JP4057171B2 - 情報同期システムおよび記録媒体 - Google Patents

情報同期システムおよび記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4057171B2
JP4057171B2 JP32630398A JP32630398A JP4057171B2 JP 4057171 B2 JP4057171 B2 JP 4057171B2 JP 32630398 A JP32630398 A JP 32630398A JP 32630398 A JP32630398 A JP 32630398A JP 4057171 B2 JP4057171 B2 JP 4057171B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
management table
groupware
personal information
data
change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32630398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000148691A (ja
Inventor
明毅 高松
譲 植田
祐一 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
PFU Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
PFU Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, PFU Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP32630398A priority Critical patent/JP4057171B2/ja
Publication of JP2000148691A publication Critical patent/JP2000148691A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4057171B2 publication Critical patent/JP4057171B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グループ内での情報同期システムに関し、特に、グループ内でのスケジュール、作業項目、アドレス、依頼事項等の情報を一致させる情報同期システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
グループでの作業を支援するために開発されたシステム、すなわち、グループウェアは、近年のネットワークの向上に伴って広く使用されている。グループ内の各作業者は、このようなグループウェアを利用して、コミュニケーションを行うことによって、また、情報を共有することによって、グループ内の生産性の向上を図っている。このようなグループウェアは、例えば、グループウェア全体を管理するサーバ装置と、このサーバ装置にネットワークを介して接続された複数のクライアント装置とから構成されている。
【0003】
また、グループ内の各作業者は、自己のスケジュール、作業項目、アドレス、依頼事項等を管理する個人情報管理システムを利用して作業の効率の向上を図っている。このような個人情報管理システムは、作業者を取り巻く環境に応じて、クライアント装置に構築されたり、いつでもデータを入力できる携帯可能な携帯情報端末等に構築されたり、オフィスのデスクトップパソコン等に構築される。
【0004】
このようなグループウェアと個人情報管理システムを連携させるシステム、すなわち、情報同期システムによれば、グループウェアによって複数の作業者の個人情報(スケジュール等)が管理され、また、個人情報システムのデータによって仕事量が調整され、これにより、生産性の向上が図られている。
【0005】
特開平8‐221477号公報は、仕事の忙しい時期と暇な時期を調整することが可能なスケジュール管理システムを開示している。このスケジュール管理システムによれば、互いのスケジュール、仕事の負荷を公開することで、各グループメンバー(作業者)は、仕事負荷のバランスを考え合わせて他の作業者に仕事の依頼をすることができる。
【0006】
また、特開平8‐221477号公報は、個人やグループ, 施設予約, 及び工程管理等に関するスケジュール管理機能と、ワープロ、図形、表計算等のアプリケーションプログラムを用いて作成したファイルを利用したスケジュール管理システムを開示している。このスケジュール管理システムによれば、各種スケジュールを照合した総合的スケジューリングを円滑に行うことができる。
【0007】
このような情報(スケジュール)管理システムを構成する個人情報管理システムは、複数の環境にて構築される(たとえば、デスクトップコンピュータや携帯端末が個人情報管理システムとして使用される)ことが多く、個人情報管理システム間では、データが直接送受信されていない。また、グループウェアは、グループ内で作業を進めるために使用されるシステムなので、他人からの依頼スケジュール、依頼事項(TODO)等の他の作業者から依頼されるデータ(以下、「依頼データ」と云う)が存在する。このように個人情報管理システムは、使用環境も異なるそれぞれ独立したシステムなので、依頼データに基づいて個人情報管理システムのデータを変更しなければならない。たとえば、ある個人情報管理システムがスケジュールの変更の依頼するとき、そのスケジュールに関係する作業者の個人情報管理システムのデータも書き換えなければならない。
【0008】
従来の情報管理システムでは、依頼元の作業者(以下、「依頼元人」と云う)がスケジュール等のデータを変更するときは、依頼元人が依頼先の作業者(以下、「依頼先人」と云う)に変更依頼通知を発信し、依頼先人が自身の個人情報管理システムのデータを変更していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の情報管理システムにおいては、個人情報管理システムのデータは、依頼データに単純に一致させることができない。すなわち、個人情報管理システムの作業者(操作者)が個人情報管理システムを操作しなければ、他の作業者からの依頼データをその個人情報管理システムに反映させることはできない。
【0010】
そのため、同じ件について、グループウェアのデータと個人情報システムのデータとが異なってしまう場合がある。たとえば、会議開催依頼の件について、グループウェアは変更前の依頼データを保持し、個人情報管理システムは変更後の依頼データを保持してしまう場合がある。
【0011】
また、グループウェアのデータが、グループウェアの承認を得ることなく変更されてしまう場合がある。たとえば、会議開催データ(日時等)が変更されたにも関わらず、グループウェアが変更前の会議開催データを保持したままの場合がある。
【0012】
したがって、本発明は、グループウェアのデータと個人情報管理システムのデータを一致させることができると共に、個人情報管理システム同士のデータを電子メールを利用して一致させることができる情報管理システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために以下のような手段を採用した。
