JP3857842B2

JP3857842B2 - Program analysis apparatus and recording medium

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Publication number: JP3857842B2
Application number: JP32518999A
Authority: JP
Inventors: 昭彦松尾; 敬子川辺
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1999-11-16
Filing date: 1999-11-16
Publication date: 2006-12-13
Anticipated expiration: 2019-11-16
Also published as: JP2001142688A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソースプログラムを修正する際に、該プログラムを分析し理解を助けるために利用されるプログラム分析装置及び記録媒体に関する。近年、既存のプログラムを変更して仕様変更、追加を行うことが広く行われるようになってきている。そのために、既存のプログラムの動作を迅速に理解し、変更による有害な副作用がないことを容易に確認できることが重要である。プログラムには、不十分な参考資料しか付随しない場合が多く、プログラム分析装置は不可欠となっている。
【０００２】
【従来の技術】
図１４は従来例の説明図であり、Ａ図は従来例１、Ｂ図は従来例２を示す。以下、図１４に基づいて従来例を説明する。
【０００３】
§１：従来例１の説明
図１４のＡ図に示したように、従来例１のプログラム分析装置は、装置本体１と、該装置本体１に接続された表示部３（ディスプレイ装置）を備えると共に、該装置本体１内に、分析対象のソースプログラム４の解析を行う構文解析部２等を備えている。装置本体１は、利用者の指示を入力したり、表示部３に対し、ソースプログラム４や構文解析結果のデータ等の表示を行う際の制御等を行うものである。
【０００４】
このプログラム分析装置でソースプログラム４の分析を行う場合、装置本体１の制御に基づき、構文解析部２がソースプログラム４の構文解析を行ない、その結果を表示部３の画面に表示する。このプログラム分析装置は、ソースプログラム４中の指定された変数の定義情報を参照したり、その変数が使用されている箇所全てを一覧する機能を持っている。
【０００５】
§２：従来例２の説明
図１４のＢ図に示したように、従来例２のプログラム分析装置は、装置本体１と、該装置本体１に接続された表示部３を備えると共に、前記装置本体１内に、分析対象のソースプログラム４の解析を行う構文解析部２と、関係生成部５と、関係検索部６等を備えている。前記装置本体１は、利用者の指示を入力したり、表示部３に対し、ソースプログラムや構文解析結果のデータ等の表示を行う際の制御等を行うものである。
【０００６】
関係生成部５は、ソースプログラム４の各文について、その文が代入や比較など、変数、定数、データファイル間の関係を使っている場合、関係の種別と共に、それら変数、定数、データファイルの情報を、変数はその値の設定箇所の情報と共に抽出し、関係データ７としてワーク用メモリ等に格納する機能を備えている。
【０００７】
関係データ７は、複数のプログラムについて、関係生成部５が生成した関係データである。関係検索部６は、利用者が指示した変数を起点として、その変数が持っている関係を使って、影響する他の変数、定数、データファイルの検索を行うものである。波及抑止変数データ８及び設定箇所無視変数データ９は、前記検索に先立って利用者が指定するデータである。
【０００８】
この従来例２のプログラム分析装置では、関係生成部５により、変数やデータファイル間の値の代入などの関係を抽出し、関係検索部６により、大量のプログラムの中から、或る変数に影響を受ける部分を効率良く検索する機能を持ったものもある。これらの機能により、注目している変数の情報や、その影響範囲を知ることができるようになっている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような従来のものにおいては、次のような課題があった。
【００１０】
ソースプログラムを修正する場合、修正しようとする箇所における変数の値がどこで参照されているのかを知ることは重要である。従来のプログラム分析装置では、この場所を簡単に知ることができず、利用者はその都度問い合わせを行うなどして確認する必要があった。
【００１１】
また、代入関係などを使って変数の影響を受ける部分を検索する際には、複数の用途のために使い回される作業変数などの影響で、本来は無関係であるはずの変数まで検索され、結果の精度を損なう場合があった。更に、精度を高めるには、実際のプログラムの実行経路に沿って逐一分析を行って行く必要があったが、この方法では、大量のプログラムを一括して分析することができず、作業の効率を著しく損なう欠点があった。
【００１２】
本発明は、このような従来の課題を解決するため、変数の各出現位置に対して、その直前に実行される値の設定箇所を求めておき、この設定箇所情報を変数の識別に利用する。つまり、プログラム表示の際に、各変数の値の設定箇所を識別できるようにし、また、変数間の代入関係を使用する際の影響の検索においても、値の設定箇所を考慮して関係を検索することで、値のつながりのない箇所への影響を出さないようにして、作業効率を向上させると共に、多くのプログラムを組み合わせた大規模なシステムでも高い精度で効率良く分析できるようにすることを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
図１は本発明の原理説明図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のように構成した。
【００１４】
(1) ：プログラム分析装置において、ソースプログラム４を構文解析する構文解析手段２Ａと、実行経路に沿ってプログラム中の文を探索する実行経路探索手段１１Ａと、或る変数の値を設定する文を識別する設定文識別手段１２Ａと、利用者の要求に応じてソースプログラムを出力する出力手段（表示部３、プリンタ等）１３を備えると共に、前記設定文識別手段１２Ａは、ソースプログラム４中の各変数の出現位置に対し、その値を設定することになる箇所を求め、各出現位置に対する値の設定箇所を識別できるような形式でソースプログラム４を出力する（例えば、表示部３で表示する）機能を備えている。
【００１５】
(2) ：プログラム分析装置において、ソースプログラム４を構文解析する構文解析手段２Ａと、実行経路に沿ってプログラム中の文を探索する実行経路探索手段１１Ａと、或る変数の値を設定する文を識別する設定文識別手段１２Ａと、文中における変数や定数、データファイル間の代入、比較等の関係を抽出する関係生成手段５Ａと、その関係を用いて注目する変数やデータファイルから影響を受ける変数を検索する関係検索手段６Ａと、利用者の要求に応じて検索結果を出力する出力手段１３を備えると共に、前記関係検索手段６Ａは、抽出した各関係における変数に対して、その値の設定箇所を求めておき、同一変数であっても値の設定箇所毎に区別して関係を検索する機能を備えている。
【００１６】
(3) ：コンピュータを、ソースプログラムを構文解析する構文解析手段と、実行経路に沿ってプログラム中の文を探索する実行経路探索手段と、ソースプログラム中の各変数の出現位置に対し、前記実行経路探索手段で探索した文の中から、その変数の値を設定する文を識別して変数の設定箇所を求め、前記各変数の出現位置に対する値の設定箇所を識別できるような形式でソースプログラムを出力できるように処理を行う設定文識別手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【００１７】
（作用）
前記構成に基づく本発明の作用を、図１に基づいて説明する。
【００１８】
(a) ：前記(1) では、構文解析手段２Ａはソースプログラム４を構文解析し、実行経路探索手段１１Ａは実行経路に沿ってプログラム中の文を探索し、設定文識別手段１２Ａは或る変数の値を設定する文を識別し、出力手段１３は利用者の要求に応じてソースプログラム４を出力する。そして、前記設定文識別手段１２Ａは、ソースプログラム４中の各変数の出現位置に対し、その値を設定することになる箇所を求め、各出現位置に対する値の設定箇所を識別できるような形式でソースプログラム４を出力する（例えば、表示部３で表示する）。
【００１９】
このようにすれば、変数の出現箇所についてその値の設定箇所が容易に識別できるため、何度も問い合わせを行う必要がなく、自然な形で注目箇所の影響範囲を知ることができる。従って、プログラム分析処理が効率良く行える。
【００２０】
(b) ：前記(2) では、構文解析手段２Ａはソースプログラム４を構文解析し、実行経路探索手段１１Ａは実行経路に沿ってプログラム中の文を探索し、設定文識別手段１２Ａは或る変数の値を設定する文を識別し、関係生成手段５Ａは文中における変数や定数、データファイル間の代入、比較等の関係を抽出し、出力手段１３は利用者の要求に応じて検索結果を出力する（例えば、表示する）。
【００２１】
そして、関係検索手段６Ａは、抽出した各関係における変数に対して、その値の設定箇所を求めておき、同一変数であっても値の設定箇所毎に区別して関係を検索する。
【００２２】
このようにすれば、変数の出現箇所についてその値の設定箇所が容易に識別できるため、何度も問い合わせを行う必要がなく、自然な形で注目箇所の影響範囲を知ることができる。また、変数やファイルの代入などの関係を使った変数の影響の分析においても、作業変数による分析精度の劣化を避けることができるから、従来、困難だった、多くのプログラムを組み合わせた大規模なシステムでも、高い精度で効率良く分析することができる。
【００２３】
(c) ：前記(3) では、コンピュータが、前記記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより、ソースプログラム４を構文解析する手順と、実行経路に沿ってプログラム中の文を探索する手順と、或る変数の値を設定する文を識別する手順と、利用者の要求に応じてソースプログラム４を出力する手順と、ソースプログラム４中の各変数の出現位置に対し、その値を設定することになる箇所を求め、各出現位置に対する値の設定箇所を識別できるような形式でソースプログラム４を出力する手順とを実行する。
