JP3837394B2

JP3837394B2 - Address data management method and address data management program

Info

Publication number: JP3837394B2
Application number: JP2003096644A
Authority: JP
Inventors: 茂竹田; 順詞宇野
Original assignee: Mizuho Bank Ltd
Current assignee: Mizuho Bank Ltd
Priority date: 2003-03-31
Filing date: 2003-03-31
Publication date: 2006-10-25
Anticipated expiration: 2023-03-31
Also published as: JP2004304629A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザからの要求に対して応答するシステムにおいて、要求元の属性を考慮してアクセスを管理するために用いるアドレスデータ管理方法及びアドレスデータ管理プログラムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
今日、インターネット等のネットワークを介して、情報提供システムのウェブサイトから多様な情報が提供されている。このようにネットワークや情報提供システムを用いることにより、比較的容易に各種情報を取得することができる。このため、多様なアクセス者から情報要求が行なわれる。
【０００３】
このようなアクセス者の中には、アクセス回数を管理すべきアクセス者や情報提供を制限したいアクセス者も含まれる。例えば、アクセス回数を管理すべきアクセス者には、アクセス回数に応じて課金を行なう課金対象者等がある。一方、情報提供を制限したいアクセス者には競合他社等がある。そこで、アクセスに応じた処理を行なうために、アクセス管理を行なうことがある。この場合、情報提供システムが、アクセス者のＩＰアドレス（Internet Protocol Address ）を用いてアクセス者を特定し、そのアクセス管理を行なう。
【０００４】
しかし、アクセス数が多い場合、何らかの分類を行なわなければアクセス管理は困難である。そこで、ＩＰアドレスの情報を収集し地域別に判別・分類して蓄積・更新処理を行なうＩＰアドレス取得分類システムが開示されている（例えば、特許文献１参照。）。このＩＰアドレス取得分類システムではＩＰアドレス及びホストアドレスを取得するためのＩＰアドレス取得手段を備えている。さらに、このＩＰアドレス取得分類システムには、プロバイダ毎に、ドメインネームを構成するホストネームの文字列に基づき、ホストネームを地域別に分類した地域別ホストネーム分類テーブルを備える。そして、ＩＰアドレスに対応するドメインネームを取得し、このドメインネームを構成する文字列からネットワーク名を抽出して、プロバイダ（ＩＳＰ：Internet Service Provider ）の名称を判定する。さらに、ドメインネームを構成する文字列からホストネームを抽出し、地域別ホストネーム分類テーブルを参照して地域別分類を判定する。そして、判定された地域を、このＩＰアドレスと関連づけて格納する。これにより、インターネットを利用する利用者の地域別アクセス統計を収集し分析することができる。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２−１９８９９７号公報（図６）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したＩＰアドレス取得分類システムを用いた場合、ＩＰアドレスに基づいて地域別に分類することができるが、そのアクセス者に関する属性を特定することは困難である。
【０００７】
また、予めＩＰアドレスとその属性を登録したデータベースを構築しておき、このデータベースに基づいてアクセス管理を行なうことも可能である。しかし、ＩＰアドレスの数は膨大であり、このようなデータベースを予め構築しておくことは困難である。このため、未知のＩＰアドレスを用いてのアクセスがあった場合、適切なアクセス管理を行なうことができない。
【０００８】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ユーザからの要求に対して応答するシステムにおいて、要求元の属性を考慮してアクセス管理を行なうことができるアドレスデータ管理方法及びアドレスデータ管理プログラムを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項１に記載の発明は、条件毎に加重関数が付与された検索条件に関するデータを記録した検索データ記憶手段、要求元アドレスに関するデータと前記アドレスからの要求回数に関するデータを記録したアドレスデータ記憶手段及びネットワークを介してユーザ装置に接続された管理コンピュータを含む情報提供管理システムを用いて、要求元に関するアドレスデータを管理する方法であって、前記管理コンピュータが、要求を行なったユーザ装置の要求元アドレスを特定する第１の段階と、前記要求元アドレスに基づいて、この要求元に関するウェブページを取得する第２の段階と、取得したウェブページを、前記検索条件に基づいて照合した照合結果を前記アドレスに関連づけて前記アドレスデータ記憶手段に記録する第３の段階と、前記要求回数が、ウェブページ毎に前記検索条件に対応させた加重関数を用いて算出した関数値に基づいて設定された基準回数を超えた場合に前記要求元に関するアラームを出力する段階とを有することを要旨とする。
【００１１】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載のアドレスデータ管理方法において、前記検索条件は、キーワードによって構成された検索式を含むことを要旨とする。
【００１２】
請求項３に記載の発明は、請求項１又は２のいずれか１項に記載のアドレスデータ管理方法において、前記検索条件は、リンク先アドレスによって構成された検索式を含むことを要旨とする。
【００１５】
請求項４に記載の発明は、請求項１〜３のいずれか１項に記載のアドレスデータ管理方法において、前記アドレスデータ管理方法は、前記管理コンピュータが、ユーザ認証処理を行なう段階と、前記アドレスに関連づけて、前記ユーザ認証処理に基づいて特定されたユーザ識別子に関するデータを、前記アドレスデータ記憶手段に記録する段階と、前記アドレスに関連づけられたユーザ識別子が複数ある場合には、前記要求元に関するアラームを出力する段階とをさらに含むことを要旨とする。
【００１６】
請求項５に記載の発明は、条件毎に加重関数が付与された検索条件に関するデータを記録した検索データ記憶手段、要求元アドレスに関するデータと前記アドレスからの要求回数に関するデータを記録したアドレスデータ記憶手段及びネットワークを介してユーザ装置に接続された管理コンピュータを含む情報提供管理システムを用いて、要求元に関するアドレスデータを管理するプログラムであって、前記管理コンピュータを、要求を行なったユーザ装置の要求元アドレスを特定する第１の手段と、前記要求元アドレスに基づいて、この要求元に関するウェブページを取得する第２の手段と、取得したウェブページを、前記検索条件に基づいて照合した照合結果を、前記アドレスに関連づけて前記アドレスデータ記憶手段に記録する第３の手段と、前記要求回数が、ウェブページ毎に前記検索条件に対応させた加重関数を用いて算出した関数値に基づいて設定された基準回数を超えた場合に前記要求元に関するアラームを出力する手段として機能させることを要旨とする。
【００１８】
請求項６に記載の発明は、請求項５に記載のアドレスデータ管理プログラムにおいて、前記検索条件は、キーワードによって構成された検索式を含むことを要旨とする。
【００１９】
請求項７に記載の発明は、請求項５又は６のいずれか１項に記載のアドレスデータ管理プログラムにおいて、前記検索条件は、リンク先アドレスによって構成された検索式を含むことを要旨とする。
【００２２】
請求項８に記載の発明は、請求項５〜７のいずれか１項に記載のアドレスデータ管理プログラムにおいて、前記アドレスデータ管理プログラムは、前記管理コンピュータを、ユーザ認証処理を行なう手段と、前記アドレスに関連づけて、前記ユーザ認証処理に基づいて特定されたユーザ識別子に関するデータを、前記アドレスデータ記憶手段に記録する手段と、前記アドレスに関連づけられたユーザ識別子が複数ある場合には、前記要求元に関するアラームを出力する手段としてさらに機能させることを要旨とする。
【００２３】
（作用）
請求項１又は５に記載の発明によれば、要求元に関するアドレスデータを管理する情報提供管理システムには、検索条件に関するデータを記録した検索データ記憶手段、要求元アドレスに関するデータを記録したアドレスデータ記憶手段及びネットワークを介してユーザ装置に接続された管理コンピュータを含む。まず、前記管理コンピュータが、要求を行なったユーザ装置の要求元アドレスを特定する。次に、前記要求元アドレスに基づいて、この要求元に関するウェブページを取得する。さらに、取得したウェブページを、前記検索条件に基づいて照合し、その照合結果を、前記アドレスに関連づけて前記アドレスデータ記憶手段に記録する。このため、要求元アドレスを用いて取得したウェブページに基づいて要求元の属性に関する情報を得ることができる。さらに、検索データ記憶手段に記録された検索条件を用いて照合した結果がアドレスデータ記憶手段に記録されるので、要求元からのアクセスに対して効率的に対応することができる。
【００２４】
本発明によれば、前記管理コンピュータが、要求元アドレスに基づいて逆引き検索によって取得したホスト情報を取得する。これにより、ホスト情報に基づいて、要求元に関するウェブページを取得することができる。
【００２５】
請求項２又は６に記載の発明によれば、前記検索条件は、キーワードによって構成された検索式を含む。通常、特定種類のウェブページには共通したキーワードが用いられる。このため、このキーワードを予め予測し、このキーワードを用いて検索を行なうことにより、特定の要求元を抽出することができる。
【００２６】
請求項３又は７に記載の発明によれば、前記検索条件は、リンク先アドレスによって構成された検索式を含む。通常、特定種類のウェブページには共通したウェブサイトにリンクが行なわれていることが多い。このため、このリンク先アドレスを予め予測し、このアドレスを用いて検索を行なうことにより、特定の要求元を抽出することができる。
【００２７】
本発明によれば、前記アドレスデータ記憶手段には、前記アドレスからの要求回数に関するデータをさらに記録する。そして、前記管理コンピュータが、前記要求回数が所定の基準回数を超えた場合に前記要求元に関するアラームを出力する。このため、所定のユーザ端末から要求があることについて注意を喚起することができる。
【００２８】
本発明によれば、前記検索データ記憶手段には、前記検索条件には、条件毎に加重関数が付与される。そして、前記基準回数は、前記管理コンピュータがウェブページ毎に前記加重関数を用いて算出した関数値に基づいて設定される。このため、ウェブページの属性に応じて、注意喚起のタイミングを変更することができる。例えば、検索条件と一致する度合いが高い場合は、迅速に注意喚起を行なうことができる。
【００２９】
請求項４又は８に記載の発明によれば、前記管理コンピュータが行なったユーザ認証処理に基づいて特定されたユーザ識別子に関するデータを、前記アドレスに関連づけて前記アドレスデータ記憶手段に記録する。そして、前記アドレスに関連づけられたユーザ識別子が複数ある場合には、前記要求元に関するアラームを出力する。このため、複数のユーザが同じアドレスを介して要求を行なっていることに関して注意喚起を行なうことができる。
【００３０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図１〜図７に従って説明する。本実施形態では、金融機関に預金口座を保有するネットバンキングサービスの利用者が口座情報を要求する場合、この要求元のアドレス管理に用いるアドレスデータ管理方法及びアドレスデータ管理プログラムとして説明する。ここで、ネットバンキングサービスとは、情報端末等と金融機関のコンピュータとを電話回線やインターネット等のネットワークで結ぶことにより、金融機関の店舗に出向くことなく、預金残高照会、口座振込や振替ができるサービスである。このネットバンキングサービスには、携帯電話を使ったモバイルバンキング・サービスも含まれる。このネットバンキングサービスの提供には、口座情報管理システム２０を用いる。
