JP4154871B2 - バーコード読取方法およびバーコード読取装置 - Google Patents

バーコード読取方法およびバーコード読取装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品などに印刷され或いは貼付けられているバーコードラベルからバーコードを読み取るバーコード読取方法およびバーコード読取装置に係り、特にアドオンバーコードを付加したバーコードを読み取るものに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、小売店のチェックアウト業務、在庫管理、生産ラインにおける工程管理など、各種の用途にバーコード認識技術が利用されている。通常、小売店で販売される商品には、EAN−13、EAN−8、UPC−A、UPC−EなどのWPC(ワールド・プロダクト・コード)系バーコードを適用する場合が多い。これらのWPC系のバーコードには、メインバーコードの右側にアドオン(Add-On)バーコードを付加したバーコードが印刷されていることがある。なお、アドオンバーコードはサプリメンタル(Supplemental)コードとも呼ばれる。このようなアドオンバーコード付きのバーコードをデコードするためには、通常のバーコードをデコードする機能に加えてアドオンバーコードをデコードする機能が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
WPCバーコードは、その規格上、アドオンバーコードが付加されているか否かに拘らず、常に同じバーコード構造を取るため、メイン側のバーコードをデコードしただけでは、アドオンバーコードが付加されているか否かの判別をすることができない。
【0004】
そこで、従来のバーコード読取装置では、メイン側のバーコードをデコードした後、常に一定時間、アドオン側のバーコードの検出を実行したり、メイン側のバーコードの最終キャラクタ幅に良く似たキャラクタ幅がアドオン側の第1キャラクタがあるべき位置に存在しているか否かによってアドオンバーコードの有無を判断したり、メイン側のバーコードの内容を特定内容で始まるものにしてメイン側のバーコードのデコード時にアドオンバーコードが付加されていることを判別したりしていた。
【0005】
しかしながら、メイン側のバーコードをデコードした後、常に一定時間、アドオン側のバーコードの検出を実行する方法では、アドオンバーコードが付加されていない場合でも、必要のないアドオンバーコードの検出を行うため、読取処理に時間がかかる。
【0006】
メイン側のバーコードの最終キャラクタ幅を基に、アドオン側のキャラクタ幅を検査してアドオンバーコードの存在の有無を検査する方法では、アドオンバーコードが最低でも1キャラクタ分以上のバー本数を有する必要がある上、偶然にアドオン側の第1キャラクタが存在する部分にメイン側のバーコードの最終キャラクタに似た縞模様が存在していると、アドオンバーコードと誤認してしまう。
【0007】
また、メイン側のバーコードの内容を特定内容で始まるものにしてアドオンバーコードの存在を示す構成では、事前に判別のためのメイン側の特定データを運用上で取り決める必要があり、運用ルールの改訂などで特定データに変更が生じる際には対応できないという問題がある。
【0008】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、事前にアドオンバーコードの付加の有無を判別する運用ルールを取り交わす必要がなく、バーコード情報だけに基づいてアドオンバーコードの存在の有無を早く判断でき、アドオンバーコードが付加されていないバーコードの読取処理速度を低下させることのないバーコード読取方法およびバーコード読取装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
アドオンバーコードを付加したWPC系バーコードの一例を図10に示す。同図において、右側のバーコードaをメインバーコードといい、右側に付加するバーコードをアドオンバーコードbという。このうち、メインバーコードの左右両側には、ガイドパターンが存在し、アドオンバーコードには、左側にだけガイドバーパターンが存在する。
【0010】
図10の例では、ガイドバーパターンは、メインバーコードaについては左右両側に存在し、左右両側に下の方に長く突出した2本の黒いバー(以下、黒バー)と、これらに挟まれた1本の白いバー(以下、白バー)の合計3本のバーでガードバーが構成されている。アドオンバーコードbについては、ガイドバーパターンは、左側にだけ存在し、左側2本の黒バーと、これらに挟まれた白バーの3本のバーの合計3本のバーによってガイドバーが構成されている。なお、この発明では、黒バー間の空白部分を白バーとし、1本のバーとして数える。
【0011】
そして、メインバーコードaにおいて、右側のガードバーパターンに隣接する白バーを含めて当該白バーから左に向かって4本目の黒バーまでが最終キャラクタであり、アドオンバーコードbにおいて、左側のガードバーパターンに隣接する白バーを含めて当該白バーから右に向かって4本目の黒バーまでが第1キャラクタである。
【0012】
