JP4190426B2 - 電子打楽器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子打楽器に関し、特に、電子ハイハットシンバルにおいて、上部シンバルの位置及び/又は変位速度に応じて、上部シンバルの振動レベルを楽音発生のトリガ信号とするか否かを決めるための閾値を設定することのできる電子打楽器に関する。
従来より、アコースティックなハイハットシンバルを模倣した電子打楽器が提供されており、このような電子打楽器では、フットペダルの踏み込み量、即ち、フットペダルの踏み込みに基づく上部シンバルの変位量に応じてハイハットの音色が制御されるように構成されている。例えば、特開平9−97075号公報(特許文献1)には、フットペダルに設けることによりそのフットペダルの踏み込み量を検出するためのセンサ(変位センサ)が開示されている。
一方で、フットペダルの踏み込み量に応じて上部シンバルが上下動し、アコースティックなハイハットシンバルと同様の演奏感を模擬し得る電子ハイハットシンバルが、例えば、特開2003−167574号公報(特許文献2)に記載されている。
特許文献2に記載されるような上部シンバルが可動する電子ハイハットシンバルに、特許文献1に記載されるような変位センサを搭載した場合、上部シンバルが打撃又は下部シンバルとの接触による振動に応じて、音源部において、変位センサにより検出された上部シンバルの位置に応じた楽音が発生される。その際、一般的には、振動センサが上部シンバルの振動レベルを検出し、その振動レベルが所定の閾値を超えていた場合に、音源部へ楽音の発生を指示するトリガ信号が出力される。
特開平9−97075号公報 特開2003−167574号公報
しかしながら、上記のような電子ハイハットシンバルにおいて、振動センサが検出する振動レベルが、上部シンバルの位置や変位速度によっては、誤信号やノイズによるものである場合がある。そのため、所定の閾値を設けていたとしても、そのような誤信号やノイズによる誤発音が生じるという問題点があった。
例えば、上部シンバルと下部シンバルとがかすかに接触しているスライト位置にある場合に、上部シンバルを打撃すると、上部シンバルと下部シンバルとが細かく繰り返し接触する。その際のノイズが振動センサにより検出され、それによってトリガ信号が繰り返し音源に出力されてしまうと、ノイズによる誤発音が生じてしまう。
また、例えば、ペダルの踏み込みを急速に開放することにより、上部シンバルは、下から上への急速な移動により振動する。その際の振動レベルを、振動センサが検出し、トリガ信号として音源部へ出力すると、本来、楽音が発生しない状態であるにもかかわらず誤発音が生じることになる。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、上部シンバルの位置及び/又は変位速度に応じて、上部シンバルの振動レベルを楽音発生のトリガ信号とするか否かを決めるための閾値を変更し、設定することのできる電子打楽器を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の電子打楽器は、アコースティックなハイハットシンバルを模擬した電子打楽器であって、アコースティックなハイハットシンバルにおける上部シンバルを模倣し、フットペダルの踏み込み量に応じて上下動する操作子と、前記操作子の振動の振動レベルと前記操作子の位置に応じた位置情報を入力する入力手段と、その入力手段により前記振動レベルが入力された場合に、その振動レベルと前記位置情報とに基づいて楽音の発生を指示するか否かを制御する楽音発生制御手段とを備えている。
この請求項1記載の電子打楽器によれば、アコースティックなハイハットシンバルにおける上部シンバルを模倣しフットペダルの踏み込み量に応じて上下動する操作子の振動の振動レベルが入力手段により入力されると、その振動レベルと該操作子の位置情報とに基づいて楽音の発生を指示するか否かが楽音発生制御手段により制御される。
請求項2記載の電子打楽器は、請求項1記載の電子打楽器において、前記入力手段により入力された位置情報に基づいて、前記振動レベルに対する閾値を変更する閾値変更手段を備え、前記楽音発生制御手段は、前記入力手段により入力された振動レベルが、前記閾値変更手段により変更された閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものである。
この請求項2記載の電子打楽器によれば、請求項1記載の電子打楽器と同様に作用する上、入力手段により入力された位置情報に基づいて、閾値変更手段により、該振動レベルに対する閾値が変更される。そして、該入力手段により入力された振動レベルがこの変更された閾値を超えた場合に楽音の発生が楽音発生指示手段により指示される。
請求項3記載の電子打楽器は、請求項1記載の電子打楽器において、前記入力手段に入力された位置情報に基づいて、前記操作子の変位速度を検出する変位速度検出手段と、その変位速度検出手段により検出された変位速度に応じて前記振動レベルに対する閾値を変更する閾値変更手段とを備え、前記楽音発生制御手段は、前記入力手段により入力された振動レベルが、前記閾値変更手段により変更された閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものである。
この請求項3記載の電子楽器によれば、請求項1記載の電子楽器と同様に作用する上、入力手段により入力された位置情報に基づいて、変位速度検出手段により該操作子の変位速度が検出され、閾値変更手段では、その変位速度に応じて該振動レベルに対する閾値が変更される。そして、該入力手段により入力された振動レベルがこの変更された閾値を超えた場合に楽音の発生が楽音発生指示手段により指示される。
請求項4記載の電子打楽器は、請求項1記載の電子打楽器において、前記入力手段に入力された位置情報に基づいて、前記入力手段により入力された振動レベルを変更する振動レベル変更手段を備え、前記楽音発生制御手段は、前記振動レベル変更手段により変更された振動レベルが、所定の閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものである。
この請求項4記載の電子打楽器によれば、請求項1記載の電子打楽器と同様に作用する上、入力手段により入力された位置情報に基づいて、振動レベル変更手段により、入力手段により入力された振動レベルが変更される。そして、この振動レベル変更手段により変更された振動レベルが所定の閾値を超えた場合に楽音の発生が楽音発生指示手段により指示される。