【００３１】
図１に示すように、口座情報管理システム２０はネットワークとしてのインターネットＩを介して、ユーザ装置としての利用者端末１０に接続されている。この利用者端末１０は、利用者が口座情報管理システム２０から口座情報を要求する場合や、受信した口座情報を表示させる場合に用いられる。本実施形態では、利用者端末１０としてコンピュータ端末を用いる。
【００３２】
さらに、口座情報管理システム２０には、アカウント・アグリゲーションサービスを提供するアカウント・アグリゲータ（サービス提供者）が管理するアグリゲーションサイト（１１、１２）が接続されている。ここで、アカウント・アグリゲーションとは、複数の口座（銀行、証券等の各口座）を一つの画面上に表示する口座情報集約サービスである。通常、利用者はネットバンキングサービスを利用する場合、口座毎に金融機関に登録したＩＤと暗証番号を管理する必要がある。アカウント・アグリゲーションサービスでは、サービス提供者であるアカウント・アグリゲータが利用者のＩＤと暗証番号を預かり、銀行や証券会社のサービスにログインして口座情報を利用者に提供する。これにより、利用者はＩＤや暗証番号の管理や、ログイン毎のＩＤや暗証番号の入力等の手間から開放される。
【００３３】
アカウント・アグリゲータも口座情報管理システム２０のユーザになるため、アグリゲーションサイト（１１、１２）もユーザ装置として機能する。これらのサイトには、金融機関の提携先のアカウント・アグリゲータが管理する提携先アグリゲーションサイト１１の他、金融機関とは無関係のアカウント・アグリゲータが管理する非提携先アグリゲーションサイト１２も含まれる。これらのサイトは、利用者の預金口座を管理するアカウント・アグリゲーションサービスを提供するためのコンピュータシステムである。これらのアグリゲーションサイト（１１、１２）では、アグリゲーションサービスを提供するため、利用者が保有する預金口座等についてのＩＤと暗証番号に関するデータを管理する。そして、アグリゲーションサイト（１１、１２）は、利用者端末１０から口座情報の要求があった場合、口座情報管理システム２０や他の金融機関の口座情報管理システムにアクセスし、各種情報を一括して取得し、利用者端末１０に提供する。
【００３４】
本実施形態では、利用者自身が利用者端末１０を用いて金融機関の口座情報管理システム２０にアクセスした場合には、金融機関は無料で口座情報を提供する。また、提携先アグリゲーションサイト１１からのアクセスに基づいて口座情報を提供する場合には、提携先のアカウント・アグリゲータに対してアクセス回数に応じたアクセス料金を課金する。一方、非提携先のアカウント・アグリゲータがアクセスに応じて口座情報を提供する場合には、金融機関は契約に基づき利用者にアクセス料金を課金する場合を想定する。
【００３５】
口座情報管理システム２０は、図１に示すように、さらにバンキングシステム３０に接続されている。バンキングシステム３０は利用者の預金口座を管理する金融機関のホストコンピュータシステムである。このバンキングシステム３０にアクセスすることにより、預金口座に関しての入出金情報や残高情報等を取得することができる。
【００３６】
このため、バンキングシステム３０は預金口座データ記憶部３１を有する。この預金口座データ記憶部３１には、図２に示すように、利用者の預金口座に関する口座データ３１０が記録されている。この口座データ３１０は、預金口座が開設された場合に設定され、預金口座に対しての入出金の度に更新される。口座データ３１０には、預金口座毎に、預金口座識別子、利用者識別子、口座残高及び取引履歴に関するデータが相互に関連づけられて記録される。
【００３７】
預金口座識別子データ領域には、この利用者の預金口座を特定するために用いる識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、預金口座識別子は、本支店コード、預金種目コード及び口座番号に関するデータを含んで構成される。
【００３８】
利用者識別子データ領域には、この預金口座の保有者である利用者を特定するために用いる識別子に関するデータが記録される。この利用者識別子を用いることにより、他のデータ記憶部に登録された口座名義人の名前、住所等の各種属性情報を抽出することができる。
【００３９】
口座残高データ領域には、この預金口座の口座残高に関するデータが記録される。この口座残高は入出金の度に更新される。
取引履歴データ領域には、この預金口座への入金や、この口座からの出金に関する取引履歴に関するデータが記録されている。取引履歴データ領域には、摘要、取引日、入出金額に関するデータが、相互に関連づけられて記録される。ここで、摘要は入金又は出金に関する取引先や取引内容に関する情報を含む。取引日は、入金や出金等の取引があった日付である。入出金額は、この口座に入金された金額や、この口座から出金された金額である。
【００４０】
次に、口座情報管理システム２０について説明する。口座情報管理システム２０は、利用者等からの要求に応じて口座情報を提供するコンピュータシステムである。図１に示すように、管理コンピュータ２１を備えている。管理コンピュータ２１は、図示しない制御手段（ＣＰＵ）、記憶手段（ＲＡＭ、ＲＯＭ、ハードディスク等）やデータ送受信手段等を有する。この管理コンピュータ２１は、口座情報管理に関して後述する処理手順（第１の段階、第２の段階、第３の段階、アラームを出力する段階、ユーザ認証処理段階、ユーザ識別子に関するデータを記録する段階等を含む）のためのアドレスデータ管理プログラムを実行する。これにより、管理コンピュータ２１は第１の手段、第２の手段、第３の手段、アラームを出力する手段、ユーザ認証処理手段、ユーザ識別子に関するデータを記録する手段等の各手段として機能する。
【００４１】
管理コンピュータ２１には、利用者データ記憶部２２、検索データ記憶手段としてのキーワードデータ記憶部２３及びアドレスデータ記憶手段としてのサイトアドレスデータ記憶部２４がそれぞれ接続されている。
【００４２】
利用者データ記憶部２２には、図３に示すように、ネットバンキングサービスを利用する利用者に関して利用者データ２２０が記録されている。この利用者データ２２０は、利用者からネットバンキングサービスの利用依頼があった場合に設定される。本実施形態では、利用者データ２２０には、利用者毎に、利用者識別子、ＩＤ、パスワード、預金口座識別子及び最終応答時刻に関するデータが相互に関連づけられて記録される。
【００４３】
利用者識別子データ領域には、ネットバンキングサービスの利用者を特定するための識別子に関するデータが記録される。
ＩＤデータ領域やパスワードデータ領域には、ネットバンキングサービスを提供する場合のユーザ認証に用いるＩＤやパスワードに関するデータがそれぞれ記録されている。具体的には、利用者がインターネットＩを介して口座情報管理システム２０にアクセスしてきた場合に用いられる。
【００４４】
預金口座識別子データ領域には、ネットバンキングサービスの対象の預金口座を特定するための識別子に関するデータが記録される。この預金口座識別子は、利用者が保有する預金口座の中で、ネットバンキングサービスの利用対象として申請した口座数（ｎ個）の識別子が記録される。
【００４５】
最終応答時刻データ領域には、口座情報管理システム２０が、利用者に対して最後に応答した時刻に関するデータが記録される。この応答時刻には、口座情報を提供した時刻の他、ログイン要求のあった時刻も含まれ、要求毎に更新される。
【００４６】
キーワードデータ記憶部２３には、図４に示すように、アカウント・アグリゲータの可能性を判断する場合に用いるキーワードデータ２３０が記録される。本実施形態では、アドレスデータ管理に先立ち、口座情報管理システム２０を管理する金融機関がアグリゲータのウェブページで使用される可能性があるキーワードを特定し、キーワードデータ記憶部２３に記録する。このキーワードは検索条件を構成する。本実施形態では、このキーワードとして、例えば「アグリゲーション」、「金融機関」、「口座情報」、「一覧」等を用い、これらの論理和（「ＯＲ」）を検索式として用いる。
【００４７】
サイトアドレスデータ記憶部２４には、図５に示すように、アカウント・アグリゲーションサービスを提供するサイト及びその可能性があるサイトのアドレスに関するサイトアドレスデータ２４０が記録されている。このサイトアドレスデータ２４０は、アカウント・アグリゲーションサービスを提供するアグリゲータを特定できた場合又はアグリゲータの可能性を検出した場合に記録される。本実施形態では、サイトアドレスデータ２４０には、サイト毎に、ＩＰアドレス、アグリゲータ種別及びアクセス回数に関するデータが、相互に関連づけられて記録される。
【００４８】
ＩＰアドレスデータ領域には、サイトのアドレス（要求元アドレス）を特定するための識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、識別子としてＩＰアドレスを用いる。このＩＰアドレスは、インターネットＩを介して口座情報管理システム２０に対して各種要求を行なう場合に、要求元（送信元）のコンピュータを特定するための識別子である。
【００４９】
アグリゲータ種別データ領域には、このサイトを運営するアグリゲータの種別を示すフラグに関するデータが記録される。このフラグは照合結果として機能する。この種別は、口座情報管理システム２０を運営する金融機関との関係によって決められる。例えば、金融機関と提携しているアカウント・アグリゲータ（提携先アカウント・アグリゲータ）のサイトに対しては「提携先」フラグが付与される。「提携先」フラグは金融機関とアカウント・アグリゲータとの間で提携契約が締結された場合に付与される。
【００５０】
一方、金融機関とは無関係のアカウント・アグリゲータ（非提携先アカウント・アグリゲータ）のサイトに対しては「非提携先」フラグが付与される。「非提携先」フラグは金融機関とは無関係のアカウント・アグリゲータが特定された場合に記録される。
【００５１】
さらに、後述する処理により、非提携先アカウント・アグリゲータの可能性を検出した場合には、ＩＰアドレスを含むサイトアドレスデータ２４０を生成するとともに、非提携先アカウント・アグリゲータの可能性があるサイト（要注意サイト）を示す「要注意」フラグが付与される。
【００５２】
アクセス回数データ領域には、このサイトからアクセスのあった回数を特定するためのデータが記録される。本実施形態では、このアクセス回数は、提携先アカウント・アグリゲータに対しては課金計算を行なうために用いられ、アクセス料金を課金した場合にはリセットされる。
【００５３】
さらに、要注意サイトに対して、このアクセス回数は、後述するように確認要否のアラームを出力する場合に用いられる。具体的には、このアクセス回数が所定の基準回数を越えた場合、金融機関の担当者に、非提携先アカウント・アグリゲータかどうかの確認を促すアラームを出力する。
【００５４】
次に、上記のように構成されたシステムにおいて、利用者に口座情報を提供する場合の処理を行なう手順を図６に従って説明する。
まず、利用者端末１０や各種サイト（１１、１２等）から口座情報管理システム２０にログイン要求があった場合、管理コンピュータ２１は、要求元に対してＩＤ及びパスワードの送信を要求する。そして、インターネットＩを介して、要求元からＩＤ及びパスワードに関するデータを受信する（Ｓ１−１）。
【００５５】
そして、管理コンピュータ２１は、受信したＩＤ及びパスワードを用いてユーザ認証処理を行なう（Ｓ１−２）。具体的には、管理コンピュータ２１は、要求元から受信したＩＤ及びパスワードが、利用者データ記憶部２２に記録されたＩＤ及びパスワードと一致するかどうかを照合する。ユーザ認証ができなかった場合、管理コンピュータ２１は、その旨を返信し、ログインを拒否する。
【００５６】
ユーザ認証ができた場合、管理コンピュータ２１はログイン時刻を記録する（Ｓ１−３）。本実施形態では、まず、ログイン要求を第１の要求として扱う。そこで、管理コンピュータ２１は、ログイン時刻を利用者データ記憶部２２の利用者データ２２０に最終応答時刻として記録する。
【００５７】
