JP4167844B2 - 予約管理システム、予約管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

予約管理システム、予約管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、指定された施設を指定された時間帯に利用するための権利(すなわち予約)を、当該権利を希望する利用者に割り当てる予約管理システム、予約管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を始めとする集客力の強いアミューズメントパークでは、週末などパーク内のあちこちに長蛇の列ができるような混雑が予想される日には、あらかじめ「予約券」を発行することで、利用者の待ち時間を少しでも減らせるように工夫している。
【0003】
この予約券とは、たとえば各アトラクションの入口近くに設営された仮設テントで一定枚数だけ配布される無料の紙片で、券面に記載された時刻に係員に提示すると、それまで列に並んで待っていなくとも当該アトラクションを優先的に利用できるというものである。あらかじめこの予約券を入手しておけば、券面記載の時刻まで他のすいているアトラクションを利用したり、レストランで食事を取ったりできるので、利用者は限られた時間を有効に活用することができる。
【0004】
また、パーク側としても人気のあるアトラクションに一時に利用者が集中するのを避け、利用者に最大限にパークを満喫してもらうことで、よりいっそうの集客力や収益率の強化をはかることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は予約券を取得するためには、予約したいアトラクションの近くまで出向いてゆく必要があった。しかもアトラクションによっては、予約券でさえ配布開始直後になくなってしまい、せっかく行ったのが無駄になったり予想外に遅い時間の予約を余儀なくされたりすることも多かった。
【0006】
その一方で、せっかく入手した予約券でも、何らかの事情で券面時刻までにそのアトラクションに到着できないとキャンセル扱いになってしまい(予約の時刻を繰り下げることができない)、再度別の時刻の予約券を取得するか、予約を諦めて行列に並ぶかしなければならない。また、こうしたキャンセルが発生すると、最終的にはその予約券を取得して列に並ばなくても済んだはずの別の利用者にしわ寄せが行ってしまう。
【0007】
この発明は上記従来技術による問題を解決するため、過度の予約を抑制するとともに限られた枠内の予約を必要な利用者に効率的に分配することが可能な予約管理システム、予約管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる予約管理システムは、指定された施設を指定された時間帯に利用するための権利を当該権利を希望する利用者に割り当てる予約管理システムにおいて、少なくとも一人の利用者を指定する第1の指定手段と、前記第1の指定手段により指定された各利用者がそれぞれ保持するポイント数の範囲で上記権利の割り当てを希望できる施設を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された各施設の各時間帯につき、どの利用者にも割り当てられていない前記権利が前記第1の指定手段により指定された利用者の人数分だけあるかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記権利が前記第1の指定手段により指定された利用者の人数分だけあると判定されたいずれかの施設のいずれかの時間帯を指定する第2の指定手段と、前記第2の指定手段により指定された施設を前記第2の指定手段により指定された時間帯に前記第1の指定手段により指定された利用者が利用するための権利を所定のテーブルに登録する登録手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、利用者が予約できる施設は、その予約に必要なポイント数が当該利用者の現在保持するポイント数以下であるようなものに制限される。
【0010】
また、この発明にかかる予約管理システムは、指定された施設を指定された時間帯に利用するための権利を当該権利を希望する利用者に割り当てる予約管理システムにおいて、第1の利用者が当該利用者以外の第2の利用者から譲り受けたい権利の対象となる施設および時間帯を指定する指定手段と、前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利のうち、その対象となる施設および時間帯が前記指定手段により指定された施設および時間帯と一致するものを抽出する第1の抽出手段と、前記第1の利用者が保持する権利のうち、前記第2の利用者が前記第1の抽出手段により抽出されたいずれかの権利と引き替えに譲り受けたい権利として指定している権利と対象となる施設および時間帯が一致するものを抽出する第2の抽出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、予約Aを譲り渡して予約Bを譲り受けたい第1の利用者と、逆に予約Bを譲り渡して予約Aを譲り受けたい第2の利用者とがあった場合に、交換可能なこれらの予約が全予約の中から取り出される。
【0012】
また、この発明にかかる予約管理システムは、上記の発明において、さらに、前記権利が登録された所定のテーブルにおいて、前記第2の抽出手段により抽出された権利の保持者を前記第2の利用者に変更する第1の変更手段と、前記第2の抽出手段により抽出された権利と引き替えに前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利の保持者を前記第1の利用者に変更する第2の変更手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、予約Aを譲り渡して予約Bを譲り受けたい第1の利用者と、逆に予約Bを譲り渡して予約Aを譲り受けたい第2の利用者とがあった場合に、予約Aの保持者は第2の利用者に、予約Bの保持者は第1の利用者に、それぞれ付け替えられる。
【0014】
また、この発明にかかる予約管理システムは、上記の発明において、さらに、前記第2の抽出手段により抽出された各権利を特定できる情報を前記第1の利用者に通知する通知手段と、前記通知手段により通知された情報のうちいずれか一つを選択する選択手段と、を備え、前記第1の変更手段は、前記選択手段により選択された情報で特定される権利の保持者を前記第2の利用者に変更するとともに、前記第2の変更手段は、前記選択手段により選択された情報で特定される権利と引き替えに前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利の保持者を前記第1の利用者に変更することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、譲り渡してもよい予約が複数あってどれを選んでも希望の予約を譲り受けられる場合には、どの予約を譲り渡すかを利用者が任意に選択できる。
【0016】
また、この発明にかかる予約管理方法は、指定された施設を指定された時間帯に利用するための権利を当該権利を希望する利用者に割り当てる予約管理方法において、少なくとも一人の利用者を指定する第1の指定工程と、前記第1の指定工程で指定された各利用者がそれぞれ保持するポイント数の範囲で上記権利の割り当てを希望できる施設を特定する特定工程と、前記特定工程で特定された各施設の各時間帯につき、どの利用者にも割り当てられていない前記権利が前記第1の指定工程で指定された利用者の人数分だけあるかどうかを判定する判定工程と、前記判定工程で、前記権利が前記第1の指定工程で指定された利用者の人数分だけあると判定されたいずれかの施設のいずれかの時間帯を指定する第2の指定工程と、前記第2の指定工程で指定された施設を前記第2の指定工程で指定された時間帯に前記第1の指定工程で指定された利用者が利用するための権利を所定のテーブルに登録する登録工程と、を含んだことを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、利用者が予約できる施設は、その予約に必要なポイント数が当該利用者の現在保持するポイント数以下であるようなものに制限される。
【0018】
また、この発明にかかる予約管理方法は、指定された施設を指定された時間帯に利用するための権利を当該権利を希望する利用者に割り当てる予約管理方法において、第1の利用者が当該利用者以外の第2の利用者から譲り受けたい権利の対象となる施設および時間帯を指定する指定工程と、前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利のうち、その対象となる施設および時間帯が前記指定工程で指定された施設および時間帯と一致するものを抽出する第1の抽出工程と、前記第1の利用者が保持する権利のうち、前記第2の利用者が前記第1の抽出工程で抽出されたいずれかの権利と引き替えに譲り受けたい権利として指定している権利と対象となる施設および時間帯が一致するものを抽出する第2の抽出工程と、を含んだことを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、予約Aを譲り渡して予約Bを譲り受けたい第1の利用者と、逆に予約Bを譲り渡して予約Aを譲り受けたい第2の利用者とがあった場合に、交換可能なこれらの予約が全予約の中から取り出される。
【0020】
また、この発明にかかる予約管理方法は、上記の発明において、さらに、前記権利が登録された所定のテーブルにおいて、前記第2の抽出工程で抽出された権利の保持者を前記第2の利用者に変更する第1の変更工程と、前記第2の抽出工程で抽出された権利と引き替えに前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利の保持者を前記第1の利用者に変更する第2の変更工程と、を含んだことを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、予約Aを譲り渡して予約Bを譲り受けたい第1の利用者と、逆に予約Bを譲り渡して予約Aを譲り受けたい第2の利用者とがあった場合に、予約Aの保持者は第2の利用者に、予約Bの保持者は第1の利用者に、それぞれ付け替えられる。
【0022】
