JP4005820B2 - 電子商品流通システム、電子商品流通方法及びプログラム - Google Patents

電子商品流通システム、電子商品流通方法及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各家庭などに設置されているテレビジョン装置などの視聴者装置で視聴されるコンテンツの視聴情報の中から優良コンテンツを買い付け、この買い付けたコンテンツと広告とを合体させて消費者に安価に配信する電子商品流通システム、電子商品流通方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子商品には、インタネット上のプロバイダなどのコンテンツ提供会社から提供されるコンテンツと広告提供会社から提供される広告コンテンツ(以下、広告と略称する)とが挙げられる。
【0003】
従来、一般の消費者は、視聴者装置を用いて、映像、音声によるコンテンツを視聴しているが、多数のコンテンツの中から優良なコンテンツを判断する場合、視聴者装置にナビゲーションシステムなどを搭載し、番組の選択情報から判断することが可能である。
【0004】
一方、広告提供者から提供される広告は、番組の広告枠を利用し、当該番組内の広告枠の中に所要とする広告を組込んで消費者に提供している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、従来の電子商品の流通販売等は、専らコンテンツ提供者、番組制作者、広告提供者が取り扱うものとされ、優良なコンテンツや広告を積極的に促進し、コンテンツ、広告の視聴に対する貢献度に応じて還元する仕組みになっていない。
【0006】
すなわち、視聴者装置の視聴情報に基づいて自動的に優良なコンテンツを選択する技術は考えられているが、番組の広告枠を利用して広告の供給を促進する意味から、優良コンテンツと広告とを合体させて配信したり、コンテンツと広告との組み合わせに自由度をもたせつつ配信することは困難な技術である。
【0007】
また、番組の広告枠にコンテンツを入れる場合には広告枠購入料金(広告料金)を必要とするが、この広告枠購入料金を、視聴者、コンテンツ提供者、システム運営者がそれぞれ広告視聴に対する貢献度に応じて還元し運営する方法が存在しない。特に、コンテンツ提供者のコンテンツの創造ないしは製作側に対する還元は、優良なコンテンツの製作を促進する意味から重要であるが、未だ広告料金をコンテンツ提供者に還元する仕組がない。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、優良なコンテンツ、広告の供給を促進する電子商品流通システム、電子商品流通方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明の他の目的は、視聴者、コンテンツ提供者、システム運営者がそれぞれ広告視聴に対する貢献度に応じて対価を適切に還元する電子商品流通システム、電子商品流通方法及びプログラムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記課題を解決するために、本発明は、ネットワークに、コンテンツを提供するコンテンツ提供装置及び前記ネットワークを通して提供される前記広告を含むコンテンツを視聴したとき、少なくともその視聴したアクセス先を含むコンテンツ情報とコンテンツの視聴時間と視聴者個人情報とを組込んだコンテンツ視聴情報を生成し出力するエージェント機能を搭載した視聴者装置が接続され、前記コンテンツ提供装置に対してコンテンツ買付けのためのコンテンツを評価分析する電子商品流通システムであって、
前記ネットワークを通して前記多数の視聴者装置と接続されるコンテンツ評価装置と、当該コンテンツ評価装置に接続されるコンテンツ買付装置とを備え
前記コンテンツ評価装置は、各視聴者装置から出力されるコンテンツ視聴情報を受信し蓄積装置に記憶し、かつ、これらコンテンツ視聴情報から各コンテンツの視聴状況を集計し当該蓄積装置に記憶する保存管理処理手段と、前記コンテンツ買付装置からコンテンツ買付け要求を受信したとき、その要求内容に応じて少なくとも評価手法、評価項目及び報告形式に関する情報を取り出し、あるいは自ら定めた評価手法、評価項目及び報告形式に関する情報を前記蓄積装置に記憶する評価/分析管理処理手段と、この評価/分析管理処理手段から評価分析処理の開始指示を受け取ると、前記集計された各コンテンツに対し、前記蓄積装置に記憶される評価手法、評価項目に従って評価分析し、この優良コンテンツのコンテンツ情報を含む評価分析結果を出力するデータ分析処理手段と、このデータ分析処理手段から出力された評価分析結果を前記蓄積装置に記憶されている報告形式に従って報告形式データに作成し、前記コンテンツ買付装置に送信するデータ報告処理手段とを設け、
前記コンテンツ買付装置は、コンテンツの基本となる購入価格を決定するための各種のパラメータ情報を前記蓄積装置に記憶する保存管理処理手段と、前記コンテンツ評価装置に対してコンテンツの買付け要求に基づき、あるいは当該コンテンツ評価装置から任意に送られてくる前記報告形式データに記載される評価分析結果に基づき、優良コンテンツのコンテンツ情報と前記蓄積装置から必要なパラメータ情報を読み出して当該優良コンテンツの優良度等を考慮して購入価格を決定する購買判定処理手段と、この優良コンテンツの購入価格を決定した後、優良コンテンツのコンテンツ情報及び購入価格を記述した注文データを作成し、この注文データを前記コンテンツ提供装置に送信し、当該注文データに対する購入価格の変更を含む回答データからコンテンツ買付け契約を成立させ、前記コンテンツ提供装置から優良コンテンツに関するコンテンツ及びコンテンツ情報を取得し前記蓄積装置に記憶する手段とを設けた電子商品流通システムである。
【0011】
また、本発明は、以上のような構成要素に新たに、前記ネットワークを介して視聴者装置に接続され、かつ、前記コンテンツ買付装置及び前記コンテンツ評価装置に接続されるコンテンツ配信装置をさらに備え、
前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツ買付装置から送信されてくるコンテンツ及びコンテンツ情報を受信し前記蓄積装置に記憶する記憶手段と、この受信された前記コンテンツ及びコンテンツ情報に基づき、前記コンテンツ評価装置に対して当該コンテンツ及び広告の視聴に関するコンテンツ視聴統計情報を要求し取得するコンテンツ処理手段と、前記受信されたコンテンツ及びコンテンツ情報に基づき、当該コンテンツ情報と前記コンテンツ視聴情報とを用いて広告枠を含む仮番組編成データを生成し、前記蓄積装置に記憶する番組編成データ生成手段と、番組編成データ生成手段により生成された広告枠を含む仮番組編成データに基づいて番組案内データを作成し、前記視聴者装置に提供するとともに前記蓄積装置に記憶する番組案内データ生成登録手段と、提供した前記視聴者装置から視聴者が選択した番組のコンテンツ選択情報を受信し、前記蓄積装置に記憶する番組選択情報受信手段とを設けた電子商品流通システムである。
【0012】
さらに、本発明は、以上のような構成要素に新たに、前記ネットワークを通して視聴者装置に接続され、かつ、前記コンテンツ買付装置及び前記コンテンツ評価装置に接続されるコンテンツ配信装置と、このコンテンツ配信装置に接続される広告取得処理装置とを備え
前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツ買付装置から送信されてくるコンテンツ及びコンテンツ情報を受信し前記蓄積装置に記憶する記憶手段と、この受信された前記コンテンツ及びコンテンツ情報に基づき、前記コンテンツ評価装置に対して当該コンテンツ及び広告の視聴に関するコンテンツ視聴情報を要求し取得するコンテンツ処理手段と、前記受信されたコンテンツ及びコンテンツ情報に基づき、当該コンテンツ情報と前記コンテンツ視聴情報とを用いて広告枠を考慮した仮番組編成データを生成し前記蓄積装置に記憶するとともに、当該広告枠情報を前記広告取得処理装置に提供し、当該広告取得処理装置から広告コンテンツ及び広告コンテンツ情報を受けたとき、仮番組編成の広告枠の中に広告を挿入したコンテンツを組込んだ配信制御情報を作成し前記蓄積装置に記憶する番組編成データ生成手段と、この番組編成データ生成手段により生成された配信制御情報に従って広告挿入のコンテンツを前記視聴者装置に提供し、この提供した前記視聴者装置から視聴者が選択した番組のコンテンツ選択情報を受信し、前記蓄積装置に記憶する配信制御手段と、この配信後、前記コンテンツ評価装置に対してコンテンツ及び広告の視聴に関する視聴統計情報と視聴に関する課金情報を要求取得し、視聴回数を考慮しつつ視聴者、広告提供者及びコンテンツ提供者に対する課金計算を実施し、前記広告取得処理装置、前記コンテンツ買付装置、視聴者装置に課金分配する課金情報取得手段とを設け、
前記広告取得処理装置は、前記コンテンツ配信装置の番組編成データ生成手段から送信される広告枠情報を受信し前記蓄積装置に記憶するとともに、前記ネットワークに接続される広告提供装置に提供する広告情報提供手段と、広告枠情報を提供後、前記広告提供装置から広告を入れる広告枠の購入決定情報を取得した後、当該広告提供装置から送られてくる広告料金、広告コンテンツやコンテンツ情報を受信し前記蓄積装置に記憶するとともに、前記広告コンテンツや広告コンテンツ情報を前記コンテンツ配信装置に送信する広告転送手段とを設けた電子商品流通システムである。
【0013】
(2) なお、以上のような一連の処理は方法やプログラムによる処理によっても同様に実現可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0015】
(1) 電子商品流通システムを含むネットワークシステムの全体構成について。
【0016】
図1は本発明の一実施の形態に係わる電子商品流通システムを備えたネットワークシステムの系統構成図である。
【0017】
この電子商品流通用ネットワークシステムは、グローバルコンテンツを伝送するインターネットなどのネットワーク装置1が設けられ、このネットワーク1には、家庭,企業を含む消費者などにより所持され、広告を含むグローバルコンテンツを視聴するテレビジョンなどの視聴者装置2、この視聴者装置2から出力される視聴情報及びネットワーク装置1から取得する所要の情報をもとに優良なコンテンツを評価/分析し、この優良コンテンツ、広告の供給を促進し、かつ、視聴者、コンテンツ提供者、システム運営者がそれぞれ広告視聴に対する貢献度に応じて適切な対価を還元する役割を司る電子商品流通システム3、コンテンツプロバイダなどにより所持され、多数の視聴者装置2にグローバルコンテンツを提供する他、電子商品流通システム3から提供される優良コンテンツの購入契約を行うコンテンツ提供装置4、電子商品流通システム3から提供される広告枠情報のもとに当該広告枠に広告を挿入する契約を結ぶスポンサー企業,広告代理店等の広告提供者が所持する広告提供装置5が接続されている。
【0018】
さらに、ネットワーク装置1には、外部決済機関となる金融機関、クレジット会社等が所持する端末6及びコンテンツを一元的に管理するためのコンテンツ著作権情報管理団体が所持する端末7が接続されている。
【0019】
視聴者装置2は、少なくとも次のような機能が設けられている。
【0020】
視聴者装置2は、少なくとも消費者から入力される個人情報の保持、時間予約を含む番組選択その他所要とする情報を取得するナビゲーションシステム、番組再生の開始・終了等の実行時間を取得する再生装置及びどのような情報をどのように出力するかを規定するソフトウエアであるSNMP(Simple Network Management)エージェント及び当該SNMPエージェントにより出力する情報を蓄積するMIB(Management Information Base)データベース等が設けられている。
【0021】
この視聴者装置2は、ネットワーク装置1を経由してコンテンツ提供装置2にアクセスし、コンテンツ提供装置4が所有するグローバルコンテンツを視聴するが、ナビゲーションシステムが視聴中のコンテンツの属性を示すコンテンツ情報とコンテンツ視聴時間(帯)その他必要な情報の他、予め入力されている個人単位で識別する視聴者の属性を示す個人情報を保持している。従って、視聴者装置2は、SNMPエージェントを用いて、視聴者の属性を示す個人情報と視聴したコンテンツの属性を示すコンテンツ情報とコンテンツの視聴時間とを組込んだコンテンツ視聴情報を生成し出力する機能をもっている。
【0022】
また、視聴者装置2は、コンテンツと広告とが合体された広告挿入コンテンツをアクセスし視聴したとき、前述するように広告を視聴する視聴者の属性を示す個人情報の他、視聴中の広告の属性を示す広告情報、広告視聴中の視聴時間(帯)を保持している。従って、視聴者装置2は、SNMPエージェントを用いて、視聴者の属性を示す個人情報と視聴した広告の属性を示す広告情報とコンテンツの視聴時間とを組込んだ広告視聴情報を生成し出力する機能をもっている。
【0023】
電子商品流通システム3は、視聴者装置2から収集するコンテンツ視聴情報やネットワーク装置1に設置される各端末(図示せず)のSNMPエージェントによって出力される所要とする情報を取り込み、コンテンツに対して一定の評価、分析を実施し、グローバルコンテンツの中から優良なコンテンツを選択し、コンテンツ名、アクセス先を含むコンテンツ情報を出力するコンテンツ評価装置100と、このコンテンツ評価装置100から送られてくる優良コンテンツのコンテンツ情報或いは自らコンテンツを選定し、この選定されたコンテンツに対してコンテンツ評価装置100に評価、分析を要求し、この分析評価の結果に基づいてコンテンツ提供装置4との間で買付け処理を実施し、買付け成立後にコンテンツ、コンテンツ情報を取得するコンテンツ買付装置200と、このコンテンツ買付装置200から送られてくるコンテンツ、コンテンツ情報を受信し、これらコンテンツ及びコンテンツ情報に基づいて仮番組編成及び広告枠情報を生成し送信し、さらに買付けたコンテンツ及び広告を配信するコンテンツ配信装置300と、このコンテンツ配信装置300からの広告枠情報を広告提供装置5に提供し、広告枠の販売や広告コンテンツを取得する広告取得処理装置400と、保存管理処理部500とが設けられている。
【0024】
各装置100〜400の諸機能について概略的に説明する。
【0025】
コンテンツ評価装置100はネットワーク装置1を介して多数の視聴者装置2と接続されている。このコンテンツ評価装置100は、各視聴者装置2から出力されるコンテンツ視聴情報を受信し、またネットワーク装置1から収集する所要の情報を取り込んで保存管理処理部500に保存管理し、これら収集された全てのコンテンツ視聴情報及びネットワーク装置1から収集する所要の情報を用いて、コンテンツを評価し、優良なコンテンツとともにコンテンツ名、アクセス先を含むコンテンツ情報を少なくともコンテンツ買付装置200に送信し、コンテンツの買付け処理を行わせる。また、コンテンツ評価装置100は、各視聴者装置2から優良コンテンツのコンテンツ視聴情報を受信して保存管理処理部500に保存管理し、その後の評価分析結果をコンテンツ提供装置4などに提供する。
【0026】
また、コンテンツ評価装置100は、各視聴者装置2から出力される広告視聴情報を受信して保存管理処理部500に保存し管理し、その後の評価分析結果を広告提供装置5などに提供する。
【0027】
なお、コンテンツ評価装置100は、コンテンツ買付装置200に対して優良なコンテンツ情報を送信して買付けを促すだけでなく、コンテンツ買付装置200から選定されたコンテンツの買付け要求を受けて、当該コンテンツ情報を評価分析し、評価分析結果をコンテンツ買付装置200に送信する機能も備えている。
【0028】
また、コンテンツ評価装置100は、広告収入の計算と広告の消費量の計算と広告に関係するコンテンツの広告視聴に対する貢献度を計算し、消費者、コンテンツ提供者、処理システム運営事業者の貢献度に応じ、広告収入に対するそれぞれの分配を計算し、分配結果を出力する機能も備えている。
【0029】
コンテンツ買付装置200は、コンテンツ評価装置100とは専用線等を含む通信回線(ネットワーク)を介して接続され、コンテンツ評価装置100から出力される優良コンテンツのコンテンツ情報を受信し、またコンテンツの買付け処理のために評価分析要求のもとにコンテンツ評価装置100から送られてくる優良コンテンツのコンテンツ情報に基づき、当該優良コンテンツの「基本購入価格」の計算を行い、この「基本購入価格」をベースとし、広告無し、広告有りのコンテンツの配信におけるそれぞれのコンテンツの実勢の「購入価格」と[販売価格」とを計算する。また、コンテンツ買付装置200は、計算された「購入価格」と「基本消費価格」とに基づき、コンテンツ提供装置4との間で電子的な手段を用いて自動的に購入契約の成立・不成立を確定させる。また、コンテンツ提供装置4は、購入契約成立後、コンテンツ及びコンテンツ情報をコンテンツ買付装置200の指定位置に送出し、またコンテンツ、コンテンツ情報、「基本購入価格」、「購入価格」、「販売価格」を保存管理処理部500に保存管理し、必要に応じて要求先に提供し、また広告視聴の貢献度に応じて広告収入の一部をコンテンツ提供者に還元する機能をもっている。
【0030】
コンテンツ配信装置300は、視聴者装置2に対してネットワーク装置1を介して接続され、またコンテンツ評価装置100、コンテンツ買付装置200、広告取得処理装置400に対して専用線を含む通信回線(ネットワーク)を介して接続されている。
【0031】
このコンテンツ配信装置300は、視聴者装置2からの番組またはコンテンツ視聴情報を受信する一方、コンテンツ買付装置200により買付けたコンテンツ及びコンテンツ情報を取得し、またコンテンツ評価装置100から視聴統計情報を取り込み、番組編成、番組案内情報の生成、広告枠情報の生成、配信制御情報の生成などを行う。コンテンツ配信装置300は、生成された広告枠情報を広告取得処理装置400に送信し、また番組案内情報を視聴者装置2に送信する。番組編成は、視聴者装置2に提供するコンテンツを番組の形態に組立て、また対応する番組配信制御情報及び広告に挿入するコンテンツを作成する。さらに、コンテンツ配信装置300は、視聴者装置2から番組選択情報を受信し、この番組選択情報に対応する配信制御情報を検索し、この配信制御情報に従ってコンテンツと広告とに組み合わせ、変換圧縮処理、暗号化処理、配信処理を実施し、視聴者装置2に送信する機能をもっている。
