JP3841366B2 - 監視装置の負荷分散処理システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の伝送装置、通信回線及び複数の監視装置とから構成されるネットワークにおける監視装置の負荷分散処理システム及び監視対象範囲を変更できる監視装置に関する。
近年は、ネットワーク規模が大きくなり、ネットワークを複数拠点で監視するケースが増加している。しかし、各監視装置がネットワーク内の全ての伝送装置に対して同様な監視処理を実施しているため、無駄な処理が発生し、各監視装置での処理負荷が増大している。このため、ネットワークを複数拠点から監視する場合、各監視装置が効率的にネットワーク全体の運用状態を監視できる負荷分散処理システムが要望されてきている。又、必要に応じて監視対象範囲を変更できる監視システムも要望されている。
【0002】
【従来の技術】
従来、大規模なネットワークを監視する場合、以下に示すような2通りのシステムが用いられる。すなわち、
複数の監視装置を設置し、各監視装置でそれぞれネットワーク全体の伝送装置を監視する。・・・第1の従来システム
ネットワークを分割してサブネットワーク化し、各サブネットワーク毎にサブ監視装置を設置し、更にサブ監視装置を監視するメイン監視装置を設置してネットワーク全体を監視する。・・・第2の従来システム
【0003】
図43は第1の従来システムの構成概念図である。図において、1はネットワークで、データ伝送を行なう複数の伝送装置2(図中黒丸●で示す)とこれら伝送装置2間を接続する通信回線3とで構成されている。4はネットワーク1内の運用状態を監視する監視装置で、複数(n個)設けられている。このように構成されたシステムにおいて、各監視装置4はネットワーク1全体の伝送装置2の運用状態を監視している。
【0004】
図44は第2の従来システムの構成概念図である。図43と同一のものは、同一の符号を付して示す。この従来システムは、前記第2の従来システムに該当している。ネットワーク1は、複数のサブネットワーク10に分割され、各サブネットワーク10毎にサブ監視装置5が設けられている。各サブネットワーク10に含まれる伝送装置2及び通信回線3の数は任意である。6は、各サブ監視装置5の動作状態を監視するメイン監視装置である。このように構成されたシステムにおいて、各サブ監視装置5は、自監視装置配下のサブネットワーク10内の全伝送装置2の運用状態を監視している。一方、メイン監視装置6は、全てのサブ監視装置5を監視しており、これによりネットワーク1全体の運用状態の監視を実施している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記した第1の従来システムでは、各監視装置4が監視対象ネットワーク1内の全伝送装置2の運用状態を監視しているため負荷が大きく、またネットワーク内トラフィックも増加し、しかも、ネットワーク1内の全伝送装置2に対する同一の監視処理が各監視装置4において発生し、その分無駄が生じている。又、この第1の従来システムでは、ネットワーク内の伝送装置2の台数が増加するのに比例して、各監視装置における監視処理負荷およびネットワーク内のトラフィックがますます増大する。
前記第2の従来システムでは、ネットワーク全体を監視できるのは、メイン監視装置6のみである。このため、複数拠点からネットワーク全体を監視する場合、サブ監視装置の他に、メイン監視装置を複数台設置する必要がある。
【0006】
又、以上の従来システムにおいて、各監視装置の監視対象範囲は固定されており、監視対象範囲を変更するには、監視装置内における監視画面データをその都度人為的に更新する作業、あるいは、監視画面データの入れ替えをその都度行う作業が必要であり、迅速な監視対象範囲の変更ができない。このため、任意の監視装置が障害によりダウンした場合等において、該障害が発生した監視装置の監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を他の監視装置で監視する場合、すなわち、監視対象範囲を変更する場合、迅速な監視対象範囲の変更ができず、運用効率が著しく低下する。
【0007】
以上より、本発明の目的は、各監視装置における処理負荷を軽減することができ、しかも、各監視装置がネットワーク全体の運用状態を認識することができる監視装置の負荷分散処理システムを提供することである。
本発明の別の目的は、簡単に、監視装置の監視対象範囲を変更できる監視装置を提供することである。
本発明の別の目的は、オペレータ操作で、あるいは、伝送装置の障害発生により、あるいは、指定時刻に自動的に監視対象範囲を変更してネットワークにおける伝送装置の運用状態を監視できる監視装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題は本発明によれば、監視対象範囲外の伝送装置から障害発生を示す監視情報が通知された時、運用状態管理部は該監視情報を監視情報格納手段に格納し、表示手段は該監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視画面上に表示すると共に、該監視対象範囲外の伝送装置の運用状態を監視対象範囲の監視画面上の所定エリアに集約的に表示することにより達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
・発明の概略
(a)第1の発明
図1は第1発明の原理説明図である。
1はデータ伝送を行なう複数の伝送装置、通信回線を備えたネットワーク、10a〜10nはネットワークを複数に分割してなるサブネットワーク、7a〜7nは各サブネットワークに対応して設けられた1台の監視装置、8a〜8nは各監視装置と該監視装置配下のサブネットワーク内の伝送装置間を接続する通信回線(監視回線)、20a〜20nは各監視装置間でサブネットワークの運用状態を通信する通信手段(公衆回線)である。各サブネットワークにおいて、2a〜2nは伝送装置、3a〜3bは通信回線である。
各監視装置7a〜7nは配下のサブネットワーク10a〜10n内の伝送装置2a〜2nの運用状態を監視し、定期的に他の監視装置に対して配下のサブネットワークの運用状態を通知する。この場合、各監視装置7a〜7nは公衆回線20a〜20nを介して、あるいは、ネットワーク内の通信回線3a〜3n,8a〜8nを介して配下のサブネットワークの運用状態を通知する。・・・第1の解決手段
【0010】
各監視装置7a〜7nは配下のサブネットワーク10a〜10n内の伝送装置2a〜2nの運用状態を監視し、監視対象である伝送装置2a〜2nの運用状態に何らかの変化があった場合、他の監視装置に対して配下のサブネットワークの運用状態を通知する。この場合、各監視装置7a〜7nは公衆回線20a〜20nを介して、あるいは、ネットワーク内の通信回線3a〜3n,8a〜8nを介して配下のサブネットワークの運用状態を通知する・・・第2の解決手段
【0011】
各監視装置7a〜7nは、他監視装置に対して他監視装置配下のサブネットワーク内の伝送装置の運用状態を定期的に問い合わせてネットワークの運用状態を収集する。この場合、各監視装置7a〜7nは公衆回線20a〜20nを介して、あるいは、ネットワーク内の通信回線3a〜3n,8a〜8nを介して問い合わせ情報を送信し、これら回線を介してサブネットワークの運用状態情報を受信する。・・・第3の解決手段
【0012】
各監視装置7a〜7nは配下のサブネットワーク10a〜10n内の伝送装置2a〜2nの運用状態を監視し、監視対象である伝送装置の運用状態に何らかの変化があった場合、他の監視装置に対して該他の監視装置配下のサブネットワーク内の伝送装置の運用状態を問い合わせてネットワークの運用状態を収集する。この場合、各監視装置7a〜7nは公衆回線20a〜20nを介して、あるいは、ネットワーク内の通信回線3a〜3n,8a〜8nを介して問い合わせ情報を送信し、これら回線を介して他のサブネットワークの運用状態情報を受信する。・・・第4の解決手段
以上、第1〜第4の解決手段によれば、各監視装置における処理負荷を軽減することができ、しかも、各監視装置はネットワーク全体の運用状態を認識することができる。
【0013】
監視装置7a〜7nのいずれか(例えば、監視装置7b)が動作を停止した場合、隣接する監視装置7aが停止した監視装置配下のサブネットワーク10b内の伝送装置2bの運用状態も併せて監視し、定期的に他の監視装置7nに対して収集した配下のサブネットワーク10a,10bの運用状態を通知する。この場合、監視装置7aは公衆回線20nを介して、あるいは、ネットワーク内の通信回線3b〜3n,8b〜8nを介して配下のサブネットワークの運用状態を通知する。・・・第5の解決手段
【0014】
監視装置7a〜7nのいずれか(例えば、監視装置7b)が動作を停止した場合、隣接する監視装置7aが停止した監視装置配下のサブネットワーク10b内の伝送装置2bの運用状態も併せて監視し、監視対象である伝送装置の運用状態に何らかの変化があった場合、他の監視装置7nに対して他監視装置配下のサブネットワークの運用状態を問い合わせてネットワーク全体の運用状態を収集する。この場合、監視装置7aは公衆回線20nを介して、あるいは、ネットワーク内の通信回線3b〜3n,8b〜8nを介して問い合わせ情報を送信し、これら回線を介して他のサブネットワークの運用状態情報を受信する。・・・第6の解決手段
以上第5〜第6の解決手段によれば、各監視装置における処理負荷を軽減することができ、しかも、各監視装置はネットワーク全体の運用状態を把握することができ、更には、任意の監視装置に障害が発生しても隣接する監視装置が該障害監視装置の役割を代行するため、正常各監視装置はネットワーク全体の運用状態を認識することができる。
【0015】
(b)第2発明
図2は第2発明の原理説明図である。
1はデータ伝送を行なう複数の伝送装置、通信回線を備えたネットワーク、2は伝送装置、3は通信回線、7は監視装置、8は各監視装置とネットワーク1内の伝送装置2間を接続する通信回線(監視回線)、9a〜9cは監視対象範囲である。監視装置7において、71は種々の監視対象範囲9a〜9cに応じた監視画面データを保持する監視画面データ保持部、72は所定の監視対象範囲を指定する監視範囲指定部、73は指定された監視対象範囲に応じた監視画面データに基づいて監視画面の表示制御を行う監視画面表示部、74はディスプレイ装置、75は監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を管理する運用状態管理部、76はネットワーク内の伝送装置から通知される監視情報を記憶する監視情報格納部、77は伝送装置に障害が発生した時に、どの監視対象範囲の監視画面を表示するかを指定するための監視画面運用情報を保持する監視画面運用情報保持、78は指定時刻に所定の監視対象範囲の監視画面を表示するための監視画面運用情報を保持する監視画面運用情報保持部である。
【0016】
データ伝送を行なう複数の伝送装置2を備えたネットワーク1に複数の監視装置7を設け、各監視装置によりそれぞれの監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視する。各監視装置7の監視画面保持部71は種々の監視対象範囲に応じた監視画面データを保持しており、監視範囲指定部72より所定の監視対象範囲がオペレータ操作で指定されると、監視画面表示部73は指定された監視対象範囲に応じた監視画面データに基づいて監視画面をディスプレイ装置74に表示する。又、運用状態管理部75は監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を管理し、監視画面表示部73は運用状態管理部75により管理されている監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視画面上に表示する。
【0017】
この場合、運用状態管理部75は、▲1▼監視対象範囲外の伝送装置から通知される監視情報を廃棄して監視対象範囲内の伝送装置のみの運用状態を管理する。▲2▼あるいは、運用状態管理部75は、監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を管理すると共に、ネットワークの全伝送装置から通知される監視情報を監視情報格納部76に格納して、全伝送装置の運用状態を保持する。▲3▼あるいは、運用状態管理部75は、監視対象範囲内の伝送装置に限定することなく伝送装置の運用状態を管理し、監視画面表示部73は運用状態管理部により管理されている監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視画面上に表示すると共に、監視対象範囲外の伝送装置の運用状態(例えば障害発生装置名)を監視画面上の所定エリアに集約的に表示する。▲4▼あるいは、運用状態管理部75は、監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を管理し、監視画面表示部73は運用状態管理部75により管理されている監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視画面上に表示し、運用状態管理部75は監視対象範囲外の伝送装置の障害発生を検出した時、監視画面表示部73にネットワーク全体を監視対象範囲とする監視画面の表示を指示し、監視画面表示部73は指示された監視対象範囲に応じた監視画面データに基づいてネットワーク全体を監視対象範囲とする監視画面を表示すると共に、各伝送装置の運用状態を監視画面上に表示する。
以上により、オペレータ操作または自動処理により簡単に監視装置の監視対象範囲を変更して該監視対象範囲内の伝送装置の監視画面を表示することができる。・・・第1の解決手段
【0018】
データ伝送を行なう複数の伝送装置2を備えたネットワーク1に複数の監視装置7を設け、各監視装置7によりそれぞれの監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視する。各監視装置7の監視画面保持部71は種々の監視対象範囲に応じた監視画面データを保持し、又、監視画面運用情報保持部77は、伝送装置に障害が発生した時に、どの監視対象範囲の監視画面を表示するかを指定するための監視画面運用情報を保持する。通常、監視画面表示部73は、オペレータにより指定された監視画面をディスプレイ装置74に表示しているが、障害発生検出時は該障害に応じた監視対象範囲の監視画面を表示する。又、運用状態管理部75は監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を管理し、監視画面表示部73は運用状態管理部75により管理されている監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視画面上に表示する。この場合、第1の解決手段と同様に前記▲1▼〜▲4▼の手段を講じることができる。
以上により、伝送装置に障害が発生した時、監視対象範囲を自動的に該障害に応じた別の監視対象範囲に変更し、該別の監視対象範囲の監視画面を表示することができる。・・・第2の解決手段
【0019】
データ伝送を行なう複数の伝送装置2を備えたネットワーク1に複数の監視装置7を設け、各監視装置7によりそれぞれの監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視する。各監視装置7の監視画面保持部71は種々の監視対象範囲に応じた監視画面データを保持し、又、監視画面運用情報保持部78は、指定時刻に指定監視対象範囲の監視画面を表示するための監視画面運用情報を保持する。通常、監視画面表示部73は、オペレータにより指定された監視画面をディスプレイ装置74に表示しているが、指定時刻になると、該指定時刻に応じた監視対象範囲の監視画面をディスプレイ装置74に表示する。又、運用状態管理部75は監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を管理し、監視画面表示部73は該運用状態管理部75により管理されている監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視画面上に表示する。この場合、第1の解決手段と同様に前記▲1▼〜▲4▼の手段を講じることができる。
