JP4180247B2 - オブジェクト管理方法を切り替える装置および方法 - Google Patents

オブジェクト管理方法を切り替える装置および方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オブジェクト指向プログラミングに係り、コンポーネントを組み合わせてアプリケーションプログラムを構築し運用するためのオブジェクト管理装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
業務システム等のアプリケーションプログラム(アプリケーション)は、しばしば、コンポーネントと呼ばれるプログラム単位を組み合わせて構築される。このようなアプリケーションの構築時/運用時(実行時)において、コンポーネント基盤は、二次記憶アクセス機能(例えば、データベースアクセス機能)、トランザクション機能、分散環境における通信機能等を各コンポーネントに提供する。
【0003】
このうち、二次記憶アクセス機能は、アプリケーションからの要求に従って二次記憶にアクセスし、コンポーネントが指定する永続化オブジェクトのデータの書込みや読出しを行う機能である。ここで、永続化オブジェクトとは、二次記憶内のデータに対応するオブジェクトを指す。このオブジェクトは、通常、二次記憶内のデータと同じくらい長い寿命を持つ。
【0004】
二次記憶への書込み・読出しの頻度はアプリケーション全体の性能に大きく関わるため、二次記憶へのアクセス回数を削減するために、オブジェクトのキャッシング機構がよく用いられる。この機構では、過去に二次記憶から読込んだデータを持つオブジェクトをメモリ上のキャッシュ内に蓄積しておき、同じデータの検索要求があった場合には、キャッシュ内のオブジェクトが用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のコンポーネント基盤におけるキャッシングには、次のような問題がある。
【0006】
オブジェクトのキャッシングでは、キャッシュ内のデータの有効期間が重要になる。例えば、オブジェクトがキャッシュに登録されたあと、そのキャッシュを利用しないアプリケーションが、登録されたオブジェクトに対応する二次記憶のデータを変更すると、キャッシュ内のオブジェクトのデータと二次記憶内のデータが一致しなくなる。
【0007】
そこで、この場合は、1つのトランザクション内に限定したキャッシングを行い、トランザクション終了時にデータが変更されている場合は、そのトランザクションの結果を無効にするような機構が必要となる。
【0008】
一方、二次記憶内のデータがまったく変更されない場合には、オブジェクトのデータと二次記憶内のデータが常に等しいことが保証されるため、キャッシュに登録されたオブジェクトは常に有効となる。
【0009】
従来のコンポーネント基盤が有するキャッシング機構は、すべてのアプリケーションが安全に動作できるような、効果が少ないキャッシング機構と、コンポーネント基盤自体に課された利用制限の下で最適化されたキャッシング機構のうちのいずれかである。このため、個々のアプリケーションに適したキャッシング戦略を実現するには、アプリケーション側でキャッシング機構を持つしかなく、アプリケーション開発の負荷が増大する。
【0010】
本発明の課題は、コンポーネントを組み合わせてアプリケーションを構築し運用するシステムにおいて、個々のアプリケーションに適したキャッシング機構をコンポーネント基盤の中で提供するオブジェクト管理装置およびその方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明のオブジェクト管理装置の原理図である。図1のオブジェクト管理装置は、選択手段1と切替手段2を備え、1つ以上のコンポーネントを含むアプリケーションプログラムにより用いられるオブジェクトを、アプリケーションプログラムを構成し実行する基盤となるコンポーネント基盤の中で管理する。
【0012】
選択手段1は、あらかじめ用意された複数のオブジェクト管理方法から、コンポーネントの種類に適したオブジェクト管理方法を選択する。切替手段2は、コンポーネント基盤の中で、外部記憶のデータに対応する永続化オブジェクトを特定のアルゴリズムでキャッシュするオブジェクトキャッシュ部品と、外部記憶のデータと永続化オブジェクトの間の変換を行うオブジェクト永続化処理部品のうち、少なくとも一方を、選択されたオブジェクト管理方法に対応する部品に切り替える。
【0013】
オブジェクト管理方法は、システム内で使用されるオブジェクトを管理するアルゴリズムを表し、外部記憶に格納されたデータへのアクセス方法を含む。外部記憶は、例えば、二次記憶に対応する。
【0014】
選択手段1は、選択したオブジェクト管理方法の情報を、直接、あるいは格納部を介して、切替手段2に通知する。切替手段2は、通知されたオブジェクト管理方法に従って、コンポーネント基盤が提供するオブジェクトキャッシュ部品とオブジェクト永続化処理部品の少なくとも一方を、コンポーネントの種類に適した部品に切り替える。オブジェクト管理装置は、こうして切り替えられた部品を用いて、永続化オブジェクトをキャッシュする。
【0015】
このようなオブジェクト管理装置によれば、コンポーネント基盤の中で、コンポーネントの種類毎に、適切なオブジェクトキャッシュ部品およびオブジェクト永続化処理部品が自動的に組み込まれるので、個々のアプリケーションに適したキャッシング機構が自動的に提供される。
