JP4152306B2 - 電子ユニット - Google Patents

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本発明は、例えば自動車のエンジン室に取り付けられ、ダイオードやコンデンサ等の電子部品を搭載し、自動車のワイパー、ウォッシャー液、フロントライト、フォグランプ、エアコンディショナー等の補機を通信制御する電子ユニットに関するものである。
図2に示す第1の従来例(特許文献1)は、防水シートをパッキンとして使用することで部品点数を少なくすることができ、また、製造性、組付け性、防水信頼性を向上することできるコネクタの防水構造に関するものであり、雌型のコネクタハウジング51の嵌合部52の外側に環状溝53を形成し、雄型のコネクタハウジング55の嵌合部56の外側に環状溝53と係合する環状突部58を形成し、防水シートとともに環状突部58を環状溝53に係合させつつ、両コネクタハウジング51,55の嵌合を行うものである。
コネクタ50は、雌型のコネクタハウジング51と、雄型のコネクタハウジング55とからなっている。雌型のコネクタハウジング51の端面には、係止突起58aに係合する係止溝53aを有する環状溝53が形成され、雄型のコネクタハウジング55のフランジ面57には、外向きに突出形成された係止突起58aを有する環状突部58が下向きに突出形成されている。環状突部58は、先端に向かうに従い肉厚が薄くなる断面くさび状に形成されている。
図示しない防水シートは、コネクタ50を貫通させるための角形の挿通孔が形成されている。この挿通孔は、コネクタ50の外径寸法より若干小さく形成され、その周縁の4つの辺には、挿通孔の四隅に放射状の切り込みを入れることにより、自由に変形する舌片がそれぞれ形成されている。
図3に示す第2の従来例は、リレーボックスとともに用いられる多重通信用の電子ユニット60に関するものである。電子ユニット60は、ユニット本体61に電気部品や電子部品やコネクタ嵌合部67を備えたものであり、電気部品がブスバー65を介して電子部品に接続されて、自動車のワイパー等の補機を通信制御する制御装置である。
ユニット本体61、ブスバー成形体63,64が上下2層に積層されたブスバー配線板62と、プリント基板69とからなっている。ブスバー成形体63,64は、インサート成形により、ブスバー65と絶縁基板66とが一体成形されたものである。ブスバー成形体63には、電気部品としてリレー68が複数装着されている。
ケース70は、外壁が底壁71及び周壁とからなっており、天壁は開口形成されていて、ユニット本体61が収容されるようになっている(図3は、上下が逆向きに配置されている)。左右の側壁73,73には、電子ユニット固定用のロックアーム73aと、ユニット本体61の係止爪67aに対する係止孔73bとが設けられている。ケース70にユニット本体61を収容した際に、係止爪67aに係止孔73bが係合することで、ケース70とユニット本体61とが合体されるようになっている。コ字状をなす前壁72には、幅広の開口75が形成され、ユニット本体61の前側に設けられたコネクタ嵌合部67が配置されるようになっている。
特開平6−231828号公報(第2頁、第4図)
しかしながら、上記従来例では、解決すべき以下の問題点がある。第1の従来例は、コネクタ50の防水信頼性を向上することができることに加えて、少ない部品点数で両コネクタハウジング51,55を係止させることができるものであるが、雌型のコネクタハウジング51の壁部の肉厚が厚い場合には、両コネクタハウジング51,55が一旦係止されると、環状溝53を広げることが容易ではなく、係止を簡単に解除することができず、メンテナンスに支障を生じる心配があった。
第2の従来例は、ユニット本体61のコネクタ嵌合部67の壁面に突設された係止爪67aに、ケース70の両側壁73,73に形成された係止孔73bが係合することで、ユニット本体61とケース70とが係止されるものであるが、ケース70の前壁72にはコネクタ嵌合部68に対する開口75が形成されているため、両側壁73,73の強度が低下して両側壁73,73が外側に開き易くなり、これによって係止爪67aと係止孔73bの係合が不用意に解除され、ロックの信頼性が損なわれる心配があった。