請求項1、の発明は、メイン側のバーコードをデコードした後、そのメイン側のバーコードの右端から左に向かって一定本数のバーの幅を求めて予め設定された式により基準値を演算すると共に、アドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数のバーの幅を求めて、一定本数となるまでアドオン側のバーコードの幅を順次加算して行く式により比較値を演算し、比較値が基準値に対して所定の範囲内にあるとき、メインバーコードにアドオンバーコードが付加されていると判断する。このため、偶然にアドオンバーコードの第1キャラクタが存在する位置に、メイン側のバーコードの最終キャラクタに似た縞模様が存在していた場合、これをアドオンバーコードと判断する確率は極く低くなるので、その縞模様をアドオンバーコードとしてデコードするようなことはほとんどなく、アドオンバーコードが存在していない場合に、デコードデータを転送するまでに要する時間を短縮できる。しかも、アドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数未満の数のバーの幅を加算した値が、基準値に対して所定の範囲を越えたとき、アドオンバーコードは付加されていないと判断するので、アドオン側のバーコード(に似たもの)の一部分しかバーコード読取装置の読取口に入っていない場合、その一部分に異常に幅の広いバー(に似た部分)が存在するようなときには、アドオンバーコードではないと判断するので、アドオンバーコードでないものを、早くアドオンバーコードでないと判断することができる。
【0013】
請求項2、の発明は、基準値を求めるために定められたバー本数および比較値を求めるために定められたバー本数は、メインバーコードおよびアドオンバーコードの並び構成を基に、メインバーコードの一定本数のバーの幅を式に当てはめて求めた基準値と、アドオン側の一定本数のバーの幅を式に当てはめて求めた比較値との差が、最小幅のバーの幅以下となる本数に定められていることを特徴とする。この基準値および比較値を求めるためのバーの一定本数について、以下に具体的に記載する。
【0014】
A.ガードバーパターンが黒、白、黒の3本のバーによって構成されるEAN−8、EAN−13、UPC−A
(1)アドオンバーコード2桁の場合
▲1▼メインバーコードとアドオンバーコードの双方共に3本目(ガードバー部分とキャラクタとの境目)まで
▲2▼メインバーコードとアドオンバーコードの双方共に7本目(1キャラクタと2キャラクタとの境目)まで
(2)アドオンバーコード5桁の場合
▲1▼メインバーコードとアドオンバーコードの双方共に3本目(ガードバー部分とキャラクタとの境目)まで
▲2▼メインバーコードとアドオンバーコードの双方共に7本目(1キャラクタと2キャラクタとの境目)まで
▲3▼メインバーコードが19本目までとアドオンバーコードが21本目まで
【0015】
B.ガードバーパターンが黒、白、黒、白、黒、白の6本のバーによって構成されるUPC−E
(1)アドオンバーコード2桁の場合
▲1▼メインバーコードが3〜5本目までとアドオンバーコードが3本目(ガードバーと1キャラクタとの境目)まで。特にメインバーコードが4本目までを採用すると、規格上の合計幅がアドオンバーコードと同幅になる。
▲2▼メインバーコードが9本目までとアドオンバーコードが7本目(1キャラクタ目と2キャラクタ目との境界)まで
(2)アドオンバーコード5桁の場合
▲1▼メインバーコードが3〜5本目までとアドオンバーコードが3本目(ガードバーと1キャラクタとの境目)まで
▲2▼メインバーコードが9本目までとアドオンバーコードが7本目(1キャラクタ目と2キャラクタ目との境界)まで
▲3▼メインバーコードとアドオンバーコードの双方共に13本目(ガードバー部分とキャラクタとの境目)まで
▲4▼メインバーコードが17本目までとアドオンバーコードが15本目、ただし、アドオンバーコードの15本目は減算する。
【0016】
このように基準値および比較値を求めるためのバーの本数を設定すれば、メインバーコード側から求められる基準値とアドオンバーコード側から求められる比較値とが、バーの最小幅(1モジュール)以下の差でほぼ一致するので、精度の高い比較位置を得ることができる。
【0018】
請求項の発明は、メイン側のバーコードをデコードした後、アドオンバーコードに対してデコードを試みたとき、そのデコードができなかったとき、メインバーコードの右端から左に向かって一定本数のバーの幅を求めて予め設定された式により基準値を演算し、アドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数のバーの幅を式に当てはめて求めた比較値が基準値に対して所定の範囲から外れているとき、アドオンバーコードのデコードを取り止めることを特徴とする。
この構成によれば、アドオンバーコードをデコードできなかった場合にだけ、アドオンバーコードの存在の有無を判断するので、アドオンバーコードが存在していた場合、そのデコードを優先させることができる。
【0019】
請求項の発明は、メイン側のバーコードをデコードした後、メインバーコードの右端から左に向かって一定本数のバーの幅を求めて予め設定された式により基準値を求めると共に、アドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数に達するまでバーの幅を順次加算して行き、一定本数に達する前に加算値が基準値を越えたとき、アドオンバーコードが付属されていないと判断することを特徴とする。
この構成によれば、加算すべき本数に達する前にバーの幅の加算値が基準値を越えた場合には、アドオンバーコードなしと判断するので、早い判断が可能である。
【0020】
