JP4120537B2 - 生体情報検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体の心拍情報を検出する生体情報検出装置に関するものである。
従来、この種の生体情報検出装置として、生体としての人体の心拍に基づく微小な振動信号を振動センサにより検出して生体の心拍情報を検出するものが提案されている。これは、心臓の拍出活動により人体がその共振振動数(約4〜7Hz)で微小振動し、心拍に同期したこの微小振動を振動センサで検出して心拍数等を演算、表示するもので、生体に電極等を装着せず、無拘束で検出できるという長所がある。但し、心拍に同期した振動信号が微小なため、例えば自動車で走行中の場合のように、外部からの振動ノイズがあると心拍に同期した振動信号が走行振動の影響を受け、心拍が検出できないという課題があった。この課題を解決するために、別にもう1つ振動センサを設け、2つの振動センサの出力信号の差分に基づいて心拍信号を出力するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図10(a)、(b)は前記公報に記載された従来の生体情報検出装置を示すものである。図10(a)に示すように、従来の生体情報検出装置1は、クリップ2に第1の加速度センサ3と、第2の加速度センサ4と、内部に中空部を有した樹脂製の媒体5から構成されている。尚、媒体5は心拍による生体の振動周波数成分を減衰する特性を有している。生体情報検出装置1はクリップ2により図10(b)に示すように自動車のシートベルト6に取付けられる。この際、第1の加速度センサ3が身体側に位置するようにする。
上記構成により、心拍による振動と走行振動は第1の加速度センサ3により検出されるが、媒体5により心拍による振動が減衰され、第2の加速度センサ4では走行振動のみを検出するので、第1の加速度センサ3と第2の加速度センサ4の出力信号の差分をとることにより心拍による振動信号のみを検出する。
特開平4−5950号公報
しかしながら、前記従来の構成では、心拍により人体が微小に振動すると同時に、走行振動により人体も振動し、共に人体の共振振動数(約4〜7Hz)で人体が振動するため、心拍による人体の微小振動が走行振動による大きな人体の振動に埋もれてしまう。
実際にセンサ出力を観測すると、第1の加速度センサ3では走行振動と走行振動による大きな人体の振動とが検出される。媒体5は人体の共振振動数(約4〜7Hz)を減衰するため、走行振動による大きな人体の振動は媒体5により減衰され、第2の加速度センサ4では走行振動が検出される。そこで第1の加速度センサ3と第2の加速度センサ4の出力信号の差分をとっても、走行振動による大きな人体の振動信号が得られるのみで、心拍による振動信号はより大きな人体の振動信号に埋もれてしまい、これを検出することが困難であるという課題を有していた。
また、走行振動がシートベルト6を介して第1の加速度センサ3と第2の加速度センサ4に伝播する過程で、媒体5での振動伝達に遅れが生じるため、第1の加速度センサ3と第2の加速度センサ4の出力信号には位相差が生じる。しかしながら、上記構成では出力信号の差分をとる場合に上記のような位相差を考慮していないため、差分により得られた信号に走行振動の成分が残存してしまうといった課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、外部からの振動ノイズがあっても生体の心拍情報を検出できる生体情報検出装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の生体情報検出装置は、生体の振動を検出する第1の振動検出手段と振動減衰手段を介して別に設けられた第2の振動検出手段との出力信号それぞれのパワースペクトルを第1の演算手段により演算し、演算した双方のパワースペクトルの差を周波数毎に第2の演算手段で演算し、前記第2の演算手段の演算結果に基づき予め設定した心拍の基本周波数領域でパワースペクトルの差が最大となる周波数を心拍情報として第3の演算手段が求めるものである。
これによって、例えば生体としての人体に走行振動が印加された場合、上記と同様に、心拍により人体が微小に振動すると同時に、走行振動により人体も振動し、共に人体の共振振動数(約4〜7Hz)で人体が振動するため、心拍による人体の微小振動が走行振動による大きな人体の振動に埋もれてしまうが、この時の人体の振動信号には通常1〜2Hz前後に現れる心拍の基本周波数領域の振動信号が含まれており、この振動信号成分を第1の振動検出手段と第2の振動検出手段の出力信号それぞれのパワースペクトルの差を演算することによって抽出する。すなわち、上記のような心拍の基本周波数領域の振動信号は第1の振動検出手段により検出されるが、第2の振動検出手段には振動減衰手段により減衰されて伝播される。そのため第1の振動検出手段と第2の振動検出手段の出力信号それぞれのパワースペクトルの差を周波数毎に演算し、予め設定した心拍の基本周波数領域でパワースペクトルの差が最大となる周波数を心拍情報として求めることができる。