本発明は、部品点数を増やすことなくケースの両側の側壁の開きを防止することができ、しかもユニット本体とケースのロックの信頼性を向上することができる組立作業性に優れた電子ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、外部コネクタと勘合するコネクタ嵌合部を横向きに有するユニット本体と、前記ユニット本体が収容されるように上方が開口されている箱型のケースとを備え、該ユニット本体と該ケースとが縦方向に合体してなる電子ユニットにおいて、前記コネクタ嵌合部が、コネクタハウジングと端子部とを有し、前記コネクタハウジングの両側の外壁が前記コネクタハウジングの上下の壁に比べ厚く形成され、前記ケースが、底壁並びに該底壁を囲む前壁と後壁と該前壁および該後壁に直交する左右の側壁とからなる周壁を有し、前記前壁に下端の壁部と両端の壁部を残して前記コネクタ嵌合部に対応して上方に開いたコ字状の開口部を有し、前記ケースの前記前壁の両端の壁部に板厚方向に突出する係止リブが設けられ、前記コネクタハウジングの両側の外壁に該係止リブがスライド係合する係合溝と前記ケースの前記前壁の両端の壁部がスライド係合するガイド溝とが、水平断面でL字状に連なって設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、ユニット本体に、外部コネクタと嵌合するコネクタ嵌合部が横向きに設けられているから、ユニット本体を薄型化することが可能となり、 部品取付スペースの狭い場所にも電子ユニットを取り付けることが可能となる。ケースには、コネクタ嵌合部の嵌合空間を開放させるための開口が形成されてい るから、ケースに邪魔されることなくワイヤハーネスの端部に接続された外部コネクタを横方向からコネクタ嵌合部に嵌合させることができる。ユニット本体と ケースは、ユニット本体のブスバーの端子部が起立する方向である縦方向(上下方向)に合体して電子ユニットが組み立てられる。そして、開口を有するコ字状 の壁部には、係止部が設けられているから、この係止部がコネクタ嵌合部の壁部に設けられた係合部に係合することで、両側壁が補強される。さらに、係止リブが係止溝にガイドされつつスライド係合することで、ユニット本体の幅方向の位置決めが行われつつユニット本体とケースとをスムーズに合体させることができ、コネクタ嵌合部のガイド溝に、コ字状の壁部がスライド係合することで、ユニット本体の前後方向の位置決めが行われる。
また、請求項記載の発明は、請求項1記載の電子ユニットにおいて、前記ケースの両側壁に係止孔が設けられ、前記コネクタ嵌合部の該係止孔に対応する位置に係止爪が設けられ、該係止爪が該係止孔に係合することで該ユニット本体と該ケースとが係止されることを特徴とする。
上記構成によれば、両側壁の開き等の変形が防止されることで、係止爪と係止孔との係合状態が維持され、ユニット本体とケースとが不用意に外れることが防止される。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、ケースのコ字状の開口の両端の壁部には、係止リブが設けられているから、この係止リブがコネクタハウジングの外壁に設けられた係止溝に係合することで、両側壁が補強され、両側壁の外方向への開きや倒れ等の変形が防止される。したがって、ケースの原形状が維持されて、電子・電気部品を有するユニット本体を保護することができる。また、係止リブが係止溝にガイドされつつスライド係合することで、ユニット本体の幅方向の位置決めが行われつつユニット本体とケースとをスムーズに合体させることができ、同時に、コネクタハウジングの外壁に設けられたガイド溝に、コ字状の両端の壁部がスライド係合することで、ユニット本体の前後方向の位置決めが行われるので、ユニット本体の前後左右の2方向を一つの動作で位置決めすることが可能となり電子ユニットの組立作業性を一層向上することができる
