JP3831085B2 - Document management device, server device, client device and their program storage medium - Google Patents

Description

という文書構造の例では，ｉｄ＝ｓｌ，ｉｄ＝ｓ２の文書要素のいずれか１つのみ削除可能である。
【００２１】
このような制約はＤＴＤだけでなく，並行して実行されている別の編集の結果にも依存するので，従来の技術のように，ＳＧＭＬ文書全体の文書型定義をそのまま編集の制約として用いて，更新結果をとりこんだ文書の形式を検査（ＳＧＭＬパージング）するだけでは取り扱うことができない。すなわち，ＳＧＭＬパージングでは，別の編集制約機構を用意するか，部分編集用に別のＤＴＤを用意することが必要となる。
【００２２】
本発明は，この点に関して，文書全体の文書型定義に編集前の実際の文書構造とその編集状況による制約を加味した，文書の部分に対する部分構造の文書型定義を自動生成して，解決を図るものである。
【００２３】
２）文書の構造変化の履歴が不十分であるという問題
もう一つの問題点は，ＳＧＭＬ文書の構造の変化の履歴が十分に保持されないことである。従来の一般的な履歴管理は，個々の文書要素の遷移として個別に保持しているため，単独の文書要素には記述することのできない移動・交換などの構造変化の履歴を正確に格納できない。
【００２４】
例えば，文書要素の分割は，文書要素内の一部削除と新文書要素の追加として，また，文書要素の交換は，２組の削除と追加との操作として解釈するか，あるいは，更新前と更新後の変化から推定して処理しているのが現状である。このため，結果の文書としては正しく処理したものと等価であるが，分割・交換などの更新履歴の信頼性が低くなっている。
【００２５】
このような構造変化の履歴も管理する装置（例えば特開平６−２５０８９５号公報）もあるが，管理されている情報は装置に依存するものであるため，ＳＧＭＬ文書を履歴情報付きで自由に流通できるものとはなっていない。
【００２６】
本発明は，上記の２つの問題を解決し，共同執筆・編集の効率化と改訂履歴の機能向上を実現すると同時に，その実現のために付加する文書管理情報を共通にして，管理情報の格納効率をあげつつ，また，管理すべき情報の種類を減らすことで管理効率をも向上させることを目的とする。
【００２７】
【課題を解決するための手段】
本発明は，上記課題を解決するため，ＳＧＭＬ（Ｓｔａｎｄａｒｄ Ｇｅｎｅｒａｌｉｚｅｄ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）文書を格納し，共同執筆・編集・利用を支援し，改訂などの履歴を管理する文書管理装置において，例えば以下の機構を持つことを主要な特徴とする。
【００２８】
▲１▼ ＳＧＭＬ文書を文書要素単位で格納し，文書要素それぞれに，文書型定義中の文書要素宣言の内容モデル（ｃｏｎｔｅｎｔ ｍｏｄｅｌ）に対してそれに適合している子文書要素のインスタンス識別子を付与した拡張内容モデルを対応付けて管理する機構
▲２▼ ＳＧＭＬ文書の編集中の部分に対応する部分編集用文書型定義を一時的に生成することにより，該当部分のみ独立にＳＧＭＬパージング可能とする機構
▲３▼ 上位文書要素および前後の文書要素を編集可能にしたままで，部分編集用文書型定義に違反しない範囲において，編集中の最上位の文書要素の削除とタグ（総称識別子）の変更およびその前後に新たな文書要素を追加することを可能にする機構
▲４▼ 文書要素の複写・移動（交換）・追加・削除の履歴を保持する機構
▲５▼ 保持した履歴情報を装置に依存しない形式で出力する機構
図１は，以上の機構を実現する本発明のブロック構成図である。
【００２９】
図１において，ＳＧＭＬ文書管理装置１は，ＳＧＭＬ文書編集装置１０，ＳＧＭＬ文書交換装置２０，ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０，ＳＧＭＬ文書のデータベース４０，ＳＧＭＬパーサ５０，５０’からなる。
【００３０】
本発明がサーバ・クライアント・システム上で実現される場合には，ＳＧＭＬ文書編集装置１０およびＳＧＭＬ文書交換装置２０はクライアント側に備えられ，ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０，データベース４０，ＳＧＭＬパーサ５０はサーバ側に備えられる。さらにクライアント側にＳＧＭＬパーサ５０’が備えられていてもよい。
【００３１】
ＳＧＭＬ文書編集装置１０は，ＳＧＭＬ文書の編集対象部分をＳＧＭＬ文書アクセス装置３０を通じて取得し，編集を行う手段である。ＳＧＭＬ文書編集装置１０は，ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０で生成された部分編集用ＤＴＤを元に，ＳＧＭＬパーサ５０’を呼び出すことにより編集結果の整合性を検査する部分編集用ＤＴＤ整合性検査手段１１と，文書要素の内容および拡張内容モデルの変更を記憶し，編集対象部分の内容・構造の変更履歴を生成する履歴作成手段１２を持つ。
【００３２】
ＳＧＭＬ文書交換装置２０は，外部のＳＧＭＬ文書または履歴付きＳＧＭＬ文書の入力・出力を行う手段である。これには，本装置内で用いる標準的な拡張モデル付きＳＧＭＬ文書形式と履歴情報のないＳＧＭＬ文書形式あるいは履歴情報を分離した履歴つきＳＧＭＬ文書形式との相互変換を行う機能がある。
【００３３】
ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０は，クライアントの要求に従い，データベース４０に格納されたＳＧＭＬ文書の部分または全体の入出力や，部分編集用ＤＴＤの作成，ＳＧＭＬ文書の版数管理や文書の退避・復元などを行うものである。
【００３４】
ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０は，標準的な拡張モデル付きＳＧＭＬ文書形式とデータベース４０の内部形式との相互変換を行う文書形式変換手段３１，部分編集用ＤＴＤを生成する部分編集用ＤＴＤ作成手段３２，ＳＧＭＬパーサ５０を呼び出すことにより，入力されたＳＧＭＬ文書の整合性を検査する文書形式整合性検査手段３３，文書内容や拡張内容モデルの履歴情報を整理する履歴管理手段３４を持つ。
【００３５】
ＳＧＭＬパーサ５０，５０’は，その他の装置の補助としてＤＴＤとＳＧＭＬ文書本体との対応付けを行うものである。クライアントのＳＧＭＬパーサ５０’はサーバのＳＧＭＬパーサ５０と機能的には同じもので，サーバ・クライアントが別の計算機である場合，特にオフライン状態のクライアントで編集中に整合検査などを行う時にはサーバと物理的に別の装置が利用される。
【００３６】
以上の各処理手段を計算機によって実現するためのプログラムは，計算機が読み取り可能な可搬媒体メモリ，半導体メモリ，ハードディスクなどの適当な記憶媒体に格納することができる。
【００３７】
【発明の実施の形態】
以下，本発明の実施の形態を説明する。
図２は，本発明におけるデータの基本構造を示す図である。図中の実線の矢印は識別子による対応関係を示している。本発明のデータ構成は，文書全体の情報と文書要素単位の情報に大別される。
【００３８】
図２（Ａ）に示す文書全体の情報には，文書を操作・管理するためのシステム情報や，文書の論理的な性質を記述するためのプロフィール情報，文書履歴情報などがある。
【００３９】
図２（Ｂ）に示す文書要素単位の情報には，文書単位で格納されたそれぞれの情報を関係づけて文書構造を表現する識別子情報，各々の文書要素がＳＧＭＬとしての情報（属性・タグ・下位情報），要素別の履歴情報，要素単位にアクセス制御などを行うためのシステム管理情報などがある。
【００４０】
文書は，文書要素毎にデータベース４０に格納され，インスタンス識別子を付与されて管理される。インスタンス識別子は，論理的には，（ある版数の）文書を識別する文書識別子，文書内の文書要素を特定するための要素識別子の２つから構成される。
【００４１】
文書識別子は，ある文書のある（独立した）版に対して一意に割り当てられたものである。
要素識別子は，ある文書における実際の文書要素（インスタンス）に対して一意に割り当てられたもので，ＳＧＭＬ文書における文書内のＩＤ参照の機能に対応が可能なものである。
【００４２】
また，改訂された各要素には改訂前の要素（列）がインスタンス識別子と改訂番号によって対応付けられている。改訂番号は，ある文書のある版としての改訂作業に対して一意に与えられた改訂の順序も表現した識別値で，具体的にはチェックインの際にシステムが付与するものである。
【００４３】
格納された要素は，インスタンス識別子を介してリンクされ，ＳＧＭＬ文書構造を形成する。ＳＧＭＬ文書構造を示すリンクは，ＤＴＤ中の内容モデルと対応付けて拡張内容モデルとして格納され，構造の改訂履歴管理や部分編集の独立性の判定にも利用されている。拡張内容モデルは，内容モデルに，実際のＳＧＭＬ文書の要素との対応関係（インスタンス識別子）とその要素の削除可能性指示子（削除可能数）を付与したものである。
【００４４】
まず，図３および図４を用いて，本装置によるＳＧＭＬ文書の格納の例を説明する。図３および図４では，図２に示した格納情報のうち構造に関わる部分などの主要部分のみを示している。図３に示すＳＧＭＬ文書の原文書は，ＳＧＭＬ文書交換装置２０によって内部表現へ変換され，ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０を通じて，図４のような構成のデータとしてデータベース４０に格納される。
【００４５】
図３に示すＳＧＭＬ文書において，「＜ ＞」は，タグを表す。このＳＧＭＬ文書の原文書は，２つの章（ＳＥＣＴ）からなり，第１の章には２つの節（Ｐ），次の章（ＳＥＣＴ）には１つの節（Ｐ）を持つ構造になっている。
【００４６】
図５は，前記の拡張内容モデルの構成を本明細書で表現する形式に従ってバッカス記法（ＢＮＦ）で示した図である。ただし，このＢＮＦでは，表現が煩雑になることを避けるため，各構成単位の間の空白要素の有無は示していない。
【００４７】
なお，内容モデルにＡＮＹや＃ＰＣＤＡＴＡを含んでいて実際の文書にさらなる下部構造が表れる場合には，その下部構造単位での格納・管理，下部構造を無視した格納・管理など，下部構造の管理レベルを選択することができる。つまり，強調語句などは管理単位とせず，文や段落などの上位要素のレベルまでを単位として格納・管理することも可能である。
【００４８】
また，他文書中のある改訂状態の要素（部分木）を取り込むことも可能である。取り込みのモードとして，元の要素も変更する共有モードと元の要素には変更を加えない独立モード，変更自体を許さないリンクモードがある。
【００４９】
共有モード・リンクモードの時には，リンク用の特別な文書要素を介して，取り込み先から取り込んだ要素の実体へ対応付けられる。リンク用の文書要素には，取り込む部分木の最上位要素のインスタンス議別子と改訂番号および下位要素の要素識別子の対応表などが共有情報として格納され，下位情報は記述されない。要素識別子の対応表は，取り込んだ文書内の別の部分からのＩＤ参照を実現するために使用されるものである。独立モードの時には，取り込む部分内の各要素はコピーされ，履歴情報で元の要素と対応付けられる。
【００５０】
〔１〕部分編集用ＤＴＤ
本発明では，文書の要素あるいは親要素が共通の連続する文書列を対象に編集することができる。この際，編集中の部分の整合性を独立して検査（ＳＧＭＬパージング）できるようにするために，ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０は，拡張内容モデルを利用して生成した部分編集用のＤＴＤを，ＳＧＭＬ文書編集装置１０へ渡すようにしている。
【００５１】
部分編集用ＤＴＤは，部分編集用に生成した一次的な文書型名のＤＴＤであり，全文書用のＤＴＤ中の宣言に，生成した文書型名の宣言をルート文書要素の宜言として追加したものである。ルート文書要素の宣言は，編集対象部分の最上位の文書要素の並びに対応する内容モデルの部分を取り出したものを基本にして，追加予約（後述）に対応した前後の要素の追加可能性と削除予約（後述）に対応した要素の削除可能性の情報を出現標識などの形で反映したものである。
【００５２】
なお，出現標識としては，「＊，？，＋」などがあり，「＊」は要素が任意数出現することを示し，「？」は要素が１つのみ出現するか省略され得ること，すなわち要素が０個か１個であることを示し，「＋」は要素が１以上出現することを示す。
【００５３】
図５は，拡張内容モデルの構成例を示す図である。
拡張内容モデルは，拡張モデル群またはそれと添加要素，除外要素を含み，拡張モデル群は，拡張モデル列または削除可能モデル群を含む。削除可能モデル群は，削除可能数，タグもしくはモデル列，出現標識，拡張モデル列を含む。拡張モデル列は，拡張モデル要素を含む。拡張モデル要素は，拡張モデル群または拡張要素である。拡張要素は，タグまたはタグと出現標識に，インスタンス識別子を付与したものである。
【００５４】
この拡張内容モデルは，部分編集用ＤＴＤを生成する上で必須ではないが，編集部分の最上位要素に関する制約を求める処理を高速に行うために利用される。すなわち，拡張内容モデルを保持することで，編集部分の制約を求める処理の編集前の文書要素と内容モデルとを対応付ける部分が，拡張内容モデルを参照するだけで行えるようになる。
【００５５】
（１）部分編集の独立性を確保する手段
本発明では，ＳＧＭＬ文書の共同執筆などにおいて，並行して進む部分編集作業の競合を避けるために，編集対象要素のチェックアウト／チェックインをべースにした排他制御を行う。これは，編集対象要素のチェックアウト機構と，出現数に制約のある可変個要素（内容モデル中で出現標識が付与された要素）に関して削除予約・追加予約機構を用意して実現する。可変個要素と添付要素は，ＳＧＭＬ文書の同一レベルに（すなわち，ある文書要素の下位に並んで）出現している他の文書要素とは独立に追加・削除が可能な場合がある。
【００５６】
本発明は，追加・削除の可能性を予め解析し，追加・削除が可能な場合について，編集要素の前後に可変個要素または添付要素を挿入することと，編集要素自体が可変個要素か添付要素である場合の分割と削除の操作を可能にする。削除予約・追加予約は，これに関する処理の競合を防ぐものである。
【００５７】
また，編集の対象部分の最上位の文書要素（列）がＯＲ（｜）で連結されたモデル群の要素となっている場合には，それらのタグを変更することも可能である。本発明では，これについても後述の部分編集用ＤＴＤに該当するモデル群の制約を反映することで，可能な限り編集対象部分の最上位要素のタグの変更を可能にしている。
【００５８】
（２）部分編集用ＤＴＤ生成
図６は，部分編集用ＤＴＤの生成の例を説明する図である。
ＳＧＭＬ文書全体は，ＤＯＣという型の文書で，ＤＯＣはいくつかのＳＥＣＴ（章）からなり，またそれぞれのＳＥＣＴはいくつかのＰ（パラグラフ）からなっている。ここで，ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０は，ユーザからの指示に応じて編集対象（１番目のＳＥＣＴ中の２番目のＰ）を取り出して，元のＤＴＤおよび文書本体による編集の制約を織り込んだ部分編集用ＤＴＤを生成して，文書本体と部分編集用ＤＴＤをＳＧＭＬ文書編集装置１０へと渡す。
【００５９】
ＳＧＭＬ文書（全体）のＤＴＤが，
<!ELEMENT DOC(SECT+)>
<!ELEMENT SECT(P+)>
であるとき，ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０によって生成される部分編集用ＤＴＤは，
<!ELEMENT EDITDOC(P*)>
である。部分編集用ＤＴＤは，一時的なＥＤＩＴＤＯＣという文書型名をもち，編集対象の要素を削除したり，別のＰ（パラグラフ）というタグの要素を追加してもよいという制約を表現している。「＊」は，Ｐの数は任意であることを示す出現標識である。Ｐの数が任意でよいのは，元のＤＴＤにおいて，編集対象として抜き出す部分が「Ｐ＋」（＋は要素が１以上出現することを表す）となっており，既にＰが１つ存在して整合性が保証されているからである。
【００６０】
（３）文書要素の追加・削除・タグの変更
次に，編集の対象部分の最上位レべルの文書要素の追加・削除・タグ変更の例を図７〜図１０を用いて説明する。図中のＤＴＤは構造に関わる部分のみを示す。
