JP3941904B2 - 交換機制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、公衆回線を経由して不特定の発信者からの発信呼を着信するコールセンタに設置される、該発信呼をコールセンタ内の電話機に交換するPBXを対象とする交換機制御システムに係り、特に、着信した発信呼、及び該発信呼に関する情報を複数のコールセンタ間で共有できるようにして、コールセンタ間で転送される発信呼についても、その発信呼に関する情報をコールセンタ間で融通できるようにし、転送される発信呼に対するサービスの向上を図ることができる交換機制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
個々のコールセンタが提供するサービスは、多種多様化、専門化する。そして、顧客の要望の内容、対応するコールセンタの担当者の職能によっては、着信したコールセンタで対応できない場合も発生しつつある。このため、従来から、公衆回線を経由して不特定の発信者からの呼を着信する、複数のコールセンタを運用することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数のコールセンタを運用するといっても、総合的に管理する機能を有していない。このため、あるコールセンタのあるオペレータが受けた通話を、異なるコールセンタに転送し、異なるオペレータが受けるようにした場合、提供できるサービスに制限が生じたり、サービスの質が低下してしまうなどの問題が生じる。
【0004】
例えば、受けた発信呼をコールセンタ間で転送できたとしても、転送に伴って付加的な情報を共に伝達することができない。このため、転送に先だってオペレータは、転送しようとする発信呼に関する情報を口頭で、転送先のオペレータに伝達などしなければならない。
【0005】
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、着信した発信呼、及び該発信呼に関する情報を複数のコールセンタ間で共有できるようにして、コールセンタ間で転送される発信呼についても、その発信呼に関する情報をコールセンタ間で融通できるようにし、転送される発信呼に対するサービスの向上を図ることができる交換機制御方法、CTI管理サーバ装置、及び該CTI管理サーバ装置に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
まず、本願の第1発明の交換機制御方法は、公衆回線を経由して不特定の発信者からの発信呼を着信するコールセンタに設置される、該発信呼をコールセンタ内の電話機に交換するPBXを対象とする交換機制御方法において、複数のコールセンタそれぞれに、外部から受けた制御電文に従って、一旦着信した発信呼を公衆回線経由で他のコールセンタに転送する機能を有するPBXを設置すると共に、これらコールセンタそれぞれに、前記制御電文によって前記PBXを制御するCTIサーバを設置し、更には、公衆回線を経由して発信呼を着信したコールセンタ側から、該発信呼の転送元IDの情報を受け、該情報に基づいて、該発信呼がこれらコールセンタ間で転送されたものか否か判定し、該判定で転送ではないとされた場合に、発信呼を個々に、コールセンタ間で共通の条件で識別するための、新たなコールIDを発行し、あるいは、該判定で転送であるとされた場合に、既に発行されている該コールIDを見出すCTI管理サーバ装置を、これら複数コールセンタに対して、1つ設置し、又、これらCTIサーバ及びCTI管理サーバ装置を、データ通信回線で接続するようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
【0007】
又、前記交換機制御方法において、請求項1に記載の交換機制御方法において、コールセンタ間で転送する発信呼に関する情報を前記データ通信回線で伝達すると共に、該情報に、転送する発信呼の転送元ID及び転送先IDの情報を付加して共に伝達するようにし、これら転送元ID及び転送先IDについて、発信呼の転送と共に公衆回線経由で伝達されたものと、前記データ通信回線で伝達されたものとを突き合せることによって、公衆回線経由で転送される発信呼を、個々に、コールセンタ間で識別できるようにしたことにより、前記課題を解決することができる。
【0008】