請求項5記載の電子打楽器は、請求項1記載の電子打楽器において、前記入力手段に入力された位置情報に基づいて、前記操作子の変位速度を検出する変位速度検出手段と、その変位速度検出手段により検出された変位速度に応じて、前記入力手段により入力された振動レベルを変更する振動レベル変更手段とを備え、前記楽音発生制御手段は、前記振動レベル変更手段により変更された振動レベルが、所定の閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものである。
この請求項5記載の電子楽器によれば、請求項1記載の電子打楽器と同様に作用する上、入力手段により入力された位置情報に基づいて、変位速度検出手段により該操作子の変位速度が検出され、振動レベル変更手段では、該入力手段により入力された振動レベルがその変位速度に応じて変更される。そして、この振動レベル変更手段により変更された振動レベルが所定の閾値を超えた場合に楽音の発生が楽音発生指示手段により指示される。
請求項6記載の電子打楽器は、アコースティックなハイハットシンバルを模擬した電子打楽器であって、アコースティックなハイハットシンバルにおける上部シンバルを模倣し、フットペダルの踏み込み量に応じて上下動する操作子と、操作子の振動レベルを検出する振動検出手段と、前記操作子の位置に応じた位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記振動検出手段により振動レベルが検出された場合に、その振動レベルと前記位置情報取得手段により取得された位置情報とに基づいて楽音の発生を指示するか否かを制御する楽音発生制御手段とを備えている。
この請求項6記載の電子打楽器によれば、アコースティックなハイハットシンバルにおける上部シンバルを模倣しフットペダルの踏み込み量に応じて上下動する操作子の振動レベルが振動検出手段により検出されると、その振動レベルと位置情報取得手段により取得された位置情報とに基づいて楽音の発生を指示するか否かが楽音発生制御手段により制御される。
請求項7記載の電子打楽器は、請求項6記載の電子打楽器において、前記位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記振動レベルに対する閾値を変更する閾値変更手段を備え、前記楽音発生制御手段は、前記振動検出手段により検出された振動レベルが、前記閾値変更手段により変更された閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものである。
この請求項7記載の電子打楽器によれば、請求項6記載の電子打楽器と同様に作用する上、位置情報取得手段手段により取得された位置情報に基づいて、閾値変更手段により、該振動レベルに対する閾値が変更される。そして、振動検出手段により検出された振動レベルがこの変更された閾値を超えた場合に楽音の発生が楽音発生指示手段により指示される。
請求項8記載の電子打楽器は、請求項6記載の電子打楽器において、前記位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記操作子の変位速度を検出する変位速度検出手段と、その変位速度検出手段により検出された変位速度に応じて、前記振動レベルに対する閾値を変更する閾値変更手段とを備え、前記楽音発生制御手段は、前記振動検出手段により検出された振動レベルが、前記閾値変更手段により変更された閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものである。
この請求項8記載の電子打楽器によれば、請求項6記載の電子打楽器と同様に作用する上、位置情報取得手段手段により取得された位置情報に基づいて、変位速度検出手段により該操作子の変位速度が検出され、閾値変更手段では、その変位速度に応じて該振動レベルに対する閾値が変更される。そして、振動検出手段により検出された振動レベルがこの変更された閾値を超えた場合に楽音の発生が楽音発生指示手段により指示される。
請求項9記載の電子打楽器は、請求項6記載の電子打楽器において、前記位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記振動検出手段により検出された振動レベルを変更する振動レベル変更手段を備え、前記楽音発生制御手段は、前記振動レベル変更手段により変更された振動レベルが、所定の閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものである。
この請求項9記載の電子打楽器によれば、請求項6記載の電子打楽器と同様に作用する上、位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、振動レベル変更手段により、振動検出手段により検出された振動レベルが変更される。そして、この振動レベル変更手段により変更された振動レベルが所定の閾値を超えた場合に楽音の発生が楽音発生指示手段により指示される。
請求項10記載の電子打楽器は、請求項6記載の電子打楽器において、前記位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記操作子の変位速度を検出する変位速度検出手段を備え、その変位速度検出手段により検出された変位速度に応じて、前記振動検出手段により検出された振動レベルを変更する振動レベル変更手段とを備え、前記楽音発生制御手段は、前記振動レベル変更手段により変更された振動レベルが、所定の閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものである。
この請求項10記載の電子打楽器によれば、請求項6記載の電子打楽器と同様に作用する上、位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、変位速度検出手段により該操作子の変位速度が検出され、振動レベル変更手段では、振動検出手段により検出された振動レベルがその変位速度に怖じて変更される。そして、この振動レベル変更手段により変更された振動レベルが所定の閾値を超えた場合に楽音の発生が楽音発生指示手段により指示される。
