JP3927834B2 - サービス提供システム、方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

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    • H04L12/14Charging, metering or billing arrangements for data wireline or wireless communications
    • H04L12/1432Metric aspects
    • H04L12/1439Metric aspects time-based

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、WWWを利用してサービスを提供するサービス提供システムを構成する複数のアプリケーションプログラム間の連係に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネットの普及により、電子メールは、パーソナルコンピュータや電子メール専用端末などの情報処理装置を使用した、コミュニケーションツールとして幅広く普及している。
【0003】
一方、オフィスに設置された情報処理装置を用いて電子メールを利用している場合、ユーザが外出した際には、電子メールを操作することができないなどの不具合があった。
【0004】
そこで、外出先においても電子メールを利用できるように、特開2000−244556号公報においては、ユーザの無線携帯端末で利用可能な電子メールアドレスに該電子メールを転送するシステムが考案されている。しかしながら、上記のような電子メール転送システムでは、転送先の携帯端末(携帯電話など)に応じて転送可能な電子メールのサイズや文字数などに制限があるため、送られてきた電子メールが長い場合には、電子メールの最初の部分のみを転送したり、電子メールを複数のメールに分割して転送したりしていた。
【0005】
また、一方、パーソナルコンピュータにおいて、電子メール専用アプリケーションから電子メールを利用するのではなく、WWW(World Wide Web)ブラウザを用いて、電子メールを利用するWWWメールシステムが考案されている。WWWメールシステムでは、ユーザはWWWブラウザを用いて電子メールを利用する。
【0006】
ここで、従来の電子メールシステムについて説明する。
【0007】
[従来の電子メールシステム]
図2は、従来のパーソナルコンピュータを用いた電子メールシステムの構成図である。
【0008】
201はクライアント1で、電子メールシステムとインターネットで接続されたパーソナルコンピュータである。クライアント1では、電子メールを読み書きするためのMUA(Mail User Agent)プログラムと、電子メールを配信するためのMTA(Message Transfer Agent)プログラムとを備えている。
【0009】
202はクライアント2で、電子メールシステムとインターネットで接続されたパーソナルコンピュータである。クライアント2では、電子メールを読み書きするためのメーラプログラムであるMUAプログラムを備えており、ユーザはクライアント2のMUAプログラムを操作して、電子メールを作成し、電子メールシステムのメールサーバ206で動作しているMTAプログラムに電子メールの配信を依頼することができる。
【0010】
また、ユーザはクライアント2のメーラー(MUAプログラム)を操作して、POP(Post Office Protocol)やIMAPプロトコルを使って、電子メールシステムにアクセスし、電子メールシステムに存在するユーザ宛ての電子メールを取り込み閲覧することができる。
【0011】
また、クライアント2は、Netscape Navigator(商標)などに代表されるWWWブラウザを備えており、ユーザは、WWWブラウザを操作して、電子メールシステムのWWWサーバにアクセスすることが可能であり、ユーザ登録処理、および、アドレス帳処理を行うことができる。
【0012】
203は公衆電話回線、ISDN、衛星通信網などの通信回線網を利用したネットワークとする。
【0013】
204は電子メールシステムで、WWWサーバ、および、メールサーバ、および、データベースサーバ、および、課金サーバにより構築されており、ユーザに電子メールサービスを提供する。各サーバは、ローカルエリアネットワーク(以降では「LAN」と記述する)で接続されており、相互にデータのやり取りを行うことが可能となっている。
【0014】
205はWWWサーバであり、認証プログラム、ユーザ登録プログラム、アドレス帳プログラム、及びアカウント生成プログラムを備えている。ユーザがWWWブラウザを操作して、WWWサーバにアクセスすると、WWWサーバは、各種WWW画面を生成してWWWブラウザに送る。ユーザは、該送られてきたWWW画面を閲覧・操作することにより、様々な要求をWWWサーバに依頼することができる。
【0015】
WWW経由でユーザの要求を受け取ったWWWサーバは各種プログラムを起動し処理を実行する。
【0016】
認証プログラム205aは、ユーザがWWWブラウザを操作してWWWサーバにアクセスしてきた際に、ユーザ認証を行うためのプログラムである。ユーザは、送られてきた認証画面を閲覧し、認証に必要なユーザIDとパスワードを入力すると、認証プログラムはユーザ情報データベースのユーザ情報データを参照して認証をおこなう。認証が失敗した場合、認証プログラムは、認証エラー画面を表示する。認証が成功した場合、認証プログラムにより、認証IDを生成し、認証データベースに、ユーザIDと関連付けて保存する。この時、認証IDのタイマーをある一定時間にセットする。この認証IDタイマーにセットした所定の時間が経過すると、保存されている認証IDをデータベースから削除する。
【0017】
認証ID生成後、ユーザがWWWブラウザを操作して、再度、WWWサーバにアクセスしてきた場合、認証プログラムにより、生成された認証IDがDBに存在しているかチェックする。認証IDが存在していた場合、前回の認証は有効であると判断して、ユーザ認証を行わずに、アクセスを許可する。一方、DBに認証IDが存在していない場合、認証IDは無効であると判断して、再度ユーザ認証を行うために認証画面を表示させる。
【0018】
ユーザ登録プログラム205bは、ユーザがWWWブラウザを操作してWWWサーバのユーザ登録用URLにアクセスしてきた際に、ユーザ情報登録画面を生成し、ユーザに電子メールシステムの利用開始や利用終了の設定、もしくは、ユーザ情報の登録を実行させるためのプログラムである。
【0019】
ユーザが情報登録画面を閲覧し、さらに、ユーザから電子メールシステムの利用開始が指示されると、電子メールサービスを利用するためのユーザID、パスワード、電子メールアドレスを発行してユーザ情報データベースに保存し、その後、アカウント生成プログラムを起動する。
【0020】
一方、ユーザが情報登録画面を閲覧し、さらに、ユーザから電子メールシステムの利用終了が指示されると、アカウント生成プログラムを起動するとともに、該ユーザが利用していたユーザID、パスワード、電子メールアドレスをユーザ情報データベースから削除する。
【0021】
また、ユーザ登録プログラムは、ユーザが何か操作をするたびに、認証IDタイマーをリセットする。
【0022】
アドレス帳プログラム205cは、ユーザがWWWブラウザを操作してWWWサーバのアドレス帳用URLにアクセスしてきた際に、アドレス帳画面を生成し、ユーザにアドレス帳の編集や閲覧を実行させるためのプログラムである。
【0023】
アドレス帳プログラムにより、ユーザが指定した、ある特定人物の名前、電話番号、電子メールアドレスのデータを関連づけて、アドレス帳データベースに保存する。アドレス帳データの保存は、ユーザID毎に関連づけて行われ、1ユーザあたり登録可能な最大アドレス帳データ数は、所定の数に設定可能となっている。
【0024】
また、アドレス帳プログラムは、ユーザが何か操作をするたびに、認証IDタイマーをリセットする。
【0025】
アカウント生成プログラム205dは、ユーザがWWWブラウザを操作してWWWサーバのユーザ登録用URLにアクセスし、ユーザから電子メールシステムの利用開始が指示された場合、メールサーバにユーザの電子メールアカウントを生成させるためのプログラムである。また、アカウント生成プログラムは、ユーザがWWWブラウザを操作してWWWサーバのユーザ登録用URLにアクセスし、ユーザから電子メールシステムの利用終了が指示された場合、メールサーバにおける該ユーザの電子メールアカウントを削除させるためにも用いられる。
【0026】
電子メールアカウントの生成が終了すると、アカウント生成プログラムは、課金サーバで動作している課金プログラムを起動する。
【0027】
メールサーバ206は、MTAプログラム、POP・IMAPプログラムから構成される。
【0028】
MTA プログラム206aは、電子メールシステム利用ユーザのメールアカウント管理、および、電子メールシステム利用ユーザ宛ての電子メール処理を行うためのプログラムである。MTAプログラムにより、通信回線網を通して配信されてきた、電子メールシステム利用ユーザ宛ての電子メールを受信し、メールスプール (mail spool) とよばれるメールサーバ上のデータ保存領域に保存する。この時、MTAプログラムは、受信した電子メールをユーザ別(電子メールアドレス別)に仕分して保存する。
【0029】
メールスプールのメール保存領域の最大容量は、ユーザごとに設定され、あるユーザの保存量が最大容量に達した場合には、MTAプログラムは該ユーザ宛ての電子メールの保存を中止し、電子メールを送り元に送り返す。
【0030】
206bはPOP、IMAPプログラムである。ユーザがMUAプログラムを操作して、POP(Post Office Protocol)やIMAP(Internet Message Access Protocol)などのプロトコルを使って、電子メールシステムにアクセスしてくると、POP・IMAPプログラムは、メールサーバのメールスプールに保存されているメールをMUAに引き渡す。
【0031】
また、ユーザがMUAプログラムを操作して、電子メールの送信処理を行った場合、MUAプログラムは、電子メールシステムのMTA プログラムに電子メールの配信を依頼する。配信依頼を受けた MTAプログラムは、ユーザが作成した電子メールをSMTP(simple mail transfer protocol)で配信する。
【0032】
データベースサーバ207は、ユーザ情報データベース、アドレス帳データベース、認証データベースにより構成される。
【0033】
ユーザ情報データベース207aは、電子メールシステム利用ユーザのユーザID、パスワード、電子メールアドレスを保存している。
【0034】
アドレス帳データベース207bは、電子メールシステム利用ユーザ毎にアドレス帳を保存し、該アドレス帳には登録指定した、ある特定人物の名前、電話番号、電子メールアドレスなどのデータが保存される。
【0035】
認証データベース207cは、認証プログラムにより生成された認証IDを保存している。
【0036】
課金サーバ208は、課金プログラムおよび課金データベースにより構成されている。
【0037】
課金プログラム208aは、ユーザがユーザ登録プログラムを使用して、電子メールシステムの利用開始を指示した場合に、設定日時をサービス開始日時として課金DBに保存する。また、ユーザがユーザ登録プログラムを使用して、電子メールシステムの利用終了を指示した場合に、設定日時をサービス終了日時として、課金データベースに保存するためのプログラムである。課金プログラムにより、課金サーバは、電子メールシステム利用ユーザごとに、サービス開始日時からサービス終了日時までの日数を計算し、電子メールシステム利用料金を計算する。
【0038】
課金データベース208bは、電子メールシステム利用ユーザのサービス開始日時および、サービス終了日時を保存している。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】
本願では、WWWメールシステムを、携帯電話などの携帯端末に内蔵されたブラウザからでも利用できるようにする。携帯電話に標準についてくるメール機能では、携帯電話のVRAMなどの関係から電子メールの文字数などの制限が厳しいことが多いが、本実施形態では、WWWブラウザを用いて電子メール機能を実現させるので、文字数などの制限を緩和させることができ利便性がよい。しかしながら、後述する本願の実施形態のように、複数の異なるアプリケーションプログラムを用いて1つの電子メールシステムを構成する場合、表示画面を遷移させる際など、異なるアプリケーション間での連係が必要となる。また、異なる装置(PC,携帯端末など)に電子メールシステムを提供する際、それぞれ独立にユーザ認証して管理すると、ユーザ情報の管理が複雑になってしまうという問題点もあった。
【0040】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願請求項1に係るサーバ装置は、以下の構成を有する。
即ち、第1の端末装置へのユーザによる操作によりアドレス帳の情報が編集された場合に、前記アドレス帳の編集時の情報と、前記ユーザを識別するためのユーザIDと、一定時間が経過すると無効になる認証IDとを関連付けて記憶手段に記憶させる記憶処理手段と、
前記記憶処理手段で前記各情報を記憶手段に記憶させるための処理が行われた後に、前記第1の端末装置とは種類の異なる第2の端末装置に対するユーザからのパスワード入力が行われると、当該パスワードを用いてユーザ認証を行うユーザ認証手段と、
前記ユーザ認証手段でユーザ認証が成功した場合に、前記第2の端末装置を操作した前記ユーザを識別するためのユーザIDと同じユーザIDに関連付けられている有効な認証IDが記憶手段に存在するか判断する判断手段と、
前記判断手段で有効な認証IDが存在すると判断された場合に、当該認証IDと関連付けられて記憶手段に記憶させられているアドレス帳の編集時の情報を前記第2の端末装置に表示させるための処理を行い、
前記判断手段で有効な認証IDが存在しないと判断された場合に、前記判断手段による判断の前に前記ユーザ認証手段によりユーザ認証が行われたユーザのユーザIDを用いて、アドレス帳の編集時の情報とは異なる情報を、前記第2の端末装置に表示させるために生成する手段とを有することを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施形態の電子メールシステムについて詳細に説明する。
【0043】
[パーソナルコンピュータおよび携帯電話を用いた電子メールシステム]
図1は、本発明のパーソナルコンピュータおよび携帯電話を用いた電子メールシステムの実施形態を示すシステム構成図である。
【0044】
本発明のパーソナルコンピュータおよび携帯電話を用いた電子メールシステムでは、パーソナルコンピュータからの電子メールシステムの利用に加えて、携帯電話からの電子メールシステムの利用(以降、「携帯電話サービス」と記述する)が可能となる。
【0045】
同図において、101はクライアント1で、電子メールシステムとインターネットで接続されたパーソナルコンピュータである。クライアント1では、電子メールを読み書きするためのMUA(Mail User Agent)プログラムと、電子メールを配信するためのMTA(Message Transfer Agent)プログラムとを備えている。
【0046】
102はクライアント2aで、電子メールシステムとインターネットで接続されたパーソナルコンピュータ(PC)である。クライアント2では、電子メールを読み書きするためのメーラプログラムであるMUAプログラムを備えており、ユーザはクライアント2aのMUAプログラムを操作して、電子メールを作成し、電子メールシステムのメールサーバ206で動作しているMTAプログラムに電子メールの配信を依頼することができる。
【0047】
103はクライアント2bで、携帯電話会社から付与された携帯電話専用電子メールを送受信する機能、および、WWWページにアクセスするためのWWWブラウザ機能、および、電話機能を備えた携帯電話である。この携帯電話は、携帯電話会社から付与された携帯電話専用電子メールアドレスを用いて、携帯電話会社のメールサーバを通じて電子メールを利用可能となっている。この携帯電話専用電子メールアドレス宛てに送信されたメールは、ユーザの携帯電話に配信されて、ユーザはこのメールを閲覧することができる。なお、この携帯電話専用電子メールの送受信機能は、送受信可能な文字数が200文字程度に制限されているものとする。
【0048】
104は、公衆電話回線、ISDN、衛星通信網などの通信回線網(本実施の形態では無線回線網を含んだ公衆回線網とする)を利用したネットワークとする。
【0049】
105は、電子メールシステムで、WWWサーバ、メールサーバ、携帯WWWサーバ、携帯メールサーバ、データベースサーバ、および課金サーバにより構築されており、ユーザに電子メールサービスを提供する。各サーバは、LANで接続されており、相互にデータのやり取りを行うことが可能となっている。
【0050】
106はWWWサーバで、認証プログラム、ユーザ登録プログラム、アドレス帳プログラム、及びアカウント生成プログラムを備えている。ユーザがWWWブラウザを操作して、WWWサーバにアクセスすると、WWWサーバは、各種WWW画面を生成してWWWブラウザに送る。ユーザは、その送られてきたWWW画面を閲覧・操作することにより、様々な要求をWWWサーバに依頼することができる。
【0051】
106aは認証プログラムで、ユーザがWWWブラウザを操作してWWWサーバにアクセスしてきた際に、ユーザ認証を行うためのプログラムであり、更に、携帯WWWサーバにアクセスして各種プログラムを起動する機能を備えている。ユーザは、送られてきた認証画面を閲覧し、認証に必要なユーザIDとパスワードを入力すると、認証プログラムはユーザ情報データベースのユーザ情報データを参照して認証をおこなう。認証が失敗した場合、認証プログラムは、認証エラー画面を表示する。認証が成功した場合、認証プログラムにより、認証IDを生成し、認証データベースに、ユーザIDと関連付けて保存する。この時、認証IDのタイマーをある一定時間にセットする。この認証IDタイマーにセットした所定の時間が経過すると、保存されている認証IDをデータベースから削除する。
【0052】
認証ID生成後、ユーザがWWWブラウザを操作して、再度、WWWサーバにアクセスしてきた場合、認証プログラムにより、生成された認証IDがDBに存在しているかチェックする。認証IDが存在していた場合、前回の認証は有効であると判断して、ユーザ認証を行わずに、アクセスを許可する。一方、DBに認証IDが存在していない場合、認証IDは無効であると判断して、再度ユーザ認証を行うために認証画面を表示させる。
【0053】