次に、本願の第2発明のCTI管理サーバ装置は、公衆回線を経由して発信呼を着信したコールセンタ側から、該発信呼の転送元IDの情報を受け、該情報に基づいて、該発信呼がこれらコールセンタ間で転送されたものか否か判定する着信種別判定部と、該判定で転送ではないとされた場合に、発信呼を個々に、コールセンタ間で共通の条件で識別するための、新たなコールIDを発行するコールID新規発行部と、該判定で転送であるとされた場合に、既に発行されているコールIDを見出すためのコールID検索取得部とを備え、これら複数コールセンタに対して、1つ設置するようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
【0009】
又、前記CTI管理サーバ装置において、前記PBXを制御するCTIサーバ装置内に、当該CTI管理サーバ装置を構成するようにしたことにより、当該CTI管理サーバの設置に要するコストやスペースを削減することができる。当該CTI管理サーバ装置はハードウェアについてはCTIサーバのものを流用あるいは共用できる。従って、記憶容量や処理能力などハードウェアに余裕があれば、このような構成にする際のハードウェアのコストはかからない。
【0010】
更に、本願の第3発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記第2発明に記載の前記着信種別判定部と、前記コールID新規発行部と、前記コールID検索取得部と、前記付加情報検索部とを実現するコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することで、前記課題を解決したものである。
【0011】
以下、本発明の作用について、簡単に説明する。
【0012】
本発明は、公衆回線を経由して不特定の発信者からの発信呼を着信するコールセンタに設置される、該発信呼をコールセンタ内の電話機に交換するPBX(private branch exchange)を対象とする交換機制御システムが対象となり、交換機制御方法が対象となっている。又、このような交換機制御システム又交換機制御方法で利用するCTI(computer telephony integration)管理サーバ装置、更には該CTI管理サーバ装置に係るプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体が対象である。
【0013】
本発明では、複数のコールセンタそれぞれに、外部から受けた制御電文に従って、一旦着信した発信呼を公衆回線経由で他のコールセンタに転送する機能を有するPBXを設置する。更に、これと共に、これらコールセンタそれぞれに、前記制御電文によって前記PBXを制御するCTIサーバを設置する。更には、CTI管理サーバ装置を、これら複数コールセンタに対して、1つ設置する。
該CTI管理サーバ装置は、公衆回線を経由して発信呼を着信したコールセンタ側から、該発信呼の転送元IDの情報を受け、該情報に基づいて、該発信呼がこれらコールセンタ間で転送されたものか否か判定する。該判定で転送ではないとされた場合に、発信呼を個々に、コールセンタ間で共通の条件で識別するための、新たなコールIDを発行する。あるいは、該判定で転送であるとされた場合に、既に発行されている該コールIDを見出す。
又、それぞれのコールセンタにある上述のCTIサーバ及びCTI管理サーバ装置をデータ通信回線で接続する。
【0014】
従って、該データ通信回線を利用して種々のデータの受渡しを容易にすることができ、着信した発信呼、及び該発信呼に関する情報を複数のコールセンタ間で共有できるようにして、コールセンタ間で転送される発信呼についても、その発信呼に関する情報をコールセンタ間で融通できるようにし、転送される発信呼に対するサービスの向上を図ることができる。
【0015】
なお、本発明において、一旦着信した発信呼を公衆回線経由で他のコールセンタに転送するため、PBXに与える制御電文の形式や内容、又その与え方を具体的に限定するものではない。即ち、何らかの形態の外部制御によって、このような転送が可能であればよい。例えば、LAN(local area network)やWAN(wide area network)によって、このような電文を与えるようにしてもよい。あるいは、その制御電文専用の信号線であってもよい。
【0016】
又、本発明は、それぞれのコールセンタにある該CTIサーバをデータ通信回線で接続する形態についても具体的に限定するものではない。例えば、LANやWANで相互に接続してもよい。又、専用回線で接続してもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図を用いて本発明が適用された実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