また、請求項記載の発明によれば、両側壁の開き等の変形が防止されることで、係止爪と係止孔との係合状態が維持されることとなり、ユニット本体とケースとが外れることが防止される。したがって、ユニット本体とケースのロックの信頼性を向上することができる。
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて説明する。電子ユニット5は、ユニット本体8に、ヒューズやリレー24等の電気部品や、ダイオードや抵抗やトランジスタ27やコイルやコンデンサや集積回路等の電子部品を備えるとともに、かつそれらの回路を外部回路と接続させるコネクタ嵌合部20を備えたものであり、リレー24等がブスバー13を介してトランジスタやコンデンサ等の電子部品に接続され、自動車のワイパー、ウォッシャー液、フロントライト等の補機を制御する通信制御装置である。電気部品はブスバー配線板10に装着され、電子部品はプリント基板25上に実装され、ブスバー配線板10とプリント基板25は層構造を成して上下に配置されている。
本実施形態の電子ユニット5は、部品点数を増やすことなくケース30の両側の側壁37,37の開きを防止することができ、しかもユニット本体8とケース30のロックの信頼性を向上することができるものであり、外部コネクタ40と嵌合する横向きのコネクタ嵌合部20を有するユニット本体8と、コネクタ嵌合部20に対する開口34を有し、ユニット本体8を収容する枠状のケース30とを備え、ユニット本体8とケース30と上下方向(縦方向)zに合体してなる電子ユニットにおいて、開口34を有する前壁33に、この前壁33に交差して続く両側壁37,37の外方向への開きを防止する係止リブ(係止部)35が設けられ、コネクタ嵌合部20に、係止リブ35に係合する係合溝(係合部)21bが設けられたことを特徴とし、ケース30の両側壁37,37に、係止リブ35の近傍で係止孔37aが設けられ、コネクタ嵌合部20に、係合溝21bの近傍で係止爪21aが設けられ、係止爪21aが係止孔37aに係合することでユニット本体8とケース30とが係止されることを有効とするものである。
以下に、本実施形態の電子ユニット5について、その主要構成部分を詳細に説明する。図1には、電子ユニット5が上下逆向きに配置された状態が示されている。電子ユニット5は、ともに合成樹脂材料からなるケース30と、ユニット本体8とから構成されている。
ケース30は、成形性及び耐熱性に優れるPBTを構成材料とし、樹脂成形されたものである。ケース30は、外壁が底壁31及び周壁とからなっており、天壁は開口形成されていて、ユニット本体8が収容されるようになっている。周壁は、前壁33と、後壁36と、前後壁33,36に直交する左右の側壁37,37とからなっている。
ここで、本明細書の説明の都合上、上下方向(高さ方向、縦方向)z、前後方向(横方向)y、左右方向(幅方向)xを以下のように定義することとする。上下方向zとは、ユニット本体8とケース30とが合体する方向をいうものとし、ユニット本体8の位置する側を上、ケース30の位置する側と下とする。前後方向yは、コネクタ嵌合方向をいうものとし、コネクタ嵌合部20の位置する側を前、音叉状の端子部13cの位置する側を後とする。左右方向xは、3つのコネクタ嵌合部20,20,20の並ぶ方向をいうものとする。なお、実使用の際は、上下が逆になったり、前後が逆になったりすることもある。
前壁(コ字状の壁部)33には、ユニット本体8のコネクタ嵌合部20に対する幅広の開口34が形成されている。このため、前壁33はコ字状に形成されている。また、前壁33の左右両側で高さ方向の中間には、前壁33の板厚方向に突出する係止リブ35が設けられている。ユニット本体8には、この係止リブ35に係合する係合溝21bが形成されている。係止リブ35が、係合溝21bに係合することで、曲げ剛性が低い薄肉の側壁37の開きや倒れ等の変形が防止されるようになっている。また、ユニット本体8が左右方向xに位置決めされ、ユニット本体8とケース30とをスムーズに合体させることができるようになっている。