【0016】
例えば、図1の選択手段1と切替手段2は、ぞれぞれ、後述する図2の選択部36と切替部37に対応する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本実施形態においては、コンポーネント基盤が提供するキャッシング機構等のオブジェクト管理方法を、自動的にアプリケーションの性質に適したものに切り替える。アプリケーションの性質としては、そのアプリケーションが処理するデータの用途や処理方法等が含まれる。オブジェクト管理方法をアプリケーションに合わせて切り替えることで、これまでアプリケーション側で用意していたキャッシング機構が不要になり、アプリケーション開発の工数が削減される。
【0018】
図2は、クライアント−サーバ間で情報処理を行う実施形態のシステムの基本構成図である。図2のシステムは、アプリケーション11、コンポーネント基盤12、および二次記憶13を備える。アプリケーション11は、クライアントアプリケーション21とコンポーネント22を含み、コンポーネント22は、インタフェース23および永続化オブジェクト24を含む。
【0019】
クライアントアプリケーション21は、コンポーネント22のインタフェース23を介して、コンポーネント基盤12にオブジェクトの検索、格納等の処理を依頼する。
【0020】
また、コンポーネント基盤12は、例えば、サーバのメモリ上に構築され、オブジェクト管理部31と二次記憶インタフェース32を含む。オブジェクト管理部31は、インタフェース33、オブジェクトキャッシュ部品34、オブジェクト永続化処理部品35、選択部36、および切替部37を含む。
【0021】
コンポーネント基盤12は、アプリケーション11を構築し実行するための基盤となり、オブジェクト管理部31は、アプリケーション11からの要求に応じて、二次記憶13内のデータに対応する永続化オブジェクト24を検索したり、格納したりする処理を行う。また、二次記憶インタフェース32は、オブジェクト管理部31と二次記憶13の間の入出力インタフェースとして動作する。二次記憶13には、例えば、レコードの形式でデータが格納される。
【0022】
インタフェース33は、アプリケーション11が永続化オブジェクト24を取得・格納する方法を規定し、インタフェース23とオブジェクトキャッシュ部品34の間のインタフェースとして動作する。オブジェクトキャッシュ部品34は、性能向上のために、オブジェクトの種類毎に特定の戦略でオブジェクトをキャッシュすることで、二次記憶13へのアクセスの回数を削減する。オブジェクト永続化処理部品35は、二次記憶13内のデータとオブジェクトの間の変換を行う。
【0023】
選択部36は、例えば、ユーザからの指示に基づいて、あらかじめ用意された複数のオブジェクト管理方法の中から、コンポーネント22の種類に適した方法を選択する。切替部37は、選択されたオブジェクト管理方法に対応するオブジェクトキャッシュ部品34とオブジェクト永続化処理部品35を配置して、コンポーネント22に適したキャッシング機構を自動的に生成する。これにより、オブジェクト管理部31のオブジェクト管理方法が、コンポーネント22に合わせて切り替えられる。
【0024】
一般には、アプリケーション11には1つ以上のコンポーネントが含まれるので、選択部36は、コンポーネント毎に適切なオブジェクト管理方法を選択する。そして、切替部37は、選択されたオブジェクト管理方法に対応するオブジェクトキャッシュ部品とオブジェクト永続化処理部品を配置して、コンポーネント毎のキャッシング機構を生成する。
【0025】
例えば、アプリケーション11が2つのコンポーネントを含む場合は、図3のようなシステムが構築される。図3のアプリケーション11は、コンポーネント22、25を含み、コンポーネント25は、インタフェース26および永続化オブジェクト27を含む。
【0026】
この場合、選択部36は、コンポーネント22、25のそれぞれに適したオブジェクト管理方法を選択する。そして、切替部37は、コンポーネント22、25に対して、それぞれ、オブジェクトキャッシュ部品34、39とオブジェクト永続化処理部品35、40をコンポーネント基盤12に組み込む。また、インタフェース38は、インタフェース33と同様に、インタフェース26とオブジェクトキャッシュ部品39の間のインタフェースとして動作する。
【0027】
このように、アプリケーションの構成単位であるコンポーネント毎にオブジェクトキャッシュ部品とオブジェクト永続化処理部品を切り替えることで、コンポーネント毎に適切なキャッシング機構が生成される。これにより、アプリケーションの性質に適したオブジェクト管理が実現される。
【0028】
ただし、切替部37は、オブジェクトキャッシュ部品とオブジェクト永続化処理部品の両方をコンポーネント毎に切り替える必要はなく、必要に応じて、いずれか一方のみを切り替えることもできる。
【0029】
ところで、選択部36および切替部37がコンポーネント毎のキャッシング機構を生成する方法としては、オブジェクトキャッシュ部品とオブジェクト永続化処理部品を自動生成する第1の方法と、あらかじめ用意された部品群の中からオブジェクトキャッシュ部品とオブジェクト永続化処理部品を選択する第2の方法が考えられる。第1の方法は、主に、アプリケーション11の構築時に用いられ、第2の方法は、主に、アプリケーション11の運用時に用いられる。