請求項1記載の電子打楽器によれば、アコースティックなハイハットシンバルにおける上部シンバルを模倣しフットペダルの踏み込み量に応じて上下動する操作子の振動の振動レベルが入力手段により入力されると、その振動レベルと該操作子の位置情報とに基づいて楽音の発生を指示するか否かが楽音発生制御手段により制御される。よって、例えば、電子ハイハットシンバルの上部シンバルがスライト位置にある場合や、上部シンバルの変位速度が急速である場合などの誤発音の生じやすい位置又は変位速度であっても、上部シンバルの位置情報を考慮して楽音の発生が制御される。従って、操作子である上部シンバルの位置や変位速度の影響を受けることなく、常に適切な楽音を発生することができるという効果がある。
請求項2記載の電子打楽器によれば、請求項1記載の電子打楽器の奏する効果に加えて、操作子の位置情報に基づいて、振動レベルに対する閾値が変更され、振動レベルがその変更された閾値を超えた場合に、楽音の発生が指示される。よって、操作子である上部シンバルの位置に応じた閾値が変更されるので、上部シンバルの位置によって生じ得る誤発音を防止し得、常に適切な楽音を発生することができるという効果がある。
請求項3記載の電子打楽器によれば、請求項1記載の電子打楽器の奏する効果に加えて、操作子の位置情報に基づいて取得された該操作子の変位速度に応じて、振動レベルの閾値が変更される。よって、操作子である上部シンバルの変位速度を考慮した閾値が変更されるので、上部シンバルの変位速度によって生じ得る誤発音を防止し得、常に適切な楽音を発生することができるという効果がある。
請求項4記載の電子打楽器によれば、請求項1記載の電子打楽器の奏する効果に加えて、操作子の位置情報に基づいて、振動レベルが変更され、その変更された振動レベルが所定の閾値を超えた場合に、楽音の発生が指示される。よって、操作子である上部シンバルの位置に応じて、例えば、振動レベルが圧縮されると、上部シンバルの位置によって生じ得る誤発音を防止し得、常に適切な楽音を発生することができるという効果がある。
請求項5記載の電子打楽器によれば、請求項1記載の電子打楽器に奏する効果に加えて、操作子の位置情報に基づいて取得された該操作子の変位速度に応じて、振動レベルが変更される。よって、操作子である上部シンバルの変位速度を考慮した閾値が変更されるので、上部シンバルの変位速度によって生じ得る誤発音を防止し得、常に適切な楽音を発生することができるという効果がある。
請求項6記載の電子打楽器によれば、アコースティックなハイハットシンバルにおける上部シンバルを模倣しフットペダルの踏み込み量に応じて上下動する操作子の振動の振動レベルが振動検出手段により検出されると、その振動レベルと位置情報取得手段により取得された該操作子の位置情報とに基づいて、楽音の発生を指示するか否かが楽音発生制御手段により制御される。よって、例えば、電子ハイハットシンバルの上部シンバルがスライト位置にある場合や、上部シンバルの変位速度が急速である場合などの誤発音の生じやすい位置又は変位速度であっても、上部シンバルの位置情報を考慮して楽音の発生が制御される。従って、操作子である上部シンバルの位置や変位速度の影響を受けることなく、常に適切な楽音を発生することができるという効果がある。
請求項7記載の電子打楽器によれば、請求項6記載の電子打楽器の奏する効果に加えて、操作子の位置情報に基づいて、振動レベルに対する閾値が変更され、振動レベルがその変更された閾値を超えた場合に、楽音の発生が指示される。よって、操作子である上部シンバルの位置に応じた閾値が変更されるので、上部シンバルの位置によって生じ得る誤発音を防止し得、常に適切な楽音を発生することができるという効果がある。
請求項8記載の電子打楽器によれば、請求項6記載の電子打楽器の奏する効果に加えて、操作子の位置情報に基づいて取得された該操作子の変位速度に応じて、振動レベルの閾値が変更される。よって、操作子である上部シンバルの変位速度を考慮した閾値が変更されるので、上部シンバルの変位速度によって生じ得る誤発音を防止し得、常に適切な楽音を発生することができるという効果がある。
請求項9記載の電子打楽器によれば、請求項6記載の電子打楽器の奏する効果に加えて、操作子の位置情報に基づいて、振動レベルが変更され、その変更された振動レベルが所定の閾値を超えた場合に、楽音の発生が指示される。よって、操作子である上部シンバルの位置に応じて、例えば、振動レベルが圧縮されると、上部シンバルの位置によって生じ得る誤発音を防止し得、常に適切な楽音を発生することができるという効果がある。
請求項10記載の電子打楽器によれば、請求項6記載の電子打楽器の奏する効果に加えて、操作子の位置情報に基づいて取得された該操作子の変位速度に応じて、振動レベルが変更される。よって、操作子である上部シンバルの変位速度を考慮した閾値が変更されるので、上部シンバルの変位速度によって生じ得る誤発音を防止し得、常に適切な楽音を発生することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の電子打楽器1である電子ハイハットシンバルにおける、側面の断面図である。なお、図面を簡略化するために、図1において、上部シンバル100、下部シンバル200、及び、上部シンバル100と下部シンバル200とに挟まれた部分の詳細な構造は省略して図示している。
なお、本明細書中において、電子打楽器1の「前側」とは、この電子打楽器1の演奏者に対向し、その演奏者によって打撃される側を意味し、「後側」とは、上部シンバル100の中心に対してその反対側を意味する。図1では、紙面右側が電子打楽器1の「前側」、紙面左側が「後側」を示している。
図1に示す電子打楽器1は、上部シンバル100と、下部シンバル200と、上部シンバル100が揺動可能に連結されているエクステンションロッド420と、下部シンバル200が揺動可能に連結されている中空シャフト部410と、この中空シャフト部410の内部下端に嵌め込まれているスプリング430と、踏み込み式のペダル440と、エクステンションロッド420とペダル440とを連結するジョイント450と、中空シャフト部410に連結されている電子打楽器1全体の起立を支持するための脚部460などを備えている。
