JP4181925B2 - モバイル端末 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自己の位置に応じて無線によるデータ通信を行うモバイル端末が暗号化対象データを暗号化処理して送信するに際して、その暗号化処理がボトルネックとなることに起因するデータ通信のスループット低下を防止するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在のインターネットでは、モバイル端末が固定網のサーバに対して、無線LANを利用して大容量データを暗号化して送信する場合、多くは端末におけるデータの暗号化処理がボトルネックとなって無線LANのスループットが制限される。例えば、IEEE802.11b無線LANでは、WEP(Wired Equivalent Privacy)方式による暗号化を行うことによって、暗号化を行わない場合に比べ、スループットが10%程度低下するという報告がある(例えば非特許文献1)。
【0003】
【非特許文献1】
http://allabout.co.jp/computer/lan/closeup/CU20021108A/
【特許文献】
特開2002−94498号公報
【0004】
また、DSRCを始めとする路車間通信システムでは、暗号を利用するデータ通信は未だ一般的ではないが、近い将来、DSRCが車両に多く搭載されるようになり、データ通信が多く利用されるようになれば、暗号化通信が一般的になると考えられ、その際には、無線LANの場合と同様に車載端末からサーバにデータを送る際にスループット低下の問題が発生すると思われる。
【0005】
暗号化によるスループット低下を防ぐ手法としては、次のものが考えられる。(1) 暗号化処理を、現在の主流であるソフトウェアによる方法ではなく、専用プロセッサで行う。(2)端末のCPUを十分に高速化する。
【0006】
しかし将来の車載端末の中には、インターネットとの接続の通信伝送速度を高速化する一方で、端末コストを抑えるために、情報処理のための高速なCPUや専用プロセッサなどを搭載しないケースがあると考えられる。例えば、車載端末を固定設置するのではなく、普段個人の携帯端末として利用するPDA(Personal Digital Assistant)を、車を利用する際に、車載端末として利用する場合等はこれにあたる。この場合には、上に述べたスループット低下を防ぐことができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、モバイル端末が移動しながら、自己が保持するデータ(比較的大容量のデータ)を暗号化して所定通信装置に送信するに際して、暗号化処理がボトルネックとなることに起因するデータ通信のスループット低下を防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、無線によるデータ通信を行うための通信エリアを提供する所定通信装置との間で、自己の位置に応じて無線によるデータ通信を行うモバイル端末であって、前記通信エリアに到達する前に、暗号化対象データに対して暗号化処理を開始する暗号化手段と、前記暗号化後のデータが蓄積される送信バッファと、前記通信エリアに到達した場合に、前記送信バッファに蓄積された前記暗号化後のデータを、前記所定通信装置に対して送信する通信手段と、を備える構成とした。
【0009】
本発明によれば、モバイル端末(又はこれを搭載した車両等の移動体)が所定通信装置(例えば路車間通信基地局)が提供する通信エリア(カバーエリアともいう)に到達する前に、暗号化対象データ(例えばユーザデータ)の暗号化を開始し、その暗号化後のデータを送信バッファに蓄積する。そして、モバイル端末は、通信エリアに到達した場合に、その蓄積された暗号化後のデータを送信する。このため、モバイル端末のCPUの能力が高くない場合でも、暗号化処理がボトルネックとなることがない。従って、暗号化処理がボトルネックとなることによるデータ通信のスループット低下を防止することが可能となる。
【0010】
上記モバイル端末においては、例えば、前記通信エリアに到達する前に、暗号化の方式(例えば暗号化アルゴリズム)、及び暗号化鍵を設定する設定手段をさらに備え、前記暗号化手段は、暗号化対象データに対して、前記設定された暗号化の方式、及び暗号化鍵による暗号化処理を開始する。なお、暗号化の方式によっては、暗号化鍵が不要なこともある。
【0011】
また、上記モバイル端末においては、例えば、前記設定手段は、外部情報処理端末との間でデータ通信(例えばSSLプロトコルによる暗号化セッションの設定)を行うことにより決定した暗号化の方式、及び暗号化鍵を設定する。
【0012】
このようにすれば、暗号化手段による暗号化処理として、既存のプロトコルによる暗号化の方式、及び暗号鍵による暗号化処理を行うことが可能となる。これは、非常に強力な暗号化処理を極めて低コストで簡便に利用できることを意味する。
【0013】
また、上記モバイル端末においては、例えば、前記設定手段は、ユーザにより入力された暗号化の方式、及び暗号化鍵を設定するようにしてもよい。さらに、その他の手段によって、暗号化の方式、及び暗号化鍵を設定するようにしてもよい。