【００６１】
図７は，編集対象としてチェックアウトする要素の前後に別の要素を追加可能かどうかを判定する例を説明する図である。
編集対象部分の最上位レべルで追加可能な要素は，可変個要素あるいは添付要素である。このような要素は，それが出現可能な位置の隣の要素を編集する場合にＤＴＤに違反することなく追加することができる。
【００６２】
図７において，ＳＧＭＬ文書（全体）のＤＴＤが，
<!ELEMENT DOC(SECT+)>
<!ELEMENT SECT(TITLE?,P+)>
であるとする。図７（Ａ）は，文書に未だＴＩＴＬＥ（題名）がなく，追加が可能なＴＩＴＬＥに隣接しないＰを編集部分とする場合，図７（Ｂ）は，ＴＩＴＬＥがなく，追加が可能なＴＩＴＬＥに隣接するＰを編集部分とする場合，図７（Ｃ）は文書に既にＴＩＴＬＥがある場合の例である。
【００６３】
ここで，ＴＩＴＬＥが追加可能となるのは，ＴＩＴＬＥが編集対象の文書にまだない状況で，かつＴＩＴＬＥが追加可能な位置に隣接する（この場合は先頭の）Ｐを編集対象とする場合である。図７（Ｂ）の「ＴＩＴＬＥがない場合（その２）」がこれに当たる。図７（Ａ）の「ＴＩＴＬＥがない場合（その１）」では，編集対象のＰがＴＩＴＬＥが追加可能な位置の隣にないのでＴＩＴＬＥは追加不能であり，図７（Ｃ）「ＴＩＴＬＥがある場合」は，既にＴＩＴＬＥが存在するために追加不能である。
【００６４】
図７（Ａ）では，編集部分であるＰがＴＩＴＬＥと隣接しないので，生成される部分編集用ＤＴＤは，
<!ELEMENT EDITDOC (P*)>
となる。したがって，部分編集ではＴＩＴＬＥを追加することができないが，Ｐを任意の数とすることができる。
【００６５】
図７（Ｂ）では，編集部分であるＰがＴＩＴＬＥと隣接するので，生成される部分編集用ＤＴＤは，
<!ELEMENT EDITDOC (TITLE?,P*)>
となり，部分編集ではＴＩＴＬＥを追加することもでき，Ｐを任意の数とすることもできる。
【００６６】
図７（Ｃ）では，ＴＩＴＬＥが既に生成されているので，生成される部分編集用ＤＴＤは，
<!ELEMENT EDITDOC (P*)>
となり，部分編集ではＴＩＴＬＥを追加することができない。
【００６７】
図８は，異なる編集作業による要素の追加の競合を抑止するための追加予約の例を説明する図である。
ＳＧＭＬ文書（全体）のＤＴＤが，
<!ELEMENT DOC(SECT+)>
<!ELEMENT SECT(TITLE?, AUTHOR?, P+)>
であるとする。出現数に上限のある要素（ＳＧＭＬ文書では，ＯＰＴ出現標識’？’のついた１つのみ出現するか省略され得る要素）では，その要素が編集前に存在しない場合に限り追加処理が可能である。このような要素を追加可能な状態で編集するには，前後にある要素をチェックアウトすると共に追加予約を発行する。追加予約された要素は，別の作業によっては追加不能となる。
【００６８】
図８（Ａ）に示す初期状態では，ＳＧＭＬ文書のＳＥＣＴ（章）の中にまだＡＵＴＨＯＲ（著者名）がないので，ＴＩＴＬＥ（題名）およびそれに後続するＰ（パラグラフ）のいずれの編集でもＡＵＴＨＯＲが追加可能である。ここで，ＴＩＴＬＥを編集（チェックアウト）するときＡＵＴＨＯＲの追加予約を行うと，図８（Ｂ）に示すＴＩＴＬＥ編集中にはＡＵＴＨＯＲが追加予約され，後続のＰの編集においてはＰの編集のみ可能となる。
【００６９】
すなわち，図８（Ａ）に示す初期状態において，ＴＩＴＬＥを編集するときに，ＡＵＴＨＯＲの追加予約も行う場合に，生成される部分編集用ＤＴＤは，
<!ELEMENT EDITDOC (TITLE, AUTHOR?, P*)>
となり，部分編集ではＴＩＴＬＥの編集に加えてＡＵＴＨＯＲとＰを追加することができる。
【００７０】
さらに，図８（Ｂ）に示すＴＩＴＬＥ編集中の別のＰの編集においては，ＡＵＴＨＯＲは追加予約済みであるので，生成される部分編集用ＤＴＤは，
<!ELEMENT EDITDOC (P+)>
となり，部分編集ではＰの数を１以上の任意の数とすることができるだけである。
【００７１】
図９は，異なる編集作業による要素の削除の競合を抑止するための削除予約の例を説明する図である。
ＳＧＭＬ文書（全体）のＤＴＤが，
<!ELEMENT DOC(SECT+>
<!ELEMENT SECT(P+)>
であるとする。出現数に下限のある可変個要素（ＳＧＭＬ文書では，ＰＬＵＳ出現標識’＋’のついた１つ以上出現する要素）では，その要素が編集前に２つ以上存在している場合に限り削除処理が可能である。このような要素を削除可能な状態で編集する場合，編集対象の要素をチェックアウトすると共に削除予約を発行する。削除予約は，既に削除予約された要素を除いた同種の要素の出現数が２以上である場合にだけ受理される。
【００７２】
図９（Ａ）に示す初期状態では，１番目のＳＥＣＴ（章）には２つのＰ（パラグラフ）があるので，いずれか１つは削除可能である。２番目のＰを削除予約してチェックアウトすると，生成される部分編集用ＤＴＤは，
<!ELEMENT EDITDOC (P*)>
となり，部分編集ではパラグラフを削除可能要素として取り出すことが可能となる。
【００７３】
このように，１番目のＳＥＣＴの中の２番目のＰを削除可能な状態でチェックアウトすると，図９（Ｂ）に示すその編集中には，２番目のＰが削除予約されているため１番目のＰの編集では削除不可となる。したがって，１番目のＳＥＣＴ中の１番目のＰの部分編集で生成される部分編集用ＤＴＤは，
<!ELEMENT EDITDOC (P+)>
となり，Ｐを削除することはできない。
【００７４】
以上の追加・削除予約は，通常チェックアウト時にＳＧＭＬ文書編集装置１０からＳＧＭＬ文書アクセス装置３０に対して発行されるが，編集途中で追加発行も可能である。
【００７５】
図１０は，編集対象の最上位レべルの要素のタグを変更する例を説明する図である。
ＳＧＭＬ文書（全体）のＤＴＤが，
<!ELEMENT DOC(SECT+)>
<!ELEMENT SECT(P｜LIST)+>
<!ELEMENT LIST(ITEM+)>
であり，編集対象部分の最上位の文書要素がＯＲ（｜）で連結された内容モデル群と対応しているため，タグを変更してＬＩＳＴ構造の内容へ置き換えることが可能である。
【００７６】
この場合に生成される部分編集用ＤＴＤは，
<!ELEMENT EDITDOC(P ｜LIST)*>
<!ELEMENT LIST(ITEM+)>
となり，ＰをＬＩＳＴに変更することが可能となる。
【００７７】
図１１および図１２は，クライアントが文書の編集部分を獲得するための処理のフローチャートである。
図１１のステップＳ１では，クライアントのＳＧＭＬ文書編集装置１０は，ユーザに対し編集対象要素の選択を促す。
【００７８】
ステップＳ２では，選択された編集対象の選択予約を発行する。
ステップＳ３では，選択予約が成功かどうかを判定し，選択予約が成功した場合にはステップＳ４の処理へ進み，選択予約が成功しなかった場合にはステップＳ１３の処理へ進む。
【００７９】
ステップＳ４では，追加・削除予約候補要素のリストを獲得する。追加・削除予約候補要素リストとは，編集対象部分およびその周辺にある追加・削除可能な要素のリストであり，後述（図１５，図１６）の処理に従ってサーバ側で作成されるものである。
【００８０】
ステップＳ５では，予約候補要素リストが空であるかどうかを判定する。リストが空でない場合にはステップＳ６の処理へ進み，リストが空の場合にはステップＳ１４の処理（図１２）へ進む。
【００８１】
ステップＳ６では，追加・削除予約要素リストを空にする。
ステップＳ７では，追加・削除候補要素を表示してユーザに選択を促す。
ステップＳ８では，選択要素が何であるかを判定する。選択要素が追加要素である場合にはステップＳ９の処理へ進み，選択要素が削除要素である場合にはステップＳ１０の処理へ進み，選択要素が選択終了であればステップＳ１４の処理（図１２）へ進む。
【００８２】
ステップＳ９では，選択要素を追加予約リストに追加し，ステップＳ１１の処理へ進む。
ステップＳ１０では，選択要素を削除予約リストに追加する。
【００８３】
ステップＳ１１では，選択要素を追加・削除候補リストから削除する。
ステップＳ１２では，予約候補要素リストが空であるかどうかを判定する。予約候補要素リストが空であればステップＳ１４の処理（図１２）へ進み，予約候補要素リストが空でなければステップＳ７以降の処理を繰り返す。
【００８４】
ステップＳ１３では，ステップＳ３の処理の判定結果（選択予約不成功）により，選択不能理由をユーザに通知して，処理を終了する。
図１２のステップＳ１４では，削除要素リストが空であるかどうかを判定する。削除要素リストが空でない場合にはステップＳ１５の処理へ進み，削除要素リストが空である場合にはステップＳ１９の処理へ進む。
【００８５】
ステップＳ１５では，削除要素リストの先頭要素をポップする。
ステップＳ１６では，ポップした要素の削除予約を発行する。
ステップＳ１７では，削除予約が成功したかどうかを判定し，予約が成功であればステップＳ１４の処理へ戻り，予約が成功でなければステップＳ１８の処理へ進む。
【００８６】
ステップＳ１８では，削除予約失敗をユーザに通知する。
ステップＳ１９では，追加要素リストが空であるかどうかを判定する。追加要素リストが空でない場合にはステップＳ２０の処理へ進み，追加要素リストが空である場合にはステップＳ２４の処理へ進む。
【００８７】
ステップＳ２０では，追加要素リストの先頭要素をポップする。
ステップＳ２１では，ポップした要素の追加予約を発行する。
ステップＳ２２では，追加予約が成功したかどうかを判定し，予約が成功であればステップＳ１９の処理へ戻り，予約が成功でなければステップＳ２３の処理へ進む。
【００８８】
ステップＳ２３では，追加予約失敗をユーザに通知する。
ステップＳ２４では，編集データのチェックアウトと部分編集用ＤＴＤの獲得を行う。
【００８９】
ステップＳ２５では，選択予約の解除を行い，処理を終了する。
図１３および図１４は，サーバが要求に応じて部分編集用ＤＴＤと編集データを提供する処理のフローチャートである。
【００９０】
図１３のステップＳ３１では，ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０は，編集対象要素の選択予約を受け付ける。
ステップＳ３２では，指定要素（列）は予約されているかどうかを判定する。予約されている場合にはステップＳ４０の処理へ進み，予約されていない場合にはステップＳ３３の処理へ進む。
【００９１】
ステップＳ３３では，指定要素（列）を一時ロック（選択予約）する。
ステップＳ３４では，指定要素（列）の親要素（列）が予約されているかどうかを判定する。予約されている場合にはステップＳ３９の処理へ進み，予約されていない場合にはステップＳ３５の処理へ進む。
【００９２】
ステップＳ３５では，指定要素（列）の親要素（列）を一時ロック（選択予約）する。
ステップＳ３６では，部分編集用内容モデルおよび追加・削除候補要素リスト作成処理を行う。
【００９３】
ステップＳ３７では，クライアントに選択予約成功を通知する。
ステップＳ３８では，クライアントに追加・削除予約候補リストを提供する。その後，図１４のステップＳ４１の処理へ進む。
【００９４】
ステップＳ３９では，指定要素（列）の一時ロックを解除する。
ステップＳ４０では，クライアントに処理失敗とその理由を通知し，処理を終了する。
【００９５】
図１４のステップＳ４１では，次の要求が何であるかを判定する。次の要求が追加削除予約であればステップＳ４２の処理へ進み，次の要求がチェックアウトであれば，ステップＳ４３の処理へ進み，次の要求が選択予約解除（要求終了）であればステップＳ５５の処理へ進む。
【００９６】
ステップＳ４２では，追加・削除予約リストに追加し，ステップＳ４１の処理へ戻る。
ステップＳ４３では，削除予約リストが空であるかどうかを判定し，削除予約リストが空でなければステップＳ４４の処理へ進み，削除予約リストが空であればステップＳ４７の処理へ進む。
【００９７】
ステップＳ４４では，削除予約リストの先頭要素をポップする。
ステップＳ４５では，ポップした要素に対応する部分編集用内容モデルの要素の出現標識を，'+' を'*' に変更する。
【００９８】
ステップＳ４６では，ポップした要素に対応する親要素の拡張内容モデル中の削除可能モデルの削除可能数から編集対象の要素の数を引き，その後，ステップＳ４３の処理へ戻る。
【００９９】
ステップＳ４７では，追加予約リストを追加要素番号でソートする。
ステップＳ４８では，要素番号が負の要素を部分編集用内容モデルの先頭に追加する。
【０１００】
ステップＳ４９では，要素番号が正の要素を部分編集用内容モデルの末尾に追加する。
ステップＳ５０では，追加予約リスト中の要素を追加予約する。
【０１０１】
ステップＳ５１では，編集対象をチェックアウトし，選択予約のための一時ロックを解除する。
ステップＳ５２では，部分編集用の文書型名を生成し，部分編集用内容モデルとあわせて編集部分の最上位要素の要素宣言を作成する。
【０１０２】
ステップＳ５３では，作成した要素宣言に全体のＤＴＤ中の宣言を加え部分編集用ＤＴＤを生成する。
ステップＳ５４では，クライアントに部分編集用ＤＴＤと編集データを提供し，処理を終了する。
【０１０３】
ステップＳ５５では，一時ロックを解除し，処理を終了する。
図１５および図１６は，図１３のステップＳ３６に示す，拡張内容モデルを利用した部分編集用内容モデルおよび追加・削除候補要素リスト作成処理のフローチャートである。
【０１０４】
図１５のステップＳ６１では，照合要素列からなる拡張内容モデルの部分を取り出す。
ステップＳ６２では，閉じていない（閉じ括弧‘）’の足りない）要素群があるかどうかを判定する。閉じていない要素群がある場合にはステップＳ６３の処理へ進み，閉じていない要素群がない場合にはステップＳ６７の処理へ進む。
【０１０５】
ステップＳ６３では，最後の要素（群）は削除可能モデル群の要素かどうかを判定する。最後の要素（群）が削除可能モデル群の要素である場合にはステップＳ６４の処理へ進み，最後の要素（群）が削除可能モデル群の要素でない場合にはステップＳ６６の処理へ進む。
【０１０６】
なお，拡張内容モデルの削除可能モデル群は，元のＳＧＭＬの内容モデルで「'*'(REP)（０個以上出現可能を示す）」, 「'+'(PLUS) （１つ以上出現可能を示す）」の出現標識が付与された部分に対応する。削除可能モデル群の先頭要素は，元の内容モデルに削除可能数を付与したもので，２番目以降の要素は，それに対応する実際の文書要素の拡張モデル（インスタンス識別子付きのモデル）である。
【０１０７】
ステップＳ６４では，最後の削除可能モデル中の要素数と削除可能数とを比較する。削除可能数が要素数以上の場合にはステップＳ６５の処理へ進み，その他の場合にはステップＳ６６の処理へ進む。なお，任意個繰り返し可能な場合（出現標識（'*'(REP)の場合）は，常に判定結果が「その他」となるように削除可能数（例えば−１）を設定しておく。
【０１０８】
ステップＳ６５では，削除可能モデル群を削除予約候補要素群として削除予約候補リストに加える。
ステップＳ６６では，末尾に')' を補う。
【０１０９】
ステップＳ６７では，先頭の要素（群）が削除可能モデル群の要素かどうかを判定する。先頭の要素（群）が削除可能モデル群の要素である場合にはステップＳ６８の処理へ進み，先頭の要素（群）が削除可能モデル群の要素でない場合にはステップＳ７１の処理へ進む。
【０１１０】
ステップＳ６８では，最初の削除可能モデル中の要素数と削除可能数とを比較する。削除可能数が要素数以上の場合にはステップＳ６９の処理へ進み，その他の場合にはステップＳ７０の処理へ進む。なお，任意個繰り返し可能な場合（出現標識（'*'(REP)の場合）は，常に判定結果が「その他」となるように削除可能数（例えば−１）を設定しておく。
【０１１１】
ステップＳ６９では，削除可能モデル群を削除予約候補要素群として削除予約候補リストに加える。
ステップＳ７０では，取り出した拡張内容モデルの先頭に削除可能モデルの先頭要素と'(' を加える。
【０１１２】
ステップＳ７１では，部分拡張内容モデル内の削除可能モデル群について先頭要素だけを残し，さらに，先頭の+<削除可能数> を取り除く。
ステップＳ７２では，部分拡張内容モデルからインスタンス識別子を取り除く。これにより，部分編集用内容モデルが完成する。
【０１１３】
