JP3950784B2

JP3950784B2 - Dummy doll for performance inspection of paper diapers and performance testing device for paper diapers using the dummy doll

Info

Publication number: JP3950784B2
Application number: JP2002326329A
Authority: JP
Inventors: 啓滋鳥越
Original assignee: Daio Paper Corp
Current assignee: Daio Paper Corp
Priority date: 2002-11-11
Filing date: 2002-11-11
Publication date: 2007-08-01
Anticipated expiration: 2022-11-11
Also published as: JP2004163127A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
【０００２】
本願発明は、紙おむつを装着させて該紙おむつの各種性能を検査するためのダミー人形及び該ダミー人形を使用した紙おむつの性能検査装置に関するものである。
【発明の背景及び従来の技術】
【０００３】
紙おむつは、例えば試作段階において、各種の性能検査を行って品質の確認作業が行われる。紙おむつの性能検査としては、例えば、装着状態において紙おむつがうまく肌にフィットしているか？、紙おむつ内に放尿したときに液体が漏れないか？、吸収体が必要液量をうまく吸収できるか？、吸収体で吸収した液体が漏れ出さないか（逆流しないか）？、紙おむつ内で蒸れないか？、等がある。
【０００４】
ところで、このような紙おむつの性能検査は、紙おむつを人体に装着した状態で、実際の生活中に起こる色々な動作（例えば、歩行動作、這い動作、しりもち動作等）を行わせた後に行うことが好ましいが、検査段階で紙おむつを実際に人体に装着することは現実的でない。
【０００５】
そこで、本願発明者等は、紙おむつの各種性能検査を行うのにダミー人形を使用しているが、従来では紙おむつの性能検査用ダミー人形として、プラスチック材料で人型に成形したものを使用している。尚、紙おむつの性能検査用ダミー人形としては、胴部ボディーと２本の脚部ボディーがあればよい。
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
ところが、従来から使用している紙おむつの性能検査用ダミー人形は、人の動きに近い動きを行わせる構造にはなっていない。従って、従来では、紙おむつの性能検査時に、紙おむつを静止状態のダミー人形に装着させるだけなので、人の動きに伴う変化まで検証できなかった。即ち、例えば幼児では、生活中に歩行動作、這い（ハイハイ）動作、しりもち動作等が頻繁に行われ、紙おむつを装着した状態でそれらの動作が行われると、紙おむつが人体に対して位置ずれしたり、紙おむつの吸収体に圧縮作用や捩れ作用が働くことがあるが、従来から使用されているダミー人形では、そのような動作を行わせた後の状態を検査することができない。このように、従来のダミー人形では、紙おむつの性能検査を大ざっぱにしかできず、従って精度の低い性能検査しかできなかった。
【０００７】
又、紙おむつは、例えば幼児用のものであっても「大、中、小」等の各種サイズのものが製作されているが、各種サイズの紙おむつをそれぞれ正確（精密）に性能検査するには、紙おむつをダミー人形に適正にフィットさせた状態で装着させることが望まれる。
【０００８】
ところが、従来から使用している紙おむつの性能検査用ダミー人形は、体型が不変であるので、各種サイズの紙おむつをそれぞれ適正にフィットさせた状態で装着しようとすると、各紙おむつのサイズに合わせて体型の異なる複数種類（太め、標準、細め）のダミー人形を用意しておく必要がある。この場合、コスト高になるとともに保管管理が繁雑になるという問題があった。
【０００９】
又、紙おむつ使用者は、実際の生活中に、身体を動かしたり呼吸をしたりすることで胴径が変化し（特に腹部が変化する）、その胴径の変化によって紙おむつの装着状態が微妙に変化するが、従来のダミー人形では、紙おむつを装着した状態で胴径を変化させることができないため、使用者が実際に使用する場合に発生する胴径変化に対応したきめ細かな性能検査は行えなかった。
【００１０】
又、紙おむつを実際に人体に装着すると、人の体温（３６〜３７℃）により紙おむつ内が温められ、該紙おむつ内で蒸れることがある。特に、紙おむつ内で放尿したときには、吸収体に吸収された液体が体温で温められて、紙おむつ内が一層蒸れ易くなる。
【００１１】
ところが、従来から使用している紙おむつの性能検査用ダミー人形では、性能検査時において人型ボディーの温度が実際の人の体温（３６〜３７℃）よりかなり低い状態（例えば室温と同じ１８℃程度）で行われるので、紙おむつの吸収体に液体を吸収させていても、人型ボディーが室温程度の温度（例えば１８℃程度）では、紙おむつ内で蒸れるという現象はほとんど起こらない。このように、従来の紙おむつの性能検査用ダミー人形では、紙おむつを実際の人体に装着したときに発生する蒸れ現象を再現できず、従って紙おむつ内での蒸れ検査を行うことができなかった。
【００１２】
本願発明は、上記した従来の問題点に鑑み、精度の高い紙おむつの性能検査を行え、さらに単一のものでサイズの異なる複数の紙おむつに適用できるようにした紙おむつの性能検査用ダミー人形を提供することを第１の目的とする一方、該ダミー人形を使用した紙おむつの性能検査装置を提供することを第２の目的としている。
【課題を解決するための手段】
【００１３】
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。尚、本願発明は、紙おむつの性能検査用ダミー人形と該ダミー人形を使用した紙おむつの性能検査装置を対象にしているが、以下の説明では、上記紙おむつの性能検査用ダミー人形を単にダミー人形ということがある。
【００１４】
本願請求項１の発明
本願請求項１の発明は、ダミー人形を対象にしている。そして、このダミー人形は、胴部ボディーと２本の脚部ボディーとを有する人型ボディーを撓んでも自在に復元できる柔軟材で形成している。尚、このダミー人形は、幼児用の大きさのものと大人用の大きさのものとを用意するとよい。又、人型ボディーは、人肌程度の弾力及び滑らかさを持たせるとよい。
【００１５】
胴部ボディーは、その上部位置のみを支持体に固定している。
【００１６】
胴部ボディーの内部には胴部骨格を設ける一方、各脚部ボディー内にはそれぞれ脚部骨格を設けている。尚、胴部骨格及び各脚部骨格には、金属あるいは硬質プラスチック等の硬質材が使用される。
【００１７】
各脚部骨格は、胴部骨格に対して前後及び左右に動かせるように取付けているが、この各脚部骨格はそれぞれ個別に前後及び左右に動かせることができるようにすることが好ましい。即ち、各脚部骨格の上端部を、胴部骨格の下端部左右位置においてそれぞれ軸受構造及びピン枢着構造等によって、各脚部骨格が個別に前後及び左右に動かせるようにしている。又、各脚部骨格の下部は、各脚部ボディーから下方に突出させている。
【００１８】
そして、この請求項１のダミー人形は、各脚部骨格の下方突出部を前後に動かすことにより各脚部ボディーを胴部ボディーに対して前後に動かせるようにしているとともに、各脚部骨格の下方突出部を左右に動かすことにより各脚部ボディーを胴部ボディーに対して左右に動かせるようにしている。尚、各脚部ボディーは、胴部ボディーに対して、前方側には角度９０°〜１００°程度まで屈曲させ得るようにし、後方側には角度４０°〜５０°程度まで屈曲させ得るようにするとよい（この各屈曲可能角度は特に限定するものでなく、適宜に変化させることができる）。
【００１９】
この請求項１のダミー人形は、紙おむつを所定位置に装着させた状態で、作動装置により人の動きに近い動作（例えば、歩行動作、這い動作、しりもち動作等）を行わせることができる。即ち、歩行動作を行わせる場合には、胴部ボディーを鉛直姿勢に固定した状態で、各脚部骨格をそれぞれ作動装置（この場合は前後運動装置）により所定角度範囲（例えば角度５０°〜８０°の範囲）づつ個別に前後運動させる。又、這い動作時には、胴部ボディーを前傾姿勢（例えば鉛直姿勢から角度６０°〜７０°程度前傾させた姿勢）で固定した状態で、同様に各脚部骨格の下端部をそれぞれ前後運動装置により所定角度範囲（例えば角度５０°〜８０°の範囲）づつ個別に前後運動させる。さらに、しりもち動作時には、各脚部ボディーを胴部ボディーに対してそれぞれ前側に角度９０°程度屈曲させて固定した状態（お座り状態）で、ダミー人形全体を上下運動装置で上下動させてダミー人形の尻部を受台上に落とす動作を繰り返す。
【００２０】
