JP3890886B2 - 物流倉庫における積荷出庫指示システム、および積荷出庫指示方法 - Google Patents

物流倉庫における積荷出庫指示システム、および積荷出庫指示方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物流倉庫などで出庫要求に従って作業を行う倉庫業務における積荷出庫指示システム、および積荷出庫指示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
工場における材料部品や製品などの在庫管理のための自動倉庫システムは種々知られている。
【0003】
従来の自動倉庫システムは、クレーン、搬送機、昇降機などの設備機器を含み、これらを自動または半自動で制御するようにしたものが多く、したがって、必然的に高価なものとなっている。また、この種のシステムは、工場内の設備組替えなどには柔軟に対応できないことも多い。
【0004】
このような理由から、近年では人手によるピッキング作業が主流になってきており、人が荷物を昇降機まで搬送し、その荷を荷捌き階で搬出する、といった出庫作業が多くの工場や倉庫で実施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、複数の搬送経路(昇降機)で出庫作業を実施する場合、1つの昇降機に対してピッキングパレットが集中的に搬送されてくることがあり、その昇降機前でパレットの昇降機搬送待ちが発生し、作業者の作業効率低下を招いている。
【0006】
本発明は、このような問題を解決すべく提案されたものであり、その目的は、出庫待ちを極力少なくするために複数の昇降機を効率的に利用させるようにした積荷出庫指示システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の積荷出庫指示システムは、複数の昇降機を利用して出庫作業を行う物流倉庫において稼動し、データ入力装置と、作業指示データ作成装置と、データ出力装置とを備えたシステムであって、次のような特徴を備えている。
【0008】
作業指示データ作成装置は、(1)データ入力装置より入力した、積荷の出荷先を品番に対応させて格納した出庫要求データと、積荷が配置されている倉庫階を品番に対応させて格納したモノ配置データとを用いて、倉庫階ごとの出庫パレット数を算出し、(2)倉庫階ごとの出庫パレット数データを、データ入力装置より入力した昇降機能力データに含まれる各昇降機の平均占有時間の逆数比にもとづいて振り分けることによって、倉庫階ごとの昇降機に対する出庫パレット数許容範囲を算出し、(3)出庫パレット数許容範囲の割付数幅値の中から数値を種々組み合わせて、組み合わせパターンデータを作成して、組み合わせパターンごとに、各昇降機の占有時間合計を算出し、(4)この組み合わせごとに算出された各昇降機の占有時間合計を用いて、後述する指標値計算方法により、上記組み合わせパターンごとの評価指標値を算出し、(5)組み合わせパターンの中から、評価指標値を比較して各昇降機の占有時間合計が平準化されている採用パターンを選出し、その採用パターンデータに基づいて出庫指示をデータ出力装置に出力する。
【0009】
評価指標値は、たとえば、昇降機ごとに予定される占有時間合計の最大値と最小値の差であるバラツキ値に、全占有時間合計の平均値を乗じて求められる。そして、全組み合わせパターンの評価指標値を比較して、最小の評価指標値の組み合わせパターンを平準化パターンとして採用することができる。
【0010】
本発明システムによれば、各昇降機の占有時間合計が平準化されるパターンを採用して、そのパターンに従って出庫指示を出力するため、効率のよい出庫作業が実現できる。
【0011】
請求項2では、特定のパレットについて経路予約がある場合には、これを考慮して出庫指示を行う。倉庫階ごとに出庫パレット数を算出する際に、経路予約されたパレットを優先的に指定した昇降機に割り付け、経路予約以外の出庫要求についてのみ組み合わせパターンを作成して、組み合わせパターンデータを生成すれば、経路予約を考慮した出庫指示を出力することができる。
【0012】
予定された経路予約を考慮して出庫指示を出力できるので、より精度の高い出庫計画を立てることができる。
【0013】
請求項3では、予め昇降機の使用優先順位指定がある場合に、使用優先順位を紙して出庫指示を出力することを特徴とする。使用優先順位から各昇降機の採用比率を求め、算出された占有時間合計にこの比率を考慮して評価指標値を計算するようにすれば、使用優先順位の指定を考慮して出庫指示を出力することができる。
【0014】
請求項4では、倉庫階の出庫要求数が他の倉庫階に比較して所定の数値以上多い場合には、出庫要求数が突出した倉庫階に特定の昇降機を割り付けるように出庫指示を行うことを特徴とする。すなわち、ある倉庫階の出庫要求数が他の階に比べて突出して多い場合には、組み合わせパターンデータを作成することなく、採用パターンデータを生成すればよい。他の倉庫階については、組み合わせパターンデータを作成して、採用パターンデータを生成すればよい。
