JP3926513B2 - 情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リアルタイム再生が可能なコンテンツ情報(動画データ、音声データ)を複数の受信装置へ配信する情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものであり、特に、配信者側で当該コンテンツ情報の受信者数を把握することが可能な情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
近時、インターネットやイントラネットの普及により、従来のテレビジョン放送と同様にして、講演会やコンサートの様子をライブ放送するシステムが注目されている。このシステムにおいては、ストリーミング技術により、画像データおゆび音声データから、受信装置側でリアルタイム再生が可能なコンテンツ情報を生成し、このコンテンツ情報をインターネット等を介して複数の受信装置へ一斉に配信している。このような単向方式の通信環境下では、配信者側で、当該コンテンツ情報を受信する、受信しないといった受信者側の情報が得られない。このことから、従来より、ライブ放送を効果的に実現するために、配信者側で受信者側の情報を把握する手段、方法が切望されている。
【0003】
【従来の技術】
従来より、インターネットやイントラネットの環境下においては、講演会やコンサードの様子をコンテンツ情報(動画、音声)として、リアルタイムで受信者に配信する情報配信システムが普及しつつある。この情報配信システムは、講演会、コンサートの会場にそれぞれ設置されたビデオカメラおよびマイクと、ビデオカメラおよびマイクからの画像データおよび音声データから、ストリーミング技術を用いてリアルタイム再生が可能なストリーミングパケット(コンテンツ情報)を生成し、これを複数の受信装置へインターネット等を介して配信する配信装置とを備えている。
【0004】
また、複数の受信装置では、ストリーミングパケットをそれぞれ受信し、リアルタイムでコンテンツ情報(動画、音声)を再生する。このように、情報配信システムは、インターネット等に接続された受信装置さえあれば、リアルタイムでコンテンツ情報の配信を受けることができることから、近時、注目されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、情報配信システムを用いてライブ放送を企画する際には、通常、配信者側(主催者側)は、事前に、電子メール、ホームページ、紙媒体等の広告媒体を用いて、ライブ放送が開始される日時を宣伝することで、ライブ放送の受信者の数を増加させる努力をしている。
【0006】
しかしながら、従来においては、伝送方式が単方向方式(配信装置→受信装置)であるため、実際にライブ放送を視聴する受信者の実数を配信者側で把握する手段が存在しない。したがって、実際には、ライブ放送を行うのに十分な数の受信者がいるという前提で、ライブ放送を開始していた。このように、受信者数を正確に把握できない状況では、受信者がほとんどいないにもかかわらずライブ放送が行われてしまうことも想定され、このような状況下では、まったく意味をなさないライブ放送を無駄に行ってしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、配信者側で情報の配信を受ける受信者の数を正確に把握でき、この把握結果に基づいて効果的に情報の配信を行うことができる情報配信装置、および情報配信方法および情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、ライブ放送を複数の受信装置(後述する実施の形態の受信装置601 〜60m に相当)へ配信する情報配信装置において、ライブ放送の配信を開始する前に、前記複数の受信装置に対して前記ライブ放送の配信を受けるか否かを問い合わせる問い合わせ手段(後述する実施の形態の配信制御部32に相当)と、前記複数の受信装置に対して前記問い合わせが行われてからの待機時間を計時する計時手段(後述する実施の形態3のタイマ82に相当)と、前記問い合わせに対応する前記複数の受信装置からの回答を集計する集計手段(後述する実施の形態の集計制御部37に相当)と、前記待機時間とあらかじめ設定された待機時間設定値とを比較する第1の比較手段(後述する実施の形態3の集計制御部81に相当)と、前記集計結果に基づいて、前記配信を受ける受信装置の数とあらかじめ設定された配信開始しきい値とを比較する第2の比較手段(後述する実施の形態3の集計制御部81に相当)と、前記第1の比較手段および前記第2の比較手段のそれぞれの比較結果に基づいて、前記待機時間が前記待機時間設定値以上であって、かつ前記配信を受ける受信装置の数が前記配信開始しきい値に満たない場合、前記配信を中止する配信制御手段(後述する実施の形態の配信制御部32に相当)とを備えることを特徴とする。
【0009】
この請求項1にかかる発明によれば、ライブ放送の配信を開始する前に、問い合わせ手段により、複数の受信装置に対して配信を受けるか否かの問い合わせが行われる。そして、問い合わせを受けると、複数の受信装置は、集計手段に対して、配信を受ける旨の回答または配信を受けない旨の回答をそれぞれ出す。これにより、集計手段は、複数の受信装置から順次回答される結果を集計し、配信を受ける受信装置の数、配信を受けない受信装置の数を集計する。また、このとき、第1の比較手段により、待機時間と待機時間設定値とが比較されるとともに、第2の比較手段により、配信を受ける受信装置の数と配信開始しきい値とが比較される。そして、配信制御手段は、待機時間が待機時間設定値以上になり、かつ配信を受ける受信装置の数が配信開始しきい値に満たない場合、ライブ放送の配信を中止する。
【0010】
このように、請求項1にかかる発明によれば、第1の比較手段を設けて、待機時間と待機時間設定値とを比較し、さらに第2の比較手段を設けて、配信を受ける受信装置の数と配信開始しきい値以上とを比較し、これら2つの比較結果に基づいて、ライブ放送の配信中止の可否を判断するようにしたので、経過時間を過ぎてもなお、配信を受ける受信装置の数が配信開始しきい値に満たない場合に、自動的にライブ放送の配信を中止することができる。
【0011】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の情報配信装置において、配信者に前記集計結果を報知する報知手段(後述する実施の形態の表示部36に相当)を備えることを特徴とする。
【0012】
この請求項2にかかる発明によれば、報知手段により回答の集計結果が報知される。したがって、配信者は、報知された集計結果に基づいて、配信を行うかまたは中止するかを判断することが可能となる。
【0013】
このように、請求項2にかかる発明によれば、報知手段により回答の集計結果を報知するようにしたので、配信者側で、配信を受ける受信者(受信装置)の数を正確に把握することができ、この把握結果に基づいて、配信を開始または中止するかを判断することができる。
【0014】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の情報配信装置において、前記集計結果に基づいて、前記配信を受ける受信装置の数とあらかじめ設定された配信決定しきい値とを比較する第3の比較手段(後述する実施の形態2の集計制御部71に相当)を備え、前記配信制御手段は、前記第3の比較手段の比較結果に基づいて、前記配信を受ける受信装置の数が前記配信決定しきい値以上になった時点で、前記配信を行うこととすることを特徴とする。
【0015】
この請求項3にかかる発明によれば、ライブ放送の配信を開始する前に、問い合わせ手段により、複数の受信装置に対して配信を受けるか否かの問い合わせが行われる。そして、問い合わせを受けると、複数の受信装置は、集計手段に対して、配信を受ける旨の回答または配信を受けない旨の回答をそれぞれ出す。これにより、集計手段は、複数の受信装置から順次回答される結果を集計し、配信を受ける受信装置の数、配信を受けない受信装置の数を集計する。また、このとき、第3の比較手段により、配信を受ける受信装置の数と配信決定しきい値とが比較される。そして、配信制御手段は、配信を受ける受信装置の数が配信決定しきい値以上になった時点で、情報の配信を行うこととする。
【0016】
このように、請求項3にかかる発明によれば、第3の比較手段を設けて、配信を受ける受信装置の数と配信決定しきい値以上とを比較し、この比較結果に基づいて、ライブ放送の配信開始の可否を判断するようにしたので、配信者の判断を待たずに、自動的にライブ放送の配信を行うことができる。
【0017】
また、請求項4にかかる発明は、請求項1または2に記載の情報配信装置において、前記集計結果に基づいて、前記配信を受けない受信装置の数とあらかじめ設定された配信中止しきい値とを比較する第4の比較手段(後述する実施の形態2の集計制御部71に相当)を備え、前記配信制御手段は、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記配信を受けない受信装置の数が前記配信中止しきい値以上になった時点で、前記配信を中止することを特徴とする。
【0018】
この請求項4にかかる発明によれば、ライブ放送の配信を開始する前に、問い合わせ手段により、複数の受信装置に対して配信を受けるか否かの問い合わせが行われる。そして、問い合わせを受けると、複数の受信装置は、集計手段に対して、配信を受ける旨の回答または配信を受けない旨の回答をそれぞれ出す。これにより、集計手段は、複数の受信装置から順次回答される結果を集計し、配信を受ける受信装置の数、配信を受けない受信装置の数を集計する。また、このとき、第4の比較手段により、配信を受けない受信装置の数と配信中止しきい値とが比較される。そして、配信制御手段は、配信を受けない受信装置の数が配信中止しきい値以上になった時点で、ライブ放送の配信を中止する。
【0019】
このように、請求項4にかかる発明によれば、第4の比較手段を設けて、配信を受けない受信装置の数と配信中止しきい値以上とを比較し、この比較結果に基づいて、ライブ放送の配信中止の可否を判断するようにしたので、配信者の判断を待たずに、自動的にライブ放送の配信を中止することができる。
【0020】
また、請求項5にかかる発明は、リアルタイム再生が可能な情報を複数の受信装置(後述する実施の形態4の受信装置90 1 〜90 m に相当)へ配信する情報配信装置において、緊急情報の配信を開始する前に、前記複数の受信装置に対して前記緊急情報を受信することが可能であるか否かを問い合わせる問い合わせ手段(後述する実施の形態4の配信制御部32に相当)と、前記問い合わせに対応する前記複数の受信装置からの回答を集計する集計手段(後述する実施の形態4の集計制御部37に相当)と、前記集計手段の集計結果に基づいて、緊急情報の配信を開始または中止する配信制御手段(後述する実施の形態4の配信制御部32に相当)とを備えることを特徴とする。
【0021】
この請求項5にかかる発明によれば、緊急情報の配信を開始する前に、問い合わせ手段により、複数の受信装置に対して前記情報を受信することが可能であるか否かの問い合わせが行われる。そして、問い合わせを受けると、複数の受信装置は、装置の状態を確認した後、集計手段に対して、緊急情報を受信することが可能であるか否かの回答をそれぞれ出す。これにより、集計手段は、複数の受信装置から順次回答される結果を集計し、配信を受けることが可能な受信装置の数、配信を受けることができない受信装置の数を集計する。そして、配信制御手段は、集計手段の集計結果に基づいて、緊急情報の配信を開始または中止する。
【0022】
このように、請求項5にかかる発明によれば、複数の受信装置に対して緊急情報を受信することが可能であるか否かの問い合わせを行い、問い合わせに対応する回答の集計結果に基づいて、緊急情報の配信を開始または中止するようにしたので、受信者の意志に関わりなく、緊急の情報を受信可能な受信装置へ配信するという緊急配信を効果的に行うことができる。
【0023】
また、請求項6にかかる発明は、ライブ放送を複数の受信装置へ配信する情報配信方法において、ライブ放送の配信を開始する前に、前記複数の受信装置に対して前記ライブ放送の配信を受けるか否かを問い合わせる問い合わせ工程(後述する実施の形態3のステップSE1に相当)と、前記複数の受信装置に対して前記問い合わせが行われてからの待機時間を計時する計時工程(後述する実施の形態3のステップSE2に相当)と、前記問い合わせに対応する前記複数の受信装置からの回答を集計する集計工程(後述する実施の形態3のステップSE3に相当)と、前記待機時間とあらかじめ設定された待機時間設定値とを比較する第1の比較工程(後述する実施の形態3のステップSE5に相当)と、前記集計結果に基づいて、前記配信を受ける受信装置の数とあらかじめ設定された配信開始しきい値とを比較する第2の比較工程(後述する実施の形態3のステップSE6に相当)と、前記第1の比較工程および前記第2の比較工程のそれぞれの比較結果に基づいて、前記待機時間が前記待機時間設定値以上であって、かつ前記配信を受ける受信装置の数が前記配信開始しきい値に満たない場合、前記配信を中止する配信制御工程(後述する実施の形態3のステップSE9に相当)とを含むことを特徴とする。
【0024】
この請求項6にかかる発明によれば、ライブ放送の配信を開始する前に、問い合わせ工程では、複数の受信装置に対して配信を受けるか否かの問い合わせが行われる。そして、問い合わせを受けると、複数の受信装置は、配信を受ける旨の回答または配信を受けない旨の回答をそれぞれ出す。これにより、集計工程では、複数の受信装置から順次回答される結果が集計され、配信を受ける受信装置の数、配信を受けない受信装置の数が集計される。そして、第1の比較工程では、待機時間とあらかじめ設定された待機時間設定値とが比較され、第2の比較工程では、集計結果に基づいて、配信を受ける受信装置の数とあらかじめ設定された配信開始しきい値とが比較される。そして、配信制御工程では、待機時間が待機時間設定値以上になり、かつ配信を受ける受信装置の数が配信開始しきい値に満たない場合、情報の配信が中止される。
【0025】
このように、請求項6にかかる発明によれば、待機時間と待機時間設定値とを比較し、配信を受ける受信装置の数と配信開始しきい値以上とを比較し、これら2つの比較結果に基づいて、ライブ放送の配信中止の可否を判断するようにしたので、経過時間を過ぎてもなお、配信を受ける受信装置の数が配信開始しきい値に満たない場合に、自動的にライブ放送の配信を中止することができる。
【0026】
また、請求項7にかかる発明は、ライブ放送を複数の受信装置へ配信する情報配信装置に適用される情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、ライブ放送の配信を開始する前に、前記複数の受信装置に対して前記ライブ放送の配信を受けるか否かを問い合わせる問い合わせ工程(後述する実施の形態3のステップSE1に相当)と、前記複数の受信装置に対して前記問い合わせが行われてからの待機時間を計時する計時工程(後述する実施の形態3のステップSE2に相当)と、前記問い合わせに対応する前記複数の受信装置からの回答を集計する集計工程(後述する実施の形態3のステップSE3に相当)と、前記待機時間とあらかじめ設定された待機時間設定値とを比較する第1の比較工程(後述する実施の形態3のステップSE5に相当)と、前記集計結果に基づいて、前記配信を受ける受信装置の数とあらかじめ設定された配信開始しきい値とを比較する第2の比較工程(後述する実施の形態3のステップSE6に相当)と、前記第1の比較工程および前記第2の比較工程のそれぞれの比較結果に基づいて、前記待機時間が前記待機時間設定値以上であって、かつ前記配信を受ける受信装置の数が前記配信開始しきい値に満たない場合、前記配信を中止する配信制御工程(後述する実施の形態3のステップSE9に相当)と、をコンピュータに実行させるための情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0027】
この請求項7にかかる発明によれば、ライブ放送の配信を開始する前に、問い合わせ工程では、複数の受信装置に対して配信を受けるか否かの問い合わせが行われる。そして、問い合わせを受けると、複数の受信装置は、配信を受ける旨の回答または配信を受けない旨の回答をそれぞれ出す。これにより、集計工程では、複数の受信装置から順次回答される結果が集計され、配信を受ける受信装置の数、配信を受けない受信装置の数が集計される。そして、第1の比較工程では、待機時間とあらかじめ設定された待機時間設定値とが比較され、第2の比較工程では、集計結果に基づいて、配信を受ける受信装置の数とあらかじめ設定された配信開始しきい値とが比較される。そして、配信制御工程では、待機時間が待機時間設定値以上になり、かつ配信を受ける受信装置の数が配信開始しきい値に満たない場合、情報の配信が中止される。
【0028】
このように、請求項7にかかる発明によれば、待機時間と待機時間設定値とを比較し、配信を受ける受信装置の数と配信開始しきい値以上とを比較し、これら2つの比較結果に基づいて、ライブ放送の配信中止の可否を判断するようにしたので、経過時間を過ぎてもなお、配信を受ける受信装置の数が配信開始しきい値に満たない場合に、自動的にライブ放送の配信を中止することができる。
【0029】
また、請求項8にかかる発明は、リアルタイム再生が可能な情報を複数の受信装置へ配信する情報配信方法において、緊急情報の配信を開始する前に、前記複数の受信装置に対して前記緊急情報を受信することが可能であるか否かを問い合わせる問い合わせ工程(後述する実施の形態4のステップSA1に相当)と、前記問い合わせに対応する前記複数の受信装置からの回答を集計する集計工程(後述する実施の形態4のステップSA2に相当)と、前記集計工程の集計結果に基づいて、緊急情報の配信を開始または中止する配信制御工程(後述する実施の形態4のステップSA5またはステップSA6に相当)と、を含むことを特徴とする。
【0030】
この請求項8にかかる発明によれば、問い合わせ工程では、緊急情報の配信を開始する前に、複数の受信装置に対して情報を受信することが可能であるか否かの問い合わせが行われる。そして、問い合わせを受けると、複数の受信装置は、装置の状態を確認した後、緊急情報を受信することが可能であるか否かの回答をそれぞれ出す。これにより、集計工程では、複数の受信装置から順次回答される結果が集計され、配信を受けることが可能な受信装置の数、配信を受けることができない受信装置の数が集計される。そして、配信制御工程では、集計結果に基づいて、緊急情報の配信が開始または中止される。
【0031】
このように、請求項8にかかる発明によれば、複数の受信装置に対して緊急情報を受信することが可能であるか否かの問い合わせを行い、問い合わせに対応する回答の集計結果に基づいて、緊急情報の配信を開始または中止するようにしたので、受信者の意志に関わりなく、緊急の情報を受信可能な受信装置へ配信するという緊急配信を効果的に行うことができる。
【0032】
また、請求項9にかかる発明は、リアルタイム再生が可能な情報を複数の受信装置へ配信する情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、緊急情報の配信を開始する前に、前記複数の受信装置に対して前記緊急情報を受信することが可能であるか否かを問い合わせる問い合わせ工程(後述する実施の形態4のステップSA1に相当)と、前記問い合わせに対応する前記複数の受信装置からの回答を集計する集計工程(後述する実施の形態4のステップSA2に相当)と、前記集計工程の集計結果に基づいて、緊急情報の配信を開始または中止する配信制御工程(後述する実施の形態4のステップSA5またはステップSA6に相当)と、をコンピュータに実行させるための情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0033】
この請求項9にかかる発明によれば、問い合わせ工程では、緊急情報の配信を開始する前に、複数の受信装置に対して情報を受信することが可能であるか否かの問い合わせが行われる。そして、問い合わせを受けると、複数の受信装置は、装置の状態を確認した後、緊急情報を受信することが可能であるか否かの回答をそれぞれ出す。これにより、集計工程では、複数の受信装置から順次回答される結果が集計され、配信を受けることが可能な受信装置の数、配信を受けることができない受信装置の数が集計される。そして、配信制御工程では、集計結果に基づいて、緊急情報の配信が開始または中止される。
【0034】
このように、請求項9にかかる発明によれば、複数の受信装置に対して緊急情報を受信することが可能であるか否かの問い合わせを行い、問い合わせに対応する回答の集計結果に基づいて、緊急情報の配信を開始または中止するようにしたので、受信者の意志に関わりなく、緊急の情報を受信可能な受信装置へ配信するという緊急配信を効果的に行うことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明にかかる情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施の形態1〜4について詳細に説明する。
【0036】
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかる実施の形態1の構成を示すブロック図である。この図に示した情報配信システムは、ストリーミング技術を用いて、コンテンツ情報(動画データ、画像データ)を複数の受信装置へリアルタイムで配信し、受信装置側で、配信されたコンテンツ情報をリアルタイムで再生するシステムである。したがって、この情報配信システムは、リアルタイム再生が可能であることから、講演会やコンサート等のライブ放送に利用される。また、情報配信システムにおける配信プロトコルとしては、たとえば、UDP(User Datagram Protocol)が挙げられるが、配信プロトコルの種別は問わない。さらに、情報配信システムにおいては、MBone(virtual Multicast Backbone On the interNEt)技術を用いて、コンテンツ情報の配信を行うようにしてもよい。
【0037】
図1に示したネットワークNは、イントラネット、インターネット等であり、後述するストリーミングパケットSP0 〜SPn 等を伝送する。このネットワークNには、配信者側に設置された配信装置30と、ストリームサーバ401 〜40n と、管理サーバ50と、ユーザ側(受信者側)にそれぞれ設置された受信装置601 〜60m (m≧n)とがそれぞれ接続されている。
【0038】
上記配信装置30は、受信装置601 〜60m へ配信すべきストリーミングパケットSP0 (コンテンツ情報)を生成する。このストリーミングパケットSP0 は、ストリーム帯域、フレームレート、画面サイズ等をパラメータとして、動画データおよび音声データからなるコンテンツ情報が圧縮されたパケットである。ここで、ストリーム帯域は、ストリーミングパケットSP0 がネットワークNに送信された際の占有伝送帯域である。フレームレートは、ユーザ側でリアルタイム再生されるコンテンツ情報の毎秒あたりの画面数であり、このフレームレートが大きいほど、なめらかな動画再生が可能となるが、その分だけ広いストリーム帯域が必要となる。また、画面サイズは、ユーザ側でリアルタイム再生されるコンテンツ情報の表示画面を構成する画素数(縦ピクセル数×横ピクセル数)である。
【0039】
ビデオカメラ10は、講演会場やコンサート会場に設置されており、講演会やコンサートの様子をリアルタイムで撮像し、撮像結果を動画データD1 として配信装置30へ出力する。同様にして、マイクロフォン20も講演会場やコンサード会場に設置されている。このマイクロフォン20は、講演者の音声や、コンサート会場の音声を音声データD2 に変換し、これを配信装置30へリアルタイムで出力する。
【0040】
ここで、上述した配信装置30の構成について図2を参照して詳述する。図2においては、図1の各部にそれぞれ対応する部分には同一の符号を付ける。この図に示した配信装置30において、エンコード部31は、上述したストリーム帯域、フレームレート、画面サイズ等のパラメータに基づいて、ビデオカメラ10およびマイクロフォン20からキャプチャリングされた動画データD1 および音声データD2 を符号化することで、ストリーミングパケットSP0 を生成する。
【0041】
具体的には、エンコード部31は、動画データD1 および音声データD2 をそれぞれディジタルデータに変換した後、画面サイズやフレームレート等を考慮してディジタルデータの情報量を減らす。さらに、エンコード部31は、コーデック技術を用いて、上記ディジタルデータをリアルタイムで圧縮し、動画データD1 と音声データD2 との同期がとられたストリーミングパケットSP0 を生成する。
【0042】
配信制御部32は、ストリーミングパケットSP0 (コンテンツ情報)の配信制御、受信装置601 〜60m に対してコンテンツ情報の配信がある旨を告知するための配信通知等を行う。この配信制御部32の動作の詳細については、後述する。ネットワーク制御部33は、配信プロトコルを用いて、ネットワークNの伝送帯域に応じた転送レートでストリーミングパケットSP0 をネットワークNへ送信する機能を備えている。また、ネットワーク制御部33は、ネットワークNの輻輳により、ストリーミングパケットSP0 の伝送中にパケットロスが生じた場合に、ストリーミングパケットSP0 を蓄積するバッファリング機能も備えている。
【0043】
さらに、ネットワーク制御部33は、配信プロトコルの他にTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol )を用いて、管理サーバ50(図1参照)との間で、配信制御情報の送受信を行う。この配信制御情報としては、つぎの(1)項および(2)項の情報が挙げられる。
【0044】
(1)受信装置601 〜60m (図1参照)に対してコンテンツ情報の配信を行う旨を事前に通知すべきことを管理サーバ50へ指示するための配信通知指示情報
(2)受信装置601 〜60m からの上記配信通知に対する応答通知に関する応答通知情報
ここで、上記(2)項の応答通知としては、ユーザがコンテンツ情報の受信を承諾する旨の通知、または受信を拒否する旨の通知という2種類がある。このように、配信装置30と受信装置601 〜60m との間では、管理サーバ50を経由して情報の送受信が行われる。
【0045】
ユーザインタフェース制御部34は、配信制御部32と、入力部35、表示部36および集計制御部37との間のインタフェースをとる。入力部35は、マウス、キーボード等の入力デバイスである。表示部36は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode-Ray Tube)等であり、配信操作に必要な各種情報を表示する。この各種情報としては、配信先のアドレス情報や、図5(b)に示した配信装置側選択画面200がある。配信装置側選択画面200は、配信を開始するか、または中止するかを配信者に選択させるための画面である。この配信装置側選択画面200の詳細については、後述する。
【0046】
図2に戻り、集計制御部37は、上述した(2)項の情報、すなわち、受信装置601 〜60m からの複数の応答通知を集計し、集計結果をユーザインタフェース制御部34を介して、配信制御部32へ渡す。つまり、集計制御部37は、コンテンツ情報の配信を受けるユーザの人数と、配信を配信を受けないユーザの人数とを集計する。
【0047】
図1に戻り、ストリームサーバ401 〜40n は、分散配置されたn台のサーバであり、受信装置601 〜60m へストリーミングパケットSP1 〜SPn をそれぞれ配信する。ここで、ストリームサーバ401 〜40n において、ストリームサーバ401 は、プライマリサーバとしての機能を備えており、その他のストリームサーバ402 〜40n は、セカンダリサーバとしての機能をそれぞれ備えている。
【0048】
また、ストリームサーバ401 〜40n においては、負荷分散を目的として、配信先がグルーピングされている。すなわち、ストリームサーバ401 の配信先は、受信装置601 であり、ストリームサーバ402 の配信先は、受信装置602 および603 (図示略)である。以下、同様にして、ストリームサーバ40n の配信先は、受信装置60m-1 (図示略)および60m である。また、このような負荷分散は、管理サーバ50が受信装置601 〜60m に対して接続すべきストリームサーバを指示することにより実現される。
【0049】
ストリームサーバ401 (プライマリサーバ)は、配信装置30からネットワークNを介してストリーミングパケットSP0 の供給を受け、これをストリームサーバ402 〜40n (セカンダリサーバ)へそれぞれ分配する。ストリームサーバ401 〜40n は、ストリーミングパケットSP0 をストリーミングパケットSP1 〜SPn としてそれぞれの配信先へ配信する。このように、ストリームサーバ401 〜40n からは、同一の情報であるストリーミングパケットSP1 〜SPn が受信を承諾した受信装置601 〜60m へ一斉に配信される。
【0050】
管理サーバ50は、前述した配信装置30からの配信通知指示情報にしたがって、コンテンツ情報の配信前に、一斉に受信装置601 〜60m へ配信通知を行う。また、管理サーバ50は、受信装置601 〜60m からの配信通知に対する応答通知を受け、これらを応答通知情報として、ネットワークNを介して配信装置30へ渡す。
【0051】
受信装置601 〜60m は、ストリームサーバ401 〜40n からネットワークNを介してそれぞれ配信されるストリーミングパケットSP1 〜SPn を受信し、ストリーミングパケットSP1 〜SPn から同一のコンテンツ情報(動画データ、音声データ)をそれぞれ再生する装置である。また、受信装置601 〜60m は、コンテンツ情報の配信前に、管理サーバ50から配信通知を受けて、これに対応する応答通知を管理サーバ50へ返す。この応答通知としては、前述したように、ストリーミングパケットSP1 〜SPn を受信するか否か、いいかえれば、コンテンツ情報の配信を受けるか否かに関するものである。
【0052】
ここで、上述した受信装置601 の構成について図3を参照して詳述する。図3においては、図1の各部にそれぞれ対応する部分には同一の符号を付ける。この図に示した配信制御部61は、配信されたストリーミングパケットSP1 (コンテンツ情報)の再生制御、配信装置30(管理サーバ50)に対してストリーミングパケットSP1 を受信するか否かに関する応答通知等を行う。なお、配信制御部61の動作の詳細については、後述する。
【0053】
ユーザインタフェース制御部62は、配信制御部61と、受信制御部64、入力部65、表示部66およびスピーカ67との間のインタフェースをとる。ネットワーク制御部63は、配信プロトコルを用いて、ストリームサーバ401 (図1参照)からのストリーミングパケットSP1 を受信する機能を備えている。また、ネットワーク制御部63は、配信プロトコルの他にTCP/IPを用いて、管理サーバ50(図1参照)との間で、前述した配信制御情報の送受信を行う。
【0054】
受信制御部64は、配信制御部61からの指示にしたがって、ネットワーク制御部63におけるストリーミングパケットSP1 の受信を制御する。具体的には、配信制御部61により受信が指示された場合に、受信制御部64は、ストリーミングパケットSP1 を受信するようにネットワーク制御部63を制御する。
【0055】
入力部65は、マウス、キーボード等の入力デバイスである。表示部66は、LCD、CRT等であり、コンテンツ情報のうち動画を再生する。また、表示部66は、配信前に管理サーバ50(配信装置30)からの配信通知を受けて、図5(a)に示した受信装置側選択画面100を表示する。この受信装置側選択画面100は、ライブ放送を受信するか否か、すなわち、コンテンツ情報の配信を受けるか否かをユーザに選択させるための画面である。この受信装置側選択画面100の詳細については、後述する。スピーカ67は、コンテンツ情報のうち音声を再生する。
【0056】
つぎに、実施の形態1の動作について図4に示したフローチャートを参照しつつ説明する。以下においては、図5(a)に示した配信者(Yuji Matsuzaki)が講演者として、「ストリーミングシステムについて」と題する講演会を行い、この講演会の様子をライブ放送する場合を例にして説明する。すなわち、以下においては、上記講演会にかかる動画および音声をコンテンツ情報(ストリーミングパケットSP0 〜SPn )として受信装置601 〜60m へ配信する場合について説明する。
【0057】
図1において、受信装置601 〜60m は、起動されると、図4に示したステップSB1へそれぞれ進み、管理サーバ50(配信装置30)からの配信通知を受けたか否かをそれぞれ判断し、この場合、判断結果を「No」として同判断をそれぞれ繰り返す。ここで、以下においては、受信装置602 〜60m の動作が受信装置601 の動作と同様であるため、図3に示した受信装置601 の動作を中心にして説明する。
【0058】
そして、ライブ放送の開始前に、配信者(または他のオペレータ)により、入力部35(図2参照)を用いて、配信通知をすべきことを指示する情報が入力されると、配信制御部32は、図4に示したステップSA1へ進み、受信装置601 〜60m へ配信通知を行うことを指示するための配信通知指示情報をネットワークNを介して管理サーバ50へ送信する。
【0059】
また、配信制御部32は、図5(b)に示した配信装置側選択画面200を表示部36に表示させる。この配信装置側選択画面200には、ライブ放送のタイトル(「ストリーミングシステムについて」)、当該ライブ放送を受信する受信者数の確認文(「現在、・・・・受信準備をして、待機しています。」)が表示されている。ここで、受信者数表示領域201には、受信承諾者数xが表示されている。この受信承諾者数xは、ライブ放送の受信を承諾したユーザ(受信者)の人数である。したがって、配信者は、上記受信承諾者数xを目視確認することで、ライブ放送を受信するユーザ(受信者)の人数を把握する。ただし、この場合、初期状態であるため、受信承諾者数xは0である。また、配信装置側選択画面200には、配信の開始に関する質問文(「配信を開始しますか?」)が表示されている。
【0060】
さらに、配信装置側選択画面200には、いずれもソフトボタンである配信開始ボタン202および配信中止ボタン203が表示されている。これらの配信開始ボタン202および配信中止ボタン203は、配信の開始または中止を選択するための選択ボタンである。すなわち、配信開始ボタン202は、配信を開始する場合にソフト的に押下されるボタンであり、配信中止ボタン203は、配信を中止する場合にソフト的に押下されるボタンである。これらの配信開始ボタン202および配信中止ボタン203は、入力部35(図2参照)のマウスによるドラッグ・アンド・ドロップ操作によりそれぞれ押下される。
【0061】
そして、図1において、配信通知指示情報を受信すると、管理サーバ50は、一斉に受信装置601 〜60m へ配信通知を行う。そして、上記配信通知を受けると、図3に示した受信装置601 の配信制御部61は、ステップSB1の判断結果を「Yes」として、ステップSB2へ進む。ステップSB2では、配信制御部61は、ユーザインタフェース制御部62を制御して、表示部66に図5(a)に示した受信装置側選択画面100を表示させた後、ステップSB3へ進む。
【0062】
この受信装置側選択画面100には、ライブ放送が行われる旨の告知文(「これから以下のライブ放送があります。」)、配信者(「Yuji Matsuzaki」)およびタイトル(「ストリーミングシステムについて」)からなるライブ放送内容に関する情報101が表示されている。したがって、ユーザは、上記告知文および情報101を目視確認することにより、ライブ放送が行われること、およびその内容を認識する。
【0063】
また、受信装置側選択画面100には、ライブ放送を受信するか否かの質問文(「このライブ放送を受信しますか?」)が表示されている。したがって、ユーザは、上記質問文を目視確認することで、ライブ放送を受信するか否かを判断する。さらに受信装置側選択画面100には、いずれもソフトボタンである受信承諾ボタン102および受信拒否ボタン103が表示されている。
【0064】
これらの受信承諾ボタン102および受信拒否ボタン103は、受信するか否かを選択するための選択ボタンである。すなわち、受信承諾ボタン102は、受信を承諾する場合にソフト的に押下されるボタンであり、受信拒否ボタン103は、受信を拒否する場合にソフト的に押下されるボタンである。これらの受信承諾ボタン102および受信拒否ボタン103は、入力部65(図3参照)のマウスによるドラッグ・アンド・ドロップ操作によりそれぞれ押下される。
【0065】
ステップSB3では、受信装置601 (図3参照)の配信制御部61は、ユーザにより選択ボタン(受信承諾ボタン102または受信拒否ボタン103)が押下されたか否かを判断し、この場合、押下されていないものとすると、判断結果を「No」として、同判断を繰り返す。
【0066】
そして、図5(a)に示した受信装置側選択画面100を目視確認したユーザは、ライブ放送を受信するという意志表示を行うため、入力部65を用いて、受信承諾ボタン102を押下する。これにより、配信制御部61は、受信承諾ボタン102が押下されているため、ステップSB3の判断結果を「Yes」として、ステップSB4へ進む。ステップSB4では、受信装置601 の配信制御部61は、管理サーバ50(配信装置30)に対して、受信承諾である旨の応答通知を行った後、一連の処理を終了する。
【0067】
一方、ライブ放送を受信しないという意志表示を行う場合、ユーザは、入力部65を用いて、受信拒否ボタン103を押下する。これにより、配信制御部61は、受信拒否ボタン103が押下されているため、ステップSB3の判断結果を「Yes」として、ステップSB5へ進む。ステップSB5では、受信装置601 の配信制御部61は、管理サーバ50(配信装置30)に対して、受信拒否である旨の応答通知を行った後、一連の処理を終了する。また、他の受信装置602 〜60m も、受信装置601 と同様にして、管理サーバ50(配信装置30)へ受信承諾または受信拒否の応答通知を、順次行った後、一連の処理を終了する。
【0068】
そして、受信装置601 〜60m から応答通知を順次受けると、管理サーバ50は、受け取った順に、上記応答通知を応答通知情報としてとしてネットワークNを介して配信装置30へ渡す。これにより、ステップSA2では、図2に示した集計制御部37は、応答通知を集計する。具体的には、集計制御部37は、受信承諾である旨の応答通知を1件受ける毎と、受信承諾者数x(図5(b)参照)を1インクリメントし、同様にして、受信拒否である旨の応答通知を1件受ける毎に、受信拒否者数yを1インクリメントすることで、応答通知の集計を行う。そして、集計制御部37は、集計結果(受信承認者数x、受信拒否者数y)をユーザインタフェース制御部34を介して配信制御部32へ渡す。
【0069】
これにより、ステップSA3では、配信制御部32は、上記集計結果(受信承諾者数x、受信拒否者数y)のうち現在の受信承諾者数xを図5(b)に示した受信者数表示領域201に表示させた後、ステップSA4へ進む。ステップSA4では、配信制御部32は、ユーザにより選択ボタン(配信開始ボタン202または配信中止ボタン203)が押下されたか否かを判断し、この場合、押下されていないものとすると、判断結果を「No」とする。したがって、この場合ステップSA4の判断結果が「Yes」となるまで、ステップSA2およびステップSA3においては、応答通知を受ける毎に、応答通知の集計および集計結果(受信承諾者数x)が表示される。
【0070】
ここで、配信者は、図5(b)に示した配信装置側選択画面200の受信者数表示領域201に表示されている受信承諾者数xを目視確認した後、この受信承諾者数xが当初予定していた予定人数に達してるか否かを判断する。この場合、受信承諾者数xが予定人数に満たないものとすると、配信者は、いずれの操作もすることなく、待機する。この待機中においては、受信承諾の応答通知を受ける毎に、図5(a)に示した受信承諾者数xが1インクリメントされる。
【0071】
そして、受信承諾者数xが予定人数に達すると、配信者は、入力部35を用いて、配信開始ボタン202を押下した後、講演を開始する。これにより、配信制御部32は、配信開始ボタン202が押下されているため、ステップSA4の判断結果を「Yes」として、ステップSA5へ進む。ステップSA5では、配信制御部32は、装置各部を制御して配信処理を行う。
【0072】
この配信処理において、図2に示したビデオカメラ10およびマイクロフォン20からは、講演に関する動画データD1 および音声データD2 が出力される。そして、これらの動画データD1 および音声データD2 がエンコード部31にキャプチャリングされると、エンコード部31は、ストリーム帯域等のパラメータに基づいて、動画データD1 および音声データD2 を符号化・圧縮することで、ストリーミングパケットSP0 を生成する。
【0073】
このストリーミングパケットSP0 は、ネットワーク制御部33およびネットワークNを介して、図1に示したストリームサーバ401 〜40n へそれぞれ分配される。これにより、ストリームサーバ401 〜40n は、ストリーミングパケットSP0 をストリーミングパケットSP1 〜SPn として、配信先の受信装置601 〜60m へそれぞれ配信する。
【0074】
ただし、受信装置601 〜60m において、受信拒否である旨の応答通知を行った受信装置へはストリーミングパケットが配信されない。したがって、受信拒否である旨の応答通知を行った受信装置においては、コンテンツ情報が再生されない。
【0075】
一方、受信装置601 〜60m において、受信承諾である旨の応答通知を行った受信装置は、受信制御部(図3:受信制御部64参照)の制御により、ストリーミングパケットを受信した後、コンテンツ情報を再生する。たとえば、図3に示した受信装置601 において、ストリーミングパケットSP1 がネットワーク制御部63により受信されると、このストリーミングパケットSP1 は、配信制御部61へ渡される。
【0076】
これにより、配信制御部61は、ストリーミングパケットSP1 を復元することで、動画データおよび音声データを生成する。つぎに、配信制御部61は、同期がとられた動画データおよび音声データを、ユーザインタフェース制御部62を経由して表示部66およびスピーカ67へそれぞれ供給する。これにより、表示部66においては、講演の様子を表す動画がリアルタイムで再生され、スピーカ67においては、講演者の音声が上記動画に同期してリアルタイムで再生される。
【0077】
一方、配信通知を行ってからの待機時間が所定の時間を超えても、なお、受信承諾者数xが予定人数に達しない場合、配信者は、入力部35を用いて、配信中止ボタン203を押下した後、講演を中止する。これにより、配信制御部32は、配信中止ボタン203が押下されているため、ステップSA4の判断結果を「Yes」として、ステップSA6へ進む。ステップSA6では、配信制御部32は、装置各部を制御して配信中止処理を行う。この配信中止処理においては、配信制御部32は、管理サーバ50を経由して受信装置601 〜60m へライブ放送(講演)が中止になった旨を通知する。
【0078】
以上説明したように、実施の形態1によれば、複数の受信装置601 〜60m に対して配信を受けるか否かを問い合わせる配信通知を行い、この配信通知に対する応答通知の集計結果に基づいて、コンテンツ情報の配信を開始または中止するようにしたので、配信者側でコンテンツ情報の配信を受ける受信者の数を正確に把握し、この把握結果に基づいて効果的にコンテンツ情報の配信を行うことができる。
【0079】
また、実施の形態1によれば、表示部36に集計制御部37の集計結果(受信承認者数x)を表示するようにしたので、配信者側で、配信を受ける受信者の数を正確に把握することができ、この把握結果に基づいて、配信を開始または中止するかを判断することができる。
【0080】
(実施の形態2)
さて、前述した実施の形態1においては、受信承諾者数x(図5(b)参照)を確認することで、配信を開始するか、または中止するかを配信者が判断する例について説明したが、あらかじめ設定されたしきい値に基づいて、上記判断を行うようにしてもよい。以下、この場合を実施の形態2として説明する。
【0081】
図6は、本発明にかかる実施の形態2の構成を示すブロック図である。この図において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図6においては、図1に示した配信装置30に代えて、配信装置70が設けられている。この配信装置70の基本的な機能は、配信装置30と同様である。しかしながら、配信装置70は、上述したしきい値を用いて配信を開始するか、または中止するかを判断している点が配信装置30と異なる。
【0082】
ここで、上述した配信装置70の構成について図7を参照して詳述する。図7においては、図2の各部にそれぞれ対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。この図においては、図2に示した集計制御部37に代えて、集計制御部71が新たに設けられており、さらに、しきい値設定部72が新たに設けられている。
【0083】
図7に示した集計制御部71は、集計制御部37と同様にして、受信装置601 〜60m (図6参照)からの複数の応答通知を集計し、集計結果(受信承諾者数x、受信拒否者数y)をユーザインタフェース制御部34を介して、配信制御部32へ渡す。
【0084】
また、集計制御部71は、動作例1として、受信承諾者数xと、しきい値設定部72によりあらかじめ設定された配信開始しきい値TH1 とを比較し、受信承諾者数xが配信開始しきい値TH1 以上になった時点で、配信者の判断にかかわらず、自動的に配信処理を実行する。さらに、集計制御部71は、動作例2として、受信拒否者数yとしきい値設定部72によりあらかじめ設定された配信中止しきい値TH2 とを比較し、受信拒否者数yが配信中止しきい値TH2 以上になった時点で、配信者の判断にかかららず、自動的に配信中止処理を実行する。しきい値設定部72は、集計制御部71に配信開始しきい値TH1 または配信中止しきい値TH2 を設定する。
【0085】
つぎに、実施の形態2の動作例1について図8に示したフローチャートを参照しつつ説明する。配信装置70側の動作であるステップSC1〜SC7において、ステップSC4を除く、ステップSC1〜ステップSC3およびステップSC5〜ステップSC7は、前述した図4に示したステップSA1〜ステップSA6と同様である。さらに、図8に示したステップSB1〜ステップSB5からなる受信装置601 〜60m 側の動作は、図4に示したものと同一である。また、以下の動作例1において、図7に示した集計制御部71には、配信開始しきい値TH1 が設定されているものとする。
【0086】
図6において、受信装置601 〜60m は、起動されると、図8に示したステップSB1へ進み、管理サーバ50(配信装置70)からの配信通知を受けたか否かをそれぞれ判断し、この場合、判断結果を「No」として同判断をそれぞれ繰り返す。そして、ライブ放送の開始前に、配信者(または他のオペレータ)により、入力部35(図7参照)を用いて、配信通知をすべきことを指示する情報が入力されると、配信制御部32は、図8に示したステップSC1へ進み、受信装置601 〜60m へ配信通知を行うことを指示するための配信通知指示情報をネットワークNを介して管理サーバ50へ送信する。以後、前述した実施の形態1と同様の動作が行われる。
【0087】
すなわち、上記配信通知を受けると、受信装置601 〜60m は、ステップSB1の判断結果を「Yes」として、ステップSB2へ進む。これにより、ステップSB2では、受信装置側選択画面100(図5(a)参照)が表示され、ステップSB3では、受信装置601 〜60m は、ユーザにより選択ボタン(受信承諾ボタン102または受信拒否ボタン103)が押下されたか否かを判断する。
【0088】
そして、ユーザにより受信承諾ボタン102が押下されると、受信装置601 〜60m は、ステップSB3の判断結果を「Yes」として、ステップSB4へ進む。ステップSB4では、受信装置601 〜60m は、管理サーバ50(配信装置70)に対して、受信承諾である旨の応答通知を行った後、一連の処理を終了する。
【0089】
一方、ユーザにより受信拒否ボタン103が押下されると、受信装置601 〜60m は、ステップSB3の判断結果を「Yes」として、ステップSB5へ進む。ステップSB5では、受信装置601 〜60m は、管理サーバ50(配信装置70)に対して、受信拒否である旨の応答通知を行った後、一連の処理を終了する。
【0090】
そして、受信装置601 〜60m から応答通知を順次受けると、管理サーバ50は、受け取った順に、上記応答通知を応答通知情報としてとしてネットワークNを介して配信装置70へ渡す。これにより、ステップSC2では、図7に示した集計制御部71は、応答通知を集計した後、集計結果(受信承諾者数x、受信拒否者数y)をユーザインタフェース制御部34を介して配信制御部32へ渡す。
【0091】
これにより、ステップSC3では、配信制御部32は、ステップSA3(図4参照)と同様にして、上記集計結果(受信承諾者数x、受信拒否者数y)のうち現在の受信承諾者数xを図5(b)に示した受信者数表示領域201に表示させる。つぎのステップSC4では、集計制御部71は、現在の受信承諾者数xと配信開始しきい値TH1 とを比較し、受信承諾者数xが配信開始しきい値TH1 以上であるか否かを判断し、この場合、受信承諾者数xが配信開始しきい値TH1 より小であるものとすると、判断結果を「No」とする。
【0092】
つぎのステップSC5では、配信制御部32は、ステップSA4(図4参照)と同様にして、ユーザにより選択ボタン(配信開始ボタン202または配信中止ボタン203)が押下されたか否かを判断し、この場合、押下されていないものとすると、判断結果を「No」とする。したがって、この場合、ステップSC4の判断結果が「Yes」、またはステップSC5の判断結果が「Yes」となるまで、ステップSC2およびステップSC3においては、応答通知を受ける毎に、応答通知の集計および集計結果(受信承諾者数x)が表示される。
【0093】
ここで、受信承諾者数xが配信開始しきい値TH1 以上になると、集計制御部71は、ステップSC4の判断結果を「Yes」として、ステップSC6へ進み、配信者の判断にかかわらず、エンコード部31を制御することで、自動的に配信処理を実行する。すなわち、この場合には、配信者により、配信開始ボタン202が押下されていない状態で、配信処理が実行されたのである。
【0094】
この配信処理においては、ステップSA5(図4参照)と同様にして、講演に関する動画データD1 および音声データD2 がエンコード部31にキャプチャリングされると、エンコード部31は、ストリーム帯域等のパラメータに基づいて、動画データD1 および音声データD2 を符号化・圧縮することで、ストリーミングパケットSP0 を生成する。そして、ストリーミングパケットSP0 は、ネットワーク制御部33およびネットワークNを介して、図6に示したストリームサーバ401 〜40n へそれぞれ分配される。これにより、ストリームサーバ401 〜40n は、ストリーミングパケットSP0 をストリーミングパケットSP1 〜SPn として、配信先の受信装置601 〜60m へそれぞれ配信する。
【0095】
また、ステップSC4の判断結果が「No」である間に、配信開始ボタン202が押下されると、ステップSC5の判断結果が「Yes」となり、ステップSC6で配信処理が実行される。このとき実行される配信処理は、配信者の判断によるものである。一方、ステップSC4の判断結果が「No」である間に、配信中止ボタン203が押下されると、ステップSC5の判断結果が「Yes」となり、ステップSC7で、ステップSA6(図4参照)と同様にして、配信中止処理が実行される。
【0096】
つぎに、実施の形態2の動作例2について図9に示したフローチャートを参照しつつ説明する。図9において、図8の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。配信装置70側の動作であるステップSD1〜SD7において、ステップSD4を除く、ステップSD1〜ステップSD3およびステップSD5〜ステップSD7は、前述した図8に示したステップSC1〜ステップSC3およびステップSC5〜ステップSC7と同様である。また、以下の動作2において、図7に示したしきい集計制御部71には、配信中止しきい値TH2 が設定されているものとする。
【0097】
図6において、受信装置601 〜60m は、起動されると、図9に示したステップSB1へ進み、管理サーバ50(配信装置70)からの配信通知を受けたか否かをそれぞれ判断し、この場合、判断結果を「No」として同判断をそれぞれ繰り返す。そして、ライブ放送の開始前に、配信者(または他のオペレータ)により、入力部35(図7参照)を用いて、配信通知をすべきことを指示する情報が入力されると、配信制御部32は、図9に示したステップSD1へ進み、受信装置601 〜60m へ配信通知を行うことを指示するための配信通知指示情報をネットワークNを介して管理サーバ50へ送信する。以後、前述した実施の形態1と同様の動作が行われる。
【0098】
すなわち、上記配信通知を受けると、受信装置601 〜60m は、ステップSB1の判断結果を「Yes」として、ステップSB2以降の工程を実行する。ここで、ユーザにより受信承諾ボタン102が押下されると、前述した動作を経て、ステップSB4では、受信装置601 〜60m は、管理サーバ50(配信装置70)に対して、受信承諾である旨の応答通知を行った後、一連の処理を終了する。
【0099】
一方、ユーザにより受信拒否ボタン103が押下されると、前述した動作を経て、ステップSB5では、受信装置601 〜60m は、管理サーバ50(配信装置70)に対して、受信拒否である旨の応答通知を行った後、一連の処理を終了する。
【0100】
そして、受信装置601 〜60m から応答通知を順次受けると、管理サーバ50は、受け取った順に、上記応答通知を応答通知情報としてとしてネットワークNを介して配信装置70へ渡す。これにより、ステップSD2では、図7に示した集計制御部71は、応答通知を集計した後、集計結果(受信承諾者数x、受信拒否者数y)をユーザインタフェース制御部34を介して配信制御部32へ渡す。
【0101】
これにより、ステップSD3では、配信制御部32は、ステップSA3(図4参照)と同様にして、上記集計結果(受信承諾者数x、受信拒否者数y)のうち現在の受信承諾者数xを図5(b)に示した受信者数表示領域201に表示させる。なお、この動作例2においては、受信者数表示領域201に受信拒否者数yを表示させてもよい。つぎのステップSD4では、集計制御部71は、現在の受信拒否者数yと配信中止しきい値TH2 とを比較し、受信拒否者数yが配信中止しきい値TH2 以上であるか否かを判断し、この場合、受信拒否者数yが配信中止しきい値TH2 より小であるものとすると、判断結果を「No」とする。
【0102】
つぎのステップSD5では、配信制御部32は、ステップSA4(図4参照)と同様にして、ユーザにより選択ボタン(配信開始ボタン202または配信中止ボタン203)が押下されたか否かを判断し、この場合、押下されていないものとすると、判断結果を「No」とする。したがって、この場合、ステップSD4の判断結果が「Yes」、またはステップSD5の判断結果が「Yes」となるまで、ステップSD2およびステップSD3においては、応答通知を受ける毎に、応答通知の集計および集計結果(受信承諾者数x)が表示される。
【0103】
ここで、受信拒否者数yが配信中止しきい値TH2 以上になると、集計制御部71は、ステップSD4の判断結果を「Yes」として、ステップSD7へ進み、エンコード部31を制御することで、自動的に配信中止処理を実行する。この配信中止処理においては、集計制御部71は、管理サーバ50を経由して受信装置601 〜60m へライブ放送(講演)が中止になった旨を通知する。すなわち、この場合には、配信者により、配信中止ボタン203が押下されていない状態で、配信中止処理が実行されたのである。
【0104】
また、ステップSD4の判断結果が「No」である間に、配信開始ボタン202が押下されると、ステップSD5の判断結果が「Yes」となり、ステップSD6で配信処理が実行される。このとき実行される配信処理は、配信者の判断によるものである。一方、ステップSD4の判断結果が「No」である間に、配信中止ボタン203が押下されると、ステップSD5の判断結果が「Yes」となり、ステップSD7で、ステップSA6(図4参照)と同様にして、配信中止処理が実行される。
【0105】
以上説明したように、実施の形態2によれば、集計制御部71を設けて、受信承認者数xと配信開始しきい値TH1 とを比較し、この比較結果に基づいて、コンテンツ情報の配信開始の可否を判断するようにしたので、配信者の判断を待たずに、自動的にコンテンツ情報の配信を開始することができる。
【0106】
また、実施の形態2によれば、集計制御部71を設けて、受信拒否者数yと配信中止しきい値TH2 とを比較し、この比較結果に基づいて、コンテンツ情報の配信中止の可否を判断するようにしたので、配信者の判断を待たずに、自動的に情報の配信を中止することができる。
【0107】
(実施の形態3)
さて、前述した実施の形態1および2においては、配信通知を行ってから配信中止処理を実行するまでの待機時間の長短を配信者の意志に基づいて決定した例について説明したが、この待機時間としきい値とを比較し、この比較結果に基づいて、配信中止処理を行うようにしてもよい。以下、この場合を実施の形態3として説明する。
【0108】
図10は、本発明にかかる実施の形態3の構成を示すブロック図である。この図において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図10においては、図1に示した配信装置30に代えて、配信装置80が設けられている。ここで、上述した配信装置80の構成について図11を参照して詳述する。
【0109】
なお、図11においては、図2の各部にそれぞれ対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。この図においては、図2に示した集計制御部37に代えて、集計制御部81が新たに設けられており、さらに、タイマ82、待機時間設定部83およびしきい値設定部84が新たに設けられている。この配信装置80の基本的な機能は、配信装置30と同様である。しかしながら、配信装置80は、上述したしきい値を用いて配信中止処理を行うか否かを判断している点が配信装置30と異なる。
【0110】
配信装置80において、集計制御部81は、集計制御部37と同様にして、受信装置601 〜60m (図11参照)からの複数の応答通知を集計し、集計結果(受信承諾者数x、受信拒否者数y)をユーザインタフェース制御部34を介して、配信制御部32へ渡す。タイマ82は、配信通知を行ってからの待機時間を計時するものであり、計時結果を待機時間Tとして集計制御部81へ出力する。待機時間設定部83は、集計制御部81に待機時間設定値TH4 を設定する。この待機時間設定値TH4 は、待機時間Tとの比較において配信中止処理を実行するか否かの判断基準の一つとして用いられる。
【0111】
しきい値設定部84は、集計制御部81に配信開始しきい値TH3 を設定する。この配信開始しきい値TH3 は、受信承諾者数xとの比較において配信中止処理を実行するか否かの判断基準の一つとして用いられる。ここで、集計制御部81は、上述した待機時間Tと待機時間設定値TH4 との比較、および受信承諾者数xと配信開始しきい値TH3 との比較を行い、両比較結果に基づいて、配信中止処理を実行するか否かを判断する。
【0112】
つぎに、実施の形態3の動作について図12に示したフローチャートを参照しつつ説明する。図12において、図4の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。図10において、受信装置601 〜60m は、起動されると、図12に示したステップSB1へ進み、管理サーバ50(配信装置80)からの配信通知を受けたか否かをそれぞれ判断し、この場合、判断結果を「No」として同判断をそれぞれ繰り返す。
【0113】
そして、ライブ放送の開始前に、配信者(または他のオペレータ)により、入力部35(図7参照)を用いて、配信通知をすべきことを指示する情報が入力されると、配信制御部32は、図12に示したステップSE1へ進み、受信装置601 〜60m へ配信通知を行うことを指示するための配信通知指示情報をネットワークNを介して管理サーバ50へ送信する。つぎのステップSE2では、集計制御部81は、タイマ82をリセット(待機時間T=0)する。これにより、タイマ82による計時が開始される。
【0114】
そして、配信通知を受けると、受信装置601 〜60m は、ステップSB1の判断結果を「Yes」として、ステップSB2以降の工程を実行する。ここで、ユーザにより受信承諾ボタン102が押下されると、前述した動作を経て、ステップSB4では、受信装置601 〜60m は、管理サーバ50(配信装置80)に対して、受信承諾である旨の応答通知を行った後、一連の処理を終了する。
【0115】
一方、ユーザにより受信拒否ボタン103が押下されると、前述した動作を経て、ステップSB5では、受信装置601 〜60m は、管理サーバ50(配信装置80)に対して、受信拒否である旨の応答通知を行った後、一連の処理を終了する。
【0116】
そして、受信装置601 〜60m から応答通知を順次受けると、管理サーバ50は、受け取った順に、上記応答通知を応答通知情報としてとしてネットワークNを介して配信装置80へ渡す。これにより、ステップSE3では、図11に示した集計制御部81は、応答通知を集計した後、集計結果(受信承諾者数x、受信拒否者数y)をユーザインタフェース制御部34を介して配信制御部32へ渡す。
【0117】
これにより、ステップSE4では、配信制御部32は、ステップSA3(図4参照)と同様にして、上記集計結果(受信承諾者数x、受信拒否者数y)のうち現在の受信承諾者数xを図5(b)に示した受信者数表示領域201に表示させる。なお、実施の形態3においては、受信者数表示領域201に受信拒否者数yを表示させてもよい。つぎのステップSE5では、集計制御部81は、現在の待機時間Tと待機時間設定値TH4 とを比較し、待機時間Tが待機時間設定値TH4 以上であるか否かを判断し、この場合、待機時間Tが待機時間設定値TH4 未満であるものとすると、判断結果を「No」とする。
【0118】
つぎのステップSE7では、配信制御部32は、ステップSA4(図4参照)と同様にして、ユーザにより選択ボタン(配信開始ボタン202または配信中止ボタン203)が押下されたか否かを判断し、この場合、押下されていないものとすると、判断結果を「No」とする。したがって、以後、応答通知を受ける毎に、応答通知の集計および集計結果(受信承諾者数x)が表示される。
【0119】
ここで、待機時間Tが待機時間設定値TH4 以上になると、集計制御部81は、ステップSE5の判断結果を「Yes」として、ステップSE6へ進む。ステップSE6では、集計制御部81は、現在の受信承諾者数xと配信開始しきい値TH3 とを比較し、受信承諾者数xが配信開始しきい値TH3 未満であるか否かを判断する。この場合、判断結果が「Yes」であるものとすると、集計制御部81は、ステップSE9へ進む。
【0120】
なお、受信承諾者数xが配信開始しきい値TH3 以上である場合、集計制御部81は、ステップSE6の判断結果を「No」とする。つまり、配信通知を行ってからの待機時間Tが待機時間設定値TH4 以上であり、かつ受信承諾者数xが配信開始しきい値TH3 未満であるという2つの条件を満たした場合には、集計制御部81により配信中止処理が実行される。
【0121】
ステップSE9では、集計制御部81は、エンコード部31を制御することで、自動的に配信中止処理を実行する。この配信中止処理においては、集計制御部81は、管理サーバ50を経由して受信装置601 〜60m へライブ放送(講演)が中止になった旨を通知する。すなわち、この場合には、配信者により、配信中止ボタン203が押下されていない状態で、配信中止処理が実行されるのである。
【0122】
また、ステップSE5の判断結果が「YES」で、かつステップSE6の判断結果が「No」である間に、配信開始ボタン202が押下されると、ステップSE7の判断結果が「Yes」となり、ステップSE8で配信処理が実行される。このとき実行される配信処理は、配信者の判断によるものである。一方、ステップSE5の判断結果が「Yes」で、かつステップSE6の判断結果が「No」である間に、配信中止ボタン203が押下されると、ステップSE5の判断結果が「Yes」となり、ステップSE9で、ステップSA6(図4参照)と同様にして、配信中止処理が実行される。
【0123】
以上説明したように、実施の形態3によれば、集計制御部81を設けて、待機時間Tと待機時間設定値TH4 とを比較し、さらに受信承認者数xと配信開始しきい値TH3 とを比較し、これら2つの比較結果に基づいて、コンテンツ情報の配信中止の可否を判断するようにしたので、配信者の判断を待たずに、所定の待機時間を過ぎてもなお、受信承認者数xの数が配信開始しきい値TH3 に満たない場合に、自動的に情報の配信を中止することができる。
【0124】
(実施の形態4)
さて、前述した実施の形態1〜3においては、配信の前に、受信装置601 〜60m に対して配信通知を行い、この配信通知に対応する応答通知の集計結果に基づいて、ライブ放送の受信を承諾したユーザの受信装置へコンテンツ情報を配信する例について説明したが、ユーザの意志にかかわらず、強制的にコンテンツ情報を配信するようにしてもよい。このような形態の配信は、緊急配信と呼ばれている。以下、この場合を実施の形態4として説明する。
【0125】
図13は、本発明にかかる実施の形態4の構成を示すブロック図である。この図において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図13においては、図1に示した受信装置601 〜60m に代えて、受信装置901 〜90m が設けられている。
【0126】
ここで、図13に示した受信装置901 の構成について図14を参照して詳述する。なお、他の受信装置902 〜90m の構成は、以下に説明する受信装置901 の構成と同一である。図14においては、図3の各部にそれぞれ対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。この図においては、状態監視部91が新たに設けられている。この状態監視部91は、受信装置901 がストリーミングパケットSP1 を受信可能な状態にあるか否かを監視し、監視結果を配信制御部61へ渡す。ここで、受信可能な状態とは、受信装置901 の各部が正常に動作している状態をいう。配信制御部61は、配信制御部61の監視結果に基づいて、配信装置30(管理サーバ50)へ受信可能(または受信不可)である旨の応答を通知する。
【0127】
つぎに、実施の形態4の動作について図15に示したフローチャートを参照しつつ説明する。図15において、配信装置30側の動作は、図4に示したものと同様である。以下においては、緊急配信という性質上、緊急演説の様子をライブ放送する例について説明する。図13において、受信装置901 〜90m (図13:配信制御部61)は、起動されると、図15に示したステップSF1へ進み、管理サーバ50(配信装置30)からの配信通知を受けたか否かをそれぞれ判断し、この場合、判断結果を「No」として同判断をそれぞれ繰り返す。
【0128】
そして、ライブ放送の開始前に、配信者(または他のオペレータ)により、入力部35(図2参照)を用いて、配信通知をすべきことを指示する情報が入力されると、配信制御部32は、図15に示したステップSA1へ進み、受信装置901 〜90m へ配信通知を行うことを指示するための配信通知指示情報をネットワークNを介して管理サーバ50へ送信する。
【0129】
上記配信通知を受けると、受信装置901 〜90m (配信制御部61)は、ステップSF1の判断結果を「Yes」として、ステップSF2へ進む。ステップSF2では、図13に示した受信装置901 〜90m (配信制御部61)は、状態監視部91の監視結果に基づいて、装置が受信可能な状態にあるか否かを判断する。
【0130】
ここで、受信可能な状態にある場合、受信装置901 〜90m (配信制御部61)は、管理サーバ50(配信装置30)に対して、受信可能である旨の応答通知を行った後、処理を終了する。一方、装置故障等により受信不可能な状態にある場合、受信装置901 〜90m (配信制御部61)は、管理サーバ50(配信装置30)に対して、受信不可である旨の応答通知を行った後、処理を終了する。
【0131】
そして、受信装置901 〜90m から応答通知を順次受けると、管理サーバ50は、受け取った順に、上記応答通知を応答通知情報としてとしてネットワークNを介して配信装置30へ渡す。これにより、ステップSA2では、図7に示した集計制御部71は、応答通知を集計した後、集計結果(受信承諾者数x、受信拒否者数y)をユーザインタフェース制御部34を介して配信制御部32へ渡す。ここで、受信承認者数xは、受信装置901 〜90m のうち受信可能な状態にある受信装置の数に対応しており、受信拒否者数yは、受信装置901 〜90m のうち受信不可能な状態にある受信装置の数に対応している。
【0132】
つぎのステップSA3では、配信制御部32は、上記集計結果(受信承諾者数x、受信拒否者数y)のうち、図5(b)に示した受信者数表示領域201に、現在の受信承諾者数xを表示させた後、ステップSA4へ進む。ステップSA4では、配信制御部32は、ユーザにより選択ボタン(配信開始ボタン202または配信中止ボタン203)が押下されたか否かを判断し、この場合、押下されていないものとすると、判断結果を「No」とする。したがって、この場合、ステップSA4の判断結果が「Yes」となるまで、ステップSA2およびステップSA3においては、応答通知を受ける毎に、応答通知の集計および集計結果(受信承諾者数x)が表示される。
【0133】
そして、受信承諾者数xがある程度の人数に達すると、配信者は、入力部35を用いて、配信開始ボタン202を押下した後、緊急演説を開始する。これにより、配信制御部32は、配信開始ボタン202が押下されているため、ステップSA4の判断結果を「Yes」として、ステップSA5へ進む。ステップSA5では、配信制御部32は、装置各部を制御して配信処理を行う。
【0134】
この配信処理において、図2に示したビデオカメラ10およびマイクロフォン20からは、緊急演説に関する動画データD1 および音声データD2 が出力される。そして、これらの動画データD1 および音声データD2 がエンコード部31にキャプチャリングされると、エンコード部31は、ストリーム帯域等のパラメータに基づいて、動画データD1 および音声データD2 を符号化・圧縮することで、ストリーミングパケットSP0 を生成する。
【0135】
このストリーミングパケットSP0 は、ネットワーク制御部33およびネットワークNを介して、図1に示したストリームサーバ401 〜40n へそれぞれ分配される。これにより、ストリームサーバ401 〜40n は、ストリーミングパケットSP0 をストリーミングパケットSP1 〜SPn として、配信先の受信装置901 〜90m へそれぞれ配信する。ここで、受信装置901 〜90m において、受信可能な状態にあるすべての受信装置では、ユーザの意志に関わりなく、緊急演説に関するコンテンツ情報がリアルタイムで再生される。
【0136】
なお、配信者により配信中止ボタン203が押下されると、配信制御部32は、ステップSA4の判断結果を「Yes」として、ステップSA6へ進む。ステップSA6では、配信制御部32は、装置各部を制御して配信中止処理を行う。
【0137】
以上説明したように、実施の形態4によれば、複数の受信装置901 〜90m に対して、コンテンツ情報(ストリーミングパケットSP1 〜SPn )を受信することが可能な状態であるか否かを問い合わせる配信通知を行い、この配信通知に対応する応答通知の集計結果に基づいて、コンテンツ情報の配信を開始または中止するようにしたので、受信者の意志に関わりなく、緊急のコンテンツ情報を受信可能状態にある受信装置へ配信するという緊急配信を効果的に行うことができる。
【0138】
以上本発明の実施の形態1〜4について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこれら実施の形態1〜4に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。たとえば、前述した実施の形態1〜4においては、前述した機能を実現するための情報配信プログラムを図16に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体400に記録して、この記録媒体400に記録された情報配信プログラムを同図に示したコンピュータ300に読み込ませ、実行するようにしてもよい。
【0139】
図16に示したコンピュータ300は、上記情報配信プログラムを実行するCPU301と、キーボード、マウス等の入力装置302と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)303と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)304と、記録媒体400から情報配信プログラムを読み取る読取装置305と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置306と、装置各部を接続するバスBUとから構成されている。
【0140】
CPU301は、読取装置305を経由して記録媒体400に記録されている情報配信プログラムを読み込んだ後、情報配信プログラムを実行することにより、前述したコンテンツ情報の配信を行う。なお、記録媒体400には、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク等の可搬型の記録媒体が含まれることはもとより、ネットワークのようにデータを一時的に記録保持するような伝送媒体も含まれる。
【0141】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、6、7にかかる発明によれば、待機時間と待機時間設定値とを比較し、配信を受ける受信装置の数と配信開始しきい値以上とを比較し、これら2つの比較結果に基づいて、ライブ放送の配信中止の可否を判断するようにしたので、経過時間を過ぎてもなお、配信を受ける受信装置の数が配信開始しきい値に満たない場合に、自動的にライブ放送の配信を中止することができるという効果を奏する。
【0142】
また、請求項2にかかる発明によれば、報知手段により回答の集計結果が報知される。したがって、配信者は、報知された集計結果に基づいて、配信を行うかまたは中止するかを判断することが可能となるという効果を奏する。
【0143】
また、請求項3にかかる発明によれば、第3の比較手段を設けて、配信を受ける受信装置の数と配信決定しきい値以上とを比較し、この比較結果に基づいて、ライブ放送の配信開始の可否を判断するようにしたので、配信者の判断を待たずに、自動的にライブ放送の配信を行うことができるという効果を奏する。
【0144】
また、請求項4にかかる発明によれば、第4の比較手段を設けて、配信を受けない受信装置の数と配信中止しきい値以上とを比較し、この比較結果に基づいて、ライブ放送の配信中止の可否を判断するようにしたので、配信者の判断を待たずに、自動的にライブ放送の配信を中止することができるという効果を奏する。
【0145】
また、請求項5、8、9にかかる発明によれば、複数の受信装置に対して緊急情報を受信することが可能であるか否かの問い合わせを行い、問い合わせに対応する回答の集計結果に基づいて、緊急情報の配信を開始または中止するようにしたので、受信者の意志に関わりなく、緊急の情報を受信可能な受信装置へ配信するという緊急配信を効果的に行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる実施の形態1の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した配信装置30の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示した受信装置601 の構成を示すブロック図である。
【図4】同実施の形態1の動作を説明するフローチャートである。
【図5】実施の形態1〜4における受信装置側選択画面100および配信装置側選択画面200を示す図である。
【図6】本発明にかかる実施の形態2の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示した配信装置70の構成を示すブロック図である。
【図8】同実施の形態2の動作例1を説明するフローチャートである。
【図9】同実施の形態2の動作例2を説明するフローチャートである。
【図10】本発明にかかる実施の形態3の構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示した配信装置80の構成を示すブロック図である。
【図12】同実施の形態3の動作を説明するフローチャートである。
【図13】本発明にかかる実施の形態4の構成を示すブロック図である。
【図14】図13に示した受信装置901 の構成を示すブロック図である。
【図15】同実施の形態4の動作を説明するフローチャートである。
【図16】本発明にかかる実施の形態1〜4の変形例を示すブロック図である。
【符号の説明】
30 配信装置
32 配信制御部
35 入力部
36 表示部
37 集計制御部
601 〜60m 受信装置
70 配信装置
71 集計制御部
80 配信装置
81 集計制御部
82 タイマ
901 〜90m 受信装置
300 コンピュータ
400 記録媒体

Claims (9)

  1. ライブ放送を複数の受信装置へ配信する情報配信装置において、
    ライブ放送の配信を開始する前に、前記複数の受信装置に対して前記ライブ放送の配信を受けるか否かを問い合わせる問い合わせ手段と、
    前記複数の受信装置に対して前記問い合わせが行われてからの待機時間を計時する計時手段と、
    前記問い合わせに対応する前記複数の受信装置からの回答を集計する集計手段と、
    前記待機時間とあらかじめ設定された待機時間設定値とを比較する第1の比較手段と、
    前記集計結果に基づいて、前記配信を受ける受信装置の数とあらかじめ設定された配信開始しきい値とを比較する第2の比較手段と、
    前記第1の比較手段および前記第2の比較手段のそれぞれの比較結果に基づいて、前記待機時間が前記待機時間設定値以上であって、かつ前記配信を受ける受信装置の数が前記配信開始しきい値に満たない場合、前記配信を中止する配信制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報配信装置。
  2. 配信者に前記集計結果を報知する報知手段をさらに備えること特徴とする請求項1に記載の情報配信装置。
  3. 前記集計結果に基づいて、前記配信を受ける受信装置の数とあらかじめ設定された配信決定しきい値とを比較する第3の比較手段を備え、前記配信制御手段は、前記第3の比較手段の比較結果に基づいて、前記配信を受ける受信装置の数が前記配信決定しきい値以上になった時点で、前記配信を行うこととすることを特徴とする請求項1または2に記載の情報配信装置。
  4. 前記集計結果に基づいて、前記配信を受けない受信装置の数とあらかじめ設定された配信中止しきい値とを比較する第4の比較手段を備え、前記配信制御手段は、前記第4の比較手段の比較結果に基づいて、前記配信を受けない受信装置の数が前記配信中止しきい値以上になった時点で、前記配信を中止することを特徴とする請求項1または2に記載の情報配信装置。
  5. リアルタイム再生が可能な情報を複数の受信装置へ配信する情報配信装置において、
    緊急情報の配信を開始する前に、前記複数の受信装置に対して前記緊急情報を受信することが可能であるか否かを問い合わせる問い合わせ手段と、
    前記問い合わせに対応する前記複数の受信装置からの回答を集計する集計手段と、
    前記集計手段の集計結果に基づいて、緊急情報の配信を開始または中止する配信制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報配信装置。
  6. ライブ放送を複数の受信装置へ配信する情報配信方法において、
    ライブ放送の配信を開始する前に、前記複数の受信装置に対して前記ライブ放送の配信を受けるか否かを問い合わせる問い合わせ工程と、
    前記複数の受信装置に対して前記問い合わせが行われてからの待機時間を計時する計時工程と、
    前記問い合わせに対応する前記複数の受信装置からの回答を集計する集計工程と、
    前記待機時間とあらかじめ設定された待機時間設定値とを比較する第1の比較工程と、
    前記集計結果に基づいて、前記配信を受ける受信装置の数とあらかじめ設定された配信開始しきい値とを比較する第2の比較工程と、
    前記第1の比較工程および前記第2の比較工程のそれぞれの比較結果に基づいて、前記待機時間が前記待機時間設定値以上であって、かつ前記配信を受ける受信装置の数が前記配信開始しきい値に満たない場合、前記配信を中止する配信制御工程と、
    を含むことを特徴とする情報配信方法。
  7. ライブ放送を複数の受信装置へ配信する情報配信装置に適用される情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    ライブ放送の配信を開始する前に、前記複数の受信装置に対して前記ライブ放送の配信を受けるか否かを問い合わせる問い合わせ工程と、
    前記複数の受信装置に対して前記問い合わせが行われてからの待機時間を計時する計時工程と、
    前記問い合わせに対応する前記複数の受信装置からの回答を集計する集計工程と、
    前記待機時間とあらかじめ設定された待機時間設定値とを比較する第1の比較工程と、
    前記集計結果に基づいて、前記配信を受ける受信装置の数とあらかじめ設定された配信開始しきい値とを比較する第2の比較工程と、
    前記第1の比較工程および前記第2の比較工程のそれぞれの比較結果に基づいて、前記待機時間が前記待機時間設定値以上であって、かつ前記配信を受ける受信装置の数が前記配信開始しきい値に満たない場合、前記配信を中止する配信制御工程と、
    をコンピュータに実行させるための情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. リアルタイム再生が可能な情報を複数の受信装置へ配信する情報配信方法において、
    緊急情報の配信を開始する前に、前記複数の受信装置に対して前記緊急情報を受信することが可能であるか否かを問い合わせる問い合わせ工程と、
    前記問い合わせに対応する前記複数の受信装置からの回答を集計する集計工程と、
    前記集計工程の集計結果に基づいて、緊急情報の配信を開始または中止する配信制御工程と、
    を含むことを特徴とする情報配信方法。
  9. リアルタイム再生が可能な情報を複数の受信装置へ配信する情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    緊急情報の配信を開始する前に、前記複数の受信装置に対して前記緊急情報を受信することが可能であるか否かを問い合わせる問い合わせ工程と、
    前記問い合わせに対応する前記複数の受信装置からの回答を集計する集計工程と、
    前記集計工程の集計結果に基づいて、緊急情報の配信を開始または中止する配信制御工程と、
    をコンピュータに実行させるための情報配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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