JP4014455B2

JP4014455B2 - Sparkling powder beverage

Info

Publication number: JP4014455B2
Application number: JP2002177707A
Authority: JP
Inventors: 大介吉松
Original assignee: Ezaki Glico Co Ltd
Current assignee: Ezaki Glico Co Ltd
Priority date: 2002-06-18
Filing date: 2002-06-18
Publication date: 2007-11-28
Anticipated expiration: 2022-06-18
Also published as: JP2004016148A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、液体に溶解した際に液体上部にカプチーノ様の泡の層を形成する発泡性粉末飲料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
カプチーノ、カフェラテなどの発泡性飲料においては、その液体上部に形成される泡の層の量および持続性が品質上の重要な要素となる。また、これらの発泡性飲料を粉末化したものを湯などの液体に溶解し飲用する際には、溶解性にすぐれる、容易に発泡するなど調製が簡便であることが重要である。さらに、発泡性粉末飲料を製造するにおいては、工程が単純であることが望ましい。
【０００３】
従来提案されている発泡性粉末飲料の発泡の手段には、振蘯によるもの、ガス含有発泡性クリーミングパウダーによるもの、炭酸塩と酸の反応により二酸化炭素を発生させることによるものがある。振蘯によるものには、特開２０００−２７０８１８、特開２０００−１５７２３２、特開平１０−２９５３３９があるが、これらは容器に充填した後振蘯する必要があり、飲用時の調製が煩雑である。
【０００４】
ガス含有発泡性クリーミングパウダーによるものには、特表平１１−５０３９２０があるが、ガス含有発泡性クリーミングパウダーのみでは発泡量が少なく、泡の持続性が低いなどの問題がある。
【０００５】
酸と炭酸塩の反応により二酸化炭素を発生させることによるものには、特開平１０−０６６５３１があるが、製造方法が複雑となる。発泡性粉末飲料の製造においては、溶解性を向上させるために造粒を行うことが一般的であるが、この際のバインダー中の水に炭酸塩および酸が溶解し反応する。反応は速やかに終了し、完成した製品は発泡しないものとなる。これを避けるために、酸を含有する部分と炭酸塩を含有する部分を別々に造粒する必要があることがその理由である。また、酸と炭酸塩の反応により二酸化炭素を発生させるだけでは、泡の持続性が低いなどの問題がある。
【０００６】
従来提案されている発泡性粉末飲料の泡の持続性を向上させる手段には、特開平９−１６３９６９のホップ抽出物を添加する方法、特開２００１−２４５６４０のステビア、甘草抽出物、ラカンカ抽出物を添加する方法などがあるが、これらの効果は十分でなく、添加した物質の風味が発泡性粉末飲料の風味に影響を与えるなどの問題がある。
【０００７】
また、従来の発泡性粉末飲料は溶解性が悪いため、形成された泡の層の中に発泡性粉末飲料の塊が巻き上げられて静止するなどの問題がある。特願２００１−１８９９７０にはこの問題を解決するために砂糖を高甘味度甘味料に置換し、造粒物のかさ密度を０．５５以上に調整する方法が提案されているが、この方法では高甘味度甘味料の使用が必須になる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点の解決を意図するものであり、溶解性にすぐれ、発泡性良好な発泡性粉末飲料を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決するために常温固形油脂に着目し、種々検討した結果、本発明に到達した。
【００１０】
すなわち、上昇融点２４℃〜４０℃の常温固体油脂を用いて造粒することにより、溶解性にすぐれ、発泡性良好な発泡性粉末飲料を提供することが可能となった。上昇融点２４℃〜４０℃の常温固体油脂を用いて造粒することにより、発泡性粉末飲料の溶解性が向上し、形成された泡の層の中に発泡性粉末飲料の塊が巻き上げられて静止することがない。また、発泡性粉末飲料が速やかに溶解するために、炭酸塩と有機酸の反応が速やかに進行し、短時間に二酸化炭素が発生する。このことにより、液体上部に形成される泡の層の高さの最大値が大きくなる。さらに、常温固体油脂が形成された泡を保護するため、泡の持続性が向上する。さらにまた、造粒に水を使用することがないので、有機酸を含む部分と炭酸塩を含む部分を同時に造粒することができ、製造工程が単純になる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【００１２】
