片などの異物などを含む。そのため、ワイヤの遠端を互いに結合し、このようにして形成された噛合い手段が、目的物を捕捉できるバスケットを含む。バスケットは螺旋形であることが、より好ましい。
【0014】
別の態様では、医療用回収装置は、シースおよびシース内に隣接して配置された少なくとも3本のワイヤから成る。ワイヤの少なくとも1本はシースに対して縦方向に移動可能であり、少なくとも3本のワイヤは遠位部分を有し、目的物と噛み合って体内から目的物を除去可能にするバスケットなどの手段をまとまって形成する。回収装置のワイヤの少なくとも1本はほぼ楔形であり、隣接するワイヤの形状に一致して、シースの断面積をほぼ満たす。
【0015】
本発明の最初の2つの態様は、3本から6本の楔形ワイヤを含むことが好ましく、3本であることがさらに好ましい。シースは、所定の断面積の内部を有し、少なくとも3本のワイヤがシースの内部の断面積をほぼ充填することも好ましい。「ほぼ」とは、少なくとも3本のワイヤを構成する材料で満たされた所与の断面積について、少なくとも3本のワイヤを、同じ材料で満たされた同じ断面積を有する同数の円形ワイヤが組み込まれるより小さい径の円に組み込める、という意味である。「ほぼ」とは、ワイヤ間および/またはワイヤとシースとの間に少量の空間を残すことができ、装置に意図された特定の使用法を容易にする、という意味であることがさらに好ましい。例えば、1本または複数のワイヤがシースに対して摺動できるには多少最低限の余地が必要であり、ワイヤをまとめて噛合い手段の近位側に固定できるには、多少最低限の余地が必要である。折り畳んでシース内の2カ所に配置される1本のワイヤは、本発明では2本の別個のワイヤと見なすものとする。シースは直径が約0.5フレンチ(0.17mm)から約6.0フレンチ(2mm)であることが好ましく、約1.7(0.56mm)から約3.0フレンチ(1mm)の直径であることがさらに好ましい。
【0016】
ワイヤは、ステンレス鋼、ニチノールまたはポリマー複合材で構成することができる。「ポリマー複合材」は、繊維状または粒状充填剤を組み込んだポリマーまたはプラスチック材料を含む。本発明では除外しないが、ポリマーおよびプラスチック材料はそれ自体、本発明の実践に好ましいサイズの範囲で機能するのに必要な強度に欠けると一般に予想されている。この予想は、さらに剛性のポリイミド/ポリアミド材料にも当てはまる。
【0017】
本発明の最初の2つの態様は、シース内に配置され、部分的に少なくとも3本のワイヤを含むか取り付けるカニューレも含むことができる。カニューレは、特定の最小侵襲的回収の動作を実行するのに適した医療用等級の材料で構成する。カニューレはステンレス鋼で構成することが最も都合がよい。少なくとも3本のワイヤがシースに対して一緒に移動するよう意図された場合、ワイヤは、例えば個々のワイヤそれぞれの間、こよび個々のワイヤとカニューレとの間に配置したはんだによって、その長さに沿って途中まで、噛合い手段の近位側にまとめて固定することが好ましい。
【0018】
第3の態様では、本発明はこのような要素の特定の組合せから成る、上記で開示したタイプの装置を指向する。特に、第3の態様では、本発明は患者の体内から目的物を除去する最小侵入的医療用回収装置であって、シースと、シース内に隣接して配置された3本から6本の楔形ワイヤとを含み、ワイヤの少なくとも1本がカニューレに対して縦方向に移動可能であり、ワイヤがそれぞれ、目的物を捕捉し、患者から除去できるよう、まとまって螺旋形バスケット、または直線、花形バスケット、または開放した螺旋形または直線の花形構造を形成する遠位部分を有し、さらにシース内に配置され、部分的に楔形ワイヤを含むカニューレを含み、シースは所定の断面積の内部を有し、楔形ワイヤがシースの内部の断面積をほぼ満たし、ワイヤがステンレス鋼またはニチノールで構成され、その長さに沿って途中まで延在して個々の楔形ワイヤそれぞれの間、および楔形ワイヤとカニューレとの間に配置されたはんだによって螺旋形バスケットの近位側にまとめて固定され、シースが約0.5フレンチ(0.17mm)から約6.0フレンチ(2mm)の直径である装置を指向する。