【００２４】
このようにすれば、変数の出現箇所についてその値の設定箇所が容易に識別できるため、何度も問い合わせを行う必要がなく、自然な形で注目箇所の影響範囲を知ることができる。従って、プログラム分析処理が効率良く行える。
【００２５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【００２６】
§１：装置例の説明・・・図２参照
図２は具体的な装置例であり、Ａ図は装置構成例、Ｂ図は磁気ディスクの説明図である。前記プログラム分析装置は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等の任意のコンピュータにより実現する。
【００２７】
この例では、プログラム分析装置を、装置本体（コンピュータ本体）１と、該装置本体１に接続された表示部（ディスプレイ装置）３、キーボード、マウス等の入力装置２１、光ディスクドライブやフロッピィディスクドライブ等のリムーバブルディスクドライブ（ＲＤＤ）２２、磁気ディスク装置（ＭＤＤ）２３、プリンタ２４等により構成する。
【００２８】
そして、装置本体１には、ＣＰＵ２５と、該ＣＰＵ２５にバスを介して接続されたＲＯＭ２６、メモリ２７、インターフェイス制御部（Ｉ／Ｆ制御部）２８、通信制御部２９等を設ける。
【００２９】
そして、前記磁気ディスク装置２３の磁気ディスク（記録媒体）には、図２のＢ図に示したような領域を設定し、プログラム等を格納する。この場合、例えば、前記領域は、ソースプログラムを格納するためのソースプログラム格納領域３２と、処理結果データを格納するための処理結果データ格納領域３３と、処理プログラムを格納するための処理プログラム格納領域３４と、その他のデータを格納するためのその他データ格納領域３５等を設ける。
【００３０】
なお、以下に説明するプログラム分析処理用のプログラムは、前記処理プログラム格納領域３４に格納しておき、ＣＰＵ２５がこのプログラムを読み出して実行することによりプログラム分析処理を実現する。
【００３１】
しかし、本願発明は、このような例に限らず、例えば、前記磁気ディスク３１に、次のようにしてプログラムを格納し、このプログラムをＣＰＵ２５が実行することで前記プログラム分析処理を行うことも可能である。
【００３２】
▲１▼：他の装置で作成されたリムーバブルディスクに格納されているプログラム（他の装置で作成したプログラムデータ）を、リムーバブルディスクドライブ（ＲＤＤ）２２により読み取り、磁気ディスク装置２３の磁気ディスク３１に格納する。
【００３３】
▲２▼：ＬＡＮ等の通信回線を介して他の装置から伝送されたプログラム等のデータを、通信制御部２９を介して受信し、そのデータを磁気ディスク装置２３の磁気ディスク３１（記録媒体）に格納する。
【００３４】
§２：プログラム分析装置の構成と機能等の説明・・・図３参照
図３はプログラム分析装置の説明図であり、Ａ図は装置例１、Ｂ図は装置例２を示す。以下、図３に基づいて、プログラム分析装置の構成と機能等を説明する。
【００３５】
(1) ：装置例１の説明
図３のＡ図に示したように、装置例１のプログラム分析装置は、装置本体１と、該装置本体１に接続された表示部３を備えると共に、該装置本体１内に、分析対象のソースプログラム４の構文解析を行う構文解析部２と、実行経路探索部１１と、設定文識別部１２等を備えている。装置本体１（図２の装置本体１に対応する）は、利用者（以下「ユーザ」と記す）の指示を入力したり、表示部３に対しソースプログラム４や構文解析結果のデータ等の表示を行う際の制御等を行うものである。この場合、前記実行経路探索部１１と設定文識別部１２は一体となって処理を行う。
【００３６】
すなわち、装置例１のプログラム分析装置は、ソースプログラム４を構文解析する構文解析部２と、実行経路に沿ってプログラム中の文を探索する実行経路探索部１１と、或る変数の値を設定する文を識別する設定文識別部１２と、利用者の要求に応じてソースプログラムを出力する表示部３を備えている。そして、設定文識別部１２は、ソースプログラム４中の各変数の出現位置に対し、その値を設定することになる箇所を求め、各出現位置に対する値の設定箇所を識別できるような形式でソースプログラム４を出力する（例えば、表示部３で表示する）機能を備えている。
【００３７】
また、設定文識別部１２は、利用者が指定した特定の変数の特定の使用箇所について、それと同じ値の設定箇所となる使用箇所のみ識別できるような形式でソースプログラムを出力する機能と、ソースプログラム４中の各変数の各出現位置に対する値の設定箇所を識別できる情報を、ソースプログラム４にコメント文の形式で挿入する機能を備えている。なお、前記構文解析部２、実行経路探索部１１、設定文識別部１２は、それぞれ図１の構文解析手段２Ａ、実行経路探索手段１１Ａ、設定文識別手段１２Ａに対応している。
【００３８】
(2) ：装置例２の説明
図３のＢ図に示したように、装置例２のプログラム分析装置は、装置本体１と、該装置本体１に接続された表示部３を備えると共に、前記装置本体１内に、分析対象のソースプログラム４の解析を行う構文解析部２と、実行経路探索部１１と、設定文識別部１２と、関係生成部５と、関係検索部６等を備えている。
【００３９】
装置本体１は、利用者の指示を入力したり、表示部３に対しソースプログラム４や構文解析結果のデータ等の表示を行う際の制御等を行うものである。この場合、実行経路探索部１１と設定文識別部１２は一体となって処理を行う。
【００４０】
関係生成部５は、ソースプログラム４の各文についてその文が代入や比較など、変数、定数、データファイル間の関係を使っている場合、関係の種別と共に、それら変数、定数、データファイルの情報を、変数はその値の設定箇所の情報と共に抽出し、関係データ７としてワーク用メモリ等に格納するものである。
【００４１】
関係データ７は、複数のプログラムについて関係生成部５が生成した関係データである。関係検索部６は、ユーザが指示した変数を起点として、その変数が持っている関係を使って、影響する他の変数、定数、データファイルの検索を行うものである。波及抑止変数データ８、及び設定箇所無視変数データ９は、前記検索に先立ってユーザが指定するデータである。
【００４２】
装置例２のプログラム分析装置では、関係生成部５により、変数やデータファイル間の値の代入などの関係を抽出し、関係検索部６により、大量のプログラムの中から、或る変数に影響を受ける部分を効率良く検索する機能を持ったものもある。これらの機能により、注目している変数の情報や、その影響範囲を知ることができる。
【００４３】
すなわち、装置例２のプログラム分析装置は、ソースプログラム４を構文解析する構文解析部２と、実行経路に沿ってプログラム中の文を探索する実行経路探索部１１と、或る変数の値を設定する文を識別する設定文識別部１２と、文中における変数や定数、データファイル間の代入、比較等の関係を抽出する関係生成部５と、その関係を用いて注目する変数やデータファイルから影響を受ける変数を検索する関係検索部６と、利用者の要求に応じて検索結果を表示する表示部３を備えている。
【００４４】
そして、関係検索部６は、抽出した各関係における変数に対して、その値の設定箇所を求めておき、同一変数であっても値の設定箇所毎に区別して関係を検索する機能を備えている。また、予め検索が不要と判明している変数（波及抑止変数データ８）を設定箇所単位でユーザが指定した場合、関係検索部６は、検索の際に、その設定箇所が持つ関係は検索しない機能を備えている。
【００４５】
更に、設定箇所単位で区別せずに検索してよいと判明している変数（設定箇所無視変数データ９）をユーザが指定した場合、関係検索部６は、検索の際に、その変数は設定箇所で区別せずに検索する機能と、検索結果の一部として、値の設定箇所が異なるために検索しなかった関係を持つ変数を出力する機能と、作業変数として複数の用途で使われる可能性のある変数をリストアップする機能を備えている。
【００４６】
なお、前記構文解析部２、実行経路探索部１１、設定文識別部１２、関係生成部５、関係検索部６は、それぞれ図１の構文解析手段２Ａ、実行経路探索手段１１Ａ、設定文識別手段１２Ａ、関係生成手段５Ａ、関係検索手段６Ａに対応している。
【００４７】
§３：処理例の説明
以下、プログラム分析装置の処理例について詳細に説明する。
【００４８】
（例１の説明）
(1) ：例１の処理の説明・・・図４参照
図４は例１の処理フローチャートである。以下、図４に基づいて例１の処理を説明する。なお、Ｓ１〜Ｓ７は各処理ステップを示す。
【００４９】
例１では、先ず、構文解析部２は、ソースファイルのソースプログラム４から構文要素を読み込み（Ｓ１）、読み終えたかどうかを判断する（Ｓ２）。その結果、読み終えていなければ、前記読み込んだ構文要素に対し構文解析を行う（Ｓ３）。そして、設定文識別部１２は、前記構文解析の結果が変数を示す構文要素かどうかを判断する（Ｓ４）。
【００５０】
もし、変数を示す構文要素であると判断したら、実行経路探索部１１は、実行経路を遡って変数の設定箇所を求める（Ｓ６）。そして、設定文識別部１２は、変数名に設定箇所を示す情報を付加して表示部３へ送り、該表示部３の画面に表示し（Ｓ７）、前記Ｓ１の処理へ戻る。
【００５１】
また、設定文識別部１２は、前記Ｓ４の処理で変数を示す構文要素でないと判断したら、前記解析結果の情報を表示部３へ送り、該表示部３の画面にそのまま表示し（Ｓ５）、前記Ｓ１の処理へ戻る。また、前記Ｓ２の処理で、全部読み終えたと判断した場合（分析対象のソースプログラム４を全て読み終えた場合）は、この処理を終了する。
【００５２】
(2) ：例１のデータの説明・・・図５参照
図５は例１のデータ例であり、Ａ図は例１の入力となるプログラム（ソースプログラム）であり、Ｂ図は例１の出力例である。前記例１の処理におけるデータ例は次の通りである。
【００５３】
▲１▼：ソースプログラム例
入力となるプログラム（ソースプログラム４）としては、例えば、図５のＡ図のようなプログラムである。このプログラム例において、行番号が１０、２０、３０の「ｉｎｔｘ＝１」、「ｉｎｔｙ，ｚ」、「ｉｎｔａ＝２」は、それぞれ変数宣言である。この場合、「ｉｎｔ」は変数の型を表しており、「ｉｎｔｘ＝１」は変数ｘがあり、その値は１であることを示し、「ｉｎｔｙ，ｚ」は、変数ｙ，ｚがあることを示し、「ｉｎｔａ＝２」は変数ａがあり、その値は２であることを示す。
【００５４】