そして、従来のように生体の共振振動数の周波数帯(約4〜7Hz)に注目するのではなく、通常1〜2Hz前後に現れる心拍の基本周波数領域に注目して心拍情報を求めているので、従来のように走行振動による大きな人体の振動信号に心拍信号が埋もれてしまい心拍情報を検出することができないといったことがない。
また、従来のように時間軸上で差分をとると位相差を考慮する必要があるが、本発明の生体情報検出装置は、周波数軸上でパワースペクトルの差を演算しているので、位相差を考慮せずに走行振動による周波数成分を除去して必要な周波数領域での解析が可能となる。
本発明の生体情報検出装置は、2つの振動検出手段のパワースペクトルの差を演算し、生体の共振振動数の周波数帯に注目するのではなく、心拍の基本周波数領域に注目して心拍情報を求めているので、外部からの振動ノイズがあっても生体の心拍情報を検出できる。
第1の発明は、生体の振動を検出する第1の振動検出手段と振動減衰手段を介して別に設けられた第2の振動検出手段との出力信号それぞれのパワースペクトルを第1の演算手段により演算し、演算した双方のパワースペクトルの差を周波数毎に第2の演算手段で演算し、前記第2の演算手段の演算結果に基づき予め設定した心拍の基本周波数領域でパワースペクトルが最大となる周波数を心拍情報として第3の演算手段が求めるものである。
そして、2つの振動検出手段のパワースペクトルの差を演算し、生体の共振振動数の周波数帯に注目するのではなく、心拍の基本周波数領域に注目して心拍情報を求めているので、外部からの振動ノイズがあっても生体の心拍情報を検出できる実用性の高い生体情報検出装置を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の接触物を、衣服、腕輪、ベルト、ネックレス、椅子、便座、浴槽、体重計、寝具、乗り物用座席、床面、携帯電話、PDA等、生体としての人体が生活上、その一部を接触しうる物体のうちの少なくとも1つであるとしたもので、日常生活で使われるさまざまな物体に第1の振動検出手段が配設されるので、いつでもどこでも心拍情報を得ることができ、利便性を向上できる。
第3の発明は、特に、第1の発明における第1の振動検出手段と振動減衰手段と第2の振動検出手段とがシート状に一体に成型され、自動車のシートベルトと座席上の生体との間に配設されたもので、シート状に成型されているのでシートベルトと座席上の生体との間で広範囲に心拍に基づく振動を検出することができるので、心拍情報の検出精度を向上できる。
第4の発明は、特に、第1の発明における第1の振動検出手段と振動減衰手段と第2の振動検出手段とはシート状に一体に成型されて座席背面側に内蔵され、前記第1の振動検出手段は座席背面に内蔵されたクッション部の座席裏面側に接して配設され、前記第2の振動検出手段は表面に弾性体からなるスペーサを備えたもので、シート状に成型されているので座席上の生体から座席背面側に伝播する心拍に基づく振動を広範囲に検出することができるので、心拍情報の検出精度を向上できる。また、第1の振動検出手段が座席背面に内蔵されたクッション部の座席裏面側に接して配設されているので、座席背面側での着座感に違和感がない。さらに、第2の振動検出手段は表面に弾性体からなるスペーサを備えており、走行振動が第2の振動検出手段に伝播する際にスペーサで減衰されて、不要な振動が第2の振動検出手段や第1の振動検出手段に伝播しにくくなるので、心拍情報の検出精度をさらに向上できる。
第5の発明は、特に、第3または第4の発明における第1の振動検出手段と第2の振動検出手段が、可撓性を有したケーブル状の圧電センサを基布に蛇行状に配設して成るもので、前記圧電センサの蛇行部における直線部分が座席の上下方向と略平行となるよう配設されたものである。そして、可撓性を有したケーブル状の圧電センサを使用しているので、屈曲配設が可能である等、配設の自由度を向上できるとともに、圧電センサの蛇行部における直線部分が座席の上下方向と略平行となるよう配設されているため、走行振動の主要振動成分である上下方向の振動を受けても圧電センサが変形しにくくなり、走行振動の影響を受けにくくなるので、検出精度を向上することができる。