図１６のステップＳ７３では，指定要素列の１つ前の要素を取り出す。先頭要素が要素列の区切りの場合には，その１つ上のレベルで要素（モデル群）を取り出す。
【０１１４】
ステップＳ７４では，要素番号に０を代入する。
ステップＳ７５では，取り出した要素（モデル群）が何かを判定する。取り出した要素（モデル群）がインスタンス識別子を含まない省略可能モデルまたは削除可能モデルであればステップＳ７６の処理へ進み，その他（そのレベルでそれ以上の要素がない場合を含む）であればステップＳ７９の処理へ進む。
【０１１５】
ステップＳ７６では，要素番号から１を引く。
ステップＳ７７では，取り出した要素と要素番号の組を追加候補要素（群）として追加候補要素リストに追加する。
【０１１６】
ステップＳ７８では，１つ前の要素を取り出す。その後，ステップＳ７５へ戻り，同様に処理を繰り返す。
ステップＳ７９では，要素番号に０を代入する。
【０１１７】
ステップＳ８０では，指定要素列の１つ後ろの要素を取り出す。最終要素が要素列の区切りの場合には，その１つ上のレベルで要素（モデル群）を取り出す。
ステップＳ８１では，取り出した要素（モデル群）が何かを判定する。取り出した要素（モデル群）がインスタンス識別子を含まない省略可能モデルまたは削除可能モデルであればステップＳ８２の処理へ進み，その他（そのレベルでそれ以上の要素がない場合を含む）であれば処理を終了する。
【０１１８】
ステップＳ８２では，要素番号から１を引く。
ステップＳ８３では，取り出した要素と要素番号の組を追加候補要素（群）として追加候補要素リストに追加する。
【０１１９】
ステップＳ８４では，１つ後ろの要素を取り出す。その後，ステップＳ６１の判定を繰り返す。
〔２〕改訂履歴情報
（１）改訂履歴の格納方法
前出の図５に示す拡張内容モデルは，ある文書要素の下位の要素の並びを完全に表現しているので，その遷移の情報を文書要素に対応付けて管理することで，ある時点におけるある文書構造上の位置にいずれの内容があったのかという履歴情報とすることができる。この情報に文書要素の直接の上位文書要素が何であったのかという履歴を加えれば，文書の構造がどのように変化したかを完全に追跡できる。
【０１２０】
すなわち，上位要素から見て下位要素の構成がどのように変化してきたかは拡張内容モデルの改訂履歴のみを参照すれば掌握でき，下位要素がどこから移動してきたかを追跡するためには，改訂前の上位要素の拡張内容モデルの（該当する改訂レベルの）改訂履歴を取り出して，その下位要素がいずれの位置にあったかを調べればよい。
【０１２１】
このことを利用して，本発明では，次のように履歴情報を格納し管理する。
履歴情報には，前出の図２に示すように文書単位に管理されるものと文書要素単位に管理されるものとがある。文書単位に管理される履歴情報には，改訂日時，改訂者，改訂部分のシステムが自動的に設定する情報と，改訂名やコメントなどユーザが自由に入力できる情報があり，文書のライフサイクルにおける全改訂を順序列として識別する改訂番号を付与して管理されている。改訂文書単位に管理される履歴情報は，その改訂に関するマスターデータであり，要素単位の履歴を高めるために，各文書要素に対応付けてコピーを格納することもできる。
【０１２２】
文書要素単位で管理される履歴情報には，親要素の改訂履歴，拡張内容モデルの改訂履歴，文書内容の改訂履歴，タグ・属性の改訂履歴，およびコメントからなる。これらの情報は，基本的には改訂前の該当する文書要素へのリンクに改訂番号とコメントと削除・移入・移出された子文書要素の情報を付与した形で保持される。
【０１２３】
再利用される可能性のない改訂前の要素に関する履歴情報は，差分の形に直してスペース効率や履歴の検索効率を高めることもできる。差分で格納する場合には，改訂番号，コメント，改訂前の親要素の識別子，改訂前の拡張内容モデルとの差分，改訂前の文書内容との差分，タグ・属性の改訂前との差分を１単位とする列として格納する。
【０１２４】
（２）文書構造の改訂履歴の作成手法
文書構造の改訂履歴は，基本的には，ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０において，チェックインの時点で拡張内容モデルの差分を求めることにより作成される。この差分を正確に求めるために，ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０は，ＳＧＭＬ文書編集装置１０へ差分を求める手がかりとなる情報を文書要素のＳＧＭＬ属性の形式で渡す。この情報は，その要素および親要素の文書識別子・要素識別子および改訂番号である。このうち，文書識別子・改訂番号は別の文書や改訂レベルとの間で文書要素を共有・交換する際に用いられるもので，通常の編集時には要素識別子だけが利用される。
【０１２５】
専用のＳＧＭＬ文書編集装置１０の操作は，文書要素の移動・交換・追加・削除などの構造の変更と，文書要素内のデータの変更，文書要素の属性の変更に大別されている。このうち構造の変更操作が行われた場合には，ＳＧＭＬ文書編集装置１０は，削除された子の識別子，移出・移入された子文書要素の識別子とその移動先・元の親要素の識別子を，文書要素の属性に加える。また，要素の追加や複写が発生した場合には，追加・複写された要素に対して仮の要素識別子を設定する。
【０１２６】
専用のＳＧＭＬ文書編集装置１０では，ある文書の部分として別の文書の要素（部分木）を取り込むこともできる。この場合，取り込まれた他の文書の親要素の拡張内容モデルのインスタンス識別子は，文書識別子と要素識別子の組になる。また，取り込まれた要素の編集に関する変更モードの省略値が別に付与される。変更モードは，取り込まれた要素に対する変更を元の要素へも及ぼすかどうかを区別するものである。これには，元の要素も変更する共有モードと元の要素には変更を加えない独立モード，変更自体を許さないリンクモードがある。共有モードの時には，チェックアウト時に取り込まれた要素に対応する別の文書の部分も同時にチェックアウトされる。
【０１２７】
なお，同一の文書の部分かどうかに関わらず，別々にチェックアウトした編集部分の間で文書要素を交換した場合には，ＳＧＭＬ文書編集装置１０は，強制的に同期チェックインモードとなる。この場合，ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０は，両方の編集結果が正しい場合に限りチェックインを受理する。ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０で付与された特別の属性を変更しなければ，一般のＳＧＭＬエディタなどを用いて編集しても，構造の改訂履歴を作成することが可能である。ただし，上に述べた別の文書の文書要素の取り込みや，リンクなどの機能は利用できない。また，複写などが意図通りに解釈されない場合もあり得る。
【０１２８】
（３）改訂履歴の作成例
図１７は改訂履歴の作成例を説明する図である。まず，図１７（Ａ）に示す編集前のＳＧＭＬ文書本体より点線で囲まれた部分をＳＧＭＬ文書アクセス装置３０を通じて取り出し，文書識別子（ｄｏｃ），要素識別子（ｉｄ），改訂番号（ｖｅｒ），親要素の識別子（ｐｉｄ）を属性として付与してＳＧＭＬ文書編集装置１０に渡す。
【０１２９】
この例では，ＳＧＭＬ文書編集装置１０による編集操作によって，要素識別子ｐ２の要素をコピーし，要素識別子ｐｌの要素を要素識別子ｓ２へ移動する編集を行っている。ここで，要素識別子ｐ２をコピーした要素については，仮の要素識別子ｎｅｗ１が付与され，コピー元の要素を表すｃｏｐｙｏｆ属性と変更モードを示すｃｏｐｙｓｔａｔ（ここでは独立モード）の属性がＳＧＭＬ文書編集装置１０によって設定される。
【０１３０】
編集結果は，ＳＧＭＬ文書アクセス装置３０を通じて取り込まれ，図１７（Ｂ）に示す編集後の文書本体がデータベースに格納される。ここで，更新された部分には，更新後の要素が作成され，更新前の要素へのリンクが改訂番号などによって設定されている。
【０１３１】
（４）改訂履歴の出力方法
本発明では，改訂履歴をＳＧＭＬ文書とともに出力する手段を持つ。改訂履歴もＳＧＭＬ文書形式で出力される。改訂履歴は，基本的には改訂の差分を列挙したものである。改訂前の文書も独立に出力してその間の遷移（対応）関係を加えることもできる。
【０１３２】
出力形式には，元のＤＴＤに履歴情報部分の宣言を加えて生成した履歴付きＳＧＭＬ文書のＤＴＤを用いる形式と，履歴文書をハブとして元のＳＧＭＬ文書を埋め込んだ形式の２種類がある。後者はさらに，改訂履歴を差分情報として列挙してＳＧＭＬ文書本体の要素との対応を記述する形式と，改訂前のＳＧＭＬ文書群も出力してそれらの要素の間の遷移関係を記述する形式とがある。いずれの形式でも，履歴情報として出力される内容は，図２に示した履歴情報と同一である。
【０１３３】
履歴情報付きＳＧＭＬ文書において，履歴情報とＳＧＭＬ文書本体との対応付けは，ＳＧＭＬのＩＤ参照機能を使って行われる。このために，通常はＳＧＭＬ文書本体の各文書要素にインスタンス識別子に相当する属性を埋め込む。なお，例えばＩＳＯ規格として知られているＨｙＴｉｍｅ（ＩＳＯ１０７４４）のロケーションラダーの機能を利用して，元のＳＧＭＬ文書のＤＴＤに手を加えることなく実現することも可能である。このような出力が可能なのは，本発明におけるインスタンス識別子などの構成がＳＧＭＬのＩＤ参照やＨｙＴｉｍｅのリンク機能との親和性が高いからである。
【０１３４】
要素識別子は，ＳＧＭＬ文書本体の要素の識別子の属性として，文書識別子は，ＳＧＭＬ文書本体を履歴文書と別の文書とした場合のＳＧＭＬ文書エンティティの識別子として，改訂番号は履歴情報部分の要素の識別子属性として利用される。
【０１３５】
（５）履歴付きＳＧＭＬ文書の出力
図１８および図１９は，ＳＧＭＬ文書本体に要素識別子などの情報を埋め込む場合の履歴付きＳＧＭＬ文書のＤＴＤの例を示す図である。ここで，他の文書の要素を取り込んでいる部分などについては，履歴付きＳＧＭＬ文書における要素識別子・改訂番号として本装置で管理しているものに文書識別子を加えたものが用いられる。
【０１３６】
ＳＧＭＬ文書本体に要素識別子などを埋め込めない場合には，ＳＧＭＬ文書本体を外部エンティティとして定義し，ＥＳＤｄｏｃの部分にＨｙＴｉｍｅのｐａｔｈｌｏｃを使ったロケーションラダーによってＳＧＭＬ文書本体の要素に要素識別子などの属性を対応付けるなどの手段によって，同様の情報をＳＧＭＬ文書として表現できる。
【０１３７】
図２０ないし図２７は，ＳＧＭＬ文書編集装置１０の文書編集処理のフローチャートである。特に図２０および図２１は，全体の処理の流れを示している。
図２０のステップＳ９１では，サーバから，あるいはローカルファイルから編集対象の文書部分木を獲得する。ここで，依存関係にある文書編集装置も同時に起動される。
【０１３８】
ステップＳ９２では，ユーザの要求または別の文書編集装置からのメッセージ（同期要求）を待つ。
ステップＳ９３では，同期要求かどうかを判定し，同期要求であればステップＳ１０７の処理へ進み，同期要求でなければステップＳ９４の処理へ進む。
【０１３９】
ステップＳ９４では，ユーザの要求を判定し，ユーザの要求が構造編集要求であればステップＳ９５の処理へ進み，ユーザの要求が内容編集要求であればステップＳ９６の処理へ進み，ユーザの要求が終了またはチェックイン要求であればステップＳ９８の処理へ進む。
【０１４０】
ステップＳ９５では，後述する構造編集処理を行う。
ステップＳ９６では，編集可能要素かどうかを判定し，編集可能要素であればステップＳ９７の処理へ進み，編集可能要素でなければステップＳ９２の処理へ戻る。
【０１４１】
ステップＳ９７では，内容編集を行う。
ステップＳ９８では，別の文書編集装置と依存関係があるかどうかを判定し，依存関係がある場合にはステップＳ９９の処理へ進み，依存関係がない場合にはステップＳ１０４の処理へ進む。
【０１４２】
ステップＳ９９では，直接の依存関係にある文書編集装置に通知して依存関係にある全ての文書編集装置の識別子リストを獲得する。なお，重複するものは取り除く。
【０１４３】
ステップＳ１００では，依存関係にあるものを表示して全てに対して処理を行うことを確認する。
ステップＳ１０１では，処理するかどうかを判定する。処理する場合にはステップＳ１０２の処理へ進み，処理しない場合にはステップＳ１０３の処理へ進む。
【０１４４】
ステップＳ１０２では，依存関係にある装置に処理実行を要求し，ステップＳ１０４の処理へ進む。
ステップＳ１０３では，予約解除を行い，ステップＳ９２の処理へ戻る。
【０１４５】
ステップＳ１０４では，要求が何であるかを判定し，要求がチェックイン要求の場合にはステップＳ１０５の処理へ進み，要求が終了要求の場合には，ステップＳ１０６の処理へ進む。
【０１４６】
ステップＳ１０５では，後述するチェックイン処理を行い，ステップＳ９２の処理へ戻る。
ステップＳ１０６では，後述する終了処理を行う。
【０１４７】
ステップＳ１０７では，同期要求が何であるかを判定し，同期要求が終了またはチェックイン要求の場合にはステップＳ１０８の処理へ進み，同期要求が依存関係獲得要求（兼同期処理予約）の場合にはステップＳ１０９（図２１）の処理へ進む。
【０１４８】
ステップＳ１０８では，予約解除またはエラー処理を行い，ステップＳ１０４の処理へ進む。
図２１のステップＳ１０９では，処理予約がされているかどうかを判定し，処理予約がされている場合にはステップＳ１１３の処理へ進み，処理予約がされていない場合にはステップＳ１１０の処理へ進む。
【０１４９】
ステップＳ１１０では，同期処理予約として，要求元の識別子を記憶し，他からの処理の受け付けを停止する。
ステップＳ１１１では，依存関係にある他の文書編集装置に要求元の識別子と同期要求とを転送し依存関係にある文書編集装置の識別子リストを得る。
【０１５０】
ステップＳ１１２では，文書編集装置の識別子リストに自身の識別子を加え，要求送信元に返す。
ステップＳ１１３では，要求送信元に空の文書編集装置識別子リストを返す。なお，要求送信元では，識別子が予約と異なる場合にはエラー処理を行うことになる。
【０１５１】
ステップＳ１１４では，別の文書編集装置（同期予約主）からのメッセージ（同期要求）を待つ。その後，ステップＳ１０７の処理へ戻る。
図２２は，図２０におけるステップＳ９５の構造編集処理のフローチャートである。
【０１５２】
ステップＳ１２１では，ユーザの要求が何であるかを判定し，新規作成要求の場合にはステップＳ１２２の処理へ進み，張り付け（ペースト）要求の場合にはステップＳ１２７の処理へ進み，複写（コピー）／切り取り（カット）要求の場合にはステップＳ１３１の処理へ進み，削除要求の場合にはステップＳ１３５の処理へ進む。
【０１５３】
ステップＳ１２２では，新規要素を作成する位置は編集可能領域かどうかを判定し，編集可能領域であればステップＳ１２３の処理へ進み，編集可能領域でなければ処理を終了する。
【０１５４】
ステップＳ１２３では，ユーザに要素種別の指定を促す。
ステップＳ１２４では，仮の要素識別子を生成し，新規要素を作成する。
ステップＳ１２５では，親要素の文書識別子と要素識別子を新規要素の属性（ｄｏｃ，ｐｉｄ）に設定する。
【０１５５】
ステップＳ１２６では，新規作成した要素を処理中の文書木に追加し，処理を終了する。
ステップＳ１２７では，張り付ける位置は編集可能領域かどうかを判定し，編集可能領域であればステップＳ１２８の処理へ進み，編集可能領域でなければ処理を終了する。
【０１５６】
ステップＳ１２８では，張り付ける要素が登録されたレジスタがあるかどうかを判定し，登録されたレジスタがある場合にはステップＳ１２９の処理へ進み，登録れたレジスタがない場合には処理を終了する。
【０１５７】
ステップＳ１２９では，張り付け元のレジスタの選択を促す。
ステップＳ１３０では，後述する張り付け処理を行い，処理を終了する。
ステップＳ１３１では，切り取り要求か複写要求かを判定し，切り取り要求であればステップＳ１３２の処理へ進み，複写要求であればステップＳ１３４の処理へ進む。
【０１５８】
ステップＳ１３２では，切り取る位置は編集可能領域かどうかを判定し，編集可能領域であればステップＳ１３３の処理へ進み，編集可能領域でなければ処理を終了する。
【０１５９】
ステップＳ１３３では，後述する要素削除処理を行う。すなわち，指定された要素を削除リストにつなぎ，指定された要素の親要素の要素削除情報を更新する。
【０１６０】
ステップＳ１３４では，指定要素と親要素の識別子，複写／切り取りの種別をレジスタに登録する。その後，処理を終了する。