106bはユーザ登録プログラムで、ユーザがWWWブラウザを操作してWWWサーバのユーザ登録用URLにアクセスしてきた際に、ユーザ情報登録画面を生成し、ユーザに電子メールシステムの利用開始や利用終了の設定、及びユーザ情報の登録を実行させるためのプログラムである。ユーザが情報登録画面を閲覧し、さらに、ユーザから電子メールシステムの利用開始が指示されると、電子メールサービスを利用するためのユーザID、パスワード、電子メールアドレスを発行してユーザ情報データベースに保存し、その後、アカウント生成プログラムを起動する。一方、ユーザが情報登録画面を閲覧し、さらに、ユーザから電子メールシステムの利用終了が指示されると、アカウント生成プログラムを起動するとともに、該ユーザが利用していたユーザID、パスワード、電子メールアドレスをユーザ情報データベースから削除する。
【0054】
更にユーザ登録プログラム106bは、ユーザに携帯電話サービスの利用開始や利用終了を設定させる機能、及びユーザが携帯電話サービスの利用開始を設定した場合に、携帯アカウント生成プログラムを起動する機能、および、ユーザが携帯電話サービスの利用開始を設定した場合に、ユーザに携帯ユーザ登録プログラムへアクセスするためのURLを通知する機能を備えている。
【0055】
なお、ユーザ登録プログラムは、ユーザが何か操作をするたびに、認証IDタイマーをリセットする。
【0056】
106cはアドレス帳プログラムで、ユーザがWWWブラウザを操作してWWWサーバのアドレス帳用URLにアクセスしてきた際に、アドレス帳画面を生成し、ユーザにアドレス帳の編集や閲覧を実行させるためのプログラムである。
【0057】
アドレス帳プログラムにより、ユーザが指定した、ある特定人物の名前、電話番号、電子メールアドレスのデータを関連づけて、アドレス帳データベースに保存する。アドレス帳データの保存は、ユーザID毎に関連づけて行われ、1ユーザあたり登録可能な最大アドレス帳データ数は、所定数が設定されている。
【0058】
なお、アドレス帳プログラムは、ユーザが何か操作をするたびに、認証IDタイマーをリセットする。
【0059】
106dはアカウント生成プログラムで、ユーザがPCのWWWブラウザを操作してWWWサーバのユーザ登録用URLにアクセスし、ユーザから電子メールシステムの利用開始が指示された場合、メールサーバにユーザの電子メールアカウントを生成させるためのプログラムである。また、アカウント生成プログラムは、ユーザがWWWブラウザを操作してWWWサーバのユーザ登録用URLにアクセスし、ユーザから電子メールシステムの利用終了が指示された場合、メールサーバにおける該ユーザの電子メールアカウントを削除させるためにも用いられる。
【0060】
電子メールアカウントの生成が終了すると、アカウント生成プログラムは、課金サーバで動作している課金プログラムを起動する。
【0061】
107はメールサーバで、MTAプログラム、POP・IMAPプログラムから構成される。
【0062】
107aはMTAプログラムで、電子メールシステム利用ユーザのメールアカウント管理、および、電子メールシステム利用ユーザ宛ての電子メール処理を行うためのプログラムである。MTAプログラムにより、通信回線網を通して配信されてきた、電子メールシステム利用ユーザ宛ての電子メールを受信し、メールスプール (mail spool) とよばれるメールサーバ上のデータ保存領域に保存する。この時、MTAプログラムは、受信した電子メールをユーザ別(電子メールアドレス別)に仕分して保存する。
【0063】
メールスプールのメール保存領域の最大容量は、ユーザごとに設定され、あるユーザの保存量が最大容量に達した場合には、MTAプログラムは該ユーザ宛ての電子メールの保存を中止し、電子メールを送り元に送り返す。
【0064】
更に、MTAプログラム107aは、ユーザが携帯電話サービスの利用設定をしている場合、該ユーザ宛ての電子メールを、携帯メールサーバ108における該ユーザの携帯電子メールアドレス宛てに転送する機能を持っている。ユーザの携帯電子メールアドレスは携帯アカウント生成プログラムにより作成される。
【0065】
107bはPOPあるいはIMAPプログラムである。ユーザがMUAプログラムを操作して、POP(Post Office Protocol)やIMAP(Internet Message Access Protocol)などのプロトコルを使って、電子メールシステムにアクセスしてくると、POP・IMAPプログラムは、メールサーバのメールスプールに保存されているメールをMUAに引き渡す。
【0066】
また、ユーザがMUAプログラムを操作して、電子メールの送信処理を行った場合、MUAプログラムは、電子メールシステムのMTAプログラムに電子メールの配信を依頼する。配信依頼を受けた MTAプログラムは、ユーザが作成した電子メールをSMTP(simple mail transfer protocol)で配信する。
【0067】
108は携帯メールサーバで、携帯MTAプログラム、および、携帯POP、IMAPプログラムから構成される。
【0068】
108aは携帯MTAプログラムで、携帯電話サービスを利用設定したユーザのメールアカウント管理、および、電子メール処理をおこなっている。
【0069】
携帯MTAプログラムは、メールサーバ107のMTAプログラムにより転送されてきたユーザ宛ての電子メールを受信し、メールスプール(mail spool)とよばれるメールサーバ上のメール保存領域に保存する。
【0070】
この時、携帯MTAプログラムは、受信した電子メールをユーザ別(携帯電子メールアドレス別)に仕分けして保存する。携帯MTAプログラムは、メールスプール全体のメール保存領域がなくなるまで、ユーザ宛ての電子メールを保存しつづける。また、携帯MTAプログラムは、メールスプール全体のメール保存領域の空き領域がなくなった場合、ユーザ宛ての電子メールの保存を中止し、電子メールを送り元に送り返す。
【0071】
また、携帯MTAプログラムは、携帯メールプログラムから電子メールの配信を依頼された場合に、指定されたメールアドレス宛てに電子メールをSMTP(simple mail transfer protocol)で配信する。
【0072】
108bは携帯POP、IMAPプログラムである。携帯メールプログラム109bがPOPやIMAPプロトコルを使ってアクセスしてくると、携帯POP、IMAPプログラムは、携帯メールサーバのメールスプールに保存されているメールを引き渡す。
【0073】
109は携帯WWWサーバで、携帯ユーザ登録プログラム、携帯メールプログラム、携帯アドレス帳プログラム、携帯アカウント生成プログラムを備えている。
【0074】
ユーザが携帯電話のWWWブラウザを操作して、携帯電話サービス用の各種URLにアクセスすると、WWWサーバの認証プログラムによる認証を行った後、携帯WWWサーバにおいて各種WWW画面を生成して携帯電話のWWWブラウザに送る。また、ユーザがPCのWWWブラウザを操作して、携帯ユーザ登録を行う際は、WWWサーバを介して携帯WWWサーバの携帯ユーザ登録プログラム用URLを呼び出し、該携帯WWWサーバから送られたWWW画面を介して携帯ユーザ登録を行う。
【0075】
ユーザは、携帯WWWブラウザやPCのWWWブラウザに送られてきた、WWW画面を閲覧・操作することにより、様々な要求を携帯WWWサーバに依頼することができる。
【0076】
ユーザの要求を受け取った携帯WWWサーバは各種プログラム起動して処理を実行する。なお、携帯WWWサーバの各種URLは、携帯ユーザ登録プログラム用URL、携帯メールプログラム用URL、携帯アドレス帳プログラム用URLなどが設けられており、該URLにアクセスすると、まずWWWサーバの認証プログラムにより認証が行われ、認証成功と判断された場合に携帯WWWサーバにアクセスできるようになっている。
【0077】
109aは携帯ユーザ登録プログラムで、ユーザがPC(クライアント2a)のWWWブラウザを操作して携帯ユーザ登録プログラム用URLにアクセスしてきた際、WWWサーバの認証が成功した場合に、認証プログラム106aにより呼び出されるプログラムである。
【0078】
携帯ユーザ登録プログラム109aは、携帯ユーザ情報登録画面を生成し、携帯電話サービスに関連するユーザ情報の登録を実行させる。
【0079】
すなわち、ユーザが携帯ユーザ情報登録画面を閲覧し、さらに、各種ユーザ情報を入力し、情報の登録を指示すると、携帯ユーザ登録プログラムは、各種情報をユーザ情報データベースに保存し、その後、携帯メールプログラム用URLおよび携帯アドレス帳プログラム用URLをユーザに通知する。
【0080】
また、携帯登録プログラムは、ユーザが何か操作をするたびに、認証IDタイマーをリセットする。
【0081】
109bは携帯メールプログラムで、ユーザが携帯電話103(クライアント2b)の携帯WWWブラウザを操作して携帯メールプログラム用URLにアクセスしてきた際、WWWサーバの認証が成功した場合に認証プログラム106aにより呼び出されるプログラムである。
【0082】
携帯メールプログラム109bは、電子メールを処理するための携帯電話用各種画面を生成し、携帯WWWブラウザに送る。ユーザは、携帯電話の携帯WWWブラウザを操作することにより、各種画面を閲覧し、さらに各種電子メールの処理を指示することができる。
【0083】
また、携帯メールプログラム109bは、ユーザから送信されてきた指示に従って、各種電子メールの処理を実行する。
【0084】
また、携帯メールプログラムは、ユーザが何か操作をするたびに、認証IDタイマーをリセットする。
【0085】
109cは携帯アドレス帳プログラムで、ユーザが携帯電話103(クライアント2b)の携帯WWWブラウザを操作して携帯アドレス帳プログラム用URLにアクセスしてきた際、WWWサーバの認証が成功した場合に認証プログラム106aにより呼び出されるプログラムである。
【0086】
携帯アドレス帳プログラムは、携帯電話用アドレス帳画面を生成し、ユーザにアドレス帳の編集、および、閲覧を実行させる。
【0087】
携帯アドレス帳プログラムは、複数のユーザで共有して使用可能な共有アドレス帳と、1人のユーザのみが使用可能な個人アドレス帳を提供する。
【0088】
携帯アドレス帳プログラムは、ユーザが指定した、ある特定人物の名前、電話番号、電子メールアドレスの3つのデータを該ユーザに関連づけて、アドレス帳データベースの共有アドレス帳データ保存領域、あるいは、個人アドレス帳データ保存領域に保存する。
【0089】
アドレス帳データの保存は、ユーザに関連づけて行われ、1ユーザあたり登録可能な最大アドレス帳データ数は所定数に設定されているものとする。
【0090】
また、携帯アドレス帳プログラムは、ユーザが何か操作をするたびに、認証IDタイマーをリセットする。
【0091】
109dは携帯アカウント生成プログラムで、ユーザがPCのWWWブラウザを操作してWWWサーバのユーザ登録用URLにアクセスし、携帯電話サービスの利用開始を設定した場合、ユーザ登録プログラム106bにより呼び出されるプログラムである。
【0092】
携帯アカウント生成プログラムは、携帯メールサーバ108に携帯電話サービスの利用を開始するユーザの携帯電話サービス用電子メールアカウントを生成する。
【0093】
また、携帯アカウント生成プログラムは、ユーザがWWWブラウザを操作してWWWサーバのユーザ登録用URLにアクセスし、携帯電話サービスの利用終了を設定した場合、携帯メールサーバのユーザの携帯電話サービス用電子メールアカウントを削除する。
【0094】
電子メールアカウントの生成が終了すると、携帯アカウント生成プログラムは、課金サーバで動作している課金プログラムを起動する。
【0095】
110はデータベースサーバで、ユーザ情報データベース、アドレス帳データベース、認証データベースにより構成される。
【0096】
110aはユーザ情報データベースで、電子メールシステム利用ユーザのユーザID、パスワード、電子メールアドレスと、携帯電話サービス用の各種ユーザ情報を保存している。
【0097】
110bはアドレス帳データベースで、複数のユーザで共有して使用可能な共有アドレス帳データ保存領域と、ユーザが個人で使用可能な個人アドレス帳データ保存領域を備えている。
【0098】
110cは認証データベースで、認証プログラムにより生成された認証IDを保存している。
【0099】
111は課金サーバで、課金プログラムおよび課金データベースにより構成されている。
【0100】
111aは課金プログラムで、ユーザがユーザ登録プログラムを使用して、電子メールシステムの利用開始を指示した場合に、設定日時をサービス開始日時として課金DBに保存する。また、ユーザがユーザ登録プログラムを使用して、電子メールシステムの利用終了を指示した場合に、設定日時をサービス終了日時として、課金データベースに保存するためのプログラムである。課金プログラムにより、課金サーバは、電子メールシステム利用ユーザごとに、サービス開始日時からサービス終了日時までの日数を計算し、電子メールシステム利用料金を計算する。
【0101】
更に、課金プログラム111aは、ユーザがユーザ登録プログラムを使用して、携帯電話サービスの利用開始を設定した場合に、設定日時をサービス開始日時として課金DBに保存する。また、ユーザがユーザ登録プログラムを使用して、携帯電話サービスの利用終了を設定した場合に、携帯電話サービス終了日時を課金データベースに保存する。
【0102】
111bは課金データベースで、電子メールシステム利用ユーザのサービス開始日時とサービス終了日時、携帯電話サービス利用ユーザのサービス開始日時とサービス終了日時を保存している。
【0103】
なお、本実施形態のメールシステムに含まれる各サーバは、上述した各プログラムが格納された記憶媒体からプログラムコードを読み出し、コンピュータ(CPU)で実行することにより、本実施形態を実現するものとする。該プログラムは、予め各サーバの記憶媒体に記憶されていても良いし、リムーバブルメディアやネットワークを介して各サーバ内の記憶媒体に記憶するようにしてもよい。なお、各サーバは1つの装置で構成されても良いし、複数の機器から構成されるようにしても良い。
【0104】
<処理手順の説明>
次に、パーソナルコンピュータ(PC)および携帯電話を用いた電子メールシステムの処理手順について説明する。
【0105】
[PC利用ユーザ登録処理の説明]
まず、PCのWWWブラウザで利用可能なメールアドレスを作成する際のユーザ登録処理の流れについて図3を用いて説明する。
【0106】
図3において、301はPC(クライアント2a)で動作しているWWWブラウザでの処理、302はWWWサーバ106で動作している認証プログラムによる処理、303はWWWサーバ106で動作しているユーザ登録プログラムによる処理、304はWWWサーバ106で動作しているアカウント生成プログラムによる処理、である。
【0107】
ある特定のユーザ(以降では、「ユーザ2」と記載する)が電子メールシステムを利用するには、初めに、ユーザ登録処理を行う必要がある。
【0108】
そこで、ステップS301で、ユーザ2は、クライアント2aで動作しているWWWブラウザを操作して、電子メールシステムのWWWサーバ106にアクセスする。すると、ステップS302において、WWWサーバの認証プログラム106aによりユーザ認証画面が生成されWWWブラウザに送られる。
【0109】
ステップS303で、ユーザ2が認証画面を閲覧し、さらに、認証に必要なユーザIDとパスワードとを入力すると、ステップS304で認証プログラムはユーザ情報データベースのユーザ情報データを参照して認証をおこなう。認証が成功すると、認証プログラムは、認証IDを生成し、認証データベースに、ユーザIDと関連付けて保存し、認証IDタイマーをある一定時間にセットする。そして、認証プログラムは、ユーザ登録プログラムを起動する。すると、ステップS305においてユーザ登録プログラムは、ユーザ情報登録ページを生成してWWWブラウザに送る。
【0110】
次に、ステップS306で、ユーザ2は、ユーザ登録ページを閲覧し、電子メールシステムの利用開始の設定とユーザ情報の登録を行う。
【0111】
ステップS307でユーザ登録プログラムはユーザが入力した情報を取得し、電子メールサービス利用ユーザのユーザID、パスワード、電子メールアドレスをユーザ情報データベースに保存し、その後、ステップS308でアカウント生成プログラムを起動する。
【0112】
ステップS309で、アカウント生成プログラムは、メールサーバにユーザの電子メールアカウントを生成する。そして、ステップS310でアカウント生成プログラムは、課金サーバで動作している課金プログラムを起動する。この時、課金プログラムは、設定日時をサービス開始日時として課金DBに保存する。
【0113】
次に、処理はステップS312に移りユーザ登録プログラムは、アカウント生成、および、ユーザ登録終了画面を生成しWWWブラウザに送る。
【0114】
ステップS313でユーザ2は、アカウント生成、および、ユーザ登録終了画面を閲覧・確認する。
【0115】
ユーザはPCのWWWブラウザを用いて、上述したようにして登録された電子メールアドレスを利用して電子メールの送受信を行うことが可能である。本実施形態では、更に、この電子メールアドレス宛てに届いたメールを携帯電話で閲覧したり、携帯電話から電子メールを作成して送信することができるようにする。以下に携帯電話で使えるようにするための処理を説明する。
【0116】
[携帯ユーザ登録処理の説明]
次に携帯電話の携帯WWWブラウザで利用可能にするための携帯ユーザ登録処理の流れについて図4および図5を用いて説明する。
【0117】
図4において401は、図1中のPC102(クライアント2a)で動作しているWWWブラウザ、402は図1中のWWWサーバ106で動作している認証プログラム、403は図1中のWWWサーバ106で動作しているユーザ登録プログラム、404は図1中の携帯WWWサーバ109で動作している携帯アカウント生成プログラム、である。
【0118】
図5において501は、図1中のPC102(クライアント2a)で動作しているWWWブラウザ、502は図1中のWWWサーバ106で動作している認証プログラム、503は図1中の携帯WWWサーバ109で動作している携帯ユーザ登録プログラム、である。
【0119】
ある特定のユーザ(以降では、「ユーザ2」と記載する)が携帯サービスを利用するには、初めに、携帯ユーザ登録処理を行う必要がある。
【0120】
ステップS401で、ユーザ2は、図1中のクライアント2aで動作しているWWWブラウザを操作して、電子メールシステムのWWWサーバ106にアクセスする。すると、ステップS402において、WWWサーバの認証プログラム106aがユーザ認証画面を生成しWWWブラウザに送る。
【0121】
ステップS403で、ユーザ2が認証画面を閲覧し、更に、認証に必要なユーザIDとパスワードとを入力すると、ステップS404で認証プログラムはユーザ情報データベースのユーザ情報データを参照して認証をおこなう。認証が成功すると、認証プログラムは、認証IDを生成し、認証データベースに、ユーザIDと関連付けて保存し、認証IDタイマーをある一定時間にセットする。そして、認証プログラムは、ユーザ登録プログラムを起動する。
【0122】