請求項10の発明は、基準値を求めるためのメイン側のバー本数およびアドオン側のバー本数は、バーの並び構成を基に、メイン側の一定本数のバーの幅を式に当てはめて求めた基準値と、アドオン側の一定本数のバーの幅の加算値との差が、最小幅のバーの幅以下となる本数に定められていることを特徴とするものである。これによれば、精度の高い比較位置を得ることができる。
【0021】
求項1112の発明は、メイン側のバーコードをデコードした後、アドオンバーコードをデコードする際、そのアドオンバーコードのデコードができないとき、アドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数に達するまでバーの幅を加算して行く過程で、メインバーコード側から求めた基準値を越えたとき、アドオンバーコードが付属されていないと判断してアドオン側のバーコードのデコードを取り止めることを特徴とする。
この構成によれば、請求項と同様に、アドオンバーコードのデコードできなかった場合のみ、アドオンバーコードの存在の有無を判断するので、アドオンバーコードのデコードを優先させることができる。
【0023】
請求項1314の発明は、メイン側のバーコードから求める基準値は、一定本数のバーの幅を加減算して求めた値であることを特徴とする。
この構成によれば、バー幅を加算および減算することによって、基準値とアドオンバーコードの所定本数のバー幅の加算値との差を、1モジュール以下の値に調整することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をハンディタイプのバーコード読取装置に適用した一実施例につき図1ないし図12を参照しながら説明する。
ハンディタイプのバーコード読取装置1は、図11に示すように、手持ち可能なケース2を主体とするもので、そのケース2には、多数のスイッチ3、液晶表示器4、表示用LED22などが設けられている。また、ケース2内にはプリント配線基板5が配設されており、このプリント配線基板5の一方の面に前記キースイッチ3群および液晶表示器4などが取り付けられ、他方の面に光学的センサとしてのCCDラインセンサ6および結像レンズ7などが取り付けられている。
【0025】
ケース2の前面開口部は読取口8とされ、この読取口8の近くに位置するようにしてケース2内に配設されたプリント配線基板9には、その中央に形成された孔9aの周囲に位置して照明手段たる照明用LED10およびこの照明用LED10に対向して照明用レンズ11が設けられている。そして、ケース2内において、読取口8と結像レンズ7との間には、反射ミラー12が設けられている。
【0026】
バーコードの読み取りは、読取口8をバーコードが印刷されているラベルにほぼ接触させた状態で行う。そして、この実施例では、読取対象が図10に示すようなアドオンバーコード付きのバーコードのとき、そのメインバーコードaとアドオンバーコードbとを同時に読み取ることができるようにするために、読取口8の大きさは2つのバーコードを包含できるように横長に形成されている。
【0027】
図12はバーコード読取装置1の電気的構成を示すもので、上記のキースイッチ3群、液晶表示器4、CCDラインセンサ6、照明用LED10、表示用LED22の他に、制御回路14、増幅回路15、2値化回路16、報知手段としてのブザー17、転送手段としての通信I/F回路18などを備えている。上記制御回路14は、制御手段としてのCPU19、ROM20、RAM21などを備えたコンピュータシステムとして構成されている。そして、制御回路14は、キースイッチ3群からの入力信号およびROM20に予め記憶されたプログラムに従って動作し、液晶表示器4、CCDラインセンサ6、増幅回路15、2値化回路16、ブザー17、通信I/F回路18、表示用LED22などを制御する。
【0028】
上記CCDラインセンサ6は受光素子であるCCDを直線的に配列して構成されている。照明用LED10の照明光は、バーコードラベルで反射されて読取口8から入射され、更に、反射ミラー12で曲げられて結像レンズ7によってCCDラインセンサ6に結像される。そして、CCDラインセンサ6は、結像されたバーコードラベルの画像を、その明暗に応じた電気信号に変換して光学的情報として蓄積する。このCCDラインセンサ6の光学的情報は、走査線信号として増幅回路15に与えられ、増幅回路15はCCDラインセンサ6からの走査線信号を増幅して変換手段としての2値化回路16に与える。
【0029】
2値化回路16は、アナログの走査線信号をデジタル信号に変換し、このデジタル信号は記憶手段としてのRAM21に記憶される。そして、デコード手段としてのCPU19は、RAM21に記憶されたデジタル信号(バーコード)をROM20に記憶されたデコードアルゴリズムに基づいてデコードし、そのデコードデータをRAM21に記憶させると共に、液晶表示器4、ブザー17、表示用LED22などで読取完了を報知し、そして、そのデコードデータを通信I/F回路18から上位機器へ転送する。
【0030】
次にバーコードを読み取る場合のCPU19の作用を図1ないし図3に示すフローチャートをも参照しながら説明する。ここで、読取対象となるメイン側のバーコードは、WPC系バーコードで、EAN−13、EAN−8、UPC−A、UPC−Eの4種類であるとする。
【0031】
読み取るべきバーコードに読取口8を当ててキースイッチ3により読取動作をスタートさせる。すると、照明用LED10が点灯してバーコード(ラベル)を照明し、その反射光が結像レンズ7によってCCDラインセンサ6に結像される(ステップS1)。そして、CPU19は、CCDラインセンサ6が受光したバーコードの画像を2値化してRAM21に記憶させ(ステップS2)、その後、2値化データに基づいてメイン側に位置するバーコードをデコードしてRAM20に記憶する(ステップS3)。