ステップＳ１３５では，削除する位置は編集可能領域かどうかを判定し，編集可能領域であればステップＳ１３６の処理へ進み，編集可能領域でなければ処理を終了する。
【０１６１】
ステップＳ１３６では，後述する要素削除処理を行う。
図２３および図２４は，図２２におけるステップＳ１３０の張り付け処理のフローチャートである。
【０１６２】
図２３のステップＳ１４１では，レジスタの要素種別を判定し，要素種別が複写の場合にはステップＳ１４２の処理へ進み，要素種別が切り取りの場合にはステップＳ１５４の処理へ進む。
【０１６３】
ステップＳ１４２では，複写する要素の変更モードの選択をユーザに促す。
ステップＳ１４３では，変更モードを判定し，変更モードが共有モードまたはリンクモードの場合にはステップＳ１４４の処理へ進み，変更モードが独立モードの場合にはステップＳ１５２の処理へ進む。
【０１６４】
ステップＳ１４４では，仮の要素識別子を生成する。
ステップＳ１４５では，レジスタの要素のコピーを作り，生成した要素識別子を設定する。
【０１６５】
ステップＳ１４６では，コピー要素のコピー元属性（ｃｏｐｙｏｆ）と変更モード属性（ｃｏｐｙｓｔａｔ）に，レジスタ要素のインスタンス識別子と変更モードとをそれぞれ設定する。
【０１６６】
ステップＳ１４７では，コピーした要素のコピー要素リスト属性（ｃｏｐｉｅｄ．ｔｏ）と，リンク要素リスト属性（ｌｉｎｋｅｄ．ｗｉｔｈ），派生要素リスト属性（ｄｅｒｉｖａｔｉｏｎｓ）をクリアする。
【０１６７】
ステップＳ１４８では，レジスタ要素以下の文書部分木に含まれるレジスタ要素以外の要素に対して仮の要素識別子を生成し，元の要素識別子との対応を要素対応表属性（ｌｉｎｋｔｂｌ）に格納する。
【０１６８】
ステップＳ１４９では，変更モードを判定し，変更モードがリンクモードの場合にはステップＳ１５０の処理へ進み，変更モードが共有モードの場合にはステップＳ１５１の処理へ進む。
【０１６９】
ステップＳ１５０では，レジスタ要素のリンク要素リスト属性（ｌｉｎｋｅｄ．ｗｉｔｈ）の末尾にコピーした要素の（仮）インスタンス識別子を追加し，ステップＳ１５３の処理へ進む。
【０１７０】
ステップＳ１５１では，レジスタ要素のコピー要素リスト属性（ｃｏｐｉｅｄ．ｔｏ）の末尾にコピーした要素の（仮）インスタンス識別子を追加し，ステップＳ１５３の処理へ進む。
【０１７１】
ステップＳ１５２では，レジスタの要素以下の文書部分木を深さ優先に訪れ，行きがけ順にコピーする。すなわち，全ての要素識別子は，仮の識別子を生成して置き換え，コピー元属性には元要素のインスタンス識別子を設定し，変更モード属性は独立モードとする。それぞれのコピー元の要素の派生要素リスト属性（ｄｅｒｉｖａｔｉｏｎｓ）に生成したコピー要素のインスタンス識別子を加える。ただし，部分木内で閉じている共有・リンク関係については，部分木内のリンクに付け替える。
【０１７２】
ステップＳ１５３では，張り付ける要素を処理中の部分木に追加し，処理を終了する。
ステップＳ１５４では，レジスタの要素は処理中の文書とは別の文書であるかどうかを判定する。レジスタの要素が別の文書である場合にはステップＳ１４２の処理へ進み，レジスタの要素が別の文書でない場合にはステップＳ１５５（図２４）の処理へ進む。
【０１７３】
図２４のステップＳ１５５では，レジスタの要素以下の部分木を削除リストから取り除き，張り付ける要素とする。
ステップＳ１５６では，張り付ける要素は新規要素であるかどうかを判定する。張り付ける要素が新規要素である場合にはステップＳ１６３の処理へ進み，張り付ける要素が新規要素でない場合にはステップＳ１５７の処理へ進む。
【０１７４】
ステップＳ１５７では，レジスタ要素の元の親要素の削除要素属性（ｄｅｌｅｔｉｏｎｓ）からレジスタ要素の識別子（文書識別子と要素識別子）を取り除く。
【０１７５】
ステップＳ１５８では，取り除けたかどうかを判定し，レジスタ要素の識別子が取り除けた場合にはステップＳ１５９の処理を行い，レジスタ要素の識別子が取り除けない場合にはステップＳ１６０の処理へ進む。
【０１７６】
ステップＳ１５９では，レジスタ要素の元の親要素の移出要素属性（ｅｘｐｏｒｔｓ）の末尾にレジスタ要素の識別子（文書識別子と要素識別子）を追加する。
【０１７７】
ステップＳ１６０では，張り付け先の親要素の削除要素属性（ｄｅｌｅｔｉｏｎｓ）からレジスタ要素の識別子（文書識別子と要素識別子）を取り除く。
ステップＳ１６１では，取り除けたかどう判定し，レジスタ要素の識別子が取り除けた場合にはステップＳ１６３の処理へ進み，レジスタ要素の識別子が取り除けない場合にはステップＳ１６２の処理へ進む。
【０１７８】
ステップＳ１６２では，張り付け先の親要素の移入要素属性（ｉｍｐｏｒｔｓ）の末尾にレジスタ要素の識別子（文書識別子と要素識別子）を追加する。
ステップＳ１６３では，レジスタの要素種別を複写要素に変更する。その後，ステップＳ１５３の処理へ進む。
【０１７９】
図２５は，図２２におけるステップＳ１３３とステップＳ１３６の要素削除処理のフローチャートである。
ステップＳ１７１では，削除する要素は新規要素かどうかを判定する。削除する要素が新規要素である場合にはステップＳ１７５の処理へ進み，削除する要素が新規要素でない場合にはステップＳ１７２の処理へ進む。
【０１８０】
ステップＳ１７２では，削除要素の元の親要素の移入要素属性（ｉｍｐｏｒｔｓ）から削除要素の識別子（文書識別子と要素識別子）を取り除く。
ステップＳ１７３では，削除要素の識別子が取り除けたかどうかを判定し，取り除けた場合にはステップＳ１７４の処理へ進み，取り除けなかった場合にはステップＳ１７５の処理へ進む。
【０１８１】
ステップＳ１７４では，削除要素の元の親要素の削除要素属性（ｄｅｌｅｔｉｏｎｓ）の末尾に削除要素の識別子（文書識別子と要素識別子）を追加する。
ステップＳ１７５では，削除要素以下の文書の部分木を削除リストにつなぎ，処理を終了する。
【０１８２】
図２６は，図２０におけるステップＳ１０５のチェックイン処理のフローチャートである。
ステップＳ１８１では，ＳＧＭＬパーサで編集結果が部分編集用ＤＴＤに適合しているかどうかを検証する。
【０１８３】
ステップＳ１８２では，同期要求による処理かどうかを判定する。同期要求による処理の場合にはステップＳ１８３の処理へ進み，同期要求によらない処理の場合にはステップＳ１８７の処理へ進む。
【０１８４】
ステップＳ１８３では，処理中の文書はＤＴＤに適合しているかどうかを判定し，適合していない場合にはステップＳ１８４の処理へ進み，適合している場合にはステップＳ１８５の処理へ進む。
【０１８５】
ステップＳ１８４では，文書が不完全であることを要求元に通知し，処理を終了する。
ステップＳ１８５では，要求元の識別子と編集結果をサーバに送信し，（同期）チェックインする。
【０１８６】
ステップＳ１８６では，チェックイン結果を要求元に通知し，処理を終了する。
ステップＳ１８７では，処理中の文書または同期チェックインする文書はＤＴＤに適合しているかどうかを判定する。ＤＴＤに適合している場合にはステップＳ１８８の処理へ進み，ＤＴＤに適合していない場合にはステップＳ１９２の処理へ進む。
【０１８７】
ステップＳ１８８では，削除リストの先頭の文書要素を削除要素として取り出す。
ステップＳ１８９では，処理中の文書の識別子と編集結果をサーバに送信し，チェックインする。
【０１８８】
ステップＳ１９０では，チェックインが成功したかどうかを判定し，チェックインが成功である場合にはステップＳ１９４の処理へ進み，チェックインが不成功の場合にはステップＳ１９１の処理へ進む。
【０１８９】
ステップＳ１９１では，チェックイン失敗とその理由をユーザに示し，ステップＳ１９４の処理へ進む。
ステップＳ１９２では，処理中の文書識別子と同期チェックインの解除を通知する。
【０１９０】
ステップＳ１９３では，不完全な文書の部分をユーザに示す。
ステップＳ１９４では，依存関係にある文書装置に同期予約解除を通知し，処理を終了する。
【０１９１】
図２７は，図２０におけるステップＳ１０６の終了処理のフローチャートである。
ステップＳ２０１では，処理中の文書のＤＴＤと文書本体を（文書）ファイルに出力する。
【０１９２】
ステップＳ２０２では，文書ファイル名，レジスタの削除リストの内容を（管理）ファイルに出力する。
ステップＳ２０３では，同期要求による処理かどうかを判定する。同期要求による処理の場合にはステップＳ２０４の処理へ進み，同期要求によらない処理の場合にはステップＳ２０５の処理へ進む。
【０１９３】
ステップＳ２０４では，文書ファイル名を要求元へ通知し処理を終了する。
ステップＳ２０５では，依存関係にある文書ファイルのリストを（管理）ファイルに出力し，処理を終了する。
【０１９４】
以上の実施の形態による作用を，以下に説明する。
１）効率よく文書の取リ出しと格納ができる。
ＳＧＭＬ文書を要素単位でデータベース（ＤＢ）に格納している場合，要素毎に取り出しのコストがかかるので，編集の際に取り出す要素数はなるべく少ないほうが望ましい。可変個要素に関する挿入・分割を判定するためには，内容モデルと実際のエレメントをルート文書要素からデプスファーストに対応付ける必要がある。
【０１９５】
正しいＤＴＤには，モデル要素と実際の文書要素の対応に暖昧性がないので，すでに適合を確かめられたＳＧＭＬ文書なら，下位要素および後続要素に関するＤＴＤとの適合検査は省略できる。この場合でも，少なくとも編集しようとしている文書要素から文書のルートにいたるパスに含まれる文書要素およびそれより前に出現している文書要素についての照合を行う必要がある。
【０１９６】
本発明によれば，内容モデルに下位要素のインスタンス識別子および可変要素のある時点における削除・挿入の可否の指標を加えた拡張内容モデルを作成し，各々の要素と対応付けて格納してあるので，直接の上位要素編集対象となる要素群（ただし，下位要素が既に編集中の場合は例外であり，その要素以下のレベルの要素も取り出されるが，編集対象とはならない）を取り出すだけでよく（正確には，これ以外に後述のアクセス制御と履歴管理のために直接の上位の要索に対応する情報も取り出す必要がある），アクセス効率が向上する。
【０１９７】
また，本発明ではＳＧＭＬ文書自体の情報の他に管理用として拡張内容モデルなどを格納するが，スペース効率の悪化は小さく抑えられている。文書要素単位に格納する場合に上位・下位の要素へのリンク情報は必須であり，実際の文書には出現していない可変個要素や例外要素部分を加えても，タグ情報が３倍に増える程度である。また，格納された文書要素のリンク付けに用いられるインスタンス識別子は，ＳＧＭＬの文書内の参照のための属性値としても利用可能であり，このように利用するならスペース効率は向上できる。
【０１９８】
２）部分編集の自由度が向上する。
本発明のチェックアウト時の削除・追加予約の手段により，ＳＧＭＬ文書を部分的に編集する際に，編集対象の最上位レベルでタグの変更や要素の分割・追加・削除など従来は不可能だった編集が可能になる。
【０１９９】
３）編集の独立性が高まる。
本発明では，部分編集用ＤＴＤによりＳＧＭＬ文書編集装置１０だけで編集中の部分の整合チェックが可能である。このため，部分編集中にＳＧＭＬ文書を管理するサーバに全くアクセスする必要がなくなり，部分編集を例えばオフライン形態のパーソナル・コンピュータなどでも行えるようになるなど，編集の独立性が高まる。
【０２００】
４）文書構造変化の履歴が保持できる。
拡張内容モデルと親要素の遷移を保持することで，文書要素レベルでの追加・削除・移動の履歴を追跡することが可能となる。
【０２０１】
５）ＳＧＭＬ文書の更新履歴付きで流通が可能となる。
ＳＧＭＬに準拠した形式で履歴情報についても出力する機構によって，履歴付きでＳＧＭＬ文書を異なる装置間で交換することが可能になる。
【０２０２】
６）ＤＴＤ変更時などの安全性が向上する。
拡張内容モデルにより，ＤＴＤを復元することができるので，ＤＴＤの改訂や不慮の事故によりＤＴＤが使用不能になっても，格納されたＳＧＭＬ文書を利用可能である。
【０２０３】
【発明の効果】
以上説明したように，本発明は以下の効果を奏する。
１）編集作業の独立性が高まり，作業効率が向上する。
【０２０４】
本発明では，上位文書要素および前後の文書要素を編集可能にしたままで，ＤＴＤに違反しない範囲において，編集中の最上位の文書要素の削除とタグの変更およびその前後に新たな文書要素を追加することが可能であるので，担当する章を分割する場合などにＳＧＭＬ文書全体を管理している装置にアクセスし直す必要が減少する。
【０２０５】
また，部分編集文書は，生成された部分編集用ＤＴＤで独立に整合検査が可能であるため，一旦編集対象部分を取り出した後はチェックインまで，ＳＧＭＬ文書全体を管理している装置にアクセスすることなく編集を進めることが可能である。
【０２０６】
このような部分編集の独立性が確保されるので，ＳＧＭＬ文書本体を管理するサーバのアクセスに伴う編集作業の停滞が少なくなり，また，オフラインの形態のコンピュータで編集も可能になるなど作業環境の選択範囲も広がり，共同編集における作業効率を向上させることができる。
【０２０７】
２）文書の再利用が容易になり文書作成・改訂の効率が向上する。
本発明では，文書の内容・構造の変化の履歴をとりつつ，また，他の文書や版の部分を別の文書に取り込んで作成管理することができる。これにより，異なる版が同時に流通している製品や，一部の機能のみ違う製品群のマニュアルの作成管理などにおいて，文書作成・改訂の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明のブロック構成図である。
【図２】 データの基本構造および履歴情報との対応関係を示す図である。
【図３】 ＳＧＭＬ文書の原文書の例を示す図である。
【図４】 ＳＧＭＬ文書の格納例を示す図である。
【図５】 拡張内容モデルの構成例を示す図である。
【図６】 部分編集用ＤＴＤの生成の例を示す図である。
【図７】 追加可能な要素の判定の例を説明する図である。
【図８】 追加予約の例を説明する図である。
【図９】 削除予約の例を説明する図である。
【図１０】 最上位要素のタグ変更の例を説明する図である。
【図１１】 クライアントが文書の編集部分を獲得するための処理のフローチャート（１）である。
【図１２】クライアントが文書の編集部分を獲得するための処理のフローチャート（２）である。
【図１３】部分編集用ＤＴＤと編集データを提供する処理のフローチャート（１）である。
【図１４】部分編集用ＤＴＤと編集データを提供する処理のフローチャート（２）である。
【図１５】拡張内容モデルを利用した部分編集用内容モデルおよび追加・削除候補要素リストの作成処理のフローチャート（１）である。
【図１６】拡張内容モデルを利用した部分編集用内容モデルおよび追加・削除候補要素リストの作成処理のフローチャート（２）である。
【図１７】改訂履歴の作成の例を説明する図である。
【図１８】履歴付きＳＧＭＬ文書のＤＴＤの例（１）を示す図である。
【図１９】履歴付きＳＧＭＬ文書のＤＴＤの例（２）を示す図である。
【図２０】 文書編集処理のフローチャート（１）である。
【図２１】 文書編集処理のフローチャート（２）である。
【図２２】構造編集処理のフローチャートである。
【図２３】張り付け処理のフローチャート（１）である。
【図２４】張り付け処理のフローチャート（２）である。
【図２５】要素削除処理のフローチャートである。
【図２６】チェックイン処理のフローチャートである。
【図２７】終了処理のフローチャートである。
【符号の説明】
１ ＳＧＭＬ文書管理装置
１０ ＳＧＭＬ文書編集装置
１１ 部分編集用ＤＴＤ整合性検査手段
１２ 履歴作成手段
２０ ＳＧＭＬ文書交換装置
３０ ＳＧＭＬ文書アクセス装置
３１ 文書形式変換手段
３２ 部分編集用ＤＴＤ作成手段
３３ 文書形式整合性検査手段
３４ 履歴管理手段
４０ データベース
５０，５０’ ＳＧＭＬパーサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present inventionMaUsed for joint writing, editing, revision management, etc. of large-scale SGML (Standard Generalized Markup Language) documentsSentenceThe present invention relates to a document management device.
