JP3847199B2 - 費用を考慮した通信方法およびそれを実行する端末 - Google Patents

費用を考慮した通信方法およびそれを実行する端末 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信方法に関し、より特定的には、費用を考慮して通信を行う方法、およびその方法によってコンテンツを取得する移動端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話やPHSを利用することにより、電車内や自動車内など様々な場所から端末をインターネットに接続して、ホームページを閲覧したり、ショッピングを楽むことが可能となっている。
一方、ナビゲーションのための地図情報や、音楽・映像といったコンテンツを自動車内で利用する機会が多くなってきている。この種の大容量コンテンツは、携帯電話やPHSの通信速度では短時間での伝送が困難なため、従来、CDやDVDなどの携帯型大容量記録媒体に格納した状態で提供されており、それらを車内に持ち込んで利用していた。
【0003】
さて、上記のような大容量コンテンツの無線伝送を可能にする方式として、最近、DSRCが注目されている。周知のように、DSRC(DedicatedShort Range Communication)は、例えば5.8GHz帯の電波を利用することにより、基地局近傍の限られた狭い領域内で高速伝送を実現する方式であり、例えば料金所のETCなどに用いられている。
このDSRCを利用して、上記のような大容量コンテンツを自動車内に取り込めるようにすることが、最近になって検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、DSRCを利用すれば、CDやDVD等の記録媒体を介さずに、大容量のコンテンツを短時間で自動車内に取り込むことが可能となる。しかしながら、DSRC基地局は、通信事業者に限らず多様な事業主体により運営されるので、同じコンテンツを取得する場合でも、そのとき介在するDSRC基地局によって通信費が異なることも予想される。そのため、コンテンツの取得にかかる費用の面から見れば、携帯電話やPHSを利用するよりもDSRCを利用した方がいつも好ましいとは限らない。
【0005】
それゆえに、本発明の目的は、DSRCを含む複数の通信手段を備えた移動端末であって、それら通信手段のいずれかを状況に応じて選択し利用することによって、できるだけ安価にコンテンツを取得することのできるような端末を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、移動体に設けられ、当該移動体の外部からコンテンツを取得するための端末であって、
第1〜第N(ただしNは2以上の任意の整数)のコンテンツを取得するための第1〜第Nの通信手段、
コンテンツ取得にかかる費用の上限額を入力するための入力手段、
無料放送を受信する放送受信部、および
第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較し、その比較結果に関連して、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択し、選択した通信手段と対応するコンテンツ取得費用が、前記入力手段を通じて入力された上限額を超える場合には、当該通信手段を動作させず、当該通信手段の代わりに前記放送受信部を動作させる選択手段を備える。
【0007】
上記第1の発明では、第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較することにより、第1〜第Nの通信手段のうち、選択した通信手段を利用する場合のコンテンツ取得費用が、予め設定した上限額を超える場合には、選択した通信手段に代えて放送受信部を動作させる。これにより、コンテンツ取得にかかる費用を考慮して、利用する通信手段を選択することが可能となる。また、コンテンツ取得に予想外の高額な費用がかかるのを防ぐことができる。また、コンテンツ取得を取りやめた場合でも、費用のかからない放送を受信することができる。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、
第1〜第Nの通信手段のいずれかが、1以上のDSRC基地局との間で狭域通信を行うDSRC送受信部であり、
選択手段は、動作させる通信手段として当該DSRC送受信部を選択した場合、現在当該移動体がいずれかのDSRC基地局と通信可能なエリア内に位置しているか否かを判定し、その判定結果が否定であるときには、当該DSRC送受信部の出力を利用させないことを特徴とする。
【0009】
上記第2の発明では、DSRC送受信部を通じてコンテンツを取得する場合、移動体がDSRCエリア内に位置しているか否かを判定する。そして、判定の結果、移動体がDSRCエリア外に位置しているときには、DSRC送受信部の出力を利用させない
【0010】
第3の発明は、移動体に設けられ、当該移動体の外部からコンテンツを取得するための端末であって、
第1〜第N(ただしNは2以上の任意の整数)のコンテンツを取得するための第1〜第Nの通信手段、および
第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較し、その比較結果に関連して、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択する選択手段を備え
第1〜第Nの通信手段のいずれかが、1以上のDSRC基地局との間で狭域通信を行うDSRC送受信部であり、