本明細書では、常温固体油脂とは常温で固体である油脂をいい、具体的には、２０℃で２４時間静置した際に固体である油脂をいう。また、同様に静置した際に液体である油脂を常温液体油脂という。常温固体油脂の原料は特に限定しないが、例として、ダイズ油、ナタネ油、コーン油、綿実油、米ぬか油、ヒマワリ油、アマニ油、オリーブ油、パーム油、パーム核油、カカオ脂などの植物油脂、牛脂、豚脂、魚油などの動物油脂が挙げられる。これらの原料は単体で用いてもよいし、複数混合して用いてもよい。また、これらの原料はそのまま用いてもよいし、精製、硬化、分別、脱臭など加工して用いてもよい。
【００１３】
本明細書では、上昇融点とは、試料を規定の方法に基づき加熱した場合、軟化して流動し始める温度をいう。上昇融点の測定方法は、社団法人日本油化学協会編「基準油脂分析試験法」に詳しいが、以下▲１▼〜▲４▼に概略を述べる。
【００１４】
▲１▼内径１ｍｍ、外径２ｍｍ以下、長さ５０〜８０ｍｍの両端が開いた毛細管に、溶かした試料を１０ｍｍの高さまで見たし、これを１０℃以下に２４時間、あるいは氷上に１時間放置する。
【００１５】
▲２▼試料を調整した毛細管を、長さ３８５〜３９０ｍｍ、水銀球の長さ１５〜２５ｍｍ、１／５℃目盛りの温度計の下部に輪ゴムまたは適当な方法で密着させ、毛細管の下端と温度計の下端をそろえる。
【００１６】
▲３▼この温度計を適当な大きさのビーカー（内容６００ｍｌ）に水を満たした中に浸し、温度計の下端を水面下約３０ｍｍの深さに置く。
【００１７】
▲４▼ビーカーの水を攪拌しながら、最初は１分に２℃ずつ、融点の１０℃下に達した後は１分に０．５℃ずつ上昇する様加熱し、試料が毛細管中で上昇し始める温度を上昇融点とする。
【００１８】
本発明に用いる常温固体油脂の上昇融点が２４℃未満の場合は、発泡性粉末飲料の流動性が低下し、ブロッキングを起こすなど取扱いが困難になる。また、常温固体油脂の上昇融点が４０℃を越える場合は、発泡性粉末飲料の溶解性が悪くなり、風味が重くなる。
【００１９】
本明細書では、造粒とは粉から粒を造る操作をいい、より詳しくは、粒状、塊状、溶液状あるいは溶融液状などの原料から、ほぼ均一な形状と大きさをもつ粒を造る操作をいう。粉と粒の境界は１００μｍ程度であり、１００μｍより細かいものを粉、１００μｍより大きいものを粒とよぶ。粉を造粒することにより、流動性が向上する、微粉の飛散が防止できる、偏析が防止できる、通気抵抗が減少する、凝集性が減少する、液体に対する溶解性が向上する、密度の調整ができる、外観が美しくなる、タブレットやペレットに造粒した場合は秤量が簡便になる、などの利点がある。造粒の方法は特に限定しないが、例として、攪拌造粒法、転動造粒法、流動層造粒法、転動流動層造粒法、気流造粒法、噴霧造粒法、押し出し造粒法、圧縮形成造粒法、粉砕造粒法などの方法が挙げられる。これらのうち、本発明においては、攪拌造粒法、流動層造粒法が製造の簡便性の面から好ましい。攪拌造粒法とは、粉を攪拌しながらバインダーを加えることにより造粒する方法であり、流動層造粒法とは、流動層の下部から空気を送入することにより粉を流動状態に保ち、これにバインダーを噴霧して造粒する方法である。
【００２０】
本明細書では、粉末飲料とは、水、牛乳、果汁、茶、液状油脂などの液体に溶解して飲用する粉末をいい、液体の温度は問わない。粉末飲料の例として、調整ココアパウダー、チョコレート飲料、紅茶、コーヒー、茶、イチゴミルク、ヨーグルト飲料などが挙げられる。これらのうち、液体に溶解した際に液体上部にカプチーノ様の泡の層を形成するものを発泡性粉末飲料という。
【００２１】
本明細書では、発泡性良好とは、発泡量が多く泡の持続性が高いことをいう。具体的には、内径６５ｍｍ、高さ８５ｍｍのビーカー（容量２００ｍｌ）を用い、所定量の発泡性粉末飲料に対し１００ｍｌの液体を加え溶解した際に、最大値で高さ１５ｍｍ以上の泡の層を形成し、これが１分間以上持続することをいう。
【００２２】
本発明において、造粒に用いる常温固体油脂の量は、発泡性が良好である限りにおいていくらでもよいが、常温固体油脂以外の原料１００重量部に対して５重量部〜３０重量部用いることが望ましい。常温固体油脂以外の原料１００重量部に対して用いる常温固体油脂の量が５重量部未満の場合には、造粒が不十分となり、溶解性が不十分になるなどの問題が発生することがある。また、常温固体油脂以外の原料１００重量部に対して用いる常温固体油脂の量が３０重量部より多い場合には、油脂の風味が強くなり発泡性粉末飲料の風味のバランスを損なう、流動性が低下するなどの問題が発生することがある。
【００２３】
本明細書では、攪拌造粒機とは、縦形の混合層の内部に底部より突き出した攪拌軸を持ち、この軸に攪拌羽根を取り付けて粉末の混合を行う造粒機をいう。攪拌軸を複数持つもの、混合層の外側にジャケットを有し、加熱、冷却が可能なものもある。攪拌造粒機の例としては、株式会社ダルトン製パワーニーダーＰＫ−３５０、不二パウダル株式会社製ＳＰＧ−２０００、深江パウテック株式会社製ＬＦＳ−ＧＳ−２Ｊ型ハイスピードミキサー、株式会社パウレック製ＶＧ−３０００などが挙げられる。