【0032】
広告取得処理装置400は、コンテンツ評価装置100、コンテンツ買付装置200、コンテンツ配信装置300とは専用線を含む通信回線(ネットワーク)により接続され、また広告提供装置5とはネットワーク装置1を介して接続されている。広告取得処理装置400は、コンテンツ配信装置300から出力されるコンテンツに付随している配信される広告に関する「広告枠情報」を受信し、広告提供装置5に対してコンテンツ名、広告枠情報を含む広告枠購入情報を送出し、広告枠購入の契約処理を実行する。広告取得処理装置300は、広告枠購入契約後、広告提供装置4から広告コンテンツと広告コンテンツ情報を受け取り、保存管理処理部500に保存管理し、必要に応じて広告コンテンツ情報を出力する。
【0033】
前記コンテンツ提供装置4は、コンテンツ買付装置200に対してネットワーク装置1を介して接続され、コンテンツ買付装置200からコンテンツ買付けのために提示されるコンテンツ購入契約条件についてネゴシエーションを行って契約処理を行い、契約成立後には該当コンテンツ及びコンテンツの属性を表すコンテンツ情報をコンテンツ買付装置200に送出する機能をもっている。また、コンテンツ提供装置4は、コンテンツ買付装置200から広告視聴の貢献度に応じて広告収入の一部を受領する機能をもつている。
【0034】
広告提供装置5は、ネットワーク装置1を介してコンテンツ買付装置200と接続されている。この広告提供装置5は、広告取得処理装置400から出力されるコンテンツ名、広告枠情報などの広告枠購入情報に対し、広告枠の購入処理をを行って購入契約を成立させ、広告コンテンツ及び広告コンテンツ情報を広告取得処理装置400に送出する機能をもっている。
【0035】
(2) 電子商品流通システムの一例となる処理動作及び本発明の一実施の形態に係わる電子商品流通方法について(図2、図3参照)。
【0036】
(a) 視聴者装置2によるグローバルコンテンツ視聴情報の収集について。
【0037】
視聴者装置2は、インターネット装置1上に存在する映像関連ポータルサイト等に対してURLのもとにアクセスし(S1)、インターネット装置1上で流通するグローバルコンテンツを視聴する。このとき、ストリーミング映像を表示する視聴者装置2は、視聴したコンテンツ名、コンテンツ視聴のためのアクセス先、視聴時間、視聴価格等の視聴情報(グローバルコンテンツ視聴情報)収集し蓄積する(S2)。この蓄積されたグローバルコンテンツ視聴情報はコンテンツ評価装置100に送信される(S3)。
【0038】
(b) コンテンツ評価装置100による優良コンテンツの抽出について。
【0039】
コンテンツ評価装置100は、多数の視聴者装置2からグローバルコンテンツ視聴情報を受信し(S4)、これら視聴情報を集計する(S5)。この集計されたグローバルコンテンツ視聴情報に対し、電子商品流通システム3を管理する事業者におけるその時期等の戦略、例えばアクション系のコンテンツ入手を推進する等の戦略等を加味しつつ、所定の評価分析することにより優良コンテンツを抽出する(S6)。この優良コンテンツの抽出後、コンテンツとともにコンテンツ名やアクセス先を含むコンテンツ情報をコンテンツ買付装置200に送信する(S7)。
【0040】
なお、コンテンツ評価装置100は、コンテンツ買付装置200から買付け処理するためにコンテンツの評価分析要求を受けたとき、グローバルコンテンツを分析評価し、優良なコンテンツを選定し、優良コンテンツのコンテンツ情報をコンテンツ買付装置200に送信する場合もある。
【0041】
(c) コンテンツ買付装置200によるコンテンツ買付け及びコンテンツの取得について。
【0042】
コンテンツ買付装置200は、コンテンツ情報を受信した後(S8)、当該コンテンツを購入するための妥当な基本購入価格を算出し、コンテンツ提供装置4にアクセスする(S9)。コンテンツ買付装置200は、コンテンツ提供装置4との間で基本購入価格をベースとし、2次利用権や広告挿入の有無等の条件のもとにネゴシエーションを実施しながら購入価格を変動させ、契約成立させてコンテンツの買付け処理を行う(S10)。コンテンツの買付けを行った後、コンテンツ提供装置4から該当コンテンツとコンテンツ購入(契約)条件を取得すると、保管管理処理部500に保管する(S11,S12)。さらに、コンテンツ買付装置200は、コンテンツ提供装置4からコンテンツ情報(コンテンツメタ情報)を取得するか、あるいはコンテンツ評価装置100から受け取ったコンテンツ情報に基づいてコンテンツ買付け後のコンテンツのコンテンツ情報を生成し、保管管理処理部500に保管する(S13)。また、コンテンツ買付装置200は、買付けた配信すべきコンテンツ及びコンテンツ情報をコンテンツ配信装置300に送信する(S14,S15)。
【0043】
(d) コンテンツ配信装置300による仮番組編成及び広告枠情報等の生成について。
【0044】
コンテンツ配信装置300は、コンテンツ買付装置200から配信すべきコンテンツ、コンテンツ情報を受信し(S16,S17)、保存管理処理部500に保存し管理する。コンテンツ配信装置300は、保存管理処理部500に保存した後、当該コンテンツの種類に応じて、従来のTVタイプのブロードキャスト型配信(push型配信)に適したコンテンツ、視聴者自身の選択のもとに限定された視聴者の配信(pull型配信)に適したコンテンツとに分け、さらにコンテンツ情報からコンテンツ毎に広告挿入が可能か否かを加味した上で仮番組を編成する(S18)。この仮番組編成の結果、広告枠が明確になるので、この広告枠情報を保管管理処理部500に保管し管理する一方、当該広告枠情報を広告取得処理装置400に送信する(S19)。
【0045】
(e) 広告取得処理装置400による広告枠の販売、広告コンテンツの取得について。
【0046】
広告取得処理装置400は、コンテンツ配信装置300からの広告枠情報を受信すると(S20)、この広告枠情報を広告提供装置5に開示し(S21)、入札方式または価格提示による単純販売方式により広告枠を販売する用意があることを知らせる。広告提供装置5を所持する広告提供者は、購入しようとする広告枠の過去の視聴統計情報(年齢別、性別等の統計情報或いは放送された広告の統計等)を参照し、入札する(S22)。入札期間が経過した後、広告取得処理装置400は、最高価格者に落札を通知し(S23)、広告配信条件(配信期限等)を明確にした上で広告契約を成立させると、販売情報として保管する(S24)。広告取得処理装置400は、契約成立後、広告料金を徴収し(S25)、広告コンテンツを受信取得し(S26)、保存管理処理部500に保存し管理し、また、広告提供装置5からの広告コンテンツ情報(広告コンテンツメタ情報)を受信するか、広告コンテンツ情報を生成する(S27)。さらに、広告取得処理装置400は、広告コンテンツと広告コンテンツ情報とをコンテンツ配信装置300に送信する(S28)。
【0047】
(f) コンテンツ配信装置300による番組編成、視聴者装置2への配信について。
【0048】
コンテンツ配信装置300は、広告コンテンツ、広告コンテンツ情報を受信すると(S29)、先に生成された仮番組編成表に従って番組編成を進める(S30)。この際、販売できなかった広告枠や例えばコンテンツの頭出し時間等によって視聴者に待ち時間が生じた場合、広告コンテンツ情報中のターゲット顧客情報と視聴者から収集した視聴情報等を参照し、広告の挿入(以下、ダイナミック広告と呼ぶ)を進める。番組編成終了後、電子番組選択情報EPG(Electronic Program Guide)を視聴者装置2に送信し(S31)、表示させることにより(S32)、視聴者にプログラム(チャンネル)の選択権を与える。視聴者は電子番組選択情報によって番組を選択すると(S33)、コンテンツ配信装置300は広告の挿入されたコンテンツを視聴者装置2に配信する(S34)。なお、プログラムの視聴は、例えば広告が付加されたプログラム(TV型やVOD)では広告なしの場合よりも料金がディスカウントされる。
【0049】
コンテンツ配信装置300は、コンテンツと広告コンテンツとの配信回数を蓄積し(S35)、この配信回数、配信情報およびそれぞれの課金情報を広告取得処理装置400に送信する(S36)。
【0050】
(g) 広告取得処理装置400による広告料の再徴収、ディスカウント料の補填について。
【0051】
広告取得処理装置400は、広告コンテンツの配信回数、配信情報を受信する(S37)。そして、広告コンテンツがターゲット顧客情報に応じて適切に配信されたことを確認後、広告提供者から広告料の再徴収を実施する(S38)。この再徴収した広告料のうち、一部は当該広告を添付して配信したコンテンツの視聴者へのディスカウント分の料金を補填し(S39)、一部は当該広告を添付して配信したコンテンツを提供したコンテンツ提供者であるコンテンツ提供装置4に対し、広告回数に応じたペイバック分を計算し、ペイバックする(S40)。このペイバックの料金情報はコンテンツ買付装置200へ通知される(S41)。
【0052】
(h) コンテンツ買付装置200によるコンテンツ提供者へのペイバックについて。
【0053】
コンテンツ買付装置200は、ペイバックの料金情報を受信すると(S42)、コンテンツ提供装置4にペイバック料等について通知し(S43)、実際にペイバックを実施する(S44)。
【0054】
(3) 広告付きコンテンツによるビジネスモデルについて。
【0055】
本発明に係わる電子商品流通システムから見た広告付きコンテンツの販売によるビジネスモデルについて図4を参照して説明する。
【0056】
従来、コンテンツ配信業者の収支は、設備費、人件費等の製造固定費を無視し簡略化すると、コンテンツの購入価格(a)、エンドユーザへの配信価格(b)、一本当たりの著作権者へのロイヤリティ(l)、視聴回数(n)により表される。つまり、
配信サービス提供者のコンテンツ販売による利益=(b×n)−(a+l×n)で表される。よって、従来においては、視聴者によるコンテンツの視聴を促進するためには、利益からプロモーション費用を捻出するか、bを下げるなどの値下げを実施し、収入を削る方向で販売するのが一般的である。
【0057】
これに対し、本発明による一実施の形態においては、コンテンツ広告費の一部が次のように利用される。
【0058】
(I) 広告付きコンテンツを配信した場合、視聴者に対してディスカウントするが、そのディスカウント費用の補填費用に回すこと。
【0059】
(II) また、広告付きコンテンツの視聴には、コンテンツの優良度が貢献したと考え、コンテンツ提供者の提供したコンテンツに付帯して配信された広告の配信回数に応じて、コンテンツ提供者にペイバックすること。
【0060】
広告毎の広告による収入は、広告枠の販売による広告料(p)とダイナミック広告(q×m)による再徴収する広告料である。なお、qは事業者によって決定される。mは広告の配信回数である。
【0061】
さらに、広告による視聴者へのディスカウント分(d×m)とコンテンツ提供者へのペイバック分(r×m)を考慮すると、広告モデルの利益は、
広告による利益=p+q×m−(d+r)×m=p+(q−d−r)×mとなる。
【0062】
従って、サービス全体の利益は、
Figure 0004005820
【0063】
従って、図4は以上のような利益に対するコンテンツ提供者、電子商品流通システム、視聴者の3者でどのように利益配分するかを示した広告付きコンテンツ販売モデル図である。図示左側の棒グラフは、コンテンツ提供者の収入を示したものであり、従来のコンテンツ提供者への支払(a+l×n)に対し、広告付帯によるペイバック収入によって(r×m)分だけ増加している。
【0064】
一方、図示中央の棒グラフは、電子商品流通処理システムに関する収支を示すものであって、上部の網掛け部分b×n−(a+l×n)がコンテンツ販売による利益分であり、下部の網掛け部分p+(q−d−r)×mが広告収入による利益分である。
【0065】
右側の棒グラフは、視聴者全体の視聴料金であって、通常b×nであったが、今回の発明ではd×m分だけディスカウントされている。
【0066】
従って、結果的には、広告料をリーズナブルに活用することにより、3者が利益を享受することが可能となる。
【0067】
次に、電子商品流通システム(図1参照)を構成するコンテンツ買付装置200、コンテンツ評価装置100、コンテンツ配信装置300、広告取得処理装置400の順序で個別的に説明する。なお、以下の説明は、コンテンツ買付装置200からコンテンツ買付けのためにコンテンツ評価装置100に対して当該コンテンツの評価分析を要求する例について説明する。
【0068】
(4) コンテンツ買付装置200について。
【0069】
図5はコンテンツ買付装置200の一実施の形態を示す構成図である。
【0070】
このコンテンツ買付装置200は、所要のコンテンツ買付け条件のもとにコンテンツ買付け要求をコンテンツ評価装置100に送信し、当該コンテンツ評価装置100から優良なコンテンツのコンテンツ情報を含む評価分析結果を受け取ると、コンテンツプロバイダであるコンテンツ提供装置4との間でコンテンツの買付け処理を実行する機能をもっている。
【0071】
このコンテンツ買付装置200は、例えば契約・販売管理処理部210と入荷管理処理部220と会計管理処理部230と保存管理処理部240とによって構成されている。
【0072】
この契約・販売管理処理部210は、コンテンツ買付処理のために必要な情報をコンテンツ評価装置100に要求し、このコンテンツ評価装置100から取得された情報と予めデータ蓄積装置に保存される情報とをもとに、所定の購入コンテンツ価格決定方式に従ってコンテンツの購入価格を決定する。また、契約・販売管理処理部210は、コンテンツ購入価格の決定後、コンテンツの仕入先(買付先)を検索し、この検索されたコンテンツ仕入先のコンテンツ情報(コンテンツメタ情報)から注文データを作成しコンテンツ買付装置200に提示し、妥当なコンテンツ購入価格となったとき、契約成立となり、契約成立情報を出力する機能をもっている。
【0073】
入荷管理処理部220は、契約成立情報を受けた後、コンテンツ提供装置4からコンテンツ及びコンテンツメタ情報を受信し、これらコンテンツ、コンテンツメタ情報の誤りチェック、内容の正否を確認する。そして、契約・販売管理処理部210は、適切なコンテンツ、コンテンツメタ情報を保存管理処理部240に保存する一方、検収情報を会計管理処理部230に送出する。
【0074】
さらに、入荷管理処理部220は、コンテンツ著作権情報管理団体所持の端末7からユニークなコンテンツ著作権IDを取得し、前記コンテンツメタ情報に埋め込み、保存管理処理部240に保存されるコンテンツメタ情報を更新する機能をもっている。
【0075】
会計管理処理部230は、契約・販売管理処理部210から契約成立情報を受信し、また入荷管理処理部220から検収情報を受信すると、コンテンツ提供装置4からの請求データに基づき、金融機関・クレジット会社等が所持する端末6との間で決済処理を実行する機能をもっている。
【0076】
保存管理処理部240は、契約・購買管理処理部210、入荷管理処理部220及び会計管理処理部230からのデータ保存要求を受付け、その要求内容に応じた書込み及び読出し処理を実施する保存管理手段241、この保存管理手段241の指示のもとに各種のデータを蓄積する蓄積装置242とが設けられている。
【0077】
次に、コンテンツ買付装置200の処理の一例について図6を参照して説明する。
【0078】
1) コンテンツ購買条件設定処理(S201)。
【0079】
契約・販売管理処理部210の購買処理手段211は、コンテンツの買付け処理に当たり、購入コンテンツ価格決定方式A1(後記)を用いて、コンテンツの基本となる購入価格を決定する。この基本購入価格を決定するための各種の情報は保存管理処理部240の蓄積装置242に蓄積されているが、その他にもコンテンツ評価装置100による評価情報,例えばコンテンツ販売実績評価A2(後記)に関する情報等が必要となる。
【0080】
そこで、購買処理手段211は、保存管理処理部240の蓄積装置242から購入コンテンツ価格決定方式によるコンテンツ購入価格を決定する以下のパラメータ情報を読み出し、購買判定処理手段212に設定する。
【0081】
この設定情報は、コンテンツの顧客への販売価格、コンテンツのロイヤリティ価格、電子商品流通システム設備の製造固定費(減価償却額)、電子商品流通システム設備の管理費等のように変動要素の少ないパラメータ情報などが規定値として設定される。
【0082】
2) 購買判定情報の取得処理(S202)。
【0083】
購買判定処理手段212は、購買処理手段211から購入コンテンツ価格決定方式A1に必要なパラメータ情報を受けると、統計データ取得手段213を経由して販売価格評価A2に関する情報の提供をコンテンツ評価装置100の評価/分析管理処理部110に要求する。
【0084】
購買判定処理手段212は、コンテンツ評価装置100のデータ報告処理部140から販売実績評価A2に関する情報を受け取った後、「予想販売数」算出のためのパラメータとして、販売実績評価A2の「ジャンル傾向」に関する情報を統計データ取得手段213を経由してコンテンツ評価装置100の評価/分析管理処理部110に送信する。
【0085】
購買判定処理手段212は、コンテンツ評価装置100のデータ報告処理部140から取得する「予想販売数」の情報を受け取ると、この取得した情報と蓄積装置242に保存されているコンテンツ購入価格を決定する情報とに基づき、購入コンテンツ価格決定方式A1により、「ジャンル傾向」別にコンテンツ購入価格を決定する。
【0086】
<購入コンテンツ価格決定方式A1>
a) コンテンツ基本購入価格の決定
コンテンツの基本購入価格は、電子商品流通システムが決定する販売価格と「予想販売数」とから予想売上高を算出する。この予想売上げ高に基づいて変動費となる材料費(コンテンツ購入価格)を算出する。また、予想売上げ高は、経理的にはコンテンツ配信のための原価(売上原価)と売上利益とからなり、電子商品流通システム3で設定する売上利益(特に営業利益)がコンテンツの基本購入価格のパラメータとなる。
【0087】
Figure 0004005820
商品売上原価=コンテンツ配信設備の管理費
製造変動費 =コンテンツのロイヤリティ価格×予想販売数+コンテンツの基本購入価格+コンテンツ配信のコスト×予想販売数
製造固定費 =電子商品流通システム設備の減価償却額
売上総利益 =販売のための諸経費+電子商品流通システムの営業利益である。
【0088】