選択手段は、動作させる通信手段として当該DSRC送受信部を選択した場合、現在当該移動体がいずれかのDSRC基地局と通信可能なエリア内に位置しているか否かを判定し、その判定結果が否定であるときには、それが肯定となるまでの間、当該DSRC送受信部を動作させないとともに、当該移動体を最寄りのDSRC基地局へ向けて誘導案内する手段をさらに備える
【0011】
上記第3の発明では、第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較することにより、第1〜第Nの通信手段のうち、DSRC送受信部を通じてコンテンツを取得する場合、移動体がDSRCエリア内に位置しているか否かを判定する。そして、判定の結果、移動体がDSRCエリア外に位置しているときには、DSRCエリア内に入るまでの間、DSRC送受信部を動作させないで、移動体を最寄りのDSRC基地局へ向けて誘導案内する。そして、移動体がDSRCエリア内に入った時点で、DSRC送受信部を動作させる。第3の発明により、DSRCによるコンテンツ取得を確実に行うことが可能となる
【0012】
第4の発明は、第1〜第3の発明において、
選択手段は、コンテンツ取得にかかる費用が最も安い通信手段を選択することを特徴とする。
【0013】
上記第4の発明では、最も少ない費用でコンテンツを取得することが可能となる
【0014】
第5の発明は、第の発明において、
無料放送を受信する放送受信部をさらに備え、
選択手段は、当該判定結果が肯定となるまでの間、当該DSRC受信部の代わりに放送受信部を動作させることを特徴とする。
【0015】
上記第5の発明では、移動体がDSRCエリア内に入るまでの間、DSRC受信部を動作させず、代わりに放送受信部を動作させる。これにより、DSRCによるコンテンツ取得がペンディングされている間、費用のかからない放送を受信することができる
【0022】
の発明は、コンテンツを配信するためのシステムであって、
コンテンツを蓄積する1以上のコンテンツサーバ、および
移動体に設けられ、当該移動体の外部からコンテンツを取得する端末を備え、
端末は、
1以上のコンテンツサーバから第1〜第N(ただしNは2以上の任意の整数)のコンテンツを取得するための第1〜第Nの通信手段、および
第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較し、その比較結果に関連して、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択する選択手段を含み、
第1〜第Nの通信手段のいずれかが、1以上のDSRC基地局との間で狭域通信を行うDSRC送受信部であり、
1以上のDSRC基地局の位置を示す情報を蓄積する位置情報サーバをさらに備え、
端末は、動作させる通信手段として当該DSRC送受信部を選択した場合、位置情報サーバから情報提供を受けて、現在当該移動体がいずれかのDSRC基地局と通信可能なエリア内に位置しているか否かを判定し、その判定結果が否定であるときには、当該移動体を最寄りのDSRC基地局へ向けて誘導案内する手段をさらに含む
【0023】
上記第の発明では、第1〜第Nのコンテンツは、1以上のコンテンツサーバにより蓄積されている。端末は、第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較することにより、第1〜N個の通信手段のうち、動作させる通信手段を選択する。また、端末は、DSRC送受信部を持っており、1以上のDSRC基地局の位置を示す情報が、位置情報サーバに蓄積されている。さらに、端末は、動作させる通信手段としてDSRC送受信部を選択した場合、位置情報サーバから情報提供を受けて、現在移動体がDSRCエリア内に位置しているか否かを判定する。そして、その判定結果が否定であるときには、移動体を最寄りのDSRC基地局へ向けて誘導案内する。これにより、端末は、コンテンツ取得にかかる費用を考慮して、利用する通信手段を選択することが可能となる。
【0024】
の発明は、第の発明において、
選択手段に対し、第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を算定するのに必要な料金情報を提供する料金情報サーバをさらに備える。
【0025】
上記第の発明では、端末が各費用を算定するのに必要な料金情報は、料金情報サーバによって提供される。
【0028】
の発明は、第1〜第N(ただしNは2以上の任意の整数)のコンテンツを取得するための第1〜第Nの通信手段、コンテンツ取得にかかる費用の上限額を入力するための入力手段、無料放送を受信する放送受信部を備えた端末において、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択する方法であって、
第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較するステップ、および
比較の結果に関連して、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択し、選択した通信手段と対応するコンテンツ取得費用が、前記入力手段を通じて入力された上限額を超える場合には、当該通信手段を動作させず、当該通信手段の代わりに前記放送受信部を動作させるステップを備える。
【0029】
の発明は、第1〜第N(ただしNは2以上の任意の整数)のコンテンツを取得するための第1〜第Nの通信手段、コンテンツ取得にかかる費用の上限額を入力するための入力手段、無料放送を受信する放送受信部を備えた端末において、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択するための方法を、コンピュータ処理可能に記述したプログラムであって、
第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較するステップ、および