行番号４０の「ｙ＝ｘ」はｘの値をｙに代入することを示し、行番号５０の「ｘ＝３」は３という値をｘに代入することを示す。行番号６０の「ｉｆ（ｙ＞１）」は、もし、ｙの値が１より大きいなら」ということを示し、行番号７０の「ｘ＝ａ」は、もし、ｙの値が１より大きいなら、ｘにａを代入し、「行番号８０の「ｚ＝ｘ」は、ｘをｚに代入することを示す。以上のようなプログラムをソースプログラム４として処理を行う。
【００５５】
▲２▼：出力例
前記図５のＡ図に示したソースプログラム４を入力して処理を行ない、例えば、図５のＢ図のようなデータを出力する。この場合、＠印は、設定する位置を識別するための識別情報（図４のＳ７の処理で付加する情報）である。例えば、行番号１０の「ｉｎｔｘ＠１０＝１」は、「ｘは行番号＝１０で値が代入される」ことを示し、行番号２０の「ｉｎｔｙ＠２０，ｚ＠２０；」は、「ｙは行番号＝２０で値が代入され、ｚは行番号＝２０で値が代入される」ことを示している。
【００５６】
また、行番号＝３０の「ｉｎｔａ＠３０＝２」は、「ａは行番号＝３０で値＝２が代入される」ことを示し、行番号＝４０の「ｙ＠４０＝ｘ＠１０」は、「行番号＝１０で代入されるｘの値を、行番号＝４０で代入されるｙの値に代入する」ことを示している。
【００５７】
以下同様にして、行番号８０の「ｚ＠８０＝ｘ＠５０ｏｒ７０」は、行番号＝５０で代入されるｘの値、又は、行番号＝７０で代入されるｘの値を、行番号＝８０で代入されるｚの値に代入することを示す。このように、変数名に設定箇所を示す情報として＠印を付加して出力（表示、印刷等）することにより、設定箇所が容易に識別できるため、何度も問い合わせを行う必要がなく、自然な形で注目箇所の影響範囲を知ることができる。従って、プログラム分析処理が効率良く行える。
【００５８】
（例２の説明）
(1) ：例２の処理概要
例２は、前記例１において、ユーザが指定した変数についてだけ行う処理例である。この場合、表示前にユーザに変数の出現箇所を選択させ、それと同じ設定箇所となる出現箇所のみを、他と区別できる方法で表示する。
【００５９】
(2) ：例２の処理の説明・・・図６参照
図６は例２の処理フローチャートである。以下、図６に基づいて例２の処理を説明する。なお、Ｓ１１〜Ｓ１９は各処理ステップを示す。
【００６０】
例２では、先ず、ユーザがキーボード、或いはマウス等の操作により特定の変数を指定する。この時、構文解析部２が前記指定した変数を検出すると（Ｓ１１）、ソースファイルのソースプログラム４から、構文要素を読み込み（Ｓ１２）、読み終えたかどうかを判断する（Ｓ１３）。
【００６１】
その結果、読み終えていなければ、構文解析部２は、前記読み込んだ構文要素に対し構文解析を行う（Ｓ１４）。そして、設定文識別部１２は前記構文解析の結果が変数を示す構文要素であるかどうかを判断する（Ｓ１５）。
【００６２】
もし、変数を示す構文要素であると判断したら、実行経路探索部１１が実行経路を遡って変数の設定箇所を求める（Ｓ１６）。そして、該当箇所がユーザの指定した変数かどうかを判断し（Ｓ１７）、ユーザの指定した箇所であれば、変数名に設定箇所を示す情報を付加して表示し（Ｓ１８）、前記Ｓ１２の処理へ戻る。
【００６３】
しかし、前記Ｓ１７の処理で、該当箇所がユーザの指定した変数でなければ、そのまま表示し（Ｓ１９）、前記Ｓ１２の処理へ戻る。このようにして処理を行ない、前記Ｓ１３の処理で全部読み終えたと判断した場合は処理を終了する。
【００６４】
(3) ：出力例
図７のＡ図は例２の出力例である。例２では、前記処理により、例えば、図７のＡ図に示すようなデータを出力する。この例では、注目している変数を見やすくするため、該当する部分をアンダーラインにより強調している。
【００６５】
例えば、行番号＝１０では出力が「ｉｎｔｘ＝１」となっており、ｘがアンダーラインにより強調されている。また、行番号＝４０では出力が「ｙ＝ｘ」となっており、ｘがアンダーラインにより強調されている。このようにして、アンダーラインにより注目している変数を見やすくする。
【００６６】
このように、例２では、設定文識別部１２が、ユーザの指定した特定の変数の特定の使用箇所について、それと同じ値の設定箇所となる使用箇所のみ識別できるように、例えば、アンダーラインを付加した形式でソースプログラム４を出力する。このようにすれば、注目している変数のみを見易くすることができる。従って、プログラム分析処理が効率良く行える。
【００６７】
（例３の説明）
例３は、前記例１において、ソースプログラムを、装置本体側の表示部３に表示する代わりに、コメントの形式で設定箇所の情報を付加してファイルに出力するものである。
【００６８】
この場合の出力例を図７のＢ図に示す。例３の出力例において、例えば、行番号＝４０では、出力「ｙ＝ｘ」に対し、「／＊ｘ＠１０＊／」のように、コメントの形式で設定箇所の情報を付加してファイルに出力する。この場合、前記設定箇所の情報である「／＊ｘ＠１０＊／」は、「この行で使われている変数ｘの値は、行番号＝１０で代入されている。」という内容のコメント文の形式で挿入されたものである。このようにコメントの形式で設定箇所の情報を付加してファイルに出力すれば、出力をそのままプログラムとして使用できる、という利点がある。
【００６９】
（例４の説明）
例４で使用する装置は、図３のＢ図に示した構成の装置である。例４では、変数、定数、データファイル間の関係を用いて、変数の影響を検索する際に、影響する変数を、値の設定箇所単位で求める。
【００７０】
(1) ：関係データ作成時の処理の説明・・・図８参照
図８は例４の関係データ作成時の処理フローチャートである。以下、図８に基づいて、例４の関係データ作成時の処理を説明する。なお、Ｓ２１〜Ｓ３０は各処理ステップを示す。
【００７１】
構文解析部２は、ソースファイルのソースプログラム４から構文要素を読み込み（Ｓ２１）、データを読み終えたかどうかを判断し（Ｓ２２）、読み終えてなければ、前記読み出した構文要素について構文解析を行う（Ｓ２３）。そして、構文解析を行った結果が、変数初期値の宣言なら、初期値の関係を作成し（Ｓ２４）、代入文なら、代入先と代入元の値の設定箇所との関係を作成し（Ｓ２５）、比較文なら、比較値同士の値の設定箇所の関係を作成し（Ｓ２６）、ファイル入力なら、ファイルと受け取り変数の関係を作成する（Ｓ２７）。
【００７２】
更に、ファイル出力なら、ファイルと書き込み値の設定箇所との関係を作成し（Ｓ２８）、サブルーチンコールなら、引数の値の設定箇所と呼出先の仮引数の関係を作成する（Ｓ２９）。そして、前記作成した関係データを出力し（Ｓ３０）、前記Ｓ２１の処理へ戻る。このようにして処理を行ない、前記Ｓ２２の処理で、全て読みおえたと判断したら、この処理を終了する。
【００７３】
(2) ：関係データ検索時の処理の説明・・・図９参照
図９は例４の関係データ検索時の処理フローチャートである。以下、図９に基づいて、例４の関係データ検索時の処理を説明する。なお、Ｓ３１〜Ｓ３６は各処理ステップを示す。
【００７４】
関係データ検索時には、先ず、ユーザに起点変数を指定させる（Ｓ３１）。その後、関係検索部６は、前記起点変数の設定箇所を全て検索リストに入れて（Ｓ３２）、関係データ７に、検索リストにある未検索設定箇所があるかどうかを判断し（Ｓ３３）、未検索設定箇所が有れば、その関係先が未だ未検索かどうかを判断する（Ｓ３４）。
【００７５】
その結果、その関係先が未だ未検索ならば、検索リストに入れて（Ｓ３５）、前記Ｓ３３の処理へ戻る。また、前記Ｓ３４の処理で、その関係先が未検索でなければ、前記Ｓ３３の処理へ戻る。更に、前記Ｓ３３の処理で、検索リストに未検索設定箇所がなければ、検索リストの設定箇所を出力して（Ｓ３６）、この処理を終了する。
【００７６】
(3) ：ソースプログラム例
図１０はソースプログラム例１、図１１はソースプログラム例２、図１２は作成された関係データ例、図１３は出力例を示す。
【００７７】
前記例４の処理において、検索の入力となるソースプログラム４の例は、例えば、図１０、１１に示したようなものであり、このソースプログラム４から作成された関係データの例は図１２に示した通りである。また、検索結果の出力は、例えば、図１３に示した通りである。
【００７８】
すなわち、図１２の関係データは、図８のＳ２４〜Ｓ２９の処理により作成された関係データ例であり、代入先と代入元のデータが関係しているデータとして並んでいる。また、図１３の出力例は、図９の処理による出力例である。
【００７９】
図１３では、波及数（波及レベル）とユーザが指定した変数を含むデータがある。例えば、変数「ＹＥＡＲ」はユーザが指定した変数であり、その波及数は０（波及しない）であり、関係の種類は「起点」であり、プログラム名はＰＧ２（図１１に示したプログラム）であり、プログラムの行数は１３０行である。その内容は、前記変数「ＹＥＡＲ」は、ＰＧ２の１３０行にある起点文によって影響を受け、波及数は０であることを示す。
【００８０】
また、変数「’００’」はユーザが指定した変数であり、その波及数は１であり、関係の種類は「比較」であり、プログラム名はＰＧ２であり、プログラムの行数は１３０行である。その内容は、前記変数「’００’」は、ＰＧ２の１３０行にある比較文によって影響を受け、波及数は１であることを示す。
【００８１】
また、変数「１００００」はユーザが指定した変数であり、その波及数は１であり、関係の種類は「代入」であり、プログラム名はＰＧ２であり、プログラムの行数は１２０行である。その内容は、前記変数「１００００」は、ＰＧ２の１２０行にある「代入」によって影響を受け、波及数は１であることを示す。
【００８２】
以下、同様にして、変数が「ＮＹＵＫＩＮ−ＨＩ＠１０」はユーザが指定した変数であり、その波及数は４（波及レベル＝４）であり、関係の種類は「代入」であり、プログラム名はＰＧ１（図１０に示したソースプログラム）であり、プログラムの行数は５０行である。その内容は、前記変数「ＮＹＵＫＩＮ−ＨＩ＠１０」は、ＰＧ１の５０行にある「代入」文によって影響を受け、波及数は４であることを示す。
【００８３】
このように、例４では、変数の出現箇所についてその値の設定箇所が容易に識別できるため、何度も問い合わせを行う必要がなく、自然な形で注目箇所の影響範囲を知ることができる。また、変数やファイルの代入などの関係を使った変数の影響の分析においても、作業変数による分析精度の劣化を避けることができるから、従来、困難だった、多くのプログラムを組み合わせた大規模なシステムでも、高い精度で効率良く分析することができる。
【００８４】
（例５の説明）