このように、請求項１のダミー人形では、人型ボディー内に胴部骨格と各脚部骨格とを設けて人（幼児）の動きに近い動作を行わせることができるようになっており、従って、紙おむつを装着させた状態でダミー人形を動作させることにより、現実的な動きを加味した紙おむつの性能検査が行える。
【００２１】
又、この請求項１のダミー人形では、胴部骨格にパイプを使用しているとともに、模擬放尿させるための細チューブを胴部骨格にパイプ内に挿通させた状態で設置している。この模擬放尿用の細チューブの先端（模擬放尿口となる）は、人型ボデーの股部に開口させている。そして、該細チューブの基端側から水を注入すると、その水が細チューブを通ってその先端からあたかも実際に放尿したように放出されるようになっている。
【００２２】
本願請求項２の発明
本願請求項２の発明は、上記請求項１のダミー人形において、胴部ボディーを伸縮可能な弾性材で形成するとともに、胴部ボディーの体積を膨張・縮小させることができる膨縮装置を備えている。
【００２３】
胴部ボディーの材料（弾性材）としては、例えばゴム系のものや発砲ウレタン系のものが使用できる。胴部ボディーは、内部が中空になっており、胴部ボディーの内面に内方から圧力が加わると、その圧力で胴部ボディーの壁面が外方に押し出されるようになっている。
【００２４】
膨縮装置としては、胴部ボディー内の空所に設置される膨縮袋と、該膨縮袋内に圧力流体を供給するポンプとが使用できる。圧力流体としては、圧縮空気が一般的であるが水を使用することもできる。
【００２５】
そして、この請求項２の発明のダミー人形は、検査すべき紙おむつのサイズに合わせて、胴部ボディー部分の体積を膨張・縮小させることにより、単一のものでも体型を変化（太め、細め）させ得るようになっている。又、この請求項２のダミー人形では、紙おむつを装着した状態（性能検査中）でも、胴部ボディーを繰り返して膨張・縮小させることができる。
【００２６】
本願請求項３の発明
本願請求項３の発明は、上記請求項１又は２のダミー人形において、人型ボディーにおけるおむつ装着部付近を人の体温程度まで加温する加温装置を備えている。
【００２７】
加温装置としては、電気ヒータ線が一般的であるが、細チューブ内に温水を循環させるようにしたものでもよい。この電気ヒータ線（又は細チューブ）は、人型ボディーの材料中（肉厚さ内）に埋め込んだり、あるいは人型ボディーの内面に接着させた状態で配設することができる。又、この電気ヒータ線（又は細チューブ）は、おむつ装着部付近を均一に加温するために、適宜小間隔のジグザグ状に配置するとよい。尚、電気ヒータ線（又は細チューブ）は可撓性を有しており、人型ボディーが撓曲するとそれに対応して電気ヒータ線（又は細チューブ）も撓曲するようになる。
【００２８】
この請求項３の発明のダミー人形では、加温装置によって人型ボディーのおむつ装着部付近を人の体温程度（例えば３７℃程度）まで加温させることにより、温度面で人体に近づけることができる。尚、このように、人型ボディーのおむつ装着部付近を人の体温程度まで加温させた状態で性能検査を行うと、実際に人体に装着した場合に近い条件で、紙おむつ内の蒸れ具合（特に吸収体に液体を含浸させた場合の蒸れ具合）を検証できる。
【００２９】
本願請求項４の発明
本願請求項４の発明は、上記請求項１〜３のいずれか１項に記載のダミー人形を使用した紙おむつの性能検査装置を対象にしている。
【００３０】
そして、この請求項４の紙おむつ性能検査装置は、ダミー人形の支持体を支持し得る取付台を有し、且つ該取付台に支持されたダミー人形の各脚部骨格の下方突出部をそれぞれ前後動させ得るようにした前後運動装置を備えて構成されている。
【００３１】
この請求項４の紙おむつ性能検査装置は、紙おむつにおける歩行動作時や這い動作時の性能検査に使用されるものであるが、上記請求項１〜３のダミー人形のように各脚部ボディーを胴部ボディーに対して前後に動かせるようにしていることにより、該ダミー人形に歩行動作や這い動作を行わせるとができるようになっている。
【００３２】
従って、この請求項４の性能検査装置では、ダミー人形に紙おむつを装着させ、そのダミー人形を取付台に支持させた状態で、各脚部骨格の下方突出部を前後運動装置でそれぞれ前後動させることにより、紙おむつに対して歩行動作（又は這い動作）時の性能検査が行える。
【００３３】
本願請求項５の発明
本願請求項５の発明も、上記請求項１〜３のいずれか１項に記載のダミー人形を使用した紙おむつの性能検査装置を対象にしている。
【００３４】
そして、この請求項５の紙おむつ性能検査装置は、ダミー人形をお座り状態で支持し得る昇降台を有し、且つ該昇降台を昇降させることでダミー人形を上下動させ得るようにした上下運動装置を備えているとともに、昇降台の下方位置に該昇降台の下動時にダミー人形の尻部を受ける受台を設けて構成されている。
【００３５】
この請求項５の紙おむつ性能検査装置は、特に幼児用の紙おむつにおけるしりもち動作時の性能検査に使用されるものであるが、この請求項５の紙おむつ性能検査装置では、上記請求項１〜３のダミー人形のように各脚部ボディーを胴部ボディーに対して前後に動かせるようにしていることにより、該ダミー人形をお座り姿勢で支持できる。
【００３６】
従って、この請求項５の紙おむつ性能検査装置では、ダミー人形に紙おむつを装着させ、そのダミー人形を昇降台にお座り姿勢で支持させた状態で、上下運動装置により上下動させることにより、その下動時にダミー人形の尻部を受台上に押し当て（紙おむつの尻部がダミー人形尻部と受台の間に挟まれる）、紙おむつに対してしりもち動作時の性能検査が行える。
【発明の効果】
【００３７】
本願請求項１の発明の効果
本願請求項１の発明のダミー人形は、人型ボディーを柔軟材で形成し、各脚部骨格を前後に動かせることにより、各脚部ボディーを胴部ボディーに対して前後に動かせるようになっているので、このダミー人形を人の動きに近い状態で動作（例えば、幼児の場合は歩行動作、這い動作、しりもち動作等）させることができる。
【００３８】
従って、この請求項１のダミー人形に紙おむつを装着させて動作させると、紙おむつに対して実際の人体に装着した場合と同様な変化を与えることができ、紙おむつの性能検査（例えば、位置ずれ検査、液漏れ検査等）をきめ細か（高精度）に行うことができるという効果がある。尚、検査の結果、不都合が確認できた場合には、その原因を考察し、品質の改善に役立たせることができる。
【００３９】
本願請求項２の発明の効果
本願請求項２の発明は上記請求項１のダミー人形において、胴部ボディーを伸縮可能な弾性材で形成するとともに、胴部ボディーの体積を膨張・縮小させることができる膨縮装置を備えている。
【００４０】
従って、この請求項２の発明のダミー人形では、膨縮装置によりダミー人形の胴径を太め・細めに変化させることができるので、上記請求項１の効果に加えて、単一のダミー人形でサイズの異なる紙おむつの検査に利用できるという効果がある。又、このダミー人形では、紙おむつを装着した状態で胴部ボディーの胴径を繰り返して変形させることで、使用者が実際に装着した状態を模擬でき、よりきめ細かな検証ができるという効果もある。
【００４１】
本願請求項３の発明の効果
本願請求項３の発明は、上記請求項１又は２のダミー人形において、人型ボディーにおけるおむつ装着部付近を人の体温程度まで加温する加温装置を備えている。このように、加温装置を備えると、人型ボディーのおむつ装着部付近を人の体温程度まで加温させることができるので、ダミー人形を温度面でも人体に近づけることができる。
【００４２】
従って、この請求項３のダミー人形では、人型ボディーのおむつ装着部付近を人の体温程度まで加温させることができるので、上記請求項１〜２の効果に加えて、このダミー人形を、紙おむつ内の蒸れ具合（特に吸収体に液体を含浸させた場合の蒸れ具合）の検証に利用できるという効果がある。
【００４３】
本願請求項４の発明の効果
本願請求項４の発明は、紙おむつをダミー人形に装着して該ダミー人形を歩行動作（又は這い動作）させる際の紙おむつ性能検査装置であるが、この請求項４の紙おむつ性能検査装置を使用すると、紙おむつに対して、人が実際に装着したときと同じ状態で歩行動作時（又は這い動作時）の性能検査が簡単に行えるという効果がある。
【００４４】
本願請求項５の発明の効果
本願請求項５の発明は、紙おむつをダミー人形に装着して該ダミー人形をしりもち動作させる際の作動装置であるが、この請求項５の紙おむつ性能検査装置を使用すると、紙おむつに対して、人が実際に装着したときと同じ状態でしりもち動作時の性能検査が簡単に行えるという効果がある。
【発明の実施の形態】
【００４５】