比較の結果に関連して、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択し、選択した通信手段と対応するコンテンツ取得費用が、前記入力手段を通じて入力された上限額を超える場合には、当該通信手段を動作させず、当該通信手段の代わりに前記放送受信部を動作させるステップを備える。
【0030】
第1の発明は、移動体に設けられ、第1〜第N(ただしNは2以上の任意の整数)のコンテンツを取得するための第1〜第Nの通信手段を備え、前記第1〜第Nの通信手段のいずれかが、1以上のDSRC基地局との間で狭域通信を行うDSRC送受信部である端末において、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択するための方法であって、
前記第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較し、その比較結果に関連して、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択する選択ステップを備え、
前記選択ステップは、動作させる通信手段として当該DSRC送受信部を選択した場合、現在当該移動体がいずれかのDSRC基地局と通信可能なエリア内に位置しているか否かを判定し、その判定結果が否定であるときには、それが肯定となるまでの間、当該DSRC送受信部を動作させないとともに、当該移動体を最寄りのDSRC基地局へ向けて誘導案内するステップを含む。
【0031】
第1の発明は、移動体に設けられ、第1〜第N(ただしNは2以上の任意の整数)のコンテンツを取得するための第1〜第Nの通信手段を備え、前記第1〜第Nの通信手段のいずれかが、1以上のDSRC基地局との間で狭域通信を行うDSRC送受信部である端末において、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択するための方法を、コンピュータ処理可能に記述したプログラムであって、
前記第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較し、その比較結果に関連して、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択する選択ステップを備え、
前記選択ステップは、動作させる通信手段として当該DSRC送受信部を選択した場合、現在当該移動体がいずれかのDSRC基地局と通信可能なエリア内に位置しているか否かを判定し、その判定結果が否定であるときには、それが肯定となるまでの間、当該DSRC送受信部を動作させないとともに、当該移動体を最寄りのDSRC基地局へ向けて誘導案内するステップを含む。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る移動端末の構成を示すブロック図である。図2は、図1の移動端末が用いられる情報配信システムの構成例を示すブロック図である。図2において、情報配信システムは、携帯電話基地局1と、DSRC基地局2と、コンテンツサーバ3と、料金情報サーバ4と、課金サーバ5と、移動端末6とを備えている。コンテンツサーバ3、料金情報サーバ4および課金サーバ5はそれぞれ、ネットワーク10を介して携帯電話基地局1およびDSRC基地局2と接続されている。
【0035】
携帯電話基地局1は、携帯電話サービスの提供エリア内に所定の間隔で設置されており、例えば800MHzや1.5GHz帯の電波を用いて、移動端末6との間で広域通信を行う。DSRC基地局2は、路側の店舗や鉄塔などに適宜設けられており、例えば5.8GHz帯の電波を用いて、移動端末6との間で狭域通信を行う。
【0036】
コンテンツサーバ3は、例えば地図や経路案内、交通情報や気象情報、あるいは映画や音楽といった各種コンテンツを有料または無料で提供する。料金情報サーバ4は、コンテンツの提供価格、携帯電話やDSRCなどの通信費用といった各種料金情報を蓄積している。課金サーバ5は、銀行やクレジット会社などの金融機関(が保有するホストコンピュータ)と接続され、移動端末6が通信サービスを利用してコンテンツを取得するのに伴い、移動端末6のユーザに対してコンテンツの代金や通信費を課金する。移動端末6は、自動車11に設けられ、携帯電話やDSRCなどの無線通信サービスを利用してコンテンツを取得する。
【0037】
図1において、本発明の第1の実施形態に係る移動端末6は、携帯電話送受信部21と、DSRC送受信部22と、選択制御部23と、入力部24と、再生部25と、出力部26とを備えている。携帯電話送受信部21は、携帯電話基地局1との間で広帯域通信を行う。DSRC送受信部22は、DSRC基地局2との間で狭帯域通信を行う。選択制御部23は、複数の通信手段(ここでは携帯電話およびDSRCの2種類)のいずれかを選択し、それを利用してコンテンツを取得する。
【0038】
入力部24は、キーボードやタッチパネルを含み、ユーザによる指示入力を受け付ける。コンテンツ記憶部20は、ハードディスク等の大容量記憶媒体を含み、受信されたコンテンツを記憶する。再生部25は、復調回路や映像・音声処理回路を含み、記憶されたコンテンツを再生する。出力部26は、ディスプレイやスピーカを含み、再生されたコンテンツを出力する。
【0039】
図3は、図1の選択制御部23の構成例を示すブロック図である。図3において、選択制御部23は、CPU31と、ROM32と、RAM33とを含む。図4(a)および(b)は、図3のROM32およびRAM33の内容を示すメモリマップである。図4(a)において、ROM32には、選択制御プログラム41が格納されている。図4(b)において、RAM33には、料金情報42を記憶するための領域が含まれている。