中空シャフト部410は、上部中空シャフト411と、この上部中空シャフト411の外径より大きい内径を有する下部中空シャフト412とから構成されている。中空シャフト部410において、上部中空シャフト411は下部中空シャフト412に挿入され、その挿入深さを変更することにより、中空シャフト部410の高さが決定される。それによって、この中空シャフト部410(の上部中空シャフト411)の上部に連結具によって連結された下部シンバル200の高さが決定される。また、下部中空シャフト412の下端には節部412aが設けられている。この節部412aにより下部中空シャフト412の内径は狭められており、内部に嵌め込まれているスプリング430を下方より支持している。
エクステンションロッド420は、その下方において、ジョイント450を介してペダル440に連結され、ペダル440の踏み込み操作に応じて、エクステンションロッド420が上下動するように構成されている。一方で、エクステンションロッド420の上方には、連結具によって上部シンバル100が揺動可能に連結されており、ペダル440の踏み込み操作に応じて、エクステンションロッド420が上下動すると、それに伴って、上部シンバル100が上下動する。なお、エクステンションロッド420への上部シンバル100の揺動可能な連結の詳細については、本発明の要旨ではないので省略する。
このエクステンションロッド420において、その下部は、上部中空シャフト411及び下部中空シャフト412を貫通すると共に、下部中空シャフト412の内部に嵌め込まれたスプリング430もまた貫通している。このスプリング430が、エクステンションロッド420に設けられている節部420aの下側と下部中空シャフト412の節部412の上側との間に挟持されることにより、エクステンションロッド420は、常時、上方への付勢力を受けるので、ペダル440の踏み込み操作が行われていないときの上部シンバル100と下部シンバル200は、所定の間隔で離間されている。
次に、図2を参照して、本発明の電子打楽器1において、ペダル440の踏み込み量に応じて変動する上部シンバル100の変位を検出するための変位センサ60について説明する。図2(a)は、図1に示した電子打楽器1における上部シンバル100及び下部シンバル200部分の拡大断面図であり、図2(b)は、図2(a)における変位センサ60部分をさらに拡大した図である。
変位センサ60は、図2(a)に示すように、上部シンバル100と下部シンバル200との間に配置される。なお、上部シンバル100及び下部シンバル200の詳細な構造は、本発明の要旨ではないので省略する。
この変位センサ60は、図2(b)に示すように、上面が開口された中空の円筒であるケース611と、そのケース611の内側の底部に収納された円形のセンサシート部613と、そのセンサシート部613の上に配置され、このセンサシート部613と略同形のクッションシート614と、そのクッションシート614の上に配置され、上から下へ向かって広がる円錐状のコイルばね615と、そのコイルばね615の上部に接触する上方に向かって凸形状を有する蓋部616とから構成されている。
また、ケース611の下面中央には開口部611cが設けられているが、この開口部611cは、変位センサ60の上下を貫通する貫通孔の一部である。なお、センサシート部613、クッションシート614、及び、蓋部616のそれぞれの部材の中央にもまた、この貫通孔の一部となる開口部が設けられている。開口部611cを初めとする各開口部とコイルばね615の中央とに、エクステンションロッド420を挿通するためのスリーブ612が挿通されている。
再び、図2(a)を参照して説明する。本発明の電子打楽器においては、ペダル440が踏み込まれると、上部シンバル100と下部シンバル200との間がその踏み込み量に応じて次第に閉じる方向へ移行する。その際、ペダルの踏み込みによって下降するエクステンションロッド420と共に、そのエクステンションロッドに固定されている回転止め部材501も下降する。回転止め部材501が下降すると、回転止め部材501の下側に接触する蓋部616が押し下げられ、それによって、コイルばね615は、クッションシート614に対して押しつけられて圧縮され、その圧縮力により上下方向に変形する。
このように、コイルばね615が上下方向に圧縮されて生じた変形を、センサシート部613を用いて電気的に検出することにより、ペダル440の踏み込み量、即ち、上部シンバル100の変位量を検出する。
センサシート部613は、導電インクが均一に印刷された面を有する抵抗印刷シート材(非図示)と、2つの独立した所定の電極パターンと端子を有するカーボン印刷基板(非図示)とから構成されるものである。なお、図面を簡略化するために、このセンサシート部613は1つの部材として図示されているが、このセンサシート部613は、カーボン印刷基板がその電極パターンを上側にしてケース611の底面に配置され、そのカーボン電極基板の上側に、導電インクの印刷面をカーボン電極基板に向けた抵抗印刷シート材が配置されている。また、このセンサシート部613のカーボン印刷基板における電極パターンの詳細については、本発明の要旨でないので省略する。
ペダル440の踏み込みによりコイルばね615が圧縮変形されると、円錐形状であるそのコイルばね615の広口部615aが、クッションシート614を介して、センサシート部613の抵抗印刷シート材を押圧し、それによって、抵抗印刷シート材の一部がカーボン印刷基板に押しつけられる。その結果として、抵抗印刷シート材上の導電インクがカーボン印刷基板の電極パターンに接触し、カーボン印刷基板の電気抵抗値が変化する。
この電気抵抗値は、コイルばね615の圧縮変形の大きさ、即ち、ペダル440の踏み込みによる上部シンバル100の変位量に応じて変化する。具体的には、コイルばね615の圧縮変形量が大きくなるにつれて、コイルばね615の広口部615aからこの圧縮力に応じて押しつけられた部分までの線材によって形成される扁平な部分の面積が増大するので、カーボン印刷基板の電極パターンに接触する抵抗印刷シート材上の導電インク領域が増大する。その結果として、カーボン印刷基板の電気抵抗値は減少する。なお、この変位センサ60により検出された上部シンバル100の変位量に相当するアナログ電気抵抗値は、非図示の配線、非図示の出力用端子を経て、非図示のA/D変換器へ入力されてデジタル化された後、CPU(後述するCPU10)へと出力される。
クッションシート614は、ゴムなどの弾力性を有する素材が用いられている。そのため、例えば、クッションシート614の表面上の一点に押圧力が加えられると、素材の弾力性により、その押圧力は、その押圧力の加えられた一点の周囲にまで拡がって伝達される。
