JP3958026B2

JP3958026B2 - Disaster prevention information system and disaster prevention information provision program

Info

Publication number: JP3958026B2
Application number: JP2001344490A
Authority: JP
Inventors: 隆郎雨宮
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 2001-04-03
Filing date: 2001-11-09
Publication date: 2007-08-15
Anticipated expiration: 2021-11-09
Also published as: JP2002367065A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示された地図上の所望地点を指示するだけで、洪水被害の履歴及び予測の防災情報を提供する防災情報システム及び防災情報提供プログラムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来において、河川に沿ったある地点の堤防決壊による洪水の発生に伴う浸水被害を予測する防災情報システムにおいて、過去の洪水被害履歴の中で類似するケースを検索する場合、大量に収集され蓄積された被害履歴情報について、それぞれ人手により情報の読取りと判断とを行うものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従って、従来の防災情報システムにおいては、大量に収集され蓄積された被害履歴情報の中から、該当するケースを見つけ出すには、人手による作業のため、情報の読取りに多大の時間と手間とを要するばかりでなく、見落とし等の可能性もあり、検索結果についての正確性にも欠ける等の難点がある。
【０００４】
そこで、本発明の目的は、表示された地図において所望地点の指示を行うだけで、過去の洪水被害や予測される洪水被害の表示を行い、防災活動に有効に活用することができる防災情報システム及び防災情報提供プログラムを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る本発明の防災情報システムは、河川における過去の洪水情報が記憶された洪水履歴データベースと、前記河川を含む地図情報に基づいて地図画像を画面上に表示する表示制御手段と、前記表示された地図画像上における所望地点の指定を受けると、当該地点における前記河川の川幅に基づき、前記所定距離範囲を決定する距離範囲決定手段と、前記表示された地図画像上における所望地点の指定を受けて、当該指定された地点から前記距離範囲決定手段により決定された所定距離範囲の地点に関する洪水情報を前記洪水履歴データベースから求めて、この求められた洪水情報が複数ある場合に、これらの洪水情報を前記画面上に表示する履歴表示制御手段とを具備することを特徴とする。また、請求項５に係る本発明の防災情報システムは、河川における洪水予測情報を提供する洪水予測提供手段と、前記河川を含む地図情報に基づいて地図画像を画面上に表示する表示制御手段と、前記表示された地図画像上における所望地点の指定を受けると、当該地点における前記河川の川幅に基づき、前記所定距離範囲を決定する距離範囲決定手段と、前記表示された地図画像上における所望地点の指定を受けて、当該指定された地点から前記距離範囲決定手段により決定された所定距離範囲の地点に関する洪水予測情報の提供を前記洪水予測提供手段から得て、この得られた洪水予測情報が複数ある場合に、これらの洪水予測情報を前記画面上に表示する予測表示制御手段とを具備することを特徴とする。また、請求項２に係る本発明の防災情報システムでは、前記履歴表示制御手段は、洪水情報が複数ある場合には指定された所望地点から近いものから順に前記洪水情報を前記画面上に表示することを特徴とする。請求項３に係る本発明の防災情報システムでは、前記洪水情報は堤防の決壊地点に関する情報を含み、表示の場合には前記堤防の決壊地点に関する情報に基づき指定された所望地点から近いものから順に前記洪水情報を前記画面上に表示することを特徴とする。請求項４に係る本発明の防災情報システムでは、前記洪水情報は浸水戸数に関する情報を含み、表示の場合には前記浸水戸数に関する情報に基づき浸水戸数の多いものから順に前記洪水情報を前記画面上に表示することを特徴とする。また、請求項６に係る本発明の防災情報システムでは、前記履歴表示制御手段は、洪水予測情報が複数ある場合には指定された所望地点から近いものから順に前記洪水予測情報を前記画面上に表示することを特徴とする。請求項７に係る本発明の防災情報システムでは、前記洪水予測情報は堤防の決壊地点に関する情報を含み、表示の場合には前記堤防の決壊地点に関する情報に基づき指定された所望地点から近いものから順に前記洪水予測情報を前記画面上に表示することを特徴とする。請求項８に係る本発明の防災情報システムでは、前記洪水予測情報は浸水戸数に関する情報を含み、表示の場合には前記浸水戸数に関する情報に基づき浸水戸数の多いものから順に前記洪水予測情報を前記画面上に表示することを特徴とする。
【０００６】
請求項９に係る本発明の防災情報提供プログラムは、河川における過去の洪水情報が記憶された洪水履歴データベースにアクセスするコンピュータに適用される防災情報提供プログラムであって、前記河川を含む地図情報に基づいて地図画像を画面上に表示する表示制御ステップと、前記表示された地図画像上における所望地点の指定を受けると、当該地点における前記河川の川幅に基づき、前記所定距離範囲を決定する距離範囲決定ステップと、前記表示された地図画像上における所望地点の指定を受けて、当該指定された地点から前記距離範囲決定ステップにおいて決定された所定距離範囲の地点における洪水情報を前記洪水履歴データベースから求めて、この求められた洪水情報が複数ある場合に、これらの洪水情報を前記画面上に表示する履歴表示制御ステップとを具備することを特徴とする。請求項１３に係る本発明の防災情報提供プログラムは、河川における洪水予測情報を提供する洪水予測提供システムにアクセスするコンピュータに適用される防災情報提供プログラムであって、前記河川を含む地図情報に基づいて地図画像を画面上に表示する表示制御ステップと、前記表示された地図画像上における所望地点の指定を受けると、当該地点における前記河川の川幅に基づき、前記所定距離範囲を決定する距離範囲決定ステップと、前記表示された地図画像上における所望地点の指定を受けて、当該指定された地点から前記距離範囲決定ステップにおいて決定された所定距離範囲の地点における洪水予測情報の提供を前記洪水予測提供システムから得て、この得られた洪水予測情報が複数ある場合に、これらの洪水予測情報を前記画面上に表示する予測表示制御ステップとを具備することを特徴とする。また、請求項１０に係る本発明の防災情報提供プログラムは、前記履歴表示制御ステップでは、洪水情報が複数ある場合には指定された所望地点から近いものから順に前記洪水情報を前記画面上に表示することを特徴とする。請求項１１に係る本発明の防災情報提供プログラムでは、前記洪水情報は堤防の決壊地点に関する情報を含み、表示の場合には、前記堤防の決壊地点に関する情報に基づき指定された所望地点から近いものから順に前記洪水情報を前記画面上に表示することを特徴とする。請求項１２に係る本発明の防災情報提供プログラムは、前記洪水情報は浸水戸数に関する情報を含み、表示の場合には、前記浸水戸数に関する情報に基づき浸水戸数の多いものから順に前記洪水情報を前記画面上に表示することを特徴とする。請求項１４に係る本発明の防災情報提供プログラムは、前記予測表示制御ステップでは、洪水予測情報が複数ある場合には指定された所望地点から近いものから順に前記洪水予測情報を前記画面上に表示することを特徴とする。請求項１５に係る本発明の防災情報提供プログラムでは、前記洪水予測情報は堤防の決壊地点に関する情報を含み、表示の場合には、前記堤防の決壊地点に関する情報に基づき指定された所望地点から近いものから順に前記洪水予測情報を前記画面上に表示することを特徴とする。請求項１６に係る本発明の防災情報提供プログラムでは、前記洪水予測情報は浸水戸数に関する情報を含み、表示の場合には、前記浸水戸数に関する情報に基づき浸水戸数の多いものから順に前記洪水予測情報を前記画面上に表示することを特徴とする。
【０００７】
請求項１７に係る本発明の防災情報提供プログラムは、河川における過去の洪水情報と前記河川を含む地図情報を提供するサイトを備えるネットワークに設けられるサーバコンピュータから、クライアントコンピュータへダウンロードされ前記クライアントコンピュータにより実行される防災情報提供プログラムにおいて、前記サイトへアクセスして河川を含む地図情報を画面上に表示する表示制御ステップと、前記表示された地図画像上における所望地点の指定を受けると、当該地点における前記河川の川幅に基づき、前記所定距離範囲を決定する距離範囲決定ステップと、前記表示された地図画像上における所望地点の指定を受けて、当該指定された地点から前記距離範囲決定ステップにおいて決定された所定距離範囲の地点における洪水情報について前記サイトから提供を受け、提供された洪水情報が複数ある場合に、これらの洪水情報を前記画面上に表示する履歴表示制御ステップとを具備することを特徴とする。請求項２１に係る本発明の防災情報提供プログラムは、河川における洪水予測情報と前記河川を含む地図情報を提供するサイトを備えるネットワークに設けられるサーバコンピュータから、クライアントコンピュータへダウンロードされ前記クライアントコンピュータにより実行される防災情報提供プログラムにおいて、前記サイトへアクセスして河川を含む地図情報を画面上に表示する表示制御ステップと、前記表示された地図画像上における所望地点の指定を受けると、当該地点における前記河川の川幅に基づき、前記所定距離範囲を決定する距離範囲決定ステップと、前記表示された地図画像上における所望地点の指定を受けて、当該指定された地点から前記距離範囲決定ステップにおいて決定された所定距離範囲の地点における洪水予測情報の提供を受けて、提供された洪水予測情報が複数ある場合に、これらの洪水予測情報を前記画面上に表示する予測表示制御ステップとを具備することを特徴とする。請求項１８に係る本発明の防災情報提供プログラムは、前記履歴表示制御ステップでは、洪水情報が複数ある場合には指定された所望地点から近いものから順に前記洪水情報を前記画面上に表示することを特徴とする。請求項１９に記載の防災情報提供プログラムでは、前記洪水情報は堤防の決壊地点に関する情報を含み、表示の場合には、前記堤防の決壊地点に関する情報に基づき指定された所望地点から近いものから順に前記洪水情報を前記画面上に表示することを特徴とする。請求項２０記載の防災情報提供プログラムでは、前記洪水情報は浸水戸数に関する情報を含み、表示の場合には、前記浸水戸数に関する情報に基づき浸水戸数の多いものから順に前記洪水情報を前記画面上に表示することを特徴とする。請求項２２に係る本発明の防災情報提供プログラムは、前記予測表示制御ステップでは、洪水予測情報が複数ある場合には指定された所望地点から近いものから順に前記洪水予測情報を前記画面上に表示することを特徴とする。請求項２３に記載の防災情報提供プログラムでは、前記洪水情報は堤防の決壊地点に関する情報を含み、表示の場合には、前記堤防の決壊地点に関する情報に基づき指定された所望地点から近いものから順に前記洪水情報を前記画面上に表示することを特徴とする。請求項２４記載の防災情報提供プログラムでは、前記洪水情報は浸水戸数に関する情報を含み、表示の場合には、前記浸水戸数に関する情報に基づき浸水戸数の多いものから順に前記洪水情報を前記画面上に表示することを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る防災情報システム及び防災情報提供プログラムの実施例につき、添付図面を参照して説明する。
【０００９】
図１は、本発明に係る防災情報システムのシステム構成の一実施例を示す概略ブロック結線図である。すなわち、本実施例における防災情報システムは、洪水発生地情報と地図情報の統一管理システムを構成し、そのシステム構成は、過去の洪水被害履歴に関する情報を蓄積した洪水被害履歴情報蓄積管理部１０と、河川周辺地域の地図情報を蓄積した地図情報蓄積管理部１２と、前記地図情報に基づいて所要の河川周辺地域における堤防決壊仮想地点を入力指定するマウス等の手動入力手段１４および地点入力部１６と、入力指定された地点の周辺地域における過去の洪水被害履歴に関する情報を検索する洪水被害履歴検索部１８と、前記検索結果を洪水危険地域として堤防決壊仮想地点についての地図情報と被害データとを表示するディスプレイ手段を備えた表示部２０とを具備した構成からなる。
【００１０】
すなわち、前記構成における洪水被害履歴検索部１８においては、入力指定された地点の周辺地域における過去の洪水被害履歴に関する情報を、前記洪水被害履歴情報蓄積管理部１０と地図情報蓄積管理部１２とにそれぞれ蓄積された洪水被害履歴情報および地図情報とから、過去の洪水被害履歴を演算処理により迅速かつ確実に検索することができる。そして、前記表示部２０においては、前記検索部１８における検索結果を洪水危険地域として堤防決壊仮想地点についての地図情報と被害データとをそれぞれ所要のディスプレイ手段により表示することができる。
【００１１】
また、本実施例の洪水発生地情報と地図情報の統一管理システムにおいては、図１に示すように、前記地点入力部１６により指定された河川周辺地域における雨量、河川水位、河川水量等の計測値を入力する雨量等計測値入力部２２と、前記洪水被害履歴検索部１８により検索された洪水危険域において堤防決壊の危険性のある地点を判定する堤防決壊危険性地点判定部２４とを設け、前記堤防決壊危険性地点判定部２４において判定された堤防決壊の危険性のある地点を前記表示部２０にて表示するように構成することができる。なお、前記構成における雨量等計測値入力部２２は、例えば各地に配設した雨量計等の防災センサにより得られる計測値を、テレメータシステムにより収集して入力することができる。
【００１２】
次に、前記構成からなる本実施例の洪水発生地情報と地図情報の統一管理システムの制御動作につき、図２に示す制御操作プログラムのフローチャートに基づいて図１を参照しながら説明する。また、この場合の制御動作に際し、前記表示部２０における画面表示例について、それぞれ図３ないし図５を参照しながら説明する。
【００１３】
図２において、まず、マウス等の手動入力手段１４により検索入力を開始する。この場合、表示部２０のディスプレイ手段により画面表示した地図情報に対して、所要の河川における堤防の決壊仮想地点を、クリック指定することにより、地点入力部１６に所定の堤防決壊仮想地点の位置情報が入力される（ＳＴＥＰ−１）。
【００１４】
この場合における前記ディスプレイ手段での画面表示例は、予め選択された所定の河川における堤防を示す地図上において、その決壊仮想地点を矢印で示すようにクリック指定することができる〔図３の（ａ）参照〕。さらに、選択された河川における各地域に配設された雨量計等の防災センサＳ-1〜Ｓ-5の設置位置が地図上に示される〔図３の（ｂ）参照〕と共に、各防災センサＳ-1〜Ｓ-5による計測値を表示させる〔図３の（ｃ）参照〕ように設定することができる。
【００１５】
また、前記地点入力部１６に入力された堤防決壊仮想地点に基づいて、洪水被害履歴検索部１８において、前述した洪水被害履歴情報蓄積管理部１０と地図情報蓄積管理部１２とにそれぞれ蓄積された洪水被害履歴情報および地図情報とから、指定された地点の周辺地域における過去の洪水被害履歴に関する情報が、演算処理により迅速かつ確実に検索される（ＳＴＥＰ−２）。そして、検索結果が表示部２０に表示される（ＳＴＥＰ−３）。
【００１６】
この場合における前記ディスプレイ手段での画面表示例は、指定された地点の周辺地域における過去の洪水被害履歴に関する情報として、該当地域〔Ａ〕、〔Ｂ〕、〔Ｃ〕が地図上に示される〔図４の（ａ）参照〕。また、この場合に、前記該当地域〔Ａ〕、〔Ｂ〕、〔Ｃ〕のいずれかをクリック指定することにより、該当地域の洪水による浸水エリア〔Ａ′〕（斜線で示す）を地図上に示すと共に、洪水被害の被災データ（発生日時、決壊地点、浸水戸数、被害金額等）を表示させることができる〔図４の（ｂ）参照〕。
【００１７】
次に、前記検索結果に基づいて、堤防決壊の危険性のある地点の判定および予測を行うか否かを選択する（ＳＴＥＰ−４）。前記判定および予測を行わない場合は、そのまま終了する。判定および予測を行う場合は、前記検索結果に基づいて、堤防決壊仮想地点の周辺地域における過去の洪水被害履歴情報の中から、堤防決壊仮想地点周辺の河川堤防高の最低地点や護岸工事状態での危険地点をそれぞれ検索する（ＳＴＥＰ−５）。そして、前記堤防決壊危険性地点判定部２４において、堤防決壊の危険性の高い地点を判定し、その結果を表示部２０に表示することができる（ＳＴＥＰ−６）。
【００１８】
この場合における前記ディスプレイ手段での画面表示例は、例えば図５に示すように、指定された堤防決壊の危険性の高い地点〔Ａ″〕を、地図上において部分的に点滅表示させたり、色替え表示させることにより、警報表示することができる。以上により制御操作を終了させることができる。
【００１９】
本発明に係る防災情報システムによれば、過去の洪水被害履歴に関する情報を蓄積した洪水被害履歴情報蓄積管理部と、指定した河川の周辺地域における洪水の発生の危険性について、過去の洪水被害の履歴を演算処理により検索することにより、洪水被害の表示を行い、防災活動に有効に活用することができる。
【００２０】
さらに、本発明に係る防災情報システムによれば、指定された河川周辺地域における雨量、河川水位、河川水量等の計測値を入力することにより、堤防決壊の危険性のある地点を予測判定することが可能となり、この場合に予測される堤防決壊の危険性のある地点を地図上に表示させることにより、防災活動に活用し得る洪水被害予測をさらに有効なものとすることができる等、多くの優れた利点が得られる。
【００２１】
次に、クライアント−サーバシステムとして構成した本発明の防災情報システムを説明する。このシステムは図６に示されるように、ネットワークであるＬＡＮ１にテレメータシステム２とクライアント３とサーバ４が接続されたシステムである。テレメータシステム２には、各河川（図６にはＡ川のみを表示）の所定位置における水位を検出する水位計や所定位置における雨量を検出する雨量計により構成されるセンサ５−１〜５−ｎが接続されている。テレメータシステム２は、センサ５−１〜５−ｎにより得られた情報をＬＡＮ１を介してサーバ４へ送信する。
【００２２】
クライアント３とサーバ４とは、パーソナルコンピュータやワークステーションにより構成され、クライアント３にはＷｅｂブラウザ３１が備えられており、サーバ４にはＷＷＷサーバ４１、防災情報提供プログラム４２、地図情報データベース４３、洪水履歴データベース４４、洪水予測データベース４５及びデータベース管理部４６が備えられている。
【００２３】
Ｗｅｂブラウザ３１は、ＷＷＷサーバ４１へアクセスしてサーバ４の記憶媒体に記憶された防災情報提供プログラム４２のダウンロードを受けることができる。Ｗｅｂブラウザ３１内に描かれている防災情報提供プログラム４２は、ダウンロードされ記憶媒体に記憶されたものを示しており、地図処理手段３２と表示制御手段３３とを含んでいる。この防災情報提供プログラム４２は、後にフローチャートにより説明する洪水履歴情報の表示処理や洪水予測情報の表示処理を実行する。