図1は、本実施形態の複数のコールセンタに亘る構成を示すブロック図である。
【0019】
ここで、公衆回線10は、局側交換機や、回線網で構成される。該公衆回線10によって接続する、顧客電話機3や、コールセンタ5Aやコールセンタ5Bが有するコールセンタPBX6は、それぞれ固有の発信者番号を有している。又、呼を発信する場合に指定する、着信先の発信者番号を着信者番号とする。ここで、本実施形態の公衆回線10では、発信呼を受ける側には、発信元の発信者番号が伝達される。即ち、発信者番号通知機能を有している。
【0020】
なお、本実施形態において、本発明の転送元IDは、発信者番号である。本発明の転送先IDは、着信者番号である。公衆回線10でなされる接続では、音声通話だけでなく、データ通信なども可能である。
【0021】
又、コールセンタ5A及び5Bそれぞれは、コールセンタPBX6に加えてネットワーク接続装置7を有している。コールセンタ5A及び5Bは、該ネットワーク接続装置7によって相互に接続されている。該接続は、個々のネットワーク接続装置7間を一対一で接続する専用回線であってもよい。本実施形態では該接続は、図1において符号40及び太線で示す、LAN(local area network)、又は、WAN(wide area network)による(以下、LAN40と称する)。該接続は、本発明におけるデータ通信回線に相当する。
【0022】
更に詳しくは、コールセンタ5Aは図2に示すように構成され、コールセンタ5Bは図3に示すように構成されている。
【0023】
まず、図2において、コールセンタ5Aは、オペレータ数より多い回線数nで公衆回線10に接続されているコールセンタPBX6と、該コールセンタPBX6に接続されている音声応答装置11と、該コールセンタPBX6に接続されオペレータ毎に設けられている複数の電話機17と、同じくオペレータ毎に設けられている複数のオペレータ用PC12と、CTIサーバ13と、ネットワーク接続装置7と、CTI管理サーバ14と、データベースサーバ15と、LAN42とにより構成されている。
【0024】
一方、図3に示すように、コールセンタ5Bは、このような構成のコールセンタ5Aに比べて、CTI管理サーバ14、及びデータベースサーバ15がない。本実施形態は、1台のコールセンタ5Aに対して複数のコールセンタ5Bで構成されており、複数のコールセンタ5A、5Bに対して、CTI管理サーバ14及びデータベースサーバ15は、いずれも1台のみ設けられている。これらCTI管理サーバ14及びデータベースサーバ15によって、複数のコールセンタ5A、5Bに対する、CTI管理、及び情報の提供を行っている。
【0025】
公衆回線10から発信呼があると、コールセンタPBX6は、必要に応じ音声応答装置11で音声応答しながら、適宜空いている電話機17に配信する。配信されると、その電話機17のオペレータのオペレータ用PC12には、データベースサーバ15から伝達される、配信された発信呼に関する情報や、その他の情報が表示される。
【0026】
コールセンタ5Aの場合、該情報の伝達は、データベースサーバ15からLAN42を経由してオペレータ用PC12に対してなされる。一方、コールセンタ5Bの場合、該情報伝達は、コールセンタ5Aにあるデータベースサーバ15から、コールセンタ5AにあるLAN42及びネットワーク接続装置7を経由し、LAN40を経由し、当該コールセンタ5Bのネットワーク接続装置7に伝達され、それから、当該コールセンタ5BのLAN42を経由してオペレータ用PC12に対してなされる。
【0027】
図4は、CTI管理サーバ14の構成を示すブロック図である。
【0028】
該CTI管理サーバ14は、図示されるように、ネットワーク受信部51と、着信種別判定部52と、コールID新規発行部54と、コールID検索取得部55と、付加情報取得部56と、ネットワーク送信部58とにより構成されている。
【0029】
図4において、まずネットワーク受信部51は、PBX側から受けた、発信呼の転送元IDの情報を受ける。該情報は、公衆回線を経由して不特定の発信者からの発信呼を着信するPBX側から受けた、前述した発信者番号通知の情報に基づく、発信呼の転送元IDに関するものである。
【0030】
次に、着信種別判定部52は、発信呼の転送元IDの該情報に基づいて、該当する発信呼が、本実施形態が対象とするコールセンタ5A、5B間で転送されたものか否か判定する。本実施形態では、得られた発信呼の転送元IDが、本実施形態内にあるコールセンタPBX6のものの、転送の際に転送元となり得る発信者番号の内のいずれかである場合、『転送である』と判定する。これらの発信者番号のいずれでもない場合、『転送ではない』、即ち『新規の着信』と判定する。