従って、コンテンツの基本購入価格=予想売上高−(商品売上原価+製造固定費+売上総利益)−(コンテンツのロイヤリティ価格×予想販売数+コンテンツ配信のコスト×予想販売数)で表される。
【0089】
b) コンテンツ評価を加えた購入価格の算出
コンテンツプロバイダであるコンテンツ提供装置4からコンテンツを購入する際、電子商品流通システム3が視聴者装置2から収集したコンテンツ販売情報やシステム管理情報から購入見積りのための評価値を算出し、基本購入価格に反映する。このコンテンツ販売情報は、視聴者装置2の視聴者のコンテンツ視聴回数に相当する。従って、例えば映画のトータルの視聴回数がコンテンツの販売回数となります。また、特定のジャンルの映画の販売回数の平均値が当該ジャンルの予想販売数となる。
【0090】
なお、前記評価値は、例えば5段階評価(−2,−1,0,1,2)とし、コンテンツ毎に下記する販売実績評価A2の各項目について評価する。全ての販売コンテンツの情報から評価値を計算し、その平均値が5段階評価の「0」とする。購入するコンテンツの評価は例えば5つの項目からなり、当該平均値との比較を行い、5段階評価を決定する。最終的な5段階評価は、5項目の平均値から算出する。
【0091】
最終的な購入価格=コンテンツの基本購入価格+(予め決めた営業利益を原資とする基準価格値)×5段階評価となる。
【0092】
なお、予め決めた営業利益を原資とする基準価格値とは、コンテンツ販売の利益のうち、売上総利益の中の営業利益を原資として、コンテンツ購入時に「付加する評価額(基準価格値)を決定するもので、実際の価格は、経営側が営業利益から判断して決定する規定値となる。
【0093】
<販売実績評価A2>:5段階評価(a〜e)
a) コンテンツの販売実績
販売実績の高いコンテンツを高評価とする。なお、販売実績は、コンテンツの配信実績となるが、配信形態によりコンテンツの視聴率や顧客の連続視聴時間からも判断する。
【0094】
b) ジャンル傾向
特定ジャンルのコンテンツの販売実績が高い場合、該当するジャンルのコンテンツを高評価とする。
【0095】
c) コンテンツプロバイダ
販売実績の高いコンテンツを提供するコンテンツプロバイダを高評価とする。
これはコンテンツ自体のブランド力が高いためである。
【0096】
d) 粗利益
コンテンツ販売実績からコンテンツの粗利益を算出し高評価とする。なお、コンテンツを定額で販売した時とディスカウント価格で販売した時の粗利益の対比からも評価する。
【0097】
e) コスト
コンテンツを顧客に配信する際の回線費用などの配信コスト、販売促進のための販売費用等を考慮して評価する。また、コンテンツ維持のための経費により評価する。
【0098】
購買判定処理手段212は、以上のようにして「ジャンル傾向」毎のコンテンツ購入価格を決定し、購買処理手段211に通知する。
【0099】
3) 仕入先検索処理(S203)
購買処理手段211は、「ジャンル傾向」毎に決定されたコンテンツ購入価格の情報を受け取ると、保存管理処理部240の保存管理手段241を用いて、蓄積装置242の1つのデータベースである仕入先情報データベース242dから仕入先を検索する。
【0100】
コンテンツの仕入先(買付先)であるコンテンツプロバイダ,つまりコンテンツ提供装置4を検索するに先立ち、予め次のような情報の蓄積処理が行われている。
【0101】
予めインターネットなどの検索情報サイトからコンテンツプロバイダ等の企業情報を入手し、保存管理手段241を介して仕入先情報データベース242dに蓄積する。また、決済実施のための与信情報も同様に入手し、与信情報データベース242gに蓄積する。
【0102】
従って、購買処理手段211は、保存管理手段241を介して仕入先情報データベース242dから仕入先を検索し、コンテンツ提供装置4にアクセスする情報(例えばネットワーク通信に必要なURLなどの情報)を取得する。
【0103】
購買処理手段211は、仕入先購買条件に合致する仕入先が存在するか否かを判定し(S204)、該当するコンテンツ提供装置4に関する情報が無い場合、コンテンツの買付処理を終了する(S205)。
【0104】
4) コンテンツ検索処理(S206)
購買処理手段211は、ステップS203、S20で仕入先となるコンテンツ提供装置4の情報を検索すると、情報検索処理手段214に対し、当該コンテンツ提供装置4の保有するコンテンツメタ情報(コンテンツ情報)の取得を指示する。
【0105】
この情報検索処理手段214は、情報検索送受信手段215を経由してコンテンツ提供装置4のコンテンツメタ情報を検索する。ここで、情報検索送受信手段215は、コンテンツ提供装置4に対して電子的な情報交換(EDI、ebXML、HTTP)プロトコルに基づいて送受信データのフォーマット変換及び通信処理を実施する。なお、コンテンツメタ情報に含まれる情報の一例としては、コンテンツコード(コンテンツ著作権ID)、ビデオフォーマット、コンテンツ時間、作成者、作成日時、著作権者、圧縮CODEC、コンテンツのハッシュ値、コンテンツの格納先アドレス、利用条件(配信期限、改変権、二次利用権、販売権など)、ロイヤリティ情報(ロイヤリティ価格、支払条件、契約期間)、広告付帯条件(映像広告付き、バナー広告付きなど)などが挙げられるが、以上の情報よりも少ない情報であってもコンテンツの買付けにはそれほど問題とならない。
【0106】
情報検索処理手段214は、情報検索送受信手段215を用いて、検索結果であるコンテンツメタ情報を取得すると、保存管理手段241を介してコンテンツメタ情報データベース242bに保存するとともに、購買処理手段211に送出する。この購買処理手段211は、ステップS202により取得した販売実績評価A2とコンテンツ提供装置4から取得したコンテンツメタ情報とを比較し(S207)、買付けるコンテンツの選択を実施する。ここで、該当するコンテンツが無い場合、コンテンツの買付け処理を終了する(S205)。
【0107】
5) 購買見積処理(S208)
購買処理手段211は、ステップS206で選択されたコンテンツメタ情報に基づき、購買文書入出力手段216を経由してコンテンツ提供装置4に注文データを送信するとともに、保存管理手段242を介して注文情報データベース242eに保存する。ここで、購買文書入出力手段216は、コンテンツ提供装置4に対して電子的な情報交換(EDI、ebXML、HTTP)プロトコルに基づいて送受信データのフォーマット変換及び通信処理を実施する。
【0108】
購買処理手段211は、購買文書入出力手段216を介してコンテンツ提供装置4からの注文データの回答を受信すると、受信した注文データの回答によるコンテンツ価格情報とステップS202で算出された購入コンテンツ価格決定方式A1に基づく「ジャンル傾向」別コンテンツ購入価格とを比較し(S209)、注文データに対するコンテンツ価格情報が「ジャンル傾向」別コンテンツ購入価格以下である場合、契約可能と判定する。
【0109】
購買処理手段211は、契約可能と判定した場合、先に注文情報データベース242eに保存した注文データを更新する。
【0110】
また、購買処理手段211は、買付け契約可能と判定したコンテンツの注文成立情報を契約処理手段217に送出する。ここで、契約処理手段217は、購買契約処理を実施する(S210)。
【0111】
一方、購買処理手段211は、注文データの回答によるコンテンツ価格情報が「ジャンル傾向」別コンテンツ購入価格以上である場合、契約不可能と判定する。
【0112】
なお、契約不可能と判定されたコンテンツは、コンテンツ提供装置4から提示された注文データの回答に基づき、以下に記述する販売条件評価A3の各項目を除外しつつコンテンツ購入価格を下げながら再交渉する場合と契約交渉破棄の場合とが有る。
【0113】
<販売条件評価A3>
a) 広告付きコンテンツ
・広告費収入で評価する。コンテンツに広告挿入ができる場合、高評価とする。
【0114】
・コンテンツ販売実績に応じて広告費の追加収入がある。
【0115】
b) 権利条件
・二次利用権等、著作権の利用許諾に関する権利条件の良いものを評価する。
【0116】
・許諾条件毎にコンテンツ評価を高評価とする。
【0117】
*再交渉処理について
そこで、購買処理手段211は、購買判定処理手段212に対し、コンテンツを再計算させるための販売条件評価A3の項目を設定する。購買判定処理手段212は、ステップS202の結果と販売条件項目A3の項目とをコンテンツ評価装置100に送信し、コンテンツ評価装置100に再計算を指示する。
【0118】
コンテンツ評価装置100は、販売条件項目A3の項目の除外ごとのコンテンツ購入価格情報を評価し、購買判定処理手段212に送信する。購買判定処理手段212は、販売条件項目A3の各項目の除外ごとのコンテンツ購入価格情報を受け取り、購買処理手段211に送出する。購買処理手段211は、購買判定処理手段212から送られてくる新たなコンテンツ購入価格情報に基づき、注文データを作成し、購買文書入出力手段216を経由してコンテンツ提供装置4に送信し再交渉を実施する。
【0119】
*契約交渉破棄について
購買処理手段211は、コンテンツ提供装置4の提示された注文データの回答がコンテンツ購入価格よりもかなり高い価格に設定されている場合、コンテンツ買付処理を終了する。
【0120】
6) 購買契約処理(S210)
購買処理手段211は、前述したように契約可能と判定したとき、コンテンツの注文成立情報を契約処理手段217に送出する。契約処理手段217は、注文成立情報に基づいて購買契約処理を開始する。契約処理手段217は、保存管理手段241を介して蓄積装置242の注文情報データベース242eの注文データから購入価格を含む契約データを作成し、蓄積装置242の注文情報データベース242eに格納する。また、契約処理手段217は、作成された契約データを契約文書入出力手段218を経由してコンテンツ提供装置4に送信する。なお、契約文書入出力手段218は、コンテンツ提供装置4に対して電子的な情報交換(EDI、ebXML、HTTP)プロトコルにより送受信データのフォーマット変換及び通信処理を実施する。
【0121】
さらに、契約処理手段217は、契約文書入出力手段218を経由してコンテンツ提供装置4から送信されてくる契約データの回答を受信すると、回答内容を確認し、契約が成立する。
【0122】
契約処理手段217は、契約成立した契約データを保存管理手段241を介して契約情報データベース242fの契約データを更新し、また契約データに対する回答データも保存する。
【0123】
ここで、契約処理手段217は、契約が成立すると、入荷管理処理部220のデータ検収処理手段221及び会計管理処理部230の入出金管理手段231にそれぞれ契約成立情報を入力する。
【0124】
7) コンテンツ入荷処理(S211)
入荷管理処理部220のデータ検収処理手段221は、契約処理手段217から契約成立情報を受け取ると、コンテンツ入荷処理を開始する。すなわち、データ検収処理手段221は、契約成立情報に基づき、保存管理手段241を用いて蓄積装置242の契約情報データベース242fに保存される契約情報を検索し、また同じく保存管理手段241を介して蓄積装置242のコンテンツメタ情報データベース242bからコンテンツメタ情報を取得する。
【0125】
データ検収処理手段221は、以上のように契約成立情報を受け取り、かつ、コンテンツメタ情報を取得した後、コンテンツ提供装置4から送られてくるコンテンツの受信待ちとなる。データ検収処理手段221は、コンテンツ提供装置4からデータ送受信手段222を介してコンテンツ、コンテンツメタ情報を受信すると、これら受信したデータに誤りがないか、巡回冗長符号やチェックサム等の確認処理を実施する。データに誤りが無ければ、コンテンツ提供装置4から受信したコンテンツメタ情報と蓄積装置242のコンテンツメタ情報データベース242bに保存されるコンテンツメタ情報とを比較し、内容確認を実施する。
【0126】
データ検収処理手段221は、コンテンツ、コンテンツメタ情報の内容確認後、受信したコンテンツメタ情報を蓄積装置242のコンテンツメタ情報データベース242bに、また受信したコンテンツをコンテンツデータベース242aにそれぞれ格納し、さらに検収情報を会計管理処理部230の入出金管理手段231に送出する。
【0127】
さらに、データ検収処理手段221は、コンテンツ、コンテンツメタ情報の内容確認後、コンテンツ、コンテンツメタ情報が更新されたことをコンテンツ管理処理手段223に送出する。
【0128】
ここで、コンテンツ管理処理手段223は、コンテンツメタ情報管理手段224に電子商品流通システム3で使用するコンテンツメタ情報の作成を要求する。このコンテンツメタ情報管理手段224は、コンテンツメタ情報取得処理手段225を経由してコンテンツ著作権情報管理団体が所持する端末7に対し、ユニークなコンテンツ著作権IDを取得する。
【0129】
コンテンツメタ情報管理手段224は、保存管理手段241を用いて、蓄積装置242のコンテンツメタ情報データベース242bに格納されるコンテンツメタ情報を取得し、データ検収処理手段221に送出する。このデータ検収処理手段221は、コンテンツメタ情報の中に先のユニークなコンテンツ著作権IDを書込むことによりコンテンツメタ情報を更新し、保存管理手段241を用いて、蓄積装置242のコンテンツメタ情報データベース242bに格納する。
【0130】
8) 購買請求処理(S212)
会計管理処理部230の入出金管理手段231は、契約処理手段217から契約成立情報を受け、またデータ検収処理手段221から検収情報を受けると、購買請求処理を開始する。すなわち、入出金管理手段231は、契約成立情報及び検収情報を受けた後、コンテンツ提供装置4から請求データを受信するまで待機する。
【0131】
このとき、請求処理手段232は、伝票入出力手段233を経由して請求データを受信すると、入出金管理手段231に対して請求データの受信を通知する。
【0132】
この入出金管理手段231は、契約成立情報、検収情報に基づいて請求データの内容確認を実施し、正しければ保存管理手段241を用いて、蓄積装置242の伝票データベース242cに請求データを保存する。さらに、入出金管理手段231は、決済入出力手段234を経由し、請求データの内容に基づき、金融機関、クレジット会社が所持する端末6に入金処理を行う。
【0133】
なお、決済入出力手段234は、金融機関、クレジット会社が所持する端末6に対し、電子的な情報交換(EDI、ebXML、HTTP)プロトコルにより送受信データのフォーマット変換及び通信処理を実施する。そして、入出金管理手段231は、入金後、領収データを作成し、領収処理手段235に送出する。
【0134】
この領収処理手段235は、コンテンツ提供装置4に対して電子的な情報交換(EDI、ebXML、HTTP)プロトコルにより送受信データのフォーマット変換及び通信処理を実施する。一方、入出金管理手段231は、保存管理手段241を用いて、蓄積装置242の伝票データベース242cに領収データを保存する。
【0135】
また、入出金管理手段231は、広告購入部410からペイバックの料金情報を受け、ペイバックの支払処理を開始する。このペイバック処理は、前記請求処理に対して、請求処理手段232が、伝票入出力手段233を経由して請求データを受信し、入出金管理手段231に対して請求データの受信を通知した場合、入出金管理手段231は、請求データの内容にペイバック金額を加算して、金融機関、クレジット会社が所持する端末6に入金処理を行う。
【0136】
従って、以上のようなコンテンツ買付装置200の実施の形態によれば、コンテンツの買付けに際し、コンテンツ評価装置100の評価分析結果に基づいてコンテンツ購入価格を決定し、コンテンツ評価装置100から販売実績評価に関する情報を取得し、最終的にコンテンツ購入価格を決定する。そして、予め保存されている仕入先を検索し、注文データを送信し、価格的に折り合ったとき、コンテンツの購入契約を果たすので、優良コンテンツの供給の促進に貢献することが可能である。
【0137】
(5) コンテンツ評価装置100について。
【0138】
図7はコンテンツ評価装置100の一実施の形態を示す構成図である。
【0139】
このコンテンツ評価装置100は、例えば評価/分析管理処理部110とデータ収集処理部120とデータ分析処理部130とデータ報告処理部140と保存管理処理部150とによって構成されている。
【0140】
評価/分析管理処理部110は、各装置200〜400から評価/分析要求を受付け、この受け付けた要求内容に応じた評価項目、評価手法、選択変換情報、報告形式等に関する情報を対応するデータ収集処理部120、データ分析処理部130、データ報告処理部140等に設定し、評価分析処理の開始指示を送出する。
【0141】
データ収集処理部120は、評価/分析管理処理部110から設定される評価項目及び選択変換情報のうち、評価項目に従ってネットワーク装置1、視聴者装置2およびシステム内部の必要な処理部、手段からデータを収集し、また処理情報である選択変換情報に従って保存管理処理部150から選択変換情報の処理手法を検索する。そして、データ収集処理部120は、選択変換情報の処理手法に基づき、収集データの中から必要なデータを選択し、結果データを作成する機能をもっている。
【0142】
データ分析処理部130は、評価/分析管理処理部110から評価手法が設定されると、保存管理処理部150から評価手法の処理手法を検索し、この処理手法に従って処理可能な状態に設定し、前記データ収集処理部120で作成された結果データについて検索された評価手法の処理手法(処理アルゴリズム)に従って処理データを作成する機能をもっている。
【0143】
データ報告処理部140は、評価/分析管理処理部110から報告形式が設定されると、保存管理処理部150から報告形式の処理手法を検索し、この処理手法に従って処理可能な状態に設定し、前記データ広告処理部140で作成された処理データについて報告形式の処理手法に従って報告形式データを作成し、評価/分析要求先に送信する機能をもっている。
【0144】
保存管理処理部150は、各処理部100〜140からの要請に従ってデータの読み出し、データの書込み処理を実行する保存管理手段151と蓄積装置152とが設けられている。蓄積装置152は、保存管理ネットワーク装置1や視聴者装置2から収集したデータやコンテンツ評価システム100の所要とする処理結果のデータを格納する収集データデータベース152a、分析手法に関係するデータを格納する分析手法データベース152b、評価/分析結果に関係するデータを格納する評価/分析結果データベース152c、選択変換情報を格納する選択変換情報データベース152d、報告形式データを格納する報告形式情報データベース152eが設けられている。