このクッションシート614を介して、コイルばね615をセンサシート部613に押しつけると、コイルばね615の線材により螺旋状に押圧される部分の押圧力が平均化され、その平均化された押圧力がセンサシート部613に伝達される。よって、センサシート部613は、コイルばね615の圧縮変形の大きさを敏感に検出し得るので、上部シンバル100の変位量が正確に検出され得る。また、円錐形状のコイルばね615の広口部615aが下方となるように設置されているので、安定性がよく、センサシート部613において、コイルばね615の圧縮変形の大きさが敏感に検出されることを可能とする。
次に、図3を参照して、本発明の電子打楽器1において、上部シンバル100の振動を検出する振動センサ70について説明する。
図3は、電子打楽器1における上部シンバル100の裏面図である。なお、図3では、図面を簡略化するために、エクステンションロッド420などの部材の図示を一部省略している。本明細書中において、「上部シンバル100の裏面」とは、電子打楽器1における下部シンバル200に対向する面を意味する。また、図3において、紙面上方を、上部シンバル100の「前側」、紙面下方を、上部シンバル100の「後側」、紙面右方を、上部シンバル100の「右側」、紙面左方を、上部シンバル100の「左側」とする。
図3に示すように、上部シンバル100の前側半周には、この上部シンバル100を構成するフレームの内周壁101に沿った外周を有する板状の振動センサ取付フレーム120が配設されている。この振動センサ取付フレーム120と上部シンバル100との間には、空間が形成されており(図2参照)、その空間に面した振動センサ取付フレーム120の面(即ち、図3に示されている振動センサ取付フレーム120における紙面裏側の面)に振動センサ70が設けられている。
振動センサ70は、上部シンバル100の打撃又は上部シンバル100と下部シンバルとの接触による上部シンバル100の振動の振動レベルを検出するセンサであり、例えば、ピエゾ圧電センサである。なお、この振動センサ70が振動レベルを検出すると、非図示の配線によりリンク出力用のステレオジャック150(図2参照)へ、その振動レベルに応じたアナログ電気信号が伝達される。このアナログ電気信号は、更に、ステレオジャック150から、プラグ130、ケーブル131、及び、ステレオジャック230を介して、下部シンバル200のリンク入力用のステレオジャック250へ入力され、非図示の出力用端子から非図示のA/D変換器へ入力されてデジタル化された後、CPU(後述するCPU10)へと出力される。そして、CPUにおいて、このデジタル電気信号に対応する振動レベルが所定の閾値を超えたと判断された場合に、発音すべき振動が検出されたとして処理される。なお、振動センサ70により検出された振動レベルに応じた発音指示の処理については、後述する。
図4は、本発明の電子打楽器1の構成を示すブロック図である。電子打楽器1は、CPU10と、ROM20と、RAM30と、音源40と、閾値Aの初期値(SL)を設定するためのSL操作子50と、情報入力部90と、これらの構成間を接続するバスライン80とを主に搭載している。なお、この閾値Aは、振動センサ70により検出された振動レベルを楽音発生のトリガ信号とするか否かを決めるための閾値である。
CPU10は、電子打楽器1全体を制御する中央演算処理装置であり、ROM20は、このCPU10により実行される各種の制御プログラムや、その実行の際に参照される固定値データが格納されている。なお、後述する図7〜図9に示すフローチャートを実行するプログラムはこのROM20に記憶されている。
RAM30は、CPU10で実行される制御プログラムに必要な各種レジスタ群などが設定されたワーキングエリアや、処理中のデータを一時的に格納するテンポラリエリア等を有しランダムにアクセスできる書き換え可能なメモリである。なお、後述する閾値変更処理(図8)において取得された変位センサ値とその取得時刻を記憶する領域や、同じく閾値変更処理において変更された閾値Aを記憶する領域や、各処理において使用される各種フラグは、このRAM30に設けられている。
音源40は、振動センサ70により検出された振動レベルがトリガ信号であるとみなされた場合に、変位センサ60から出力される変位センサ値に基づくデジタル楽音を発生するものである。この音源40には、非図示の波形ROMが設けられており、この波形ROMには、変位センサ60により検出される変位センサ値が示す上部シンバル100の位置に対応する5種類のハイハット音(オープン音、ハーフ音、スライト音、クローズ音、プレス音)の波形データが記憶されている。
SL操作子50は、非図示の操作パネル上に設けられ、閾値Aの初期値(SL)を設定するための可変抵抗器からなるボリューム操作子である。このSL操作子50を回転操作することによって、閾値Aの初期値(SL)の設定が行われる。
情報入力部90は、上述の変位センサ60と振動センサ70とから構成される。この情報入力部90は、変位センサ60により検出される変位センサ値(位置情報)、振動センサ70により検出される振動レベルをそれぞれ出力する。なお、変位センサ60により検出される変位センサ値、振動センサ70により検出される振動レベルは、いずれもアナログ値であり、これらのアナログ値は、それぞれ、非図示のA/D変換器へまず入力される。このA/D変換器において、各アナログ値は、所定時間毎に起動する非図示のルーチンに従って、デジタル値に変換され、そのデジタル値が出力される。なお、本明細書中、以下において、「変位センサ値」及び「振動レベル」は、いずれも、特に説明がない限り上記のようにデジタル化された値を意味するものとする。
次に、図5を参照して、本発明の概要を説明する。図5は、上記のように構成された電子打楽器1が実行する本発明の要部を概念的に示すブロック図である。
電子打楽器1に設けられている振動センサ70は、上部シンバル100の打撃又は上部シンバル100と下部シンバル200との接触によって生じた振動の振動レベルのアナログ値を非図示のA/D変換器へ出力する。すると、この非図示のA/D変換器から、振動レベルのデジタル値が楽音発生制御手段11へ出力される。