すると、ステップS405においてユーザ登録プログラムは、ユーザ情報登録ページを生成してWWWブラウザに送る。
【0123】
次に、ステップS406で、ユーザ2は、ユーザ登録ページを閲覧し、さらに、携帯電話サービスの利用開始の設定を入力すると、ステップS407でユーザ登録プログラムは携帯アカウント生成プログラムを起動する。
【0124】
すると、ステップS408で、携帯アカウント生成プログラムは、携帯メールサーバにユーザ2のユーザカウントを生成する。この時、ユーザ2の携帯電話サービス用の電子メールアドレスが生成される。そして、ステップS409で携帯アカウント生成プログラムは、携帯ユーザ登録プログラム用URLをユーザに通知する。より具体的には、携帯ユーザ登録プログラム用URLが記載された電子メールをユーザのPC用電子メールアドレス宛てに送信する。
【0125】
次にS410で携帯アカウント生成プログラムは、課金サーバで動作している課金プログラムを起動する。この時、課金プログラムは、携帯電話サービス開始日時を課金DBに保存する。
【0126】
次に、処理はステップS411に移り、ユーザ登録プログラムは、該アカウントを含む携帯ユーザ登録終了画面を生成し、PCのWWWブラウザに送る。
【0127】
ステップS412でユーザ2は、ユーザ登録終了画面を閲覧・確認する。
【0128】
次に、ユーザ2は、PC(クライアント2a)のWWWブラウザを用いて、PC用電子メールアドレスに届いている、携帯ユーザ登録プログラム用URLが記載された電子メールを閲覧する。
【0129】
そして、ステップS501で、図1中のクライアント2aで動作しているWWWブラウザを操作して、電子メールシステムのWWWサーバにアクセスする。すると、ステップS502において、WWWサーバの認証プログラム106aがユーザ認証画面を生成しWWWブラウザに送る。
【0130】
ステップS503で、ユーザ2が認証画面を閲覧し、更に、認証に必要なユーザIDとパスワードとを入力すると、ステップS504で認証プログラムはユーザ情報データベースのユーザ情報データを参照して認証をおこなう。認証が成功すると、認証プログラムは、認証IDを生成し、認証データベースに、ユーザIDと関連付けて保存し、認証IDタイマーをある一定時間にセットする。そして、認証プログラムは、携帯ユーザ登録プログラムを起動する。
【0131】
ステップS505においてユーザ登録プログラムは、図6のような携帯ユーザ情報登録ページを生成してPCのWWWブラウザに送る。
【0132】
携帯ユーザ情報登録ページには、以下のような13項目の携帯ユーザ情報登録のための入力領域が用意されている。
【0133】
(1)携帯電話番号
ユーザに携帯電話番号を半角数字で入力させる領域
(2)携帯メールアドレス
ユーザに携帯電話会社から付与されたメールアドレスを入力させる領域
(3)携帯メールアドレス確認用の入力領域
(4)着信通知設定
ユーザに着信通知に関する設定を行わせる領域で、着信通知を(2)で設定された携帯電話会社から付与されたメールアドレス宛てに送付するかどうかを設定させる領域と、着信通知の間隔を時間又は新着メール件数で設定させる領域とから構成される。
【0134】
(5)Bcc設定
自動的に送信メールを自分宛にBccするかどうかを指定させる領域
(6)フィルタ設定(送信者)
受信したメールの送信者名に基くフィルタリングに関する設定を行わせる領域で、送信者のフィルタリングをするかどうかを設定させる領域と、送信者フィルタリング用文字列(送信者)を設定させる領域とから構成される。
【0135】
(7)フィルタ設定(件名)
受信したメールの件名に基くフィルタリングに関する設定を行わせる領域で、件名フィルタリングをするかどうかを設定させる領域と、件名フィルタリング用文字列を設定させる領域とから構成される。
【0136】
(8)フィルタ設定(日数)
受信したメールの日数に基くフィルタリングに関する設定を行わせる領域で、日数フィルタリングをするかどうかを設定させる領域と、日数フィルタリング用文字列(日数)を設定させる領域とから構成される。
【0137】
(9)署名設定
ユーザに署名に関する設定を行わせる領域で、送信メールに署名をつけるかどうかを設定させる領域と、署名用文字列を設定させる領域とから構成される。
【0138】
(10)定型文設定
ユーザに定型文を入力させるための領域で、10種類の定型文を設定することができる。
【0139】
(11)「基本情報を更新する」ボタン
ユーザが必要な項目を入力・設定したあと、情報を更新するためのボタンである。
【0140】
ステップS506で、ユーザ2は、携帯ユーザ情報登録ページを閲覧して、上述した各種携帯ユーザ情報を入力した後、「基本情報を更新する」ボタンを選択する。ユーザにより「基本情報を更新する」ボタンが指示されたのを検知すると、該入力された各種携帯ユーザ情報を携帯ユーザ登録プログラムに送信する。
【0141】
ステップS507で携帯ユーザ登録プログラムは各種携帯ユーザ情報を取得し、ユーザ情報データベースの携帯ユーザ情報保存領域に保存する。
【0142】
図7は、携帯ユーザ情報保存領域の詳細を表した図である。図7に記載されているように、携帯ユーザ情報保存領域には、各種携帯ユーザ情報を保存するために30個のフィールドがユーザ毎に用意されている。
【0143】
特にフィールド21〜30は、10種の定型文の情報を保存しておく領域である。各定型文情報保存領域は、定型文文字列を保存しておく定型文文字列領域、および、定型文の使用頻度を保存しておく使用頻度領域、および、定型文の最近使用日時を保存しておく最近使用日時領域により構成されている。
【0144】
次に、ステップS508で、携帯ユーザ登録プログラムは、携帯メールプログラム用URLおよび携帯アドレス帳プログラム用URLをユーザに通知する。より具体的には、携帯メールプログラム用URL、および、携帯アドレス帳プログラム用URLが記載された電子メールを、携帯電話会社から付与されている電子メールアドレス宛てに送信する。
【0145】
なお、携帯メールプログラム用URL、および、携帯アドレス帳プログラム用URLには、ユーザを識別するためのID情報が含まれており、該電子メールに記載されたURLをクリックすることにより、自動的に携帯電話の携帯WWWブラウザが起動され、該ユーザの携帯電話サービス用電子メールを利用することができ、該携帯電話サービス用電子メールアドレスには、PC用メールアドレス宛てに送信されてきた電子メールが転送されてくるので、該ユーザは携帯電話を用いてPC用メールアドレス宛てに送信されてきた電子メールを閲覧することが可能となる。
【0146】
次にS509で携帯ユーザ登録プログラムは携帯ユーザ情報登録終了画面を生成してWWWブラウザに送る。ステップS510でユーザ2は、携帯ユーザ情報登録終了画面を閲覧・確認する。
【0147】
[電子メール着信処理の説明]
次にユーザ1がユーザ2のPC用電子メールアドレス宛てにメールを送信し、そのメールが携帯メールサーバのメールスプール(mail spool)におけるユーザ2のメール保存領域に保管されるまでの処理の流れについて説明する。
【0148】
初めに、ユーザ1は、図1中のクライアント1(101)で動作しているMUAプログラムを操作して、ユーザ2のPC用電子メールアドレスを宛先とした電子メールを作成し、送信する。するとクライアント1のMTAプログラムは、送信されたメールをSMTP(simple mail transfer protocol)でユーザ2のメールアドレスを有するメールサーバ107宛てに配信する。
【0149】
メールサーバ107のMTAプログラムは、この電子メールを受け取ると、メールスプール(mail spool)のユーザ2のメール保存領域に保管した後、この電子メールをユーザ2の携帯電話サービス用電子メールアドレス宛てに転送する。すなわち、図1中の携帯メールサーバ108宛てに転送する。
【0150】
携帯メールサーバ108の携帯MTAプログラムは、この転送された電子メールを受け取り、メールスプール(mail spool)のユーザ2のメール保存領域に保管する。そして、携帯WWWサーバ109で動作している携帯メールプログラム109bの電子メール着信処理を呼び出し、処理を終了する。
【0151】
次に、携帯メールプログラムの電子メール着信処理の流れについて図8、図9を用いて説明する。
【0152】
電子メール着信処理は、携帯メールサーバの携帯MTAプログラムにより呼び出されると、ステップS801で、着信保管された電子メールに添付ファイルが付随しているかチェックする。添付ファイルには、画像、テキスト、ドキュメントファイルなどが想定される。ここで、添付ファイルが付随していた場合、処理はステップS802に進み、保管されている電子メールの添付ファイルを削除する。そして、電子メールのヘッダー情報の中に添付ファイルが付随していたことを識別するための添付ファイル削除情報を追加した上でメールデータを上書き保存する。この後、処理はステップS803に進む。
【0153】
一方、ステップS801で添付ファイルが付随していなかった場合、処理はステップS803に進む。
【0154】
ステップS803で、図1中の携帯メールサーバ108のメールスプールにおけるユーザ2のメール保存領域に保管されているメールの総数がユーザ2の最大保管総数を超えているかチェックする。なお、最大保管総数は、システム管理者により任意に設定可能となっている。
【0155】
ここで、最大保管総数を超えていた場合、処理はステップS804に進み、ユーザ2のメール保存領域に保管されている全メールのヘッダー情報に含まれるメール送信日を調べ、最もメール送信日の古いメールを検出する。そして検出された最も古いメールをユーザ2の携帯電話会社から付与されている電子メールアドレスに転送した後、メール保存領域から削除する。なお、携帯電話会社のメールサーバは送受信可能な文字数が200文字程度に制限されているので、該転送されたメールは、携帯電話会社のメールサーバで200文字を超える部分は自動的に削除されてしまうことになる。この後、処理はステップS803に戻る。
【0156】
一方、ステップS803で最大保管総数を超えていなかった場合、処理は、ステップS805に進む。
【0157】
ステップS805で、図1中の携帯メールサーバ108のメールスプールにおけるユーザ2のメール保存領域に保管されているメールの総計サイズがユーザ2の仮想最大保管容量を超えているかチェックする。なお、仮想最大保管容量は、システム管理者により任意に設定可能となっている。
【0158】
ここで、仮想最大保管容量を超えていた場合、処理はステップS806に進み、ユーザ2のメール保存領域に保管されている全メールのヘッダー情報に含まれるメール送信日を調べ、最もメール送信日の古いメールを検出する。そして検出されたメールをユーザ2の携帯電話会社から付与されている電子メールアドレスに転送した後、メール保存領域から削除する。この後、処理はステップS805に戻る。
【0159】
一方、ステップS805で仮想最大保管容量を超えていなかった場合、処理は、ステップS807に進む。
【0160】
ステップS807では、図1中の携帯メールサーバ108のメールスプールにおけるユーザ2のメール保存領域に保管されているメールの総数がユーザ2の最大保管総数の80%を超えているかチェックする。ここで、最大保管総数の80%を超えていた場合、処理はステップS809に進み、80%を超えていない場合、処理はステップS808に進む。
【0161】
ステップS808では、図1中の携帯メールサーバ108のメールスプールにおけるユーザ2のメール保存領域に保管されているメールの総計サイズがユーザ2の仮想最大保管容量の80%を超えているかチェックする。ここで、仮想最大保管容量の80%を超えていた場合、処理はステップS809に進み、80%を超えていない場合、処理はステップS810に進む。
【0162】
ステップS809では、メール保管容量オーバーフローを警告するメールをユーザの携帯電話会社から付与されている電子メールアドレスに送付する。この後、処理はステップS810に進む。
【0163】
ステップS810では、図1中のデータベースサーバ110のユーザ情報データベース110aに保管されている、図7で示される携帯ユーザ情報保存領域のフィールド11の値を参照し、着信通知機能の設定がONになっているかチェックする。ここで、設定がOFFになっていた場合、電子メール着信処理は終了する。一方、設定がONになっていた場合、処理はステップS811に進む。
【0164】
ステップS811で、携帯ユーザ情報保存領域のフィールド17の値が0になっているかチェックする。ここで、フィールド17の値が0になっていた場合、ステップS812に進み、携帯ユーザ情報保存領域のフィールド17に電子メールを受信した時間(電子メールが着信した時間)を保存する。その後、処理はステップS813に進む。
【0165】
一方、フィールド17の値が0以外の場合、処理はステップS813に進む。
【0166】
ステップS813で、携帯ユーザ情報保存領域のフィールド18の値を1インクリメントする。次に、処理はステップS814に進む。
【0167】
ステップS814で、着信通知メール送信のために設定した時間間隔が経過しているかチェックする。具体的には、最新の電子メールを受信した時間(電子メールが着信した時間)から携帯ユーザ情報保存領域のフィールド17の値を引いた値(差分の時間)が、携帯ユーザ情報保存領域のフィールド9の値より大きいか判別する。計算で求めた値がフィールド19の値より大きい場合、着信通知メール送信設定時間間隔が経過したと判断して、処理はステップS816に進む。一方、計算で求めた値がフィールド19の値より小さい場合、着信通知メール送信設定時間間隔が経過していないと判断して、処理はステップS815に進む。
【0168】
ステップS815では、電子メール着信数が、着信通知メール送信のために設定した蓄積メール数に達しているかチェックする。具体的には、携帯ユーザ情報保存領域のフィールド18の値からフィールド10の値を引いた値が、0より大きいか判別する。計算で求めた値が0より大きい場合、設定した蓄積メール数に達したと判断して、処理はステップS816に進む。一方、計算で求めた値が0より小さい場合は、設定した蓄積メール数に達していないと判断して、電子メール着信処理は終了する。
【0169】
ステップS816では、ユーザに電子メールが着信したことを通知するために、図1中の携帯WWWサーバ109で動作している携帯メールプログラム用URLが記載された電子メールをユーザの携帯電話電子メールアドレス宛てに送信する。
【0170】
なお、携帯メールプログラム用URLには、ユーザを識別するためのID情報が含まれている。
【0171】
次に処理はステップS817に進み、携帯ユーザ情報保存領域のフィールド17、および、フィールド18の値を0に設定し、その後、電子メール着信処理は終了する。
【0172】
なお、ステップS814の処理とは別に、ステップS812でフィールド17にメールを受信した時刻がセットされ、ステップS813でフィールド18の値が1以上にセットされると、その後、フィールド18の値が0にリセットされることなく、所定の時間間隔(フィールド9の値より大きい予め定められた時間)が経過したと判断した場合、着信通知メールを送信して、フィールド17とフィールド18の値を0にリセットするものとする。
【0173】
以上のように、本実施形態では、PC用のメールサーバ107が受信した電子メールを、携帯メールサーバ108に複製するようにしたので、携帯端末から電子メールを閲覧するにあたって、PC用のメールサーバにメールを残しておく必要がなくなり、PCでメールを取得後も、携帯端末から電子メールを閲覧することが可能となる。
【0174】
[電子メール処理の説明]
次に、ユーザ2が携帯電話の携帯WWWブラウザを操作して、電子メールを操作する際の処理について、図10、図11、図12、図13、図14、図15、図16、図17を用いて説明する。
【0175】
[ログイン処理の説明]
初めに、ユーザ2は、携帯電話会社より付与されている電子メールアドレスの送受信機能を使用して、携帯ユーザ登録プログラムにより送信された電子メール、あるいは、携帯メールプログラムの電子メール着信処理で送信された電子メールを閲覧する。これらの電子メールには、前述したように携帯メールプログラム用URLが記載されている。
【0176】
次に、ユーザ2により該電子メールに記載されている携帯メールプログラム用URLが選択されると、携帯電話の携帯WWWブラウザを起動して携帯メールプログラム用URLへのアクセスが開始される。
【0177】
携帯電話の携帯WWWブラウザで携帯メールプログラム用URLにアクセスすると、図1中のWWWサーバ106の認証プログラム106aが起動され、図10のユーザ認証画面1001を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0178】
ユーザ2がユーザ認証画面を閲覧して、認証に必要なパスワードを入力すると、認証プログラムは携帯メールプログラム用URLに付随しているユーザ識別ID情報と入力されたパスワード情報とを使って、ユーザ情報データベースを検索し、ユーザ情報データを参照して認証をおこなう。
【0179】
認証が成功すると、認証プログラムは、認証IDを生成し、認証データベースに、ユーザIDと関連付けて保存し、認証IDタイマーをある一定時間にセットする。そして、次に、認証プログラムは、図1中の携帯WWWサーバ109の携帯メールプログラム109bを起動し、生成、保存した認証IDを携帯メールプログラムに引き渡す。
【0180】
すると、起動された携帯メールプログラムは、図1中の携帯メールサーバ108のメールスプールにおけるユーザ2のメール保存領域に保管されているメールを参照して、未読メールを検索し、件名を抽出し、図11中の未読メール一覧画面1101を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0181】
[未読メール一覧閲覧処理の説明]
ユーザ2が、携帯電話の携帯WWWブラウザを操作して、携帯メールプログラム用URLを用いてアクセスした場合、もしくは、既読メール一覧画面1202・保存メール一覧画面1203・送信メール一覧画面1301のいずれかで「未読一覧」ボタンを選択した場合、もしくは、未読メール一覧から図11中のメール閲覧画面1102に移動した後「一覧へ」ボタンを選択した場合に、携帯メールプログラムは、携帯メールサーバのメールスプールにおけるユーザ2のメール保存領域に保管されているメールを参照して、フィルタリング設定に従い、未読メールを検索し、件名を抽出し、図11の未読メール一覧画面1101を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0182】
未読メール一覧画面1101は、ユーザが前回携帯メールプログラム用URLにアクセスしメール閲覧してログアウトした(セッションが切れた)後に送られてきたメールの総数を表す「新着件数表示領域」、既読メール一覧画面1202に移動するための「既読一覧」ボタン、保存メール一覧画面1203に移動するための「保存一覧」ボタン、送信メール一覧画面1301に移動するための「送信一覧」ボタン、ユーザが閲覧していないメールの件名を10件ずつ表示する「未読メール一覧リスト表示領域」、メール作成・送信画面1303に移動するための「新規作成」ボタン、未読メール一覧画面の情報を最新情報に更新するための「画面更新」ボタン、管理画面1701に移動するための「管理画面」ボタン、メニュー画面1002に移動するための「メニュー」ボタンから構成されている。
