JP4166466B2 - 無線通信システム及び無線通信方法、無線通信装置及びその制御方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents
無線通信システム及び無線通信方法、無線通信装置及びその制御方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信が可能な複数の無線通信端末が存在する無線通信環境下における無線通信システム及び無線通信方法、無線通信装置及びその制御方法、記憶媒体、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、無線通信環境下で複数のユーザが各自所望の無線通信端末を自由に選択して独自の無線ネットワーク・グループを形成する無線通信システム及び無線通信方法、無線通信装置及びその制御方法、記憶媒体、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0002】
さらに詳しくは、本発明は、各ユーザが無線通信端末との間で簡単な認証手続により無線ネットワーク・グループを形成する無線通信システム及び無線通信方法、無線通信装置及びその制御方法、記憶媒体、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0003】
【従来の技術】
情報通信技術の普及に伴い、複数のコンピュータを接続してLAN(Local Area Network)を構成し、ファイルやデータなどの情報の共有化や、あるいはプリンタなどの周辺機器の共有化を図ったり、電子メールやデータの転送などの情報の交換を行うことが盛んに行われている。
【0004】
従来のLANは、光ファイバーや同軸ケーブル、あるいはツイストペア・ケーブルなどの有線を用いて接続するのが一般的であったが、敷設工事が必要であり、手軽にLANを構築することが難しい。また、LAN構築後も、機器の移動範囲がケーブル長によって制限されるため、不便である。そこで、有線方式によるLANの配線からユーザを解放するために、無線LANが注目されている。無線LANによれば、有線ケーブルの大半を省略することができるので、端末を比較的容易に移動させることができる。
【0005】
最近では、パーソナル・コンピュータなどの情報機器の普及や、家電製品などの情報化とも相俟って、家庭内にも無線ネットワークが急速に浸透しつつある。このようなPAN(personal Area Network)環境下では、家庭内に複数の無線機器が存在するという状況が想定されるので、各無線機器間で接続を確立するためには、ユーザが接続を希望する無線機器の間で「認証」という手続を行なうが必要となる。
【0006】
例えば、特開2001−144767号公報には、被接続機器の通信圏内に存在する複数の接続機器から、所望の接続機器を選択することが可能な無線LANの接続先選択方法について開示されている。
【0007】
しかしながら、通信圏内にある複数の通信機から所望の通信機を選択して通信するためには、非常に煩雑な手続を行なう必要がある。
【0008】
例えば、非接触カードを利用して認証を行ない1対1の通信を確立するシステムは既に存在する。ところが、この場合、非接触カードから一方的に認証情報を送信するだけであり、また、多対多のネットワークを形成するための認証には不向きである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、無線通信環境下で複数のユーザが各自所望の無線通信端末を自由に選択して独自の無線ネットワーク・グループを形成することができる、優れた無線通信システム及び無線通信方法、無線通信装置及びその制御方法、記憶媒体、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0010】
本発明のさらなる目的は、各ユーザが無線通信端末との間で簡単な認証手続により無線ネットワーク・グループを形成することができる、優れた無線通信システム及び無線通信方法、無線通信装置及びその制御方法、記憶媒体、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、無線通信が可能な複数の無線通信装置が存在する無線通信環境下で、各ユーザ毎の無線ネットワーク・グループを形成するための無線通信システムであって、各無線通信装置はメモリ・カードを着脱自在に受容することができ、
特定ユーザのメモリ・カードに該特定ユーザのID情報を書き込み、
無線ネットワーク・グループを構成する各無線通信装置が特定ユーザのID情報が書き込まれたメモリ・カードを順次受容して該メモリ・カードに保持されているID情報を読み出して記憶しておき、
前記無線通信環境下で、各無線通信装置がメモリ・カードから読み出された同じID情報を持っている通信相手と無線ネットワーク・グループを形成する、
ことを特徴とする無線通信システムである。
【0012】
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
【0013】
また、本発明の第2の側面は、無線通信が可能な複数の無線通信装置が存在する無線通信環境下で、各ユーザ毎の無線ネットワーク・グループを形成するための無線通信方法であって、各無線通信装置はメモリ・カードを着脱自在に受容することができ、
特定ユーザのメモリ・カードに該特定ユーザのID情報を書き込む初期設定ステップと、
無線ネットワーク・グループを構成する各無線通信装置が特定ユーザのID情報が書き込まれたメモリ・カードを順次受容して該メモリ・カードに保持されているID情報を読み出して記憶する認証ステップと、
前記無線通信環境下で、各無線通信装置がメモリ・カードから読み出された同じID情報を持っている通信相手と無線ネットワーク・グループを形成するネットワーク構築ステップと、
を具備することを特徴とする無線通信方法である。
【0014】
本発明の第1又は第2の側面に係る無線通信システム又は無線通信方法によれば、複雑な無線通信端末の認証を、機器に対するメモリ・カードの挿脱という簡単な手続で済ませることが可能となる。したがって、ユーザは、通信圏内に存在する複数の無線通信端末の中から所望のものを自在に選択して、自分専用のネットワーク・グループを形成して無線通信することができる。
【0015】
本発明の第1又は第2の側面に係る無線通信システム又は無線通信方法によれば、例えば、旅先や外出先であっても、ユーザは自分のメモリ・カードを所望の機器に挿脱するという簡単な認証手続により、気軽にPANを構築することができる。
【0016】
ここで、各無線通信端末は、メモリ・カード受容時に、自身の操作情報を該メモリ・カードに書き込んだり、あるいは、他の無線通信端末によって書き込まれた操作情報を読み出すようにしてもよい。このような処理動作の結果、形成された無線ネットワーク・グループ内では、各無線通信端末は互いの操作情報を共有することができ、共有している操作情報に従って無線通信を行なうことができる。
【0017】
したがって、使用するメモリ・カードに各機器に関する操作情報などをあらかじめ書き込んでおくことにより、メモリ・カードの挿脱操作によりこの種の情報を配布することができる。この結果、無線通信機器の一部操作を簡略化することができ、効率のよいデータ伝送を行なうことが可能となる。