[0002]
In recent years, digitization of documents has progressed, and it has become possible to greatly reduce the cost of document creation by accumulating and reusing a large amount of documents. On the other hand, the volume of documents to be distributed, created and managed is explosive due to the volume and diversification of manuals accompanying the advancement of technology and the emergence of new document distribution media such as the Internet. Has increased. Inevitably, there is an increasing demand to reuse electronic documents created once and send them as new documents. SGML is a document format that has appeared in response to such requests and has begun to be widely used.
[0003]
The SGML format has low device dependency, can be easily exchanged as electronic data, and can be easily changed in document format or partially reused. Documents with the same content can be used in various formats. It has the feature that it can.
[0004]
For this reason, it is currently the most advanced in the production and management of technical documents such as manuals, computer-aided printing, and electronic publishing. Widely used in the field of long documents. For example, an HTML document used on the Internet, which has been expanding at an explosive rate in recent years, is also a kind of SGML format, and attempts to store and manage books and catalogs in an electronic library are also made using the SGML format.
[0005]
As described above, since SGML format documents are widely used on a large scale, the need for an apparatus for managing SGML documents is increasing. Since SGML documents have the property that their characteristics are utilized by having a large scale and a long lifetime, the device that manages them must be a device that supports the life cycle of creation, storage, and reuse of SGML documents. I must. In addition, since the structure of the SGML document must conform to the definition in the document type definition (DTD), the SGML document management apparatus also needs a management mechanism for consistency of the document structure.
[0006]
The present invention is characterized by a mechanism for managing the consistency of the document structure and managing the revision history of the document structure in such an SGML document management apparatus.
[0007]
[Prior art]
(1) Technology for maintaining consistency of the entire document in collaborative editing of documents
In order to create a large number of documents, it is necessary to have an environment in which existing documents can be reused and a large number of people can jointly write and edit. An SGML document management device requires a mechanism that enables editing of partial portions of a document while maintaining consistency as a whole document.
[0008]
Even if individual tasks are performed correctly, there may be cases where alignment is not possible due to the influence of other tasks that have progressed in parallel. If this happens, it cannot be reflected in the original document unless the work result is discarded and updated again, or the unmatched part is corrected (if the work result is reflected inconsistently, it can be used in other SGML applications) Work efficiency is hindered.
[0009]
In order to avoid such a situation, in the conventional structured document management apparatus, in the case of collaborative editing of a document, only a part of the document can be read (read-only) so as not to be updated by another worker. For example, a check-out / check-in mechanism has been prepared in which a check-out is performed by, for example, checking out and releasing read-only after the work is completed. In this case, in general, only the contents contained in the checked-out part can be updated by the worker.
[0010]
In the conventional SGML document management apparatus, the basic mechanism is the same, and the checkout / checkin mechanism is used in units of document elements so that only the substructure portion of the checked out document element can be updated. The consistency of the document is maintained by checking the compatibility of the entire document with the DTD (this is called SGML parsing).
[0011]
(2) Technology for efficiently parsing SGML documents
In order to check whether a partially updated SGML document conforms to DTD (SGML parsing), basically, what kind of document elements are arranged in the entire document including document elements other than the updated part. I have to find out. That is, it is necessary to sequentially associate each document element with the DTD from the root document element. At this time, in a document management apparatus that stores SGML documents in units of document elements and performs partial editing using the check-out / check-in mechanism described above, a tag (GI: Generic Identifier) of a document element other than the editing element Information needs to be retrieved from the database storing the document. Note that the generic identifier (GI) is a name indicating the type of document element, and the DTD defines the arrangement method by a content model for each hierarchy.
[0012]
If this is done simply, at least the document elements included in the path from the document element to be edited to the root of the document and the tags of the document elements that appear before them (the document element that precedes the document) are extracted. This increases the cost of access to the database storing the documents. Therefore, in the prior art, the cost of SGML parsing is reduced by storing the document structure separately from the document content or by storing each document element in association with the tag string of the preceding document element. Some are.
[0013]
(3) SGML document revision history management technology
Regarding the management of revision history of SGML documents, the technology for managing structured documents such as SGML is immature, and the technology for holding the change of structure as revision history has not been established. In general, even in the method of managing revision history in detail at the document element level, the history of the structure such as changes in the arrangement of document elements is maintained only by individually maintaining the document elements before revision and differences due to revision. Not. Also, as a structure change history that cannot be maintained as individual document element history, there is a “structured database system” as disclosed in, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 6-250895, but it depends on the device. There is only an internal representation format, and SGML documents with history information cannot be freely distributed.
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
The problems to be solved by the present invention are the following two points.
1) Problem that restrictions on document update are unnecessarily large
In collaborative editing, it is necessary to maintain the consistency of the entire document while increasing the independence of individual tasks. However, in the conventional technology, priority is given to maintaining the consistency of the entire document, and the independence of individual tasks is Is low.
[0015]
In the conventional technique, only the contents of the checked out document element, that is, the information contents described as the substructure of the document element can be edited. For this reason, it is prohibited to change the tag indicating the type of the document element that has been checked out or to divide or delete the tag itself. Essentially simultaneous editing is impossible on DTD, and depending on DTD, tag change and element division / deletion may be done independently of other editing. These restrictions are more than necessary.
[0016]
For this reason, for example, when it becomes necessary to divide the chapter at the chapter level and to divide the chapter during writing, it is necessary to stop editing once and start editing again from the document element level one level higher. Such interruptions in the middle of work not only impede the flow of thoughts of the author, but if the higher document element level is not up-to-date at that time or is running in a distributed environment, There may be a situation in which the work cannot be performed because the document itself is physically inaccessible at the time, which hinders the progress of the work.
[0017]
The reason for not being able to cope with editing such as chapter division is that there is no mechanism for properly restricting partial editing according to the dependency between the elements to be checked out and surrounding elements.
[0018]
In other words, in order to enable editing such as chapter division, it is necessary to grasp the dependency relationship regarding the element to be checked out in the document structure before editing, and to restrict the editing along this dependency relationship.
[0019]
An SGML document has a tree structure, and document elements having different depths do not depend on each other unless they have a parent-child relationship. However, sister document element instances having the same document element instance as a parent may depend on each other depending on the document type definition. For this reason, in order to guarantee the consistency of editing, it is necessary to grasp the dependency of the sister relationship in advance. For example, when editing a document element that is defined so that it can appear as many times as possible in DTD, it is possible to divide the element into elements of the same type or delete them, but only one appears. You can't do this for elements that are defined as having to.
[0020]
In addition, whether or not a document element that must appear one or more consecutively can be deleted depends on how many elements with that tag exist in the actual document, and may be deleted by another task. It cannot be determined without knowing how many (elements are being edited elsewhere). For example,

In the example of the document structure, only one of the document elements with id = sl and id = s2 can be deleted.
[0021]
Since such restrictions depend not only on DTD but also on the result of another editing executed in parallel, the document type definition of the entire SGML document is used as editing restrictions as it is in the prior art. , It cannot be handled simply by checking (SGML parsing) the format of the document incorporating the update result. That is, in SGML parsing, it is necessary to prepare another editing restriction mechanism or prepare another DTD for partial editing.
[0022]
The present invention solves this problem by automatically generating a document type definition of a partial structure for a part of a document in which the actual document structure before editing and the restrictions according to the editing status are added to the document type definition of the entire document. It is intended.
[0023]
2) The problem that the history of structural changes in the document is insufficient
Another problem is that the history of changes in the structure of the SGML document is not sufficiently maintained. Since conventional general history management is individually held as transitions of individual document elements, the history of structural changes such as movement and exchange that cannot be described in a single document element cannot be stored accurately.
[0024]
For example, the division of a document element can be interpreted as a partial deletion within a document element and the addition of a new document element, and the exchange of a document element can be interpreted as an operation of two sets of deletion and addition, or The current situation is that processing is performed by estimating from changes after the update. For this reason, the result document is equivalent to a correctly processed document, but the reliability of the update history such as division / exchange is low.
[0025]
There is also a device that manages the history of such structural changes (for example, Japanese Patent Laid-Open No. 6-250895), but since managed information depends on the device, SGML documents can be freely distributed with history information. It is not possible.
[0026]
The present invention solves the above two problems, realizes the efficiency of joint writing / editing and the function of revision history, and at the same time stores the management information by sharing the document management information added for the realization. The purpose is to improve the management efficiency by increasing the efficiency and reducing the types of information to be managed.
[0027]
[Means for Solving the Problems]
  In order to solve the above problems, the present inventionSGML (Standard Generalized Markup Language)A document management device that stores documents, supports collaborative writing, editing, and usage, and manages revision history, for example, has the following features:.
[0028]
(1) SGML documents are stored in units of document elements, and each document element is given an instance identifier of a child document element that conforms to the content model (content model) of the document element declaration in the document type definition. Mechanism for managing extended content models in association with each other
(2) Mechanism for enabling SGML parsing only for the corresponding part by temporarily generating a document type definition for partial editing corresponding to the part being edited in the SGML document
(3) The upper document element and the preceding and following document elements remain editable, and the uppermost document element being edited is deleted, the tag (generic identifier) is changed, and the document type definition for partial editing is not violated. A mechanism that allows new document elements to be added before and after
(4) A mechanism for maintaining a history of copying / moving (exchange) / adding / deleting document elements
(5) Mechanism to output the retained history information in a device-independent format
FIG. 1 is a block diagram of the present invention for realizing the above mechanism.
[0029]
In FIG. 1, the SGML document management apparatus 1 comprises an SGML document editing apparatus 10, an SGML document exchange apparatus 20, an SGML document access apparatus 30, an SGML document database 40, and SGML parsers 50 and 50 '.
[0030]
When the present invention is realized on a server / client system, the SGML document editing device 10 and the SGML document exchange device 20 are provided on the client side, and the SGML document access device 30, the database 40, and the SGML parser 50 are provided on the server side. Prepared for. Further, an SGML parser 50 'may be provided on the client side.
[0031]
The SGML document editing apparatus 10 is a means for acquiring and editing the SGML document editing target part through the SGML document access apparatus 30. The SGML document editing device 10 includes a partial editing DTD consistency checking unit 11 that checks the consistency of the editing result by calling the SGML parser 50 ′ based on the partial editing DTD generated by the SGML document access device 30. , Storing the contents of the document element and the change of the extended content model, and having a history creating means 12 for generating a change history of the contents / structure of the part to be edited.
[0032]
The SGML document exchange device 20 is means for inputting / outputting an external SGML document or a history-added SGML document. This has a function of performing a mutual conversion between a standard SGML document format with an extension model used in the apparatus and an SGML document format without history information or a history-added SGML document format.
[0033]
The SGML document access device 30 performs input / output of a part or the whole of the SGML document stored in the database 40, creation of a DTD for partial editing, version management of the SGML document, and saving / restoring of the document in accordance with a client request. Is what you do.
[0034]
The SGML document access device 30 includes a document format conversion unit 31 that performs mutual conversion between a standard SGML document format with an extended model and an internal format of the database 40, a partial editing DTD creation unit 32 that generates a partial editing DTD, and SGML. By invoking the parser 50, there is a document format consistency checking means 33 for checking the consistency of the input SGML document, and a history management means 34 for organizing the document contents and history information of the extended contents model.
[0035]
The SGML parsers 50 and 50 'associate the DTD with the SGML document body as an auxiliary to other devices. The SGML parser 50 ′ of the client is functionally the same as the SGML parser 50 of the server. When the server / client is a different computer, especially when performing a consistency check during editing on an offline client, the client SGML parser 50 ′ Another device is used.
[0036]
A program for realizing the above processing means by a computer can be stored in an appropriate storage medium such as a portable medium memory, a semiconductor memory, or a hard disk that can be read by the computer.
[0037]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
FIG. 2 is a diagram showing a basic structure of data in the present invention. A solid line arrow in the figure indicates a correspondence relationship by identifier. The data structure of the present invention is roughly divided into information on the entire document and information on a document element basis.
[0038]
2A includes system information for operating and managing the document, profile information for describing the logical properties of the document, document history information, and the like.
[0039]
The information for each document element shown in FIG. 2B includes identifier information for representing the document structure by associating each piece of information stored for each document, and information for each document element as SGML (attribute, tag, Subordinate information), history information for each element, and system management information for performing access control for each element.
[0040]
The document is stored in the database 40 for each document element, and is managed with an instance identifier. An instance identifier is logically composed of a document identifier for identifying a document (of a certain version) and an element identifier for specifying a document element in the document.
[0041]
A document identifier is uniquely assigned to a certain (independent) version of a document.
The element identifier is uniquely assigned to an actual document element (instance) in a certain document, and can correspond to the ID reference function in the document in the SGML document.
[0042]
Each revised element is associated with an element (column) before revision by an instance identifier and a revision number. The revision number is an identification value that also expresses the order of revisions uniquely given to revision work as a version of a document, and is specifically assigned by the system at check-in.
[0043]
Stored elements are linked through instance identifiers to form an SGML document structure. The link indicating the SGML document structure is stored as an extended content model in association with the content model in the DTD, and is also used for structure revision history management and determination of independence of partial editing. The extended content model is obtained by adding a correspondence relationship (instance identifier) with an element of an actual SGML document and a deletability indicator (deletable number) of the element to the content model.
[0044]
First, an example of storing an SGML document by this apparatus will be described with reference to FIGS. 3 and 4 show only main parts such as a part related to the structure in the stored information shown in FIG. The original document of the SGML document shown in FIG. 3 is converted into an internal representation by the SGML document exchange device 20 and stored in the database 40 as data having the configuration shown in FIG. 4 through the SGML document access device 30.
[0045]
In the SGML document shown in FIG. 3, “<>” represents a tag. The original document of this SGML document consists of two chapters (SECT), with the first chapter having two sections (P) and the next chapter (SECT) having one section (P). Yes.
[0046]
FIG. 5 is a diagram showing the structure of the extended content model in Bacchus notation (BNF) according to the format expressed in this specification. However, in this BNF, in order to avoid complicated expressions, the presence or absence of a blank element between each structural unit is not shown.
[0047]
If the content model contains ANY or #PCDATA, and the substructure appears in the actual document, the substructure management, such as storage / management in the substructure unit, storage / management ignoring the substructure, etc. The level can be selected. In other words, emphasized phrases and the like can be stored and managed as a unit up to the level of a higher element such as a sentence or paragraph, without being a management unit.
[0048]
It is also possible to import elements in a revised state (subtree) in other documents. As a capture mode, there are a shared mode in which the original element is also changed, an independent mode in which the original element is not changed, and a link mode in which the change itself is not allowed.
[0049]
In the shared mode / link mode, it is associated with the entity of the element fetched from the import destination via a special document element for linking. In the document element for linking, the instance identifier and revision number of the top element of the subtree to be fetched, the correspondence table of revision numbers and element identifiers of lower elements are stored as shared information, and lower information is not described. The element identifier correspondence table is used to realize ID reference from another part in the imported document. In the independent mode, each element in the captured part is copied and associated with the original element in the history information.
[0050]
[1] DTD for partial editing
According to the present invention, it is possible to edit a document string or a continuous document string having a common parent element. At this time, in order to be able to independently check the consistency of the part being edited (SGML parsing), the SGML document access apparatus 30 converts the DTD for partial editing generated using the extended content model into SGML. The data is transferred to the document editing apparatus 10.
[0051]
The DTD for partial editing is the primary document type name DTD generated for partial editing, and the declaration of the generated document type name is added to the declaration in the DTD for all documents as a good word for the root document element. Is. The declaration of the root document element is based on the content model part extracted from the top-level document element of the editing target part, and the possibility of adding and deleting elements before and after corresponding to the additional reservation (described later) It reflects information on the possibility of deletion of elements corresponding to reservations (described later) in the form of appearance indicators.