以上により、予め指定した時刻になると、監視対象範囲を自動的に該時刻に応じた別の監視対象範囲を変更し、該別の監視対象範囲の監視画面を表示することができる。・・・第3の解決手段
【0020】
(A)本発明の第1実施例
(a) 全体の構成と動作概略
(1)全体の構成
図3は本発明に係わる監視装置の負荷分散システムの全体構成図であり、データ伝送を行なう複数の伝送装置2と、これら複数の伝送装置2の運用状態を監視する監視装置7と、これら伝送装置2と監視装置7間を接続する通信回線(伝送路)3とを具備するネットワークを構成している。通信回線3は、伝送装置2相互を接続し、情報通信を行なうもので、例えば高速ディジタル回線である。図では、監視装置7は3台示しているが、少なくとも2台あれば任意の数であってよい。
【0021】
ネットワークは、複数のサブネットワーク10に分割され、各サブネットワーク10に1台の監視装置7が配置されるようになっている。監視装置7は、それぞれ配下のサブネットワーク10内の全伝送装置2の運用状態を監視し、他の監視装置からの情報によりネットワーク全体を監視する。8は監視装置7と対応するサブネットワーク内の伝送装置2間に設けられ、監視情報の通信を行なう監視回線であり、通信回線の一種(物理ケーブル)である。
各サブネットワーク10内の伝送装置2の数と通信回線3の数は任意の数でよく、又、サブネットワーク10の数と監視装置7の数も任意数であってよい。20は、各監視装置7間を接続して、監視情報の通信を行なう公衆回線である。図中に示す通信回線3を識別する#51〜#62の通信回線識別番号と、監視回線8を識別する#63〜#65の監視回線番号と、公衆回線20を識別する#66〜#68の識別番号は後述する実施例の説明で用いる。
【0022】
▲2▼ 第1の監視動作の概略
各監視装置7は配下のサブネットワーク10内の伝送装置2の運用状態を監視し、ネットワーク内の通信回線3,8あるいは公衆回線20を経由して定期的に他の監視装置7に対して配下のサブネットワーク10の運用状態を通知する。
▲3▼ 第2の監視動作の概略
各監視装置7は配下のサブネットワーク10内の伝送装置2の運用状態を監視し、配下の伝送装置2の運用状態に何らかの変化があった場合、ネットワーク内の通信回線3,8あるいは公衆回線20を経由して他の監視装置7に対して配下のサブネットワーク10の運用状態を通知する。
【0023】
▲4▼ 第3の監視動作の概略
各監視装置7は、他監視装置に対して他監視装置配下のサブネットワーク10内の伝送装置2の運用状態を通信回線3,8あるいは公衆回線20を経由して定期的に問い合わせ、これにより、ネットワーク全体の運用状態を収集、認識する。 ▲5▼ 第4の監視動作の概略
各監視装置7は、配下のサブネットワーク10内の伝送装置2の運用状態を監視する。そして、配下の伝送装置2の運用状態に何らかの変化があった場合、ネットワーク内の通信回線3,8あるいは公衆回線20を経由して他監視装置に対して他監視装置配下のサブネットワーク10の運用状態を問い合わせてネットワーク全体の状態を収集、認識する。
【0024】
▲6▼ 第5の監視動作の概略
各監視装置7のいずれかが動作を停止した場合、隣接する監視装置7が停止した監視装置配下のサブネットワーク10内の伝送装置2の運用状態も併せて監視し、定期的に他の監視装置に対して自監視装置配下のサブネットワークの運用状態を通知する。この場合、監視装置7は、ネットワーク内の通信回線3,8あるいは公衆回線20を経由して定期的に他の監視装置に対して自監視装置配下のサブネットワーク10の運用状態を通知する。
▲7▼ 第6の監視動作の概略
各監視装置7のいずれかが動作を停止した場合、隣接する監視装置が停止した監視装置配下のサブネットワーク10内の伝送装置2の運用状態も併せて監視する。そして、監視対象である伝送装置2の運用状態に何らかの変化があった場合、ネットワーク内の通信回線3あるいは公衆回線20を経由して他の監視装置に対して該他監視装置配下のサブネットワーク10の運用状態を問い合わせてネットワーク全体の状態を収集、認識する。
【0025】
(b) 伝送装置の接続構成
図4は伝送装置2の接続構成図である。図3と同一部分には同一符号を付している。伝送装置2相互間は、高速ディジタル回線(例えば使用帯域は64kbps〜6.3Mbps)である通信回線3で接続されている。伝送装置2内部は、高速ディジタル回線3と接続される部分に設けられた高速データの処理を行なう高速部2aと、高速データから低速データへの変換を行ない、低速データの処理を行なう低速部2bと、高速部2aに接続され、伝送装置2の総合制御を行なう制御部2cとにより構成されている。
低速部2bは、データ処理部21と音声処理部22により構成され、データ処理部21は外部のホスト11等と接続され、音声処理部22は外部のPBX(構内交換機)12と接続されている。PBX12には電話機やファクシミリ装置等の端末13が接続されている。また、#1の伝送装置2の制御部2cには、監視回線8を経由して監視装置7が接続され、#2の伝送装置2のデータ処理部21には、データ処理端末14等が接続されている。
【0026】
このように構成されたシステムにおけるコマンドCMD、レスポンスRSP及びレポートRPTの通信は、以下のようにして行われる。ここで、コマンドCMDとは、監視装置7から伝送装置2に対して送信される運用状態確認伝文であり、レスポンスRSPは、伝送装置2から監視装置7に対して送信されるコマンドCMDに対する状態確認応答伝文であり、レポートRPTは、伝送装置2からネットワーク内の全監視装置7及び全伝送装置2宛てに通知する各種伝文(例えば状態変化伝文)である。レポートRPTは同報通信であり、一方通行で、応答は不要である。
【0027】
(b-1) 監視装置の動作
▲1▼伝送装置2宛のコマンドCMDを生成して配下の伝送装置2に対して送信し、レスポンスRSP待ちの状態に移行する。
▲2▼配下の伝送装置2からレスポンスRSPが通知された時点で、コマンドCMDに関する処理を完了と見なす。
▲3▼定常状態で、配下の伝送装置2からレポートRPTが通知された時点で、レポート内容からどの伝送装置2に関するレポートかを解析し、自監視装置内で管理している各伝送装置2に関する運用状態管理データを更新する。
【0028】
(b-2) 伝送装置の動作
(1) 監視装置から処理コマンドCMDを受信した場合:
▲1▼自分が接続されている監視装置7からコマンドCMDを受信すれば、自分宛のコマンドCMDであるか否かを判断する。
▲2▼自分宛のコマンドCMDであれば、所定の処理を実施し、処理が完了した時点で監視装置7に対してレスポンスRSPを送信する。
▲3▼ 上記▲2▼の動作と同時に、自分に接続されている全通信回線3に処理が完了した旨のレポートRPTを送出する。
【0029】
(2) 監視装置から他伝送装置宛のコマンドCMDを受信した場合:
▲1▼自分が接続されている監視装置7からコマンドCMDすれば、自分宛のコマンドであるか否かを判断する。
▲2▼自分宛のコマンドCMDでなければ、該コマンドを自分に接続されている全通信回線に送出する。
(3) 隣接する伝送装置から自分宛のコマンドCMDを受信した場合:
▲1▼隣接する伝送装置2からコマンドCMDを受信すれば、該コマンドCMDが自分宛のコマンドであるか否かを判断する。
▲2▼自分宛のコマンドCMDであれば、所定の処理を実施し、処理が完了した時点で自伝送装置に接続されている全通信回線3にレスポンスRSPを送出する。
▲3▼ 上記▲2▼の動作と同時に、自伝送装置に接続されている全通信回線3に処理が完了した旨のレポートRPTを送出する。
【0030】
(4) 隣接する伝送装置から他伝送装置宛の処理コマンドを受信した場合:
▲1▼隣接する伝送装置2からコマンドCMDを受信すれば、自分宛のコマンドであるか否かを判断する。
▲2▼自分宛のコマンドCMDでなければ、該コマンドCMDを自伝送装置に接続されている全通信回線3に送出する。
【0031】
(c) 監視装置
図5は監視装置7の構成図である。図において、31は監視回線8又は公衆回線20を経由して伝送装置2または他の監視装置7との間で伝文の送受信を行なう通信処理部、32は該通信処理部31と接続され、通信処理部31より通知された伝文を解析し、その結果を出力する伝文処理部である。通信処理部31から伝文処理部32に通知される伝文は、レスポンスRSPとレポートRPTであり、伝文処理部32から通信処理部31に通知される伝文はコマンドCMDとレーポートRPTである。
33は、伝文処理部32と接続され、定期的に監視対象である配下の伝送装置2に対して状態確認伝文CMDを発行する定常監視部である。定常監視部33から伝文処理部32に対して状態確認伝文CMDが通知され、一方伝文処理部32から定常監視部33に対してレスポンスRSPが通知される。34は、通信処理部31と接続され、監視回線8又は公衆回線20のいずれを使用して通信を行なうかを選択する使用回線選択部である。
【0032】
36はネットワーク内の各伝送装置2の運用状態を表示手段に表示する表示制御部(HMI部)、37は表示手段としてのCRTである。35は伝文処理部32より通知された状態確認応答伝文RSP及び伝送装置2から通知された状態変化伝文RPTを基に、ネットワーク内の各伝送装置2の運用状態を管理し、その結果を表示制御部36に通知する状態管理部である。
35aは状態管理部35内に設けられた運用状態管理テーブルである。運用状態管理テーブル35aは図6に示すようにネットワーク内の全伝送装置2の運用状態を管理するテーブルであり、伝送装置#1から伝送装置#nまでの運用状態管理エリア35a1から35anが設けられ、伝文処理部32から通知されるレスポンスRSP又はレポートRPTを反映するようになっている。すなわち、各運用状態管理エリアには、各伝送装置より送られて来るレスポンスRSP又はレポートRPTに基づいて、障害の有無(伝送路及び装置障害の有無)、バックアップの有無(伝送路、装置パッケージがバックアップされているか否か)、折り返し、自己診断等のテスト中か否か等の運用状態が記憶・管理されている。状態管理部35は、このテーブル35aが更新されるタイミングで、ネットワーク監視画面(CRT)37の更新を行う。
【0033】
以上のように構成された監視装置の動作を説明すれば、以下のとおりである。動作の説明の前に、伝文のフォーマットについて説明する。図7は各種伝文のフォーマット例を示す図で、ヘッダ部Aとデータ部Bより構成されている。ヘッダ部Aには以下の情報が格納される。
▲1▼伝送装置アドレス:コマンドCMDの場合には宛先の伝送装置アドレス、レスポンスRSPの場合には発行元の伝送装置のアドレス、レポートRPTの場合には発行元の伝送装置のアドレス
▲2▼伝文種別 :コマンドCMD,レスポンスRSP,レポートRPTのいずれかであるかを示すコード
▲3▼伝文コード :コマンドCMD,レスポンスRSP,レポートRPTのいずれかの場合において、処理内容を示すコード
▲4▼データ部サイズ :ヘッダ部Aの後にデータ部Bが付随する場合、そのデータサイズ
データ部Bには、各種データ(伝送装置用システムデータや制御情報等)が格納される。
【0034】
次に、図5に示す監視装置7の動作について説明する。
定常監視部33は、定期的にかつ自律的に配下の伝送装置2に対して状態確認伝文CMDを発行する。実際には、伝送装置2のアドレスを付与して状態確認伝文CMDを作成し、伝文処理部32に送信依頼する。この送信依頼を受けた伝文処理部32は、通信処理部31に対して送信要求を行なう。通信処理部31は、自監視装置に接続された配下の伝送装置2に対して、使用回線選択部34によって指示された回線を使用して該伝文を送信する。
状態確認伝文CMDを受信した伝送装置2から応答伝文RSPが送られて来ると、通信処理部31はこの応答伝文RSPを受信し、伝文処理部32に送信する。応答伝文RSPを受信した伝文処理部32は、状態管理部35に該伝文内容を通知する。該状態管理部35は、この伝文内容を解析して前述した運用状態管理テーブル35a内に記憶されている伝送装置2の運用状態を更新し、表示制御部36に表示依頼する。表示制御部36は、CRT37にその内容の表示を行なう。
【0035】
一方、ネットワーク内の各伝送装置2から状態変化伝文RPTが通知された場合、通信処理部31はこの伝文を受信し、伝文処理部32に送信する。この状態変化伝文RPTを受信した伝文処理部32は、状態管理部35にこの伝文の内容を通知する。該状態管理部35は、この伝文内容を解析して運用状態管理テーブル35a内に記憶されているネットワーク内の伝送装置2の運用状態を更新し、表示制御部36に表示依頼を行なう。依頼を受けた表示制御部36はCRT37にその内容の表示を行なう。
【0036】
(d) 伝送装置の要部構成
図8は伝送装置2の要部構成図であり、図4の制御部2cの構成を示している。図において、41は通信回線3を経由して接続される隣接伝送装置間で伝文送受信を行なう通信処理部、42は該通信処理部41から通知された伝文を解析し、解析結果を出力する伝文処理部である。通信処理部41から伝文処理部42へは、コマンドCMDが通知され、伝文処理部42から通信処理部41へは、レスポンスRSPとレポートRPTが通知される。43は監視装置7からの運用状態確認伝文CMDを伝文処理部42から受信した時、自伝送装置の運用状態を状態応答確認伝文RSPとして伝文処理部42に対して応答し、更に自伝送装置内での運用状態変化を検出した場合には、運用状態変化伝文RPTとして伝文処理部42に応答する状態管理部である。
【0037】
44は監視装置7と接続され、該監視装置7から送信されたコマンドCMDを伝文処理部42に通知し、また伝文処理部42から通知された監視装置宛の伝文RSPを該監視装置7に通知する監視装置通信処理部である。伝文処理42はまた、状態管理部43から通知される伝送装置2の運用状態変化伝文RPT又は監視装置通信処理部44から送信依頼された伝文CMDを通信処理部41に送信依頼する。このように構成された伝送装置2の動作を説明すれば、以下のとおりである。
【0038】
(d-1) 監視装置からの依頼で運用状態を応答する場合:
通信処理部41は、監視装置7より送信された状態確認伝文CMDを受信すると、伝文処理部42に通知する。この時、通信処理部41に通知される監視装置7からのCMDには2通りある。1つは、自伝送装置に直接接続される監視装置7から通知されるものと、自伝送装置に直接接続されない他の隣接監視装置7から通知される場合である。前者の場合には、状態確認伝文CMDは監視装置通信処理部44を経由して通信処理部41に通知され、後者の場合には隣接する伝送装置2から通信回線3を経由して通知される。
【0039】
通信処理部41から状態確認伝文CMDを受けると伝文処理部42は、当該CMDが自伝装置宛ての伝文であるか否かを判定し、自伝送装置宛ての伝文であった場合には、状態管理部43に通知し、自伝送装置宛ての伝文でなかった場合には、同伝文を棄却する。該伝文を受けた状態管理部43は、自伝送装置の運用状態を監視装置7に応答すべく状態確認応答伝文RSPを作成して伝文処理部42に入力する。伝文処理部42は、自伝送装置が監視装置7に直接接続されていない場合には、通信処理部41に対して送信依頼し、通信処理部41は隣接の伝送装置2を介して該伝文RSPを監視装置7に送信する。又、伝文処理部42は、自伝送装置が監視装置7に直接接続されている場合には、監視装置通信処理部44に対して送信を依頼し、監視装置通信処理部44は該伝文RSPを監視装置7に送信する。
【0040】
(d-2) 監視装置に対して運用状態を自律的に通知する場合:
状態管理部43は、自伝送装置の運用状態の変化を検出した場合、状態変化伝文RPTを監視装置7に通知すべく、該伝文を作成して伝文処理部42に入力する。伝文処理部42は、自伝送装置が監視装置7に直接接続されている場合には、監視装置通信処理部44を経由して自伝送装置に直接接続される監視装置7に対して状態変化伝文RPTを送信するとともに、通信処理部41に対して送信依頼し、通信処理部41は隣接する伝送装置2に対して該伝文RPTを通知する。
一方、自伝送装置が監視装置7に直接接続されていない場合、伝文処理部42は、通信処理部41に対して送信依頼する。