【0032】
次に、CPU19は、デコードしたメイン側のバーコードの種類を判別し(ステップS4)、ガードバーの本数が2本であるもの、すなわちUPC−A、EAN−8、EAN−13である場合には、右端から7本目までの各バーの幅B1〜B7を求め、基準値Xを予め設定された次の(1)式によって求める(ステップS5)。また、ガードバーの本数が6本であるもの、すなわちUPC−Eである場合には、右端から10本目までの各バーの幅B1〜B10を求め、基準値Xを予め定められた次の(2)式によって求める(ステップS6)。
【0033】
X=B7+B6+B5+B4+B3+B2+B2+B1…(1)
X=B10+B9+B8+B7+B6+B5+B4+B3+B2−B1…(2)
なお、上記(1)式、(2)式において、Bに付した添字の数字は右端からの並び順を示すもので、1が右端のバー、以下、2、3、……が右端から2番目、3番目、……のバーを示す。
【0034】
これら(1)式および(2)式の意味は次の通りである。まず、この実施例では、アドオンバーコードが付加されているか否かの判断を、メイン側のバーコードの一定本数のバーの幅を求めてこれを予め設定された式に当てはめて基準値Xを演算すると共に、アドオン側のバーコードの一定本数のバーの幅を求めてこれを予め設定された式に当てはめて比較値Zを演算し、そして、比較値Zが基準値Xに対して一定範囲、例えば基準値Xの80%〜120%の範囲内にあるか否かによって行うように構成している。
【0035】
バーコードにおいては、幅の異なる複数種のバーが使用されているが、そのうちの最小の幅を1モジュールと呼ぶ。図8、図9に示すように、アドオンバーコードbでは、左端から右に向かって7本目まで(ガイドバー部分および第1キャラクタ部分)のバーの幅の合計値は11モジュールに定められている。
【0036】
一方、メインバーコードaにおいて、ガードバーパターンが3本のバーから構成されているUPC−A、EAN−8およびEAN−13では、図8に示すように、ガイドバーパターンおよび最終キャラクタは合計7本のバーで構成され、その7本のバーの合計幅は10モジュールに定められ、且つガードバーパターンの各バーの幅は1モジュールに定められているので、上記(1)式のように、7本のバーの幅を合計し、更に1モジュール幅である1本のガイドバー(例えば、右端から2番目のバー)の幅を加算することによって11モジュールの幅を得ることができる。
【0037】
また、ガードバーパターンの本数が6本であるUPC−Eでは、図9に示すように、ガイドバーパターンおよび最終キャラクタは合計10本のバーで構成され、その10本のバーの合計幅は13モジュールに定められ、且つガイドバーパターン各バーの幅は1モジュールに定められているので、上記(2)式のように、10本のバーの幅を合計し、1モジュール幅である1本のガイドバー(例えば、右端のバー)の幅を加算することによって11モジュールの幅を得ることができる。
以上のことから、アドオン側のバーコードの左端から7本目までのバーの幅の加算値Yを基準値Xと比較することによって、アドオンバーコードの付加の有無を判断できるものである。
【0038】
Xの値を演算した後、CPU19は、メイン側のバーコードとアドオン側のバーコードとの間に存在するギャップ幅Gを求め(ステップS7;ギャップ幅取得手段)、そのギャップ幅Gと基準値Xとを比較し、GがXに対してその120%(ほぼ13.2モジュール)以内と定められた許容範囲に入っているか否かを判断する(ステップS8;比較手段)。
【0039】
なお、アドオンバーコードが付加されていない場合、CCDラインセンサ6はメイン側のバーコードの右側を白として読み取るので、CPU19はメイン側のバーコードの右側の広い白部分(読取口8の右端まで)をギャップと判断してその幅を演算する。
【0040】
ギャップ幅Gが許容範囲から外れている場合には、CPU19は、ステップS8で「NO」と判断してアドオンバーコードは付加されていないと判断し(ステップS9;判断手段)、そして、メイン側のデコードデータを上位機器に転送し(ステップS10)、エンドとなる。
【0041】
ギャップ幅Gが許容範囲内にある場合には、CPU19は、ステップS8で「YES」と判断し、次にアドオン側に1本目のバーが存在するか否かを判断する(ステップS11)。1本目のバーが存在しない場合には、CPU19は、ステップS11で「NO」となって上記ステップS9およびステップS10を順に実行しエンドとなる。
【0042】
1本目のバーが存在する場合には、CPU19は、ステップS11で「YES」となり、アドオン側のバー幅の加算値Yを0にセットし(ステップS12)、Yに1本目のバーの幅b1を加算する(ステップS13)。次いで、CPU19は、アドオン側に2本目のバーが存在するか否かを判断し(ステップS14)、存在する場合には、バー幅の加算値Yに2本目のバーの幅b2を加算する(ステップS15)。以下、3本目以降、7本目までのバーの存在を逐次判断し(ステップS16、18、20、22、24)、いずれのバーも存在する場合、順次バーの幅を累計して行き(ステップS17、19、21、23、25)、そして、7本目までのバーの幅の加算値Y(比較値Z)と基準値Xとを比較し、YがXの80%〜120%と定められた許容範囲に入っているか否かを判断する(ステップS26;比較手段)。