電子打楽器1に設けられている変位センサ60は、アナログの変位センサ値を非図示のA/D変換器へ出力する。すると、この非図示のA/D変換器から、デジタルの変位センサ値が楽音発生制御手段11へ出力されると共に変位速度検出手段12へ出力される。
変位速度検出手段12は、変位センサ60から入力された変位センサ値と、前回入力された変位センサ値とから、上部シンバル100の変位速度を求め、その変位速度を楽音発生制御手段11へ出力する。
楽音発生制御手段11は、変位センサ60から入力された変位センサ値と変位速度検出手段12から入力された変位速度とに基づいて、閾値Aを変更し、振動センサ70から入力された振動レベルがその閾値Aを超えた場合に、楽音発生指示情報を音源40へ出力する。
音源40は、楽音発生制御手段11から楽音発生指示情報が入力されると、変位センサ60から入力された変位センサ値に応じた音色の楽音の発生を開始する。
図6は、楽音発生制御手段11において、変位センサ60から入力された変位センサ値と変位速度検出手段12により検出された変位速度とから閾値Aのオフセット値(SL0)を得るためのテーブルを示す図である。
図6に示すテーブルにおける各行は、5つに区分された上部シンバル100の位置に対応し、最上行から順に、オープン、ハーフ、スライト、クローズ、プレスの各位置を示す。ここで、「オープン」とは、上部シンバル100が下部シンバル200に対して最も開いた状態である。そして、上部シンバル100と下部シンバル200との離間距離が短くなると「ハーフ」となり、さらに離間距離が短くなると「スライト」となる。さらに、上部シンバル100と下部シンバル200との離間距離が短くなり、離間距離が「0」になると「クローズ」となり、上部シンバル100と下部シンバル200とがさらに密着すると、「プレス」となる。
一方で、図6に示すテーブルにおける各列は、上部シンバル100の変位速度に対応する。この変位速度は、単位時間において変位のなかったことを示す最左列の「V0」から、最右列の「V5」まで、6段階の領域に区分されており、より右側の列になるにつれて、より速い変位速度領域となる。
この図6に示すテーブルにおいて、変位センサ60により検出される変位センサ値を基にして得られる上部シンバル100の位置と変位速度とが交わる欄の値が、検出された変位センサ値に対応するオフセット値(SL0)である。例えば、図6において、変位センサ60により検出された変位センサ値が、上部シンバル100の位置が「スライト」であることを示し、一方で、上部シンバル100の変位速度が「V3」の領域に属する場合には、オフセット値(SL0)として「4」が取得される。
以下、図7〜図9を参照して、上記のように構成された電子打楽器1において、上部シンバル100の位置(即ち、変位センサ値)及び変位速度を考慮した、適切な楽音を発生するための各処理について説明する。図7は、電子打楽器1で実行されるメイン処理のフローチャートである。このメイン処理は、電源が投入されている間、CPU10によって繰り返し実行される。
このメイン処理は、電源が投入されると起動し、まず、変位センサ60から起動時の変位センサ値を取得し、その値を時刻「0」における変位センサ値として、RAM30の所定の領域に記憶するなどの各種初期設定を行う(S1)。初期設定後、SL操作子50が操作されたか否かを確認し(S2)、SL操作子50が操作されていれば(S2:Yes)、その操作に応じた値を閾値Aの初期値(SL)として設定し(S3)、S4の処理へ移行する。
一方で、S2の処理により確認した結果、SL操作子50が操作されていなければ(S2:No)、閾値Aの初期値は、現在設定されているSL値であるので、S3の処理をスキップし、S4の処理へ移行する。
S4の処理では、その他の操作に基づく処理、例えば、変位センサ60により検出される変位センサ値の較正処理などを実行した後、S2に戻り、このメイン処理を繰り返す。
図8は、変位センサ60により検出される変位センサ値に応じて閾値Aを変更する閾値変更処理のフローチャートである。図8に示す閾値変更処理は、所定の時間毎(数msec毎)に起動するタイマインタラプトルーチンである。この閾値変更処理が起動すると、まず、変位センサ60から変位センサ値を取得し、その値を、その取得時刻と共にRAM30の所定の領域に記憶する(S11)。
次いで、S11の処理において取得された変位センサ値(以下、「今回変位センサ値」と称する。)及びその取得時刻(以下、「今回時刻」と称する。)と、RAM30に記憶されている前回取得された変位センサ値(以下、「前回変位センサ値」と称する。)及びその取得時刻(以下、「前回時刻」と称する。)とから、[(今回変位センサ値)−(前回変位センサ値)]/[(今回時刻)−(前回時刻)]という式に基づいて、上部シンバルの変位速度を算出する(S12)。
S12の処理後、今回変位センサ値と、S12の処理により算出した変位速度とを参照して、図6に示したテーブルからオフセット値(SL0)を取得する(S13)。S13の処理後、取得されたオフセット値(SL0)とSL操作子50により設定されている閾値Aの初期値(SL)とを加算して閾値Aを変更し、その変更された閾値AをRAM30の所定の記憶領域に記憶し(S14)、この閾値変更処理を終了する。
図9は、本発明の電子打楽器1が打撃又は接触による有効な振動を検出した場合に楽音を発生する楽音発生処理のフローチャートである。図9に示す楽音発生処理は、所定の時間毎(数msec毎)に起動するタイマインタラプトルーチンである。この振動検出処理が起動すると、まず、振動センサ70により検出された振動レベルが、S14の処理の結果としてRAM30に記憶されている閾値A以上であるか否かを確認する(S21)。
S21の処理により確認した結果、検出された振動レベルがRAM30に記憶されている閾値A以上(振動レベル≧閾値A)であれば(S21:Yes)、音源40へノートオンを指示し、閾値変更処理(図8)におけるS11の処理によりRAM30の所定の記憶領域に記憶された今回変位センサ値に応じた音色で、楽音の発生を開始する(S22)。
一方、S21の処理により確認した結果、閾値A未満(振動レベル<閾値A)であれば(S21:No)、S22の処理をスキップして、この楽音発生処理を終了する。
以上のように、本発明の電子打楽器1によれば、変位センサ60により検出される変位センサ値に応じた上部シンバル100の位置及び変位速度に基づいて、振動センサ70により検出される振動レベルに対する閾値Aが変更される。振動センサ70により検出された振動レベルはそのように変更された閾値Aを超えた場合にのみトリガ信号とみなされ、その結果として、楽音の発生が開始される。よって、上部シンバル100の位置及び変位速度の影響を受けることなく、常に適切な楽音を発生することができる。