【0018】
ここで、配布すべき操作情報としては、機器が扱うことができるデータ・フォーマット、メディア属性、伝送速度、変調方式、使用する周波数帯域などを挙げることができる。
【0019】
また、各無線通信端末は、メモリ・カードの受容により認証したことを表示する表示部をさらに備えていてもよい。どのユーザと認証が行なわれたかを表示することにより、各ユーザはそれを視覚的に確認することができる。したがって、不正ユーザが機器のデータを無線で盗もうとしても、この表示で認証ユーザを表示することにより不正行為を未然に防止することが可能となる。
【0020】
また、メモリ・カードにID情報とともに視認性のユーザ情報を格納しておくことにより、認証手続でユーザ情報を配布することができる。このような場合、各無線通信端末はメモリ・カードから読み出したユーザ情報を表示することができる。ここで言う視認性のユーザ情報とは、ユーザ名を記述した文字列やユーザの顔などを表すイメージ情報やアイコンなどである。ユーザは、このような表示を参照することにより、どのユーザを認証したかを視覚的に容易に判断することができる。
【0021】
また、本発明の第3の側面は、無線通信が可能な複数の無線通信装置が存在する無線通信環境下で、各ユーザ毎の無線ネットワーク・グループを形成して無線通信を行う無線通信装置であって、
無線データを送受信する無線通信部と、
メモリ・カードを着脱自在に受容するメモリ・カード・インターフェースと、
前記メモリ・カード・インターフェースで受容したメモリ・カードからID情報を読み出して記憶する記憶手段と、
前記無線通信環境下で、前記記憶手段に記憶されたものと同じID情報を持っている通信相手と無線ネットワーク・グループを形成するネットワーク構築手段と、
を具備することを特徴とする無線通信装置である。
【0022】
また、本発明の第4の側面は、メモリ・カードを着脱自在に受容するメモリ・カード・インターフェースを備え、無線通信が可能な複数の無線通信装置が存在する無線通信環境下で各ユーザ毎の無線ネットワーク・グループを形成して無線通信を行う無線通信装置の制御方法であって、
前記メモリ・カード・インターフェースで受容したメモリ・カードからID情報を読み出して記憶する認証ステップと、
前記無線通信環境下で、前記認証ステップにおいて記憶したものと同じID情報を持っている通信相手と無線ネットワーク・グループを形成するネットワーク構築ステップと、
を具備することを特徴とする無線通信装置の制御方法である。
【0023】
本発明の第3又は第4の側面に係る無線通信装置又はその制御方法によれば、無線ネットワーク・グループを形成するための認証処理を、機器に対するメモリ・カードの挿脱という簡単な手続で済ませることが可能となる。したがって、ユーザは、通信圏内において、所望の無線通信装置を自在に選択して、自分専用のネットワーク・グループに組み込むことができる。
【0024】
本発明の第3又は第4の側面に係る無線通信装置又はその制御方法によれば、例えば、旅先や外出先であっても、ユーザは自分のメモリ・カードをメモリ・カード・スロットに挿脱するという簡単な認証手続により、一時的に構築されるPANに所望の無線通信装置を組み込むことができる。
【0025】
ここで、無線通信装置は、メモリ・カード受容時に、自身の操作情報を該メモリ・カードに書き込んだり、あるいは、他の無線通信装置によって書き込まれた操作情報を読み出すようにしてもよい。このような処理動作の結果、無線通信装置は、無線ネットワーク・グループ内の他の無線通信装置との間で互いの操作情報を共有することができ、共有している操作情報に従って無線通信を行なうことができる。この結果、無線通信機器の一部操作を簡略化することができ、効率のよいデータ伝送を行なうことが可能となる。
【0026】
ここで、配布すべき操作情報としては、機器が扱うことができるデータ・フォーマット、メディア属性、伝送速度、変調方式、使用する周波数帯域などを挙げることができる。
【0027】
また、無線通信装置は、メモリ・カードの受容により認証したことを表示する表示部をさらに備えていてもよい。この場合、無線通信装置は、どのユーザと認証が行なわれたかをユーザに視覚的に通知することができる。したがって、不正ユーザが機器のデータを無線で盗もうとしても、この表示で認証ユーザを表示することにより不正行為を未然に防止することが可能となる。
【0028】
また、メモリ・カードにID情報とともに視認性のユーザ情報を格納しておくことにより、無線通信装置は認証手続においてメモリ・カードを介してユーザ情報を取得することができる。ここで言う視認性のユーザ情報とは、ユーザ名を記述した文字列やユーザの顔などを表すイメージ情報やアイコンなどである。無線通信装置がこのような視認性のユーザ情報を表示することにより、どのユーザを認証したかを視覚的に容易に識別することができる。
【0029】
また、本発明の第5の側面は、無線通信が可能な複数の無線通信装置が存在する無線通信環境下において、メモリ・カードを着脱自在に受容するメモリ・カード・インターフェースを備えた無線通信装置により各ユーザ毎の無線ネットワーク・グループを形成するための処理をコンピュータ・システム上で実行するように記述されたコンピュータ・プログラムであって、
前記メモリ・カード・インターフェースで受容したメモリ・カードからID情報を読み出して記憶する認証ステップと、
前記無線通信環境下で、前記認証ステップにおいて記憶したものと同じID情報を持っている通信相手と無線ネットワーク・グループを形成するネットワーク構築ステップと、
を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
【0030】
本発明の第5の側面に係る記憶媒体は、例えば、さまざまなプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読な形式で提供する媒体である。このような媒体は、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)やFD(Flexible Disk)、MO(Magneto-Optical disc)などの着脱自在で可搬性の記憶媒体である。あるいは、ネットワーク(ネットワークは無線、有線の区別を問わない)などの伝送媒体などを経由してコンピュータ・ソフトウェアを特定のコンピュータ・システムに提供することも技術的に可能である。
【0031】
本発明の第5の側面に係る記憶媒体は、コンピュータ・システム上で所定のコンピュータ・ソフトウェアの機能を実現するための、コンピュータ・ソフトウェアと記憶媒体との構造上又は機能上の協働的関係を定義したものである。換言すれば、本発明の第2の側面に係る記憶媒体を介して所定のコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第3又は第4の側面に係る無線通信装置又はその制御方法と同様の作用効果を得ることができる。
【0032】
また、本発明の第6の側面は、無線通信が可能な複数の無線通信端末が存在する無線通信環境下において、メモリ・カードを着脱自在に受容するメモリ・カード・インターフェースを備えた無線通信装置により各ユーザ毎の無線ネットワーク・グループを形成するための処理をコンピュータ・システム上で実行するように記述されたコンピュータ・プログラムであって、