【００２４】
本明細書では、流動層造粒機とは、流動層本体、整流板、流動化用ガス供給管、熱交換器、バインダー噴霧ノズル装置および飛散固体粒子の回収装置から構成される造粒機をいう。流動層造粒機の例としては、株式会社パウレック製ＦＤ−ＷＳＧ−５型、ＧＰＣＧ−３００、ＷＳＴ／ＷＳＧ−１２０などが挙げられる。
【００２５】
本発明において、９０℃の液体に容易に溶解するとは、発泡性粉末飲料を９０℃の水、牛乳、果汁、茶、液状油脂などの液体に溶解する際に、攪拌棒、ティースプーンなどを用い、手で１５秒間攪拌することで均一に分散、溶解し、形成された泡の層の中に発泡性粉末飲料の塊が巻き上げられて静止しないことをいう。
【００２６】
本明細書では、発泡成分とは、発泡性粉末飲料を液体に溶解した際に気体を放出し発泡する成分をいう。
【００２７】
本明細書では、炭酸塩とは、炭酸の塩をいう。炭酸塩には、正塩Ｍ^Ｉ _２ＣＯ_３、炭酸水素塩（酸性塩）Ｍ^ＩＨＣＯ_３、炭酸水酸化物塩（塩基性塩）ｍＭ^Ｉ _２ＣＯ_３・ｎＭ^ＩＯＨの３種がある。また、炭酸塩は、酸により分解し二酸化炭素を放出する。炭酸塩の例として、炭酸アンモニウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸水酸化マグネシウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなどが挙げられる。炭酸塩の添加方法はどのような方法でもよいが、粉末状態で他の原料と混合する、水溶液にして粉末に噴霧した後乾燥する、常温固体油脂中に分散して添加するなどの方法がある。炭酸塩の添加量は、発泡性が良好である限りにおいて特に制限はないが、好ましくは炭酸塩以外の原料１００重量部に対して０．１重量部〜５重量部、さらに好ましくは、０．３重量部〜３重量部、さらにより好ましくは、０．５重量部〜１．５重量部である。炭酸塩と反応する酸の量が十分である場合、炭酸塩の添加量が少なければ発泡量は減少し、炭酸塩の添加量が多ければ発泡量は増大する。
【００２８】
本明細書では、有機酸とは、酸性を示す有機化合物をいう。有機酸は、カルボン酸ＲＣＯＯＨ、スルホン酸ＲＳＯ_３Ｈ、スルフィン酸ＲＳＯ_２Ｈなど酸性の官能基を持つ。有機酸の例として、酢酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸などが挙げられる。有機酸の添加方法はどのような方法でもよいが、粉末状態で他の原料と混合する、液体状態粉末に噴霧する、水溶液にして粉末に噴霧した後乾燥する、常温固体油脂中に分散して添加するなどの方法がある。有機酸の添加量は、発泡性が良好である限りにおいて特に制限はないが、好ましくは有機酸以外の原料１００重量部に対して０．１重量部〜５重量部、さらに好ましくは、０．３重量部〜３重量部、さらにより好ましくは、０．５重量部〜１．５重量部である。有機酸と反応する炭酸塩の量が十分である場合、有機酸の添加量が少なければ発泡量は減少し、有機酸の添加量が多ければ発泡量は増大する。
【００２９】
本明細書では、ガス含有発泡性クリーミングパウダーとは、窒素、二酸化炭素などの気体を含有し、液体に溶解する際、含有する気体を放出することにより泡の層を形成するクリーミングパウダーをいう。クリーミングパウダーとは、脱脂粉乳などの乳製品にクリーム、植物性脂肪、糖類、香料などを添加した乳等を主原料とする食品をいう。ガス含有発泡性クリーミングパウダーの添加方法は、特に限定しないが、他の原料と共に造粒してもよいし、他の原料を造粒した後に混合してもよい。ガス含有発泡性クリーミングパウダーの添加方量は、発泡性が良好である限りにおいて特に制限はないが、好ましくはガス含有発泡性クリーミングパウダー以外の原料１００重量部に対して１０重量部〜５０重量部、さらに好ましくは１５重量部〜３０重量部である。ガス含有発泡性クリーミングパウダー以外の原料１００重量部に対しての添加量が１０重量部未満の場合は、発泡量が不十分であることがある。また、ガス含有発泡性クリーミングパウダー以外の原料１００重量部に対してにの添加量が５０重量部を越える場合は、発泡量は十分であるが、クリーミングパウダーの風味が強くなりすぎ、粉末飲料の風味のバランスを損なうことがある。
【００３０】
本明細書では、調整ココアパウダーとは、ココアパウダーに糖類、乳製品、香料などの可食物を加えて調整し、飲みやすくしたものをいう。
【００３１】
【実施例】
以下、実施例および比較例を示し本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
【００３２】
【実施例１〜４および比較例１〜２】
表１および表２に示す配合の調整ココアパウダーを、株式会社ダルトン製パワーニーダーＰＫ−３５０を用い、以下▲１▼〜▲３▼に述べる手順で作製した。
【表１】

