JP3993379B2

JP3993379B2 - Radiator core support structure for vehicles

Info

Publication number: JP3993379B2
Application number: JP2000363406A
Authority: JP
Inventors: 智羽田
Original assignee: Calsonic Kansei Corp
Current assignee: Calsonic Kansei Corp
Priority date: 2000-11-29
Filing date: 2000-11-29
Publication date: 2007-10-17
Anticipated expiration: 2020-11-29
Also published as: JP2002166849A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用ラジエータコアサポート構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車体の最前部を形成するラジエータコアサポートは、それぞれ車幅方向に沿って延びるラジエータコアサポートアッパとラジエータコアサポートロアを上下に備え、これらラジエータコアサポートアッパとラジエータコアサポートロアの車幅方向略中央部同士を、上下方向に延びるフードロックステーで結合した基本構造になっている。
【０００３】
この種のラジエータコアサポートは、前述の構成部品が全て金属製で、それらの構成部品を溶接等によって組立てる段階において、ねじれ変形や、寸法誤差が生じ易く、組立後に、車体本体への組付作業が困難になる場合がある。
【０００４】
そこで、このような、ねじれ変形や、組立寸法誤差を回避するために、ラジエータコアサポートの一部を樹脂で形成したハイブリッド構造にして、ねじれ変形や組立寸法誤差が発生する原因をなくしてしまうことが考えられる。ラジエータコアサポートの一部を樹脂化する場合、ラジエータコアサポートロアは、車体のファーストクロスメンバとしての機能も要求されて高剛性が必要なため、金属で形成する必要があるが、それ以外のフードロックステーやラジエータコアサポートアッパは樹脂化することができる。
【０００５】
また、このようにラジエータコアサポートの一部を樹脂で成形するようになれば、ねじれ変形や組立寸法誤差を回避できるだけでなく、樹脂部分において各種ブラケット類も同時に形成して、部品の統合化を図れるメリットもある。例えば、ラジエータコアサポートロアに対して設置されるラジエータ用の支持ブラケットも、ラジエータコアサポートロアに張りめぐらせた樹脂部分から一体的に形成することができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように、ラジエータコアサポートロアを金属製とし、それ以外のフードロックステー等を樹脂製にする新たなハイブリッド構造を考えた場合において、単にラジエータコアサポートロアに張りめぐらせた樹脂部分から、ラジエータ用の支持ブラケットを一体的に形成した構造による剛性では、従来の金属製の支持ブラケットに比べて剛性不足のため、ラジエータを下から支えるという本来の機能は期待できるものの、それ以外に要求される機能を発揮することができない。
【０００７】
すなわち、一般に、支持ブラケットは弾性変形容易なソフトマウント部を介してラジエータの下端部を支持するもので、ラジエータに取付けられるモータファンの発生する音や振動の車体側への伝達を防止するようになっている。特に、前輪駆動車では、このラジエータの質量と、ソフトマウント部のバネを利用してダイナミックダンパを構成することにより、車両のアイドリング振動を低減させるようになっているが、支持ブラケットの剛性がソフトマウント部のバネ定数に比べて弱いと、十分なダイナミックダンパ効果が得られないという問題が発生する。
【０００８】
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、ラジエータの下端部を支持する支持ブラケットの防振効果に関する問題を解決した新たなハイブリッド型の車両用ラジエータコアサポート構造を提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明にあっては、それぞれ車幅方向に沿って延びるラジエータコアサポートアッパとラジエータコアサポートロアを上下に備え、該ラジエータコアサポートアッパとラジエータコアサポートロアを上下方向に延びる結合部材で結合した車両用ラジエータコアサポート構造において、
前記ラジエータコアサポートロアを金属で形成し、
少なくとも結合部材をラジエータコアサポートロアと一緒に金型内で成形された樹脂で形成し、
該結合部材の下端部からラジエータコアサポートロアに沿って車幅方向に延びる樹脂補強部を一体的に形成し、
該樹脂補強部の一部に、該樹脂補強部を含んだ状態でラジエータコアサポートロアの断面周囲を取り囲む樹脂回込部を形成し、
該樹脂回込部から、ラジエータの下端部を支持する支持ブラケットを、一体形成したことを特徴としている。
【００１０】
請求項２の発明にあっては、請求項１に記載のラジエータコアサポートロアが後側に開いた開断面で、
樹脂補強部における左右両側に該樹脂補強部を含んだ状態で一対の樹脂回込部が形成され、該樹脂回込部に対応する部分の樹脂補強部から支持ブラケットがそれぞれ後側へ向けて形成されていることを特徴としている。
【００１１】
請求項３の発明にあっては、請求項１，２に記載の樹脂回込部に対応する部分の樹脂補強部からそれぞれ形成された各支持ブラケットの上面と、樹脂補強部との間に、支持ブラケットを吊り下げ支持するリブを形成したことを特徴としている。
【００１２】
請求項４の発明にあっては、請求項３に記載のリブが各支持ブラケットの左右両縁部に形成され、車幅方向外側に位置する外側リブはラジエータの左右両端部よりも車幅方向外側位置で支持ブラケットの先端付近まで達する長さで形成され、車幅方向内側に位置する内側リブはラジエータまで達しない短い長さで形成されていることを特徴としている。
【００１３】
請求項５の発明にあっては、請求項１〜４に記載の樹脂回込部に対応する部分の樹脂補強部からそれぞれ形成された各支持ブラケットの下面と、樹脂補強部との間に、支持ブラケットを押し上げ支持するリブを形成したことを特徴としている。
【００１４】
請求項６の発明にあっては、請求項１〜５に記載のラジエータコアサポートロアの下側の樹脂回込部に、ラジエータコアサポートロアの後側の樹脂補強部に連結されるリブを形成したことを特徴としている。
【００１５】
請求項７の発明にあっては、請求項１〜６に記載のラジエータコアサポートロアの一部に貫通孔状のアンカ部を形成し、該アンカ部を介して、樹脂回込部がラジエータコアサポートロアを貫通していることを特徴としている。
【００１６】
請求項８の発明にあっては、請求項２〜７に記載のラジエータコアサポートロア内における樹脂補強部が、開断面の上下面部の間において交互に向きを変えながら車幅方向へ連続する複数の斜めリブであることを特徴としている。
【００１７】
請求項９の発明にあっては、請求項１〜８に記載のラジエータコアサポートアッパが金属製であることを特徴としている。
【００１８】
請求項１０の発明にあっては、請求項９に記載のラジエータコアサポートアッパ）が後側に開いた開断面で、
結合部材の上端部からラジエータコアサポートアッパの開断面内で車幅方向に延びる樹脂補強部を一体的に形成したことを特徴としている。
【００１９】
請求項１１の発明にあっては、請求項１０に記載のラジエータコアサポートアッパ内における樹脂補強部が、開断面の上下面部の間において交互に向きを変えながら車幅方向へ連続する複数の斜めリブであることを特徴としている。
【００２０】
請求項１２の発明にあっては、請求項１〜１１に記載の車幅方向略中央部の結合部材としてフードロックステーを形成し、該フードロックステーに、金属製のフードロック取付部が形成されていることを特徴としている。
【００２１】
請求項１３の発明にあっては、請求項１２に記載のフードロック取付部の下端に折曲部が形成され、該折曲部がフードロックステー内に埋設されていることを特徴としている。
【００２２】
請求項１４の発明にあっては、請求項１〜１３に記載のラジエータコアサポートロアに、フロントサイドメンバの前端部と結合する金属製のサイド部が形成されていることを特徴としている。
【００２３】
請求項１５の発明にあっては、請求項１４に記載のサイド部の内側縁と結合する結合部材として、ピラー部が形成されていることを特徴としている。
【００２４】
請求項１６の発明にあっては、請求項１４又は請求項１５に記載のラジエータコアサポートアッパの左右両端部と、サイド部との間を結合するランプ取付部が形成されていることを特徴としている。
【００２５】
【発明の効果】
請求項１に記載の発明によれば、結合部材の下端部からラジエータコアサポートロアに沿って車幅方向外側に延びる樹脂補強部を形成し、その樹脂補強部の一部に樹脂回込部を形成して、そこからラジエータを支持する支持ブラケットを形成するようにしたため、支持ブラケットの剛性が高く、十分な防振効果が得られる。
【００２６】
請求項２に記載の発明によれば、請求項１の発明の効果に加えて、ラジエータコアサポートロアが後向きの開断面で、その後側に開口した開断面の内部に形成された樹脂補強部から、そのまま後ろ向きに支持ブラケットを形成したため、支持ブラケットと樹脂補強部との間に、更なる剛性向上のための構造を形成し易い。
【００２７】
請求項３に記載の発明によれば、請求項１，２の発明の効果に加えて、各支持ブラケットの上面と、樹脂補強部との間に、支持ブラケットを吊り下げ支持するリブを形成したため、支持ブラケットの剛性が更に向上する。
【００２８】
請求項４に記載の発明によれば、請求項３の発明の効果に加えて、外側リブは支持ブラケットの先端まで達する長さで、支持ブラケットの剛性を十分に高め、内側リブはラジエータと干渉しない範囲の長さで、支持ブラケットの剛性を高めることができる。
【００２９】
請求項５に記載の発明によれば、請求項１〜４の発明の効果に加えて、各支持ブラケットの下面と、樹脂補強部との間に、支持ブラケットを押し上げ支持するリブを形成したため、支持ブラケットの剛性が更に向上する。
【００３０】
請求項６に記載の発明によれば、請求項１〜５の発明の効果に加えて、ラジエータコアサポートロアの下側の樹脂回込部に、ラジエータコアサポートロアの後側の樹脂補強部に連結されるリブを形成したため、樹脂回込部自体の剛性が向上し、それにより支持ブラケットの剛性も向上する。
【００３１】
請求項７に記載の発明によれば、請求項１〜６の発明の効果に加えて、樹脂回込部がアンカ部を介してラジエータコアサポートロアを貫通した状態になっているため、樹脂回込部自体の剛性が更に向上し、それにより支持ブラケットの剛性も向上する。
【００３２】
請求項８に記載の発明によれば、請求項２〜７の発明の効果に加えて、樹脂補強部として、ラジエータコアサポートロアの開断面内に複数の斜めリブが形成されているため、軽量で且つ剛性の高いラジエータコアサポートロアが得られる。
【００３３】
請求項９に記載の発明によれば、請求項１〜８の発明の効果に加えて、ラジエータコアサポートロアだけでなく、ラジエータコアサポートアッパも金属で形成したため、ラジエータコアサポートの全体剛性が更に向上する。
【００３４】
請求項１０に記載の発明によれば、請求項９の発明の効果に加えて、結合部材からラジエータコアサポートアッパの開断面内に樹脂補強部が延びているため、結合部材とラジエータコアサポートアッパとの一体性が増し、全体剛性が更に向上する。また、樹脂補強部がラジエータコアサポートアッパ内に張りめぐらされるため、必要な箇所に樹脂補強部と一体的なブラケット類を形成することができる。
【００３５】
請求項１１に記載の発明によれば、請求項１０の発明の効果に加えて、樹脂補強部として、ラジエータコアサポートアッパの開断面内に複数の斜めリブが形成されているため、軽量で且つ剛性の高いラジエータコアサポートアッパが得られる。
【００３６】
請求項１２に記載の発明によれば、請求項１〜１１の発明の効果に加えて、ラジエータコアサポートアッパの車幅方向略中央部の結合部材としてフードロックステーを形成し、該フードロックステーに、金属製のフードロック取付部が形成されているため、フードロック取付部の剛性が高く、車両走行時におけるエンジンフードのバタツキが防止される。
【００３７】
請求項１３に記載の発明によれば、請求項１２発明の効果に加えて、フードロック取付部の下端に形成された折曲部が、フードロックステー内に埋設されているため、フードロック取付部に加わる下向きの荷重を、確実にフードロックステーに伝達することができる。
【００３８】
請求項１４に記載の発明によれば、請求項１〜１３の発明の効果に加えて、ラジエータコアサポートロアに形成した金属製のサイド部により、ラジエータコアサポートと、フロントサイドメンバとを強固に結合することができる。
【００３９】
請求項１５に記載の発明によれば、請求項１４の発明の効果に加えて、上下方向での荷重をピラー部を介して伝達することができ、上下方向荷重に対する剛性が向上する。また、このピラー部はサイド部の内側縁にも結合されているため、サイド部周辺におけるねじれ剛性も向上する。
【００４０】
請求項１６に記載の発明によれば、請求項１４又は請求項１５の発明の効果に加えて、ラジエータコアサポートアッパの左右両端部と、サイド部との間を、ランプ取付部により結合することができるため、ラジエータコアサポート全体のねじれ剛性が向上する。
【００４１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
【００４２】
図１及び図２において、１はラジエータコアサポートを示し、２は車体前部構造を示している。ラジエータコアサポート１は、単体で車体前部構造２に取付けられるのではなく、図２に示すように、ラジエータコアサポート１に対して、予め、バンパ３、バンパステー４、ランプ５、パワステオイルクーラーチューブ６、コンデンサ７、ラジエータ８、ファンシュラウド９等を組み付けたモジュールとして、車体前部構造２に取付けられる。
【００４３】
車体前部構造２としては、エンジンルームＥの左右両側に、閉断面をした一対のフロントサイドメンバ１０が前後方向に沿って形成されている。フロントサイドメンバ１０の外側位置には、上方にフードリッジパネル１１が形成され、その外側にはフードリッジレインフォース１２が接合され、両者により閉断面を形成している。
【００４４】
ラジエータコアサポート１の構造としては、図３に示すように、基本的に、それぞれ車幅方向に沿って延びるラジエータコアサポートアッパ１３とラジエータコアサポートロア１４を上下に備え、これらラジエータコアサポートアッパ１３とラジエータコアサポートロア１４の車幅方向中央部同士を、結合部材として上下方向に延びるフードロックステー１５で結合した構造になっている。このラジエータコアサポート１には、金属で出来ている部分（図３中の白い部分）と、樹脂で出来ている部分（図３中の網かけ部分）がある。
【００４５】
図４は、金属で出来ている部分だけを示している。すなわち、ラジエータコアサポートアッパ１３と、ラジエータコアサポートアッパ１３の中央部に溶接されるフードロック取付部１６と、ラジエータコアサポートロア１４と、ラジエータコアサポートロア１４の両端部に溶接されるサイド部１７が各々金属製で、それ以外は樹脂製である。フードロック取付部１６は別物がラジエータコアサポートアッパ１３に取付けられた状態になっているが、ラジエータコアサポートアッパ１３と一体で形成されていてもよい。また、サイド部１７も同様で、ラジエータコアサポートロア１４と一体で形成されていてもよい。