次に、管理コンピュータ２１はアクセスを行なった要求元を識別する。本実施形態では、まず、要求元が提携先アカウント・アグリゲーションサイトかどうかを識別する（Ｓ１−４）。具体的には、ログイン要求に含まれる要求元ＩＰアドレスを用いて行なう。要求元ＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に記録されており、そのアグリゲータ種別として「提携先」フラグが記録されている場合（ステップ（Ｓ１−４）において「Ｙｅｓ」の場合）、管理コンピュータ２１はアクセス回数の加算を行なう（Ｓ１−５）。具体的には、管理コンピュータ２１は、サイトアドレスデータ記憶部２４に記録されているアクセス回数に「１」を加える。
【００５８】
そして、管理コンピュータ２１は要求元からの各種要求に対応して応答処理を行なう（Ｓ１−６）。この応答処理はログアウト要求があるまで繰り返される。例えば、口座残高に関する情報の要求であれば、管理コンピュータ２１は預金口座データ記憶部３１から口座残高に関する情報を取得し、この情報の提供を行なう。
【００５９】
一方、要求元が提携先アグリゲータでない場合（ステップ（Ｓ１−４）において「Ｎｏ」の場合）、管理コンピュータ２１は、要求元が非提携先アグリゲーションサイトかどうかを識別する（Ｓ１−７）。この場合も、要求元ＩＰアドレスを用いて行なう。要求元ＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に記録されており、そのアグリゲータ種別として「非提携先」フラグが記録されている場合（ステップ（Ｓ１−７）において「Ｙｅｓ」の場合）、管理コンピュータ２１は利用者がアクセス料金を負担できるかどうかを確認する（Ｓ１−８）。具体的には、利用者の預金口座識別子を利用者データ記憶部２２から抽出し、預金口座データ記憶部３１から預金口座の口座残高を取得する。利用者データ２２０に複数の預金口座識別子が記録されている場合には、管理コンピュータ２１は普通預金口座の中で最も口座残高が多いものを用いる。
【００６０】
口座残高がアクセス料金以上の金額が残っている場合（ステップ（Ｓ１−８）において「Ｙｅｓ」の場合）、利用者に対する課金処理を行なう（Ｓ１−９）。ここでは、預金口座の名義人に対して課金を行なう。そのため、管理コンピュータ２１は、利用者の預金口座からアクセス料金を引き落とすための処理をバンキングシステム３０に指示する。そして、料金の引落後、管理コンピュータ２１は要求元の要求に対応した応答処理を行なう（Ｓ１−６）。
【００６１】
一方、預金口座データ記憶部３１に記録された口座残高がアクセス料金より少ない場合（ステップ（Ｓ１−８）において「Ｎｏ」の場合）、管理コンピュータ２１は応答を拒否し、処理を終了する（Ｓ１−１０）。
【００６２】
要求元のＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に記録されていない場合、非提携先アグリゲーションサイトからのアクセスの可能性がある。このため、非提携先アグリゲーションサイトとしての記録がない場合（ステップ（Ｓ１−７）において「Ｎｏ」の場合）、管理コンピュータ２１は要求対応処理を実行する（Ｓ１−１１）。この要求対応処理を、図７を用いて説明する。
【００６３】
この要求対応処理では、管理コンピュータ２１は、まず、要求元ＩＰアドレスに基づいて要注意サイトからのアクセスかどうかを識別する（Ｓ２−１）。要求元ＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に、「要注意」フラグが付加されたサイトアドレスデータ２４０が記録されている場合（ステップ（Ｓ２−１）において「Ｙｅｓ」の場合）、管理コンピュータ２１はアクセス回数の加算を行なう（Ｓ２−６）。そして、加算した結果（アクセス回数）をサイトアドレスデータ記憶部２４に記録する。この場合、さらに管理コンピュータ２１は、このアクセス回数が予め設定された所定の基準回数と比較する。そして、この基準回数を越えた場合、管理コンピュータ２１は、金融機関の担当者に対して、非提携先アカウント・アグリゲータかどうかの確認を促すアラームを出力する。
【００６４】
一方、要求元ＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に記録されていない場合（ステップ（Ｓ２−１）において「Ｎｏ」の場合）、管理コンピュータ２１は、要求元に関連するウェブサーバを検索する（Ｓ２−２）。この場合、要求元のＩＰアドレスを利用し、このＩＰアドレスに関連するウェブサーバを検索する。具体的には、公開されたドメイン名登録情報検索サービスを用いる。このドメイン名登録情報検索サービスでは、ＩＰアドレスを用いることにより、ＤＮＳ（Domain Name System）において登録されているホスト情報を検索（逆引き検索）することができる。すなわち、ホスト情報に基づいてドメイン名又は組織名を特定する。これにより、この要求元のＩＰアドレスに関する組織を特定し、この組織のウェブサーバを検索する。
【００６５】
ここで、ウェブサーバを検出できた場合（ステップ（Ｓ２−３）において「Ｙｅｓ」の場合）、管理コンピュータ２１は、検出したウェブサーバから提供されるウェブページを取得する。さらに、管理コンピュータ２１は、取得したウェブページに含まれる文言に対してキーワード検索を実行する（Ｓ２−４）。この検索は、キーワードデータ記憶部２３に記録されたキーワードと、ウェブページに含まれる文言とを照合することにより行なわれる。
【００６６】
ここで、キーワードデータ記憶部２３に記録されたキーワードがウェブページに含まれる場合（ステップ（Ｓ２−５）において「Ｙｅｓ」の場合）、管理コンピュータ２１は、要求元ＩＰアドレスを、新たにサイトアドレスデータ記憶部２４に記録する（Ｓ２−６）。この場合、管理コンピュータ２１は、この要求元ＩＰアドレスに対して、アグリゲータ種別データ領域に「要注意」フラグを付加して記録する。
【００６７】
そして、管理コンピュータ２１は、要求元の要求に応答する（Ｓ２−７）。例えば、残高照会要求の場合、まず管理コンピュータ２１はバンキングシステム３０にアクセスし、残高照会要求の対象の口座情報を取得する。そして、バンキングシステム３０から取得した情報を、インターネットＩを介して要求元に提供する。
【００６８】
一方、ウェブサーバを検出できない場合（ステップ（Ｓ２−３）において「Ｎｏ」の場合）やキーワードデータ記憶部２３に記録されたキーワードがウェブページに含まれない場合（ステップ（Ｓ２−５）において「Ｎｏ」の場合）には、管理コンピュータ２１は、そのまま要求元の要求に応答する（Ｓ２−７）。
【００６９】
そして、管理コンピュータ２１は要求対応処理を終了し、図６のフローに戻る。以上により、利用者に口座情報を提供する場合の処理を行なう手順の説明を終わる。
【００７０】
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・上記実施形態では、要求元のＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に記録されていない場合、管理コンピュータ２１は、ウェブサーバを検出する。この場合、要求元のＩＰアドレスを利用し、逆引き検索を行ない、ホスト情報を取得する。これにより、ウェブサーバを特定し、このウェブサーバからウェブページを取得することができる。
【００７１】
・上記実施形態では、管理コンピュータ２１は、要求元のＩＰアドレスに基づいて取得したウェブページに含まれる文言に対して、キーワードデータ記憶部２３に記録されたキーワードを用いて検索を行なう。ここで、キーワードがウェブページに含まれる場合、管理コンピュータ２１は、この要求元ＩＰアドレスをサイトアドレスデータ記憶部２４に記録する。通常、特定種類のウェブページには共通したキーワードが用いられることが多い。アカウント・アグリゲータが提供するウェブページにも、アグリゲーションサービスの内容に関する説明が含まれ、この説明の中には所定のキーワードが含まれることが多い。このため、このキーワードを予め予測し、これらのキーワードを用いて検索を行なうことにより、ＩＰアドレスが未知であっても、要求元の属性を、より的確に把握することができる。従って、アカウント・アグリゲータの可能性を把握することができる。
【００７２】
・上記実施形態では、サイトアドレスデータ記憶部２４には、サイト毎に、ＩＰアドレス、アグリゲータ種別及びアクセス回数に関するデータが相互に関連づけられて記録される。このため、アグリゲータ種別に応じてアクセス状況を把握することができ、アクセス管理に利用することができる。アカウント・アグリゲーションサービスのように、口座情報を一括して利用者に提供する場合、短期間に複数の口座情報を金融機関のシステムから取得する必要がある。このため、口座情報を提供する金融機関のシステムには大きな負荷がかかる。特に、金融機関等の情報提供者と無関係に一括して情報を取得する場合には、情報提供者にとって予期しない負荷がかかる場合がある。また、一括して情報を取得する場合、不必要なものまで含めて取得することがある。従って、アクセス状況を把握し、アクセス管理を行なうことにより、より適切なシステム運用を図ることができる。
【００７３】
・上記実施形態では、管理コンピュータ２１は、取得したウェブページに含まれる文言に対して、キーワードデータ記憶部２３に記録されたキーワードを用いて検索を行なう。キーワードデータ記憶部２３に記録されたキーワードは変更可能であり、このため、状況に応じて、より適切な検索を行なうことができる。
【００７４】
・上記実施形態では、サイトアドレスデータ記憶部２４には、サイト毎に、ＩＰアドレス、アグリゲータ種別及びアクセス回数に関するデータが、相互に関連づけられて記録される。そして、「要注意」フラグが付加された要求元ＩＰアドレスからアクセスがあった場合、管理コンピュータ２１はアクセス回数を加算してサイトアドレスデータ記憶部２４に記録する。次に、管理コンピュータ２１は、このアクセス回数が、予め設定された所定の基準回数を越えた場合、金融機関の担当者にアラームを出力する。このため、要注意サイトからのアクセスを的確に把握し、非提携先アカウント・アグリゲータの可能性を適切に注意喚起することができる。
【００７５】
・上記実施形態では、管理コンピュータ２１は、要求元ＩＰアドレスに基づいて要注意サイトからのアクセスかどうかを識別する。要求元ＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に、「要注意」フラグが付加されたサイトアドレスデータ２４０が記録されている場合、管理コンピュータ２１はアクセス回数の加算を行なう。すなわち、一度、「要注意」フラグが付加されて登録されたＩＰアドレスに対しては、再度、ウェブサーバの検索やキーワード検索を行なわない。このため、管理コンピュータ２１の負荷を軽減することができる。
【００７６】
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・上記実施形態では、要求元ＩＰアドレスに関連するウェブページに基づいてアカウント・アグリゲータの可能性を把握するが、これに限られるものではなく、ＩＰアドレスに基づいて要求元の情報を取得し、要求元の属性に応じてフィルタリングを行なう場合にも適用できる。
【００７７】
・上記実施形態では、キーワードデータ記憶部２３には、アカウント・アグリゲータの可能性を判断する場合に用いるキーワードデータ２３０が記録される。このキーワードとして、例えば「アグリゲーション」、「金融機関」、「口座情報」、「一覧」等を用いる。これに代えて、キーワードデータ記憶部２３には、キーワードとして複数の金融機関の名称を記憶しておいてもよい。そして、管理コンピュータ２１はウェブページに含まれる金融機関の名称の数をカウントする。そして、基準数以上の金融機関名称が含まれている場合、管理コンピュータ２１は、未知のアカウント・アグリゲータからのアクセスの可能性として、「要注意」フラグを付加したサイトアドレスデータ２４０をサイトアドレスデータ記憶部２４に記録する。通常、アグリゲータのウェブページには複数の金融機関の名称が含めている場合が多い。これによってもアグリゲータの可能性を把握することができる。
【００７８】