【0015】
特に倉庫階が3フロア以上ある場合において突出した出庫要求をした階があった場合などには、その階に1つの昇降機を占有させて効率よく作業させることができるとともに、その階については計算処理を実行する必要がないため、処理の高速化も図れる。
【0016】
請求項5では、請求項1〜4に記載のシステムにおいて、データ出力装置が表示画面で出庫指示の表示を行うようにした画面入出力装置を備えていることを特徴とする。なお、データ出力装置が、画面入出力装置だけで構成されていてもよい。
【0017】
請求項6では、画面入出力装置は、台車、フォークリフト等の搬送装置に設置されることを特徴とする。
【0018】
画面入出力装置を使用することにより、作業者に柔軟な出庫指示を行うことが可能となり、装置を見やすい場所に設置することでさらに作業効率を向上させることができる。無線通信を利用すれば、台車やフォークリフトなどの搬送装置に設置することが可能となり、最適な作業空間を提供することができる。
【0019】
請求項7では、作業指示データ作成装置は、作業状態検知装置を接続しており、作業状態検知装置によって検知されたパレットの移送状況により、各倉庫階に残った未出庫パレットの情報を含む作業進捗情報を算出するようにしている。
【0020】
請求項8では、作業状態検知装置は、パレットに貼付した識別コードを入力してパレットの移送状況を検知することを特徴とする。また、請求項9では、作業状態検知装置が、センサやリミットスイッチで構成されている。
【0021】
センサ、リミットスイッチ、バーコード読取機等を利用して作業状態を認識し、作業進捗管理の自動化を実現している。これにより、出庫作業の省力化が図られる。
【0022】
請求項10では、積荷出庫指示システムは、昇降機状態検知装置と、作業状態出力装置とをさらに備え、作業進捗情報と、昇降機状態検知装置より入力した各昇降機の稼動情報とを、作業状態出力装置によって報知することを特徴とする。また、請求項11では、作業進捗情報と、昇降機状態検知装置より入力した各昇降機の稼動情報とを、音声出力装置によって報知する。
【0023】
積荷出庫指示システムは昇降機の稼動情報を検知できるようにしており、この稼動情報と作業進捗情報とを含む作業ガイドを作業状態出力装置やスピーカにより作業者に報知するようにしたものである。これにより、作業者は昇降機の稼動中、停止中、停止階、非常停止中などの状態を把握することができ、出庫作業がさらに効率的に実施できる。
【0024】
請求項12では、作業進捗情報に含まれる未出庫パレット情報に基づいて、採用パターンデータを再算出するようにしている。
【0025】
作業進捗の実績に基づいて、定期または不定期に再計算して採用パターンデータを求めて出庫指示を出力するため、トラブル等の突発状況にダイナミックに対応して、適切な出庫指示に変更することができる。
【0026】
請求項13では、作業指示データ作成装置は、昇降機制御装置に有線または無線で接続されており、作業進捗情報に基づいて、各昇降機の停止階を判定し、昇降機制御装置に停止指令を出力することを特徴とする。
【0027】
特に、請求項14では、各倉庫階での昇降機ごとの待ちパレット数を比較し、請求項15では、各倉庫階での昇降機ごとの待ち時間を比較し、請求項16では、各倉庫階での昇降機ごとの処理パレット数、未処理パレット数を比較して昇降機の停止階を決定する機能を有している。
【0028】
昇降機状態を検知するだけでなく、昇降機に対して停止階を指定する制御指令を出力するようにしている。各倉庫階での未出庫パレット数などを基準に停止階を決定しているので、全倉庫階についてまんべんなく出庫作業を進めることができ、昇降機前の待ちパレットの滞留を解消することもできる。
【0029】
請求項17に記載の積荷出庫指示方法は、複数の昇降機を利用して出庫作業を行う物流倉庫において実施され、次のような特徴を備えている。
【0030】
本発明方法において、作業指示データ作成装置は、(1)データ入力装置より入力した、積荷の出荷先を品番に対応させて格納した出庫要求データと、積荷が配置されている倉庫階を品番に対応させて格納したモノ配置データとを用いて、倉庫階ごとの出庫パレット数を算出し、(2)倉庫階ごとの出庫パレット数データを、データ入力装置より入力した昇降機能力データに含まれる各昇降機の平均占有時間の逆数比にもとづいて振り分けることによって、倉庫階ごとの昇降機に対する出庫パレット数許容範囲を算出し、(3)出庫パレット数許容範囲の割付数幅値の中から数値を種々組み合わせて、組み合わせパターンデータを作成して、組み合わせパターンごとに、各昇降機の占有時間合計を算出し、(4)この組み合わせごとに算出された各昇降機の占有時間合計を用いて、前述した指標値計算方法により、上記組み合わせパターンごとの評価指標値を算出し、(5)組み合わせパターンの中から、評価指標値を比較して各昇降機の占有時間合計が平準化されている採用パターンを選出し、その採用パターンデータに基づいて出庫指示をデータ出力装置に出力する。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を添付図面とともに説明する。