【0043】
7本のバーの幅の加算値Yが上記許容範囲内にある場合には(ステップS26で「YES」)、CPU19は、アドオンバーコードが存在すると判定し(ステップS27;判断手段)、そして、アドオンバーコードをデコードしてRAM20に記憶し(ステップS28)、次いでメインバーコードおよびアドオンバーコードのデコードデータを上位機器に転送し(ステップS29)、エンドとなる。
【0044】
また、7本のバーの幅の加算値Yが上記許容範囲から外れていた場合には(ステップS26で「NO」)、CPU19は、アドオンバーコードではないと判定し(ステップS9)、次いで、メイン側のバーコードのデコードデータを上位機器に転送し(ステップS10)、エンドとなる。
【0045】
一方、2本目以降のバーが存在するか否かを判断するステップにおいて、存在していないと判断した場合(S14、S16、S18、S20、S22、S24の各ステップで「NO」)、CPU19は、ステップS30に移行し、ここで加算値Yが基準値Xの120%以下であるか否かを判断し(比較手段)、Xの120%を越えている場合(ステップS30で「NO」)には、前述のステップS9に移行してアドオンバーコードではないと判定(判断手段)した後、メイン側のバーコードのデコードデータを転送し(ステップS10)、エンドとなる。
【0046】
バーの幅の加算値Yが基準値Xの120%以内にある場合には(ステップS30で「YES」)、CPU19は、ステップS31に移行し、ここでブザー17を鳴動させる。
【0047】
図4に示すように、アドオンバーコードが付随されていたが、そのアドオンバーコードが読取口8内に完全に入っておらず、右側部分のバーを光学的に読み取ることができなかった場合には、ステップS14、S16、S18、S20、S22、S24のいずれかで「NO」と判断される可能性がある。そこで、上記のようにブザー17を鳴動させれば、使用者は、ブザー音をバーコードが読取口8から外れていることの注意報と理解し、読取口8の中にメインバーコードとアドオンバーコードとが入るようにバーコード読取装置1を動かし、そしてキースイッチ3により読取動作を再スタートさせるようになる。これにより、上述のようにしてメインバーコードとアドオンバーコードとを上位機器に転送することができる。
【0048】
このように本実施例によれば、アドオン側の7本のバーの幅の加算値Y(比較値Z)が、メイン側のバーコードの11モジュール分の基準値Xを基準にした許容範囲内に入っているか否かによってアドオンバーコードが付随されているか否かを判断するので、事前にアドオンバーコードの付随の有無を判別する運用ルールを取り交わす必要がなく、バーコード情報だけに基づいてアドオンバーコードの存在の有無を早く判断できる。また、アドオンバーコードの付加の有無を判別せずに、常に一定時間をかけてアドオン側に対してデコード処理を実施するものに比べて、特に、アドオンバーコードが付加されていない場合の読取処理速度を早くすることができる。
【0049】
また、基準値Xをメイン側のバーコードの右側のガードバーパターンと最終キャラクタとを含む一定本数のバーの幅から求め、比較値Z(加算値Y)をアドオン側の左側のガードバーパターンと第1キャラクタとを含む一定本数のバーの幅から求めるので、最終キャラクタと第1キャラクタとを比較するものに比べ、隣どうしの距離的に近い、より多くのバーからXとYとを求めることとなり、バーコードラベルを貼り付けてある部分が膨らんで湾曲していたりしていても、バーコードラベルの湾曲によるバー幅変化の影響を最小限に止めてアドオンバーコードの付加の有無をより正確に判断することができる。
【0050】
また、図5に示すように、アドオン側のバーコードは、左端のバーの幅が極端に幅広く、このようなものはアドオンバーコードではない。ところが、メイン側のバーコードの最終キャラクタの幅とアドオン側の第1キャラクタの幅とを比較する従来方法では、左端の幅広のバーの幅は考慮しないので、図5の場合、右側の縞模様をアドオンバーコードと誤判断してしまう。
【0051】
これに対し、本実施例では、アドオン側のバーコードの左端から7本目までのバーの幅の加算値Yを基準値Xと比較するので、図5の右側の縞模様はアドオンバーコードではないと正しく判断し、無駄なデコード処理のために多くの時間を費やすことを防止できる。
【0052】
また、図6のように、メイン側のバーコードと、その右側に存在するバーコードとの間には大きなギャップが存在しており、このような大きなギャップを存しているバーコードはアドオンバーコードではない。本実施例では、メイン側のバーコードとアドオン側のバーコードとの間のギャップ幅GがXと比較して広過ぎる場合、アドオンバーコードではないと判断するので、無駄なデコード処理のために多くの時間を費やすことを防止できる。
【0053】
このことに関連して、図7に示すように、一つのバーコードの下側に、アドオンバーコード付きバーコードが存在するとして、読取口8を斜めに当てて同図にLで示す線に沿って光学的に読み取りを行ってしまった場合、従来では、上段のバーコードにアドオンバーコードが付加されているとしてデコードしてしまうが、本実施例では、ギャップが広過ぎるとしてアドオンバーコードではないと判断できる。
【0054】
また、本実施例では、アドオン側のバーの幅を左側1本目から順次累計して行き、7本目のバーに至るまでの途中で、その加算値Yが許容範囲を越えたとき、アドオンバーコードでないと判定するので、以後のアドオンバーコードの有無を判断するための処理を省略することができる。