図１〜図９を参照して本願実施形態のダミー人形及び紙おむつ性能検査装置を説明すると、図１〜図７には本願第１実施形態のダミー人形１が示され、図８及び図９には本願第２実施形態のダミー人形１が示されている。又、第１実施形態のうち、図１〜図６にはダミー人形１を歩行動作又は這い動作させるための紙おむつ性能検査装置（本願請求項４に対応する）が示され、図７にはダミー人形１をしりもち動作させるための紙おむつ性能検査装置（本願請求項５に対応する）が示されている。尚、この各実施形態のダミー人形１及び紙おむつ性能検査装置は、紙おむつを装着して該紙おむつの各種性能を検査するために使用されるものである。
【００４６】
第１実施形態
図１〜図７に示す第１実施形態のダミー人形１は、胴部ボディー２１と２本の脚部ボディー２２，２２とを有する人型ボディー２と、人型ボディー２内に設けた骨格３と、胴部ボディー２１の体積を膨張・縮小させる膨縮装置４と、人型ボディー２におけるおむつ装着部付近を加温する加温装置５とを備えて構成されている。
【００４７】
人型ボディー２は、可撓性と伸縮性を有する弾性材（例えば発砲ウレタン）で、胴部ボディー２１と２本の脚部ボディー２２，２２とを一体成型して形成されている。この人型ボディー２の表面は、人肌の感触に近い滑らかさと弾力を有している。胴部ボディー２１は胸部付近までの高さで、各脚部ボディー２２，２２は太もも部までの長さに設定している。胴部ボディー２１の上部には、硬質の台板（特許請求範囲中の支持体となるものである）９が取付けられている。尚、胴部ボディー２１は、その上部位置（上面）のみを台板９の下面に適宜の手段で（例えば接着剤で接着して）固定している。
【００４８】
この人型ボディー２は、肉厚さが例えば１０〜３０mm程度（特に限定するものではない）で、胴部ボディー２１及び各脚部ボディー２２，２２の内部を中空としたものを採用している。尚、この人型ボディー２は、自然状態で保形性を有している。
【００４９】
骨格３は、胴部ボディー２１内に設けられた胴部骨格３１と、各脚部ボディー２２，２２内に設けられた２本の脚部骨格３２，３２とを有している。胴部骨格３１及び各脚部骨格３２，３２は、鋼材や硬質プラスチックのような硬質材で形成されている。
【００５０】
胴部骨格３１は、四角パイプ状のものが採用されている。この胴部骨格３１は、胴部ボディー２１内の背側寄り位置において縦向きに設置されている。胴部骨格３１の上端は台板９を貫通して該台板９の上面に露出させており、胴部骨格３１の下端は臀部付近の高さに達している。この胴部骨格３１の四角パイプ内には、後述する電気コード５１と細チューブ８とが挿通されている。尚、電気コード５１は、加温用の電気ヒータ線５２に給電するためのものであり、細チューブ８は、模擬放尿させるためのものである。
【００５１】
胴部骨格３１の下端部には、左右２つの軸受３３，３３が取付けられている。この各軸受３３，３３には、それぞれ軸３４，３４が左右外向きに取付けられている。
【００５２】
各脚部骨格３２，３２は、ロッド状のものが採用されている。この各脚部骨格３２，３２の上端部３２ａ，３２ａは、それぞれ上記各軸３４，３４の先端部にピン３５，３５で枢着されている。従って、この各脚部骨格３２，３２は、軸受３３によって前後に動かせるとともに、ピン３５によって左右にも動かせるようになっている。
【００５３】
各脚部骨格３２，３２の下端部（特許請求範囲中の下方突出部に相当する）３２ｂ，３２ｂは、それぞれ各脚部ボディー２２，２２の下端面から所定小長さ（例えば１００mm程度）だけ下方に突出させている。尚、各脚部骨格３２，３２は、各脚部ボディー２２，２２に対して前後・左右にガタつきのない状態で挿通させている。従って、各脚部骨格３２，３２の下端部３２ｂ，３２ｂを前後又は左右に動かすと、それに連れて各脚部ボディー２２，２２も前後又は左右に動かせることができるようになっている。尚、各脚部ボディー２２，２２が前後に動かされるときには、胴部ボディー２１に対して脚部ボディー２２の付け根部分で屈曲するようになる。又、各脚部ボディー２２，２２は、胴部ボディー２１に対して、前方側には少なくとも角度９０°程度まで屈曲でき、後方側には角度４５°程度まで屈曲できる。
【００５４】
胴部ボディー２１に対する膨縮装置４は、この第１実施形態では、胴部ボディー２１内に収容した膨縮袋４１と、該膨縮袋４１内に圧縮空気Ａを供給する空気ポンプ４３とを有している。
【００５５】
膨縮袋４１は、伸縮ゴム製の袋が採用されている。この膨縮袋４１は、胴部ボディー２１の腹部２１ａに対応する位置に設置している。膨縮袋４１の後面には裏当て板４２が接合されており、膨縮袋４１内に圧縮空気Ａを注入すると、該膨縮袋４１が図３及び図４に符号４１′で示すように主として前方に膨張するようになっている。尚、裏当て板４２は胴部骨格３１の前面に固定しており、膨縮袋４１の前面側が胴部ボディー２１の腹部２１ａを押圧したときに、裏当て板４２が後退しないようにしている。
【００５６】
空気ポンプ４３からの圧縮空気Ａは、ホース４４を介して膨縮袋４１内に供給される。ホース４４の途中には、切換弁４５が設けられている。この切換弁４５は、３位置切換弁が使用されており、該切換弁４５の切換位置によって、膨縮袋４１内を大気に開放させたり、空気ポンプ４３からの圧縮空気Ａを膨縮袋４１内に供給したり、膨縮袋４１を膨らませた状態（図３及び図４に符号４１′で示す鎖線図示状態）で維持させたりすることができるようになっている。
【００５７】
そして、切換弁４５を大気開放状態にすると、膨縮袋４１内が大気に開放されて該膨縮袋４１が自己の収縮力で縮小し（図３及び図４の実線図示状態）、膨縮袋４１の前面が胴部ボディー２１の腹部２１ａ内面から離間する。このとき、胴部ボディー２１の腹部２１ａは自己弾性力によって収縮しており、胴部ボディー２１の胴径は「小」の状態となる。又、切換弁４５を空気ポンプ接続側に位置させると、該空気ポンプ４３からの圧縮空気Ａが膨縮袋４１内に注入され、膨縮袋４１の前面側が図３及び図４に鎖線図示（符号４１′）するように前方に膨張して、胴部ボディー２１の腹部２１ａを鎖線図示（符号２１ａ′）するように前方に押し出すようになる（胴部ボディー２１の胴径が「大」の状態となる）。尚、膨縮袋４１を膨張させたままで切換弁４５を遮断状態にすると、膨縮袋を膨張状態（符号４１′の状態）のままで維持させることができる。
【００５８】
このダミー人形１には、人型ボディー２におけるおしめ装着部付近を人の体温程度（例えば３７℃程度）まで加温するための加温装置５を使用している。この第１実施形態では、加温装置５として電気ヒータ線５２が採用されている。この電気ヒータ線５２は、胴部ボディー２１の下部寄り周囲と、各脚部ボディー２２，２２の付け根部周囲とにそれぞれジグザグ状に配置している。又、電気ヒータ線５２は、人型ボディー２の弾性材中に埋め込んでいる。この電気ヒータ線５２には、胴部骨格（四角パイプ）３１内を挿通させた電気コード５１を介して給電される。そして、この電気ヒータ線５２への通電は、図示しない温度制御器によって制御されて、人型ボディー２の紙おむつ装着部付近の温度を人の体温程度（例えば３７℃程度）に維持させるようにしている。尚、電気ヒータ線５２は可撓性を有しており、人型ボディー（胴部ボディー２１及び各脚部ボディー２２，２２）が撓曲するとそれに対応して電気ヒータ線５２も撓曲するようになっている。
【００５９】
胴部骨格（四角パイプ）３１内には、模擬放尿させるための細チューブ８が挿通されている。この細チューブ８の先端（模擬放尿口となる）８ａは、人型ボディー２の股部に開口させている。そして、細チューブ８の基端側から水Ｗを注入すると、その水が細チューブ８を通ってその先端８ａからあたかも実際に放尿したように放出されるようになっている。尚、この細チューブ先端（模擬放尿口）８ａは、図３に示すようにダミー人形１に装着させた紙おむつ１０の吸収体１１部分に対応しており、該細チューブ先端８ａから放出された液体は紙おむつ１０の吸収体１１に吸収されるようになっている。
【００６０】
この第１実施形態のダミー人形１は、図１及び図２に示す前後運動装置６や図７に示す上下運動装置７によって、人（幼児）の動きに似せた動作を行わせ得るようになっている。
【００６１】
図１及び図２に示す前後運動装置６は、上部にダミー人形１の台板９を支持・固定する取付台６０を有するとともに、各脚部骨格３２，３２の下端部３２ｂ，３２ｂをそれぞれ個別に前後動させる左右一対のクランク機構６１，６１を有している。各クランク機構６１，６１は、共通のモータ６２で駆動される。尚、取付台６０は、図１〜図３及び図５に示す水平姿勢と図６に示す垂直に近い傾斜姿勢との間で変位させ得るようになっている。
【００６２】
図７に示す上下運動装置７は、ダミー人形１の台板９を支持して昇降する昇降台７０を有するとともに、該昇降台７０を昇降させるクランク機構７１とを有している。昇降台７０は、図７に示すようにダミー人形１をお座り状態で支持できるようになっている。昇降用のクランク機構７１はモータ７２で駆動される。ダミー人形１の取付位置の下方には、しりもち動作時にダミー人形１の尻部を受ける受台７３を設けている。尚、図７の上下運動装置７と受台７３とで、ダミー人形１をしりもち動作させるための作動装置を構成している。
【００６３】