例５は、前記例４の処理を行う際に、予めユーザに指定されている設定箇所の変数については、その関係を無効にすることで、不要な検索を行わないようにする例である。
【００８５】
すなわち、例５では、ユーザは、波及抑止変数指定手段（キーボード、マウス等）により予め検索が不要と判明している変数（波及抑止変数データ８）を設定箇所単位で指定する。このようにすると、関係検索手段６Ａは、検索の際に、その設定箇所が持つ関係は検索しない。このようにすれば、余計なデータが出力されないから、検索結果が簡素化され、分析処理が効率良くできる。
【００８６】
（例６の説明）
例６は、前記例４の処理を行う際に、予めユーザに指定されている変数については、設定箇所を区別せずに、関係を検索することで、より多くの検索を行うようにするものである。
【００８７】
すなわち、例６では、ユーザが設定箇所無視変数指定手段（キーボード、マウス等）により、設定箇所単位で区別せずに検索してよいと判明している変数（設定箇所無視変数データ９）を指定する。このようにすれば、関係検索部６は、検索の際に、その変数は設定箇所で区別せずに検索する。このようにすれば、例えば、細切れで値が設定されている変数の影響を出したい場合に有利である。
【００８８】
（例７の説明）
例７は、前記例４の処理を行う際に、値の設定箇所が異なるために検索しなかった関係がある変数を保存しておき、その一覧を出力（例えば、表示）することで、複数の用途で使われている可能性がある変数を見つけ出すものである。図１３の出力例では、ＰＧ１の変数ｘがそれに該当する。
【００８９】
このように、例７では、関係検索部６は、検索結果の一部として、値の設定箇所が異なるために検索しなかった関係を持つ変数を出力すると共に、作業変数として複数の用途で使われる可能性のある変数をリストアップする。このようにすれば、変数の見分けを付けやすいため、分析の精度が向上する。
【００９０】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば次のような効果がある。
【００９１】
(1) ：本発明は、変数の各出現位置に対して、その直前に実行される値の設定箇所を求めておき、この設定箇所情報を変数の識別に利用する。つまり、プログラム表示の際に、各変数の値の設定箇所を識別できるようにし、また、変数間の代入関係を使用する際の影響の検索においても、値の設定箇所を考慮して関係を検索することで、値のつながりのない箇所への影響を出さないようにして、作業効率を向上させることができる。また、多くのプログラムを組み合わせた大規模なシステムでも高い精度で分析できる。
【００９２】
(2) ：構文解析手段はソースプログラムを構文解析し、実行経路探索手段は実行経路に沿ってプログラム中の文を探索し、設定文識別手段は或る変数の値を設定する文を識別し、出力手段は利用者の要求に応じてソースプログラムを出力する。そして、設定文識別手段は、ソースプログラム中の各変数の出現位置に対し、その値を設定することになる箇所を求め、各出現位置に対する値の設定箇所を識別できるような形式でソースプログラムを出力する。
【００９３】
このようにすれば、変数の出現箇所についてその値の設定箇所が容易に識別できるため、何度も問い合わせを行う必要がなく、自然な形で注目箇所の影響範囲を知ることができる。従って、プログラム分析処理が効率良く行える。
【００９４】
(3) ：構文解析手段はソースプログラムを構文解析し、実行経路探索手段は実行経路に沿ってプログラム中の文を探索し、設定文識別手段は或る変数の値を設定する文を識別し、関係生成手段は文中における変数や定数、データファイル間の代入、比較等の関係を抽出し、出力手段は利用者の要求に応じて検索結果を出力する（例えば、表示する）。
【００９５】
そして、関係検索手段は、抽出した各関係における変数に対して、その値の設定箇所を求めておき、同一変数であっても値の設定箇所毎に区別して関係を検索する。
【００９６】
このようにすれば、変数の出現箇所についてその値の設定箇所が容易に識別できるため、何度も問い合わせを行う必要がなく、自然な形で注目箇所の影響範囲を知ることができる。また、変数やファイルの代入などの関係を使った変数の影響の分析においても、作業変数による分析精度の劣化を避けることができるから、従来、困難だった、多くのプログラムを組み合わせた大規模なシステムでも、高い精度で効率良く分析することができる。
【００９７】
(4) ：コンピュータが記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより、ソースプログラムを構文解析する構文解析手段と、実行経路に沿ってプログラム中の文を探索する実行経路探索手段と、ソースプログラム中の各変数の出現位置に対し、前記実行経路探索手段で探索した文の中から、その変数の値を設定する文を識別して変数の設定箇所を求め、前記各変数の出現位置に対する値の設定箇所を識別できるような形式でソースプログラムを出力できるように処理を行う設定文識別手段として機能させる。
【００９８】
このようにすれば、変数の出現箇所についてその値の設定箇所が容易に識別できるため、何度も問い合わせを行う必要がなく、自然な形で注目箇所の影響範囲を知ることができる。従って、プログラム分析処理が効率良く行える。
【００９９】
以上の説明に関して、更に以下の項を開示する。
【０１００】
▲１▼：請求項１のプログラム分析装置において、設定文識別手段１２Ａは、利用者が指定した特定の変数の特定の使用箇所について、それと同じ値の設定箇所となる使用箇所のみ識別できるような形式でソースプログラム４を出力する機能を備えていることを特徴とする。このようにすれば、注目している変数のみを見易くすることができる。従って、プログラム分析処理が効率良く行える。
【０１０１】
▲２▼：請求項１のプログラム分析装置において、ソースプログラム４中の各変数の各出現位置に対する値の設定箇所を識別できる情報を、ソースプログラム４にコメント文の形式で挿入する情報挿入処理手段（設定文識別手段１２Ａの一部）を備えている。この場合、出力されたプログラムはそのままプログラムとして使用することができる。従って、プログラム分析処理が効率良く行える。
【０１０２】
▲３▼：請求項４のプログラム分析装置において、予め検索が不要と判明している変数（波及抑止変数データ８）を設定箇所単位で利用者が指定する波及抑止変数指定手段（キーボード、マウス等）を備え、前記関係検索手段６Ａは、検索の際に、その設定箇所が持つ関係は検索しない機能を備えている。このようにすれば、余計なデータが出力されないから、検索結果が簡素化され、分析処理が効率良くできる。
【０１０３】
▲４▼：前記請求項４のプログラム分析装置において、設定箇所単位で区別せずに検索してよいと判明している変数（設定箇所無視変数データ９）を利用者が指定する設定箇所無視変数指定手段（キーボード、マウス等）を備え、前記関係検索手段６Ａは、検索の際に、その変数は設定箇所で区別せずに検索する機能を備えている。このようにすれば、例えば、細切れで値が設定されている変数の影響を出したい場合に有利である。
【０１０４】
▲５▼：請求項４のプログラム分析装置において、前記関係検索手段６Ａは、検索結果の一部として、値の設定箇所が異なるために検索しなかった関係を持つ変数を出力する機能と、作業変数として複数の用途で使われる可能性のある変数をリストアップする機能を備えている。このようにすれば、変数の見分けを付けやすいため、分析の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の原理説明図である。
【図２】本発明の実施の形態における具体的な装置例である。
【図３】本発明の実施の形態におけるプログラム分析装置の説明図である。
【図４】本発明の実施の形態における例１の処理フローチャートである。
【図５】本発明の実施の形態における例１のデータ例である。
【図６】本発明の実施の形態における例２の処理フローチャートである。
【図７】本発明の実施の形態における例２、例３の出力例である。
【図８】本発明の実施の形態における例４の関係データ作成時の処理フローチャートである。
【図９】本発明の実施の形態における例４の関係データ検索時の処理フローチャートである。
【図１０】本発明の実施の形態におけるソースプログラム例１である。
【図１１】本発明の実施の形態におけるソースプログラム例２である。
【図１２】本発明の実施の形態における作成された関係データ例である。
【図１３】本発明の実施の形態における出力例である。
【図１４】従来例の説明図である。
【符号の説明】
１装置本体
２構文解析部
３表示部
４ソースプログラム
５関係生成部
６関係検索部
７関係データ
８波及抑止変数データ
９設定箇所無視変数データ
１１実行経路探索部
１２設定文識別部
１３出力手段
２１入力装置
２２リムーバブルディスクドライブ（ＲＤＤ）
２３磁気ディスク装置（ＭＤＤ）
２４プリンタ
２５ＣＰＵ
２６ＲＯＭ
２７メモリ
２８Ｉ／Ｆ制御部（インターフェイス制御部）
２９通信制御部
３１磁気ディスク
３２ソースプログラム格納領域
３３処理結果データ格納領域
３４処理プログラム格納領域
３５その他データ格納領域[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a program analysis apparatus and a recording medium that are used to analyze and assist understanding of a program when a source program is modified. In recent years, changing an existing program to change or add specifications has been widely performed. For this reason, it is important to be able to quickly understand the operation of existing programs and easily confirm that there are no harmful side effects due to changes. Programs are often accompanied by insufficient reference material, and program analyzers are indispensable.