【0041】
(d-3) 他伝送装置からの伝文を中継する場合:
通信処理部41は、他伝送装置2から送信された各種伝文を受信すると、伝文処理部42に通知する。伝文処理部42は、自伝送装置に監視装置7が接続されている場合には、監視装置通信処理部44に同伝文を通知し、そうでない場合には通信回線3を経由して接続されている隣接伝送装置2に対して該伝文を送信すべく通信処理部41に送信依頼する。通信処理部41は、指定された隣接伝送装置2に対して該伝文を送信する。
【0042】
(e) 第1実施例の各種動作説明
次に実際の監視動作を図面を参照して説明する。なお、以下の監視動作の説明では、前述した監視装置7と、伝送装置2内の制御部2cがそれぞれ図5に示す内部構成要素及び図8に示す内部構成要素相互間で有機的に結合してそれぞれの動作を実行するものである。
【0043】
(e-1) 第1の監視動作説明
図9は本発明の第1の監視動作説明図である。以下の説明では、▲1▼監視装置7として監視装置#1,監視装置#2,監視装置#3の3台の監視装置7があり、▲2▼サブネットワーク10として、サブネットワーク#1,サブネットワーク#2,サブネットワーク#3の3つのサブネットワークがあり、▲3▼サブネットワーク#1を監視装置#1が直接監視し、サブネットワーク#2を監視装置#2が直接監視し、サブネットワーク#3を監視装置#3が直接監視するものとする。▲4▼そして、これら各監視装置7と各サブネットワーク10間に伝送される情報あるいは伝文を識別するために(M+算用数字)で表わすことにする。
【0044】
図9の実施例において、M1はサブネットワーク#1内の伝送装置運用状態情報、M2はサブネットワーク#2内の伝送装置運用状態情報、M3はサブネットワーク#3内の伝送装置運用状態情報である。M4は監視装置#1とサブネットワーク#1内の伝送装置2との間で送受する各種伝文(状態確認伝文CMD/応答伝文RSP/状態変化伝文RPT)、M5は監視装置#2とサブネットワーク#2間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPT、M6は監視装置#3とサブネットワーク#3間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPTである。
監視装置#1は、自己の運用状態管理テーブル35aから該当するデータ(配下のサブネットワークの運用状態情報M1)を読み出して監視装置#2及び監視装置#3に対して定期的に通知する。この通知を受信した監視装置#2及び監視装置#3は、サブネットワーク#1配下の伝送装置2の運用状態を認識することができる。従って、各監視装置7は、配下の伝送装置2の運用状態と併せて、ネットワーク全体の伝送装置の運用状態を認識することができる。
【0045】
また、監視装置#1は、他監視装置7に対して配下の伝送装置の運用状態を定期的に通知するのみならず、配下の伝送装置2の運用状態に変化が発生した時点で、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(配下のサブネットワークの運用状態情報M1)を読み出して監視装置#2及び監視装置#3に通知する。この通知を受信した監視装置#2及び監視装置#3は、サブネットワーク#1配下の伝送装置2の運用状態を認識することができ、自監視装置配下の伝送装置2の運用状態情報と併せてネットワーク全体の装置運用状態を認識することができる。以上、監視装置#1の場合を例にとって説明したが、他の監視装置#2,監視装置#3についても同様である。
【0046】
尚、監視装置7は、配下のサブネットワーク10内の各伝送装置の状態を以下のように収集する。すなわち、第1の収集方法は、配下のサブネットワーク10内に設置されている全ての伝送装置2に対して、周期的に状態確認伝文CMDを送信し、伝送装置2から応答確認伝文RSPを受信することで、配下の伝送装置2の運用状態を収集する。第2の方法は、サブネットワーク10内に設置されている各伝送装置2が、自伝送装置内に何らかの変化が発生した場合、ネットワーク内の通信回線3を経由して状態変化伝文RPTを監視装置7に通知するようにし、これにより配下の各伝送装置の運用状態を収集する。
以上、2種類の通信手段(定期的通信及び、状態変化時通信)により、各監視装置7は配下のサブネットワーク10内の伝送装置2のみを監視しているにも拘らず、ネットワーク内の全伝送装置2の運用状態を認識することができる。
【0047】
(e-2) 第2の監視動作説明
図10は本発明の第2の監視動作説明図であり、図9と同一部分には、同一の符号を付している。図においては、M1はサブネットワーク#1内の伝送装置の運用状態情報、M2はサブネットワーク#2内の伝送装置の運用状態情報、M3はサブネットワーク#3内の伝送装置の運用状態情報、M4は監視装置#1とサブネットワーク#1との間で送受する各種伝文(状態確認伝文CMD/応答伝文RSP/状態変化伝文RPT)、M5は監視装置#2とサブネットワーク#2間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPT、M6は監視装置#3とサブネットワーク#3間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPTである。
【0048】
監視装置#1は、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(運用状態情報M1)を読み出してネットワーク内の通信回線3を経由して監視装置#2及び監視装置#3に定期的に通知する。
実際には、図3の構成において、監視装置#1は該運用状態情報M1を監視回線#63を経由して伝送装置#1に通知する。伝送装置#1は、通信回線#53を経由して伝送装置#4に通知し、伝送装置#4は通信回線#55を経由して伝送装置#7に通知する。伝送装置#7は監視回線#64を経由して監視装置#2に通知すると共に、通信回線#57を経由して伝送装置#10に通知する。伝送装置#10は、通信回線#58を経由して伝送装置#13に通知し、伝送装置#13は監視回線#65を経由して監視装置#3に通知する。
この通知を受信した監視装置#2及び監視装置#3は、監視装置#1配下のサブネットワーク#1の伝送装置2の運用状態を認識することができ、自監視装置配下の伝送装置2の運用状態と併せて、ネットワーク全体の伝送装置2の運用状態を認識することができる。このように、各監視装置7がネットワーク内の通信回線3,8を経由して定期的に伝送装置2の運用状態を通知しあうことにより、各監視装置7が全ネットワークの伝送装置2の運用状態を認識することができる。
【0049】
また、監視装置#1は、自監視装置配下のサブネットワーク#1内の伝送装置2の運用状態に何らかの変化が発生した時点で、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(運用状態情報M1)を読み出して通信回線3,8を経由して他の監視装置#2,#2に通知する。
この通知を受信した監視装置#2及び監視装置#3は、サブネットワーク#1の伝送装置2の運用状態を認識することができ、自監視装置配下の伝送装置2の運用状態と併せて、ネットワーク全体の伝送装置2の運用状態を認識することができる。このように、各監視装置7がネットワーク内の通信回線3,8を経由して伝送装置2の運用状態を通知しあうことにより、各監視装置はあるサブネットワーク内の伝送装置2に何らかの変化が発生した時点における全ネットワークの伝送装置2の運用状態を認識することができる。
以上、監視装置#1の場合を例にとって説明したが、他の監視装置#2、監視装置#3についても同様である。
【0050】
(e-3) 第3の動作説明
図11は本発明の第3の動作説明図である。図3,図9と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、M1はサブネットワーク#1内の伝送装置の運用状態情報、M2はサブネットワーク#2内の伝送装置の運用状態情報、M3はサブネットワーク#3内の伝送装置の運用状態情報である。M4は監視装置#1とサブネットワーク#1との間で送受する各種伝文(状態確認伝文CMD/応答伝文RSP/状態変化伝文RPT)、M5は監視装置#2とサブネットワーク#2間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPT、M6は監視装置#3とサブネットワーク#3間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPTである。
監視装置#1は、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(運用状態情報M1)を読み出して公衆回線20を経由して監視装置#2及び監視装置#3に定期的に通知する。実際には、図3の構成において、監視装置#1は公衆回線#66を経由して監視装置#2に通知すると共に、公衆回線#68を経由して監視装置#3に通知する。
【0051】
また、監視装置#1は、自監視装置配下のサブネットワーク#1内の伝送装置2の運用状態に変化が発生した時点で、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(運用状態情報M1)を読み出して公衆回線20を経由して監視装置#2及び監視装置#3に通知する。
この通知を受信した監視装置#2及び監視装置#3は、監視装置#1配下のサブネットワーク#1内の伝送装置2の運用状態を認識することができ、自監視装置配下の伝送装置2の運用状態と併せて、ネットワーク全体の伝送装置2の運用状態を認識することができる。このように、各監視装置7が公衆回線20を経由して定期的に、あるいは、運用状態変化時に、配下の伝送装置2の運用状態を通知しあうことにより、各監視装置7は全ネットワークの伝送装置2の運用状態を認識することができる。
以上、監視装置#1の場合を例にとって説明したが、他の監視装置#2、監視装置#3についても同様である。
【0052】
(e-4) 第4の動作説明
図12は本発明の第4の動作説明図である。図9と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、M4は監視装置#1とサブネットワーク#1との間で送受する各種伝文(状態確認伝文CMD/応答伝文RSP/状態変化伝文RPT)、M5は監視装置#2とサブネットワーク#2間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPT、M6は監視装置#3とサブネットワーク#3間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPTである。
M7は監視装置#1から監視装置#2に対するサブネットワーク#2の運用状態確認伝文及び応答伝文、M8は監視装置#1から監視装置3に対するサブネットワーク#3の運用状態確認伝文及び応答伝文、M9は監視装置#2から監視装置#1に対するサブネットワーク#1の運用状態確認伝文及び応答伝文M10は監視装置#2から監視装置#3に対するサブネットワーク#3の運用状態確認伝文及び応答伝文、M11は監視装置#3から監視装置#1に対するサブネットワーク#1の運用状態確認伝文及び応答伝文、M12は監視装置#3から監視装置#2に対するサブネットワーク#2の運用状態確認伝文及び応答伝文である。
【0053】
監視装置#1は、他監視装置#2に対して、該他監視装置#2配下のサブネットワーク#2の伝送装置2の運用状態情報を、また他監視装置#3に対して該他監視装置#3配下のサブネットワーク#3の伝送装置2の運用状態情報を定期的に問い合わせる。この問い合わせを受信した他監視装置#2は、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(サブネットワーク#2の運用状態情報)を読み出して監視装置#1に応答し、また他監視装置#3は自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(サブネットワーク#3の運用状態情報)を読み出して監視装置#1に応答する。
この応答を受信した監視装置#1は、自監視装置配下のサブネットワーク#1の伝送装置2のみを監視しているにも拘らず、サブネットワーク#2及びサブネットワーク#3の伝送装置2の運用状態を認識することができ、自監視装置配下の伝送装置2の運用状態と併せてネットワーク全体の伝送装置2の運用状態を認識することができる。
【0054】
また、監視装置#1は、他監視装置7に対して他監視装置7の運用状態を定期的に問い合わせするのみならず、自監視装置配下のサブネットワーク#1内の伝送装置2の運用状態に何らかの変化が発生した時点で、他監視装置#2に対して該他監視装置配下のサブネットワーク#2内の伝送装置2の運用状態情報を、また他監視装置#3に対して該他監視装置#3配下のサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態情報の問い合わせを実施する。この問い合わせを受信した監視装置#2は、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(サブネットワーク#2の運用状態情報)を読み出し、また,他監視装置#3は、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(サブネットワーク#3の運用状態情報)を読み出してそれぞれ監視装置#1に応答する。
【0055】
この応答を受信した監視装置#1は、自監視装置配下のサブネットワーク#1内の伝送装置2に何らかの変化が発生した時点におけるサブネットワーク#2及びサブネットワーク#3内のそれぞれの伝送装置2の運用状態を認識することができ、自監視装置配下のサブネットワーク#1の伝送装置2の運用状態と併せて、ネットワーク全体の伝送装置2の運用状態を認識することができる。
以上、監視装置#1の場合を例にとって説明したが、他の監視装置#2,監視装置#3の場合についても同様である。
【0056】
(e-5) 第5の動作説明
図13は本発明の第5の動作説明図である。図9と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、M4は監視装置#1とサブネットワーク#1との間で送受する各種伝文(状態確認伝文CMD/応答伝文RSP/状態変化伝文RPT)、M5は監視装置#2とサブネットワーク#2間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPT、M6は監視装置#3とサブネットワーク#3間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPTである。M7は監視装置#1から監視装置#2に対するサブネットワーク#2の運用状態確認伝文及び応答伝文、M8は監視装置#1から監視装置#3に対するサブネットワーク#3の運用状態確認伝文及び応答伝文、M9は監視装置#2から監視装置#1に対するサブネットワーク#1の運用状態確認伝文及び応答伝文、M10は監視装置#2から監視装置#3に対するサブネットワーク#3の運用状態確認伝文及び応答伝文、M11は監視装置#3から監視装置#1に対するサブネットワーク#1の運用状態確認伝文及び応答伝文、M12は監視装置#3から監視装置#2に対するサブネットワーク#2の運用状態確認伝文及び応答伝文である。
【0057】
監視装置#1は、監視装置#2に対してサブネットワーク#2内の伝送装置2の運用状態の問い合わせを、また監視装置#3に対してサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態の問い合わせをネットワーク内の通信回線3を経由して定期的に実施する。
実際には図3の構成において、監視装置#1は該問い合わせを監視回線#63を経由して伝送装置#1に通知する。伝送装置#1は通信回線#53を経由して伝送装置#4に通知し、伝送装置#4は通信回線#55を経由して伝送装置#7に通知する。伝送装置#7は監視回線#64を経由して監視装置#2に通知すると共に、通信回線#57を経由して伝送装置#10に通知する。伝送装置#10は通信回線#58を経由して伝送装置#13に通知し、伝送装置#13は監視回線#65を経由して監視装置#3に通知する。