また、この発明にかかる予約管理方法は、上記の発明において、さらに、前記第2の抽出工程で抽出された各権利を特定できる情報を前記第1の利用者に通知する通知工程と、前記通知工程で通知された情報のうちいずれか一つを選択する選択工程と、を含み、前記第1の変更工程では、前記選択工程で選択された情報で特定される権利の保持者を前記第2の利用者に変更するとともに、前記第2の変更工程では、前記選択工程で選択された情報で特定される権利と引き替えに前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利の保持者を前記第1の利用者に変更することを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、譲り渡してもよい予約が複数あってどれを選んでも希望の予約を譲り受けられる場合には、どの予約を譲り渡すかを利用者が任意に選択できる。
【0024】
また、この発明にかかるプログラムによれば、上記のいずれか一つに記載された方法がコンピュータによって実行される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明による予約管理システム、予約管理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0026】
(システム構成)
図1は、この発明の実施の形態による予約管理システムのシステム構成を示す説明図である。まず100はサーバであり、後述するクライアント101からの要求を受けて、個々のアトラクションの利用予約やすでにされている予約の交換などをおこなう。
【0027】
101はサーバ100のクライアントであり、具体的には各利用者に入園時に貸与され、退園時にパークに返却される携帯端末である。この端末からは、後述する利用予約や予約の交換が可能なほか、パーク内の地図を表示させたりその地図上に現在位置を表示させたりすることができる(GPS機能搭載)。また、この端末は各アトラクションの入口前に設けられた入場ゲート102、あるいはその出口前に設けられた退場ゲート103を通過する都度、入場または退場したアトラクションのIDをサーバ100に通知する。
【0028】
なお、上記端末は利用者が別途購入するICカードなどの軽量記録媒体を挿入することで使用可能となる。ICカードは会員カードであって、初回来園時に購入しておけば繰り返し使え、利用者の個人情報や各アトラクションの利用履歴などが記録される。パークからの帰り際にこのカードを所定の機械に挿入すると、今回利用したすべてのアトラクションや辿ったルート、歩行距離や消費カロリーなどがプリントアウトされるようなサービスを実施してもよい。
【0029】
なお、入退園時にこのICカードは入園ゲート104に通され、入園時にはフラグがONに、退園時にはフラグがOFFにセットされる。フラグがOFFのICカードを挿入しても上記端末は動作しない(そのため端末を不法に持ち出してパーク外で使用することはできない)。
【0030】
(サーバ100およびクライアント101のハードウエア構成)
つぎに、上記システムの中核であるサーバ100、およびそのクライアント101のハードウエア構成について説明する。
【0031】
まず、図2はサーバ100のハードウエア構成の一例を示す説明図である。同図において、201は装置全体を制御するCPUを、202は基本入出力プログラムを記憶したROMを、203はCPU201のワークエリアとして使用されるRAMを、それぞれ示している。
【0032】
また、204はCPU201の制御にしたがってHDD(ハードディスクドライブ)205に対するデータのリード/ライトを制御するHDC(ハードディスク制御装置)を、205はHDC204の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶するHDDを、それぞれ示している。また、206はCPU201の制御にしたがってFD(フレキシブルディスク)207に対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フレキシブルディスクドライブ)を、207はFDD206の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFDを、それぞれ示している。
【0033】
また、208はカーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示するディスプレイを、209は通信ケーブル210を介してLANなどのネットワークに接続され、当該ネットワークとCPU201とのインターフェースとして機能するネットワークI/Fを、それぞれ示している。
【0034】
また、211は文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボードを、212は各種指示の選択や実行、処理対象の選択、マウスポインタの移動などをおこなうマウスを、それぞれ示している。また、213は着脱可能な記録媒体であるCD−RWを、214はCD−RW213に対するデータのリード/ライトを制御するCD−RWドライブを、200は上記各部を接続するためのバスまたはケーブルを、それぞれ示している。
【0035】
また、図3はクライアント101のハードウエア構成の一例を示す説明図である。同図において、301は装置全体を制御するCPUを、302は後述する利用予約や予約交換などのためのプログラムを記憶したROMを、303はCPU301のワークエリアとして使用されるRAMを、それぞれ示している。
【0036】
また、304は後述する各種画面を表示するためのディスプレイを、305は各種の操作ボタンを、それぞれ示している。また、306は上述のネットワークを介して、サーバ100との間で各種データを送受信する無線通信I/Fを、307は他のクライアント101との間でデータを送受信する端末間I/Fを、それぞれ示している。また、308は着脱可能な記録媒体である上述のICカードを、309はICカード308に対するデータのリード/ライトを制御するICカードスロットを、300は上記各部を接続するためのバスを、それぞれ示している。
【0037】
このクライアント101として機能する携帯端末の外観は、たとえば図4に示すようなものである。前面にはディスプレイ400(図3のディスプレイ304と同一)と、少なくとも上下左右の4方向を指定可能な方向ボタン401および決定ボタン402(いずれも図3の操作ボタン305に相当)が配置され、上面には無線通信のための通信アンテナ403(図3の無線通信I/F306の一部)があり、図示しない側面には前述のICカードを挿入するためのスロット(図3のICカードスロット309)が設けられている。
【0038】
さらに、図示しない背面にはこの携帯端末に他の携帯端末を接続するための接合部(図3の端末間I/F307の一部)が設けられている。そして、複数の携帯端末はこの接合部を介して、図5に示すように物理的に結合され、最前面に位置する端末(そのディスプレイ400が利用者から見える端末)のみが、一体に組み合わされた全端末の代表として機能する。なお、以下ではこのように、相互に接続された複数のクライアント101、あるいはその保持者である複数の利用者を「グループ」と呼ぶ。
【0039】
また、ここではクライアント101は相互に密着するように接続されるものとしたが、たとえば各端末に設けられたコネクタを専用ケーブルで連結して接続するようにしてもよい。また、このように物理的に接続するのではなく、端末IDを指定して無線により通信し、複数のクライアント101が同一のグループIDを共有することで論理的に一グループを形成するようにしてもよい。
【0040】
また、図4中ディスプレイ400内に表示されているのが、本装置により実現される予約管理システムのトップ画面である。左側の予約一覧400aには、このクライアント101の利用者が現在保持している予約の一覧が表示される(予約が一つもなければ空欄となる)。
【0041】
また、右側のメニューで所望のボタンを押下する、すなわち画面上のカーソルを方向ボタン401によりいずれかのボタンに移動させ、決定ボタン402を押下することで、サーバ100に対して後述する予約や予約の交換などを指示することができる。各処理の詳細については後述する。
【0042】
(サーバ100およびクライアント101の機能的構成)
つぎに、図6はサーバ100およびクライアント101の構成を機能的に示す説明図である。図中、600xはサーバ100、601xはクライアント101の機能部である。各部の機能の詳細は主に後述するフローチャートで説明することとし、ここではその概略を述べるにとどめる。
【0043】
まず、600aは会員情報テーブルであり、個々の利用者(厳密には個々のICカード308)の会員ID、予約ポイント数の初期値(最大値)、現在の予約ポイント数などを保持する。上記のほか、各会員が任意に申告するその氏名や生年月日、性別などの情報もこのテーブルに登録される。
【0044】
なお、ここで「予約ポイント数の初期値」とは、入園時に個々のICカード308に書き込まれ、退園時にゼロにリセットされる数値である(入園ゲート104がこの書き込みをおこなう)。後述のように、アトラクションを予約するにはこの中から何ポイントかを使用しなければならず、予約時から当該アトラクションの利用終了時(退場ゲート103の通過時)まで、手持ちのポイント数はその分だけ減った状態になる。そして、現在のポイント数の範囲でしか予約はできないので、これにより同時に保持できる予約の個数には一定の制限がかかることになる(予約のポイント制)。
【0045】
なお、入園時に付与する予約ポイント数(初期値であり最大値でもある)は、繁閑の程度やパーク側の方針により、日や時間帯などに応じて柔軟に変更することができる。あるいは利用者ごとに、たとえば過去の来園回数やパークまで車で来たか公共交通機関で来たかなどにより、付与するポイントを変えるようにしてもよい。また、個々のアトラクションの予約に必要なポイント数も、たとえばパレード中や昼食時間帯などは他の時間帯に比べて引き下げるなど、日や時間帯によってパーク側が任意に変更可能である。
【0046】
つぎに、600bは会員履歴テーブルであり、個々の利用者(厳密には個々のICカード308)の会員ID、前回までの来園履歴(来園回数や来園日時)、前回までに利用したアトラクションのIDと利用回数・利用日時などを保持する。なお、会員履歴テーブル600bは会員情報テーブル600aと一体に構成するのでもよい。