【0040】
上記のように構成された選択制御部23は、ROM32内の選択制御プログラム41に従い、CPU31がRAM33内の料金情報42を参照しつつ動作することにより、下に述べるような選択制御処理を実行する。
【0041】
以上のように構成された移動端末6の動作について、以下に説明する。図5は、図1の選択制御部23が行う処理の手順を示すフローチャートである。図5において、最初、選択制御部23は、入力部24を通じ、取得すべきコンテンツの指定をユーザから受ける(ステップS101)。次いで、選択制御部23は、携帯電話送受信部21を通じて料金情報サーバ4にアクセスし(ステップS102)、そこから料金情報42を取得する(ステップS103)。
【0042】
この料金情報42には、図6に示すように、指定されたコンテンツの価格51と、携帯電話を利用してそのコンテンツを取得する場合にかかる通信費52と、DSRCを利用してそのコンテンツを取得する場合にかかる通信費53とが記述されている。ここで、携帯電話の通信費52は、携帯電話事業者により決められた基準(例えば時間帯や通話時間、アクセスポイントまでの距離など)をもとに算出される金額であり、DSRCの通信費53は、例えばDSRC基地局2の設置者が独自に決めた基準(例えば通信時間)をもとに算出される金額である。なお、通信費の一部あるいは全部を、コンテンツ提供者側の負担とすることもできる。
【0043】
次に、選択制御部23は、携帯電話利用時の取得費用(=コンテンツの代金+携帯電話の通信費)と、DSRC利用時の取得費用(=コンテンツの代金+DSRCの通信費)とを比較して、安い方を選択する(ステップS104)。もし取得費用が同一場合には、予め決められた方(例えば携帯電話)を選択する。
【0044】
次に、選択制御部23は、出力部26を通じ、コンテンツ取得費用をユーザに提示して、コンテンツ取得を実行するかキャンセルするかの最終指示を求める(ステップS105)。そして、ユーザから取得が指示されたか否かを判定し(ステップS106)、判定の結果、実行が指示されれば、携帯電話送受信部21およびDSRC送受信部22のうち、ステップS104の選択結果と対応する送受信部(つまり通信費の安い方)を通じて、ステップS101で指定されたコンテンツを取得し(ステップS107)、その後処理を終了する。一方、キャンセルが指示されれば、ステップS107をスキップして直ちに処理を終了する。
【0045】
こうしてコンテンツが移動端末6へ配信されるのに伴い、コンテンツサーバ3から課金サーバ5へ、移動端末6のIDとコンテンツの代金とが通知され、課金サーバ5は、移動端末6の所有者に対して課金を実行する。また、通信事業者が独自に、あるいは課金サーバ5を通じ、移動端末6の利用者に対して通信費を課金する。
【0046】
以上のように、本実施形態によれば、携帯電話を利用してコンテンツを取得するのにかかる費用と、DSRCを利用してコンテンツを取得するのにかかる費用とを比較して、携帯電話およびDSRCの2つの送受信部のうち、費用の安い方と対応する送受信部を選択して動作させる。これにより、少ない費用でコンテンツを取得することが可能となる。
【0047】
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係る移動端末の構成を示すブロック図である。図8は、図7の移動端末が用いられる情報配信システムの構成例を示すブロック図である。図8において、情報配信システムは、携帯電話基地局1と、DSRC基地局2と、コンテンツサーバ3と、料金情報サーバ4と、課金サーバ5と、放送局7と、移動端末6aとを備えている。コンテンツサーバ3、料金情報サーバ4および課金サーバ5はそれぞれ、ネットワーク10を介して携帯電話基地局1およびDSRC基地局2と接続されている。
【0048】
すなわち、図8の情報配信システムは、図2の情報配信システムに放送局7を追加したものである。放送局7は、FM・AM等のラジオ番組やTV番組等を無料で放送している。移動端末6aは、第1の実施形態の移動端末6とは、構成および動作が一部異なる。他の構成要素は、第1の実施形態と同じものであり、同様の動作を行う。
【0049】
図7において、本発明の第2の実施形態に係る移動端末6aは、携帯電話送受信部21と、DSRC送受信部22と、コンテンツ記憶部20と、放送受信部27と、選択制御部23aと、入力部24と、再生部25と、出力部26とを備えている。
【0050】
すなわち、図7の移動端末6aは、図1の移動端末6に放送受信部27を追加したものである。放送受信部27は、ラジオ番組やTV番組などの放送を受信する。選択制御部23aは、第1の実施形態の選択制御部23と同じ構成を有する(図3参照)が、図4(a)に示されるROM32内の選択制御プログラム41が一部異なっており、そのため一部異なる動作を行う。また図4(b)に示されるRAM33内には、料金情報42を記憶するための領域に加え、上限金額43を記憶するための領域がさらに含まれている。他の構成要素は、第1の実施形態と同じものであり、同様の動作を行う。
【0051】
以上のように構成された移動端末6aの動作について、以下に説明する。図9は、図7の選択制御部23aが行う処理の手順を示すフローチャートである。図9において、最初、選択制御部23aは、入力部24を通じ、取得すべきコンテンツ、およびコンテンツ取得費用の上限金額43の指定をユーザから受ける(ステップS201)。上限金額43としては、例えば「50円」や「180円」など任意の額を指定することができる。「0円」を指定しても構わない。
【0052】