【0019】
最後の態様では、本発明は、シース、およびシース内に隣接して配置された少なくとも3本のワイヤを含み、少なくとも3本のワイヤのうち少なくとも1本がカニューレに対して縦方向に移動可能であり、少なくとも3本のワイヤがそれぞれ、目的物と噛み合って患者から除去可能にする手段をまとまって形成する遠位部分を有し、シースは所定の断面積の内部を有し、少なくとも3本のワイヤがシースの内部の断面積をほぼ満たす、患者の体内から目的物を除去する最小侵襲的医療用回収装置を指向する。本発明のこの態様では、ワイヤは楔形である必要はなく、シースを満たして回収装置の断面積を最小にする任意の断面を有することができる。しかし、上記で定義したような「隣接して」は、本発明の以上の3つの態様のいずれからも、ワイヤが中空で互いに同軸に配置される構成を必然的に除外する。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1〜図3には、患者から目的物を除去する、本発明による最小侵襲的医療用回収装置10が図示されている。回収装置10はまず、外部シース(好ましくは可撓性)、スリーブ、管、カテーテル、カニューレなどを備え、その全てを概ねシース12で表す。シース12は、所定の断面積の内部26を有する。シース12は、目的物を除去すべき身体の位置で使用するのに適した任意の医療用等級材料で構成することができる。シースなどの構造は概して当技術分野で知られ、シース12の構造に関するさらなる詳細は、本明細書では述べる必要がなく、このような構造は回収装置10を用いる用途に依存するので特にそうである。しかし、回収装置10はさらに、シース12を患者の体内に導入するのを容易にするため、従来の導入器シース(図示せず)を備えることができる。
【0021】
回収装置10は次に、シース12の内部26に隣接して配置された少なくとも3本のワイヤ14を含むワイヤ・アセンブリを備える。ワイヤ14はそれぞれ遠位部分16を有し、ワイヤ14の遠位部分16はまとまって、目的物と噛み合って患者から除去できるようにする手段18を形成する。少なくとも1本、好ましくは全てのワイヤ14は、シース12に対して縦方向に移動可能であり、したがってシース12を患者に導入した後(図14)、噛合い手段18はシース12から延長することができる。ワイヤ14は、目的物を回収すべき部位に導入するのに適し、目的物の確実な把持、抑制および/または除去に適した可撓性および強度を有する任意の医療用等級材料で構成することができる。ワイヤ14は、ステンレス鋼またはニチノール(後者は好ましくは超弾性状態である)などの金属で構成することが好ましい。しかし、ワイヤ14は、繊維状または粒状充填剤を組み込んだポリマーまたはプラスチック材料など、適切な強度の合成材料で構成することもできる。このような合成材料は、本発明に有用なポリマー複合材の例である。本発明の使用から排除されないが、このような充填剤のないポリマーおよびプラスチック材料は、本発明に使用するには恐らく好ましくないことに留意されたい。これらは、本発明の実践に好ましい直径範囲で適切に機能するために必要な強度がないと考えられる。これは、ポリイミド/ポリアミドなどの比較的剛性の材料にも当てはまると考えられる。
【0022】
本発明の回収装置10は、2つの方法で特徴づけることができる。第1に、本発明は、ワイヤ14がシース12の内部26の断面積をほぼ満たすことを特徴とすることができ、「ほぼ」は上記で示した意味を有する。このようにほぼ満たすと、可能な限り多くの固体材料がシース12の断面輪郭に詰め込まれ、その結果、シース12が、ワイヤ14に使用する材料の量に可能な最小径を有する。本発明のこの最初の特徴づけでは、ワイヤ14の断面形状は本発明の実践にとって非常に重要ではない。しかし、ワイヤ14はそれぞれ断面が楔形またはパイ形であることが好ましい。他の形状、特に互いに対して自由に縦方向に摺動できる形状も、シース12の内部26の断面積がほぼ満たされた状態にある限り、本発明に有用であると予想される。