【表２】

【００３３】
▲１▼表１記号イの原料を混合した。
【００３４】
▲２▼３０℃、液体状態の記号ロの原料をバインダーとして、攪拌造粒した。
【００３５】
▲３▼造粒完了後、記号ハの原料を混合した。
【００３６】
上記▲１▼〜▲３▼の全ての操作を通じ、品温が２４℃を越えることはなかった。品温は、原料の予備冷却、室温制御、ジャケットによる冷却、ドライアイス、液体窒素などの冷却剤の使用、攪拌時間の抑制などの方法で制御することができる。品温が２４℃を越える場合、撹拌中の原料が生地状になり、造粒物の収率が低下する場合がある。
【００３７】
上記方法で作製した調整ココアパウダー２２ｇを、内径６５ｍｍ、高さ８５ｍｍのビーカー（容量２００ｍｌ）を用い、９０℃の湯１００ｍｌに溶解し、表３の基準に基づいて評価した結果を表４に示す。評価項目のうち、泡の量は、液体上部に形成した泡の層の高さにより評価した。最大値で高さ１５ｍｍ以上であれば、良好である。泡の持続性は、液体上部に形成した泡の層の持続時間により評価した。１５ｍｍ以上の高さを1分間以上持続すれば、良好である。溶解性は、粉末飲料の溶解の容易さにより評価した。ティースプーンなどを用い、手で１５秒間攪拌することにより均一に分散、溶解し、形成された泡の層の中に、発泡性粉末飲料の塊が巻き上げられて静止しなければ良好である。風味は表１の配合から記号ロの原料を抜いた調整ココアの風味と比較することにより評価した。油脂の風味により、調整ココアの風味が損なわれていなければ良好である。流動性は、２０℃におけるブロッキングの有無を評価した。ブロッキングがなければ良好である。総合評価は、以上の評価結果を総合して評価した。
【表３】

【表４】

【００３８】
実施例１〜４は、すべての評価項目において良好以上の結果であった。比較例１は、泡の量、泡の持続性、溶解性は良好であったが、油脂の風味が強く、ブロッキングが見られたため好ましくなかった。比較例２は、他の評価項目においては良好以上の結果であったが、風味が重く、やや好ましくなかった。
【００３９】
【実施例５〜８および比較例３〜４】
表５および表６に示した配合の調整ココアパウダーを実施例１〜４および比較例１〜２と同様の手順で作製した。すなわち、比較例３は造粒せず、実施例５、実施例６、実施例７、実施例８および比較例４は、それぞれ常温固体油脂以外の原料１００重量部に対して５重量部、１０重量部、２０重量部、３０重量部および４０重量部の常温固体油脂Ｅを用いて造粒したことになる。これらに１１００ｇのガス含有発泡性クリーミングパウダーを混合した後、表６に示した重量の調整ココアパウダーを、内径６５ｍｍ、高さ８５ｍｍのビーカー（容量２００ｍｌ）を用い、９０℃の湯１００ｍｌに溶解し、表３の基準に基づいて評価した結果を表７に示す。
【表５】

【表６】

【表７】

実施例５〜８は、全ての評価項目において良好以上の結果であった。特に実施例６および実施例７は全ての評価項目において非常に良好であった。比較例３は、風味は非常に良好であったが、溶解性が好ましくなく、泡の量、泡の持続性がやや好ましくなかった。また、造粒していないため流動性がやや好ましくなかった。
【００４０】
【実施例９】
表８に示す配合の調整ココアパウダーを、株式会社パウレック製流動層造粒機ＦＤ−ＷＳＧ−５型を用いて、以下▲１▼〜▲４▼に述べる手順で作製した。▲１▼表８記号ニの原料を混合した。▲２▼▲１▼を流動層に投入し、給気温度５０℃で３分間混合した。▲３▼給気温度５０℃で７０℃の記号ホの原料を噴霧し造粒した。▲４▼▲３▼を２３℃に冷却し、ヘの原料を混合した。
【表８】

【００４１】
上記方法で作製した調整ココアパウダー２２ｇを、内径６５ｍｍ、高さ８５ｍｍのビーカー（容量２００ｍｌ）を用い、９０℃の湯１００ｍｌに溶解し、表３の基準に基づいて評価した結果を表９に示す。
【表９】