・上記実施形態では、キーワードデータ記憶部２３には、アカウント・アグリゲータの可能性を判断する場合に用いるキーワードデータ２３０が記録される。このキーワードとして、例えば「アグリゲーション」、「金融機関」、「口座情報」、「一覧」等を用いる。これに加えて、キーワードデータ記憶部２３には、キーワードに対応させて加重関数を用いて重み付けを行なってもよい。そして、これらの関数値の合計値に基づいて「要注意」フラグを記録する。キーワードの中には中心的なキーワードのみならず、付随的なキーワードもある。このため、より的確にアグリゲータの可能性を把握することができる。
【００７９】
・上記実施形態では、管理コンピュータ２１は、取得したウェブページに含まれる文言に対してキーワード検索を実行する。この検索は、キーワードデータ記憶部２３に記録されたキーワードと、ウェブページに含まれる文言とを照合することにより行なわれる。ここで、キーワードデータ記憶部２３に記録されたキーワードがウェブページに含まれる場合、管理コンピュータ２１は、この要求元ＩＰアドレスをサイトアドレスデータ記憶部２４に記録する。これに代えて、このウェブページに含まれるリンク先に基づいて判断を行なってもよい。この場合、キーワードデータ記憶部２３には、リンク先アドレスとして複数の金融機関のＵＲＬ（Uniform Resource Locator）を記録しておく。そして、ウェブページに、リンク先として、複数の金融機関のＵＲＬが含まれる場合に、未知のアカウント・アグリゲータからのアクセスの可能性として、「要注意」フラグを付加したサイトアドレスデータ２４０をサイトアドレスデータ記憶部２４に記録する。通常、アカウント・アグリゲータのウェブページには複数の金融機関へのリンクが行なわれていることが多い。このため、リンク状況に基づいてアカウント・アグリゲータの可能性を把握することができる。
【００８０】
・上記実施形態では、サイトアドレスデータ記憶部２４に記録された、要注意サイトのＩＰアドレスを記録する。これに加えて、ウェブページに含まれるキーワードに基づいてアカウント・アグリゲータの可能性を検出できない場合、要求者のＩＰアドレスに関連づけて、「非アグリゲータ」フラグを記録してもよい。これにより、サイトアドレスデータ記憶部２４に記録されているＩＰアドレスに関してはステップ（Ｓ２−２）〜（Ｓ２−６）を省略することができる。従って、管理コンピュータ２１の負荷を軽減することが可能である。
【００８１】
・上記実施形態では、サイトアドレスデータ記憶部２４に記録された、要注意サイトに対するアクセス回数は、確認要否の基準として用いられる。具体的には、アクセス回数が所定の基準回数を越えた場合、金融機関の担当者に、要注意サイトが非提携先アカウント・アグリゲータかどうかの確認を促すアラームを出力する。これに代えて、金融機関の担当者の要求に応じて、管理コンピュータ２１がアクセス回数を出力してもよい。これによっても、金融機関の担当者は、非提携先アカウント・アグリゲータかどうかを確認することができる。
【００８２】
・上記実施形態では、サイトアドレスデータ記憶部２４に記録された、要注意サイトに対するアクセス回数は、確認要否の基準として用いられる。具体的には、アクセス回数が所定の基準回数を越えた場合、金融機関の担当者に、要注意サイトが非提携先アカウント・アグリゲータかどうかの確認を促すアラームを出力する。これに代えて、ウェブページに含まれるキーワードの数に応じて、アラームを出力するための基準数を変更してもよい。この場合、口座情報管理システム２０に、キーワード数と基準数とを対応させた変換表に関するデータを記録しておく。ここで、キーワード数が多い場合、少ない基準数を用いることにより、ウェブページに応じて重み付けを行なうことができる。これにより、要注意サイトが非提携先アカウント・アグリゲータの可能性が高い場合、より早くアラームを出力することができる。
【００８３】
・上記実施形態では、要求元ＩＰアドレスがサイトアドレスデータ記憶部２４に、「要注意」フラグが付加されたサイトアドレスデータ２４０が記録されている場合、管理コンピュータ２１はアクセス回数をサイトアドレスデータ記憶部２４に記録する。これに代えて又はこれに加えて、ユーザ認証処理に基づいて特定されたユーザ識別子に関するデータを、さらにサイトアドレスデータ２４０に記録してもよい。このため、サイトアドレスデータ記憶部２４に記録するサイトアドレスデータ２４０には、サイト毎にＩＰアドレスに関連づけてユーザ識別子（利用者識別子）に関するデータを記録する。そして、このＩＰアドレスに関連づけられたユーザ識別子を蓄積する。所定数以上（複数）の利用者が同じＩＰアドレスを用いている場合にはアラームを出力する。アカウント・アグリゲータの場合、同じＩＰアドレスを用いて複数の利用者にサービスを提供する。このため、ＩＰアドレスと利用者との関係に基づいて、より確実に非提携先アカウント・アグリゲータの可能性を把握することができる。
【００８４】
・上記実施形態では、キーワードデータ記憶部２３には、アカウント・アグリゲータの可能性を判断する場合に用いるキーワードデータ２３０が記録される。このキーワードとして、例えば「アグリゲーション」、「金融機関」、「口座情報」、「一覧」等を用いる。これに加えて、論理積（ａｎｄ）や論理和（ｏｒ）の組み合わせた検索式をキーワードデータ記憶部２３に記録しておいてもよい。これによっても、非提携先アカウント・アグリゲータの可能性を把握することができる。
【００８５】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ユーザからの要求に対して応答するシステムにおいて、要求元の属性を考慮して要求対応処理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態のシステム概略図。
【図２】預金口座データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図３】利用者データ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図４】キーワードデータ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図５】サイトアドレスデータ記憶部に記録されたデータの説明図。
【図６】本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【図７】本発明の実施形態の処理手順の説明図。
【符号の説明】
２０…情報提供管理システムとしての口座情報管理システム、２１…管理コンピュータ、１０…ユーザ装置としての利用者端末、１１…ユーザ装置としての提携先アグリゲーションサイト、１２…ユーザ装置としての非提携先アグリゲーションサイト、２３…検索データ記憶手段としてのキーワードデータ記憶部、２４…アドレスデータ記憶手段としてのサイトアドレスデータ記憶部、Ｉ…ネットワークとしてのインターネット。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an address data management method and an address data management program used for managing access in consideration of a request source attribute in a system that responds to a request from a user.
[0002]
[Prior art]
Today, various information is provided from a website of an information providing system via a network such as the Internet. As described above, various information can be acquired relatively easily by using the network or the information providing system. For this reason, information requests are made from various access users.
[0003]
Among these accessors, there are also accessors who should manage the number of accesses and accessors who want to restrict the provision of information. For example, an accessor who should manage the number of accesses includes a chargeable person who charges according to the number of accesses. On the other hand, there are competitors and others who want to restrict the provision of information. Therefore, access management may be performed to perform processing according to access. In this case, the information providing system specifies the accessor using the accessor's IP address (Internet Protocol Address) and manages the access.
[0004]
However, when the number of accesses is large, access management is difficult unless some sort is performed. Therefore, an IP address acquisition and classification system that collects IP address information, discriminates and classifies the information by region, and performs storage / update processing is disclosed (see, for example, Patent Document 1). This IP address acquisition and classification system includes an IP address acquisition unit for acquiring an IP address and a host address. Further, the IP address acquisition and classification system includes an area-specific host name classification table in which host names are classified according to area based on a host name character string constituting a domain name for each provider. Then, a domain name corresponding to the IP address is obtained, a network name is extracted from a character string constituting the domain name, and a provider (ISP: Internet Service Provider) name is determined. Further, the host name is extracted from the character string constituting the domain name, and the regional classification is determined with reference to the regional host name classification table. The determined area is stored in association with the IP address. As a result, it is possible to collect and analyze regional access statistics of users who use the Internet.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2002-198997 A (FIG. 6)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the above-described IP address acquisition and classification system is used, it is possible to classify by region based on the IP address, but it is difficult to specify an attribute related to the accessor.