【0183】
ユーザ2は未読メール一覧画面の「未読メール一覧リスト表示領域」を閲覧して、未読メールを確認することができる。なお、1ページにつき10件の未読メールの件名が表示されるので、未読メールが10件以上存在する場合、すなわち次のページが存在する場合は、1101aに示されるように未読メール一覧画面下部の表示部分が変更され「次」ボタンが追加される。また、前ページ、および、次ページが存在する場合は、1101bに示されるように画面下部に「前」ボタンおよび「次」ボタンが表示される。また、最終ページの場合には、1101cに示されるように画面下部に「前」ボタンが追加される。すなわち、ユーザ2は、「前」ボタン、「次」ボタンを操作して未読メール一覧画面の表示ページを切り替えることにより、複数ページにまたがる未読メール一覧リストを閲覧することができる。
【0184】
[未読メール一覧生成時のフィルタリング処理の説明]
携帯メールプログラムは、未読メール一覧画面を生成する際、フィルタリング条件をチェックして適切な未読メールを検索・選択して「未読メール一覧リスト表示領域」に表示する。
【0185】
まず、携帯メールプログラムは、図1中のユーザ情報データベース110aの携帯ユーザ情報保存領域のフィールド15を参照して、日数フィルタ機能がON設定になっているかチェックする。日数フィルタ機能がON設定の場合、携帯メールプログラムは、携帯ユーザ情報保存領域のフィールド8を参照して日数フィルタ日付を取得し、該取得した日数フィルタ日付と現在の日時の間に送信されてきた未読メールをリスト表示候補として検索・選択してテンポラリ領域に保存する。
【0186】
次に、携帯メールプログラムは、図1中のユーザ情報データベース110aの携帯ユーザ情報保存領域のフィールド14を参照して、件名フィルタ機能がON設定になっているかチェックする。件名フィルタ機能がON設定の場合、携帯メールプログラムは、携帯ユーザ情報保存領域のフィールド7を参照して件名フィルタ文字列を取得し、未読メールのメールヘッダー情報に含まれる件名を参照し、件名フィルタ文字列が含まれていないかチェックし、含まれていない未読メールをリスト表示候補としてテンポラリ領域に保存する。なお、日数フィルタ機能もONされていた場合は、日数フィルタ機能でフィルタリングされてリスト表示候補としてテンポラリ領域に保存されている未読メールを対象として件名のフィルタリング処理を行う。メールヘッダー情報に含まれる件名に、件名フィルタ文字列が含まれているメールが見つかった場合、そのメールをリスト表示候補から除外する。
【0187】
次に、携帯メールプログラムは、携帯ユーザ情報保存領域のフィールド13を参照して送信者フィルタ機能がON設定になっているかチェックする。送信者フィルタ機能がON設定の場合、携帯メールプログラムは、携帯ユーザ情報保存領域のフィールド6を参照して送信者フィルタ文字列を取得し、未読メールのメールヘッダー情報に含まれる送信者を参照し、送信者フィルタ文字列が含まれていないかチェックし、含まれていない未読メールをリスト表示候補としてテンポラリ領域に保存する。なお、日数フィルタ機能もしくは件名フィルタ機能の少なくともいずれかがONされていた場合は、フィルタリングされてリスト表示候補としてテンポラリ領域に保存されている未読メールを対象として送信者のフィルタリング処理を行う。メールヘッダー情報に含まれる送信者に、送信者フィルタ文字列が含まれているメールが見つかった場合、そのメールをリスト表示候補から除外する。
【0188】
最後に、携帯メールプログラムは、リスト表示候補に残った未読メールを「未読メール一覧リスト表示領域」に表示して、未読メール一覧画面を生成する。
【0189】
[未読メール閲覧処理の説明]
ユーザ2により図11中の未読メール一覧画面1101の未読メール一覧リスト中から特定のメールを選択されると、携帯メールプログラムは、選択されたメールのデータをユーザ2のメール保存領域から読み出し、該メールのメールヘッダー情報に既読メールであることを示す既読情報を追加し、図11のメール閲覧画面1102を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。なお、選択されて閲覧されたメールは、既読メールとなるので、未読メール一覧画面1101の未読メール一覧リストには表示されなくなり、図12の既読メール一覧画面1202の既読メール一覧リストに表示されるようになる。
【0190】
メール閲覧画面1102は、「メールの送信者表示領域」、「件名表示領域」、「メール送信日時表示領域」、1ページに512文字ずつ表示される「メール本文表示領域」、メールヘッダー情報に記載されているメール送信者を宛先として設定した状態でメール作成・送信画面に移動するための「返信」ボタン、メールヘッダーに記載されているメール送信者のアドレスと該メールのtoまたはcc欄に記載されているアドレスとを宛先とした状態でメール作成・送信画面に移動するための「全員返信」ボタン、メール本文が転送情報として本文に設定された状態でメール作成・送信画面に移動するための「転送」ボタン、メール一覧画面に移動するための「一覧へ」ボタン(未読メール一覧画面からメール閲覧画面に移動してきた場合には未読メール一覧画面に、既読メール一覧画面からメール閲覧画面に移動してきた場合には既読メール一覧画面に移動するためのボタン)、閲覧中のメールを削除するための「削除」ボタン、閲覧中のメールを自動削除されないように設定するための「メールを保存」ボタン、メールの詳細画面に移動するための「詳細情報」ボタンから構成されている。
【0191】
ユーザ2はメール本文表示領域を閲覧して、メールの本文を確認することができる。なお、メール本文が512文字以上存在する場合、すなわち次のページが存在する場合は、1102aに示されるように、メール閲覧画面下部の表示部分が変更され「次」ボタンが追加される。また、前ページ、および次ページが存在する場合は、1102bに示されるように画面下部に「前」ボタンおよび「次」ボタンが表示される。また、最終ページの場合には、1102cに示されるように画面下部に「前」ボタンが追加される。すなわち、ユーザ2は、「前」ボタン、「次」ボタンを操作してページを切り替えることにより、複数ページにまたがるメール本文を閲覧することができる。
【0192】
[メール保存処理の説明]
ユーザ2によりメール閲覧画面で「メールを保存」ボタンが選択されると、携帯メールプログラムは、閲覧画面で表示されているメールのメールヘッダー情報に保存メールであることを識別するための保存指定情報を追加し(保存指定情報が追加されたメールを以下保存メールと記述する)、図11の保存メール閲覧画面1103を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0193】
保存メール閲覧画面1103は、「メールの送信者表示領域」、「件名表示領域」、「メール送信日時表示領域」、1ページに512文字ずつ表示される「メール本文表示領域」、メールヘッダー情報に記載されているメール送信者を宛先として設定した状態でメール作成・送信画面に移動するための「返信」ボタン、メールヘッダーに記載されているメール送信者のアドレスと該メールのtoまたはcc欄に記載されているアドレスとを宛先とした状態でメール作成・送信画面に移動するための「全員返信」ボタン、メール本文が転送情報として本文に設定された状態でメール作成・送信画面に移動するための「転送」ボタン、保存メール一覧画面に移動するための「一覧へ」ボタン、閲覧中のメールを削除するための「削除」ボタン、閲覧中のメールの保存指定情報を削除するための「保存を解除」ボタン、メールの詳細画面に移動するための「詳細情報」ボタンから構成されている。
【0194】
なお、保存メールは、携帯メールサーバのメールスプールにおけるユーザ2のメール保存領域の制限を越えた場合でも、携帯メールプログラムの電子メール着信処理(S804、S806)において削除されなくなる。
【0195】
また、保存が指示されたメールは、図12の既読メール一覧画面1202の既読メール一覧リストに表示されなくなり、図12の保存メール一覧画面1203の保存メール一覧リストに表示されるようになる。
【0196】
[メールの保存解除処理の説明]
ユーザ2が、保存メール閲覧画面で「保存を解除」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは、閲覧画面で表示されているメールのメールヘッダー情報中の保存指定情報を削除し、メール閲覧画面1102を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0197】
[メール詳細画面閲覧処理の説明]
ユーザ2が、メール閲覧画面・保存メール閲覧画面のいずれかで、詳細情報ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは、閲覧中のメールのメールヘッダ情報に記載されている情報を解析し、図12のメール詳細画面1201を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0198】
メール詳細画面1201は、「メールの送信者表示領域」、「メールの宛先表示領域」、「メールのCC宛先表示領域」、「メール送信日時表示領域」、「件名表示領域」、「添付ファイルの有無表示領域」、「保存メール情報保存領域」により構成されている。ユーザ2はメール詳細画面を閲覧することにより、メールヘッダー情報の詳細を閲覧することができる。
【0199】
[既読メール一覧閲覧処理の説明]
ユーザ2が、未読メール一覧画面・保存メール一覧画面・送信メール一覧画面のいずれかで「既読一覧」ボタンを選択した場合、もしくは、ユーザ2が既読メール一覧からメール閲覧画面に移動した後「一覧へ」ボタンを選択した場合、携帯メールプログラムは、携帯メールサーバのメールスプールのユーザ2のメール保存領域に保管されているメールのメールヘッダー情報の既読情報を参照して、既読メールを検索し、件名を抽出し、図12の既読メール一覧画面1202を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0200】
既読メール一覧画面1202は、ユーザが前回メールを閲覧してログアウトした後に送られてきたメールの総数を表す「新着件数表示領域」、未読メール一覧画面に移動するための「未読一覧」ボタン、保存メール一覧画面に移動するための「保存一覧」ボタン、送信メール一覧画面に移動するための「送信一覧」ボタン、既読メールの件名を1ページに10件ずつ表示する「既読メール一覧リスト表示領域」、メール作成・送信画面に移動するための「新規作成」ボタン、既読メール一覧画面の情報を最新情報に更新するための「画面更新」ボタン、管理画面に移動するための「管理画面」ボタン、メニュー画面に移動するための「メニュー」ボタンから構成されている。
【0201】
ユーザ2は既読メール一覧画面の「既読メール一覧リスト表示領域」を閲覧して、既読メールを確認することができる。なお、1ページにつき10件の既読メールの件名が表示されるので、既読メールが10件以上存在する場合、すなわち次のページが存在する場合は、1202aの画面に示されるように画面下部の表示部分が変更され「次」ボタンが追加される。また、前ページ、および、次ページが存在する場合は、1202bの画面に示されるように画面下部に「前」ボタンおよび「次」ボタンが表示される。また、最終ページの場合には、1202cの画面に示されるように画面下部に「前」ボタンが追加される。すなわち、ユーザ2は、「前」ボタン、「次」ボタンを操作して既読メール一覧画面の表示ページを切り替えることにより、複数ページにまたがる既読メール一覧リストを閲覧することができる。
【0202】
[既読メール閲覧処理の説明]
ユーザ2が、既読メール一覧画面1202内の既読メール一覧リストの中から特定のメールを選択すると、携帯メールプログラムは、選択されたメールのデータをユーザ2のメール保存領域から読み出し、図11のようなメール閲覧画面1102を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0203】
ユーザ2は、メール閲覧画面を閲覧することにより既読メールの内容を確認することができる。
【0204】
[保存メール一覧閲覧処理の説明]
ユーザ2が、未読メール一覧画面・既読メール一覧画面・送信メール一覧画面のいずれかで「保存一覧」ボタンを選択した場合、あるいは、ユーザ2が保存メール一覧から保存メール閲覧画面に移動した後「一覧へ」ボタンを選択した場合に、携帯メールプログラムは、携帯メールサーバのメールスプールにおけるユーザ2のメール保存領域に保管されているメールのメールヘッダー情報の既読情報を参照して、保存メールを検索し、件名を抽出し、図12に示すような保存メール一覧画面1203を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0205】
保存メール一覧画面1203は、ユーザが前回メールを閲覧してログアウトした後に送られてきたメールの総数を表す「新着件数表示領域」、未読メール一覧画面に移動するための「未読一覧」ボタン、既読メール一覧画面に移動するための「既読一覧」ボタン、送信メール一覧画面に移動するための「送信一覧」ボタン、保存メールの件名を10件表示する「保存メール一覧リスト表示領域」、メール作成・送信画面に移動するための「新規作成」ボタン、保存メール一覧画面の情報を最新情報に更新するための「画面更新」ボタン、管理画面に移動するための「管理画面」ボタン、メニュー画面に移動するための「メニュー」ボタンから構成されている。
【0206】
ユーザ2は保存メール一覧画面の「保存メール一覧リスト表示領域」を閲覧して、保存メールを確認することができる。なお、1ページにつき10件の保存メールの件名が表示されるので、保存メールが10件以上存在する場合、すなわち次のページが存在する場合は、1203aの画面に示されるように画面下部の表示部分が変更されて「次」ボタンが追加される。また、前ページ、および、次ページが存在する場合は、1203bの画面に示されるように画面下部に「前」ボタンおよび「次」ボタンが表示される。また、最終ページの場合には、1203cの画面に示されるように画面下部に「前」ボタンが追加される。すなわち、ユーザ2は、「前」ボタン、「次」ボタンを操作して保存メール一覧画面の表示ページを切り替えることにより、複数ページにまたがる保存メール一覧リストを閲覧することができる。
【0207】
[保存メール閲覧処理の説明]
ユーザ2が、保存メール一覧画面1203の保存メール一覧リストの中から特定のメールを選択すると、携帯メールプログラムは、選択されたメールのデータをユーザ2のメール保存領域から読み出し、図11のような保存メール閲覧画面1103を生成して携帯電話のWWWブラウザに送る。
【0208】
ユーザ2は、保存メール閲覧画面を閲覧することにより保存メールの内容を確認することができる。
【0209】
[送信メール一覧閲覧処理の説明]
未読メール一覧画面・既読メール一覧画面・保存メール一覧画面のいずれかで「送信一覧」ボタンが選択された場合、あるいは、送信メール閲覧画面1302で「一覧へ」ボタンが選択された場合、あるいは、送信メール作成・送信画面1303で「一覧へ」ボタンが選択された場合、携帯メールプログラムは、携帯メールサーバのメールスプールにおけるユーザ2のメール保存領域に保管されている送信済みメールを検索し、件名を抽出し、図13のような送信メール一覧画面1301を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0210】
送信メール一覧画面1301は、ユーザが前回メールを閲覧してログアウトした後に送られてきたメールの総数を表す「新着件数表示領域」、未読メール一覧画面に移動するための「未読一覧」ボタン、既読メール一覧画面に移動するための「既読一覧」ボタン、保存メール一覧画面に移動するための「保存一覧」ボタン、送信済みメールの件名を10件ずつ表示する「送信メール一覧リスト表示領域」、メール作成・送信画面に移動するための「新規作成」ボタン、送信メール一覧画面の情報を最新情報に更新するための「画面更新」ボタン、管理画面に移動するための「管理画面」ボタン、メニュー画面に移動するための「メニュー」ボタンから構成されている。
【0211】
ユーザ2は送信メール一覧画面の送信済みメール一覧リストを閲覧して、送信メールを確認することができる。なお、1ページにつき10件の送信メールの件名が表示されるので、送信メールが10件以上存在する場合、すなわち次のページが存在する場合は、1301aの画面に示されるように画面下部の表示部分が変更され「次」ボタンが追加される。また、前ページおよび次ページが存在する場合は、1301bの画面に示されるように画面下部に「前」ボタンおよび「次」ボタンが表示される。また、最終ページの場合には、1301cの画面に示されるように画面下部に「前」ボタンが追加される。すなわち、ユーザ2は、前ボタン、次ボタンを操作して送信メール一覧画面の表示ページを切り替えることにより、複数ページにまたがる送信済みメール一覧リストを閲覧することができる。
【0212】
[送信メール閲覧処理の説明]
送信メール一覧画面1301の送信済みメール一覧リストの中から特定のメールがユーザ2により選択されると、携帯メールプログラムは、選択されたメールのデータをユーザ2のメール保存領域から読み出し、図13のような送信メール閲覧画面1302を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0213】
送信メール閲覧画面1302は、「メールのTO宛先表示領域」、「メールのCC宛先表示領域」、「メールの件名表示領域」、1ページに512文字まで表示できる「メール本文表示領域」、メール本文が転送情報として本文に設定された状態でメール作成・送信画面に移動するための「転送」ボタン、送信メール一覧画面に移動するための「一覧へ」ボタン、閲覧中のメールを削除するための「削除」ボタンから構成されている。
【0214】
ユーザ2は、送信メール閲覧画面を閲覧することにより送信メールの内容を確認することができる。
【0215】
[メール作成・送信処理の説明]
未読メール一覧画面・既読メール一覧画面・保存メール一覧画面・送信メール一覧画面のいずれかで、「新規作成」ボタンがユーザ2により選択された場合、携帯メールプログラムは、図13のようなメール作成・送信画面1303を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0216】
また、メール閲覧画面・保存メール閲覧画面のいずれかで「返信」ボタンがユーザ2により選択された場合、携帯メールプログラムは、メールヘッダー情報に記載されているメール送信者を宛先として設定した状態でメール作成・送信画面を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0217】