【0031】
コールID新規発行部54では、上記の判定で転送ではないとされた場合に、新たなコールIDを発行する。あるいは、コールID検索取得部55では、上記の判定で転送であるとされた場合に、既に発行されているコールIDを見出す処理を行う。
【0032】
これらコールID新規発行部54やコールID検索取得部55で得られたコールIDは、ネットワーク送信部58にて、コールセンタ5A内のLAN42に送り出すことができる。そうして、コールセンタ5A内のCTIサーバ13に伝達することができる。又、コールセンタ5A内のLAN42及びネットワーク接続装置7を経由し、又LAN40を経由して必要とするコールセンタ5Bのネットワーク接続装置7に伝送し、当該コールセンタ5B内のLAN42を経由して、当該コールセンタ5B内のCTIサーバ13に伝送することもできる。
【0033】
以上のようにしてCTI管理サーバ14は、発信呼を個々に、コールセンタ間で共通の条件で識別するための前記コールIDを得るようにして、コールセンタ5Aや5Bのいずれでも利用できるように提供する。
【0034】
図5は、本実施形態における主要なプログラムの構成を示すブロック図である。
【0035】
オペレータ用PC12には、クライアントプログラム80がある。CTIサーバ13には、CTI制御プログラム82がある。CTI管理サーバ14には、CTI管理プログラム84がある。なお、図4に示した各部の機能は、主としてCTI管理プログラム84により機能している。
【0036】
図6は、本実施形態で用いられているコールIDテーブルを示す線図である。
【0037】
該コールIDテーブルは、CTI管理サーバ14に記憶されている。該コールIDテーブルのレコードは、コールIDと、転送元IDと、転送先IDと、転送データとにより構成される。
【0038】
まず、コールIDは、顧客から初めて着信しようとした時に、CTI管理サーバ14のコールID新規発行部54で発行され、書き込まれる。転送元IDは、初めに着信したコールセンタ5の電話機17を示す電話番号である。転送先IDは、転送が決まった時に決定され、書き込まれる。転送データは、顧客の電話番号であり、顧客からの発信呼の着信時、該発信呼により伝達される顧客の発信者番号の通知によって判別され、書き込まれる。
【0039】
図7は、本実施形態での処理を示す前半の信号に関するフローチャートである。又、図8は、該図7に続くフローチャートである。
【0040】
これらの図において、符号S1〜S10、符号S21〜S24、符号S26〜S33は、該当する装置から、別の該当する装置に伝達される信号である。又、符号S11は通話中を示し、符号S25は保留中を示す。
【0041】
又、これらの図それぞれの上段に記載される、装置その他の名称について説明すると、『顧客A』は公衆回線10に接続されている、いずれかの顧客電話機3を利用して発信する顧客を意味する。更に、『CTI管理サーバ』は、コールセンタ5Aにある、CTI管理サーバ14である。『DBサーバ』は、コールセンタ5Aにある、データベースサーバ15である。
【0042】
『PBX−A』、『CTIサーバA』、『電話機A』、『オペレータPC−A』は、それぞれ、上記の顧客からの発信呼を初めに着信したオペレータが所属するコールセンタ5Aや5BにあるコールセンタPBX6、CTIサーバ13、又、該コールセンタ5で当該オペレータが利用する電話機17、当該オペレータが利用するオペレータ用PC12を示す。
【0043】
『PBX−B』、『CTIサーバB』、『電話機B』、『オペレータPC−B』は、それぞれ、発信呼の転送先のオペレータが所属するコールセンタ5Aや5BにあるコールセンタPBX6、CTIサーバ13、又、該コールセンタ5で当該オペレータが利用する電話機17、当該オペレータが利用するオペレータ用PC12を示す。
【0044】
以下、これらフローチャートに基づいて、本実施形態の作用について説明する。
【0045】
まず、信号S1では、顧客Aが利用している顧客電話機3から、PBX−Aに着信する。すると、PBX−Aは信号S2の如く、該着信を電話機Aに配信する。PBX−Aは該配信と同時に、該配信が電話機Aになされたことを、信号S3によって着信情報としてCTIサーバAに伝達する。
【0046】