すなわち、本発明の第1態様は、複数の作業者から成るグループでの作業を支援するグループウェアシステムと前記複数の作業者に関する個人情報をそれぞれ管理する複数の個人情報管理システム間で情報を同期させる情報同期システムである。この情報同期システムは、グループウェアシステムを構成するグループウェア端末が保持するグループウェア情報を格納するグループウェア管理テーブルと、各個人情報管理システムを構成する個人情報端末が保持する個人情報を格納し、変更後の個人情報に基づいて前記グループウェア情報が変更されるときに参照される同期管理テーブルとを備えた。
【0014】
これにより、個人情報端末の情報が変更された場合でも、同期管理テーブルがグループウェア管理テーブルのグループウェア情報と個人情報管理テーブルの個人情報との関係を示しているので、グループウェア情報と個人情報を一致させることができる。
【0015】
このような情報同期システムにおいては、前記グループウェアシステムは、それぞれが前記グループウェア管理テーブルを有する複数のグループウェア端末を備えてもよい。また、前記個人情報端末は、前記第個人情報管理テーブルを備えてもよい。さらに、1台の端末が前記個人情報端末及び前記グループウェア端末として使用されてもよい。
【0016】
本発明の第2態様は、複数の作業者から成るグループでの作業を支援するグループウェアシステムと前記複数の作業者に関する情報をそれぞれ管理する複数の個人管理システムとから構成される情報同期システムである。この情報同期システムは、前記グループウェアシステムの情報を格納して管理するグループウェア情報管理部と、各個人情報管理システムの情報を格納して管理する個人情報管理部と、前記グループウェア情報管理部に格納された情報と前記個人情報管理部に格納された情報との関係を示す同期管理部と、前記個人情報管理部に格納された情報が変更されたとき、変更後の情報を前記グループウェア情報管理部に通知する通知部とを備えた。
【0017】
これにより、個人情報管理部に格納された情報に対して変更が要求されたとき、変更された情報が同期管理手段及びグループウェア情報管理手段を介して他の個人情報管理システムの個人情報管理部に送信されるので、グループウェアシステムがこの新たな情報を認識した上で、すなわち、個人情報管理システムの情報とグループウェアの情報が一致した上で、他の個人情報管理システムの作業者に新たな情報を通知することができる。
【0018】
この場合、前記グループ情報管理部に通知された変更後の情報を表示部に表示させる手段を備えることが好ましい。
本発明の第3態様は、複数の作業者から成るグループでの作業を支援するグループウェアシステムに対して、前記グループを構成する作業者の個人情報を管理する個人情報管理システムを介して入力された個人情報を通知する情報通知システムである。この情報通知システムは、前記個人情報を格納する個人情報管理部と、前記グループウェアシステムが保持するグループウェア情報と前記個人情報管理手段に格納された前記個人情報との関係を示す同期管理部と、前記個人情報管理システムを介して個人情報が入力されたとき、前記同期管理手段を参照してその入力された個人情報を前記グループウェアに通知する通知部とを備えた。
【0019】
これにより、ある作業者が個人情報管理システムを介して他の作業者の個人情報の変更依頼を入力し、その変更依頼はグループウェアシステムに送信されるので、グループウェアシステムがこの新たな情報を認識した上で、他の個人情報管理システムの作業者に変更依頼を通知することができる。
【0020】
この場合、前記グループウェアシステムは、グループウェアシステム全体を管理するメインプロセッサと、このメインプロセッサにネットワークを介して接続された複数のサブプロセッサとを備え、また、各サブプロセッサが前記同期管理手段と前記通知手段を備えてもよい。
【0021】
本発明の第4態様は、複数の作業者から成るグループでの作業を支援するグループウェアシステムに対して、前記グループを構成する作業者の個人情報を管理する個人情報管理システムを介して入力された個人情報を通知する情報通知システムである。この情報通知システムは、前記グループウェアが保持するグループウェア情報と前記個人情報管理手段に格納された前記個人情報との関係を示す同期管理手段と、前記個人情報管理システムを介して個人情報が入力されたとき、前記同期管理手段を参照してその入力された個人情報を前記グループウェアに通知する通知手段とを備えた。
【0022】
本発明の第5態様は、複数の作業者から成るグループでの作業を支援するグループウェアシステムに対して、前記グループを構成する作業者の個人情報を管理する個人情報管理システムを介して入力された個人情報を通知する情報同期方法である。この情報同期方法においては、入力された個人情報を個人情報管理システムが受け付け、前記グループウェアが保持するグループウェア情報と前記入力された個人情報との関係が示され、前記関係を参照して前記入力された個人情報を前記グループウェアに通知される。
【0023】
本発明の第6態様は、複数の作業者から成るグループでの作業を支援するグループウェアシステムに対して、前記グループを構成する作業者の個人情報を管理する個人情報管理システムを介して入力された個人情報を通知するプログラムを格納するコンピュータ可読媒体である。このプログラムは、入力された個人情報を個人情報管理システムが受け付けるステップと、前記グループウェアが保持するグループウェア情報と前記入力された個人情報との関係を示すステップと、前記関係を参照して前記入力された個人情報を前記グループウェアに通知するステップとから成る。
【0024】
本発明の第7態様は、複数の作業者から成るグループでの作業を支援するグループウェアシステムに対して、前記グループを構成する作業者の個人情報を管理する個人情報管理システムを介して入力された個人情報を通知するプログラムを格納するコンピュータ可読媒体である。このプログラムは、前記グループウェアが保持するグループウェア情報と前記入力された個人情報との関係を示すステップと、前記関係を参照して前記入力された個人情報を前記グループウェアに通知するステップとから成る。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を具体的に説明する。
<全体構成>
図1は、本発明に係る実施形態の情報管理システムの構成を示す図であり、図2は、情報管理システムの機能を説明するブロック図である。
【0026】
情報管理システム10は、図1に示すように、グループウェア全体を管理するサーバ装置Sと、ネットワークNWを介してサーバ装置Sに接続される複数のクライアント装置C1、C2…Cnと、クライアント装置C1とデータ通信を行う携帯情報端末(PDA:Personal Data Assistant)17、クライアント装置C2とデータ通信を行う小型パソコン18と、クライアント装置Cnとデータ通信を行うデスクトップパソコン20を備えている。
【0027】
クライアント装置C1のメモリには、グループウェアシステムのデータを格納するグループウェア管理テーブル12と、グループウェアシステムの情報と個人情報管理システムの個人情報とを一致させるためのデータを格納する同期管理テーブル14と、このクライアント装置C1を操作する作業者に関する個人情報(スケジュール、アドレス、作業項目、依頼事項等)を格納する個人情報管理テーブル16が展開されている。また、他のクライアント装置C2…Cnにも、グループウェア管理テーブル12、同期管理テーブル14及び個人情報管理テーブル16がそれぞれ展開されている。
【0028】
クライアント装置C1と携帯情報端末17との間は、赤外線を介してデータが送受信され、クライアントC2と小型パソコン18との間は、ケーブルを介して接続され、そのケーブルを介してデータが送受信される。また、クライアント装置Cnとデスクトップパソコン20との間は、ケーブルを介してデータを送受信する。なお、クライアント装置C1、C2…Cnと携帯機器等とのデータ通信は、PCカード経由を含めどのようなインタフェースを使用して行ってもよい。