【0030】
図4は、第1の方法に基づくシステムを示している。図4の切替部37は、あらかじめオブジェクトキャッシュ部品34とオブジェクト永続化処理部品35のプログラムのテンプレートを保持している。選択部36は、選択したオブジェクト管理方法を切替部37に通知し、切替部37は、通知されたオブジェクト管理方法を実現するオブジェクトキャッシュ部品34とオブジェクト永続化処理部品35を自動生成して、コンポーネント基盤12に組み込む。
【0031】
図5は、図4のオブジェクト管理部31による組み込み処理のフローチャートである。ここでは、コンポーネント基盤12上に処理対象の複数のコンポーネントが存在するものとする。
【0032】
まず、選択部36は、コンポーネント基盤12上の1つのコンポーネントについてオブジェクト管理方法を選択する(ステップS1)。次に、切替部37は、テンプレートを用いて、選択されたオブジェクト管理方法に合ったオブジェクトキャッシュ部品のプログラムを生成し(ステップS2)、その管理方法に合ったオブジェクト永続化処理部品のプログラムを生成する(ステップS3)。そして、生成した部品をコンポーネント基盤に組み込む(ステップS4)。
【0033】
次に、選択部36は、コンポーネント基盤12上に未処理のコンポーネントがあるか否かをチェックし(ステップS5)、そのようなコンポーネントがあれば、ステップS1以降の処理を繰り返す。そして、すべてのコンポーネントについてオブジェクト管理方法が選択されると、処理を終了する。
【0034】
このように、オブジェクトキャッシュ部品とオブジェクト永続化処理部品を自動生成することにより、これらの部品をあらかじめ用意する必要がなくなる。オブジェクトキャッシュ部品とオブジェクト永続化処理部品のプログラムおよびテンプレートの例については後述する。
【0035】
図6は、第2の方法に基づくシステムを示している。図6のオブジェクト管理部31は格納部41を含み、選択部36は、選択したオブジェクト管理方法を指定する情報を格納部41に格納する。これにより、コンポーネント22に適したオブジェクト管理方法が格納部41に設定される。
【0036】
切替部37は、格納部41からオブジェクト管理方法の情報を読込み、あらかじめ用意されたオブジェクトキャッシュ部品群42およびオブジェクト永続化処理部品群43から、それぞれ、設定されたオブジェクト管理方法を実現する部品を選択して、コンポーネント基盤12に組み込む。
【0037】
図7は、図6のオブジェクト管理部31による組み込み処理のフローチャートである。ここでは、コンポーネント基盤12上に処理対象の複数のコンポーネントが存在するものとする。図7のステップS11、S14、およびS15の処理については、図5のステップS1、S4、およびS5の処理と同様である。
【0038】
ステップS11において、選択部36がオブジェクト管理方法を選択すると、次に、切替部37は、選択されたオブジェクト管理方法に合ったオブジェクトキャッシュ部品を部品群42の中から選択する(ステップS12)。そして、その管理方法に合ったオブジェクト永続化処理部品を部品群43の中から選択して(ステップS13)、ステップS14以降の処理を行う。
【0039】
このように、オブジェクトキャッシュ部品とオブジェクト永続化処理部品を部品群から選択することにより、プログラム自動生成のための処理を組み込む必要がなくなる。あらかじめ用意されるオブジェクトキャッシュ部品とオブジェクト永続化処理部品のプログラムの例については後述する。
【0040】
選択部36は、ユーザが指定したオブジェクト管理方法を選択する以外に、アプリケーション11が指定したオブジェクト管理方法を選択することもできる。図8は、このようなシステムを示している。図8において、クライアントアプリケーション21は、コンポーネント22に適したオブジェクト管理方法を指定し、選択部36は、その指定を受け付けて、指定されたオブジェクト管理方法を選択する。この選択方法によれば、ユーザは、コンポーネント毎にオブジェクト管理方法を指定する必要がなくなる。
【0041】
また、選択部36は、アプリケーションの用途をユーザに入力させ、入力された情報を基に適切なオブジェクト管理方法を選択することもできる。図9は、このようなシステムを示している。図9の選択部36は、入力部51、推論部52、および推論ルール格納部53を含む。
【0042】
推論ルール格納部53は、適切なオブジェクト管理方法を推論するための推論ルールを保持している。入力部51は、ユーザが指定したコンポーネント22の用途を入力し、推論部52は、推論ルール格納部53の推論ルールに従って、入力された用途からコンポーネント22に適したオブジェクト管理方法を決定する。この選択方法によれば、ユーザは、コンポーネントの用途を指定するだけでよく、オブジェクト管理方法を指定する必要がなくなる。推論ルール格納部53には、例えば、以下のような推論ルールが格納される。
if 用途=マスタ検索 then
オブジェクトキャッシュ部品=参照のみ部品
オブジェクト永続化処理部品=利用データ項目絞込み部品
else if 用途=オンライン伝票処理 then
オブジェクトキャッシュ部品=トランザクション内キャッシュ部品
オブジェクト永続化処理部品=全データ項目処理部品
else if 用途=バッチ伝票処理 then
オブジェクトキャッシュ部品=シーケンシャル処理部品
オブジェクト永続化処理部品=利用データ項目絞込み部品
...