【0058】
該問い合わせを受信した監視装置#2及び監視装置#3は、自己の運用状態管理テーブル35aからそれぞれ該当データ(サブネットワーク#2,#3の運用状態情報)を読み出して監視装置#1に応答する。尚、該応答は、問い合わせが送信された経路と同一経路を逆にたどり、監視装置#1に通知される。
この応答を受信した監視装置#1は、他監視装置の配下にあるサブネットワーク#2及びサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態を認識することができ、自監視装置配下の伝送装置2の運用状態と併せてネットワーク全体の伝送装置2の運用状態を認識することができる。このように、各監視装置7がネットワーク内の通信回線3を経由して定期的に伝送装置2の運用状態を通知しあうことにより、各監視装置7が全ネットワークの伝送装置2の運用状態を認識することができる。
【0059】
また、監視装置#1は、配下のサブネットワーク#1内の伝送装置2の運用状態に何らかの変化が発生した時点で、監視装置#2に対してサブネットワーク#2内の伝送装置2の運用状態の問い合わせを、監視装置#3に対してサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態の問い合わせをネットワーク内の通信回線3を経由して実施する。問い合わせ経路は前記定期的問い合わせ経路と同じである。
該問い合わせを受信した監視装置#2及び監視装置#3は、自己の運用状態管理テーブル35aからそれぞれ該当データ(サブネットワーク#2,#3の運用状態情報)を読み出して監視装置#1に送信する。この応答は、問い合わせ経路と同一経路を逆にたどって監視装置#1に通知される。
【0060】
前記応答を受信した監視装置#1は、自監視装置配下のサブネットワーク#1内の伝送装置2に何らかの変化が発生した時点における、他監視装置配下にあるサブネットワーク#2及びサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態を認識することができ、自監視装置配下の伝送装置2の運用状態と併せてネットワーク全体の伝送装置2の運用状態を認識することができる。このように、各監視装置7がネットワーク内の通信回線3を経由して伝送装置2の運用状態を通知しあうことにより、あるサブネットワーク内の伝送装置2に何らかの変化が発生した時点における全ネットワークの伝送装置2の運用状態を認識することができる。以上、監視装置#1の場合を例にとって説明したが、他の監視装置#2、監視装置#3の場合についても同様である。
【0061】
(e-6) 第6の動作説明
図14は本発明の第6の動作説明図である。図11と同一部分には同一符号を付している。図において、M4は監視装置#1とサブネットワーク#1との間で送受する各種伝文(状態確認伝文CMD/応答伝文RSP/状態変化伝文RPT)、M5は監視装置#2とサブネットワーク#2間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPT、M6は監視装置#3とサブネットワーク#3間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPTである。M7は監視装置#1から監視装置#2に対するサブネットワーク#2の運用状態確認伝文及び応答伝文、M8は監視装置#1から監視装置#3に対するサブネットワーク#3の運用状態確認伝文及び応答伝文、M9は監視装置#2から監視装置#1に対するサブネットワーク#1の運用状態確認伝文及び応答伝文、M10は監視装置#2から監視装置#3に対するサブネットワーク#3の運用状態確認伝文及び応答伝文、M11は監視装置#3から監視装置#1に対するサブネットワーク#1の運用状態確認伝文及び応答伝文、M12は監視装置#3から監視装置#2に対するサブネットワーク#2の運用状態確認伝文及び応答伝文である。
【0062】
監視装置#1は、他監視装置#2に対してサブネットワーク#2内の伝送装置2の運用状態の問い合わせを、又、他監視装置#3に対してサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態の問い合わせを、それぞれ公衆回線20を経由して定期的に実施する。実際には、図3の構成において、監視装置#1は公衆回線#66を経由して監視装置#2を該問い合わせを通知し、また公衆回線#68を経由して監視装置#3に該問い合わせを通知する。
該問い合わせを受信した監視装置#2は、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(サブネットワーク#2の運用状態情報)を読み出して、を公衆回線#66を経由して監視装置#1に応答する。同様に、公衆回線#68を経由して監視装置#1からの問い合わせを受信した監視装置#3は、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(サブネットワーク#3の運用状態情報)を読み出して公衆回線#68を経由して監視装置#1に応答する。
【0063】
これらの応答を受信した監視装置#1は、他監視装置の配下にあるサブネットワーク#2及びサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態を認識することができ、自監視装置配下のサブネットワーク#1内の伝送装置2の運用状態と併せて、ネットワーク全体の伝送装置2の運用状態を認識することができる。このように、各監視装置7が公衆回線20を経由して定期的に伝送装置2の運用状態を通知しあうことにより、各監視装置7が全ネットワークの伝送装置2の運用状態を認識することができる。
【0064】
また、監視装置#1は配下のサブネットワーク#1内の伝送装置2の運用状態に何らかの変化が発生した時点で、他監視装置#2に対してサブネットワーク#2内の伝送装置2の運用状態情報の問い合わせを、又、他監視装置#3に対してサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態情報の問い合わせを公衆回線20を経由してそれぞれ実施する。該問い合わせを受信した監視装置#2は、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(サブネットワーク#2の運用状態情報)を読み出して公衆回線#66を経由して監視装置#1に応答する。同様に、公衆回線#68を経由して監視装置#1からの問い合わせを受信した監視装置#3は、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(サブネットワーク#3の運用状態情報)を読み出して公衆回線#68を経由して監視装置#1に応答する。
【0065】
これらの応答を受信した監視装置#1は、配下の伝送装置2の運用状態変化発生時点において、他監視装置の配下にあるサブネットワーク#2及びサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態を認識することができ、ネットワーク全体の伝送装置2の運用状態を認識することができる。このように、各監視装置7は公衆回線20を経由して伝送装置2の運用状態を通知しあうことにより、あるサブネットワーク内の伝送装置2に何らかの変化が発生した時点におけるネットワークの全伝送装置2の運用状態を認識することができる。
以上、監視装置#1の場合について説明したが、他の監視装置#2,監視装置#3の場合についても同様である。
【0066】
(e-7) 第7の動作説明
図15は本発明の第7の動作説明図であり、図9と同一部分には同一符号を付している。図において、M1はサブネットワーク#1内の伝送装置2の運用状態情報、M2はサブネットワーク#2内の伝送装置2の運用状態情報、M3はサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態情報である。M4は監視装置#1とサブネットワーク#1との間で送受する各種伝文(状態確認伝文CMD/応答伝文RSP/状態変化伝文RPT)、M5は監視装置#2とサブネットワーク#2間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPT、M6は監視装置#3とサブネットワーク#3間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPTである。
【0067】
監視装置#2が障害発生等により動作を停止すると、監視装置#1は、通信回線3又は公衆回線20を介して他の監視装置7の動作状態が通知されているので、監視装置#2が動作を停止したことを認識する。監視装置#1は、監視装置#2の動作停止を認識すると、動作中の他の監視装置7(ここでは監視装置#3)に対して、監視装置#2配下のサブネットワーク#2の監視は自分が行なう旨の通知を出す。これにより、他の監視装置7からのバックアップが競合するのを防止することができる。
そして、監視装置#1はサブネットワーク#2を自己の監視対象に加え、サブネットワーク#1及びサブネットワーク#2の2つのサブネットワーク10の監視を行う。監視装置#1は一時的に負荷が重くなるが、サブネットワーク#2の監視ができず、従ってネットワーク全体の運用状態を監視できなくなることを防止することができる。
【0068】
監視装置#1は、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(サブネットワーク#1の運用状態情報)を読み出して、監視装置#3に定期的に通知する。この通知を受信した監視装置#3は、監視装置#1配下のサブネットワーク#1及びサブネットワーク#2内の伝送装置2の運用状態を認識することができ、自配下のサブネットワーク#3内の伝送装置2の装置運用状態と併せてネットワーク全体の伝送装置2の運用状態を認識することができる。
又、監視装置#1は配下のサブネットワーク#1及びサブネットワーク#2内の伝送装置2に何らかの変化が発生すると、この時点で他監視装置#3に対して他監視装置#3配下のサブネットワーク#3の運用状態情報の問い合わせを実施する。この問い合わせを受信した監視装置#3は、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(サブネットワーク#3の運用状態情報)を読み出して監視装置#1に応答する。
【0069】
この応答を受信した監視装置#1は、配下のサブネットワーク#1及びサブネットワーク#2の伝送装置2の運用状態と併せて、他監視装置#3配下のサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態を認識することができる。これにより、監視装置#1は配下のサブネットワーク#1及びサブネットワーク#2内の伝送装置2に何らかの変化が発生した時点におけるネットワーク全体の伝送装置2の運用状態を認識することができる。
以上の説明では、監視装置#2が動作を停止した場合について説明したが、他の監視装置#1、監視装置#3が動作を停止した場合についても同様である。
【0070】
(e-8) 第8の動作
図16は本発明の第8の動作説明図である。図15と同一部分には同一符号を付している。図において、M1はサブネットワーク#1内の伝送装置2の運用状態情報、M2はサブネットワーク#2内の伝送装置2の運用状態情報、M3はサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態情報である。M4は監視装置#1とサブネットワーク#1との間で送受する各種伝文(状態確認伝文CMD/応答伝文RSP/状態変化伝文RPT)、M5は監視装置#2とサブネットワーク#2間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPT、M6は監視装置#3とサブネットワーク#3間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPTである。
監視装置#2が障害等により動作を停止すると、監視装置#1はサブネットワーク#2も自己の監視対象に加え、サブネットワーク#1及びサブネットワーク#2の監視を行なう。そして、監視装置#1は自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(サブネットワーク#1,#2の運用状態情報)を読み出してネットワーク内の通信回線3を経由して監視装置#3に定期的に通知する。
【0071】
実際には、図3の構成において、監視装置#1は同情報を監視回線#63を経由して伝送装置#1に通知する。伝送装置#1は通信回線#53を経由して伝送装置#4に通知し、該伝送装置#4は通信回線#55を経由して伝送装置#7に通知する。伝送装置#7は通信回線#57を経由して伝送装置#10に通知し、該伝送装置#10は通信回線#58を経由して伝送装置#13に通知する。伝送装置#13は、監視回線#65を経由して監視装置#3に通知する。
この通知を受信した監視装置#3は、他監視装置#1配下のサブネットワーク#1及びサブネットワーク#2内の伝送装置2の運用状態を認識することができ、これにより自配下の伝送装置2の運用状態と併せて、ネットワーク全体の伝送装置2の運用状態を認識することができる。このように、各監視装置7がネットワーク内の通信回線3を経由して定期的に伝送装置2の運用状態を通知しあうことにより、任意の監視装置が動作を停止しても各監視装置7が全ネットワークの伝送装置2の運用状態を認識することができる。
【0072】
又、監視装置#1は配下のサブネットワーク#1及びサブネットワーク#2内の伝送装置2に運用状態の変化が発生した場合、他の監視装置#3に対して他監視装置配下のサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態の問い合わせをネットワーク内の通信回線3を経由して実施する。尚、問い合わせ経路は定期的に行われる運用状態通知経路と同じになる。
この問い合わせを受信した監視装置#3は、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(サブネットワーク#3の運用状態情報)を読み出して監視装置#1に通知する。該応答は問い合わせ経路と同一の経路を逆にたどり、監視装置#1に通知される。この応答を受信した監視装置#1は、他監視装置#3配下のサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態を認識することができ、これにより、自配下のサブネットワーク内の伝送装置2の運用状態変化時点におけるネットワーク全体の伝送装置の運用状態を認識することができる。
【0073】
以上のように、各監視装置7は、ネットワーク内の通信回線3を経由して伝送装置2の運用状態を通知しあうことにより、任意の監視装置が障害により停止しても配下の伝送装置2の運用状態変化時点におけるネットワークの全体の運用状態を認識することができる。
以上、監視装置#2が動作を停止した場合について説明したが、他の監視装置#1,監視装置#3が動作を停止した場合についても同様である。
【0074】
(e-9) 第9動作説明
図17は本発明の第9動作説明図である。図15と同一部分には同一符号を付している。図において、M1はサブネットワーク#1内の伝送装置2の運用状態情報、M2はサブネットワーク#2内の伝送装置2の運用状態情報、M3はサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態情報である。M4は監視装置#1とサブネットワーク#1との間で送受する各種伝文(状態確認伝文CMD/応答伝文RSP/状態変化伝文RPT)、M5は監視装置#2とサブネットワーク#2間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPT、M6は監視装置#3とサブネットワーク#3間で送受する各種伝文CMD/RSP/RPTである。
【0075】