【0023】
あるいは、本発明は、ワイヤ14がそれぞれ楔形またはパイ形の断面であり、この場合もシース12の断面輪郭を最小にすることを特徴とすることができる。ワイヤがほぼ楔形であると言う場合、これは先端で合う、または合わない直線または湾曲した側部を有する扇形部品であると見なすことができる。シースまたは管状部材の中にあるワイヤは、一括してほぼ円筒形であり、シースまたは部材をほぼ満たすものとする。ワイヤは全てがほぼ楔形の形状であるか、種々の形状で、1本のワイヤのみが楔形に近くてもよい。楔形ワイヤに隣接するワイヤは、部材内の未占有空間が最小になるよう、形状が一致することが好ましい。
【0024】
図9は、図2と同様に、本発明の別の好ましい実施態様の断面図を示し、ここで楔形ワイヤ14は直線の側部のみを有するのではない。装置10のこの形態は、側部が任意の曲線および/または直線の形状をとることができる楔形ワイヤを有する。ワイヤは、内側または外側にテーパを設けることもできる。ワイヤが湾曲した側部を有し、先端がない場合、破砕を収容し、それを安全に除去するために、空間を使用することができる。
【0025】
本発明の回収装置10は、3本から6本のワイヤ14を含むことが好ましい。3、4、5および6本のワイヤ14を有する装置の断面図を、それぞれ図2、図5、図6および図7に示す。本発明に使用する楔形ワイヤ14は概して市販されていないので、費用を節約するため、1本の回収装置10に使用する個々のワイヤ14は互いに等しい、つまりそれぞれが同じ頂点の角度を有することが非常に好ましい。しかし、本発明は、異なるワイヤが特に有用な特性を有する噛合い手段18を生成する限り、1本の回収装置10に異なる頂点角度のこのようなワイヤを使用することを、確かに想定している。
【0026】
3本の等しいワイヤ14は、回収装置10の特に好ましい構造を提供する。というのは、泌尿器系から石および結石を回収する際に特に有用な噛合い手段18に形成できるからである。特に、図1に示すように、本発明のこの第1の好ましい実施態様では、各ワイヤ14の遠位部分が、これによって形成された噛合い手段18が開放端を有する螺旋形バスケット22を備えるような方法で、互いに結合される。このような結合は、各ワイヤ14の先端20を捻り、尿路石および結石を捕捉するため開放端を有する螺旋形バスケット22を特に形成できるようにすることで、最も単純に実行される。捻ったワイヤ先端20は非常に短くてもよい。
【0027】
あるいは、本発明の別の好ましい実施態様では、図8に示すように、噛合い手段18が代わりに、噛合い手段18の近位側にあるワイヤの部分24と、噛合い手段18の遠位側にあるワイヤ14の端部分36との間に形成された、側部から入る螺旋形バスケット40を備えることができる。ワイヤ14の遠端部分36は、シース12を構成する材料の区画38で覆われ、したがって回収装置10には噛合い手段18の遠位側に非外傷性延長先端32を設け、先端32はワイヤの遠位部分36およびカバー区画38で構成される。側部から入る螺旋形バスケット40は、延長先端32がシース12の遠端34に突き当たるまで螺旋形ワイヤ14を近位側に引っ張ることにより、シース12の内部26に引き込むことができる。
【0028】
しかし、ワイヤ14の特定の配置に関係なく、バスケット22および40の螺旋形は、楔形ワイヤ14の比較的小さい直径にもかかわらず、使用中に保持される。ワイヤ14が、以前に知られていた平坦なワイヤで得られる良好な捻りおよび曲げに対する抵抗を、思いがけず呈するからである。
【0029】