【0055】
図13は本発明の他の実施例を示すもので、上記一実施例との相違は、メイン側のバーコードのデコードデータをRAM20に記憶(ステップA1〜A3)した後、直ちにアドオン側のバーコードをデコードし(ステップA4)、そして、アドオン側のバーコードのデコードができなかった場合(ステップA4で「NO」)、上記一実施例のステップS4以降の処理を実行するようにしたところにある。
【0056】
このように構成した場合には、ステップA5でアドオン側のバーコードをデコードできれば、直ちにメインバーコードとアドオンバーコードのデコードデータを転送できる(ステップA7、A8)。このため、アドオンバーコードの存在の有無を判断する処理が不要となるので、アドオンバーコードが付加されている場合の読取処理を迅速に行うことができる。
【0057】
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下のような拡張或いは変更が可能である。
基準値Xは(1)式、(2)式によるものに限らず、一定本数のバーの幅を1回ずつ加算するだけで求めるようにしても良く、四則演算して求めても良い。
比較値Zは一定本数のバーの幅を順次加算して求めるものに限らず、加減算して求めても良く、四則演算して求めても良い。
基準値X、比較値Zを求めるためのバーの数は、右端から最終キャラクタの始まりまで、左端から第1キャラクタの終りまでというように区切りのよい位置で定めるものに限らず、キャラクタの途中までであっても良い。
アドオンバーコードの有無は、基準値Xとギャップ幅だけで判断しても良いし、基準値Xと比較値Zだけで判断しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における処理内容を示すフローチャートその1
【図2】同ローチャートその2
【図3】同ローチャートその3
【図4】アドオンバーコードの一部が読取口から外れた状態を示す図
【図5】アドオン側のバーコードの左端のバーが異常に太い場合を示す図
【図6】メイン側とアドオン側のバーコードが離れ過ぎている場合を示す図
【図7】バーコードが2段に印刷されている場合を示す図
【図8】ガードバーパターンの一例を示す図
【図9】ガードバーパターンの他の例を示す図
【図10】アドオンバーコード付きバーコードの一例を示す図
【図11】バーコード読取装置の断面図
【図12】電気的構成を示すブロック図
【図13】本発明の他の実施例を示すフローチャート
【符号の説明】
図中、6はCCDラインセンサ(光学的センサ)、16は2値化回路(変換手段)、19はCPU(デコード手段、メイン側バー幅演算手段、アドオン側バー幅演算手段、比較手段、判断手段)、21はRAM(記憶手段)である。

Claims (14)

  1. 左右両側にガードバーパターンを有したバーコードをメインバーコードとし、このメインバーコードの右側にギャップを存してアドオンバーコードを付加したバーコードを読み取るバーコード読取方法において、
    メイン側のバーコードをデコードした後、そのメイン側のバーコードの右端から左に向かって一定本数のバーの幅を求めて予め設定された式により基準値を演算すると共に、アドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数のバーの幅を求めて、一定本数となるまでアドオン側のバーコードの幅を順次加算して行く式により比較値を演算し、前記比較値が前記基準値に対して所定の範囲内にあるとき、メインバーコードにアドオンバーコードが付加されていると判断し、前記比較値を求める式により前記アドオン側のバーコードの左端から右に向かって前記一定本数未満の数のバーの幅を加算した値が、前記基準値に対して所定の範囲を越えたとき、アドオンバーコードは付加されていないと判断することを特徴とするバーコード読取方法。
  2. 前記基準値を求めるために定められたバー本数および前記比較値を求めるために定められたバー本数は、メインバーコードおよびアドオンバーコードのバーの並び構成を基に、前記メインバーコードの一定本数のバーの幅を式に当てはめて求めた前記基準値と、前記アドオンバーコードの一定本数のバーの幅を式に当てはめて求めた前記比較値との差が、最小幅のバーの幅以下となる本数に定められていることを特徴とする請求項1記載のバーコード読取方法。
  3. 左右両側にガードバーを有したバーコードをメインバーコードとし、このメインバーコードの右側にギャップを存してアドオンバーコードを付加したバーコードを読み取るバーコード読取装置において、
    バーコードからの反射光を入力してバーコードのバー幅情報を電気信号に変換する光学的センサと、
    この光学的センサにより変換された電気信号をデジタルデータに変換する変換手段と、
    この変換手段により変換されたデジタルデータを記憶する記憶手段と、
    この記憶手段により記憶されたデジタルデータをデコードするデコード手段とを具備し、
    前記デコード手段は、
    デコードしたバーコードの右端から左に向かって一定本数のバーの幅を求めて予め設定された式により基準値を演算するメイン側バー幅演算手段と、
    前記デコードしたバーコードの右側に存するアドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数のバーの幅を求めて、一定本数となるまでアドオン側のバーコードの幅を順次加算して行く式により比較値を演算するアドオン側バー幅演算手段と、
    前記基準値と前記比較値を比較する比較手段と、
    この比較手段の比較により前記一定本数のバーの幅を加算して求めた前記比較値が前記基準値に対して所定の範囲内にあると判定されたとき、メインバーコードにアドオンバーコードが付加されていると判断し、前記アドオン側バー幅演算手段により前記アドオン側のバーコードの左端から右に向かって前記一定本数未満の数のバーの幅を加算した値が前記比較手段により前記基準値に対して所定の範囲を越えたと判定されたとき、アドオンバーコードは付加されていないと判断する判断手段とを備えていることを特徴とするバーコード読取装置。
  4. 前記基準値を求めるために定められたバー本数および前記比較値を求めるために定められたバー本数は、メインバーコードおよびアドオンバーコードのバーの並び構成を基に、前記メイン側の一定本数のバーの幅を式に当てはめて求めた前記基準値と、前記アドオン側の一定本数のバーの幅を式に当てはめて求めた前記比較値との差が、最小幅のバーの幅以下となる本数に定められていることを特徴とする請求項3記載のバーコード読取装置。
  5. 左右両側にガードバーパターンを有したバーコードをメインバーコードとし、このメインバーコードの右側にギャップを存してアドオンバーコードを付加した バーコードを読み取るバーコード読取方法において、
    メイン側のバーコードをデコードした後、アドオン側のバーコードをデコードするように構成され、
    且つアドオン側のバーコードのデコード時にそのデコードができなかった場合には、前記メイン側のバーコードの右端から左に向かって一定本数のバーの幅を求めて予め設定された式により基準値を演算すると共に、アドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数のバーの幅を求めて予め設定された式により比較値を演算し、前記比較値が前記基準値に対して所定の範囲から外れているとき、アドオン側のバーコードのデコードを取り止めることを特徴とするバーコード読取方法。
  6. 左右両側にガードバーを有したバーコードをメインバーコードとし、このメインバーコードの右側にギャップを存してアドオンバーコードを付加したバーコードを読み取るバーコード読取装置において、
    バーコードからの反射光を入力してバーコードのバー幅情報を電気信号に変換する光学的センサと、
    この光学的センサにより変換された電気信号をデジタルデータに変換する変換手段と、
    この変換手段により変換されたデジタルデータを記憶する記憶手段と、
    この記憶手段により記憶されたデジタルデータをデコードするデコード手段とを具備し、
    前記デコード手段は、
    デコードしたバーコードの右端から左に向かって一定本数のバーの幅を求めて予め設定された式により基準値を演算するメイン側バー幅演算手段と、
    前記デコードしたバーコードの右側に存するアドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数のバーの幅を求めて予め設定された式により比較値を演算するアドオン側バー幅演算手段と、
    前記基準値と比較値を比較する比較手段と、
    この比較手段により前記比較値が基準値に対して所定の範囲内にあると判定されたとき、メインバーコードにアドオンバーコードが付加されていると判断する判断手段とを備え、
    メイン側のバーコードをデコードした後、前記アドオン側のバーコードをデコードした時、そのアドオン側のバーコードのデコードができない場合、
    前記メイン側バー幅演算手段によって前記基準値を演算すると共に、前記アドオン側バー幅演算手段によって前記比較値を演算し、前記比較手段により前記比較値が基準値に対して所定の範囲から外れていると判定されたとき、アドオンバーコードのデコードを取り止めることを特徴とするバーコード読取装置。
  7. 左右両側にガードバーパターンを有したバーコードをメインバーコードとし、このメインバーコードの右側にギャップを存してアドオンバーコードを付加したバーコードを読み取るバーコード読取方法において、
    メイン側のバーコードをデコードした後、メイン側のバーコードの右端から左に向かって一定本数のバーの幅を求めて予め設定された式により基準値を演算すると共に、前記アドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数に達するまでバーの幅を順次加算して行き、一定本数に達する前に加算値が前記基準値を越えたとき、アドオンバーコードが付属されていないと判断することを特徴とするバーコード読取方法。
  8. 前記基準値を求めるためのメイン側のバーの一定本数および前記順次加算するアドオン側のバーの一定本数は、メインバーコードおよびアドオンバーコードのバーの並び構成を基に、前記メインバーコードの一定本数のバーの幅を式に当てはめて求めた前記基準値と、前記アドオンバーコードの一定本数のバーの幅を加算した値との差が、最小幅のバーの幅以下となる本数に定められていることを特徴とする請求項7記載のバーコード読取方法
  9. 左右両側にガードバーを有したバーコードをメインバーコードとし、このメインバーコードの右側にギャップを存してアドオンバーコードを付加したバーコードを読み取るバーコード読取装置において、
    バーコードからの反射光を入力してバーコードのバー幅情報を電気信号に変換する光学的センサと、
    この光学的センサにより変換された電気信号をデジタルデータに変換する変換手段と、