次いで、選択制御部23aは、携帯電話送受信部21を通じて料金情報サーバ4にアクセスし(ステップS202)、そこから料金情報42を取得する(ステップS203)。この料金情報42には、指定されたコンテンツの価格51と、携帯電話を利用してそのコンテンツを取得する場合にかかる通信費52と、DSRCを利用してそのコンテンツを取得する場合にかかる通信費53とが記述されている(図6参照)。
【0053】
次に、選択制御部23aは、携帯電話利用時の取得費用と、DSRC利用時の取得費用とを比較して、安い方を選択する(ステップS204)。もし費用が同一場合には、予め決められた方(例えば携帯電話)を選択する。
【0054】
次に、選択制御部23aは、選択した送受信部と対応するコンテンツ取得費用と、指定された上限金額43とを比較して(ステップS205)、コンテンツ取得費用が上限金額43を超えるか否かを判定する(ステップS206)。この判定の結果、コンテンツ取得費用が上限金額43を超えない場合、選択制御部23aは、ステップS204の選択結果と対応する送受信部を通じて、ステップS201で指定されたコンテンツを取得し(ステップS207)、その後処理を終了する。
【0055】
こうしてコンテンツが移動端末6aへ配信されるのに伴い、コンテンツサーバ3から課金サーバ5へ、移動端末6aのIDとコンテンツの代金とが通知され、課金サーバ5は、移動端末6aの所有者に対して課金を実行する。また、通信事業者が独自に、あるいは課金サーバ5を通じ、移動端末6aの利用者に対して通信費を課金する。
【0056】
一方、ステップS206の判定の結果、コンテンツ取得費用が上限金額43を超える場合には、選択制御部23aは、携帯電話またはDSRCによるコンテンツ取得を取りやめ、代わりに放送受信部27を通じ、無料で放送されているラジオやTV番組を受信する(ステップS208)。そして、処理終了する。
【0057】
以上のように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。加えて、選択した送受信部を利用する場合のコンテンツ取得費用が、予め設定した上限額を超える場合には、その送受信部を動作させないので、コンテンツ取得に予想外の高額な費用がかかるのを防ぐことができる。さらには、選択した送受信部を動作させない代わりとして、放送受信部を動作させるので、コンテンツ取得を取りやめた場合でも、費用のかからない放送を受信することができる。
【0058】
(第3の実施形態)
図10は、本発明の第3の実施形態に係る移動端末の構成を示すブロック図である。図11は、図10の移動端末が用いられる情報配信システムの構成例を示すブロック図である。図11において、情報配信システムは、携帯電話基地局1と、DSRC基地局2と、位置情報サーバ8と、コンテンツサーバ3と、料金情報サーバ4と、課金サーバ5と、移動端末6bとを備えている。位置情報サーバ8、コンテンツサーバ3、料金情報サーバ4、課金サーバ5はそれぞれ、ネットワーク10を介して携帯電話基地局1およびDSRC基地局2と接続されている。
【0059】
すなわち、図11の情報配信システムは、図2の情報配信システムに位置情報サーバ8を追加したものである。位置情報サーバ8は、DSRC基地局2が設置されている位置を示す情報を蓄積している。移動端末6bは、第1の実施形態の移動端末6とは、構成および動作が一部異なる。他の構成要素は、第1の実施形態と同じものであり、同様の動作を行う。
【0060】
図10において、本発明の第3の実施形態に係る移動端末6bは、携帯電話送受信部21と、DSRC送受信部22と、コンテンツ記憶部20と、位置検出部28と、ナビゲーション部29と、選択制御部23bと、入力部24と、再生部25と、出力部26とを備えている。
【0061】
すなわち、図10の移動端末6bは、図1の移動端末6に位置検出部28およびナビゲーション部29を追加したものである。位置検出部28は、例えばGPSレシーバやジャイロセンサを含み、その移動端末6bの現在位置を検出する。ナビゲーション部29は、指定された出発地(例えば移動端末6bの現在位置)から、指定された目的地(例えば最寄りのDSRC基地局2)までの経路を探索する。
【0062】
図10の選択制御部23bは、図1の選択制御部23と同様の構成を有する(図3,図4を参照)。しかし図4(a)に示されているROM32内の制御プログラムが第1の実施形態とは一部異なっており、そのため選択制御部23bは、第1の実施形態とは一部異なる処理を行う。また図4(b)に示されるRAM33内には、料金情報42を記憶するための領域に加え、位置情報44を記憶するための領域がさらに含まれている。他の構成要素は、第1の実施形態と同じものであり、同様の動作を行う。
【0063】
以上のように構成された移動端末6bの動作について、以下に説明する。図12は、図10の選択制御部23bが行う処理の手順を示すフローチャートである。図12において、最初、選択制御部23bは、入力部24を通じ、取得すべきコンテンツの指定をユーザから受ける(ステップS301)。次いで、選択制御部23bは、携帯電話送受信部21を通じて料金情報サーバ4にアクセスし(ステップS302)、そこから料金情報42を取得する(ステップS303)。この料金情報42には、指定されたコンテンツの価格51と、携帯電話を利用してそのコンテンツを取得する場合にかかる通信費52と、DSRCを利用してそのコンテンツを取得する場合にかかる通信費53とが記述されている(図6参照)。
【0064】
次に、選択制御部23bは、携帯電話利用時のコンテンツ取得費用と、DSRC利用時のコンテンツ取得費用とを比較して、費用が安い方を選択する(ステップS304)。もし費用が同一場合には、予め決められた方(例えば携帯電話)を選択する。
【0065】
次に、選択制御部23bは、現在、DSRCによる受信が選択されているか否かを判定し(ステップS305)、その判定結果が否定の場合、ステップS312に進む。ステップS312では、選択制御部23bは、携帯電話受信部を通じて、ステップS301で指定されたコンテンツを取得する。そして、処理を終了する。
【0066】
ステップS305の判定結果が肯定の場合、選択制御部23bは、位置検出部28を通じてその端末6b(自動車11)の現在位置を検出する(ステップS306)。そして、携帯電話送受信部21を通じて位置情報サーバ8にアクセスして(ステップS307)、そこから位置情報44を取得する(ステップS308)。この位置情報44には、図13に示すように、最寄りのDSRC基地局2の位置54が記述されている。
【0067】
次に、選択制御部23bは、ステップS306で検出した現在位置が、最寄りのDSRC基地局2の通信エリア内にあるか否かを判定する(ステップS309)。そして、判定結果が肯定の場合、選択制御部23bは、DSRC送受信部22を通じて、ステップS301で指定されたコンテンツを取得し(ステップS310)、その後処理を終了する。
【0068】
ステップS309の判定結果が否定、すなわち移動端末6bがDSRCエリア外に位置している場合、コンテンツの取得をいったんペンディングし、代わりに、ナビゲーション部29を通じて、現在位置から最寄りのDSRC基地局2までの経路探索を行う(ステップS311)。そして出力部26を通じ、探索結果をユーザに提示した後(ステップS312)、ステップS306に戻る。
【0069】
ナビゲーションに従ってユーザが自動車11を走らせ、移動端末6bがDSRCエリア内に入ると、ステップS309の判定結果が肯定に変わる。それを受けてペンディングが解除され、ステップS310、すなわちDSRC送受信部22を通じたコンテンツ取得が実行される。
【0070】
こうしてコンテンツが移動端末6bへ配信されるのに伴い、コンテンツサーバ3から課金サーバ5へ、移動端末6bのIDとコンテンツの代金とが通知され、課金サーバ5は、移動端末6bの所有者に対して課金を実行する。また、通信事業者が独自に、あるいは課金サーバ5を通じ、移動端末6bの利用者に対して通信費を課金する。
【0071】
以上のように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。加えて、DSRC送受信部22を通じてコンテンツを取得する場合、自動車11がDSRCエリア外に位置しているときには、DSRCエリア内に入るまでの間、DSRC送受信部22を動作させない(つまりDSRCによるコンテンツ取得をペンディングする)ようにする一方、自動車11を最寄りのDSRC基地局2へ向けて誘導案内するので、DSRCによるコンテンツ取得を確実に行うことが可能となる。
【0072】
なお、本実施形態では、移動端末6bがDSRCエリア外にあるとき、DSRCによるコンテンツ取得をペンディングして、最寄りのDSRC基地局2へと自動車11を誘導案内しているが、コンテンツ取得をペンディングしている期間、FMやTVなどの放送を受信しながら誘導案内を行ってもよい。この場合、図11のシステムには放送局7が、図10の移動端末6bには放送受信部27が、それぞれ追加される。そうすれば、コンテンツ取得がペンディングされている間、費用のかからない放送を受信することができる。
【0073】
また、本実施形態では、選択制御部23bは、自動車11がDSRCエリア外に位置しているときには、DSRCエリア内に入るまでの間、DSRC送受信部22を動作させないように制御しているが、代わりに、DSRC送受信部22を動作させたままで、DSRC送受信部22からの出力をコンテンツ記憶部20や再生部25が記憶したり再生したりしないように制御してもよい。
【0074】
また、本実施形態では、移動端末6bは、現在自動車11がDSRCエリア内に位置しているか否かを、位置情報サーバ8が提供する位置情報に基づいて判定しているが、代わりに、DSRC送受信部22の受信状態に基づいて判定してもよい。例えば、DSRC送受信部22から出力される信号のS/N比を計測して、計測の結果が所定のしきい値以上であればDSRCエリア内と判定し、しきい値を下回っていればDSRCエリア外と判定する、といった方法がある。
【0075】
なお、以上の説明では、コンテンツを取得するための通信手段として携帯電話およびDSRCの2種類が使用可能であり、コンテンツ取得にかかる費用が安価な方を選択しているが、代わりに、例えば携帯電話およびDSRCにPHSを加えた3種類を使用可能として、その中で最も費用が安価なものを選択してもよい。一般的には、異なる複数の通信手段を使用可能として、その中で最も費用が安価なものを選択してコンテンツを取得してもよい。
【0076】
また、コンテンツを取得するのにかかる費用、つまりコンテンツ代金と通信費との合計額に基づいて選択を行っているが、同じコンテンツを取得する場合には、通信費だけを比較すればよい。
【0077】
また、コンテンツを取得するのにかかる費用のみに基づいて通信手段を選択しているが、費用以外の条件、例えば通信速度や通信エリアの広さなども加味して選択してもよい。言い換えれば、複数の通信手段のどれを利用するかを決める際には、少なくともコンテンツ取得にかかる費用を考慮する必要がある。
【0078】
また、移動端末(6,6a,6b)は、料金情報42や位置情報44を入手するのに携帯電話を用いているが、代わりにDSRCを用いても、あるいはそれ以外の通信手段を用いても構わない。
【0079】
また、コンテンツを取得する際に外部から料金情報42や位置情報44を入手するのでなく、それらの情報を予め移動端末(6,6a,6b)のハードディスク20内に格納しておき、必要に応じてハードディスク20からRAM33内に読み込むようにしもよい。この場合、移動端末(6,6a,6b)が料金情報サーバ4や位置情報サーバ8に定期的または不定期的にアクセスして、ハードディスク20内の情報の更新を行うこともできる。
【0080】
また、移動端末(6,6a,6b)は自動車11に設けられているが、携帯電話機やノート型パソコンなど様々な移動体に設けられ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る移動端末の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の移動端末が用いられる情報配信システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の選択制御部23の構成例を示すブロック図である。
【図4】(a)図3のROM32の内容を示すメモリマップである。
(b)図3のRAM33の内容を示すメモリマップである。
【図5】図1の選択制御部23が行う処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】図2の料金情報サーバ4から提供される料金情報42の内容を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る移動端末の構成を示すブロック図である。
【図8】図7の移動端末が用いられる情報配信システムの構成例を示すブロック図である。
【図9】図7の選択制御部23aが行う処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る移動端末の構成を示すブロック図である。
【図11】図10の移動端末が用いられる情報配信システムの構成例を示すブロック図である。
【図12】図10の選択制御部23bが行う処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】図11の位置情報サーバ8から提供される位置情報44の内容を示す図である。
【符号の説明】
1…携帯電話基地局
2…DSRC基地局
3…コンテンツサーバ
4…料金情報サーバ
5…課金サーバ
6,6a,6b…移動端末
7…放送局
8…位置情報サーバ
21…携帯電話送受信部
22…DSRC送受信部
23,23a,23b…選択制御部
24…入力部
26…出力部
27…放送受信部
28…位置検出部
29…ナビゲーション部
41…選択制御プログラム
42…料金情報
43…上限金額
44…位置情報

Claims (11)

  1. 移動体に設けられ、当該移動体の外部からコンテンツを取得するための端末であって、
    第1〜第N(ただしNは2以上の任意の整数)のコンテンツを取得するための第1〜第Nの通信手段、
    コンテンツ取得にかかる費用の上限額を入力するための入力手段、
    無料放送を受信する放送受信部、および
    前記第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較し、その比較結果に関連して、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択し、選択した通信手段と対応するコンテンツ取得費用が、前記入力手段を通じて入力された上限額を超える場合には、当該通信手段を動作させず、当該通信手段の代わりに前記放送受信部を動作させる選択手段を備える、端末。
  2. 前記第1〜第Nの通信手段のいずれかが、1以上のDSRC基地局との間で狭域通信を行うDSRC送受信部であり、
    前記選択手段は、動作させる通信手段として当該DSRC送受信部を選択した場合、現在当該移動体がいずれかのDSRC基地局と通信可能なエリア内に位置しているか否かを判定し、その判定結果が否定であるときには、当該DSRC送受信部の出力を利用させないことを特徴とする、請求項1に記載の端末。
  3. 移動体に設けられ、当該移動体の外部からコンテンツを取得するための端末であって、
    第1〜第N(ただしNは2以上の任意の整数)のコンテンツを取得するための第1〜第Nの通信手段、および
    前記第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較し、その比較結果に関連して、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択する選択手段を備え、
    前記第1〜第Nの通信手段のいずれかが、1以上のDSRC基地局との間で狭域通信を行うDSRC送受信部であり、
    前記選択手段は、動作させる通信手段として当該DSRC送受信部を選択した場合、現在当該移動体がいずれかのDSRC基地局と通信可能なエリア内に位置しているか否かを判定し、その判定結果が否定であるときには、それが肯定となるまでの間、当該DSRC送受信部を動作させないとともに、当該移動体を最寄りのDSRC基地局へ向けて誘導案内する手段をさらに備える、端末。
  4. 前記選択手段は、コンテンツ取得にかかる費用が最も安い通信手段を選択することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の端末。
  5. 無料放送を受信する放送受信部をさらに備え、
    前記選択手段は、当該判定結果が肯定となるまでの間、当該DSRC受信部の代わりに前記放送受信部を動作させることを特徴とする、請求項に記載の端末。
  6. コンテンツを配信するためのシステムであって、
    コンテンツを蓄積する1以上のコンテンツサーバ、および
    移動体に設けられ、当該移動体の外部からコンテンツを取得する端末を備え、
    前記端末は、
    前記1以上のコンテンツサーバから第1〜第N(ただしNは2以上の任意の整数)のコンテンツを取得するための第1〜第Nの通信手段、および
    前記第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較し、その比較結果に関連して、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択する選択手段を含み、
    前記第1〜第Nの通信手段のいずれかが、前記1以上のDSRC基地局との間で狭域通信を行うDSRC送受信部であり、
    1以上のDSRC基地局の位置を示す情報を蓄積する位置情報サーバをさらに備え、
    前記端末は、動作させる通信手段として当該DSRC送受信部を選択した場合、前記位 置情報サーバから情報提供を受けて、現在当該移動体がいずれかのDSRC基地局と通信可能なエリア内に位置しているか否かを判定し、その判定結果が否定であるときには、当該移動体を最寄りのDSRC基地局へ向けて誘導案内する手段をさらに含む、コンテンツ配信システム。
  7. 前記選択手段に対し、前記第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を算定するのに必要な料金情報を提供する料金情報サーバをさらに備える、請求項に記載のコンテンツ配信システム。
  8. 第1〜第N(ただしNは2以上の任意の整数)のコンテンツを取得するための第1〜第Nの通信手段、コンテンツ取得にかかる費用の上限額を入力するための入力手段、無料放送を受信する放送受信部を備えた端末において、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択する方法であって、
    前記第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較するステップ、および
    前記比較の結果に関連して、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択し、選択した通信手段と対応するコンテンツ取得費用が、前記入力手段を通じて入力された上限額を超える場合には、当該通信手段を動作させず、当該通信手段の代わりに前記放送受信部を動作させるステップを備える、選択方法。
  9. 第1〜第N(ただしNは2以上の任意の整数)のコンテンツを取得するための第1〜第Nの通信手段、コンテンツ取得にかかる費用の上限額を入力するための入力手段、無料放送を受信する放送受信部を備えた端末において、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択するための方法を、コンピュータ処理可能に記述したプログラムであって、
    前記第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較するステップ、および
    前記比較の結果に関連して、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択し、選択した通信手段と対応するコンテンツ取得費用が、前記入力手段を通じて入力された上限額を超える場合には、当該通信手段を動作させず、当該通信手段の代わりに前記放送受信部を動作させるステップを備える、選択プログラム。
  10. 移動体に設けられ、第1〜第N(ただしNは2以上の任意の整数)のコンテンツを取得するための第1〜第Nの通信手段を備え、前記第1〜第Nの通信手段のいずれかが、1以上のDSRC基地局との間で狭域通信を行うDSRC送受信部である端末において、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択するための方法であって、
    前記第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較し、その比較結果に関連して、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択する選択ステップを備え、
    前記選択ステップは、動作させる通信手段として当該DSRC送受信部を選択した場合、現在当該移動体がいずれかのDSRC基地局と通信可能なエリア内に位置しているか否かを判定し、その判定結果が否定であるときには、それが肯定となるまでの間、当該DSRC送受信部を動作させないとともに、当該移動体を最寄りのDSRC基地局へ向けて誘導案内するステップを含む、選択方法。
  11. 移動体に設けられ、第1〜第N(ただしNは2以上の任意の整数)のコンテンツを取得するための第1〜第Nの通信手段を備え、前記第1〜第Nの通信手段のいずれかが、1以上のDSRC基地局との間で狭域通信を行うDSRC送受信部である端末において、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択するための方法を、コンピュータ処理可能に記述したプログラムであって、
    前記第1〜第Nの通信手段を利用して第1〜第Nのコンテンツを取得するのにそれぞれかかる各費用を比較し、その比較結果に関連して、動作させる通信手段として当該第1〜第Nの通信手段のいずれか1つを選択する選択ステップを備え、
    前記選択ステップは、動作させる通信手段として当該DSRC送受信部を選択した場合 、現在当該移動体がいずれかのDSRC基地局と通信可能なエリア内に位置しているか否かを判定し、その判定結果が否定であるときには、それが肯定となるまでの間、当該DSRC送受信部を動作させないとともに、当該移動体を最寄りのDSRC基地局へ向けて誘導案内するステップを含む、選択プログラム。
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