[0007]
It is also possible to construct a database in which IP addresses and their attributes are registered in advance and perform access management based on this database. However, the number of IP addresses is enormous, and it is difficult to construct such a database in advance. For this reason, when there is an access using an unknown IP address, appropriate access management cannot be performed.
[0008]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to enable access management in consideration of attributes of a request source in a system that responds to a request from a user. To provide a data management method and an address data management program.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, the invention according to claim 1 A weighting function was given for each condition Search data storage means that records data related to search conditions, data related to request source address And data on the number of requests from the address Using address information storage means that records information and an information provision management system including a management computer connected to a user device via a network, wherein the management computer issues a request A first step of specifying a request source address of the user device, a second step of acquiring a web page related to the request source based on the request source address, and the acquired web page as the search condition. A third step of recording the collation result collated based on the address in the address data storage means in association with the address; Outputting an alarm relating to the request source when the request count exceeds a reference count set based on a function value calculated using a weighting function corresponding to the search condition for each web page; It is summarized as having.
[0011]
Claim 2 The invention described in claim 1 In the address data management method according to claim 1, the search condition includes a search expression configured by a keyword.
[0012]
Claim 3 The invention described in claim 1 or 2 In the address data management method according to any one of the above, the search condition includes a search expression configured by a link destination address.
[0015]
Claim 4 The invention described in claim 1-3 In the address data management method according to any one of the above, the address data management method is specified based on the user authentication process in association with the stage in which the management computer performs a user authentication process and the address. The gist further includes a step of recording data relating to a user identifier in the address data storage means and a step of outputting an alarm relating to the request source when there are a plurality of user identifiers associated with the address. .
[0016]
Claim 5 The invention described in Search data storage means for recording data relating to search conditions to which weighting functions are assigned for each condition, address data storage means for recording data relating to request source addresses and data relating to the number of requests from the addresses And a program for managing address data relating to a request source using an information provision management system including a management computer connected to the user device via a network, the request source of the user device making the request A first means for specifying an address; a second means for obtaining a web page related to the request source based on the request source address; and a collation result obtained by collating the obtained web page based on the search condition. Third means for recording in the address data storage means in association with the address; Means for outputting an alarm relating to the request source when the number of requests exceeds a reference number set based on a function value calculated using a weighting function corresponding to the search condition for each web page. It is made to function as.
[0018]
Claim 6 The invention described in claim 5 In the address data management program described in the above, the search condition includes a search expression constituted by a keyword.
[0019]
Claim 7 The invention described in claim 5 or 6 In the address data management program according to any one of the above, the search condition includes a search expression configured by a link destination address.
[0022]
Claim 8 The invention described in claim 5-7 In the address data management program according to any one of the above, the address data management program is specified based on the user authentication process in association with the management computer and a means for performing a user authentication process and the address. The gist is to further function as means for recording data relating to a user identifier in the address data storage means and means for outputting an alarm relating to the request source when there are a plurality of user identifiers associated with the address. .