実施例９は全ての評価項目において非常に良好であった。
【００４２】
【発明の効果】
本発明によれば、溶解性にすぐれ、発泡性良好な発泡性粉末飲料を提供することができる。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an effervescent powder beverage that forms a cappuccino-like foam layer on top of the liquid when dissolved in the liquid.
[0002]
[Prior art]
In sparkling beverages such as cappuccino and latte, the amount and persistence of the foam layer formed on the top of the liquid is an important quality factor. In addition, when a powdered product of these sparkling beverages is dissolved in a liquid such as hot water and drunk, it is important that preparation is simple such as excellent solubility and easy foaming. Furthermore, in producing a sparkling powdered beverage, it is desirable that the process is simple.
[0003]
Conventionally proposed means for foaming of effervescent powder beverages are those by shaking, those by gas-containing effervescent creaming powder, and those by generating carbon dioxide by the reaction of carbonate and acid. There are JP-A-2000-270818, JP-A-2000-157232, and JP-A-10-295339 which are caused by shaking. However, these need to be shaken after filling in a container, and preparation for drinking is complicated. .
[0004]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-503920 is known as a gas-containing foaming creaming powder. However, the gas-containing foaming creaming powder alone has a problem that the foaming amount is small and the sustainability of the foam is low.
[0005]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-066531 discloses that carbon dioxide is generated by a reaction between an acid and a carbonate, but the manufacturing method is complicated. In the production of an effervescent powder beverage, granulation is generally performed in order to improve solubility, but carbonate and acid are dissolved and reacted in water in the binder. The reaction ends quickly and the finished product will not foam. In order to avoid this, it is necessary to granulate the acid-containing part and the carbonate-containing part separately. In addition, there is a problem that the persistence of bubbles is low only by generating carbon dioxide by the reaction between an acid and a carbonate.
[0006]
As a means for improving the persistence of foam in a conventionally proposed sparkling powder beverage, a method of adding a hop extract described in JP-A-9-163969, a stevia, a licorice extract, and a rakanka extract disclosed in JP-A-2001-245640 However, these effects are not sufficient, and there is a problem that the flavor of the added substance affects the flavor of the sparkling powder beverage.
[0007]
In addition, since the conventional sparkling powder beverage has poor solubility, there is a problem that a lump of the sparkling powder beverage is rolled up in the formed foam layer and becomes stationary. In order to solve this problem, Japanese Patent Application No. 2001-189970 proposes a method of replacing sugar with a high-intensity sweetener and adjusting the bulk density of the granulated product to 0.55 or more. The use of high-intensity sweeteners is essential.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention is intended to solve the above-described problems, and an object thereof is to provide an effervescent powder beverage having excellent solubility and good effervescence.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The inventor of the present invention has reached the present invention as a result of various investigations focusing on room temperature solid oils and fats in order to solve the above problems.
[0010]
That is, it became possible to provide an effervescent powdered beverage having excellent solubility and good foaming properties by granulating using a normal temperature solid oil having a rising melting point of 24 ° C to 40 ° C. By granulating with room temperature solid fats and oils having a rising melting point of 24 ° C to 40 ° C, the solubility of the effervescent powder beverage is improved, and the lump of the effervescent powder beverage is rolled up in the formed foam layer. There is no rest. In addition, since the sparkling powder beverage is rapidly dissolved, the reaction between the carbonate and the organic acid proceeds rapidly, and carbon dioxide is generated in a short time. This increases the maximum height of the foam layer formed above the liquid. Furthermore, since the foam in which normal temperature solid fats and oils are formed is protected, the sustainability of the foam is improved. Furthermore, since water is not used for granulation, a part containing an organic acid and a part containing a carbonate can be granulated at the same time, thereby simplifying the production process.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0012]
In this specification, normal temperature solid fats and oils refer to fats and oils that are solid at normal temperature, specifically, fats and oils that are solid when left at 20 ° C. for 24 hours. Similarly, fats and oils that are liquid when allowed to stand are referred to as room temperature liquid fats and oils. The raw materials for room temperature solid fats and oils are not particularly limited.For example, vegetable oils such as soybean oil, rapeseed oil, corn oil, cottonseed oil, rice bran oil, sunflower oil, linseed oil, olive oil, palm oil, palm kernel oil, cocoa butter, Examples include animal fats such as beef tallow, pork tallow, and fish oil. These raw materials may be used alone or in combination. Moreover, these raw materials may be used as they are, or may be used after processing such as purification, curing, fractionation, and deodorization.
[0013]
In the present specification, the rising melting point means a temperature at which a sample begins to flow when it is heated according to a prescribed method. The method for measuring the rising melting point is detailed in “Standard oil analysis test method” edited by Japan Oil Chemistry Association, but is outlined in (1) to (4) below.
[0014]
(1) The melted sample was viewed up to a height of 10 mm in a capillary tube having an inner diameter of 1 mm, an outer diameter of 2 mm or less, and a length of 50 to 80 mm and opened at both ends. put.
[0015]
(2) The capillary tube with the sample prepared is closely attached to the lower part of a thermometer having a length of 385 to 390 mm, a length of mercury bulb of 15 to 25 mm and a scale of 1/5 ° C. by a rubber band or an appropriate method, and the lower end of the capillary and the temperature. Align the bottom of the meter.
[0016]
(3) This thermometer is immersed in a beaker (content 600 ml) of a suitable size and filled with water, and the lower end of the thermometer is placed at a depth of about 30 mm below the surface of the water.
[0017]
(4) While stirring the water in the beaker, heat the sample so that the temperature rises by 2 ° C. per minute and then rises by 0.5 ° C. per minute after reaching the melting point of 10 ° C., and the sample rises in the capillary tube. The temperature at which heat treatment starts is defined as the rising melting point.
[0018]
When the rising melting point of the room-temperature solid fat used in the present invention is less than 24 ° C., the flowability of the sparkling powdered beverage is lowered and handling such as blocking becomes difficult. Moreover, when the rising melting | fusing point of normal temperature solid fats and oils exceeds 40 degreeC, the solubility of an effervescent powder drink will worsen and a flavor will become heavy.
[0019]
In this specification, granulation refers to an operation of making particles from powder, and more specifically, an operation of making particles having a substantially uniform shape and size from raw materials such as granules, lumps, solutions, or melts. Say. The boundary between the powder and the grain is about 100 μm, and the finer than 100 μm is called powder, and the larger than 100 μm is called grain. By granulating powder, fluidity is improved, scattering of fine powder can be prevented, segregation can be prevented, ventilation resistance is reduced, cohesion is reduced, liquid solubility is improved, density adjustment is possible There are advantages such that the appearance is beautiful, the weighing is simple when granulated into tablets and pellets. The granulation method is not particularly limited, but examples include stirring granulation method, rolling granulation method, fluidized bed granulation method, rolling fluidized bed granulation method, air flow granulation method, spray granulation method, extrusion granulation method. Examples thereof include a granulation method, a compression forming granulation method, and a pulverization granulation method. Among these, in the present invention, the stirring granulation method and the fluidized bed granulation method are preferable from the viewpoint of the ease of production. The agitation granulation method is a method of granulating by adding a binder while stirring the powder, and the fluidized bed granulation method is to keep the powder in a fluid state by sending air from the lower part of the fluidized bed. This is a method of spraying a binder and granulating it.