監視装置#2が障害発生等により動作を停止した場合、監視装置#1はそれまで監視装置#2の配下にあったサブネットワーク#2を自己の配下の監視対象に加え、サブネットワーク#1及びサブネットワーク#2の監視を行なう。そして、監視装置#1は自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(サブネットワーク#1,#2の運用状態情報)を読み出して公衆回線20を経由して監視装置#3に定期的に通知する。
実際には、図3の構成において、監視装置#1は公衆回線#68を経由して監視装置#3に通知する。この通知を受信した監視装置#3は、監視装置#1配下のサブネットワーク#1及びサブネットワーク#2内の伝送装置2の運用状態を認識することができ、これにより自監視装置配下のサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態と併せて、サブネットワーク#1及びサブネットワーク#2を含むネットワーク全体の伝送装置2の運用状態を認識することができる。このように、各監視装置7が公衆回線20を経由して定期的に伝送装置2の運用状態を認識することができる。
【0076】
また、監視装置#1は、配下のサブネットワーク#1及びサブネットワーク#2内の伝送装置2の運用状態に変化が生じた時点で他監視装置#3に対して、他監視装置#3配下のサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態情報の問い合わせを公衆回線20を経由して実施する。
実際には、図3の構成において、監視装置#1は公衆回線#68を経由して監視装置#3に通知する。この問い合わせを受信した監視装置#3は、自己の運用状態管理テーブル35aから該当データ(サブネットワーク#3の運用状態情報)を読み出して監視装置#1に応答する。この応答を受信した監視装置#1は、他監視装置#3配下のサブネットワーク#3内の伝送装置2の運用状態を認識することができ、配下のサブネットワーク内の伝送装置2の運用状態に何らかの変化が発生した時点における、ネットワーク全体の伝送装置の運用状態を認識することができる。このように、各監視装置7が公衆回線20を経由して伝送装置2の運用状態を通知しあうことにより、あるサブネットワーク内の伝送装置2に何らかの変化が発生した時点における、全ネットワークの伝送装置2の運用状態を認識することができる。
【0077】
以上、監視装置#2が動作を停止した場合について説明したが、他の監視装置#1又は監視装置#3が動作を停止した場合についても同様である。又、以上では、監視装置が3台の場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、任意の数の監視装置がネットワークに接続されている場合について同様に適用することができる。更に、各監視装置に接続されているサブネットワーク数及びこれらサブネットワーク内の通信回線の接続状態、監視回線の接続状態及び公衆回線の接続状態も図3に示す構成に限るものではなく、任意であってもよい。
【0078】
(B)本発明の第2実施例
(a)監視システム
図18は本発明の監視システムの構成図であり、1はデータ伝送を行なう複数の伝送装置、通信回線を備えたネットワーク、2a〜2qは伝送装置、3は通信回線、7a〜7cは監視装置、8a〜8cは各監視装置7a〜7cとネットワーク1内の伝送装置2a,2g,2n間を接続する通信回線(監視回線)である。監視装置は複数設けられており、それぞれ指定された監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視すると共に、適宜、監視対象範囲を変更できるようになっている。
【0079】
図19〜図24は監視装置7aが予め保持するネットワーク監視対象範囲のパターン説明図であり、他の監視装置7b,7cも所定の複数の監視対象範囲のパターンを有している。図19の第1パターンはネットワーク内の全伝送装置を監視対象とするもの、図20の第2パターンは伝送装置2a,2d,2g,2j,2nを監視対象とするもの、図21の第3パターンは伝送装置2a,2b,2c,2d,2e,2fを監視対象とするもの、図22の第4パターンは伝送装置2g,2h,2i,2j,2k,2mを監視対象とするもの、図23の第5パターンは伝送装置2n,2p,2qを監視対象とするもの、図24の第6パターンは伝送装置2b,2g,2mを監視対象とするものである。
【0080】
各監視装置7a〜7cは監視対象範囲に応じた監視画面をディスプレイ装置に表示すると共に、該監視対象範囲内の各伝送装置の運用状態を監視画面上で表示するようになっている。図25は監視画面例であり、二重丸マーク◎は監視装置、四角マーク□は局装置、丸マーク○は伝送装置を示し、線は伝送路を示し、適所にコメント文字が付される。正常な場合、各部は緑色で表示され、障害が発生すると赤色で表示され、テスト中には紫で表示される。
【0081】
(b)監視装置
(b-1) 全体の構成
図26は本発明に係わる監視装置の構成図であり、図5の監視装置と同一部分には同一符号を付している。図中、31は通信処理部、32は伝文処理部、33は定常監視処理部、35は状態管理部、81はHMI部(Human Machine Interface部)、82は監視画面表示部、83は監視画面管理部、88は監視画面情報登録処理部、89は監視画面データ格納用データベース、90は監視画面データ運用データベース、91は監視情報格納用データベースである。
【0082】
通信処理部31は通信回線を介して伝送装置との間で伝文の送受信を行い、伝文処理部32は通信処理部より通知された伝文を解析し、状態管理部35に伝文を通知し、又、定常監視処理部33からの運用状態確認伝文CMDを通信処理部31に送信依頼し、伝送装置からの状態確認応答伝文RSP,状態変化伝文RPTを定常監視部33に通知する。定常監視処理部33は定期的に監視対象である伝送装置に対して運用状態確認伝文CMDを発行する。状態管理部35は、▲1▼伝文処理部32より通知された運用状態確認応答伝文RSP及び伝送装置の運用状態変化文RPTを元に、ネットワーク内各伝送装置の運用状態を管理し、▲2▼その管理情報を監視画面表示部82及び監視画面管理部83に通知し、▲3▼又、受信した監視情報を監視情報格納用データベース91に通知し、▲4▼又、監視画面管理部83からの指示に基づいて伝送装置に関する監視情報(状態確認応答伝文RSP,状態変化伝文RPT)を処理し、▲5▼又、監視対象外の伝送装置の運用状態についても監視画面表示部82に通知する機能を有している。
【0083】
(b-2) HMI処理部
HMI処理部81は、監視画面表示部82の指示でネットワーク内の各伝送装置の運用状態をCRTに表示し、また、監視範囲外の伝送装置の運用状態についても集約的に表示する。集約的表示とは、図27に示すように監視画面上の一部エリアCDAに障害発生の装置名リストあるいは運用状態状態等を表示するものである。
(b-3) 監視画面表示部
監視画面表示部82は、監視画面管理部83からの指示で監視画面データベース89から選択した監視画面データ及び状態管理部35からの監視情報に基づいてネットワーク内の各伝送装置の運用状態表示を行うべくHMI処理部81に依頼する。
【0084】
(b-4) 監視画面管理部
監視画面管理部83は、監視画面データ格納用データベース89に登録されている監視画面データの中から、どの監視画面データを選択するかを、▲1▼オペレータによる手動指示により、または、▲2▼予め登録されている障害発生時における監視画面運用情報あるいは時間予約による監視画面運用情報に基づく自動指示によって管理し、又、選択された監視画面データに基づき状態監視対象の伝送装置の装置番号を状態管理部35に通知する。
【0085】
(b-5) 監視画面情報登録処理部
監視画面情報登録処理部88は、ネットワーク監視形態(監視対象範囲)に応じた監視画面データを作成して監視画面データ格納用データベース89に登録する機能、及び、伝送装置における障害発生情報や時間予約をトリガとして自動的に監視画面データの選択/切換を行うための監視画面運用情報(障害発生時の監視画面運用情報及び時間予約による監視画面運用情報)を監視画面データ運用データベース90に登録する機能を有している。
【0086】
(b-6) 監視画面データ格納用データベース
監視画面データ格納用データベース89は、監視対象のネットワーク形態(監視対象範囲)に応じた様々な監視画面データを格納・保持する。例えば、監視装置7aの監視対象範囲を図19〜図24に示す6種類のパターンで変更できるものとすれば、これら6種類の監視対象範囲に応じた監視画面データが監視画面情報登録処理部88を介して登録される。図28は監視画面データの説明図であり、MIG1〜MIGnは各監視対象範囲(図19〜図24)に応じた監視画面データであり、監視画面に表示する局/装置のマーク情報MK、監視画面に表示する伝送路ライン情報LIN、監視画面に表示するコメント情報CMTで構成されている。局/装置のマーク情報MKは、マーク種別データ、画面上のマーク位置データ(行、桁)、局番号/装置番号データを有している。伝送路ライン情報LINは、ライン種別データ、画面上のライン始点位置データ、ライン終点位置データを有している。コメント状態CMTは、コメント開始位置データ、コメントデータを有している。監視画面データを用いて図25に示すように監視画面をディスプレイ装置に表示することができる。
【0087】
(b-7) 監視画面データ運用データベース
監視画面データ運用データベース90は、伝送装置における障害発生に基づいて監視画面(監視対象範囲)を自動的に変更するための監視画面運用情報と、指定時刻に自動的に監視画面(監視対象範囲)を変更するための監視画面運用情報を記憶する。図29は監視画面データ運用データベース90に登録される監視画面運用情報の説明図であり、監視画面(監視対象範囲)毎に、監視画面運用データMIS1〜MISnを有している。各監視画面運用データMIS1〜MISnは、▲1▼使用する監視画面データ番号MIGN、▲2▼指定時間帯になると監視画面データ番号MIGNが指示する監視画面(監視対象範囲)に切り換えるための時間予約の監視画面運用情報TRSI、▲3▼障害発生により監視画面データ番号MIGNが指示する監視画面(監視対象範囲)に切り換えるための障害発生時の監視画面運用情報TGSIを有している。監視画面運用情報TRSIは指定時間帯の開始時刻データ(年月日時分)と終了時刻データ(年月日時分)を有し、監視画面運用情報TGSIは複数の障害発生装置番号を有している。
時間予約の監視画面運用情報TRSIが登録されていると、監視装置は指定時間帯になると自動的に監視画面データ番号MIGNが指示する監視画面(監視対象範囲)に切り換わる。又、障害発生時の監視画面運用情報TGSIが登録されていると、監視装置は該登録されている伝送装置に障害が発生すると自動的に監視画面データ番号MIGNが指示する監視画面(監視対象範囲)に切り換わる。
【0088】
(b-8) 監視情報格納用データベース
監視情報格納用データベース91は、状態管理部35から通知された伝送装置の監視情報を格納する。図30は監視情報の説明図であり、監視情報管理データMCDと、監視情報MD1〜MDnを有している。監視情報管理データMCDは、監視情報格納用データベース91に格納されている監視情報数、最古の監視情報の格納日時と最新の監視情報の格納日時を示すデータを有している。各監視情報MD1〜MDnは監視情報種別、監視情報の格納日時、監視情報発生装置、障害発生部位を示す情報や監視情報内容(例えば障害内容)等を含んでいる。
【0089】
(c) オペレータ操作による監視画面選択表示制御
(c-1) オペレータ操作による第1の監視画面選択制御
図31はオペレータ操作による第1の監視画面選択制御の処理フローである。
監視画面情報登録処理部88を介して各種監視対象範囲に応じた監視画面データを監視画面データ格納用データベース89に登録する(ステップ101)。ついで、HMI処理部81のキーボードあるいはマウス等の操作部より表示すべき監視画面、すなわち、監視装置の監視対象範囲を指定する(ステップ102)。
これにより、監視画面管理部83は監視画面表示部82に対して監視オペレータが指定した監視画面データ番号を入力し、監視画面表示部82は監視画面データ番号に応じた監視画面データを監視画面データ格納用データベース89より読み取ってHMI処理部81に渡して監視画面の表示を依頼する。HMI処理部81は該監視画面データに基づいて監視画面を表示する(ステップ103)。以後、該監視画面の表示を継続し(ステップ104)、この状態で、オペレータによる監視画面変更操作があったかチェックし(ステップ105)、変更操作が無ければ監視画面表示を継続する。しかし、オペレータにより別の監視画面への変更指示があれば、該指示された監視画面をステップ103と同様の処理でディスプレイ装置に表示し(ステップ106)、以後、ステップ104以降の処理を継続する。
【0090】
(c-2) オペレータ操作による第2の監視画面選択制御
図31の監視画面の選択制御では、監視画面のみに着目してその表示制御を説明したが、実際には監視画面上に伝送装置の運用状態を表示する。
図32は運用状態も同時に表示する場合におけるオペレータ操作による監視画面選択制御の第2の処理フローである。
監視画面情報登録処理部88を介して各種監視対象範囲に応じた監視画面データを監視画面データ格納用データベース89に登録する(ステップ111)。ついで、HMI処理部81のキーボードあるいはマウス等の操作部より表示すべき監視画面、すなわち、監視装置の監視対象範囲を指定する(ステップ112)。これにより、監視画面管理部83は監視画面表示部82に対して監視オペレータが指定した監視画面データ番号を入力すると共に、状態管理部35に監視すべき伝送装置の装置番号を入力する。例えば、図20の第2パターンに応じた監視画面がオペレータにより指定されると、監視画面管理部83は該第2パターンの監視画面データ番号を監視画面表示部82に入力すると共に、伝送装置2a,2d,2g,2j,2nの装置番号を状態管理部35に入力する。尚、監視画面管理部83には、監視画面データ番号と監視対象の伝送装置の対応関係が格納されている。
【0091】
監視画面表示部82は監視画面データ番号に応じた監視画面データを監視画面データ格納用データベース89より読み取ってHMI処理部81に渡して監視画面の表示を依頼する。HMI処理部81は該監視画面データに基づいて監視画面を表示する(ステップ113)。
ついで、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示する(ステップ114)。
以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ115)。この状態で、オペレータによる監視画面変更操作があったかチェックし(ステップ116)、変更操作があれば、ステップ113に戻り、変更指示された監視画面の表示を行う。
変更操作がなければ、状態管理部35は伝送装置より監視情報(レスポンスRSP、レポートRPT)を受信したかチェックし(ステップ117)、受信してなければステップ114以降の監視画面表示が行われる監視情報を受信していれば、監視画面管理部83から通知されている監視対象伝送装置(伝送装置2a,2d,2g,2j,2n)の装置番号を参照して、状態管理部35は監視情報を送出した伝送装置が監視対象範囲内の伝送装置かチェックする(ステップ118)。監視対象範囲外の伝送装置であれば、何もすることなく、該監視情報を廃棄する。以後、ステップ114以降の処理により監視画面表示を行う。一方、監視対象範囲の伝送装置からの監視情報であれば、監視情報を分析し、伝送装置の運用状態に変更があるかチェックし(ステップ119)、変更がなければステップ114以降の処理により監視画面表示を行う。
【0092】
伝送装置の運用状態に変更があれば、状態管理部35は該監視情報に基づいて内蔵の運用状態管理テーブル(図6)の内容を更新すると共に、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納する(ステップ120,121)。
以後、ステップ114以降の処理により監視画面表示を行って各伝送装置の最新の運用状態を監視画面に表示する。