【００２４】
上記の地図処理手段３２は、ＷＷＷサーバ４１により提供されるベクタデータによりなる地図情報を処理してイメージ表示可能な情報とするものであり、表示制御手段３３は、イメージ表示可能な情報をＣＲＴ等へ表示する制御を行うものである。
【００２５】
ＷＷＷサーバ４に備えられている地図情報データベース４３には、このシステムにおいて防災情報を引き出すための河川付近の地図情報がベクタデータとして記憶されており、洪水履歴データベース４４には上記河川において過去に発生した洪水の履歴データが記憶されている。この洪水履歴データベース４４の記憶内容の一例を図７に示す。洪水履歴データは、１件の洪水毎にまとめられており、発生日時、経度緯度情報を含む決壊地点の情報、浸水戸数、被害全額、被害の範囲の各情報が記憶されたものである。
【００２６】
洪水予測データベース４５には、上記河川において発生し得る洪水の予測データが記憶されている。この予測データは、過去における履歴データに基づき水位や雨量を増加させた場合に広がる被害予想範囲をシミュレートすると共に、その後に行われた護岸工事等による防災対策を加味して被害予測を計算してデータベース化したもので、センサ５−１〜５−ｎから得られる水位や雨量の観測データが過去のどの洪水に近いかに基づき一連の予測データを取り出し可能となっている。例えば、ある地点でｄミリの降雨量があり、ある位置の水位がｆメートルのときに、これに最も近い過去の洪水履歴データ及びこれに付随する一連の予測データを引き出し可能となっている。
【００２７】
そして、一連の予測データは例えば図８に示されるようである。つまり、現在の雨量と水位とがテレメータシステム２から得られるのに対応し、過去の最も類似した洪水履歴データが右端の表面に描かれたデータとすると、雨量が１ミリ増加する毎の予測データがまとめられ、また水位が１０センチ増加する毎に異なる予測データのファイルとされている。予測データの内容は経度緯度情報を含む決壊地点の情報、浸水戸数、被害全額、被害の範囲の各情報が記憶されたものであり、基本的に洪水履歴データベース４４に記憶されたデータと同じ形態のものである。
【００２８】
上記地図情報データベース４３、洪水履歴データベース４４、洪水予測データベース４５のデータはＵＲＬを用いた指定によってデータベース管理部４６からクライアント３へ提供される。以上のように構成されたクライアント−サーバシステムにあっては、図９から図１２に示されるフローチャートに対応するプログラムにより処理を実行して動作を行うので、これを説明する。
【００２９】
まず、図９に示されるように、クライアント３においてＷｅｂブラウザ３１が起動される（Ｓ１）。そして、Ｗｅｂブラウザ３１を用いてＷＷＷサーバ４１へアクセスし、防災情報提供プログラムを要求する（Ｓ２）。これに対してＷＷＷサーバ４１はＷｅｂブラウザ３１の要求を受け付け、防災情報提供プログラムをダウンロードする（Ｓ１１）。Ｗｅｂブラウザ３１は、ダウンロードされたプログラムに基づき例えば図８に示すような河川選択の画面を表示する（Ｓ３）。
【００３０】
図１３に示されている河川選択の画面において、ボタン５１は洪水履歴選択のボタンであり、ボタン５２は洪水予測選択のボタンであり、Ａ川、Ｂ川、ＣＣＣ川等の表示は河川選択ボタン５３として機能するようにＵＲＬが対応づけられている。ここで、Ａ川がマウスクリックにより選択されると、河川選択の入力有りの待ち状態（Ｓ４）から上記対応のＵＲＬにより該当河川の地図ファイルへジャンプし（Ｓ５）、Ｗｅｂブラウザ３１において例えば図１４に示す如くにＡ川が表示される（Ｓ６）。
【００３１】
上記のときにはデータベース管理部４６は図１０のステップＳ１３において、地図情報データベース４３の該当地図情報提供を行っている（Ｓ１３）。一方、図９のフローチャートにおける履歴と予測のボタン５１、５２の操作待ち状態において（Ｓ７）、履歴のボタン５１がマウスクリックされると図１１のフローチャートに示される履歴情報表示処理へ進み、予測のボタン５２がマウスクリックされると図１２のフローチャートに示される予測情報表示処理へ進む。
【００３２】
図９のフローチャートのステップＳ７において、履歴情報表示処理へ進んだ場合には、地図処理手段３２により地点指示のマウスクリックがなされるのを待ち受ける（図１１のＳ２１）。この待ち受け状態において例えば、図１４の「Ｘ」マークの位置においてマウスクリックがなされると、この画面におけるマウスクリック位置の座標情報に基づき、地図処理手段３２は対応する位置情報（緯度経度）を求めると共に、例えばこの地点における川幅を地図情報から求めてサーバ４へ履歴情報か予測情報の表示処理の区分情報と共に送出する（Ｓ２２）。上記において川幅を地図情報から求めるために、地図情報として川縁の各位置における川幅情報が含まれており、上記のような図１４の「Ｘ」マークの位置においてマウスクリックがなされると、この座標情報から上記の川幅情報を用いて当該位置に対応する川幅を求めることができる。
【００３３】
データベース管理部４６では図１０のフローチャートに示されるように、上記の図１４の「Ｘ」マークの位置に対応する位置情報を受け取り（Ｓ１４）、履歴情報か予測情報の表示処理の区分情報に基づき、いずれが行われているかを検出する（Ｓ１５）。このステップＳ１５において履歴情報の表示処理が行われていることが検出された場合には、指示地点に関して、川幅の情報を考慮して当該川幅の所定倍の範囲において生じた過去の洪水のデータを洪水履歴データベース４４から求めて全てを送出する（Ｓ１６）。
【００３４】
このデータはＷｅｂブラウザ３の防災情報提供プログラム４２において受け取られて（図１１のステップＳ２３）、１件毎の洪水履歴情報とされて図１５に示されるようにＡ川の地図上にポップアップウインドウＷとして表示される（Ｓ２４）。このとき、表示制御手段３３は、先の指示地点（「Ｘ」マークの位置）に最も近い地点において発生した１件の洪水の履歴情報を最初に表示し、次候補の要求がなされる毎に（Ｓ２５）、次に近い地点において発生した１件の洪水の履歴情報を表示する。このようにして、次候補が無くなったときには最初の表示へ戻り表示を続ける（Ｓ２４）。
【００３５】
なお、上記のような距離の近い順による表示ではなく、浸水戸数が多い洪水の順に表示を行っても良い。つまり、最も浸水戸数が多い１件の洪水の履歴情報を最初に表示し、次候補の要求がなされる毎に（Ｓ２５）、次に浸水戸数が多い１件の洪水の履歴情報を表示する。このようにして、次候補が無くなったときには最初の表示へ戻り表示を続ける（Ｓ２４）。上記のいずれによる表示を行うかについては、システムにより予め行うようにするか、或いは、両方のプログラムをＷＷＷサーバ４に用意して、Ｗｅｂブラウザ３１による要求時に選択するようにして良い。
【００３６】
ポップアップウインドウＷには、「エリア表示」のボタンが表示され、このボタンに対するマウスクリックが検出されている（Ｓ２６）。このボタンに対しマウスクリックがなされたことを検出すると、図７に示されるように浸水範囲のベクタデータが与えられているので、地図処理手段３２はこれに基づき浸水範囲の画像Ｆを作成してＡ川の所要位置に重ねて図１６に示されるように表示する（Ｓ２７）。
【００３７】
また、浸水範囲の画像Ｆを地図上に表示した場合（Ｓ２７）にあっては、ボタン５４に対するマウスクリックにより表示を元に戻すかに関して検出が行われ（Ｓ２８）、このボタン５４に対するマウスクリックが行われると、図１６の如きエリア表示の画面から図１５に示されるような履歴情報を文字表示する画面へと戻り（Ｓ２９）、以下ステップＳ２５以降の処理が行われる。
【００３８】
以上のようにして、所望の河川の地図をサーバ４から引き出し表示して、その河川の所望位置をマウスクリックするだけで、クリックした位置から所定距離範囲において過去に生じた洪水の履歴情報を表示させることができ、極めて効率良く履歴情報を得て防災に利用することができる。なお上記において、いずれの表示状態においても「戻る」ボタンによりその前の表示状態に戻り、「終了」によりＷｅｂブラウザ３１による処理を終了することができる。
【００３９】
図９におけるステップＳ７において、図１２のフローチャートにより示す予測情報表示処理へ進んだ場合には、地図処理手段３２により地点指示のマウスクリックがなされるのを待ち受ける（図１２のＳ３１）。この待ち受け状態において例えば、図１４の「Ｘ」マークの位置においてマウスクリックがなされると、この画面におけるマウスクリック位置の座標情報に基づき、地図処理手段３２は対応する位置情報（緯度経度）を求めると共に、例えばこの地点における川幅を地図情報から求めてサーバ４へ履歴情報か予測情報の表示処理の区分情報と共に送出する（Ｓ３２）。上記において川幅を地図情報から求めるために、地図情報として川縁の各位置における川幅情報が含まれており、上記のような図１４の「Ｘ」マークの位置においてマウスクリックがなされると、この座標情報から上記の川幅情報を用いて当該位置に対応する川幅を求めることができる。
【００４０】
データベース管理部４６では図１０のフローチャートに示されるように、上記の図１４の「Ｘ」マークの位置に対応する位置情報を受け取り（Ｓ１４）、履歴情報か予測情報の表示処理の区分情報に基づき、いずれが行われているかを検出する（Ｓ１５）。このステップＳ１５において予測情報の表示処理が行われていることが検出された場合には、指示地点に関して、川幅の情報を考慮して当該川幅の所定倍の範囲において生じる予測データを洪水予測データベース４５から求めて全てを送出する（Ｓ１７）。
【００４１】
つまり、現在の雨量と水位とがテレメータシステム２から得られるので、この雨量と水位とのデータを用いて過去の最も類似した洪水履歴データを含む一連の予測データのファイル群が図８に示されるように記憶されているものを検索し、係る予測データのファイル群を得ることができる。これらの一連の予測データのファイル群がクライアント３へ送られる。
【００４２】
このデータはＷｅｂブラウザ３の防災情報提供プログラム４２において受け取られて（図１２のステップＳ３３）、予測データのファイル群が１件毎の洪水予測情報とされて図１７に示されるようにＡ川の地図上にポップアップウインドウＷに表示される（Ｓ３４）。このとき、表示制御手段３３は、先の指示地点（「Ｘ」マークの位置）に最も近い地点において発生した１件の洪水の予測情報を最初に表示する。このとき、現在（この状態）の水位と雨量がウインドウＤに表示され、これら表示された水位と雨量は夫々１０センチと１ミリずつアップ／ダウン可能である。このウインドウＤに対してアップ／ダウンの操作がなされ、或いは次候補の要求がなされる毎に（Ｓ３５）、アップ／ダウンされた水位と雨量に対応する１件の洪水の予測情報または次に近い地点において発生する１件の洪水の予測情報を表示する（Ｓ３４）。このようにして、次候補のファイルが無くなったときには最初の表示へ戻り表示を続ける（Ｓ３４）。
【００４３】
なお、上記のような距離の近い順による表示ではなく、浸水戸数が多い洪水の順に表示を行っても良いことは履歴情報の表示の場合と同様である。つまり、最も浸水戸数が多い１件の洪水の予測情報を最初に表示し、次候補の要求がなされる毎に（Ｓ３５）、次に浸水戸数が多い１件の洪水の予測情報を表示する。このようにして、次候補が無くなったときには最初の表示へ戻り表示を続ける（Ｓ３４）。上記のいずれによる表示を行うかについては、システムにより予め行うようにするか、或いは、両方のプログラムをＷＷＷサーバ４に用意して、Ｗｅｂブラウザ３１による要求時に選択するようにして良い。なお、距離により或いは浸水戸数により次候補が表示がされた場合において、水位と雨量は夫々１０センチと１ミリずつアップ／ダウン可能であり、これらの値を変更して予測情報を表示することができる。
【００４４】
上記の文字表示においてポップアップウインドウＷには、「エリア表示」のボタンが表示され、このボタンに対するマウスクリックが検出されている（Ｓ３６）。このボタンに対しマウスクリックがなされたことを検出すると、図８に示される浸水範囲のベクタデータが与えられているので、地図処理手段３２はこれに基づき浸水範囲の画像Ｆを作成してＡ川の所要位置に重ねて図１８に示されるように表示する（Ｓ３７）。
【００４５】
また、浸水範囲の画像Ｆを地図上に表示した場合（Ｓ３７）にあっては、ボタン５４に対するマウスクリックにより表示を元に戻すかに関して検出が行われ（Ｓ３８）、このボタン５４に対するマウスクリックが行われると、図１８の如きエリア表示の画面から図１７に示されるような予測情報を文字表示する画面へと戻り（Ｓ３９）、以下ステップＳ３５以降の処理が行われる。
【００４６】
以上のようにして、所望の河川の地図をサーバ４から引き出し表示して、その河川の所望位置をマウスクリックするだけで、クリックした位置から所定距離範囲において生じる洪水の予測情報を表示させることができ、極めて効率良く予測情報を得て防災に利用することができる。なお上記において、いずれの表示状態においても「戻る」ボタンによりその前の表示状態に戻り、「終了」によりＷｅｂブラウザ３１による処理を終了することができる。
【００４７】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、河川における過去の洪水情報が記憶された洪水履歴（予測）データベースを備え、上記河川を含む地図情報に基づいて地図画像を画面上に表示して、表示された地図画像上における所望地点の指定を受けると、当該指定された地点から所定距離範囲の地点に関する洪水情報を上記洪水履歴（予測）データベースから求めて、この求められた洪水情報に基づく表示を上記画面上に行うので、所望地点の指示を行うだけで、過去の洪水被害や予測される洪水被害の表示が行われ、防災活動に有効に活用することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る防災情報システムのシステム構成の一実施例を示す概略ブロック結線図。
【図２】本発明に係る防災情報システムの基本的な制御操作プログラムを示すフローチャート。
【図３】（ａ）〜（ｃ）は、図２に示す制御操作プログラムにおいて堤防決壊仮想地点の指定に際し、ディスプレイ手段により表示される地図情報および観測データの表示例を示す説明図。
【図４】（ａ）および（ｂ）は、図２に示す制御操作プログラムにおいて過去の洪水被害履歴情報として検索され、ディスプレイ手段により表示される地図情報および被災データの表示例を示す説明図。
【図５】図２に示す制御操作プログラムにおいて堤防決壊の危険性の高い地点として判定ないし予測され、ディスプレイ手段により表示される地図情報の表示例を示す説明図。
【図６】クライアント−サーバシステムとして構成した本発明に係る防災情報システムの構成図。
【図７】洪水履歴データベース４４の記憶内容の一例を示す図。
【図８】洪水予測データベース４５の記憶内容の一例を示す図。
【図９】クライアント−サーバシステムとして構成した本発明に係る防災情報システムにおけるクライアントの動作を説明するためのフローチャート。
【図１０】クライアント−サーバシステムとして構成した本発明に係る防災情報システムにおけるサーバの動作を説明するためのフローチャート。
【図１１】クライアント−サーバシステムとして構成した本発明に係る防災情報システムにおけるクライアントの動作を説明するためのフローチャート。
【図１２】クライアント−サーバシステムとして構成した本発明に係る防災情報システムにおけるクライアントの動作を説明するためのフローチャート。
【図１３】クライアント−サーバシステムとして構成した本発明に係る防災情報システムにおいてクライアントにて表示される河川選択用の表示画面の例を示す図。
【図１４】クライアント−サーバシステムとして構成した本発明に係る防災情報システムにおいてクライアントにて表示される河川選択後に該当河川が表示された画面の例を示す図。
【図１５】クライアント−サーバシステムとして構成した本発明に係る防災情報システムにおいてクライアントにて表示される河川選択後に所定位置の洪水履歴情報が文字表示された画面の例を示す図。
【図１６】クライアント−サーバシステムとして構成した本発明に係る防災情報システムにおいてクライアントにて表示される河川選択後に所定位置の洪水履歴情報が画像表示された画面の例を示す図。
【図１７】クライアント−サーバシステムとして構成した本発明に係る防災情報システムにおいてクライアントにて表示される河川選択後に所定位置の洪水予測情報が文字表示された画面の例を示す図。
【図１８】クライアント−サーバシステムとして構成した本発明に係る防災情報システムにおいてクライアントにて表示される河川選択後に所定位置の洪水予測情報が画像表示された画面の例を示す図。
【符号の説明】
１ＬＡＮ
２テレメータシステム
３クライアント
４サーバ
５−１〜５−ｎセンサ
１０洪水被害履歴情報蓄積管理部
１２地図情報蓄積管理部
１４マウス等の手動入力手段
１６地点入力部
１８洪水被害履歴検索部
２０表示部
２２雨量等計測値入力部
２４堤防決壊危険性地点判定部
３１Ｗｅｂブラウザ
３２地図処理手段
３３表示制御手段
４１ＷＷＷサーバ
４２防災情報提供プログラム
４３地図情報データベース
４４洪水履歴データベース
４５洪水予測データベース[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a disaster prevention information system and a disaster prevention information provision program for providing a flood damage history and predicted disaster prevention information only by indicating a desired point on a displayed map.
[0002]
[Prior art]
Conventional disaster prevention information systems for predicting inundation damage due to the occurrence of flooding due to a levee breach at a certain point along a river History When similar cases are searched for, damage information collected and accumulated in large quantities is manually read and judged.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, in the conventional disaster prevention information system, it takes a lot of time and labor to read the information because it is a manual work to find a corresponding case from the damage history information collected and accumulated in large quantities. In addition to the possibility of oversight and the like, there are problems such as lack of accuracy in search results.