[0020]
In this specification, a powdered drink means the powder which melt | dissolves in liquids, such as water, milk, fruit juice, tea, and liquid fats and oils, and the temperature of a liquid is not ask | required. Examples of powdered beverages include adjusted cocoa powder, chocolate beverages, black tea, coffee, tea, strawberry milk, and yogurt beverages. Among these, a product that forms a cappuccino-like foam layer on top of the liquid when dissolved in the liquid is called an effervescent powder beverage.
[0021]
In this specification, good foamability means that the amount of foaming is large and the sustainability of foam is high. Specifically, when a beaker (with a capacity of 200 ml) having an inner diameter of 65 mm and a height of 85 mm is used and 100 ml of liquid is added to a predetermined amount of sparkling powder beverage and dissolved, the foam layer has a maximum value of 15 mm or more in height. Which lasts for more than 1 minute.
[0022]
In the present invention, the amount of the normal temperature solid fat used for granulation may be any amount as long as the foamability is good, but it is desirable to use 5 to 30 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the raw material other than the normal temperature solid fat. . When the amount of the normal temperature solid oil used for 100 parts by weight of the raw material other than the normal temperature solid oil is less than 5 parts by weight, problems such as insufficient granulation and insufficient solubility may occur. is there. In addition, when the amount of room-temperature solid oil / fat used relative to 100 parts by weight of the raw material other than room-temperature solid oil / fat is greater than 30 parts by weight, the flavor of the oil / fat becomes strong and impairs the flavor balance of the sparkling powder beverage, Problems such as degradation may occur.
[0023]
In this specification, the agitation granulator means a granulator having a stirring shaft protruding from the bottom inside a vertical mixing layer, and mixing powder by attaching a stirring blade to this shaft. Some have a plurality of stirring shafts, others have a jacket outside the mixed layer, and can be heated and cooled. Examples of the agitation granulator include Dalton Co., Ltd. power kneader PK-350, Fuji Paudal Co., Ltd. SPG-2000, Fukae Powtech Co., Ltd. LFS-GS-2J type high speed mixer, and Paurek Co., Ltd. VG- 3000 or the like.
[0024]
In this specification, the fluidized bed granulator is a granulator composed of a fluidized bed main body, a rectifying plate, a fluidizing gas supply pipe, a heat exchanger, a binder spray nozzle device, and a scattered solid particle recovery device. Say. Examples of the fluidized bed granulator include FD-WSG-5 type, GPCG-300, WST / WSG-120, etc., manufactured by POWREC Co., Ltd.
[0025]
In the present invention, “easily dissolved in a liquid at 90 ° C.” means that, when the effervescent powder beverage is dissolved in a liquid such as 90 ° C. water, milk, fruit juice, tea, liquid oil or fat, a stirring bar, teaspoon, etc. are used. , It is uniformly dispersed and dissolved by stirring for 15 seconds by hand, and means that the lump of the foamable powdered beverage is wound up in the formed foam layer and does not stand still.
[0026]
In this specification, a foaming component means the component which discharge | releases gas and foams when a foaming powder drink is melt | dissolved in a liquid.
[0027]
As used herein, carbonate refers to a carbonate salt. There are three types of carbonates: normal salt M ^I ₂ CO ₃ , bicarbonate (acid salt) M ^I HCO ₃ , carbonate hydroxide salt (basic salt) mM ^I ₂ CO ₃ .nM ^I OH. Carbonate is decomposed by acid to release carbon dioxide. Examples of carbonates include ammonium carbonate, potassium carbonate, calcium carbonate, magnesium carbonate hydroxide, ammonium bicarbonate, potassium bicarbonate, sodium bicarbonate and the like. The carbonate may be added by any method, but there are methods such as mixing with other raw materials in a powder state, spraying the solution in an aqueous solution, drying it, and dispersing in a room temperature solid oil. . The amount of carbonate added is not particularly limited as long as the foaming property is good, but is preferably 0.1 to 5 parts by weight, more preferably 0.1 parts by weight with respect to 100 parts by weight of raw materials other than carbonate. 3 to 3 parts by weight, and still more preferably 0.5 to 1.5 parts by weight. When the amount of acid reacting with the carbonate is sufficient, the amount of foaming decreases if the amount of carbonate added is small, and the amount of foam increases if the amount of carbonate added is large.
[0028]
In this specification, an organic acid refers to an organic compound that exhibits acidity. The organic acid has an acidic functional group such as carboxylic acid RCOOH, sulfonic acid RSO ₃ H, and sulfinic acid RSO ₂ H. Examples of organic acids include acetic acid, citric acid, malic acid, tartaric acid, succinic acid and the like. The organic acid can be added by any method, but it can be mixed with other raw materials in a powder state, sprayed into a liquid state powder, sprayed into an aqueous solution and then dried, dispersed in a room temperature solid oil. There are methods such as adding. The amount of the organic acid added is not particularly limited as long as the foaming property is good, but is preferably 0.1 to 5 parts by weight, more preferably 0. 3 to 3 parts by weight, and still more preferably 0.5 to 1.5 parts by weight. When the amount of carbonate that reacts with the organic acid is sufficient, the amount of foaming decreases if the amount of organic acid added is small, and the amount of foam increases if the amount of organic acid added is large.
[0029]
In the present specification, the gas-containing foaming creaming powder refers to a creaming powder that contains a gas such as nitrogen or carbon dioxide and forms a foam layer by releasing the contained gas when dissolved in a liquid. Creaming powder refers to foods mainly composed of milk or the like obtained by adding cream, vegetable fats, sugars, fragrances and the like to dairy products such as skim milk powder. The method for adding the gas-containing foaming creaming powder is not particularly limited, and may be granulated with other raw materials, or may be mixed after granulating other raw materials. The amount of the gas-containing foaming creaming powder to be added is not particularly limited as long as the foaming property is good, but preferably 10 parts by weight to 50 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the raw material other than the gas-containing foaming creaming powder. More preferably, it is 15 to 30 parts by weight. If the amount added to 100 parts by weight of the raw material other than the gas-containing foaming creaming powder is less than 10 parts by weight, the amount of foaming may be insufficient. In addition, when the amount added to 100 parts by weight of the raw material other than the gas-containing foaming creaming powder exceeds 50 parts by weight, the amount of foaming is sufficient, but the flavor of the creaming powder becomes too strong, The balance of flavor may be impaired.
[0030]
In the present specification, the adjusted cocoa powder refers to a cocoa powder that is adjusted by adding edible substances such as sugars, dairy products, and fragrances to make it easy to drink.
[0031]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example and a comparative example are shown and this invention is demonstrated concretely, this invention is not limited to the following Example.
[0032]
Examples 1-4 and Comparative Examples 1-2
Adjusted cocoa powders having the formulations shown in Tables 1 and 2 were prepared by using the power kneader PK-350 manufactured by Dalton Co., Ltd. according to the procedures described in (1) to (3) below.
[Table 1]