[0023]
(Function)
Claim 1 or 5 According to the invention described in the above, the information provision management system for managing the address data related to the request source includes the search data storage means recording the data related to the search condition, the address data storage means recording the data related to the request source address, and the network. A management computer connected to the user device via First, the management computer specifies the request source address of the user device that made the request. Next, a web page related to the request source is acquired based on the request source address. Further, the acquired web page is collated based on the search condition, and the collation result is recorded in the address data storage means in association with the address. For this reason, the information regarding the attribute of a request source can be obtained based on the web page acquired using the request source address. Furthermore, since the result of collation using the search condition recorded in the search data storage means is recorded in the address data storage means, it is possible to efficiently cope with access from the request source.
[0024]
Book According to the invention, the management computer acquires host information acquired by reverse lookup based on a request source address. Thereby, the web page regarding a request source can be acquired based on the host information.
[0025]
Claim 2 or 6 According to the invention described in (1), the search condition includes a search expression constituted by a keyword. Usually, a common keyword is used for a specific type of web page. Therefore, a specific request source can be extracted by predicting the keyword in advance and performing a search using the keyword.
[0026]
Claim 3 or 7 According to the invention described above, the search condition includes a search expression configured by a link destination address. Usually, a specific type of web page is often linked to a common website. Therefore, it is possible to extract a specific request source by predicting the link destination address in advance and performing a search using this address.
[0027]
Book According to the invention, the address data storage means further records data relating to the number of requests from the address. The management computer outputs an alarm relating to the request source when the number of requests exceeds a predetermined reference number. For this reason, it can be alerted that there is a request from a predetermined user terminal.
[0028]
Book According to the invention, in the search data storage means, a weight function is assigned to the search condition for each condition. The reference number is set based on a function value calculated by the management computer using the weighting function for each web page. For this reason, the timing of alerting can be changed according to the attribute of a web page. For example, when the degree of coincidence with the search condition is high, alerting can be performed quickly.
[0029]
Claim 4 or 8 According to the invention, the data relating to the user identifier specified based on the user authentication process performed by the management computer is recorded in the address data storage means in association with the address. If there are a plurality of user identifiers associated with the address, an alarm relating to the request source is output. For this reason, it is possible to alert the fact that a plurality of users are making requests through the same address.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment embodying the present invention will be described with reference to FIGS. In the present embodiment, when a user of a net banking service that holds a deposit account at a financial institution requests account information, an address data management method and an address data management program used for address management of the request source will be described. Here, the net banking service means that you can check deposit balances, transfer funds, and transfer without going to a financial institution store by connecting an information terminal or the like to a financial institution computer via a network such as a telephone line or the Internet. It is a service. This online banking service includes mobile banking services using mobile phones. The account information management system 20 is used to provide this net banking service.
[0031]
As shown in FIG. 1, the account information management system 20 is connected to a user terminal 10 as a user device via the Internet I as a network. This user terminal 10 is used when a user requests account information from the account information management system 20 or when displaying received account information. In the present embodiment, a computer terminal is used as the user terminal 10.
[0032]
Further, the account information management system 20 is connected to an aggregation site (11, 12) managed by an account aggregator (service provider) that provides an account aggregation service. Here, the account aggregation is an account information aggregation service that displays a plurality of accounts (each account such as a bank and a securities) on one screen. Normally, when using a net banking service, a user needs to manage an ID and a password registered with a financial institution for each account. In the account aggregation service, an account aggregator as a service provider keeps the user's ID and personal identification number, logs into a bank or securities company service, and provides the account information to the user. As a result, the user is freed from the trouble of managing IDs and passwords and inputting IDs and passwords for each login.
[0033]
Since the account aggregator also becomes a user of the account information management system 20, the aggregation sites (11, 12) also function as user devices. These sites include a partner aggregator site 11 managed by an account aggregator that is a partner of a financial institution, and a non-partner partner aggregator site 12 managed by an account aggregator unrelated to the financial institution. These sites are computer systems for providing an account aggregation service for managing a user's deposit account. In these aggregation sites (11, 12), in order to provide an aggregation service, data on IDs and personal identification numbers for deposit accounts held by users is managed. Then, when there is a request for account information from the user terminal 10, the aggregation site (11, 12) accesses the account information management system 20 or the account information management system of another financial institution and collects various information in a lump. Obtain and provide to the user terminal 10.
[0034]
In the present embodiment, when the user himself / herself accesses the account information management system 20 of the financial institution using the user terminal 10, the financial institution provides the account information free of charge. Further, when providing account information based on access from the affiliated aggregation site 11, the affiliated account aggregator is charged an access fee corresponding to the number of accesses. On the other hand, when the account aggregator of the non-affiliation partner provides account information according to access, it is assumed that the financial institution charges the access fee to the user based on the contract.
[0035]
The account information management system 20 is further connected to a banking system 30 as shown in FIG. The banking system 30 is a host computer system of a financial institution that manages a user's deposit account. By accessing the banking system 30, deposit / withdrawal information, balance information, etc. regarding the deposit account can be acquired.
[0036]
For this reason, the banking system 30 has a deposit account data storage unit 31. As shown in FIG. 2, the deposit account data storage unit 31 stores account data 310 relating to the user's deposit account. This account data 310 is set when a deposit account is opened, and is updated each time a deposit / withdrawal is made to the deposit account. In the account data 310, data on a deposit account identifier, a user identifier, an account balance, and a transaction history are recorded in association with each other for each deposit account.
[0037]
In the deposit account identifier data area, data relating to an identifier used for specifying the user's deposit account is recorded. In the present embodiment, the deposit account identifier includes data relating to the main branch code, the deposit type code, and the account number.
[0038]
In the user identifier data area, data relating to an identifier used for specifying the user who is the holder of the deposit account is recorded. By using this user identifier, various attribute information such as the name and address of the account holder registered in another data storage unit can be extracted.
[0039]
In the account balance data area, data relating to the account balance of the deposit account is recorded. This account balance is updated at every deposit / withdrawal.
In the transaction history data area, data related to transaction history related to depositing into this deposit account and withdrawal from this account is recorded. In the transaction history data area, data on the summary, transaction date, and deposit / withdrawal amount are recorded in association with each other. Here, the summary includes information related to suppliers and transaction details regarding deposit or withdrawal. The transaction date is the date on which transactions such as deposits and withdrawals occurred. The deposit / withdrawal amount is an amount deposited into this account or an amount deposited from this account.
[0040]
Next, the account information management system 20 will be described. The account information management system 20 is a computer system that provides account information in response to a request from a user or the like. As shown in FIG. 1, a management computer 21 is provided. The management computer 21 includes control means (CPU), storage means (RAM, ROM, hard disk, etc.), data transmission / reception means, etc., not shown. The management computer 21 performs processing procedures (first stage, second stage, third stage, alarm output stage, user authentication processing stage, user identifier data recording stage, etc., which will be described later with respect to account information management. Address data management program is executed. Thereby, the management computer 21 functions as each means such as a first means, a second means, a third means, a means for outputting an alarm, a user authentication processing means, and a means for recording data relating to a user identifier.
[0041]
A user data storage unit 22, a keyword data storage unit 23 as a search data storage unit, and a site address data storage unit 24 as an address data storage unit are connected to the management computer 21, respectively.
[0042]
As shown in FIG. 3, user data 220 is recorded in the user data storage unit 22 regarding users who use the net banking service. This user data 220 is set when a user requests to use the net banking service. In the present embodiment, in the user data 220, for each user, data relating to the user identifier, ID, password, deposit account identifier, and final response time are recorded in association with each other.
[0043]
In the user identifier data area, data relating to an identifier for specifying a user of the net banking service is recorded.
In the ID data area and the password data area, data related to an ID and a password used for user authentication when providing a net banking service is recorded. Specifically, it is used when the user accesses the account information management system 20 via the Internet I.
[0044]
In the deposit account identifier data area, data relating to an identifier for specifying a deposit account targeted for the net banking service is recorded. In this deposit account identifier, identifiers of the number of accounts (n) applied for use of the net banking service among the deposit accounts held by the user are recorded.
[0045]
In the final response time data area, data related to the time when the account information management system 20 last responded to the user is recorded. This response time includes the time when the login request is made in addition to the time when the account information is provided, and is updated for each request.
[0046]
As shown in FIG. 4, the keyword data storage unit 23 stores keyword data 230 used for determining the possibility of an account aggregator. In the present embodiment, prior to address data management, a financial institution that manages the account information management system 20 identifies a keyword that may be used on the aggregator's web page, and records it in the keyword data storage unit 23. This keyword constitutes a search condition. In the present embodiment, for example, “aggregation”, “financial institution”, “account information”, “list”, etc. are used as this keyword, and their logical sum (“OR”) is used as a search expression.
[0047]
As shown in FIG. 5, the site address data storage unit 24 stores site address data 240 relating to the site that provides the account aggregation service and the address of the site that has the possibility. The site address data 240 is recorded when an aggregator that provides an account aggregation service can be identified or when the possibility of an aggregator is detected. In the present embodiment, in the site address data 240, data relating to the IP address, the aggregator type, and the number of accesses is recorded in association with each other for each site.
[0048]
In the IP address data area, data relating to an identifier for specifying a site address (request source address) is recorded. In this embodiment, an IP address is used as an identifier. This IP address is an identifier for specifying a request source (sender) computer when various requests are made to the account information management system 20 via the Internet I.