[0002]
[Prior art]
FIG. 14 is an explanatory diagram of a conventional example. FIG. 14A shows a conventional example 1 and FIG. Hereinafter, a conventional example will be described with reference to FIG.
[0003]
§1: Description of Conventional Example 1
As shown in FIG. 14A, the program analysis apparatus of the conventional example 1 includes an apparatus main body 1 and a display unit 3 (display device) connected to the apparatus main body 1. And a syntax analysis unit 2 for analyzing the source program 4 to be analyzed. The apparatus main body 1 inputs a user's instruction and controls the display unit 3 when displaying the source program 4 and syntax analysis result data.
[0004]
When analyzing the source program 4 with this program analysis device, the syntax analysis unit 2 performs syntax analysis of the source program 4 based on the control of the device body 1 and displays the result on the screen of the display unit 3. This program analysis apparatus has a function of referring to definition information of a specified variable in the source program 4 and listing all locations where the variable is used.
[0005]
§2: Description of Conventional Example 2
As shown in FIG. 14B, the program analysis apparatus of the conventional example 2 includes an apparatus main body 1 and a display unit 3 connected to the apparatus main body 1, and the apparatus main body 1 includes an analysis target. A syntax analysis unit 2 that analyzes the source program 4, a relationship generation unit 5, a relationship search unit 6, and the like are provided. The apparatus main body 1 inputs a user instruction and controls the display unit 3 when displaying a source program, syntax analysis result data, and the like.
[0006]
For each sentence of the source program 4, when the relation uses a relation between variables, constants, and data files, such as assignment and comparison, the relation generation unit 5 stores the variables, constants, and data files together with the type of relation. The information is extracted together with information on the location where the value of the variable is set, and is stored as relation data 7 in a work memory or the like.
[0007]
The relation data 7 is relation data generated by the relation generation unit 5 for a plurality of programs. The relationship retrieval unit 6 retrieves other variables, constants, and data files that are affected by using the relationship that the variable has, starting from the variable designated by the user. The spillover suppression variable data 8 and the setting place ignoring variable data 9 are data designated by the user prior to the search.
[0008]
In the program analysis apparatus of Conventional Example 2, the relation generation unit 5 extracts relations such as substitution of values between variables and data files, and the relation search part 6 affects a certain variable from a large number of programs. Some of them have a function to efficiently search for the part that receives the message. With these functions, it is possible to know the information of the variable being noticed and the range of its influence.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional apparatus as described above has the following problems.
[0010]
When modifying a source program, it is important to know where the value of the variable at the location to be modified is referenced. In the conventional program analysis apparatus, this place cannot be easily known, and the user has to confirm by making an inquiry each time.
[0011]
Also, when searching for parts affected by variables using substitution relationships, etc., variables that should be irrelevant due to the effects of work variables that are reused for multiple purposes are searched, In some cases, the accuracy of the results was impaired. Furthermore, in order to improve accuracy, it was necessary to perform analysis one by one along the execution path of the actual program. However, this method cannot analyze a large number of programs at the same time. There was a drawback that significantly deteriorated.
[0012]
In order to solve such a conventional problem, the present invention obtains a setting location of a value to be executed immediately before each occurrence position of a variable, and uses this setting location information for variable identification. . In other words, it is possible to identify the location where the value of each variable is set when displaying the program. Also, in the search for the effect when using the substitution relationship between variables, the relationship is searched in consideration of the location where the value is set. By doing so, it is possible to improve the work efficiency by not affecting the places where the values are not connected, and to enable efficient analysis with high accuracy even in a large-scale system combining many programs. Objective.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
FIG. 1 is a diagram illustrating the principle of the present invention. In order to achieve the above object, the present invention is configured as follows.
[0014]
(1): In the program analysis apparatus, a syntax analysis unit 2A that parses the source program 4, an execution path search unit 11A that searches for a sentence in the program along the execution path, and a statement that sets a value of a certain variable And a setting sentence identifying means 12A for outputting a source program in response to a user's request, and the setting sentence identifying means 12A is included in the source program 4. For each occurrence position of each variable, a place where the value is to be set is obtained, and the source program 4 is output in a format that can identify the place where the value is set for each occurrence position (for example, displayed on the display unit 3) ) It has a function.
[0015]
(2): In the program analysis apparatus, a syntax analysis means 2A for parsing the source program 4, an execution path search means 11A for searching a sentence in the program along the execution path, and a sentence for setting a value of a certain variable The setting sentence identifying means 12A for identifying the data, the relation generating means 5A for extracting the relations such as the variables and constants in the sentence, the substitution between the data files, and the comparison, and the variables and data files to which attention is paid using the relation. The relationship search means 6A for searching for variables and the output means 13 for outputting the search results in response to the user's request are provided, and the relation search means 6A sets the values for the variables in each extracted relationship. A location is obtained, and a function is provided for searching the relationship by distinguishing each location where the value is set even if the variables are the same.
[0016]
(3): ComputerTheParse the source programParsing meansAnd search for statements in the program along the execution pathExecution path search meansAnd for the position of each variable in the source program,From the sentences searched by the execution path search means, the statement that sets the value of the variable is identified to obtain the variable setting location, and the value setting location for the appearance position of each variable can be identified. Functions as a setting statement identification means that performs processing so that the source program can be outputA computer-readable recording medium on which a program for causing the program to be recorded is recorded.
[0017]
(Function)
The operation of the present invention based on the above configuration will be described with reference to FIG.
[0018]
(a): In the above (1), the syntax analysis means 2A parses the source program 4, the execution path search means 11A searches for a sentence in the program along the execution path, and the set sentence identification means 12A has a certain The sentence for setting the value of the variable is identified, and the output means 13 outputs the source program 4 in response to the user's request. Then, the setting sentence identifying means 12A obtains a location where the value is set for the appearance position of each variable in the source program 4 and is capable of identifying the location where the value is set for each appearance position. The source program 4 is output (for example, displayed on the display unit 3).
[0019]
In this way, the location where the value is set can be easily identified for the location where the variable appears, so that it is not necessary to make multiple inquiries, and the influence range of the location of interest can be known in a natural manner. Therefore, the program analysis process can be performed efficiently.
[0020]
(b): In the above (2), the syntax analysis means 2A parses the source program 4, the execution path search means 11A searches for a sentence in the program along the execution path, and the set sentence identification means 12A has a certain The sentence for setting the value of the variable is identified, the relation generation means 5A extracts the variables and constants in the sentence, the relations such as substitution and comparison between the data files, and the output means 13 outputs the search result according to the user's request. Output (for example, display).
[0021]
Then, the relationship search means 6A obtains a location where the value is set for the extracted variable in each relationship, and searches for the relationship separately for each location where the value is set even for the same variable.
[0022]
In this way, the location where the value is set can be easily identified for the location where the variable appears, so that it is not necessary to make multiple inquiries, and the influence range of the location of interest can be known in a natural manner. Also, in the analysis of the effects of variables using relationships such as variable and file substitution, it is possible to avoid degradation of analysis accuracy due to work variables. Even with the system, it is possible to analyze efficiently with high accuracy.