ここで、マスタ検索は、二次記憶13から元データを読出す処理に対応し、オンライン伝票処理およびバッチ伝票処理は、業務システムにおける伝票データの参照・更新等の処理に対応する。
【0043】
また、参照のみ部品は、オブジェクトのデータを更新せずに、参照のみを行うアプリケーションのために用意されたオブジェクトキャッシュ部品を表し、トランザクション内キャッシュ部品は、オブジェクトのデータの更新を行うアプリケーションのために用意されたオブジェクトキャッシュ部品を表す。シーケンシャル処理部品は、検索結果として返された複数のオブジェクトを順番に処理するアプリケーションのために用意されたオブジェクトキャッシュ部品を表す。
【0044】
また、利用データ項目絞込み部品は、オブジェクトのデータのうち指定された項目についてのみ、二次記憶13に対する書込み・読出しを行うオブジェクト永続化処理部品を表し、全データ項目処理部品は、オブジェクトのすべてのデータ項目について、二次記憶13に対する書込み・読出しを行うオブジェクト永続化処理部品を表す。これらの部品の例については、後述することにする。
【0045】
切替部37は、選択部36が選択したオブジェクト管理方法に基づいて切替を行う代わりに、あらかじめ決められたスケジュールに従って自動的に切替を行うこともできる。図10は、このようなシステムを示している。図10のオブジェクト管理部31は、選択部36に替えて、タイマ61、切替スケジュール定義部62、および切替スケジュール格納部63を含む。
【0046】
切替スケジュール定義部62は、どのオブジェクト管理方法をいつ採用するか(どのオブジェクトキャッシュ部品とオブジェクト永続化処理部品をいつ使うか)を定義する切替スケジュール情報を生成し、切替スケジュール格納部63に格納する。また、タイマ61は、日時情報を生成して、切替部37に出力する。切替部37は、タイマ61からの日時情報を参照しながら、切替スケジュール格納部63の切替スケジュール情報に従って、オブジェクトキャッシュ部品とオブジェクト永続化処理部品を切り替える。
【0047】
例えば、昼間はオンライン伝票処理を行い、夜間はバッチ伝票処理を行うようなシステムの場合、あらかじめ昼間と夜間で異なる部品を使用する切替スケジュールを用意しておく。このように、切替スケジュール情報に従って切替を行うことで、アプリケーションの運用時にオブジェクト管理方法を選択する必要がなくなる。
【0048】
次に、図11から図18までを参照しながら、オブジェクトキャッシュ部品の例について説明する。
図11は、トランザクション内キャッシュ部品の例を示している。図11のオブジェクトキャッシュ部品71は、オンライン伝票処理のように、オブジェクトのデータを更新するコンポーネントのために用意され、トランザクション毎にオブジェクトをキャッシュするキャッシュテーブルを持つ。そして、トランザクション開始後からキャッシュテーブルにオブジェクトを登録し、トランザクション終了時にキャッシュテーブルをクリアする。
【0049】
ここでは、オブジェクトキャッシュ部品71は、トランザクションA、B、およびCにそれぞれ対応するキャッシュテーブル72、73、および74を保持している。そして、各キャッシュテーブルには識別情報とともに永続化オブジェクトが登録される。このうち、トランザクションC用のキャッシュテーブル74には、識別情報ID1、ID2、およびID3にそれぞれ対応する永続化オブジェクト75、76、および77が登録されている。
【0050】
その後、トランザクションCがコミットまたはロールバックにより終了すると、オブジェクトキャッシュ部品71は、図12に示すように、キャッシュテーブル74をクリアする。
【0051】
このようなオブジェクトキャッシュ部品によれば、永続化オブジェクトがトランザクション毎にキャッシュされ、トランザクション終了時にはキャッシュが解放されるため、常に最新のデータに基づいて処理が行われる。
【0052】
図13は、参照のみ部品の例を示している。図13のオブジェクトキャッシュ部品82は、マスタ検索のように、オブジェクトのデータの参照のみを行うコンポーネントのために用意され、全トランザクション共通のキャッシュテーブルを持つ。そして、1つのトランザクションが終了してもキャッシュテーブルをクリアしない。したがって、他のトランザクションも同じキャッシュテーブルに登録されたオブジェクトを利用することができる。
【0053】
ここでは、オブジェクトキャッシュ部品81が保持するキャッシュテーブル82には、図11のキャッシュテーブル74と同様に、永続化オブジェクト75、76、および77が登録されている。その後、トランザクションCが終了してもキャッシュテーブル82はクリアされず、トランザクションAおよびBは、これらの永続化オブジェクトを参照することができる。
【0054】
このようなオブジェクトキャッシュ部品によれば、永続化オブジェクトが複数のトランザクションに共通のキャッシュに保持されるので、それらのトランザクションが同じキャッシュを利用することができる。
【0055】
図14は、シーケンシャル処理部品の例を示している。図14のオブジェクトキャッシュ部品91は、バッチ伝票処理のように、オブジェクトの検索結果としてオブジェクトの集合が返されたとき、それらのオブジェクトを必ず順番に処理するようなコンポーネントのために用意される。そして、アプリケーション11が集合の次の要素に対応するオブジェクトを取得しようとしたとき、直前まで使用していたオブジェクトのデータを二次記憶13に書込み、次の要素のデータをそのオブジェクトに設定して、それをアプリケーション11に返す。
【0056】
まず、アプリケーション11から検索要求があると、オブジェクトキャッシュ部品91は、二次記憶13からデータ集合を取得する。そして、対応するオブジェクトの集合を表す集合オブジェクト92を生成して、それをアプリケーション11に返す。このとき、図2の二次記憶インタフェース32は、二次記憶13からデータ集合の先頭部分または全部(データD1、D2、およびD3)を取得して、一時的に保持する。
【0057】
次に、アプリケーション11は、図15に示すように、集合オブジェクト92の最初のオブジェクトの取得を要求する。このとき、オブジェクトキャッシュ部品91は、二次記憶インタフェース32から最初のデータD1を永続化オブジェクト93に設定し、永続化オブジェクト93をアプリケーション11に返す。
【0058】