[0052]
Note that there are “*,?, +”, Etc. as appearance indicators, “*” indicates that an arbitrary number of elements appear, and “?” Indicates that only one element may appear or may be omitted. “0” indicates that one or more elements appear, and “+” indicates that one or more elements appear.
[0053]
FIG. 5 is a diagram illustrating a configuration example of the extended content model.
The extended content model includes an extended model group or its additive elements and excluded elements, and the extended model group includes an extended model string or a deleteable model group. The deleteable model group includes a deleteable number, a tag or model string, an appearance indicator, and an extended model string. The extended model column includes extended model elements. An extended model element is an extended model group or an extended element. An extension element is a tag or a tag and an appearance indicator with an instance identifier.
[0054]
This extended content model is not indispensable for generating the DTD for partial editing, but is used for performing a process for obtaining a constraint on the highest element of the edited portion at high speed. In other words, by holding the extended content model, the part that associates the document element before editing with the processing for obtaining the restriction of the editing portion and the content model can be performed simply by referring to the extended content model.
[0055]
(1) Means for ensuring the independence of partial editing
In the present invention, exclusive control based on check-out / check-in of elements to be edited is performed in order to avoid conflicts in partial editing work that proceeds in parallel in the joint writing of SGML documents. This is achieved by preparing a checkout mechanism for the element to be edited and a deletion reservation / addition reservation mechanism for variable elements (elements to which appearance indicators are assigned in the content model) with a limited number of appearances. In some cases, the variable element and the attached element can be added / deleted independently of other document elements appearing at the same level of the SGML document (that is, arranged below a certain document element).
[0056]
In the present invention, the possibility of addition / deletion is analyzed in advance, and when addition / deletion is possible, a variable element or attached element is inserted before and after the edit element, and the edit element itself is a variable element or attached. Allows splitting and deleting operations when they are elements. Deletion reservation / additional reservation prevent contention of processing related to this.
[0057]
Further, when the topmost document element (column) of the editing target portion is an element of a model group connected by OR (|), it is possible to change the tags. In the present invention, the restriction of the model group corresponding to the DTD for partial editing described later is also reflected, so that the tag of the highest element of the editing target portion can be changed as much as possible.
[0058]
(2) DTD generation for partial editing
FIG. 6 is a diagram for explaining an example of generation of the DTD for partial editing.
The entire SGML document is a document of type DOC, which consists of several SECTs (chapters) and each SECT consists of several Ps (paragraphs). Here, the SGML document access device 30 takes out the editing target (second P in the first SECT) in accordance with an instruction from the user, and performs partial editing incorporating the original DTD and the editing restrictions by the document body. DTD is generated, and the document body and the DTD for partial editing are transferred to the SGML document editing apparatus 10.
[0059]
The DTD of the SGML document (whole) is
<! ELEMENT DOC (SECT +)>
<! ELEMENT SECT (P +)>
The partial editing DTD generated by the SGML document access device 30 is
<! ELEMENT EDITDOC (P *)>
It is. The partial editing DTD has a temporary document type name of EDITDOC, and expresses a restriction that an element to be edited may be deleted or another tag element of P (paragraph) may be added. “*” Is an appearance indicator indicating that the number of P is arbitrary. The number of Ps may be arbitrary because, in the original DTD, the part to be extracted as the editing target is “P +” (+ indicates that one or more elements appear), and there is already one P. This is because consistency is guaranteed.
[0060]
(3) Adding / deleting document elements / changing tags
Next, an example of addition / deletion / tag change of the document element at the highest level of the editing target part will be described with reference to FIGS. DTD in the figure shows only the part related to the structure.
[0061]
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of determining whether or not another element can be added before and after an element to be checked out as an editing target.
Elements that can be added at the top level of the part to be edited are variable elements or attached elements. Such elements can be added without violating the DTD when editing the element next to the position where it can appear.
[0062]
In FIG. 7, the DTD of the SGML document (entire) is
<! ELEMENT DOC (SECT +)>
<! ELEMENT SECT (TITLE?, P +)>
Suppose that FIG. 7A shows a case where the document does not yet have a TITLE (title) and an editing portion is a P that is not adjacent to a TITLE that can be added. FIG. 7B shows a TITLE that has no TITLE and can be added. When the adjacent P is used as the editing portion, FIG. 7C shows an example in which the document already has TITLE.
[0063]
Here, TITLE can be added in a situation where TITLE is not yet present in the document to be edited, and the P adjacent to the position where TITLE can be added (in this case, the first P) is to be edited. . This is the case of “No TITLE (No. 2)” in FIG. 7B. In “When there is no TITLE (No. 1)” in FIG. 7A, since the editing target P is not next to the position where TITLE can be added, TITLE cannot be added, and FIG. The “case” cannot be added because TITLE already exists.
[0064]
In FIG. 7A, since the editing portion P is not adjacent to TITLE, the generated partial editing DTD is:
<! ELEMENT EDITDOC (P *)>
It becomes. Therefore, TITLE cannot be added by partial editing, but P can be an arbitrary number.
[0065]
In FIG. 7B, since the editing part P is adjacent to TITLE, the generated partial editing DTD is:
<! ELEMENT EDITDOC (TITLE?, P *)>
Thus, TITLE can be added in partial editing, and P can be an arbitrary number.
[0066]
In FIG. 7C, since TITLE has already been generated, the generated partial editing DTD is:
<! ELEMENT EDITDOC (P *)>
Thus, TITLE cannot be added by partial editing.
[0067]
FIG. 8 is a diagram for explaining an example of an additional reservation for suppressing an element addition conflict caused by different editing operations.
The DTD of the SGML document (whole) is
<! ELEMENT DOC (SECT +)>
<! ELEMENT SECT (TITLE ?, AUTHOR ?, P +)>
Suppose that For elements with an upper limit on the number of appearances (in SGML documents, only one with the OPT appearance indicator '?' Appears or can be omitted), additional processing is possible only if that element does not exist before editing. is there. To edit such an element in a state where it can be added, check out the elements before and after and issue an additional reservation. Additional reserved elements cannot be added by other tasks.
[0068]
In the initial state shown in FIG. 8A, since there is no AUTHOR (author name) in the SECT (chapter) of the SGML document, AUTHOR is not changed in any of TITLE (title) and P (paragraph) following it. It can be added. Here, if AUTHOR is additionally reserved when editing (checking out) TITLE, AUTHOR is additionally reserved during TITLE editing shown in FIG. 8B, and only P can be edited in subsequent P editing. It becomes.
[0069]
That is, in the initial state shown in FIG. 8A, when the AUTHOR is additionally reserved when editing TITLE, the generated partial editing DTD is:
<! ELEMENT EDITDOC (TITLE, AUTHOR ?, P *)>
Thus, in partial editing, AUTHOR and P can be added in addition to TITLE editing.
[0070]
Further, in the editing of another P during the TITLE editing shown in FIG. 8B, since AUTHOR is additionally reserved, the generated partial editing DTD is:
<! ELEMENT EDITDOC (P +)>
Thus, in partial editing, the number of P can only be set to an arbitrary number of 1 or more.
[0071]
FIG. 9 is a diagram for explaining an example of deletion reservation for suppressing conflict of element deletion due to different editing operations.
The DTD of the SGML document (whole) is
<! ELEMENT DOC (SECT +>
<! ELEMENT SECT (P +)>
Suppose that For variable elements with a lower limit on the number of appearances (in SGML documents, one or more elements with a PLUS appearance indicator '+'), the deletion process is performed only when there are two or more elements before editing. Is possible. When editing such an element in a deleteable state, the element to be edited is checked out and a deletion reservation is issued. Deletion reservation is accepted only when the number of occurrences of the same kind of elements excluding elements already reserved for deletion is 2 or more.
[0072]
In the initial state shown in FIG. 9A, since the first SECT (chapter) has two P (paragraphs), any one can be deleted. When the second P is reserved for deletion and checked out, the generated partial editing DTD is
<! ELEMENT EDITDOC (P *)>
Thus, in partial editing, paragraphs can be extracted as deletable elements.
[0073]
In this way, when the second P in the first SECT is checked out in a state where it can be deleted, the second P is reserved for deletion during the editing shown in FIG. Deletion is impossible in the editing of the second P. Therefore, the DTD for partial editing generated by partial editing of the first P in the first SECT is
<! ELEMENT EDITDOC (P +)>
And P cannot be deleted.
[0074]
The above addition / deletion reservation is issued from the SGML document editing apparatus 10 to the SGML document access apparatus 30 at the normal checkout, but can be additionally issued during editing.
[0075]
FIG. 10 is a diagram illustrating an example of changing the tag of the element at the highest level to be edited.
The DTD of the SGML document (whole) is
<! ELEMENT DOC (SECT +)>
<! ELEMENT SECT (P ｜ LIST) +>
<! ELEMENT LIST (ITEM +)>
Since the topmost document element of the part to be edited corresponds to the content model group connected by OR (|), the tag can be changed and replaced with the content of the LIST structure.
[0076]
The DTD for partial editing generated in this case is
<! ELEMENT EDITDOC (P ｜ LIST) *>
<! ELEMENT LIST (ITEM +)>
Thus, P can be changed to LIST.
[0077]
FIG. 11 and FIG. 12 are flowcharts of processing for the client to acquire the edited portion of the document.
In step S1 of FIG. 11, the SGML document editing apparatus 10 of the client prompts the user to select an element to be edited.
[0078]
In step S2, a selection reservation for the selected editing object is issued.
In step S3, it is determined whether the selection reservation is successful. If the selection reservation is successful, the process proceeds to step S4. If the selection reservation is not successful, the process proceeds to step S13.
[0079]
In step S4, a list of addition / deletion reservation candidate elements is acquired. The addition / deletion reservation candidate element list is a list of elements that can be added / deleted in the edit target portion and its surroundings, and is created on the server side in accordance with the processing described later (FIGS. 15 and 16).
[0080]
In step S5, it is determined whether the reservation candidate element list is empty. If the list is not empty, the process proceeds to step S6. If the list is empty, the process proceeds to step S14 (FIG. 12).
[0081]
In step S6, the addition / deletion reservation element list is emptied.
In step S7, addition / deletion candidate elements are displayed to prompt the user to select.
In step S8, it is determined what the selected element is. If the selected element is an additional element, the process proceeds to step S9. If the selected element is a deleted element, the process proceeds to step S10. If the selected element has been selected, the process proceeds to step S14 (FIG. 12). Proceed to
[0082]
In step S9, the selected element is added to the additional reservation list, and the process proceeds to step S11.
In step S10, the selected element is added to the deletion reservation list.
[0083]
In step S11, the selected element is deleted from the addition / deletion candidate list.
In step S12, it is determined whether the reservation candidate element list is empty. If the reservation candidate element list is empty, the process proceeds to step S14 (FIG. 12). If the reservation candidate element list is not empty, the processes after step S7 are repeated.
[0084]
In step S13, the user is notified of the reason for non-selection based on the determination result (selection reservation unsuccessful) in step S3, and the process ends.
In step S14 of FIG. 12, it is determined whether or not the deletion element list is empty. If the deleted element list is not empty, the process proceeds to step S15. If the deleted element list is empty, the process proceeds to step S19.
[0085]
In step S15, the top element of the deletion element list is popped.
In step S16, a deletion reservation for the popped element is issued.
In step S17, it is determined whether the deletion reservation is successful. If the reservation is successful, the process returns to step S14. If the reservation is not successful, the process proceeds to step S18.
[0086]
In step S18, the user is notified of the deletion reservation failure.
In step S19, it is determined whether or not the additional element list is empty. If the additional element list is not empty, the process proceeds to step S20. If the additional element list is empty, the process proceeds to step S24.
[0087]
In step S20, the top element of the additional element list is popped.
In step S21, an additional reservation for the popped element is issued.
In step S22, it is determined whether the additional reservation is successful. If the reservation is successful, the process returns to step S19. If the reservation is not successful, the process proceeds to step S23.
[0088]
In step S23, the user is notified of the additional reservation failure.
In step S24, the edit data is checked out and the DTD for partial editing is acquired.
[0089]
In step S25, the selected reservation is canceled and the process ends.
13 and 14 are flowcharts of processing in which the server provides the partial editing DTD and the editing data in response to a request.
[0090]
In step S31 of FIG. 13, the SGML document access device 30 accepts a selection reservation for an element to be edited.
In step S32, it is determined whether or not the designated element (column) is reserved. If it is reserved, the process proceeds to step S40. If it is not reserved, the process proceeds to step S33.
[0091]
In step S33, the designated element (column) is temporarily locked (selection reserved).
In step S34, it is determined whether the parent element (column) of the designated element (column) is reserved. If it is reserved, the process proceeds to step S39. If it is not reserved, the process proceeds to step S35.
[0092]
In step S35, the parent element (column) of the designated element (column) is temporarily locked (selection reservation).
In step S36, a partial editing content model and an addition / deletion candidate element list creation process are performed.
[0093]
In step S37, the client is notified of the successful selection reservation.
In step S38, an addition / deletion reservation candidate list is provided to the client. Thereafter, the process proceeds to step S41 in FIG.
[0094]
In step S39, the temporary lock of the designated element (column) is released.
In step S40, the client is notified of the process failure and the reason, and the process ends.
[0095]
In step S41 of FIG. 14, it is determined what the next request is. If the next request is an additional deletion reservation, the process proceeds to step S42. If the next request is a check-out, the process proceeds to step S43. If the next request is a selective reservation cancellation (request end), step S55 is performed. Proceed to the process.
[0096]
In step S42, it adds to an addition / deletion reservation list, and returns to the process of step S41.
In step S43, it is determined whether or not the deletion reservation list is empty. If the deletion reservation list is not empty, the process proceeds to step S44. If the deletion reservation list is empty, the process proceeds to step S47.
[0097]
In step S44, the top element of the deletion reservation list is popped.
In step S45, the appearance indicator of the element of the partial editing content model corresponding to the popped element is changed from “+” to “*”.
[0098]
In step S46, the number of elements to be edited is subtracted from the number of deleteable models in the deleteable model in the extended content model of the parent element corresponding to the popped element, and then the process returns to step S43.
[0099]
In step S47, the additional reservation list is sorted by the additional element number.
In step S48, an element with a negative element number is added to the head of the partial editing content model.
[0100]
In step S49, an element having a positive element number is added to the end of the partial editing content model.
In step S50, an element in the additional reservation list is additionally reserved.
[0101]
In step S51, the edit target is checked out, and the temporary lock for selection reservation is released.
In step S52, a document type name for partial editing is generated, and an element declaration of the highest element of the editing portion is created together with the partial editing content model.
[0102]
In step S53, the partial DTD is generated by adding the declaration in the entire DTD to the created element declaration.
In step S54, the DTD for partial editing and editing data are provided to the client, and the process ends.
[0103]
In step S55, the temporary lock is released and the process ends.
15 and 16 are flowcharts of the partial editing content model and addition / deletion candidate element list creation processing using the extended content model shown in step S36 of FIG.
[0104]
In step S61 in FIG. 15, the portion of the extended content model composed of the collation element sequence is extracted.
In step S62, it is determined whether or not there is an element group that is not closed (the closing parenthesis “)” is missing). If there is an element group that is not closed, the process proceeds to step S63. If there is no element group that is not closed, the process proceeds to step S67.
[0105]
In step S63, it is determined whether the last element (group) is an element of the erasable model group. If the last element (group) is an element of the deletable model group, the process proceeds to step S64. If the last element (group) is not an element of the deletable model group, the process proceeds to step S66.
[0106]
It should be noted that the deleteable model group of the extended content model is the original SGML content model "'*' (REP) (indicates zero or more occurrences)", "'+' (PLUS) (one or more possible occurrences) This corresponds to the portion to which the appearance mark “is shown”. The first element of the deletable model group is obtained by adding the deletable number to the original content model, and the second and subsequent elements are the corresponding extended models (models with instance identifiers) of actual document elements.
[0107]
In step S64, the number of elements in the last deletable model is compared with the deletable number. If the number that can be deleted is greater than or equal to the number of elements, the process proceeds to step S65. Otherwise, the process proceeds to step S66. When any number can be repeated (appearance indicator ('*' (REP)), a deleteable number (for example, -1) is set so that the determination result is always "other").
[0108]
In step S65, the deleteable model group is added to the deletion reservation candidate list as a deletion reservation candidate element group.
In step S66, ')' is supplemented at the end.
[0109]
In step S67, it is determined whether or not the first element (group) is an element of the erasable model group. If the first element (group) is an element of the deletable model group, the process proceeds to step S68. If the first element (group) is not an element of the deletable model group, the process proceeds to step S71.