また、メール閲覧画面・保存メール閲覧画面のいずれかで「全員返信」ボタンがユーザ2により選択された場合、携帯メールプログラムは、メールヘッダーに記載されているメール送信者のアドレス、および、TO, CC欄に記載されている他のアドレスを宛先とした状態でメール作成・送信画面を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0218】
また、メール閲覧画面・保存メール閲覧画面のいずれかで「転送」ボタンがユーザ2により選択された場合、携帯メールプログラムは、閲覧中のメール本文が転送情報として本文に設定された状態でメール作成・送信画面を生成して、携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0219】
また、携帯メールプログラムは、図1のユーザ情報データベース110aにおける携帯ユーザ情報保存領域のフィールド16を参照して、署名機能が設定されているかどうかに応じて「署名」チェックボックスに反映させて、メール作成・送信画面を生成する。具体的には、フィールド16において署名機能がON設定されている場合、「署名」チェックボックスがチェックされている状態でメール作成・送信画面を生成する。
【0220】
また、携帯メールプログラムは、携帯ユーザ情報保存領域のフィールド12を参照して、BCC機能が設定されているかどうかに応じて「自分にBCC」チェックボックスに反映させて、メール作成・送信画面を生成する。具体的には、BCC機能がON設定の場合、「自分にBCC」チェックボックスがチェックされている状態でメール作成・送信画面を生成する。
【0221】
送信メール作成・送信画面1303は、メールの宛先を編集するための「TO」ボタン、設定されている「TO宛先表示領域」、メールのCC宛先を編集するための「CC」ボタン、設定されている「CC宛先表示領域」、メールの件名を編集するための「件名」ボタン、設定されている「件名表示領域」、メール本文を編集するための「本文」ボタン、設定されている「本文の先頭文字列表示領域」、メールに署名情報をつけるか選択するための「署名」チェックボックス、メールをユーザ2のPC用の電子メールアドレスにBCCするか選択するための「自分にBCC」チェックボックス、メールを送信するための「送信」ボタン、書きかけのメールを保存するための「書きかけ保存」ボタン、保存されている書きかけのメールを読み出すための「書きかけ呼出」ボタン、送信メール一覧画面に移動するための「一覧へ」ボタンから構成されている。
【0222】
ユーザ2はメール作成・送信画面を操作してメールを作成して送信することができる。
【0223】
[「返信」処理と「全員に返信」処理の詳細な説明]
メール閲覧画面1102、保存メール閲覧画面1103には、閲覧中のメールに対する返信メールを作成するボタンとして、「返信」ボタン及び「全員に返信」ボタンがある。「返信」ボタンは、閲覧中のメールの送信者に対して返信メールを作成するためのボタンである。「全員に返信」ボタンは、閲覧中のメールの送信者のアドレスと、TOフィールド及びCCフィールドに指定されているアドレスのうち受信者自身のメールアドレス以外のアドレス全てとに対して返信メールを作成するボタンである。
【0224】
本実施形態のように、携帯電話などの携帯情報端末を用いて電子メールを利用する場合、携帯電話の表示画面は非常に小さく、また、内部メモリの容量も少ない。このような表示面積が限られているような携帯情報端末において、表示する内容のサイズを無制限にした場合、ユーザが必要としている内容を表示させるのに時間がかかるなど、ユーザの操作性を損なうことになってしまう。しかしながら、本文のサイズに厳しい制限を設けると、伝えたい電子メールの本文を全て表示できないなどの問題が生じてしまうため、本実施形態においては、一度に送信できる宛先のアドレス数を例えば20箇所に制限するものとする。このように宛先のアドレス数に制限を設けることで、ユーザが宛先に設定したアドレスを確認しようとした場合も視認性・操作性がよくなり、一度に送信されるメールの宛先が減るのでサーバにおいて一度に必要とされるメモリ容量が減ることとなって、該サーバでサービスを提供することのできるユーザ数を増やすことが可能となる。
【0225】
「返信」ボタンが押された場合、携帯メールプログラムは以下の処理を行う。
【0226】
(1)閲覧中のメールのReply−Toフィールドのアドレスを取得する。閲覧中のメールにReply-Toフィールドが存在しない場合は、Fromフィールドのアドレスを取得する。
【0227】
(2)閲覧中のメールの件名を取得する。
【0228】
(3)(1)で取得したアドレスをTOフィールドに挿入し、件名フィールドには(2)で取得した件名を挿入したメール作成送信画面を作成し、この画面データを携帯電話の携帯WWWブラウザに送信して表示させる。図13の1304は、携帯電話に表示されるメール作成送信画面(メール返信時画面)である。TOフィールドには(1)で取得したアドレス、件名には(2)で取得した件名が予め入力されて表示されている。
【0229】
次に「全員に返信」ボタンが押された場合の処理について説明する。
【0230】
(1)閲覧中のメールのReply−Toフィールドのアドレスを取得する。閲覧中のメールにReply-Toフィールドが存在しない場合には、Fromフィールドのアドレスを取得する。
【0231】
(2)閲覧中のメールにおけるTOフィールドのアドレス全てを取得し、アドレスリス1を作成する。アドレスリスト1内に(1)で取得したアドレスが存在するか検索を行い、同一のアドレスが存在している場合には、アドレスリスト1から該当アドレスを消去する。
【0232】
(3)閲覧中のメールにおけるCCフィールドのアドレス全てを取得し、アドレスリスト2を作成する。アドレスリスト2内に(1)で取得したアドレスが存在するか検索を行い、同一のアドレスが存在している場合には、アドレスリスト2から該当アドレスを消去する。
【0233】
(4)閲覧中メールの件名フィールドのデータを取得する。
【0234】
(5)メール作成送信画面データを生成し、(1)で取得したアドレスをToフィールドに挿入し、アドレスリスト1およびアドレスリスト2にリストアップされているアドレスをCCフィールドに挿入する。
【0235】
(6)次に(3)で取得した件名データを件名フィールドに挿入する。
【0236】
(7)作成したメール作成送信画面データを携帯電話の携帯WWWブラウザで表示させる。図13の1305に携帯電話に表示されたメール作成送信画面(メール全員返信時画面)を示す。メール作成送信画面1305において、TOフィールドには(1)で取得したアドレス、CCフィールドには(5)で挿入したアドレスのうちの1つ(すなわちアドレスリスト1の最上位にリストアップされたアドレス)が表示されている。
【0237】
以上説明したように、「返信」と「全員に返信」では、返信するメールのTOフィールド及びCCフィールドに挿入されるアドレス設定方法に違いがある。
【0238】
次に、図20を用いて上述した「全員に返信」処理について詳しく述べる。
【0239】
閲覧中のメールのTOフィールド及びCCフィールドに設定されているメールアドレスが多い場合、「全員に返信」ボタンが押下されると、CCフィールドに挿入されるアドレスの数が膨大な数になってしまう場合がある。その場合、アドレスの表示が携帯情報機器の画面の複数ページに渡ってしまい、操作性を著しく損なってしまう。また、これら送信先アドレス情報は、一時的にサーバのハードディスク上に記録されるだけではなく、該ハードディスク上に記憶される送信メールの一部として記憶される。本実施形態の携帯メールサービスを受ける携帯情報機器ユーザの数が増大していくと、これら送信先アドレスを記憶するために使用する記憶領域のサイズも増加することになるので、本実施形態では、一度に送信できる宛先のアドレス数の上限を20として、使用される記憶領域のサイズが少なくなるようにしている。
【0240】
図20では、「全員に返信」ボタンが押されてから、アドレスと件名が挿入されたメール作成送信画面1305を作成するまでを説明している。
【0241】
「全員に返信」ボタンが押下されると、ステップ2001で閲覧中のメール(オリジナルメール)のToフィールドに含まれているアドレスのリスト1を作成する。続いてステップ2002で閲覧中のメールのCCフィールドに含まれるアドレスのリスト2を作成する。ステップ2003において、閲覧中のメールにReply-Toフィールドがあるかチェックし、Reply-Toフィールドがある場合は、ステップ2004に進みReply-Toのアドレスを一時記憶バッファ1に記憶させ、Reply-Toフィールドがない場合は、ステップ2005に進み閲覧中メールのFromフィールドのアドレスを一時記憶バッファ1に記憶させる。
【0242】
返信メールを送信者に2通送ってしまうことを避けるために、ステップ2006において、リスト1及びリスト2に一時記憶バッファ1内のアドレスと同じアドレスが含まれているか判断し、含まれている場合はステップ2007にてリスト1(又はリスト2)から当該一時記憶バッファ1内のアドレスと同じアドレスを削除する処理を行う。
【0243】
ステップ2008において、閲覧中のメール(オリジナルメール)の本文を、一時記憶バッファ2へ記憶する。
【0244】
ステップ2009において、一時記憶バッファ1のアドレスを「全員に返信メール」作成送信画面のTOフィールドにセットする。これが返信先のアドレスとなる。続いてステップ2010において、アドレスリスト1とアドレスリスト2に含まれるアドレスの合計件数Nを求める。ステップ2011で、合計件数Nが件数上限値20を超えているかどうかをチェックする。超えていない場合には、ステップ2012にて「全員に返信メール」作成送信画面のCCフィールドにアドレスリスト1及びアドレスリスト2のアドレスをセットし、ステップ2014にて「全員に返信メール」作成送信画面の本文フィールドに一時記憶バッファ2に格納されているオリジナルメール本文を引用文として挿入する。
【0245】
合計件数Nの値が20を超えている場合(CCフィールドに設定すべきアドレス数が20を超えている場合)には、CCフィールドにはアドレスは設定せずに、ステップ2013において、「全員に返信メール」作成送信画面の本文フィールドに全員に返信できなかった旨を示すメッセージを挿入し、更に一時記憶バッファ2に格納されているオリジナルメール本文を引用文として挿入する。
【0246】
なお、図20の説明では、「全員に返信メール」の作成画面において、オリジナルメール本文を引用文として挿入するようにしたが、携帯電話の性能や通信費を考慮して、引用文を挿入しないように構成してもよい。
[メール作成時におけるTO宛先の編集処理の説明]
ユーザ2が、メール作成・送信画面1303で「TO」ボタンを選択した場合、携帯メールプログラムは、図14のTO宛先アドレス編集画面1401を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0247】
TO宛先アドレス編集画面1401は、「設定済み宛先一覧リスト表示領域」、携帯メールアドレスマニュアル編集画面1403に移動するための「宛先追加」ボタン、図15の携帯メール個人アドレス帳一覧画面1501に移動するための「アドレス帳参照」ボタン、メール作成・送信画面1303に移動するための「送信画面」ボタンから構成されている。
【0248】
ユーザ2は、TO宛先アドレス編集画面1401を操作して、TO宛先アドレスを追加、編集することができる。
【0249】
[メール作成時におけるCC宛先の編集処理の説明]
ユーザ2が、メール作成・送信画面1303で「CC」ボタンを選択した場合、携帯メールプログラムは、図14のCC宛先アドレス編集画面1402を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0250】
CC宛先アドレス編集画面1402は、設定済み宛先一覧リスト、携帯メールアドレスマニュアル編集画面1403に移動するための「宛先追加」ボタン、携帯メール個人アドレス帳一覧画面1501に移動するための「アドレス帳参照」ボタン、メール作成・送信画面に移動するための「送信画面」ボタンから構成されている。
【0251】
ユーザ2は、CC宛先アドレス編集画面を操作して、TO宛先アドレスを追加、編集することができる。
【0252】
[携帯メールアドレスマニュアル編集処理の説明]
TO宛先アドレス編集画面(あるいはCC宛先アドレス帳編集画面)で、設定済み宛先一覧リストの最後に設けられている空白行、あるいは、「宛先追加」ボタンがユーザにより選択されると、携帯メールプログラムは、図14の携帯メールアドレスマニュアル編集画面1403を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0253】
携帯メールアドレスマニュアル編集画面1403は、宛先の名前を入力するための「名前」テキストボックス、宛先のメールアドレスを入力するための「アドレス」テキストボックス、入力した名前とアドレスの追加先を「宛先」だけにするか「宛先/アドレス帳」にするか指定するための2つの排他的に設定可能なラジオボタン、入力した名前とアドレスを追加するための「追加」ボタン、作業を中断しTO宛先アドレス編集画面(あるいはCC宛先アドレス編集画面)に戻るための「戻る」ボタンから構成されている。
【0254】
ユーザ2が「戻る」ボタンを選択した場合、携帯メールプログラムは、処理を中断し、一つ前の画面(TO宛先アドレス編集画面、あるいはCC宛先アドレス編集画面)を生成して携帯電話のWWWブラウザに送る。
【0255】
ユーザ2が「名前」テキストボックスに宛先の名前を入力し、「アドレス」テキストボックスに宛先のメールアドレスを入力し、「宛先」ラジオボタンを選択して「追加」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは、設定された宛先の名前およびメールアドレスを宛先に設定し、テンポラリ領域にデータを保存して、TO宛先アドレス編集画面(あるいはCC宛先アドレス編集画面)の一覧リストに追加した上で、TO宛先アドレス編集画面(あるいはCC宛先アドレス編集画面)を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0256】
一方、ユーザ2が「名前」テキストボックスに宛先の名前を入力し、「アドレス」テキストボックスに宛先のメールアドレスを入力し、「宛先/アドレス帳」ラジオボタンを選択して「追加」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは、図14の携帯メールアドレスアドレス帳追加画面1404を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0257】
[携帯メールアドレスアドレス帳追加画面]
携帯メールアドレスアドレス帳追加画面1404は、ある特定人物のアドレス情報をアドレス帳に追加するための画面であり、ある特定人物の名前を入力するための「名前」テキストボックス、ある特定人物の名前のよみを入力するための「よみ」テキストボックス、ある特定人物のメールアドレスを入力するための「メールアドレス」テキストボックス、入力した情報を個人アドレス帳に追加するための「個人アドレス帳」チェックボックス、入力した情報を共有アドレス帳に追加するための「共有アドレス帳」チェックボックス、入力した情報をアドレス帳に追加指示するための「追加」ボタン、作業を中断するための「中止」ボタンから構成されている。
【0258】
ユーザ2が「名前」テキストボックスにある特定人物の名前を入力し、「よみ」テキストボックスにある特定人物の名前のよみを入力し、「メールアドレス」テキストボックスにある特定人物のメールアドレスを入力し、「個人アドレス帳」チェックボックスを選択し、「追加」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは、入力された情報を、アドレス帳データベース110bにおけるユーザ2の個人アドレス帳情報保存領域に保存し、その後、入力された宛先の名前およびメールアドレスを宛先に設定しテンポラリ領域に保存して、TO宛先アドレス編集画面(あるいはCC宛先アドレス編集画面)の一覧リストに追加した上で、TO宛先アドレス編集画面(あるいはCC宛先アドレス編集画面)を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0259】
一方、ユーザ2が「名前」テキストボックスにある特定人物の名前を入力し、「よみ」テキストボックスにある特定人物の名前のよみを入力し、「メールアドレス」テキストボックスにある特定人物のメールアドレスを入力し、「共有アドレス帳」チェックボックスを選択し、「追加」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは、入力された情報を、アドレス帳データベース110bにおける共有アドレス帳情報保存領域に保存し、その後、入力された宛先の名前およびメールアドレスを宛先に設定し、テンポラリ領域に保存して、TO宛先アドレス編集画面(あるいはCC宛先アドレス編集画面)の一覧リストに追加した上で、TO宛先アドレス編集画面(あるいはCC宛先アドレス編集画面)を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0260】
一方、ユーザ2が「中止」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは、処理を中断して、携帯メールアドレスマニュアル編集画面1403を生成し、携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0261】
[携帯メール個人アドレス帳参照処理の説明]
ユーザ2がTO宛先アドレス編集画面(あるいはCC宛先アドレス帳編集画面)で「アドレス帳参照」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは、携帯アドレス帳プログラム109cを呼び出す。
【0262】
そして、携帯アドレス帳プログラムは、アドレス帳データベース110bにおけるユーザ2の個人アドレス帳データ保存領域に保存されているアドレスデータを参照した上で、図15の携帯メール個人アドレス帳一覧画面1501を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0263】
携帯メール個人アドレス帳一覧画面1501は、携帯メール共有アドレス帳一覧画面1504に移動するための「共有へ」ボタン、個人アドレス帳の「登録件数表示領域」、個人アドレス帳のデータを検索する検索画面へ移動するための「検索」ボタン、個人アドレス帳を50音別に検索して携帯メール個人アドレス帳50音別一覧1503に移動するための各ボタン(50音の行別に検索するための「あ」ボタン・「か」ボタン・「さ」ボタン・「た」ボタン・「な」ボタン・「は」ボタン・「ま」ボタン・「や」ボタン・「ら」ボタン・「わ」ボタン・「A」ボタン)、ユーザ2が参照した最新の5件のアドレス情報の名前一覧を表示するための「ラスト5アドレス一覧表示領域」から構成されている。
