JP3978614B2 - 画像領域分割方法および画像領域分割装置 - Google Patents

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Description

この発明は、量子化された多階調の画像データで表現された画像を領域分割する画像領域分割方法および画像領域分割装置に関する。
イメージスキャナにより読み取られた画像やコンピュータにより生成された画像などの画像を領域分割することは、画像処理のさまざまな分野で前処理として利用されている。
例えば、画像編集処理では、編集する領域を自動的に切り出すために、領域分割が用いられる。また、画像認識処理では、認識対象物を見つけ出すために、領域分割が用いられる。さらに、画像の部分的なテクスチャや色の分布状態などが類似する領域ごとに異なる画像処理を行う場合などにも、領域分割を利用することができる。
このような場合の領域分割は、その性能の良否が画像処理全体の性能を大きく左右することになるので、性能のよい領域分割方法によることが要求される。
領域分割の方法としては、古くから知られているK平均アルゴリズム(K平均クラスタ化アルゴリズム)がある(例えば、非特許文献1:中谷ほか「複数の領域分割結果に基づく対象物境界線検出」電子情報通信学会論文誌D2,Vol.J76−D2,No4,pp.914−916,’93/4)。
また、画像の色ベクトルのRGB(赤、緑、青)などの3成分に画像平面におけるXY座標を加えた5次元特徴空間上でK平均アルゴリズムを行う方法も提案されている(非特許文献2:泉ほか「色情報と位置情報とを併用したセグメンテーション手法の一検討」1991年電子情報通信学会春季全国大会予稿集D−680)。
さらに、特許文献1(特開平8−30787号公報)には、分割対象の画像を、複数のブロック領域と、それぞれのブロック領域の間に位置する境界領域とに分けて、それぞれのブロック領域の領域分割に当たって、そのブロック領域と接する境界領域を一緒に領域分割することによって、小容量のメモリにより、短時間で高速に、ブロック領域間の不整合がなく、画像を領域分割する方法が提案されている。
上に挙げた先行技術文献は、以下のとおりである。
中谷ほか「複数の領域分割結果に基づく対象物境界線検出」電子情報通信学会論文誌D2,Vol.J76−D2,No4,pp.914−916,’93/4 泉ほか「色情報と位置情報とを併用したセグメンテーション手法の一検討」1991年電子情報通信学会春季全国大会予稿集D−680 特開平8−30787号公報
K平均アルゴリズムによる領域分割は、画像中の各画素を適切な領域に配分する処理を所定状態に収束するまで繰り返し、少しずつよりよい領域を求めていく方法である。そのため、用いる特徴空間に応じた領域を高い精度で求めることができる。しかしながら、分割領域を少しずつよりよい領域に収束させていくため、処理に膨大な時間が必要となる。
特許文献1(特開平8−30787号公報)によって提案された方法は、その処理時間を激減させることができるが、それでもかなりの時間を必要とする。
そこで、この発明の目的は、より高速に画像を領域分割できるようにすることにある。
この発明の画像領域分割方法は、
量子化された多階調の入力画像データで表現された分割対象の入力画像を第1の間引き率で間引いた第1の間引き画像を領域分割して、前記入力画像の領域のおおよその数および中心を推定する領域推定ステップと、
この領域推定ステップで推定された領域の数および中心を用いて、前記入力画像を前記第1の間引き率より小さい第2の間引き率で間引いた第2の間引き画像を領域分割して、前記入力画像の領域の数および中心を算出する領域生成ステップと、
この領域生成ステップで算出された領域に前記入力画像に含まれるすべての画素を配分する領域確定ステップとを備え、
前記領域推定ステップは、
画素の色ベクトルの3成分および画像平面における座標による5次元特徴空間上で、クラスタ数を選び、前記入力画像に対して初期領域中心を設定する初期設定ステップと、
前記入力画像を前記第1の間引き率で間引いて、前記入力画像の画素を一つ選択する第1ステップ、その選択した画素に前記5次元特徴空間における距離が最も近い領域中心を探索する第2ステップ、および、その最も近い距離があらかじめ定められた閾値より小さいときには、前記選択した画素をその最も近い距離を有する領域中心の領域に再配置し、その最も近い距離が前記閾値以上であるときには、前記選択した画素の前記5次元特徴空間における特徴ベクトルを領域中心とする、前記選択した画素からなる領域を新たに生成する第3ステップを、前記第1ステップで選択する画素を順次変えて、前記入力画像中の選択すべき画素をすべて選択するまで、繰り返し実行する画素配分ステップと、
この画素配分ステップでそれぞれの領域中心の領域に再配置した画素の特徴ベクトルの平均を、それぞれの領域ごとに新たな領域中心として算出する領域中心算出ステップと、
その新たな領域中心と前の領域中心との前記5次元特徴空間における距離を、それぞれの領域ごとに算出し、その距離があらかじめ定められた閾値以上であるときには、その距離がその閾値より小さくなるまで、前記画素配分ステップおよび前記領域中心算出ステップを繰り返す領域収束化ステップとを備え、
前記領域生成ステップは、
初期領域中心として、前記領域推定ステップで算出した領域中心を設定する初期設定ステップと、
前記入力画像を前記第2の間引き率で間引いて、前記入力画像の画素を一つ選択する第1ステップ、その選択した画素に前記5次元特徴空間における距離が最も近い領域中心を探索する第2ステップ、および、その最も近い距離があらかじめ定められた閾値より小さいときには、前記選択した画素をその最も近い距離を有する領域中心の領域に再配置し、その最も近い距離が前記閾値以上であるときには、前記選択した画素の前記5次元特徴空間における特徴ベクトルを領域中心とする、前記選択した画素からなる領域を新たに生成する第3ステップを、前記第1ステップで選択する画素を順次変えて、前記入力画像中の選択すべき画素をすべて選択するまで、繰り返し実行する画素配分ステップと、
この画素配分ステップでそれぞれの領域中心の領域に再配置した画素の特徴ベクトルの平均を、それぞれの領域ごとに新たな領域中心として算出する領域中心算出ステップと、
その新たな領域中心と前の領域中心との前記5次元特徴空間における距離を、それぞれの領域ごとに算出し、その距離があらかじめ定められた閾値以上であるときには、その距離がその閾値より小さくなるまで、前記画素配分ステップおよび前記領域中心算出ステップを繰り返す領域収束化ステップとを備え、
前記領域確定ステップは、
初期領域中心として、前記領域生成ステップで算出した領域中心を設定する初期設定ステップと、
前記入力画像を間引くことなく、前記入力画像の画素を一つ選択する第1ステップ、および、その選択した画素を当該画素に前記5次元特徴空間における距離が最も近い領域中心の領域に再配置する第2ステップを、前記第1ステップで選択する画素を順次変えて、前記入力画像の画素をすべて選択するまで、繰り返し実行する画素配分ステップと、
この画素配分ステップでそれぞれの領域中心の領域に再配置した画素の特徴ベクトルの平均を、それぞれの領域ごとに新たな領域中心として算出する領域中心算出ステップと、
その新たな領域中心と前の領域中心との前記5次元特徴空間における距離を、それぞれの領域ごとに算出し、その距離があらかじめ定められた閾値以上であるときには、その距離がその閾値より小さくなるまで、前記画素配分ステップおよび前記領域中心算出ステップを繰り返す領域収束化ステップとを備える、
ことを特徴とする。
上記の、この発明の画像領域分割方法では、間引き率のより大きい第1の間引き画像により入力画像の領域のおおよその数および中心を推定し、その推定結果を用いて、所定の間引き率の第2の間引き画像により入力画像の領域の数および中心を算出するので、当初から所定の間引き率の間引き画像により入力画像の領域の数および中心を算出する場合に比べて、領域の数および中心の算出に要する時間をより短縮することができる
しかも、領域推定、領域生成および領域確定をそれぞれクラスタリング手法によって行うので、K平均アルゴリズムによって領域分割を行う場合に比べて、領域の収束までに要する時間を大幅に短縮することができ、入力画像を高速に領域分割することができる
以上のように、この発明によれば、より高速に画像を領域分割することができる。
〔第1の実施形態〕
図1は、この発明の画像領域分割装置の第1の実施形態を示し、画像の間引きを利用して入力画像を領域分割する場合である。この実施形態の画像領域分割装置は、画像入力部10、領域推定部20、領域生成部30および領域確定部40によって構成される。
画像入力部10は、分割対象の入力画像Iiを示す量子化された多階調の入力画像データDiを得るもので、用紙上やフィルム上の画像を読み取るイメージスキャナ、被写体像を撮影するデジタルカメラ、ハードディスクなどの記憶装置から、これに記憶されている画像データを読み出す装置、ネットワークなどを介して送信された画像データを受信して取り込む装置、またはコンピュータにより描画して画像データを生成する装置などである。
画像入力部10では、必要に応じて、入力画像データの表色系が以後の処理において用いられる表色系に変換される。以下の例では、入力画像データは、RGB画像データとして得られてL***画像データに変換され、L*,a*,b*成分を有する色ベクトルの2次元マップで表現されるものとする。また、画像入力部10は、必要に応じて、入力画像データの一部または全部を記憶するメモリなどの記憶装置を備えるものとする。
領域推定部20は、上記の入力画像データで表現された入力画像を、あらかじめ定められた間引き率Raで間引いた間引き画像を領域分割して、入力画像の領域のおおよその数および中心を推定し、領域生成部30は、この領域推定部20で推定された領域の数および中心を用いて、入力画像を上記の間引き率Raより小さい間引き率Rbで間引いた間引き画像を領域分割して、入力画像の領域の数および中心を算出する。以下の例では、単純間引きを用いる場合を示す。
図9(A)に示すように、入力画像IiはX方向(横方向)およびY方向(縦方向)に画素Piが連続するもので、画像入力部10からは、その画素PiをX方向およびY方向に間引き率Raで間引いた、図9(B)で塗り潰して示す画素Paのような一部の画素からなる間引き画像Iaと、画素PiをX方向およびY方向に間引き率Rbで間引いた、図9(C)で塗り潰して示す画素Pbのような一部の画素からなる間引き画像Ibとを得る。間引き率R(RaまたはRb)は、R2個に1個の画素を取り出すことを意味する。
そして、領域推定部20では、後述するように間引き画像Iaを領域分割して、入力画像Iiの領域のおおよその数および中心を推定し、領域生成部30では、その推定結果を用いて、後述するように間引き画像Ibを領域分割して、入力画像Iiの領域の数および中心を算出する。
領域確定部40は、後述するように、入力画像Iiに含まれるすべての画素を、領域生成部30で算出された領域のうちの最も適切な領域に配分する。
図2は、図1の画像領域分割装置に対応する、この発明の画像領域分割方法の第1の実施形態を示し、まず領域推定部20でのステップS20で、間引き率Raによる間引き画像を領域分割して、入力画像の領域のおおよその数および中心を推定し、次に領域生成部30でのステップS30で、その推定結果を用いて、間引き率Rbによる間引き画像を領域分割して、入力画像の領域の数および中心を算出し、次に領域確定部40でのステップS40で、その算出された領域に入力画像に含まれるすべての画素を配分する。
ステップS20での領域推定、ステップS30での領域生成、およびステップS40での領域確定は、以下に示すように、K平均アルゴリズムに改良を加えたクラスタリング手法によって行う。これは、図6〜図8に示して後述する、この発明の画像領域分割方法の第3の実施形態における対象部分画像を、入力画像そのものに置き換えた場合と同じであるので、図6〜図8を流用して示す。
ステップS20では、図6に示すように(ただし、ステップS202の対象部分画像は入力画像に置き換える)、まずステップS201で、クラスタ数Kを適切に選んで、入力画像に対して初期領域中心を設定し、次にステップS202で、入力画像の画素を間引き率R=Raで間引いて一つ選択する。
この画素の選択は、例えば、入力画像の画素の特徴ベクトルPn=(Ln,an,bn,Xn,Yn)(ただし、1≦n≦入力画像の画素総数)から、次の式(1)の条件を満たす画素を一つずつ順に選択することによって行う。
nmodR=R/2 かつ YnmodR=R/2 ‥‥(1)
ここで、Ln,an,bnは、画素の色ベクトルの3成分、上記の場合にはL*,a*,b*成分であり、Xn,Ynは、画素の画像平面におけるX,Y座標である。また、modは余りを求める演算子で、式(1)における除算の結果は小数点以下を切り捨てて整数値とする。
次にステップS203で、その選択した画素の特徴ベクトルPnと各領域中心Vm=(Lm,am,bm,Xm,Ym)との距離dを計算して、選択した画素に最も近い距離dminを有する領域中心を探索する。距離dは、例えば、次の式(2)によって算出する。
d={kL(Ln−Lm)+ka(an−am)+kb(bn−bm
+kX(Xn−Xm)+kY(Yn−Ym)}1/2 ‥‥(2)
ここで、Lm,am,bmは、領域中心Vmの色ベクトルのL*,a*,b*成分であり、Xm,Ymは、領域中心Vmの画像平面におけるX,Y座標である。また、kL,ka,kb,kX,kYは、それぞれ、L*成分、a*成分、b*成分、X座標、Y座標に対応する特徴軸をスケーリングするための係数である。この例では、座標より色ベクトル情報を重視するため、kL,ka,kb=1に対して、0<kX,kY<1に設定する。
ただし、この例では、領域中心の探索を効率化するため、選択した画素からの距離dが、あらかじめ定められた閾値dthより小さい領域中心のみを探索の候補とし、その探索候補の中から、選択した画素に最も近い距離dminを有する領域中心を探索する。
次にステップS204で、その最も近い距離dminが、あらかじめ定められた閾値Tdiff(Tdiff<dth)より小さいか否かを判断して、選択した画素を、その最も近い距離dminを有する領域中心の領域に再配置できるか否かを判定する。
すなわち、距離dminが閾値Tdiffより小さいときには、選択した画素を距離dminを有する領域中心の領域に再配置できるとして、ステップS205に進み、距離dminが閾値Tdiff以上であるときには、選択した画素を距離dminを有する領域中心の領域に再配置できないとして、ステップS206に進む。
また、ステップS203で、選択した画素からの距離dが閾値dthより小さい探索候補の領域中心が存在しなかったときにも、選択した画素を再配置すべき適当な領域中心が存在しないとして、ステップS204からステップS206に進む。
ステップS205では、その選択した画素を、閾値Tdiffより小さい範囲で最も近い距離dminを有する領域中心の領域に配分する。
ステップS206では、その選択した一つの画素からなる領域を新たに生成する。具体的には、選択した一つの画素の色ベクトルのL*,a*,b*成分と、その画素の画像平面におけるXY座標とからなる特徴ベクトルを生成して、これを領域中心とし、その領域中心の領域に、選択した一つの画素を配分する。その結果、領域中心ないし領域の総数は、一つ増加することになる。
ステップS205で画素を再配置し、またはステップS206で一つの画素からなる領域を新たに生成したら、次にステップS207で、ステップS202で選択すべき画素をすべて選択したか否かを判断し、すべて選択していなければ、ステップS202に戻って、次の選択すべき画素を選択して、その選択した画素につき、ステップS203以降の処理を繰り返す。
ステップS207で、ステップS202で選択すべき画素をすべて選択したと判断したときには、次にステップS208に進んで、ステップS205でそれぞれの領域中心の領域に再配置した画素の特徴ベクトルの平均を、それぞれの領域ごとに新たな領域中心として算出する。
次にステップS209で、その算出した新たな領域中心を前の領域中心と置き換える。その際、新たな領域中心と前の領域中心との特徴空間における距離を、それぞれの領域ごとに算出し、その距離があらかじめ定められた閾値以上であれば、領域がいまだ収束していないことを示すフラグを立てる。
次にステップS210で、そのフラグが立っていないか否かを見て、領域が収束したか否かを判断し、フラグが立っていて、領域が収束していないときには、ステップS211に進んで、それぞれの領域中心の領域から、これに再配置された画素を削除した上で、ステップS202に戻って、画素の選択から上記の処理を繰り返す。
ステップS210で、フラグが立っていないことにより、領域が収束したと判断したときには、領域推定の処理を終了する。
ステップS30では、図7に示すように(ただし、ステップS302の対象部分画像は入力画像に置き換える)、まずステップS301で、初期領域中心として、上記の領域推定ステップS20で算出した領域中心を設定する。ただし、それぞれの領域中心の領域に再配置されている画素は削除しておく。
次にステップS302で、入力画像の画素を間引き率R=Rb(Rb<Ra)で間引いて一つ選択する。この画素の選択は、例えば、図6の領域推定ステップS20のステップS202での画素の選択と同様に、上記の式(1)の条件を満たす画素を一つずつ順に選択することによって行う。
次のステップS303以降については、図6の領域推定ステップS20のステップS203以降と同じである。
ステップS40では、図8に示すように(ただし、ステップS402の対象部分画像は入力画像に置き換える)、まずステップS401で、初期領域中心として、上記の領域生成ステップS30で算出した領域中心を設定する。ただし、それぞれの領域中心の領域に再配置されている画素は削除しておく。
次にステップS402で、入力画像に含まれるすべての画素を一つずつ選択する。これは、間引き率Rを1とすればよい。しかし、入力画像に含まれるすべての画素を順に選択するにもかかわらず、上記の式(1)の条件判断を行うのは、無駄である。したがって、領域確定ステップS40では、再配置のみを行うフラグを作成しておいて、このフラグが立っていれば、入力画像の画素を無条件に順に選択するように構成することができる。
次にステップS403で、処理の効率化のために、領域推定ステップS20のステップS203および領域生成ステップS30のステップS303とは違って無条件で、選択した画素に最も近い距離を有する領域中心を探索し、次にステップS405で、処理の効率化のために、領域推定ステップS20のステップS204および領域生成ステップS30のステップS304のような判断をすることなく、かつ領域推定ステップS20のステップS206および領域生成ステップS30のステップS306のように選択した一つの画素からなる領域を新たに生成することなく、選択した画素を、これに最も近い距離を有する領域中心の領域に配分する。
この処理の効率と生成される領域の精度とは、トレードオフの関係にあり、要求する分割内容に応じて、領域生成ステップS30における間引き率Rbを調整する。
次にステップS407で、ステップS402で入力画像のすべての画素を選択したか否かを判断し、すべての画素を選択していなければ、ステップS402に戻って、次の選択すべき画素を選択して、その選択した画素につき、ステップS403以降の処理を繰り返す。
次のステップS408以降については、領域推定ステップS20のステップS208以降および領域生成ステップS30のステップS308以降と同じである。
上記の例は、領域推定ステップS20および領域生成ステップS30で単純間引きを用いる場合であるが、入力画像の色分布の特徴をできるだけ保持し、かつ入力画像より画素総数が少なくなる間引き方法であれば、いかなる間引き方法でもよく、例えば、入力画像のR2(Ra2またはRb2)個の画素の平均値や中央値を間引き画像として用いることができる。
上述した第1の実施形態によれば、所定の間引き率Rbの間引き画像により入力画像の領域の数および中心を算出し、その算出した領域に入力画像に含まれるすべての画素を配分するので、領域の収束までに要する時間を大幅に短縮でき、入力画像を高速に領域分割することができるとともに、領域の数および中心の算出に当たっては、より大きい間引き率Raの間引き画像により入力画像の領域のおおよその数および中心を推定し、その推定結果を用いて、所定の間引き率Rbの間引き画像により入力画像の領域の数および中心を算出するので、当初から所定の間引き率Rbの間引き画像により入力画像の領域の数および中心を算出する場合に比べて、領域の数および中心の算出に要する時間をより短縮することができる。
〔第2の実施形態〕
図3は、この発明の画像領域分割装置の第2の実施形態を示し、画像のブロック化を利用して入力画像を領域分割する場合である。この実施形態の画像領域分割装置は、画像入力部10、対象部分画像抽出部50および部分画像領域分割部60によって構成される。画像入力部10は、図1のそれと同じである。
対象部分画像抽出部50は、画像入力部10で入力画像データとして得られる入力画像を複数のブロック画像に分割したときの、注目ブロック画像およびこれに隣接する算出済みの領域に含まれる画素からなる対象部分画像を、複数のブロック画像中の異なるブロック画像を順次、注目ブロック画像として、順次抽出する。ただし、対象部分画像は、画素の色ベクトルの3成分と画素の画像平面におけるXY座標とを保持するものとする。対象部分画像抽出部50は、その抽出した対象部分画像を一時的に記憶しておく記憶部を内部に備える。
部分画像領域分割部60は、この対象部分画像抽出部50で順次抽出された対象部分画像を順次、領域分割する。また、部分画像領域分割部60は、領域分割によって算出した領域データを内部の記憶部に記憶するとともに、すべてのブロック画像に対する処理が終了したか否かを判定して、その判定出力を対象部分画像抽出部50に送出する。
図4は、図3の画像領域分割装置に対応する、この発明の画像領域分割方法の第2の実施形態を示し、まずステップS50で、複数のブロック画像のうちのあるものを注目ブロック画像として対象部分画像を抽出し、次にステップS60で、その対象部分画像を領域分割し、次にステップS70で、最後のブロック画像を含む最終部分画像を領域分割したか否かを判断し、最終部分画像を領域分割していなければ、ステップS50に戻って、次のブロック画像を注目ブロック画像として次の対象部分画像を抽出し、ステップS60で、その対象部分画像を領域分割する。そして、ステップS70で最終部分画像を領域分割したと判断したときには、入力画像の領域分割を終了する。
入力画像は、例えば、図10(B)に示すように、X方向に6分割、Y方向に4分割し、総計24個のブロック画像f11,f12‥‥f45,f46に分割する。そして、例えば、図10(C)に示すように、f11,f12……f16,f21,f22……f26,f31,f32‥‥f36,f41,f42‥‥f46の順序で注目ブロック画像とする。ただし、注目ブロック画像とする順序は、これに限らず、任意にすることができる。また、2つ以上のブロック画像を同時に注目ブロック画像として、並列に処理することも可能である。
注目ブロック画像は、例えば、以下のようにして抽出する。まず、図10(B)に示すような入力画像Iiの幅(画素数)Wおよび高さ(画素数)Hを、それぞれ、あらかじめ定められた一つのブロック画像のX方向およびY方向のおおよその大きさ(画素数)Noで除して、小数点以下を切り捨てることにより、入力画像IiをX,Y方向に分割したときのX,Y方向の分割数Nx,Nyを算出する。
次に、次の式(3)によって、注目ブロック画像として抽出する図10(A)に示すようなブロック画像fij(1≦i≦Nx,1≦j≦Ny)の左上の画素の座標(xi,yj)を算出し、式(4)によって、そのブロック画像fijの幅(画素数)wijおよび高さ(画素数)hijを算出する。
(xi,yj)=(W(i−1)/Nx,H(j−1)/Ny) ‥(3)
(wij,hij)=(xi+1−xi,yi+1−yi) ‥(4)
ただし、この場合の画素のXY座標は、図10(B)に示すように、入力画像Iiの左上の画素の座標を(0,0)として、横方向は右に行くほど、縦方向は下に行くほど、増加するものとする。また、式(3)における除算の結果は、小数点以下を切り捨てて整数値とするものとする。
図12(B)に示すように、式(4)のxi+1は、注目ブロック画像fijの右横のブロック画像f(i+1)jの左上の画素のX座標であり、yi+1は、注目ブロック画像fijの真下のブロック画像fi(j+1)の左上の画素のY座標である。
対象部分画像抽出部50では、このように注目ブロック画像を抽出するとともに、後述するように部分画像領域分割部60で前に行われた部分画像の領域分割の結果の領域データを用いて、その注目ブロック画像に隣接する算出済みの領域を抽出して、その注目ブロック画像およびこれに隣接する算出済みの領域に含まれる画素を対象部分画像とする。ただし、1番目のブロック画像、例えば図10(B)のブロック画像f11を注目ブロック画像として抽出するときには、いまだ部分画像領域分割部60では部分画像の領域分割が行われてなく、算出済みの領域が存在しないので、1番目のブロック画像に含まれる画素のみを対象部分画像として抽出する。
したがって、例えば、図10(B)に示したブロック画像f11‥‥f46を図10(C)に示した順序で注目ブロック画像とする場合には、最初に、対象部分画像抽出部50では、ブロック画像f11のみが対象部分画像として抽出され、部分画像領域分割部60では、そのブロック画像f11が領域分割されて、例えば、図11(A)に示すように、4個の領域Aa,Ab,Ac,Adが算出される。
次に、対象部分画像抽出部50では、図11(B)に斜線を付して示すように、ブロック画像f12が注目ブロック画像として抽出され、領域AbおよびAcが注目ブロック画像f12に隣接する算出済みの領域として抽出されて、ブロック画像f12と領域Ab,Acとからなる部分画像G12が対象部分画像として抽出され、部分画像領域分割部60では、その対象部分画像G12が領域分割されて、例えば、図11(C)に示すように、修正された2個の領域Ab,Acと新たな4個の領域Ae,Af,Ag,Ahが算出される。
図12(A)は、このようにして、ブロック画像f22の左に隣接するブロック画像f21を注目ブロック画像とする対象部分画像までの領域分割がなされた状態を示し、この場合、そのブロック画像f21を注目ブロック画像とするときの、これに隣接する算出済みの領域は、図11(C)から明らかなように、領域Aa,Ac,Adである。
以下では、あるブロック画像fijおよびこれに隣接する算出済みの領域からなる対象部分画像の領域分割によって算出された領域の集合を、領域集合Cijとする。この領域集合Cijは、ブロック画像fijに対応づけて部分画像領域分割部60に記憶し、以後の対象部分画像抽出部50での注目ブロック画像に隣接する算出済みの領域の抽出に供する。
注目ブロック画像に隣接する算出済みの領域の抽出は、以下のようにして行う。例えば、各ブロック画像を図10(C)に示したような順序で注目ブロック画像とする場合、図12(B)に示すように、注目ブロック画像fijに隣接する算出済みの領域は、注目ブロック画像fijの左に隣接するブロック画像f(i-1)jに対応する領域集合C(i-1)j中の、X座標がxi−1に等しい画素を含む領域と、注目ブロック画像fijの真上および右上に隣接するブロック画像fi(j-1)およびf(i+1)(j-1)に対応する領域集合Ci(j-1)およびC(i+1)(j-1)中の、X座標がxi以上、xi+1未満で、かつY座標がyi−1に等しい画素を含む領域である。
すなわち、XY座標が(xi−1,yi)もしくはその下の斜線を付した部分内となる画素、または(xi,yi−1)もしくはその右の斜線を付した部分内となる画素を含む領域が、注目ブロック画像fijに隣接する算出済みの領域であり、画素のXY座標から、その領域を探索し、その探索された領域に含まれる画素を抽出することによって、注目ブロック画像fijに隣接する算出済みの領域を抽出することができる。
ただし、注目ブロック画像が図10(B)のブロック画像f11〜f16のように入力画像の上端に位置している場合、またはブロック画像f11,f21,f31,f41のように入力画像の左端に位置している場合には、それぞれ注目ブロック画像の上方または左に隣接する領域は存在しないので、上方または左に隣接する領域からの画素の抽出はなされない。
図10(B)のブロック画像f22を注目ブロック画像とするときには、それまでに図12(A)に示したような領域分割がなされているとすると、ブロック画像f22に隣接する算出済みの領域として、領域Ac,Ag,Ah,Aqに含まれる画素が抽出されることになる。
部分画像領域分割部60でのステップS60では、以下に示すように、K平均アルゴリズムに改良を加えたクラスタリング手法によって、対象部分画像を領域分割する。これは、図13に示して後述する、この発明の画像領域分割方法の第4の実施形態における入力画像を、上記の対象部分画像に置き換えた場合と同じであるので、図13を流用して示す。
まずステップS101で、対象部分画像に対して初期領域中心を設定する。注目ブロック画像に対しては、任意に初期領域中心を与えることができ、例えば、そのブロック画像の重心に位置する画素の特徴ベクトルを初期領域中心とすることもできるが、この例では、注目ブロック画像を4分割した矩形領域の重心に位置する画素の特徴ベクトルによる4つの初期領域中心を設定する。注目ブロック画像に隣接する算出済みの領域については、それぞれの算出済みの領域中心を初期領域中心とする。
次にステップS102で、対象部分画像に含まれる画素を一つ選択し、次にステップS103で、その選択した画素の特徴ベクトルPn=(Ln,an,bn,Xn,Yn)(ただし、1≦n≦対象部分画像の画素総数)と各領域中心Vm=(Lm,am,bm,Xm,Ym)との距離dを計算して、選択した画素に最も近い距離dminを有する領域中心を探索する。距離dは、例えば、第1の実施形態で示した式(2)によって算出する。特徴ベクトルPnおよび領域中心Vmの各成分も、第1の実施形態と同じである。
ただし、この例でも、領域中心の探索を効率化するため、選択した画素からの距離dが、あらかじめ定められた閾値dthより小さい領域中心のみを探索の候補とし、その探索候補の中から、選択した画素に最も近い距離dminを有する領域中心を探索する。
次のステップS104以降については、図6に示した領域推定ステップS20のステップS204以降、または図7に示した領域生成ステップS30のステップS304以降と同じである。ただし、ステップS107では、ステップS102で対象部分画像のすべての画素を選択したか否かを判断する。
図4において上述したように、ステップS60で、このように対象部分画像を領域分割したら、ステップS70で、最後のブロック画像を含む、例えば、図10(B)に示したブロック画像f11‥‥f46を図10(C)に示した順序で注目ブロック画像とする場合にはブロック画像f46を含む、最終部分画像を領域分割したか否かを判断し、最終部分画像を領域分割していなければ、ステップS50に戻って、次のブロック画像を注目ブロック画像として次の対象部分画像を抽出し、ステップS60で、図13に示して上述したように、その対象部分画像を領域分割する。そして、ステップS70で最終部分画像を領域分割したと判断したときには、入力画像の領域分割を終了する。
上述した第2の実施形態によれば、画像のブロック化によって、各回の領域分割は、少ない画素を少ない領域に分割するものとして高速で行うことができ、全体として、入力画像を高速に領域分割することができる。また、ブロック画像に隣接する領域を重複して処理するので、ブロック画像間の不整合を生じることがなく、不自然な領域分割となることがない。
〔第3の実施形態〕
図5および図6〜図8は、この発明の画像領域分割装置および画像領域分割方法の第3の実施形態を示し、画像のブロック化に画像の間引きを組み合わせた場合である。
図5の画像領域分割装置は、画像入力部10、画像記憶部15、対象部分画像抽出部50、領域集合記憶部70、部分画像記憶部80、領域推定部20、領域生成部30、領域確定部40、終了判定部90および統計情報算出部100によって構成される。
画像入力部10は、図1および図3のそれと同じである。この例でも、入力画像データは、RGB画像データとして得られてL***画像データに変換され、L*,a*,b*成分を有する色ベクトルの2次元マップで表現されるものとする。
画像記憶部15は、図1および図3では画像入力部10に含まれるとして省略した、入力画像データの一部または全部を記憶するメモリなどの記憶装置で、この例では、対象部分画像抽出部50で対象部分画像を抽出できる、入力画像データの一部を記憶する。そのため、画像入力部10は、対象部分画像抽出部50での処理と同期して、その処理に必要な部分の画像データを生成して、画像記憶部15に書き込む。ただし、画像記憶部15として十分な容量のものを使用できる場合には、入力画像データ全体を一度に読み込んで、画像記憶部15に書き込むように構成することもできる。
領域集合記憶部70は、後述するように領域確定部40で算出された領域データを記憶する。この領域データは、例えば、一般的なマスク情報によって表現することもできるが、この例では、領域を構成する画素の画像平面におけるXY座標のリストを領域データとし、その領域データの集合を第2の実施形態でも示した領域集合とする。
対象部分画像抽出部50は、領域集合記憶部70に記憶されている領域データをもとに、画像記憶部15に記憶されている画像データから、領域推定部20、領域生成部30および領域確定部40で処理されるべき、上述した注目ブロック画像およびこれに隣接する算出済みの領域からなる対象部分画像を抽出する。この場合の対象部分画像も、画素の色ベクトルの3成分と画素の画像平面におけるXY座標とを保持するものとする。
対象部分画像抽出部50での対象部分画像の抽出方法としては、第2の実施形態において上述した方法を用いることができる。対象部分画像抽出部50で、注目ブロック画像に隣接する算出済みの領域に含まれる画素が、注目ブロック画像に含まれる画素に追加して抽出されたら、その抽出された算出済みの領域についての領域データは、領域集合記憶部70から削除される。
部分画像記憶部80は、対象部分画像抽出部50で抽出された対象部分画像を一時的に記憶して、領域推定部20、領域生成部30および領域確定部40での処理に供する。処理が完了すれば、その対象部分画像は破棄することができる。
領域推定部20は、部分画像記憶部80に記憶されている対象部分画像を、あらかじめ定められた間引き率Raで間引いた間引き部分画像を領域分割して、対象部分画像の領域のおおよその数および中心を推定する。
領域生成部30は、この領域推定部20で推定された領域の数および中心を用いて、部分画像記憶部80に記憶されている対象部分画像を、上記の間引き率Raより小さい間引き率Rbで間引いた間引き部分画像を領域分割して、対象部分画像の領域の数および中心を算出する。
領域確定部40は、部分画像記憶部80に記憶されている対象部分画像に含まれるすべての画素を、領域生成部30で算出された領域のうちの最も適切な領域に配分して、対象部分画像が構成する領域集合を算出する。この領域確定部40で算出された領域集合は、上述したように領域集合記憶部70に記憶される。
領域推定部20、領域生成部30および領域確定部40は、第1の実施形態における入力画像の代わりに、第2の実施形態における対象部分画像につき、それぞれの処理を行う以外は、図6〜図8に領域推定ステップS20、領域生成ステップS30および領域確定ステップS40として示して後述するように、第1の実施形態のそれと同じにすることができる。
対象部分画像抽出部50での対象部分画像の抽出と、その抽出した対象部分画像の部分画像記憶部80への書き込み、その部分画像記憶部80に書き込まれた対象部分画像に対する領域推定部20、領域生成部30および領域確定部40での処理、および領域確定部40で算出された領域集合の領域集合記憶部70への書き込みは、対象部分画像における注目ブロック画像を順次変更して、順次繰り返す。
終了判定部90では、すべてのブロック画像に対する処理が終了したか否かを判定して、未処理のブロック画像が存在すれば、対象部分画像抽出部50以降の処理を繰り返す。
統計情報算出部100は、終了判定部90ですべてのブロック画像に対する処理が終了したと判定したとき、領域集合記憶部70に記憶されている領域集合から、領域を構成する画素数や色ベクトルの分散などの統計情報を算出し、必要に応じて領域の統合や削除などを行う。この処理は、領域分割により得られた領域をどのように使用するかに依存するとともに、この発明の要旨ではないので、ここでは具体例を省略する。
領域推定部20では、図6に領域推定ステップS20として示すように、まずステップS201で、対象部分画像に対して初期領域中心を設定する。図13を流用して上述した第2の実施形態と同様に、注目ブロック画像に対しては、この例では、注目ブロック画像を4分割した矩形領域の重心に位置する画素の特徴ベクトルによる4つの初期領域中心を設定し、注目ブロック画像に隣接する算出済みの領域については、それぞれの算出済みの領域中心を初期領域中心とする。
次にステップS202で、対象部分画像の画素を間引き率R=Raで間引いて一つ選択する。この画素の選択は、例えば、対象部分画像の画素の特徴ベクトルPn=(Ln,an,bn,Xn,Yn)(ただし、1≦n≦対象部分画像の画素総数)から、第1の実施形態で示した式(1)の条件を満たす画素を一つずつ順に選択することによって行う。
次のステップS203以降については、第1の実施形態で示したのと同じである。
領域生成部30では、図7に領域生成ステップS30として示すように、まずステップS301で、初期領域中心として、上記の領域推定ステップS20で算出した領域中心を設定する。ただし、それぞれの領域中心の領域に再配置されている画素は削除しておく。
次にステップS302で、対象部分画像の画素を間引き率R=Rb(Rb<Ra)で間引いて一つ選択する。この画素の選択は、例えば、図6の領域推定ステップS20のステップS202での画素の選択と同様に、第1の実施形態で示した式(1)の条件を満たす画素を一つずつ順に選択することによって行う。
次のステップS303以降については、図6の領域推定ステップS20のステップS203以降と同じである。
領域確定部40では、図8に領域確定ステップS40として示すように、まずステップS401で、初期領域中心として、上記の領域生成ステップS30で算出した領域中心を設定する。ただし、それぞれの領域中心の領域に再配置されている画素は削除しておく。
次にステップS402で、対象部分画像に含まれるすべての画素を一つずつ選択する。これは、間引き率Rを1とすればよい。しかし、対象部分画像に含まれるすべての画素を順に選択するにもかかわらず、上記の式(1)の条件判断を行うのは、無駄である。したがって、領域確定ステップS40では、再配置のみを行うフラグを作成しておいて、このフラグが立っていれば、対象部分画像の画素を無条件に順に選択するように構成することができる。
次のステップS403以降については、第1の実施形態で示したのと同じである。ただし、ステップS407では、対象部分画像のすべての画素を選択したか否かを判断する。
上記の例は、領域推定ステップS20および領域生成ステップS30で単純間引きを用いる場合であるが、対象部分画像の色分布の特徴をできるだけ保持し、かつ対象部分画像より画素総数が少なくなる間引き方法であれば、いかなる間引き方法でもよく、例えば、対象部分画像のR2(Ra2またはRb2)個の画素の平均値や中央値を間引き部分画像として用いることができる。
上述した第3の実施形態によれば、第2の実施形態よりも、より高速で領域分割を行うことができるとともに、第2の実施形態と同様に、ブロック画像間の不整合を生じることがなく、不自然な領域分割となることがない。
〔第4の実施形態〕
図13は、この発明の画像領域分割方法の第4の実施形態を示し、画像のブロック化や間引きを用いることなく、K平均アルゴリズムに改良を加えたクラスタリング手法によって、入力画像を領域分割する場合である。
この実施形態では、まずステップS101で、クラスタ数Kを適切に選んで、入力画像に対して初期領域中心を設定し、次にステップS102で、入力画像に含まれる画素を一つ選択する。
次にステップS103で、その選択した画素の特徴ベクトルPn=(Ln,an,bn,Xn,Yn)(ただし、1≦n≦入力画像の画素総数)と各領域中心Vm=(Lm,am,bm,Xm,Ym)との距離dを計算して、選択した画素に最も近い距離dminを有する領域中心を探索する。距離dは、例えば、第1の実施形態で示した式(2)によって算出する。特徴ベクトルPnおよび領域中心Vmの各成分も、第1の実施形態と同じである。
ただし、この場合、選択した画素からの距離dが、あらかじめ定められた閾値dthより小さい領域中心のみを探索の候補とし、その探索候補の中から、選択した画素に最も近い距離dminを有する領域中心を探索する。
次にステップS104で、その最も近い距離dminが、あらかじめ定められた閾値Tdiff(Tdiff<dth)より小さいか否かを判断して、選択した画素を、その最も近い距離dminを有する領域中心の領域に再配置できるか否かを判定する。
すなわち、距離dminが閾値Tdiffより小さいときには、選択した画素を距離dminを有する領域中心の領域に再配置できるとして、ステップS105に進み、距離dminが閾値Tdiff以上であるときには、選択した画素を距離dminを有する領域中心の領域に再配置できないとして、ステップS106に進む。
また、ステップS103で、選択した画素からの距離dが閾値dthより小さい探索候補の領域中心が存在しなかったときにも、選択した画素を再配置すべき適当な領域中心が存在しないとして、ステップS104からステップS106に進む。
ステップS105では、その選択した画素を、閾値Tdiffより小さい範囲で最も近い距離dminを有する領域中心の領域に配分する。
ステップS106では、その選択した一つの画素からなる領域を新たに生成する。具体的には、選択した一つの画素の色ベクトルのL*,a*,b*成分と、その画素の画像平面におけるXY座標とからなる特徴ベクトルを生成して、これを領域中心とし、その領域中心の領域に、選択した一つの画素を配分する。その結果、領域中心ないし領域の総数は、一つ増加することになる。
ステップS105またはS106の後のステップS107以降については、図6に示した領域推定ステップS20のステップS207以降、または図7に示した領域生成ステップS30のステップS307以降と同じである。ただし、ステップS107では、ステップS102で入力画像のすべての画素を選択したか否かを判断する。
上述した第4の実施形態によれば、対象画素からの距離dが所定の閾値dthより小さい領域中心のみを探索の候補とし、その探索候補の中から、対象画素に最も近い距離dminを有する領域中心を探索するので、対象画素を再配置すべき領域の探索を効率化でき、領域分割を高速化することができる。
また、その探索候補の領域中心が存在しないとき、または対象画素に最も近い距離dminを有する領域中心と対象画素との距離dminが所定の閾値Tdiff以上であるときには、領域が収束する前に対象画素一つからなる領域を生成するので、領域の収束までに要する時間を短縮することができる。
この発明の装置の第1の実施形態を示す図である。 この発明の方法の第1の実施形態を示す図である。 この発明の装置の第2の実施形態を示す図である。 この発明の方法の第2の実施形態を示す図である。 この発明の装置の第3の実施形態を示す図である。 この発明の方法の第3の実施形態の領域推定ステップの例を示す図である。 この発明の方法の第3の実施形態の領域生成ステップの例を示す図である。 この発明の方法の第3の実施形態の領域確定ステップの例を示す図である。 入力画像とその間引きの説明に供する図である。 入力画像のブロック化の説明に供する図である。 ブロック化の場合の領域分割の説明に供する図である。 ブロック化の場合の対象部分画像の抽出の説明に供する図である。 この発明の方法の第4の実施形態を示す図である。
符号の説明
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省略する。

Claims (3)

  1. 量子化された多階調の入力画像データで表現された分割対象の入力画像を第1の間引き率で間引いた第1の間引き画像を領域分割して、前記入力画像の領域のおおよその数および中心を推定する領域推定ステップと、
    この領域推定ステップで推定された領域の数および中心を用いて、前記入力画像を前記第1の間引き率より小さい第2の間引き率で間引いた第2の間引き画像を領域分割して、前記入力画像の領域の数および中心を算出する領域生成ステップと、
    この領域生成ステップで算出された領域に前記入力画像に含まれるすべての画素を配分する領域確定ステップとを備え、
    前記領域推定ステップは、
    画素の色ベクトルの3成分および画像平面における座標による5次元特徴空間上で、クラスタ数を選び、前記入力画像に対して初期領域中心を設定する初期設定ステップと、
    前記入力画像を前記第1の間引き率で間引いて、前記入力画像の画素を一つ選択する第1ステップ、その選択した画素に前記5次元特徴空間における距離が最も近い領域中心を探索する第2ステップ、および、その最も近い距離があらかじめ定められた閾値より小さいときには、前記選択した画素をその最も近い距離を有する領域中心の領域に再配置し、その最も近い距離が前記閾値以上であるときには、前記選択した画素の前記5次元特徴空間における特徴ベクトルを領域中心とする、前記選択した画素からなる領域を新たに生成する第3ステップを、前記第1ステップで選択する画素を順次変えて、前記入力画像中の選択すべき画素をすべて選択するまで、繰り返し実行する画素配分ステップと、
    この画素配分ステップでそれぞれの領域中心の領域に再配置した画素の特徴ベクトルの平均を、それぞれの領域ごとに新たな領域中心として算出する領域中心算出ステップと、
    その新たな領域中心と前の領域中心との前記5次元特徴空間における距離を、それぞれの領域ごとに算出し、その距離があらかじめ定められた閾値以上であるときには、その距離がその閾値より小さくなるまで、前記画素配分ステップおよび前記領域中心算出ステップを繰り返す領域収束化ステップとを備え、
    前記領域生成ステップは、
    初期領域中心として、前記領域推定ステップで算出した領域中心を設定する初期設定ステップと、
    前記入力画像を前記第2の間引き率で間引いて、前記入力画像の画素を一つ選択する第1ステップ、その選択した画素に前記5次元特徴空間における距離が最も近い領域中心を探索する第2ステップ、および、その最も近い距離があらかじめ定められた閾値より小さいときには、前記選択した画素をその最も近い距離を有する領域中心の領域に再配置し、その最も近い距離が前記閾値以上であるときには、前記選択した画素の前記5次元特徴空間における特徴ベクトルを領域中心とする、前記選択した画素からなる領域を新たに生成する第3ステップを、前記第1ステップで選択する画素を順次変えて、前記入力画像中の選択すべき画素をすべて選択するまで、繰り返し実行する画素配分ステップと、
    この画素配分ステップでそれぞれの領域中心の領域に再配置した画素の特徴ベクトルの平均を、それぞれの領域ごとに新たな領域中心として算出する領域中心算出ステップと、
    その新たな領域中心と前の領域中心との前記5次元特徴空間における距離を、それぞれの領域ごとに算出し、その距離があらかじめ定められた閾値以上であるときには、その距離がその閾値より小さくなるまで、前記画素配分ステップおよび前記領域中心算出ステップを繰り返す領域収束化ステップとを備え、
    前記領域確定ステップは、
    初期領域中心として、前記領域生成ステップで算出した領域中心を設定する初期設定ステップと、
    前記入力画像を間引くことなく、前記入力画像の画素を一つ選択する第1ステップ、および、その選択した画素を当該画素に前記5次元特徴空間における距離が最も近い領域中心の領域に再配置する第2ステップを、前記第1ステップで選択する画素を順次変えて、前記入力画像の画素をすべて選択するまで、繰り返し実行する画素配分ステップと、
    この画素配分ステップでそれぞれの領域中心の領域に再配置した画素の特徴ベクトルの平均を、それぞれの領域ごとに新たな領域中心として算出する領域中心算出ステップと、
    その新たな領域中心と前の領域中心との前記5次元特徴空間における距離を、それぞれの領域ごとに算出し、その距離があらかじめ定められた閾値以上であるときには、その距離がその閾値より小さくなるまで、前記画素配分ステップおよび前記領域中心算出ステップを繰り返す領域収束化ステップとを備える、
    ことを特徴とする画像領域分割方法。
  2. 分割対象の入力画像を表現する量子化された多階調の入力画像データを得る画像入力部と、
    前記入力画像を第1の間引き率で間引いた第1の間引き画像を領域分割して、前記入力画像の領域のおおよその数および中心を推定する領域推定部と、
    この領域推定部で推定された領域の数および中心を用いて、前記入力画像を前記第1の間引き率より小さい第2の間引き率で間引いた第2の間引き画像を領域分割して、前記入力画像の領域の数および中心を算出する領域生成部と、
    この領域生成部で算出された領域に前記入力画像に含まれるすべての画素を配分する領域確定部とを備え、
    前記領域推定部は、
    画素の色ベクトルの3成分および画像平面における座標による5次元特徴空間上で、クラスタ数を選び、前記入力画像に対して初期領域中心を設定する初期設定ステップと、
    前記入力画像を前記第1の間引き率で間引いて、前記入力画像の画素を一つ選択する第1ステップ、その選択した画素に前記5次元特徴空間における距離が最も近い領域中心を探索する第2ステップ、および、その最も近い距離があらかじめ定められた閾値より小さいときには、前記選択した画素をその最も近い距離を有する領域中心の領域に再配置し、その最も近い距離が前記閾値以上であるときには、前記選択した画素の前記5次元特徴空間における特徴ベクトルを領域中心とする、前記選択した画素からなる領域を新たに生成する第3ステップを、前記第1ステップで選択する画素を順次変えて、前記入力画像中の選択すべき画素をすべて選択するまで、繰り返し実行する画素配分ステップと、
    この画素配分ステップでそれぞれの領域中心の領域に再配置した画素の特徴ベクトルの平均を、それぞれの領域ごとに新たな領域中心として算出する領域中心算出ステップと、
    その新たな領域中心と前の領域中心との前記5次元特徴空間における距離を、それぞれの領域ごとに算出し、その距離があらかじめ定められた閾値以上であるときには、その距離がその閾値より小さくなるまで、前記画素配分ステップおよび前記領域中心算出ステップを繰り返す領域収束化ステップとを実行し、
    前記領域生成部は、
    初期領域中心として、前記領域推定部で算出された領域中心を設定する初期設定ステップと、
    前記入力画像を前記第2の間引き率で間引いて、前記入力画像の画素を一つ選択する第1ステップ、その選択した画素に前記5次元特徴空間における距離が最も近い領域中心を探索する第2ステップ、および、その最も近い距離があらかじめ定められた閾値より小さいときには、前記選択した画素をその最も近い距離を有する領域中心の領域に再配置し、その最も近い距離が前記閾値以上であるときには、前記選択した画素の前記5次元特徴空間における特徴ベクトルを領域中心とする、前記選択した画素からなる領域を新たに生成する第3ステップを、前記第1ステップで選択する画素を順次変えて、前記入力画像中の選択すべき画素をすべて選択するまで、繰り返し実行する画素配分ステップと、
    この画素配分ステップでそれぞれの領域中心の領域に再配置した画素の特徴ベクトルの平均を、それぞれの領域ごとに新たな領域中心として算出する領域中心算出ステップと、
    その新たな領域中心と前の領域中心との前記5次元特徴空間における距離を、それぞれの領域ごとに算出し、その距離があらかじめ定められた閾値以上であるときには、その距離がその閾値より小さくなるまで、前記画素配分ステップおよび前記領域中心算出ステップを繰り返す領域収束化ステップとを実行し、
    前記領域確定部は、
    初期領域中心として、前記領域生成部で算出された領域中心を設定する初期設定ステップと、
    前記入力画像を間引くことなく、前記入力画像の画素を一つ選択する第1ステップ、および、その選択した画素を当該画素に前記5次元特徴空間における距離が最も近い領域中心の領域に再配置する第2ステップを、前記第1ステップで選択する画素を順次変えて、前記入力画像の画素をすべて選択するまで、繰り返し実行する画素配分ステップと、
    この画素配分ステップでそれぞれの領域中心の領域に再配置した画素の特徴ベクトルの平均を、それぞれの領域ごとに新たな領域中心として算出する領域中心算出ステップと、
    その新たな領域中心と前の領域中心との前記5次元特徴空間における距離を、それぞれの領域ごとに算出し、その距離があらかじめ定められた閾値以上であるときには、その距離がその閾値より小さくなるまで、前記画素配分ステップおよび前記領域中心算出ステップを繰り返す領域収束化ステップとを実行する、
    ことを特徴とする画像領域分割装置。
  3. 請求項1記載の画像領域分割方法を実行するためのプログラムが記述されたプログラム記録媒体。
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