【0014】
また、上記モバイル端末においては、例えば、前記所定通信装置にはサーバが接続されており、前記所定通信装置は、前記通信手段により送信されるデータを前記サーバに送信する。
【0015】
このようにすれば、モバイル端末は、所定通信装置を介してサーバとの間で通信することができる。
【0016】
また、上記モバイル端末においては、例えば、前記所定通信装置は、路上に固定設置された路側通信装置である。これは、所定通信装置の一例を示したものである。
【0017】
また、本発明は、上記いずれかのモバイル端末を備えた車両としても特定することができる。
【0018】
また、本発明は、システムの発明として次のように特定することができる。
【0019】
無線によるデータ通信を行うための通信エリアを提供する所定通信装置と、該所定通信装置に接続されたサーバと、前記所定通信装置との間で、自己の位置に応じて無線によるデータ通信を行うモバイル端末と、を包含するネットワークシステムであって、前記モバイル端末は、前記通信エリアに到達する前に、暗号化対象データに対して暗号化処理を開始する暗号化手段と、前記暗号化後のデータが蓄積される送信バッファと、前記通信エリアに到達した場合に、前記送信バッファに蓄積された前記暗号化後のデータを、前記所定通信装置に対して送信する通信手段と、を備え、前記所定通信装置は、前記モバイル端末から、前記通信手段により送信される暗号化後のデータを前記サーバに送信し、前記サーバは、前記所定通信装置から送信される暗号化後のデータを受信する、ネットワークシステム。
【0020】
また、本発明は、方法の発明として、次のように特定することができる。
【0021】
自己の位置に応じて無線によるデータ通信を行うモバイル端末が、無線によるデータ通信を行うための通信エリアを提供する所定通信装置との間で通信する方法であって、前記モバイル端末が、前記通信エリアに到達する前に、暗号化対象データに対して暗号化処理を開始するステップと、前記モバイル端末が、前記暗号化後のデータを送信バッファに蓄積するステップと、前記モバイル端末が、前記通信エリアに到達した場合に、前記送信バッファに蓄積された前記暗号化後のデータを、前記所定通信装置に対して送信するステップと、を備える無線通信方法。
【0022】
また、本発明は、プログラムの発明として、次のように特定することができる。
【0023】
無線によるデータ通信を行うための通信エリアを提供する所定通信装置との間で、自己の位置に応じて無線によるデータ通信を行う機能を有するコンピュータを、前記通信エリアに到達する前に、暗号化対象データに対して暗号化処理を開始する暗号化手段と、前記暗号化後のデータが蓄積される送信バッファと、前記通信エリアに到達した場合に、前記送信バッファに蓄積された前記暗号化後のデータを、前記所定通信装置に対して送信する通信手段と、として機能させるためのプログラム。
【0024】
また、本発明は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても特定することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態である路車間通信システムについて図面を参照しながら説明する。図1及び図2は、主に本発明の実施の形態である路車間通信システムの概略システム構成を説明するための図である。
【0026】
本実施形態の路車間通信システムは、サーバ100、路車間通信基地局(路側通信装置ともいう)200、及び車両に搭載されるクライアント(クライアント端末、又はモバイル端末ともいう)300等を包含する。
【0027】
サーバ100は、インターネット等の固定網におかれ、Webサーバ等、データ通信サービスが可能な装置であり、例えば、情報処理端末がこれにインストールされたサーバプログラムを実行することにより実現される。サーバ100は、これに接続された路車間通信基地局200を介してクライアント300との間でデータ通信を行う。また、サーバ100は、送受信性能予測処理部101、SSLプロトコル制御部102、TCPプロトコル制御部103、及びMobileIPプロトコル制御部104を備えている。これらは、サーバ100がそのCPUにより所定記憶装置に格納されたプログラムを実行することにより実現される。
【0028】
路車間通信基地局200は、車両に搭載されたクライアント300との間で無線によるデータ通信(いわゆる路車間通信)を行うための通信エリアを道路上等の所定領域に対して提供する周知の無線通信装置であり、例えば、道路沿い等の路側に固定設置される。路車間通信基地局200は、その通信エリアに到達した(その通信エリア内に入った)クライアント300との間で無線による(本実施形態ではMobileIPによる)データ通信を行う。
【0029】
クライアント300は、路車間通信基地局200との間で、自己の位置に応じて無線によるデータ通信を行う移動可能な、PDAやノート型PC等の情報処理端末(モバイル端末ともいう)である。本実施形態においては、クライアント300は、車両に搭載されてその車両の移動に伴って移動する。そして、クライアント300は、路車間通信基地局200の通信エリアに到達した(その通信エリア内に入った)場合に(例えば受信感度がしきい値を超えたこと、又は特定の信号を受信したこと、が検出された場合等)、その路車間通信基地局200との間で無線による(本実施形態ではMobileIPによる)データ通信を行う。さらに、クライアント300は、その路車間通信基地局200を介してこれに接続されているサーバ100との間でデータ通信を行う。この通信のために、クライアント300は、カバーエリアが狭く(数百m)広帯域回線(約10Mbps)のシステム(本実施形態では無線LAN通信装置)を備えている。この無線LAN通信装置は後述のように、主に送信バッファ303に蓄積された暗号化後のデータの送信に用いられる。
【0030】
また、クライアント300は、カバーエリアは広い(2-4km程度)ものの回線が狭帯域(例えば100kbps)のシステム(本実施形態では携帯電話機)を備えている。この携帯電話機は後述のように、主に暗号化手段302による暗号化の方式(例えば暗号化アルゴリズム)、及び暗号鍵を決定する通信のために用いられる。
【0031】
クライアント300は、図2に示すように、暗号化対象データとして大容量ユーザデータ(最大10Mバイト程度)等が格納されたハードディスク装置等のデータ格納装置301、このユーザデータに対して暗号化処理を実行する暗号化手段302、その暗号化後のデータが蓄積される記憶装置である送信バッファ303、送受信性能予測処理部304、SSLプロトコル制御部305、TCPプロトコル制御部306、及びMobileIPプロトコル制御部307等を備える。これら暗号化手段302、送受信性能予測処理部304、SSLプロトコル制御部305、TCPプロトコル制御部306、及びMobileIPプロトコル制御部307は、クライアント300がそのCPUによりデータ格納装置301等に格納されたプログラムを実行することにより実現される。
【0032】
次に、上記路車間通信システムの動作について図2及び図3を参照しながら説明する。以下の処理は、クライアント300及びサーバ100に所定プログラムが読み込まれて、そのCPU等により実行されることによって実現される。
【0033】
(クライアント300が通信エリアに到達する前の処理)
【0034】
図2に示すように、クライアント300は、路車間通信基地局200が提供する通信エリアに到達する前に、上位アプリケーションからユーザデータ送信要求通知があると(S100)、その携帯電話機を介してサーバ100に接続する。そして、クライアント300は、送受信性能予測処理部304により、その送信要求されたユーザデータをサーバ100に送信する際の最大スループットの期待値R2(その送信要求されたデータを路車間通信システムを介してサーバ100に送る際、暗号化せずに送る時のスループットの期待値R2)を問い合わせる(S101)。
【0035】
サーバ100は、送受信性能予測処理部101により、クライアント300からの問い合わせを受付け、スループットの期待値R2をクライアント300に対して送信する(S102)。
【0036】
クライアント300は、送受信性能予測処理部304により、サーバ100からのスループットの期待値R2を受信する。そして、クライアント300は、その送信要求されたユーザデータを、通信エリアを通過するまでに暗号化しながら送信完了できるか否かを判定する。この判定のために、期待値R2<暗号化手段による暗号化処理速度RA、または、送信要求のあったデータのデータ量SA<式)自己の暗号化処理速度RA*通信エリア長L2/自己の移動速度(車速)Vを満たすか否かを判定する(S103)。なお、暗号化処理速度RA、データ量SA、及び通信エリア長L2は既知であるものとする。また、自己の移動速度(車速)Vはクライアント300が搭載されている車両に取り付けられている車速センサ等から得られる。
【0037】
これらの条件を満たす場合には、通信エリアを通過するまでに暗号化しながら送信完了できるものとして、以下の処理は行わず、S109からの処理を行う。
【0038】
一方、これらの条件を満たさない場合には、通信エリアを通過するまでに暗号化しながら送信したのでは送信完了できないとして事前に暗号化処理すべく、以下の処理を行う。
【0039】
(暗号化の方式、及び暗号鍵の設定)
【0040】
この場合、まず、送受信性能予測処理部304は、SSL(Secure Socket Layer)プロトコル制御部305に対して携帯電話機を介したSSLセッションの設定を指示する(S103)。SSLプロトコル制御部305は、SSLセッションの設定指示を受けると、携帯電話機を介してサーバ100との間で暗号化セッションを設定する。具体的には、クライアント300とサーバ100との間で、TCPプロトコル制御部306、及びMobileIPプロトコル制御部307によるTCP/IPのコネクションを設定し(S104)、さらにSSLプロトコル制御部305による暗号化セッションを設定する(S105)。この暗号化セッションの設定により、暗号化の方式、及び暗号化鍵が決定(設定)されることになる。
【0041】
(暗号化処理)
【0042】
暗号化セッションの設定が完了すると、暗号化手段302は、送信要求があったユーザデータに対して、暗号化セッションにより設定された暗号化の方式、及び暗号化鍵による暗号化処理を開始する。暗号化後のデータはサーバ100に送られずに送信バッファ303に蓄積される(S106)。
【0043】
(クライアント300が通信エリアに到達した後の処理)
【0044】
次に、図3に示すように、クライアント300が路車間通信基地局200が提供する通信エリアに到達したこと(入ったこと)が検出されると、S105で暗号化セッションが既に設定されている場合には、SSLプロトコル制御部305は、送信バッファ303から暗号化後のデータを取り出し、路車間通信システム(路車間通信基地局200)を介して、そのセッションによってその暗号化後のデータをサーバ100へ送信する(S107)。この場合、サーバ100は、クライアント300から送信されるその暗号化後のデータを受信し、この暗号化後のデータに対して、既に設定されているセッションで決定した暗号化の方式、及び暗号化鍵による復号化処理を実行する。なお、S106で開始したユーザデータに対する暗号化処理が通信エリアに到達する前に完了しなかった場合には、その到達後もそのまま継続する。
【0045】
一方、S105で暗号化セッションが設定されていない場合は、路車間通信システム(路車間通信基地局200)を介してサーバ100との間で新たに暗号化セッションを設定して(S109)、そのセッションでデータをサーバ100へ送信する(S110)。この場合、サーバ100は、クライアント300から送信されるその暗号化後のデータを受信し、この暗号化後のデータに対して、新たに設定されたセッションで決定した暗号化の方式、及び暗号化鍵による復号化処理を実行する。
【0046】
以上述べたように、本実施形態の路車間通信システムにおいては、クライアント300は、路車間通信基地局200が提供する通信エリア(カバーエリアともいう)に到達する前に、暗号化対象データ(ここではユーザデータ)に対して暗号化手段303による暗号化処理を開始し、その暗号化後のデータを送信バッファ303に蓄積する。そして、クライアント300は、通信エリアに到達した場合に、送信バッファ303に蓄積された暗号化後のデータを、その通信エリアを提供する路車間通信基地局200に対して送信する。このため、クライアント300のCPUの能力が高くない場合でも、暗号化処理がボトルネックとなることがない。従って、暗号化処理がボトルネックとなることによるデータ通信のスループット低下を防止することが可能となる。
【0047】
次に、本実施形態の路車間通信システムの変形例について説明する。
【0048】
上記実施形態においては、クライアント300は、車両に搭載されてその車両の移動に伴って移動するように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、クライアント300は、車両以外の移動体(オートバイや自転車等)に搭載されてその移動体の移動に伴って移動するものであってもよいし、又は人等に携帯されてその人等の移動に伴って移動するものであってもよい。
【0049】
また、上記実施形態においては、暗号化手段302による暗号化の方式、及び暗号化鍵については、クライアント300とサーバ100との間の携帯電話機を介した暗号化セッションの設定により決定されるように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、事前に両者間で取り決めておいた暗号化の方式、及び暗号鍵(例えばユーザが予め入力した暗号化の方式、及び暗号鍵)を用いるようにしてもよい。この場合、クライアント300とサーバ100との間の携帯電話機を介した暗号化セッションの設定を行う必要がない。即ち、この場合、携帯電話機は不要となる。
【0050】
また、クライアント300とサーバ100との間の携帯電話機を介した暗号化セッションの設定に代えて、図4に示すように、両者間で事前に、別の路車間通信基地局200(同図では路車間通信基地局(1)として示す)を介した暗号化セッションの設定を行うようにしてもよい。他の動作については、上述の携帯電話機を介した暗号化セッションの設定と同様であるため、同一の符号を付すことで、その説明を省略する。
【0051】
また、上記実施形態では、路車間通信基地局200とクライアント300とは両者間で無線LANによる無線通信を行う装置により構成されているように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、両者間でDSRC(Dedicated Short Range Communications)による無線通信を行う装置により構成されていてもよい。
【0052】
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。このため、上記の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、これらの記載によって本発明が限定的に解釈されるものではない。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、モバイル端末が移動しながら、自己が保持するデータ(比較的大容量のデータ)を暗号化して所定通信装置に送信するに際して、暗号化処理がボトルネックとなることに起因するデータ通信のスループット低下を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態である路車間通信システムの概略システム構成を説明するための図である。