メモリ・カードを受容してID情報を読み出す認証ステップと、
前記無線通信環境下で該ID情報を基に通信相手と無線ネットワーク・グループを形成するネットワーク構築ステップと、
を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
【0033】
本発明の第6の側面に係るコンピュータ・プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムを定義したものである。換言すれば、本発明の第6の側面に係るコンピュータ・プログラムをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第3又は第4の側面に係る無線通信装置又はその制御方法と同様の作用効果を得ることができる。
【0034】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
【0036】
図1には、本発明の実施に供される無線通信装置100のハードウェア構成を模式的に示している。
【0037】
アンテナ101は、送信及び受信を兼用する。無線通信部102は、アンテナ101で受信した信号をベースバンド信号にダウンコンバートし、さらにA/D変換並びに復調処理して受信データとして中央制御部103に出力する。また、中央制御部103から渡された送信データを変調処理並びにD/A変換してベースバンド信号とし、さらにRF周波数帯にアップコンバートしてから、アンテナ101から放出する。
【0038】
中央制御部103は、例えばマイクロプロセッサで構成され、オペレーティング・システム(OS)が提供する実行環境下で所定のプログラム・コードを実行することにより、無線通信装置100全体の動作を統括的にコントロールする。
【0039】
RAM(Random Access Memory)104は、書き込み可能な半導体メモリ装置であり、中央制御部103がプログラムのロードや作業データの一時的な保存のために使用する。また、ROM(Read Only Memory)107は、データを恒久的に格納する読み出し専用の半導体メモリ装置であり、例えば中央制御部103において実行される制御プログラムなどを格納している。
【0040】
LEDインジケータ108は、無線通信装置100の状態を視覚的に表示するために用いられる。本実施形態では、無線通信装置がどのユーザの認証を行なったのかを明確に示すためにLEDインジケータ108が用いられる(後述)。
【0041】
メモリカード・インターフェース105は、メモリカード106を挿脱可能に受容して、メモリカード106に対してデータの読み書きを行なう装置である。本実施形態では、メモリカードによって無線通信装置100の認証処理を行うが、詳細は後述に譲る。
【0042】
外部インターフェース109は、この無線通信装置100を外部機器に接続するための装置である。外部機器としては、例えばパーソナル・コンピュータ(PC)やPDA(Personal Digital Assistant)などの情報端末や、情報家電などの機器である。これら情報端末上では、特定用途のアプリケーションが実行される。また、情報端末は、キーボードや操作ボタンなどのユーザ入力装置や、液晶表示装置などの高機能なユーザ・インターフェースを備えている。
【0043】
無線通信装置100を搭載した機器は、例えば同じ無線通信エリア内に通信可能な状態で存在している。図2には、無線通信装置100を搭載した複数の機器201〜206が家庭内などに構築された無線通信エリア内に散在している様子を模式的に示している。
【0044】
図2に示したように無線通信可能な複数の機器202〜206が混在するような無線通信環境下で、ユーザは、メモリカードを媒体にすることにより、非常に簡単にそして確実に相互認証させることが可能となる。
【0045】
また、データの読み書き可能なメモリカードを認証媒体にした場合、各機器からの情報(例えば、機器の操作情報)もメモリカード上に書き込むことも可能で、通信前にあらかじめ機器の情報を知ることにより効率のよい伝送が可能となる。また、ユーザが購入した機器のネットワーク化に限らず、旅行先のホテルのテレビやカムコーダなどの機器を簡単にネットワーク化することができるという特徴もある。
【0046】
本実施形態では、家庭内でユーザが望む無線通信ネットワークを構築するために、「初期設定」・「認証作業」を行った後で、動作を行うという3ステップの手順が行なわれる。
【0047】
ユーザは本実施形態に係る無線通信ネットワークを利用するにあたり、各個人のメモリカードを作成する「初期設定動作」を行わなくてはならない。図3には、このようにメモリカードを認証媒体に用いて家庭内無線ネットワークにおいて認証動作を行うための初期設定動作の処理手順をフローチャートの形式で示している。
【0048】
まずユーザは、自分のメモリカードを用意する(ステップS1)。次いで、メモリカードを読み書きできる機器にカードを挿入して(ステップS2)、このカードに自分専用のID信号を書き込む(ステップS3)。
【0049】
例えば、自分が父(又は母)であることを示すID信号を、メモリカード・インターフェース105経由でメモリカードに書き込む。これによって、自分のID信号の入ったメモリカードの作成を行なうことができ、初期設定を終了する。
【0050】
また、図4には、家庭内で所望の無線通信ネットワークを構築するための第2ステップである、各機器の認証処理の手順をフローチャートの形式で示している。この処理手順は、各無線通信装置100において、中央制御部103が所定のプログラム・コードを実行するという形態で実現される。
【0051】
まず、既に上述の作業で作成した自分のメモリカードを用意して(ステップS11)、そのカードを認証させたい機器のメモリカード挿入口に順次挿入する(ステップS12)。
【0052】
次いで、挿入されたカードに記憶されているデータがメモリカード・インターフェース105経由で読み出され、つまりID信号情報が読み込まれ、それを不揮発性のRAMに転送して、格納する(ステップS13)。例えば、メモリカード内に格納されているID情報(例えば父であることを示す)をメモリカード・インターフェース105経由でRAM104に転送されて、RAM104に格納される。
【0053】
また、図5には、家庭内で所望の無線通信ネットワークを構築するための第3ステップである、認証された各機器からなる無線通信ネットワークを形成するための処理手順をフローチャートの形式で示している。この処理手順は、各無線通信装置100において、中央制御部103が所定のプログラム・コードを実行するという形態で実現される。以下、このフローチャートを参照しながら、無線通信ネットワークを形成するための処理手順について説明する。
【0054】
まず、認証処理が済んでいる各機器の電源を投入して(ステップS21)、最初に機器に内蔵されている無線通信装置100に合わせた通常のネットワーク化のための通信プロトコルを行う(ステップS22)。ステップS22の動作に関しては、通常の通信プロトコル制御に従って実現することができるので、ここでは説明は省略する。
【0055】