[0049]
In the aggregator type data area, data relating to a flag indicating the type of aggregator operating this site is recorded. This flag functions as a verification result. This type is determined by the relationship with the financial institution that operates the account information management system 20. For example, a “partner” flag is assigned to an account aggregator (partner account aggregator) site that is affiliated with a financial institution. The “partner” flag is assigned when a partner agreement is concluded between the financial institution and the account aggregator.
[0050]
On the other hand, a “non-affiliation partner” flag is assigned to a site of an account aggregator (non-affiliation partner account aggregator) unrelated to the financial institution. The “non-partner” flag is recorded when an account aggregator unrelated to the financial institution is identified.
[0051]
Further, when the possibility of a non-affiliation partner account aggregator is detected by the processing described later, site address data 240 including an IP address is generated, and a site that may be a non-affiliation partner account aggregator (required) A “Needs Attention” flag indicating “attention site” is assigned.
[0052]
In the access count data area, data for specifying the number of accesses from this site is recorded. In the present embodiment, this access count is used for accounting calculation for the partner account aggregator, and is reset when the access fee is charged.
[0053]
Further, the number of accesses to the site requiring attention is used when an alarm indicating necessity of confirmation is output as will be described later. Specifically, when the number of times of access exceeds a predetermined reference number, an alarm that prompts the person in charge of the financial institution to confirm whether or not the account is an unaffiliated account aggregator is output.
[0054]
Next, in the system configured as described above, a procedure for performing processing when providing account information to a user will be described with reference to FIG.
First, when there is a login request to the account information management system 20 from the user terminal 10 or various sites (11, 12, etc.), the management computer 21 requests the requester to transmit an ID and a password. And the data regarding ID and a password are received from a request source via the internet I (S1-1).
[0055]
Then, the management computer 21 performs user authentication processing using the received ID and password (S1-2). Specifically, the management computer 21 checks whether the ID and password received from the request source match the ID and password recorded in the user data storage unit 22. When the user authentication cannot be performed, the management computer 21 replies to that effect and refuses to log in.
[0056]
When the user authentication is successful, the management computer 21 records the login time (S1-3). In this embodiment, first, a login request is handled as a first request. Therefore, the management computer 21 records the login time in the user data 220 of the user data storage unit 22 as the final response time.
[0057]
Next, the management computer 21 identifies the requester that made the access. In the present embodiment, first, it is identified whether the request source is a partner account / aggregation site (S1-4). Specifically, the request source IP address included in the login request is used. When the request source IP address is recorded in the site address data storage unit 24 and the “partner” flag is recorded as the aggregator type (in the case of “Yes” in step (S1-4)), the management computer 21 Adds the number of accesses (S1-5). Specifically, the management computer 21 adds “1” to the access count recorded in the site address data storage unit 24.
[0058]
Then, the management computer 21 performs response processing in response to various requests from the request source (S1-6). This response process is repeated until there is a logout request. For example, if it is a request for information relating to the account balance, the management computer 21 obtains information relating to the account balance from the deposit account data storage unit 31 and provides this information.
[0059]
On the other hand, when the request source is not the affiliated partner aggregator (in the case of “No” in step (S1-4)), the management computer 21 identifies whether the requesting source is a non-affiliated partner aggregation site (S1-7). In this case as well, the request source IP address is used. When the request source IP address is recorded in the site address data storage unit 24 and the “non-affiliation partner” flag is recorded as the aggregator type (in the case of “Yes” in step (S1-7)), the management computer 21 confirms whether the user can bear the access fee (S1-8). Specifically, the user's deposit account identifier is extracted from the user data storage unit 22, and the account balance of the deposit account is acquired from the deposit account data storage unit 31. When a plurality of deposit account identifiers are recorded in the user data 220, the management computer 21 uses the account with the largest account balance among the ordinary deposit accounts.
[0060]
If the account balance is more than the access fee (“Yes” in step (S1-8)), the user is charged (S1-9). In this case, the account holder is charged. Therefore, the management computer 21 instructs the banking system 30 to perform a process for withdrawing the access fee from the user's deposit account. Then, after the fee is debited, the management computer 21 performs a response process corresponding to the request from the request source (S1-6).
[0061]
On the other hand, if the account balance recorded in the deposit account data storage unit 31 is less than the access fee (“No” in step (S1-8)), the management computer 21 rejects the response and ends the process (S1). -10).
[0062]
When the IP address of the request source is not recorded in the site address data storage unit 24, there is a possibility of access from a non-affiliated aggregation site. For this reason, when there is no record as a non-affiliation destination aggregation site (in the case of “No” in step (S1-7)), the management computer 21 executes a request response process (S1-11). This request response process will be described with reference to FIG.
[0063]
In this request response process, the management computer 21 first identifies whether access is from a site requiring attention based on the request source IP address (S2-1). When the request source IP address is recorded in the site address data storage unit 24 with the site address data 240 with the “Caution required” flag added (in the case of “Yes” in step (S2-1)), the management computer 21 Adds the number of accesses (S2-6). Then, the addition result (number of accesses) is recorded in the site address data storage unit 24. In this case, the management computer 21 further compares this access count with a predetermined reference count set in advance. When the reference number of times is exceeded, the management computer 21 outputs an alarm that prompts the person in charge of the financial institution to confirm whether or not the account partner is an unaffiliated account aggregator.
[0064]
On the other hand, when the request source IP address is not recorded in the site address data storage unit 24 (“No” in step (S2-1)), the management computer 21 searches for a web server related to the request source ( S2-2). In this case, the IP address of the request source is used to search for a web server related to this IP address. Specifically, a public domain name registration information search service is used. In this domain name registration information search service, host information registered in DNS (Domain Name System) can be searched (reverse lookup) by using an IP address. That is, the domain name or organization name is specified based on the host information. As a result, the organization related to the IP address of the request source is specified, and the web server of this organization is searched.
[0065]
Here, when the web server can be detected (in the case of “Yes” in step (S2-3)), the management computer 21 acquires a web page provided from the detected web server. Furthermore, the management computer 21 performs a keyword search for the words included in the acquired web page (S2-4). This search is performed by collating the keywords recorded in the keyword data storage unit 23 with the words included in the web page.
[0066]
When the keyword recorded in the keyword data storage unit 23 is included in the web page (“Yes” in step (S2-5)), the management computer 21 newly sets the request source IP address as the site address. It records in the data storage part 24 (S2-6). In this case, the management computer 21 records the request source IP address by adding a “Needs Attention” flag to the aggregator type data area.
[0067]
Then, the management computer 21 responds to the request from the request source (S2-7). For example, in the case of a balance inquiry request, the management computer 21 first accesses the banking system 30 and obtains account information for the balance inquiry request. Then, the information acquired from the banking system 30 is provided to the request source via the Internet I.
[0068]
On the other hand, when the web server cannot be detected (in the case of “No” in step (S2-3)) or when the keyword recorded in the keyword data storage unit 23 is not included in the web page (in step (S2-5), “ In the case of “No”, the management computer 21 responds to the request from the request source as it is (S2-7).
[0069]
Then, the management computer 21 ends the request handling process and returns to the flow of FIG. This completes the description of the procedure for performing processing when providing account information to the user.
[0070]
As described above, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
In the above embodiment, when the IP address of the request source is not recorded in the site address data storage unit 24, the management computer 21 detects the web server. In this case, host information is acquired by performing a reverse lookup using the IP address of the request source. Thereby, a web server can be specified and a web page can be acquired from this web server.
[0071]
In the above embodiment, the management computer 21 performs a search using the keyword recorded in the keyword data storage unit 23 for the wording included in the web page acquired based on the IP address of the request source. Here, when the keyword is included in the web page, the management computer 21 records the request source IP address in the site address data storage unit 24. Usually, a common keyword is often used for a specific type of web page. The web page provided by the account aggregator also includes a description regarding the contents of the aggregation service, and the description often includes a predetermined keyword. Therefore, by predicting this keyword in advance and performing a search using these keywords, the attribute of the request source can be grasped more accurately even if the IP address is unknown. Therefore, the possibility of an account aggregator can be grasped.
[0072]
In the above embodiment, the site address data storage unit 24 records data relating to the IP address, the aggregator type, and the number of accesses for each site in association with each other. For this reason, the access status can be grasped according to the aggregator type, and can be used for access management. When providing account information to users in a lump like an account aggregation service, it is necessary to acquire a plurality of account information from a financial institution system in a short period of time. This places a heavy burden on the financial institution system that provides account information. In particular, when information is acquired in a batch regardless of an information provider such as a financial institution, an unexpected load may be applied to the information provider. In addition, when acquiring information collectively, unnecessary information may be acquired. Therefore, more appropriate system operation can be achieved by grasping the access status and performing access management.
[0073]
In the embodiment described above, the management computer 21 searches for the words included in the acquired web page using the keywords recorded in the keyword data storage unit 23. The keyword recorded in the keyword data storage unit 23 can be changed. Therefore, more appropriate search can be performed according to the situation.