【0029】
図2に示すように、この情報管理システム10は、グループウェアシステムGWを構成するサーバープログラムSV及び複数のクライアントプログラムCL1、CL2…CLnと、個人情報管理システムP1、P2…Pnを構成するPIM(Personal Information Managment)プログラムP1、P2…Pnと、クライアントプログラムCL1、CL2…CLnとPIMプログラムP1、P2…Pnとのインタフェースを提供する同期管理AP(アプリケーションプログラム)S1、S2…Sn及びメール作成・送受信プログラムM1、M2…Mnと、各端末にインストールされている端末AP K1、K2…Knとから構成されている。この端末AP K1、K2…Knは、それぞれPIMプログラムP1、P2…Pnと連携する機能を備えているので、端末AP K1、K2…Knを介して入力された情報は、それぞれPIMプログラムP1、P2…Pnの情報に反映される。
【0030】
サーバプログラムSVは、図1のサーバ装置Sを動作させるプログラムであり、グループウェアシステムGW全体を管理する。このサーバプログラムSVは、データ管理, クライアント間の情報共有, ネットワーク管理, セキュリティ管理等を行う。
【0031】
クライアントプログラムCL1、CL2…CLnは、図1のクライアント装置C1、C2…CnをグループウェアシステムGWの端末として動作させるプログラムである。
【0032】
同期管理AP S1、S2…Sn、PIMプログラムP1、P2…Pn及びメール作成・送受信プログラムM1、M2…Mnは、それぞれ、図1のクライアント装置C1、C2…Cnにて実行される。
【0033】
同期管理AP S1、S2…Snは、クライアント装置C1、C2…Cnに同期管理テーブル14を展開する。PIMプログラムP1、P2…Pnは、個人情報(スケジュール、アドレス等)を管理する。メール作成・送受信プログラムM1、M2…Mnは、端末AP K1、K2…Kn及びPIMプログラムP1、P2…Pnを介して他の作業者の個人情報の変更や追加(削除)が要求されたとき、メールを作成してグループウェアシステムGWに送信する。また、グループウェアシステムGWを介して他の作業者が個人情報の変更や追加(削除)を要求してきたときに、その要求(メール)は、このメール作成・送受信プログラムM1、M2…Mnによって受信される。このとき、PIMプログラムP1、P2…Pnは、他の作業者からの要求に基づいて個人情報を書き換える。
【0034】
すなわち、図1に示す携帯情報端末17から入力された情報は、クライアント装置C1に構築されている個人情報管理システムに反映され、さらに、そのクライアント装置C1に構築されているグループウェアシステムに反映される。また、グループウェアシステムを構成する他のクライアント装置から情報がサーバ装置Sを介してクライアント装置C1に送信されてきたとき、その情報はクライアント装置C1に構築されている個人情報管理システムに反映され、さらに、携帯情報端末17に反映される。
【0035】
たとえば、携帯情報端末17からスケジュールの変更依頼が入力されたとき、クライアント装置C1に構築されている個人管理システムがその変更依頼情報を受けとり、その変更依頼情報に基づいてメールを作成する。そして、作成されたメールは、グループウェアシステムとしてのクライアント装置C1からサーバ装置Sを介して依頼先のクライアント装置に送られる。これに対し、他の作業者からグループウェアシステムを介して変更依頼メールがクライアント装置C1に送られてくると、個人情報システムとしてのクライアント装置C1は、その変更依頼メールを受信し、そのメールに基づいて個人情報(スケジュール)を書き換える。そして、書き換えられた個人情報は、携帯情報端末17に反映される。
【0036】
尚、クライアントプログラム、同期管理AP、PIMプログラム、及びメール作成・送受信プログラムを、一つの記憶媒体(CD‐ROM等)に格納し、一つのアプリケーションソフトウェアとして扱ってもよい。
【0037】
<テーブル>
同期管理テーブル14は、図3(a)及び図4(a)に示すように、いつ更新されたかを示す更新最終日時(date)が付され、グループウェアのデータIDを格納するフィールドと、個人情報管理システムのデータIDを格納するフィールドと、依頼フラグを格納するフィールドとを備えている。グループウェアのデータID「1234」は、グループウェア側の件(依頼事項等)を識別するためのIDであり、個人情報管理システムのデータID「1111」は、個人情報管理システム側の件(依頼事項等)を識別するためのIDであり、依頼フラグ「依頼」は、他の作業者からの依頼事項であるか否かをを示すフラグである。
【0038】
グループウェア管理テーブル12は、上述したように各クライアント装置C1、C2…Cnにて展開され、図3(b)及び図4(b)に示すように、どの件のデータであるかを識別するデータIDを格納するフィールドと、データの状態(同期済み、新規、変更、削除)を示す状態フラグを格納するフィールドと、他の作業者からの依頼事項であるか否かを示す依頼フラグを格納するフィールドと、どのような件(打ち合わせ依頼等)であるかを示す件名1、件名2…を格納するフィールドから構成されている。
【0039】
個人情報管理テーブル16は、図3(c)及び図4(c)に示すように、どの件のデータであるかを識別するデータIDを格納するフィールドと、データの状態を示す状態フラグを格納するフィールドと、どのような件(打ち合わせ依頼等)であるかを示す件名1、件名2…を格納するフィールドとから構成されている。
【0040】
データの状態は、グループウェアのデータと個人情報管理システムのデータとが同期済みである場合と、新規にグループウェア管理テーブル12や個人情報管理テーブル16に登録されたデータである場合と、既に登録されたデータに対して変更を要求する場合と、既に登録されたデータを削除する場合とに分けられる。なお、データの状態は、状態フラグを使用せずに更新日時に基づいて管理してもよい。その場合、状態フラグを格納するフィールドに作成・変更・同期された日付を格納し、これらの日付と同期管理テーブルに付された更新日時に基づいてデータの状態を判断してもよい。
【0041】
このようなテーブル12、14、16を使用して、グループウェアのデータと個人情報管理システムのデータを同期させる場合について、クライアント装置C1を例にして説明する。
【0042】
まず、グループウェアシステムのデータIDと個人情報管理システムのデータIDとに基づいて、クライアント装置C1は、それぞれ、グループウェアシステムにおける該当データと個人管理システムの該当データを認識する。そして、認識した個人情報管理システムのデータ、すなわち、個人情報管理テーブル16におけるデータが、携帯情報端末16を介して変更されたデータであり、かつ、変更を依頼するデータであるとき、グループウェア管理テーブル12に保持されている元のデータと、個人情報管理テーブル16に保持された変更データとを、グループウェア管理テーブル12と個人情報管理テーブル16に新規に登録し、同期管理テーブル14には、元データと変更データのデータIDの組み合わせを登録する。
【0043】