ところで、図５の使用例は、ダミー人形１を直立姿勢で歩行動作させるものであり、図６の使用例は、ダミー人形１を前傾させた姿勢で這い動作させるものである。尚、図５の歩行動作及び図６の這い動作は、それぞれ図１及び図２に示す前後運動装置６を使用する。又、図７の使用例は、ダミー人形１をしりもち動作させるものであり、この場合は上下運動装置７を使用する。
【００６４】
図５の使用例では、前後運動装置６の取付台６０を水平にした状態で、該取付台６０にダミー人形１の台板９を固定し、次に各脚部骨格３２，３２の下端部３２ｂ，３２ｂを図１及び図２に示すようにそれぞれ連結ロッド６３，６３で各側のクランク機構６１，６１に連結する。各連結ロッド６３，６３は、両クランク機構６１，６１が作動したときに各脚部骨格３２，３２が相互に前後逆方向に揺動するように連結する。尚、ダミー人形１には紙おむつ１０を装着させるが、パンツ式の紙おむつ１０では、ダミー人形１を前後運動装置６にセットする前（脚部骨格３２の下端部３２ｂに連結ロッド６３を連結する前）に装着させておく。又、紙おむつ１０をダミー人形１に装着させるときに、該紙おむつのサイズに応じて膨縮装置４により胴部ボディー２１の胴径を調整しておく。
【００６５】
図５のセット状態では、ダミー人形１の胴部ボディー２１の軸線が鉛直方向に向いている。そして、紙おむつ１０の性能検査の内容が単に装着状態での位置ずれや変形等の検証である場合には、この状態で前後運動装置６を作動させる。すると、左右の脚部骨格３２，３２が各軸３４，３４を中心にして前後逆向きに揺動せしめられ、このとき、各脚部骨格３２，３２の揺動に伴って各脚部ボディー２２，２２も鎖線図示（符号２２′、２２″）するように前後に揺動せしめられる。このように、各脚部ボディー２２，２２が前後に揺動する（歩行動作が行われる）と、該脚部ボディー２２の付け根部付近で紙おむつ１０の一部が擦れて、紙おむつ１０が位置ずれしたり変形したりすることがある。そして、所定時間歩行動作を行わせた後、前後運動装置６を停止させ、そのときの紙おむつ１０の装着状態（位置ずれや変形の程度）を検証する。尚、検証の結果、紙おむつ１０の位置ずれや変形の程度が大きい場合には、その原因を考察することで、品質の改善に役立てることができる。
【００６６】
又、紙おむつ装着状態での紙おむつ１０の位置ずれや変形の検証は、図６に示す這い動作や、図７に示すしりもち動作についても行うことができる。
【００６７】
即ち、図６に示す這い動作では、ダミー人形１に紙おむつ１０を装着させた状態で、胴部ボディー２１部分を例えば角度６０°〜７０°程度だけ前傾させた姿勢で固定し、前後運動装置６により各脚部ボディー２２（各脚部骨格３２）を図５の場合と同様に鉛直方向位置の前後に所定角度範囲（例えば２２′の位置と２２″の位置の範囲）で揺動させる。
【００６８】
又、図７に示すしりもち動作では、各脚部ボディー２２（各脚部骨格３２）を胴部ボディー２１に対して角度９０°近くまで屈曲させた状態（お座り状態）で昇降台７０に固定しておき、該昇降台７０をダミー人形１とともに上下運動装置７で繰り返し昇降させて、下動時に鎖線図示（符号１′）するようにダミー人形１の尻部を受台７３上面に押し当てる。
【００６９】
このように、這い動作（図６）やしりもち動作（図７）においても、装着している紙おむつ１０が位置ずれしたり変形したりすることがあり、それらを検証して、品質の改善に役立てる。
【００７０】
他方、液漏れについての検査を行うときには、細チューブ（模擬放尿管）８の基端側から所定量の液体Ｗを注入して、紙おむつ１０の吸収体１１に液体を吸収させる。このとき、注入した液体（模擬放尿液）がうまく吸収体１１に吸収されるかどうか（液漏れが起こらないかどうか）を検証できる。又、吸収体１１に液体を吸収させた状態で、上記と同様に前後運動装置６を作動させて歩行動作（図５）を行わせたり、這い動作（図６）を行わせたり、しりもち動作（図７）を行わせたりすると、紙おむつ１０の吸収体１１部分に捩れ作用や圧縮作用が働くが、このときに吸収体１１に吸収している液体が漏れ出す（逆流する）かどうかを検証できる。このように、液漏れについての検証の結果、不都合がある場合には、その原因を考察し、品質の改善に役立てることができる。
【００７１】
さらに、紙おむつ装着状態での蒸れ具合を検査するときには、加温装置５を用いて（電気ヒータ線５２に通電して）人型ボディー２の紙おむつ装着部付近を人の体温程度（例えば３７℃程度）まで加温しておく。すると、紙おむつ１０の内部が温められて、実際に人体に装着した場合に近い条件で、紙おむつ１０内の蒸れ具合を検証できる。又、この蒸れ検査の際に、紙おむつ１０の吸収体１１に液体を含浸させた状態で行うと、紙おむつ１０内に放尿したときの蒸れ状態を検証できる。尚、この蒸れ具合の検証は、歩行動作（図５）、這い動作（図６）、しりもち動作（図７）等を行った後に行うこともできる。
【００７２】
又、この第１実施形態のダミー人形１は、紙おむつ１０を装着させた状態で、膨縮装置４により胴部ボディー２１を繰り返して膨張・縮小させることができ、そのときの紙おむつ１０の位置ずれや弛み具合を検証できる。この場合、胴部ボディー２１の膨張・縮小動作は、前後運動装置６又は上下運動装置７を停止させた状態でも、あるいは作動させながらでも行える。
【００７３】
尚、第１実施形態の変形例として、膨縮装置４に使用する圧力流体として水を使用することができる。この場合、タンク内の水を水ポンプでホース及び切換弁を介して胴部ボディー内に設けた膨縮袋内に供給するようにする。又、切換弁は３位置切換弁を使用し、該切換弁の切換位置によって、水ポンプからの高圧水を膨縮袋内に供給したり、膨縮袋を水で膨らませた状態で維持させたり、膨縮袋の収縮力によって該膨縮袋内の水をタンク側に戻したりすることができるようにする。
【００７４】
第２実施形態
図８及び図９に示す第２実施形態のダミー人形１は、上記第１実施形態の変形例を示したもので、この第２実施形態では、加温装置５として、電気ヒータ線にかえて温水を循環させる細チューブ５６を使用している。即ち、この第２実施形態で使用されている加温装置５は、人型ボディー２における紙おむつ装着部付近に弾性材中に細チューブ５６をジグザグ状に配設し、タンク５３内の温水Ｃをポンプ５５で細チューブ５６中を循環させるようにしている。尚、タンク５３内の温水Ｃは電気ヒータ５４で加熱することができる。又、ポンプ５５の作動は、図示しない温度制御器によって制御されて、人型ボディー２の紙おむつ装着部付近の温度を人の体温程度（例えば３７℃程度）に維持させるようにしている。尚、この第２実施形態におけるその他の構成は、第１実施形態のものと同じなので、該第１実施形態の説明を援用する。
【００７５】
図８及び図９に示す第２実施形態のダミー人形１でも、加温装置５の温水Ｃにより人型ボディー２の紙おむつ装着部付近を人の体温程度まで加温でき、上記第１実施形態と同様に紙おむつ１０内の蒸れ検査を高精度で行うことができる。尚、この加温装置５の細チューブ５６は可撓性を有しており、人型ボディー２が膨縮するとそれに対応して該細チューブ５６も撓曲するようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図１】本願第１実施形態の紙おむつの機能検査用ダミー人形及び紙おむつ性能検査装置の正面図である。
【図２】図１のダミー人形及び紙おむつ性能検査装置の右側面図である。
【図３】図１のIII−III断面図である。
【図４】図１のIV−IV断面図である。
【図５】図１のダミー人形を歩行動作させる場合の使用説明図である。
【図６】図１のダミー人形を這い動作させる場合の使用説明図である。
【図７】図１のダミー人形をしりもち動作させる場合の使用説明図である。
【図８】本願第２実施形態の紙おむつの機能検査用ダミー人形の図１相当図である。
【図９】図８のIX−IX断面図である。
【符号の説明】
１はダミー人形、２は人型ボディー、３は骨格、４は膨縮装置、５は加温装置、６は前後運動装置、７は上下運動装置、８は細チューブ（模擬放尿管）、９は台板（支持体）、１０は紙おむつ、１１は吸収体、２１は胴部ボディー、２１ａは胴部ボディーの腹部、２２は脚部ボディー、３１は胴部骨格、３２は脚部骨格、３２ｂは脚部骨格の下端部（下方突出部）、４１は膨縮袋、４３は空気ポンプ、５２は電気ヒータ線である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
[0002]
  The present invention relates to a dummy doll for inspecting various performances of the paper diaper by attaching the paper diaper, and a performance inspection apparatus for the paper diaper using the dummy doll.