[0004]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a disaster prevention information system that can display past flood damages and predicted flood damages and can be effectively used for disaster prevention activities simply by instructing a desired point on the displayed map. And providing a disaster prevention information provision program.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The disaster prevention information system of the present invention according to claim 1 is a flood history database storing past flood information in a river, a display control means for displaying a map image on the screen based on the map information including the river, Upon receiving designation of a desired point on the displayed map image, distance range determining means for determining the predetermined distance range based on the river width of the river at the point; In response to designation of a desired point on the displayed map image, from the designated point Determined by the distance range determining means And a history display control means for obtaining flood information relating to a predetermined distance range from the flood history database and displaying the flood information on the screen when there are a plurality of obtained flood information. Features. The disaster prevention information system of the present invention according to claim 5 is a flood prediction providing means for providing flood prediction information in a river, and a display control means for displaying a map image on the screen based on the map information including the river. , Upon receiving designation of a desired point on the displayed map image, distance range determining means for determining the predetermined distance range based on the river width of the river at the point; In response to designation of a desired point on the displayed map image, from the designated point Determined by the distance range determining means Predictive display control means for obtaining flood forecast information relating to points within a predetermined distance range from the flood forecast providing means and displaying the flood forecast information on the screen when there are a plurality of obtained flood forecast information It is characterized by comprising The Also, In the disaster prevention information system of the present invention according to claim 2, the history display control means displays the flood information on the screen in order from the nearest desired point when there are a plurality of flood information. Features. In the disaster prevention information system of the present invention according to claim 3, the flood information includes information on the breakpoint of the embankment, and in the case of display, in order from the closest to the desired point designated based on the information about the breakpoint of the embankment The flood information is displayed on the screen. In the disaster prevention information system of the present invention according to claim 4, the flood information includes information on the number of flooded doors, and in the case of display, the flood information is displayed on the screen in order from the largest flooded doors based on the information on the flooded doors. It is characterized by displaying. In the disaster prevention information system of the present invention according to claim 6, the history display control means, when there are a plurality of flood prediction information, displays the flood prediction information on the screen in order from the nearest desired point. It is characterized by displaying. In the disaster prevention information system of the present invention according to claim 7, the flood prediction information includes information on a breakpoint of the embankment, and in the case of display, the information is from the nearest desired point specified based on the information about the breakpoint of the embankment The flood prediction information is sequentially displayed on the screen. In the disaster prevention information system of the present invention according to claim 8, the flood prediction information includes information on the number of flooded doors, and in the case of display, the flood forecast information is in order from the largest number of flooded doors based on the information on the flooded doors. It is characterized by being displayed on the screen.
[0006]
Claim 9 The disaster prevention information provision program of the present invention according to the present invention is a disaster prevention information provision program applied to a computer that accesses a flood history database in which past flood information in a river is stored, and a map based on map information including the river A display control step for displaying an image on the screen; Upon receiving designation of a desired point on the displayed map image, a distance range determining step for determining the predetermined distance range based on the river width of the river at the point; In response to designation of a desired point on the displayed map image, from the designated point Determined in the distance range determination step A history display control step of obtaining flood information at a predetermined distance range from the flood history database and displaying the flood information on the screen when there are a plurality of obtained flood information. Features. Claim 13 The disaster prevention information provision program according to the present invention is a disaster prevention information provision program applied to a computer that accesses a flood prediction provision system that provides flood prediction information in a river, and is a map image based on map information including the river Display control step for displaying on the screen; Upon receiving designation of a desired point on the displayed map image, a distance range determining step for determining the predetermined distance range based on the river width of the river at the point; In response to designation of a desired point on the displayed map image, from the designated point Determined in the distance range determination step A prediction display control step of obtaining flood forecast information at a point in a predetermined distance range from the flood forecast providing system and displaying the flood forecast information on the screen when there are a plurality of obtained flood forecast information. It is characterized by comprising The Claim 10 The disaster prevention information providing program of the present invention according to the present invention is characterized in that, in the history display control step, when there are a plurality of flood information, the flood information is displayed on the screen in order from the closest to the designated desired point. To do. Claim 11 In the disaster prevention information provision program according to the present invention, the flood information includes information about a breakpoint of the embankment, and in the case of display, the flood information is in order from the closest to the desired point specified based on the information about the breakpoint of the embankment. Flood information is displayed on the screen. Claim 12 According to the disaster prevention information providing program of the present invention, the flood information includes information on the number of flooded doors, and in the case of display, the flood information is displayed on the screen in descending order of the number of flooded doors based on the information on the flooded doors. It is characterized by displaying. Claim 14 The disaster prevention information provision program of the present invention according to the present invention is configured such that, in the prediction display control step, when there are a plurality of flood prediction information, the flood prediction information is displayed on the screen in order from the closest to the designated desired point. Features. Claim 15 In the disaster prevention information provision program according to the present invention, the flood prediction information includes information related to the breakpoint of the embankment, and in the case of display, in order from the nearest to the desired point specified based on the information related to the breakpoint of the embankment The flood prediction information is displayed on the screen. Claim 16 In the disaster prevention information provision program according to the present invention, the flood prediction information includes information on the number of flooded doors, and in the case of display, the flood forecast information is displayed on the screen in descending order of the number of flooded doors based on the information on the flooded doors. It is characterized by being displayed above.