【0145】
次に、コンテンツ評価装置100における処理の一例について図8を参照して説明する。
【0146】
1) 評価/分析要求(S101)
評価/分析管理処理部110の評価/分析要求入力手段111は、データベース操作言語や言語アプリケーションインターフェース等が実装され、コンテンツ買付装置200、コンテンツ配信装置300、広告取得処理装置400からの評価/分析要求を受付け、評価/分析処理制御手段112に通知する。
【0147】
2) 評価/分析内容検索(S102)
評価/分析処理制御手段112は、評価/分析要求入力手段111から通知を受けた評価/分析要求内容を確認する。この確認結果、評価/分析の要求項目(評価手法、評価項目、報告形式、選択変換情報)の何れが既に保管管理処理部150の蓄積装置152の一部を構成する分析手法データベース152bに登録されている項目を指定する情報である場合、情報検索要求を評価/分析情報検索処理手段113に通知する。評価/分析情報検索処理手段113は、保存管理手段151を用いて、蓄積装置152の分析手法データベース152bを検索し、その検索結果を評価/分析処理制御手段112に送出する。
【0148】
なお、前記評価/分析の要求項目は以下に掲げるような評価手法、評価項目、報告形式、選択変換情報等が挙げられる。
【0149】
a) 評価手法
評価手法には以下のような評価・分析手法が用いられる。
【0150】
* 単回帰分析、重回帰分析、主成分分析
* 販売実績:ABC分析、カテゴリー分析
このような評価手法を用いることにより、販売分析、コンテンツ分析、広告分析、顧客分析、販売促進効果分析等が可能となる。
【0151】
なお、評価/分析は、以上のような確立された評価手法や予め蓄積装置152に登録される評価手法が用いられる。
【0152】
b) 評価項目
評価項目に対しては、外部からシステム上で定義された情報を与える他、予め蓄積装置152の分析手法データベース152bに登録されている評価項目に関する情報を用いる。
【0153】
評価項目には分析項目が挙げられる。
【0154】
* 販売分析
販売分析に必要な情報のうち、視聴者装置2のナビゲーションシステムから収集可能な情報
・商品(コンテンツ)、商品コード(コンテンツコード)、商品種類(ジャンル)、商品名、販売数、時期、顧客コード、メーカ名(コンテンツプロバイダ)、コンテンツロイヤリティ料、ディスカウント価格(実販売価格)、
・メーカ名(コンテンツプロバイダ)、顧客コード、顧客名、住所、与信情報、コンテンツ情報(コンテンツメタ情報)
販売分析に必要な情報のうち、ネットワーク装置1から収集可能な情報
・通信キャリア(顧客コード、顧客名、与信情報、ネットワーク情報、サービス情報)その他一般顧客に関係する情報
販売分析に必要な情報のうち、電子商品流通システム3自身が予め所持している情報
・減価償却費に関係する情報
・損益計算に関係する情報
・損益分岐点に関係する情報
・売上に関係する情報
・広告売上高に関係する情報
* コンテンツ分析
コンテンツ分析に必要な情報のうち、視聴者装置2のナビゲーションシステムから収集可能な情報
・商品(コンテンツ)情報、商品コード(コンテンツコード)、商品種類(ジャンル)、商品名、販売数、時期、顧客コード、メーカ名(コンテンツプロバイダ)、ディスカウント価格(実販売価格)、
・メーカ名(コンテンツプロバイダ)、顧客コード、顧客名、住所、与信情報、コンテンツ情報(コンテンツメタ情報)
コンテンツ分析に必要な情報のうち、ネットワーク装置1から収集可能な情報
・通信キャリア(顧客コード、顧客名、与信情報、ネットワーク情報、サービス情報)
・一般顧客に関係する情報
・配信コスト関係する情報
コンテンツ分析に必要な情報のうち、視聴者装置2の再生装置やナビゲーションシステムから収集可能な情報
・視聴率に関係する情報
* その他広告分析、顧客分析、販売促進効果分析等が挙げられる。
【0155】
c) 報告形式
評価手法で評価/分析された情報の報告形式を意味し、予め蓄積装置152の分析手法データベース152bに保存されている。報告形式としては、例えばフォーマット形式とフォーマット変換情報とに分けられ、フォーマット形式としてはアプリケーションインターフェース・フォーマット、帳票フォーム、帳票フォーマットを規定し、フォーマット変換情報としてはデータ形式変更、データ可視化・グラフ化変換などが規定化されている。
【0156】
d) 選別変換情報
この選別変換情報とは次のようなものを指す。
【0157】
* フィルタ項目:評価項目の中からフィルタ操作する項目を指定する。
【0158】
* 変換アルゴリズム
・指定されたデータをランダムなデータに置換する。
【0159】
・指定されたデータを空データとする。
【0160】
・指定されたデータを特定データで置換する。
【0161】
・指定されたデータの一部に特定データを挿入する。
【0162】
なお、以上の評価手法、評価項目、選択変換情報、報告形式等は、蓄積装置152を構成する分析手法データベース152b、選択変換情報データベース152d、報告形式情報データベース152eなどに登録され、各装置200から400から評価/分析要求を受けたとき、特にデータ分析処理部130のデータ分析手段131により評価/分析のために使用される。
【0163】
3) 評価/分析処理指示(S103)
評価/分析情報検索処理手段113は、ステップS102において、評価/分析の要求項目に応じて、蓄積装置152の分析手法データベース152bを検索し、その検索結果を評価/分析処理制御手段112に送出する。ここで、評価/分析処理制御手段112は、データ収集処理制御手段114を経由して検索結果である処理情報(評価項目)をデータ収集処理部120のデータ収集制御手段121に設定する。データデータ収集制御手段121は、データ収集手段122を起動し、処理情報(評価項目)を設定する。
【0164】
また、評価/分析処理制御手段112は、データ収集処理制御手段114を経由して検索結果である処理情報(選別変換情報)をデータ収集処理部120のデータ収集制御手段121に設定する。このデータ収集制御手段121は、設定された処理情報(選別変換情報)をデータ収集手段122及びデータ選別手段123に設定する。また、データ収集処理制御手段114は、データ収集手段122に設定した評価項目についてもデータ選別手段123に設定する。従って、データ収集手段122及びデータ選別手段123は、1対1の組み合わせとなっており、収集目的に応じて同時に実行される場合がある。
【0165】
このデータ選別手段123は、データ選別情報設定手段124に対し、処理情報(選別変換情報)の処理手法の検索を指示する。このデータ選別情報設定手段124は、保存管理手段151を用いて、蓄積装置152の選択変換情報データベース152dから処理手法(選択変換情報)を検索し、この検索結果をデータ選択手段123に送出する。データ選択手段123は、検索結果の処理手法を評価・分析管理処理部110の評価/分析処理制御手段112に設定する。
【0166】
評価/分析処理制御手段112は、データ分析処理制御手段115を経由してデータ分析処理部130のデータ分析制御手段132に処理情報である評価項目情報を設定する。データ分析制御手段132は分析処理設定手段133に評価項目情報を設定する。この分析処理設定手段133は、分析処理検索手段134に対し、評価項目の処理手法の検索を指示する。
【0167】
分析処理検索手段134は、保存管理手段151を用いて、蓄積装置152の分析手法データベース152bから処理手法を検索し、この検索結果を分析処理設定手段133に送出する。
【0168】
ここで、分析処理設定手段133は、処理手法の内容に応じて以下の処理を実行する。
【0169】
a) データ分析手段131の生成
分析処理設定手段133は少なくとも1つのデータ分析手段131を生成する。処理手法に応じて、必要とされる全てのデータ分析手段131を生成する。
【0170】
b) データ分析手段131への個別処理手法の設定
分析処理設定手段133は、個別の処理アルゴリズムをデータ分析手段131に設定する。
【0171】
c) データ分析手段131の結合
分析処理設定手段133は、処理手法に応じてデータ分析手段131の構成情報をデータ分析手段間接続手段135に設定する。この構成情報とは例えば次の意味である。データ分析手段131により実行する処理は、集計計算、統計計算などの複数の工程を用いて分析する必要があるので、複数のデータ分析手段131を所定の順序で接続しながら計算を実行するための情報である。つまり、データ分析手段間接続手段135は一つの処理手法を構成する複数のデータ分析手段131を結合する(処理手法間の結合)。また、データ分析手段間接続手段135は一つの処理手法を構成する複数のデータ分析手段131を結合する(処理手法間の結合)。データ分析手段間接続手段135はデータ分析入出力手段136と一つの処理手法を構成する複数のデータ分析手段131とを結合する(データ入出力の結合)。
【0172】
以上のような処理を実施するための全部のデータ分析手段131の構成、結合情報は、分析処理設定手段133が管理する。
【0173】
さらに、評価/分析処理制御手段112は、データ報告処理制御手段116を経由してデータ報告処理部140のデータ報告制御手段141に処理情報(報告形式)を設定する。データ報告制御手段141は報告処理設定手段142に処理情報(報告形式)を設定する。報告処理設定手段142は報告処理検索手段143に処理情報である報告形式の検索を指示すると、報告処理検索手段143は、保存管理手段151を用いて、蓄積装置152の報告形式情報データベース152eから報告形式を検索し、この検索された例えばフォーマット形式及びフォーマット変換情報を報告処理設定手段142に送出する。
【0174】
報告処理設定手段142は、検索結果であるフォーマット形式をデータ報告処理手段144に設定し、またフォーマット変換情報をデータ変換処理手段145に設定する。さらに、報告処理設定手段142は、データ報告処理手段144とデータ変換処理手段145とを結合する。
【0175】
このような一連の処理によってデータ収集処理部120、データ分析処理部130、データ報告処理部140は処理可能な状態に準備される。
【0176】
そこで、評価/分析処理制御手段112は、データ収集処理制御手段114を経由してデータ収集処理部120のデータ収集制御手段121に処理開始を指示する。このデータ収集制御手段121は、データ収集手段122、データ選別手段123及びデータ収集入力手段125に対して処理開始を指示する。
【0177】
また、評価/分析処理制御手段112は、データ分析処理制御手段115を経由してデータ分析処理部130のデータ分析制御手段132に処理開始を指示する。このデータ分析制御手段132は、分析処理設定手段133を経由してデータ分析手段131とデータ分析入出力手段136とに処理開始を指示する。
【0178】
さらに、評価/分析処理制御手段112は、データ報告処理制御手段116を経由してデータ報告処理部140のデータ報告制御手段141に処理開始を指示する。データ報告制御手段141は、報告処理設定手段142を経由してデータ報告処理手段144とデータ変換処理手段145とに処理開始を指示する。
【0179】
4) データ収集処理(S104)
データ収集手段122は、ネットワーク装置1と視聴者装置2と電子商品流通システム3内の処理部、手段から評価項目に従ったデータを収集する。このデータ収集手段122が使用するデータ収集のためのインターフェースは、データベース操作言語やネットワーク管理プロトコル(SNMP、OSI管理)、HTTPプロトコル、言語アプリケーションインターフェース等を使用する。
【0180】
5) データ選択処理(S105)
データ収集手段122は収集したデータをデータ選別手段123に送出する。このデータをデータ選別手段123は、選別変換情報に基づいて収集データの中の該当する収集データを選別、変換し、結果データを作成し、データ収集入出力手段125に送出する。ここで、データ収集入出力手段125は、保存管理手段151を用いて、蓄積装置152の収集データデータベース152aに格納する。
【0181】
6) データ分析処理(S106)
一方、データ分析手段131は、データ分析入出力手段136を経由してデータ収集入出力手段125に対し、結果データの取得要求を送出する。このデータ収集入出力手段125は、保存管理手段151を用いて、蓄積装置152の収集データデータベース152aから結果データを取得し、データ分析入出力手段136に渡す。ここで、データ分析入出力手段136は、データ分析手段131に結果データを送出する。このデータ分析手段131は、入力される結果データを評価手法の処理アルゴリズムに従って処理し、この処理データをデータ分析入出力手段136に送出する。
【0182】
7) データ変換処理(S107)
さらに、データ報告処理部140のデータ報告処理手段144は、データ報告入出力手段146を経由してデータ分析入出力手段136に処理データの処理データの取得要求を出す。データ分析入出力手段136は、処理データをデータ報告入出力手段146を経由してデータ報告処理手段144に送出する。このデータ報告処理手段144は、受け取った処理データをデータ変換処理手段145に入力する。ここで、データ変換処理手段145は、入力される処理データに関し、報告形式にフォーマット変換情報に従ってフォーマット変換、グラフ化変換等の処理を実施し、この処理結果をデータ報告処理手段144に送出する。
【0183】
8) データ出力処理(S108)
データ報告処理手段144は、データ変換処理手段145から入力される処理結果をフォーマット形式に従って帳票フォーマット挿入処理や要求先となるコンテンツ買付装置200、コンテンツ評価装置300、広告取得処理装置400のインターフェース形式への挿入処理を実施し、報告形式データを作成する。このデータ報告処理手段144は、保存管理手段151を用いて、報告形式データを報告形式情報データベース152eに保存する。
【0184】
また、データ報告処理手段144は、報告形式データを、データ報告入出力手段146を経由して評価/分析要求先であるコンテンツ買付装置200、コンテンツ評価装置300、広告取得処理装置400に対して提供する。この評価/分析応答のためのデータ報告入出力手段146のコンテンツ買付装置200、コンテンツ評価装置300、広告取得処理装置400に対するインターフェースは、データ操作言語や言語や言語アプリケーションインターフェース等により実装される。
【0185】
従って、以上のようなコンテンツ評価装置100の実施の形態によれば、コンテンツ買付装置200、コンテンツ評価装置300、広告取得処理装置400からコンテンツの評価分析内容に応じて、所定の評価手法、評価項目のもとにコンテンツを評価分析し、この評価分析結果を選択変換情報に従って所要のフォーマットに変換し、報告データを作成し、要求先に送信するので、優良な評価分析結果を要求先に提供でき、例えばコンテンツ買付装置200は、コンテンツ提供装置4からコンテンツを買付ける場合にも有効な指標となるものである。
【0186】
なお、上記実施の形態は、コンテンツ買付装置200等からコンテンツの評価分析の要求があった例を説明したが、例えばコンテンツ評価装置100が多数の視聴者装置2からコンテンツ視聴情報を取得し、またネットワーク装置1から所要とする情報を取得し、各ジャンル毎のコンテンツを評価し、優良なコンテンツを選定し、コンテンツ買付装置200に提示し、コンテンツの供給を促進することも可能である。
【0187】
(6) コンテンツ配信装置300について。
【0188】
図9はコンテンツ配信装置300の一実施の形態を示す構成図である。
【0189】
このコンテンツ配信装置300は、コンテンツ処理部310と広告処理部320とコンテンツ−広告処理部330とコンテンツ選択促進部340とコンテンツ−広告配信部350と保管管理処理部360とによって構成されている。
【0190】
前記コンテンツ処理部310は、コンテンツ情報入力手段311、コンテンツ入力手段312、コンテンツ保護登録手段313、視聴情報入力手段314、課金情報入力手段315及び課金情報分配手段316によって構成されている。
【0191】
コンテンツ情報入力手段311は、コンテンツ買付装置200からコンテンツの購入完了通知を受けたとき、購入されたコンテンツのコンテンツ情報をコンテンツ買付装置200から取り込む機能をもっている。このコンテンツとは、コンテンツ買付装置200がコンテンツ評価/分析要求のもとにコンテンツ評価装置100から受け取ったコンテンツとコンテンツ買付装置200がコンテンツ評価装置100から直接受け取る優良コンテンツとを意味する。
【0192】
コンテンツ入力手段312は、コンテンツ情報入力手段311でコンテンツ情報を受け取った後、当該コンテンツ情報に含まれるコンテンツの位置情報に基づいてコンテンツ買付装置200からコンテンツを取り込むものである。コンテンツ保護登録手段313は、コンテンツ買付装置200から取り込んだコンテンツ情報及びコンテンツに対し、暗号化、電子透かし(Water Mark)などの保護を講じて蓄積装置362に保存するとともに、コンテンツ−広告処理手段330に通知する。視聴情報入力手段314は、コンテンツ評価装置100に要求し、コンテンツおよび広告の視聴に関する視聴統計情報を取り込み、この情報の中からコンテンツ視聴情報を取出してコンテンツ−広告処理手段330に送信する。
【0193】
課金情報入力手段315は、コンテンツ評価装置100に要求し、コンテンツおよび広告の視聴に関する課金情報を取り込んだ後、例えば時期や季節等における統計処理を施し、その統計処理結果を課金情報分配手段316にてコンテンツ買付装置200及び広告取得処理装置400に分配する機能をもっている。
【0194】
前記広告処理部320は、広告情報入力手段321、広告入力手段322、広告保護登録手段323及び広告枠情報出力手段324によって構成されている。
【0195】
広告情報入力手段321は、広告取得処理装置400からコンテンツに対する広告枠購入処理の通知を受け、広告枠情報を含む広告コンテンツ情報を広告取得処理装置400から取り込み、また広告入力手段322は取り込んだ広告コンテンツ情報に含まれる広告の位置情報に基づいて広告取得処理装置400から広告を取り込む機能をもっている。
【0196】
広告保護登録手段323は、広告コンテンツに対し、電子透かしなどの保護を講じて蓄積装置362に保存するとともに、広告入力処理の完了をコンテンツ−広告処理部330に通知する。
【0197】
前記コンテンツ−広告処理部330は、番組編成データ生成手段331、広告枠管理手段332、広告枠情報入出力手段333、配信制御情報生成登録手段334が設けられている。
【0198】
また、コンテンツ−広告処理部330には、番組案内制御データ生成登録手段335、番組案内制御データ送信手段336、番組選択情報受信手段337及び配信制御情報検索出力手段338が設けられている。
【0199】
番組編成データ生成手段331は、コンテンツ処理部320からコンテンツを含むコンテンツ情報を受け取ると、このコンテンツ情報を解析し、コンテンツの広告枠情報を意識しながら広告枠情報及びコンテンツ及び広告の配信順序、配信時間、コンテンツ及び広告の視聴者装置2内に接続されるモニタ内での表示位置などを決定することにより仮番組編成データを生成し、広告枠情報を広告枠管理手段332、広告枠情報入出力手段333及び広告取得処理装置400を介して広告提供装置5に提供し、広告枠を販売する。また、番組編成データ生成手段331は、広告提供装置5から広告枠購入契約を受けた後、広告コンテンツ情報を受け取ると、広告枠を用いて広告コンテンツを挿入した番組編成を実施し、番組配信制御データを生成し、番組を配信する。
【0200】
なお、番組編成データ生成手段331は、未だコンテンツに対する未購入の広告枠が存在すれば、個人の嗜好情報、地域の嗜好情報を加味し、当該コンテンツに対して適当と思われる広告を選択し、未購入の広告枠に対して選択された広告を挿入した広告枠とし、当該コンテンツの全ての広告枠に対し、適切な広告を挿入した番組を構成する。
【0201】
配信制御情報生成登録手段334は、番組編成データ生成手段331により生成された番組編成データのもとに番組の配信制御情報を生成し、広告枠情報とともに、保存管理手段361を用いて、蓄積装置362の配信制御情報データベース362h及び広告枠データベース362iに保存し管理する。
【0202】
番組案内制御データ生成登録手段335は、番組編成データ生成手段331により生成された番組構成データを取り込み、番組案内に必要な制御データを生成し、保存管理手段361を用いて、蓄積装置362の番組案内情報データベース362gに保存するともに、番組案内制御データ送信手段336を経由してコンテンツ選択促進部340に送出する。このコンテンツ選択促進部340は、番組案内データを視聴者装置2に提供する。
【0203】
番組選択情報受信手段337は、視聴者装置2に番組案内データを提供後、コンテンツ選択促進部340側から送られてくる視聴者の選択した番組のコンテンツ選択情報を受信し、配信制御情報検索出力手段338に送出する。この配信制御情報検索出力手段338は、番組選択情報受信手段337から番組のコンテンツ選択情報であるpush型配信データを受信すると、該当する配信制御情報を、保存管理手段361を用いて、既に蓄積装置362の配信制御情報データベース362hから検索し、コンテンツ−広告配信部350に送出し、またpull型であれば、時間に関係なく該当するコンテンツ及びそれに付随する広告を配信する配信制御情報を、保存管理手段361を用いて、既に蓄積装置362の配信制御情報データベース362hから検索し、コンテンツ−広告配信部350に送出する。
【0204】
前記コンテンツ選択促進部340は番組案内データ処理手段341及び番組選択データ処理手段342により構成される。
【0205】
この番組案内データ処理手段341は、番組案内制御データ送信手段335から送信されてくるコンテンツの番組案内制御情報に基づいて番組案内データを作成し、保存管理手段361を経由して番組案内情報データベース362gに保存し、また視聴者によるコンテンツ購入促進のために視聴者装置2に送信される。なお、番組案内制御情報には、配信制御情報のポインタ、タイトル構成、広告構成、価格など案内に必要な情報が格納されている。また、番組案内データには、番組(例えばpush型配信)、コンテンツ(例えばpull型配信)の案内として表現される。
【0206】
視聴者装置2では、番組案内データを表示し、視聴者が指定した番組選択データであるコンテンツ選択情報を番組選択データ処理手段342に送出する。
【0207】
この番組選択データ処理手段342は、コンテンツ選択情報を受信し、配信型がpush型かpull型かを判断し、番組選択情報受信手段336に送出する。
【0208】
コンテンツ−広告配信手段350は、配信制御手段351、コンテンツ広告入力手段352、従来周知の変換圧縮手段353、暗号化手段354及び配信手段355が設けられている。
【0209】
このコンテンツ−広告配信手段350の配信制御手段351は、コンテンツ−広告処理部330から配信制御情報を受信すると(S381)、当該配信制御情報に従って最終的にはコンテンツあるいは広告の配信制御を実施する。すなわち、配信制御情報から配信型をチェックし、以下のような配信制御を行う。
【0210】
a) 配信制御手段351は、配信制御情報を視聴者装置2に送信し(S282)、視聴者装置2からコンテンツまたは広告の要求情報を取得する。配信制御手段351は、視聴者装置2からの要求情報に応じ、蓄積装置362からコンテンツまたは広告を検索し、視聴者装置2に送信する。
【0211】
b) 配信制御手段351は、配信制御情報に従ってコンテンツに広告を挿入する場合、コンテンツに広告を挿入しながら視聴者装置2に送信する。視聴者装置2では、いわゆるチャンネル形式で番組を選択することにある。
【0212】
c) 配信制御手段351は、番組編成を反映した配信制御情報の場合、当該配信制御情報に従い、例えばコンテンツ要素、広告、コンテンツの要素、広告、…という形式を取りながら、放送時間に対応した一つのコンテンツを視聴者装置2に送信する。これを複数回繰り返すことにより、1日24時間の番組編成に対応した配信制御を行う。
【0213】
このコンテンツ−広告配信部350は、配信制御情報に基づいて配信制御を実施し、コンテンツと広告との取り込み、逐次フォーマットなどの変換と圧縮、暗号化、広告及びコンテンツを挿入した番組の配信を実施する。
【0214】
次に、コンテンツ配信装置300における処理の一例について図面を参照して説明する。
【0215】
1) コンテンツ処理部310の処理は、コンテンツ情報/コンテンツの取得処理と視聴情報の取得処理と課金情報取得処理とに分けられる。
【0216】
a) コンテンツ情報/コンテンツの取得処理(図10(a)参照)
コンテンツ処理部310は、コンテンツ買付装置200から例えば優良コンテンツの購入完了通知を受けると、コンテンツ買付装置200から購入された優良コンテンツのコンテンツ情報を取り込み(S301:コンテンツ情報入力手段)、当該コンテンツ情報に含まれる広告挿入可否情報、コンテンツの位置情報を抽出し、この位置情報を解析することにより、コンテンツ買付装置200からコンテンツを取得する。ステップS302、S303はコンテンツ入力手段312により実行される。
【0217】
しかる後、コンテンツ保護登録手段313は、取り込んだコンテンツに対し、電子透かしなどの保護を講じた後(S304)、保存管理手段361を用いて、蓄積装置362内のソースコンテンツデータベース362aに保存し(S305)、またコンテンツ情報についても同様に暗号化などの保護を講じた後(S306)、保存管理手段361を用いて、蓄積装置362内のソースコンテンツ情報データベース362bに保存する(S307)。そして、コンテンツ保護登録手段313は、コンテンツ等を保存した後、コンテンツ等の保存の状態をコンテンツ−広告処理部330に通知する。
【0218】
b) 視聴統計情報の入手処理(図10(b)参照)
視聴情報入力手段314は、コンテンツ評価装置100にコンテンツおよび広告の視聴に関する統計情報を要求し(S311)、このコンテンツの視聴に関する統計情報からコンテンツ視聴情報を抽出する(S312)。この抽出したコンテンツ視聴情報をコンテンツ−広告処理部330に送信する(S313)。同様に広告の視聴に関する統計情報から広告視聴情報を抽出し(S314)、この抽出した広告視聴情報をコンテンツ−広告処理部330に送信する(S315)。
c) 課金情報の取得処理(図11参照)
一方、課金情報入力手段315は、コンテンツ評価装置100に視聴に対する課金情報を要求し、コンテンツ評価装置100から課金情報を取得する(S321)。
【0219】
引き続き、この課金情報に基づき、視聴者に対する課金計算(S322)と広告提供者に対する課金計算と(S323)とコンテンツ提供者に対する課金計算を行う(S324)。しかる後、計算された各課金に矛盾が無いか否かを総合的にチェックし(S325)、矛盾が無いと判断された場合には課金情報分配手段316が広告取得処理装置5、コンテンツ買付装置200、視聴者装置2にそれぞれ該当する課金結果を分配送信する(S326〜S328)。
【0220】
2) 広告処理部320の処理について(図12参照)。
【0221】
広告処理部320の広告枠情報入出力手段324は、コンテンツ−広告処理部330に対して現在の広告枠情報を要求し(S331)、コンテンツ−広告処理部330から広告枠情報を受け取ると(S332)、その広告枠情報を広告取得処理装置5を経由して広告提供装置5に送信する(S333)。しかる後、広告取得処理装置5から広告コンテンツに対する広告枠の購入処理通知を受けると、広告情報入力手段321は、広告取得処理装置400から購入された広告枠情報を含む広告コンテンツ情報を取り込んだ後(S334)、この広告コンテンツ情報を解析することにより広告コンテンツ情報に含まれる広告の位置情報を抽出し、広告入力手段322に送出する。この広告入力手段322は、広告の位置情報に基づいて広告取得処理装置400を経由して広告提供装置5から広告コンテンツを取り込む(S335、S336)。
【0222】
さらに、広告保護登録手段323は、ステップS336で取り込んだ広告コンテンツに対して電子透かしなどの保護を講じた後(S337)、蓄積装置362のソース広告データベース362cに保存し(S338)、また広告コンテンツ情報に対して暗号化などの保護を行った後(S339)、蓄積装置262のソース広告情報データベース362dに保存し(S340)、コンテンツ−広告処理部330に広告入力処理が完了したことを通知する。
【0223】
3) コンテンツ−広告処理部320の処理について(図13参照)。
【0224】
コンテンツ−広告処理部320の番組編成データ生成手段331は、コンテンツ処理部320からコンテンツ入力処理の完了通知を受けると、蓄積装置362のデータベース362a,362bからコンテンツ及びコンテンツ情報を取り込み(S341)、そのうちコンテンツ情報を解析することにより(S342)、コンテンツ提供者のコンテンツに対する広告枠を考慮し、コンテンツ及び広告の配信順序,配信時間、コンテンツ及び広告の視聴者装置2に接続されるモニタ内の表示位置を決定するなどの仮番組編成を生成し、この仮の番組を反映した広告枠情報を作成し、蓄積装置362の広告枠データベース362iに保存するとともに、広告枠管理手段322及び広告枠情報入出力手段333を経由して広告処理部320、ひいては広告取得処理装置5に通知する(S343)。
【0225】
この番組編成データ生成手段331は、広告取得処理装置5から広告枠購入通知を受けると、ソース広告情報情報データベース362dから当該広告コンテンツに対応する広告コンテンツ情報(広告内容情報、広告枠購入情報、広告位置情報など)を取り込み(S344)、この広告コンテンツ情報を解析することにより(S345)、該当コンテンツに対する広告枠購入情報に基づいて仮番組を参照し、該当コンテンツに対するそれぞれの広告枠購入者の広告枠の処理を順次繰り返しながら番組編成データを生成する(S346)。
【0226】
さらに、番組編成データ生成手段331は、未だコンテンツに対する未購入の広告枠が存在すれば、データベース362m等から過去の履歴に基づく視聴情報である個人の嗜好情報、地域の嗜好情報を取込み(S348)、これら視聴者の嗜好情報を解析し(S349)、コンテンツに適当と思われる広告を選択し、未購入枠に広告を挿入して広告枠とし、該当コンテンツの全ての広告枠に対して適切な広告が挿入されるように最終の番組編成データを生成し、蓄積装置362の番組案内情報データベース362jに登録する。
【0227】
しかる後、番組案内制御データ生成登録手段335は、、番組編成データ生成手段331により生成された番組構成を取り込み、番組案内に必要なデータだけをフィルターし、番組案内制御データという形に作成し(S352)、蓄積装置362の番組案内情報データベース362gに保管し(S353)、番組案内制御データ送信手段336を経由して視聴者装置2に送信する。
【0228】
一方、配信制御データ生成登録手段334は、最終的な番組編成データから番組配信データを生成し(S354)、この生成された番組配信データを蓄積装置362の配信制御情報データベース362hに保存する(S355)。併せて、最終決定された広告枠情報も蓄積装置362の広告枠データベース362iに保存する。なお、広告枠情報には、広告可能なコンテンツに対し、例えば1単位何秒の広告がどの位置に何回埋め込みできるかといった広告枠管理に必要な情報が格納され、コンテンツに対する利用可能な広告枠の管理と、どの広告枠がどのコンテンツ、広告により利用されているかとの管理が可能になっている。
【0229】
さらに、配信制御情報生成登録手段334は、配信履歴データベース362mに保存された番組配信データから広告挿入の有無を判断し(S356)、広告挿入と判断された場合、該当コンテンツに広告コンテンツを挿入し(S357)、例えばオブジェクトコンテンツデータベース362jなどに登録する(S358)。なお、広告挿入不可と判断されれば、上記一連の処理をスキップする。
【0230】
さらに、配信制御情報生成登録手段334は、番組案内情報データベース362gに既に登録されている番組案内データを読み出し、番組案内データに基づいて広告挿入に伴う番組案内データを生成し(S359)、番組案内情報データベース362gに既に登録される番組案内データを変更する(S362)。
【0231】
しかる後、番組選択情報受信手段337は、番組案内制御データ送信手段336による視聴者装置2に対する番組案内データの送信後、視聴者装置2からコンテンツ選択促進部340を経由して視聴者の選択した番組選択情報(コンテンツ選択情報)を入手し(S363)、配信制御情報検索出力手段338に送出する。この配信制御情報検索手段338は、受信された番組選択情報の中にコンテンツのポインタや広告のポインタなどに配信制御情報が格納されているので、当該配信制御情報に基づいて蓄積装置362の配信制御情報データベース362hから配信制御情報を検索し(S364)、この検索された配信制御情報をコンテンツ−広告配信部350に送出する(S365)。
【0232】
4) コンテンツ選択促進部340の処理について(図14参照)。
【0233】
番組案内データ処理手段341は、コンテンツ−広告処理部330からコンテンツの番組案内制御データを受け取ると(S371)、視聴者によるコンテンツ促進向けの番組案内データに変換し(S372)、蓄積装置362の番組案内情報データベース362gに保存する一方、新番組案内データとして視聴者装置2に送信する(S373)。なお、番組案内制御データには、配信制御情報のポインタ、タイトル構成、広告構成、価格など案内に必要な情報が格納されている。
【0234】
視聴者装置2は、新番組案内データに従って番組案内を表示し、視聴者が指定したコンテンツ選択情報を番組選択データ処理手段342に送信する。番組選択データ処理手段342は、番組選択情報を取込み(S374)、何れの配信型の選択であるかを判断し(S375)、コンテンツ−広告処理部330に送信する。
【0235】
コンテンツ−広告処理部330の番組選択情報受信手段337は、配信型情報を受信し、配信制御情報検索出力手段338に送出する。
【0236】
この配信制御情報検索出力手段338は、配信型がpush型であれば、該当配信制御情報を蓄積装置362の配信制御情報データベース362hから検索し、コンテンツ−広告配信部350に送信する(S376)。
【0237】
コンテンツ−広告配信部350は、概略的には、コンテンツ−広告処理部330から配信制御情報を受信すると、当該配信制御情報に従って現在配信すべきコンテンツあるいは広告を蓄積装置362のソースコンテンツデータベース362a、ソース広告データベース362cから検索し、視聴者装置2に送信することになる。一方、配信型がpull型であれば、時間に関係なく該当するコンテンツ及びそれに付随する広告を配信する制御情報を蓄積装置362の配信制御情報データベース362hから検索し、コンテンツ−広告配信部350に送信する(S376)。
【0238】
5) コンテンツ−広告配信部350の処理について(図15参照)。
【0239】
コンテンツ−広告配信部350は、コンテンツ−広告処理部330から配信制御情報を受信すると(S381)、当該配信制御情報に従って最終的にはコンテンツあるいは広告の配信制御を実施する。すなわち、配信制御情報から配信型をチェックし、以下のような配信制御を行う。
【0240】
a) 配信制御手段351は、配信制御情報を視聴者装置2に送信し(S282)、視聴者装置2からコンテンツまたは広告の要求情報を取得する。配信制御手段351は、視聴者装置2からの要求情報に応じ、蓄積装置362からコンテンツまたは広告を検索し、視聴者装置2に送信する。
【0241】
b) 配信制御手段351は、配信制御情報に従ってコンテンツに広告を挿入する場合、コンテンツに広告を挿入しながら視聴者装置2に送信する。視聴者装置2では、いわゆるチャンネル形式で番組を選択することにある。
【0242】
c) 配信制御手段351は、番組編成を反映した配信制御情報の場合、当該配信制御情報に従い、例えばコンテンツ要素、広告、コンテンツの要素、広告、…という形式を取りながら、放送時間に対応した一つのコンテンツを視聴者装置2に送信する。これを複数回繰り返すことにより、1日24時間の番組編成に対応した配信制御を行う。
【0243】
このコンテンツ−広告配信部350は、配信制御情報を行いながら(S382)、コンテンツと広告との取り込み(S383)、逐次フォーマットなどの変換と圧縮(S384)、暗号化(S385)、配信を実施する(S386)。なお、予め広告が挿入されたコンテンツに対して以上のようなコンテンツと広告との取り込み、逐次フォーマットなどの変換と圧縮、暗号化、配信を行うこともできる。これとともに配信処理のログを配信履歴データベース362mに保存する。
【0244】
従って、以上のようなコンテンツ配信装置300の実施の形態によれば、コンテンツ買付装置200で買付けたコンテンツのコンテンツ情報に基づいて、広告枠情報及び仮番組を編成し、そのうち広告枠情報を広告提供装置5に送信し、番組の広告枠を販売する。広告提供者が広告を挿入する広告枠を購入契約すると、購入契約に伴って広告提供装置5から広告コンテンツ及び広告コンテンツ情報を取得し、本格的な番組を編成し、この番組編成のもとに配信制御情報および番組案内制御データを生成する。そして、番組案内制御データから作成する番組案内データを視聴者装置2に提供し、これら視聴者装置2から取得する番組選択情報に基づく配信型に基づく配信制御を実施するので、広告提供者に対する広告コンテンツの供給の促進につながり、視聴者に対しても優良コンテンツ及び広告を適切に提供可能となる。
【0245】
(7) 広告取得処理装置400について。
【0246】
図16は広告取得処理装置400の一実施の形態を示す構成図である。
【0247】
広告取得処理装置400は、広告枠販売前に広告提供者に対し、今後購入しようとする広告枠の過去の視聴情報(コンテンツ名、年令、性別等)を表示し、広告提供者の広告枠購入を促進させることにあり、ひいてはコンテンツに付帯するための広告を電子的に広告提供者である広告提供装置5から取得する装置でもある。なお、広告提供者は、広告枠の購入を決定した場合、後記する計算法で算出される広告料を広告取得処理装置400側に支払うことになる。
【0248】
この広告取得処理装置400が取得する広告の種類としては、例えば次のような広告である。
【0249】
* モニタ画面を空間的に利用したバナー広告(図24参照)
* 映像織り込み広告(図25参照)
広告取得処理装置400は、具体的には、予めコンテンツ配信装置300内のコンテンツ−広告処理部330の番組編成データ生成手段331等で作成される番組編成に応じた広告枠情報を広告提供者である広告提供装置5に提示し、この広告提供装置5の広告提供者が広告枠情報を参照し、広告を入れる広告枠の購入決定情報を取得する装置である。
【0250】
この広告枠情報としては、例えば次のような情報が挙げられる。
【0251】
* 放送される日時
* チャンネル情報(VODによる配信を含む)
* 地域情報
* コンテンツ情報
* 価格等である。
【0252】
なお、以上の説明は、予め広告提供者との合意により、予め広告放送予定時刻を、広告提供者との合意の形により広告を入手する例であるが、例えば放送予定時刻を指定せず、ダイナミックに広告を挿入することを前提とする広告取得のケース(以下、ダイナミック挿入広告と呼ぶ)も存在する。このダイナミック挿入広告には次のようなケースがある。
【0253】
* 視聴者が何らかの理由で視聴を一時停止した場合の広告
* チャンネル変更等、視聴者が機能変更した場合、その変更処理時間を埋めるための広告
* VODサービスの場合、コンテンツダウンロード時間を埋めるための広告
* 広告枠を提示したにも拘らず、契約されなかった枠に関する広告枠
このダイナミック挿入広告に関しては、広告提供者に対し、広告条件、広告料金の提示を行う。ダイナミック挿入広告では、広告による番組放送が保証されないが、広告コンテンツに付帯した広告コンテンツ情報により、広告提供者の顧客ターゲットに応じて広告コンテンツを配信する。広告費に関しては、登録基本価格の他、コンテンツ配信装置300から送信される配信情報(配信回数)に応じて、広告提供者から広告枠利用による広告料を徴収する。
【0254】
以下、具体的に広告取得処理装置400について説明する。
【0255】
この広告取得処理装置400は、広告購入部410と視聴情報提供部420と広告情報提供部430と広告転送部440と保存管理手段451及び蓄積装置452をもつ保存管理処理部450とで構成されている。
【0256】
この広告購入部410は、広告提供者の与信情報の確認と蓄積装置452の与信情報データベース452aの更新、入札情報や広告枠販売情報の管理、蓄積装置452の入札情報データベース452b及び販売情報データベース452cの更新、広告料の徴収処理を行う機能をもっている。
【0257】
この広告購入部410には、配信情報処理手段411、会計処理手段412、広告価格設定手段413、契約処理手段414及び文書入出力手段415等が設けられている。
【0258】
配信情報処理手段411は、コンテンツ配信装置300からの配信回数等の配信情報を受信し、配信情報データベース452gに保存し、また会計処理手段412に対して広告枠販売時の広告料の徴収の他、広告料の追加徴収を依頼する。
【0259】
会計処理手段412は、広告枠販売時の広告料の徴収の他、広告配信情報によりダイナミックに広告を配信した場合にはその配信回数に応じた広告料の追加徴収等の処理を実行する。
【0260】
広告価格設定手段413は、視聴情報提供部420から視聴情報を受け取り、広告枠毎の過去の視聴情報(視聴率)に基づいて広告料を算出する機能をもっている。
【0261】
契約処理手段414は、広告提供者の与信情報の確認処理、蓄積装置452の与信情報データベース452aの更新処理、入札情報や広告枠販売情報の管理処理、入札情報データベース452b、販売情報データベース452cの更新処理、広告価格設定手段413で算出された広告料の会計処理手段412への送出等の処理を行う機能をもっている。
【0262】
文書入出力手段415は、ビジネス情報の電子的な交換(EDI:Electronic Data Interchange)に必要なフォーマット変換機能及び通信機能を備え、ネットワーク装置1に接続される広告提供装置5、与信サービス会社、決済サービス会社等が所持する端末6との間でビジネス情報、例えば広告料の徴収データ、広告料の追加徴収データ、広告枠販売情報等の授受を実行する。
【0263】
前記視聴情報提供部420は、コンテンツ評価装置100からの広告枠毎の視聴情報の入手及び広告提供装置5への提示を行うものであって、視聴情報受信手段421、視聴情報処理手段422及び視聴情報送受信手段423等で構成されている。
【0264】
視聴情報送受信手段421は、コンテンツ評価装置100から視聴情報を受信し、視聴情報処理手段422及び広告価格設定手段413に送出する。視聴情報処理手段422は、視聴情報送受信手段421から視聴情報を受け取り、広告枠毎の視聴情報検索画面の作成、広告提供装置5が入力した検索キーに従ってコンテンツ評価装置100へのCGI(Common Gateway Interface)経由によるデータベースの問合せとその問合せ結果を表示する機能をもっている。広告視聴情報送受信手段423は、HTTP等を用いて、視聴情報処理手段422で作成された画面情報を送受信する機能をもっている。
【0265】
前記広告情報提供部430は、コンテンツ配信装置300からの広告枠情報の取得、この取得した広告枠情報に対する蓄積装置452の広告枠情報データベース452dへの保存及び当該広告枠情報を含む広告枠販売情報の広告提供装置5への開示等を行うものであって、広告枠情報送受信手段431、広告枠情報処理手段432及び広告枠販売情報送受信手段433等で構成されている。
【0266】
広告枠情報送受信手段431は、コンテンツ評価装置100から送信されてくる広告枠情報を受信し、広告枠情報処理手段432に送出する。この広告枠情報処理手段432は、広告枠情報送受信手段431から広告枠情報を受け取り、蓄積装置452の広告枠情報データベース452dに蓄積し、また広告枠販売画面の作成等を実施する機能をもっている。広告枠販売情報送受信手段433は、広告枠情報処理手段432により生成された広告枠販売画面の入出力を行う。
【0267】
前記広告転送部440は、広告コンテンツや広告コンテンツ情報を取得し、広告コンテンツデータベース452e、広告コンテンツ情報データベース452fに保存し、かつ、コンテンツ配信装置300に送信するものであって、広告入力手段441、広告管理手段442及び広告・情報送信手段443等によって構成されている。
【0268】
広告入力手段441は広告提供装置5から広告コンテンツ、広告コンテンツ情報を受信し、また広告管理手段442は受信した広告コンテンツ、広告コンテンツ情報を広告コンテンツデータベース452e、広告コンテンツ情報データベース452fに保存する。情報送信手段443は、広告コンテンツ、広告コンテンツ情報をコンテンツ配信装置300に送信する機能をもっている。
【0269】
なお、広告取得処理装置400の一連の処理例を説明するに先立ち、広告提供装置5の概略構成について図17を参照して説明する。
【0270】
広告提供装置5は、少なくとも広告取得処理装置400から送信されてくる金額を含む契約、視聴情報、広告枠情報等の処理を実行する契約処理部51と、契約処理部51による契約のもとに広告コンテンツ、広告コンテンツ情報等のコンテンツ関連データを転送する広告転送部52とが設けられている。
【0271】
契約処理部51は、金額を含む契約関係の文書データを送受信する文書入出力手段511と、契約その他の必要に応じて所要のデータを入力する入力手段512と、視聴情報、広告枠情報等の送受信を行う情報送受信手段513と、文書入出力手段511及び情報送受信手段513で必要とする情報を表示する表示手段514とによって構成されている。
【0272】
広告転送部52は、少なくとも広告コンテンツ、広告コンテンツ情報その他関連データを保存するデータベース521と、このデータベース521を保存管理するとともに、契約処理部51との連携のもとにデータベース521から必要なデータを取出したり、追加の広告コンテンツ、広告コンテンツ情報等を保存する管理手段522と、広告コンテンツ、広告コンテンツ情報等を転送する広告コンテンツ関連データ転送手段523とが設けられている。
【0273】
次に、広告取得処理装置400の処理の一例について図面を参照して説明する(図18、図19参照)。
【0274】
1) 広告枠情報入手処理(S401)
▲1▼ 広告取得処理装置400の広告枠情報送受信手段431は、コンテンツ配信装置300との間では図20に示すような広告枠情報の送受信処理が行われる。
すなわち、広告枠情報送受信手段431は、広告枠情報の送信要求を広告枠番号(シリアル番号)とともに配信装置300に送信する。広告枠番号は広告取得処理装置400とコンテンツ配信装置300との間でユニークな番号とする。
【0275】
▲2▼ コンテンツ配信装置300は、広告枠情報の送信要求を受信すると、送信要求によって指定された広告枠1に関する情報を送信する。この広告枠情報は、広告枠情報送受信手段431で受信され、広告枠情報処理手段432に送られる。広告枠情報処理手段432は、受け取った広告枠情報を蓄積装置452の広告枠情報データベース452dに保存する。
【0276】
この広告枠情報データベース452dには、例えば広告枠番号、広告挿入日、広告挿入曜日、広告挿入時刻、広告終了時刻、配信地域、広告枠タイプ(SP、CC、HH、SB:図25参照)、広告(C、ADC1〜ADC5)、チャンネル情報(VODコンテンツの場合には特殊チャンネル名)、コンテンツ情報(コンテンツ名、コンテンツジャンル、俳優、監督、売上情報、映像時間)、次の広告枠番号等が格納されている。なお、前記略称符号CCはカウキャッチャー(本編前に放送される広告)、SPはスポット(本編中に放送される広告)、HHはヒッチハイク(本編終了後に放送される広告)、ステーションブレーク(コンテンツ外であり、コンテンツとコンテンツとの間に放送される広告)である。また、広告枠タイプがSPの場合、2つのコンテンツに挟まれるにはコンテンツ情報は2組となる。ここで、Cは映像織り込み広告とし、ADC1〜ADC5は図24に示すように5つに分割したバナーエリアとする。
【0277】
因みに、図21は簡単な広告挿入ポイントモデル図であって、最初の広告枠を指定する場合の次のような広告枠情報となる。
【0278】
* 広告枠番号 :1
* 広告挿入日 :2001年1月1日
* 広告挿入曜日 :火曜日
* 広告挿入時刻 :8:00:00
* 広告終了時刻 :8:00:15
* 配信地域 :サンディエゴ
* 広告枠タイプ :CC
* 広告タイプ :C(映像織り込み広告)
* チャンネル情報:ABC(一例)
* コンテンツ情報:タイタニック(一例)
* 次の広告枠番号:2
また、同時刻において、映像織り込み広告とバナー広告との両方が許されている場合、別の広告枠番号のもとに情報が送信される(図24参照)。例えば8:00:00から8:05:00までADC1エリアで配信される広告枠の情報は次のような情報である。
【0279】
* 広告枠番号 :2
* 広告挿入日 :2001年1月1日
* 広告挿入曜日 :火曜日
* 広告挿入時刻 :8:00:00
* 広告終了時刻 :8:05:00
* 配信地域 :サンディエゴ
* 広告枠タイプ :null
* 広告タイプ :ADC1(バナー広告)
* チャンネル情報:ABC(一例)
* コンテンツ情報:タイタニック(一例)
* 次の広告枠番号:3
▲3▼〜▲6▼ 従って、広告枠情報処理手段432は、広告枠情報送受信手段431から以上のような広告枠情報を受け取ると、蓄積装置452の広告枠情報データベース452dに保存する。
【0280】
コンテンツ配信装置300は、図20に示す▲3▼、▲4▼でそれぞれ広告枠2情報送信、広告枠3情報送信を行い、最終的に▲5▼で広告枠n情報送信を行うと、次の広告枠番号に0を指定することにより、最後の広告枠番号の送信であることを示す。
【0281】
広告枠情報送受信手段431は、広告枠n情報を受信すると、その受信完了通知をコンテンツ配信装置300に送信する。なお、図20に示す送受信プロトコルは一例であって、例えば広告枠のグループ(連続した広告のグループ)単位で情報を送信するとか、広告終了時刻の代わりに広告時間を設定するとか、ADC1〜ADC5が存在すること、配信地域は既知とし5回送信しないとか、あるいはカレンダー情報を有し、××曜日には放送しない等について設定することも可能である。
【0282】
2) 与信情報登録処理(S402〜S404)
次に、広告取得処理装置400は、広告枠情報の受信終了後又は適宜に、広告提供装置5の登録とその与信情報の入手、与信情報の登録処理を実行する。図22は広告取得処理装置400の契約処理手段414と広告提供装置5との間の与信情報の入手プロトコルを示す図である。
【0283】
▲1▼ 広告提供装置5側では、広告取得処理装置400側で一般に公開されている企業登録用のURLのもとにアクセスし、広告取得処理装置400から所要の情報を取得する。この広告提供装置5は、HTTP及びTCP/IP等のプロトコルのもとに情報の送受信を行う情報送受信手段513と、HTML言語で記述された文書を表示する表示手段514とを備えている(図17参照)。
【0284】
広告取得処理装置400は、広告提供装置5からURLによるアクセスがあると、通常、HTTPのGET要求等によりWEBサーバ機能をもつ契約処理手段414に通知される。
【0285】
▲2▼ この契約処理手段414及び文書入出力手段415は、広告提供装置5に対し、HTTPプロトコルにより企業登録情報画面を送信する。広告提供装置5は表示手段514により企業登録情報画面を表示する。
【0286】
▲3▼ 広告提供装置5は、キーボード、マウス等の入力手段512を用いて、広告取得処理装置400に対し、予め合意の取れた外部企業与信情報サービス会社に登録された企業コードを入力する。企業与信情報サービス会社に登録されていない企業の場合にはその旨を入力する(S402)。この入力データは、通常HTTPのPOST要求によりWEBサーバ機能をもつ契約処理手段414に通知される。
【0287】
▲4▼ 広告取得処理装置400の契約処理手段414は、文書入出力手段415を介して企業コードを受けると、別のプロセスを起動し、外部企業与信情報サービス会社所持の端末(図示せず)にアクセスし、与信情報を受信し、蓄積装置452の与信情報データベース452aに登録する(S404)。
【0288】
広告取得処理装置400の契約処理手段414は、企業与信情報サービス会社に登録していない(企業コードをもたない)企業の場合、以下の情報を備えた画面を広告提供装置5に送信する。契約処理手段414は、企業情報に過不足が無いか否かを確認し、過不足がある場合にはその旨を広告提供装置5に通知する。企業情報が揃った時点で蓄積装置452の与信情報データベース252aに登録する(S403)。
【0289】
<与信情報データベース452a>
* 所在地
* 代表者
* 連絡先
* Eメールアドレス
* 従業員数
* 業務内容
* 年商等売上情報
* 主取引先(含む銀行関連)
* バランスシート
5) 広告枠情報表示処理(S405)
広告提供装置5側では、広告の広告枠情報を表示し、広告枠購入の検討に入る。図23は広告提供装置5と広告枠情報処理手段432との間の広告枠情報の表示プロトコルを示す図である。なお、この広告枠情報表示処理において、前述する2)〜4)で利用した実現手段・技術等と同様な場合にはその説明に譲り、ここでは記述を省略する。
【0290】
▲1▼ 広告提供装置5は、別途通知された広告枠情報表示のためのURLのもとに広告取得処理装置400にアクセスする。
【0291】
▲2▼ 広告取得処理装置400内の通常WEBサーバ機能をもつ広告枠情報処理手段432は、広告枠情報の検索画面を広告提供装置5に送信する。この検索画面には次のような検索キーが設けられている。
【0292】
<広告枠情報検索キー>
この検索キーは、チャンネル情報、日付情報、時刻情報、地域情報、空枠情報、コンテンツジャンル情報等である。
【0293】
▲3▼ 広告提供装置5は、広告枠情報検索画面の検索キーを入力する。一例としては、ABC放送の2月1日、夜8時からの広告枠に関する情報を表示するため、チャンネル番号(ABC)、日付情報(2月1日)、時刻情報(夜8時)を入力する。
【0294】
▲4▼ 広告枠情報処理手段442は、前述する3つをキーとし、CGIを用いて、広告枠情報データベース452dから広告枠に関する情報を入手し、広告枠販売画面を構成し、広告枠販売情報として広告提供装置5に送信する。図24は広告枠販売画面のイメージ図である。広告提供装置5は広告枠販売画面を表示する。
【0295】
なお、広告枠販売情報は、図24に示すようにある一定期間(例えば1ヶ月)における対象日時(2月1日の8pm〜10pm)の広告枠が矩形に表示されている。横方向は時間の概念を示し、対象日時に配信されるコンテンツに関する詳細情報が表示されている。矩形枠内には広告の種類分(図では映像広告分1とバナー広告5エリアのADC1〜ADC5との計6つ)が存在する。
【0296】
また、配信地域に関しても、全地域の他、本システムがカバーする全ての配信地域が選択可能になっている。さらに、週単位で同時刻選択(ベルト選択)すること、同曜日の同時刻選択(ボックス選択)することも可能である。また、広告枠販売画面の表示前に実際の視聴者側での視聴イメージ画面を表示し、広告部位(バナー広告あるいは映像そのもの)をクリックすることにより、広告枠販売画面へ移動するケースもあり得る。
【0297】
6) 視聴情報開示処理(S406)
広告提供者は、広告枠を購入するに先立ち、広告提供装置5を用いて該当する広告枠の過去の視聴情報について、広告取得処理装置400の視聴情報送受信手段423を経由して視聴情報処理手段422に要求し、閲覧することにより、実際の購買を決定する。図26は視聴情報開示のためのプロトコルを示す図である。
【0298】
▲1▼ 広告提供装置5は、例えば先の広告枠販売画面の一部である検索モード選択ボタン等をクリックしする。このクリックは、実際にはWEBページ獲得のためのHTTPのGET要求であり、WEB機能をもつ視聴情報処理手段422に送られる。
【0299】
▲2▼ 視聴情報処理手段422は、GET要求を受け付けると、広告販売枠(図24参照)の絵画面と、期間、視聴者(年令層、性別)、コンテンツ種類、広告種類等の検索キー選択の表示画面とを広告提供装置5に提供する。
【0300】
▲3▼ 広告提供装置5は、広告枠購入のために調査する部分の広告枠をクリックする前に検索キーを指定すると、広告枠の過去の視聴情報が表示される。
【0301】
検索例1:日付と視聴者とを指定すると、その日付における年令層、性別に分かれた視聴対象者数、視聴者数等が表示される。
【0302】
検索例2:期間と視聴者とを指定すると、その期間における前記視聴対象者数、視聴者数等の延べ数が表示される。
【0303】
検索例3:期間とコンテンツとを指定すると、その期間におけるコンテンツのジャンル毎の回数が表示される。
【0304】
検索例4:期間と広告コンテンツとを指定すると、その期間における広告コンテンツのジャンル毎の回数が表示される。
【0305】
検索例5:期間とコンテンツと広告コンテンツとを指定すると、コンテンツジャンル毎にどの商品ジャンルの広告が配信されたかが表示される。
【0306】
▲4▼ 視聴者情報処理手段422は、広告提供装置5の指定された検索キーに関し、CGIを用いて、別の優良コンテンツ選択装置(図示せず)に送信し検索結果蓄積装置452の適宜な記憶エリアに保存する。そして、検査キーの指定内容に従って棒グラフ等で視聴者装置2に提供する。
【0307】
7) 入札情報受信処理(S407)
広告提供者は、広告提供装置5から視聴情報を見て入札を決定した場合、入札の処理を行う。各社の入札期間内の入札額は互いに参照不可能となる。図27は広告提供装置5と広告取得処理装置400の契約処理手段414との間の入札情報受信プロトコルを示す図である。
【0308】
▲1▼ 広告提供装置5は、先の広告枠販売画面から購入意思のある枠を指定した後、入札ボタンをクリックする。このクリックは、実際にはWEBページ獲得のためのHTTPのGET要求であり、WEB機能をもつ契約処理手段414に送られる。
【0309】
▲2▼ 契約処理手段424は、GET要求を受け付けると、広告枠入札画面を構成し、広告提供装置5に送信する。この広告枠入札画面は、広告枠販売画面にて合意した内容を確認されるための表示部分と記入部分とで構成される。表示部分は、広告枠コードを検索キーとし、蓄積装置452の広告枠情報データベース452dから検索する。この検索には例えばCGIを用いて行うこともできる。契約処理手段424は、この検索によって得られる表示部分の情報に記入フィールドをマージして広告提供装置5に送信する。
【0310】
この表示部分に表示する情報は次の通りである。
【0311】
<表示部分>
* 対象期間 :例 2002年2月1日〜2月31日
* 対象日時 :例 2002年2月1日 8時〜8時15秒
* 広告タイプ :例 映像広告
* 配信地域 :例 サンディエゴ
* オプション購入:例 ボックス購入
* ダイナミック挿入配信価格:事業者により決定する
一方、記入部分には次に掲げる情報の入力フィールドを形成する。
【0312】
<記入部分>
* 入札価格
* 2次利用許諾権 :例 有り
* ダイナミック配信 :例 有り
* 広告コンテンツフォーマット:例 AVID、MS、WMT等
* ターゲット顧客情報:年令層、性別、地域、所得、家族構成その他
a) 入札価格
入札価格に最低入札価格を設けることにより、現実味のない入札を排除する。
入札価格は現状のTV型GRP(Gross Rating Point)に比例させる。GRPの算出は購入希望広告枠の過去の平均視聴率×aとする。aは事業者により決定される。
【0313】
GRP=(視聴者数1+視聴者数2…視聴者数n)/(視聴対象者数1+視聴対象者数2…視聴対象者数n)
b) 2次利用許諾権
広告提供装置5からの改編権の有無の確認である。改編権が無くとも例えばバナーの有無により解像度の変更が必要であるなどの広告画面フォーマットへの変換やCODECの変更は可能であるが、ここでは広告を利用して更に2次著作物を作成してよいかの権利の確認項目を設ける。
【0314】
c) ダイナミック広告、ターゲット顧客情報
ダイナミック広告とは入札されなかった広告枠に対し、取得した広告を挿入する場合を指し、その挿入の条件を決めるのがターゲット顧客情報である。コンテンツ配信装置300は想定される視聴者がターゲット顧客情報をある程度満足する場合、自動的に挿入される。
【0315】
ターゲット顧客情報の構成要素は次のような情報となる。配信期限は広告を自動挿入して配信してよい期限を規定する期間である。
【0316】
<ターゲット顧客情報>
ターゲット顧客情報は、例えば年令層、性別、地域、所得層、家族構成、配信期限等である。
【0317】
d) 広告コンテンツフォーマット
できる限り、無圧縮デジタル広告コンテンツを入手することが必要である。
【0318】
なお、本例では、互いに入札額を参照不可能としたが、入札額の経過等に関し、他の入札者にオークション形式で示すことも考えられる。また、価格を入札方式でなく、先の計算で広告料を設定し、その価格で単純に販売することも考えられる。
【0319】
▲3▼ 広告提供装置5は、広告枠入札画面を受信表示すると、入札価格を最低入札価格以上に設定し、さらにそれ以外の選択項目を選択し、HTTP POST要求にて契約処理手段414に送信する。
【0320】
▲4▼ 契約処理手段414は、広告枠コードをキーとし、前述する入力フィールドの内容と入札者情報とを蓄積装置452の入札情報データベース452bに保存する。入札情報データベース452b荷は次のような情報が格納されている。
【0321】
<入札情報データベース452b>
* 広告枠コード
* 企業コード(入札企業)
* 入札価格
* 2次利用許諾権 :例 有り
* ダイナミック配信:例 有り
* 広告コンテンツフォーマット
* ターゲット顧客情報
8) 契約処理(S408)
広告枠はある期間内で最高額を付けた企業が落札する。落札期限後に落札者、次点、次次点までに通知する。広告購入部410の中の契約処理手段414は、一定期間が経過した後、広告枠コード毎に入札価格を比較し、最高入札価格、次点者、次次点者を抽出する。
【0322】
契約処理手段414は、入札価格から落札者を決定した後、入札情報データベース452bから2次利用許諾権、ターゲット顧客情報等を抽出し、広告枠コードをキーとし、広告枠情報データベース452dから広告枠に関する情報(チャンネル、日時、地域情報等)を抽出し、落札価格有効期限を明記の上、契約文言を添付してビジネス文書を作成し、メール等により落札企業に送付する。同様の文言を次点者、次次点者であることを明記して、次点者、次次点者である広告提供者の装置5にも送付する。
【0323】
広告提供装置5では、契約書にサインした後、電子的に送信し、契約が成立する。契約成立後、契約書には契約書コードを発行する。なお、契約書の送信は郵送で行うことも可能である。
【0324】
契約成立後、契約者の企業コードをキーとし、入札情報データベース452bに保存される情報を利用して販売情報を作成し、販売情報データベース452cに保存する。この販売情報データベース452cには次のような情報が格納されている。
【0325】
<販売情報データベース452c>
この販売情報データベース452cには、企業コード、広告枠コード、契約書コード、広告コンテンツコード(新規発行)、広告コンテンツ情報コード(新規発行)、販売価格、2次利用許諾権(例 有り)、ダイナミック配信(例 有り)、広告コンテンツフォーマット、ターゲット顧客情報等である。
【0326】
9) 決済処理(S409)
契約成立後、契約の成立を受けた会計処理手段412は、広告提供装置5との間で決済を行う。この決済処理は、外部決済サービス会社である例えば金融機関、クレジット会社所持の端末6を利用する。決済処理に先立ち、広告提供者は決済サービス会社へのサービスの加盟を行っている。従って、会計処理手段412は、与信情報データベース452a及び販売情報データベース452cから必要な情報を抽出し、決済サービス会社が所持する端末6のプロトコルに従って送信する。
【0327】
10) 広告コンテンツ及び広告コンテンツ情報受信処理(S410)
決算処理終了後、広告提供装置5は、広告取得処理装置400の広告管理手段442に対し、広告コンテンツ及び広告コンテンツ情報を送信する。広告管理手段442は、広告コンテンツ及び広告コンテンツ情報を受信し、広告コンテンツデータベース452e及び広告コンテンツ情報データベース452fに保存する。なお、広告コンテンツ及び広告コンテンツ情報の転送にはTCP/IPやFTP等のプロトコルが使用される。
【0328】
<広告コンテンツ情報データベース452f>
広告コンテンツ情報データベース452fには、広告コンテンツコード、広告枠コード、ビデオフォーマット、コンテンツ時間、作成者、作成日時、著作権者、圧縮CODEC(無圧縮の場合はnull)、広告コンテンツのハッシュ値、広告コンテンツの格納先アドレス(格納先のURLアドレス)、配信期限(ない場合にはnull)等の広告コンテンツ情報が格納されている。
【0329】
なお、広告管理手段442側にWEBサーバ機能を設け、広告提供装置5からのURLによるアクセスにより、前記広告コンテンツ情報である各情報を記入するフィールドをもったWEBページ画面を広告提供装置5に提示し、必要な情報を入力する形態であっても良い。この場合には、広告管理手段442は、入力された情報に基づいて広告コンテンツ情報フォーマットの生成を行う。
【0330】
11) 広告コンテンツ・広告コンテンツ情報配信処理(S411)
広告管理手段442は、外部装置となるコンテンツ配信装置300に対し、広告コンテンツ・広告コンテンツ情報を送信する。この送信にはTCP/IP、FTP等の既存のプロトコルが使用される。
【0331】
12) エンドユーザへの配信(S412)
コンテンツ配信装置300は、実際にエンドユーザへの配信を実施する。コンテンツ配信装置300は、ダイナミックに広告挿入する場合には配信情報(配信回数、配信地域、視聴情報等)を記録しておく。
【0332】
13) 配信情報処理(S413)
この配信情報処理はコンテンツ配信装置300から配信情報を受信する処理である。図28は配信情報処理手段411とコンテンツ配信装置300との間の配信情報受信プロトコルを示す図である。
【0333】
配信情報処理手段411は、コンテンツ配信装置300からの配信情報を受信し、蓄積装置452の配信情報データベース452gに保存する。
【0334】
▲1▼ 配信情報処理手段411は、定期的に広告コンテンツ情報データベース452fに格納されている配信期限をチェックし、配信期限が近づいて来た場合には予めコンテンツ配信装置300に対してその旨を通知しておく。配信期限を経過した場合、コンテンツ配信装置300に対し、当該広告コンテンツコードとともに配信情報要求を送信する。
【0335】
▲2▼ コンテンツ配信装置300は配信情報を送信する。配信情報には入札広告枠以外に配信したケースの配信回数(ダイナミック広告配信回数)と配信地域情報が含まれている。配信情報処理手段411では、広告コンテンツコードをキーとし、配信情報を配信情報データベース452gに保存する。この配信情報データベース452gには次の情報が格納されている。
【0336】
<配信情報データベース452g>
* 広告コンテンツコード
* 配信回数
* 配信地域(回数)その他の所要の情報
さらに、配信情報処理手段411は、広告コンテンツコードをキーとし、販売情報データベース45cから配信地域等の情報を検索し、配信地域等においてターゲット顧客情報を満足しているかを確認する。満足していない場合にはその旨をコンテンツ配信装置300に通知し、満足している場合には配信情報データベース452gに配信回数を記入する。
【0337】
▲3▼ 配信情報処理手段411は、配信情報を受信すると、この受信完了通知をコンテンツ評価装置300に送信する。さらに、配信情報処理手段411は、会計処理手段412に対し、広告料の追加徴収することを通知する。
【0338】
14) 追加決済処理(S414)
この追加決済処処理は配信回数に応じた広告料を追加徴収する処理である。広告料金の徴収はステップS409の決済処理と同様に外部決済機関等が所持する端末6との間で行う。すなわち、会計処理手段412は、配信情報データベース452fに保存される広告コンテンツコードと配信回数とに基づき、配信回数×q(qは事業者が決定する)なる追加広告料を外部決済機関等が所持する端末6を経由して広告提供者等から徴収する。
【0339】
従って、以上のような広告取得処理装置400の実施の形態によれば、コンテンツ配信装置300で作成される広告枠情報から広告枠販売情報を作成し、広告提供装置5に開示し、広告提供者に対して広告を挿入する広告枠を販売し、契約処理完了後に広告提供装置5から広告コンテンツ及び広告コンテンツ情報を取得し、番組の広告枠に広告コンテンツと広告とを組み入れて視聴者装置2に配信し、初期の契約時の広告料と配信回数に伴う追加徴収を計算し、これら広告料及び追加徴収料に基づいてコンテンツ提供装置4及び視聴者装置2に還元するので、優良なコンテンツ及び広告の供給の促進の他、広告視聴に対する貢献度に応じてコンテンツ提供装置4及び視聴者装置2に適切に還元することができる。
【0340】
なお、各装置100〜400は、それぞれ個別に保存管理処理部150、240、360、450を設けたが、ネットワーク装置1または各装置100〜400に接続される企業LANにデータベースサーバを設置し、各装置100〜400間で共有使用する構成であってもよい(図1参照)。
【0341】
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0342】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、優良なコンテンツの買付けや広告枠販売による広告挿入によるコンテンツの配信により、優良なコンテンツや広告の供給を促進する電子商品流通システム、電子商品流通方法及びプログラムを提供できる。
【0343】
また、本発明は、視聴者、コンテンツ提供者、システム運営者がそれぞれ広告販売に伴って取得する利益を広告視聴に対する貢献度に応じて適切に還元可能な電子商品流通システム、電子商品流通方法及びプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である電子商品流通システムを備えたネットワークシステムの系統構成図。
【図2】 図1に示す電子商品流通システムの動作及び本発明の一実施の形態である電子商品流通方法を説明する図。
【図3】 図2に続く電子商品流通システムの動作及び本発明の一実施の形態である電子商品流通方法を説明する図。
【図4】 図1に示す電子商品流通システムを用いた場合の広告付きコンテンツの販売モデルを説明する図。
【図5】 図1に示す電子商品流通システムの一構成要素となる一実施の形態に係わるコンテンツ買付装置の構成図。
【図6】 コンテンツ買付装置の一処理例を説明するフローチャート。
【図7】 図1に示す電子商品流通システムの一構成要素となる一実施の形態に係わるコンテンツ評価装置の構成図。
【図8】 コンテンツ評価装置の一処理例を説明するフローチャート。
【図9】 図1に示す電子商品流通システムの一構成要素となる一実施の形態に係わるコンテンツ配信装置の構成図。
【図10】 コンテンツ配信装置のコンテンツ処理部におけるコンテンツ情報及びコンテンツの入手処理及びコンテンツ評価装置から視聴統計情報を取得するため説明図。
【図11】 コンテンツ配信装置のコンテンツ処理部における課金情報入手の説明図。
【図12】 コンテンツ配信装置の広告処理部における処理の一例を説明するフローチャート。
【図13】 コンテンツ配信装置のコンテンツ−広告処理部における処理の一例を説明するフローチャート。
【図14】 コンテンツ配信装置におけるコンテンツ選択促進部の処理の一例を説明するフローチャート。
【図15】 コンテンツ配信装置におけるコンテンツ−広告配信部の処理の一例を説明するフローチャート。
【図16】 図1に示す電子商品流通システムの一構成要素となる一実施の形態に係わる広告取得処理装置の構成図。
【図17】 ネットワーク装置に接続される一実施の形態に係わる広告提供装置の構成図。
【図18】 広告取得処理装置の処理の一例を説明するフローチャート。
【図19】 図18に続く広告取得処理装置の処理の一例を説明するフローチャート。
【図20】 広告取得処理装置がコンテンツ配信装置から広告枠情報を受信するプロトコルの一例を示す図。
【図21】 広告挿入ポイントモデル図。
【図22】 広告取得処理装置における与信情報の入手プロトコルの一例を示す図。
【図23】 広告取得処理装置における広告枠情報の表示プロトコルの一例を示す図。
【図24】 広告提供装置の表示部に表示される広告枠購入画面の一例を示す図。
【図25】 視聴者装置のモニタに表示されるコンテンツ及び広告の表示画面の一例を示す図。
【図26】 広告取得処理装置から広告提供装置に対し視聴情報を開示するプロトコルの一例を示す図。
【図27】 広告提供装置が広告取得処理装置から入札情報を受信するプロトコルの一例を示す図。
【図28】 コンテンツ配信装置が広告取得処理装置から配信情報を受信するためのシーケンス図。
【符号の説明】
1…ネットワーク装置
2…視聴者装置
3…電子商品流通システム
4…コンテンツ提供装置
5…広告提供装置
100…コンテンツ評価装置
110…評価/分析管理処理部
120…データ収集処理部
130…データ分析処理部
140…データ報告処理部
150…保存管理処理部
200…コンテンツ買付装置
210…契約・購買管理処理部
220…入荷管理処理部
230…会計管理処理部
240…保存管理処理部
300…コンテンツ配信装置
310…コンテンツ処理部
320…広告処理部
330…コンテンツ−広告処理部
340…コンテンツ選択促進部
350…コンテンツ−広告処理部
360…保存管理処理部
400…広告取得処理装置
410…広告購入部
420…視聴情報提供部
430…広告情報提供部
440…広告転送部
450…保存管理処理部

Claims (9)

  1. ネットワークに、コンテンツを提供するコンテンツ提供装置及び前記ネットワークを通して提供される前記広告を含むコンテンツを視聴したとき、少なくともその視聴したアクセス先を含むコンテンツ情報とコンテンツの視聴時間と視聴者個人情報とを組込んだコンテンツ視聴情報を生成し出力するエージェント機能を搭載した視聴者装置が接続され、前記コンテンツ提供装置に対してコンテンツ買付けのためのコンテンツを評価分析する電子商品流通システムであって、
    前記ネットワークを通して前記多数の視聴者装置と接続されるコンテンツ評価装置と、当該コンテンツ評価装置に接続されるコンテンツ買付装置とを備え
    前記コンテンツ評価装置は、各視聴者装置から出力されるコンテンツ視聴情報を受信し蓄積装置に記憶し、かつ、これらコンテンツ視聴情報から各コンテンツの視聴状況を集計し当該蓄積装置に記憶する保存管理処理手段と、前記コンテンツ買付装置からコンテンツ買付け要求を受信したとき、その要求内容に応じて少なくとも評価手法、評価項目及び報告形式に関する情報を取り出し、あるいは自ら定めた評価手法、評価項目及び報告形式に関する情報を前記蓄積装置に記憶する評価/分析管理処理手段と、この評価/分析管理処理手段から評価分析処理の開始指示を受け取ると、前記集計された各コンテンツに対し、前記蓄積装置に記憶される評価手法、評価項目に従って評価分析し、この優良コンテンツのコンテンツ情報を含む評価分析結果を出力するデータ分析処理手段と、このデータ分析処理手段から出力された評価分析結果を前記蓄積装置に記憶されている報告形式に従って報告形式データに作成し、前記コンテンツ買付装置に送信するデータ報告処理手段とを設け、
    前記コンテンツ買付装置は、コンテンツの基本となる購入価格を決定するための各種のパラメータ情報を前記蓄積装置に記憶する保存管理処理手段と、前記コンテンツ評価装置に対してコンテンツの買付け要求に基づき、あるいは当該コンテンツ評価装置から任意に送られてくる前記報告形式データに記載される評価分析結果に基づき、優良コンテンツのコンテンツ情報と前記蓄積装置から必要なパラメータ情報を読み出して当該優良コンテンツの優良度等を考慮して購入価格を決定する購買判定処理手段と、この優良コンテンツの購入価格を決定した後、優良コンテンツのコンテンツ情報及び購入価格を記述した注文データを作成し、この注文データを前記コンテンツ提供装置に送信し、当該注文データに対する購入価格の変更を含む回答データからコンテンツ買付け契約を成立させ、前記コンテンツ提供装置から優良コンテンツに関するコンテンツ及びコンテンツ情報を取得し前記蓄積装置に記憶する手段とを設けたことを特徴とする電子商品流通システム。
  2. 請求項1に記載の電子商品流通システムにおいて、
    前記ネットワークを通して視聴者装置に接続され、かつ、前記コンテンツ買付装置及び前記コンテンツ評価装置に接続されるコンテンツ配信装置をさらに備え、
    前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツ買付装置から送信されてくるコンテンツ及びコンテンツ情報を受信し前記蓄積装置に記憶する記憶手段と、この受信された前記コンテンツ及びコンテンツ情報に基づき、前記コンテンツ評価装置に対して当該コンテンツ及び広告の視聴に関するコンテンツ視聴統計情報を要求し取得するコンテンツ処理手段と、前記受信されたコンテンツ及びコンテンツ情報に基づき、当該コンテンツ情報と前記コンテンツ視聴情報とを用いて広告枠を含む仮番組編成データを生成し、前記蓄積装置に記憶する番組編成データ生成手段と、番組編成データ生成手段により生成された広告枠を含む仮番組編成データに基づいて番組案内データを作成し、前記視聴者装置に提供するとともに前記蓄積装置に記憶する番組案内データ生成登録手段と、提供した前記視聴者装置から視聴者が選択した番組のコンテンツ選択情報を受信し、前記蓄積装置に記憶する番組選択情報受信手段とを設けたことを特徴とする電子商品流通システム。
  3. 請求項1に記載の電子商品流通システムにおいて、
    前記ネットワークを通して視聴者装置に接続され、かつ、前記コンテンツ買付装置及び前記コンテンツ評価装置に接続されるコンテンツ配信装置と、このコンテンツ配信装置に接続される広告取得処理装置とを備え
    前記コンテンツ配信装置は、前記コンテンツ買付装置から送信されてくるコンテンツ及びコンテンツ情報を受信し前記蓄積装置に記憶する記憶手段と、この受信された前記コンテンツ及びコンテンツ情報に基づき、前記コンテンツ評価装置に対して当該コンテンツ及び広告の視聴に関するコンテンツ視聴情報を要求し取得するコンテンツ処理手段と、前記受信されたコンテンツ及びコンテンツ情報に基づき、当該コンテンツ情報と前記コンテンツ視聴情報とを用いて広告枠を考慮した仮番組編成データを生成し前記蓄積装置に記憶するとともに、当該広告枠情報を前記広告取得処理装置に提供し、当該広告取得処理装置から広告コンテンツ及び広告コンテンツ情報を受けたとき、仮番組編成の広告枠の中に広告を挿入したコンテンツを組込んだ配信制御情報を作成し前記蓄積装置に記憶する番組編成データ生成手段と、この番組編成データ生成手段により生成された配信制御情報に従って広告挿入のコンテンツを前記視聴者装置に提供し、この提供した前記視聴者装置から視聴者が選択した番組のコンテンツ選択情報を受信し、前記蓄積装置に記憶する配信制御手段と、この配信後、前記コンテンツ評価装置に対してコンテンツ及び広告の視聴に関する視聴統計情報と視聴に関する課金情報を要求取得し、視聴回数を考慮しつつ視聴者、広告提供者及びコンテンツ提供者に対する課金計算を実施し、前記広告取得処理装置、前記コンテンツ買付装置、視聴者装置に課金分配する課金情報取得手段とを設け、
    前記広告取得処理装置は、前記コンテンツ配信装置の番組編成データ生成手段から送信される広告枠情報を受信し前記蓄積装置に記憶するとともに、前記ネットワークに接続される広告提供装置に提供する広告情報提供手段と、広告枠情報を提供後、前記広告提供装置から広告を入れる広告枠の購入決定情報を取得した後、当該広告提供装置から送られてくる広告料金、広告コンテンツやコンテンツ情報を受信し前記蓄積装置に記憶するとともに、前記広告コンテンツや広告コンテンツ情報を前記コンテンツ配信装置に送信する広告転送手段とを設けたことを特徴とする電子商品流通システム。
  4. ネットワークに、広告を含むコンテンツを提供するコンテンツ提供装置と、当該コンテンツ提供装置にアクセスしたときに前記ネットワークを介して提供される前記広告を含むコンテンツを視聴し、少なくともその視聴したアクセス先を含むコンテンツ情報とコンテンツの視聴時間と視聴者個人情報とを組込んだコンテンツ視聴情報を生成し出力するエージェント機能を搭載した視聴者装置と、広告提供装置と電子商品流通システムとが接続され、
    前記電子商品流通システムは、コンテンツ評価装置、コンテンツ買付装置及びコンテンツ配信装置を備え、コンテンツ、広告等の電子商品を流通する電子商品流通方法であって、
    前記コンテンツ評価装置が、各視聴者装置から出力されるコンテンツ視聴情報を受信し蓄積装置に記憶し、かつ、これらコンテンツ視聴情報から各コンテンツの視聴状況を集計する保存管理処理ステップと、前記コンテンツ買付装置からコンテンツ買付け要求を受信したとき、その要求内容に応じて少なくとも評価手法、評価項目及び報告形式に関する情報を取り出し、あるいは自ら定めた評価手法、評価項目及び報告形式に関する情報を前記蓄積装置に記憶する評価/分析管理処理ステップと、このステップによる処理終了後に評価分析処理の開始指示を受けたとき、前記集計された各コンテンツに対し、前記蓄積装置に記憶される評価手法、評価項目に従って評価分析し、この優良コンテンツのコンテンツ情報を含む評価分析結果を出力するデータ分析処理ステップと、このデータ分析処理ステップにより出力された評価分析結果を、前記蓄積装置に記憶される報告形式に従って報告形式データに作成し、前記コンテンツ買付装置に送信するデータ報告処理ステップとを有し、
    前記コンテンツ買付装置が、コンテンツの基本となる購入価格を決定するための各種のパラメータ情報を前記蓄積装置に記憶する保存管理処理ステップと、前記コンテンツ評価装置に対してコンテンツの買付け要求に基づき、あるいは当該コンテンツ評価装置から任意に送られてくる前記報告形式データを受け取ると、当該報告形式データに記載される評価分析結果に基づき、優良コンテンツのコンテンツ情報と前記蓄積装置から必要なパラメータ情報を読み出して当該優良コンテンツの優良度等を考慮して購入価格を決定する購買 判定処理ステップと、この優良コンテンツの購入価格を決定した後、優良コンテンツのコンテンツ情報及び購入価格を記述した注文データを作成し、この注文データを前記コンテンツ提供装置に送信し、当該注文データに対する購入価格の変更を含む回答データからコンテンツ買付け契約を成立させ、前記コンテンツ提供装置から優良コンテンツに関するコンテンツ及びコンテンツ情報を取得し前記蓄積装置に記憶するステップとを有することを特徴とする電子商品流通方法。
  5. 請求項4に記載の電子商品流通システムにおいて、
    前記コンテンツ配信装置が、前記コンテンツ買付装置から送信されてくるコンテンツ及びコンテンツ情報を受信し前記蓄積装置に保存する保存ステップと、この受信された前記コンテンツ及びコンテンツ情報に基づき、前記コンテンツ評価装置に対して当該コンテンツ及び広告の視聴に関するコンテンツ視聴情報を要求し取得するコンテンツ処理ステップと、前記受信されたコンテンツ及びコンテンツ情報に基づき、当該コンテンツ情報と前記コンテンツ視聴情報とを用いて広告枠を考慮した仮番組編成データを生成し前記蓄積装置に記憶するとともに、当該広告枠情報を前記広告取得処理装置に提供する広告枠提供ステップとを有し、
    前記広告取得処理装置が、前記コンテンツ配信装置の広告枠提供ステップから送信される広告枠情報を受信し前記蓄積装置に記憶するとともに、前記ネットワークに接続される広告提供装置に提供する広告情報提供ステップと、広告枠情報を提供後、前記広告提供装置から広告を入れる広告枠の購入決定情報を取得した後、当該広告提供装置から送られてくる広告料金、広告コンテンツや広告コンテンツ情報を受信し前記蓄積装置に記憶するとともに、前記広告コンテンツやコンテンツ情報を前記コンテンツ配信装置に送信する広告転送ステップと、
    また、前記コンテンツ配信装置が、前記広告取得処理装置から広告コンテンツ及び広告コンテンツ情報を受けたとき、仮番組編成の広告枠の中に広告を挿入したコンテンツを組込んだ配信制御情報を作成し前記蓄積装置に記憶する番組編成データ生成ステップと、この番組編成データ生成ステップにより生成された配信制御情報に従って広告挿入のコンテンツを前記視聴者装置に提供し、この提供した前記視聴者装置から視聴者が選択した番組のコンテンツ選択情報を受信し、前記蓄積装置に記憶する配信制御ステップと、この配信後、前記コンテンツ評価装置に対してコンテンツ及び広告の視聴に関する視聴統計情報と視聴に関する課金情報を要求取得し、視聴回数を考慮しつつ視聴者、広告提供者及びコンテンツ提供者に対する課金計算を実施し、前記広告取得処理装置、前記コンテンツ買付装置、視聴者装置に課金分配する課金情報取得ステップとを有することを特徴とする電子商品流通方法。
  6. ネットワークに、広告を含むコンテンツを提供するコンテンツ提供装置と、当該コンテンツ提供装置にアクセスしたときに前記ネットワークを介して提供される前記広告を含むコンテンツを視聴し、少なくともその視聴したアクセス先を含むコンテンツ情報とコンテンツの視聴時間とを組込んだコンテンツ視聴情報を生成し出力するエージェント機能を搭載した視聴者装置と、広告提供装置と、少なくともコンテンツ評価部を備えたコンピュータとが接続され、
    このコンピュータによって、電子商品であるコンテンツを評価分析するプログラムであって、
    前記コンテンツ評価部によって、各視聴者装置から出力されるコンテンツ視聴情報を受信し蓄積装置に記憶し、かつ、これらコンテンツ視聴情報から各コンテンツの視聴状況を集計し当該蓄積装置に記憶する保存管理処理機能と、外部のコンテンツ買付部からコンテンツ買付け要求を受信したとき、その要求内容に応じて少なくとも評価手法、評価項目及び報告形式に関する情報を取り出し、あるいは自ら定めた評価手法、評価項目及び報告形式に関する情報を前記蓄積装置に記憶する評価/分析管理処理機能と、この機能による処理終了後に評価分析処理の開始指示を受けたとき、前記集計された各コンテンツに対し、前記蓄積装置に記憶される評価手法、評価項目に従って評価分析し、この優良コンテンツのコンテンツ情報を含む評価分析結果を出力するデータ分析処理機能と、このデータ分析 処理機能により出力された評価分析結果を、前記蓄積装置に記憶される報告形式に従って報告形式データに作成し、前記外部のコンテンツ買付部に送信するデータ報告処理機能とを実現させることを特徴とするコンピュータ読取り可能なプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムにおいて、
    ネットワークに少なくともコンテンツ買付部を備えたコンピュータとが接続され、
    このコンピュータによって、コンテンツを買付ける処理を行うプログラムであって、
    前記コンテンツ買付部によって、コンテンツの基本となる購入価格を決定するための各種のパラメータ情報を前記蓄積装置に保存する保存管理処理機能と、前記コンテンツ評価部に対してコンテンツの買付け要求に基づき、あるいは当該コンテンツ評価装置から任意に送られてくる前記報告形式データを受け取ると、当該報告形式データに記載される評価分析結果に基づき、優良コンテンツのコンテンツ情報と前記蓄積装置から必要なパラメータ情報を読み出して当該優良コンテンツの優良度等を考慮して購入価格を決定する購買判定処理機能と、この優良コンテンツの購入価格を決定した後、優良コンテンツのコンテンツ情報及び購入価格を記述した注文データを作成し、この注文データを前記コンテンツ提供装置に送信し、当該注文データに対する購入価格の変更を含む回答データからコンテンツ買付け契約を成立させ、前記コンテンツ提供装置から優良コンテンツに関するコンテンツ及びコンテンツ情報を取得し、前記蓄積装置に記憶するとともに、外部のコンテンツ配信部に送信する機能とを実現させることを特徴とするコンピュータ読取り可能なプログラム。
  8. 請求項7に記載の電子商品流通システムにおいて、
    ネットワークに少なくともコンテンツ配信部を備えたコンピュータとが接続され、
    このコンピュータによって、コンテンツの配信処理を行うプログラムであって、
    前記コンテンツ配信部によって、前記コンテンツ買付部から送信されるコンテンツ及びコンテンツ情報を受信し前記蓄積装置に保存する保存機能と、この受信された前記コンテンツ及びコンテンツ情報に基づき、前記コンテンツ評価部に対して当該コンテンツ及び広告の視聴に関するコンテンツ視聴情報を要求し取得するコンテンツ処理機能と、前記受信されたコンテンツ及びコンテンツ情報に基づき、当該コンテンツ情報と前記コンテンツ視聴情報とを用いて広告枠を考慮した仮番組編成データを生成し前記蓄積装置に記憶するとともに、当該広告枠情報を外部の前記広告取得処理部に提供する広告枠提供機能と、この広告取得処理部から前記広告コンテンツや広告コンテンツ情報を受けたとき、仮番組編成の広告枠の中に広告を挿入したコンテンツを組込んだ配信制御情報を作成し前記蓄積装置に記憶する番組編成データ生成機能と、この番組編成データ生成機能により生成された配信制御情報に従って広告挿入のコンテンツを前記視聴者装置に提供し、この提供した前記視聴者装置から視聴者が選択した番組のコンテンツ選択情報を受信し、前記蓄積装置に記憶する配信制御機能と、この配信後、前記コンテンツ評価部に対してコンテンツ及び広告の視聴に関する視聴統計情報と視聴に関する課金情報を要求取得し、視聴回数を考慮しつつ視聴者、広告提供者及びコンテンツ提供者に対する課金計算を実施し、前記広告取得処理部、前記コンテンツ買付部、前記視聴者装置に課金分配する課金情報取得機能とを実現させることを特徴とするコンピュータ読取り可能なプログラム。
  9. 請求項8に記載の電子商品流通システムにおいて、
    ネットワークに少なくとも広告取得処理部を備えたコンピュータとが接続され、
    このコンピュータによって、広告に関するコンテンツを取得するプログラムであって、
    前記広告取得処理部によって、前記コンテンツ配信部の広告枠提供機能から送信される広告枠情報を受信し前記蓄積装置に記憶するとともに、前記ネットワークに接続される広告提供装置に提供する広告情報提供機能と、広告枠情報を提供後、前記広告提供装置から広告を入れる広告枠の購入決定情報を取得した後、当該広告提供装置から送られてくる広告料金、広告コンテンツや広告コンテンツ情報を受信し前記蓄積装置に記憶するとともに、前記広告コンテンツや広告コンテンツ情報を前記コンテンツ配信部に送信する広告転送機能とを実現させることを特徴とするコンピュータ読取り可能なプログラム。
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