BACKGROUND OF THE INVENTION AND PRIOR ART
[0003]
  For example, in the trial production stage, the quality of the disposable diaper is checked by performing various performance tests. As a performance test for a disposable diaper, for example, is the disposable diaper well fitted to the skin when worn? Doesn't liquid leak when urinated in a disposable diaper? Can the absorber absorb the required liquid volume well? Does the liquid absorbed by the absorber leak out (does not flow backward)? Doesn't it steam in a paper diaper? , Etc.
[0004]
  By the way, the performance inspection of such a disposable diaper is performed after performing various actions (for example, walking action, scooping action, and sticky action) that occur in actual life with the disposable diaper attached to the human body. Although it is preferable, it is not realistic to actually put a paper diaper on the human body at the inspection stage.
[0005]
  Therefore, the inventors of the present application use a dummy doll to perform various performance inspections of a paper diaper. Conventionally, a dummy doll for performance inspection of a paper diaper is used by using a plastic material molded into a human shape. Yes. The dummy doll for performance inspection of the paper diaper may be a torso body and two leg bodies.
[Problems to be solved by the invention]
[0006]
  However, the performance-testing dummy dolls that have been used in the past do not have a structure that allows movements similar to human movements. Therefore, conventionally, when the performance of the disposable diaper is inspected, the disposable diaper is simply attached to the stationary dummy doll, so that it has not been possible to verify the change caused by the movement of the person. That is, for example, in an infant, walking movements, scooping (high / high) movements, moistening movements, etc. are frequently performed during life, and when these movements are performed with a disposable diaper attached, the disposable diaper is displaced from the human body. However, a compressive action and a twisting action may act on the absorbent body of the paper diaper. However, with a conventionally used dummy doll, the state after such an operation cannot be inspected. As described above, with the conventional dummy doll, the performance inspection of the disposable diaper can only be performed roughly, and therefore only the performance inspection with low accuracy can be performed.
[0007]
  In addition, paper diapers of various sizes such as “Large, Medium, Small” are manufactured even for infants, for example. It is desired that the paper diaper is mounted in a state where it is properly fitted to the dummy doll.
[0008]
  However, the performance test dummy dolls that have been used in the past have no change in body shape, so when trying to fit various sizes of paper diapers in a properly fitted state, the body shape matches the size of each paper diaper. It is necessary to prepare multiple types (thick, standard, and narrow) of dummy dolls. In this case, there is a problem that the cost becomes high and the storage management becomes complicated.
[0009]
  In addition, when using a disposable diaper, the body diameter changes (especially the abdomen changes) by moving the body or breathing during actual life. However, with conventional dummy dolls, the body diameter cannot be changed with a paper diaper attached, so detailed performance inspections that correspond to changes in body diameter that occur when the user actually uses cannot be performed. It was.
[0010]
  Moreover, when a paper diaper is actually attached to a human body, the inside of the paper diaper may be warmed by the body temperature (36 to 37 ° C.) of the person and may be steamed in the paper diaper. In particular, when urinating in a paper diaper, the liquid absorbed by the absorbent body is warmed at body temperature, and the inside of the paper diaper is more easily steamed.
[0011]
  However, in the performance test dummy dolls that have been used in the past, the temperature of the human body is considerably lower than the actual human body temperature (36 to 37 ° C.) (for example, about 18 ° C., which is the same as room temperature). Therefore, even if the liquid is absorbed by the absorbent body of the paper diaper, the phenomenon that the human body is steamed in the paper diaper hardly occurs at a temperature of room temperature (for example, about 18 ° C.). As described above, the conventional dummy doll for performance inspection of a paper diaper cannot reproduce the stuffiness phenomenon that occurs when the paper diaper is mounted on an actual human body, and therefore cannot perform the stuffiness test in the paper diaper.
[0012]
  In view of the above-mentioned conventional problems, the present invention provides a dummy doll for performance inspection of a paper diaper that can perform performance inspection of a highly accurate paper diaper and can be applied to a plurality of paper diapers of different sizes. On the other hand, the second object is to provide a performance inspection apparatus for disposable diapers using the dummy doll.
[Means for Solving the Problems]
[0013]
  The present invention has the following configuration as means for solving the above problems. The invention of this application is directed to a performance inspection dummy doll for a paper diaper and a performance inspection device for the paper diaper using the dummy doll. In the following description, the performance inspection dummy doll is simply referred to as a dummy doll. Sometimes.
[0014]
  Invention of Claim 1 of this application
  The invention of claim 1 is directed to a dummy doll. The dummy doll is formed of a flexible material that can be freely restored even when the humanoid body having the trunk body and the two leg bodies is bent. The dummy doll may be prepared for infants and for adults. The human body should have elasticity and smoothness comparable to human skin.
[0015]
  The trunk body is fixed to the support only at the upper position.
[0016]
  While a trunk skeleton is provided inside the trunk body, a leg skeleton is provided in each leg body. A hard material such as metal or hard plastic is used for the trunk skeleton and each leg skeleton.
[0017]
  Each leg skeleton is attached so that it can be moved back and forth and left and right with respect to the trunk skeleton. However, it is preferable that each leg skeleton can be individually moved back and forth and left and right. That is, the upper ends of the leg skeletons can be individually moved back and forth and left and right by the bearing structure and the pin pivot structure at the left and right positions of the lower end of the trunk skeleton. Further, the lower part of each leg skeleton protrudes downward from each leg body.
[0018]
  The dummy doll of claim 1 is configured such that each leg body can be moved back and forth with respect to the trunk body by moving the downward projecting portion of each leg skeleton back and forth. Each leg body can be moved to the left and right with respect to the trunk body by moving the downward projecting part to the left and right. Each leg body can be bent to an angle of about 90 ° to 100 ° on the front side with respect to the trunk body, and can be bent to an angle of about 40 ° to 50 ° on the rear side. Then, each bendable angle is not particularly limited and can be changed as appropriate.
[0019]
  The dummy doll of claim 1 can perform an operation close to a human movement (for example, a walking operation, a scooping operation, a sticky operation, etc.) by the operating device with the paper diaper mounted at a predetermined position. That is, when a walking motion is performed, each leg skeleton is moved in a predetermined angle range (for example, an angle of 50 ° to 80 °) by an operating device (in this case, a back-and-forth motion device) with the trunk body fixed in a vertical posture. (Range of °) Move back and forth individually. Also, during scooping, the lower body of each leg skeleton is moved back and forth in the same manner with the trunk body fixed in a forward tilted posture (for example, a posture tilted forward by about 60 ° to 70 ° from the vertical posture). The apparatus is individually moved back and forth by a predetermined angle range (for example, an angle range of 50 ° to 80 °). In addition, when the leg body is operated, each leg body is bent and fixed at an angle of about 90 ° to the trunk body (sitting state), and the entire dummy doll is moved up and down by the vertical motion device. Repeat the action of dropping the bottom of the dummy doll onto the cradle.
[0020]
  Thus, in the dummy doll of claim 1, the body skeleton and each leg skeleton are provided in the humanoid body so that the movement close to the movement of the person (infant) can be performed. Accordingly, by operating the dummy doll with the paper diaper attached, it is possible to perform a performance inspection of the paper diaper taking a realistic movement into consideration.
[0021]
  In the dummy doll of claim 1, a pipe is used for the trunk skeleton, and a thin tube for simulating urination is installed in the pipe inserted into the trunk skeleton. The tip of the thin tube for simulated urination (which becomes a simulated urination port) is opened in the crotch portion of the human body. When water is injected from the proximal end side of the thin tube, the water passes through the thin tube and is discharged from the distal end as if it was actually urinated.
[0022]
  Invention of Claim 2 of this application
  The invention of claim 2 of the present application is the dummy doll of claim 1, further comprising an expansion / contraction device capable of expanding and contracting the volume of the trunk body while forming the trunk body with an elastic material that can be expanded and contracted. Yes.
[0023]
  As the material (elastic material) of the trunk body, for example, a rubber-based material or a foamed urethane-based material can be used. The trunk body is hollow inside, and when pressure is applied to the inner surface of the trunk body from the inside, the wall surface of the trunk body is pushed outward by the pressure.
[0024]
  As the expansion / contraction device, an expansion / contraction bag installed in a space in the trunk body and a pump for supplying a pressure fluid into the expansion / contraction bag can be used. The pressure fluid is generally compressed air, but water can also be used.
[0025]
  And the dummy doll of the invention of claim 2 can change the body shape even if it is a single one (thickening, narrowing) by expanding / reducing the volume of the body part of the body in accordance with the size of the paper diaper to be inspected It has become possible to let you. In the dummy doll of claim 2, the body body can be repeatedly expanded and contracted even when a paper diaper is attached (during performance inspection).
[0026]
  Invention of Claim 3 of the present application
  The invention of claim 3 of the present application is the dummy doll of claim 1 or 2, further comprising a heating device for heating the vicinity of the diaper mounting portion of the human body to the body temperature of the person.