以上では、監視範囲外の伝送装置の監視情報を廃棄したが、ステップ118の「NO」における行先をステップ121にして(点線参照)、全ての伝送装置からの監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納することもできる。
【0093】
(c-3) オペレータ操作による第3の監視画面選択制御
図33はオペレータ操作による監視画面選択制御の第3の処理フローであり、監視対象範囲外の伝送装置より障害発生通知があったとき、該監視対象範囲外の伝送装置の運用状態を監視画面上の所定エリア(図27のCDA参照)に集約的に表示する場合である。
ステップ111〜ステップ117までは図32の処理フローと同一である。ステップ117において、監視情報を受信していれば、伝送装置の運用状態に変更があるかチェックし(ステップ131)、変更がなければステップ114以降の監視画面表示を継続する。
【0094】
伝送装置の運用状態に変更があれば、該監視情報を解析し内蔵の状態管理テーブル(図6)の内容を更新する(ステップ132)。ついで、状態管理部35は監視情報を送出した伝送装置が監視対象範囲内の伝送装置(伝送装置2a,2d,2g,2j,2n)であるか、監視画面管理部83から通知されている監視対象伝送装置の装置番号を参照してチェックする(ステップ133)。監視対象範囲内の伝送装置であれば、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納する(ステップ134)。以後、ステップ114以降の処理を行って各伝送装置の最新の運用状態を監視画面に表示する。
【0095】
一方、状態管理部35は監視情報を送出した伝送装置が監視対象範囲外の伝送装置であれば、監視情報により障害発生が通知されているかチェックし(ステップ135)、障害発生通知でなければ、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納し(ステップ134)、ステップ114以降の処理を行う。しかし、監視情報により障害発生が通知されている場合には、情報管理部35は監視画面表示部82に障害発生装置の運用状態を監視画面上の所定エリアに集約表示するよう依頼する。この依頼を受けた監視画面表示部82は、監視対象範囲の伝送装置2a,2d,2g,2j,2nの運用状態については監視画面上に表示し、監視対象範囲外の障害発生装置についてはその運用状態を別途表示するようにHMI処理部81に依頼する。これにより、HMI処理部81は集約表示エリアに障害発生装置の運用状態を集約表示する(ステップ136)。以後、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納し(ステップ134)、ステップ114以降の処理を行う。
以上のようにすれば、監視対象範囲内の伝送装置の監視画面表示ができると共に、監視対象範囲外の障害発生装置の運用状態を容易に把握することができる。
【0096】
(c-4) オペレータ操作による第4の監視画面選択制御
図34はオペレータ操作による監視画面選択制御の第4の処理フローであり、監視対象範囲外の伝送装置より障害発生通知があったとき、ネットワーク全体の監視画面を表示する場合である。
ステップ111〜ステップ117までは図32の処理フローと同一である。ステップ117において、監視情報を受信していれば、状態管理部35は伝送装置の運用状態に変更があるかチェックする(ステップ141)。変更がなければステップ114以降の監視画面表示が継続する。しかし、伝送装置の運用状態に変更があれば、状態管理部35は監視情報を送出した伝送装置が監視対象範囲内の伝送装置(伝送装置2a,2d,2g,2j,2n)であるか、監視画面管理部83から通知されている監視対象伝送装置の装置番号を参照してチェックする(ステップ142)。監視対象範囲内の伝送装置であれば、状態管理部35は内蔵の状態管理テーブル(図6)の内容を更新すると共に、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納する(ステップ143,144)。以後、ステップ114以降の処理により伝送装置の最新の運用状態が監視画面に表示される。
【0097】
一方、監視情報を送出した伝送装置が監視対象範囲外の伝送装置であれば、状態管理部35は監視情報により障害発生が通知されているかチェックし(ステップ145)、障害発生通知でなければ、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納する(ステップ144)。以後、ステップ114以降の処理により監視画面表示を行う。
しかし、監視情報により障害発生が通知されている場合には、状態管理部35は監視画面管理部83に対してその旨を通知する。この通知を受けた監視画面管理部83は、監視画面表示部82に対してネットワーク全体を監視対象範囲とする第1パターン(図19)の監視画面データを読み込んで表示するよう指示すると共に、第1パターンの監視対象である伝送装置2a〜2qの装置番号を状態管理部35に入力する。
【0098】
監視画面表示部82は該指示に基づいて監視画面データ格納データベース89より第1パターンの監視画面データを読み出してHMI処理部81に表示を依頼する。これにより、HMI処理部はネットワーク全体の監視画面を表示する(ステップ146)。以後、状態管理部35は監視情報を監視情報格納用データベース91に格納し(ステップ144)、ステップ114以降の処理により監視画面表示を行う。すなわち、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置2a〜2qの運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示し、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ114,115)。
以上のようにすれば、監視対象範囲内の伝送装置の監視画面表示をしている時に監視対象範囲外の伝送装置に障害が発生した場合はネットワーク全体の監視画面表示に切り換えるため、障害発生装置を容易に把握することができる。
【0099】
(d) 障害発生による監視画面選択表示制御
(d-1) 障害発生による第1の監視画面選択制御
図35は障害発生による第1の監視画面選択制御の処理フローである。
監視画面情報登録処理部88を介して各種監視対象範囲に応じた監視画面データを監視画面データ格納用データベース89に登録すると共に、障害発生時の監視画面運用データMIS1〜MISn(図29参照)を監視画面データ運用データベース90に登録する(ステップ201、202)。ついで、HMI処理部のキーボードあるいはマウス等の操作部より表示すべき監視画面、すなわち、監視装置の監視対象範囲を指定する(ステップ203)。これにより、監視画面管理部83は監視画面表示部82に対してオペレータが指定した監視画面データ番号を入力する。例えば、図20の第2パターンに応じた監視画面がオペレータにより指定されると、監視画面管理部83は該第2パターンの監視画面データ番号を監視画面表示部82に入力する。
【0100】
監視画面表示部82は監視画面データ番号に応じた監視画面データを監視画面データ格納用データベース89より読み取ってHMI処理部81に渡して監視画面の表示を依頼する。HMI処理部81は該監視画面データに基づいて監視画面を表示する(ステップ204)。ついで、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示し(ステップ205)、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ206)。
【0101】
かかる状態で、状態管理部35は伝送装置より監視情報(レスポンスRSP、レポートRPT)を受信したかチェックし(ステップ207)、受信してなければステップ205以降の監視画面表示が継続する。監視情報を受信していれば、該監視情報により障害発生が通知されているかチェックする(ステップ208)。障害発生通知でなければ、ステップ205以降の処理により監視画面表示を行う。しかし、障害発生通知であれば、状態管理部35は監視画面管理部83に障害発生装置番号を入力する。これにより、監視画面管理部83は、監視画面データ運用データベース90の監視画面運用データMIS1〜MISnに通知された装置番号が含まれているか検索する(ステップ209,210)。該装置番号を含む監視画面運用データが存在しなければ、ステップ205以降の処理により監視画面表示を行う。
【0102】
しかし、該装置番号を含む監視画面運用データMISiが存在すれば、検索された監視画面運用データMISiに含まれる監視画面データ番号MIGN(図29)を監視画面表示部82に入力する。監視画面表示部82は入力された監視画面データ番号MIGNが指示する監視画面データを監視画面データ格納用データベース89より読み取ってHMI処理部81に渡して監視画面の表示を依頼する。HMI処理部81は該監視画面データに基づいて監視画面を表示する(ステップ211)。ついで、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示する(ステップ205)、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ206)。
以上のようにすれば、障害発生時に予め設定してある監視対象範囲(監視画面)に自動的に変更することができる。
【0103】
(d-2) 障害発生による第2の監視画面選択制御
図35の監視画面の選択制御では、主に監視画面に着目してその表示制御を説明したが、実際には監視画面上に伝送装置の運用状態を表示する。
図36は運用状態も同時に表示する場合における障害発生による監視画面選択制御の第2の処理フローである。
監視画面情報登録処理部88を介して各種監視対象範囲に応じた監視画面データを監視画面データ格納用データベース89に登録すると共に、障害発生時の監視画面運用データMIS1〜MISn(図29参照)を監視画面データ運用データベース90に登録する(ステップ251、252)。ついで、HMI処理部のキーボードあるいはマウス等の操作部よりオペレータが表示すべき監視画面、すなわち、監視装置の監視対象範囲を指定する(ステップ253)。これにより、監視画面管理部83は監視画面表示部82に対してオペレータが指定した監視画面データ番号を入力すると共に、状態管理部35に監視すべき伝送装置の装置番号を入力する。例えば、図20の第2パターンに応じた監視画面がオペレータにより指定されると、監視画面管理部83は該第2パターンの監視画面データ番号を監視画面表示部82に入力すると共に、伝送装置2a,2d,2g,2j,2nの装置番号を状態管理部35に入力する。
【0104】
監視画面表示部82は監視画面データ番号に応じた監視画面データを監視画面データ格納用データベース89より読み取ってHMI処理部81に渡して監視画面の表示を依頼する。HMI処理部81は該監視画面データに基づいて監視画面を表示する(ステップ254)。ついで、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示し(ステップ255)、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ256)。
【0105】
かかる状態で、状態管理部35は伝送装置より監視情報(レスポンスRSP、レポートRPT)を受信したかチェックし(ステップ257)、受信してなければステップ255以降の監視画面表示が継続する。監視情報を受信していれば、監視画面管理部83から通知されている監視対象の伝送装置番号(伝送装置2a,2d,2g,2j,2n)を参照して、状態管理部35は監視情報を送出した伝送装置が監視対象範囲内の伝送装置であるかチェックする(ステップ258)。監視対象範囲外の伝送装置であれば、何もすることなく、該監視情報を廃棄する。以後、ステップ255以降の処理により監視画面表示を行う。一方、監視対象範囲の伝送装置からの監視情報であれば、監視情報を分析し、伝送装置の運用状態に変更があるかチェックし(ステップ259)、変更がなければステップ255以降の処理により監視画面表示を行う。
【0106】
伝送装置の運用状態に変更があれば、状態管理部35は該監視情報に基づいて内蔵の状態管理テーブル(図6)の内容を更新すると共に、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納する(ステップ260)。ついで、監視情報により障害発生が通知されているかチェックする(ステップ261)。障害発生通知でなければ、ステップ255以降の処理により監視画面表示を行う。しかし、障害発生通知であれば、状態管理部35は監視画面管理部83に障害発生装置番号を入力する。監視画面管理部83は、監視画面データ運用データベース90に記憶されている監視画面運用データMIS1〜MISnに通知された装置番号が含まれているか検索する(ステップ262,263)。該装置番号を含む監視画面運用データが存在しなければ、ステップ255以降の処理により監視画面表示を行う。
【0107】
しかし、該装置番号を含む監視画面運用データMISiが存在すれば、監視画面管理部83は検索した監視画面運用データMISiに含まれる監視画面データ番号MIGN(図29)を監視画面表示部82に入力すると共に、該監視画面データ番号に応じた伝送装置(監視対象範囲内の伝送装置)の装置番号を状態管理部35に入力する。
監視画面表示部82は入力された監視画面データ番号MIGNが指示する監視画面データを監視画面データ格納用データベース89より読み取ってHMI処理部81に渡して監視画面の表示を依頼する。HMI処理部81は該監視画面データに基づいて監視画面を表示する(ステップ264)。ついで、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示し、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ255,256)。
【0108】
以上では、監視範囲外の伝送装置の監視情報を廃棄したが、ステップ258の「NO」における行先を点線で示すステップ265にして、全ての監視情報を監視情報格納用データベース91に格納することもできる。このように、データベース91に全伝送装置の監視情報が記憶されている場合には、監視対象範囲が変更したとき、状態管理部35は新たな監視対象範囲内の伝送装置の運用状態をデータベース91より直ちに読み込んで内蔵の状態管理テーブルにセットでき、最新の運用状態を迅速に表示することができる。
【0109】
(c-3) 障害発生による第3の監視画面選択制御
図37は障害発生による監視画面選択制御の第3の処理フローであり、監視対象範囲外の伝送装置より障害発生通知があったとき、該監視対象範囲外の伝送装置の運用状態を監視画面上の所定エリア(図27のCDA参照)に集約的に表示する場合である。
ステップ251〜ステップ257までは図36の処理フローと同一である。ステップ257において、監視情報を受信していれば、伝送装置の運用状態に変更があるかチェックし(ステップ271)、変更がなければステップ255以降の監視画面表示が継続する。伝送装置の運用状態に変更があれば、該監視情報を解析し内蔵の状態管理テーブル(図6)の内容を更新すると共に、監視情報を監視情報格納用データベース91に格納する(ステップ272)。ついで、状態管理部35は監視情報を送出した伝送装置が監視対象範囲内の伝送装置(伝送装置2a,2d,2g,2j,2n)であるか、監視画面管理部83から通知されている監視対象伝送装置の装置番号を参照してチェックする(ステップ273)。
【0110】
監視対象範囲内の伝送装置であれば、監視情報により障害発生が通知されているかチェックする(ステップ274)。障害発生通知でなければ、ステップ255以降の処理により監視画面表示を行う。しかし、障害発生通知であれば、状態管理部35は監視画面管理部83に障害発生装置番号を入力する。監視画面管理部83は、監視画面データ運用データベース90の監視画面運用データMIS1〜MISnに通知された装置番号が含まれているか検索する(ステップ274,275)。該装置番号を含む監視画面運用データが存在しなければ、ステップ255以降の処理により監視画面表示を行う。