次に、アプリケーション11は、図16に示すように、集合オブジェクト92の次のオブジェクトの取得を要求する。このとき、オブジェクトキャッシュ部品91は、永続化オブジェクト93のデータを二次記憶13に書込む。そして、図17に示すように、二次記憶インタフェース32から2番目のデータD2を永続化オブジェクト93に設定し、永続化オブジェクト93をアプリケーション11に返す。
【0059】
以下、同様の処理が繰り返され、二次記憶インタフェース32のデータがすべて永続化オブジェクト93に設定されると、次の部分データが二次記憶13から取得される。そして、データ集合のデータがすべて取得されると、処理が終了する。
【0060】
このようなオブジェクトキャッシュ部品によれば、1つの永続化オブジェクトを繰り返し利用することで、データ集合をアプリケーションに渡すことができる。したがって、必要なオブジェクトの個数が最小化され、コンポーネント基盤12の資源の利用効率が向上する。
【0061】
図18は、二次記憶13のすべてのデータをキャッシュするオブジェクトキャッシュ部品を示している。図18のオブジェクトキャッシュ部品101は、オブジェクトのデータの参照のみを行うコンポーネントのために用意され、参照されるオブジェクトに対応する二次記憶13のデータ量が少ない場合に用いられる。そして、アプリケーション11が検索要求を出す前に、あらかじめ二次記憶13内のすべてのデータをキャッシュに登録しておく。
【0062】
ここでは、二次記憶13内のすべてのデータD1、D2、およびD3がそれぞれ永続化オブジェクト103、104、および105に変換され、キャッシュテーブル102に登録されている。このようなオブジェクトキャッシュ部品によれば、アプリケーション11からの検索要求があると、直ちにデータを返すことができるため、処理が高速化される。
【0063】
次に、図19は、オブジェクト永続化処理部品の1つに対応する利用データ項目絞込み部品の例を示している。図19の利用データ項目格納部111および利用データ項目指示部112は、それぞれ、図6の格納部41および選択部36に含まれる。利用データ項目指示部112は、コンポーネントの種類毎に利用されるオブジェクトのデータ項目を指定し、その情報を利用データ項目格納部111に格納する。オブジェクトのデータ項目は、例えば、二次記憶13内のレコードのフィールド(属性)に対応する。
【0064】
オブジェクトキャッシュ部品34がキャッシュテーブル113に永続化オブジェクト114を登録するとき、オブジェクト永続化処理部品115は、利用データ項目格納部111を参照し、指定されたデータ項目のみを二次記憶13から読出して、永続化オブジェクト114に書込む。また、オブジェクトキャッシュ部品34が永続化オブジェクト114のデータを二次記憶13に書込むとき、オブジェクト永続化処理部品115は、指定されたデータ項目のみを二次記憶13に書込む。
【0065】
ここでは、二次記憶13内の各データは、A1、A2、およびA3の3つの属性から構成されており、オブジェクトキャッシュ部品34は、識別情報ID1に対応するデータをキャッシュしている。
【0066】
例えば、利用データ項目格納部111において、これらの3つの属性がデータ項目として指定されている場合、オブジェクト永続化処理部品115は、二次記憶13からID1に対応する3つの属性“aaa”、“x”、および“1000”を読出し、永続化オブジェクト114の対応する属性に設定する。
【0067】
また、利用データ項目格納部111において、属性A1のみがデータ項目として指定されている場合、オブジェクト永続化処理部品115は、二次記憶13からID1の属性A1に対応する“aaa”のみを読出し、永続化オブジェクト114の属性A1に設定する。
【0068】
このようなオブジェクト永続化処理部品によれば、オブジェクトのデータを必要なデータ項目のみに絞込んで、読出し・書込みを行うことができる。このため、二次記憶13とコンポーネント基盤12の間のデータ転送が削減され、処理が高速化される。
【0069】
次に、図20から図27までを参照しながら、コンポーネントおよびコンポーネント基盤の具体例について説明する。
図20は、図3のシステムに対応するEJB(Enterprise JavaBeans)(商標)のモデルを示している。ここでは、エンティティビーン(Entity Bean )が永続化オブジェクトに対応し、EJBコンテナ121がコンポーネント基盤12に対応する。
【0070】
コンポーネント22は、EJBObject122とエンティティビーン123を含み、コンポーネント25は、EJBObject124とエンティティビーン125を含む。EJBObject122、124は、クライアントアプリケーション21がエンティティビーン123、125にアクセスするためのインタフェースである。
【0071】
また、インタフェース23、33は、EJB Homeと呼ばれるインタフェースを構成し、クライアントアプリケーション21からの検索要求等をオブジェクトキャッシュ部品34に伝える。インタフェース26、38についても同様である。
【0072】
オブジェクトキャッシュ部品34は、特定の戦略でエンティティビーンをキャッシュし、オブジェクト永続化処理部品35は、二次記憶13内のデータとエンティティビーンの変換を行う。これにより、エンティティビーンのキャッシング機構が実現される。
【0073】
切替部37が、図4のようなプログラムの自動生成を行う場合、例えば、図21および図22のようなテンプレートを用いる。図21および図22は、それぞれ、オブジェクトキャッシュ部品およびオブジェクト永続化処理部品のテンプレートの例を示している。
【0074】
図21において、“$$Bean$$”は、エンティティビーンのクラス名を表し、“$$PrimaryKey$$”は、エンティティビーンのキーのクラス名を表す。
【0075】
また、図22において、“$$BeanFieldColumns$$”は、エンティティビーンのデータが格納されるテーブルのカラム名の列を表し、“$$Table$$”は、エンティティビーンのデータが格納されるテーブルのテーブル名を表す。また、“$$PKFieldColumns$$”は、エンティティビーンのキーフィールドに対応するカラム名を表す。
【0076】
このテンプレートでは、“//$$ foreach $$BeanField$$”と“//$$ end foreach”の間の文が、エンティティビーンのフィールドの数だけ繰り返し展開される。“$$Name$$”は、エンティティビーンのフィールド名を表し、“$$Type$$”は、フィールドの型を表し、“$$Count$$”は、繰り返し回数を表す。
【0077】