[0027]
  As a heating device, an electric heater wire is generally used, but a warm water may be circulated in the thin tube. This electric heater wire (or thin tube) can be embedded in the material of the humanoid body (within the thickness) or disposed in a state of being adhered to the inner surface of the humanoid body. The electric heater wires (or thin tubes) are preferably arranged in a zigzag shape with small intervals in order to uniformly heat the vicinity of the diaper mounting portion. The electric heater wire (or thin tube) has flexibility, and when the human body is bent, the electric heater wire (or thin tube) is also bent correspondingly.
[0028]
  In the dummy doll of the invention of claim 3, it is possible to bring the human body close to the human body in terms of temperature by heating the vicinity of the diaper mounting portion of the humanoid body to about the human body temperature (for example, about 37 ° C.). . In this way, when the performance test is performed in the state where the vicinity of the diaper mounting part of the human body is heated to about the body temperature of the human body, the degree of stuffiness in the paper diaper ( In particular, the degree of steaming when the absorbent is impregnated with a liquid can be verified.
[0029]
  Invention of Claim 4 of this application
  The invention of claim 4 of the present application is directed to a performance inspection apparatus for a paper diaper using the dummy doll according to any one of claims 1 to 3.
[0030]
  And the disposable diaper performance inspection apparatus according to claim 4 has a mounting base that can support the support body of the dummy doll, and the front and rear projections of the leg skeletons of the dummy doll supported by the mounting base respectively. It is configured with a back-and-forth motion device that can be moved.
[0031]
  The paper diaper performance inspection device according to claim 4 is used for performance inspection at the time of walking operation or scooping operation of the paper diaper. By making it possible to move back and forth with respect to the body part, the dummy doll can be made to perform a walking motion and a scooping motion.
[0032]
  Therefore, in the performance inspection apparatus according to the fourth aspect, with the paper diaper attached to the dummy doll and the dummy doll supported by the mounting base, the downward projecting portions of the leg skeletons are respectively moved back and forth by the longitudinal motion device. By this, the performance test at the time of walking operation (or scooping operation) can be performed on the disposable diaper.
[0033]
  Invention of Claim 5 of this application
  The invention of claim 5 of the present application is also directed to a performance inspection apparatus for a paper diaper using the dummy doll according to any one of claims 1 to 3.
[0034]
  The paper diaper performance inspection apparatus according to claim 5 has an elevator that can support the dummy doll in a sitting state, and can move the dummy doll up and down by moving the elevator up and down. While being equipped with the apparatus, the base which receives the buttocks of a dummy doll at the position below the lift is provided.
[0035]
  The paper diaper performance inspection apparatus according to claim 5 is used particularly for performance inspection during a sticky operation in a baby diaper. In the paper diaper performance inspection apparatus according to claim 5, The dummy dolls can be supported in a sitting position by allowing each leg body to move back and forth with respect to the trunk body as in the dummy dolls.
[0036]
  Therefore, in the paper diaper performance inspection device according to claim 5, the paper diaper is mounted on the dummy doll, and the dummy doll is supported by the up-and-down table in a sitting posture, and is moved up and down by the vertical movement device. During movement, the bottom of the dummy doll is pressed onto the cradle (the bottom of the paper diaper is sandwiched between the bottom of the dummy doll and the cradle), and the performance test can be performed on the paper diaper during the sticky operation.
【The invention's effect】
[0037]
  Effects of the invention of claim 1 of the present application
  The dummy doll according to the first aspect of the present invention is configured such that each leg body can be moved back and forth with respect to the trunk body by forming the human body with a flexible material and moving each leg skeleton back and forth. Therefore, this dummy doll can be operated in a state close to a human movement (for example, in the case of an infant, a walking movement, a scooping movement, a sticky movement, etc.).
[0038]
  Accordingly, when the dummy doll of claim 1 is operated by attaching a paper diaper, the same change as when the paper diaper is attached to an actual human body can be given, and a performance inspection of the paper diaper (for example, a misalignment inspection). , Liquid leakage inspection, etc.) can be performed with high precision. If inconvenience can be confirmed as a result of the inspection, the cause can be considered and used for quality improvement.
[0039]
  Effects of the invention of claim 2 of the present application
  According to a second aspect of the present invention, the dummy doll of the first aspect further includes an expansion / contraction device capable of expanding / reducing the volume of the trunk body while the trunk body is formed of an elastic material capable of expanding and contracting. .
[0040]
  Therefore, in the dummy doll according to the second aspect of the present invention, the trunk diameter of the dummy doll can be changed to be thicker or narrower by the expansion / contraction device. In addition to the effect of the first aspect, a single dummy doll can be used. There is an effect that it can be used for inspection of paper diapers of different sizes. In addition, this dummy doll also has an effect that the user can simulate the actual wearing state by repeatedly deforming the body diameter of the body part body with the paper diaper attached, and can perform more detailed verification.
[0041]
  Effects of the invention of claim 3 of the present application
  The invention of claim 3 of the present application is the dummy doll of claim 1 or 2, further comprising a heating device for heating the vicinity of the diaper mounting portion of the human body to the body temperature of the person. In this way, when the heating device is provided, the vicinity of the diaper mounting portion of the humanoid body can be heated to the human body temperature, so that the dummy doll can be brought close to the human body in terms of temperature.
[0042]
  Accordingly, in the dummy doll of claim 3, since the vicinity of the diaper mounting portion of the human body can be heated to about the body temperature of the person, in addition to the effects of claims 1-2, There is an effect that it can be used for verification of the stuffiness in the disposable diaper (especially the stuffiness when the absorbent is impregnated with a liquid).
[0043]
  Effects of the invention of claim 4 of the present application
  The invention of claim 4 of the present application is a paper diaper performance inspection device for attaching a paper diaper to a dummy doll and causing the dummy doll to walk (or crawl). When the paper diaper performance inspection device of claim 4 is used, There is an effect that it is possible to easily perform a performance test on a paper diaper during a walking motion (or a scooping motion) in the same state as when a person actually wears it.
[0044]
  Effects of the invention of claim 5 of the present application
  The invention of claim 5 of the present application is an operating device for attaching a paper diaper to a dummy doll and causing the dummy doll to move. When the paper diaper performance inspection device of claim 5 is used, There is an effect that it is possible to easily perform a performance test in the same state as when a person is actually wearing it.
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0045]
  The dummy doll and paper diaper performance inspection apparatus according to this embodiment will be described with reference to FIGS. 1 to 9. FIGS. 1 to 7 show the dummy doll 1 according to the first embodiment of the present application. Shows the dummy doll 1 of the second embodiment of the present application. Also, among the first embodiment, FIGS. 1 to 6 show a paper diaper performance inspection device (corresponding to claim 4 of the present application) for making the dummy doll 1 walk or scoop, and FIG. A paper diaper performance inspection device (corresponding to claim 5 of the present application) for operating the doll 1 is shown. In addition, the dummy doll 1 and the paper diaper performance inspection device of each embodiment are used for mounting a paper diaper and inspecting various performances of the paper diaper.
[0046]
  First embodiment
  A dummy doll 1 according to the first embodiment shown in FIGS. 1 to 7 includes a humanoid body 2 having a trunk body 21 and two leg bodies 22 and 22, and a skeleton 3 provided in the humanoid body 2. And an expansion / contraction device 4 that expands / contracts the volume of the trunk body 21 and a heating device 5 that heats the vicinity of the diaper mounting portion of the humanoid body 2.
[0047]
  The humanoid body 2 is an elastic material (for example, foamed urethane) having flexibility and stretchability, and is formed by integrally molding a trunk body 21 and two leg bodies 22 and 22. The surface of the humanoid body 2 has smoothness and elasticity close to the touch of human skin. The torso body 21 has a height up to the vicinity of the chest, and the leg bodies 22 and 22 have a length up to the thigh. A hard base plate (which is a support in claims) 9 is attached to the upper portion of the trunk body 21. In addition, the trunk | drum body 21 is fixing only the upper position (upper surface) to the lower surface of the baseplate 9 by a suitable means (for example, adhere | attaching with an adhesive agent).
[0048]
  This humanoid body 2 has a thickness of, for example, about 10 to 30 mm (not particularly limited), and has a body body 21 and each leg body 22, 22 having a hollow interior. . The human body 2 has shape retention in a natural state.
[0049]
  The skeleton 3 includes a trunk skeleton 31 provided in the trunk body 21 and two leg skeletons 32 and 32 provided in the leg bodies 22 and 22. The trunk skeleton 31 and the leg skeletons 32 and 32 are made of a hard material such as steel or hard plastic.
[0050]
  The trunk skeleton 31 is a square pipe. The trunk skeleton 31 is installed vertically at a position closer to the back side in the trunk body 21. The upper end of the trunk skeleton 31 passes through the base plate 9 and is exposed on the upper surface of the base plate 9, and the lower end of the trunk skeleton 31 reaches a height near the buttocks. An electric cord 51 and a thin tube 8 described later are inserted into the square pipe of the trunk skeleton 31. The electric cord 51 is for supplying power to the electric heater wire 52 for heating, and the thin tube 8 is for simulating urination.
[0051]
  The left and right bearings 33 and 33 are attached to the lower end portion of the trunk skeleton 31. Shafts 34 and 34 are attached to the bearings 33 and 33 outwardly in the left and right directions, respectively.