一般的な無線ネットワークでは、この時点で各機器はネットワーク化できるはずである。これに対し本実施形態の場合には、さらに中央制御部109が通信を開始する直前に内部RAM104を参照する(ステップS23)。そして、無線ネットワーク上で各端末が互いに問い合わせて、RAM104に書き込まれているID信号が機器間で同じかどうかを確認する(ステップS24)。この問い合わせは、例えば、送信側の機器が受信側の機器に対して、識別情報(宛先情報)とID情報をのせて、ブロードキャストなどの方式でパケットを送出することによって行なうことができる。
【0056】
各機器同士で保持しているID信号が同じであれば(ステップS25)、ネットワークの形成を許容する(ステップS26)。すなわち、問い合わせを受けた受信側の機器は、自分宛てのパケットであることを認識し、且つ、ID情報が同じであることを確認にすると、受信処理(すなわち受信データの復調処理)を開始する。他方、ID信号が一致しなければ、ネットワークの形成を拒絶する(ステップS27)。
【0057】
図5に示した処理を実行した結果、無線通信環境下では、メモリ・カードから読み出された同じID情報を持っている無線通信機器同士で1つの無線ネットワーク・グループを形成することができる。
【0058】
1つの無線通信機器に2以上のユーザからメモリ・カードを挿入された場合には、この無線通信機器は2以上のID情報を取得することができる。このような場合には、1つの無線通信機器が同時に2以上の無線ネットワーク・グループに属するようにしてもよい。
【0059】
図6には、本実施形態に係る無線通信装置100による無線通信ネットワークを形成するための処理手順の応用例を示している。但し、ここでは、図3で示したような第1ステップであるメモリカードの初期設定動作は既に完了しているものとする。この処理手順は、各無線通信装置100において、中央制御部103が所定のプログラム・コードを実行するという形態で実現される。以下、このフローチャートを参照しながら、無線ネットワークを形成するための処理手順について説明する。
【0060】
ユーザは、最初に初期設定を済ませた自分のメモリカードを用意する(ステップS31)。次いで、家庭内無線通信環境下で、ネットワーク化したいすべての機器にそのメモリカードを挿入して(ステップS32)、内部の不揮発性RAMにID信号を書き込む(ステップS33)。ここまでは、図4を参照しながら既に説明した処理手順と同様である。
【0061】
IDの書きこみが終了したら、次いで、各機器内部のROM107に格納されている情報がある場合にはその情報を読み取り、その機器のアドレスとともにメモリカードに書き込む作業を行う(ステップS34)。
【0062】
ROM107に格納されている情報として、機器に関する操作情報などを含めることができる。例えば工場出荷時に書き込まれているものとする。本処理手順では、データの情報がROM107に格納されている。例えば、DVDプレーヤはMPEG2フォーマットのデータのみ送信する、といったネットワーク上での機器動作を規定する情報などが書かれている。勿論、データ・フォーマットの情報だけでなく、例えばデータレートの情報であってもよい。データレートに関しては、その機器がフォールバックに対応しているかとか、最高の送信レートは24Mbpsであるなどの形式で記述した情報を格納していてもよい。
【0063】
このようなROM107内の情報をメモリカードに書き込むと、認証の第1ステップは終了である。
【0064】
各機器における認証の第1ステップが終了すると、次いで認証の第2ステップを実行する。
【0065】
まず、ネットワーク化したいすべての機器にメモリーカードをもう一度挿入して、カード内部の情報が読み出される(ステップS35)。このとき、最初にIDによる認証がされているかどうかが確認される(ステップS36)。
【0066】
IDが認証されているかどうかの確認は、各機器のRAMに記憶している内容を参照することにより行なわれる。もし認証されていなければ、認証の第1ステップであるステップS33に戻ることになる。他方、認証が済んでいる場合には後続のステップS37に進んで、メモリカード内に蓄積されている各機器のアドレスと他の情報(例えばデータ・フォーマットの情報)をすべて各機器内の不揮発性RAMに書き込む。
【0067】
ステップS35〜S37のような処理手順を踏むことで、ネットワークを形成する各機器間では、各々のROMに格納されている情報を、メモリカードを媒介にしてすべての機器に配布して、共有することができる。例えば、ネットワーク形成された機器間の操作に関する情報が一方の機器のROMに格納されている場合には、メモリカードを介して他方の機器のRAMに書き込まれ、この結果、無線通信機器の一部操作を簡略化することができ、効率のよいデータ伝送を行なうことが可能となる。
【0068】
図6に示す例では、アドレスNo.1のDVDのデータはMPEG2、アドレスNo.2のTVは特にデータの特定はなく、さまざまなデータ・フォーマットに対応できるという情報を書き込む。これで認証の第2ステップが終了である。
【0069】
図6に示す応用例では、メモリカードの挿脱により各無線通信装置100を認証処理する際に、各装置100における操作情報をメモリカードに書き込むことにより、メモリカードを媒介にして無線ネットワーク・グループ内で同じ操作情報を共有することができる。操作情報としては、機器が扱うことができるデータ・フォーマット、メディア属性、伝送速度、変調方式などを挙げることができる。
【0070】
DVDはMPEG2、ハンディカムはDVフォーマット、BSディジタル・チューナーならばMPEG−HDといった具合に、機器が決まれば扱われるデータ・フォーマットが一意に決まる。メモリカードを媒介にして、このデータ・フォーマット情報が事前に分かるようにすると、例えばDVD画像をTVに飛ばす場合、TV側では通信相手がDVDだと判明した時点で通信はMPEG2データ・フォーマットであると判断することができる。すなわち、上位層でわざわざ判別することなく、即座に通信動作に入ることができる。
【0071】
また、メモリ・カードを媒介にして、機器が転送するデータが画像又は音声であることをあらかじめ知らせておくことができる。ミニコンポ、CD、MDなど、音しか伝送しない機器を通信相手とする場合、画像伝送又は音声伝送であるかを事前に知ることにより、通信制御を簡略化することができる。
【0072】
また、メモリ・カードを媒介にして、機器との伝送速度をあらかじめ知らせておくことができる。DVならば32Mbps、DVDならば8Mbpsといった具合に、機器毎に最高伝送速度が決まっている。この通信可能な伝送速度が事前に知っておくことにより、対等な速度で通信を行う場合にはお互いの低い方の速度で通信することになる。
【0073】
また、メモリ・カードを媒介にして、通信で使用される変調方式をあらかじめ知らせておくことができる。多くの場合、変調方式は各機器毎に決まっている。多値変調(64QAM、32QAMなど)は伝送できる量が多く、BPSK,QPSKでは伝送量が少ない。例えば、16QAMとBPSKしか送信できない機器の通信の場合、お互いにBPSKでのみ通信を行うことが通信開始前に予想される。
【0074】