[0110]
In step S68, the number of elements in the first model that can be deleted is compared with the number that can be deleted. If the number that can be deleted is greater than or equal to the number of elements, the process proceeds to step S69, and otherwise, the process proceeds to step S70. When any number can be repeated (appearance indicator ('*' (REP)), a deleteable number (for example, -1) is set so that the determination result is always "other").
[0111]
In step S69, the deleteable model group is added to the deletion reservation candidate list as a deletion reservation candidate element group.
In step S70, the head element of the removable model and '(' are added to the head of the extracted extended content model.
[0112]
In step S71, only the top element is left for the group of models that can be deleted in the partial expanded content model, and the head + <number of deleteable> is removed.
In step S72, the instance identifier is removed from the partially expanded content model. This completes the partial editing content model.
[0113]
In step S73 of FIG. 16, the element immediately before the specified element string is extracted. If the first element is an element string delimiter, the element (model group) is taken out one level above.
[0114]
In step S74, 0 is substituted for the element number.
In step S75, it is determined what the extracted element (model group) is. If the extracted element (model group) is an omissible model or an erasable model that does not include an instance identifier, the process proceeds to step S76; otherwise (including the case where there are no more elements at that level), step S79 is performed. Proceed to the process.
[0115]
In step S76, 1 is subtracted from the element number.
In step S77, the combination of the extracted element and element number is added as an additional candidate element (group) to the additional candidate element list.
[0116]
In step S78, the previous element is extracted. Thereafter, the process returns to step S75 and the process is repeated in the same manner.
In step S79, 0 is substituted for the element number.
[0117]
In step S80, the element immediately after the specified element string is extracted. If the last element is an element string delimiter, the element (model group) is taken out one level above.
In step S81, it is determined what the extracted element (model group) is. If the extracted element (model group) is an omissible model or an erasable model that does not include an instance identifier, the process proceeds to step S82. If it is other (including the case where there are no more elements at that level), the process is performed. finish.
[0118]
In step S82, 1 is subtracted from the element number.
In step S83, the combination of the extracted element and element number is added as an additional candidate element (group) to the additional candidate element list.
[0119]
In step S84, the next element is extracted. Thereafter, the determination in step S61 is repeated.
[2] Revision history information
(1) Revision history storage method
Since the extended content model shown in FIG. 5 completely expresses the sequence of elements below a certain document element, it is possible to manage the transition information in association with the document element at a certain point in time. It is possible to use history information indicating which contents exist at a position on the document structure. If this information is added with a history of what was the direct document element of the document element, it is possible to completely track how the structure of the document has changed.
[0120]
In other words, how the structure of the lower element has changed as seen from the upper element can be grasped by referring only to the revision history of the extended content model, and in order to track where the lower element has moved, The revision history (of the relevant revision level) of the extended content model of the upper element may be taken out and the position of the lower element may be checked.
[0121]
Utilizing this fact, the present invention stores and manages history information as follows.
As shown in FIG. 2, the history information includes information managed in units of documents and information managed in units of document elements. The history information managed in document units includes information that is automatically set by the revision date, revision person, and revision system, and information that can be freely entered by the user, such as revision name and comment. Revision numbers that identify all revisions as a sequence are assigned and managed. The history information managed for each revised document is master data relating to the revision, and a copy can be stored in association with each document element in order to enhance the history of each element.
[0122]
The history information managed for each document element includes a revision history of the parent element, a revision history of the extended content model, a revision history of the document content, a revision history of the tag / attribute, and a comment. These pieces of information are basically stored in a form in which a revision number, a comment, and deleted / imported / exported child document element information are added to the link to the corresponding document element before the revision.
[0123]
The history information about the elements before revision that cannot be reused can be converted into a difference form to improve the space efficiency and the history retrieval efficiency. When storing as a difference, the revision number, comment, parent element identifier before revision, difference from the extended content model before revision, difference from the document content before revision, and difference between tag / attribute before revision Stored as a single column.
[0124]
(2) Document structure revision history creation method
The revision history of the document structure is basically created by obtaining the difference of the extended content model at the time of check-in in the SGML document access device 30. In order to accurately obtain the difference, the SGML document access device 30 passes information serving as a clue to obtain the difference to the SGML document editing device 10 in the form of the SGML attribute of the document element. This information is the document identifier / element identifier and revision number of the element and the parent element. Among these, the document identifier / revision number is used when sharing and exchanging document elements with another document or revision level, and only the element identifier is used during normal editing.
[0125]
The operation of the dedicated SGML document editing apparatus 10 is roughly divided into a structural change such as movement / exchange / addition / deletion of a document element, a change of data in the document element, and a change of attribute of the document element. When the structure change operation is performed, the SGML document editing apparatus 10 determines the identifier of the deleted child, the identifier of the exported / imported child document element, and the identifier of the destination / original parent element. , Added to the attributes of the document element. When an element is added or copied, a temporary element identifier is set for the added or copied element.
[0126]
In the dedicated SGML document editing apparatus 10, an element (partial tree) of another document can be taken in as a part of a certain document. In this case, the instance identifier of the extended content model of the parent element of another captured document is a pair of the document identifier and the element identifier. In addition, the default value of the change mode related to editing of the imported element is assigned separately. The change mode distinguishes whether changes to the imported element are also made to the original element. This includes a shared mode that changes the original element, an independent mode that does not change the original element, and a link mode that does not allow the change itself. In the shared mode, another document part corresponding to the element captured at the time of checkout is also checked out at the same time.
[0127]
Note that, when document elements are exchanged between separately checked-out editing parts regardless of whether they are parts of the same document, the SGML document editing apparatus 10 is forced to be in a synchronous check-in mode. In this case, the SGML document access device 30 accepts check-in only when both editing results are correct. If the special attribute assigned by the SGML document access device 30 is not changed, the revision history of the structure can be created even if editing is performed using a general SGML editor or the like. However, functions such as importing a document element of another document and linking described above cannot be used. In addition, there may be cases where copying or the like is not interpreted as intended.
[0128]
(3) Example of revision history creation
FIG. 17 is a diagram for explaining an example of creating a revision history. First, a portion surrounded by a dotted line is extracted from the SGML document body before editing shown in FIG. 17A through the SGML document access device 30, and the document identifier (doc), element identifier (id), revision number (ver), parent The element identifier (pid) is assigned as an attribute and passed to the SGML document editing apparatus 10.
[0129]
In this example, an edit operation by the SGML document editing apparatus 10 is performed to copy the element with the element identifier p2 and move the element with the element identifier pl to the element identifier s2. Here, for the element obtained by copying the element identifier p2, the temporary element identifier new1 is given, and the copyof attribute indicating the copy source element and the copystat attribute (in this case, the independent mode) indicating the change mode are set in the SGML document editing apparatus 10. Set by
[0130]
The editing result is taken in through the SGML document access device 30, and the edited document body shown in FIG. 17B is stored in the database. Here, an updated element is created in the updated part, and a link to the element before the update is set by a revision number or the like.
[0131]
(4) Revision history output method
The present invention has means for outputting the revision history together with the SGML document. The revision history is also output in the SGML document format. The revision history is basically a list of revision differences. It is also possible to output the document before the revision independently and add a transition (correspondence) relationship between them.
[0132]
There are two types of output formats: a format using the DTD of the SGML document with history generated by adding the history information part declaration to the original DTD, and a format in which the original SGML document is embedded using the history document as a hub. The latter further includes a format in which the revision history is listed as difference information to describe the correspondence with the elements of the SGML document body, and a format in which the SGML document group before the revision is output to describe the transition relationship between those elements. There is. In any format, the contents output as history information are the same as the history information shown in FIG.
[0133]
In the SGML document with history information, the history information and the SGML document body are associated with each other using the SGML ID reference function. For this purpose, an attribute corresponding to an instance identifier is normally embedded in each document element of the SGML document body. Note that, for example, the location ladder function of HyTime (ISO 10744), known as the ISO standard, can be used to implement the DTD of the original SGML document without any modification. Such an output is possible because the configuration of the instance identifier or the like in the present invention has high affinity with the SGML ID reference and the HyTime link function.
[0134]
The element identifier is an attribute of the element identifier of the SGML document body, the document identifier is an SGML document entity identifier when the SGML document body is a separate document from the history document, and the revision number is the element identifier of the history information part. Used as an attribute.
[0135]
(5) Output of SGML document with history
18 and 19 are diagrams showing examples of DTDs of history-added SGML documents when embedding information such as element identifiers in the SGML document body. Here, with respect to a part that incorporates an element of another document, an element identifier / revision number in the SGML document with history, which is managed by this apparatus, is added to the document identifier.
[0136]
If an element identifier or the like cannot be embedded in the SGML document body, the SGML document body is defined as an external entity, and an attribute such as an element identifier is associated with the element of the SGML document body by a location ladder using Hytime pathloc in the ESDdoc part. The same information can be expressed as an SGML document by such means.
[0137]
20 to 27 are flowcharts of the document editing process of the SGML document editing apparatus 10. 20 and 21 show the overall processing flow.
In step S91 in FIG. 20, the document subtree to be edited is acquired from the server or from a local file. Here, the document editing apparatus having the dependency relationship is also activated at the same time.
[0138]
In step S92, a user request or a message (synchronization request) from another document editing apparatus is awaited.
In step S93, it is determined whether the request is a synchronization request. If the request is a synchronization request, the process proceeds to step S107. If the request is not a synchronization request, the process proceeds to step S94.
[0139]
In step S94, the user's request is determined. If the user's request is a structure editing request, the process proceeds to step S95. If the user's request is a content editing request, the process proceeds to step S96, and the user's request ends. Alternatively, if it is a check-in request, the process proceeds to step S98.
[0140]
In step S95, a structure editing process described later is performed.
In step S96, it is determined whether or not the element is editable. If the element is editable, the process proceeds to step S97. If not, the process returns to step S92.
[0141]
In step S97, content editing is performed.
In step S98, it is determined whether there is a dependency relationship with another document editing apparatus. If there is a dependency relationship, the process proceeds to step S99, and if there is no dependency relationship, the process proceeds to step S104.
[0142]
In step S99, the document editing apparatus having a direct dependency relationship is notified to obtain an identifier list of all the document editing apparatuses having the dependency relationship. Remove duplicates.
[0143]
In step S100, it is confirmed that the dependency relations are displayed and processing is performed on all of them.
In step S101, it is determined whether or not to process. If so, the process proceeds to step S102. If not, the process proceeds to step S103.
[0144]
In step S102, the apparatus having the dependency relationship is requested to execute the process, and the process proceeds to step S104.
In step S103, the reservation is canceled and the process returns to step S92.
[0145]
In step S104, it is determined what the request is. If the request is a check-in request, the process proceeds to step S105. If the request is an end request, the process proceeds to step S106.
[0146]
In step S105, a check-in process described later is performed, and the process returns to step S92.
In step S106, an end process described later is performed.
[0147]
In step S107, it is determined what the synchronization request is. If the synchronization request is completed or is a check-in request, the process proceeds to step S108. If the synchronization request is a dependency acquisition request (also serving as a synchronization process reservation), The process proceeds to step S109 (FIG. 21).
[0148]
In step S108, reservation cancellation or error processing is performed, and the process proceeds to step S104.
In step S109 of FIG. 21, it is determined whether or not a process reservation has been made. If a process reservation has been made, the process proceeds to step S113. If no process reservation has been made, the process proceeds to step S110.
[0149]
In step S110, the identifier of the request source is stored as a synchronous process reservation, and the acceptance of processes from others is stopped.
In step S111, the identifier of the request source and the synchronization request are transferred to another document editing apparatus having a dependency relationship, and an identifier list of the document editing apparatuses having a dependency relationship is obtained.
[0150]
In step S112, the identifier of the document editing apparatus is added to the identifier list and returned to the request transmission source.
In step S113, an empty document editing apparatus identifier list is returned to the request transmission source. In the request transmission source, if the identifier is different from the reservation, error processing is performed.
[0151]
In step S114, a message (synchronization request) from another document editing apparatus (synchronization reservation owner) is awaited. Thereafter, the process returns to step S107.
FIG. 22 is a flowchart of the structure editing process in step S95 in FIG.
[0152]
In step S121, it is determined what the user request is. If the request is a new creation, the process proceeds to step S122. If the request is a paste (paste), the process proceeds to step S127. If it is a cut request, the process proceeds to step S131, and if it is a delete request, the process proceeds to step S135.
[0153]
In step S122, it is determined whether or not the position for creating a new element is an editable area. If it is an editable area, the process proceeds to step S123. If not, the process ends.
[0154]
In step S123, the user is prompted to specify an element type.
In step S124, a temporary element identifier is generated and a new element is created.
In step S125, the document identifier and element identifier of the parent element are set in the attributes (doc, pid) of the new element.
[0155]
In step S126, the newly created element is added to the document tree being processed, and the process ends.
In step S127, it is determined whether or not the pasting position is an editable area. If it is an editable area, the process proceeds to step S128. If not, the process ends.
[0156]
In step S128, it is determined whether there is a register in which an element to be pasted is registered. If there is a registered register, the process proceeds to step S129, and if there is no registered register, the process ends.
[0157]
In step S129, selection of a pasting source register is prompted.
In step S130, a pasting process described later is performed, and the process ends.
In step S131, it is determined whether the request is a cut request or a copy request. If the request is a cut request, the process proceeds to step S132. If the request is a copy request, the process proceeds to step S134.
[0158]
In step S132, it is determined whether or not the position to be cut is an editable area. If it is an editable area, the process proceeds to step S133. If not, the process ends.
[0159]
In step S133, an element deletion process described later is performed. That is, the specified element is connected to the deletion list, and the element deletion information of the parent element of the specified element is updated.
[0160]
In step S134, the identifier of the designated element and the parent element and the type of copying / cutting are registered in the register. Thereafter, the process is terminated.
In step S135, it is determined whether or not the position to be deleted is an editable area. If it is an editable area, the process proceeds to step S136. If not, the process ends.
[0161]
In step S136, an element deletion process described later is performed.
23 and 24 are flowcharts of the pasting process in step S130 in FIG.
[0162]
In step S141 in FIG. 23, the element type of the register is determined. If the element type is copy, the process proceeds to step S142. If the element type is cut, the process proceeds to step S154.
[0163]
In step S142, the user is prompted to select a change mode for the element to be copied.
In step S143, the change mode is determined. If the change mode is the shared mode or the link mode, the process proceeds to step S144. If the change mode is the independent mode, the process proceeds to step S152.
[0164]
In step S144, a temporary element identifier is generated.
In step S145, a copy of the register element is created and the generated element identifier is set.
[0165]
In step S146, the instance identifier and change mode of the register element are set in the copy source attribute (copyof) and change mode attribute (copystat) of the copy element, respectively.
[0166]
In step S147, the copy element list attribute (coupled.to), the link element list attribute (linked.with), and the derived element list attribute (derivations) of the copied element are cleared.
[0167]
In step S148, a temporary element identifier is generated for an element other than the register element included in the document subtree below the register element, and the correspondence with the original element identifier is stored in the element correspondence table attribute (linktbl).
[0168]
In step S149, the change mode is determined. If the change mode is the link mode, the process proceeds to step S150. If the change mode is the shared mode, the process proceeds to step S151.
[0169]
In step S150, the (provisional) instance identifier of the copied element is added to the end of the link element list attribute (linked.with) of the register element, and the process proceeds to step S153.
[0170]
In step S151, the (provisional) instance identifier of the copied element is added to the end of the copy element list attribute (copied.to) of the register element, and the process proceeds to step S153.
[0171]
In step S152, the document subtree below the register element is visited with depth priority, and copied in order of destination. That is, all the element identifiers are generated and replaced with temporary identifiers, the instance identifier of the original element is set as the copy source attribute, and the change mode attribute is set to the independent mode. The instance identifier of the generated copy element is added to the derived element list attribute (derivations) of each copy source element. However, shared / link relationships that are closed in the subtree are replaced with links in the subtree.
[0172]
In step S153, the element to be pasted is added to the subtree being processed, and the process ends.
In step S154, it is determined whether the register element is a document different from the document being processed. If the register element is another document, the process proceeds to step S142. If the register element is not another document, the process proceeds to step S155 (FIG. 24).
[0173]
In step S155 in FIG. 24, the subtree below the register element is removed from the deletion list and is pasted.
In step S156, it is determined whether the pasted element is a new element. If the pasted element is a new element, the process proceeds to step S163. If the pasted element is not a new element, the process proceeds to step S157.
[0174]
In step S157, the register element identifier (document identifier and element identifier) is removed from the deleted element attribute (deletions) of the original parent element of the register element.