    この変換手段により変換されたデジタルデータを記憶する記憶手段と、
    この記憶手段により記憶されたデジタルデータをデコードするデコード手段とを具備し、
    前記デコード手段は、
    デコードしたバーコードの右端から左に向かって一定本数のバーの幅を求めて予め設定された式により基準値を演算するメイン側バー幅演算手段と
    前記デコードしたバーコードの右側に存在するアドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数に達するまで順次バーの幅を加算して行くアドオン側バー幅演算手段と
    前記アドオン側バー幅演算手段がバーの幅を加算する都度、その加算値と前記基準値とを比較する比較手段と、
    この比較手段により前記加算値が基準値に対して所定の範囲内にあると判定されたとき、メインバーコードにアドオンバーコードが付加されていると判断する判断手段とを備え、
    メイン側のバーコードをデコードした後、前記メイン側バー幅演算手段によって前記基準値を演算し、前記アドオン側バー幅演算手段によってアドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数に達するまでバーの幅を順次加算して行き、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記判断手段が一定本数に達する前に前記加算値が前記基準値を越えたと判断したとき、アドオンバーコードが付加されていないと判断することを特徴とするバーコード読取装置
  10. 前記基準値を求めるための前記メイン側のバーの一定本数および前記順次加算するアドオン側のバーの一定本数は、メインバーコードおよびアドオンバーコードのバーの並び構成を基に、前記メインバーコードの一定本数のバーの幅を式に当てはめて求めた前記基準値と、前記アドオンバーコードの一定本数のバーの幅を加算した値との差が、最小幅のバーの幅以下となる本数に定められていることを特徴とする請求項9記載のバーコード読取装置
  11. 左右両側にガードバーパターンを有したバーコードをメインバーコードとし、このメインバーコードの右側にギャップを存してアドオンバーコードを付加したバーコードを読み取るバーコード読取方法において、
    メイン側のバーコードをデコードした後、アドオン側のバーコードをデコードするように構成され、
    且つアドオン側のバーコードのデコード時にそのデコードができなかった場合には、
    メイン側のバーコードの右端から左に向かって一定本数のバーの幅を求めて予め設定された式により基準値を演算すると共に、アドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数に達するまでバーの幅を順次加算して行き、一定本数に達する前に加算値が前記基準値を越えたとき、アドオンバーコードが付属されていないと判断してアドオン側のバーコードのデコードを取り止めることを特徴とするバーコード読取方法
  12. 左右両側にガードバーを有したバーコードをメインバーコードとし、このメインバーコードの右側にギャップを存してアドオンバーコードを付加したバーコードを読み取るバーコード読取装置において、
    バーコードからの反射光を入力してバーコードのバー幅情報を電気信号に変換する光学的センサと、
    この光学的センサにより変換された電気信号をデジタルデータに変換する変換手段と、
    この変換手段により変換されたデジタルデータを記憶する記憶手段と、
    この記憶手段により記憶されたデジタルデータをデコードするデコード手段とを具備し、
    前記デコード手段は、
    デコードしたバーコードの右端から左に向かって一定本数のバーの幅を求めて予め設定された式により基準値を演算するメイン側バー幅演算手段と、
    前記デコードしたバーコードの右側に存するアドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数に達するまでバーの幅を順次加算するアドオン側バー幅演算手段と、
    このアドオン側バー幅演算手段がバーの幅を加算する都度その加算値と前記基準値とを比較する比較手段と、
    この比較手段により前記加算値が基準値に対して所定の範囲内にあると判定されたとき、メインバーコードにアドオンバーコードが付加されていると判断する判断手段とを備え、
    前記メイン側のバーコードをデコードした後、前記アドオンバーコードをデコードする際、そのアドオンバーコードのデコードができないとき、
    前記メイン側バー幅演算手段によって前記基準値を演算し、前記アドオン側バー幅演算手段によってアドオン側のバーコードの左端から右に向かって一定本数に達するまでバーの幅を順次加算して行き、前記比較手段により一定本数に達する前に加算値が前記基準値を越えたと判定されたとき、アドオンバーコードが付加されていないと判断してアドオン側のバーコードのデコードを取り止めることを特徴とするバーコード読取装置。
  13. 前記基準値は、一定本数のバーの幅を加減算して求めた値であることを特徴とする請求項1、2、5、7、8、11のいずれかに記載のバーコード読取方法。
  14. 前記基準値は、一定本数のバー幅を加減算して求めた値であることを特徴とする請求項3、4、6、9、10、12のいずれかに記載のバーコード読取装置。
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