[Table 2]

[0033]
(1) The raw materials of symbol 1 in Table 1 were mixed.
[0034]
(2) Agitation granulation was carried out using the raw material of symbol B in a liquid state at 30 ° C. as a binder.
[0035]
(3) After completion of granulation, the raw materials of symbol C were mixed.
[0036]
Through all the operations (1) to (3), the product temperature did not exceed 24 ° C. The product temperature can be controlled by methods such as preliminary cooling of raw materials, room temperature control, cooling by a jacket, use of a coolant such as dry ice and liquid nitrogen, and suppression of stirring time. When the product temperature exceeds 24 ° C., the raw material being stirred becomes a dough shape, and the yield of the granulated product may be reduced.
[0037]
Table 4 shows the results obtained by dissolving 22 g of the adjusted cocoa powder produced by the above method in 100 ml of hot water at 90 ° C. using a beaker (capacity: 200 ml) having an inner diameter of 65 mm and a height of 85 mm, and evaluating it based on the criteria in Table 3. . Among the evaluation items, the amount of foam was evaluated by the height of the foam layer formed on the upper part of the liquid. A maximum value of 15 mm or more is good. The foam persistence was evaluated by the duration of the foam layer formed on top of the liquid. It is good if the height of 15 mm or more is maintained for 1 minute or more. The solubility was evaluated based on the ease of dissolution of the powdered beverage. Using a teaspoon or the like, it is uniformly dispersed and dissolved by stirring for 15 seconds by hand, and it is good if the lump of foamable powder beverage is wound up in the formed foam layer and does not stand still. The flavor was evaluated by comparing with the flavor of the adjusted cocoa obtained by removing the raw material of symbol B from the formulation in Table 1. It is good if the flavor of the adjusted cocoa is not impaired by the flavor of the fats and oils. For fluidity, the presence or absence of blocking at 20 ° C. was evaluated. Good if there is no blocking. The comprehensive evaluation was performed by comprehensively evaluating the above evaluation results.
[Table 3]

