JP3997777B2 - 情報提供方法、情報提供装置及びそのコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報提供方法、情報提供装置及びそのコンピュータ・プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信回線を介してオンラインで、ユーザが所有する情報端末に情報を提供する情報提供装置の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インターネット等の通信環境を利用して、外部のサーバ等からパーソナルコンピュータに各種情報を取得する技術が普及しており、例えば特開平11−143358号公報には、係る通信環境において通信可能に接続された通信機能を備える車載ナビゲーション装置と情報センターとの間において、経路誘導等のナビゲーションを行う技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のナビゲーション装置によれば、目的地への移動中において、有益な各種情報を取得することができ、効率的な移動が行える。
【0004】
しかしながら、ユーザにおいては、移動しようとする意中の目的地は特に決められておらず、移動した先での漠然とした要望だけがある場合もある。
【0005】
そこで本発明は、ユーザが抱いている要望に応じて最適な目的地に関する情報を提供する情報提供方法、情報提供装置及びそのコンピュータ・プログラムの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る情報提供方法は、以下の構成を特徴とする。
【0007】
即ち、通信回線を介して接続された情報端末からの要求に応じて、その情報端末のユーザが出かける目的地の決定を支援すべく、情報提供装置を利用して情報を提供する情報提供方法であって、前記ユーザと行動を共にする予定の他者を登録する工程と、前記ユーザと登録された前記他者が行動を共にする際に、前記他者の要望と前記ユーザの要望とが一致しない場合に参照される優先順位を登録する優先順位登録工程と、前記ユーザの情報端末と、前記他者の情報端末とから、それぞれ目的地に関する要望を入力し、前記情報提供装置に対して設定する要望設定工程と、前記要望設定工程にて設定された複数の要望が一致しない場合に、登録された前記優先順位を参照することによりそれらの要望を満たす目的地を前記情報提供装置にて検索すると共に、検索の結果得られた目的地に関する情報を、前記情報端末に提供する情報提供工程と、を有することを特徴とする。
【0008】
前記情報提供工程では、前記目的地の検索に際して、前記ユーザ及び前記他者のうち、前記優先順位の高い者によって設定された要望を満たす目的地ばかりが抽出される場合には、他方の者によって設定された要望を満たす目的地も訪れることが可能なスケジュール情報を提供することを特徴とする。
【0009】
前記情報提供工程では、前記要望設定工程において設定された要望が不足することによって目的地を検索できない場合に、前記ユーザに対して過去に提供された目的地の傾向に従って、目的地を検索することを特徴とする。
【0010】
前記情報提供工程では、前記要望設定工程において設定された要望が不足することによって目的地を検索できない場合に、前記ユーザに対して、何れのカテゴリの要望を設定すべきかをガイダンスすることを特徴とする。
【0011】
前記情報提供工程では、前記要望設定工程において設定された要望が不足することによって目的地を検索できない場合に、前記ユーザの行動スケジュールの動向に従って、目的地を検索することを特徴とする。
【0012】
前記情報提供工程では、前記要望設定工程において設定された複数種類の要望が多すぎることによってそれら複数種類の要望を満たす目的地が検索できない場合に、それら複数種類の要望のうち、一部の要望を満たす目的地と、他の要望を満たす目的地とが検索されると共に、それら複数の目的地を順次訪れることが可能なスケジュール情報を提供することを特徴とする。
【0013】
前記要望設定工程では、前記複数種類の要望に優先順位を設定可能であり、前記情報提供工程では、前記要望設定工程において設定された複数種類の要望が多すぎることによってそれら複数種類の要望を満たす目的地が検索できない場合に、前記優先順位の高い要望を満たす目的地を検索することを特徴とする。
【0014】
前記要望設定工程では、前記複数種類の要望を、任意項目毎に設定可能であることを特徴とする。
【0015】
前記要望設定工程では、前記複数種類の要望間の相互関係を設定可能であることを特徴とする。
【0016】
前記情報提供工程では、前記検索の結果得られた目的地に関する情報が前記情報端末に提供された際に、前記情報端末において了承する旨の操作が行われずに、入力操作が行われた場合には、他の目的地に関する情報を提供することを特徴とする。
【0017】
前記情報提供工程では、前記検索の結果得られた目的地に関する情報の全件数を表わす数値を、前記情報端末に表示することを特徴とする。
【0018】
前記情報提供工程では、前記検索の結果得られた目的地に関する情報が前記情報端末に提供された際に、前記入力操作に応じて、他の目的地に関する情報が提供されるのに先立って、前記検索の結果得られた全件の目的地に関する情報の中から、類似する目的地に関する情報が排除されることを特徴とする。
【0019】
前記情報提供工程では、前記検索の結果得られた目的地に関する情報が前記情報端末に提供された際に、前記要望設定工程において設定された複数種類の要望が更新された場合には、更新後の要望を満たす目的地を再検索することを特徴とする。
【0020】
前記情報提供工程では、前記検索の結果得られた複数の目的地に関する情報が前記情報端末に提供された際に、その検索に際して他の候補地も抽出された場合には、個々の目的地単位で該他の候補地に変更可能であることを特徴とする。
【0021】
前記情報提供工程では、少なくとも前記他の候補地の件数を提示することを特徴とする。
【0022】
前記情報提供工程では、前記複数の目的地に関する情報が前記情報端末に提供されるに際して、前記検索に際して他の候補地も抽出された場合には、その候補地の件数が最も多くなるように、前記複数の目的地を組み合わせることを特徴とする。
【0023】
通信回線を介して接続された情報端末からの要求に応じて、その情報端末のユーザが出かける目的地の決定を支援すべく、情報提供を行なうを提供する情報提供装置であって、前記ユーザと行動を共にする予定の他者を登録する手段と、前記ユーザと登録された前記他者が行動を共にする際に、前記他者の要望と前記ユーザの要望とが一致しない場合に参照される優先順位を登録する優先順位登録手段と、前記ユーザの情報端末と、前記他者の情報端末とから、それぞれ目的地に関する要望を入力し、前記情報提供装置に対して設定する要望設定手段と、前記要望設定手段にて設定された複数の要望が一致しない場合に、登録された前記優先順位を参照することによりそれらの要望を満たす目的地を前記情報提供装置にて検索すると共に、検索の結果得られた目的地に関する情報を、前記情報端末に提供する情報提供手段と、を備えることを特徴とする。
【0024】
コンピュータ・プログラムであって、上記情報提供方法を、通信機能を備えるコンピュータによって実現可能な動作指示をなすことを特徴とする。
【0025】
また、同目的は、上記の各構成を有する情報提供方法及び情報提供装置を、コンピュータによって実現するプログラムコード、及びそのプログラムコードが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
【0026】
【発明の効果】
上記の本発明によれば、ユーザが抱いている要望に応じて最適な目的地に関する情報を提供する情報提供方法、情報提供装置及びそのコンピュータ・プログラムの提供が実現する。
【0027】
即ち、ユーザは出かけようとする特定の目的地を決めかねている場合であっても、設定した複数種類の要望を満たす目的地を、容易に決定することができる。特に、第1及び第2ユーザが行動を共にする行動日程と、第2ユーザの複数種類の要望とを満たす目的地に関する情報が提供される。これにより、第1及び第2ユーザは、出かけようとする特定の目的地を決めかねている場合であっても、第2ユーザが設定した複数種類の要望を満たす目的地を、容易に決定することができる。
【0028】
また、要望が一致しないことを第1及び第2ユーザが認識することができるので、例えば、目的地の検索に先立ってお互いの話し合いによって調整する等の対処が可能であり、何れか一方のユーザの意向に応じた目的地が検索されてしまい、他方のユーザの意向が反映されないことによって不満を抱くことを未然に防ぐことができる。
【0029】
また、行動を共にする第1及び第2ユーザの間でお互いの要望が一致しない場合には、係る複数人の個々の要望を満たす目的地を順次訪れることが可能なスケジュール情報が自動的に提供されるので、合理的であり、且つ利便性が高い。目的地の検索に際して必要な要望項目が不足している場合に、更に設定されるべき要望のカテゴリがユーザに対して提示されるので、ユーザを合理的に支援することができ、利便性が高い。目的地の検索に際して必要な要望項目が不足している場合には、自分の行動スケジュールの動向が反映された目的地が検索されるので、ユーザは不足している要望事項を設定する必要が無いため、合理的であり、且つ利便性が高い。設定された複数種類の要望が多すぎる場合には、複数の目的地を順次訪れることが可能なスケジュール情報が提供されることにより、ユーザは、係る複数種類の要望が最終的には満たすことができるので、合理的であり、且つ利便性が高い。
【0030】
設定された複数種類の要望が多すぎる場合には、ユーザが予め設定した優先順位に従って目的地が検索されるので、合理的であり、且つ利便性が高い。複数種類の要望を、目的地での行動目的、行動内容(昼食や夕食)等の任意項目毎に設定可能であるため、合理的であり、且つ利便性が高い。複数種類の要望のうち、所望の要望間の相互関係を設定可能であるため、目的地の自動検索が行われるに際して、ユーザの意向が尊重された合理的な目的地を検索することができ、利便性が高い。ユーザの意向を尊重することができ、利便性が高い。複数の選択肢(選択候補)の中からユーザが何れかを選択するに際して、自らに与えられている選択肢の多さを認識することができるので、合理的な判断が可能である。自動検索の結果得られた全件の目的地に関する情報の中から、類似する目的地に関する情報が排除されるので、合理的であり、且つ利便性が高い。更新後の要望を満たす目的地が再検索されるので、利便性が高い。ユーザの意向を尊重することができ、利便性が高い。個々の目的地単位で他の候補地に変更するに際して、自らに与えられている選択肢の多さを認識することができるので、ユーザは合理的な判断が可能である。個々の目的地単位で他の候補地に変更するに際して、ユーザに対して与える選択肢を最も多くすることができるので、利便性が高い。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る情報提供システムの実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0047】
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態における情報提供システムの全体構成を示す図である。
【0048】
同図において、情報センター2は、通信機能を有するサーバ・コンピュータ等の情報処理装置であって、インターネット4等の通信回線を介して外部装置とのデータ通信を行なうと共に、本実施形態に係る情報提供処理(詳細は後述する)を行なうことにより、ユーザ端末1に対して情報提供を行なう。
【0049】
施設情報データベース(DB)5には、本実施形態に係る情報提供処理によってユーザ端末1に対して目的地として検索される候補として、複数箇所の施設に関する情報が予め登録されている。また、地図情報データベース(DB)6には、施設情報データベース(DB)5に登録されている複数の施設の所在地を含む広域な地図情報が予め格納されている。
【0050】
情報センター2は、ユーザ端末1からの要求に応じて、本実施形態に係る情報提供処理を実行するに際して、施設情報データベース5及び地図情報データベース6に記憶されている情報を参照することにより、そのユーザ端末1に対して、目的地に関する情報を提供する。
【0051】
ユーザ端末1は、本システムによる情報提供サービスを受けることが可能なユーザが使用する情報処理装置であり、通信機能を有するパーソナルコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、或いは携帯電話等の一般的な情報処理装置(情報端末)を採用することができるので、本実施形態におけるハードウエアの詳細な説明は省略する。
【0052】
車載機3は、例えば、代表的な移動体である自動車(車両)に搭載された情報処理装置であって、インターネット4、並びに基地局7等の有線及び無線通信回線を介して、ユーザ端末1とのデータ通信を行なうことができる。
【0053】
そして、ユーザ端末1は、インターネット通信を行うことが可能な一般的な通信プロトコルのソフトウエア(ソフトウエアプログラム)、そのソフトウエアに従ってインターネット4を介してデータを送受信するインターネットブラウザ機能及びメール機能、並びにブラウザを描画する一般的なソフトウエア群を有しており、これらのソフトウエアが不図示のCPUによって適宜実行されることにより、ユーザ端末1と情報センター2とは、情報センター2にユーザ端末1が接続された(ログインした)状態において、インターネット4等の通信回線を介して、所謂サーバ・クライアント環境を形成する。尚、ユーザ端末1と情報センター2との通信手段自体には、一般的な構成を採用するものとし、本実施形態における詳細な説明は省略する。
【0054】
以下、情報センター2の動作を中心として、本システムの全体の動作を説明する。
【0055】
図2は、第1の実施形態における情報センター2の情報提供処理を示すフローチャートであり、情報センター2の不図示のCPUが行なうソフトウエア・プログラムの動作手順を表わす。
【0056】
同図において、ステップS1では、アクセス中のユーザ端末1のディスプレイに、目的地決定支援メニュー画面(図3(a))を表示すべく、対応する情報を所定のデータ形式にて送信する。ここで、当該ユーザ端末1は、先に行われたログイン要求に従って、一般的な手法によって、ログインしているものとする。
【0057】
図3(a)は、第1の実施形態においてユーザ端末1に表示される目的地決定支援メニュー画面を例示する図であり、同図に示すメニュー画面には、複数のソフトウエア・ボタン(以下、単に「ボタン」と称する)11乃至14が表示される。
【0058】
ボタン12乃至14は、ユーザ端末1のユーザが本システムを利用して目的地を的確に検索すべく予め設定しなければならない事項を設定するためのものである。
【0059】
ステップS2にてボタン13の操作が検出された場合には、ベース要望登録画面(図4(b))が表示され、この画面を利用してユーザ端末1より入力された情報は、後述する目的地の検索に際しての基本的な要望として、情報センター2に記憶される(ステップS3)。
【0060】
ステップS4にてボタン12の操作が検出された場合には、要望不一致時の対処方法登録画面(図4(a))が表示され、この画面を利用してユーザ端末1より入力された情報は、後述する目的地の検索に際して、要望が一致しないことに起因して目的地の検索が行なえない場合に参照されるべく、情報センター2に記憶される(ステップS5)。
【0061】
また、ステップS6にてボタン14の操作が検出された場合には、要望事項不足時の対処方法登録画面(図4(c))が表示され、この画面を利用してユーザ端末1より入力された情報は、後述する目的地の検索に際して、特定の目的地を検索するにはユーザの要望が不足している場合に参照されるべく、情報センター2に記憶される(ステップS7)。
【0062】
即ち、図4(b)に例示するベース要望登録画面では、ユーザ端末1のユーザであるA君がこれから訪れようとする外出先に関する複数種類の基本的な要望(ベース要望)として、当該表示画面の左側には、個々の要望が、任意項目として入力され、当該表示画面の右側には、係る任意項目に対応した具体的な要望事項が入力されている。
【0063】
より具体的には、図4(b)に例示する画面において、任意項目として設定された「昼食」についての具体的な要望事項としては、「和食」及び「12:00〜13:00」が入力されており、この場合、情報センター2は、A君が「昼食」として「12:00〜13:00」に「和食」を食べることを要望しており、その要望を満足することが可能な目的地を探していると認識する。同様にして、情報センター2は、A君が「夕食」を「18:00〜19:00」に食べることを要望しており、その要望を満足することが可能な目的地を探していると認識する。そして、情報センター2は、任意項目として設定された「移動距離」により、係る2つの任意項目である「昼食」及び「夕食」についての具体的な要望事項を満足するための「移動距離」は、「往復400Km/日以内」を希望していると認識する。
【0064】
ユーザ端末1に表示されたベース要望登録画面においてこのような複数項目の要望が入力された後、「OK」ボタンが操作されることにより、入力内容に対する情報は、A君の所望する目的地を自動検索するに際して満足すべき基本的な要望(ベース要望)として情報センター2に記憶される。
【0065】
次に、図4(a)に例示する要望不一致時の対処方法登録画面では、上記のベース要望登録画面にて設定した複数種類の要望に基づいて目的地の検索を行なった際に、要望に一致する目的地を抽出できない場合に参照されるべき条件が入力されている。
【0066】
より具体的に、図4(a)に例示する画面では、要望に一致する目的地を抽出できない場合に参照されるべき条件として、
・ベース要望登録画面(図4(b))にて設定された「新規設定のデータを優先」すること、
・全ての要望を満足すべく複数の目的地を訪れる「目的地分割」は「禁止」すること、
・並びに要望不一致が発生した際にその旨をユーザ端末1において所定の「確認画面によって提示」すること、
が入力されており、その後、「OK」ボタンが操作されることにより、入力内容に対する情報は、A君の所望する目的地を自動検索するに際して、要望に一致する目的地が検索できない場合に参照されるべき条件として情報センター2に記憶される。
【0067】
そして、図4(c)に例示する要望不足時の対処方法登録画面では、上記のベース要望登録画面にて設定した複数種類の要望に基づいて目的地の検索を行なった際に、登録されている要望が不足することに起因して目的地を抽出できない場合に参照されるべき条件が入力されている。
【0068】
より具体的に、図4(c)に例示する画面では、要望が不足することに起因して目的地を抽出できない場合に参照されるべき条件として、
・その日(行動当日)の行動予定を参照すると共に、目的地として抽出可能な候補地の中から当該行動予定に含まれる訪問先と重複する同種(類似する)の候補地は排除すべきこと、
・過去の行動履歴を参照すると共に、目的地として抽出可能な候補地の中から当該行動履歴の動向に合致するものを抽出すべきこと、
・並びにユーザに対して何れのカテゴリの要望を設定すべきかをガイダンスすることを「100件以下となるまで」行なうべきこと、
が入力されており、その後、「OK」ボタンが操作されることにより、入力内容に対する情報は、A君の所望する目的地を自動検索するに際して、要望が不足することに起因して目的地が検索できない場合に参照されるべき条件として情報センター2に記憶される。
【0069】
尚、上述した要望不足時の対処方法登録画面において、当日の行動予定及び行動履歴は、ユーザ端末1または情報センター2にて実行される個人スケジュール管理用のアプリケーション・ソフトウエアの機能に対してユーザが入力した所謂、個人管理用情報(PIM:Personal Information Manager)を参照すれば良い。この場合、自分の行動スケジュールの動向が反映された目的地が検索されるので、ユーザは不足している要望事項を設定する必要が無いため、合理的であり、且つ利便性が高い。
【0070】
尚、上述したベース要望登録画面、要望不一致時の対処方法登録画面、並びに要望不足時の対処方法登録画面における個々の入力事項は、以下に説明するステップS8乃至ステップS12が情報センター2において行われ、目的地検索が行われる過程において、ユーザ端末1において、ユーザが適宜更新・変更することが可能であり、更新・変更が行われた場合、情報センター2は、ユーザ端末1における操作に応じて、係る更新・変更された情報が反映された状態で再帰的な検索が可能であるものとする。
【0071】
次に、ステップS8にてボタン11の操作が検出された場合には、上記の如くボタン12乃至14を利用してユーザによって設定された各種の情報に基づいて、ユーザの要望を満たすことが可能な目的地が検索されることにより、ユーザ端末1のディスプレイには、図3(b)及び図3(c)に例示する画面が表示される(ステップS9〜ステップS12)。
【0072】
即ち、ステップS9では、図3(b)に例示する目的地検索用の表示画面をユーザ端末1のディスプレイに表示し、この画面に対してユーザが入力した情報に基づく目的地検索が情報センター2によって行われる。
【0073】
この目的地検索用表示画面では、「行動日程(即ち、行動を予定している期間)」、「出発地」、「最終目的地」、今回の行動日程において訪れることを希望する目的地において満足されるべき「要望」を設定可能であり、図3(b)に示す例では、要望設定エリア15において、任意項目の要望として「目的」、「昼食」、「夕食」が設定され、個々の任意項目には、具体的な要望がその優先順位を表わす丸印を付した数字と共に設定されている。
【0074】
また、図3(b)の表示例において、優先順位が6番目であって時間帯「17:00〜18:00」と「お任せ」であることだけが設定されている「夕食」は、この場合、過去の履歴や昼食のカテゴリ(この場合は和食)が参照されることにより、異なるカテゴリを選択可能な目的地が抽出される。
【0075】
更に、要望設定エリア15に設定された複数種類の要望のうち、「=」にて所望の要望間の相互関係がユーザによって設定された場合には、情報センター2にて目的地の自動検索が行われるに際して、その相互関係を設定された要望は、同時に満たされるように扱われる。
【0076】
そして、目的地検索用表示画面(図3(b))における「OK」ボタンの操作がステップS10にて検出されるのに応じて、ステップS11では、上述したステップS3にて予め設定されたベース要望と、ステップS9にて今回の行動のために新たに設定された要望(優先順位の設定を含む)とに基づいて、施設情報データベース5が参照されることにより、それらの要望を満足する目的地に関する情報として、その目的地(異なる複数箇所の目的地の場合を含む)を今回の行動日程の時間範囲において訪問するためのコース(スケジュール)及び個々の目的地の詳細情報(例えば特徴、費用、営業時間等)が検索される。
【0077】
また、ステップS11における目的地の検索において、目的地検索用表示画面(図3(b))にて設定された複数種類の要望が多すぎることによってそれら複数種類の要望を満たす目的地が検索できない場合には、それら複数種類の要望のうち、一部の要望を満たす目的地と、他の要望を満たす目的地とが検索されると共に、それら複数の目的地を順次訪れることが可能なスケジュールが算出される。これにより、ユーザは、係る複数種類の要望が最終的には満たすことができるので、合理的であり、且つ利便性が高い。或いは、設定された複数種類の要望が多すぎる場合には、ユーザが予め設定した優先順位に従って目的地を検索するように構成しても、合理的であり、且つ利便性が高い。
【0078】
また、ステップS11では、目的地の自動検索に際して、設定された要望が不足する、或いは、要望が一致しないことによって目的地を検索できない状況が発生した場合には、上述したステップS5及びステップS7にて情報センター2に記憶された各種の条件が参照される。図3(b)に示す例では、「夕食」について設定された要望が不足していたために、「できれば夕食条件を規定してください」と、ユーザに対して要望の入力を促すガイダンスが表示エリア16に表示されている。目的地の検索に際して必要な要望項目が不足したままで検索が行なわれる場合と比較して、本実施形態では、ユーザを合理的に支援することができ、好適な目的地を検索可能であるため、合理的であり、且つ利便性が高い。
【0079】
ステップS12:ステップS11における検索の結果として、図3(c)に例示するような目的地決定支援画面が、ユーザ端末1に提示される。この画面には、検索の結果得られた目的地に関する情報の全件数を表わす数値が含まれ、施設情報データベース5から抽出された目的地が1つではなく他の候補地も抽出された場合には、その候補地の件数を表わす数値が表示されるので、ユーザは、自らに与えられている選択肢の多さを、表示された数値によって認識することができ、合理的な判断が可能である。このとき、情報センター2は、候補地の組み合わせが最も多くなるように、今回の行動日程の時間範囲において訪問可能な複数の目的地が組み合わされたコースを、ユーザ端末1に提示する。
【0080】
図3(c)に示す例では、例えば「夕食」の要望を満たす選択肢として□□レストランが表示されているが、この他に200件の目的地候補が存在することが示されており、この場合、「変更」ボタンが操作されるのに応じて表示される不図示の選択画面において、係る200件の目的地候補の中から所望の何れかをユーザが選択可能に構成されており、その選択の後、「修正」ボタンが操作されるのに応じて、係る選択項目が反映された目的地検索用表示画面(図3(b))がユーザ端末1のディスプレイに表示される。このように、本実施形態では、自らに与えられている選択肢の多さを、表示された数値によって認識することができるので、ユーザは合理的な判断が可能である。
【0081】
また、目的地決定支援画面(図3(c))において「詳細」ボタンが操作された場合には、対応する目的地候補に関する詳細情報が表示可能に構成されている。更に、図3(c)に示す例では、検索の結果得られたコースの候補件数が352件存在することが示されており、「前へ」及び「次へ」のボタンをユーザが操作するのに応じて、他のコースが表示される。
【0082】
そして、図3(c)に例示する目的地決定支援画面にてユーザ所望の目的地の組み合わせからなるコースが表示された状態においてボタン17が操作されたことが検出されるのに応じて、情報センター2は、ユーザ端末1にて表示されているコースにユーザが同意したものと判断し、そのコースを訪れるための経路誘導路情報を、地図情報データベース6を参照することによって算出すると共に、算出した経路誘導路情報を、ユーザ端末1、或いは車載機3にダウンロードし、ステップS1にリターンする。このときダウンロードされた経路誘導路情報は、ユーザ端末1または車載機3が有する一般的なナビゲーション機能に設定されることにより、図3(c)に例示するコースに含まれる個々の目的地に当該ユーザが出かけることを支援すべく経路誘導が行われる。
【0083】
このように、上述した本実施形態によれば、ユーザ端末1のユーザによって設定された複数種類の要望に基づいて、情報センター2は、それらの要望を満たす目的地に関する情報を提供するので、当該ユーザは、出かけようとする特定の目的地を決めかねている場合であっても、設定した複数種類の要望を満たす目的地を、容易に決定することができる。
【0084】
尚、上述した本実施形態において、各表示画面に対するユーザの設定の態様は、説明の便宜上、入力エリアに対して任意文字が自由入力可能な構成として説明したが、係る構成に限られるものではなく、複数種類表示された選択肢の中から任意のものに対応するラジオボタンやチェックボックスを、ユーザがマウス等のポインティング・デバイスを用いて選択可能な構成であっても良い(以下の各実施形態においても同様である)。
【0085】
[第2の実施形態]
次に、上述した第1の実施形態に係る情報提供システムを基本とする第2の実施形態を説明する。以下の説明においては、第1の実施形態と同様な構成については重複する説明を省略し、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0086】
図5は、第2の実施形態における情報提供システムの全体構成を示す図であるであり、本実施形態において、ユーザ端末1のユーザであるA君は、行動を共にする予定のBさんと例えば携帯電話8等を利用して相談した結果として、ユーザ端末1に対して、今回の行動に際しての同行者がBさんであることを登録すると共に、目的地に関する複数種類の要望を設定する。
【0087】
本実施形態において情報センター2が行なう情報提供処理は、第1の実施形態において説明した図2に示すフローチャートと同様な手順の処理を適用できるので、以下の説明においては、その処理の過程においてユーザ端末1のディスプレイに表示される画面を中心に説明する。
【0088】
図7は、第2の実施形態においてユーザ端末1に表示される初期設定画面を例示する図であり、図7(a)は要望不一致時の対処方法登録画面、図7(b)はベース要望登録画面、並びに図7(c)は要望不足時の対処方法登録画面を示す。これらの初期設定用の画面は、第1の実施形態と略同様な構成の目的地決定支援メニュー画面(図6(a))がユーザ端末1のディスプレイに表示された状態において、ユーザであるA君が第1の実施形態と同様な操作を行なうことによって表示される。
【0089】
即ち、要望不一致時の対処方法登録画面(図7(a))には、第1の実施形態における同目的の画面(図4(a))と同様な要望不一致時の対処方法の設定エリアに加えて、要望不一致時の調停条件の設定エリアが含まれる。
【0090】
要望不一致時の調停条件は、情報センター2による目的地検索に際して、行動を共にする予定の各人の要望が一致しない場合に参照される条件であり、ユーザ端末1のユーザ(この場合はA君)は、本システムによる情報提供サービスの利用に先立って、係る調停条件を登録する必要がある。より具体的に、図7(a)に例示する調停条件の設定エリアには、A君とBさんの要望の何れを採用するかを表わす優先順位、その優先順位を適用する際の条件(天候、確率、期間等)が設定されている。また、同設定エリアには、任意項目の「昼食」欄に対応して、相反する要望の中間カテゴリが選択されるための設定や、優先順位の高い者によって設定された要望を満たす目的地ばかりが抽出されることを防止すべく、他方の者によって設定された要望を満たす目的地も訪れることが可能にするための調停条件が設定されている。これにより、情報センター2による目的地検索に際しては、優先順位が低い設定のユーザの要望も満足されるので、より合理的であり、且つ利便性が高い。
【0091】
尚、ベース要望登録画面(図7(b))及び要望不足時の対処方法登録画面(図7(c))は、第1の実施形態における同目的の画面(図4(b)及び図4(c))と同様であるが、ベース要望登録画面には、任意項目の「夕食」欄に対応する具体的なベース要望に例示するように、そのベース要望の適用に期間的な制約を付与するための条件を設定することもできる。
【0092】
次に、上述した3種類の画面において初期設定を行なった後、目的地決定支援メニュー画面(図6(a))においてボタン11の操作が検出された場合、情報センター2は、図6(b)に例示する目的地検索用の表示画面をユーザ端末1のディスプレイに表示し、この画面に対してユーザが入力した情報に基づく目的地検索が情報センター2によって行われる。
【0093】
この目的地検索用表示画面の構成及び入力事項は、上述した第1の実施形態における図3(b)と略同様であるが、要望設定エリア15Aが行動を共にする予定のA君及びBさんに対してそれぞれ用意されている点が異なる。そして、この場合、A君は、携帯電話8等を利用してBさんから聞き出した要望をBさん用の設定エリアに入力すると共に、A君用の設定エリアに自分の要望を入力し、更に各要望の優先順位を、丸印を付した数字によって設定する。その際、所望の要望間に「=」が設定された場合には、本実施形態においても、情報センター2にて目的地の自動検索が行われるに際して、その相互関係を設定された要望は、同時に満たされるように扱われる。これにより、ユーザの意向が尊重された合理的な目的地を検索することができ、利便性が高い。
【0094】
そして、目的地検索用表示画面(図6(b))における「OK」ボタンの操作が検出されるのに応じて、情報センター2は、図7(a)乃至図7(c)に例示した各画面において設定された要望及び条件に基づいて、施設情報データベース5を参照することにより、それらの要望を満足する目的地に関する情報として、その目的地(異なる複数箇所の目的地の場合を含む)を今回の行動日程の時間範囲において訪問するためのコース(スケジュール)及び個々の目的地の詳細情報(例えば特徴、費用、営業時間等)を検索し、その検索結果は、図6(c)に例示する目的地決定支援画面としてユーザ端末1に提示される。
【0095】
本実施形態では、目的地の検索に際して各人の要望が一致しないことによって適当な目的地が抽出できない場合には、予め設定された優先順位に従って目的地を検索される、或いは、係る複数人の個々の要望を満たす目的地を順次訪れることが可能なスケジュールが算出されるので、合理的であり、且つ利便性が高い。
【0096】
目的地決定支援画面(図6(c))における操作手順は、第1の実施形態における同画面(図3(c))と同様であるが、検索に際しては、目的地検索用表示画面(図6(b))にて今回の行動のために設定された日程及び要望が最優先で採用されると共に、その設定では適当な目的地が抽出できない場合には、図7(a)乃至図7(c)に例示した各画面において設定された要望及び条件が参照される。
【0097】
そして、図6(c)に例示する目的地決定支援画面にてユーザ所望の目的地の組み合わせからなるコースが表示された状態においてボタン17が操作されたことが検出されるのに応じて、情報センター2は、第1の実施形態と同様に、ユーザ端末1にて表示されているコースにユーザが同意したものと判断し、そのコースを訪れるための経路誘導路情報を、地図情報データベース6を参照することによって算出すると共に、算出した経路誘導路情報を、ユーザ端末1、或いは車載機3にダウンロードする。
【0098】
このように、上述した本実施形態によれば、ユーザ端末1のユーザによって設定された行動を共にする予定の複数人の複数種類の要望、要望が不一致の場合の調停条件等に基づいて、情報センター2は、必要に応じて調停条件を参照しながら、それらの要望を満たす目的地に関する情報を提供するので、当該ユーザを含む複数人は、出かけようとする特定の目的地を決めかねている場合であっても、設定した複数種類の要望を満たす目的地を、容易且つ効率良く決定することができる。
【0099】
[第3の実施形態]
次に、上述した第1及び第2の実施形態に係る情報提供システムを基本とする第3の実施形態を説明する。以下の説明においては、第1の実施形態と同様な構成については重複する説明を省略し、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0100】
本実施形態では、第2の実施形態と同様に複数人(A君とBさん)が行動を共にする予定の場合について説明するが、第2の実施形態の如くA君が代表してお互いの要望を単一のユーザ端末に設定するのではなく、本実施形態は、A君とBさんがそれぞれ自分のユーザ端末にて自分の要望を設定する構成である。
【0101】
図8は、第3の実施形態におけるも目的地検索に際してユーザ端末に表示される画面の遷移を説明する図であり、本実施形態におけるベース要望、調停条件等の初期設定は、第2の実施形態にて説明した図7(a)乃至図7(c)の各画面と同様な表示画面を利用して予め登録されているものとする。
【0102】
本実施形態において、A君とBさんは、何れも本システムへのアクセスが可能であり、自分の使用するユーザ端末から情報センター2にログインするのに応じて、そのユーザ端末のディスプレイには、図8(a)に例示する目的地決定支援メニュー画面が表示される。この画面に対する操作手順は、上述した各実施形態と略同様であるが、ボタン18が操作された場合、情報センター2は、要望不足時、要望不一致時、或いは要望が多すぎる場合であっても、A君及び/またはBさんの個人管理用情報(PIM)を参照することにより、その情報に基づいて行動予定及び過去の行動履歴の動向(傾向)を把握することによって目的地検索を継続する。
【0103】
そして、A君のユーザ端末にてボタン11が操作された場合には、図8(b)に示す目的地検索用の表示画面が表示され、Bさんのユーザ端末にてボタン11が操作された場合には、図8(C)に示す目的地検索用の表示画面が表示される。個々のユーザは、係る自分用の表示画面において、第1の実施形態と同様に複数項目の要望を設定すると共に、その優先順位を、上述した各実施形態とは異なり希望の度合いを表わす%表示の数値にて設定する(丸印を付した数値でも良い)。
【0104】
本実施形態において、A君とBさんによる情報センター2へのアクセスは、時間的に異なる別々なタイミングで良いが、先にアクセスしたユーザが日程、出発地、最終目的地を設定した場合には、その設定した内容が、次にアクセスしたユーザのユーザ端末に表示される。また、図8(b)に示すように、「現時点で設定する」または「後で設定する」のチェックボックスをチェックすることにより、自分の設定を先にまたは後にすることもできる。
【0105】
本実施形態では、何れかのユーザが図8(b)または図8(c)の表示画面を利用して要望を設定すると、情報センター2は、その表示画面を特定するURL(Uniform Resource Locator)を含む通知のためのメールを、他方のユーザのユーザ端末に届ける。このメールを受け取った他方のユーザは、当該URLを利用して相手の目的地検索用表示画面を参照(閲覧)することにより、その相手が設定した要望内容を確認することができる。
【0106】
そして、A君とBさんがそれぞれ自分の目的地検索用表示画面において複数項目の要望を設定した後、「OK」ボタンの操作(この操作も時間的に異なるタイミングで良い)を行なうと、情報センター2は、設定された両者の要望と、第2の実施形態と同様な初期設定において予め設定されたベース要望等に基づいて、施設情報データベース5を参照することにより、それらの要望を満足する目的地に関する情報として、その目的地(異なる複数箇所の目的地の場合を含む)を今回の行動日程の時間範囲において訪問するためのコース(スケジュール)及び個々の目的地の詳細情報(例えば特徴、費用、営業時間等)を検索し、その検索結果は、図8(d)に例示する目的地決定支援画面としてお互いのユーザ端末1に提示される。
【0107】
その後、図8(d)に例示する目的地決定支援画面において同意する旨のボタン操作が行われるのに応じて、情報センター2は、その画面に表示されていたコースを訪れるための経路誘導路情報を、地図情報データベース6を参照することによって算出すると共に、算出した経路誘導路情報を、ユーザ端末、或いは車載機3にダウンロードする。
【0108】
このように、上述した本実施形態によれば、行動を共にする予定の複数人がそれぞれ自分のユーザ端末から設定した複数種類の要望、要望が不一致の場合の調停条件等に基づいて、情報センター2は、それらの要望を満たす目的地に関する情報を提供するので、当該複数人は、出かけようとする特定の目的地を決めかねている場合であっても、設定した複数種類の要望を満たす目的地を、容易に決定することができる。また、本実施形態では、各人が時間的に異なるタイミングで別々に要望を設定することができるので、各ユーザは、時間を有効に利用することができる。
【0109】
尚、上述した第3の実施形態では、受信したメールに含まれているURLを利用して、相手の目的地検索用表示画面を確認可能に構成したが、この処理構成に限られるものではなく、例えば目的地決定支援画面(図8(d))が表示され、情報センター2から検索結果が提示されるまでは、相手が設定した目的地検索用表示画面の内容は確認することができない処理構成とすれば、目的地検索に新たなゲーム性を含めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における情報提供システムの全体構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態における情報センター2の情報提供処理を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施形態において目的地検索が行われる過程でユーザ端末1に表示される画面を例示する図である。
【図4】第1の実施形態において目的地検索の初期設定のためにユーザ端末1に表示される画面を例示する図である。
【図5】第2の実施形態における情報提供システムの全体構成を示す図である。
【図6】第2の実施形態において目的地検索が行われる過程でユーザ端末1に表示される画面を例示する図である。
【図7】第2の実施形態において目的地検索の初期設定のためにユーザ端末1に表示される画面を例示する図である。
【図8】第3の実施形態において目的地検索が行われる過程で個々のユーザ端末に表示される画面を例示する図である。
【符号の説明】
1:ユーザ端末,
2:情報センター,
3:車載機,
4:インターネット,
5:施設情報データベース,
6:地図情報データベース,
7:基地局,
8:携帯電話,

Claims (18)

  1. 通信回線を介して接続された情報端末からの要求に応じて、その情報端末のユーザが出かける目的地の決定を支援すべく、情報提供装置を利用して情報を提供する情報提供方法であって、
    前記ユーザと行動を共にする予定の他者を登録する工程と、
    前記ユーザと登録された前記他者が行動を共にする際に、前記他者の要望と前記ユーザの要望とが一致しない場合に参照される優先順位を登録する優先順位登録工程と、
    前記ユーザの情報端末と、前記他者の情報端末とから、それぞれ目的地に関する要望を入力し、前記情報提供装置に対して設定する要望設定工程と、
    前記要望設定工程にて設定された複数の要望が一致しない場合に、登録された前記優先順位を参照することによりそれらの要望を満たす目的地を前記情報提供装置にて検索すると共に、検索の結果得られた目的地に関する情報を、前記情報端末に提供する情報提供工程と、
    を有することを特徴とする情報提供方法。
  2. 前記情報提供工程では、前記目的地の検索に際して、前記ユーザ及び前記他者のうち、前記優先順位の高い者によって設定された要望を満たす目的地ばかりが抽出される場合には、他方の者によって設定された要望を満たす目的地も訪れることが可能なスケジュール情報を提供することを特徴とする請求項記載の情報提供方法。
  3. 前記情報提供工程では、前記要望設定工程において設定された要望が不足することによって目的地を検索できない場合に、前記ユーザに対して過去に提供された目的地の傾向に従って、目的地を検索することを特徴とする請求項記載の情報提供方法。
  4. 前記情報提供工程では、前記要望設定工程において設定された要望が不足することによって目的地を検索できない場合に、前記ユーザに対して、何れのカテゴリの要望を設定すべきかをガイダンスすることを特徴とする請求項記載の情報提供方法。
  5. 前記情報提供工程では、前記要望設定工程において設定された要望が不足することによって目的地を検索できない場合に、前記ユーザの行動スケジュールの動向に従って、目的地が検索されることを特徴とする請求項記載の情報提供方法。
  6. 前記情報提供工程では、前記要望設定工程において設定された複数種類の要望が多すぎることによってそれら複数種類の要望を満たす目的地が検索できない場合に、それら複数種類の要望のうち、一部の要望を満たす目的地と、他の要望を満たす目的地とが検索されると共に、それら複数の目的地を順次訪れることが可能なスケジュール情報が提供されることを特徴とする請求項記載の情報提供方法。
  7. 前記要望設定工程では、前記複数種類の要望に優先順位を設定可能であり、前記情報提供工程では、前記要望設定工程において設定された複数種類の要望が多すぎることによってそれら複数種類の要望を満たす目的地が検索できない場合に、前記優先順位の高い要望を満たす目的地を検索することを特徴とする請求項1記載の情報提供方法。
  8. 前記要望設定工程では、前記複数種類の要望を、任意項目毎に設定可能であることを特徴とする請求項1記載の情報提供方法。
  9. 前記要望設定工程では、前記複数種類の要望間の相互関係を設定可能であることを特徴とする請求項1記載の情報提供方法。
  10. 前記情報提供工程では、前記検索の結果得られた目的地に関する情報が前記情報端末に提供された際に、前記情報端末において了承する旨の操作が行われずに、入力操作が行われた場合には、他の目的地に関する情報を提供することを特徴とする請求項1記載の情報提供方法。
  11. 前記情報提供工程では、前記検索の結果得られた目的地に関する情報の全件数を表わす数値を、前記情報端末に表示することを特徴とする請求項に記載の情報提供方法。
  12. 前記情報提供工程では、前記検索の結果得られた目的地に関する情報が前記情報端末に提供された際に、前記入力操作に応じて、他の目的地に関する情報が提供されるのに先立って、前記検索の結果得られた全件の目的地に関する情報の中から、類似する目的地に関する情報を排除することを特徴とする請求項10記載の情報提供方法。
  13. 前記情報提供工程では、前記検索の結果得られた目的地に関する情報が前記情報端末に提供された際に、前記要望設定工程において設定された複数種類の要望が更新された場合には、更新後の要望を満たす目的地を再検索することを特徴とする請求項記載の情報提供方法。
  14. 前記情報提供工程では、前記検索の結果得られた複数の目的地に関する情報が前記情報端末に提供された際に、その検索に際して他の候補地も抽出された場合には、個々の目的地単位で該他の候補地に変更可能であることを特徴とする請求項記載の情報提供方法。
  15. 前記情報提供工程では、少なくとも前記他の候補地の件数を提示することを特徴とする請求項14記載の情報提供方法。
  16. 前記情報提供工程では、前記複数の目的地に関する情報が前記情報端末に提供されるに際して、前記検索に際して他の候補地も抽出された場合には、その候補地の件数が最も多くなるように、前記複数の目的地を組み合わせることを特徴とする請求項14記載の情報提供方法。
  17. 通信回線を介して接続された情報端末からの要求に応じて、その情報端末のユーザが出かける目的地の決定を支援すべく、情報提供を行なうを提供する情報提供装置であって、
    前記ユーザと行動を共にする予定の他者を登録する手段と、
    前記ユーザと登録された前記他者が行動を共にする際に、前記他者の要望と前記ユーザの要望とが一致しない場合に参照される優先順位を登録する優先順位登録手段と、
    前記ユーザの情報端末と、前記他者の情報端末とから、それぞれ目的地に関する要望を入力し、前記情報提供装置に対して設定する要望設定手段と、
    前記要望設定手段で設定された複数の要望が一致しない場合に、登録された前記優先順位を参照することによりそれらの要望を満たす目的地を前記情報提供装置にて検索すると共に、検索の結果得られた目的地に関する情報を、前記情報端末に提供する情報提供手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供装置。
  18. 請求項1乃至請求項16の何れか1項に記載の情報提供方法を、通信機能を備えるコンピュータによって実現可能な動作指示をなすことを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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