図21のテンプレートからは、例えば、図23のようなオブジェクトキャッシュ部品のプログラムが生成される。図23のプログラムでは、“$$Bean$$”および“$$PrimaryKey$$”が、それぞれ、“OrderBean”および“OrderBeanPrimaryKey”に置き換えられている。
【0078】
また、図22のテンプレートからは、例えば、図24のようなオブジェクト永続化処理部品のプログラムが生成される。図24のプログラムでは、“$$Bean$$”が“OrderBean”に置き換えられており、“$$BeanFieldColumns$$”が“ID,PRODUCT,QUANTITY”に置き換えられている。
【0079】
また、“$$Table$$”および“$$PKFieldColumns$$”は、それぞれ、“ORDERTABLE”および“ID”に置き換えられている。
【0080】
“ORDERTABLE”は、エンティティビーンであるOrderBeanのデータを格納するテーブルのテーブル名であり、“ID”、“PRODUCT”、および“QUANTITY”は、このテーブルのカラム名である。このうち、“ID”がOrderBeanのキーフィールドに対応する。
【0081】
また、“//$$ foreach $$BeanField$$”から“//$$ end foreach”までの部分は、OrderBeanのフィールドid、product、およびquantityにデータを設定する文に置き換えられている。
【0082】
また、切替部37が、図6のような部品群を切り替える場合、例えば、図21および図22のような部品があらかじめ用意される。図25および図26は、それぞれ、オブジェクトキャッシュ部品およびオブジェクト永続化処理部品のプログラムの例を示している。
【0083】
図25のオブジェクトキャッシュ部品は、管理されるエンティティビーンの型に依存しない形で実現されている。これに対して、図26のオブジェクト永続化処理部品は、エンティティビーンの情報(フィールドの名前、型等)を表すオブジェクト(ClassDef、FieldDef等)に基づいて、二次記憶13のデータとエンティティビーンのデータの間の変換を行う。
【0084】
ところで、図20のシステムにおいては、オブジェクトキャッシュ部品は、エンティティビーンだけでなく、それに関連するEJBObjectも、選択されたオブジェクト管理方法に合わせて管理することができる。図27は、このようなキャッシング処理を示している。
【0085】
図27のオブジェクトキャッシュ部品131は、キャッシュテーブル132にエンティティビーンを登録するとき、それに対応するEJBObjectも一緒に登録する。ここでは、ID1に対応して、EJBObject133とエンティティビーン134が登録されており、ID2に対応して、EJBObject135とエンティティビーン136が登録されている。また、ID3に対応して、EJBObject137とエンティティビーン138が登録されている。
【0086】
このようなキャッシング機構によれば、エンティティビーンだけでなく、EJBObjectも、選択されたオブジェクト管理方法に合わせて再利用することが可能になる。これにより、エンティティビーンとともに、対応するEJBObjectをアプリケーション11に渡すことが可能になり、アプリケーション11は、そのEJBObjectを介して直ちにエンティティビーンにアクセスすることができる。
【0087】
なお、本実施形態のオブジェクト管理方法は、上述したEJBに限らず、CORBA(common object request broker architecture )等の任意のシステムのコンポーネント基盤に適用することができる。
【0088】
また、本実施形態のシステムに含まれるクライアントおよびサーバは、例えば、図28に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成することができる。図28の情報処理装置は、CPU(中央処理装置)141、メモリ142、入力装置143、出力装置144、外部記憶装置145、媒体駆動装置146、およびネットワーク接続装置147を備え、それらはバス148により互いに接続されている。
【0089】
メモリ142は、例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を含み、処理に用いられるプログラムとデータを格納する。CPU141は、メモリ142を利用してプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
【0090】
この場合、図2のアプリケーション11、コンポーネント基盤12、クライアントアプリケーション21、コンポーネント22、インタフェース23、33、永続化オブジェクト24、オブジェクト管理部31、二次記憶インタフェース32、オブジェクトキャッシュ部品34、オブジェクト永続化処理部品35、選択部36、および切替部37と、図10のタイマ61および切替スケジュール定義部62は、プログラムとしてメモリ142に格納される。また、メモリ142は、図6の格納部41、図9の推論ルール格納部53、図10の切替スケジュール格納部63、およびキャッシュテーブル等を保持する。
【0091】
入力装置143は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、オペレータ(ユーザまたはサーバの管理者)からの指示や情報の入力に用いられる。出力装置144は、例えば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等であり、オペレータへの問い合わせや処理結果の出力に用いられる。
【0092】
外部記憶装置145は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク(magneto-optical disk)装置、テープ装置等であり、図2の二次記憶13として用いられる。また、情報処理装置は、この外部記憶装置145に、上述のプログラムとデータを保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ142にロードして使用する。
【0093】
媒体駆動装置146は、可搬記録媒体149を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体149としては、メモリカード、フロッピーディスク、CD−ROM(compact disk read only memory )、光ディスク、光磁気ディスク等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。オペレータは、この可搬記録媒体149に上述のプログラムとデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ142にロードして使用する。