[0074]
In the above embodiment, the site address data storage unit 24 records data related to the IP address, the aggregator type, and the number of accesses for each site in association with each other. When there is an access from the request source IP address to which the “Needs to be careful” flag is added, the management computer 21 adds the number of accesses and records it in the site address data storage unit 24. Next, the management computer 21 outputs an alarm to the person in charge of the financial institution when the number of accesses exceeds a predetermined reference number set in advance. For this reason, it is possible to accurately grasp the access from the site requiring attention and appropriately alert the possibility of a non-affiliated partner account aggregator.
[0075]
In the above embodiment, the management computer 21 identifies whether access is from a site requiring attention based on the request source IP address. When the request source IP address is recorded in the site address data storage unit 24 with the site address data 240 with the “attention required” flag added, the management computer 21 adds the number of accesses. In other words, once for the IP address registered with the “Needs Beware” flag added, the web server search and the keyword search are not performed again. For this reason, the load of the management computer 21 can be reduced.
[0076]
In addition, you may change the said embodiment into the following aspects.
In the above embodiment, the possibility of the account aggregator is grasped based on the web page related to the request source IP address, but the present invention is not limited to this, and the request source information is acquired based on the IP address, It can also be applied when filtering according to the attribute of the request source.
[0077]
In the above embodiment, the keyword data storage unit 23 records the keyword data 230 used when determining the possibility of an account aggregator. As this keyword, for example, “aggregation”, “financial institution”, “account information”, “list” and the like are used. Instead, the keyword data storage unit 23 may store names of a plurality of financial institutions as keywords. Then, the management computer 21 counts the number of financial institution names included in the web page. If more than the reference number of financial institution names are included, the management computer 21 uses the site address data 240 to which the “caution” flag is added as the possibility of access from an unknown account aggregator. Records in the storage unit 24. Usually, the name of a plurality of financial institutions is often included in the web page of the aggregator. This also makes it possible to grasp the possibility of the aggregator.
[0078]
In the above embodiment, the keyword data storage unit 23 records the keyword data 230 used when determining the possibility of an account aggregator. As this keyword, for example, “aggregation”, “financial institution”, “account information”, “list” and the like are used. In addition to this, the keyword data storage unit 23 may perform weighting using a weighting function corresponding to the keyword. Then, a “Needs Attention” flag is recorded based on the total value of these function values. Among keywords, there are not only central keywords but also incidental keywords. For this reason, the possibility of an aggregator can be grasped more accurately.
[0079]
In the above embodiment, the management computer 21 performs a keyword search on the wording included in the acquired web page. This search is performed by collating the keywords recorded in the keyword data storage unit 23 with the words included in the web page. Here, when the keyword recorded in the keyword data storage unit 23 is included in the web page, the management computer 21 records the request source IP address in the site address data storage unit 24. Alternatively, the determination may be made based on the link destination included in the web page. In this case, URLs (Uniform Resource Locators) of a plurality of financial institutions are recorded in the keyword data storage unit 23 as link destination addresses. If the URL of a plurality of financial institutions is included as a link destination in the web page, the site address data 240 with the “caution” flag added as the possibility of access from an unknown account aggregator is used as the site address. Record in the data storage unit 24. Typically, the account aggregator web page often has links to multiple financial institutions. For this reason, the possibility of an account aggregator can be grasped based on the link status.
[0080]
In the above embodiment, the IP address of the site requiring attention recorded in the site address data storage unit 24 is recorded. In addition, if the possibility of an account aggregator cannot be detected based on a keyword included in the web page, a “non-aggregator” flag may be recorded in association with the IP address of the requester. Thereby, steps (S2-2) to (S2-6) can be omitted for the IP address recorded in the site address data storage unit 24. Therefore, the load on the management computer 21 can be reduced.
[0081]
In the above embodiment, the number of accesses to the site requiring attention recorded in the site address data storage unit 24 is used as a criterion for necessity of confirmation. Specifically, when the number of accesses exceeds a predetermined reference number, an alarm for prompting the person in charge of the financial institution to confirm whether the site requiring attention is an unaffiliated account aggregator is output. Instead, the management computer 21 may output the number of accesses in response to a request from a person in charge of the financial institution. This also allows the person in charge of the financial institution to check whether the account aggregator is a non-affiliated partner.
[0082]
In the above embodiment, the number of accesses to the site requiring attention recorded in the site address data storage unit 24 is used as a criterion for necessity of confirmation. Specifically, when the number of accesses exceeds a predetermined reference number, an alarm for prompting the person in charge of the financial institution to confirm whether the site requiring attention is an unaffiliated account aggregator is output. Instead, the reference number for outputting an alarm may be changed according to the number of keywords included in the web page. In this case, data related to the conversion table in which the number of keywords is associated with the reference number is recorded in the account information management system 20. Here, when the number of keywords is large, weighting can be performed according to the web page by using a small reference number. As a result, when the site requiring attention is highly likely to be a non-affiliated account aggregator, an alarm can be output earlier.
[0083]
In the above embodiment, when the request source IP address is recorded in the site address data storage unit 24 and the site address data 240 to which the “Needs to be watched” flag is recorded, the management computer 21 stores the access count in the site address data storage. Record in part 24. Alternatively or additionally, data related to the user identifier specified based on the user authentication process may be further recorded in the site address data 240. For this reason, in the site address data 240 recorded in the site address data storage unit 24, data relating to the user identifier (user identifier) is recorded in association with the IP address for each site. Then, the user identifier associated with this IP address is stored. If a predetermined number or more (plural) of users use the same IP address, an alarm is output. In the case of an account aggregator, a service is provided to a plurality of users using the same IP address. For this reason, the possibility of a non-affiliation partner account aggregator can be grasped more reliably based on the relationship between the IP address and the user.
[0084]
In the above embodiment, the keyword data storage unit 23 records the keyword data 230 used when determining the possibility of an account aggregator. As this keyword, for example, “aggregation”, “financial institution”, “account information”, “list” and the like are used. In addition to this, a search expression combining logical product (and) and logical sum (or) may be recorded in the keyword data storage unit 23. This also makes it possible to grasp the possibility of a non-affiliated partner account aggregator.
[0085]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, in a system that responds to a request from a user, a request response process can be performed in consideration of the attribute of the request source.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system schematic diagram of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of data recorded in a deposit account data storage unit.
FIG. 3 is an explanatory diagram of data recorded in a user data storage unit.
FIG. 4 is an explanatory diagram of data recorded in a keyword data storage unit.
FIG. 5 is an explanatory diagram of data recorded in a site address data storage unit.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a processing procedure according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is an explanatory diagram of a processing procedure according to the embodiment of this invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 20 ... Account information management system as an information provision management system, 21 ... Management computer, 10 ... User terminal as a user apparatus, 11 ... Affiliation aggregation site as a user apparatus, 12 ... Non-affiliation aggregation site as a user apparatus , 23... Keyword data storage as search data storage means, 24... Site address data storage as address data storage means, I. Internet as network.

Claims

Search data storage means for recording data related to search conditions to which a weighting function is assigned for each condition , address data storage means for recording data related to request source address and data related to the number of requests from the address, and a user device via a network A method for managing address data related to a request source using an information provision management system including a connected management computer,
The management computer is
A first stage of identifying the requesting source address of the user device that made the request;
A second step of obtaining a web page relating to the request source based on the request source address;
A third step of recording the matching result obtained by matching the acquired web page based on the search condition in the address data storage unit in association with the address ;
Outputting an alarm relating to the request source when the number of requests exceeds a reference number set based on a function value calculated using a weighting function corresponding to the search condition for each web page; An address data management method characterized by comprising:

The address data management method according to claim 1, wherein the search condition includes a search expression configured by a keyword.

The address data management method according to claim 1, wherein the search condition includes a search formula configured by a link destination address.

  The address data management method includes:
  The management computer is
  Performing user authentication processing;
  Recording in the address data storage means data relating to a user identifier identified based on the user authentication process in association with the address;
  When there are a plurality of user identifiers associated with the address, outputting an alarm relating to the request source;
The address data management method according to claim 1, further comprising:

  Search data storage means for recording data related to search conditions to which a weighting function is assigned for each condition, data related to request source address and number of requests from the address
A program for managing address data relating to a request source using an information provision management system including an address data storage means for recording data and a management computer connected to a user device via a network,
  The management computer,
  First means for specifying a request source address of a user apparatus that has made the request;
  A second means for obtaining a web page relating to the request source based on the request source address;
  A third unit for recording a collation result obtained by collating the acquired web page based on the search condition in the address data storage unit in association with the address;
  Means for outputting an alarm relating to the request source when the request count exceeds a reference count set based on a function value calculated using a weighting function corresponding to the search condition for each web page
An address data management program characterized by functioning as

6. The address data management program according to claim 5, wherein the search condition includes a search expression constituted by a keyword.

The address data management program according to claim 5, wherein the search condition includes a search expression configured by a link destination address.

  The address data management program is:
  The management computer,
  Means for performing user authentication processing;
  Means for recording, in the address data storage means, data relating to a user identifier specified based on the user authentication process in association with the address;
  Means for outputting an alarm relating to the request source when there are a plurality of user identifiers associated with the address;
The address data management program according to any one of claims 5 to 7, further comprising: