JP4167152B2 - 通信システム、ルータ装置及び経路制御方法 - Google Patents

通信システム、ルータ装置及び経路制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、パケットの転送経路を制御する通信システム、通信端末、経路制御方法及びルータ装置に関する。
従来、通信端末が無線通信を用いて移動する場合に適用される経路制御方式として、「IP2」が提案されている(例えば、非特許文献1、2)。IP2では、通信端末に固有なホスト固有アドレスと、ルータ装置間でルーティングするためにアクセスルータ(エッジルータ)などが通信端末に対して割り当てるルーティング用ホストアドレスの2つのアドレスを用いて、移動する通信端末との通信が実現されている。
具体的には、アクセスルータは、図7に示すように、ホスト固有アドレス(IPha)とルーティング用ホストアドレス(IPra)との対応表であるルーティングキャッシュテーブル(RCT)300、ホスト固有アドレスとアクセスルータの出力ポートとを対応付ける経路情報によって構成されるルーティングテーブル400、及びMACアドレス(第2層アドレス)とIPアドレス(第3層アドレス)とを対応付ける情報を保持する近隣キャッシュ500を有している。
アクセスルータは、通信端末が、アクセスルータを介して通信を開始する際や、ハンドオーバーする毎に、ルーティング用ホストアドレスを通信端末に割り当てる、つまり、ルーティング用ホストアドレスと、ホスト固有アドレスとを対応付けるとともに、RCT300とルーティングテーブル400との内容を更新する。
図8は、上述したようなアクセスルータの配下、つまり、同一のアクセスルータに接続されている無線基地局(Access Point、Base Stationなど)間において、通信端末がハンドオーバーする場合の通信シーケンスを示している。通信端末は、アクセスルータからハンドオーバー先の基地局を介して送信されたルータ広告情報(Router Advertisement)に基づいて、当該通信端末が有している近隣キャッシュを更新するとともに、第3層よりも上位層のメッセージであるActivationメッセージをアクセスルータへ送信する。
Activationメッセージを受信したアクセスルータは、ルーティング用ホストアドレスを通信端末に再度割り当てるとともに、ホスト固有アドレスと出力ポートとを対応付けるルーティングテーブル400の内容を更新する。
さらに、アクセスルータは、ルーティング用ホストアドレスとホスト固有アドレスとの対応付けを登録するためにActivate Notificationメッセージをネットワーク内の経路管理機構であるルーティングマネージャに送信し、ルーティングマネージャから送信されたルーティング用ホストアドレスUpdate(IPra Update)メッセージにより、RCT300の内容を更新する。
また、図9は、通信端末宛てのパケットをアクセスルータが転送する場合の通信シーケンスを示している。同図に示すように、ネットワーク側から通信端末宛てのパケットを受信すると、アクセスルータは、RCT300を検索し、受信したパケットに含まれているルーティング用ホストアドレスをホスト固有アドレスに変換する。
さらに、アクセスルータは、変換したホスト固有アドレスに基づいてルーティングテーブル400を用いて通信端末への経路を選択し、ホスト固有アドレスに変換されたパケットを通信端末に送信する。
T.Okagawa、M.Jo、K.Nishida、A.Miura、"IP Packet Routing mechanism Based on Mobility Management in IP-based IMT Network Platform"、ICIN、2003年 岡川、他、"IP2におけるIPパケットルーチングメカニズム"、信学技術、MoMuc2002-63、2002年11月
しかしながら、上述したように、IP2では、通信端末が同一のアクセスルータに接続されている無線基地局間においてハンドオーバーする場合、アクセスルータには既に通信端末のホスト固有アドレスとルーティング用ホストアドレスとの対応付けがRCT300に登録されているにもかかわらず、アクセスルータによるルーティング用ホストアドレスの再割当、ルーティングテーブル400の更新、RCT300の更新、及びルーティングマネージャでのRCTの更新が実行される。
このため、通信端末が同一のアクセスルータに接続されている無線基地局間においてハンドオーバーする場合においてもハンドオーバーの完了までに一定の時間を要してしまうといった問題があった。
また、IP2では、ルーティングテーブル400にホスト固有アドレスと出力ポートとを対応付ける経路情報が登録されており、アクセスルータを介して通信を行う通信端末数の増加に応じてルーティングテーブル400の情報量が増加するため、経路情報の検索に要する時間が増加し、高速なパケットの転送が困難になるといった問題があった。さらに、アクセスルータは、パケットを転送する際に、RCT300と、ルーティングテーブル400と、近隣キャッシュ500とを参照しなければならないため、高速なパケットの転送が困難になるといった問題もあった。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ホスト固有アドレスと、ルーティング用ホストアドレスとを用いてパケットを転送する経路を制御する場合において、同一のアクセスルータに接続されている無線基地局間を通信端末がハンドオーバーする際のハンドオーバー完了までの時間を短縮するとともに、より高速なパケットの転送を実行することができる通信システム、通信端末、経路制御方法及びルータ装置を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、通信端末と、ルータ装置とによって構成される通信システムであって、前記通信端末が、前記ルータ装置から送信されたルータ広告情報に基づいて、同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーするか否かを判定する判定部と、前記判定部による判定結果に基づいて、同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーすることを示すリンク移動通知を前記ルータ装置に送信するリンク移動通知送信部を備え、前記ルータ装置が、前記通信端末のハンドオーバーに応じて、前記通信端末に固有なホスト固有アドレスと、前記ルータ装置間において用いられるルーティング用ホストアドレスとを対応付けるとともに、前記ホスト固有アドレスと、前記通信端末宛てのパケットを出力する出力ポートとを対応付ける経路情報を更新する経路情報更新部を備え、前記経路情報更新部が、前記リンク移動通知を受信した場合、前記経路情報のみを更新することを要旨とする。
かかる特徴によれば、通信端末が、同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーするか否かを判定し、ルータ装置が、同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーすることを示すリンク移動通知を受信した場合には、経路情報のみを更新するため、ルーティング用ホストアドレスの再割当や、ルーティングキャッシュテーブル(RCT)の更新が回避され、ハンドオーバーが完了するまでの時間を短縮することができる。
さらに、かかる特徴によれば、アクセスルータとルーティングマネージャとが、RCTを更新するためのメッセージを送受しないため、ネットワークリソースの浪費が回避される。
本発明の第2の特徴は、ルータ装置から送信されたルータ広告情報に基づいて、同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーするか否かを判定する判定部と、前記判定部による判定結果に基づいて、同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーすることを示すリンク移動通知を前記ルータ装置に送信するリンク移動通知送信部とを備える通信端末であることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、通信端末と、ルータ装置とによって構成される通信システムにおいて用いられる経路制御方法であって、前記通信端末が、前記ルータ装置から送信されたルータ広告情報に基づいて、同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーするか否かを判定するステップと、前記通信端末が、前記判定するステップにおける判定結果に基づいて、同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーすることを示すリンク移動通知を前記ルータ装置に送信するステップと、前記ルータ装置が、前記通信端末のハンドオーバーに応じて、前記通信端末に固有なホスト固有アドレスと、前記ルータ装置間において用いられるルーティング用ホストアドレスとを対応付けるステップと、前記ルータ装置が、前記ホスト固有アドレスと、前記通信端末宛てのパケットを出力する出力ポートとを対応付ける経路情報を更新するステップとを備え、前記ルータ装置は、前記リンク移動通知を受信した場合、前記経路情報を更新するステップのみを行うことを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、ルータ装置間において用いられるルーティング用ホストアドレスと、通信端末宛てのパケットを出力する出力ポートとを対応付けるルーティングテーブルを記憶するルーティングテーブル記憶部と、前記ルーティングテーブルに基づいて、前記ルーティング用ホストアドレスと、前記通信端末に固有なホスト固有アドレスとを対応付けるアドレス処理部と、前記パケットに含まれている前記ルーティング用ホストアドレスと、前記ルーティングテーブルに基づいて、前記出力ポートを選択する経路選択部と、前記アドレス処理部による前記ルーティングアドレスと前記ホスト固有アドレスとの対応付けの結果に基づいて、前記パケットに含まれている前記ルーティング用ホストアドレスを前記ホストアドレスに変換するアドレス変換部とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、ホスト固有アドレスではなく、ルーティング用ホストアドレスと出力ポートとを対応付ける経路情報から構成されるルーティングテーブルが用いられるため、ルータ装置を介して通信を行う通信端末数が増加してもルーティングテーブルの内容は更新されず、ルーティングテーブルの情報量が増加することが回避され、経路情報の検索に要する時間を短縮することができる。
すなわち、ルーティングテーブルには、通信端末に割り当てられるルーティング用ホストアドレスと、パケットの出力ポートとを対応付ける経路情報を予めに集約して表現、例えばネットワークアドレス単位で表現しておけば、下り方向、つまり通信端末宛ての経路情報の量を低減することができる。このため、経路情報の検索に要する時間が短縮され、高速なパケットの転送を実現することができる。