なお、上記実施例において、電子打楽器1は、変位センサ60により検出される変位センサ値に応じた上部シンバル100の位置及び変位速度に基づいて、振動センサ70により検出される振動レベルに対する閾値Aを変更するように構成されているが、その変形例として、変位センサ60により検出される変位センサ値に応じた上部シンバル100の位置及び変位速度に基づいて、振動センサ70により検出される振動レベルを圧縮し、その圧縮された振動レベルが、予め規定されている閾値を超えた場合に楽音を発生するように構成してもよい。
この場合、上記実施例の閾値変更処理(図8)において、S13〜S14に換えて、S15として、今回変位センサ値と、S12の処理により算出した変位速度とを参照して、振動センサ70により検出された振動レベルを圧縮するための圧縮率を非図示のテーブルから取得し、その圧縮率をRAM30の所定の記憶領域に記憶する処理を実行するように構成すれば良い。一方で、上記実施例の楽音発生処理(図9)の起動後、S21の処理の前に、S23として、振動センサ70により検出された振動レベルに、上記S15の処理の結果としてRAM30に記憶されている圧縮率を掛けて、振動レベルを圧縮する処理を実行した上で、S21において、このS23の処理により圧縮された振動レベルを、それぞれ、予め規定されている閾値と比較するように構成すればよい。
なお、請求項1記載の楽音発生制御手段としては、閾値変更処理(図8)と振動検出処理(図9)におけるS21の処理とが該当する。また、請求項2記載の閾値変更処理としては、閾値変更処理(図8)におけるS13〜S14の処理が該当する。また、請求項3記載の変位速度検出手段としては、閾値変更処理(図8)におけるS12の処理が該当する。また、請求項4記載の振動レベル変更手段としては、上記変形例におけるS15の処理が該当する。また、請求項5記載の変位速度検出手段としては、閾値変更処理(図8)におけるS12の処理が該当する。
また、請求項6記載の楽音発生制御手段としては、閾値変更処理(図8)と振動検出処理(図9)におけるS21の処理とが該当する。また、請求項7記載の閾値変更処理としては、閾値変更処理(図8)が該当する。また、請求項8記載の変位速度検出手段としては、閾値変更処理(図8)におけるS12の処理が該当する。
また、請求項9記載の振動レベル変更手段としては、上記変形例におけるS15の処理が該当する。また、請求項10記載の変位速度検出手段としては、閾値変更処理(図8)におけるS12の処理が該当する。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施例では、振動センサ70により検出された振動レベル(の大きさ)が、変位センサ60から出力される変位センサ値に応じて変更された閾値A以上であった場合に楽音の発生を開始するように構成した。これに換えて、振動センサ70により検出される振動レベルの立ち上がりの速度に対する閾値Bに対し、変位センサ60から出力される変位センサ値に応じたオフセット値を加算し、検出された振動レベルの立ち上がりの速度が、そのようにオフセット値の加算された閾値B以上である場合に楽音の発生を開始するように構成してもよい。
また、上記実施例では、図6に示すテーブルを利用して、オフセット値(SL0)を得るように構成したが、変位センサ値に基づく上部シンバル100の位置に応じて予め規定されているオフセット値と、変位センサ値に基づく上部シンバル100の変位速度に応じて予め規定されているオフセット値とを比較し、より大きいオフセット値をSL0とするように構成してもよい。この場合、変位センサ値に基づく上部シンバル100の変位速度に応じて予め規定されているオフセット値は、変位センサ60から検出された変位速度に、所定値(ゲイン)を掛けた値としてもよい。
また、上記実施例では、上部シンバル100の位置及び変位速度の両方を参照して閾値Aを変更するように構成したが、位置情報のみを参照してもよいし、変位速度のみを参照するように構成してもよい。
また、上記実施例では、図6に示すテーブルからオフセット値を得て、そのオフセット値を用いて閾値Aを変更するように構成したが、上部シンバル100の位置及び変位速度に応じて、閾値Aが、一時的に、所定のマスク用カーブに従うように構成してもよい。
また、上記実施例においては、上部シンバル100の変位速度を参照して閾値Aを変更するように構成したが、変位速度の代わりに変位加速度を参照するように構成してもよい。
また、上記実施例においては、上部シンバル100の位置及び変位速度の両方を参照して、閾値Aを変更するように構成したが、これに換えて、センシティビティ(打撃強さと音の大きさとのバランス)、ダイナミクスカーブ(打撃強さと音量変化のバランス)、スキャンタイム(打撃信号波形の立ち上がり時間)、1度の打撃を2度の打撃として検出することを防止するリトリガキャンセル、1度の打撃後、所定の設定時間(例えば、0〜64ms程度)内に発生した打撃信号を無視するマスクタイム、打撃時の振動で他のシンバルが振動が検出されることを防ぐクロストークキャンセルなどの種々のパラメータを変更するように構成してもよい。また、閾値Aやこれらのパラメータを組み合わせるようにしてもよい。
また、上記実施例において、変位センサ60は、上部シンバル100と下部シンバル200との間に設けるように構成したが、上部シンバル100の変位量を検出可能であればその構成及び設置場所は特定されない。例えば、ペダル440部分に踏み込み量を検出するセンサを設け、踏み込み量を検出するように構成してもよい。
また、上記実施例において、振動センサ70は、振動センサ取り付けフレーム120を介して上部シンバル100に配設するように構成したが、例えば、特開2003−167574号公報に記載されるように、上部シンバルのフレーム部分に直接設置するように構成してもよい。