たとえば、クライアント装置C1は、図3(a)に示された同期管理テーブル14のグループウェアデータID「1234」に基づいて、グループウェア管理テーブル12の状態フラグ「同期済み」、依頼フラグ「依頼」、件名「打ち合わせ」等を認識する。また、クライアント装置C1は、図3(a)に示された同期管理テーブル14のデータID「1111」に基づいて、図3(c)個人情報管理テーブル16の状態フラグ「変更」、件名「打ち合わせ」等を認識する。この場合、データが個人情報管理システムにて変更され、かつ、他の作業者に依頼をするための依頼データなので、グループウェア管理テーブル12に保持されている元のデータ(データID「1234」)、個人情報管理テーブル16の元データ(データID「1111」)、グループウェア管理テーブル12の変更後のデータ(データID「5678」)及び個人管理テーブル16aの変更後のデータ(データID「2222」)を、図4(b)及び図4(c)に示すように、グループウェア管理テーブル12と個人情報管理テーブル16とにそれぞれ新規に登録する。そして、図4(a)に示すように同期管理テーブル14に元データの組み合わせと、変更後データの組み合わせを登録する。
【0044】
このように、同期管理テーブル14は、元データの組み合わせと変更後データの組み合わせを保持するので、ある作業者から他の作業者への依頼事項を確実に管理することができる。
【0045】
<全体処理>
次に、本実施形態の同期システムによる処理内容を説明する。
図5は、同期システムによる処理内容を示したフローチャートである。以下、クライアント装置C1内のグループウェアシステムの情報と個人管理システムの情報を同期させる場合を例にして説明する。
【0046】
まず、クライアント装置C1は、グループウェアのデータ読み出しポインタを初期化し(S01)、グループウェア管理テーブル12内のデータ(データID、状態、依頼フラグ、件名1、件名2等)を読み出す(S02)。
【0047】
そして、クライアント装置C1は、グループウェア管理テーブル12のデータIDをキーにして(基づいて)、同期管理テーブル14から個人情報管理テーブル16を検索するためのデータIDを取得する(S03)。たとえば、図3(b)に示すように、グループウェア管理テーブル12のデータID「1234」をキーにして、同期管理テーブル14から個人情報管理テーブル16のデータID「1111」を取得する。
【0048】
クライアント装置C1は、個人情報管理テーブル16のデータIDをキーにして(基づいて)、該当する個人情報システムのデータを取得する(S04)。たとえば、図3(c)に示すように、個人情報管理テーブル16のデータID「1111」をキーにして、状態フラグが「変更」であり、件名1が「打ち合わせ」であるデータを取得する。
【0049】
そして、クライアント装置C1は、グループウェア管理テーブル12から読み出したデータと個人情報管理テーブル16から読み出したデータについて、それぞれ、状態フラグが「変更」であるか否かを判断する(S05)。
【0050】
グループウェア管理テーブル14の状態フラグのみが「変更」であるとき、クライアント装置C1は、読み出したグループウェアシステムのデータを取得した個人情報管理システムのデータに反映させ(S06)、グループウェアの状態フラグを「同期済み」に変更する(S07)。
【0051】
また、個人情報管理テーブル16の状態フラグのみが「変更」であるとき、クライアント装置C1は、取得した個人情報テーブル16の依頼フラグが「依頼」であるか否か、すなわち、他の作業者への依頼であるか否かを判断する(S08)。
【0052】
依頼フラグが「依頼」でないとき、クライアント装置C1は、取得した個人情報テーブル16のデータをグループウェア管理テーブル12から読み出したデータに反映させ(S09)、グループウェアの状態フラグを「同期済み」に変更する(S10)。
【0053】
依頼フラグが「依頼」であるとき、クライアント装置C1は、依頼先の作業者にメールを出す依頼時の処理を行う(S11)。なお、この依頼時の処理については後述する。
【0054】
S05にてグループウェア管理テーブル12の状態フラグと個人情報管理管理テーブル16の状態フラグが双方とも「変更」であると判断されたとき、クライアント装置C1は、双方の変更処理、すなわち、グループウェア管理テーブル12の状態フラグが「変更」であるときに実行される処理(S06、S07)と個人情報管理テーブル16の状態フラグが「変更」であるときに実行される処理(S08〜S11)を実行する。
【0055】
そして、グループウェア管理テーブル12の状態フラグが「変更」であるときに実行される処理(S06、S07)の終了後、個人情報管理テーブル16の状態フラグが「変更」であるときに実行される処理(S08〜S11)の終了後、又は、双方の状態フラグが「変更」であるときに実行される処理(S12)の終了後、読み出されたグループウェアのデータが最後のデータであるか否かが判断される(S13)。そして、最後のデータではないとき、処理はステップS02に戻され、ステップS02〜S13の処理が繰り返される。最後のデータであるときは、処理は終了する。
【0056】
<依頼時の処理>
次に、図5に示された依頼時の処理(S11)について、図3及び図4に示す3種類のテーブル12、14、16と、図6に示す依頼時の処理のフローチャートを参照して説明する。
【0057】
まず、クライアント装置C1は、グループウェア管理テーブル12のデータを個人情報管理テーブル16に新規に登録する(S21)。たとえば、図3(b)に示すように、グループウェア管理テーブル12においてデータID「1234」で識別されたデータを、図4(b)に示すように、個人情報管理テーブル16にデータID「2222」として新規に格納する。
【0058】
クライアント装置C1は、それぞれ、グループウェア管理テーブル12のデータID「1234」で識別されたデータの件名フィールドと、個人情報管理テーブル16のデータID「2222」で識別されたデータの件名フィールドとに、「変更依頼中‐元データ」の文字列を追加する(S22)。
【0059】
クライアント装置C1は、S21にて個人情報管理テーブル16に新規に作成されたデータのデータID「2222」を、同期管理テーブル14においてデータID「1234」で識別されるレコードの個人情報管理システムデータIDフィールドに格納する(S23)。
【0060】
そして、クライアント装置C1は、データID「1111」で識別される個人情報管理テーブル16の変更されたデータを、グループウェアの新規データとしてデータID「5678」を付してグループウェア管理テーブル12に格納する(S24)。
【0061】
クライアント装置C1及び携帯情報端末16は、それぞれ、グループウェア管理テーブル12のデータID「5678」で識別されたデータの件名フィールドと、個人情報管理テーブル16aのデータID「1111」で識別されたデータの件名フィールドとに、「変更依頼中‐変更データ」の文字列を追加する(S25)。
【0062】
クライアント装置C1は、S24にてグループ管理テーブル12に新規に作成されたデータのデータID「5678」を、同期管理テーブル14においてデータID「1111」で識別されるレコードの個人情報管理システムデータIDフィールドに格納する(S26)。
【0063】
そして、クライアントC1は、変更依頼を依頼データの依頼者に通知する(S27)。
<変更依頼通知処理>
次に、図7及び図8を参照して、変更依頼通知処理をさらに詳しく説明する。
【0064】
図7は、変更依頼通知処理を示すフローチャートであり、図8は、依頼変更処理を説明するブロック図である。
変更依頼通知処理が開始すると、クライアント装置C1は、変更要求メッセージテンプレートファイル22からメッセージテンプレート(該当する位置に情報を入力するだけでメッセージを作成することができるパターン)を取得する(S31)。
【0065】
クライアント装置C1は、メッセージ作成部24にて、取得したメッセージテンプレートに基づいて、シンクロモジュール26によって同期された元データ28と変更内容(変更データ)30とを合成してメッセージを作成する(S32)。
【0066】
そして、クライアント装置C1は、変更データ30はスケジュールに関するデータであるか依頼事項(TODO)に関するデータであるかを、判断する(S33)。
【0067】
変更データ30が会議のスケジュールに関するデータであるとき(S33:スケジュール)、クライアント装置C1は、グループウェアの依頼データに基づいて、依頼者及会議出席者を認識する(S34)。
【0068】
クライアント装置C1は、認識した依頼者及会議出席者のメールアドレスをサーバ装置Sから取得し(S35)、取得したアドレスと合成したメッセージに基づいて、送信メッセージを作成する(S36)。送信メッセージ(メール)では、宛先として依頼者が設定され、複写先として出席者が設定され、内容としてS32にて合成されたメッセージが用いられる。
【0069】
変更内容が依頼事項(TODO)に関するデータであるとき(S33:TODO)、クライアント装置C1は、グループウェアの依頼データに基づいて依頼者を認識する(S37)。
【0070】
クライアント装置C1は、認識した依頼者のメールアドレスをサーバ装置Sから取得し(S38)、取得したアドレスと合成したメッセージに基づいて、送信メッセージを作成する(S39)。送信メッセージ(メール)では、宛先として依頼者が設定され、内容としてS32にて合成されたメッセージが用いられる。
【0071】
そして、このようにS36又はS39にて作成した送信メッセージを、メールのアドレスに送信する(S40)。
このように、同期システムによれば、同期管理テーブル14は、元データの組み合わせと変更後データの組み合わせを保持し、グループウェア管理テーブル12及び個人情報管理テーブル16は、それぞれ変更依頼中である旨を示し、かつ、依頼者に変更依頼通知(送信メッセージ)を送信する。
【0072】
従って、同じ件について、グループウェアシステムのデータと個人情報管理システムのデータは一致する。また、グループウェアシステムが認識せずに各個人情報管理システムのデータが書き換えられることがない。
【0073】
<画面>
次に、本実形態の同期システムが表示する画面例を説明する。
クライアント装置C1にインストールされているクライアントプログラムCL1が実行されると、図9に示すようように、グループウェア画面40がクライアント装置C1の表示部(不図示)に表示される。また、個人情報管理システムP1を構成する同期管理AP, メール作成・送受信プログラムM1及びPIMプログラムP1が実行されると、個人情報管理システムとグループウェアシステムの連携処理(同期処理)を促すボックス42が表示される。そして、作業者は、ボックス42に表示されている項目(メールのアップロード・ダウンロード、カレンダ連携等)を選択する。
【0074】
作業者がボックス42の中からメールのアップロード・ダウンロード、カレンダ連携等のいずれかをポインティングデバイス等によって選択すると、グループウェア画面40の中央にシンクロ(一致)処理中を示すボックス44が表示される。そして、同期処理が終了すると、ボックス44は表示されなくなる。
【0075】
また、他の作業者からデータ変更依頼のメールを受信すると、図10に示すように受信メールがある旨を示すボックス46が表示される。作業者は、ボックス42の中から「メール連携(ダウンロード)」を選択し、受信したメールの情報を個人情報管理システムのデータに反映させる。さらに、携帯情報端末17のデータに反映させる。
【0076】
また、個人情報管理システムとしてのクライアント装置C1は、図11に示すような画面50を表示する。作業者は、この画面50を使用して、シンクロ時の設定、個人情報管理システムの内容に対応させるデータ、有効期限等を選択・設定することができる。
【0077】
以上説明したように、本実施形態の同期システムによれば、グループウェアのデータと個人情報管理システムのデータとを一致させるための同期管理テーブルを各クライアント装置C1、C2…Cnに備えたので、グループウェアと個人情報管理システムとにおいて相互の該当データを対応させることができる。
【0078】
従って、グループウェアと個人情報管理システムとの間で、同じ件に関してデータが異なることがない。また、グループウェアが承認することなくデータが変更されることがない。
【0079】
また、ある作業者が他の作業者にデータの変更等を依頼するとき、メールによってこの依頼に関するデータがグループウェアを介して送信される。
従って、グループウェアと個人情報管理システムとの間で、同じ件に関してデータが異なることがない。また、個人情報管理システム同士でデータが異なることがない。
【0080】
尚、本実施形態においては、個人管理システムとしてのクライアント装置C1と連携する携帯情報端末等を示したが、クライアント装置に代えて携帯情報端末をグループウェアシステム及び個人情報管理システムとして使用してもよい。この場合、使用するハードウェアの数が減るので、データの管理が更に容易になると共に省資源・省スペースを促進することができる。
【0081】
また、本実施形態においては、同期管理テーブルを各クライアント装置C1、C2…Cnに備えたが、本発明はこれに限られることなく、グループウェアと個人情報管理システムがアクセスできる記録装置であればどのような形態でもよい。例えば、同期管理テーブルを携帯情報端末等に設けてもよく、また、クライアント装置や携帯情報端末等とは別に設けてもよい。
【0082】
【発明の効果】
本発明によれば、グループウェアのデータと個人情報管理システムのデータを一致させることができると共に、個人情報管理システム同志のデータを電子メールを利用して一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による情報管理システムの全体構成図
【図2】本発明の実施形態による情報管理システムの機能を示すブロック図
【図3】本発明の実施形態によるデータが同期する前の同期管理テーブル、グループウェア管理テーブル及び個人情報管理テーブルを示す図
【図4】本発明の実施形態によるデータが同期した後の同期管理テーブル、グループウェア管理テーブル及び個人情報管理テーブルを示す図
【図5】本発明の実施形態による情報管理システムの処理内容を示したフローチャート
【図6】図5における依頼時の処理のフローチャート
【図7】図6における変更依頼通知処理を示すフローチャート
【図8】図6における依頼変更処理を説明するブロック図
【図9】本発明の実施形態によるクライアント装置が表示する画面の例を示す図
【図10】本発明の実施形態によるクライアント装置が表示する画面の例を示す図
【図11】本発明の実施形態によるクライアント装置が表示する画面の例を示す図
【符号の説明】
10 情報管理システム
S サーバ装置
C1、C2…Cn クライアント装置
12 グループウェア管理テーブル
14 同期管理テーブル
16 個人情報管理テーブル
17 携帯情報端末(PDA)
18 小型パソコン
20 デスクトップパソコン
GW グループウェアシステム
P1、P2…Pn 個人情報管理システム
SV サーバプログラム
CL1、CL2…CLn クライアントプログラム
S1、S2…Sn 同期管理AP
P1、P2…Pn PIMプログラム
M1、M2…Mn メール作成・送受信プログラム

Claims (11)

  1. 複数の作業者から成るグループでの作業を支援するグループウェアシステムと前記複数の作業者に関する個人情報をそれぞれ管理する複数の個人情報管理システム間で情報を同期させる情報同期システムであって、
    前記グループウェアシステムを構成するグループウェア端末が保持するグループウェア情報を格納するグループウェア管理テーブルと、
    各個人情報管理システムを構成する個人情報端末が保持する個人情報を格納する個人情報管理テーブルと、
    前記グループウェア情報と前記個人情報との関係を示し、変更後の個人情報に基づいて前記グループウェア情報が変更されるときに参照される同期管理テーブルと、
    前記グループウェア管理テーブル,前記個人情報管理テーブル,及び前記同期管理テーブルを管理する手段とを備え、
    前記グループウェア管理テーブルは、グループウェアシステム側で管理されているデータの識別情報と、該データの状態とを含むエントリを管理し、
    前記個人情報管理テーブルは、個人情報管理システム側で管理されているデータの識別情報と、該データの状態とを含むエントリを管理し、
    前記管理する手段は、前記グループウェア管理テーブルで管理されている或るデータの状態が該データが或る個人情報管理システム側と同期済みであることを示す一方、前記個人情報管理テーブルで管理されている前記或るデータの状態が該データが前記或る個人情報管理システム側で変更されており且つグループウェアシステム側の変更依頼を示す場合に、
    (a)前記グループウェア管理テーブルで管理されている変更前の当該或るデータを示す識別情報と変更依頼中であることを示す情報とを含むエントリを前記個人情報管理テーブルに新たに登録し、
    (b)前記個人情報管理テーブルで管理されている変更後の当該或るデータを示す識別情報と変更依頼中であることを示す情報とを含むエントリを前記グループウェア管理テーブルに新たに登録し、
    (c)変更前の当該或るデータに関して該データの前記グループウェア管理テーブルでの識別情報と前記個人情報管理テーブルでの識別情報とが関連付けられたエントリを前記同期管理テーブルに登録するとともに、変更後の当該或るデータに関して該データのグループウェア管理テーブルの識別情報と前記個人情報管理テーブルでの識別情報とが関連付けられたエントリを前記同期管理テーブルに登録し、
    (d)グループウェアシステムに対して当該或るデータの変更の依頼を通知する
    ことを特徴とする情報同期システム。
  2. 前記グループウェアシステムは、それぞれが前記グループウェア管理テーブルを有する複数のグループウェア端末を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報同期システム。
  3. 前記個人情報端末は、前記個人情報管理テーブルを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報同期システム。
  4. 1台の端末が前記グループウェア端末及び前記個人情報端末として使用される
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報同期システム。
  5. 複数の作業者から成るグループでの作業を支援するグループウェアシステムで管理されるデータと前記複数の作業者に関する情報をそれぞれ管理する複数の個人情報管理システムで管理されるデータとの同期を管理するための端末であって、
    前記グループウェアシステム側で管理されているデータの識別情報と、該データの状態とを含むエントリを格納するグループウェア管理テーブルと、
    前記個人情報管理システム側で管理されているデータの識別情報と、該データの状態とを含むエントリを格納する個人情報管理テーブルと、
    前記グループウェア管理テーブルで管理されるデータと前記個人情報管理テーブルで管理されるデータとの同期に関する情報を格納する同期管理テーブルと、
    前記グループウェア管理テーブル,前記個人情報管理テーブル,及び前記同期管理テーブルを管理する手段と、
    前記グループウェアシステム側と前記個人情報管理システム側とで同期されたデータに関して前記個人情報システム側での変更が行われた場合に、前記グループウェアシステム側での変更依頼を通知する通知手段とを備え、
    前記管理する手段は、前記グループウェア管理テーブルで管理されている或るデータの状態が該データが個人情報管理システム側と同期済みであることを示す一方、前記個人情報管理テーブルで管理されている前記或るデータの状態が該データが個人情報管理システム側で変更されており且つグループウェアシステム側の変更依頼を示す場合に、
    (a)前記グループウェア管理テーブルで管理されている変更前の当該或るデータを示す識別情報と変更依頼中であることを示す情報とを含むエントリを前記個人情報管理テーブルに新たに登録し、
    (b)前記個人情報管理テーブルで管理されている変更後の当該或るデータを示す識別情報と変更依頼中であることを示す情報とを含むエントリを前記グループウェア管理テーブルに新たに登録し、
    (c)変更前の当該或るデータに関して該データの前記グループウェア管理テーブルでの識別情報と前記個人情報管理テーブルでの識別情報とが関連付けられたエントリを前記同期管理テーブルに登録するとともに、変更後の当該或るデータに関して該データのグループウェア管理テーブルの識別情報と前記個人情報管理テーブルでの識別情報とが関連付けられたエントリを前記同期管理テーブルに登録し、
    前記通知手段は、グループウェアシステム側に当該或るデータの変更の依頼を通知することを特徴とする端末。
  6. 前記変更後のデータを表示手段に表示させる手段を更に備えた
    ことを特徴とする請求項5に記載の端末。
  7. 前記グループウェアシステムは、グループウェアシステム全体を管理するメインプロセッサと、このメインプロセッサにネットワークを介して接続された複数のサブプロセッサとを備え、また、各サブプロセッサが前記管理する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報同期システム。
  8. 複数の作業者から成るグループでの作業を支援するグループウェアシステムに対して、前記グループを構成する作業者の個人情報を管理する個人情報管理システムを介して入力された個人情報を通知する端末の情報通知方法であって、
    前記端末は、グループウェアシステム側で管理されているデータの識別情報と、該データの状態とを含むエントリを格納するグループウェア管理テーブルと、
    前記個人情報管理システム側で管理されているデータの識別情報と、該データの状態とを含むエントリを格納する個人情報管理テーブルと、
    前記グループウェア管理テーブルで管理されるデータと前記個人情報管理テーブルで管理されるデータとの同期に関する情報を格納する同期管理テーブルと、
    前記グループウェア管理テーブル,前記個人情報管理テーブル,及び前記同期管理テーブルを管理する手段と、
    前記グループウェアシステム側と前記個人情報管理システム側とで同期されたデータに関して前記個人情報システム側での変更が行われた場合に、前記グループウェアシステム側での変更依頼する通知を行う通知手段とを備え、
    前記管理する手段は、前記グループウェア管理テーブルで管理されている或るデータの状態が該データが個人情報管理システム側と同期済みであることを示す一方、前記個人情報管理テーブルで管理されている前記或るデータの状態が該データが個人情報管理システム側で変更されており且つグループウェアシステム側の変更依頼を示す場合に、
    (a)前記グループウェア管理テーブルで管理されている変更前の当該或るデータを示す識別情報と変更依頼中であることを示す情報とを含むエントリを前記個人情報管理テーブルに新たに登録し、
    (b)前記個人情報管理テーブルで管理されている変更後の当該或るデータを示す識別情報と変更依頼中であることを示す情報とを含むエントリを前記グループウェア管理テーブルに新たに登録し、
    (c)変更前の当該或るデータに関して該データの前記グループウェア管理テーブルでの識別情報と前記個人情報管理テーブルでの識別情報とが関連付けられたエントリを前記同期管理テーブルに登録するとともに、変更後の当該或るデータに関して該データのグループウェア管理テーブルの識別情報と前記個人情報管理テーブルでの識別情報とが関連付けられたエントリを前記同期管理テーブルに登録し、
    前記通知手段は、グループウェアシステム側に当該或るデータの変更の依頼を通知することを含む端末の情報通知方法。
  9. 複数の作業者から成るグループでの作業を支援するグループウェアシステムに対して、前記グループを構成する作業者の個人情報を管理する個人情報管理システムを介して入力された個人情報を通知する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納するコンピュータ可読媒体であって、
    前記コンピュータは、グループウェアシステム側で管理されているデータの識別情報と、該データの状態とを含むエントリを格納するグループウェア管理テーブルと、前記個人情報管理システム側で管理されているデータの識別情報と、該データの状態とを含むエントリを格納する個人情報管理テーブルと、前記グループウェア管理テーブルで管理されるデータと前記個人情報管理テーブルで管理されるデータとの同期に関する情報を格納する同期管理テーブルとを備えており、
    前記プログラムは、前記グループウェア管理テーブルで管理されている或るデータの状態が該データが個人情報管理システム側と同期済みであることを示す一方、前記個人情報管理テーブルで管理されている前記或るデータの状態が該データが個人情報管理システム側で変更されており且つグループウェアシステム側の変更依頼を示す場合に、
    (a)前記グループウェア管理テーブルで管理されている変更前の当該或るデータを示す識別情報と変更依頼中であることを示す情報とを含むエントリを前記個人情報管理テーブルに新たに登録するステップと、
    (b)前記個人情報管理テーブルで管理されている変更後の当該或るデータを示す識別情報と変更依頼中であることを示す情報とを含むエントリを前記グループウェア管理テーブルに新たに登録するステップと、
    (c)変更前の当該或るデータに関して該データの前記グループウェア管理テーブルでの識別情報と前記個人情報管理テーブルでの識別情報とが関連付けられたエントリを前記同期管理テーブルに登録するとともに、変更後の当該或るデータに関して該データのグループウェア管理テーブルの識別情報と前記個人情報管理テーブルでの識別情報とが関連付けられたエントリを前記同期管理テーブルに登録するステップと、
    (e)グループウェアシステム側に当該或るデータの変更の依頼を通知するステップとを含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  10. 複数の作業者から成るグループでの作業を支援するグループウェアシステムと前記複数の作業者に関する個人情報をそれぞれ管理する複数の個人情報管理システム間で情報を同期させる情報同期システムにおける同期処理方法であって、
    前記情報同期システムは、前記グループウェアシステムを構成するグループウェア端末が保持するグループウェア情報を格納するグループウェア管理テーブルと、各個人情報管理システムを構成する個人情報端末が保持する個人情報を格納する個人情報管理テーブルと、前記グループウェア情報と前記個人情報との関係を示し、変更後の個人情報に基づいて前記グループウェア情報が変更されるときに参照される同期管理テーブルと、前記グループウェア管理テーブル,前記個人情報管理テーブル,及び前記同期管理テーブルを管理する手段とを備え、
    前記グループウェア管理テーブルは、グループウェアシステム側で管理されているデータの識別情報と、該データの状態とを含むエントリを管理し、前記個人情報管理テーブルは、個人情報管理システム側で管理されているデータの識別情報と、該データの状態とを含むエントリを管理しており、
    前記管理する手段が、前記グループウェア管理テーブルで管理されている或るデータの状態が該データが或る個人情報管理システム側と同期済みであることを示す一方、前記個人情報管理テーブルで管理されている前記或るデータの状態が該データが前記或る個人情報管理システム側で変更されており且つグループウェアシステム側の変更依頼を示す場合に、
    (a)前記グループウェア管理テーブルで管理されている変更前の当該或るデータを示す識別情報と変更依頼中であることを示す情報とを含むエントリを前記個人情報管理テーブルに新たに登録し、
    (b)前記個人情報管理テーブルで管理されている変更後の当該或るデータを示す識別情報と変更依頼中であることを示す情報とを含むエントリを前記グループウェア管理テーブルに新たに登録し、
    (c)変更前の当該或るデータに関して該データの前記グループウェア管理テーブルでの識別情報と前記個人情報管理テーブルでの識別情報とが関連付けられたエントリを前記同期管理テーブルに登録するとともに、変更後の当該或るデータに関して該データのグループウェア管理テーブルの識別情報と前記個人情報管理テーブルでの識別情報とが関連付けられたエントリを前記同期管理テーブルに登録し、
    (d)グループウェアシステムに対して当該或るデータの変更の依頼を通知する
    ことを特徴とする情報同期システムの同期処理方法。
  11. 複数の作業者から成るグループでの作業を支援するグループウェアシステムと前記複数の作業者に関する個人情報をそれぞれ管理する複数の個人情報管理システム間で情報を同期させる情報同期システムにおける同期処理方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータ可読媒体であって、
    前記情報同期システムは、前記グループウェアシステムを構成するグループウェア端末が保持するグループウェア情報を格納するグループウェア管理テーブルと、各個人情報管理システムを構成する個人情報端末が保持する個人情報を格納する個人情報管理テーブルと、前記グループウェア情報と前記個人情報との関係を示し、変更後の個人情報に基づいて前記グループウェア情報が変更されるときに参照される同期管理テーブルとを備え、
    前記グループウェア管理テーブルは、グループウェアシステム側で管理されているデータの識別情報と、該データの状態とを含むエントリを管理し、前記個人情報管理テーブルは、個人情報管理システム側で管理されているデータの識別情報と、該データの状態とを含むエントリを管理し、
    前記プログラムは、前記グループウェア管理テーブルで管理されている或るデータの状態が該データが或る個人情報管理システム側と同期済みであることを示す一方、前記個人情報管理テーブルで管理されている前記或るデータの状態が該データが前記或る個人情報管理システム側で変更されており且つグループウェアシステム側の変更依頼を示す場合に、
    (a)前記グループウェア管理テーブルで管理されている変更前の当該或るデータを示す識別情報と変更依頼中であることを示す情報とを含むエントリを前記個人情報管理テーブルに新たに登録し、
    (b)前記個人情報管理テーブルで管理されている変更後の当該或るデータを示す識別情報と変更依頼中であることを示す情報とを含むエントリを前記グループウェア管理テーブルに新たに登録し、