該着信情報を受けたCTIサーバAは、信号S4により着信情報通知としてCTI管理サーバに伝達する。すると、該CTI管理サーバは、新規にコールIDを発行し、取得すると共に、信号S5により、該コールIDをCTIサーバAに伝達する。この時、該コールID、及び発信者番号通知に基づいて得られた顧客電話番号を、それぞれ、図6に示すコールIDテーブルに、新規のレコードのコールID及び転送データとして書き込む。又、コールIDを取得するとCTIサーバAは、信号S6により、着信情報通知をオペレータPC−Aに送る。
【0047】
この後オペレータPC−Aは、信号S7の応答命令をCTIサーバAに伝達する。該CTIサーバAは、信号S8により応答命令をPBX−Aに送付する。するとPBX−Aは、信号S9の応答通知をCTIサーバAに伝達する。これにより該CTIサーバAは、信号S10によって応答通知をオペレータPC−Aに送付する。この後、符号S11に示すように、顧客Aの顧客電話機3と電話機Aとは通話中の状態になる。
【0048】
一旦このように通話中になった後、発信呼の転送は以下のようになされる。
【0049】
発信呼を転送したいと該通話中のオペレータが判断した場合、オペレータPC−Aに対して、転送先の指定操作、及び転送指示の操作などの所定の操作を行う。例えば以下の説明では、あるコールセンタ5にあるPBX−Bで交換される電話機Bに転送するものとする。この場合、オペレータPC−Aは、図8に示される信号S21のように、PBX−Bへの転送命令をCTIサーバAに伝達する。するとCTIサーバAは、信号S22のように、コールID、転送先ID、転送元ID、及び転送データを伝達するための転送データ通知をCTI管理サーバに送る。該CTI管理サーバは、コールIDを検索キーとして、転送先ID、転送元ID、及び転送データを、図6に示した前述のコールIDテーブルにおける該当コールIDのレコード部分に書き込む。このようにして、コールID、転送先ID、転送元ID、及び転送データの紐付けを行う。これらデータの書き込みの後、CTI管理サーバは信号S23により、正常通知をCTIサーバAに送る。するとCTIサーバAは、信号S24により、PBX−Aに対して、PBX−Bへの転送命令を送付する。該転送命令を受けると、符号S25で示すように、符号S11で通話中になっていた発信呼は保留中になる。
【0050】
保留中にした後、PBX−Aは、信号S26で示すように、PBX−Bに対して発信呼を転送する。PBX−Bは転送された発信呼を信号S27で示すように、電話機Bに配信する。発信呼が電話機Bに着信すると、発信呼の転送自体は完了する。
【0051】
この後、該転送に関する情報を、電話機Bのオペレータが利用できるように、種々の処理を行う。
【0052】
該処理として、まずPBX−Bは、信号S28により着信情報をCTIサーバBに伝達する。するとCTIサーバBは、信号S29により着信情報通知をCTI管理サーバに伝達する。
【0053】
着信情報通知を受けるとCTI管理サーバは、転送元ID及び転送先IDから、図6に示したコールIDテーブルを参照することで、コールIDを取得すると共に、転送データを取得する。又、得られたこれらコールID及び転送データは、信号S30によりオペレータPC−Bに伝達される。このようにしてオペレータPC−Bにこれら情報が取得されるので、以上の転送に関する情報を、電話機Bのオペレータが利用できるようになる。具体的には、まず、コールIDテーブルから得られた転送データの顧客電話番号を、当該オペレータPC−Bの表示装置に表示することができる。
【0054】
この後、該オペレータが通話中の顧客の情報が必要な場合、上記のようにして得られた転送データにある顧客電話番号を検索キーに指定する操作、又必要な情報を指定する操作を、オペレータPC−Bにおいて行う。するとオペレータPC−Bは信号S32により、これら指定を示す情報を含む転送データ通知をDBサーバに伝達する。該DBサーバは、これら指定に基づいて得られた情報(主として顧客情報)を、信号S33により伝達する。
【0055】
以上のように本実施形態では、本発明を効果的に適用することで、着信した発信呼、及び該発信呼に関する情報を複数のコールセンタ間で共有できるようにして、コールセンタ間で転送される発信呼についても、その発信呼に関する情報をコールセンタ間で融通できるようにし、転送される発信呼に対するサービスの向上を図ることができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、着信した発信呼、及び該発信呼に関する情報を複数のコールセンタ間で共有できるようにして、コールセンタ間で転送される発信呼についても、その発信呼に関する情報をコールセンタ間で融通できるようにし、転送される発信呼に対するサービスの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された実施形態の複数のコールセンタに亘る構成を示すブロック図である。