本発明の電子打楽器の側面の断面図である。 変位センサについて説明する図であり、(a)は、図1に示した電子打楽器の上部シンバル及び下部シンバル部分の拡大断面図であり、(b)は、(a)における変位センサ部分をさらに拡大した図である。 本発明の電子打楽器における上部シンバルの裏面図である。 本発明の電子打楽器の構成を示すブロック図である。 本発明の要部を概念的に示すブロック図である。 変位センサから入力された変位センサ値と変位速度検出手段により検出された変位速度とから閾値Aのオフセット値(SL0)を得るためのテーブルを示す図である。 本発明の電子打楽器のCPUで実行されるメイン処理のフローチャートである。 本発明の電子打楽器のCPUで実行される閾値変更処理のフローチャートである。 本発明の電子打楽器のCPUで実行される楽音発生処理のフローチャートである。
符号の説明
1 電子打楽器
10 CPU
20 ROM
30 RAM
40 音源
60 変位センサ(位置情報取得手段)
70 振動センサ(振動検出手段)
90 情報入力部(入力手段)
100 上部シンバル(操作子)
200 下部シンバル
440 ペダル

Claims (10)

  1. アコースティックなハイハットシンバルにおける上部シンバルを模倣し、フットペダルの踏み込み量に応じて上下動する操作子と、
    前記操作子の振動の振動レベルと前記操作子の位置に応じた位置情報を入力する入力手段と、
    その入力手段により前記振動レベルが入力された場合に、その振動レベルと前記位置情報とに基づいて楽音の発生を指示するか否かを制御する楽音発生制御手段とを備えていることを特徴とするアコースティックなハイハットシンバルを模擬した電子打楽器。
  2. 前記入力手段により入力された位置情報に基づいて、前記振動レベルに対する閾値を変更する閾値変更手段を備え、
    前記楽音発生制御手段は、前記入力手段により入力された振動レベルが、前記閾値変更手段により変更された閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものであることを特徴とする請求項1記載の電子打楽器。
  3. 前記入力手段に入力された位置情報に基づいて、前記操作子の変位速度を検出する変位速度検出手段と、
    その変位速度検出手段により検出された変位速度に応じて前記振動レベルに対する閾値を変更する閾値変更手段とを備え、
    前記楽音発生制御手段は、前記入力手段により入力された振動レベルが、前記閾値変更手段により変更された閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものであることを特徴とする請求項1記載の電子打楽器。
  4. 前記入力手段に入力された位置情報に基づいて、前記入力手段により入力された振動レベルを変更する振動レベル変更手段を備え、
    前記楽音発生制御手段は、前記振動レベル変更手段により変更された振動レベルが、所定の閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものであることを特徴とする請求項1記載の電子打楽器。
  5. 前記入力手段に入力された位置情報に基づいて、前記操作子の変位速度を検出する変位速度検出手段と、
    その変位速度検出手段により検出された変位速度に応じて、前記入力手段により入力された振動レベルを変更する振動レベル変更手段とを備え、
    前記楽音発生制御手段は、前記振動レベル変更手段により変更された振動レベルが、所定の閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものであることを特徴とする請求項1記載の電子打楽器。
  6. アコースティックなハイハットシンバルにおける上部シンバルを模倣し、フットペダルの踏み込み量に応じて上下動する操作子と、
    前記操作子の振動レベルを検出する振動検出手段と、
    前記操作子の位置に応じた位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記振動検出手段により振動レベルが検出された場合に、その振動レベルと前記位置情報取得手段により取得された位置情報とに基づいて楽音の発生を指示するか否かを制御する楽音発生制御手段とを備えていることを特徴とするアコースティックなハイハットシンバルを模擬した電子打楽器。
  7. 前記位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記振動レベルに対する閾値を変更する閾値変更手段を備え、
    前記楽音発生制御手段は、前記振動検出手段により検出された振動レベルが、前記閾値変更手段により変更された閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものであることを特徴とする請求項6記載の電子打楽器。
  8. 前記位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記操作子の変位速度を検出する変位速度検出手段と、
    その変位速度検出手段により検出された変位速度に応じて、前記振動レベルに対する閾値を変更する閾値変更手段とを備え、
    前記楽音発生制御手段は、前記振動検出手段により検出された振動レベルが、前記閾値変更手段により変更された閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものであることを特徴とする請求項6記載の電子打楽器。
  9. 前記位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記振動検出手段により検出された振動レベルを変更する振動レベル変更手段を備え、
    前記楽音発生制御手段は、前記振動レベル変更手段により変更された振動レベルが、所定の閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものであることを特徴とする請求項6記載の電子打楽器。
  10. 前記位置情報取得手段により取得された位置情報に基づいて、前記操作子の変位速度を検出する変位速度検出手段を備え、
    その変位速度検出手段により検出された変位速度に応じて、前記振動検出手段により検出された振動レベルを変更する振動レベル変更手段とを備え、
    前記楽音発生制御手段は、前記振動レベル変更手段により変更された振動レベルが、所定の閾値を超えた場合に、楽音の発生を指示するものであることを特徴とする請求項6記載の電子打楽器。
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