【図2】 主に本発明の実施の形態である路車間通信システムの動作を説明するための図である。
【図3】 主に本発明の実施の形態である路車間通信システムの動作を説明するための図である。
【図4】 本発明の実施の形態である路車間通信システムの変形例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100 サーバ
101 送受信性能予測処理部
102 SSLプロトコル制御部
103 TCPプロトコル制御部
104 MobileIPプロトコル制御部
200 路車間通信基地局
300 クライアント
301 データ格納装置
302 暗号化手段
303 送信バッファ
304 送受信性能予測処理部
305 SSLプロトコル制御部
306 TCPプロトコル制御部
307 MobileIPプロトコル制御部

Claims (10)

  1. 無線によるデータ通信を行うための通信エリアを提供する所定通信装置との間で、自己の位置に応じて無線によるデータ通信を行うモバイル端末であって、
    前記通信エリアに到達する前に、暗号化対象データに対して暗号化処理を開始する暗号化手段と、
    前記暗号化後のデータが蓄積される送信バッファと、
    前記通信エリアに到達した場合に、前記送信バッファに蓄積された前記暗号化後のデータを、前記所定通信装置に対して送信する通信手段と、
    を備えるモバイル端末。
  2. 前記通信エリアに到達する前に、暗号化の方式、及び暗号化鍵を設定する設定手段をさらに備え、
    前記暗号化手段は、暗号化対象データに対して、前記設定された暗号化の方式、及び暗号化鍵による暗号化処理を開始する、
    請求項1に記載のモバイル端末。
  3. 前記設定手段は、外部情報処理端末との間でデータ通信を行うことにより決定した暗号化の方式、及び暗号化鍵を設定する、
    請求項2に記載のモバイル端末。
  4. 前記設定手段は、ユーザにより入力された暗号化の方式、及び暗号化鍵を設定する、
    請求項2に記載のモバイル端末。
  5. 前記所定通信装置にはサーバが接続されており、
    前記所定通信装置は、前記通信手段により送信されるデータを前記サーバに送信する、
    請求項1から4のいずれかに記載のモバイル端末。
  6. 前記所定通信装置は、路上に固定設置された路側通信装置である、
    請求項1から5のいずれかに記載のモバイル端末。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のモバイル端末を備えた車両。
  8. 無線によるデータ通信を行うための通信エリアを提供する所定通信装置と、該所定通信装置に接続されたサーバと、前記所定通信装置との間で、自己の位置に応じて無線によるデータ通信を行うモバイル端末と、
    を包含するネットワークシステムであって、
    前記モバイル端末は、
    前記通信エリアに到達する前に、暗号化対象データに対して暗号化処理を開始する暗号化手段と、
    前記暗号化後のデータが蓄積される送信バッファと、
    前記通信エリアに到達した場合に、前記送信バッファに蓄積された前記暗号化後のデータを、前記所定通信装置に対して送信する通信手段と、
    を備え、
    前記所定通信装置は、
    前記モバイル端末から、前記通信手段により送信される暗号化後のデータを前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記所定通信装置から送信される暗号化後のデータを受信する、
    ネットワークシステム。
  9. 自己の位置に応じて無線によるデータ通信を行うモバイル端末が、無線によるデータ通信を行うための通信エリアを提供する所定通信装置との間で通信する方法であって、
    前記モバイル端末が、前記通信エリアに到達する前に、暗号化対象データに対して暗号化処理を開始するステップと、
    前記モバイル端末が、前記暗号化後のデータを送信バッファに蓄積するステップと、
    前記モバイル端末が、前記通信エリアに到達した場合に、前記送信バッファに蓄積された前記暗号化後のデータを、前記所定通信装置に対して送信するステップと、
    を備える無線通信方法。
  10. 無線によるデータ通信を行うための通信エリアを提供する所定通信装置との間で、自己の位置に応じて無線によるデータ通信を行う機能を有するコンピュータを、
    前記通信エリアに到達する前に、暗号化対象データに対して暗号化処理を開始する暗号化手段と、
    前記暗号化後のデータが蓄積される送信バッファと、
    前記通信エリアに到達した場合に、前記送信バッファに蓄積された前記暗号化後のデータを、前記所定通信装置に対して送信する通信手段と、
    として機能させるためのプログラム。
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