【0047】
600cは端末情報テーブルであり、クライアント101として機能する個々の携帯端末につき、その端末ID、挿入されているICカード308の会員ID、現在利用中のアトラクションID、最後に通過したノードID(後述)などを保持する。なお、「端末ID」とは個々の端末を一意に識別するための番号である。また、「現在利用中のアトラクションID」とは前回この端末がいずれかの入場ゲート102をくぐった際に通知してきたIDであり、退場ゲート103の通過時にはクリアされる。
【0048】
600dはアトラクション情報テーブルであり、個々のアトラクションごとに、その予約に必要なポイント数、その利用に標準的にかかる時間(利用時間)、単位あたり(時間帯ごと)の最大予約人数、名称、現在の待ち時間、ノードID(後述)などの属性を保持する。
【0049】
600eは空き情報テーブルであり、どのアトラクションのどの時間帯にどれだけの予約の空きがあるかを管理するためのテーブルである。項目としてはアトラクションID、時間帯、現時点での予約人数、最大予約人数までの残り人数などがある。
【0050】
600fは予約情報テーブルであり、各利用者とその予約内容とを関連づけて保持し、利用者ごとあるいはアトラクションごとの予約状況を管理するためのテーブルである。項目としては予約ID、会員ID、予約中のアトラクションのIDと時間帯、当該アトラクションの予約時に使用したポイント数などがある。なお、「予約ID」とは個々の予約を一意に識別するための番号である。
【0051】
600gは希望予約テーブルであり、後述する個々の交換要求について、手持ちの予約と引き替えに譲り受けたいと利用者が考える予約の詳細を保持する。項目としては交換ID、希望するアトラクション、希望する時間帯などがある。なお、「交換ID」とは個々の交換要求を一意に識別するための番号である。ただし、600fの予約情報テーブルでは、予約1件につき会員1名であるが、ここでは1つの交換につき、会員IDを複数割り付ける場合があるので、「交換ID」と「会員ID」からなる「グループテーブル」を別に作成しておく。
【0052】
600hは提供予約テーブルであり、個々の交換要求について、希望する予約と引き替えに譲り渡してもよいと利用者が考えるその手持ちの予約(交換候補)を保持する。項目としては交換ID、提供される予約の予約ID、および応募予約ID(後述)がある。なお、提供予約テーブル600hは希望予約テーブル600gと一体に構成するのでもよい(いずれも予約の交換条件を保持するものである)。
【0053】
600iは対クライアント通信部であり、サーバ100とクライアント101との間のデータの送受信を制御する機能部である。600jは予約可否回答部であり、クライアント101からの問い合わせを受けて、個々のアトラクションの個々の時間帯の予約可否を回答する機能部である。
【0054】
600kは予約登録部であり、クライアント101からの要求を受けて、特定のアトラクションの特定の時間帯の利用予約を予約情報テーブル600fに登録する機能部である。この時、600eの空き情報テーブルも同時に更新される。また、600lは予約交換部であり、クライアント101からの要求を受けて、当該クライアント101が譲り受けたいと考える予約を譲り渡してもよいと考えており、かつ当該クライアント101が譲り渡してもよいと考える予約を譲り受けたいと考えている別のクライアント101を検索するとともに、両者の間で双方の手持ちの予約を入れ替える(交換する)機能部である。
【0055】
なお、上述した600a〜600hの各テーブルは、具体的にはサーバ100のHD205に保持されている。また、600k〜600lの各機能部は、それぞれHD205などからRAM203に読み出されたプログラムの命令にしたがってCPU201が命令処理を実行することにより実現されるものである。このプログラムはHD205のほか、FD207、CD−ROMあるいはMOなどの各種記録媒体に格納して配布することができ、あるいはネットワークを介して配布することもできる。
【0056】
つぎに、601aは会員情報テーブル(クライアント101側)であり、上述のICカード308から読み出した会員ID、予約ポイント数の初期値、またサーバ100から通知される現在の予約ポイント数などを保持する。601bは予約情報テーブル(クライアント101側)であり、この端末の利用者が現在保持している予約の予約ID、予約中のアトラクションのIDと時間帯、および当該予約を対価とする交換要求(後述)が出されているかどうかや、その交換条件などを保持する。
【0057】
601cは入力部であり、利用者からの処理の選択や処理対象の選択などを受け付ける機能部である。601dはグループ内通信部であり、このクライアント101に接続された他のクライアント101との間のデータの送受信を制御する機能部である。601eは対サーバ通信部であり、サーバ100との間のデータの送受信を制御する機能部である。601fは表示部であり、後述する各種画面を表示する機能部である。
【0058】
なお、601aおよび601bの各テーブルは、具体的にはクライアント101のRAM303に保持されている。また、601c〜601fの各機能部は、それぞれROM302からRAM303に読み出されたプログラムの命令にしたがってCPU301が命令処理を実行することにより実現されるものである。このプログラムはROM302のほか、FD、CD−ROMあるいはMOなどの着脱可能な記録媒体に格納して配布することができ、あるいはネットワークを介して配布することもできる。
【0059】
(予約)
つぎに、図7はこの発明の実施の形態による予約管理システムにおける、アトラクションの予約処理の手順を示すフローチャートである。図4のトップ画面において、利用者が右側のメニューの「予約」ボタン400bを押下することで図7の予約処理が開始する。
【0060】
クライアント101の入力部601cが、その利用者による上記操作を検知すると(ステップS701:Yes)、つぎにクライアント101はサーバ100に対して、各アトラクションの時間帯ごとの空き状況を問い合わせる(ステップS702)。
【0061】
図8は、図7のステップS702における空き状況の問い合わせ処理の手順を示すフローチャートである。まず、クライアント101のグループ内通信部601dは、現在このクライアント101が所属しているグループのメンバーを特定する(ステップS801)。
【0062】
この特定は、図5のように一体をなしている複数の端末間で、それぞれの端末間I/F307を介して、各端末内に挿入されたICカード308の会員IDを順次問い合わせてゆくことによりおこなう。たとえば、図5中一番上(最前面)の端末から発信された問い合わせを一番下(最後面)の端末に向かって順次転送してゆき、一番下の端末は、上記問い合わせの末尾に自己の会員IDを追記して一つ上の端末に返信する。以後同様に会員IDを追記しつつ、一番下の端末から一番上の端末に向かって上記問い合わせを逆向きに転送する。これにより、一番上の端末は同一グループ内の全利用者の会員IDを取得できる。
【0063】
つぎに、クライアント101はその対サーバ通信部601eにより、サーバ100に対して、現時点でこのグループが予約可能なのはどのアトラクションのどの時間帯であるかを問い合わせる(ステップS802)。この問い合わせには、問い合わせ元であるクライアント101に図5のように接続された全端末の会員ID、すなわち問い合わせ元のグループに属する全利用者の会員ID(ステップS801で特定されたもの)が含まれている。
【0064】
上記問い合わせをその対クライアント通信部600iにより受信したサーバ100は、つぎに予約可否回答部600jにより、受信した会員IDで会員情報テーブル600aを検索して、グループ内の各利用者が現在保持しているポイント数を抽出の上、当該グループ内でのその最小値を求める(ステップS803)。
【0065】
つぎに、予約可否回答部600jはアトラクション情報テーブル600dを参照して、パーク内のアトラクションのうち予約に必要なポイント数が上記で特定された最小値以下であるもの、すなわち、グループ内で最も手持ちのポイント数が少ない利用者でもその範囲内で予約することが可能なアトラクションを特定する(ステップS804)。
【0066】
そして、予約可否回答部600jは空き情報テーブル600eを参照して、上記で特定された個々のアトラクションの個々の時間帯に、上記グループのメンバー数分(会員IDの個数分)以上の空きがあるかどうか、すなわち予約可能であるかどうかを順次チェックして、予約可否のチェックリストを作成する(ステップS805)。このリストはたとえば、各アトラクションの各時間帯と、その予約可否を示すフラグ(予約可すなわち空きありであればON、予約不可すなわち空きなしであればOFF)との対照表である。
【0067】
その後、予約可否回答部600jは上記リストを基礎として、各アトラクションのIDと名称、その予約に必要なポイント数、個々の時間帯および時間帯ごとの予約可否を示すフラグを対応づけた回答用の一時テーブルを作成する(ステップS806)。そして、この一時テーブルが対クライアント通信部600iおよび対サーバ通信部601eを介して、サーバ100からクライアント101に送信される(ステップS807)。
【0068】
図7に戻り、上記のようにして空き状況の問い合わせを終えると、つぎにクライアント101はその表示部601fにより、上記一時テーブル中のアトラクションの名称とその予約に必要なポイント数とを図9のようにディスプレイ400に表示する(ステップS703)。
【0069】
なおこのとき表示されるのは、少なくともいずれか一つの時間帯につき上述のフラグがONになっているアトラクション、すなわちどこかの時間帯にまだ空きのあるアトラクションのみである。全時間帯について予約が不可能なアトラクションは表示されない。もっとも表示形態はこれに限るものでなく、たとえば上記テーブル内のすべてのアトラクションにつきその名称と必要ポイント数とを表示するが、終日満員であるものはグレーアウトして表示したり、その近傍に予約不能であることを示す何らかの記号を表示したりするようにしてもよい。
【0070】
図9の画面で、利用者がいずれかのアトラクションを選択したことを入力部601cが検知すると(ステップS704:Yes)、つぎに表示部601fは上記一時テーブルを参照して、選択されたアトラクションの時間帯ごとの予約可否を図10のようにディスプレイ400に表示する(ステップS705)。
【0071】
図中、まだ空きのある時間帯(フラグがONの時間帯)はその開始時刻と終了時刻とを明示され、空きのない時間帯(フラグがOFFの時間帯)は「FULL」の文字列で表現されている。なお、予約不能な時間帯の表示形態はこれに限らず、「FULL」の文字列も表示しない(画面上には予約可能な時間帯のみが示される)、あるいは予約可能な時間帯と同様に開始時刻と終了時刻を明示するが、その近傍に予約不能であることを示す何らかの記号を表示する、などであってもよい。
【0072】
そして、図10の画面で利用者がいずれかの時間帯を選択したことを入力部601cが検知すると(ステップS706:Yes)、つぎに表示部601fは確認の意味で、上記で選択されたアトラクションの名称と時間帯、および当該アトラクションの予約に必要なポイント数(予約に使用するポイント数)を図11のようにディスプレイ400に表示する(ステップS707)。
【0073】
そして、図示する画面で利用者が「決定」ボタン1100を押下したことを入力部601cが検知すると(ステップS708:Yes)、対サーバ通信部601eから所定のフォーマットの予約要求がサーバ100に対して送信される(ステップS709)。この予約要求には、上記で選択されたアトラクションのIDと時間帯、予約に必要なポイント数、およびステップS702で特定した同一グループ内の全利用者の会員IDが含まれている。
【0074】
上記要求をその対クライアント通信部600iで受信したサーバ100は、つぎにその予約登録部600kにより、当該予約にIDを付与するとともに、当該予約ID、上記要求中の全利用者の会員ID、時間帯、アトラクションIDおよびポイント数を対応づけて、予約情報テーブル600fに追記する(ステップS710)。
【0075】
さらに、予約登録部600kは上記グループ内の各会員のIDで会員情報テーブル600aを検索し、ヒットしたレコードの現在のポイント数を、当該数値から上記で受信したポイント数を減算後の数値に書き換え、さらに、600eの空き情報テーブルで、アミューズメントパークの空き情報を更新する(ステップS711)。
【0076】
この後、サーバ100はその対クライアント通信部600iから、所定のフォーマットの予約完了通知をクライアント101に送信する(ステップS712)。この通知には、予約情報テーブル600fに登録を完了した予約の予約ID、予約されたアトラクションのIDおよび時間帯のほか、各会員の会員IDと、予約後の各会員のポイント数(更新後の会員情報テーブル600aにおける各会員の現在のポイント数。すなわち従来の手持ちのポイント数から、上記予約に使用したポイント数を減算した値)が含まれている。
【0077】
これをその対サーバ通信部601eで受信したクライアント101は、上記通知中の予約ID、アトラクションIDおよび時間帯を予約情報テーブル601bに格納するとともに、自己の会員IDに対応する予約後のポイント数を会員情報テーブル601aに格納する(ステップS713)。
【0078】
さらに、クライアント101は更新後の情報をもとに、表示部601fにより図12のような新たなトップ画面をディスプレイ400に表示する(ステップS714)。図4に示したトップ画面と比較して、予約一覧中の予約に今回予約されたアトラクションと時間帯(具体的にはアトラクションDの18:00〜19:00)が追加されているほか、「残りポイント」が当該アトラクションの予約に使用されたポイント数(ここでは15)だけ減っていることが分かる。
【0079】
その後、クライアント101はそのグループ内通信部601dにより、上記通知をグループ内の他の端末に順次転送し、各端末は上記と同様に、予約の詳細と予約後のポイント数とをそれぞれの予約情報テーブル600bおよび会員情報テーブル600aに格納する(ステップS715)。これにより、予約完了の事実と必要事項とがグループ内の各端末に周知される。
【0080】
なお、予約情報テーブル600fに登録された予約は、予約者が対象となるアトラクションの退場ゲート103を通過したとき、予約した時間帯に当該アトラクションの入場ゲート102を通過しなかったとき、あるいは予約者が入園ゲート104から退場したとき(パークから帰ってしまったとき)に削除される。
【0081】
このとき同時に、その予約時に使用されたポイント数(この情報は予約情報テーブル600fから削除されるレコードに含まれている)が、予約者の現在のポイント数に加算されて会員情報テーブル600aに書き込まれる。そして、さらにこの更新後のポイント数がサーバ100から当該予約者のクライアント101に通知され、その会員情報テーブル601aに書き込まれるとともに、表示部601fにより「残ポイント」として画面表示される(すなわち、上記のタイミングで予約に使用されただけのポイントが返還される)。
【0082】
(予約の交換)
つぎに、図13、図14、図15、図16および図17はこの発明の実施の形態による予約管理システムにおける、すでにされている予約の利用者間での交換処理の手順を示すフローチャートである。図4のトップ画面において、利用者が右側のメニューの「トレード」ボタン400cを押下することで図13の予約交換処理が開始する。
【0083】
クライアント101の入力部601cが、その利用者による上記操作を検知すると(ステップS1301:Yes)、つぎにクライアント101はその表示部601fにより、パーク内の全アトラクションの名称を図18のようにディスプレイ400に表示する(ステップS1302)。なお、予約の交換の場合は各アトラクションの予約に必要なポイント数は表示しない(予約の場合の図9と対比)。
【0084】
図18の画面で、利用者がいずれかのアトラクションを選択したことを入力部601cが検知すると(ステップS1303:Yes)、つぎに表示部601fは予約単位となっている全時間帯を図19のようにディスプレイ400に表示する(ステップS1304)。
【0085】
そして、図示する画面で利用者がいずれかの時間帯を選択したことを入力部601cが検知すると(ステップS1305:Yes)、つぎに表示部601fは確認の意味で、上記で選択されたアトラクションの名称と時間帯とを図20のようにディスプレイ400に表示する(ステップS1306)。
【0086】
そして、図示する画面で利用者が「決定」ボタン2000を押下したことを入力部601cが検知すると(ステップS1307:Yes)、対サーバ通信部601eから所定のフォーマットの交換要求がサーバ100に対して送信される(ステップS1308)。この交換要求には、上記で選択されたアトラクションのIDと時間帯、この利用者の会員ID、および予約情報テーブル601bから読み出された、このクライアント101が保持するすべての予約(このクライアント101が提供しうるすべての予約)の予約IDが含まれている。
【0087】
上記要求をその対クライアント通信部600iで受信したサーバ100は、つぎにその予約交換部600lにより、上記交換要求に見合う別の交換要求の検索、言い換えれば、交換要求を出してきた利用者が手に入れたいと考えている予約(ここではアトラクションDの18:00〜19:00)を、当該利用者が保持する他の予約と引き替えに手放してもよいと考える他の利用者の検索をおこなう(ステップS1309)。
【0088】
図14は、図13のステップS1309における、交換要求に見合う別の交換要求の検索処理の手順を示すフローチャートである。なお、この処理はもっぱらサーバ100の予約交換部600lによりなされるものである。
【0089】
まず、提供予約テーブル600hに登録されている、希望の予約と引き替えに手放してもよいと申し出られている予約の中から、上記で受信した交換要求中で希望されているような内容のものを抽出する(ステップS1401)。
【0090】
すなわち、提供予約テーブル600h内のレコードを順次読み出して(ただし、その応募予約IDがすでに埋まっているレコードはスキップする)、当該レコード中の予約IDでさらに予約情報テーブル600fを検索し、当該IDで特定される予約のアトラクションIDと時間帯とが上記要求中のそれと一致するかどうかを調べる。そして、上記予約IDで特定される予約が上記条件を満たす場合に、当該予約ID、および当該IDと対応づけられた交換IDを提供予約テーブル600hから抽出する。
【0091】
そして、予約IDと交換IDとの組が一つでも抽出できた場合、すなわち少なくとも上記要求中で希望された予約を手放してもよいという申し出が存在した場合に(ステップS1402:Yes)、つぎに上記要求元の手持ちの予約(手放すことのできる予約)の中から、上記申し出で対価として希望されているような内容のものを抽出する(ステップS1403)。
【0092】
まず、上記要求中に含まれる、要求元の保持するすべての予約IDで予約情報テーブル600fを検索し、各IDで特定される予約のアトラクションIDと時間帯との組を読み出す。つぎに、希望予約テーブル600gから、ステップS1401で抽出した交換IDを有するレコードを順次読み出し、当該レコード中の希望アトラクションIDと希望時間帯との組が、上記で読み出したアトラクションIDと時間帯との組のいずれかと一致するかどうかを調べる。そして、手持ちの予約のうちこれらの組が一致するようなものの予約IDのみを抽出する。
【0093】
そして、予約IDが一つでも抽出できた場合、すなわち上記要求中で希望された予約を当該要求元の保持する別の予約と交換してもよいという申し出が一つでもあった場合に(ステップS1404:Yes)、上記で抽出された予約ID(要求元が提供する予約のID)、当該予約IDで特定される予約を希望している申し出の交換ID、および当該交換IDで特定される申し出で対価として提供されている予約の予約ID(要求元に提供される予約のID)を、対応づけて回答用の一時テーブルに書き出す(ステップS1405)。
【0094】
また、この際予約ID以外の各予約の詳細情報、すなわち対象となるアトラクションのIDや時間帯、アトラクション情報テーブル600dから読み出された上記アトラクションの名称なども上記一時テーブルに格納する(ステップS1405)。
【0095】
その後、予約交換部600lは対クライアント通信部600iに対して、検索が成功したことを示す値と上記一時テーブルとを引き渡す(ステップS1406)。なお、ステップS1402あるいはステップS1404で一つもIDが抽出できなかった場合は(ステップS1402:No、ステップS1404:No)、検索が失敗したことを示す値のみを返す(ステップS1407)。
【0096】
図13に戻り、上記のようにして交換要求に見合う別の交換要求の検索を終えると、つぎにサーバ100はその対クライアント通信部600iから、条件のマッチする交換要求があった場合にはステップS1405で作成された一時テーブルを、またなかった場合にはその事実を示す何らかの値を、検索結果としてクライアント101に送信する(ステップS1310)。そして、前者の場合にはつぎに図15に示す交換確定処理、後者の場合には図16に示す交換要求登録処理および図17に示す交換確定処理に、それぞれ移行する。
【0097】
まず、自己の保持する予約と交換可能な予約が見つかった場合には、クライアント101はその表示部601fにより、上記一時テーブルの内容にもとづいて図21に示すような検索結果画面を表示する(図15ステップS1501)。
【0098】
図示する画面には、このクライアント101が保持する予約のうち、それとの交換であればその希望する予約を譲ってもよいという申し出のあったもののみが表示される。同図の例は、このクライアント101の利用者が希望する「アトラクションD/18:00〜19:00」の予約を、当該利用者が保持する「アトラクションA/11:00〜12:00」の予約と交換したいという申し出、および「アトラクションB/12:00〜13:00」の予約と交換したいという申し出の二者が見つかったことを示している。
【0099】
そして、図示する画面で利用者が手持ちの予約の中からいずれか一つを選択したことを入力部601cが検知すると(ステップS1502:Yes)、つぎにクライアント101は対サーバ通信部601eから、上記で選択された予約の予約ID(このクライアント101が譲り渡す予約の予約ID)、上記一時テーブル中で当該予約IDに対応づけられている予約ID(このクライアント101が譲り受ける予約の予約ID)、および同テーブル中で当該予約IDに対応づけられている交換ID(このクライアント101が譲り渡そうとする予約を希望する交換の申し出の交換ID。あるいは、このクライアント101が譲り受けようとする予約を提供する交換の申し出の交換IDと言ってもよい)をサーバ100に送信する(ステップS1503)。
【0100】
そして、これをその対クライアント通信部600iで受信したサーバ100は、まずその予約交換部600lにより、提供予約テーブル600h中の上記交換IDで特定されるレコードに、その応募予約IDとして受信した上記二つの予約IDのうち前のものを設定する。つぎに予約情報テーブル600f中で、上記で受信した二つの予約の保持者を入れ替える(ステップS1504)。すなわち、それぞれの予約IDで特定されるレコードの「会員ID」項目を、互いの「会員ID」項目に設定されている値に書き換える。
【0101】
これにより予約の交換が成立すると、対クライアント通信部600iおよび対サーバ通信部601eを介して、所定のフォーマットの交換完了通知がサーバ100からクライアント101に送信される(ステップS1505)。上記通知には、その宛先のクライアント101が交換により譲り受けた予約のID、その対象となるアトラクションのIDと名称、および時間帯と、逆に交換により譲り渡した予約のIDとが含まれている。
【0102】
そして、これを受けたクライアント101は、通知内容にもとづいて予約情報テーブル601bの内容を更新するとともに(ステップS1506)、更新後の情報をもとに、図22に示すような新たなトップ画面を表示する(ステップS1507)。図4に示した交換前のトップ画面と比較すると、交換後のトップ画面の予約一覧では、交換で手放した予約(アトラクションA/11:00〜12:00)の代わりに新たに手に入れた予約(アトラクションD/18:00〜19:00)が表示されていることが分かる。
【0103】
また、交換完了の通知後サーバ100でも上記と平行して、交換が完了したレコードを希望予約テーブル600gおよび提供予約テーブル600hから削除する(ステップS1508)。
【0104】
一方、自己の保持する予約と交換可能な予約が見つからなかった場合には、クライアント101はその表示部601fにより、図23に示すような検索結果画面を表示する(図16ステップS1601)。
【0105】
そして、図示する画面で利用者が「YES」ボタン2300を押下したことを入力部601cが検知すると(ステップS1602:Yes)、クライアント101はさらにその表示部601fにより、図24に示すような交換候補選択画面を表示する(ステップS1603)。なお、「NO」ボタン2301が押下されたときは(ステップS1602:No、ステップS1604:Yes)、そのまま予約の交換を打ち切って終了する。
【0106】
図24の画面で利用者が交換候補、すなわち交換要求中で希望した予約の代わりに提供してもよい予約を選択したことを入力部601cが検知すると(ステップS1605:Yes)、つぎにクライアント101はその対サーバ通信部601eから、所定のフォーマットの交換要求登録要求をサーバ100に送信する(ステップS1606)。この登録要求には、このクライアント101の会員ID、予約を希望するアトラクションのIDと時間帯、およびその対価として提供する予約の予約ID(選択された交換候補)が含まれている。
【0107】
そして、これをその対クライアント通信部600iで受信したサーバ100は、予約交換部600lにより当該交換要求にIDを付与するとともに、当該交換ID、上記要求中の会員ID、希望アトラクションIDおよび希望時間帯を対応づけて希望予約テーブル600gに追記する。さらに、提供予約テーブル600hにも当該交換IDと交換候補の予約ID、および応募予約ID(この時点では空欄)からなるレコードを追加する(ステップS1607)。
【0108】
これにより交換要求の登録が完了すると、つぎに対クライアント通信部600iおよび対サーバ通信部601eを介して、所定のフォーマットの交換要求登録完了通知がサーバ100からクライアント101に送信される(ステップS1608)。上記通知には登録した交換要求の詳細、すなわちその交換ID、希望アトラクションと希望時間帯、提供する手持ちの予約の予約IDが含まれている。
【0109】
そして、これを受信したクライアント101は、その予約情報テーブル601b中に上記通知中の各項目を書き込むとともに(ステップS1609)、更新後の情報にもとづいて新たなトップ画面を表示する(ステップS1610)。交換要求登録後のトップ画面では、たとえばその予約一覧中、他の予約と引き替えに手放すかもしれない予約は別の色で表示したり、その近傍にその旨を示す記号を表示したりする。
【0110】
その後、サーバ100の予約交換部600lは何らかのタイミング、たとえば希望予約テーブル600gおよび提供予約テーブル600hに新たな交換要求を登録する都度、上記テーブル内の既存の交換要求の中から、上記新たな交換要求と条件がマッチするもの(すなわち、希望する予約と提供する予約とがちょうど逆向きになっているもの)を検索する(図17ステップS1701)。
【0111】
そして、条件のマッチする交換要求が一つでも見つかった場合に(ステップS1702:Yes)、サーバ100はその対クライアント通信部600iから、交換可能な二つの予約(交換の両当事者がそれぞれ相手方に提供する予約)の詳細情報をクライアント101に送信する(ステップS1703)。
【0112】
これをその対サーバ通信部601eにより受信したクライアント101は、つぎにその表示部601fにより図25に示すような画面を表示する(ステップS1704)。図中、「アトラクションD/18:00〜19:00」がこのクライアント101の希望する予約(交換の相手方が提供する予約)、「アトラクションA/11:00〜12:00」が交換の相手方の希望する予約(このクライアント101が提供する予約)である。
【0113】
そして、図示する画面で利用者が「決定」ボタン2500を押下したことを入力部601cが検知すると(ステップS1705:Yes)、つぎにクライアント101は対サーバ通信部601eから、交換する両予約の予約IDをサーバ100に送信する(ステップS1706)。以後、ステップS1707〜ステップS1711の処理は、図15のステップS1504〜ステップS1508の処理と同一であるのでここでは繰り返さない。
【0114】
なお、ここでは説明の便宜上、グループのメンバーは一人という前提で説明したが、複数人のグループ間で予約を交換するときも、条件がマッチするかどうかの判断時にアトラクションと時間帯のほか人数という項目が増えるだけで、本質的な処理の流れは同じである。
【0115】
ただし上記の手順では、たとえば五人のグループで取った予約は、同じく五人で取られた予約とでなければ交換することができない。すなわち、一つの予約は常に一つの予約と交換することになり、五人で取った一つの予約を、たとえば二人で取られた予約と三人で取られた予約の二つと交換することはできないことになる。もっとも、このように個数の異なる予約の交換も可能なように構成してもよい。
【0116】
また、交換要求を登録する際には、提供してもよい予約として手持ちの予約の中から複数のものを選択することができる(図24参照)。この場合は同時に複数の交換の申し出がなされたとみなされ、たとえば提供する予約として予約Aと予約Bの二つを選択したとすると、希望する予約Cと提供する予約Aとの交換要求、希望する予約Cと提供する予約Bとの交換要求のそれぞれに交換IDが付与される。
【0117】
そして、上記のいずれかと条件のマッチする別の交換要求があった場合に、その事実が図25のように利用者に通知されるわけであるが、複数出している交換要求のうち一部のみについてそれと見合う交換要求が見つかっている段階では、交換を成立させるかどうかを保留することができる。
【0118】
たとえば上記の例で、予約Aを希望し予約Cを提供する交換要求は見つかったが、予約Bを希望し予約Cを提供する交換要求はまだ見つかっていない段階では、前者の申し出が図25のように画面表示されるとともに、「決定」ボタン2500とあわせて「保留」ボタンが表示される。
【0119】
そして、この「保留」ボタンを押下しておくと、同時に出した複数の交換要求のそれぞれに対になる交換要求が見つかるまで、すなわち上記の例では予約Bを希望し予約Cを提供する交換要求が見つかるまで、予約Aと予約Cとを交換するかどうかはあえて回答しないことにして、再度サーバ101からの通知を受けることができる。
【0120】
したがって、予約Aでも予約Bでもよいのだができれば手放すのは予約Bのほうがよい、と利用者が考えたときに、予約Aを希望する別の交換要求が先に見つかってしまった場合にも、予約Bを希望する別の交換要求が見つかるまで態度を保留することができる。
【0121】
以上説明した実施の形態によれば、各アトラクションの各時間帯ごとに予約できる最大人数が制限されるほか、予約にポイント制を導入することで、個々の利用者が同時に保持できる予約の数にも自ずから制限が課せられ、これらにより不必要な予約が過度になされるのを防止することができる。
【0122】
また、このような制限があっても、手持ちの予約との交換でいつでも必要な予約を入手できる。従来は、予約の空きがなくなってしまえば、その予約者が実際に当該予約を活用しようとしまいと他の利用者は一切予約を入れることができなかったのであるが、本発明によれば限られた予約枠の中で、最も予約を必要とする利用者に予約を再分配することが可能である。
【0123】
なお、上述した実施の形態では利用者ごとに携帯端末を配布し、当該端末からアトラクションの予約や予約の交換が指示できるようにしたが、あるいはパーク内の複数箇所に専用端末を設置して、予約や予約交換はこの端末からおこなえるようにしてもよい。
【0124】
また、上述した実施の形態では、どのアトラクションをどういう順序でどう回るかはもっぱら各人の判断に任されている。ただ、たとえば10時半にパークの北端にいて、11:00〜12:00にパークの北端のアトラクションを予約しているので、とりあえず手近の別のアトラクションの行列に並んでみたものの、結局予約に間に合わないことが分かって途中で列を抜けたり、列を抜けてきたのに予約に間に合わなかったりといった無駄の生ずることがある。
【0125】
さらに10時半に同じ状況で、パーク内の地理に不案内な利用者は、往復可能と判断してわざわざパークの南端のアトラクションを選んで見に行ってしまったために、上記の時間帯までに北端のアトラクションに戻れずせっかくの予約をふいにしてしまうことがある。
【0126】
そこでこのような、全体として効率の悪いプランニングを避けるため、指定されたアトラクションまでの移動にどれだけ時間がかかるかや、当該アトラクションから次に予約しているアトラクションまでの移動にどれだけ時間がかかるか、要するに、今からそのアトラクションに行って次の予約に間に合うかどうか判断するための諸情報を利用者に提供するようにしてもよい。
【0127】
あるいは逆に、今から行っても次の予約に間に合うようなアトラクション、すなわち「当該アトラクションまでの移動時間+当該アトラクションの現在の待ち時間+当該アトラクションの利用時間+当該アトラクションから次の予約のアトラクションまでの移動時間<次の予約の時間帯の終了時刻までの残り時間」となるようなアトラクションを一覧表示するようにしてもよい。
【0128】
たとえば図4に示したトップ画面で「ユーティリティ」ボタン400dを押下すると、(a)アトラクションを指定して今から間に合うかどうかを表示させるか、あるいは(b)今から間に合うアトラクションを一覧表示させるかを選択する画面が開き、当該画面で(a)を選択すると、アトラクションの選択画面を経て図26に示すような画面がクライアント101に表示されるようにする。
【0129】
図中、「移動時間:約5分」とは現在位置から前画面で選択されたアトラクション(ここではアトラクションE)までの移動時間であり、「待ち時間:約10分」とは当該アトラクションでの現在の待ち時間、「アトラクション:約2分」とは当該アトラクションの利用時間、「次予約までの移動時間:約4分」とは当該アトラクションから、最も早くに時期の到来する予約(ここではアトラクションA/11:00〜12:00)の対象アトラクションまでの移動時間を示している。
【0130】
そして、これらの合計が図示するように約20分なので、今すぐアトラクションEに向かえば20分後の10:48頃には見終える計算になり、直後の予約のアトラクションAに十分間に合うことが分かる。これに対して上記の合計時間が92分を超えると、12:00までにはアトラクションAには到達できないことになり、今からアトラクションEを見に行くのは無理であることが分かる(行ってもよいがアトラクションAの予約は使えないことになる)。
【0131】
一方、図9のつぎの画面で上記(b)を選択すると、すでに予約済みのアトラクション以外のすべてのアトラクションについて、上記と同様に合計時間が計算され、現在時刻に当該合計時間を足し合わせた時刻が直後の予約の時間帯を超過してしまわないようなもののみが図27に示すように画面表示される。
【0132】
なお、この計算のためにはあらかじめ、パーク内の路の分岐またはアトラクションをノードとして、隣接するノード間の距離や重みなどの評価指標を経路情報テーブルとして用意しておく。この時、バリアフリーの評価指標も入力できるように考慮しておくとよい。項目としては路ID、一方の端点のノードID(ノードID1)、もう一方の端点のノードID(ノードID2)、端点間の距離、平均混雑度(重み)などがある。ノードID1とノードID2の間に路が存在する場合のみ、このテーブル内にレコードが存在する。また、あるレコードのノードID1とノードID2の値が逆になったレコードも存在してもよい。存在しない場合は一方通行ということになる。
【0133】
そして、クライアント101のGPS機能を利用して、現在位置の路の両端のノードIDを特定し、いずれかのノードから選択されたアトラクションのノードに至る最も効率的な経路を一つ選択する。当該アトラクションまでの移動時間は、選択した経路の全長や混雑度などから計算できる。なお、当該アトラクションから次の予約のアトラクションまでの移動時間も同様にして算出する。また、各アトラクションの現在の待ち時間や利用時間はアトラクション情報テーブル600dから取得できる。
【0134】
なお、経路情報テーブルは個々のクライアント101に持たせ、移動時間の計算はクライアント101限りでおこなうようにしてもよい。また、各アトラクションの利用時間もクライアント101に固定的に持たせておくこともできる。もっとも、各アトラクションの待ち時間は随時変化しており、パーク内の経路やアトラクションの内容も稀には変更されるので、普通はすべてサーバ100で処理する、すなわち経路情報テーブルはサーバ100に備え、図26や図27の表示項目もすべてサーバ100で計算してクライアント101に配信するのが現実的である。
【0135】
なお、上記は「今すぐそのアトラクションに行って次の予約に間に合うか」「今すぐ行って次の予約に間に合うアトラクションはどれか」を利用者にアドバイスする機能であるが、間に合うかどうかの対象は必ずしも最初の予約でなくともよい。
【0136】
たとえば上記の応用で、手持ちの予約の中から二つを選択して、「選択した予約の間の空き時間に選択したアトラクションに行けるかどうか」「選択した予約の間の空き時間に行けるアトラクションはどれか」をアドバイスするようにすれば、図9の画面(予約するアトラクションの選択画面)でどのアトラクションを選ぶか迷ったときに、既存の予約を無駄にしたり無駄な距離を歩いたりしなくて済むアトラクションを効率的に選択することができる。
【0137】
また、ユーザーインターフェースも工夫して、たとえば図28に示すように手持ちの各予約を「直前に予約しているアトラクションからの移動時間+アトラクションの利用時間」を縦の長さとする矩形で表現する。たとえば、図中「アトラクションE/12:00〜13:00」の予約を示す矩形2800の短辺の長さは、アトラクションAからアトラクションEまでの移動時間と、アトラクションEの利用時間との合計により決定される(予約していれば待ち時間は発生しないためこの場合は待ち時間を考慮しなくてもよい)。
【0138】
そして、ユーティリティから上記機能を選択後、たとえば「アトラクションA/10:00〜11:00」と「アトラクションE/12:00〜13:00」の両予約を指定すると、まだ予約を入れていないアトラクションの中から一つ、たとえばアトラクションBが選択され、「アトラクションAからアトラクションBまでの移動時間+アトラクションBの利用時間」が計算されるとともに、「アトラクションBからアトラクションEまでの移動時間+アトラクションEの利用時間」が再計算される。
【0139】
そして、図29に示すように上記で指定した両予約の間に、「アトラクションB/11:00〜12:00」の予約2900が割り込んで表示される。図示する例ではこの新たな予約に押される形で、「アトラクションE/12:00〜13:00」の予約2901が繰り下がっている。また、アトラクションAとアトラクションBとでは後者のほうがアトラクションEから遠い(すなわち、移動時間が長い)結果、予約2901の縦の長さが図28の予約2800に比べて長くなっている。
【0140】
なお、図29で「YES」ボタン2902を押下すると、「アトラクションB/11:00〜12:00」の予約要求をサーバ100に送信することができる。「NO」ボタン2903を押下した場合にはそこで終了である。また、「NEXT」ボタン2904を押下すると、割り込む予約の対象アトラクションを別のもの、たとえばアトラクションBからアトラクションCに切り替えることができる。
【0141】
なお、割り込みにより予約が繰り下がっても、たとえば予約2901であれば少なくともそのアトラクションBからの移動時間が13:00までの時間帯に含まれていれば問題はない(図29は、新たな予約2900を割り込ませても直後のアトラクションEに13:00までに到達できる例である)。
【0142】
ただ、繰り下がる予約の中に対象時間内に到達できなくなる予約が発生する場合(間に合わない予約が出てくる場合)は、図30に示すように既存の予約をキャンセルして新たな予約を入れるか(図中「YES」ボタン3000を押下)、既存の予約を存置して新たな予約を諦めるか(図中「NO」ボタン3001を押下)、あるいは別のアトラクションでの予約を試みるか(図中「NEXT」ボタン3002を押下)、いずれかを選択しなければならない。
【0143】
なお、上記以外のユーティリティとしては、たとえば迷子の捜索などがある。探したい利用者の会員IDをクライアント101からサーバ100に送ると、サーバ100がその端末情報テーブル600cから、当該会員IDのICカード308を挿入された別のクライアント101を特定し、当該別のクライアント101に問い合わせて現在位置を取得の上、問い合わせ元となったクライアント101に上記位置を通知する。なお、クライアント101間でサーバ100を介して、伝言などのメッセージのやり取りができるようにしてもよい。
【0144】
また、上述した実施の形態では予約の対象はアトラクションであるものとしたが、必ずしもこれに限らず、たとえばパーク内のレストランなどの予約も可能なようにしてもよい。ただしレストランの場合は、予約の時間内に無断で来なかったときは違約金を課すなどのペナルティが必要である。
【0145】
また、本実施の形態にあっては、評価指標による最短ルートサーチ結果の経路案内(画面表示や音声ガイドなど)の機能を備えていてもよい。たとえば、パーク内での次のアトラクションまでの順路の誘導などをおこなうようにすれば、利用者、特に初めての利用者にとっては有効である。
【0146】
また、上記実施の形態において説明した予約管理法は、あらかじめ用意されたコンピュータ読み取り可能なプログラムであってもよく、またそのプログラムをクライアント側システムやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現される。このプログラムは、HD(ハードディスク)、FD(フレキシブルディスク)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【0147】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明は、指定された施設を指定された時間帯に利用するための権利を当該権利を希望する利用者に割り当てる予約管理システムにおいて、少なくとも一人の利用者を指定する第1の指定手段と、前記第1の指定手段により指定された各利用者がそれぞれ保持するポイント数の範囲で上記権利の割り当てを希望できる施設を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された各施設の各時間帯につき、どの利用者にも割り当てられていない前記権利が前記第1の指定手段により指定された利用者の人数分だけあるかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記権利が前記第1の指定手段により指定された利用者の人数分だけあると判定されたいずれかの施設のいずれかの時間帯を指定する第2の指定手段と、前記第2の指定手段により指定された施設を前記第2の指定手段により指定された時間帯に前記第1の指定手段により指定された利用者が利用するための権利を所定のテーブルに登録する登録手段と、を備えたので、利用者が予約できる施設は、その予約に必要なポイント数が当該利用者の現在保持するポイント数以下であるようなものに制限され、この予約のポイント制によって、過度の予約を抑制することが可能な予約管理システムが得られるという効果を奏する。
【0148】
また、この発明は、指定された施設を指定された時間帯に利用するための権利を当該権利を希望する利用者に割り当てる予約管理システムにおいて、第1の利用者が当該利用者以外の第2の利用者から譲り受けたい権利の対象となる施設および時間帯を指定する指定手段と、前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利のうち、その対象となる施設および時間帯が前記指定手段により指定された施設および時間帯と一致するものを抽出する第1の抽出手段と、前記第1の利用者が保持する権利のうち、前記第2の利用者が前記第1の抽出手段により抽出されたいずれかの権利と引き替えに譲り受けたい権利として指定している権利と対象となる施設および時間帯が一致するものを抽出する第2の抽出手段と、を備えたので、予約Aを譲り渡して予約Bを譲り受けたい第1の利用者と、逆に予約Bを譲り渡して予約Aを譲り受けたい第2の利用者とがあった場合に、交換可能なこれらの予約が全予約の中から取り出され、これらの保持者を相互に付け替えることによって、限られた枠内の予約を必要な利用者に効率的に分配することが可能な予約管理システムが得られるという効果を奏する。
【0149】
また、この発明は、上記の発明において、さらに、前記権利が登録された所定のテーブルにおいて、前記第2の抽出手段により抽出された権利の保持者を前記第2の利用者に変更する第1の変更手段と、前記第2の抽出手段により抽出された権利と引き替えに前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利の保持者を前記第1の利用者に変更する第2の変更手段と、を備えたので、予約Aを譲り渡して予約Bを譲り受けたい第1の利用者と、逆に予約Bを譲り渡して予約Aを譲り受けたい第2の利用者とがあった場合に、予約Aの保持者は第2の利用者に、予約Bの保持者は第1の利用者に、それぞれ付け替えられ、これによって、限られた枠内の予約を必要な利用者に効率的に分配することが可能な予約管理システムが得られるという効果を奏する。
【0150】
また、この発明は、上記の発明において、さらに、前記第2の抽出手段により抽出された各権利を特定できる情報を前記第1の利用者に通知する通知手段と、前記通知手段により通知された情報のうちいずれか一つを選択する選択手段と、を備え、前記第1の変更手段は、前記選択手段により選択された情報で特定される権利の保持者を前記第2の利用者に変更するとともに、前記第2の変更手段は、前記選択手段により選択された情報で特定される権利と引き替えに前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利の保持者を前記第1の利用者に変更するので、譲り渡してもよい予約が複数あってどれを選んでも希望の予約を譲り受けられる場合には、どの予約を譲り渡すかを利用者が任意に選択でき、これによって、限られた枠内の予約を必要な利用者に効率的に分配することが可能な予約管理システムが得られるという効果を奏する。
【0151】
また、この発明は、指定された施設を指定された時間帯に利用するための権利を当該権利を希望する利用者に割り当てる予約管理方法において、少なくとも一人の利用者を指定する第1の指定工程と、前記第1の指定工程で指定された各利用者がそれぞれ保持するポイント数の範囲で上記権利の割り当てを希望できる施設を特定する特定工程と、前記特定工程で特定された各施設の各時間帯につき、どの利用者にも割り当てられていない前記権利が前記第1の指定工程で指定された利用者の人数分だけあるかどうかを判定する判定工程と、前記判定工程で、前記権利が前記第1の指定工程で指定された利用者の人数分だけあると判定されたいずれかの施設のいずれかの時間帯を指定する第2の指定工程と、前記第2の指定工程で指定された施設を前記第2の指定工程で指定された時間帯に前記第1の指定工程で指定された利用者が利用するための権利を所定のテーブルに登録する登録工程と、を含んだので、利用者が予約できる施設は、その予約に必要なポイント数が当該利用者の現在保持するポイント数以下であるようなものに制限され、この予約のポイント制によって、過度の予約を抑制することが可能な予約管理方法が得られるという効果を奏する。
【0152】
また、この発明は、指定された施設を指定された時間帯に利用するための権利を当該権利を希望する利用者に割り当てる予約管理方法において、第1の利用者が当該利用者以外の第2の利用者から譲り受けたい権利の対象となる施設および時間帯を指定する指定工程と、前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利のうち、その対象となる施設および時間帯が前記指定工程で指定された施設および時間帯と一致するものを抽出する第1の抽出工程と、前記第1の利用者が保持する権利のうち、前記第2の利用者が前記第1の抽出工程で抽出されたいずれかの権利と引き替えに譲り受けたい権利として指定している権利と対象となる施設および時間帯が一致するものを抽出する第2の抽出工程と、を含んだので、予約Aを譲り渡して予約Bを譲り受けたい第1の利用者と、逆に予約Bを譲り渡して予約Aを譲り受けたい第2の利用者とがあった場合に、交換可能なこれらの予約が全予約の中から取り出され、これらの保持者を相互に付け替えることによって、限られた枠内の予約を必要な利用者に効率的に分配することが可能な予約管理方法が得られるという効果を奏する。
【0153】
また、この発明は、上記の発明において、さらに、前記権利が登録された所定のテーブルにおいて、前記第2の抽出工程で抽出された権利の保持者を前記第2の利用者に変更する第1の変更工程と、前記第2の抽出工程で抽出された権利と引き替えに前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利の保持者を前記第1の利用者に変更する第2の変更工程と、を含んだので、予約Aを譲り渡して予約Bを譲り受けたい第1の利用者と、逆に予約Bを譲り渡して予約Aを譲り受けたい第2の利用者とがあった場合に、予約Aの保持者は第2の利用者に、予約Bの保持者は第1の利用者に、それぞれ付け替えられ、これによって、限られた枠内の予約を必要な利用者に効率的に分配することが可能な予約管理方法が得られるという効果を奏する。
【0154】
また、この発明は、上記の発明において、さらに、前記第2の抽出工程で抽出された各権利を特定できる情報を前記第1の利用者に通知する通知工程と、前記通知工程で通知された情報のうちいずれか一つを選択する選択工程と、を含み、前記第1の変更工程では、前記選択工程で選択された情報で特定される権利の保持者を前記第2の利用者に変更するとともに、前記第2の変更工程では、前記選択工程で選択された情報で特定される権利と引き替えに前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利の保持者を前記第1の利用者に変更するので、譲り渡してもよい予約が複数あってどれを選んでも希望の予約を譲り受けられる場合には、どの予約を譲り渡すかを利用者が任意に選択でき、これによって、限られた枠内の予約を必要な利用者に効率的に分配することが可能な予約管理方法が得られるという効果を奏する。
【0155】