[0007]
Claim 17 The disaster prevention information provision program of the present invention according to the present invention is downloaded to a client computer from a server computer provided in a network having a site for providing past flood information in a river and map information including the river, and is executed by the client computer In the disaster prevention information provision program, a display control step of accessing the site and displaying map information including a river on the screen; Upon receiving designation of a desired point on the displayed map image, a distance range determining step for determining the predetermined distance range based on the river width of the river at the point; In response to designation of a desired point on the displayed map image, from the designated point Determined in the distance range determination step A history display control step of receiving flood information at a point in a predetermined distance range from the site and displaying the flood information on the screen when there are a plurality of flood information provided. To do. Claim 21 The disaster prevention information provision program according to the present invention relates to a disaster prevention program downloaded to a client computer from a server computer provided in a network having a site for providing flood prediction information in a river and map information including the river and executed by the client computer In the information providing program, the display control step of accessing the site and displaying the map information including the river on the screen; Upon receiving designation of a desired point on the displayed map image, a distance range determining step for determining the predetermined distance range based on the river width of the river at the point; In response to designation of a desired point on the displayed map image, from the designated point Determined in the distance range determination step A prediction display control step of displaying flood forecast information on the screen when there is a plurality of flood forecast information provided in response to provision of flood forecast information at a predetermined distance range. Toss The Claim 18 The disaster prevention information providing program of the present invention according to the present invention is characterized in that, in the history display control step, when there are a plurality of flood information, the flood information is displayed on the screen in order from the closest to the designated desired point. To do. Claim 19 Described in Disaster prevention information provision program Then, the flood information includes information on the breakpoint of the embankment, and in the case of display, the flood information is displayed on the screen in order from the nearest to the desired point specified based on the information about the breakpoint of the embankment It is characterized by that. Claim 20 Described Disaster prevention information provision program Then, the flood information includes information on the number of flooded doors, and in the case of display, the flood information is displayed on the screen in descending order of the number of flooded doors based on the information on the flooded doors. Claim 22 The disaster prevention information provision program of the present invention according to the present invention is configured such that, in the prediction display control step, when there are a plurality of flood prediction information, the flood prediction information is displayed on the screen in order from the closest to the designated desired point. Features. Claim 23 Described in Disaster prevention information provision program Then, the flood information includes information on the breakpoint of the embankment, and in the case of display, the flood information is displayed on the screen in order from the nearest to the desired point specified based on the information about the breakpoint of the embankment It is characterized by that. Claim 24 Described Disaster prevention information provision program Then, the flood information includes information on the number of flooded doors, and in the case of display, the flood information is displayed on the screen in descending order of the number of flooded doors based on the information on the flooded doors.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a disaster prevention information system and a disaster prevention information provision program according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0009]
FIG. 1 is a schematic block connection diagram showing an embodiment of the system configuration of the disaster prevention information system according to the present invention. That is, the disaster prevention information system in this embodiment constitutes a unified management system for flood occurrence location information and map information, and the system configuration includes a flood damage history information storage management unit 10 that stores information on past flood damage history, and A map information accumulation management unit 12 that accumulates map information of the river surrounding area, a manual input means 14 such as a mouse and a point input unit 16 for specifying and inputting a bank breakage virtual point in the required river surrounding area based on the map information And a flood damage history search unit 18 for searching for information about past flood damage history in the surrounding area of the input designated point, and map information and damage data about the embankment breached virtual point using the search result as a flood risk area. And a display unit 20 having display means for displaying.
[0010]
That is, in the flood damage history search unit 18 in the above-described configuration, information on the past flood damage history in the surrounding area of the designated point is sent to the flood damage history information accumulation management unit 10 and the map information accumulation management unit 12. The past flood damage history can be quickly and reliably searched by the arithmetic processing from the accumulated flood damage history information and map information. The display unit 20 can display the map information and the damage data for the embankment breaching virtual point using the search results obtained by the search unit 18 as flood risk areas, respectively, by using a required display means.
[0011]
Further, in the unified management system for flood occurrence area information and map information of this embodiment, as shown in FIG. 1, measurement of rainfall, river water level, river water volume, etc. in the river surrounding area designated by the point input unit 16 is performed. A measurement value input unit 22 for inputting rainfall and the like, and a bank breakage risk point determination unit 24 for determining a point at risk of bank breakage in the flood risk area searched by the flood damage history search unit 18 Further, it is possible to configure the display unit 20 to display a point at which there is a risk of bank breakage determined by the bank breakage risk point determination unit 24. In addition, the measurement value input unit 22 such as rainfall in the above-described configuration can collect and input measurement values obtained by a disaster prevention sensor such as a rain gauge installed in various places by using a telemeter system.
[0012]
Next, the control operation of the flood location information and map information unified management system of this embodiment having the above-described configuration will be described with reference to FIG. 1 based on the flowchart of the control operation program shown in FIG. In the control operation in this case, screen display examples on the display unit 20 will be described with reference to FIGS.
[0013]
In FIG. 2, first, search input is started by manual input means 14 such as a mouse. In this case, the position information of a predetermined levee breaching virtual point is given to the point input unit 16 by clicking and specifying a levee breaching virtual point in a required river with respect to the map information displayed on the screen by the display means of the display unit 20. Is input (STEP-1).