しかし、該装置番号を含む監視画面運用データMISiが存在すれば、監視画面管理部83は検索した監視画面運用データMISiに含まれる監視画面データ番号MIGN(図29)を監視画面表示部82に入力すると共に、該監視画面データ番号に応じた伝送装置(監視対象範囲内の伝送装置)の装置番号を状態管理部35に入力する。
【0111】
監視画面表示部82は入力された監視画面データ番号MIGNが指示する監視画面データを監視画面データ格納用データベース89より読み取ってHMI処理部81に渡して監視画面の表示を依頼する。HMI処理部81は該監視画面データに基づいて監視画面を表示する(ステップ277)。ついで、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示し、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ255,256)。
一方、ステップ273において、監視情報を送出した伝送装置が監視対象範囲外の伝送装置であれば、状態管理部35は監視情報により障害発生が通知されているかチェックし(ステップ278)、障害発生通知でなければ、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納する(ステップ279)。以後、ステップ255以降の処理により監視画面表示を行う。
【0112】
しかし、監視情報により監視対象範囲外の伝送装置の障害発生が通知されている場合、状態管理部35は監視画面表示部82に集約表示(障害発生装置の運用状態を監視画面情報の所定エリアに表示)するよう依頼する。この依頼を受けた監視画面表示部82は、監視対象範囲内の伝送装置2a,2d,2g,2j,2nの運用状態については監視画面上に表示し、監視対象範囲外の障害発生装置についてはその運用状態を別途表示するようにHMI処理部81に依頼する。これにより、HMI処理部81は集約表示エリアに障害発生装置の運用状態を集約表示する(ステップ280)。以後、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納し(ステップ279)、ステップ255以降の処理により監視画面表示を行う。
以上のようにすれば、監視対象範囲内の伝送装置の監視画面表示ができると共に、監視対象範囲外の障害発生装置の運用状態を容易に把握することができる。
【0113】
(d-4) 障害発生による第4の監視画面選択制御
図38は障害発生による監視画面選択制御の第4の処理フローであり、監視対象範囲外の伝送装置より障害発生通知があったとき、ネットワーク全体の監視画面を表示する場合である。
ステップ251〜ステップ257までは図36の処理フローと同一である。ステップ257において、監視状情報を受信していれば、状態管理部35は伝送装置の運用状態に変更があるかチェックする(ステップ301)。変更がなければステップ255以降の監視画面表示が継続する。しかし、伝送装置の運用状態に変更があれば、状態管理部35は監視情報を送出した伝送装置が監視対象範囲内の伝送装置(伝送装置2a,2d,2g,2j,2n)であるか、監視画面管理部83から通知されている監視対象伝送装置の装置番号を参照してチェックする(ステップ302)。監視対象範囲内の伝送装置であれば、状態管理部35は内蔵の状態管理テーブル(図6)の内容を更新すると共に、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納する(ステップ303)。
【0114】
ついで、監視情報により障害発生が通知されているかチェックする(ステップ304)。障害発生通知でなければ、ステップ255以降の処理により監視画面表示を行う。しかし、障害発生通知であれば、状態管理部35は監視画面管理部83に障害発生装置番号を入力する。監視画面管理部83は、監視画面データ運用データベース90の監視画面運用データMIS1〜MISnに通知された装置番号が含まれているか検索する(ステップ305,306)。該装置番号を含む監視画面運用データが存在しなければ、ステップ255以降により監視画面の表示が継続する。
しかし、該装置番号を含む監視画面運用データMISiが存在すれば、監視画面管理部83は検索した監視画面運用データMISiに含まれる監視画面データ番号MIGN(図29)を監視画面表示部82に入力すると共に、該監視画面データ番号に応じた伝送装置(監視対象範囲内の伝送装置)の装置番号を状態管理部35に入力する。例えば、監視画面データ番号MIGNが図21の第3パターンに応じた監視画面を示していれば、監視画面管理部83は該第3パターンの監視画面データ番号を監視画面表示部82に入力すると共に、伝送装置2a〜2fの装置番号を状態管理部35に入力する。
【0115】
監視画面表示部82は入力された監視画面データ番号MIGNが指示する監視画面データを監視画面データ格納用データベース89より読み取ってHMI処理部81に渡して監視画面の表示を依頼する。HMI処理部81は該監視画面データに基づいて監視画面を表示する(ステップ307)。ついで、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置2a〜2fの運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示し、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ255,256)。
一方、ステップ302において、監視情報を送出した伝送装置が監視対象範囲外の伝送装置であれば、状態管理部35は監視情報により障害発生が通知されているかチェックし(ステップ308)、障害発生通知でなければ、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納し(ステップ309)、以後、ステップ255以降の処理により監視画面表示を行う。
【0116】
しかし、監視情報により監視対象範囲外の伝送装置の障害発生が通知されている場合には、状態管理部35は監視画面管理部83に対してその旨を通知する。この通知を受けた監視画面管理部83は、監視画面表示部82に対してネットワーク全体を監視対象範囲とする第1パターン(図19)の監視画面データを読み込んで表示するよう指示すると共に、第1パターンの監視対象範囲の全伝送装置2a〜2qの装置番号を状態管理部35に入力する。
監視画面表示部82は該指示に基づいて監視画面データ格納データベース89より第1パターンの監視画面データを読み込み、該監視画面データをHMI処理部81に渡して表示を依頼する。これにより、HMI処理部はネットワーク全体の監視画面を表示する(ステップ310)。
【0117】
以後、状態管理部35は監視情報を監視情報格納用データベース91に格納し(ステップ309)、ステップ255以降の処理により監視画面表示を行う。すなわち、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置2a〜2qの運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示し、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ255,256)。
以上のようにすれば、監視対象範囲内の伝送装置の監視画面表示ができると共に、監視対象範囲外の伝送装置に障害が発生した場合はネットワーク全体の監視画面表示に切り換えるため、障害発生装置を容易に把握することができる。
【0118】
(e) 時間予約による監視画面選択表示制御
(e-1) 時間予約による第1の監視画面選択制御
図39は時間予約による第1の監視画面選択制御の処理フローである。
監視画面情報登録処理部88を介して各種監視対象範囲に応じた監視画面データを監視画面データ格納用データベース89に登録すると共に、時間予約の監視画面運用データMIS1〜MISn(図29参照)を監視画面データ運用データベース90に登録する(ステップ401,402)。尚、時間予約の監視画面運用データMIS1〜MISnは、監視画面データ番号MIGNと、該監視画面データ番号MIGNが指示する監視画面の表示時間帯情報(表示開始日時及び表示終了日時)TRSIを含んでいる。
ついで、HMI処理部のキーボードあるいはマウス等の操作部より表示すべき監視画面、すなわち、監視装置の監視対象範囲を指定する(ステップ403)。これにより、監視画面管理部83は監視画面表示部82に対してオペレータが指定した監視画面データ番号を入力する。例えば、図20の第2パターンに応じた監視画面がオペレータにより指定されると、監視画面管理部83は該第2パターンの監視画面データ番号を監視画面表示部82に入力する。
【0119】
監視画面表示部82は監視画面データ番号に応じた監視画面データを監視画面データ格納用データベース89より読み取ってHMI処理部81に渡して監視画面の表示を依頼する。HMI処理部81は該監視画面データに基づいて監視画面を表示する(ステップ404)。ついで、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示し(ステップ405)、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ406)。
【0120】
かかる状態で、監視画面管理部83は時刻管理を行い、前記時間予約の監視画面運用データMIS1〜MISnを参照して現在表示中の監視画面と別の監視画面の表示時刻になったか監視する(ステップ407)。別の監視画面の表示時刻でなければ、換言すれば、監視画面表示変更時刻でなければ、ステップ405以降の処理により監視画面表示を行う。しかし、別の監視画面表示時刻になれば、該別の監視画面の監視画面データ番号MIGN(図29)を監視画面表示部82に入力する。監視画面表示部82は入力された監視画面データ番号MIGNが指示する監視画面データを監視画面データ格納用データベース89より読み取ってHMI処理部81に渡して監視画面の表示を依頼する。HMI処理部81は該監視画面データに基づいて監視画面を表示する(ステップ408)。ついで、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示する(ステップ405)、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ406)。
以上のようにすれば、予め指定した時間帯になると自動的に監視対象範囲(監視画面)を切替て表示するから、監視オペレータは順次所定監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を把握することができる。
【0121】
(e-2) 時間予約による第2の監視画面選択制御
図39の監視画面の選択制御では、主に監視画面に着目してその表示制御を説明したが、実際には監視画面上に伝送装置の運用状態を表示する。
図40は運用状態も同時に表示する場合におけるオペレータ操作による監視画面選択制御の第2の処理フローである。
監視画面情報登録処理部88を介して各種監視対象範囲に応じた監視画面データを監視画面データ格納用データベース89に登録すると共に、時間予約の監視画面運用データMIS1〜MISn(図29参照)を監視画面データ運用データベース90に登録する(ステップ401,402)。
【0122】
ついで、HMI処理部のキーボードあるいはマウス等の操作部より表示すべき監視画面、すなわち、監視装置の監視対象範囲を指定する(ステップ403)。
これにより、監視画面管理部83は監視画面表示部82に対してオペレータが指定した監視画面データ番号を入力すると共に、状態管理部35に監視すべき伝送装置の装置番号を入力する。例えば、図20の第2パターンに応じた監視画面がオペレータにより指定されると、監視画面管理部83は該第2パターンの監視画面番号を監視画面表示部82に入力すると共に、伝送装置2a,2d,2g,2j,2nの装置番号を状態管理部35に入力する。
【0123】
監視画面表示部82は監視画面データ番号に応じた監視画面データを監視画面データ格納用データベース89より読み取ってHMI処理部81に渡して監視画面の表示を依頼する。HMI処理部81は該監視画面データに基づいて監視画面を表示する(ステップ404)。ついで、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置2a,2d,2g,2j,2nの運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示し(ステップ405)、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ406)。
【0124】
かかる状態で、監視画面管理部83は時刻管理を行い、前記時間予約の監視画面運用データMIS1〜MISnを参照して現在表示中の監視画面と別の監視画面の表示時刻になったか監視する(ステップ407)。別の監視画面の表示時刻でなければ、換言すれば、監視画面表示変更時刻でなければ、ステップ409以降の処理を行う。しかし、別の監視画面表示時刻になれば、監視画面管理部83は該別の監視画面の監視画面データ番号MIGN(図29)を監視画面表示部82に入力すると共に、状態管理部35に監視すべき伝送装置の装置番号を入力する。例えば、図21の第3パターンに応じた監視画面が表示される場合には、監視画面管理部83は該第3パターンの監視画面番号を監視画面表示部82に入力すると共に、伝送装置2a〜2fの装置番号を状態管理部35に入力する。
監視画面表示部82は入力された監視画面データ番号MIGNが指示する監視画面データを監視画面データ格納用データベース89より読み取ってHMI処理部81に渡して監視画面の表示を依頼する。HMI処理部81は該監視画面データに基づいて監視画面を表示する(ステップ408)。
【0125】
ついで、状態管理部35は伝送装置より監視情報(レスポンスRSP、レポートRPT)を受信したかチェックし(ステップ409)、受信してなければステップ405以降の監視画面表示が継続する。監視情報を受信していれば、状態管理部35は、監視画面管理部83から通知されている監視対象伝送装置(表示変更前は伝送装置2a,2d,2g,2j,2n:表示変更後は伝送装置2a〜2f)の装置番号を参照して、監視情報を送出した伝送装置が監視対象範囲内の伝送装置であるかチェックする(ステップ410)。監視対象範囲外の伝送装置であれば、何もすることなく、該監視情報を廃棄する。以後、ステップ405以降の処理により監視画面表示を行う。一方、監視対象範囲の伝送装置からの監視情報であれば、監視情報を分析し、伝送装置の運用状態に変更があるかチェックし(ステップ411)、変更がなければステップ405以降の処理により監視画面表示を行う。
【0126】
伝送装置の運用状態に変更があれば、状態管理部35は該監視情報に基づいて内蔵の状態管理テーブル(図6)の内容を更新すると共に、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納する(ステップ412)。
以後、ステップ405以降の処理により監視画面表示を行う。すなわち、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示する(ステップ405)、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ406)。
以上では、監視範囲外の伝送装置の監視状態を廃棄したが、ステップ410の「NO」における行先を点線で示すステップ413にして、全ての監視情報を監視情報格納用データベース91に格納することもできる。このように、データベース91に全伝送装置の監視情報を記憶した場合には、監視対象範囲が変更したとき、状態管理部は新たな監視対象範囲内の伝送装置の運用状態をデータベース91より直ちに読み込んで内蔵の状態管理テーブルにセットでき、最新の運用状態を迅速に表示することができる。
【0127】
(e-3) 時間予約による第3の監視画面選択制御
図41は時間予約による監視画面選択制御の第3の処理フローであり、監視対象範囲外の伝送装置より障害発生通知があったとき、該監視対象範囲外の伝送装置の運用状態を監視画面上の所定エリア(図27のCDA参照)に集約的に表示する場合である。
ステップ401〜ステップ409までは図40の処理フローと同一である。ステップ409において、監視状情報を受信していれば、伝送装置の運用状態に変更があるかチェックし(ステップ421)、変更がなければステップ405以降の監視画面表示処理が行われる。伝送装置の運用状態に変更があれば、状態管理部35は監視情報を送出した伝送装置が監視対象範囲内の伝送装置であるか、監視画面管理部83から通知されている監視対象伝送装置の装置番号を参照してチェックする(ステップ422)。監視対象範囲内の伝送装置であれば、該監視情報を解析し内蔵の状態管理テーブル(図6)の内容を更新すると共に、監視情報を監視情報格納用データベース91に格納する(ステップ423)。
以後、ステップ405以降の処理により監視画面表示を行う。すなわち、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示し、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ405,406)。
【0128】
一方、ステップ422において、監視情報が監視対象範囲外の伝送装置からのものであれば、状態管理部35は監視情報により障害発生が通知されているかチェックし(ステップ424)、障害発生通知でなければ、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納する(ステップ425)。以後、ステップ405以降の処理により監視画面表示を行う。
【0129】
しかし、監視情報により監視対象範囲外の伝送装置の障害発生が通知されている場合、状態管理部35は監視画面表示部82に集約表示(障害発生装置の運用状態を監視画面情報の所定エリアに表示)するよう依頼する。この依頼を受けた監視画面表示部82は、監視対象範囲の伝送装置の運用状態については監視画面上に表示し、監視対象範囲外の障害発生装置についてはその運用状態を別途表示するようにHMI処理部81に依頼する。これにより、HMI処理部81は集約表示エリアに障害発生装置の運用状態を集約表示する(ステップ426)。以後、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納し(ステップ425)、ステップ405以降の処理により監視画面表示を行う。
以上のようにすれば、時間予約により所望の監視対象範囲内の伝送装置の監視画面表示ができると共に、監視対象範囲外の障害発生装置の運用状態を容易に把握することができる。
【0130】
(e-4) 時間予約による第4の監視画面選択制御
図42は時間予約による監視画面選択制御の第4の処理フローであり、監視対象範囲外の伝送装置より障害発生通知があったとき、ネットワーク全体の監視画面を表示する場合である。
ステップ401〜ステップ409までは図40の処理フローと同一である。ステップ409において、監視状情報を受信していれば、伝送装置の運用状態に変更があるかチェックし(ステップ451)、変更がなければステップ405以降の監視画面表示処理が行われる。
【0131】
一方、伝送装置の運用状態に変更があれば、状態管理部35は監視情報を送出した伝送装置が監視対象範囲内の伝送装置であるか、監視画面管理部83から通知されている監視対象伝送装置の装置番号を参照してチェックする(ステップ452)。監視対象範囲内の伝送装置であれば、該監視情報を解析し内蔵の状態管理テーブル(図6)の内容を更新すると共に、監視情報を監視情報格納用データベース91に格納する(ステップ453)。以後、ステップ405以降の処理により監視画面表示を行う。すなわち、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示し、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ405,406)。
【0132】
一方、ステップ452において、監視情報が監視対象範囲外の伝送装置からのものであれば、状態管理部35は監視情報により障害発生が通知されているかチェックし(ステップ454)、障害発生通知でなければ、監視情報を監視情報格納用データベース91に送出して格納し(ステップ455)、以後、ステップ405以降の処理により監視画面表示を行う。
【0133】
しかし、ステップ454において、監視情報により監視対象範囲外の伝送装置の障害発生が通知されている場合、状態管理部35は監視画面管理部83に対してその旨を通知する。この通知を受けた監視画面管理部83は、監視画面表示部82に対してネットワーク全体を監視対象範囲とする第1パターン(図19)の監視画面データを読み込んで表示するよう指示すると共に、第1パターンの監視対象範囲の全伝送装置2a〜2qの装置番号を状態管理部35に入力する。
監視画面表示部82は該指示に基づいて監視画面データ格納データベース89より第1パターンの監視画面データを読み込み、該監視画面データをHMI処理部に渡して表示を依頼する。これにより、HMI処理部はネットワーク全体の監視画面を表示する(ステップ456)。
【0134】
以後、状態管理部35は監視情報を監視情報格納用データベース91に格納し(ステップ455)、ステップ405以降の処理により監視画面表示を行う。すなわち、監視画面表示部82は状態管理部35の運用状態管理テーブル(図6参照)より監視対象範囲内の伝送装置2a〜2qの運用状態を取り込み、該運用状態情報をHMI処理部81に渡してその表示を依頼する。これにより、HMI処理部81は監視画面上に各伝送装置、伝送路の運用状態を表示し、以後、該監視画面の表示を継続する(ステップ405,406)。
以上のようにすれば、時間予約による監視対象範囲内の伝送装置の監視画面表示ができると共に、監視対象範囲外の伝送装置に障害が発生した場合はネットワーク全体の監視画面表示に切り換えるため、障害発生装置を容易に把握することができる。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するものではない。
【0139】
【発明の効果】
本発明によれば、予め各監視装置に複数の監視対象範囲に応じた監視画面データを登録したから、オペレータ操作で簡単に監視対象範囲を変更でき、しかも、該監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を表示して監視することができ、監視システムの運用効率を向上することができる。この場合、監視対象範囲外の伝送装置に障害が発生した場合、該障害発生装置の運用状態を監視画面上の一部エリアに集約表示するようにしたから、監視対象範囲内の伝送装置の監視を行いつつ、監視対象範囲外の障害発生伝送装置の運用状態を把握することができる。
【0140】
又、本発明によれば、予め各監視装置に複数の監視対象範囲に応じた監視画面データを登録すると共に障害発生時の監視画面運用情報を登録しておき、所定の伝送装置に障害が発生したとき、該障害発生装置に基づいて監視画面(監視対象範囲)を変更するようにしたから、障害発生に対処でき、監視システムの運用効率を向上することができる。この場合、監視対象範囲外の伝送装置に障害が発生した場合、該障害発生装置の運用状態を監視画面上の一部エリアに集約表示するようにしたから、監視対象範囲内の伝送装置の監視を行いつつ、監視対象範囲外の障害発生伝送装置の運用状態を把握することができる。
【0141】
更に、本発明によれば、予め各監視装置に複数の監視対象範囲に応じた監視画面データを登録すると共に時間予約の監視画面運用情報を登録しておき、所定の時間帯なったとき、該予め登録してある監視画面(監視対象範囲)に変更するようにしたから、時間帯(日時)により自動的に監視対象範囲を切り替えて表示することができ、監視オペレータは何らの操作無くして所定時間帯になると所望の監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視することができる。この場合、監視対象範囲外の伝送装置に障害が発生した場合、該障害発生装置の運用状態を監視画面上の一部エリアに集約表示するようにしたから、監視対象範囲内の伝送装置の監視を行いつつ、監視対象範囲外の障害発生伝送装置の運用状態を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理説明図である。
【図2】本発明の第2の原理説明図である。
【図3】システムの全体の構成図である。
【図4】伝送装置の接続構成図である。
【図5】監視装置の構成図である。
【図6】運用状態管理テーブルの構成図である。
【図7】各種伝文フォーマットの説明図である。
【図8】伝送装置の要部構成図である。
【図9】本発明の第1動作説明図である。
【図10】本発明の第2動作説明図である。
【図11】本発明の第3動作説明図である。
【図12】本発明の第4動作説明図である。
【図13】本発明の第5動作説明図である。
【図14】本発明の第6動作説明図である。
【図15】本発明の第7動作説明図である。
【図16】本発明の第8動作説明図である。
【図17】本発明の第9動作説明図である。
【図18】本発明の監視システムの構成図である。
【図19】監視対象範囲の説明図(第1パターン)である。
【図20】監視対象範囲の説明図(第2パターン)である。
【図21】監視対象範囲の説明図(第3パターン)である。
【図22】監視対象範囲の説明図(第4パターン)である。
【図23】監視対象範囲の説明図(第5パターン)である。
【図24】監視対象範囲の説明図(第6パターン)である。
【図25】監視画面説明図である。
【図26】本発明の監視装置の構成図である。
【図27】集約表示説明図である。
【図28】監視画面データ説明図である。
【図29】監視画面運用データ説明図である。
【図30】監視情報データ説明図である。
【図31】オペレータ操作による第1の監視画面の選択表示制御のフロー図である。
【図32】オペレータ操作による第2の監視画面の選択表示制御のフロー図である。
【図33】オペレータ操作による第3の監視画面の選択表示制御のフロー図である。
【図34】オペレータ操作による第4の監視画面の選択表示制御のフロー図である。
【図35】障害発生による第1の監視画面の選択表示制御のフロー図である。
【図36】障害発生による第2の監視画面の選択表示制御のフロー図である。
【図37】障害発生による第3の監視画面の選択表示制御のフロー図である。
【図38】障害発生による第4の監視画面の選択表示制御のフロー図である。
【図39】時間予約による第1の監視画面の選択表示制御のフロー図である。
【図40】時間予約による第2の監視画面の選択表示制御のフロー図である。
【図41】時間予約による第3の監視画面の選択表示制御のフロー図である。
【図42】時間予約による第4の監視画面の選択表示制御のフロー図である。
【図43】従来システムの説明図である。
【図44】従来システムの他の説明図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク
2,2a〜2n・・伝送装置
3,3a〜3n・・通信回線
7,7a〜7n・・監視装置
8a〜8n・・監視回線
20a〜20n・・公衆回線

Claims (3)

  1. データ伝送を行なう複数の伝送装置を備えたネットワーク内に複数の監視装置を設け、各監視装置によりそれぞれの監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視するネットワーク監視システムにおける監視装置において、
    種々の監視対象範囲に応じた監視画面データを保持する監視画面データ保持手段と、
    監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を管理する運用状態管理部と、
    ネットワーク内の全伝送装置から通知される監視情報を記憶する監視情報格納手段と、
    所定の監視対象範囲を指定する手段と、
    指定された監視対象範囲に応じた監視画面データに基づいて監視画面を表示すると共に、運用状態管理部により管理されている該監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視画面上に表示する表示手段、
    を備え、
    監視対象範囲外の伝送装置から障害発生を示す監視情報が通知された時、前記運用状態管理部は該監視情報を前記監視情報格納手段に格納し、前記表示手段は該監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視画面上に表示すると共に、該監視対象範囲外の伝送装置の運用状態を前記監視対象範囲の監視画面上の所定エリアに集約的に表示する、
    ことを特徴とする監視装置。
  2. データ伝送を行なう複数の伝送装置を備えたネットワーク内に複数の監視装置を設け、各監視装置によりそれぞれの監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視するネットワーク監視システムにおける監視装置において、
    種々の監視対象範囲に応じた監視画面データを保持する監視画面データ保持手段と、
    監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を管理する運用状態管理部と、
    ネットワーク内の全伝送装置から通知される監視情報を記憶する監視情報格納手段と、
    監視対象範囲内の伝送装置に障害が発生した時に、どの監視対象範囲の監視画面を表示するかを指定するための監視画面運用情報を保持する監視画面運用情報保持手段と、
    運用状態管理部により管理されている監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視画面上に表示すると共に、障害発生検出時に、該障害に応じた監視画面データに基づいて監視画面を表示し、かつ、運用状態管理部により管理されている監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を該監視画面上に表示する表示手段、
    を備え、
    監視対象範囲外の伝送装置から障害発生を示す監視情報が通知された時、前記運用状態管理部は該監視情報を前記監視情報格納手段に格納し、前記表示手段は該監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視画面上に表示すると共に、該監視対象範囲外の伝送装置の運用状態を前記監視対象範囲の監視画面上の所定エリアに集約的に表示する、
    ことを特徴とする監視装置。
  3. データ伝送を行なう複数の伝送装置を備えたネットワーク内に複数の監視装置を設け、各監視装置によりそれぞれの監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視するネットワーク監視システムにおける監視装置において、
    種々の監視対象範囲に応じた監視画面データを保持する監視画面データ保持手段と、
    監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を管理する運用状態管理部と、
    ネットワーク内の全伝送装置から通知される監視情報を記憶する監視情報格納手段と、
    指定時刻に所定の監視対象範囲の監視画面を表示するための監視画面運用情報を保持する監視画面運用情報保持手段と、
    指定時刻に、該指定時刻に応じた監視対象範囲の監視画面を表示すると共に、運用状態管理部により管理されている監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を該監視画面上に表示する表示手段、
    を備え、
    監視対象範囲外の伝送装置から障害発生を示す監視情報が通知された時、前記運用状態管理部は該監視情報を前記監視情報格納手段に格納し、前記表示手段は該監視対象範囲内の伝送装置の運用状態を監視画面上に表示すると共に、該監視対象範囲外の伝送装置の運用状態を前記監視対象範囲の監視画面上の所定エリアに集約的に表示する、
    ことを特徴とする監視装置。
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