言うまでもなく、同じまたは異なる数のワイヤ14を使用して、把持器、鉗子、除去器など、他の噛合い手段18を形成することができる。さらに、本発明は、噛合い手段が、ワイヤ14の互いに対する独立した動きによって作動する実施態様を想定する。このような実施態様の配置構成は、さらに説明しなくても本明細書の開示に鑑みて当業者には明白なはずである。しかし、特に尿路石および結石の回収器で実現する場合、回収装置10のワイヤ14は、互いに対して一体で移動するよう、噛合い手段18の近位側の位置で互いに固定される。噛合い手段18の近位側にあるワイヤ14の部分または区画24は、シース12の内部26に配置されたカニューレ28に部分的に含めることができる。カニューレ28は、ステンレス鋼で構成することが好ましいが、他の適切な医療用等級の材料も使用することができる。ワイヤ14は、ワイヤ14の近位部分または区画24に塗布され、個々のワイヤ14の間、およびワイヤ14とカニューレ28との間に配置された接着剤またははんだ30によって、互いに、およびカニューレ28に固定される。このような固定は、噛合い手段18の近位側で、回収装置10に有用な量の剛性を提供する。接着剤またははんだ30は、言うまでもなく噛合い手段18までは延長せず、シース12から延長した場合にこれが開くのを防止しないとよい。
【0030】
本発明の回収装置10は、シース12にワイヤ14を密に詰め込むことによって、シース12(およびその中の噛合い手段18)が先行する装置の全径よりはるかに小さい全径を持てる点で、先行する装置に対して最も有利である。シース12の直径は約0.5フレンチ(0.17mm)から約6.0フレンチ(2mm)であることが好ましく、約1.7フレンチ(0.56mm)から約3.00フレンチ(1mm)であることがより好ましい。このような小さい直径に含めることができるサイズでも、楔形ワイヤ14は、曲げおよび捻りに対する抵抗に関して、なお円形ワイヤより平坦なワイヤのように挙動する。このような抵抗は、楔形ワイヤ14から形成した噛合い手段18に思いがけず良好な汎用性を提供する。
【0031】
本発明の回収装置10の使用法は、当業者には容易に明白なはずであり、本明細書ではこのような使用法に関する広範な説明は不必要である。従来の方法では、シース12(図4に示すように噛合い手段18を含む)は、遠端34が回収すべき目的物に近い状態で、患者に配置する。従来の導入器のシース(図示せず)を使用して、このような位置決めを容易にすることができる。次に少なくとも1本、好ましくは全てのワイヤ14を、噛合い手段18がシース12から延長するよう(図1)、シース12に対して縦方向に移動させてから、噛合い手段18を使用して目的物を把持、捕捉、包含、把持、または他の方法で患者から除去または回収できるようにする。噛合い手段18の使用法に関する特定の詳細は、言うまでもなく特定の構造によって決定され、この場合も当業者にはこのような詳細がよく理解されるので、本明細書で繰り返す必要はない。ワイヤの遠端が、開放端を有するバスケットまたは把持器を生成するよう、接続しないままであることも想定される。
【0032】
本発明の回収装置10は、使用する前に従来の手順で殺菌できる医療用等級の材料で構成するとよい。回収装置10は比較的安価な合成および金属材料で作成でき、したがって装置10は1回使用した後、再殺菌して再使用するのではなく、廃棄できるので都合がよい。しかし、このような再使用も本発明の範囲内と想定される。
【0033】
言うまでもなく、構造に関する以上およびその他の詳細は、本発明の回収装置10を特定の外科的技術を実行するために順応させるよう、変更することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の回収装置10は、様々な意味で従来技術の装置より特に有利であることが明白である。最も重要なことは、本発明は、装置(および特にその外部シース)が既存の回収または抽出装置の外径よりはるかに小さい全体的外径にできる点で、特に有利なことである。実際、本発明の回収装置は、わずか0.5フレンチ(0.17mm)の外径にすることができる。本発明の回収装置は、既存の装置で到達できるよりはるかに深い体内の位置から石、結石、凝固物、異物などの捕捉および除去、抽出および/または回収できるよう予想される。楔形ワイヤから形成するバスケット、把持器または他の噛合い手段は、その小さい直径にもかかわらず、平坦なワイヤが有する良好な捻りおよび曲げに対する抵抗力を呈し、本発明の好ましい実施態様で述べたように、円形ワイヤと同様に螺旋形に形成し、維持することができる。本発明の回収装置は、従来の最小の装置における全径の3分の1未満の全径でも、優れた捕捉および回収特性、さらに優れたバスケット強度を呈する。本発明により全径が小さくなったので、使用中に患者に外傷を与える危険も低下するはずである。