【0264】
ユーザ2は、携帯メール個人アドレス帳一覧画面を操作して、アドレス帳を検索、参照し、個人アドレス帳に登録されている特定人物の名前および電子メールアドレスをメールのTO宛先(あるいはCC宛先)に追加することができる。
【0265】
ユーザ2が携帯メール個人アドレス帳一覧画面1501の「あ」ボタン、「か」ボタン、「さ」ボタン、「た」ボタン、「な」ボタン、「は」ボタン、「ま」ボタン、「や」ボタン、「ら」ボタン、「わ」ボタン、「A」ボタン、のいずれかのボタンを選択すると、携帯アドレス帳プログラムは、個人アドレス帳のデータを50音の行別(ただし「A」ボタンはアルファベットで始まる名前)に分類・検索して、指示されたボタンの行に関する携帯メール個人アドレス帳50音別一覧を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0266】
携帯メール個人アドレス帳50音別一覧画面1503は、名前を50音行別にソートして1画面に20件ずつ表示する行別アドレス一覧リスト(例えば、ユーザ2が「あ」ボタンを選択した場合、名前が「あ行」で始まるアドレスデータが50音順にソートされて表示される)、次のページに移動する「次へ」ボタン、携帯メール個人アドレス帳一覧画面に移動するための「アドレス帳」ボタンから構成されている。
【0267】
ユーザ2は、行別アドレス一覧リストを閲覧、操作することにより、特定人物のアドレスを確認することができる。
【0268】
ユーザ2が、携帯メール個人アドレス帳一覧画面において「ラスト5アドレス一覧表示領域」に表示されている名前のいずれかを選択した場合、あるいは、携帯メール個人アドレス帳50音別一覧画面において「行別アドレス一覧リスト表示領域」に表示されている名前のいずれかを選択した場合、あるいは、個人アドレス帳を検索した結果として表示されている携帯メールアドレス帳検索一覧画面において「検索アドレス一覧表示領域」に表示されている名前のいずれかを選択した場合、携帯アドレス帳プログラムは、携帯メール個人アドレス帳閲覧画面1502を生成し、携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0269】
携帯メール個人アドレス帳閲覧画面1502は、特定人物のアドレス情報の詳細が表示される画面で、特定人物の「名前表示領域」、特定人物の名前の「よみ表示領域」、特定人物の所属する「会社名表示領域」、特定人物の「電子メールアドレス表示領域」、特定人物の「電話番号表示領域」、特定人物の「FAX番号表示領域」、特定人物のアドレス情報を宛先に追加するための「宛先追加」ボタン、処理を中断して一つ前の画面(携帯メール個人アドレス帳一覧画面、あるいは携帯メール個人アドレス帳50音別一覧画面、あるいは携帯メールアドレス帳検索一覧画面)に移動するための「戻る」ボタンから構成されている。
【0270】
ユーザ2が、特定人物のアドレス情報を確認後、「宛先追加」ボタンを選択すると、携帯アドレス帳プログラムは、特定人物の名前および電子メールアドレスを宛先に設定するために携帯メールプログラムに通知し、処理を終了する。通知を受けた携帯メールプログラムは、入力された特定人物の名前および電子メールアドレスをTO宛先アドレス編集画面(あるいはCC宛先アドレス編集画面)の一覧リストに追加した上で、TO宛先アドレス編集画面(あるいはCC宛先アドレス編集画面)を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0271】
[携帯メール共有アドレス帳参照処理の説明]
ユーザ2が携帯メール個人アドレス帳一覧画面で「共有」へボタンを選択した場合、携帯アドレス帳プログラムは、アドレス帳データベース110bにおける共有アドレス帳データ保存領域に保存されているアドレスデータを参照した上で、図15の携帯メール共有アドレス帳一覧画面1504を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0272】
携帯メール共有アドレス帳一覧画面1504は、携帯メール個人アドレス帳一覧画面1501に移動するための「個人へ」ボタン、共有アドレス帳の「登録件数表示領域」、共有アドレス帳のデータを検索するための「検索」ボタン、共有アドレス帳を50音別に検索して携帯メール共有アドレス帳50音別一覧1506に移動するための各ボタン(50音の行別に検索するための「あ」ボタン・「か」ボタン・「さ」ボタン・「た」ボタン・「な」ボタン・「は」ボタン・「ま」ボタン・「や」ボタン・「ら」ボタン・「わ」ボタン・「A」ボタン)、ユーザ2が参照した最新の5件のアドレス情報の名前一覧を表示するための「ラスト5アドレス一覧表示領域」から構成されている。
【0273】
ユーザ2は、携帯メール共有アドレス帳一覧画面を操作して、アドレス帳を検索、参照し、共有アドレス帳に登録されている特定人物の名前および電子メールアドレスをメールのTO宛先、あるいは、CC宛先に追加することができる。
【0274】
ユーザ2が携帯メール共有アドレス帳一覧画面の「あ」ボタン、「か」ボタン、「さ」ボタン、「た」ボタン、「な」ボタン、「は」ボタン、「ま」ボタン、「や」ボタン、「ら」ボタン、「わ」ボタン、「A」ボタン、のいずれかのボタンを選択すると、携帯アドレス帳プログラムは、共有アドレス帳のデータを50音の行別(ただし「A」ボタンはアルファベットで始まる名前)に分類・検索して、指示されたボタンの行に関する携帯メール共有アドレス帳50音別一覧を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0275】
携帯メール共有アドレス帳50音別一覧画面1506は、名前を50音行別にソートして1画面に20件ずつ表示する「行別アドレス一覧リスト表示領域」(例えば、ユーザ2が「あ」ボタンを選択した場合、名前が「あ行」で始まるアドレスデータが50音別にソートされて表示される)、次のページに移動する「次」へボタン、携帯メール共有アドレス帳一覧画面に移動するための「アドレス帳」ボタンから構成されている。
【0276】
ユーザ2は、行別アドレス一覧リストを閲覧、操作することにより、特定人物のアドレスを確認することができる。
【0277】
ユーザ2が、携帯メール共有アドレス帳一覧画面において「ラスト5アドレス一覧表示領域」に表示されている名前のいずれかを選択した場合、あるいは、携帯メール共有アドレス帳50音別一覧画面において「行別アドレス一覧リスト表示領域」に表示されている名前のいずれかを選択した場合、あるいは、共有アドレス帳を検索した結果として表示されている携帯メールアドレス帳検索一覧画面において「検索アドレス一覧表示領域」に表示されている名前のいずれかを選択した場合、携帯アドレス帳プログラムは、携帯メール共有アドレス帳閲覧画面1505を生成し、携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0278】
携帯メール共有アドレス帳閲覧画面1505は、特定人物のアドレス情報の詳細が表示される画面で、特定人物の「名前表示領域」、特定人物の名前の「よみ表示領域」、特定人物の所属する「会社名表示領域」、特定人物の「電子メールアドレス表示領域」、特定人物の「電話番号表示領域」、特定人物の「FAX番号表示領域」、特定人物のアドレス情報を宛先に追加するための「宛先追加」ボタン、処理を中断して一つ前の画面(携帯メール共有アドレス帳一覧画面、あるいは携帯メール共有アドレス帳50音別一覧画面、あるいは携帯メールアドレス帳検索画面)に移動するための「戻る」ボタンから構成されている。
【0279】
ユーザ2が、特定人物のアドレス情報を確認後、「宛先追加」ボタンを選択すると、携帯アドレス帳プログラムは、特定人物の名前および電子メールアドレスを宛先に設定するために携帯メールプログラムに通知し、処理を終了する。通知を受けた携帯メールプログラムは、設定された特定人物の名前および電子メールアドレスを宛先に設定しテンポラリ領域に保存して、TO宛先アドレス編集画面(あるいはCC宛先アドレス編集画面)の一覧リストに追加した上で、TO宛先アドレス編集画面(あるいはCC宛先アドレス編集画面)を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0280】
[携帯メールアドレス帳検索処理]
ユーザ2が、携帯メール個人アドレス帳一覧画面において「検索」ボタンを押した場合(あるいは携帯メール共有アドレス帳一覧画面において「検索」ボタンを押した場合)、携帯メールプログラムは、図15の携帯メールアドレス帳検索画面1507を作成し、携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0281】
携帯メールアドレス帳検索画面1507は、検索する名前を入力するための「名前」テキストボックス、検索する名前のよみを入力するための「よみ」テキストボックス、検索を開始するための「検索」ボタンから構成されている。
【0282】
ユーザ2が、検索する「名前」、検索する名前の「よみ」の少なくともいずれかを入力した上で、「検索」ボタンを選択すると、携帯アドレス帳プログラムは、アドレス帳データベース110bのおけるユーザ2の個人アドレス帳データ保存領域(あるいは共有アドレス帳データ保存領域)に保存されているアドレスデータを参照し、入力された「名前」(名前の「よみ」)に合致するアドレスデータを検索した結果から、携帯メールアドレス帳検索一覧画面1508を生成して、携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0283】
携帯メールアドレス帳検索一覧画面1508は、検索されてアドレスの名前を表示する検索アドレス一覧リストが表示されている。ユーザ2は、検索アドレス一覧リストに表示されているアドレスを閲覧することにより、検索されたアドレスを確認することができる。
【0284】
[件名編集処理の説明]
ユーザ2が、図13のメール作成・送信画面1303で「件名」ボタンを選択した場合、携帯メールプログラムは、図16の件名編集画面1601を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0285】
件名編集画面1601は、件名を入力するための「件名」テキストボックス、件名を設定するための「設定」ボタンから構成されている。
【0286】
ユーザ2が、件名編集画面の「件名」テキストボックスに件名を入力し、「設定」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは入力された件名を件名に設定し、テンポラリ領域に保存した上で、図13のメール作成・送信画面1303を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0287】
[本文編集処理の説明]
ユーザ2が、図13のメール作成・送信画面1303で「本文」ボタンを選択した場合、携帯メールプログラムは、図16の本文編集画面1602を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0288】
本文編集画面1602は、おのおの、本文を512文字入力することができる「ページ1」テキストボックスおよび「ページ2」テキストボックスと、定型文を挿入するために定型文一覧画面1606に移動するための「定型文」ボタンと、入力された本文の全体を表示するための「全体の表示」ボタンと、入力した本文を設定するための「設定」ボタンとから構成されている。
【0289】
本実施形態では、携帯電話の仕様上、1つのテキストボックスに入力可能な文字数は512文字となっているものとする。
【0290】
ユーザ2は、本文を入力する際、初めに「ページ1」テキストボックスにテキストを入力する。入力文字が512文字を超える場合、ユーザ2は、引き続いて「ページ2」テキストボックスに文字を入力する。ユーザ2は「ページ1」テキストボックスと「ページ2」テキストボックスの両方を使って最大1024文字の本文を入力することができる。
【0291】
より具体的には、ユーザ2が、本文編集画面で「ページ1」テキストボックスを選択した場合、携帯電話はテキストボックスに入力するための本文ページ1編集画面1603に移動し、ユーザ2が、本文編集画面で「ページ2」テキストボックスを選択した場合、携帯電話はテキストボックスに入力するための本文ページ2編集画面1604に移動し、ユーザ2は、本文ページ1編集画面あるいは本文ページ2編集画面で本文テキストを入力する。ユーザ2が、本文ページ1編集画面(あるいは本文ページ2編集画面)で携帯電話の確定ボタンをクリックするなどして入力文を確定させると、入力された本文を「ページ1」テキストボックス(あるいは「ページ2」テキストボックス)に入力確定して、本文編集画面1602に移動する。
【0292】
[本文編集時の定型文挿入処理の説明]
本文入力中に定型文を挿入する場合、ユーザ2は本文編集画面1602で「定型文」ボタンを選択する。「定型文」ボタンが選択されると、それまでに「ページ1」テキストボックスと「ページ2」テキストボックスに入力されていた本文を携帯電話から携帯メールプログラムに送信してテンポラリ領域に記憶させ、携帯メールプログラムは、図1のユーザ情報データベース110aにおけるユーザ2の携帯ユーザ情報保存領域のフィールド21〜30を読み出し、図16の定型文一覧画面1606を生成して携帯電話のWWWブラウザに送る。
【0293】
具体的には、携帯ユーザ情報保存領域のフィールド21〜30に保存されている、定型文の文字列、および、各定型文の使用頻度を読み出し、使用頻度の高い順に定型文が表示されるように定型文一覧リストを生成し、定型文一覧画面を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。なお、別の実施形態として、携帯ユーザ情報保存領域のフィールド21〜30に保存されている、定型文の文字列、および、各定型文の最近使用日時を読み出し、日時順に定型文が表示されるように定型文一覧リストを生成し、定型文一覧画面を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送るようにしてもよい。
【0294】
定型文一覧画面1606は、定型文1〜10が区別できるように先頭8文字を表示する「定型文一覧リスト表示領域」により構成されている。
【0295】
ユーザ2が、定型文一覧リストを閲覧し、さらに、「定型文一覧リスト表示領域」で表示されている定型文のいずれかを選択すると、携帯メールプログラムは選択された定型文の全文を表示するための定型文挿入画面1607を生成し、携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0296】
定型文挿入画面1607は、選択された定型文の全文表示領域と、定型文を挿入するための「本文に挿入」ボタンとにより構成されている。
【0297】
ユーザ2が、「本文に挿入」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは表示されている定型分の本文を、テンポラリ領域に保存されている、それまでに入力された本文の最後に追加して、ページ1テキストボックスとページ2テキストボックスに該定型文が追加された本文を入力した状態で、本文編集画面1602を作成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0298】
すなわち、本文編集画面1602において「ページ1」テキストボックスにのみ本文が入力されている状態で、「定型文」ボタンが選択されると、定型文一覧画面1606に移動し、その後、定型文挿入画面1607で「本文に挿入」ボタンが選択されると、それまでに「ページ1」テキストボックスに入力されていた本文の最後に該選択された定型文が挿入された状態で、本文編集画面1602を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。また、本文編集画面1602において「ページ2」テキストボックスに本文が入力されている状態で、「定型文」ボタンが選択されると、定型文一覧画面1606に移動し、その後、定型文挿入画面1607で「本文に挿入」ボタンが選択されると、それまでに「ページ2」テキストボックスに入力されていた本文の最後に該選択された定型文が挿入された状態で、本文編集画面1602を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0299】
また、本文編集画面1602において「ページ1」テキストボックスにのみ本文が入力されている状態で、「定型文」ボタンが選択されると、定型文一覧画面1606に移動し、その後、定型文挿入画面1607で「本文に挿入」ボタンが選択された場合で、かつ、それまでに入力されている本文+定型文の文字数が512文字を超える場合、携帯メールプログラムは定型文を分割し、(512文字−それまでに入力されている本文の文字数)までの定型文文字列を本文に追加して、「ページ1」テキストボックスに入力されている状態にして、更に、定型文の残りの文字列を「ページ2」テキストボックスに入力されている状態にして、本文編集画面1602を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。このようにすることにより、定型文を挿入した際に、定型文が途切れることなく入力することができ、入力操作の利便性がよくなる。
【0300】
また、定型文を使用した際、携帯メールプログラムは携帯ユーザ情報保存領域のフィールド21〜30の、選択された定型文に該当するフィールドの使用頻度領域の値を1増加させると共に、選択された定型文が挿入された日時を、最近使用日時領域に保存する。
【0301】
[本文編集時の本文全体の閲覧処理の説明]
ユーザ2が、本文編集画面1602で「全体の表示」ボタンを選択した場合、携帯電話から「ページ1」テキストボックスおよび「ページ2」テキストボックスに入力されている各文字列を携帯メールプログラムに送信し、携帯メールプログラムは、「ページ1」テキストボックスおよび「ページ2」テキストボックスに入力されている本文をつなげて表示する本文全体表示画面1605を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0302】
ユーザ2は、本文全体表示領域に表示されている文字を閲覧することにより、自分が入力した本文全体の内容を一度に確認することができる。
【0303】
[本文編集時の設定ボタン選択の説明]
ユーザ2が、本文編集画面1602で「設定」ボタンを選択した場合、携帯メールプログラムは、「ページ1」テキストボックスおよび「ページ2」テキストボックスに入力されている文字をつなげて本文として設定し、テンポラリ領域に保存した上で、メール作成・送信画面1303を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。なお、メール作成・送信画面1303では、本文の先頭数文字が表示される。