[0014]
In this case, an example of screen display on the display means can be specified by clicking the virtual breakage point as indicated by an arrow on a map showing a dike in a predetermined river selected in advance [(a of FIG. )reference〕. Further, the installation positions of the disaster prevention sensors S-1 to S-5 such as rain gauges arranged in each area in the selected river are shown on the map (see FIG. 3B), and each disaster prevention sensor. The measurement values according to S-1 to S-5 can be displayed [see (c) of FIG. 3].
[0015]
The flood damage history search unit 18 stores the flood damage history information storage management unit 10 and the map information storage management unit 12 in the flood damage history search unit 18 based on the embankment breakage virtual point input to the point input unit 16, respectively. From the flood damage history information and the map information, information on the past flood damage history in the surrounding area of the designated point is quickly and surely retrieved by the calculation process (STEP-2). Then, the search result is displayed on the display unit 20 (STEP-3).
[0016]
In this case, the screen display example on the display means shows the corresponding areas [A], [B], and [C] on the map as information on the past flood damage history in the surrounding area of the designated point [ See FIG. 4A]. In this case, by clicking and specifying one of the corresponding areas [A], [B], and [C], the flooded area [A '] (indicated by diagonal lines) of the corresponding area is displayed on the map. It is possible to display the damage data (occurrence date / time, breach point, number of flooded houses, amount of damage, etc.) of the flood damage [see (b) of FIG. 4].
[0017]
Next, based on the search result, it is selected whether or not to determine and predict a point at risk of bank breakage (STEP-4). If the determination and prediction are not performed, the process ends. When judging and predicting, based on the above search results, from the past flood damage history information in the surrounding area of the embankment breaching virtual site, the minimum river levee height around the embankment breaching virtual site and the state of revetment work Each dangerous point is searched (STEP-5). Then, the levee break risk point determination unit 24 can determine a point at which the risk of levee break is high, and the result can be displayed on the display unit 20 (STEP-6).
[0018]
In this case, for example, as shown in FIG. 5, the display means on the display means may display a designated spot [A ″] at a high risk of bank breakage, partially blinking on the map, The alarm can be displayed by displaying the replacement, and the control operation can be terminated as described above.
[0019]
According to the disaster prevention information system according to the present invention, the flood damage history information accumulation management unit that accumulates information on the past flood damage history, and the risk of occurrence of floods in the surrounding area of the specified river, By searching the history by arithmetic processing, flood damage can be displayed and used effectively for disaster prevention activities.
[0020]
Furthermore, according to the disaster prevention information system according to the present invention, by inputting measured values such as rainfall, river water level, river water volume, etc. in a specified river area, predicting and judging a point at risk of bank breakage By displaying on the map the points at which there is a risk of bank breakage predicted in this case, flood damage prediction that can be used for disaster prevention activities can be made more effective. Excellent advantages are obtained.
[0021]
Next, the disaster prevention information system of the present invention configured as a client-server system will be described. As shown in FIG. 6, this system is a system in which a telemeter system 2, a client 3, and a server 4 are connected to a LAN 1 that is a network. The telemeter system 2 includes sensors 5-1 to 5- that are constituted by a water level meter that detects a water level at a predetermined position of each river (only A river is shown in FIG. 6) and a rain gauge that detects a rainfall at a predetermined position. n is connected. The telemeter system 2 transmits information obtained by the sensors 5-1 to 5-n to the server 4 via the LAN 1.
[0022]
The client 3 and the server 4 are constituted by personal computers and workstations, and the client 3 is provided with a Web browser 31. The server 4 has a WWW server 41, a disaster prevention information providing program 42, a map information database 43, a flood A history database 44, a flood prediction database 45, and a database management unit 46 are provided.
[0023]
The web browser 31 can access the WWW server 41 and receive the download of the disaster prevention information providing program 42 stored in the storage medium of the server 4. The disaster prevention information provision program 42 drawn in the web browser 31 shows what is downloaded and stored in a storage medium, and includes a map processing means 32 and a display control means 33. The disaster prevention information provision program 42 executes a flood history information display process and a flood prediction information display process which will be described later with reference to a flowchart.
[0024]
The map processing means 32 processes the map information made up of vector data provided by the WWW server 41 to obtain information that can be displayed as an image. The display control means 33 converts the information that can be displayed as an image into a CRT or the like. The display is controlled.
[0025]
The map information database 43 provided in the WWW server 4 stores map information around the river for extracting disaster prevention information in this system as vector data, and the flood history database 44 has been generated in the past in the river. The flood history data is stored. An example of the contents stored in the flood history database 44 is shown in FIG. The flood history data is compiled for each flood, and stores information on the date and time of occurrence, information on breakage points including longitude and latitude information, the number of flooded doors, the total amount of damage, and the extent of damage.
[0026]
The flood prediction database 45 stores prediction data of floods that can occur in the river. This prediction data is based on historical data in the past, and simulates the damage prediction range that expands when the water level and rainfall are increased, and calculates the damage prediction by taking into account disaster prevention measures such as revetment work that has been carried out thereafter. Thus, a series of prediction data can be taken out based on which flood data the observed water level and rainfall obtained from the sensors 5-1 to 5-n are close to. For example, when there is a d-millimeter rainfall at a certain point and the water level at a certain position is f meters, it is possible to extract the past flood history data closest thereto and a series of prediction data associated therewith.
[0027]
A series of prediction data is as shown in FIG. 8, for example. In other words, if the current rainfall and water level are obtained from the telemeter system 2, and the most similar flood history data in the past is data drawn on the rightmost surface, the forecast data for every 1 mm of rainfall increase And a different prediction data file each time the water level increases by 10 cm. The contents of the prediction data are information on the breaching point including longitude and latitude information, the number of flooded houses, the total amount of damage, and the range of damage, which are basically the same form as the data stored in the flood history database 44 belongs to.
[0028]
Data of the map information database 43, the flood history database 44, and the flood prediction database 45 are provided from the database management unit 46 to the client 3 by designation using a URL. In the client-server system configured as described above, the operation is performed by executing the process according to the program corresponding to the flowcharts shown in FIGS. 9 to 12, which will be described.
[0029]