また、前壁33の両側の幅狭部33bは、ユニット本体8のコネクタ嵌合部20のガイド溝21cにスライド係合されるようになっている。幅狭部33bがガイド溝21cにスライド係合することで、ユニット本体8の前後方向yの位置決めが行われ、これによっても、ユニット本体8とケース30とがスムーズに合体されるようになっている。
前壁33の幅広部33aは、コネクタ嵌合部20の下側の壁部に当接し、ユニット本体8の上下方向zの位置決めが行われるようになっている。ユニット本体8が上下方向zに位置決めされることで、ユニット本体8とケース30とが後述する係止手段で強く係止されるようになっている。
左右の側壁37,37には、電子ユニット固定用のロックアーム38と、コネクタ嵌合部20の係止爪21aに対する係止孔37aとが設けられている(一側の側壁37のみ図示する)。ロックアーム38は側壁37の後側に設けられ、係止孔37aは側壁37の前側で係止リブ35の近傍に設けられている。ケース30にユニット本体8を収容した際に、係止爪21aと係止孔37aとが係合することで、ケース30とユニット本体8とが合体されるようになっている。係止孔37aと係止リブ35とが直交する壁部である側壁37と前壁33とに隣接して設けられたことで、薄肉壁である側壁37の開きや倒れや変形が効果的に防止されるようになっている。
底壁31には、プリント基板25やブスバー配線板10から発生する熱を逃がすための放熱性を有するアルミ板31aがはめ込まれている。矩形状をなすアルミ板31aの四隅には図示しない小孔が設けられ、底壁31にはピンが設けられ、小孔がピンに係合することで、アルミ板31aが底壁31に固定されるようになっている。底壁31の後側には、複数のヒューズ保持部32が設けられている。図示しないヒューズは、ヒューズ保持部32にセットされ、セット方向に延出するタブ状のリード端子が音叉状の端子部13cに接続されるようになっている。
また、底壁31には、リレー24と対応する位置でスリット31bが形成されている。スリット31bを流入・流出する外気により、発熱性の電気部品であるリレー24及びヒューズや、プリント基板25上の熱に弱い電子部品が効果的に冷却されるようになっている。なお、スリット31bが形成されたことにより、外気とともにケース30内に湿気や水も浸入する心配があるが、電子部品を含むプリント基板25全体が防湿性を有するポッティング材中に埋没されることにより、プリント基板25を防水保護することが可能である。ポッティング材によるプリント基板25の防水保護については、他で出願予定があるため、本明細書での説明は省略することとする。
次に、ユニット本体8について説明する。ユニット本体8は、ブスバー成形体11,12が上下2層に積層されたブスバー配線板10と、プリント基板25とからなっている。ブスバー成形体11,12は、インサート成形により、ブスバー13と絶縁基板17とが一体成形されたものである。ブスバー成形体12には、電気部品としてリレー24が複数装着されている。
絶縁基板17は、インサート成形に好適するPBT(ポリブチレンテレフタレート)を構成材料としている。この絶縁基板17は、ブスバー13を絶縁保護するためのものであり、ブスバー13の端部に形成された端子部13a,13b,13cを除くブスバー主体部に一体形成されている。ブスバー主体部は、絶縁基板17に埋設されているため、図示されていない。
絶縁基板17の前側には、横向きに連結されたコネクタ嵌合部20が設けられている。雌型コネクタとしてのコネクタ嵌合部20の内側には、コネクタ接続用のタブ状の端子部13bが突出している。コネクタ嵌合部20は、コネクタハウジング(壁部)21と端子部13bとで構成されている。コネクタ嵌合部20には、雌型端子を有する雄型の外部コネクタ40が嵌合されるようになっている。図には、一例として中央のコネクタハウジング21に嵌合される外部コネクタ40が示されている。