第6の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明の振動減衰手段が、少なくとも心拍の基本周波数領域の振動を減衰する特性を備えたもので、第1の振動検出手段から第2の振動検出手段に心拍振動が伝播される際に振動減衰手段が少なくとも心拍の基本周波数領域の振動を減衰するため、心拍の基本周波数領域における第1の振動検出手段と第2の振動検出手段の出力信号それぞれのパワースペクトルの差がより明確にすることができるので、心拍情報の検出精度をさらに向上できる。
第7の発明は、第1〜第6のいずれか1つの発明の第1の演算手段が、第1の振動検出手段と前記第2の振動検出手段の出力信号それぞれに対し、ある時間幅で逐次、移動平均値を演算し、前記移動平均値の時系列データのパワースペクトルを演算するもので、移動平均値を演算することにより走行振動に起因する不要な振動成分を除去することができるので、心拍情報の検出精度をさらに向上できる。
第8の発明は、生体に直接配設されるか、または、生体に接触した接触物に配設され、前記生体の振動を検出する複数の振動検出手段をある振動減衰特性を有した振動減衰手段を介して配設し、それぞれの出力の周波数成分を求め、その差が心拍の基本周波数領域で最大となる周波数を心拍情報として求めるものであり、複数の振動検出手段のそれぞれの出力の周波数成分の差を求め、心拍の基本周波数領域に注目して心拍情報を求めているので、外部からの振動ノイズがあっても生体の心拍情報を検出できる実用性の高い生体情報検出装置を提供することができる。
第9の発明は、生体の振動を検出する第1の振動検出手段と、前記第1の振動検出手段に対向し、振動減衰特性を有した振動減衰手段を介して配設された第2の振動検出手段と、前記第1の振動検出手段と前記第2の振動検出手段のそれぞれの出力信号の周波数成分を求め、その差が心拍の基本周波数領域で最大となる周波数を心拍情報として求めるので、外部からの振動ノイズがあっても生体の心拍情報を検出できる実用性の高い生体情報検出装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における生体情報検出装置の感知ユニット7における構成図を示すものである。尚、本実施の形態では本発明の生体情報検出装置を用いて自動車の座席上の人体の心拍を検出する事例について説明する。
図1において、感知ユニット7は第1の振動検出手段8、振動減衰手段9、及び、、第2の振動検出手段10を備えている。第1の振動検出手段8は生体の振動を検出するもので、不織布やスポンジシート等からなる基布11に可撓性を有したケーブル状の圧電センサ12をに蛇行状に配設したものである。
振動減衰手段9は、少なくとも心拍の基本周波数領域の振動を減衰する特性を備えた弾性体からなる。このような弾性体としては、例えば基布11よりも厚みの大きいスポンジシート等を用いればよい。
第2の振動検出手段10は第1の振動検出手段8と同じ構成を有している。そして、第1の振動検出手段8と振動減衰手段9、及び、第2の振動検出手段10と動減衰手段9とは接着して一体化されている。
図2は、感知ユニット7を自動車の座席13に配設した場合の要部切欠き図である。本実施の形態では感知ユニット7を座席13の背面側に内蔵されている。そして、第1の振動検出手段8が座席背面に内蔵されたクッション部14の座席裏面側に接して配設され、第2の振動検出手段10はその表面に弾性体からなるスペーサ15を備え、スペーサ15は座席14のシートスプリング16とその連携部材により常時、押圧を受けるような位置に配設される。すなわち、感知ユニット7はスペーサ15を介して座席背面に内蔵されたクッション部14とシートスプリング16との間に挟まれて配設されている。
感知ユニット7は座席背面のクッション部14をすべてカバーする大きさがよいが、在席状態で人体と座席背面とがより密着する部位を考慮すると、感知ユニット7は座席背面のクッション部14において、在席時に人体の腰部に対応する位置から少なくとも肩甲骨の最下部に対応する位置までの範囲に配設されることが望ましい。
また、感知ユニット7を座席背面に配設する際、圧電センサ12の蛇行部分における直線部分が座席13の上下方向と略平行となるよう配設している。
図3は本実施の形態における生体情報検出装置のブロック図である。第1の演算手段17は第1の振動検出手段8と第2の振動検出手段10の出力信号それぞれに対し、AD変換を行ってデジタル値に変換した後、ある時間幅で逐次、移動平均値を演算し、前記移動平均値の時系列データのパワースペクトルを演算する。
第2の演算手段18は第1の演算手段17が演算した双方のパワースペクトルの差を周波数毎に演算する。第3の演算手段19は、第2の演算手段18の演算結果に基づき予め設定した心拍の基本周波数領域でパワースペクトルが最大となる周波数を心拍情報として求める。第4の演算手段20は第3の演算手段19で求められた周波数に60を掛けてこれを心拍数とする。
第1〜第4の演算手段は専用IC21に内蔵されている。専用IC21としては、例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ)を用いればよい。
また、必要に応じて、第4の演算手段19で求めた心拍数を制御手段22により表示部23に表示するよう制御してもよい。表示部23は、例えば車内のフロントパネルに専用の表示部を設けたり、ナビケーション装置のディスプレイに表示させる構成としてもよい。
以上のように構成された生体情報検出装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、自動車がアイドリング状態の場合について、図4に座席上の人体の心電図S0、第1の振動検出手段8の出力信号S1、第2の振動検出手段10の出力信号S2、S1とS2の差S3の時間的推移を表す特性図を示す。
図4に示すように、座席背面の人体側表面でなく、クッション部14の座席裏面側に感知ユニット7を配設してもS0で明確に認められる心拍に同期した信号がS1、S2の所々に認められる。従って、自動車の振動特性や経年変化にもよるが、アイドリング状態であれば、例えばS1のデータの自己相関関数を演算して心拍数を求めるといった公知の方法で心拍数を検出することが可能である。
尚、この出力の主要な振動成分は生体の共振振動数である約4〜7Hzであった。
また、特許文献1に開示されているようにS3を求めてみたが、この場合もやや不明瞭ではあるが心拍に同期した信号が所々に認められた。
次に、上記構成による心拍数の検出方法を図5に基づいて説明する。図5は本実施の形態における生体情報検出装置の心拍数検出のフローチャートである。
まず、ステップST1で第1の演算手段17が第1の振動検出手段8と第2の振動検出手段10の出力信号S1、S2それぞれに対し、AD変換を行ってデジタル値に変換した後、ある時間幅で逐次、移動平均値A1、A2を演算する。
次に、ステップST2で第1の演算手段17がA1、A2の時系列データのパワースペクトルを演算する。
そして、ステップST3で第2の演算手段18は第1の演算手段17が演算したS1、S2双方のパワースペクトルの差を周波数毎に演算する。
そして、ステップST4で第3の演算手段19は、第2の演算手段18の演算結果に基づき予め設定した心拍の基本周波数領域でパワースペクトルが最大となる周波数を心拍情報として求める。
この時の手順を図6を用いて説明する。図6はステップST3で第2の演算手段18が演算したS1、S2双方のパワースペクトルの差を示した特性図である。図6より、心拍の基本周波数領域である約1〜2Hzの周波数領域f0において明確なピークが認められ、このピークでの周波数はS0から演算される心拍の周波数と一致した。従って、図6に示した特性に基づき、心拍の基本周波数領域である約1〜2Hzの周波数領域f0でパワースペクトルの差がP1のように最大となる周波数f1を心拍情報、すなわち、心拍の周波数として求めることができる。
f1が求まるとステップST5で第4の演算手段20は第3の演算手段19で求められた周波数に60を掛けてこれを心拍数とする。そして、ステップST6で求めた心拍数を表示部23に表示する。
ステップST1〜ST6の処理は予め定められた単位時間毎に繰り返され、単位時間毎に心拍数が検出される。
次に、自動車が走行状態の場合について、図7に座席上の人体の心電図S0、第1の振動検出手段8の出力信号S1、第2の振動検出手段10の出力信号S2、S1とS2の差S3の時間的推移を表す関係図を示す。
図7に示すように、走行振動により座席上の人体が加振され、S1、S2ともに信号が飽和するほどの大きな出力が第1の振動検出手段8と第2の振動検出手段9から発生している。この出力の主要な振動成分は生体の共振振動数である約4〜7Hzであった。
従って、図4で示したようなアイドリング状態での心拍に同期した信号は走行振動による身体の加振により発生する信号成分に埋もれてしまい、S1、S2では確認することはできない。
また、S1とS2の差であるS3においても、アイドリング状態では心拍に同期した信号が所々に認められたが、図7では全く認められない。
そこで、図5に示した処理手順に基づき、ステッブST1〜ステップST3の処理を行うと、S1、S2双方のパワースペクトルの差が図8のように得られる。すなわち、図8より、心拍の基本周波数領域である約1〜2Hzの周波数領域f0において、この場合も明確なピークが認められ、このピークでの周波数はS0から演算される心拍の周波数と一致した。従って、図8に示した特性に基づき、心拍の基本周波数領域である約1〜2Hzの周波数領域f0でパワースペクトルの差がP2のように最大となる周波数f2を心拍情報、すなわち、心拍の周波数として求めることができる。
f2が求まるとステップST5で第4の演算手段20は第3の演算手段19で求められた周波数に60を掛けてこれを心拍数とする。そして、ステップST6で求めた心拍数を表示部23に表示する。
ステップST1〜ST6の処理は予め定められた単位時間毎に繰り返され、単位時間毎に心拍数が検出される。
以上のように、本実施の形態においては、2つの振動検出手段のパワースペクトルの差を演算し、生体の共振振動数の周波数帯に注目するのではなく、心拍の基本周波数領域に注目して心拍情報を求めているので、外部からの振動ノイズがあっても生体の心拍情報を検出できる実用性の高い生体情報検出装置を提供することができる。
また、感知ユニット7がシート状に成型されていて座席上の生体から座席背面側に伝播する心拍に基づく振動を広範囲に検出することができるので、心拍情報の検出精度を向上できる。また、第1の振動検出手段8が座席背面に内蔵されたクッション部14の座席裏面側に接して配設されているので、座席背面側での着座感に違和感がない。さらに、第2の振動検出手段10は表面に弾性体からなるスペーサ15を備えており、走行振動が第2の振動検出手段10に伝播する際にスペーサで減衰されて、不要な振動が第2の振動検出手段10や第1の振動検出手段8に伝播しにくくなるので、心拍情報の検出精度をさらに向上できる。
また、可撓性を有したケーブル状の圧電センサ12を使用しているので、屈曲配設が可能である等、配設の自由度を向上できるとともに、圧電センサ12の蛇行部分における直線部分が座席7の上下方向と略平行となるよう配設されているため、走行振動の主要振動成分である上下方向の振動を受けても圧電センサ12が変形しにくくなり、走行振動の影響を受けにくくなるので、検出精度を向上することができる。
また、振動減衰手段9が、少なくとも心拍の基本周波数領域の振動を減衰する特性を備えたもので、第1の振動検出手段8から第2の振動検出手段10に心拍振動が伝播される際に振動減衰手段9が少なくとも心拍の基本周波数領域の振動を減衰するため、心拍の基本周波数領域における第1の振動検出手段8と第2の振動検出手段10の出力信号それぞれのパワースペクトルの差がより明確にすることができるので、心拍情報の検出精度をさらに向上できる。
また、第1の演算手段17が、第1の振動検出手段8と第2の振動検出手段10の出力信号それぞれに対し、ある時間幅で逐次、移動平均値を演算し、前記移動平均値の時系列データのパワースペクトルを演算するもので、移動平均値を演算することにより走行振動に起因する不要な振動成分を除去することができるので、心拍情報の検出精度をさらに向上できる。
尚、上記第1の実施の形態では、感知ユニット7を自動車の座席の背面に配設した構成であったが、図9に示すように、感知ユニット7が第1の振動検出手段8と振動減衰手段9と第2の振動検出手段10とがシート状に一体に成型され、自動車のシートベルト6と座席上の生体との間に配設された構成としてもよく、シート状に成型されているのでシートベルトと座席上の生体との間で広範囲に心拍に基づく振動を検出することができるので、心拍情報の検出精度を向上できる。
また、第1の振動検出手段8に接触する接触物を、衣服、腕輪、ベルト、ネックレス、椅子、便座、浴槽、体重計、寝具、乗り物用座席、床面、携帯電話、PDA等、生体としての人体が生活上、その一部を接触しうる物体のうちの少なくとも1つであるとした構成としてもよく、日常生活で使われるさまざまな物体に第1の振動検出手段が配設されるので、いつでもどこでも心拍情報を得ることができ、利便性を向上できる。
また、第1の振動検出手段および第2の振動検出手段は圧電センサに限定するものではなく、例えば静電容量型の振動センサやひずみゲージ、光ファイバー型振動センサ等、他の振動センサを使用してもよい。
以上のように、本発明にかかる生体情報検出装置では、外部からの振動ノイズがあっても生体の心拍情報を検出することが可能となるので、自動車等の乗り物用座席での心拍検出に適用できる他、歩行中や運動中での心拍検出にも適用できる。また、ベッドでの心拍検出において周りの人の歩き回りや交通による伝播振動による影響を排除して検出の信頼性を向上することにも適用できる。
本発明の実施の形態1における生体情報検出装置の感知ユニット7の構成図 同装置の感知ユニット7を自動車の座席13に配設した場合の要部切欠き図 同装置のブロック図 同装置を適用した自動車がアイドリング状態の場合の座席上の人体の心電図S0、第1の振動検出手段8の出力信号S1、第2の振動検出手段10の出力信号S2、S1とS2の差S3の時間的推移を表す特性図 同装置における心拍数検出のフローチャート アイドリング状態の場合に第2の演算手段18が演算したS1、S2双方のパワースペクトルの差を示した特性図 同装置を適用した自動車が走行状態の場合の座席上の人体の心電図S0、第1の振動検出手段8の出力信号S1、第2の振動検出手段10の出力信号S2、S1とS2の差S3の時間的推移を表す特性図 走行状態の場合に第2の演算手段18が演算したS1、S2双方のパワースペクトルの差を示した特性図 同装置の感知ユニット7を自動車のシートベルト6と座席上の生体との間に配設した構成図 (a)従来の生体情報検出装置の構成図 (b)従来の生体情報検出装置をシートベルトに装着した構成図
符号の説明
8 第1の振動検出手段
9 振動減衰手段
10 第2の振動検出手段
11 基布
12 圧電センサ
13 座席
14 クッション部
15 スペーサ
17 第1の演算部
18 第2の演算部
19 第3の演算部
20 第4の演算部

Claims (9)

  1. 生体に直接配設されるか、または、生体に接触した接触物に配設され、前記生体の振動を検出する第1の振動検出手段と、前記第1の振動検出手段に対向し、予め設定された振動減衰特性を有した振動減衰手段を介して配設された第2の振動検出手段と、前記第1の振動検出手段と前記第2の振動検出手段の出力信号それぞれのパワースペクトルを演算する第1の演算手段と、前記第1の演算手段で演算された双方のパワースペクトルの差を周波数毎に演算する第2の演算手段と、前記第2の演算手段の演算結果に基づき予め設定した心拍の基本周波数領域でパワースペクトルの差が最大となる周波数を心拍情報として求める第3の演算手段とを備えた生体情報検出装置。
  2. 接触物は、衣服、腕輪、ベルト、ネックレス、椅子、便座、浴槽、体重計、寝具、乗り物用座席、床面、携帯電話、PDA等、生体としての人体が生活上、その一部を接触しうる物体のうちの少なくとも1つである請求項1記載の生体情報検出装置。
  3. 第1の振動検出手段と振動減衰手段と第2の振動検出手段とはシート状に一体に成型され、自動車のシートベルトと座席上の生体との間に配設された請求項1記載の生体情報検出装置。
  4. 第1の振動検出手段と振動減衰手段と第2の振動検出手段とはシート状に一体に成型されて座席背面側に内蔵され、前記第1の振動検出手段は座席背面に内蔵されたクッション部の座席裏面側に接して配設され、前記第2の振動検出手段は表面に弾性体からなるスペーサを備えた請求項1記載の生体情報検出装置。
  5. 第1の振動検出手段と第2の振動検出手段は、可撓性を有したケーブル状の圧電センサを基布に蛇行状に配設して成るもので、前記圧電センサの蛇行部分における直線部分が座席の上下方向と略平行となるよう配設された請求項3または4記載の生体情報検出装置。
  6. 振動減衰手段は少なくとも心拍の基本周波数領域の振動を減衰する特性を備えた請求項1〜5のいずれか1項記載の生体情報検出装置。
  7. 第1の演算手段は、第1の振動検出手段と前記第2の振動検出手段の出力信号それぞれに対し、ある時間幅で逐次、移動平均値を演算し、前記移動平均値の時系列データのパワースペクトルを演算する請求項1〜6のいずれか1項記載の生体情報検出装置。
  8. 生体に直接配設されるか、または、生体に接触した接触物に配設され、前記生体の振動を検出する複数の振動検出手段をある振動減衰特性を有した振動減衰手段を介して配設し、それぞれの出力の周波数成分を求め、その差が心拍の基本周波数領域で最大となる周波数を心拍情報として求める生体情報検出装置。
  9. 生体の振動を検出する第1の振動検出手段と、前記第1の振動検出手段に対向し、振動減衰特性を有した振動減衰手段を介して配設された第2の振動検出手段と、前記第1の振動検出手段と前記第2の振動検出手段のそれぞれの出力信号の周波数成分を求め、その差が心拍の基本周波数領域で最大となる周波数を心拍情報として求めることを特徴とした生体情報検出装置。
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