【図2】前記実施形態に用いられるCTI管理サーバ及びデータベースサーバを有するコールセンタの構成を示すブロック図
【図3】前記実施形態に用いられるCTI管理サーバ及びデータベースサーバがないコールセンタの構成を示すブロック図
【図4】前記実施形態に用いられるCTI管理サーバの構成を示すブロック図
【図5】前記実施形態における主要なプログラムの構成を示すブロック図
【図6】前記実施形態に用いられるコールIDテーブルを示す線図
【図7】前記実施形態での処理を示す信号に関する前半のフローチャート
【図8】上記図7に続く信号に関する後半のフローチャート
【符号の説明】
3…顧客電話機
5A、5B…コールセンタ
6…コールセンタPBX
7…ネットワーク接続装置
10…公衆回線
11…音声応答装置
12…オペレータ用PC
13…CTIサーバ
14…CTI管理サーバ
15…データベースサーバ
17…電話機
40…LAN(又はWAN)
42…LAN
80…クライアントプログラム
82…CTI制御プログラム
84…CTI管理プログラム
51…ネットワーク受信部
52…着信種別判定部
54…コールID新規発行部
55…コールID検索取得部
56…付加情報取得部
58…ネットワーク送信部

Claims (5)

  1. 公衆回線を経由して不特定の発信者からの発信呼を着信するコールセンタに設置される、該発信呼をコールセンタ内の電話機に交換するPBXを対象とする交換機制御方法において、
    複数のコールセンタそれぞれに、外部から受けた制御電文に従って、一旦着信した発信呼を公衆回線経由で他のコールセンタに転送する機能を有するPBXを設置すると共に、
    これらコールセンタそれぞれに、前記制御電文によって前記PBXを制御するCTIサーバを設置し、
    更には、公衆回線を経由して発信呼を着信したコールセンタ側から、該発信呼の転送元IDの情報を受け、該情報に基づいて、該発信呼がこれらコールセンタ間で転送されたものか否か判定し、該判定で転送ではないとされた場合に、発信呼を個々に、コールセンタ間で共通の条件で識別するための、新たなコールIDを発行し、あるいは、該判定で転送であるとされた場合に、既に発行されている該コールIDを見出すCTI管理サーバ装置を、これら複数コールセンタに対して、1つ設置し、
    又、これらCTIサーバ及びCTI管理サーバ装置を、データ通信回線で接続するようにしたことを特徴とする交換機制御方法。
  2. 請求項1に記載の交換機制御方法において、
    コールセンタ間で転送する発信呼に関する情報を前記データ通信回線で伝達すると共に、
    該情報に、転送する発信呼の転送元ID及び転送先IDの情報を付加して共に伝達するようにし、
    これら転送元ID及び転送先IDについて、発信呼の転送と共に公衆回線経由で伝達されたものと、前記データ通信回線で伝達されたものとを突き合せることによって、公衆回線経由で転送される発信呼を、個々に、コールセンタ間で識別できるようにしたことを特徴とする交換機制御方法。
  3. 公衆回線を経由して発信呼を着信したコールセンタ側から、該発信呼の転送元IDの情報を受け、該情報に基づいて、該発信呼がこれらコールセンタ間で転送されたものか否か判定する着信種別判定部と、
    該判定で転送ではないとされた場合に、発信呼を個々に、コールセンタ間で共通の条件で識別するための、新たなコールIDを発行するコールID新規発行部と、
    該判定で転送であるとされた場合に、既に発行されているコールIDを見出すためのコールID検索取得部とを備え、
    これら複数コールセンタに対して、1つ設置するようにしたことを特徴とするCTI管理サーバ装置。
  4. 請求項3に記載のCTI管理サーバ装置において、
    前記PBXを制御するCTIサーバ装置内に、当該CTI管理サーバ装置を構成するようにしたことを特徴とするCTI管理サーバ装置。
  5. 請求項3に記載の前記着信種別判定部と、前記コールID新規発行部と、前記コールID検索取得部と、前記付加情報検索部とを実現するコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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