【0034】
上述したように、本発明の回収装置は、泌尿器処置、胆管処置、血管処置および身体の種々の空洞から異物を回収する処置など、多種多様な処置に用途があると予想される。さらに、本発明の好ましい実施態様の記述は、噛合い手段の特定の例として螺旋形バスケットを含むが、本発明は明らかに、石、結石、凝固物、異物などと噛み合う手段として、螺旋形バスケットを使用することに制限されるものではない。本発明の楔形ワイヤから形成できる他の噛合い手段も、本明細書の開示に照らして、当業者には即座に明白になる。特に、楔形ワイヤは、切取部分を含み、噛み合って回収すべき目的物の捕捉、把持または保持を容易にするバスケット、把持器、鉗子などを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施態様の回収装置の斜視図である。
【図2】 図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】 図1の3−3線に沿った断面図である。
【図4】 本発明の別の好ましい実施態様の回収装置の斜視図である。
【図5】 図2と同様な、本発明の別の好ましい実施態様の装置の断面図である。
【図6】 図2と同様な、本発明の別の好ましい実施態様の装置の断面図である。
【図7】 図2と同様な、本発明の別の好ましい実施態様の装置の断面図である。
【図8】 本発明の別の好ましい実施態様の回収装置の斜視図を示す。
【図9】 楔形ワイヤを直線の側部以外の側部で示した、図2と同様な、本発明の別の好ましい実施態様の装置の断面図である。
【符号の説明】
10 最小侵襲的医療用回収装置
12 シース
14 ワイヤ
16 遠位部分
18 噛合い・除去手段
22、40 バスケット
28 カニューレ
30 はんだ
Claims (5)
- 患者の体内から目的物を除去する低侵襲性目的物回収装置(10)において、
シース(12)内に隣接して配置される、ステンレス鋼、ニチノールまたはポリマー複合材で構成される、少なくとも3本のワイヤ(14)を有し、
前記少なくとも3本のワイヤ(14)が、前記シース(12)に対して縦方向に移動可能であり、
前記少なくとも3本のワイヤ(14)が、それぞれ遠位部分(16)を有し、
前記遠位部分(16)は結合され、噛み合い手段(18)を形成し、
前記噛合い手段(18)が、前記目的物を捕捉できるバスケット(22または40)を構成し、
前記少なくとも3本のワイヤ(14)のうち少なくとも1本が、楔形の断面を有し、この楔形ワイヤの側部が、隣接するワイヤの側部と接触し、
前記少なくとも3本のワイヤ(14)が、前記シース(12)の内部(26)の断面を満たす
ことを特徴とする低侵襲性目的物回収装置。 - 前記バスケット(22または40)が螺旋形である、
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記少なくとも3本のワイヤ(14)は、3本から6本で構成される
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 部分的に前記少なくとも3本のワイヤ(14)に接触して、前記シース(12)内に配置されるカニューレ(28)を更に含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - はんだ(30)が、前記少なくとも3本のワイヤ(14)の個々の間と、前記少なくとも3本のワイヤ(14)とカニューレ(28)との間を、結合する
ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
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