[Table 4]

[0038]
In Examples 1-4, the results were good or better in all the evaluation items. In Comparative Example 1, the amount of foam, the sustainability of the foam, and the solubility were good, but the flavor of the oil and fat was strong and blocking was seen, which was not preferable. Although the comparative example 2 was a result more than favorable in another evaluation item, the flavor was heavy and was a little unpreferable.
[0039]
Examples 5-8 and Comparative Examples 3-4
Adjusted cocoa powders having the formulations shown in Table 5 and Table 6 were produced in the same procedure as in Examples 1 to 4 and Comparative Examples 1 and 2. That is, Comparative Example 3 was not granulated, and Example 5, Example 6, Example 7, Example 8, and Comparative Example 4 were each 5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of raw materials other than room temperature solid oil and fat. Granulation was performed using 20 parts by weight, 30 parts by weight, and 40 parts by weight of normal temperature solid oil E. After mixing 1100 g of gas-containing foaming creaming powder with these, the adjusted cocoa powder with the weight shown in Table 6 was dissolved in 100 ml of hot water at 90 ° C. using a beaker (capacity 200 ml) having an inner diameter of 65 mm and a height of 85 mm. Table 7 shows the results of evaluation based on the criteria in Table 3.
[Table 5]

[Table 6]

[Table 7]

Examples 5 to 8 were results of good or better in all evaluation items. Especially Example 6 and Example 7 were very favorable in all the evaluation items. In Comparative Example 3, the flavor was very good, but the solubility was not preferable, and the amount of foam and the persistence of the foam were slightly unfavorable. Moreover, since it was not granulated, fluidity was somewhat unfavorable.
[0040]
[Example 9]
The adjusted cocoa powder having the composition shown in Table 8 was prepared by using the fluidized bed granulator FD-WSG-5 manufactured by Paulec Co., Ltd. according to the procedures described in (1) to (4) below. (1) The raw materials of symbol 8 in Table 8 were mixed. (2) (1) was put into a fluidized bed and mixed for 3 minutes at a supply air temperature of 50 ° C. (3) A raw material of 70 ° C. was sprayed and granulated at a supply air temperature of 50 ° C. (4) (3) was cooled to 23 ° C. and the raw materials were mixed.
[Table 8]

[0041]
Table 9 shows the results obtained by dissolving 22 g of the adjusted cocoa powder produced by the above method in 100 ml of hot water at 90 ° C. using a beaker (capacity: 200 ml) having an inner diameter of 65 mm and a height of 85 mm, and evaluating it based on the criteria in Table 3. .
[Table 9]

Example 9 was very good in all evaluation items.
[0042]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide an effervescent powder beverage having excellent solubility and good effervescence.

Claims

An effervescent powder drink with good effervescence, characterized by mixing a raw material containing a carbonate and an organic acid in a solid state, and then adding and granulating a room temperature solid oil having an ascending melting point of 24 to 40 ° C.

2. The effervescent powder beverage according to claim 1, which is granulated using 5 to 30 parts by weight of normal temperature solid oil / fat with respect to 100 parts by weight of raw materials other than normal temperature solid oil / fat.

3. The sparkling powdered beverage according to claim 1 or 2, which is granulated using a stirring granulator and / or a fluidized bed granulator.

The effervescent powder drink according to claims 1 to 3, which is easily dissolved in a liquid at 90 ° C.

Claims 1 to 4 for effervescent beverage powder is characterized by containing a gas-containing effervescent non-dairy creamer as a foaming component.

The sparkling powder beverage according to claims 1 to 5 , which is an adjusted cocoa powder.