[0175]
In step S158, it is determined whether or not the register element identifier has been removed. If the register element identifier has been removed, the process proceeds to step S159. If the register element identifier has not been removed, the process proceeds to step S160.
[0176]
In step S159, the register element identifier (document identifier and element identifier) is added to the end of the export element attribute (exports) of the original parent element of the register element.
[0177]
In step S160, the identifier (document identifier and element identifier) of the register element is removed from the deletion element attribute (deletions) of the parent element of the pasting destination.
In step S161, it is determined whether or not the register element identifier can be removed. If the register element identifier can be removed, the process proceeds to step S163. If the register element identifier cannot be removed, the process proceeds to step S162.
[0178]
In step S162, register element identifiers (document identifiers and element identifiers) are added to the end of the imported element attributes (imports) of the pasted parent element.
In step S163, the element type of the register is changed to a copy element. Thereafter, the process proceeds to step S153.
[0179]
FIG. 25 is a flowchart of the element deletion process in steps S133 and S136 in FIG.
In step S171, it is determined whether the element to be deleted is a new element. If the element to be deleted is a new element, the process proceeds to step S175. If the element to be deleted is not a new element, the process proceeds to step S172.
[0180]
In step S172, the identifier (document identifier and element identifier) of the deleted element is removed from the imported element attribute (imports) of the original parent element of the deleted element.
In step S173, it is determined whether or not the deleted element identifier has been removed. If it has been removed, the process proceeds to step S174. If not, the process proceeds to step S175.
[0181]
In step S174, the deleted element identifier (document identifier and element identifier) is added to the end of the deleted element attribute (deletions) of the original parent element of the deleted element.
In step S175, the subtree of the document below the deletion element is connected to the deletion list, and the process ends.
[0182]
FIG. 26 is a flowchart of the check-in process in step S105 in FIG.
In step S181, the SGML parser verifies whether the editing result is compatible with the partial editing DTD.
[0183]
In step S182, it is determined whether the process is a synchronization request. If the process is based on the synchronization request, the process proceeds to step S183. If the process is not based on the synchronization request, the process proceeds to step S187.
[0184]
In step S183, it is determined whether the document being processed conforms to the DTD. If it does not conform, the process proceeds to step S184, and if it conforms, the process proceeds to step S185.
[0185]
In step S184, the request source is notified that the document is incomplete, and the process ends.
In step S185, the request source identifier and the editing result are transmitted to the server and checked in (synchronously).
[0186]
In step S186, the requester is notified of the check-in result, and the process ends.
In step S187, it is determined whether the document being processed or the document to be synchronously checked in conforms to the DTD. If it conforms to DTD, the process proceeds to step S188, and if it does not conform to DTD, the process proceeds to step S192.
[0187]
In step S188, the first document element in the deletion list is extracted as a deletion element.
In step S189, the identifier of the document being processed and the editing result are transmitted to the server and checked in.
[0188]
In step S190, it is determined whether the check-in is successful. If the check-in is successful, the process proceeds to step S194. If the check-in is unsuccessful, the process proceeds to step S191.
[0189]
In step S191, the check-in failure and the reason are shown to the user, and the process proceeds to step S194.
In step S192, the document identifier being processed and the cancellation of synchronous check-in are notified.
[0190]
In step S193, the incomplete document portion is shown to the user.
In step S194, the document device having the dependency relationship is notified of the cancellation of the synchronous reservation, and the process is terminated.
[0191]
FIG. 27 is a flowchart of the end process of step S106 in FIG.
In step S201, the DTD and document body of the document being processed are output to a (document) file.
[0192]
In step S202, the document file name and the contents of the register deletion list are output to a (management) file.
In step S203, it is determined whether the process is a synchronization request. If the process is based on the synchronization request, the process proceeds to step S204. If the process is not based on the synchronization request, the process proceeds to step S205.
[0193]
In step S204, the request source is notified of the document file name, and the process ends.
In step S205, a list of document files having a dependency relationship is output to the (management) file, and the process ends.
[0194]
The effect | action by the above embodiment is demonstrated below.
1) Documents can be retrieved and stored efficiently.
When the SGML document is stored in the database (DB) in element units, the cost of extraction is required for each element. Therefore, it is desirable that the number of elements extracted in editing is as small as possible. In order to determine insertion / division for variable elements, it is necessary to associate the content model with the actual elements from the root document element to the depth first.
[0195]
The correct DTD has no ambiguity in the correspondence between the model element and the actual document element, so that the conformity check with the DTD regarding the lower element and the succeeding element can be omitted if the SGML document has already been verified. Even in this case, it is necessary to collate at least the document element included in the path from the document element to be edited to the document root and the document element appearing before that.
[0196]
According to the present invention, an extended content model is created by adding an instance identifier of a lower element and an index indicating whether or not a variable element can be deleted / inserted at a certain point in the content model, and is stored in association with each element. , It is only necessary to take out the group of elements that are directly subject to editing of the upper element (except when the lower element is already being edited and the elements below that element are also taken out, but are not subject to editing). (To be precise, in addition to this, it is necessary to take out information corresponding to a direct higher-level search for access control and history management described later), and access efficiency is improved.
[0197]
In the present invention, in addition to the information of the SGML document itself, an extended content model or the like is stored for management, but the deterioration of space efficiency is suppressed to a small extent. When storing in document element units, link information to upper and lower elements is indispensable, and even if variable elements and exception element parts that do not appear in the actual document are added, tag information increases three times. Degree. The instance identifier used for linking the stored document elements can also be used as an attribute value for reference in the SGML document, and space efficiency can be improved if used in this way.
[0198]
2) The degree of freedom for partial editing is improved.
When partially editing SGML documents by means of deletion / addition reservation at the time of check-out of the present invention, it has been impossible in the past to change tags or split / add / delete elements at the highest level to be edited. Editing becomes possible.
[0199]
3) Independence of editing increases.
In the present invention, it is possible to check the consistency of the part being edited only by the SGML document editing apparatus 10 using the DTD for partial editing. For this reason, it is not necessary to access the server for managing the SGML document during the partial editing, and the independence of the editing is enhanced, for example, the partial editing can be performed by an off-line personal computer or the like.
[0200]
4) A document structure change history can be maintained.
By retaining the transition of the extended content model and the parent element, it is possible to track the history of addition / deletion / movement at the document element level.
[0201]
5) Distribution is possible with an update history of SGML documents.
With a mechanism for outputting history information in a format compliant with SGML, SGML documents with history can be exchanged between different devices.
[0202]
6) Improved safety when changing DTD.
Since the DTD can be restored by the extended content model, the stored SGML document can be used even if the DTD becomes unusable due to revision of the DTD or an unexpected accident.
[0203]
【The invention's effect】
As described above, the present invention has the following effects.
1) Independence of editing work increases and work efficiency improves.
[0204]
In the present invention, the upper-level document element and the preceding and following document elements remain editable, and the top-level document element being edited, the tag change, and new document elements are added before and after editing within a range that does not violate DTD. Since it can be added, the need to re-access the device that manages the entire SGML document is reduced when the chapter in charge is divided.
[0205]
In addition, since the partial editing document can be independently checked for consistency with the generated partial editing DTD, once the part to be edited is extracted, the device that manages the entire SGML document is accessed until check-in. It is possible to proceed with editing without any problem.
[0206]
Since such independence of partial editing is ensured, the stagnation of editing work associated with the access of the server that manages the SGML document body is reduced, and editing can be performed with an offline computer. The range of selection can also be expanded, and work efficiency in collaborative editing can be improved.
[0207]
2) Reuse of documents is facilitated and the efficiency of document creation / revision is improved.
According to the present invention, while taking a history of changes in the content and structure of a document, it is possible to create and manage another document or edition part by importing it into another document. This makes it possible to improve the efficiency of document creation / revision, for example, in the creation and management of manuals for products in which different versions are distributed at the same time, or for product groups that differ only in some functions.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating a correspondence relationship between a basic structure of data and history information.
FIG. 3 is a diagram illustrating an example of an original document of an SGML document.
FIG. 4 is a diagram illustrating a storage example of an SGML document.
FIG. 5 is a diagram illustrating a configuration example of an extended content model.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of generation of a DTD for partial editing.
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of determination of elements that can be added.
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of additional reservation.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a deletion reservation.
FIG. 10 is a diagram illustrating an example of tag change of the highest element.
FIG. 11 is a flowchart (1) of a process for a client to acquire an edited part of a document.
FIG. 12 is a flowchart (2) of a process for a client to acquire an edited part of a document.
FIG. 13 is a flowchart (1) of a process for providing a partial editing DTD and editing data;
FIG. 14 is a flowchart (2) of a process for providing a partial editing DTD and editing data;
FIG. 15 is a flowchart (1) of a process for creating a partial editing content model and an addition / deletion candidate element list using an extended content model.
FIG. 16 is a flowchart (2) of a process for creating a partial editing content model and an addition / deletion candidate element list using an extended content model;
FIG. 17 is a diagram illustrating an example of creating a revision history.
FIG. 18 is a diagram illustrating an example (1) of DTD of a SGML document with history;
FIG. 19 is a diagram illustrating an example (2) of the DTD of the SGML document with history.
FIG. 20 is a flowchart (1) of a document editing process.
FIG. 21 is a flowchart (2) of the document editing process.
FIG. 22 is a flowchart of structure editing processing;
FIG. 23 is a flowchart (1) of pasting processing;
FIG. 24 is a flowchart (2) of the pasting process.
FIG. 25 is a flowchart of element deletion processing;
FIG. 26 is a flowchart of check-in processing.
FIG. 27 is a flowchart of an end process.
[Explanation of symbols]
1 SGML document management device
10 SGML document editing device
11 DTD consistency checking means for partial editing
12 History creation means
20 SGML document exchange device
30 SGML document access device
31 Document format conversion means
32 DTD creation means for partial editing
33 Document format consistency check means
34 History management means
40 database
50, 50 'SGML parser

Claims (12)

In a document management device that supports joint writing, editing, and use of documents whose document structure is defined by the document type definition ,
In response to a partial edit request that may involve a change in the partial structure of the document , it relates to the possibility of adding or deleting the document element at least before and after the part to be edited with respect to the actual document structure before editing. A means for automatically generating a substructure document type definition that incorporates constraints into the document type definition of the entire document;
In accordance with the document type definition of the generated partial structure, a range in which the document to be edited satisfies at least a restriction regarding the possibility of adding a document element or the possibility of deleting a document element before and after the part to be edited specified in the document type definition And a means for performing partial editing of the document. A server device having access means for a database storing a document whose document structure is defined by a document type definition, and one or a plurality of client devices for obtaining the editing target portion of the document from the server device and editing the document In a document management device consisting of
The client device
Means for selecting an edit target portion of the document;
Means for reserving additions or deletions of document elements to the part to be edited;
Based on the selection of the edit target portion and the reservation for addition or deletion, the data of the document to be edited from the server device and the possibility of adding document elements or the possibility of deleting document elements at least before and after the edit target portion Means for obtaining a document type definition for partial editing including constraint information ;
Means for editing the data of the acquired document;
Whether the result of editing based on the document type definition for partial editing satisfies at least a restriction regarding the possibility of adding a document element or the possibility of deleting a document element before and after the part to be edited specified in the document type definition for partial editing Means for checking whether or not
The server device
In response to the selection of a part to be edited from the client device and a request for reservation for addition or deletion, the possibility of adding or deleting a document element to the part to be edited is analyzed from the document type definition of the entire document . Generates a document type definition for partial editing that adds to the document type definition of the entire document a restriction on the possibility of adding or deleting document elements at least before and after the part to be edited. Means,
A document management apparatus comprising: means for extracting data of a document to be edited from the database, and notifying the client apparatus of the data and the generated partial editing document type definition. A server device that provides access means to a database storing the document in a document management device that supports joint writing, editing, and use of a document whose structure is defined by a document type definition ,
Analysis of the possibility of adding or deleting document elements to the editing target part from the document type definition of the entire document in response to selection of the editing target part from the device requesting access to the document and a request for additional reservation or deletion reservation A document for partial editing that takes into account the document type definition of the entire document, with respect to the actual document structure before editing, including at least restrictions on the possibility of adding or deleting document elements before and after the part to be edited A means of generating a type definition;
Means for extracting data of a document to be edited from the database, and notifying the data and the generated partial editing document type definition to the access requesting device. Server device. Obtaining an edit target portion of the document from an apparatus that provides an access means to a database storing the document in a document management apparatus that supports joint writing, editing, and use of the document whose structure is defined by the document type definition ; A client device for editing the document,
Means for selecting an edit target portion of the document;
Means for reserving additions or deletions of document elements to the part to be edited;
Based on the selection of the part to be edited and the reservation for addition or deletion, addition of document data to be edited from a device that provides an access means to the database storing the document, and addition of document elements at least before and after the part to be edited Means for obtaining a document type definition for partial editing , including information on constraints on possibilities or deleteability of document elements ;
Means for editing the data of the acquired document;
Whether the editing result based on the partial editing document type definition satisfies at least the restriction regarding the possibility of adding or deleting the document element before and after the editing target part specified in the partial editing document type definition the client device of the document management apparatus characterized by comprising: means for checking how. The document management apparatus according to any one of claims 1 to 4 , wherein:
Means for retaining history information of copying, moving, exchanging, adding or deleting document elements in the form of the document ;
Means for outputting the retained history information in a device-independent format. The document management apparatus according to claim 5 , wherein
Format of the document, the document management apparatus which is a form of using a document type definition of the document with history generated by adding a declaration of the history information portion based on the document type definition. The document management apparatus according to claim 5 , wherein
The format of the document is a format in which the original document is embedded in a document frame of history information, and a format in which revision history is listed as difference information and the correspondence with the elements of the document body is described. Document management device. The document management apparatus according to claim 5 , wherein
The document format is a format in which the original document is embedded in a document frame of history information, and is a format that describes a transition relationship between elements before and after the revision. A computer-readable program storage medium storing a program executed by a computer constituting a document management apparatus that supports joint writing, editing, and use of a document whose document structure is defined by a document type definition ,
Said computer
In response to a partial edit request that may involve a change in the partial structure of the document , it relates to the possibility of adding or deleting the document element at least before and after the part to be edited with respect to the actual document structure before editing. A means for automatically generating a substructure document type definition that incorporates constraints into the document type definition of the entire document;
In accordance with the document type definition of the generated partial structure, a range in which the document to be edited satisfies at least a restriction regarding the possibility of adding a document element or the possibility of deleting a document element before and after the part to be edited specified in the document type definition As a means of partial document editing in
A program storage medium for a document management apparatus, which stores a program for causing it to function . Stores a program executed by a computer constituting a server device that provides an access means to a database for storing a document in a document management device that supports joint writing, editing, and use of a document whose structure is defined by a document type definition Computer readable program storage medium,
Said computer
Analysis of the possibility of adding or deleting document elements to the edit target part from the document type definition of the entire document in response to selection of the edit target part from the device requesting access to the document and a request for reservation for addition or deletion and, with respect to the actual document structure before editing, obtained by adding additional possibility or remove the potential for constraint document entire document type definition document element of the document element for the front and rear of the at least edit target portion, the portion for editing A means of generating a document type definition;
As means for extracting data of a document to be edited from the database, and notifying the data and the generated partial editing document type definition to the device requesting access ,
A program storage medium of a server apparatus in a document management apparatus, characterized in that a program for causing it to function is stored. Obtaining an edit target portion of the document from an apparatus that provides an access means to a database storing the document in a document management apparatus that supports joint writing, editing, and use of the document whose structure is defined by the document type definition ; A computer-readable program storage medium storing a program executed by a computer constituting a client device for editing the document,
Said computer
Means for selecting an edit target portion of the document;
Means for reserving additions or deletions of document elements to the part to be edited;
Based on the selection of the part to be edited and the reservation for addition or deletion, addition of document data to be edited from a device that provides an access means to the database storing the document, and addition of document elements at least before and after the part to be edited Means for obtaining a document type definition for partial editing , including information on constraints on possibilities or deleteability of document elements ;
Means for editing the data of the acquired document;
Whether the editing result based on the partial editing document type definition satisfies at least the restriction regarding the possibility of adding or deleting the document element before and after the editing target part specified in the partial editing document type definition As a means to check whether
A program storage medium of a client apparatus in a document management apparatus, characterized in that a program for functioning is stored. A program storage medium for a document management apparatus according to claim 9 ,
Furthermore, the computer is
Means for retaining history information of copying, moving, exchanging, adding or deleting document elements in the form of the document ;
As a means to output the retained history information in a device-independent format ,
A program storage medium for a document management apparatus, which stores a program for causing it to function .

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