【0304】
[書きかけ保存、書きかけ読み込み処理の説明]
ユーザ2が、メール作成・送信画面1303でメールを作成中に「書きかけ保存」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは、テンポラリ領域に保存されているメール関連情報をユーザ情報データベース110aのメール保存領域に保存する。
【0305】
一方、ユーザ2が、メール作成・送信画面1303で「書きかけ呼出」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムはユーザ情報データベース110aのメール保存領域に保存されているメール関連情報を読み出し、各項目に設定し、テンポラリ領域に保存した上で、メール作成・送信画面1303を作成して携帯WWWブラウザに送る。
【0306】
[メール送信処理]
ユーザ2が、メール作成・送信画面1303を操作して上述したようにメールを作成し、「送信」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは、メール送信処理を開始する。
【0307】
すなわち、初めに携帯メールプログラムは、「署名」チェックボックスにチェックがつけられているか調べ、チェックがついている場合には、ユーザ情報データベース110aの携帯ユーザ情報保存領域のフィールド20の署名文字列を読み込み、メール本文の最後に追加する。次に、携帯メールプログラムは、「自分にBCC」チェックボックスにチェックがつけられているか調べ、チェックがついている場合には、作成したメールのメールヘッダー情報に含まれるBCC宛先にユーザ2のPC用の電子メールアドレスを追加する。
【0308】
次に携帯メールプログラムは携帯メールサーバ108の携帯MTAプログラム108aにアクセスして電子メールの配信を依頼する。配信を依頼されたMTAプログラムは、SMTP(simple mail transfer protocol)で電子メールを配信する。なお、このとき配信したメールの送信元を示すFromフィールドには、PC用の電子メールアドレスが設定されるようにする。こうすることで、Bcc宛先に追加したユーザ2のPC用電子メールアドレスに送った電子メールが携帯メールサーバに転送されてくるのを防ぐことができる。
【0309】
[管理処理の説明]
ユーザ2が、未読メール一覧画面1101・既読メール一覧画面1202・保存メール一覧画面1203・送信メール一覧画面1301のいずれかにおいて、「管理画面」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは、図17の管理画面1701を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0310】
管理画面1701は、着信通知設定画面1702に移動するための「着信通知設定」リンク文字列、フィルタ設定画面1703に移動するための「フィルタ設定」リンク文字列、署名設定画面1704に移動するための「署名設定」リンク文字列から構成されている。
【0311】
[着信通知設定処理の説明]
ユーザ2が管理画面1701で「着信通知設定」リンク文字列を選択すると、携帯メールプログラムは着信通知設定画面1702を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0312】
着信通知設定画面1702は、前回着信通知メールを送ってから何分経過した場合に再度着信通知メールを送るかを設定するための「最短通知間隔」テキストボックスと、前回着信通知メールを送ってから何件メールが着信した場合に再度着信通知メールを送るかを設定するための「新着メール数」テキストボックスと、着信通知メールを送るかどうかを設定するための「通知」チェックボックスと、ユーザ2が入力した値をデータベースに保存するための「設定」ボタンと、処理を中断し管理画面に戻るための「中止」ボタンとから構成されている。
【0313】
ユーザ2が「最短通知間隔」テキストボックスと「新着メール数」テキストボックスに数値を入力し、「通知」チェックボックスの設定を行った後に、「設定」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは、ユーザ2が設定した各値を、ユーザ情報データベース110aの携帯ユーザ情報保存領域の該当する各フィールド(具体的には、フィールド9、フィールド10、フィールド11)に保存する。
【0314】
[フィルタ設定処理の説明]
ユーザ2が管理画面1701で「フィルタ設定」リンク文字列を選択すると、携帯メールプログラムはフィルタ設定画面1703を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0315】
フィルタ設定画面1703は、送信者フィルタを機能させるかどうか設定する「送信者」チェックボックスと、送信者フィルタ文字列を設定するための「送信者」テキストボックスと、件名フィルタを機能させるかどうか設定する「件名」チェックボックスと、件名フィルタ文字列を設定するための「件名」テキストボックスと、日数フィルタを機能させるかどうか設定する「日数」チェックボックスと、日数フィルタ日付を設定するための「日数」テキストボックスと、ユーザ2が入力した値をデータベースに保存するための「設定」ボタンと、処理を中断し管理画面に戻るための「中止」ボタンとから構成されている。
【0316】
ユーザ2が「送信者」チェックボックス、「送信者」テキストボックス、「件名」チェックボックス、「件名」テキストボックス、「日数」チェックボックス、「日数」テキストボックスを設定し「設定」ボタンを選択すると携帯メールプログラムは、ユーザ2が設定した各値を、ユーザ情報データベース110aの携帯ユーザ情報保存領域の該当する各フィールド(具体的には、フィールド13、フィールド6、フィールド14、フィールド7、フィールド15、フィールド8)に保存する。
【0317】
[署名設定処理の説明]
ユーザ2が管理画面1701で「署名設定」リンク文字列を選択すると、携帯メールプログラムは署名設定画面1704を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0318】
署名設定画面1704は、署名文字列を設定するための「署名」テキストボックスと、ユーザ2が入力した値をデータベースに保存するための「設定」ボタンと、処理を中断し管理画面に戻るための「中止」ボタンとから構成されている。
【0319】
ユーザ2が「署名」テキストボックスに文字列を入力した後に、「設定」ボタンを選択すると、携帯メールプログラムは、ユーザ2が入力した署名文字列を、ユーザ情報データベース110aの携帯ユーザ情報保存領域のフィールド20に保存する。
【0320】
[アドレス帳操作の説明]
次に、ユーザ2が携帯電話のWWWブラウザを操作して、アドレス帳を操作する際の処理について、図18、図19を用いて説明する。
【0321】
初めに、ユーザ2は、電子メールに記載されている携帯アドレス帳プログラム用URLを選択する。すると、携帯電話のWWWブラウザが起動して携帯アドレス帳プログラム用URLへのアクセスが開始される。携帯電話のWWWブラウザから携帯アドレス帳プログラム用URLへアクセスがあると、WWWサーバ106の認証プログラム106aが起動し、ユーザ認証画面1001を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。ユーザ2が、認証に必要なパスワードを入力すると認証プログラムは、携帯アドレス帳プログラム用URLに付随しているユーザ識別ID情報と、該入力されたパスワード情報とを使って、ユーザ情報データベースを検索し、ユーザ情報データを参照して認証をおこなう。認証が成功すると、認証プログラムは、認証IDを生成し、認証データベースに、ユーザIDと関連付けて保存し、認証IDタイマーをある一定時間にセットする。そして、次に、認証プログラムは、携帯WWWサーバ109の携帯アドレス帳プログラム109cを起動して、生成・保存した認証IDを携帯アドレス帳プログラムに引き渡す。
【0322】
すると、起動された携帯アドレス帳プログラムは、図1のアドレス帳データベース110bにおけるユーザ2の個人アドレス帳データ保存領域を参照し、アドレスデータを読み込み、図18の個人アドレス帳一覧画面1801を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0323】
なお、個人アドレス帳一覧画面1801は、メニュー画面1002において、「アドレス帳」が選択された場合も表示される。
【0324】
[個人アドレス帳閲覧処理の説明]
個人アドレス帳一覧画面1801は、図19の共有アドレス帳一覧画面1901に移動するための「共有へ」ボタンと、個人アドレス帳の「登録件数表示領域」と、個人アドレス帳のデータを検索するための「検索」ボタンと、個人アドレス帳を50音の行別に検索して図18の1804に示すような個人アドレス帳50音別一覧に移動するための各ボタン(「あ」ボタン・「か」ボタン・「さ」ボタン・「た」ボタン・「な」ボタン・「は」ボタン・「ま」ボタン・「や」ボタン・「ら」ボタン・「わ」ボタン・「A」ボタン)と、ユーザ2が参照した最新の5件のアドレス情報の名前一覧を表示するための「ラスト5アドレス一覧表示領域」と、図10中のメニュー画面1003に移動するための「メニュー」ボタンとから構成されている。
【0325】
[個人アドレス帳50音別一覧閲覧処理の説明]
ユーザ2が個人アドレス帳一覧画面へ移動するための各ボタン(「あ」ボタン・「か」ボタン・「さ」ボタン・「た」ボタン・「な」ボタン・「は」ボタン・「ま」ボタン・「や」ボタン・「ら」ボタン・「わ」ボタン・「A」ボタン)のいずれかを選択すると、携帯アドレス帳プログラムは、個人アドレス帳のデータを50音の行別に分類・検索して、個人アドレス帳50音別一覧を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0326】
個人アドレス帳50音別一覧画面1804は、名前を50音行別にソートして1ページに20件ずつ表示する行別アドレス一覧リスト(例えば、ユーザ2が「あ」ボタンを選択した場合、名前が「あ」行から始まるアドレスデータが50音順にソートされて表示される)と、次のページに移動する「次へ」ボタンと、前のページに移動する「前へ」ボタンと、個人アドレス帳一覧画面に移動するための「アドレス帳」ボタンとから構成されている。
【0327】
ユーザ2は、行別アドレス一覧リストを閲覧、操作することにより、特定人物のアドレスを確認することができる。
【0328】
[個人アドレス帳閲覧画面]
ユーザ2が、個人アドレス帳一覧画面において「ラスト5アドレス一覧表示領域」に表示されているアドレスのいずれかを選択した場合、あるいは、ユーザ2が個人アドレス帳50音別一覧画面で「行別アドレス一覧リスト表示領域」に表示されているアドレスのいずれかを選択した場合、あるいは、ユーザ2がアドレス帳検索結果一覧画面1909において「検索アドレス一覧表示領域」に表示されている個人アドレス帳に登録されているアドレスのいずれかを選択した場合、携帯アドレス帳プログラムは、個人アドレス帳閲覧画面1802を生成し、携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0329】
個人アドレス帳閲覧画面1802は、特定人物のアドレス情報の詳細が表示される画面で、特定人物の「名前表示領域」と、特定人物の名前の「よみ表示領域」と、特定人物の所属する「会社名表示領域」と、特定人物の「電子メールアドレス表示領域」と、特定人物の「電話番号表示領域」と、特定人物の「FAX番号表示領域」と、個人アドレス帳登録編集画面1805に移動するための「編集」ボタン、個人アドレス帳削除画面1803に移動するための「削除」ボタンから構成されている。
【0330】
ユーザ2が、個人アドレス帳閲覧画面を閲覧し、さらに、特定人物の電話番号を選択すると、携帯電話の電話機能が動作を開始して選択した電話番号に自動的に電話をかける。
【0331】
また、ユーザ2が、個人アドレス帳閲覧画面を閲覧し、さらに、特定人物の電子メールアドレスを選択すると、携帯電話の電子メール機能が動作を開始し、該電子メールを宛先とした状態で携帯電話の電子メール送信画面を表示する。
【0332】
[個人アドレス帳削除処理の説明]
ユーザ2が、個人アドレス帳閲覧画面で「削除」ボタンを選択した場合、携帯アドレス帳プログラムは個人アドレス帳削除画面1803を生成して携帯電話のWWWブラウザに送信する。個人アドレス帳削除画面1803は、削除対象となる特定人物の「名前表示領域」と、削除処理を中止するための「中止」ボタンと、削除処理を実行するための「削除」ボタンとから構成されている。
【0333】
ユーザ2が個人アドレス帳削除画面で「削除」ボタンを選択すると、携帯アドレス帳プログラムは、選択されたアドレスデータを、アドレス帳データベース110bのユーザ2の個人アドレス帳データ保存領域から削除した後、個人アドレス帳一覧画面を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0334】
[個人アドレス帳登録編集処理の説明]
ユーザ2が、個人アドレス帳一覧画面1801で「登録」ボタンを選択した場合、携帯アドレス帳プログラムは、個人アドレス帳登録編集画面1805を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。あるいは、ユーザ2が個人アドレス帳閲覧画面1802で「編集」ボタンを選択した場合、携帯アドレス帳プログラムは、現在のアドレス情報を該当項目に設定した上で個人アドレス帳登録編集画面1805を生成して携帯電話のWWWブラウザに送る。
【0335】
個人アドレス帳登録編集画面1805は、特定人物の名前を設定するための「名前」テキストボックスと、特定人物の名前のよみを設定するための「名前よみ」テキストボックスと、特定人物の所属する会社名を設定するための「会社名」テキストボックスと、特定人物の所属する会社名のよみを設定するための「会社名よみ」テキストボックスと、特定人物の電話番号を設定するための「電話番号」テキストボックスと、特定人物のFAX番号を設定するための「FAX」テキストボックスと、特定人物の電子メールアドレスを設定するための「アドレス」テキストボックスと、設定したアドレス情報を登録指示するための「登録」ボタンと、個人アドレス帳登録編集処理を中止するための「中止」ボタンとから構成されている。
【0336】
ユーザ2が個人アドレス帳登録編集画面で各種アドレス帳情報を設定した後に、「登録」ボタンを選択すると、携帯アドレス帳プログラムは、設定された各種アドレス帳情報をアドレス帳データベース110bにおけるユーザ2の個人アドレス帳データ保存領域に保存する。
【0337】
この時、保存に成功した場合には、個人アドレス帳登録完了画面1806を生成しし携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。一方、保存に失敗した場合には、個人アドレス帳登録失敗画面1807を生成し携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0338】
[共有アドレス帳閲覧処理の説明]
ユーザ2が個人アドレス帳一覧画面で「共有へ」ボタンを選択すると、携帯アドレス帳プログラムは、アドレス帳データベース110bにおける共有アドレス帳データ保存領域を参照し、アドレスデータを読み込み、図19の共有アドレス帳一覧画面1901を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。なお、共有アドレス帳とは、他のユーザも閲覧可能なアドレス帳である。
【0339】
共有アドレス帳一覧画面1901は、個人アドレス帳一覧画面1801に移動するための「個人へ」ボタンと、共有アドレス帳の「登録件数表示領域」と、共有アドレス帳のデータを検索するための「検索」ボタンと、共有アドレス帳を50音の行別に検索して共有アドレス帳50音別一覧1902に移動するための各ボタン(「あ」ボタン・「か」ボタン・「さ」ボタン・「た」ボタン・「な」ボタン・「は」ボタン・「ま」ボタン・「や」ボタン・「ら」ボタン・「わ」ボタン・「A」ボタン)と、ユーザ2が参照した最新の5件のアドレス情報の名前一覧を表示するための「ラスト5アドレス一覧表示領域」と、メニュー画面1003に移動するための「メニュー」ボタンとから構成されている。
【0340】
[共有アドレス帳50音別一覧閲覧処理の説明]
ユーザ2が共有アドレス帳一覧画面から共有アドレス帳50音別一覧画面へ移動するための各ボタン(「あ」ボタン・「か」ボタン・「さ」ボタン・「た」ボタン・「な」ボタン・「は」ボタン・「ま」ボタン・「や」ボタン・「ら」ボタン・「わ」ボタン・「A」ボタン)のいずれかを選択すると、携帯アドレス帳プログラムは、共有アドレス帳のデータを50音の行別に分類・検索して、共有アドレス帳50音別一覧を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0341】
共有アドレス帳50音別一覧画面1902は、名前を50音の行別にソートして1ページに20件ずつ表示する行別アドレス一覧リスト(例えば、ユーザ2が「あ」ボタンを選択した場合、名前が「あ行」から始まるアドレスデータが50音順にソートされて表示される)と、次のページに移動する「次へ」ボタンと、前のページに移動する「前へ」ボタンと、共有アドレス帳一覧画面に移動するための「アドレス帳」ボタンとから構成されている。
【0342】
ユーザ2は、行別アドレス一覧リストを閲覧、操作することにより、特定人物のアドレスを確認することができる。
【0343】
[共有アドレス帳閲覧画面]
ユーザ2が、共有アドレス帳一覧画面において「ラスト5アドレス一覧表示領域」に表示されているアドレスのいずれかを選択した場合、あるいは、ユーザ2が共有アドレス帳50音別一覧画面で「行別アドレス一覧リスト表示領域」に表示されているアドレスのいずれかを選択した場合、あるいは、ユーザ2がアドレス帳検索結果一覧画面において「検索アドレス一覧表示領域」に表示されている共有アドレス帳に登録されているアドレスのいずれかを選択した場合、携帯アドレス帳プログラムは、共有アドレス帳閲覧画面1903を生成し、携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0344】
共有アドレス帳閲覧画面1903は、特定人物のアドレス情報の詳細が表示される画面で、特定人物の「名前表示領域」と、特定人物の名前の「よみ表示領域」と、特定人物の所属する「会社名表示領域」と、特定人物の「電子メールアドレス表示領域」と、特定人物の「電話番号表示領域」と、特定人物の「FAX番号表示領域」と、共有アドレス帳登録編集画面1905に移動するための「編集」ボタンと、個人アドレス帳削除画面1904に移動するための「削除」ボタンとから構成されている。
【0345】
ユーザ2が、共有アドレス帳閲覧画面を閲覧し、さらに、特定人物の電話番号を選択すると、携帯電話の電話機能が動作を開始して選択した電話番号に自動的に電話をかける。また、ユーザ2が、共有アドレス帳閲覧画面を閲覧し、さらに、特定人物の電子メールアドレスを選択すると、携帯電話の電子メール機能が動作を開始し、電子メールを宛先とした状態で携帯電話の電子メール送信画面を表示する。
【0346】
[共有アドレス帳削除処理の説明]
ユーザ2が、共有アドレス帳閲覧画面で「削除」ボタンを選択した場合、携帯アドレス帳プログラムは共有アドレス帳削除画面1904を生成して携帯電話のWWWブラウザに送信する。共有アドレス帳削除画面1904は、特定人物の「名前表示領域」と、削除処理を中止指示するための「中止」ボタンと、削除処理を実行指示するための「削除」ボタンとから構成されている。
【0347】
ユーザ2が共有アドレス帳削除画面で「削除」ボタンを選択すると、携帯アドレス帳プログラムは、選択されたアドレスデータをアドレス帳データベース110bにおける共有アドレス帳データ保存領域から削除した後、共有アドレス帳一覧画面を生成して携帯電話のWWWブラウザに送る。
【0348】
[共有アドレス帳登録編集処理の説明]
ユーザ2が、共有アドレス帳一覧画面で「登録」ボタンを選択した場合、携帯アドレス帳プログラムは、共有アドレス帳登録編集画面1905を生成して携帯電話のWWWブラウザに送る。あるいは、ユーザ2が共有アドレス帳閲覧画面で「編集」ボタンを選択した場合、携帯アドレス帳プログラムは、現在のアドレス情報を該当項目に設定した上で共有アドレス帳登録編集画面1905を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0349】
共有アドレス帳登録編集画面1905は、特定人物の名前を設定するための「名前」テキストボックスと、特定人物の名前のよみを設定するための「名前よみ」テキストボックスと、特定人物の所属する会社名を設定するための「会社名」テキストボックスと、特定人物の所属する会社名のよみを設定するための「会社名よみ」テキストボックスと、特定人物の電話番号を設定するための「電話番号」テキストボックスと、特定人物のFAX番号を設定するための「FAX」テキストボックスと、特定人物の電子メールアドレスを設定するための「アドレス」テキストボックスと、設定したアドレス情報を登録指示するための「登録」ボタンと、共有アドレス帳登録編集処理を中止指示するための「中止」ボタンとから構成されている。
【0350】
ユーザ2が共有アドレス帳登録編集画面で各種アドレス帳情報を入力した後に、「登録」ボタンを選択すると、携帯アドレス帳プログラムは、入力された各種アドレス帳情報をアドレス帳データベース110bの共有アドレス帳データ保存領域に保存する。
【0351】
この時、保存に成功した場合には、共有アドレス帳登録完了画面1906を生成しし携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。一方、保存に失敗した場合には、共有アドレス帳登録失敗画面1907を生成し携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0352】
[アドレス帳検索処理]
ユーザ2が、個人アドレス帳一覧画面において「検索」ボタンを押した場合(あるいは、共有アドレス帳一覧画面において「検索」ボタンを押した場合)、携帯メールプログラムは、アドレス帳検索画面1908を生成し、携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0353】
携帯メールアドレス帳検索画面1908は、検索する名前を入力するための「名前」テキストボックスと、検索する名前のよみを入力するための「よみ」テキストボックスと、検索を開始指示するための「検索」ボタンとから構成されている。
【0354】
ユーザ2が、検索する名前、もしくは検索する名前のよみの少なくともいずれかを入力した上で「検索」ボタンを選択すると、携帯アドレス帳プログラムは、アドレス帳データベース110bのユーザ2の個人アドレス帳データ保存領域(あるいは共有アドレス帳データ保存領域)に保存されているアドレスデータを参照し、入力された名前もしくは名前のよみに合致するアドレスデータを検索し、アドレス帳検索結果一覧画面1909を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0355】
携帯メールアドレス帳検索結果一覧画面1909は、検索されたアドレスの名前を表示する検索アドレス一覧リストから構成されている。
【0356】
ユーザ2は、検索アドレス一覧リストに表示されているアドレスを閲覧することにより、検索されたアドレスを確認することができる。
【0357】
[セッション情報、認証ID及び画面生成の説明]
携帯電話メールプログラム、および、携帯アドレス帳プログラムは、画面生成の処理を行う際に、2種類のIDを関連付けて使用する。1つは携帯WWWサーバが使用するセッションIDであり、もう1つは既に説明してある認証IDである。上述したように、ユーザが携帯メールプログラム用URLもしくは携帯アドレス帳プログラム用URLにアクセスして、ユーザ認証画面でログインすると、所望の画面が生成される。携帯メールプログラム、および、携帯アドレス帳プログラムは、画面生成時にセッション情報を生成し、テンポラリーエリア(メモリ上)にセッションオブジェクトとして記憶する。このセッションオブジェクトには、さらに、認証IDとユーザIDとから成るユーザ情報を格納する。セッションオブジェクトに格納されたこれらの認証IDとユーザIDとに関する情報は、携帯メールプログラムと携帯アドレス帳プログラムとにおける処理に共通して使用される情報である(特定の画面だけ、もしくは特定の複数の画面の生成だけに関係する情報ではない)。
【0358】
一方、画面を遷移する際に使用する画面遷移情報は、画面に表示されているリンクに対してリンク先を示すURLの一部に現在表示している画面情報が埋め込まれるようにしたり、HTMLのhiddenタグを利用して画面情報を埋め込むようにしたりしている。
【0359】
以上の関係を具体的に示した図が、図21乃至図26である。図21の画面ソースHTMLが図24、図22の画面ソースHTMLが図25、図23の画面HTMLソースが図26で示されている。
【0360】
ユーザ2が携帯メールプログラム用URLにアクセスしてログインした直後に表示される未読メール一覧画面の例を図21に示し、続いてユーザ2が21001の既読一覧のボタンを押すと表示される既読メール一覧画面の例を図22に示す。図22の22001の管理画面ボタンをユーザが押すと表示されるのが図23の管理画面である。
【0361】
図24の24001の「&list=1&lp=1」が属するリンクタグ(<A HREF=”・・(中略)・・&list=1&lp=1”>)は、図21に表示されているメールリストの一番上にあるメールへのリンクを示すタグである。24001に記載されているlist=1は現在表示されている図21の画面番号であり、lp=1はページ番号(複数のページがある場合)を示している。24002は、FORMタグに属するhiddenタグを用いて画面に埋め込んだ情報であり、前述した24001(図21の画面情報)と同じく画面情報である。同じ情報が重複して格納されているのは、24001が属するリンクタグにはhiddenタグが使用できないので該リンクが選択されたときに当該表示されている画面を区別するための画面情報を通知できるようにするためであり、またhiddenタグはFORMタグにおいて当該表示されている画面を区別するための画面情報を通知できるようにするためである。24001によって現在の画面情報を通知することにより、リンク先の画面を生成する際に、図21の画面へ戻るための情報を含むようにできるため、24001のリンク先の画面から図21の画面に戻ることが可能である。
【0362】
図25の25001は、24001と同じく選択されたメールの詳細を表示する画面へのリンクであり、list=2は図22の画面番号、lp=1はページ番号である。25002もFORMタグに属するhiddenタグを用いて画面に埋め込んだ情報であり、前述した25001(図22の画面情報)と同じ情報である。
【0363】
ここで図26の26001であるhiddenタグに注目すると、list=2, lp=1となっている。これは図23の画面情報を生成する際、図22の22001を選択したときに通知された画面情報を、戻り先の画面として埋め込んでおいたものであり、23001の「戻る」ボタンが選択された際に使用される情報である。「戻る」ボタンが操作されると、戻り先情報がここから取得される。ここの情報、list=2、lp=1は図22の画面番号とページ番号である。
【0364】
セッションオブジェクトにユーザ情報が記憶されているため、ユーザが画面上のリンクもしくはボタンを操作して、携帯メールプログラム、もしくは携帯アドレス帳プログラムに対して処理を要求した場合、携帯メールプログラム、もしくは携帯アドレス帳プログラムは、先ずセッションオブジェクトを確認し、このセッションオブジェクトがメモリ上に存在し、有効であるかを確認する。本実施形態において、セッションの有効性は時間で判断される。例えば、携帯メールプログラム、および携帯アドレス帳プログラムは、セッションオブジェクトが生成されてから3時間以内であれば有効であると判断する。セッションオブジェクトが有効であると判断された場合には、指示された処理を引き続き行い、セッションオブジェクトが無効であると判断された場合には、エラーメッセージを表示して、携帯メールプログラム、および、携帯アドレス帳プログラムの処理を終了する。
【0365】
セッションオブジェクトが有効であると判断された場合、セッションオブジェクトから取得した認証IDの有効性を、データベースサーバの認証データベースを用いて確認する。認証データベース中に該当する認証IDが無い場合は、認証IDのタイマーが時間切れを起こした事を意味し、ユーザ認証画面1001を表示し、再度のログインを要求する。この時、セッションIDにはユーザ情報が含まれているため、画面上でユーザID(メールアドレス)の入力は要求しない。
【0366】
[アプリケーション連携の説明]
本実施形態において、データベースサーバは、携帯メールプログラムと携帯アドレス帳プログラムとが実行されている携帯WWWサーバから独立したサーバである。従って、他のアプリケーションが実行されているサーバ(例えばWWWサーバ106)からも、同様にアクセスする事が可能となっており、同じ認証IDを用いてアプリケーションの管理を行う事が可能である。
【0367】
図1の106と109はそれぞれPC向けWWWサーバと携帯WWWサーバを示している。WWWサーバ106と携帯WWWサーバ109は共通のデータベースサーバ110へアクセスし、認証IDに基づいたアプリケーション実行を行っている。
【0368】
認証データベース110cに、認証IDと共にユーザID及び画面情報も合わせて記憶させる。ユーザ2が102のクライアントPCを操作して、図27の個人アドレス帳の特定アドレスの編集画面を操作した場合、認証データベースには認証IDとユーザID,さらに画面を携帯情報機器で再構成するために必要な情報であるところのアドレスIDを示すadid、電話帳個人を示すphki、管理画面であることを示すopadを併せて記憶させる。ユーザ2がここでPC102の操作を終了し、その後、認証データベースに認証IDが存在している時間内に、ユーザ2が携帯電話(103)を使って携帯メールプログラム用URLにアクセスしてユーザ認証画面を閲覧し、更に、認証に必要なパスワードを入力すると、認証プログラムは携帯メールプログラム用URLに付随しているユーザID情報および、入力されたパスワード情報を使って、ユーザ情報データベースを検索し、ユーザ情報データを参照して認証をおこなう。
【0369】
認証が成功すると、認証プログラムは、認証データベースを検索して当該認証に成功したユーザIDと同じユーザIDが関連付けられている有効な認証IDが存在するか判断し、存在しなかった場合は、認証IDを生成し、認証データベースに、該ユーザIDと関連付けて保存し、認証IDタイマーをある一定時間にセットする。そして、次に、認証プログラムは、図1中の携帯WWWサーバ109の携帯メールプログラム109bを起動し、生成・保存した認証IDを携帯メールプログラムに引き渡し、認証IDに付随した画面情報が無いので、起動された携帯メールプログラムは、携帯メールサーバ108のメールスプールにおけるユーザ2のメール保存領域に保管されているメールを参照して、未読メールを検索し、件名を抽出し、未読メール一覧画面1101を生成して携帯電話の携帯WWWブラウザに送る。
【0370】
一方、認証データベースを検索して、当該認証に成功したユーザIDと同じユーザIDが関連付けられている有効な認証IDが存在した場合、その有効な認証IDタイマーをリセットして、該認証IDに付随した画面情報が存在すれば、その付随した画面情報を携帯情報機器103上に再現するために必要な情報を取得して、携帯メールプログラムに渡す。この付随した画面情報として、前述したaid, phki, opadに相当するものがあったとすると、この付随した画面情報はアドレス帳の編集時の画面であるので、携帯メールプログラムは、これらの画面情報を携帯アドレス帳プログラムに引渡し、携帯アドレス帳プログラムは、図29の画面情報ソースを生成する。図29を携帯電話上で表示させると図28のようになる。この図28は、図27のようにPC上で編集中であった画面情報を、携帯電話上で表示可能な対応する画面で表示されることになる。
【0371】
【発明の効果】
上述したように、本実施形態によれば、それぞれのアプリケーションプログラムを実行するサーバ上にてローカルに管理されるセッションオブジェクトに対し、共通で利用する認証IDを適用することによって、異なる装置間の異なるアプリケーションプログラムでの連係を行えるようになる。また、この認証IDを管理するデータサーバが複数の装置からアクセス可能であるので、作業状態等を格納することができ、同一ユーザが異なる装置を利用しても、作業状態を引き継ぐことが可能となり、ユーザの作業効率を上げることも可能となる。
【0372】
また、PCブラウザ向けにサービスを提供するサーバと、携帯端末向けにサービスを提供するサーバとにおいて、同じユーザ管理方法(認証プログラム)を利用するので、ユーザの使用状況の把握や、ユーザ情報の管理などが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態を示す電子メールシステム構成図
【図2】従来の電子メールシステム構成図
【図3】PCのユーザ登録処理の流れを表した図
【図4】携帯ユーザ登録処理の流れを表した図
【図5】携帯ユーザ登録処理の流れを表した図
【図6】携帯ユーザ情報登録画面を表した図
【図7】携帯ユーザ情報データ保存領域を表した図
【図8】電子メール着信処理のフローチャート
【図9】電子メール着信処理のフローチャート
【図10】携帯電話に表示される表示画面
【図11】携帯電話に表示される表示画面
【図12】携帯電話に表示される表示画面
【図13】携帯電話に表示される表示画面
【図14】携帯電話に表示される表示画面
【図15】携帯電話に表示される表示画面
【図16】携帯電話に表示される表示画面
【図17】携帯電話に表示される表示画面
【図18】携帯電話に表示される表示画面
【図19】携帯電話に表示される表示画面
【図20】全員に返信する際のメール作成処理を示すフローチャート
【図21】未読メール一覧画面の例
【図22】既読メール一覧画面の例
【図23】管理画面の例
【図24】図21の画面のHTMLソースコード
【図25】図22の画面のHTMLソースコード
【図26】図23の画面のHTMLソースコード
【図27】PCにおけるアドレス編集画面
【図28】携帯端末におけるアドレス編集画面
【図29】図28の画面のHTMLソースコード

Claims (4)

  1. 第1の端末装置へのユーザによる操作によりアドレス帳の情報が編集された場合に、前記アドレス帳の編集時の情報と、前記ユーザを識別するためのユーザIDと、一定時間が経過すると無効になる認証IDとを関連付けて記憶手段に記憶させる記憶処理手段と、
    前記記憶処理手段で前記各情報を記憶手段に記憶させるための処理が行われた後に、前記第1の端末装置とは種類の異なる第2の端末装置に対するユーザからのパスワード入力が行われると、当該パスワードを用いてユーザ認証を行うユーザ認証手段と、
    前記ユーザ認証手段でユーザ認証が成功した場合に、前記第2の端末装置を操作した前記ユーザを識別するためのユーザIDと同じユーザIDに関連付けられている有効な認証IDが記憶手段に存在するか判断する判断手段と、
    前記判断手段で有効な認証IDが存在すると判断された場合に、当該認証IDと関連付けられて記憶手段に記憶させられているアドレス帳の編集時の情報を前記第2の端末装置に表示させるための処理を行い、
    前記判断手段で有効な認証IDが存在しないと判断された場合に、前記判断手段による判断の前に前記ユーザ認証手段によりユーザ認証が行われたユーザのユーザIDを用いて、アドレス帳の編集時の情報とは異なる情報を、前記第2の端末装置に表示させるために生成する手段とを有することを特徴とするサーバ装置。
  2. 第1の端末装置へのユーザによる操作によりアドレス帳の情報が編集された場合に、前記アドレス帳の編集時の情報と、前記ユーザを識別するためのユーザIDと、一定時間が経過すると無効になる認証IDとを関連付けて記憶手段に記憶させる記憶処理工程と、
    前記記憶処理工程で前記各情報を記憶手段に記憶させるための処理が行われた後に、前記第1の端末装置とは種類の異なる第2の端末装置に対するユーザからのパスワード入力が行われると、当該パスワードを用いてユーザ認証を行うユーザ認証工程と、
    前記ユーザ認証工程でユーザ認証が成功した場合に、前記第2の端末装置を操作した前記ユーザを識別するためのユーザIDと同じユーザIDに関連付けられている有効な認証IDが記憶手段に存在するか判断する判断工程と、
    前記判断工程で有効な認証IDが存在すると判断された場合に、当該認証IDと関連付けられて記憶手段に記憶させられているアドレス帳の編集時の情報を前記第2の端末装置に表示させるための処理を行い、
    前記判断工程で有効な認証IDが存在しないと判断された場合に、前記判断工程による判断の前に前記ユーザ認証工程によりユーザ認証が行われたユーザのユーザIDを用いて、アドレス帳の編集時の情報とは異なる情報を、前記第2の端末装置に表示させるために生成する工程とを有することを特徴とするサーバ装置の制御方法。
  3. 請求項2に記載のサーバ装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  4. 請求項3に記載のプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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