[0023]
(c): In (3), the computer reads the program from the recording medium and executes it to parse the source program 4 and to search for a sentence in the program along the execution path; The procedure for identifying a sentence for setting the value of a variable, the procedure for outputting the source program 4 in response to the user's request, and the value for each variable occurrence position in the source program 4 A procedure for outputting the source program 4 in a format in which a location to be determined is obtained and the location where the value is set for each appearance position can be identified is executed.
[0024]
In this way, the location where the value is set can be easily identified for the location where the variable appears, so that it is not necessary to make multiple inquiries, and the influence range of the location of interest can be known in a natural manner. Therefore, the program analysis process can be performed efficiently.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0026]
§1: Explanation of device example ... See FIG.
FIG. 2 is a specific apparatus example, FIG. 2A is an apparatus configuration example, and FIG. 2B is an explanatory diagram of a magnetic disk. The program analysis device is realized by an arbitrary computer such as a personal computer or a workstation.
[0027]
In this example, the program analysis apparatus includes an apparatus main body (computer main body) 1, a display unit (display apparatus) 3 connected to the apparatus main body 1, an input device 21 such as a keyboard and a mouse, an optical disk drive, a floppy disk drive, and the like. The removable disk drive (RDD) 22, magnetic disk device (MDD) 23, printer 24, and the like.
[0028]
The apparatus main body 1 includes a CPU 25, a ROM 26, a memory 27, an interface control unit (I / F control unit) 28, a communication control unit 29, and the like connected to the CPU 25 via a bus.
[0029]
Then, in the magnetic disk (recording medium) of the magnetic disk device 23, an area as shown in FIG. 2B is set, and a program and the like are stored. In this case, for example, the area includes a source program storage area 32 for storing the source program, a processing result data storage area 33 for storing the processing result data, and a processing program storage area for storing the processing program. 34, and other data storage area 35 for storing other data are provided.
[0030]
A program analysis processing program described below is stored in the processing program storage area 34, and the CPU 25 reads out and executes the program to realize the program analysis processing.
[0031]
However, the present invention is not limited to such an example. For example, the program can be stored in the magnetic disk 31 as follows, and the program analysis processing can be performed by the CPU 25 executing the program. It is.
[0032]
(1): A program stored in a removable disk created by another device (program data created by another device) is read by a removable disk drive (RDD) 22 and is read into the magnetic disk 31 of the magnetic disk device 23. Store.
[0033]
(2): Data such as a program transmitted from another device via a communication line such as a LAN is received via the communication control unit 29, and the data is received by the magnetic disk 31 (recording medium) of the magnetic disk device 23. To store.
[0034]
§2: Explanation of the configuration and functions of the program analyzer ... See Fig. 3
FIG. 3 is an explanatory diagram of the program analysis apparatus. FIG. 3A shows an apparatus example 1 and FIG. Hereinafter, the configuration and functions of the program analysis apparatus will be described with reference to FIG.
[0035]
(1): Explanation of device example 1
As shown in FIG. 3A, the program analysis apparatus of the apparatus example 1 includes an apparatus main body 1 and a display unit 3 connected to the apparatus main body 1, and the apparatus main body 1 includes an analysis target. A syntax analysis unit 2 that performs syntax analysis of the source program 4, an execution path search unit 11, a setting sentence identification unit 12, and the like are provided. The apparatus main body 1 (corresponding to the apparatus main body 1 in FIG. 2) inputs an instruction of a user (hereinafter referred to as “user”), and displays the source program 4 and the data of the syntax analysis result on the display unit 3. The control when performing is performed. In this case, the execution path search unit 11 and the set sentence identification unit 12 perform the processing together.
[0036]
That is, the program analysis apparatus of the apparatus example 1 sets a value of a certain variable, a syntax analysis unit 2 that parses the source program 4, a path search unit 11 that searches a sentence in the program along the execution path, and the like. A setting sentence identifying unit 12 for identifying a sentence to be performed, and a display unit 3 for outputting a source program in response to a user request. Then, the setting sentence identification unit 12 obtains a location where the value is set for the appearance position of each variable in the source program 4, and the source in a format that can identify the setting location of the value for each appearance position. A function of outputting the program 4 (for example, displaying on the display unit 3) is provided.
[0037]
The setting sentence identifying unit 12 has a function of outputting a source program in a format that can identify only a used location that is a set location of the same value for a specific used location of a specific variable designated by the user, It has a function of inserting information that can identify a setting location of a value for each occurrence position of each variable in the program 4 into the source program 4 in the form of a comment sentence. The syntax analysis unit 2, the execution path search unit 11, and the set sentence identification unit 12 correspond to the syntax analysis unit 2A, the execution path search unit 11A, and the set sentence identification unit 12A in FIG. 1, respectively.
[0038]
(2): Explanation of device example 2
As shown in FIG. 3B, the program analysis apparatus of the apparatus example 2 includes an apparatus main body 1 and a display unit 3 connected to the apparatus main body 1, and the apparatus main body 1 includes an analysis target. A syntax analysis unit 2 that analyzes the source program 4, an execution path search unit 11, a set sentence identification unit 12, a relationship generation unit 5, a relationship search unit 6, and the like are provided.
[0039]
The apparatus main body 1 inputs a user's instruction and controls the display unit 3 when displaying the source program 4 and syntax analysis result data. In this case, the execution path search unit 11 and the setting sentence identification unit 12 perform processing together.
[0040]
When the relation generation unit 5 uses relations between variables, constants, and data files, such as assignment and comparison, for each sentence of the source program 4, information on the variables, constants, and data files as well as the types of relations. Are extracted together with information on the location where the value is set, and stored as relation data 7 in a work memory or the like.
[0041]
The relationship data 7 is relationship data generated by the relationship generation unit 5 for a plurality of programs. The relationship retrieval unit 6 retrieves other variables, constants, and data files that are affected by using the relationship that the variable has, starting from the variable designated by the user. The spillover suppression variable data 8 and the set location ignored variable data 9 are data designated by the user prior to the search.
[0042]
In the program analysis apparatus of the apparatus example 2, the relation generation unit 5 extracts relations such as substitution of values between variables and data files, and the relation search part 6 affects a certain variable from a large number of programs. Some of them have a function to search the received part efficiently. With these functions, it is possible to know the information of the variable being noticed and the range of influence.
[0043]
That is, the program analysis apparatus of the apparatus example 2 sets a value of a certain variable, a syntax analysis unit 2 that parses the source program 4, an execution path search unit 11 that searches a sentence in the program along the execution path, and the like. Setting statement identification unit 12 for identifying a statement to be performed, relationship generation unit 5 for extracting a relation such as a variable or constant in the sentence, substitution between data files, comparison, and the like, and influence from the variable or data file of interest using the relationship And a display unit 3 for displaying a search result in response to a user request.
[0044]
And the relationship search part 6 is equipped with the function which calculates | requires the setting location of the value with respect to the variable in each extracted relationship, and searches a relationship separately for every value setting location even if it is the same variable. Yes. Further, when the user designates a variable (propagation suppression variable data 8) that is previously determined not to be searched in units of set locations, the relationship search unit 6 does not search for the relationship that the set location has during the search. It has a function.
[0045]
Furthermore, when the user designates a variable that has been found to be searchable without being distinguished in units of set locations (set location ignored variable data 9), the relationship search unit 6 sets the variables during the search. A function to search without distinguishing between parts, a function to output a variable that has not been searched because part of the value setting is different as part of the search result, and a work variable that can be used for multiple purposes It has a function to list the variables that have sex.
[0046]
Note that the syntax analysis unit 2, the execution path search unit 11, the set statement identification unit 12, the relationship generation unit 5, and the relationship search unit 6 are respectively the syntax analysis unit 2A, the execution path search unit 11A, and the set statement identification unit of FIG. 12A, the relationship generation unit 5A, and the relationship search unit 6A.
[0047]
§3: Explanation of processing examples
Hereinafter, a processing example of the program analysis apparatus will be described in detail.
[0048]
(Description of Example 1)
(1): Explanation of processing in Example 1 ... see FIG.
FIG. 4 is a processing flowchart of Example 1. Hereinafter, the processing of Example 1 will be described with reference to FIG. S1 to S7 indicate each processing step.
[0049]
In Example 1, first, the syntax analysis unit 2 reads a syntax element from the source program 4 of the source file (S1), and determines whether the reading has been completed (S2). As a result, if the reading has not been completed, syntax analysis is performed on the read syntax element (S3). Then, the setting sentence identification unit 12 determines whether the result of the syntax analysis is a syntax element indicating a variable (S4).
[0050]
If it is determined that the syntax element indicates a variable, the execution path search unit 11 searches the execution path and obtains a variable setting location (S6). Then, the set sentence identifying unit 12 adds information indicating the set location to the variable name, sends it to the display unit 3, displays it on the screen of the display unit 3 (S7), and returns to the process of S1.
[0051]
If the setting sentence identification unit 12 determines that it is not a syntax element indicating a variable in the process of S4, the information of the analysis result is sent to the display unit 3 and displayed on the screen of the display unit 3 as it is (S5). The process returns to S1. If it is determined in the process of S2 that all reading has been completed (when all the source programs 4 to be analyzed have been read), this process ends.
[0052]
(2): Explanation of data in Example 1 ... See FIG.
FIG. 5 is a data example of Example 1, FIG. 5A is a program (source program) that is an input of Example 1, and FIG. 5B is an output example of Example 1. An example of data in the processing of Example 1 is as follows.