また、メモリ・カードを媒介にして、ネットワークの相違をあらかじめ知らせておくことができる。例えばVideoCDとTVを接続した場合、父親はPCから音楽だけを居間のTVのSpeakerに出力する一方、娘はデモビデオを流しながら音楽も出したいと設定しておく。この場合、父親が形成した無線ネットワーク・グループでは最初から音楽のみを送信し、また、娘の無線ネットワーク・グループでは画像+音楽を送信する。
【0075】
また、図7には、本実施形態に係る無線通信装置100による無線通信ネットワークを形成するための、認証の第3ステップに相当する処理手順の応用例をフローチャートの形式で示している。この処理手順は、各無線通信装置100において、中央制御部103が所定のプログラム・コードを実行するという形態で実現される。以下、このフローチャートを参照しながら、認証の処理手順について詳解する。
【0076】
まず、各機器の電源を投入する(ステップS41)。各機器には図1に示したような無線通信装置100が搭載されているので、まずそれぞれの無線に合わせた通常の通信プロトコル制御を行った後、本実施形態に係るネットワークを形成しようと制御する(ステップS42)。
【0077】
中央制御部109は、通信を開始する直前に内部RAMを参照する(ステップS43)。そして、相手の機器が同じIDを持っているかどうかを判別する(ステップS44)。
【0078】
もし相手の機器が同じIDを持っていたらステップS46に進む。また、IDが異なる場合には、ネットワーク形成を拒絶して、本処理ルーチン全体を終了する(ステップS45)。
【0079】
ステップS46ではネットワークを形成する。このとき、データに関する情報やネットワーク形成された機器間の操作に関する情報がメモリカード経由で保持されているかどうかを確認する(ステップS47)。
【0080】
もし機器間に設定された情報がない場合には、通常通りにネットワークを形成して(ステップS49)、データ・フォーマットや伝送レートを互いの通信中に確認しながら通信を確立していく。一方、DVDとTVの情報がRAMに入っている場合には、ステップS48に進む。
【0081】
例えば、ユーザから「DVDの画像をTVに映し出せ」という命令が到来した場合には、最初に中央制御部109は不揮発性RAMの中身を確認し、DVDとTVに関する情報があるかどうかを確認する。
【0082】
この例では、DVDとTVに関してのデータ・フォーマットの例が書かれており、あらかじめDVDからのデータはMPEG2であることがわかる。通常は、上位層プログラムが通信しながらお互いのデータ・フォーマットを模索して送られてきた通信データを見てから判断し、適宜フォーマットに合わせてデータを詰め込むという処理手順を踏む。これに対し、どんなデータを流すかがあらかじめ分かっていると、事前にこの情報を持ち合わせることにより、この制御と制御にかかる時間を短縮することが可能となる。同様に、例えば通信機器が低い伝送レートしかサポートしない通信機であれば、最初からその伝送レートで受信機器が待ち受けていればよいことになり、フォールバックの対応制御などの煩雑さからも開放されることになる。すなわち、ネットワーク転送のための手順が省け、非常に効率のよい通信を行うことができる。
【0083】
無線通信装置100は、LEDインジケータ108を備えることにより、機器がどのネットワークで使えるかを視覚的に表示することができる(前述)。このようなLED表示によって、勝手に機器の認証を行なって盗聴することを防止することができる。
【0084】
図8には、無線通信装置100を搭載した機器の一例として、TV受像機(以下、単にTVとする)の外観構成を示している。同図に示すように、このTVの正面には、画面フレームの上縁部に沿って4個のLEDインジケータ108A〜10bDが埋設されている。このTVは、家庭内で例えばリビングに設置されている。
【0085】
家庭内で無線ネットワークを構築した場合、例えば父母と娘からなる3人家族がそれぞれ各時に固有のID信号が書き込まれたメモリカードを持っていることが想定される。
【0086】
例えば、父親はリビングのTVと、書斎のPCとビデオ録画再生機に自分のメモリカードを挿入して、家庭内無線ネットワーク内でさらに自分専用のネットワークを形成することができる。
【0087】
同様に、母親はリビングのTVと洗面台のCDに自分のメモリカードを挿入して自分専用のネットワークを形成し、さらに娘は自分のラジカセとお風呂のTVに自分のメモリカードを挿入して自分専用のネットワークを形成することができる。
【0088】
図8に示したようなリビングのTVは、メモリカードの挿脱操作を利用した認証手続を経て、父と母だけが無線ネットワークとして使用することが可能となる。TVの正面に配設されているLEDインジケータ108A〜108Dのうち、赤色LEDインジケータ108Aは父に、黄色LEDインジケータ108Bは母に、青色LEDインジケータ108Cは娘に、それぞれ割り当てられているとする。
【0089】
このような場合、TV上のLEDインジケータのうち、赤色108Aと黄色108Bのみが点灯して、父及び母がネットワークで利用可能な状態になっていることを表示する。また、青色108Cが消滅していることから、そのTVは娘のネットワークには入っていないことが分かる。したがって、娘の部屋のラジカセは誰も無線で盗み聞きすることは不可能であり、もし勝手にメモリカードで認証をされても、ラジカセのLEDインジケータさえ見れば誰が勝手にネットワークを形成したかがわかり、不正な盗み聞きが行われないことになる。
【0090】
なお、LEDインジケータの発光色による識別以外にも、液晶表示画面にID情報に書かれた文字「父」「母」又は「Guest」などの文字が表示される方法や、アイコン、キャラクタを用いて視覚的に識別する方法などを挙げることができる。LEDインジケータの発光色に関する情報は、あらかじめ初期認証の時にIDと色を統一しておいてもよい。
【0091】
また、ネットワークから自分の認証IDを削除する際も、メモリカードを挿入しながら行なうことで、なりすましを防止することができる。このような場合、メモリカードを挿入してから、機器に配設されている削除ボタンを押すことにより、機器内の不揮発性RAMから該当するIDが削除されるようにする。このようなID削除機能を装備しておくことにより、例えば、旅先などでチェックインしたときには部屋のTVにGuestで認証し、自分の持ち込んだ機器と簡単にネットワークを形成するとともに、チェックアウト時には自分のIDを削除すれば問題なく、簡単且つ安全にネットワークを形成することができる。
【0092】
本実施形態に係る無線通信ネットワークを利用すれば、例えば学会会場などで各部屋にプロジェクタがあり、各参加者がPCを持ち込むような作業空間において、各参加者は、ID情報を含んだメモリカードを適用することで、各部屋のプロジェクタと自分が所持するPC並びに各時に必要な機器を含んだプライベートなネットワークを形成していくことができる。
【0093】
この場合、各参加者は、自分のメモリ・カードを1度ずつ各部屋のプロジェクターに挿入して、自分の認証IDをプロジェクタに登録しながら、各プロジェクタ−内部に格納されている情報を参照することにより、例えば隣の部屋のプロジェクタの周波数は使わないように制御するなどの応用が可能となる。
【0094】
以下、本発明に係る無線通信ネットワークを適用した幾つかの具体的な例について説明する。