【0094】
ネットワーク接続装置147は、LAN(local area network)等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う。また、情報処理装置は、上述のプログラムとデータをネットワーク接続装置147を介して他の装置から受け取り、必要に応じて、それらをメモリ142にロードして使用する。
【0095】
図29は、図28の情報処理装置にプログラムとデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体149や外部のデータベース150に保存されたプログラムとデータは、メモリ142にロードされる。そして、CPU141は、そのデータを用いてそのプログラムを実行し、必要な処理を行う。
【0096】
【発明の効果】
本発明によれば、コンポーネントを組み合わせてアプリケーションを構築し運用するシステムにおいて、個々のアプリケーションに適したキャッシング機構が、コンポーネント基盤により自動的に提供される。これにより、アプリケーション側でキャッシング機構を用意する必要がなくなり、アプリケーション開発が効率化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオブジェクト管理装置の原理図である。
【図2】第1のシステムの構成図である。
【図3】第2のシステムの構成図である。
【図4】第3のシステムの構成図である。
【図5】第1の組み込み処理のフローチャートである。
【図6】第4のシステムの構成図である。
【図7】第2の組み込み処理のフローチャートである。
【図8】第5のシステムの構成図である。
【図9】第6のシステムの構成図である。
【図10】第7のシステムの構成図である。
【図11】トランザクション内キャッシュ部品を示す図である。
【図12】トランザクション終了時のキャッシュテーブルを示す図である。
【図13】参照のみ部品を示す図である。
【図14】シーケンシャル処理部品を示す図である。
【図15】最初のオブジェクトの取得を示す図である。
【図16】データの書込みを示す図である。
【図17】2番目のオブジェクトの取得を示す図である。
【図18】全データのキャッシングを示す図である。
【図19】利用データ項目絞込み部品を示す図である。
【図20】第8のシステムの構成図である。
【図21】オブジェクトキャッシュ部品のテンプレートの例を示す図である。
【図22】オブジェクト永続化処理部品のテンプレートの例を示す図である。
【図23】オブジェクトキャッシュ部品の生成プログラム例を示す図である。
【図24】オブジェクト永続化処理部品の生成プログラム例を示す図である。
【図25】オブジェクトキャッシュ部品の例を示す図である。
【図26】オブジェクト永続化処理部品の例を示す図である。
【図27】インタフェースのキャッシングを示す図である。
【図28】情報処理装置の構成図である。
【図29】記録媒体を示す図である。
【符号の説明】
1 選択手段
2 切替手段
11 アプリケーション
12 コンポーネント基盤
13 二次記憶
21 クライアントアプリケーション
22、25 コンポーネント
23、26、33、38 インタフェース
24、27、75、76、77、93、103、104、105、114 永続化オブジェクト
31 オブジェクト管理部
32 二次記憶インタフェース
34、39、42、71、81、91、101、131 オブジェクトキャッシュ部品
35、40、43、115 オブジェクト永続化処理部品
36 選択部
37 切替部
41 格納部
51 入力部
52 推論部
53 推論ルール格納部
61 タイマ
62 切替スケジュール定義部
63 切替スケジュール格納部
72、73、74、82、102、113、132 キャッシュテーブル
92 集合オブジェクト
111 利用データ項目格納部
112 利用データ項目指示部
121 EJBコンテナ
122、124、133、135、137 EJBObject
123、125、134、136、138 エンティティビーン
141 CPU
142 メモリ
143 入力装置
144 出力装置
145 外部記憶装置
146 媒体駆動装置
147 ネットワーク接続装置
148 バス
149 可搬記録媒体
150 データベース

Claims (11)

  1. 1つ以上のコンポーネントを含むアプリケーションプログラムにより用いられるオブジェクトを管理するオブジェクト管理装置であって、
    外部記憶に格納されたデータへのアクセス方法である、複数のオブジェクト管理方法を指定する情報の中から、前記1つ以上のコンポーネントの種類毎にユーザが指定したオブジェクト管理方法の情報を選択する選択手段と、
    前記1つ以上のコンポーネントに含まれる永続化オブジェクトであって、外部記憶のデータと同じデータを有する永続化オブジェクトをキャッシュするオブジェクトキャッシュ部品、または、該外部記憶のデータを該永続化オブジェクトに設定し該永続化オブジェクトのデータを該外部記憶に書込むオブジェクト永続化処理部品として、あらかじめ用意された部品群の中から、前記選択されたオブジェクト管理方法の情報に対応するオブジェクトキャッシュ部品またはオブジェクト永続化処理部品を選択し、選択されたオブジェクトキャッシュ部品またはオブジェクト永続化処理部品を前記オブジェクト管理装置に組み込む切替手段と
    を備えることを特徴とするオブジェクト管理装置。
  2. 前記切替手段は、トランザクション毎にオブジェクトをキャッシュするキャッシュテーブルを有し、トランザクションの開始後に該キャッシュテーブルにオブジェクトを登録し、該トランザクションの終了時に該キャッシュテーブルをクリアするようなオブジェクトキャッシュ部品を、前記選択されたオブジェクト管理方法の情報に対応するオブジェクトキャッシュ部品として選択することを特徴とする請求項1記載のオブジェクト管理装置。
  3. 前記切替手段は、全トランザクション共通のキャッシュテーブルを有し、1つのトランザクションの終了時に該キャッシュテーブルをクリアせず、他のトランザクションに該キャッシュテーブル上のオブジェクトを利用させるようなオブジェクトキャッシュ部品を、前記選択されたオブジェクト管理方法の情報に対応するオブジェクトキャッシュ部品として選択することを特徴とする請求項1記載のオブジェクト管理装置。