[0053]
(1) Source program example
As an input program (source program 4), for example, a program as shown in FIG. In this example program, “int x = 1”, “int y, z”, and “int a = 2” with line numbers 10, 20, and 30 are variable declarations, respectively. In this case, “int” represents the type of the variable, “intx = 1” indicates that there is a variable x and its value is 1, and “int y, z” includes variables y and z. "Int a = 2" indicates that there is a variable a and its value is 2.
[0054]
“Y = x” in line number 40 indicates that the value of x is assigned to y, and “x = 3” in line number 50 indicates that the value 3 is assigned to x. “If (y> 1)” in line number 60 indicates “if the value of y is greater than 1,” and “x = a” in line number 70 indicates that the value of y is greater than 1. Then, a is substituted for x, and “z = x” in line number 80 indicates that x is substituted for z. The above program is processed as the source program 4.
[0055]
(2) Output example
The source program 4 shown in FIG. 5A is input and processed, and for example, data as shown in FIG. 5B is output. In this case, the @ mark is identification information for identifying the position to be set (information added in the process of S7 in FIG. 4). For example, “int x @ 10 = 1” in line number 10 indicates that “x is a line number = 10 and a value is substituted”, and “int y @ 20, z @ 20;” in line number 20 is , “Y is assigned a value when row number = 20, and z is assigned a value when row number = 20”.
[0056]
In addition, “int a @ 30 = 2” of line number = 30 indicates that “a is line number = 30 and value = 2 is substituted”, and “y @ 40 = x @ 10” of line number = 40. "Indicates that“ the value of x substituted with row number = 10 is substituted for the value of y substituted with row number = 40 ”.
[0057]
Similarly, “z @ 80 = x @ 50 or 70” of the line number 80 is the value of x substituted with the line number = 50 or the value of x substituted with the line number = 70. It indicates that the value is substituted for the value of z substituted at 80. In this way, by adding the @ symbol as information indicating the setting location to the variable name and outputting (displaying, printing, etc.), the setting location can be easily identified, so there is no need to make multiple inquiries, and natural It is possible to know the range of influence of the point of interest in various ways. Therefore, the program analysis process can be performed efficiently.
[0058]
(Description of Example 2)
(1): Outline of processing in Example 2
Example 2 is an example of processing performed only for variables designated by the user in Example 1. In this case, the user is made to select the appearance location of the variable before display, and only the appearance location that is the same setting location is displayed in a manner that can be distinguished from the others.
[0059]
(2): Explanation of processing in Example 2 ... See FIG.
FIG. 6 is a processing flowchart of Example 2. Hereinafter, the processing of Example 2 will be described with reference to FIG. S11 to S19 indicate each processing step.
[0060]
In Example 2, first, the user designates a specific variable by operating the keyboard or the mouse. At this time, when the syntax analysis unit 2 detects the designated variable (S11), the syntax element is read from the source program 4 of the source file (S12), and it is determined whether or not the reading has been completed (S13).
[0061]
As a result, if the reading has not been completed, the syntax analysis unit 2 performs a syntax analysis on the read syntax element (S14). Then, the setting sentence identification unit 12 determines whether or not the result of the syntax analysis is a syntax element indicating a variable (S15).
[0062]
If it is determined that the syntax element indicates a variable, the execution path search unit 11 traces the execution path and obtains a variable setting location (S16). Then, it is determined whether or not the corresponding location is a variable designated by the user (S17). If the location is designated by the user, information indicating the set location is added to the variable name and displayed (S18). Return to.
[0063]
However, if the corresponding part is not a variable designated by the user in the process of S17, it is displayed as it is (S19), and the process returns to S12. The process is performed in this way, and when it is determined that the reading has been completed in the process of S13, the process ends.
[0064]
(3): Output example
FIG. 7A is an output example of Example 2. In Example 2, for example, data as shown in FIG. In this example, in order to make it easy to see the variable of interest, the corresponding part is highlighted with an underline.
[0065]
For example, when line number = 10, the output is “intx= 1 "and x is emphasized by an underline. When the line number is 40, the output is “y =xX is highlighted by an underline. In this way, it is easier to see the variable being noticed by underlining.
[0066]
Thus, in Example 2, for example, an underline is set so that the setting sentence identification unit 12 can identify only the usage location that is the setting location of the same value for the specific usage location of the specific variable designated by the user. The source program 4 is output in the added format. In this way, it is possible to make it easy to see only the variable of interest. Therefore, the program analysis process can be performed efficiently.
[0067]
(Description of Example 3)
In Example 3, instead of displaying the source program on the display unit 3 on the apparatus main body side in Example 1, information on the set location is added in the form of a comment and output to a file.
[0068]
An output example in this case is shown in FIG. 7B. In the output example of Example 3, for example, when the line number is 40, the output “y = x” is added to the output “y = x” by adding the information of the set location in the form of a comment like “/ * x @ 10 * /”. Output to. In this case, “/ * x @ 10 * /”, which is the information of the set location, is a comment with the content “The value of the variable x used in this line is substituted with line number = 10”. It is inserted in the form of a sentence. As described above, if the information on the set location is added in the comment format and output to the file, the output can be used as it is as a program.
[0069]
(Description of Example 4)
The apparatus used in Example 4 is an apparatus having the configuration shown in FIG. 3B. In Example 4, when the influence of a variable is searched using the relationship between variables, constants, and data files, the variable to be affected is obtained in units of set values.
[0070]
(1): Explanation of processing when creating relational data ... See FIG.
FIG. 8 is a processing flowchart for creating relational data in Example 4. Hereinafter, based on FIG. 8, the process at the time of creation of the relationship data of Example 4 is demonstrated. S21 to S30 indicate each processing step.
[0071]
The syntax analysis unit 2 reads the syntax element from the source program 4 of the source file (S21), determines whether or not the data has been read (S22), and if not, reads the syntax element. (S23). If the result of the syntax analysis is a declaration of a variable initial value, a relationship between the initial values is created (S24), and if it is an assignment statement, a relationship between the assignment destination and the setting location of the value of the assignment source is created (S25). In the case of a comparison sentence, a relationship between comparison values is set (S26). In the case of a file input, a relationship between a file and a receiving variable is created (S27).
[0072]
Further, if it is a file output, a relationship between the file and the setting position of the write value is created (S28), and if it is a subroutine call, a relation between the argument value setting location and the callee temporary argument is created (S29). Then, the created relational data is output (S30), and the process returns to S21. The process is performed in this way, and if it is determined that all of the data has been read in the process of S22, this process is terminated.
[0073]
(2): Explanation of processing at the time of relational data search ... See FIG.
FIG. 9 is a flowchart of processing for retrieving relational data in Example 4. Hereinafter, based on FIG. 9, the process at the time of the related data search of Example 4 is demonstrated. S31 to S36 indicate each processing step.
[0074]
When searching for related data, first, the user is made to specify a starting point variable (S31). Thereafter, the relationship search unit 6 puts all the set points of the starting variable in the search list (S32), determines whether there is an unsearched set location in the search list in the relationship data 7 (S33), If there is a search setting location, it is determined whether or not the related party is still searched (S34).
[0075]
As a result, if the related party has not been searched yet, it is put in the search list (S35), and the process returns to S33. If the related party is not searched in the process of S34, the process returns to the process of S33. Further, if there is no unsearched set location in the search list in the processing of S33, the set location of the search list is output (S36), and this processing is terminated.
[0076]
(3): Source program example
10 shows a source program example 1, FIG. 11 shows a source program example 2, FIG. 12 shows an example of created relational data, and FIG. 13 shows an output example.
[0077]
In the processing of Example 4, an example of the source program 4 that becomes the input of the search is as shown in FIGS. 10 and 11, for example. An example of relational data created from the source program 4 is shown in FIG. As shown. Further, the output of the search result is as shown in FIG. 13, for example.
[0078]
That is, the relational data in FIG. 12 is an example of relational data created by the processes of S24 to S29 in FIG. 8, and is arranged as data in which the substitution destination and substitution source data are related. Moreover, the output example of FIG. 13 is an output example by the process of FIG.
[0079]
In FIG. 13, there is data including the number of ripples (Ripple level) and variables specified by the user. For example, the variable “YEAR” is a variable specified by the user, the number of ripples is 0 (no ripple), the type of relationship is “starting point”, and the program name is PG2 (the program shown in FIG. 11). Yes, the program has 130 lines. The contents indicate that the variable “YEAR” is affected by the starting sentence in line 130 of PG2, and the ripple number is zero.
[0080]
Also, the variable “'00” ”is a variable designated by the user, the number of ripples is 1, the type of relationship is“ comparison ”, the program name is PG2, and the number of program lines is 130 lines. is there. The contents indicate that the variable “00” is affected by the comparison sentence in line 130 of PG2, and the ripple number is 1.
[0081]
The variable “10000” is a variable specified by the user, the number of ripples is 1, the type of relationship is “assignment”, the program name is PG2, and the number of program lines is 120 lines. The contents indicate that the variable “10000” is influenced by “substitution” in the 120th line of PG2, and the ripple number is 1.
[0082]
Similarly, the variable “NYUKIN-HI @ 10” is a variable designated by the user, the number of ripples is 4 (spreading level = 4), the type of relationship is “assignment”, and the program name Is PG1 (source program shown in FIG. 10), and the number of lines of the program is 50 lines. The contents indicate that the variable “NYUKIN-HI @ 10” is affected by the “assignment” statement in the 50th line of PG1, and the ripple number is four.