[0052]
  The leg skeletons 32 and 32 are rod-shaped. The upper end portions 32a and 32a of the leg skeletons 32 and 32 are pivotally attached to the tip portions of the shafts 34 and 34 by pins 35 and 35, respectively. Accordingly, the leg skeletons 32 and 32 can be moved back and forth by the bearings 33 and also moved left and right by the pins 35.
[0053]
  Lower end portions (corresponding to downward projecting portions in the claims) 32b and 32b of the leg skeletons 32 and 32 are respectively a predetermined small length (for example, about 100 mm) from the lower end surfaces of the leg body bodies 22 and 22, respectively. It protrudes downward. The leg skeletons 32 and 32 are inserted through the leg bodies 22 and 22 with no back-and-forth back-and-forth. Accordingly, when the lower end portions 32b and 32b of the leg skeletons 32 and 32 are moved back and forth or left and right, the leg bodies 22 and 22 can be moved back and forth or left and right accordingly. When each leg body 22, 22 is moved back and forth, the leg body 22 is bent at the base portion of the leg body 22 with respect to the trunk body 21. Each leg body 22, 22 can be bent at an angle of at least about 90 ° on the front side and can be bent at an angle of about 45 ° on the rear side with respect to the trunk body 21.
[0054]
  In the first embodiment, the expansion / contraction device 4 for the trunk body 21 includes an expansion / contraction bag 41 accommodated in the trunk body 21 and an air pump 43 that supplies the compressed air A into the expansion / contraction bag 41. Have.
[0055]
  The inflatable bag 41 is a stretchable rubber bag. The inflatable bag 41 is installed at a position corresponding to the abdomen 21 a of the trunk body 21. A backing plate 42 is joined to the rear surface of the inflatable bag 41, and when the compressed air A is injected into the inflatable bag 41, the inflatable bag 41 is indicated by reference numeral 41 'in FIGS. It mainly expands forward. The backing plate 42 is fixed to the front surface of the trunk skeleton 31 so that the backing plate 42 does not retreat when the front side of the inflatable and deflating bag 41 presses the abdomen 21a of the trunk body 21. .
[0056]
  The compressed air A from the air pump 43 is supplied into the inflatable bag 41 via the hose 44. In the middle of the hose 44, a switching valve 45 is provided. This switching valve 45 is a three-position switching valve. Depending on the switching position of the switching valve 45, the inside of the expansion / contraction bag 41 is opened to the atmosphere, or the compressed air A from the air pump 43 is supplied to the expansion / contraction bag 41. The inflatable bag 41 can be maintained in a state where the inflatable bag 41 is inflated (indicated by the reference numeral 41 'in FIGS. 3 and 4).
[0057]
  When the switching valve 45 is opened to the atmosphere, the inside of the expansion / contraction bag 41 is opened to the atmosphere, and the expansion / contraction bag 41 is contracted by its own contractive force (the state shown by the solid lines in FIGS. 3 and 4). The front surface of the bag 41 is separated from the inner surface of the abdomen 21 a of the trunk body 21. At this time, the abdomen 21a of the trunk body 21 is contracted by the self-elastic force, and the trunk diameter of the trunk body 21 is in a “small” state. When the switching valve 45 is positioned on the air pump connection side, the compressed air A from the air pump 43 is injected into the inflatable bag 41, and the front side of the inflatable bag 41 is shown by a chain line in FIGS. 41 '), the abdomen 21a of the body part 21 is pushed forward as indicated by the chain line (reference numeral 21a') (the body diameter of the body part 21 is "large"). State). If the switching valve 45 is shut off while the inflatable bag 41 is inflated, the inflatable bag can be maintained in the inflated state (state of reference numeral 41 ').
[0058]
  The dummy doll 1 uses a heating device 5 for heating the vicinity of the diaper mounting portion of the humanoid body 2 to a human body temperature (for example, about 37 ° C.). In the first embodiment, an electric heater wire 52 is employed as the heating device 5. The electric heater wires 52 are arranged in a zigzag shape around the lower portion of the trunk body 21 and around the base portions of the leg bodies 22 and 22, respectively. The electric heater wire 52 is embedded in the elastic material of the humanoid body 2. Electric power is supplied to the electric heater wire 52 through an electric cord 51 inserted through the trunk skeleton (square pipe) 31. The energization of the electric heater wire 52 is controlled by a temperature controller (not shown) so as to maintain the temperature in the vicinity of the disposable diaper mounting portion of the humanoid body 2 at a human body temperature (for example, about 37 ° C.). Yes. The electric heater wire 52 is flexible, and when the humanoid body (the trunk body 21 and the leg body bodies 22 and 22) is bent, the electric heater wire 52 is also bent correspondingly. It has become.
[0059]
  A thin tube 8 for simulating urination is inserted into the trunk skeleton (square pipe) 31. The tip (a simulated urination port) 8 a of the thin tube 8 is opened at the crotch portion of the humanoid body 2. Then, when water W is injected from the proximal end side of the thin tube 8, the water is discharged from the distal end 8a through the thin tube 8 as if it was actually urinated. The thin tube tip (simulated urination port) 8a corresponds to the absorber 11 portion of the paper diaper 10 attached to the dummy doll 1 as shown in FIG. 3, and the liquid discharged from the thin tube tip 8a. Is absorbed by the absorbent body 11 of the paper diaper 10.
[0060]
  The dummy doll 1 according to the first embodiment can be operated to resemble the movement of a person (infant) by the longitudinal motion device 6 shown in FIGS. 1 and 2 and the vertical motion device 7 shown in FIG. ing.
[0061]
  1 and 2 has an attachment base 60 for supporting and fixing the base plate 9 of the dummy doll 1 on the upper part, and lower end portions 32b and 32b of the leg skeletons 32 and 32 individually. A pair of left and right crank mechanisms 61, 61 that are moved back and forth. The crank mechanisms 61 and 61 are driven by a common motor 62. The mounting base 60 can be displaced between a horizontal posture shown in FIGS. 1 to 3 and 5 and an inclined posture close to the vertical shown in FIG.
[0062]
  The vertical motion apparatus 7 shown in FIG. 7 has a lift 70 that supports the base plate 9 of the dummy doll 1 and moves up and down, and a crank mechanism 71 that lifts and lowers the lift 70. As shown in FIG. 7, the lifting platform 70 can support the dummy doll 1 in a sitting state. The lifting / lowering crank mechanism 71 is driven by a motor 72. Below the attachment position of the dummy doll 1, there is provided a receiving base 73 for receiving the buttocks of the dummy doll 1 during the moist operation. Note that the vertical movement device 7 and the cradle 73 of FIG. 7 constitute an operating device for moving the dummy doll 1 in a moist manner.
[0063]
  By the way, the usage example of FIG. 5 is to move the dummy doll 1 in an upright posture, and the usage example of FIG. 6 is to crawl the dummy doll 1 in a forward tilted posture. Note that the walking motion of FIG. 5 and the scooping motion of FIG. 6 use the back-and-forth motion device 6 shown in FIGS. 1 and 2, respectively. In addition, the usage example of FIG. 7 is to move the dummy doll 1 in a moist manner. In this case, the vertical movement device 7 is used.
[0064]
  In the usage example of FIG. 5, the base plate 9 of the dummy doll 1 is fixed to the mounting base 60 in a state where the mounting base 60 of the back-and-forth motion apparatus 6 is horizontal, and then the lower end portions of the leg skeletons 32 and 32. 32b and 32b are connected to crank mechanisms 61 and 61 on each side by connecting rods 63 and 63, respectively, as shown in FIGS. The connecting rods 63 and 63 are connected so that the leg skeletons 32 and 32 swing back and forth in the reverse direction when the crank mechanisms 61 and 61 are operated. In addition, although the paper diaper 10 is attached to the dummy doll 1, in the pants-type paper diaper 10, before the dummy doll 1 is set on the front-rear motion device 6 (before the connecting rod 63 is connected to the lower end portion 32b of the leg skeleton 32). ). Further, when the paper diaper 10 is mounted on the dummy doll 1, the body diameter of the body body 21 is adjusted by the expansion / contraction device 4 according to the size of the paper diaper.
[0065]
  In the set state of FIG. 5, the axis of the trunk body 21 of the dummy doll 1 is oriented in the vertical direction. When the content of the performance inspection of the disposable diaper 10 is simply verification of misalignment or deformation in the mounted state, the back-and-forth motion device 6 is operated in this state. Then, the left and right leg skeletons 32 and 32 are swung in the reverse direction around the respective axes 34 and 34. At this time, each leg body 22 is swung along with the swing of the leg skeletons 32 and 32. , 22 are also swung back and forth as indicated by chain lines (reference numerals 22 ', 22 "). Thus, when the leg bodies 22, 22 swing back and forth (walking motion is performed), A part of the paper diaper 10 may be rubbed near the base of the leg body 22 and the paper diaper 10 may be displaced or deformed. Stop and verify the state of the disposable diaper 10 (the degree of misalignment and deformation), and if the result of the verification shows that the degree of misalignment and deformation of the disposable diaper 10 is large, consider the cause. To help improve quality It can be.