【0095】
(1)具体例1
ここでは、図9に示すような、居間にTV受像機901と、ビデオ録画再生機(VTR)902と、オーディオ機器903が配設され、また、書斎にはパーソナル・コンピュータ(PC)904が配設され、娘の部屋にはDVDプレーヤ905と、小型TV906が配設されているような家庭内の無線通信環境を想定する。各機器901〜906には、図1に示したようなメモリカード読み書き機能付きの無線通信装置100が搭載されている。
【0096】
父は、リビングにあるTV901と、VTR902、オーディオ903、並びに、書斎にあるPC904からなるプライベートなネットワークを形成したいと考えているとする。また、娘は、リビングにあるTV901とオーディオ903、並びに、自分の部屋にあるDVD905と小型TV906からなるプライベートなネットワークを形成したいしたい場合を考えているとする。
【0097】
父と娘はそれぞれ自分のID情報を含んだメモリカードを初期設定して、同時にメモリカードの中に父と娘というキャラクタもユーザ情報として登録する。このキャラクタ登録は、初期設定動作において、キャラクタをメモリカード書き込むようにすればよい。ここで言うキャラクタとは、父や娘などの各ユーザを視覚的に認識することができるアイコンやサムネイル、その他の形態のイメージ情報である。勿論、機器がイメージ情報を描画できない場合には、父や娘の名前などの文字情報をユーザ情報として代用してもよい。
【0098】
図10には、この場合の認証処理の第1ステップすなわちメモリカードの初期設定動作の処理手順をフローチャートの形式で示している。
【0099】
まずユーザは、自分のメモリカードを用意する(ステップS51)。次いで、メモリカードを読み書きできる機器にカードを挿入して(ステップS52)、このカードに自分専用のID信号を書き込む(ステップS53)。例えば自分が父(又は娘)であることを示すID信号を、メモリカード・インターフェース105経由でメモリカードに書き込む。
【0100】
さらに、自分のキャラクタなどのユーザ情報をメモリカード・インターフェース105経由でメモリカードに書き込む(ステップS54)。キャラクタとは、父や娘などの各ユーザを視覚的に認識することができるアイコンやサムネイル、その他の形態のイメージ情報である。勿論、機器がイメージ情報を描画できない場合には、父や娘の名前などの文字情報をユーザ情報として代用してもよい。
【0101】
これによって、自分のID信号の入ったメモリカードの作成を行なうことができ、初期設定を終了する。
【0102】
また、図11には、図10に示す処理手順に従ってID情報及びキャラクタ情報を含んだメモリカードを用いて各機器の認証処理の第2ステップを行うための処理手順をフローチャートの形式で示している。この場合、各機器の液晶画面などにキャラクタなどのユーザ情報を出現させることによって、自分が認証したことを知らせることができる。この処理手順は、各無線通信装置100において、中央制御部103が所定のプログラム・コードを実行するという形態で実現される。
【0103】
まず、既に上述の作業で作成した自分のメモリカードを用意して(ステップS61)、そのカードを認証させたい機器のメモリカード挿入口に順次挿入する(ステップS62)。メモリーカードには、ID情報以外に、自分のキャラクタなどの視認性のユーザ情報があらかじめ書き込まれている。
【0104】
次いで、挿入されたカードに記憶されているデータがメモリカード・インターフェース105経由で読み出され、つまりID信号情報が読み込まれ、それを不揮発性のRAMに転送して、格納する(ステップS13)。
【0105】
また、メモリカード内に格納されているID情報(例えば父であることを示す)とともに、キャラクタなどの視認性のユーザ情報が読み出されて、メモリカード・インターフェース105経由でRAM104に転送されて、RAM104に格納される。
【0106】
メモリ・カードが挿入された機器側では、そのキャラクタなどの視認性のユーザ情報がそのまま液晶画面に表示される(ステップS64)。これにより、各ユーザは、その機器が誰のネットワークに所属しているかを視覚的に容易に識別することができる。したがって、不正ユーザが機器のデータを無線で盗もうとしても、この表示で認証ユーザを表示することにより不正行為を未然に防止することが可能となる。
【0107】
図12には、居間のTV901、書斎のPC904、娘の部屋のDVD905の認証状況例を示している。
【0108】
父がTV901にメモリカードを挿入して認証を行うと、TVに付いている液晶画面に「父」の文字が点燈する。同様に、PC904も認証を行うことで、その液晶画面には「父」の文字が残る。
【0109】
また、娘は、DVD905及びTV9012認証を行う。TV901は既に父にも娘にも認証されたので、その液晶画面には「父」と「娘」の両方の文字が、認証の済んだユーザ情報として点燈する。これにより、居間のTV901は父と娘の両方のネットワークに所属可能なことを、ユーザは視覚的に識別することができる。
【0110】
TV905は父及び娘の双方のプライベートなネットワークに所属している。しかしながら、例えば父がPC904からTV901に画像を送ると同時に、娘がDVD905からもTV9012画像を送ろうとしても、同時に通信することは無理である。このような場合、無線システム全体で優先順位などを付けて対応すればよい。
【0111】
上述した例では、各機器の液晶画面上では、認証の済んだすべてのユーザ情報を表示するようにしたが、認証済みユーザのうち現在通信中のユーザ情報のみを表示するようにしてもよい。あるいは、すべての認証済みユーザのユーザ情報を一覧表示するが、現在通信中のユーザ情報のみをさらにハイライト表示したり反転表示させて活動状態を視覚的に識別できるようにしてもよい。
【0112】
(2)具体例2
ここでは、旅行先で自分のPDAと部屋に備え付けのTVを認証するという実施例について具体的に説明する。
【0113】
認証処理のため、ユーザは自分のメモリカードを自分のPDAと部屋のTVの両方に挿入する。但し、自分のメモリカードの初期設定動作は図10〜図11に示した処理手順に従って行なうことができるので、ここでは説明を省略する。
【0114】
部屋のTVの液晶画面にはユーザが設定したキャラクタあるいはその他の形態の視認性のユーザ情報が現れ、その後は通常の動作制御で通信を行う。部屋を出るときには、ユーザは自分のIDをTVから消去するか、又はホテルのようなTVは1日ごとにIDとキャラクタ情報を消去するシステムでもよい。
【0115】
(3)具体例3
学会などの会議では、部屋毎に無線のプロジェクタが設置されている。その際に、会場のプロジェクタのRAMには、あらかじめ隣の部屋など近傍のプロジェクタの無線周波数を書き込んでおく。
【0116】
ユーザはプロジェクタと通信を行なうために、上述したようにメモリカードをプロジェクタに挿脱することで認証を行う。その際、プロジェクタのRAMから近傍のプロジェクタの無線周波数を読み込む。そして、自分のPCの無線システムがその周波数を使わないように制御することにより、他の部屋への混信や無線データの干渉を防ぐことができる。
【0117】