[0083]
As described above, in Example 4, since the location where the value is set can be easily identified with respect to the appearance location of the variable, it is not necessary to make multiple inquiries, and the influence range of the attention location can be known in a natural manner. Also, in the analysis of the effects of variables using relationships such as variable and file substitution, it is possible to avoid degradation of analysis accuracy due to work variables. Even with the system, it is possible to analyze efficiently with high accuracy.
[0084]
(Description of Example 5)
Example 5 is an example in which, when the processing of Example 4 is performed, an unnecessary search is not performed by invalidating the relationship of the variables at the setting points designated in advance by the user.
[0085]
That is, in Example 5, the user designates a variable (Ripple Suppression Variable Data 8), which has been previously determined to be unnecessary by a ripple suppression variable designation means (keyboard, mouse, etc.) in units of set points. If it does in this way, 6 A of relationship search means will not search the relationship which the setting location has at the time of a search. In this way, since unnecessary data is not output, the search result is simplified and the analysis process can be performed efficiently.
[0086]
(Description of Example 6)
In Example 6, when the process of Example 4 is performed, the search is made more for the variables specified by the user in advance without searching for the set locations. It is.
[0087]
That is, in Example 6, the user designates a variable (setting location ignoring variable data 9) that has been found to be searchable without distinction in units of setting locations by the setting location ignoring variable designation means (keyboard, mouse, etc.). To do. If it does in this way, the relationship search part 6 will search the variable, without distinguishing in a setting location in the case of a search. In this way, for example, it is advantageous when it is desired to exert the influence of a variable whose value is set in small pieces.
[0088]
(Description of Example 7)
In Example 7, when the processing of Example 4 is performed, a variable that is not searched because the setting location of the value is different is stored, and a list is output (for example, displayed), so that To find variables that may be used in the. In the output example of FIG. 13, the variable x of PG1 corresponds to this.
[0089]
Thus, in Example 7, the relationship search unit 6 outputs, as a part of the search result, a variable having a relationship that has not been searched because the setting location of the value is different, and is used as a work variable for multiple purposes. List the variables that can be In this way, it is easy to distinguish the variables, so the accuracy of the analysis is improved.
[0090]
【The invention's effect】
As described above, the present invention has the following effects.
[0091]
(1): In the present invention, for each occurrence position of a variable, a set location of a value to be executed immediately before is obtained, and this set location information is used for variable identification. In other words, it is possible to identify the location where the value of each variable is set when displaying the program. Also, in the search for the effect when using the substitution relationship between variables, the relationship is searched in consideration of the location where the value is set. By doing so, it is possible to improve the work efficiency without affecting the places where the values are not connected. In addition, even a large-scale system combining many programs can be analyzed with high accuracy.
[0092]
(2): The syntax analysis means parses the source program, the execution path search means searches for a sentence in the program along the execution path, and the set sentence identification means identifies a sentence for setting a value of a certain variable. The output means outputs a source program in response to a user request. Then, the setting sentence identifying means obtains a location where the value is to be set with respect to the appearance position of each variable in the source program, and the source program is formatted in such a way that the set position of the value for each appearance position can be identified. Output.
[0093]
In this way, the location where the value is set can be easily identified for the location where the variable appears, so that it is not necessary to make multiple inquiries, and the influence range of the location of interest can be known in a natural manner. Therefore, the program analysis process can be performed efficiently.
[0094]
(3): The syntax analysis means parses the source program, the execution path search means searches for a sentence in the program along the execution path, and the set sentence identification means identifies a sentence for setting a value of a certain variable. The relationship generating means extracts variables and constants in the sentence, assignments such as substitution between data files, and comparisons, and the output means outputs (for example, displays) a search result in response to a user request.
[0095]
Then, the relationship search means obtains a location where the value is set for the extracted variable in each relationship, and searches for the relationship by distinguishing it for each location where the value is set even if the variable is the same variable.
[0096]
In this way, the location where the value is set can be easily identified for the location where the variable appears, so that it is not necessary to make multiple inquiries, and the influence range of the location of interest can be known in a natural manner. Also, in the analysis of the effects of variables using relationships such as variable and file substitution, it is possible to avoid degradation of analysis accuracy due to work variables. Even with the system, it is possible to analyze efficiently with high accuracy.
[0097]
(4): The computer reads the program from the recording medium and executes it to parse the source programParsing meansAnd search for statements in the program along the execution pathExecution path search meansAnd for the position of each variable in the source program,From the sentences searched by the execution path search means, the statement that sets the value of the variable is identified to obtain the variable setting location, and the value setting location for the appearance position of each variable can be identified. It is made to function as a setting sentence identifying means for performing processing so that a source program can be output.
[0098]
In this way, the location where the value is set can be easily identified for the location where the variable appears, so that it is not necessary to make multiple inquiries, and the influence range of the location of interest can be known in a natural manner. Therefore, the program analysis process can be performed efficiently.
[0099]
Regarding the above description, the following items are further disclosed.
[0100]
(1): In the program analyzing apparatus according to claim 1, the setting sentence identifying means 12A can identify only the used location that is the set location of the same value for the specific used location of the specific variable designated by the user. A function of outputting the source program 4 in a format is provided. In this way, it is possible to make it easy to see only the variable of interest. Therefore, the program analysis process can be performed efficiently.
[0101]
(2): In the program analysis apparatus according to claim 1, information insertion processing means for inserting, into the source program 4 in the form of a comment sentence, information that can identify a setting location of a value for each occurrence position of each variable in the source program 4 (A part of the setting sentence identification unit 12A). In this case, the output program can be used as it is. Therefore, the program analysis process can be performed efficiently.
[0102]
{Circle over (3)} In the program analysis apparatus according to claim 4, a ripple suppression variable designating means (keyboard, mouse, etc.) for designating a variable (propagation suppression variable data 8) previously determined not to be searched in units of set points. The relationship search means 6A has a function that does not search for the relationship that the set location has when searching. In this way, since unnecessary data is not output, the search result is simplified and the analysis process can be performed efficiently.
[0103]
(4): In the program analysis apparatus according to claim 4, a setting location ignoring variable in which a user designates a variable (setting location ignoring variable data 9) that has been found to be searchable without discrimination in units of setting locations. Designating means (keyboard, mouse, etc.) are provided, and the relation retrieval means 6A has a function of retrieving the variables without distinguishing them at the set points in the retrieval. In this way, for example, it is advantageous when it is desired to exert the influence of a variable whose value is set in small pieces.
[0104]
(5) In the program analyzing apparatus according to claim 4, the relation search means 6A outputs a variable having a relation that is not searched because a part where a value is set differs as a part of the search result, and a work It has a function to list variables that can be used for multiple purposes as variables. In this way, it is easy to distinguish the variables, so the accuracy of the analysis is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating the principle of the present invention.
FIG. 2 is a specific apparatus example according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a program analysis apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a processing flowchart of Example 1 in the embodiment of the present invention;
FIG. 5 is a data example of Example 1 in the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a processing flowchart of Example 2 in the embodiment of the present invention;
FIG. 7 is an output example of Example 2 and Example 3 in the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a processing flowchart at the time of creating relational data in Example 4 according to the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a processing flowchart at the time of searching related data in Example 4 according to the embodiment of the present invention;
FIG. 10 is a source program example 1 according to the embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a source program example 2 in the embodiment of the present invention.
FIG. 12 is an example of relation data created in the embodiment of the present invention.
FIG. 13 is an output example in the embodiment of the present invention.
FIG. 14 is an explanatory diagram of a conventional example.
[Explanation of symbols]
1 Main unit
2 Parsing section
3 Display section
4 Source program
5 Relationship generator
6 Relation Search Department
7 relationship data
8 Ripple suppression variable data
9 Set location ignored variable data
11 Execution route search unit
12 Setting sentence identification part
13 Output means
21 Input device
22 Removable disk drive (RDD)
23 Magnetic disk unit (MDD)
24 Printer
25 CPU
26 ROM
27 memory
28 I / F control unit (interface control unit)
29 Communication controller
31 Magnetic disk
32 Source program storage area
33 Processing result data storage area
34 Processing program storage area
35 Other data storage area

Claims

A syntax analysis means for parsing the source program, an execution path search means for searching for a sentence in the program along the execution path, a setting sentence identification means for identifying a sentence for setting a value of a variable, a user's In addition to providing output means for outputting the source program upon request,
The setting sentence identifying means obtains a location where the value is to be set with respect to the appearance position of each variable in the source program, and outputs the source program in a format that can identify the set position of the value for each appearance position. A program analyzer having a function of

Syntax analysis means for parsing the source program, execution path search means for searching for a sentence in the program along the execution path, setting identification means for identifying a sentence for setting a value of a certain variable, and variable in the sentence A relation generation means that extracts relations such as assignments, constants, and comparisons between data files, comparisons, etc., a relation search means that searches for variables that are of interest using the relations and variables that are affected by data files, and user requests In response to the output means for outputting the search results in response,
The relationship search means has a function of obtaining a set point of a value for each extracted variable in each relationship, and searching for the relationship separately for each set point of the value even for the same variable. A program analyzer characterized by the above.

The computer,
A parsing means for parsing the source program;
Execution path search means for searching for statements in the program along the execution path ;
With respect to the appearance position of each variable in the source program, the sentence for setting the value of the variable is identified from the sentences searched by the execution path search means, the variable setting position is obtained, and the appearance position of each variable Setting statement identification means for processing so that the source program can be output in a format that can identify the setting location of the value for
A computer-readable recording medium in which a program for functioning as a computer is recorded.