First, as shown in FIG. 9, the Web browser 31 is activated in the client 3 (S1). Then, the Web browser 31 is used to access the WWW server 41 and a disaster prevention information provision program is requested (S2). In response to this, the WWW server 41 receives a request from the Web browser 31 and downloads a disaster prevention information provision program (S11). The web browser 31 displays a river selection screen as shown in FIG. 8, for example, based on the downloaded program (S3).
[0030]
FIG. In the river selection screen shown in FIG. 5, the button 51 is a flood history selection button, the button 52 is a flood prediction selection button, and the display of the A river, the B river, the CCC river, and the like is a river selection button 53. A URL is associated to function. Here, when the river A is selected by clicking the mouse, it jumps to the map file of the corresponding river from the waiting state (S4) with the input of the river selection (S5) by the corresponding URL (S5), and in the web browser 31, for example, FIG. River A is displayed as shown in (S6).
[0031]
In the above case, the database management unit 46 provides the corresponding map information in the map information database 43 in step S13 of FIG. 10 (S13). On the other hand, in the state of waiting for the operation of the history and prediction buttons 51 and 52 in the flowchart of FIG. 9 (S7), if the history button 51 is clicked with the mouse, the process proceeds to the history information display process shown in the flowchart of FIG. When the button 52 is clicked with the mouse, the process proceeds to a prediction information display process shown in the flowchart of FIG.
[0032]
In step S7 of the flowchart of FIG. 9, when the process proceeds to the history information display process, it waits for the map processing means 32 to perform a mouse click for a point instruction (S21 of FIG. 11). In this standby state, for example, Of FIG. When the mouse click is performed at the position of the “X” mark, the map processing means 32 obtains corresponding position information (latitude and longitude) based on the coordinate information of the mouse click position on this screen, and maps the river width at this point, for example, to the map. The information is obtained from the information and sent to the server 4 together with the classification information of the display processing of the history information or the prediction information (S22). In the above, in order to obtain the river width from the map information, the river width information at each position of the river edge is included as the map information. Of FIG. When the mouse click is performed at the position of the “X” mark, the river width corresponding to the position can be obtained from the coordinate information using the river width information.
[0033]
As shown in the flowchart of FIG. 14 Position information corresponding to the position of the “X” mark is received (S14), and based on the classification information of the display process of history information or prediction information, it is detected which is being performed (S15). If it is detected in step S15 that the history information display process is being performed, the data of past floods that occurred in the range of a predetermined multiple of the river width is taken into consideration for the designated point in consideration of the river width information. All are obtained from the flood history database 44 (S16).
[0034]
This data is received by the disaster prevention information providing program 42 of the Web browser 3 (step S23 in FIG. 11), and is made into flood history information for each case. As shown in FIG. Is displayed (S24). At this time, the display control means 33 first displays the history information of one flood that occurred at a point closest to the previous designated point (the position of the “X” mark), and every time a request for the next candidate is made. (S25) The history information of one flood that occurred at the next closest point is displayed. In this way, when there is no next candidate, the display returns to the initial display and continues to be displayed (S24).
[0035]
Note that the display may be performed in the order of floods in which the number of flooded houses is large, instead of the display in the order of close distance as described above. That is, the history information of one flood with the largest number of flooded houses is displayed first, and each time the next candidate is requested (S25), the history information of one flood with the next largest number of flooded houses is displayed. In this way, when there is no next candidate, the display returns to the initial display and continues to be displayed (S24). Which of the above displays is performed may be performed in advance by the system, or both programs may be prepared in the WWW server 4 and selected when requested by the Web browser 31.
[0036]
In the pop-up window W, an “area display” button is displayed, and a mouse click on this button is detected (S26). When it is detected that the mouse is clicked on this button, the vector data of the inundation range is given as shown in FIG. 7, and the map processing means 32 creates the inundation range image F based on this. It is displayed as shown in FIG. 16 so as to overlap the required position of the A river (S27).
[0037]
When the inundation range image F is displayed on the map (S27), a detection is made as to whether the display is restored by clicking the button 54 with a mouse click (S28). When done, the screen returns from the area display screen as shown in FIG. 16 to the screen for displaying history information as shown in FIG. 15 (S29), and the processing from step S25 onward is performed.
[0038]
As described above, a map of a desired river is drawn out from the server 4 and displayed, and the history information of floods that occurred in the past within a predetermined distance range from the clicked position can be displayed by simply clicking the desired position of the river with the mouse. History information can be obtained very efficiently and used for disaster prevention. In the above, in any display state, the “return” button can be used to return to the previous display state, and “end” can end the processing by the Web browser 31.
[0039]
In step S7 in FIG. 9, when the process proceeds to the prediction information display process shown by the flowchart in FIG. 12, the map processing unit 32 waits for a point click to be made (S31 in FIG. 12). In this standby state, for example, Of FIG. When the mouse click is performed at the position of the “X” mark, the map processing means 32 obtains corresponding position information (latitude and longitude) based on the coordinate information of the mouse click position on this screen, and maps the river width at this point, for example, to the map. The information is obtained from the information and sent to the server 4 together with the classification information of the display processing of the history information or the prediction information (S32). In the above, in order to obtain the river width from the map information, the river width information at each position of the river edge is included as the map information. Of FIG. When the mouse click is performed at the position of the “X” mark, the river width corresponding to the position can be obtained from the coordinate information using the river width information.
[0040]
As shown in the flowchart of FIG. Of FIG. Position information corresponding to the position of the “X” mark is received (S14), and based on the classification information of the display process of history information or prediction information, it is detected which is being performed (S15). When it is detected in step S15 that the display process of the prediction information is being performed, the prediction data generated in a predetermined multiple of the river width is taken into account in the flood prediction database 45 in consideration of the river width information for the designated point. All are sent out from (S17).
[0041]
That is, since the current rainfall and water level are obtained from the telemeter system 2, a series of prediction data files including the most similar flood history data in the past using the rainfall and water level data are shown in FIG. Thus, the stored data can be searched to obtain a file group of such prediction data. These series of prediction data files are sent to the client 3.
[0042]
This data is received by the disaster prevention information providing program 42 of the Web browser 3 (step S33 in FIG. 12), and the file group of the prediction data is made into the flood prediction information for each case, and as shown in FIG. A pop-up window W is displayed on the map (S34). At this time, the display control means 33 first displays the prediction information of one flood that occurred at the point closest to the previous designated point (the position of the “X” mark). At this time, the current water level and rainfall are displayed in the window D, and the displayed water level and rainfall can be increased / decreased by 10 cm and 1 mm, respectively. Every time an up / down operation is performed on this window D or a next candidate is requested (S35), one flood prediction information corresponding to the up / down water level and rainfall or the next closest The prediction information of one flood occurring at the point is displayed (S34). In this way, when there is no next candidate file, the display returns to the initial display and continues to be displayed (S34).
[0043]
It is to be noted that the display may be performed in the order of the flood with the largest number of flooded houses, instead of the display in the order of close distance as described above, as in the case of the display of history information. That is, the prediction information of one flood with the largest number of flooded houses is displayed first, and every time a request for the next candidate is made (S35), the forecast information of one flood with the next largest number of flooded houses is displayed. In this way, when there is no next candidate, the display returns to the initial display and continues to be displayed (S34). Which of the above displays is performed may be performed in advance by the system, or both programs may be prepared in the WWW server 4 and selected when requested by the Web browser 31. In addition, when the next candidate is displayed according to the distance or the number of flooded houses, the water level and the rainfall can be increased / decreased by 10 cm and 1 mm, respectively, and these values can be changed to display the prediction information. it can.
[0044]
In the character display described above, the “area display” button is displayed in the pop-up window W, and a mouse click on this button is detected (S36). When it is detected that a mouse click has been made on this button, the vector data of the inundation range shown in FIG. 8 is given. Based on this, the map processing means 32 creates an image F of the inundation range and creates a river A. Are displayed as shown in FIG. 18 so as to overlap the required positions (S37).
[0045]
When the inundation range image F is displayed on the map (S37), it is detected whether or not the display is restored by clicking the mouse on the button 54 (S38). When this is done, the screen returns from the area display screen as shown in FIG. 18 to the screen for displaying the prediction information as shown in FIG. 17 (S39), and the processing after step S35 is performed.
[0046]
As described above, a map of a desired river is drawn out from the server 4 and displayed, and the predicted information of floods occurring within a predetermined distance range from the clicked position can be displayed by simply clicking the desired position of the river with the mouse. It is possible to obtain prediction information extremely efficiently and use it for disaster prevention. In the above, in any display state, the “return” button can be used to return to the previous display state, and “end” can end the processing by the Web browser 31.
[0047]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a flood history (prediction) database storing past flood information in rivers is provided, and a map image is displayed on the screen based on the map information including the rivers. When a desired point is specified on the map image, flood information regarding a point within a predetermined distance range from the specified point is obtained from the flood history (prediction) database, and a display based on the obtained flood information is displayed. Since it is performed on the screen, it is possible to display past flood damage and predicted flood damage simply by instructing a desired point, and can be effectively used for disaster prevention activities.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic block connection diagram showing an embodiment of a system configuration of a disaster prevention information system according to the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing a basic control operation program of the disaster prevention information system according to the present invention.
FIGS. 3A to 3C are explanatory views showing display examples of map information and observation data displayed by the display means when a bank embankment breakage virtual point is designated in the control operation program shown in FIG. 2;
FIGS. 4A and 4B are explanatory diagrams showing display examples of map information and disaster data that are retrieved as past flood damage history information in the control operation program shown in FIG. 2 and displayed by display means.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a display example of map information that is determined or predicted as a high risk of bank breakage in the control operation program shown in FIG. 2 and displayed by the display means.
FIG. 6 is a configuration diagram of a disaster prevention information system according to the present invention configured as a client-server system.
FIG. 7 is a view showing an example of storage contents of a flood history database 44;
FIG. 8 is a diagram showing an example of the contents stored in a flood prediction database 45;
FIG. 9 is a flowchart for explaining the operation of the client in the disaster prevention information system according to the present invention configured as a client-server system.
FIG. 10 is a flowchart for explaining the operation of the server in the disaster prevention information system according to the present invention configured as a client-server system.
FIG. 11 is a flowchart for explaining the operation of the client in the disaster prevention information system according to the present invention configured as a client-server system.
FIG. 12 is a flowchart for explaining the operation of the client in the disaster prevention information system according to the present invention configured as a client-server system.
FIG. 13 is a diagram showing an example of a river selection display screen displayed on the client in the disaster prevention information system according to the present invention configured as a client-server system.
FIG. 14 is a diagram showing an example of a screen on which a corresponding river is displayed after selection of a river displayed on the client in the disaster prevention information system according to the present invention configured as a client-server system.
FIG. 15 is a diagram showing an example of a screen in which flood history information at a predetermined position is displayed in text after selection of a river displayed by the client in the disaster prevention information system according to the present invention configured as a client-server system.
FIG. 16 is a diagram showing an example of a screen on which flood history information at a predetermined position is displayed as an image after selection of a river displayed by the client in the disaster prevention information system according to the present invention configured as a client-server system.
FIG. 17 is a diagram showing an example of a screen in which flood prediction information at a predetermined position is displayed in text after selection of a river displayed by the client in the disaster prevention information system according to the present invention configured as a client-server system.
FIG. 18 is a diagram showing an example of a screen on which flood prediction information at a predetermined position is displayed as an image after selection of a river displayed by the client in the disaster prevention information system according to the present invention configured as a client-server system.
[Explanation of symbols]
1 LAN
2 Telemeter system
3 Client
4 servers
5-1 to 5-n sensor
10 Flood damage history information accumulation management department
12 Map information storage management department
14 Manual input means such as a mouse
16 point input section
18 Flood damage history search section
20 Display section
22 Measurement input section such as rainfall
24 Dyke breakage risk point judgment part
31 Web browser
32 Map processing means
33 Display control means
41 WWW server
42 Disaster prevention information provision program
43 Map information database
44 Flood history database
45 Flood forecast database