[0066]
  Further, the verification of the positional deviation and deformation of the paper diaper 10 in the state in which the paper diaper is mounted can be performed for the scooping operation shown in FIG. 6 and the sticky operation shown in FIG.
[0067]
  That is, in the scooping operation shown in FIG. 6, with the paper diaper 10 attached to the dummy doll 1, the body part 21 is fixed in a posture that is tilted forward by, for example, an angle of about 60 ° to 70 °. 6, each leg body 22 (each leg skeleton 32) is swung within a predetermined angle range (for example, a range of 22 ′ position and 22 ″ position) before and after the vertical position as in the case of FIG. 5.
[0068]
  7, each leg body 22 (each leg skeleton 32) is bent to the angle of about 90 ° with respect to the trunk body 21 (sitting state) on the lifting platform 70. The elevator 70 is repeatedly raised and lowered together with the dummy doll 1 by the vertical movement device 7, and the bottom of the dummy doll 1 is pushed onto the upper surface of the pedestal 73 so as to show the chain line (reference numeral 1 ′) when moving downward. Hit it.
[0069]
  As described above, even in the scooping operation (FIG. 6) and the sticky operation (FIG. 7), the attached paper diaper 10 may be displaced or deformed, and these are verified to improve the quality. Useful.
[0070]
  On the other hand, when an inspection for liquid leakage is performed, a predetermined amount of liquid W is injected from the proximal end side of the thin tube (simulated urination tube) 8 and the liquid is absorbed by the absorber 11 of the paper diaper 10. At this time, it can be verified whether or not the injected liquid (simulated urination liquid) is well absorbed by the absorber 11 (whether liquid leakage does not occur). Further, in the state that the liquid is absorbed by the absorber 11, the back-and-forth motion device 6 is operated in the same manner as described above to perform a walking motion (FIG. 5), a scooping motion (FIG. 6), When the operation (FIG. 7) is performed, a twisting action or a compressing action is applied to the absorbent body 11 portion of the disposable diaper 10. At this time, it is determined whether the liquid absorbed in the absorbent body 11 leaks (backflows). Can be verified. As described above, when there is an inconvenience as a result of the verification of the liquid leakage, the cause can be considered and used for quality improvement.
[0071]
  Further, when inspecting the stuffiness in the state where the paper diaper is mounted, the heating device 5 is used (by energizing the electric heater wire 52), and the temperature of the human body 2 near the paper diaper mounting portion is about the body temperature (for example, about 37 ° C. ). Then, the inside of the paper diaper 10 is warmed, and the degree of stuffiness in the paper diaper 10 can be verified under conditions close to the case where the paper diaper 10 is actually worn. In addition, when the stuffiness test is performed in a state where the absorbent 11 of the paper diaper 10 is impregnated with a liquid, the state of stuffiness when urinating into the paper diaper 10 can be verified. In addition, verification of this dampness can also be performed after performing a walk operation | movement (FIG. 5), a scooping operation | movement (FIG. 6), a moistening operation | movement (FIG. 7), etc.
[0072]
  The dummy doll 1 according to the first embodiment can repeatedly expand and contract the body body 21 by the expansion / contraction device 4 with the paper diaper 10 attached, and the position of the paper diaper 10 at that time is shifted. You can verify the degree of slack. In this case, the body body 21 can be inflated / reduced even when the longitudinal motion device 6 or the vertical motion device 7 is stopped or operated.
[0073]
  As a modification of the first embodiment, water can be used as the pressure fluid used in the expansion / contraction device 4. In this case, the water in the tank is supplied by a water pump into an expansion / contraction bag provided in the trunk body through a hose and a switching valve. Further, the switching valve uses a three-position switching valve, and depending on the switching position of the switching valve, high-pressure water from the water pump is supplied into the expansion / contraction bag, or the expansion / contraction bag is maintained in an inflated state with water. The water in the expansion / contraction bag can be returned to the tank side by the contraction force of the expansion / contraction bag.
[0074]
  Second embodiment
  The dummy doll 1 of the second embodiment shown in FIGS. 8 and 9 shows a modification of the first embodiment. In the second embodiment, the heating device 5 is replaced with an electric heater wire. A thin tube 56 for circulating hot water is used. That is, in the heating device 5 used in the second embodiment, the thin tubes 56 are arranged in a zigzag manner in the elastic material near the disposable diaper mounting portion in the humanoid body 2, and the hot water C in the tank 53 is supplied. The pump 55 circulates through the thin tube 56. The hot water C in the tank 53 can be heated by the electric heater 54. The operation of the pump 55 is controlled by a temperature controller (not shown) so that the temperature in the vicinity of the disposable diaper mounting portion of the human body 2 is maintained at a human body temperature (for example, approximately 37 ° C.). In addition, since the other structure in this 2nd Embodiment is the same as the thing of 1st Embodiment, description of this 1st Embodiment is used.
[0075]
  The dummy doll 1 of the second embodiment shown in FIGS. 8 and 9 can also warm the vicinity of the disposable diaper mounting portion of the humanoid body 2 to the human body temperature by the hot water C of the heating device 5. Similarly, the stuffiness inspection in the disposable diaper 10 can be performed with high accuracy. Note that the thin tube 56 of the heating device 5 has flexibility, and when the humanoid body 2 expands and contracts, the thin tube 56 bends accordingly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a function testing dummy doll and a paper diaper performance testing apparatus according to a first embodiment of the present application.
FIG. 2 is a right side view of the dummy doll and paper diaper performance inspection device of FIG. 1;
3 is a cross-sectional view taken along the line III-III in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along the line IV-IV in FIG.
FIG. 5 is an explanatory diagram of use when the dummy doll of FIG. 1 is caused to walk.
6 is an explanatory diagram for use when the dummy doll of FIG. 1 is scooped. FIG.
7 is an explanatory diagram of use when the dummy doll of FIG.
FIG. 8 is a view corresponding to FIG. 1 of a function test dummy doll of a paper diaper according to a second embodiment of the present application.
9 is a cross-sectional view taken along the line IX-IX in FIG.
[Explanation of symbols]
  1 is a dummy doll, 2 is a humanoid body, 3 is a skeleton, 4 is an expansion / contraction device, 5 is a heating device, 6 is a longitudinal motion device, 7 is a vertical motion device, 8 is a thin tube (simulated urination tube), 9 Is a base plate (support), 10 is a disposable diaper, 11 is an absorbent body, 21 is a torso body, 21a is an abdomen of the torso body, 22 is a leg body, 31 is a torso skeleton, 32 is a leg skeleton, 32b Is a lower end portion (downward projecting portion) of the leg skeleton, 41 is an expansion / contraction bag, 43 is an air pump, and 52 is an electric heater wire.

Claims

A human body (2) having a trunk body (21) and two leg bodies (22, 22) is formed of a flexible material that can be freely restored even if it is bent,
The trunk body (21) is fixed to the support (9) only at the upper position,
While providing a trunk skeleton (31) inside the trunk body (21), a leg skeleton (32, 32) is provided in each leg body (22, 22),
The leg skeletons (32, 32) are attached to the trunk skeleton (31) so as to be movable back and forth and to the left and right, and the lower portions of the leg skeletons (32, 32) are attached to the leg bodies. Project downward from (22,22),
By moving the downward protrusions (32b, 32b) of the leg skeletons (32, 32) back and forth, the leg bodies (22, 22) can be moved back and forth with respect to the trunk body (21). In addition, each leg body (22, 22) is moved relative to the body body (21) by moving the downward projecting portions (32b, 32b) of the leg skeletons (32, 32) to the left and right. while you have to be moved to the left and right Te,
A pipe is used for the trunk skeleton (31) and a thin tube (8) for simulating urination is installed in a state of being inserted into the pipe of the trunk skeleton (31).
A dummy doll for performance inspection of disposable diapers.

In claim 1,
The trunk body (21) is formed of an elastic material that can be expanded and contracted, and includes an expansion / contraction device (4) that can expand and contract the volume of the trunk body (21).
A dummy doll for performance inspection of disposable diapers.

In any one of Claim 1 or 2,
Equipped with a heating device (5) for heating the vicinity of the diaper mounting part of the humanoid body (2) to the human body temperature,
A dummy doll for performance inspection of disposable diapers.

A paper diaper performance inspection device using the dummy doll (1) according to any one of claims 1 to 3,
Each leg skeleton (32, 32) of the dummy doll (1) having a mounting base (60) capable of supporting the support (9) of the dummy doll (1) and supported by the mounting base (60). ) Is provided with a back-and-forth motion device (6) that can move the lower protrusions (32b, 32b) back and forth.
A performance inspection device for disposable diapers using a dummy doll.

A paper diaper performance inspection device using the dummy doll (1) according to any one of claims 1 to 3,
Up-and-down movement that has a lifting platform (70) that can support the dummy doll (1) in a sitting state and that can move the dummy doll (1) up and down by raising and lowering the lifting platform (70). With a device (7),
A cradle (73) for receiving the bottom of the dummy doll (1) when the lift (70) is moved downward is provided at a position below the lift (70).
A performance inspection device for disposable diapers using a dummy doll.