【0032】
図2には、(a)倉庫階の概略平面図、(b)複数の昇降機を使用した物流倉庫における作業概念図を示している。
【0033】
この物流倉庫では、2、3階を倉庫、1階を荷捌き場に割り当てており、倉庫から出庫した積荷はパレットPに移され、パレットPを、図2(a)のように配置された3つの昇降機E(#1〜3)のいずれかで、1階に搬送する。
【0034】
本発明システムによれば、出庫要求データに基づき算出された出庫指示が各倉庫に対して出力され、その結果、図2(b)に示すように昇降機間の稼動時間が均等になり、全体の作業時間が短縮され、作業効率は向上する。
【0035】
なお、本発明システムを適用する物流倉庫は上記のものに限定されるものではなく、倉庫数、昇降機数に関係なく適用されるものである。
【0036】
図1は、積荷出庫指示システムの要部構成を示すブロック図である。
【0037】
このシステムSは、少なくとも、出庫要求データやその他データを入力するデータ入力装置1と、各種データを記憶保存し、これらを各種処理によってデータ作成する作業指示データ作成装置2と、作成された指示データを出力する指示画面を有したデータ出力装置3とを含んで構成される。作業指示データ作成装置2は、各種データ21a〜21fを保存した記憶部21と、各種データ生成を行う演算部22とを備えている。
【0038】
図3は、1つの出庫要求に対して出庫指示が出力されるまでの概略の基本動作を示すフローチャートである。図1に示す各種データ21a〜21fとともに概略動作を説明する。
【0039】
フローチャートで示すように、データ入力装置1から必要なデータを入力して記憶部21に保存し(101)、出庫要求データ21aとモノ配置データ21cから倉庫階ごとの出庫パレット数データ21dを算出し(102)、昇降機能力データ21bを考慮して、倉庫階ごとの昇降機に対する出庫パレット数の許容範囲である割付数幅値を算出し(103)、割付数幅値に含まれる数値を種々組み合わせて組み合わせパターンデータ21eを作成し(104)、組み合わせパターンごとの評価指標値を算出し(105)、複数の組み合わせパターンの中から、各昇降機の利用時間が平準化されるパターンを選出し、採用データパターンデータ21fを作成し(106)、これを基にして出庫指示をデータ出力装置3に出力する(107)。
【0040】
以下に、上記の各ステップ(101〜107)に対応した詳細処理を、図4〜図10を参照しながら説明する。
【0041】
図4は、倉庫ごとの出庫パレット数データ21d生成の処理動作を示すデータフローである。この処理では、出庫要求された荷物の出荷先情報と、その荷物が保管されている倉庫階情報により、各倉庫階の出庫パレット数を求める。
【0042】
すなわち、品番ごと区分された出庫要求データ21a、モノ配置データ21cを照合させ、倉庫階、出荷先の順に整列させて、中間データを作成し、数量や才数を考慮しながら、倉庫階ごとに、同じ出荷先の荷物を同一のパレットに順次割り付け、出庫パレット数をカウントし、倉庫ごとの出庫パレット数データ21dを作成する。ここで、才数とは荷物の体積を表わす単位を示す。
【0043】
また、経路予約がある場合には、予め経路予約がある荷物(パレット)を指定する昇降機に割り付け、これらの荷物を除外して、上記の計算手順に基づき出庫パレット数を算出する。
【0044】
図5は、組み合わせパターンデータ21e生成の処理動作を示すフローチャートである。
【0045】
この処理は、経路予約に基づいて割付予約欄を生成する処理、組み合わせパターン欄を生成する処理に分けられ、それぞれについて、昇降機ごとのパレット割付数と占有時間合計を算出して、これらを各欄に格納する。組み合わせパターンデータ21eを図6に示す。
【0046】
組み合わせパターン欄に示す組み合わせは、各昇降機に割り付けるパレット数の許容範囲である幅値(上下限値)に含まれるすべての数値を、3つの昇降機について適宜組み合わせて求められる。この幅値を求めるためのデータフローを図7に示す。
【0047】
ここで、昇降機能力データ21bは、倉庫階、昇降機ごとの占有時間と利用許可状態を含んで記憶したデータであり、占有時間は、昇降機が1階から倉庫階に移動してから、パレットを積み込み、再び1階に移動し、パレットを運び出すまでの合計時間のように、ある昇降機がある階の1回の出庫作業に占有される平均時間合計を表わす。