  4. 前記切替手段は、前記アプリケーションプログラムが処理対象となるオブジェクトの取得をオブジェクトキャッシュ部品に対して要求したとき、該アプリケーションプログラムが使用していたオブジェクトが有する第1のデータを前記外部記憶に書込み、第2のデータを該使用していたオブジェクトに設定して該アプリケーションプログラムに返すようなオブジェクトキャッシュ部品を、前記選択されたオブジェクト管理方法の情報に対応するオブジェクトキャッシュ部品として選択することを特徴とする請求項1記載のオブジェクト管理装置。
  5. 前記切替手段は、前記アプリケーションプログラムが要求する前に、前記外部記憶のすべてのデータをあらかじめキャッシュしておくようなオブジェクトキャッシュ部品を、前記選択されたオブジェクト管理方法の情報に対応するオブジェクトキャッシュ部品として選択することを特徴とする請求項1記載のオブジェクト管理装置。
  6. 前記切替手段は、前記永続化オブジェクトにアクセスするためのインタフェースオブジェクトをキャッシュテーブルに登録し、該インタフェースを該永続化オブジェクトとともに再利用するようなオブジェクトキャッシュ部品を、前記選択されたオブジェクト管理方法の情報に対応するオブジェクトキャッシュ部品として選択することを特徴とする請求項1記載のオブジェクト管理装置。
  7. 前記外部記憶のデータの複数のデータ項目のうち、コンポーネントの種類毎に利用される1つ以上のデータ項目を指定する指定手段をさらに備え、前記切替手段は、前記永続化オブジェクトの指定されたデータ項目について、前記外部記憶のデータと該永続化オブジェクトの間の変換を行うようなオブジェクト永続化処理部品を、前記選択されたオブジェクト管理方法の情報に対応するオブジェクト永続化処理部品として選択することを特徴とする請求項1記載のオブジェクト管理装置。
  8. 1つ以上のコンポーネントを含むアプリケーションプログラムにより用いられるオブジェクトを管理するオブジェクト管理装置であって、
    外部記憶に格納されたデータへのアクセス方法である、複数のオブジェクト管理方法を指定する情報の中から、前記1つ以上のコンポーネントの種類毎にユーザが指定したオブジェクト管理方法の情報を選択するためのスケジュール情報を格納する格納手段と、
    前記1つ以上のコンポーネントに含まれる永続化オブジェクトであって、外部記憶のデータと同じデータを有する永続化オブジェクトをキャッシュするオブジェクトキャッシュ部品、または、該外部記憶のデータを該永続化オブジェクトに設定し該永続化オブジェクトのデータを該外部記憶に書込むオブジェクト永続化処理部品として、あらかじめ用意された部品群の中から、前記スケジュール情報に従って選択されたオブジェクト管理方法の情報に対応するオブジェクトキャッシュ部品またはオブジェクト永続化処理部品を選択し、選択されたオブジェクトキャッシュ部品またはオブジェクト永続化処理部品を前記オブジェクト管理装置に組み込む切替手段と
    を備えることを特徴とするオブジェクト管理装置。
  9. 1つ以上のコンポーネントを含むアプリケーションプログラムにより用いられるオブジェクトを管理するコンピュータのためのプログラムを記録した記録媒体であって、
    記録されたプログラムは、
    外部記憶に格納されたデータへのアクセス方法である、複数のオブジェクト管理方法を指定する情報の中から、前記1つ以上のコンポーネントの種類毎にユーザが指定したオブジェクト管理方法の情報を選択し、
    前記1つ以上のコンポーネントに含まれる永続化オブジェクトであって、外部記憶のデータと同じデータを有する永続化オブジェクトをキャッシュするオブジェクトキャッシュ部品、または、該外部記憶のデータを該永続化オブジェクトに設定し該永続化オブジェクトのデータを該外部記憶に書込むオブジェクト永続化処理部品として、あらかじめ用意された部品群の中から、前記選択されたオブジェクト管理方法の情報に対応するオブジェクトキャッシュ部品またはオブジェクト永続化処理部品を選択し、選択されたオブジェクトキャッシュ部品またはオブジェクト永続化処理部品を前記コンピュータに組み込む
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. オブジェクト管理装置が1つ以上のコンポーネントを含むアプリケーションプログラムにより用いられるオブジェクトを管理する管理方法であって、
    外部記憶に格納されたデータへのアクセス方法である、複数のオブジェクト管理方法を指定する情報の中から、前記1つ以上のコンポーネントの種類毎にユーザが指定したオブジェクト管理方法の情報を選択し、
    前記1つ以上のコンポーネントに含まれる永続化オブジェクトであって、外部記憶のデータと同じデータを有する永続化オブジェクトをキャッシュするオブジェクトキャッシュ部品、または、該外部記憶のデータを該永続化オブジェクトに設定し該永続化オブジェクトのデータを該外部記憶に書込むオブジェクト永続化処理部品として、あらかじめ用意された部品群の中から、前記選択されたオブジェクト管理方法の情報に対応するオブジェクトキャッシュ部品またはオブジェクト永続化処理部品を選択し、選択されたオブジェクトキャッシュ部品またはオブジェクト永続化処理部品を前記オブジェクト管理装置に組み込む
    ことを特徴とする管理方法。
  11. 1つ以上のコンポーネントを含むアプリケーションプログラムにより用いられるオブジェクトを管理するコンピュータのためのプログラムであって、
    外部記憶に格納されたデータへのアクセス方法である、複数のオブジェクト管理方法を指定する情報の中から、前記1つ以上のコンポーネントの種類毎にユーザが指定したオブジェクト管理方法の情報を選択し、
    前記1つ以上のコンポーネントに含まれる永続化オブジェクトであって、外部記憶のデータと同じデータを有する永続化オブジェクトをキャッシュするオブジェクトキャッシュ部品、または、該外部記憶のデータを該永続化オブジェクトに設定し該永続化オブジェクトのデータを該外部記憶に書込むオブジェクト永続化処理部品として、あらかじめ用意された部品群の中から、前記選択されたオブジェクト管理方法の情報に対応するオブジェクトキャッシュ部品またはオブジェクト永続化処理部品を選択し、選択されたオブジェクトキャッシュ部品またはオブジェクト永続化処理部品を前記コンピュータに組み込む
    処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
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