左右両側の大きなコネクタ嵌合部20の外壁には、ケース30の係止リブ35にスライド係合する係合溝21bと、ケース30の幅狭部33bにスライド係合するガイド溝21cとがL字状に連なって設けられている。言い換えると、係合溝21bとガイド溝21cは、互いに直交しており、コネクタ嵌合部20の両側の外壁にそれぞれ設けられている。また、係合溝21bとガイド溝21cは、ともに上下方向zに延長している。
係合溝21bの深さ方向は前後方向yであり、溝深さは係止リブ35の突出量より深く形成されている。係合溝21bの溝幅方向は左右方向xであり、溝幅は係止リブ35の幅と同程度ないしはそれよりやや大きい幅に形成されている。このため、係合溝21bが係止リブ35に係合すると、係止リブ35の左右の面が係合溝21bの溝内壁面に拘束され、ユニット本体8が左右方向xに位置決めされるとともに、ケース30の側壁37の開きや倒れが防止されるようになっている。
ガイド溝21cの深さ方向は左右方向xであり、溝深さは幅狭部33bの端部が拘束される程度の深さに形成されている。ガイド溝21cの溝幅方向は前後方向yであり、溝幅は幅狭部33bの板厚と同程度ないしはそれよりやや大きい幅に形成されている。このため、ガイド溝21cが幅狭部33bに係合すると、幅狭部33bの前後の面がガイド溝21cの溝内壁面に拘束され、ユニット本体8が前後方向yに位置決めされるようになっている。
したがって、ユニット本体8は、左右方向x及び前後方向yの2方向に位置決めされつつケース30に収容されるから、ユニット本体8の組立作業性が向上する。また、ケース30の左右の側壁37,37の開き等が防止されるから、ケース30の原形状が維持されてユニット本体8が保護されるとともに、係止孔37aと係止爪21aの係合が不用意に解除されることが回避されてロックの信頼性が向上する。
外部コネクタ40は、コネクタハウジング41と、図示しない雌型端子とから構成されている。コネクタハウジング21は、外壁と隔壁とにより仕切られた端子収容室41aを有しており、この端子収容室41aに雌型端子が収容されている。コネクタハウジング41の天井壁には、コネクタ嵌合部20に係止されるL字状のロックアーム42が突設されている。ロックアーム42には、係止突起42aが突設されていて、係止突起42aがコネクタ嵌合部20の係止孔21dに係合することで、外部コネクタ40が係止されるようになっている。
絶縁基板17の後側には、複数のリレー24が装着されるリレー保持部23が設けられている。リレー保持部23は、5箇所に設けられていて、大きさの異なるリレー24がそれぞれ保持されるようになっている。リレー保持部23の底面には、リレー24のリード端子を挿通させるための複数のタブ孔が貫通形成されている。リレー24がリレー保持部23にセットされることで、リード端子がタブ孔を挿通し、絶縁基板17の裏側に突出するブスバー13の図示しない端子部に接続されるようになっている。
ブスバー13は、銅又は銅合金等を構成材料とし、プレス機により所定の回路パターンにしたがって打ち抜かれた回路導体であり、水平なブスバー主体部と、ブスバー主体部の端部において形成された端子群13a,13b,13cとからなっている。ブスバー主体部は、絶縁基板17に埋設されているため、絶縁保護され、外部との短絡が防止されるようになっている。
端子群13a,13b,13cは、基板接続用の端子部13aと、コネクタ接続用の端子部13bと、ヒューズ接続用の端子部13dとからなっている。基板接続用の端子部13aは、タブ状をなし、ブスバー配線板10の左右両側と中央部にそれぞれ起立形成されている。基板接続用の複数の端子部13aは、インサート成形により形成されたアライメント矯正用の樹脂帯15により横一列に整列された状態で連結されているため、倒れ等のぶれが防止され、ブスバー配線板10の下側に位置するプリント基板25に形成された端子孔26bに正確に挿入され、回路パターンに半田付けにて直接接続されるようになっている。プリント基板25の裏面には、端子部と回路パターンとが接続された半田付け部26aが複数形成されている。
コネクタ接続用の複数の端子部13bは、タブ状をなし、ブスバー配線板10の前側に並設されている。端子部13bには、上述したように外部コネクタ40の雌型端子が端子接続されるようになっている。ユニット本体8に外部コネクタ40がコネクタ接続されることで、内部回路と外部回路とが導通され、電源の供給や信号の送受信が行われ、電子ユニット5が多重通信可能な制御装置として機能するようになっている。
ヒューズ接続用の端子部13cは、音叉状をなし、ブスバー配線板10の後側に沿うように並設されている。端子部13cは、弾性を有する一対の腕部を有しており、各腕部の先端側に形成された凸状の電気接触部の間でヒューズのリード端子が挟持されるようになっている。
プリント基板25は、配線導体を有する絶縁基板26と、基板26上に実装されたトランジスタ27やコンデンサ等の電子部品から構成されている。絶縁基板26には、熱膨張係数が低く、硬化時に反り等の変形を生じがたいガラスエポキシ樹脂等が用いられている。トランジスタ27等の電子部品は、回路パターンを介してブスバー13の端子部13aに接続されている。
このように本実施形態によれば、両側壁37,37に直交して連なるケース30の前壁33には、係止リブ35が設けられているから、この係止リブ35がコネクタ嵌合部20の係合溝21bに係合することで、両側壁37,37の外方向への開き等の変形が防止され、係止爪21aと係止孔37aとの係合状態が維持されて、ロックの信頼性が向上する。また、係止リブ35がコネクタ嵌合部20の係合溝21bにスライド係合し、前壁33の幅狭部33bがコネクタ嵌合部20のガイド溝21cにスライド係合することで、ユニット本体8が前後方向y及び左右方向xの2方向に位置決めされ、ユニット本体8とケース30の組立作業性がする。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように変形して実施することができる。
(1)係止リブ35を前壁33の外面に設ける代わりに、前壁33の内面に設けることも可能である。
(2)前壁33に係止リブ35を設ける代わりに係止孔を設け、コネクタ嵌合部20に係止孔に係合する係止突起を形成することも可能である。このような構成によっても、本実施形態と同様にして両側壁37の開きや倒れ等の変形を防止することができ、ロックの信頼性を向上することができる。
本発明に係る電子ユニットの一実施形態を示す斜視図である。 従来の電気部品の係止構造の一例を示す断面図である。 従来の電子ユニットの一例を示す斜視図である。
符号の説明
5 電子ユニット
8 ユニット本体
20 コネクタ嵌合部
21 コネクタハウジング
21a 係止爪
21b 係合溝(係合部)
21c ガイド溝
30 ケース
33 前壁(コ字状の壁部)
34 開口
35 係止リブ(係止部)
37 側壁
37a 係止孔

Claims (2)

  1. 外部コネクタと勘合するコネクタ嵌合部を横向きに有するユニット本体と、前記ユニット本体が収容されるように上方が開口されている箱型のケースとを備え、該ユニット本体と該ケースとが縦方向に合体してなる電子ユニットにおいて、
    前記コネクタ嵌合部が、コネクタハウジングと端子部とを有し、前記コネクタハウジングの両側の外壁が前記コネクタハウジングの上下の壁に比べ厚く形成され、
    前記ケースが、底壁並びに該底壁を囲む前壁と後壁と該前壁および該後壁に直交する左右の側壁とからなる周壁を有し、前記前壁に下端の壁部と両端の壁部を残して前記コネクタ嵌合部に対応して上方に開いたコ字状の開口部を有し、
    前記ケースの前記前壁の両端の壁部に板厚方向に突出する係止リブが設けられ、前記コネクタハウジングの両側の外壁に該係止リブがスライド係合する係合溝と前記ケースの前記前壁の両端の壁部がスライド係合するガイド溝とが、水平断面でL字状に連なって設けられていることを特徴とする電子ユニット。
  2. 前記ケースの両側壁に係止孔が設けられ、前記コネクタ嵌合部の該係止孔に対応する位置に係止爪が設けられ、該係止爪が該係止孔に係合することで該ユニット本体と該ケースとが係止されることを特徴とする請求項1記載の電子ユニット。
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