また、この発明によれば、上記のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させることが可能なプログラムが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による予約管理システムのシステム構成を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の形態によるサーバ100のハードウエア構成を示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態によるクライアント101のハードウエア構成を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態によるクライアント101の外観の一例を示す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態による複数のクライアント101の、接続方法の一例(グループの形成方法の一例)を示す説明図である。
【図6】この発明の実施の形態による予約管理システムの機能的構成を示す説明図である。
【図7】この発明の実施の形態による予約管理システムにおける、アトラクションの予約処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】図7のステップS702における空き状況の問い合わせ処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】クライアント101の表示画面の一例(予約するアトラクションの選択画面)を示す説明図である。
【図10】クライアント101の表示画面の一例(予約する時間帯の選択画面)を示す説明図である。
【図11】クライアント101の表示画面の一例(予約内容確認画面)を示す説明図である。
【図12】クライアント101の表示画面の一例(予約完了後のトップ画面)を示す説明図である。
【図13】この発明の実施の形態による予約管理システムにおける、すでにされている予約の利用者間での交換処理(のうち検索結果通知まで)の手順を示すフローチャートである。
【図14】図13のステップS1309における、交換要求に見合う別の交換要求の検索処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】この発明の実施の形態による予約管理システムにおける、すでにされている予約の利用者間での交換処理(のうち特に検索成功の場合の交換確定処理)の手順を示すフローチャートである。
【図16】この発明の実施の形態による予約管理システムにおける、すでにされている予約の利用者間での交換処理(のうち特に検索失敗の場合の交換要求登録処理)の手順を示すフローチャートである。
【図17】この発明の実施の形態による予約管理システムにおける、すでにされている予約の利用者間での交換処理(のうち特に検索失敗の場合の交換確定処理)の手順を示すフローチャートである。
【図18】クライアント101の表示画面の一例(希望するアトラクションの選択画面)を示す説明図である。
【図19】クライアント101の表示画面の一例(希望する時間帯の選択画面)を示す説明図である。
【図20】クライアント101の表示画面の一例(交換条件確認画面)を示す説明図である。
【図21】クライアント101の表示画面の一例(検索成功の場合の検索結果表示画面)を示す説明図である。
【図22】クライアント101の表示画面の一例(交換完了後のトップ画面)を示す説明図である。
【図23】クライアント101の表示画面の一例(検索失敗の場合の検索結果表示画面)を示す説明図である。
【図24】クライアント101の表示画面の一例(提供する予約の選択画面)を示す説明図である。
【図25】クライアント101の表示画面の一例(いったん検索失敗した後の再度の検索結果表示画面)を示す説明図である。
【図26】クライアント101の表示画面の一例(あるアトラクションに今から行って間に合うかどうかの表示画面)を示す説明図である。
【図27】クライアント101の表示画面の一例(今から行って間に合うアトラクションの一覧表示画面)を示す説明図である。
【図28】クライアント101の表示画面の一例(トップ画面の他の一例)を示す説明図である。
【図29】クライアント101の表示画面の一例(予約画面の他の一例)を示す説明図である。
【図30】クライアント101の表示画面の一例(予約画面の他の一例)を示す説明図である。
【符号の説明】
100 サーバ
101 クライアント
102 入場ゲート
103 退場ゲート
104 入園ゲート
200 バスまたはケーブル
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 HDC
205 HDD
206 FDD
207 FD
208 ディスプレイ
209 ネットワークI/F
210 通信ケーブル
211 キーボード
212 マウス
213 CD−RW
214 CD−RWドライブ
300 バス
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 ディスプレイ
305 操作ボタン
306 無線通信I/F
307 端末間I/F
308 ICカード
309 ICカードスロット
400 ディスプレイ
401 方向ボタン
402 決定ボタン
403 通信アンテナ
600a 会員情報テーブル
600b 会員履歴テーブル
600c 端末情報テーブル
600d アトラクション情報テーブル
600e 空き情報テーブル
600f 予約情報テーブル
600g 希望予約テーブル
600h 提供予約テーブル
600i 対クライアント通信部
600j 予約可否回答部
600k 予約登録部
600l 予約交換部
601a 会員情報テーブル
601b 予約情報テーブル
601c 入力部
601d グループ内通信部
601e 対サーバ通信部
601f 表示部

Claims (3)

  1. 指定された施設を指定された時間帯に利用するための権利を当該権利を希望する利用者に割り当てる、利用者が携帯する携帯端末と、当該携帯端末と通信可能なサーバとからなる予約管理システムにおいて、
    第1の利用者からの当該利用者以外の第2の利用者から譲り受けたい権利の対象となる施設および時間帯の指定を受け付け、前記サーバへ送信する、前記携帯端末に設けられた指定手段と、
    前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利のうち、その対象となる施設および時間帯が前記指定手段により指定された施設および時間帯と一致するものを前記サーバに設けられた前記権利が登録された所定のテーブルを検索し、当該所定のテーブルから抽出する、前記サーバに設けられた第1の抽出手段と、
    前記第1の利用者が保持する権利のうち、前記第2の利用者が前記第1の抽出手段により抽出されたいずれかの権利と引き替えに譲り受けたい権利として指定している権利と対象となる施設および時間帯が一致するものを前記所定のテーブルを検索し、当該所定のテーブルから抽出する、前記サーバに設けられた第2の抽出手段と
    記第2の抽出手段により抽出された各権利を特定できる情報を前記第1の利用者の携帯端末に通知する、前記サーバに設けられた通知手段と、
    前記通知手段により通知された情報のうちいずれか一つの選択を受け付け、前記サーバへ送信する、前記携帯端末に設けられた選択手段と、
    前記第2の抽出手段により抽出された権利の保持者であって、前記選択手段により選択された情報で特定される権利の保持者を前記第2の利用者に変更するよう前記所定のテーブルを書き換える、前記サーバに設けられた第1の変更手段と、
    前記第2の抽出手段により抽出された権利と引き替えに前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利の保持者であって、前記選択手段により選択された情報で特定される権利の保持者を前記第1の利用者に変更するよう前記所定のテーブルを書き換える、前記サーバに設けられた第2の変更手段と、
    を備えことを特徴とする予約管理システム。
  2. 指定された施設を指定された時間帯に利用するための権利を当該権利
    を希望する利用者に割り当てる、利用者が携帯する携帯端末と、当該携帯端末と通信可能なサーバとからなる予約管理システムが実行する予約管理方法において、
    前記端末装置が、第1の利用者からの当該利用者以外の第2の利用者から譲り受けたい権利の対象となる施設および時間帯の指定を受け付け、前記サーバへ送信する指定工程と、
    前記サーバが、前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利のうち、その対象となる施設および時間帯が前記指定工程で指定された施設および時間帯と一致するものを前記サーバに設けられた前記権利が登録された所定のテーブルを検索し、当該所定のテーブルから抽出する第1の抽出工程と、
    前記サーバが、前記第1の利用者が保持する権利のうち、前記第2の利用者が前記第1の抽出工程で抽出されたいずれかの権利と引き替えに譲り受けたい権利として指定している権利と対象となる施設および時間帯が一致するものを前記所定のテーブルを検索し、当該所定のテーブルから抽出する第2の抽出工程と
    記サーバが、前記第2の抽出工程で抽出された各権利を特定できる情報を前記第1の利用者の携帯端末に通知する通知工程と、
    前記携帯端末が、前記通知工程で通知された情報のうちいずれか一つの選択を受け付け、前記サーバへ送信する選択工程と、
    前記サーバが、前記第2の抽出工程で抽出された権利の保持者であって、前記選択工程で選択された情報で特定される権利の保持者を前記第2の利用者に変更するよう前記所定のテーブルを書き換える第1の変更工程と、
    前記サーバが、前記第2の抽出工程で抽出された権利と引き替えに前記第2の利用者が譲り渡してもよい権利として指定している権利の保持者であって、前記選択工程で選択さ れた情報で特定される権利の保持者を前記第1の利用者に変更するよう前記所定のテーブルを書き換える第2の変更工程と、
    を含んだことを特徴とする予約管理方法。
  3. 前記請求項2に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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