【0048】
この占有時間データと生成した出庫パレット数データ21dに基づいて、割付数幅値を算出する。
【0049】
すなわち、まず▲1▼各占有時間の逆数値を求め、各階ごとに昇降機能力比を算出する。たとえば2Fの場合、逆数比は、1/123:1/119:1/102=813:840:980 となる。次に▲2▼各階の出庫パレット要求数を、上記逆数比の比率で振り分ける。たとえば2Fの場合、昇降機ごとに振り分けられたパレット数は、3.1、3.2、3、7となる。▲3▼そのパレット数値から整数の幅値を求める。たとえば2Fの場合、幅値は、3〜4、3〜4、3〜4となる。
【0050】
このようにして求めた幅値を上下限値として、全昇降機の合計が出庫パレット要求数に合うように組み合わせを作成し、組み合わせパターンデータ21eの組み合わせパターン欄に格納する。そして、占有時間合計を計算して、組み合わせパターンデータ21eを生成する。
【0051】
このように生成した組み合わせパターンデータ21eから、図9のフローチャートで示す処理に基づいて、各昇降機の占有時間合計が平準化される採用パターンデータ21f(図8)を抽出する。
【0052】
ここでは、昇降機ごとの占有時間合計の最大値と最小値の差であるバラツキ値に全占有時間合計の平均値を乗じた値である評価指標値を比較することによって、平準化パターンを決定する。
【0053】
まず、全組み合わせについて、昇降機ごとの占有時間合計を算出し、占有時間合計値のバラツキ値を算出する(以上、図9の301〜304)。ここで、昇降機ごとの占有時間合計は、各倉庫階の占有時間合計を合算したものに、割付予約の占有時間合計が加算して計算される。すなわち、たとえば昇降機1の場合、
Figure 0003890886
となる。
【0054】
次に、全組み合わせについて、評価指標値を計算する(図9の305、306)。ここで、評価指標値は、バラツキ値に占有時間合計の平均値を乗じて求められる。
【0055】
そして、すべての組み合わせパターンの中から評価指標値の最も小さいパターンを選択して、採用パターンデータ21fを生成する(図9の307、308)。
【0056】
上記の最適なパターン選出の結果2つ以上のパターンが抽出された場合、さらに図10に示す処理を実行して1つのパターンを選出する。
【0057】
すなわち、評価指標値が同値であるパターンが2つ以上存在する場合は、平均値、バラツキ値の順に比較して、1つのパターンを採用する。この比較によってもなお、決定できない場合には、若い番号のパターンを選択する(以上、401〜406)。
【0058】
2つ以上のパターンから1つを選択する方法は上記の方法に限定されず、1つのパターンが少なくとも決定できればよい。
【0059】
このようにして、各昇降機の占有合計時間の合計値が平準化されるパターンが決定され、この計画値に基づいて出庫作業を実施することによって、昇降機前での待ち時間を極力少なくすることを可能にしている。
【0060】
各昇降機の占有時間合計を最も平準化したパターンを選出するための基準となる評価指標値は、バラツキ値×平均値により求めるものに限定されず、バラツキ値×合計値によって求めてもよい。また、平均値を採用する場合であっても、昇降機の数がたとえば10以上になるようなときには、最大値と最小値を除いて平均値を求めるようにしてもよい。
【0061】
また、昇降機の使用優先順位指定がある場合には、各昇降機の占有時間合計に採用比率を乗じた値を占有時間合計として、評価指標値を算出する。
【0062】
採用比率は、全昇降機の比率の合計が1になるような配分率で表わされる。たとえば、昇降機E(#1、2、3)の採用比が3:2:5であれば、採用比率は、それぞれ0.3、0.2、0.5となる。したがって、評価指標値算出のための占有時間合計は、昇降機1の場合、
Figure 0003890886
によって算出し、この値からバラツキ値と平均値を求め、評価指標値を算出する。
【0063】
この結果、作業上の理由等により特定の昇降機を優先して指定したい場合に、その意向を考慮して出庫計画を立てることができる。
【0064】
ここでは、採用比率の合計が1になるようにしているが、これには限定されない。相対的に比較できるような評価指標値が計算できればよい。すなわち、上記の採用比(たとえば、3:2:5)をそのまま採用比率として、評価指標値を算出してもよい。
【0065】
また、この出庫指示システムSでは、ある倉庫階の出庫要求数が他の階に比べて突出して多いときに、他の階の出庫要求数との差が所定の値を超えた場合には、その出庫要求数の多い階については、上記の組み合わせパターンデータ21eを作成することなく、採用パターンデータ21fを生成することもできる。
【0066】
具体的には、たとえば、倉庫階2Fの出庫要求パレット数が1500、3Fが300である場合のように、出庫要求差が1000以上の場合には、2Fの要求パレットすべてを昇降機E(#1)に割り付け、3Fは他の昇降機E(#2、3)に割り付けるようにしてデータを作成する。
【0067】
このように、特定の倉庫階については1つの昇降機を占有させて効率よく作業することができ、また計算処理の高速化も図れる。
【0068】
以上のように算出した採用パターンデータ21f(図8)は、作業開始前に作業者に指示されるものであるが、さらに、出庫作業が進むにつれて当初の予定から作業進捗が予定よりずれてきた場合に、そのずれを補正するために再算出をする。この場合、そのときの未出庫の残パレット情報に基づいて採用パターンデータ21fの再算出がなされる。なお、再算出は、定期的に実施してもよいし、管理者が計算指示を与えてもよい。
【0069】
図11は、画面入出力装置の画面出力例を示す図である。
【0070】
画面入出力装置は、データ出力装置3を構成する装置で、上記の方法によって求められた出庫指示を画面上に出力して、作業者に作業指示を与える。図11に示すように、パレットごとに出庫状況と予定を示した出庫パレットリストが画面上に表示され、作業者の操作によって、状態が更新され、あるいは詳細が表示される。
【0071】
この画面入出力装置3は、倉庫階の適所に設置される。たとえば、図12(a)の倉庫階平面図に示すように、各昇降機E(#1〜3)に隣接するように設置してもよいし、図12(b)に示すように、台車やフォークリフトに取り付けもよい。
【0072】
このように、画面入出力装置で出庫指示データを出力するようにしているので、作業者への柔軟な出庫指示が可能となり、装置を適切な場所に設置することによりさらに作業効率を向上させることができる。特に、無線通信を利用して、台車やフォークリフトなどの搬送装置に設置すれば、最適な作業空間を提供することができる。
【0073】
図13は、積荷出庫指示システムの要部構成の別例を示すブロック図である。
【0074】
このシステムSには、データ入力装置1、作業指示データ作成装置2、データ出力装置3の他に、作業進捗情報や昇降機の稼動情報を作業者に報知するための作業状態出力装置4、パレットPの状態を検知するための作業状態検知装置5、昇降機が動作状態を検知するための昇降機状態検知装置6、昇降機Eに制御信号を出力する昇降機制御装置7が、さらに接続されている。
【0075】
作業状態検知装置5に、たとえば、図14(a)のようなパレットに取り付けたバーコードBを読み取ってパレット番号を識別するためのバーコード読取装置や、図14(b)に示すような昇降機前のパレット置き場に埋設されたセンサ5aなどが含まれる。
【0076】
これらの装置5によって出庫予定または出庫済みのパレット数をカウントすることができるため、作業の進捗管理を容易に実施することができる。
【0077】
図15には、作業進捗情報や進捗によって変更すべき作業指示を作業者に報知するための作業状態出力装置4の一例を示している。
【0078】
図15(a)は、昇降機付近に設置した電子掲示板4aの表示例を示す図である。この画面には、後述する各昇降機の稼動情報とともに各倉庫階の各昇降機に予定している未出庫のパレット数などを表示する。たとえば、昇降機E(#3)が停止中である場合には、管理者は電子掲示板4aの表示を見て他の昇降機を使用するように指示し、あるいは作業者自身がこの表示を見て自発的に他の昇降機を利用する。
【0079】
作業者への指示は、図15(b)に示すように、倉庫階の適所に設置されたスピーカ4b等で音声により報知される。
【0080】
このように各種の作業状態出力装置4a、4bにより、作業状態を確実に作業者に伝え、かつトラブルなどの突発的な状況にも作業者が迅速に対応できるようにしている。
【0081】
電子掲示板4aに表示する昇降機の稼動情報は、昇降機状態検知装置6によって、稼動中、停止中、停止階、非常停止中などが検出される。そして、積荷出庫指示システムSは、▲1▼各昇降機Eの稼動情報と、▲2▼出庫指示(採用パターンデータ21f)と、▲3▼作業進捗情報に基づいて、昇降機制御装置7に対して各昇降機E(#1〜3)の制御指令を出力する。
【0082】
図16のフローチャートは、1台の昇降機に対して制御指令を出力するための基本動作を示している。ここでは、所定の時刻になったときに昇降機Eを適切な階に移動させて、荷物を積み込めるようにしている。
【0083】
昇降機Eは制御タイミングになるまで初期位置である荷捌き場(1F)に待機しており、制御タイミングになれば、作業状態を認識して、出庫すべきパレットがある場合には停止階を判定し昇降機を稼動させ、そのタイミングで出庫するべきパレットの搬出が完了するまで繰り返す(以上、501〜507)。
【0084】
ここで、作業状態を認識する方法には、センサ5aによって検知される待ちパレットの有無や、進捗管理によって算出された未処理パレットの有無などによって判断される場合を含む。
【0085】
停止階の判定は、(1)各倉庫階の待ちパレット数の比較して、待ちパレット数が多い階を停止階とする方法、(2)各倉庫階の待ち時間を比較して、待ち時間の長い階を停止階とする方法、(3)その昇降機で処理したパレット数、処理を予定している未処理のパレット数を比較して、たとえば、▲1▼処理数の少ない階、▲2▼未処理数の多い階、または▲3▼処理数比率(処理数÷全体数)の小さい階を停止階とする方法、を、優先順位をつけて判断するなど、適宜組み合わせることによって実現する。
【0086】
このように、昇降機状態を検知するだけでなく、昇降機に対して停止階を指定する制御指令を出力するようにしているので、総合的な自動倉庫システムを実現することができるとともに、各倉庫階での未出庫パレット数などを基準に停止階を決定しているので、全倉庫階についてまんべんなく出庫作業を進めることができ、昇降機前の待ちパレットの滞留を解消することもできる。
【0087】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、請求項1〜17に記載の本発明では、昇降機ごとの占有時間合計の最大値と最小値の差であるバラツキ値に、全占有時間合計の平均値を乗じた値である評価指標値を、算出された組み合わせパターンについて比較して、最小の評価指標値となるような平準化パターンを採用し、これに基づいて出庫指示を出力しているので、効率のよい出庫作業が実現できる。
【0088】
請求項2では、倉庫階ごとに出庫パレット数を算出する際に、経路予約されたパレットを優先的に指定した昇降機に割り付け、経路予約以外の出庫要求についてのみパターンを作成しているため、より精度の高い出庫計画を立てることができる。
【0089】
請求項3では、昇降機の使用優先順位指定を考慮して出庫指示しているので、作業上の理由等によりパレットごとに特定の昇降機を指定したい旨の意向を考慮して出庫計画を立てることができる。
【0090】
請求項4では、ある倉庫階の出庫要求数が他の階に比べて突出して多い場合には、組み合わせパターンデータによらず、採用パターンデータを生成するようにしているため、倉庫階が3フロア以上ある場合において突出した出庫要求をした階があった場合などには、その階に1つの昇降機を占有させて効率よく作業させることができるとともに、その階については計算処理を実行しないため、処理の高速化も図れる。
【0091】
請求項5または6では、画面入出力装置で出庫指示を出力するようにしているので、作業者への柔軟な出庫指示が可能となり、装置を適切な場所に設置することによりさらに作業効率を向上させることができる。特に、請求項6では、台車やフォークリフトなどの搬送装置に設置しているため、最適な作業空間を提供することができる。
【0092】
請求項7〜9では、センサ、リミットスイッチ、バーコード読取機等を利用して作業状態を認識し、作業進捗管理の自動化を実現しているため、出庫作業の省力化が図られる。
【0093】
請求項10または11では、積荷出庫指示システムが昇降機の稼動情報を検知できるようにしており、この稼動情報と作業進捗とを含む作業ガイドを作業状態出力装置やスピーカにより作業者に報知できるようにしているため、作業者は昇降機の稼動中、停止中、停止階、非常停止中などの状態を把握することができ、出庫作業がさらに効率的に実施できる。
【0094】
請求項12では、作業進捗の実績に基づいて、定期または不定期に採用パターンを再算出して出庫指示を出力しているため、トラブル等の突発状況にダイナミックに対応して、適切に指示変更を作業者に通知することができる。
【0095】
請求項13〜16では、昇降機状態を検知するだけでなく、昇降機に対して停止階を指定する制御指令を出力するようにしているので、総合的な自動倉庫システムを実現することができる。特に請求項14〜16では、各倉庫階での未出庫パレット数などを基準に停止階を決定できるので、全倉庫階についてまんべんなく出庫作業を進めることができ、昇降機前の待ちパレットの滞留を解消することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積荷出庫指示システムの要部構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は倉庫階の概略平面図、(b)は複数の昇降機を使用した物流倉庫における作業状況を示す概念図である。
【図3】出庫指示が出力されるまでの概略の基本動作を示すフローチャートである。
【図4】倉庫ごとの出庫パレット数データ生成処理を示すデータフローチャートである。
【図5】組み合わせパターンデータ生成の処理動作を示すフローチャートである。
【図6】組み合わせパターンデータの内部構造を示す図である。
【図7】各昇降機に割り付けるパレット数の幅値の算出処理を示すデータフローチャートである。
【図8】採用パターンデータ生成処理を示すデータフローチャートである。
【図9】採用パターンデータ生成の基本動作を示すフローチャートである。
【図10】複数のパターンから1つのパターンを選択する処理を示すフローチャートである。
【図11】画面入出力装置の画面出力例を示す図である。
【図12】画面入出力装置の配置例を示す図であり、(a)は倉庫階の適所に配置した場合の倉庫階平面図、(b)は台車やフォークリフトに設置した場合の側面図である。
【図13】本発明の積荷出庫指示システムの要部構成の他例を示すブロック図である。
【図14】(a)はパレットに取り付けたバーコード読取を説明する図であり、(b)はセンサが埋設された昇降機前のパレット置き場の平面図である。
【図15】(a)は昇降機付近に設置した電子掲示板の表示例を示す図であり、(b)は作業者への変更指示等を報知するためのスピーカの設置例を示す図である。
【図16】昇降機制御指令出力の基本動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
S 積荷出庫指示システム
1 データ入力装置
2 作業指示データ作成装置
21a 出庫要求データ
21b 昇降機能力データ
21c モノ配置データ
21d 倉庫ごとの出庫パレット数データ
21e 組み合わせパターンデータ
21f 採用パターンデータ
3 データ出力装置
4 作業状態出力装置
4a 電子掲示板
4b 音声出力装置(スピーカ)
5 作業状態検知装置
5a センサ、リミットスイッチ
6 昇降機状態検知装置
7 昇降機制御装置
E 昇降機

Claims (17)

  1. データ入力装置と、作業指示データ作成装置と、データ出力装置とを備え、複数の昇降機を利用して積荷出庫を行う物流倉庫における積荷出庫指示システムにおいて、
    作業指示データ作成装置は、
    データ入力装置より入力した、積荷の出荷先を積荷品番に対応させて格納している出庫要求データと、積荷が配置されている倉庫階を品番に対応させて格納しているモノ配置データとを用いて、倉庫階ごとの出庫パレット数を算出し、
    上記倉庫階ごとの出庫パレット数データを、データ入力装置より入力した昇降機能力データに含まれる各昇降機の平均占有時間の逆数比にもとづいて振り分けることによって、倉庫階ごとの昇降機に対する出庫パレット数許容範囲を算出し、
    上記出庫パレット数許容範囲の割付数幅値の中から数値を種々組み合わせて、組み合わせパターンデータを作成して、組み合わせパターンごとに、各昇降機の占有時間合計を算出し、
    この組み合わせごとに算出された各昇降機の占有時間合計を用いて、所定の指標値計算方法により、上記組み合わせパターンごとの評価指標値を算出し、
    上記組み合わせパターンデータの中から、上記評価指標値を比較して各昇降機の占有時間合計が平準化されている採用パターンを選出し、その採用パターンデータに基づいて出庫指示をデータ出力装置に出力することを特徴とする、
    物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  2. 請求項1において、
    上記作業指示データ作成装置は、出庫パレット単位に経路予約を受け付けている場合には、上記各昇降機の占有時間合計に経路予約された昇降機の占有時間を含めて算出することを特徴とする、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  3. 請求項1において、
    上記作業指示データ作成装置は、昇降機の使用優先順位指定を予めされている場合には、使用優先順位によって定まる昇降機の採用比率を加味した評価指標値を算出することを特徴とする、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  4. 請求項1において、
    上記作業指示データ作成装置は、ある倉庫階の出庫要求数が他の倉庫階に比較して多く、かつ、その差が所定の数値をオーバーしている場合には、その倉庫階の出庫には特定の昇降機を割り付け、その昇降機を除外した採用パターンデータを作成することを特徴とする、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    データ出力装置は、表示画面で出庫指示表示を行うようにした画面入出力装置を備えていることを特徴とする、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  6. 請求項5において、
    上記画面入出力装置は、台車、フォークリフト等の搬送装置に設置され、上記作業指示データ作成装置と無線を介した通信を行って、出庫指示の表示出力を行うことを特徴とする、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    上記作業指示データ作成装置は、作業状態検知装置に有線または無線で接続されており、
    上記作業指示データ作成装置は、上記作業状態検知装置により検知されたパレットの移送状況により、各倉庫階の未出庫パレットの情報を少なくとも含む作業進捗情報を算出することを特徴とする、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  8. 請求項7において、
    上記作業状態検知装置は、パレットに貼付した識別コードを入力してパレットの移送状況を検知することを特徴とする、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  9. 請求項7において、
    上記作業状態検知装置は、センサやリミットスイッチで構成されていることを特徴とする、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  10. 請求項7〜9のいずれかにおいて、
    上記積荷出庫指示システムは、昇降機状態検知装置と、作業状態出力装置とをさらに備え、
    上記作業指示データ作成装置は、上記作業進捗情報と、昇降機状態検知装置より入力した各昇降機の稼動情報とを、作業状態出力装置によって報知することを特徴とする、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  11. 請求項10において、
    上記作業状態出力装置は、音声出力装置を備えており、
    上記作業指示データ作成装置は、
    上記作業進捗情報と、上記昇降機状態検知装置より入力した各昇降機の稼動情報とを、音声によって報知することを特徴とする、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  12. 請求項7〜11のいずれかにおいて、
    上記作業指示データ作成装置は、上記作業進捗情報に含まれる未出庫パレット情報を基に採用パターンデータを再算出し、出庫指示を出力することを特徴とする、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  13. 請求項7〜12において、
    上記作業指示データ作成装置は、昇降機制御装置に有線または無線で接続され、
    上記作業進捗情報に基づいて、各昇降機の停止階を判定し、昇降機制御装置に停止指令を出力することを特徴とする、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  14. 請求項13において、
    各倉庫階での昇降機ごとの待ちパレット数を比較して昇降機の停止階を決定する機能を備えている、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  15. 請求項13において、
    各倉庫階での昇降機ごとの待ち時間を比較して昇降機の停止階を決定する機能を備えている、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  16. 請求項13において、
    各倉庫階での昇降機ごとの処理パレット数、未処理パレット数を比較して昇降機の停止階を決定する機能を備えている、物流倉庫における積荷出庫指示システム。
  17. 複数の昇降機を利用して積荷出庫を行う物流倉庫において、データ入力装置と、作業指示データ作成装置と、データ出力装置とを利用した積荷出庫指示方法において、
    作業指示データ作成装置は、
    データ入力装置より入力した、積荷の出荷先を積荷品番に対応させて格納している出庫要求データと、積荷が配置されている倉庫階を品番に対応させて格納しているモノ配置データとを用いて、倉庫階ごとの出庫パレット数を算出し、
    上記倉庫階ごとの出庫パレット数データを、データ入力装置より入力した昇降機能力データに含まれる各昇降機の平均占有時間の逆数比にもとづいて振り分けることによって、倉庫階ごとの昇降機に対する出庫パレット数許容範囲を算出し、
    上記出庫パレット数許容範囲の割付数幅値の中から数値を種々組み合わせて、組み合わせパターンデータを作成して、組み合わせパターンごとに、各昇降機の占有時間合計を算出し、
    この組み合わせごとに算出された各昇降機の占有時間合計を用いて、所定の指標値計算手段により、上記組み合わせパターンごとの評価指標値を算出し、
    上記組み合わせパターンの中から、各昇降機の占有時間合計が平準化される採用パターンを、上記評価指標値を比較することにより選出し、その採用パターンデータに基づいて出庫指示をデータ出力装置に出力することを特徴とする、
    物流倉庫における積荷出庫指示方法。
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