図13には、他の無線システムとの混信を防止するように無線ネットワークを形成するための処理手順をフローチャートの形式で示している。但し、認証に関しては図6に示した処理手順と同様であり、機器のRAMから読み込む情報が近傍のプロジェクタで使っている周波数情報である。この処理手順は、各無線通信装置100において、中央制御部103が所定のプログラム・コードを実行するという形態で実現される。
【0118】
まず、各機器の電源を投入する(ステップS71)。各機器には図1に示したような無線通信装置100が搭載されているので、まずそれぞれの無線に合わせた通常の通信プロトコル制御を行った後、本実施形態に係るネットワークを形成しようと制御する(ステップS72)。
【0119】
中央制御部109は、通信を開始する直前に内部RAMを参照する(ステップS73)。そして、相手の機器が同じIDを持っているかどうかを判別する(ステップS74)。
【0120】
もし相手の機器が同じIDを持っていたらステップS76に進む。また、IDが異なる場合には、ネットワーク形成を拒絶して、本処理ルーチン全体を終了する(ステップS75)。
【0121】
ステップS76ではネットワークを形成する。このとき、他のプロジェクタが使用する無線周波数に関する周波数情報がメモリカード経由で保持されているかどうかを確認する(ステップS77)。
【0122】
もし他のプロジェクタが使用する無線周波数に関する周波数情報がない場合には、通常通りにネットワークを形成して(ステップS79)、データ・フォーマットや伝送レートを互いの通信中に確認しながら通信を確立していく。一方、他のプロジェクタが使用する無線周波数に関する周波数情報がRAMに入っている場合には、ステップS78に進む。
【0123】
ステップS78では、中央制御部109は、この周波数情報に記述される周波数を決して使用しないように、無線通信部102に指示する
【0124】
図13に示した処理手順より、その会議室で無線機を使用する際に、隣接した部屋で使用している周波数を決して使用しなくなり、各プロジェクタへの混信を避け、不必要に情報を他の会議室に漏らす可能性を低くすることができる。
【0125】
[追補]
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0126】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、無線通信環境下で複数のユーザが各自所望の無線通信端末を自由に選択して独自の無線ネットワーク・グループを形成することができる、優れた無線通信システム及び無線通信方法、無線通信装置及びその制御方法、記憶媒体、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0127】
また、本発明によれば、各ユーザが無線通信端末との間で簡単な認証手続により無線ネットワーク・グループを形成することができる、優れた無線通信システム及び無線通信方法、無線通信装置及びその制御方法、記憶媒体、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0128】
本発明によれば、複雑な無線機器の認証を、機器に対するメモリ・カードの挿脱という簡単な手続で済ませることが可能となる。したがって、ユーザは、通信圏内に存在する複数の無線機器の中から所望のものを自在に選択して、自分専用のネットワーク・グループを形成して無線通信することができる。
【0129】
例えば、旅先や外出先であっても、ユーザは自分のメモリ・カードを所望の機器に挿脱するという簡単な認証手続により、気軽にPANを構築することができる。
【0130】
また、認証手続の際、使用するメモリ・カードに各機器に関する操作情報などをあらかじめ書き込んでおくことにより、メモリ・カードの挿脱操作によりこの種の情報を配布することができる。この結果、無線通信機器の一部操作を簡略化することができ、効率のよいデータ伝送を行なうことが可能となる。
【0131】
また、各無線通信機器にLEDインジケータや表示パネルなどの表示機能を装備して、どのユーザと認証が行なわれたかを表示することにより、各ユーザはそれを視覚的に確認することができる。したがって、不正ユーザが機器のデータを無線で盗もうとしても、この表示で認証ユーザを表示することにより不正行為を未然に防止することが可能となる。
【0132】
例えば学会会場などで各部屋にプロジェクターがあり、各自がPCを持ち込んだ場合、本発明を利用すれば、各自のメモリ・カードを1度各部屋のプロジェクターに挿入し、自分の認証IDをプロジェクタに登録するとともに、各プロジェクタ内部に書き込まれている情報を参照することにより、例えば隣の部屋にあるプロジェクタの周波数は使わないように制御して干渉を回避するなどの応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に供される無線通信装置100のハードウェア構成を模式的に示した図である。
【図2】無線通信装置100を搭載した複数の機器201〜206が家庭内などに構築された無線通信エリア内に散在している様子を模式的に示した図である。
【図3】メモリカードを認証媒体に用いて家庭内無線ネットワークにおいて認証動作を行うための初期設定動作の処理手順を示したフローチャートである。
【図4】各機器の認証処理の手順を示したフローチャートである。
【図5】認証された各機器からなる無線通信ネットワークを形成するための処理手順を示したフローチャートである。
【図6】本実施形態に係る無線通信装置100による無線通信ネットワークを形成するための認証の第2ステップに相当する処理手順の応用例を示したフローチャートである。
【図7】本実施形態に係る無線通信装置100による無線通信ネットワークを形成するための認証の第3ステップに相当する処理手順の応用例を示したフローチャートである。
【図8】無線通信装置100を搭載した機器の一例としてのTV受像機の外観構成を示した図である。
【図9】具体例1を説明するための家庭内の無線通信環境を模式的に示した図である。
【図10】具体例1におけるメモリカードの初期設定動作の手順を示したフローチャートである。
【図11】ID情報及びキャラクタ情報を含んだメモリカードを用いて各機器の認証処理の第2ステップを行うための処理手順を示したフローチャートである。
【図12】具体例1における認証状況を例示した図である。
【図13】他の無線システムとの混信を防止するようにネットワークを形成するための処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
100…無線通信装置
101…アンテナ
102…無線通信部
103…中央制御部
104…RAM
105…メモリ・カード・インターフェース
106…メモリ・カード
107…ROM
108…LEDインジケータ
109…外部インターフェース
Claims (15)
- 無線通信が可能な複数の無線通信装置が存在する無線通信環境下で、各ユーザ毎の無線ネットワーク・グループを形成するための無線通信システムであって、各無線通信装置はメモリ・カードを着脱自在に受容することができ、
特定ユーザのメモリ・カードに該特定ユーザのID情報を書き込み、
無線ネットワーク・グループを構成する各無線通信装置が特定ユーザのID情報が書き込まれたメモリ・カードを順次受容して該メモリ・カードに保持されているID情報を読み出して記憶しておき、