Claims

Flood history database storing past flood information in rivers,
Display control means for displaying a map image on the screen based on the map information including the river;
Upon receiving designation of a desired point on the displayed map image, distance range determining means for determining the predetermined distance range based on the river width of the river at the point;
In response to the designation of a desired point on the displayed map image, flood information relating to a point within a predetermined distance range determined by the distance range determining means from the designated point is obtained from the flood history database. And a history display control means for displaying the flood information on the screen when there are a plurality of flood information. A disaster prevention information system, comprising:

2. The disaster prevention information system according to claim 1, wherein when there are a plurality of flood information, the history display control means displays the flood information on the screen in order from the closest to the designated desired point.

The flood information includes information about a breakpoint of the embankment, and in the case of display, the flood information is displayed on the screen in order from the nearest desired point specified based on the information about the breakpoint of the embankment. The disaster prevention information system according to claim 2.

The flood information includes information on the number of flooded houses, and in the case of display, the flood information is displayed on the screen in descending order of the number of flooded houses based on the information on the number of flooded houses. Disaster prevention information system.

Flood forecast providing means for providing flood forecast information in rivers;
Display control means for displaying a map image on the screen based on the map information including the river;
Upon receiving designation of a desired point on the displayed map image, distance range determining means for determining the predetermined distance range based on the river width of the river at the point;
In response to designation of a desired point on the displayed map image, provision of flood prediction information relating to a point within a predetermined distance range determined by the distance range determining unit from the designated point is obtained from the flood prediction providing unit. A disaster prevention information system comprising: prediction display control means for displaying the flood prediction information on the screen when there are a plurality of obtained flood prediction information.

6. The disaster prevention information according to claim 5, wherein when there are a plurality of flood prediction information, the prediction display control means displays the flood prediction information on the screen in order from the closest to the designated desired point. system.

The flood prediction information includes information on the breakpoint of the levee, and in the case of display, the flood prediction information is displayed on the screen in order from the nearest desired point specified based on the information on the breakpoint of the levee The disaster prevention information system according to claim 6.

The flood prediction information includes information on the number of flooded houses, and in the case of display, the flood forecast information is displayed on the screen in descending order of the number of flooded houses based on the information on the number of flooded houses. Disaster prevention information system described in 1.

A disaster prevention information provision program applied to a computer that accesses a flood history database storing past flood information in rivers,
  A display control step for displaying a map image on the screen based on the map information including the river;
  Upon receiving designation of a desired point on the displayed map image, a distance range determining step for determining the predetermined distance range based on the river width of the river at the point;
  In response to designation of a desired point on the displayed map image, flood information at a point within a predetermined distance range determined in the distance range determination step from the designated point is obtained from the flood history database. A history display control step for displaying the flood information on the screen when there are a plurality of flood information
  A disaster prevention information provision program characterized by comprising:

10. The disaster prevention information provision program according to claim 9 , wherein, in the history display control step, when there are a plurality of flood information, the flood information is displayed on the screen in order from the closest to the designated desired point. .

The flood information includes information on the breakpoint of the embankment, and in the case of display, the flood information is displayed on the screen in order from the nearest desired point based on the information about the breakpoint of the embankment. The disaster prevention information provision program according to claim 10, which is characterized by:

11. The flood information includes information on the number of flooded houses, and in the case of display, the flood information is displayed on the screen in descending order of the number of flooded houses based on information on the number of flooded houses. Disaster prevention information provision program.

A disaster prevention information provision program applied to a computer that accesses a flood prediction provision system for providing flood prediction information in a river,
A display control step for displaying a map image on the screen based on the map information including the river;
Upon receiving designation of a desired point on the displayed map image, a distance range determining step for determining the predetermined distance range based on the river width of the river at the point;
In response to designation of a desired point on the displayed map image, provision of flood prediction information at a point within a predetermined distance range determined in the distance range determination step from the designated point is obtained from the flood prediction provision system. When there are a plurality of obtained flood forecast information, a forecast display control step for displaying these flood forecast information on the screen;
A disaster prevention information provision program characterized by comprising:

14. The disaster prevention information according to claim 13 , wherein in the prediction display control step, when there are a plurality of flood prediction information, the flood prediction information is displayed on the screen in order from the closest to the designated desired point. Offer program.

The flood prediction information includes information on the breakpoint of the levee, and in the case of display, the flood prediction information is displayed on the screen in order from the nearest to the designated point specified based on the information on the breakpoint of the levee The disaster prevention information providing program according to claim 14 .

The flood prediction information includes information on the number of flooded houses, and in the case of display, the flood forecast information is displayed on the screen in descending order of the number of flooded houses based on the information on the number of flooded houses. 14. Disaster prevention information provision program according to 14 .

In a disaster prevention information providing program that is downloaded to a client computer and executed by the client computer from a server computer provided in a network including a site that provides past flood information in a river and map information including the river,
A display control step of accessing the site and displaying map information including rivers on a screen;
Upon receiving designation of a desired point on the displayed map image, a distance range determining step for determining the predetermined distance range based on the river width of the river at the point;
In response to the designation of a desired point on the displayed map image, the flood information at a point within a predetermined distance range determined in the distance range determination step from the designated point is received from the site and provided. A history display control step for displaying the flood information on the screen when there are a plurality of flood information;
A disaster prevention information provision program characterized by comprising:

18. The disaster prevention information providing program according to claim 17 , wherein, in the history display control step, when there are a plurality of flood information, the flood information is displayed on the screen in order from the closest to the designated desired point. .

The flood information includes information on the breakpoint of the embankment, and in the case of display, the flood information is displayed on the screen in order from the nearest desired point based on the information about the breakpoint of the embankment. The disaster prevention information providing program according to claim 18, wherein

The flood information includes information on the number of flooded doors, and when displayed, the flood information is displayed on the screen in descending order of the number of flooded doors based on the information on the flooded doors. The disaster prevention information providing program according to claim 18, wherein the program is provided.

In a disaster prevention information provision program downloaded to a client computer and executed by the client computer from a server computer provided in a network provided with a site that provides flood prediction information in a river and map information including the river,
A display control step of accessing the site and displaying map information including rivers on a screen;
Upon receiving designation of a desired point on the displayed map image, a distance range determining step for determining the predetermined distance range based on the river width of the river at the point;
The flood provided by receiving the designation of the desired point on the displayed map image and receiving the flood prediction information at the point within the predetermined distance range determined in the distance range determining step from the designated point A prediction display control step of displaying the flood prediction information on the screen when there are a plurality of prediction information;
A disaster prevention information provision program characterized by comprising:

The disaster prevention information according to claim 21 , wherein in the prediction display control step, when there are a plurality of flood prediction information, the flood prediction information is displayed on the screen in order from the closest to the designated desired point. Offer program .

The flood information includes information on the breakpoint of the embankment, and in the case of display, the flood information is displayed on the screen in order from the nearest desired point based on the information about the breakpoint of the embankment. 23. The disaster prevention information provision program according to claim 22,

23. The flood information includes information related to the number of flooded doors, and in the case of display, the flood information is displayed on the screen in descending order of the number of flooded doors based on the information related to the flooded doors. Disaster prevention information provision program .