本発明の第5の特徴は、前記経路選択部が、前記ルーティング用ホストアドレスと、前記ホスト固有アドレスと、前記出力ポートとを対応付ける統合テーブルを用いて前記出力ポートを選択するとともに、前記通信端末の前記ホスト固有アドレスを前記アドレス変換部に通知し、前記アドレス変換部が、通知された前記ホスト固有アドレスに基づいて、前記ルーティング用ホストアドレスを前記ホスト固有アドレスに変換することを要旨とする。
かかる特徴によれば、ルータ装置が、ルーティング用ホストアドレスに基づいて、ホスト固有アドレスと、経路情報とを一度に検索するため、検索に要する時間が短縮され、さらに高速なパケットの転送を実現することができる。
本発明によれば、ホスト固有アドレスと、ルーティング用ホストアドレスとを用いてパケットを転送する経路を制御する場合において、同一のアクセスルータに接続されている無線基地局間を通信端末がハンドオーバーする際のハンドオーバー完了までの時間を短縮するとともに、より高速なパケットの転送処理を実行することができる通信システム、通信端末、経路制御方法及びルータ装置を提供することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について説明する。第1実施形態では、通信端末が、同一ルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーする場合、通信端末が当該ルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーすることを示すリンク移動通知を送信し、ルータ装置が、受信したリンク移動通知に基づいて、経路情報のみを更新する形態について説明する。
(ネットワーク構成)
図1は、第1実施形態に係る通信端末と、ルータ装置とが含まれるネットワーク構成を示している。同図に示すように、本実施形態に係るルータ装置であるアクセスルータAR1及びアクセスルータAR2は、パケットを伝送するネットワークであるネットワーク1上に配置されている。また、ネットワーク1には、ネットワーク1内の経路管理機構であるルーティングマネージャRMが接続されている。
アクセスルータAR1は、接続部IF1を用いて、アクセスポイントAP1及びアクセスポイントAP2と、第2層におけるスイッチングを実行するレイヤ2スイッチ10を介して接続されている。さらに、アクセスルータAR1は、接続部IF2を用いて、アクセスポイントAP3と接続されている。また、アクセスルータAR2は、アクセスポイントAP4と接続されている。
アクセスポイントAP1〜AP4は、本実施形態に係る通信端末である移動端末MN1及び移動端末MN2と、無線通信を行うものである。アクセスポイントAP1〜AP4としては、例えば、IEEEにおいて規定される無線LAN方式に準拠した無線基地局を用いることができる。また、アクセスポイントAP1〜AP4は、携帯電話端末と無線通信を行う無線基地局であってもよい。
移動端末MN1と移動端末MN2とは、アクセスポイントAP1〜AP4と無線通信を行うために、無線通信機能を有する通信端末であり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、または携帯電話端末などを用いることができる。
(通信端末及びルータ装置の論理ブロック構成)
次に、図2を参照して、本実施形態に係る通信端末と、ルータ装置の論理ブロック構成について説明する。
図2(a)に示すように、本実施形態に係る通信端末である移動端末MN1は、RA受信部201と、記憶部203と、判定処理部205と、通知部207とを備えている。なお、移動端末MN2も移動端末MN1と同様の構成を有している。
また、図2(b)に示すように、本実施形態に係るルータ装置であるアクセスルータAR1は、接続部IF1と、接続部IF2と、記憶部105と、経路制御部107と、アドレス変換部109と、ネットワーク接続IF111と、通知受信部113とを備えている。なお、アクセスルータAR2もアクセスルータAR1と同様の構成を有している。
RA受信部201は、アクセスルータAR1から送信されたルータ広告情報(Router Advertisement)を受信するものである。また、RA受信部201は、ルータ広告情報を判定処理部205に送出する。
記憶部203は、MACアドレスと、IPアドレスとを対応付ける情報によって構成される近隣キャッシュの内容を記憶するものである。
判定処理部205は、RA受信部201から送出されたルータ広告情報に基づいて、通信を開始するため、またはハンドオーバーするためにアクセスルータAR1(アクセスルータAR2)に送信されるActivationメッセージを生成するものである。
また、判定処理部205は、本実施形態では、アクセスルータAR1(アクセスルータAR2)から送信されたルータ広告情報に基づいて、同一のアクセスルータに接続されているアクセスポイント(無線基地局)間においてハンドオーバーするか否かを判定する判定部を構成する。
具体的には、判定処理部205は、現在無線通信を行っているアクセスポイントを介して受信したルータ広告情報と、ハンドオーバー先のアクセスポイントを介して受信したルータ広告情報とが、同一のアクセスルータから送信されたものであるか否かを判定する。
さらに、判定処理部205は、現在無線通信を行っているアクセスポイントを介して受信したルータ広告情報と、ハンドオーバー先のアクセスポイントを介して受信したルータ広告情報とが、同一のアクセスルータから送信されたものである場合、同一のアクセスルータの配下において通信に用いるリンクを移動することを示すリンク移動通知(LMN:Link Moving Notification)を生成する。
また、判定処理部205は、受信したルータ広告情報に基づいて、記憶部203に記憶されている近隣キャッシュの内容を更新する。
通知部207は、判定処理部205によって生成されたActivationメッセージをアクセスルータAR1(アクセスルータAR2)に送信するものである。
また、通知部207は、本実施形態では、判定処理部205による判定結果に基づいて同一のアクセスルータに接続されているアクセスポイント(無線基地局)間においてハンドオーバーすることを示すリンク移動通知(LMN)をアクセスルータAR1(アクセスルータAR2)に送信するものであり、リンク移動通知送信部を構成する。
なお、移動端末MN1(移動端末MN2)は、上述したブロック以外に、データパケットを送受信するためのブロックなどを備えている。
次に、アクセスルータAR1が備える各ブロックの機能について説明する。接続部IF1及び接続部IF2は、アクセスポイントやレイヤ2スイッチ10を接続し、移動端末MN1(移動端末MN2)との間においてパケットを送受するためのインターフェースであり、例えば、100BASE-TXなどのLANインターフェースを用いることができる。なお、接続部IF1及び接続部IF2は、移動端末MN1(移動端末MN2)宛てのパケットを出力する出力ポートを構成する。
記憶部105は、図7に示したようなRCT300と、ルーティングテーブル400と、近隣キャッシュ500とを記憶するものである。
経路制御部107は、記憶部105に記憶されているルーティングテーブル400に基づいて、接続部IF1、接続部IF2またはネットワーク接続IF111を介して受信したパケットを、接続部IF1、接続部IF2またはネットワーク接続IF111の何れに出力するかを選択するものである。
また、経路制御部107は、通知受信部113からActivationメッセージを受信したことが通知された場合、受信したActivationメッセージに基づいて、近隣キャッシュ500の内容を更新する。
さらに、経路制御部107は、移動端末MN1(移動端末MN2)にルーティング用ホストアドレスを割り当てる、つまり、移動端末MN1(移動端末MN2)のホスト固有アドレスとルーティング用ホストアドレスとを対応付けるとともに、ルーティングマネージャRMにActivate Notificationメッセージを送信し、ルーティングマネージャRMから送信されるIPra Updateメッセージにより、RCT300の内容を更新する。
また、経路制御部107は、移動端末MN1(移動端末MN2)に割り当てたホスト固有アドレスに基づいて、ルーティングテーブル400の内容を更新する。
また、経路制御部107は、本実施形態では、移動端末MN1(移動端末MN2)から受信したリンク移動通知(LMN)を受信した場合、ルーティングテーブル400の経路情報のみを更新する。なお、経路制御部107は、本実施形態では、経路情報更新部を構成する。
具体的には、経路制御部107は、通知受信部113から、リンク移動通知(LMN)を受信したことが通知された場合、新たに移動端末MN1(移動端末MN2)にルーティング用ホストアドレスを割り当てず、RCT300の内容を更新しない。
さらに、経路制御部107は、通知受信部113から、リンク移動通知(LMN)を受信したことが通知された場合、移動端末MN1(移動端末MN2)が、アクセスルータAR1に接続されているアクセスポイント間においてハンドオーバーすることに伴い、移動端末MN1宛てのパケットの出力ポートが変わるため、ルーティングテーブル400の経路情報のみを更新する。
アドレス変換部109は、ネットワーク接続IF111を介して受信したパケットに含まれているルーティング用ホストアドレスと、ホスト固有アドレスとの変換を行うものである。また、アドレス変換部109は、接続部IF1、接続部IF2を介して受信したパケットに含まれているホスト固有アドレスと、ルーティング用ホストアドレスとの変換を行うものである。
ネットワーク接続IF111は、ネットワーク1との間においてパケットを送受するためのインターフェースであり、例えば、100BASE-TXなどのLANインターフェースを用いることができる。
通知受信部113は、移動端末MN1(移動端末MN2)からActivationメッセージを受信し、当該メッセージを受信したことを経路制御部107に通知するものである。さらに、通知受信部113は、ルーティングマネージャRMから、Activate Notificationメッセージを受信し、当該メッセージを受信したことを経路制御部107に通知するものである。
また、通知受信部113は、本実施形態では、移動端末MN1(移動端末MN2)からリンク移動通知(LMN)を受信し、当該通知を受信したことを経路制御部107に通知するものである。
(通信端末及びルータ装置を用いた経路制御方法)
次に、第1実施形態に係る通信端末と、ルータ装置とを用いた経路制御方法について説明する。
図3は、移動端末MN1が、アクセスルータAR1の接続部IF1に接続されているアクセスポイントAP2から、接続部IF2に接続されているアクセスポイントAP3にハンドオーバーする場合の通信シーケンスを示している。
同図に示すように、まず、ステップS10において、移動端末MN1は、ハンドオーバー先のアクセスポイントAP3を介して、アクセスルータAR1からルータ広告情報を受信する。
ステップS20において、移動端末MN1は、ステップS10においてアクセスポイントAP3を介して受信したルータ広告情報と、現在、無線通信を行っているアクセスポイントAP2を介して受信したルータ広告情報とに基づいて、アクセスルータAR1に接続されているアクセスポイント間においてハンドオーバーすると判定する。
ステップS30において、移動端末MN1は、ステップS10において受信した広告情報に基づいて、近隣キャッシュの内容を更新する。
ステップS40において、移動端末MN1は、アクセスルータAR1に接続されているアクセスポイントAP2からアクセスポイントAP3にハンドオーバーすることを示すリンク移動通知(LMN)をアクセスルータAR1に送信する。
ステップS50において、アクセスルータAR1は、受信したリンク移動通知(LMN)に基づいて、ルーティングテーブル400に含まれている移動端末MN1のホスト固有アドレスと出力ポートの対応のみを更新する。したがって、アクセスルータAR1は、リンク移動通知(LMN)を受信した場合、移動端末MN1にルーティング用ホストアドレスを割り当てず、RCT300の内容も更新しない。
なお、移動端末MN1は、リンク移動通知(LMN)を、マルチキャストもしくはユニキャストの何れの方法で送信してもよい。また、移動端末MN1がリンク移動通知(LMN)をアクセスルータAR1に送信するタイミングは、アクセスルータAR1からアクセスポイントAP3を介してルータ広告情報を受信したタイミングではなく、移動端末MN1が、アクセスルータAR1もしくはアクセスルータAR1に接続されるアクセスポイントとの無線リンクの切り替え時としてもよい。
(作用・効果)
上述した本発明の第1実施形態によれば、移動端末MN1(移動端末MN2)が、同一のアクセスルータに接続されているアクセスポイント間においてハンドオーバーするか否かを判定し、アクセスルータAR1(アクセスルータAR2)が、同一のアクセスルータに接続されているアクセスポイント間においてハンドオーバーすることを示すリンク移動通知(LMN)を受信した場合には、経路情報のみを更新するため、ルーティング用ホストアドレスの再割当や、ルーティングキャッシュテーブル(RCT)の更新が回避され、ハンドオーバーが完了するまでの時間を短縮することができる。
さらに、第1実施形態によれば、アクセスルータとルーティングマネージャとが、RCTを更新するためのメッセージを送受しないため、ネットワークリソースの浪費が回避される。
また、上述した第1実施形態では、IP2を例として説明したが、本発明は、他の通信方式、例えば、モバイルIPv6(MIPv6)にも適用することができる。すなわち、MIPv6では、通信端末がハンドオーバーする場合、アクセスルータから受信したルータ広告情報に基づいて、気付アドレス(Care of Address)を自動生成し、当該気付アドレスがネットワーク上において重複して割り当てられていないかをマルチキャストを用いて確認する処理(DAD:Duplicated Address Detection)が実行される。
また、MIPv6では、通信端末及びアクセスルータの近隣キャッシュを更新するためにマルチキャストを用いた制御メッセージ(NS:Neighbor Solicitation、NA:Neighbor Advertisement)が、通信端末とアクセスルータとの間において交換される。
つまり、MIPv6では、通信端末とアクセスルータとの間において、マルチキャストを用いたメッセージが交換されるため、ネットワークのリソースを浪費してしまうという問題がある。また、通信端末とアクセスルータとの間には、無線通信が用いられるため、特に、NS及びNAの成りすましについても対策が必要となる。
そこで、上述したように、同一のアクセスルータに接続されているアクセスポイント間において、通信端末がハンドオーバーすることを示すリンク移動通知(LMN)を、ユニキャストを用いて当該アクセスルータのみに送信することにより、かかる問題を解決することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、ルータ装置が、通信端末宛てのパケットに含まれているルーティング用ホストアドレスに基づいて、ルーティング用ホストアドレスと出力ポートとを対応付けるルーティングテーブルを用いて、通信端末宛てのパケットの出力ポートを選択し、出力ポートを選択した後にルーティング用ホストアドレスをホスト固有アドレスに変換して当該パケットを送信形態について説明する。
また、第2実施形態では、ルータ装置が、複数のルーティング用ホストアドレスをプールしておき、プールされているルーティング用ホストアドレスと、出力ポートとを対応付けるルーティングテーブルを用いて、ルーティング用ホストアドレスと、通信端末のホスト固有アドレスとを対応付け、通信端末がハンドオーバーした場合でも、ルーティングテーブルの内容を更新しないようにする。
(ネットワーク構成及びルータ装置のブロック構成)
第2実施形態では、上述した第1実施形態と同様のネットワーク構成が用いられる。また、本実施形態に係るルータ装置の論理ブロック構成は、上述した第1実施形態において説明したアクセスルータAR1と同様である。
以下、上述した第1実施形態におけるアクセスルータAR1と、異なる機能を有するブロックを主として、図2を参照しながら説明する。
本実施形態に係る記憶部105は、ネットワーク1を構成するアクセスルータAR1やアクセスルータAR2の間において用いられるルーティング用ホストアドレスと、移動端末宛てのパケットを出力する接続部IF1(または接続部IF2)とを対応付けるルーティングテーブルを記憶するものであり、本実施形態では、ルーティングテーブル記憶部を構成する。
具体的には、記憶部105には、図7に示した従来のルーティングテーブルとは内容が異なるルーティングテーブルと、ルーティングキャッシュテーブルとが記憶される。ここで、図5は、本実施形態に係るアクセスルータAR1の記憶部105に記憶されているルーティングキャッシュテーブル(RCT)310と、ルーティングテーブル410と、近隣キャッシュ500の内容の例を示している。同図に示すように、ルーティングテーブル410では、ホスト固有アドレスではなく、ルーティング用ホストアドレスと、出力ポートとが対応付けられる。
経路制御部107は、本実施形態では、ルーティングテーブル410に基づいて、ルーティング用ホストアドレスと、移動端末MN1(移動端末MN2)のホスト固有アドレスとを対応付けるアドレス処理部を構成する。
具体的には、図5に示したように、ルーティングテーブル410は、アクセスルータAR1がプールしている複数のルーティング用ホストアドレス(P1_ra〜P4_ra)と、出力ポート(接続部IF1または接続部IF2)とを対応付ける経路情報によって構成されている。
なお、ルーティングテーブル410において、プールされているルーティング用ホストアドレスを、例えば、ネットワークアドレス単位で表現してもよい。アクセスルータAR1は、ネットワークアドレス単位で表現されているルーティングテーブル410に基づいて、移動端末MN1(移動端末MN2)に割り当てるルーティング用ホストアドレスを決定すればよい。
経路制御部107は、例えば、移動端末MN1にルーティング用ホストアドレスを割り当てる場合、移動端末MN1が無線通信を行うアクセスポイントが接続されている出力ポート(接続部IF1または接続部IF2)と、ルーティングテーブル410とに基づいて、プールされているルーティング用ホストアドレスを移動端末MN1に割り当てる。
より具体的には、例えば、移動端末MN1が、アクセスポイントAP2を介して無線通信を行う場合、アクセスルータAR1は、ルーティングテーブル410を参照し、アクセスポイントAP2が接続されている出力ポート(接続部IF1)と対応付けられているルーティング用ホストアドレス、(P1_ra)を移動端末MN1に割り当てる。
さらに、経路制御部107は、RCT310に示すように、移動端末MN1のホスト固有アドレス(MN1_ha)と、ルーティング用ホストアドレス(P1_ra)とを対応付けるとともに、ルーティングマネージャRMにActivate Notificationメッセージを送信し、ルーティングマネージャRMから送信されるIPra Updateメッセージにより、RCT310の内容を更新する。
また、経路制御部107は、本実施形態では、移動端末MN1(移動端末MN2)宛てのパケットに含まれているルーティング用ホストアドレスと、ルーティングテーブル410に基づいて、出力ポート(接続部IF1または接続部IF2)を選択する経路選択部を構成する。
例えば、経路制御部107は、図5に示すように、移動端末MN1宛てのパケットに含まれているルーティング用ホストアドレス(P1_ra)と、ルーティングテーブル410に基づいて、出力ポート(接続部IF1)を選択する。次に、経路制御部107は、RCT310に基づいて、移動端末MN1宛てのパケットに含まれているルーティング用ホストアドレス(P1_ra)と対応付けられている移動端末MN1のホスト固有アドレス(MN1_ha)を取得する。
さらに、経路制御部107は、アドレス変換部109によってホスト固有アドレス(MN1_ha)に変換された移動端末MN1宛てのパケットを、近隣キャッシュ500の内容を参照して移動端末MN1に送信する。
アドレス変換部109は、本実施形態では、経路制御部107によるルーティング用ホストアドレスとホスト固有アドレスとの対応付けの結果、つまり、RCT310の内容に基づいて、ルーティング用ホストアドレスをホスト固有アドレスに変換するものである。
なお、上述した第2実施形態において、移動端末MN1(移動端末MN2)から送信されたネットワーク1宛てのパケットは、アドレス変換部109において、RCT310に基づいて、ホスト固有アドレスからルーティング用ホストアドレスに変換され、経路制御部107が、変換されたルーティング用ホストアドレスに基づいて、ネットワーク接続IF111を介して、当該パケットをネットワーク1に送信する。
(ルータ装置を用いた経路制御方法)
次に、第2実施形態に係るルータ装置とを用いた経路制御方法について、図4を参照しながら説明する。ここでは、移動端末MN1は、図2に示したように、アクセスポイントAP2を介して、通信を開始するものとする。
図4に示すように、まず、ステップS110において、移動端末MN1は、アクセスポイントAP2を介して、アクセスルータAR1から送信されたルータ広告情報を受信する。
ステップS120において、移動端末MN1は、ステップS110において受信したルータ広告情報に基づいて、近隣キャッシュの内容を更新する。
ステップS130において、移動端末MN1は、アクセスルータAR1を介して通信を行うため、ActivationメッセージをアクセスルータAR1に送信する。
ステップS140において、アクセスルータAR1は、ルーティングテーブル410と、移動端末MN1がアクセスポイントAP2を介して通信を行うこと、すなわち、移動端末MN1が接続部IF1を介して通信を行うことに基づいて、ルーティング用ホストアドレス(例えば、P1_ra)を移動端末MN1に割り当て、ルーティング用ホストアドレス(P1_ra)と、移動端末MN1のホスト固有アドレス(MN1_ha)とを対応付ける。
ステップS150において、アクセスルータAR1は、Activate NotificationメッセージをルーティングマネージャRMに送信する。
ステップS160において、ルーティングマネージャRMは、受信したActivate Notificationメッセージに基づいて、移動端末MN1のホスト固有アドレス(MN1_ha)と、ルーティング用ホストアドレス(P1_ra)とを対応付け、ルーティングキャッシュテーブル(RCT)の内容を更新する。
ステップS170において、ルーティングマネージャRMは、IPra updateメッセージを移動端末MN1に送信する。
ステップS180において、移動端末MN1は、受信したIPra updateメッセージに基づいて、ステップS150において送信したルーティング用ホストアドレス(P1_ra)と、移動端末MN1のホスト固有アドレス(MN1_ha)との対応付けを反映させるため、RCT310の内容を更新する。
次に、アクセスルータAR1が、移動端末MN1宛てのパケットを受信し、移動端末MN1に当該パケットを送信するまでの通信シーケンスについて説明する。
ステップS210において、アクセスルータAR1は、ネットワーク1を介して、移動端末MN1宛てのパケットを受信する。
ステップS220において、アクセスルータAR1は、受信した移動端末MN1宛てのパケットに含まれているルーティング用ホストアドレス(P1_ra)に基づいて、ルーティングテーブル410を検索し、当該パケットを出力する出力ポート(接続部IF1)を選択する。
ステップS230において、アクセスルータAR1は、受信した移動端末MN1宛てのパケットに含まれているルーティング用ホストアドレス(P1_ra)に基づいて、RCT310を検索し、移動端末MN1のホスト固有アドレス(MN1_ha)を取得する。
ステップS240において、アクセスルータAR1は、移動端末MN1宛てのパケットに含まれているルーティング用ホストアドレス(P1_ra)を、移動端末MN1のホスト固有アドレス(MN1_ha)に変換する。
ステップS250において、アクセスルータAR1は、移動端末MN1のホスト固有アドレス(MN1_ha)に変換された移動端末MN1宛てのパケットを、近隣キャッシュ500を参照して、移動端末MN1に送信する。
(作用・効果)
上述した本発明の第2実施形態によれば、ホスト固有アドレスではなく、ルーティング用ホストアドレスと出力ポートとを対応付ける経路情報から構成されるルーティングテーブル410を用いて、ルーティング用ホストアドレスとホスト固有アドレスとが対応付けられるため、アクセスルータAR1(アクセスルータAR2)を介して通信を行う移動端末数が増加してもルーティングテーブル410の内容は更新されず、ルーティングテーブル410の情報量が増加することが回避され、経路情報の検索に要する時間を短縮することができる。
すなわち、ルーティングテーブル410には、移動端末MN1及び移動端末MN2に割り当てられるルーティング用ホストアドレスと、パケットの出力ポート(接続部IF1または接続部IF2)とを対応付ける経路情報を予めに集約して表現、例えばネットワークアドレス単位で表現しておけば、下り方向、つまり移動端末MN1及び移動端末MN2宛ての経路情報の量を低減することができる。このため、経路情報の検索に要する時間が短縮され、高速なパケットの転送を実現することができる。
[変更例]
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、ルーティングキャッシュテーブル(RCT)と、ルーティングテーブルとをそれぞれ個別に有する形態としていたが、ルーティングキャッシュテーブル(RCT)と、ルーティングテーブルとを統合したテーブルを用いることもできる。
例えば、図6に示すように、ホスト固有アドレス(IPha)と、ルーティング用ホストアドレス(IPra)と、出力ポート(接続部IF1または接続部IF2)とを対応付けると統合テーブル600を有するアクセスルータを用いて、上述した第1実施形態または第2実施形態を実施することができる。
例えば、上述した第2実施形態において、アクセスルータAR1が、統合テーブル600を用いた場合、経路制御部107は、統合テーブル600を用いて出力ポートを選択するとともに、移動端末MN1のホスト固有アドレス(MN1_ha)をアドレス変換部109に通知する。また、アドレス変換部109は、通知されたホスト固有アドレス(MN1_ha)に基づいて、移動端末MN1宛てのパケットに含まれているルーティング用ホストアドレスをホスト固有アドレス(MN1_ha)に変換する。
すなわち、統合テーブル600を用いることにより、アクセスルータAR1は、経路情報と、ルーティング用ホストアドレスと、ホスト固有アドレスとの対応付けを一度に検索することができるため、さらに高速なパケットの転送を実現することができる。
本発明の実施形態に係る通信端末とルータ装置とを含むネットワーク構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信端末及びルータ装置の論理ブロック構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る通信端末が、同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーする場合の通信シーケンスを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る通信端末とルータ装置との通信シーケンスを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るルーティングテーブル、ルーティングキャッシュテーブル(RCT)及び近隣キャッシュの内容の一例を示す図である。 本発明の変更例に係るルーティングキャッシュテーブルとルーティングテーブルとが統合されたテーブルの一例を示す図である。 従来のルータ装置において用いられるルーティングキャッシュテーブル、ルーティングテーブル及び近隣キャッシュの内容の一例を示す図である。 従来の通信端末が、同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーする場合の通信シーケンスを示す図である。 従来のルータ装置が、通信端末にパケットを転送する場合の通信シーケンスを示す図である。
符号の説明
1…ネットワーク、10…レイヤ2スイッチ、105…記憶部、107…経路制御部、109…アドレス変換部、111…ネットワーク接続IF、113…通知受信部、201…RA受信部、203…記憶部、205…判定処理部、207…通知部、300,310…RCT、400,410…ルーティングテーブル、500…近隣キャッシュ、600…統合テーブル、AP1〜AP4…アクセスポイント、AR1,AR2…アクセスルータ、IF1,IF2…接続部、MN1,MN2…移動端末、RM…ルーティングマネージャ

Claims (5)

  1. 通信端末と、ルータ装置とによって構成される通信システムであって、
    前記通信端末は、
    前記ルータ装置から送信されたルータ広告情報に基づいて、同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーするか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づいて、同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーすることを示すリンク移動通知を前記ルータ装置に送信するリンク移動通知送信部を備え、
    前記ルータ装置は、
    前記通信端末のハンドオーバーに応じて、前記通信端末に固有なホスト固有アドレスと、前記ルータ装置間において用いられるルーティング用ホストアドレスとを対応付けるとともに、前記ホスト固有アドレスと、前記通信端末宛てのパケットを出力する出力ポートとを対応付ける経路情報を更新する経路情報更新部を備え、
    前記経路情報更新部は、前記リンク移動通知を受信した場合、前記ホスト固有アドレスと、前記出力ポートとの対応付けのみを更新することを特徴とする通信システム。
  2. 前記判定部は、現在無線通信を行っている無線基地局を介して受信したルータ広告情報と、ハンドオーバー先の無線基地局を介して受信したルータ広告情報とが、同一のルータ装置から送信されたものであるか否か判定することによって、前記同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーするか否かを判定する請求項1に記載の通信システム。
  3. 同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーすることを示すリンク移動通知を通信端末から受信する通知受信部を有するルータ装置であって、
    前記通信端末のハンドオーバーに応じて、前記通信端末に固有なホスト固有アドレスと、前記ルータ装置間において用いられるルーティング用ホストアドレスとを対応付けるとともに、前記ホスト固有アドレスと、前記通信端末宛てのパケットを出力する出力ポートとを対応付ける経路情報を更新する経路情報更新部を備え、
    前記経路情報更新部は、前記通知受信部が前記リンク移動通知を受信した場合、前記ホスト固有アドレスと、前記出力ポートとの対応付けのみを更新することを特徴とするルータ装置。
  4. 通信端末と、ルータ装置とによって構成される通信システムにおいて用いられる経路制御方法であって、
    前記通信端末が、前記ルータ装置から送信されたルータ広告情報に基づいて、同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーするか否かを判定するステップと、
    前記通信端末が、前記判定するステップにおける判定結果に基づいて、同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーすることを示すリンク移動通知を前記ルータ装置に送信するステップと、
    前記ルータ装置が、前記通信端末のハンドオーバーに応じて、前記通信端末に固有なホスト固有アドレスと、前記ルータ装置間において用いられるルーティング用ホストアドレスとを対応付けるステップと、
    前記ルータ装置が、前記ホスト固有アドレスと、前記通信端末宛てのパケットを出力する出力ポートとを対応付ける経路情報を更新するステップとを備え、
    前記ルータ装置は、前記リンク移動通知を受信した場合、前記経路情報を更新するステップのみを行うことを特徴とする経路制御方法。
  5. 前記判定部するステップでは、現在無線通信を行っている無線基地局を介して受信したルータ広告情報と、ハンドオーバー先の無線基地局を介して受信したルータ広告情報とが、同一のルータ装置から送信されたものであるか否か判定することによって、前記同一のルータ装置に接続されている無線基地局間においてハンドオーバーするか否かが判定される請求項に記載の経路制御方法。
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