【００４６】
ラジエータコアサポートアッパ１３及びラジエータコアサポートロア１４は、両方とも、後側に開いた断面ハット状の開断面形状を呈している。ラジエータコアサポート１を製造する場合は、まずこれらのラジエータコアサポートアッパ１３やラジエータコアサポートロア１４等を、一対の金型１８間に形成されたキャビティー空間内にセットし、金型１８内において空いた空間内に樹脂を射出して成形する。
【００４７】
射出成形した樹脂により、フードロックステー１５と、サイド部１７の内側縁を含んだ状態で上下のラジエータコアサポートアッパ１３とラジエータコアサポートロア１４とを結合する結合部材としてのピラー部１９と、サイド部１７とラジエータコアサポートアッパ１３の両端部との間を結合するランプ取付部２０が、主に形成される。そして、左右のピラー部１９とフードロックステー１５の間に、２つのラジエータ開口３５が形成されている。
【００４８】
更に、射出された樹脂により形成されるのは、前述のように大きく外部に現れる部分だけでなく、ラジエータコアサポートアッパ１３及びラジエータコアサポートロア１４の開断面の裏側に張りめぐらされる複数の斜めリブ（樹脂補強部）２１、２２のようなものもある。この斜めリブ２１、２２は、フードロックステー１５の上端部及び下端部から、ラジエータコアサポートアッパ１３及びラジエータコアサポートロア１４の開断面内に入り込み、開断面の上下面部の間において交互に向きを変えながら車幅方向へ向けて、それぞれの車幅方向両端部に達する位置まで連続して形成される。
【００４９】
このような斜めリブ２１、２２を、ラジエータコアサポートアッパ１３とラジエータコアサポートロア１４の内部に張りめぐらしたため、金属部分と樹脂部分の一体性が高まると共に、軽量で且つ剛性の高いラジエータコアサポートアッパ１３及びラジエータコアサポートロア１４が得られる。
【００５０】
この斜めリブ２１、２２は、上下両方とも、図７に示すラジエータコアサポートロア１４の例のように、ラジエータコアサポートロア１４の長手方向に対して４５°の角度で形成されている。この角度が、ラジエータコアサポートロア１４等の座屈強度及びねじり剛性を高める上において最も有効である。
【００５１】
また、上下のラジエータコアサポートアッパ１３とラジエータコアサポートロア１４がピラー部１９により結合されているため、上下方向での荷重をフードロックステー１５だけでなく、ピラー部１９を介しても伝達することができ、上下方向荷重に対する剛性が向上する。また、このピラー部１９はサイド部１７の内側縁にも結合されているため、上下と横の三方がピラー部１９により結合された状態となり、サイド部１７周辺におけるねじれ剛性も向上する。
【００５２】
更に、ラジエータコアサポートアッパ１３の左右両端部と、サイド部１７との間を、複雑な三次元形状をしたランプ取付部２０で埋めるように結合しているため、ラジエータコアサポート１全体のねじれ剛性が更に向上する。
【００５３】
ラジエータコアサポートアッパ１３及びラジエータコアサポートロア１４における各斜めリブ２１、２２の中央位置には突当部２３が形成されている。この突当部２３は、斜めリブ２１、２２の厚さよりも大きい径の円柱形状をしており、後端面は平坦である。この突当部２３は、図１１に示すように、射出成形された斜めリブ２１、２２を金型１８から抜くために、イジェクタピン２４により押される部分である。金型１８から抜く際に破損しやすい薄い斜めリブ２１、２２も、その中央部に形成された突当部２３を押すことにより、金型１８から抜く際の破損を防止することができる。
【００５４】
つまり、開断面の上下両端をイジェクタピン２４で押すと、ラジエータコアサポートアッパ１３やラジエータコアサポートロア１４の開断面が開き方向に変形し、斜めリブ２１、２２の両端部が破損するおそれがあり、開断面底部の金属部分をイジェクタピン２４により直接押すと、その金属部分が変形するおそれがあるが、本実施形態のように、斜めリブ２１、２２に突当部２３を形成して、この突当部２３を介して、イジェクタピン２４により斜めリブ２１、２２を直接押し出すことにより、斜めリブ２１、２２の型抜き時における破損（型内に残った状態）を回避することができる。
【００５５】
また、フードロックステー１５の一般部は、図５及び図６に示されるように、後側に開口した断面コ字形の開断面を呈しているが、下端部ではその前面部が後側へ傾斜してラジエータコアサポートロア１４の後端部に結合されている。これは、ラジエータコアサポートロア１４が断面ハット形で、このラジエータコアサポートロア１４を金型１８内で挟む必要があるため、フードロックステー１５の下端部の断面形状を変化させたものである。このため、フードロックステー１５の下端部では、断面変化に対する剛性低下を阻止するために、一般部とは逆に前向きのフランジ２５を左右両端に形成している。
【００５６】
このフードロックステー１５の上端部に対応したラジエータコアサポートアッパ１３の車幅方向中央部には、金属製のフードロック取付部１６が形成されているため、フードロック取付部１６の剛性が高く、図示されていないが、ここに取付けられるフードロック機構の、エンジンフードのストライカに対する係合力が向上し、車両走行時におけるエンジンフードのバタツキが防止される。
【００５７】
更に、このフードロック取付部１６の下端には、図６に示されるように折曲部２６が形成され、その折曲部２６が樹脂製のフードロックステー１５の上端部内に埋設されている。従って、図示せぬエンジンフードを閉める際に、フードロック取付部１６に加わる下向きの荷重を、確実にフードロックステー１５に伝達することができる。
【００５８】
そして、ラジエータコアサポートアッパ１３及びラジエータコアサポートロア１４は、裏側の開断面内部に斜めリブ２１、２２が形成されているだけでなく、ラジエータコアサポートアッパ１３には４箇所、ラジエータコアサポートロア１４にはフードロックステー１５の下端部も含めて５箇所の樹脂回込部２７、２８、２９（図８・図９・図１０参照）が形成されている。この樹脂回込部２７、２８、２９は、裏側の斜めリブ２１、２２から表側にも樹脂が回り込んで形成されたもので、ラジエータコアサポートアッパ１３及びラジエータコアサポートロア１４の断面周囲を取り囲んでいる。
【００５９】
ラジエータコアサポートアッパ１３及びラジエータコアサポートロア１４の裏側に形成された斜めリブ２１、２２の一部が表側に回り込んで樹脂回込部２７、２８、２９を形成しているため、金属部分と樹脂部分の一体性が更に高まる。
【００６０】
この樹脂回込部２７、２８、２９が形成された部分のラジエータコアサポートアッパ１３及びラジエータコアサポートロア１４における開断面底部には、それぞれ貫通孔状のアンカ部３０（図８参照）が形成されている。従って、樹脂回込部２７、２８、２９はこのアンカ部３０を介してラジエータコアサポートアッパ１３及びラジエータコアサポートロア１４を貫通した状態になり、樹脂回込部２７、２８、２９のラジエータコアサポートアッパ１３やラジエータコアサポートロア１４に対する取付剛性を高めている。また、このアンカ部３０は、斜めリブ２１、２２の中央に形成された突当部２３とも合致しており、アンカ部３０に対応する突当部２３の剛性も高めている。
【００６１】
更に、フードロックステー１５からラジエータコアサポートアッパ１３及びラジエータコアサポートロア１４の開断面に斜めリブ２１、２２を張りめぐらしたため、前述のような樹脂回込部２７、２８、２９を形成できると共に、必要な箇所に樹脂部分と一体的なブラケット類を形成することができる。例えば、ラジエータコアサポートアッパ１３の４つの樹脂回込部２７には、それぞれ図示せぬフロントグリルを取付けるための支持片３１が前側へ突出した状態で形成されている。
【００６２】
また、ラジエータコアサポートロア１４に形成された右側の樹脂回込部２９に対応する斜めリブ２２からは、パワステオイルクーラーチューブ６を弾性支持する支持片３２が形成され、その左には別の支持片３３が形成され、その右のピラー部１９にも更に別の支持片３４が形成されている。
【００６３】
そして、図１２及び図１３で示すように、ラジエータコアサポートロア１４に設けられた左右の樹脂回込部２９の斜めリブ２２からは、ラジエータコアサポートロア１４の下辺部と同じ位置において、それぞれ後向きの支持ブラケット３６が一体的に形成されている。この支持ブラケット３６は水平でなく、若干後端が下がっている。支持ブラケット３６の中央には円孔３７が形成されている。
【００６４】
この支持ブラケット３６の円孔３７には、ソフトマウント部３８が取付けられる。ソフトマウント部３８は弾性変形容易なラバー製で、概略円筒形状をしており、下部は小径の段部３８ａになっている。ソフトマウント部３８は、この段部３８ａを円孔３７に差し込んだ状態で、支持ブラケット３６の上に載置される。
【００６５】
ラジエータ８の下端部には下向きの突起３９が形成され、この突起３９をソフトマウント部３８の中に挿入している。ラジエータ８の上端には上向きの突起４０が形成され、この突起４０が上側のソフトマウント部４１を介して、ラジエータコアサポートアッパ１３に締結された金属製のブラケット４２に支持されている。
【００６６】
下側の支持ブラケット３６の左右両側には、支持ブラケット３６の上面と、樹脂回込部２９に対応する部分の斜めリブ２２との間に、支持ブラケット３６を吊り下げ支持する外側リブ４３と内側リブ４４が形成されている。
【００６７】
外側リブ４３は、ラジエータ８の左右両端部の横を通過して、ラジエータ８と干渉することなく、支持ブラケット３６の先端まで達する長さになっている。内側リブ４４はラジエータ８との干渉を回避するために、ラジエータ８の手前で終わる長さになっている。
【００６８】
また、支持ブラケット３６の下側にも、その左右両側において、支持ブラケット３６の下面と、斜めリブ２２から連続してラジエータコアサポートロア１４の下端部を被覆している樹脂部分との間に、支持ブラケット３６を押し上げ支持する別のリブ４５がそれぞれ形成されている。このような、支持ブラケット３６の上下におけるリブ４３、４４、４５の形成は、ラジエータコアサポートロア１４が後向きの開断面で且つ支持ブラケット３６が後側に向けて形成されていることで、容易になっている。
【００６９】
更に、加えて、ラジエータコアサポートロア１４の下側の樹脂回込部２９にも、ラジエータコアサポートロア１４の下端部を被覆している樹脂部分との間に、別のリブ４６が形成されている。このように、支持ブラケット３６の回りを、多くのリブ４３〜４６で固めたことにより、支持ブラケット３６の剛性が大変に高くなっている。また、樹脂回込部２９がアンカ部３０を介してラジエータコアサポートロア１４を貫通していることも、支持ブラケット３６の剛性向上に寄与している。
【００７０】
ラジエータコアサポート１は、以上のようにラジエータ８の装備品を組込んでモジュール化された後、図１に示すように、ラジエータコアサポートロア１４の左右両側に溶接された金属製のサイド部１７が、車体前部構造２におけるフロントサイドメンバ１０の前端に取付けられると共に、ラジエータコアサポートアッパ１３の左右両端が、車体前部構造２におけるフードリッジパネル１１の図示せぬ前端部に取付けられる。
【００７１】
この実施形態のラジエータコアサポート１は、前述のように、ラジエータコアサポートアッパ１３とラジエータコアサポートロア１４を結合するフードロックステー１５が、それらと一緒に金型１８内で成形された樹脂で形成され、この樹脂製のフードロックステー１５部分により、ねじれ変形や組立寸法誤差が発生する原因がなくなるたため、前述のような車体前部構造２への取付作業も容易になる。
【００７２】
特に、フードロックステー１５の下端部に、樹脂回込部２８を形成したことにより、本実施形態のようにフードロックステー１５を樹脂製にしても、ラジエータコアサポートロア１４との結合部の剛性が向上し、フードロックステー１５からラジエータコアサポートロア１４に加わる下向きの衝撃に耐え得ることができる。
【００７３】
また、フロントサイドメンバ１０に取付けられるサイド部１７を金属で形成したため、ラジエータコアサポート１と、フロントサイドメンバ１０とを強固に結合することができる。
【００７４】
そして、ラジエータコアサポートアッパ１３及びラジエータコアサポートロア１４も金属で形成したため、ラジエータコアサポート１の全体剛性が向上し、車体の音振性能や、操縦安定性能を高めることができる。
【００７５】
更に、車体前部構造２に取付けられたラジエータコアサポート１の後側では、一定の質量を有するラジエータ８が、ソフトマウント部３８を介して支持ブラケット３６により支持されることにより、ダイナミックダンパが構成されて、車両のアイドリング振動を低減させることができる。特に、この実施形態では、支持ブラケット３６の剛性がソフトマウント部３８のバネ定数に比べて大変に大きいため、十分なダイナミックダンパ効果を得ることができる。また、支持ブラケット３６が高剛性のため、ソフトマウント部３８によるダイナミックダンパ効果のチューニングも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図１】ラジエータコアサポートと車体前部構造を示す斜視図。
【図２】ラジエータコアサポートとモジュール化される部品を示す斜視図。
【図３】樹脂部分を網掛けで示したラジエータコアサポートの斜視図。
【図４】ラジエータコアサポートの金属部分だけを示した斜視図。
【図５】図３中矢示ＤＡ方向から見たフードロックステーの後側部分を示す斜視図。
【図６】図５中矢示ＳＡ−ＳＡ線に沿うフードロックステーの断面図。
【図７】図５中矢示ＤＢ方向から見たラジエータコアサポートロアにおける斜めリブを示す側面図。
【図８】図５中矢示ＳＢ−ＳＢ線のように斜めリブに沿った方向で示したラジエータコアサポートロアの断面図。
【図９】図３中矢示ＳＣ−ＳＣ線に沿うラジエータコアサポートアッパの断面図。
【図１０】図３中矢示ＳＤ−ＳＤ線に沿うラジエータコアサポートロアの断面図。
【図１１】金型からイジェクタピンにより斜めリブの突当部を押し出している状態を示す断面図。
【図１２】図３中矢示ＤＣ方向から見たラジエータコアサポートロアにおける支持ブラケットを設けた部分を示す斜視図。
【図１３】支持ブラケットでラジエータを支持している状態を示す断面図。
【符号の説明】
１ラジエータコアサポート
２車体前部構造
３バンパ
４バンパステー
５ランプ
６パワステオイルクーラーチューブ
７コンデンサ
８ラジエータ
９ファンシュラウド
１０フロントサイドメンバ
１１フードリッジパネル
１２フードリッジレインフォース
１３ラジエータコアサポートアッパ
１４ラジエータコアサポートロア
１５フードロックステー（結合部材）
１６フードロック取付部
１７サイド部
１８金型
１９ピラー部（結合部材）
２０ランプ取付部
２１、２２斜めリブ（樹脂補強部）
２３突当部
２４イジェクタピン
２５前向きのフランジ
２６折曲部
２７、２８、２９樹脂回込部
３０アンカ部
３１支持片（フロントグリル）
３２、３３、３４支持片（パワステオイルクーラーチューブ）
３６支持ブラケット
３８、４１ソフトマウント部
４３外側リブ
４４内側リブ
４５リブ
４６リブ
Ｅエンジンルーム[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a radiator core support structure for a vehicle.
[0002]
[Prior art]
The radiator core support that forms the foremost part of the vehicle body is equipped with a radiator core support upper and a radiator core support lower that extend in the vehicle width direction above and below, respectively. It has a basic structure in which the parts are joined by a hood lock stay extending in the vertical direction.
[0003]
In this type of radiator core support, the above-mentioned components are all made of metal, and during the assembly of these components by welding, etc., twist deformation and dimensional errors are likely to occur. May be difficult.
[0004]
Therefore, in order to avoid such torsional deformation and assembly dimension error, a hybrid structure in which a part of the radiator core support is formed of resin should be eliminated to eliminate the cause of torsional deformation and assembly dimension error. Can be considered. When a part of the radiator core support is made of resin, the radiator core support lower is also required to function as the first cross member of the car body and requires high rigidity, so it must be made of metal. The lock stay and radiator core support upper can be made of resin.
[0005]
In addition, if a part of the radiator core support is molded from resin in this way, not only torsional deformation and assembly dimension error can be avoided, but also various brackets can be formed at the same time in the resin part to integrate parts. There is also a merit that can be achieved. For example, a support bracket for a radiator installed with respect to a radiator core support lower can also be integrally formed from a resin portion stretched around the radiator core support lower.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this way, when considering a new hybrid structure in which the radiator core support lower is made of metal and other hood lock stays etc. are made of resin, simply from the resin part stretched around the radiator core support lower The rigidity of the structure that integrally forms the support bracket for the radiator is insufficient compared to the conventional metal support bracket, so the original function of supporting the radiator from below can be expected, but other requirements are also required Function cannot be performed.
[0007]
That is, in general, the support bracket supports the lower end of the radiator through a soft mount part that is easily elastically deformed, and prevents transmission of sound and vibration generated by a motor fan attached to the radiator to the vehicle body side. It has become. In particular, in front-wheel drive vehicles, the idling vibration of the vehicle is reduced by configuring the dynamic damper using the mass of the radiator and the spring of the soft mount portion, but the rigidity of the support bracket is soft. If it is weaker than the spring constant of the mount portion, there arises a problem that a sufficient dynamic damper effect cannot be obtained.
[0008]
The present invention has been made paying attention to such a conventional technique, and has a new hybrid radiator core support structure for a vehicle that solves the problem related to the vibration isolation effect of the support bracket that supports the lower end portion of the radiator. It is to provide.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In the first aspect of the present invention, the radiator core support upper and the radiator core support lower extending in the vehicle width direction are provided at the top and the bottom, and the radiator core support upper and the radiator core support lower are coupled members extending in the vertical direction. In the combined radiator core support structure for vehicles,
The radiator core support lower is formed of metal,
At least the coupling member is formed of a resin molded in a mold together with a radiator core support lower,
A resin reinforcement portion extending in the vehicle width direction along the radiator core support lower from the lower end portion of the coupling member is integrally formed,
In a part of the resin reinforcing part, a resin wrapping part surrounding the periphery of the cross section of the radiator core support lower in a state including the resin reinforcing part is formed,
A support bracket for supporting the lower end portion of the radiator is integrally formed from the resin wrapping portion.
[0010]
In the invention of claim 2, the radiator core support lower according to claim 1 is an open section opened to the rear side,
A pair of resin wrapping portions are formed on both the left and right sides of the resin reinforced portion including the resin reinforced portions, and support brackets are formed from the resin reinforced portions corresponding to the resin wrapping portions toward the rear side. It is characterized by being.
[0011]
In invention of Claim 3, between the upper surface of each support bracket formed from the resin reinforcement part of the part corresponding to the resin wrapping part of Claims 1 and 2, respectively, and the resin reinforcement part, It is characterized in that a rib for hanging and supporting the support bracket is formed.
[0012]
In the invention of claim 4, the rib according to claim 3 is formed on the left and right edges of each support bracket, and the outer rib located on the outer side in the vehicle width direction is more in the vehicle width direction than the left and right ends of the radiator. The inner rib is formed in a length that reaches the vicinity of the tip of the support bracket at the outer position, and the inner rib that is positioned on the inner side in the vehicle width direction is formed in a short length that does not reach the radiator.
[0013]
In invention of Claim 5, between the lower surface of each support bracket formed from the resin reinforcement part of the part corresponding to the resin wrapping part of Claims 1-4, and the resin reinforcement part, A rib for pushing up and supporting the support bracket is formed.
[0014]
In invention of Claim 6, the rib connected with the resin reinforcement part of the rear side of a radiator core support lower is formed in the resin wrap part of the lower side of the radiator core support lower of Claims 1-5 It is characterized by that.
[0015]
In the invention of claim 7, a through hole-like anchor portion is formed in a part of the radiator core support lower according to claims 1 to 6, and the resin wrapping portion is a radiator core through the anchor portion. It is characterized by penetrating the support lower.
[0016]
In the invention of claim 8, a plurality of resin reinforcing portions in the radiator core support lower according to claims 2 to 7 continue in the vehicle width direction while alternately changing the direction between the upper and lower surfaces of the open section. It is characterized by being an oblique rib.
[0017]
The invention according to claim 9 is characterized in that the radiator core support upper according to claims 1 to 8 is made of metal.
[0018]
In the invention of claim 10, the radiator core support upper) according to claim 9 is an open cross section opened to the rear side,
A resin reinforcing portion extending in the vehicle width direction from the upper end portion of the coupling member in the open cross section of the radiator core support upper is integrally formed.
[0019]
In the invention of claim 11, the resin reinforcing portion in the radiator core support upper according to claim 10 is a plurality of diagonally extending in the vehicle width direction while alternately changing the direction between the upper and lower surface portions of the open section. It is characterized by being a rib.
[0020]
In the twelfth aspect of the present invention, a hood lock stay is formed as a coupling member at a substantially central portion in the vehicle width direction according to the first to eleventh aspects, and a metal hood lock mounting portion is formed on the hood lock stay. It is characterized by being.
[0021]
The invention of claim 13 is characterized in that a bent portion is formed at the lower end of the hood lock mounting portion according to claim 12, and the bent portion is embedded in the hood lock stay.
[0022]
According to a fourteenth aspect of the present invention, the radiator core support lower according to the first to thirteenth aspects is characterized in that a metal side portion coupled to the front end portion of the front side member is formed.
[0023]
The invention according to claim 15 is characterized in that a pillar portion is formed as a coupling member to be coupled to the inner edge of the side portion according to claim 14.
[0024]
The invention according to claim 16 is characterized in that a lamp mounting portion is formed for connecting the left and right ends of the radiator core support upper according to claim 14 or claim 15 and the side portion. Yes.
[0025]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the resin reinforcing portion extending outward in the vehicle width direction from the lower end portion of the coupling member along the radiator core support lower is formed, and the resin wrapping portion is formed in a part of the resin reinforcing portion. Since the support bracket for forming the radiator is formed therefrom, the support bracket has high rigidity and a sufficient vibration-proofing effect can be obtained.
[0026]
According to the second aspect of the present invention, in addition to the effect of the first aspect of the invention, the radiator core support lower has a rear-facing open cross section, and the resin reinforcing portion formed inside the open cross section opened to the rear side. Since the support bracket is formed rearward as it is, it is easy to form a structure for further improving the rigidity between the support bracket and the resin reinforcing portion.
[0027]
According to the third aspect of the present invention, in addition to the effects of the first and second aspects of the invention, the rib for supporting the suspension bracket is formed between the upper surface of each support bracket and the resin reinforcement portion. Further, the rigidity of the support bracket is further improved.
[0028]
According to the fourth aspect of the present invention, in addition to the effect of the third aspect of the invention, the outer rib has a length that reaches the tip of the support bracket, sufficiently increasing the rigidity of the support bracket, and the inner rib interferes with the radiator. The rigidity of the support bracket can be increased by the length within the range where the above is not performed.
[0029]
According to the invention of claim 5, in addition to the effects of the inventions of claims 1 to 4, ribs that push up and support the support bracket are formed between the lower surface of each support bracket and the resin reinforcing portion. The rigidity of the support bracket is further improved.
[0030]
According to the sixth aspect of the present invention, in addition to the effects of the first to fifth aspects of the invention, the resin wrapping portion on the lower side of the radiator core support lower, the resin reinforcing portion on the rear side of the radiator core support lower, Since the ribs to be connected are formed, the rigidity of the resin wrapping portion itself is improved, thereby improving the rigidity of the support bracket.
[0031]
According to the seventh aspect of the present invention, in addition to the effects of the first to sixth aspects of the invention, the resin wrapping portion is in a state of penetrating the radiator core support lower via the anchor portion. The rigidity of the insert portion itself is further improved, thereby improving the rigidity of the support bracket.
[0032]
According to the invention described in claim 8, in addition to the effects of the inventions of claims 2-7, since a plurality of oblique ribs are formed in the open cross section of the radiator core support lower as the resin reinforcing portion, it is lightweight. And a highly rigid radiator core support lower can be obtained.
[0033]
According to the ninth aspect of the invention, in addition to the effects of the first to eighth aspects of the invention, not only the radiator core support lower but also the radiator core support upper is made of metal, so that the overall rigidity of the radiator core support is further increased. improves.
[0034]
According to the invention of claim 10, in addition to the effect of the invention of claim 9, since the resin reinforcing portion extends from the coupling member into the open cross section of the radiator core support upper, the coupling member and the radiator core support upper And the overall rigidity is further improved. In addition, since the resin reinforcing portion is stretched around in the radiator core support upper, brackets integrated with the resin reinforcing portion can be formed at necessary places.
[0035]
According to the invention of claim 11, in addition to the effect of the invention of claim 10, since the plurality of oblique ribs are formed in the open cross section of the radiator core support upper as the resin reinforcing portion, A highly rigid radiator core support upper can be obtained.
[0036]
According to the twelfth aspect of the present invention, in addition to the effects of the first to eleventh aspects of the present invention, a hood lock stay is formed as a coupling member at a substantially central portion in the vehicle width direction of the radiator core support upper. In addition, since the metal hood lock mounting portion is formed, the hood lock mounting portion has high rigidity, and fluttering of the engine hood during traveling of the vehicle is prevented.
[0037]
According to the thirteenth aspect, in addition to the effect of the twelfth aspect, the bent portion formed at the lower end of the hood lock mounting portion is embedded in the hood lock stay. The downward load applied to the portion can be reliably transmitted to the hood lock stay.
[0038]
According to the invention of claim 14, in addition to the effects of the inventions of claims 1 to 13, the radiator core support and the front side member are firmly formed by the metal side portion formed on the radiator core support lower. Can be combined.
[0039]
According to the invention described in claim 15, in addition to the effect of the invention of claim 14, the load in the vertical direction can be transmitted through the pillar portion, and the rigidity against the load in the vertical direction is improved. Moreover, since this pillar part is also couple | bonded with the inner edge of the side part, the torsional rigidity around the side part is also improved.
[0040]
According to the invention of claim 16, in addition to the effect of the invention of claim 14 or claim 15, the left and right end portions of the radiator core support upper and the side portion are coupled by the lamp mounting portion. Therefore, the torsional rigidity of the entire radiator core support is improved.
[0041]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0042]
1 and 2, reference numeral 1 denotes a radiator core support, and 2 denotes a front body structure. The radiator core support 1 is not attached to the vehicle body front structure 2 as a single unit. As shown in FIG. 2, the radiator core support 1 is previously provided with respect to the radiator core support 1 with a bumper 3, a bumper stay 4, a lamp 5, and a power steering oil cooler tube. 6, a capacitor 7, a radiator 8, a fan shroud 9, and the like are attached to the vehicle body front structure 2 as a module.
[0043]
As the vehicle body front structure 2, a pair of front side members 10 having a closed cross section are formed along the front-rear direction on both the left and right sides of the engine room E. A hood ridge panel 11 is formed on the outer side of the front side member 10 and a hood ridge reinforcement 12 is joined to the outer side of the front side member 10 to form a closed cross section.
[0044]
As shown in FIG. 3, the structure of the radiator core support 1 is basically provided with a radiator core support upper 13 and a radiator core support lower 14 that extend in the vehicle width direction, and these radiator core support upper 13 And the radiator core support lower 14 in the vehicle width direction center part are coupled by a hood lock stay 15 extending in the vertical direction as a coupling member. The radiator core support 1 has a portion made of metal (white portion in FIG. 3) and a portion made of resin (shaded portion in FIG. 3).
[0045]
FIG. 4 shows only the part made of metal. That is, the radiator core support upper 13, the hood lock mounting portion 16 welded to the center portion of the radiator core support upper 13, the radiator core support lower 14, and the side portions 17 welded to both ends of the radiator core support lower 14. Are made of metal, and the others are made of resin. Although the hood lock attaching part 16 is in a state of being attached to the radiator core support upper 13 separately, it may be formed integrally with the radiator core support upper 13. The side portion 17 is also the same, and may be formed integrally with the radiator core support lower 14.
[0046]
Both the radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14 have an open cross-sectional shape having a cross-sectional hat shape opened to the rear side. When manufacturing the radiator core support 1, first, the radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14 are set in a cavity space formed between the pair of molds 18. Resin is injected into the vacant space and molded.
[0047]
A pillar portion 19 serving as a coupling member for joining the upper and lower radiator core support uppers 13 and the radiator core support lower 14 in a state including the inner edge of the side portion 17 by the injection molded resin, and the side A lamp mounting portion 20 that joins between the portion 17 and both end portions of the radiator core support upper 13 is mainly formed. Two radiator openings 35 are formed between the left and right pillar portions 19 and the hood lock stay 15.
[0048]
In addition to the portion that appears largely outside as described above, the injected resin is formed with a plurality of oblique ribs that are stretched around the open side of the radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14. (Resin reinforcement part) There are also things like 21 and 22. The diagonal ribs 21 and 22 enter the open cross section of the radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14 from the upper end and the lower end of the hood lock stay 15, and alternately turn between the upper and lower surfaces of the open cross section. It is continuously formed up to the position reaching the both ends in the vehicle width direction while changing in the vehicle width direction.
[0049]
Since such slanted ribs 21 and 22 are stretched inside the radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14, the integration of the metal part and the resin part is enhanced, and the radiator core support upper is lightweight and highly rigid. 13 and a radiator core support lower 14 are obtained.
[0050]
The slanted ribs 21 and 22 are formed at an angle of 45 ° with respect to the longitudinal direction of the radiator core support lower 14 as in the example of the radiator core support lower 14 shown in FIG. This angle is most effective in increasing the buckling strength and torsional rigidity of the radiator core support lower 14 and the like.
[0051]
Further, since the upper and lower radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14 are coupled by the pillar portion 19, the load in the vertical direction can be transmitted not only through the hood lock stay 15 but also through the pillar portion 19. And the rigidity against the vertical load is improved. Moreover, since this pillar part 19 is also couple | bonded with the inner side edge of the side part 17, it will be in the state couple | bonded by the pillar part 19 on the upper and lower sides, and the torsional rigidity in the periphery of the side part 17 also improves.
[0052]
Further, since the left and right end portions of the radiator core support upper 13 and the side portion 17 are coupled so as to be filled with the lamp mounting portion 20 having a complicated three-dimensional shape, the torsional rigidity of the radiator core support 1 as a whole. Is further improved.
[0053]
An abutting portion 23 is formed at the center position of each of the oblique ribs 21 and 22 in the radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14. The abutting portion 23 has a cylindrical shape with a diameter larger than the thickness of the oblique ribs 21 and 22, and the rear end face is flat. As shown in FIG. 11, the abutting portion 23 is a portion that is pushed by the ejector pin 24 in order to remove the injection-molded oblique ribs 21 and 22 from the mold 18. The thin oblique ribs 21 and 22 that are easily damaged when pulled out from the mold 18 can also be prevented from being damaged when pulled out from the mold 18 by pressing the abutting portion 23 formed at the center thereof.
[0054]
That is, if the upper and lower ends of the open section are pushed by the ejector pins 24, the open sections of the radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14 may be deformed in the opening direction, and both ends of the oblique ribs 21 and 22 may be damaged. If the metal part at the bottom of the open cross section is pushed directly by the ejector pin 24, the metal part may be deformed. However, as in this embodiment, the abutting part 23 is formed on the oblique ribs 21 and 22, By directly extruding the oblique ribs 21 and 22 by the ejector pin 24 via the abutting portion 23, the oblique ribs 21 and 22 can be prevented from being damaged (the state remaining in the mold) when the die is removed.
[0055]
Further, as shown in FIGS. 5 and 6, the general portion of the hood lock stay 15 has an open U-shaped cross section that opens to the rear side, but the front portion of the lower portion is inclined rearward. The radiator core support lower 14 is coupled to the rear end of the radiator core support lower 14. This is because the radiator core support lower 14 has a hat-shaped cross section, and the radiator core support lower 14 needs to be sandwiched in the mold 18, so that the cross-sectional shape of the lower end portion of the hood lock stay 15 is changed. For this reason, at the lower end of the hood lock stay 15, forward flanges 25 are formed at the left and right ends, opposite to the general part, in order to prevent a decrease in rigidity with respect to a change in cross section.
[0056]
Since the metal hood lock mounting portion 16 is formed at the center in the vehicle width direction of the radiator core support upper 13 corresponding to the upper end portion of the hood lock stay 15, the rigidity of the hood lock mounting portion 16 is high. Although not shown in the figure, the engagement force of the hood lock mechanism attached here to the striker of the engine hood is improved, and fluttering of the engine hood during traveling of the vehicle is prevented.
[0057]
Further, a bent portion 26 is formed at the lower end of the hood lock mounting portion 16 as shown in FIG. 6, and the bent portion 26 is embedded in the upper end portion of the resin hood lock stay 15. Therefore, the downward load applied to the hood lock mounting portion 16 when the engine hood (not shown) is closed can be reliably transmitted to the hood lock stay 15.
[0058]
The radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14 are not only formed with the oblique ribs 21 and 22 inside the open cross section on the back side, but the radiator core support upper 13 has four locations on the radiator core support lower 14. 5 includes resin wrapping portions 27, 28, and 29 (see FIGS. 8, 9, and 10) including the lower end portion of the hood lock stay 15. The resin wrapping portions 27, 28, and 29 are formed so that the resin also wraps around the front side from the oblique ribs 21 and 22 on the back side, and surrounds the cross-sectional periphery of the radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14. It is out.
[0059]
Since part of the oblique ribs 21 and 22 formed on the back side of the radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14 wrap around to the front side to form the resin wrapping portions 27, 28 and 29, The integrity of the resin part is further increased.
[0060]
On the bottoms of the open sections of the radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14 where the resin wrapping portions 27, 28 and 29 are formed, through-hole-like anchor portions 30 (see FIG. 8) are respectively formed. ing. Accordingly, the resin wrapping portions 27, 28, and 29 pass through the radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14 via the anchor portion 30, and the radiator core support of the resin wrapping portions 27, 28, and 29 is inserted. The mounting rigidity with respect to the upper 13 and the radiator core support lower 14 is increased. The anchor portion 30 also matches the abutting portion 23 formed at the center of the oblique ribs 21 and 22, and the rigidity of the abutting portion 23 corresponding to the anchor portion 30 is increased.
[0061]
Furthermore, since the oblique ribs 21 and 22 are stretched around the open cross sections of the radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14 from the hood lock stay 15, the resin wrapping portions 27, 28 and 29 as described above can be formed, Brackets integrated with the resin portion can be formed at necessary places. For example, support pieces 31 for attaching a front grill (not shown) are formed on the four resin wrapping portions 27 of the radiator core support upper 13 so as to protrude forward.
[0062]
Further, a support piece 32 that elastically supports the power steering oil cooler tube 6 is formed from the oblique rib 22 corresponding to the right side resin wrapping portion 29 formed in the radiator core support lower 14, and another support is provided on the left side thereof. A piece 33 is formed, and another support piece 34 is also formed on the right pillar portion 19.
[0063]
Then, as shown in FIG. 12 and FIG. 13, each of the left and right resin wrapping portions 29 provided on the radiator core support lower 14 faces rearward at the same position as the lower side of the radiator core support lower 14. The support bracket 36 is integrally formed. The support bracket 36 is not horizontal and has a slightly lowered rear end. A circular hole 37 is formed in the center of the support bracket 36.
[0064]
A soft mount portion 38 is attached to the circular hole 37 of the support bracket 36. The soft mount portion 38 is made of rubber that is easily elastically deformed, has a substantially cylindrical shape, and a lower portion is a step portion 38a having a small diameter. The soft mount portion 38 is placed on the support bracket 36 with the stepped portion 38 a inserted into the circular hole 37.
[0065]
A downward projection 39 is formed at the lower end of the radiator 8, and this projection 39 is inserted into the soft mount 38. An upward projection 40 is formed at the upper end of the radiator 8, and this projection 40 is supported by a metal bracket 42 fastened to the radiator core support upper 13 via an upper soft mount portion 41.
[0066]
On the left and right sides of the lower support bracket 36, an outer rib 43 and an inner side that support the suspension of the support bracket 36 between the upper surface of the support bracket 36 and the oblique rib 22 corresponding to the resin wrap portion 29. Ribs 44 are formed.
[0067]
The outer rib 43 has a length that reaches the front end of the support bracket 36 without passing through the sides of the left and right ends of the radiator 8 and interfering with the radiator 8. The inner rib 44 has a length that ends in front of the radiator 8 in order to avoid interference with the radiator 8.
[0068]
In addition, on the lower side of the support bracket 36, on the left and right sides thereof, between the lower surface of the support bracket 36 and the resin portion covering the lower end portion of the radiator core support lower 14 continuously from the oblique rib 22, Separate ribs 45 that push up and support the support bracket 36 are formed. The formation of the ribs 43, 44, 45 on the upper and lower sides of the support bracket 36 is easy because the radiator core support lower 14 is formed with a rearward open cross section and the support bracket 36 is formed rearward. It has become.
[0069]
In addition, another rib 46 is formed in the resin wrap portion 29 on the lower side of the radiator core support lower 14 with the resin portion covering the lower end of the radiator core support lower 14. Yes. Thus, the rigidity of the support bracket 36 is very high by fixing the periphery of the support bracket 36 with the many ribs 43 to 46. Further, the resin wrapping portion 29 penetrating the radiator core support lower 14 via the anchor portion 30 also contributes to the improvement of the rigidity of the support bracket 36.
[0070]
After the radiator core support 1 is modularized by incorporating the radiator 8 as described above, the metal side portions 17 welded to the left and right sides of the radiator core support lower 14 as shown in FIG. Are attached to the front end of the front side member 10 in the vehicle body front structure 2, and the left and right ends of the radiator core support upper 13 are attached to the front end portion (not shown) of the hood ridge panel 11 in the vehicle body front structure 2.
[0071]
In the radiator core support 1 of this embodiment, as described above, the hood lock stay 15 that couples the radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14 is formed of the resin molded in the mold 18 together with them. In addition, the resin hood lock stay 15 portion eliminates the cause of torsional deformation and assembly dimensional error, so that the mounting operation to the vehicle body front structure 2 as described above is facilitated.
[0072]
In particular, since the resin wrapping portion 28 is formed at the lower end of the hood lock stay 15, even if the hood lock stay 15 is made of resin as in the present embodiment, the rigidity of the coupling portion with the radiator core support lower 14 is improved. Thus, it is possible to withstand a downward impact applied to the radiator core support lower 14 from the hood lock stay 15.
[0073]
Moreover, since the side part 17 attached to the front side member 10 is formed of metal, the radiator core support 1 and the front side member 10 can be firmly coupled.
[0074]
Since the radiator core support upper 13 and the radiator core support lower 14 are also formed of metal, the overall rigidity of the radiator core support 1 is improved, and the sound vibration performance and steering stability performance of the vehicle body can be improved.
[0075]
Further, on the rear side of the radiator core support 1 attached to the vehicle body front structure 2, the radiator 8 having a constant mass is supported by the support bracket 36 via the soft mount portion 38, thereby forming a dynamic damper. Thus, the idling vibration of the vehicle can be reduced. In particular, in this embodiment, since the rigidity of the support bracket 36 is much larger than the spring constant of the soft mount portion 38, a sufficient dynamic damper effect can be obtained. Further, since the support bracket 36 has high rigidity, tuning of the dynamic damper effect by the soft mount portion 38 is easy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a radiator core support and a vehicle body front structure.
FIG. 2 is a perspective view showing parts to be modularized with a radiator core support.
FIG. 3 is a perspective view of a radiator core support in which a resin portion is shaded.
FIG. 4 is a perspective view showing only a metal portion of a radiator core support.
5 is a perspective view showing a rear portion of the hood lock stay as seen from the direction indicated by the arrow DA in FIG. 3. FIG.
6 is a cross-sectional view of the hood lock stay taken along line SA-SA in FIG.
7 is a side view showing oblique ribs in the radiator core support lower viewed from the direction indicated by the arrow DB in FIG. 5. FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional view of the radiator core support lower shown in a direction along the oblique rib as indicated by an arrow SB-SB line in FIG. 5;
FIG. 9 is a cross-sectional view of the radiator core support upper along the line SC-SC shown in FIG.
10 is a cross-sectional view of the radiator core support lower along the line SD-SD shown in FIG.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a state where a slanted rib abutment portion is pushed out from a mold by an ejector pin.
12 is a perspective view showing a portion provided with a support bracket in the radiator core support lower as seen from the DC direction indicated by an arrow in FIG. 3; FIG.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing a state in which the radiator is supported by the support bracket.
[Explanation of symbols]
1 Radiator core support
2 Body front structure
3 Bumpers
4 Bumpaste
5 lamps
6 Power steering oil cooler tube
7 capacitors
8 Radiators
9 Fan shroud
10 Front side member
11 Food Ridge Panel
12 Foodridge Reinforce
13 Radiator core support upper
14 Radiator Core Support Lower
15 Hood lock stay (coupling member)
16 Hood lock mounting part
17 Side
18 Mold
19 Pillar part (coupling member)
20 Lamp mount
21, 22 Diagonal rib (resin reinforcement)
23 Abutment
24 Ejector pin
25 forward flange
26 Folding part
27, 28, 29 Resin wrapping section
30 anchors
31 Support piece (front grill)
32, 33, 34 Support piece (power steering oil cooler tube)
36 Support bracket
38, 41 Soft mount part
43 Outer rib
44 Inner rib
45 ribs
46 Ribs
E Engine room

Claims

A radiator core support upper (13) and a radiator core support lower (14) extending in the vehicle width direction are provided on the upper and lower sides, and the radiator core support upper (13) and the radiator core support lower (14) extend in the vertical direction. In the radiator core support structure for a vehicle connected by the member (15),
The radiator core support lower (14) is made of metal;
At least the coupling member (15) is formed of a resin molded in a mold (18) together with a radiator core support lower (14);
A resin reinforcing portion (22) extending in the vehicle width direction from the lower end portion of the coupling member (15) along the radiator core support lower (14) is integrally formed,
A resin wrapping part (29) surrounding the periphery of the cross section of the radiator core support lower (14) in a state including the resin reinforcing part (22) is formed in a part of the resin reinforcing part (22),
A radiator core support structure for a vehicle, wherein a support bracket (36) for supporting a lower end portion of the radiator (8) is integrally formed from the resin wrapping portion (29).

The radiator core support lower (14) is an open section opened to the rear side,
A pair of resin wrapping portions (29) is formed in a state including the resin reinforced portions (22) on both the left and right sides of the resin reinforced portion (22), and resin reinforced portions corresponding to the resin wrapping portions (29) are formed. The radiator core support structure for a vehicle according to claim 1, wherein the support bracket (36) is formed from the portion (22) toward the rear side.

The support bracket is suspended and supported between the upper surface of each support bracket (36) formed from the resin reinforcement portion (22) corresponding to the resin wrap portion (29) and the resin reinforcement portion (22). The radiator core support structure for a vehicle according to claim 1, wherein ribs (43, 44) are formed.

Ribs are formed on the left and right edges of each support bracket (36), and the outer rib (43) located on the outer side in the vehicle width direction is positioned at the outer side in the vehicle width direction at both the left and right ends of the radiator (8) The inner rib (44) located in the vehicle width direction inner side is formed with a short length that does not reach the radiator (8). Radiator core support structure for vehicles.

A support bracket (36) is provided between the bottom surface of each support bracket (36) formed from the resin reinforcement portion (22) corresponding to the resin wrap portion (29) and the resin reinforcement portion (22). The radiator core support structure for a vehicle according to any one of claims 1 to 4, wherein a rib (45) for pushing and supporting is formed.

The rib (46) connected to the resin reinforcing part (22) on the rear side of the radiator core support lower (14) is formed on the resin wrapping part (29) on the lower side of the radiator core support lower (14). The radiator core support structure for a vehicle according to any one of claims 1 to 5.

A through-hole-like anchor part (30) is formed in a part of the radiator core support lower (14), and the resin wrapping part (29) causes the radiator core support lower (14) to pass through the anchor part (30). It has penetrated, The radiator core support structure for vehicles in any one of Claims 1-6 characterized by the above-mentioned.

The resin reinforcing portion (22) in the radiator core support lower (14) is a plurality of oblique ribs that continue in the vehicle width direction while alternately changing the direction between the upper and lower surfaces of the open cross section. The radiator core support structure for vehicles in any one of 2-7.

The radiator core support structure for a vehicle according to any one of claims 1 to 8, wherein the radiator core support upper (13) is made of metal.

The radiator core support upper (13) is an open section opened to the rear side,
The vehicle according to claim 9, wherein a resin reinforcing portion (21) extending in the vehicle width direction from the upper end portion of the coupling member (15) in the open cross section of the radiator core support upper (13) is integrally formed. For radiator core support structure.

The resin reinforcing portion (21) in the radiator core support upper (13) is a plurality of oblique ribs that continue in the vehicle width direction while alternately changing the direction between the upper and lower surfaces of the open section. 11. A radiator core support structure for a vehicle according to 10.

A hood lock stay (15) is formed as a coupling member at a substantially central portion in the vehicle width direction, and a metal hood lock mounting portion (16) is formed on the hood lock stay (15). Item 12. A radiator core support structure for a vehicle according to any one of Items 1 to 11.

The bent portion (26) is formed at the lower end of the hood lock mounting portion (16), and the bent portion (26) is embedded in the hood lock stay (15). Radiator core support structure for vehicles.

The metal side part (17) couple | bonded with the front-end part of a front side member (10) is formed in the radiator core support lower (14), The Claim 1 characterized by the above-mentioned. Radiator core support structure for vehicles.

The radiator core support structure for a vehicle according to claim 14, wherein a pillar portion (19) is formed as a coupling member coupled to the inner edge of the side portion (17).

The lamp mounting part (20) which couple | bonds between the right-and-left both ends of a radiator core support upper (13), and a side part (17) is formed, The Claim 14 or Claim 15 characterized by the above-mentioned. Radiator core support structure for vehicles.