前記無線通信環境下で、各無線通信装置がメモリ・カードから読み出された同じID情報を持っている通信相手と無線ネットワーク・グループを形成し、
各無線通信装置は、メモリ・カード受容時に、自身の操作情報を該メモリ・カードに書き込み、又は、他の無線通信装置によって書き込まれた操作情報を読み出して、
前記無線ネットワーク・グループ内で各無線通信装置の操作情報を共有する、
ことを特徴とする無線通信システム。 - 前記無線ネットワーク・グループ内では、各無線通信装置は共有している操作情報に従って無線通信を行なう、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 操作情報は、データ・フォーマット、メディア属性、伝送速度、変調方式、又は使用する周波数帯域のうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 各無線通信装置は、メモリ・カードの受容により認証したことを表示する表示部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 前記メモリ・カードはID情報とともに視認性のユーザ情報を保持しており、
各無線通信装置はメモリ・カードから読み出したユーザ情報を表示する表示部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 無線通信が可能な複数の無線通信装置が存在する無線通信環境下で、各ユーザ毎の無線ネットワーク・グループを形成するための無線通信方法であって、各無線通信装置はメモリ・カードを着脱自在に受容することができ、
特定ユーザのメモリ・カードに該特定ユーザのID情報を書き込む初期設定ステップと、
無線ネットワーク・グループを構成する各無線通信装置が特定ユーザのID情報が書き込まれたメモリ・カードを順次受容して、該メモリ・カードに保持されているID情報を読み出して記憶する認証ステップと、
前記無線通信環境下で、各無線通信装置がメモリ・カードから読み出された同じID情報を持っている通信相手と無線ネットワーク・グループを形成するネットワーク構築ステップと、
を具備し、
前記認証ステップでは、各無線通信装置は、メモリ・カード受容時に、自身の操作情報を該メモリ・カードに書き込むとともに、他の無線通信装置によって書き込まれた操作情報を読み出して、各無線通信装置の操作情報を共有し、
前記ネットワーク構築ステップにより無線ネットワーク・グループが形成された後、各無線通信装置は共有している操作情報に従って無線通信を行う、
ことを特徴とする無線通信方法。 - 無線通信が可能な複数の無線通信装置が存在する無線通信環境下で、各ユーザ毎の無線ネットワーク・グループを形成して無線通信を行う無線通信装置であって、
無線データを送受信する無線通信部と、
メモリ・カードを着脱自在に受容するメモリ・カード・インターフェースと、
前記メモリ・カード・インターフェースで受容したメモリ・カードからID情報を読み出して記憶する記憶手段と、
前記無線通信環境下で、前記記憶手段に記憶されたものと同じID情報を持っている通信相手と無線ネットワーク・グループを形成するネットワーク構築手段と、
を具備し、
自分の操作情報又は通信相手の操作情報を保存するためのメモリ領域をさらに備え、
前記メモリ・カード・インターフェースで受容したメモリ・カードに自分の操作情報を書き込み、又は、他の無線通信装置によって書き込まれた操作情報を読み出して、該操作情報に従って前記無線通信環境下で無線通信を行なう、
ことを特徴とする無線通信装置。 - 操作情報は、データ・フォーマット、メディア属性、伝送速度、変調方式、又は使用する周波数帯域のうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。 - メモリ・カードを媒介にしてどのユーザを認証したかを表示する表示部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。 - 前記メモリ・カードはID情報とともに視認性のユーザ情報を保持しており、
メモリ・カードから読み出したユーザ情報を表示する表示部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。 - メモリ・カードを着脱自在に受容するメモリ・カード・インターフェースを備え、無線通信が可能な複数の無線通信装置が存在する無線通信環境下で各ユーザ毎の無線ネットワーク・グループを形成して無線通信を行う無線通信装置の制御方法であって、
前記メモリ・カード・インターフェースで受容したメモリ・カードからID情報を読み出して記憶する認証ステップと、
前記無線通信環境下で、前記認証ステップにおいて記憶したものと同じID情報を持っている通信相手と無線ネットワーク・グループを形成するネットワーク構築ステップと、
を具備し、
前記認証ステップでは、メモリ・カード受容時に、自身の操作情報を該メモリ・カードに書き込むとともに、他の無線通信装置によって書き込まれた操作情報を読み出し、
前記ネットワーク構築ステップにより無線ネットワーク・グループが形成された後、該操作情報に従って無線通信を行う、
ことを特徴とする無線通信装置の制御方法。 - 操作情報は、データ・フォーマット、メディア属性、伝送速度、変調方式、又は使用する周波数帯域のうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項11に記載の無線通信装置の制御方法。 - メモリ・カードの受容により認証したことを表示する表示ステップをさらに備える、
ことを特徴とする請求項11に記載の無線通信装置の制御方法。 - メモリ・カードはID情報とともに視認性のユーザ情報を保持しており、
メモリ・カードから読み出したユーザ情報を表示する表示ステップを備える、
ことを特徴とする請求項11に記載の無線通信装置の制御方法。 - 無線通信が可能な複数の無線通信装置が存在する無線通信環境下において、メモリ・カードを着脱自在に受容するメモリ・カード・インターフェースを備えた無線通信装置によりユーザ毎の無線ネットワーク・グループを形成するための処理をコンピュータ上で実行するように記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータに対し、
前記メモリ・カード・インターフェースで受容したメモリ・カードからID情報を読み出して記憶する認証ステップと、
前記無線通信環境下で、前記認証ステップにおいて記憶したものと同じID情報を持っている通信相手と無線ネットワーク・グループを形成するネットワーク構築ステップと、
を実行させ、
前記認証ステップでは、メモリ・カード受容時に、自身の操作情報を該メモリ・カードに書き込むとともに、他の無線通信装置によって書き込まれた操作情報を読み出し、
前記ネットワーク構築ステップにより無線ネットワーク・グループが形成された後、該操作情報に従って無線通信を行う、
ことを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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