    (c)変更前の当該或るデータに関して該データの前記グループウェア管理テーブルでの識別情報と前記個人情報管理テーブルでの識別情報とが関連付けられたエントリを前記同期管理テーブルに登録するとともに、変更後の当該或るデータに関して該データのグループウェア管理テーブルの識別情報と前記個人情報管理テーブルでの識別情報とが関連付けられたエントリを前記同期管理テーブルに登録し、
    (d)グループウェアシステムに対して当該或るデータの変更の依頼を通知する
    ことをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ可読媒体。
JP32630398A 1998-11-17 1998-11-17 情報同期システムおよび記録媒体 Expired - Fee Related JP4057171B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32630398A JP4057171B2 (ja) 1998-11-17 1998-11-17 情報同期システムおよび記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32630398A JP4057171B2 (ja) 1998-11-17 1998-11-17 情報同期システムおよび記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000148691A JP2000148691A (ja) 2000-05-30
JP4057171B2 true JP4057171B2 (ja) 2008-03-05

Family

ID=18186269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32630398A Expired - Fee Related JP4057171B2 (ja) 1998-11-17 1998-11-17 情報同期システムおよび記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4057171B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7584114B2 (en) * 2003-01-22 2009-09-01 International Business Machines Corporation System and method for integrating projects events with personal calendar and scheduling clients
JP4513288B2 (ja) * 2003-08-08 2010-07-28 ソニー株式会社 情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP4352312B2 (ja) 2003-08-08 2009-10-28 ソニー株式会社 情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP4547954B2 (ja) * 2004-03-23 2010-09-22 富士ゼロックス株式会社 サーバ装置
US7734491B2 (en) * 2004-06-15 2010-06-08 Microsoft Corporation Hierarchical projects in a computer-enabled project management method and system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000148691A (ja) 2000-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8595316B2 (en) Method and apparatus for managing shared data at a portable electronic device of a first entity
JP4688813B2 (ja) 同期化及びマージエンジン
US6694335B1 (en) Method, computer readable medium, and system for monitoring the state of a collection of resources
US6856962B2 (en) Schedule management system
US7644125B2 (en) Method, system, and computer program product for synchronization of similar data objects with event information
US6343316B1 (en) Cooperative work support system
US20010042001A1 (en) Work management system, work management apparatus, and work mangement method
US20050055386A1 (en) Mail server based application record synchronization
JP4057171B2 (ja) 情報同期システムおよび記録媒体
US20050108352A1 (en) Mail exchange between users of network game
EP1379974B1 (en) System for automatic distribution of updated contact information
JP2006107282A (ja) コミュニティ管理システム、コミュニティサーバ、コミュニティ管理方法、及びコミュニティ管理プログラム
KR100319255B1 (ko) 이동통신 단말기의 개인 정보 데이터 및 일정 관리 데이터관리 방법
US20060069731A1 (en) Sender address setting when generating return mail
US7814156B2 (en) Management of account information in a network game service for mail exchange
JP2001306766A (ja) 名刺管理・名刺交換システム
TW526433B (en) Distribution and transmission method of location data
JP2002230422A (ja) 名刺交換装置、システムおよび方法
JP2009157626A (ja) データ同期方法、データ同期システム、サーバ、及び移動端末
JP2001005747A (ja) サーバおよびスケジュールデータ管理方法
JP2002245047A (ja) 名刺情報管理方法及びプログラム
CA2591428C (en) Method and apparatus for folder synchronization and management
EP1868148B1 (en) Method and apparatus for folder synchronization and management
JP2008003961A (ja) 電子メール共有システム、電子メール共有方法、電子メール共有プログラム
JPH0662048A (ja) ネットワークを利用した文書回覧方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070911

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees