JP3966975B2 - 電子式キャッシュレジスタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用した時間によって料金が決まる有料施設、例えばカラオケボックス店,スポーツクラブ,駐車場等の会計装置として用いられる電子式キャッシュレジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の電子式キャッシュレジスタとしては、使用開始時刻を登録する入時登録手段と、使用終了時刻を登録する出時登録手段とを備えている。また、基本単位時間当たり料金いわゆる基本料金と、延長単位時間当たりの料金いわゆる延長料金とを予め設定記憶している。しかして、入時登録手段により各客の使用開始時刻が登録されると、その使用開始時刻を客別に記憶管理する。一方、出時登録手段によりある客の使用終了時刻が登録されると、その客の使用開始時刻から使用終了時刻までの経過時間を算出する。そして、この経過時間が基本単位時間を超えていない場合には、基本料金を当該客の使用料金として売上登録処理する。また、経過時間が基本単位時間を超えている場合には、その超えた分の時間と基本延長時間とから延長回数を求め、基本料金に延長回数分の延長料金を加算した額を当該客の使用料金として売上登録処理するようにしたものが知られている。
【0003】
ところで、カラオケボックスなどの有料施設においては、客へのサービスとして無料券を配布し、この無料券を持参した客に対しては一定時間の使用料金を無料にすることがよく行われている。
そこで、このような無料券を取り扱うことができる電子式キャッシュレジスタとして、従来は、使用料金が無料となる無料時間を登録する無料登録手段を有し、出時登録の際に合せて無料時間が登録されると、使用時間に対する使用料金の算出方法と同様な方法で無料時間に対する金額を計算し、使用時間に対する使用料金から無料時間に対する金額を減じた額を無料券処理後の使用料金として売上登録処理するものがあった。
【0004】
例えば、基本料金を60分当たり2000円とし、延長料金を30分当たり500円とした場合、使用時間が1時間30分(=90分)の客に対しては、延長時間が30分であり、延長回数が1回なので、使用料金=2500円が算出される。このとき、この客が60分の無料券を提示したとすると、使用時間60分に対する使用料金は2000円なので、無料時間60分に対する金額として2000円が算出される。したがって、この客に対する請求額は2500円から2000円を引いた500円となる。
【0005】
なお、仮に無料時間が60分未満であったしても、それは基本単位時間以内なので、無料時間に対する金額は無料時間が60分の場合と同様に2000円となる。このため、無料時間は長いほどサービス効果があるので、従来は基本単位時間未満の無料時間を設定するようなことは行われていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のこの種の電子式キャッシュレジスタにおいても、無料時間を登録するとその無料時間に相当する金額を使用料金から減額して売上登録処理する機能を有したものはあったが、従来は無料時間に相当する金額を使用料金と同様な計算方法で算出し、その金額を使用料金から減額していたので、無料時間を基本料金の基本単位時間以上に設定する必要があった。このため、無料時間に相当する金額を減額した後の金額は延長料金の単位分の金額にしかならなかったので、無料券を使用した客からは基本料金を徴収することができなかった。
【0007】
そこで本発明は、一定時間の使用料金を無料にする無料券を用いて精算を行う客からも確実に基本料金を徴収できる上、無料時間を任意に設定できる電子式キャッシュレジスタを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、使用開始時刻を登録する入時登録手段と、使用終了時刻を登録する出時登録手段とを設け、使用開始時刻から使用終了時刻までの経過時間を算出し、この経過時間と予め設定された基本単位時間当たりの基本料金及び延長単位時間当たりの延長料金とに基づいて使用料金を算出して売上登録処理する電子式キャッシュレジスタにおいて、使用料金が無料となる無料時間を登録する無料登録手段と、この無料登録手段により無料時間が登録されると使用開始時刻を該無料時間だけ遅らせるか、または使用終了時刻を該無料時間だけ早めてから使用料金の計算を行う演算制御手段とを備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態では、本発明をカラオケルーム毎に顧客を識別管理し料金を精算するカラオケボックス店の会計装置として使用する電子式キャッシュレジスタに適用した場合について説明する。
【0010】
図1はかかる電子式キャッシュレジスタの要部構成を示すブロック図であり、この電子式キャッシュレジスタは、制御部本体としてCPU(Central Processing Unit )1を搭載している。また、上記CPU1が実行するプログラムなどを予め格納したROM(Read Only Memoly)2、データを書換え自在に記憶するRAM(Random Access Memoly)3、現在の日付および時刻を計時する時計部4の他、モードスイッチ5からの信号を入力するとともに、ドロワを自動開放させるドロワ開放装置6に駆動信号を出力するI/Oポート7、キーボード8を制御するキーボードコントローラ9、金額などを表示するための表示器10を制御する表示器コントローラ11、レシートなどを印字するためのプリンタ12を制御するプリンタコントローラ13などを搭載している。
そして、前記CPU1と、ROM2,RAM3,時計部4,I/Oポート5および各種入出力機器のコントローラ9,11,13とは、アドレスバス,データバスなどのバスライン14で相互に接続している。
【0011】
前記モードスイッチ5は、「登録」,「点検」,「精算」などの各種業務モードを選択しその実行を前記CPU1に指令するためのスイッチである。ここで「登録」とは、入時登録手段により登録される使用開始時刻から出時登録手段により登録される使用終了時刻までの経過時間を算出し、この経過時間と予め設定された基本単位時間当たりの基本料金及び延長単位時間当たりの延長料金とに基づいて使用料金を算出して記憶部に売上登録処理する業務のモードである。また「点検」とは、上記「登録」業務により記憶部に売上登録処理されたデータをレポート出力する業務のモードであり、「精算」とは、上記「点検」と同様に記憶部に売上登録処理されたデータをレポート出力した後、この記憶部をクリアする業務のモードである。
前記キーボード8は、図2に示すように、店で販売する各商品の商品コードをプリセットした複数(この例では30個)の商品キー21の他、置数キー22,クリアキー23,×キー24,繰越キー25,小計キー26,現計キー27、ルームNoキー28、無料券キー29などの各種ファンクションキーを配設したものである。因みに、置数キー22は、カラオケルームNo等の数値データの入力に用いる。クリアキー23は、置数キー22によって入力された数値データのクリアを指示するキーである。×キー24は、数値データの入力終了を指示するキーである。繰越キー25は、カラオケルーム別に識別管理される顧客の使用継続を宣言する一時締めキーである。小計キー26は、顧客の小計額を出力するのに用いるキーである。現計キー27は、カラオケルーム別に識別管理される顧客の使用終了を宣言する本締めキーである。ルームNoキー28は、カラオケルームNoの入力を宣言するキーである。無料券キー29は、使用料金が無料となる無料時間の登録を宣言するキーである。
このような構成の電子式キャッシュレジスタにおいて、前記RAM3には、特に図3に示すように、カラオケルームNo別に入時データと売上合計金額データとを記憶するルーム別登録メモリ31と、各商品コード別に、商品名及び単価の商品情報を設定記憶するとともにその商品の売上点数及び金額の累計データを記憶する商品別登録メモリ32と、基本単位時間,基本単位料金,延長単位時間,延長単位料金及び無料単位時間の料金計算に必要な各項目のデータを設定記憶する料金計算項目メモリ33の他、キー入力されたカラオケルームNoを一時記憶するルームNoメモリ34、入時データを一時記憶する入時メモリ35、総計データを一時記憶する総計メモリ36、ルームフラグF1,登録中フラグF2,無料券フラグF3などの各種フラグデータを記憶するフラグメモリ37などを形成している。
なお、ルームフラグF1は、登録処理する顧客に対応したカラオケルームNoの入力によりセット(1)され、その登録処理の一時締めまたは本締めによりリセット(0)されるフラグである。登録中フラグF2は、顧客に販売する商品の登録処理によりセット(1)され、その登録処理の一時締めまたは本締めによりリセット(0)されるフラグである。無料券フラグF3は、使用料金が無料となる無料時間の登録処理によりセット(1)され、その登録処理の本締めによりリセット(0)されるフラグである。
【0012】
しかして、この電子式キャッシュレジスタは、モードスイッチ5により設定モードが選択され、続いてキーボード8から料金計算項目設定業務のメインコードが入力されると、CPU1が料金計算項目設定処理を開始する。そして、キー入力される値を判断し、基本単位時間であれば料金計算項目メモリ33の基本単位時間エリアに設定し、基本単位料金であれば同メモリ33の基本単位料金エリアに設定し、延長単位時間であれば同メモリ33の延長単位時間エリアに設定し、延長単位料金であれば同メモリ33の延長単位料金エリアに設定し、無料単位時間であれば同メモリ33の無料単位時間エリアに設定するものとなっている。
【0013】
また、この電子式キャッシュレジスタは、モードスイッチ5により登録モードが選択されると、CPU1が図4の流れ図に示す登録業務処理を開始する。すなわち、CPU1は、ST(ステップ)1としてキーボード8のキー入力を待機する。そしていずれかのキー入力を検知すると、ST2としてフラグメモリ37のルームフラグF1がセットされているか否かを判断する。
ST2にてルームフラグF1がセットされていないと判断した場合には、ST3として入力キーがルームNoキー28か否かを判断する。ここで、ルームNoキー28以外のキーが入力された場合にはキー入力エラーとする。
【0014】
ST3にてルームNoキー28の入力を確認した場合には、ST4としてルームNoが入力されるのを待機する。そして置数キー22と×キー24によりカラオケルームNoに相当する置数データが入力された場合には、ST5としてルームNoメモリ34,入時メモリ35及び総計メモリ36をクリアした後、ST6としてルームNoメモリ34に置数データを格納する。
【0015】
次に、ST7としてルームNoメモリ34に格納した置数データ、いわゆる入力ルームNoでルーム別登録メモリ31を検索する。そして、ST8としてルーム別登録メモリ31に該入力ルームNoに対応して入時データがセットされているか否かを判断する。
ここでセットされていない場合には、入力ルームNoのカラオケルームに入室した新規顧客の登録なので、ST9として時計部4から現時刻を読出し、この時刻データを入時データとしてルーム別登録メモリ31に入力ルームNoに対応づけてセットする。これに対し、セットされていない場合には、入力ルームNoのカラオケルームにすでに入室している顧客の追加登録または締め登録なので、ST10としてルーム別登録メモリ31から入力ルームNoに対応した売上合計金額データを読出し、表示器10に表示させる。
【0016】
その後、ST11としてルーム別登録メモリ31から入力ルームNoに対応した入時データを読出し、プリンタ12により入力ルームNoとともにレシート用紙に印字出力する。そして印字出力後、ST12としてフラグメモリ37にルームフラグF1をセットしたならば、今回の処理を終了する。
【0017】
一方、ST2にてフラグメモリ37にルームフラグF1がすでにセットされていた場合には、入力キーに応じたキー処理をそれぞれ実行する。
例えば入力キーが商品キー21であった場合には、図5に具体的に示す商品登録処理を実行する。先ず、入力された商品キー21にプリセットされている商品コードで商品別登録メモリ32を検索し、該商品コードに対応する商品名,単価の商品情報を読出す。次に、商品キー21の入力直前に置数キー22と×キー24とで数値データいわゆる販売点数が入力されているか判断し、入力されていない場合には今回登録商品の販売点数を「1」とする。
【0018】
しかる後、商品情報中の単価に今回登録商品の販売点数を乗算して今回登録商品の販売金額を算出したならば、商品別登録メモリ32の該商品コードに対応する売上点数累計データ及び売上金額累計データに今回登録商品の販売点数及び販売金額をそれぞれ加算する。また、ルーム別登録メモリ32のルームNoメモリ34に格納されたカラオケルームNoに対応する売上合計金額データに今回登録商品の販売金額を加算する。
【0019】
その後、今回登録商品の明細データとして商品名,単価,販売点数,販売金額などを表示器10に表示させるとともに上記明細データをプリンタ12によりレシート用紙に印字出力する。そして印字出力後、フラグメモリ37に登録中フラグF1がセットされていなければセットして、今回の処理を終了する。
【0020】
また、入力キーが繰越キー25であった場合には、図6に具体的に示す登録繰越処理を実行する。先ず、フラグメモリ37に登録中フラグF2がセットされているか否かを判断し、セットされていない場合には繰越キー25のキー入力をエラーとする。
登録中フラグF2がセットされていた場合には、ルーム別登録メモリ31からルームNoメモリ34に格納されているルームNoに対応した売上合計金額データを読出し、表示器10に表示させるとともに、プリンタ12によりレシート用紙に印字出力する。そして印字出力後、レシート用紙を繰越レシート41(図9(a)を参照)として発行する。しかる後、フラグメモリ37にセットされているルームフラグF1及び登録中フラグF2をリセットして、今回の処理を終了する。
【0021】
また、入力キーが無料券キー29であった場合には、図7に具体的に示す無料券登録処理を実行する。先ず、フラグメモリ37に無料券フラグF3がセットされているか否かを判断し、セットされている場合には無料券キー29のキー入力をエラーとする。
無料券フラグF3がセットされていない場合には、この無料券キー29の入力直前に置数キー22と×キー24とで数値データいわゆる倍数が入力されているか判断する。そして、倍数が入力されている場合には、料金計算項目メモリ33に設定されている無料単位時間データを読出し、この無料単位時間データに倍数を乗算して無料時間を算出する。これに対し、倍数が入力されていない場合には、料金計算項目メモリ33に設定されている無料単位時間データを読出し、この無料単位時間データを無料時間とする。
【0022】
しかる後、ルーム別登録メモリ31からルームNoメモリ34に格納されているルームNoに対応した入時データを読出し、入時メモリ35に格納したならば、この入時メモリ35に格納した入時データに上記無料時間を加算して、入時データを無料時間だけ遅らせる。また、プリンタ12により上記無料時間をレシート用紙に印字出力する。そして印字出力後、フラグメモリ37に無料券フラグF3をセットしたならば、今回の処理を終了する。
【0023】
また、入力キーが現計キー27であった場合には、図8に具体的に示す登録締め処理を実行する。先ず、フラグメモリ37に無料券フラグF3がセットされているか否かを判断する。そして、セットされていない場合には無料券を用いない顧客の精算なので、ルーム別登録メモリ31からルームNoメモリ34に格納されているルームNoに対応した入時データを読出し、入時メモリ35に格納する。無料券フラグF3がセットされている場合には、無料券を用いた顧客の精算であり前記無料券登録処理においてすでに入時メモリに該当する入時データがセットされているので上記処理は行わない。
【0024】
次に、時計部4から現時刻を読出し、この現時刻を出時データとしてRAM3のワークエリアに記憶するとともに、この出時データから入時メモリ35内の入時データを引いて使用時間を算出する。そして、この使用時間データを同ワークエリアに記憶する。
次に、料金計算項目メモリ33に設定されている基本単位時間データを読出し、使用時間データから基本単位時間データを引いて延長時間を算出する。そして、この延長時間データを同ワークエリアに記憶した後、この延長時間データが「0」より大きいか否か、つまりは延長時間があるか否かを判断する。そして延長時間がない場合には、延長料金データを0円として同ワークメモリに記憶する。これに対して延長時間がある場合には、料金計算項目メモリ33に設定されている延長単位時間及び延長単位料金の各データを読出す。そして、延長時間データを延長単位時間データで除算し、その商の小数点以下を切り上げた整数を延長回数として算出したならば、延長単位料金に上記延長回数を乗算して延長料金を算出し、この延長料金データを同ワークメモリに記憶する。
【0025】
次に、料金計算項目メモリ33に設定されている基本単位料金データを読出し、この基本単位料金データに上記延長料金データを加算して使用料金を算出する。そして、この使用料金データを総計メモリ36に格納する。また、ルーム別登録メモリ31からルームNoメモリ34に格納されているルームNoに対応した売上合計金額データを読出し、この売上合計金額データをプリンタ12によりレシート用紙に印字出力するとともに、総計メモリ36の使用料金データに加算して総計データを算出する。
【0026】
しかる後、ワークエリアに格納した出時データ,使用時間データ及び使用料金データと、総計メモリ36の総計データとを、プリンタ12によりレシート用紙に印字出力する。そして印字出力後、レシート用紙を精算レシート42(図9(b)を参照)として発行する。しかる後、ルーム別登録メモリ31のルームNoメモリ34に格納されたルームNoに対応する入時データ及び売上合計金額データをクリアする。また、フラグメモリ37にセットされているルームフラグF1,登録中フラグF2及び無料券フラグF3をリセットし、ワークエリアをクリアしたならば、今回の処理を終了する。
【0027】
このように構成された本実施の形態の電子式キャッシュレジスタを会計装置として用いるカラオケボックス店においては、予め、料金計算項目メモリ33に基本単位時間,基本単位料金,延長単位時間,延長単位料金及び無料単位時間の料金計算に必要な各項目のデータを設定する。例えば、入時より1時間以内は2000円であり、それ以後は30分延長する毎に500円である店で、なおかつ30分単位の時間を無料時間とする無料券を顧客に配布する運用の店の場合は、図3に示すように、基本単位時間として60分を、基本単位料金として2000円を、延長単位時間として30分を、延長単位料金として500円を、無料単位時間として30分をそれぞれ設定する。
【0028】
この状態で、顧客が空いているカラオケルームに入室し、飲食品などの商品の注文を受けると、電子式キャッシュレジスタのオペレータは、登録モードにおいて、先ず、ルームNoキー28を入力する。次いで、置数キー22により当該顧客が入室したカラオケルームのルームNoを置数し、×キー24を入力する。そうすると、この置数入力されたルームNoに対応して現時刻が入時データとしてルーム別登録メモリ31にセットされる。また、このルームNoと入時データとがレシート用紙に印字される。
【0029】
次に、オペレータは顧客から注文を受けた商品の商品コードがプリセットされている商品キー21を1品ずつ入力して商品登録を行う。このとき、同一商品を複数登録する場合には、商品キー21の入力直前に置数キー22で販売点数を置数し、×キー24を入力する。そうすると、当該ルームNoに対応して登録商品の販売金額合計が売上合計金額としてルーム別登録メモリ31にセットされる。また、登録商品の明細データがレシート用紙に印字される。
【0030】
次に、オペレータは繰越キー25を入力する。そうすると、繰越レシート41が発行される。
図9(a)は繰越レシート41の一発行例を示しており、具体的には、1998年1月1日の12時35分にルームNo0001のカラオケルームに入室し、単価500円の商品Aを5点注文した顧客に対して発行される繰越レシート41の一例である。
【0031】
また、カラオケルームを使用した顧客が精算を申し出た場合には、無料券を使用する場合と使用しない場合とでオペレータの操作が異なる。先ず、無料券を使用しない場合には、オペレータはルームNoキー28を入力し、次いで置数キー22により当該顧客が入室したカラオケルームのルームNoを置数し、×キー24を入力した後、現計キー27を入力する。そうすると、ルーム別登録メモリ31に当該ルームNoに対応してセットされている入時データの入時刻から現時刻までの経過時間が使用時間として算出される。そして、使用時間が基本単位時間を経過していない場合には、使用料金として基本単位料金がそのまま適用される。これに対し、使用時間が基本単位時間を超える場合には使用時間から基本単位時間を引いた時間が延長時間として算出され、この延長時間と延長単位時間とから延長回数が算出される。そして、延長単位料金の該延長回数を乗算した金額が延長料金として算出され、この延長料金に基本単位料金を加算した金額が使用料金として算出される。
こうして、使用時間に対応した使用料金が算出されると、その使用料金に商品の売上合計金額が加算されて総額が算出される。そして、この総額に対する精算レシートが印字発行される。
【0032】
一方、顧客が無料券を使用する場合には、その無料券の無料時間をチェックし、無料単位時間に等しければ単に無料券キー29を入力する。また、無料時間が無料単位時間の整数倍であれば、その整数値を置数キー22で置数し、×キー24を入力した後、無料券キー29を入力する。そうすると、ルーム別登録メモリ31に当該ルームNoに対応してセットされている入時データが読出され、この入時データに無料時間が加算される。すなわち、当該顧客の入時刻が無料時間だけ遅くなる。
しかる後、オペレータは現計キー27を入力する。そうすると、無料時間だけ遅くなった入時刻から現時刻までの使用時間に対して前述した無料券を使用する場合と使用しない場合と同様の手順で使用料金が求められ、総額が算出されて、精算レシート42が印字発行される。
【0033】
図9(b)は無料券を使用した顧客に対する精算レシート42の一発行例を示しており、具体的には、1998年1月1日の12時35分にルームNo0001のカラオケルームに入室し、その1時間25分後の同日14時00分に退室した顧客で、商品の売上合計金額が2500円であり、かつ無料時間が30分の無料券を使用した場合に発行される精算レシート42の一例である。すなわち、入時刻を実際の時刻12時35分より無料時間30分だけ遅くして(13時05分)から使用時間を計算し使用料金を求めるので、使用時間は55分であり、使用料金は基本単位料金の2000円である。
【0034】
このように本実施の形態によれば、カラオケルームの使用終了に伴う使用料金の精算時に使用料金が無料となる無料時間が登録されると、カラオケルームの使用開始時にルームNo別に登録された入時刻を無料時間だけ遅らせてから使用料金を計算するようにしたので、無料時間を基本単位時間に合せる必要がなくなる。また、無料時間の長短に拘らず使用料金が発生した顧客からは必ず基本料金を徴収できるようになる。
【0035】
なお、前記一実施の形態では、予め無料単位時間を設定し、この無料単位時間の整数倍を無料時間として登録したが、無料券登録の際に無料時間を置数入力するようにしてもよい。孔することにより、無料時間をより細かく設定できるようになる。
【0036】
また、前記一実施の形態では、無料時間が登録されると使用開始時刻である入時刻を無料時間だけ遅らせてから使用料金を計算したが、使用終了時刻である出時刻を無料時間だけ早めてから使用料金を計算するようにしてもよい。
図10はこの変形例における無料券登録処理を示しており、図11は登録締め処理を示している。すなわちこの変形例では、無料券登録処理において、無料時間が登録されると、時計部4から現時刻を読出し、この現時刻をRAM3に形成した出時メモリに格納した後、上記無料時間だけ出時メモリの時刻データを早めるべく減算処理を行う。また、登録締め処理においては、無料券フラグF3がセットされていない場合に時計部4から読取った現時刻を出時メモリに格納する。次いで、ルーム別登録メモリ31からルームNoメモリ34に格納されているルームNoに対応した入時データを読出し、入時メモリ35に格納した後、出時メモリ内の出時データから入時メモリ35内の入時データを引いて使用時間を算出する。その後は前記一実施の形態と同様にして使用料金を算出し、精算レシートを発行する。このような構成を採用しても、前記一実施の形態と同様な効果を奏し得る。また、例えば何時までに来店していただければ幾らかの値引きをするというような入時時刻による値引きサービスを実施する店でも本装置を導入できるようになる。
【0037】
この他、本発明をPOS(Point Of Sales)ターミナルに適用したり、使用料金の計算手順や無料時間の登録方法を変更するなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0038】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の電子式キャッシュレジスタであれば、一定時間の使用料金を無料にする無料券を用いて精算を行う客からも確実に基本料金を徴収できる上、無料時間として任意の時間を設定できるようになり、運用面の拡張を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である電子式キャッシュレジスタの要部構成を示すブロック図。
【図2】 同電子式キャッシュレジスタのキーボードを示す図。
【図3】 同電子式キャッシュレジスタのRAMに形成した主要なメモリエリアを示す図。
【図4】 同電子式キャッシュレジスタのCPUが実行する登録業務処理のメイン処理を示す流れ図。
【図5】 同登録業務処理中の商品登録処理を具体的に示す流れ図。
【図6】 同登録業務処理中の登録繰越処理を具体的に示す流れ図。
【図7】 同登録業務処理中の無料券登録処理を具体的に示す流れ図。
【図8】 同登録業務処理中の登録締め処理を具体的に示す流れ図。
【図9】 本発明の一実施の形態において発行されるレシートの一例を示す図。
【図10】本発明の他の実施の形態における無料券登録処理を具体的に示す流れ図。
【図11】同他の実施の形態における登録締め処理を具体的に示す流れ図。
【符号の説明】
1…CPU
2…ROM
3…RAM
4…時計部
29…無料券キー
31…ルーム別登録メモリ
33…料金計算項目メモリ
41…繰越レシート
42…精算レシート

Claims (3)

  1. 使用開始時刻を登録する入時登録手段と、使用終了時刻を登録する出時登録手段とを設け、前記使用開始時刻から使用終了時刻までの経過時間を算出し、この経過時間と予め設定された基本単位時間当たりの基本料金及び延長単位時間当たりの延長料金とに基づいて使用料金を算出して売上登録処理する電子式キャッシュレジスタにおいて、
    使用料金が無料となる無料時間を登録する無料登録手段と、この無料登録手段により無料時間が登録されると前記使用開始時刻または使用終了時刻を該無料時間だけずらしてから前記使用料金の計算を行う演算制御手段とを具備したことを特徴とする電子式キャッシュレジスタ。
  2. 演算制御手段は、使用開始時刻を該無料時間分遅らせてから前記使用料金の計算を行う手段であることを特徴とする請求項1記載の電子式キャッシュレジスタ。
  3. 演算制御手段は、使用終了時刻を該無料時間分早めてから前記使用料金の計算を行う手段であることを特徴とする請求項1記載の電子式キャッシュレジスタ。
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