JP3819682B2 - データ送受信方法および携帯通信端末 - Google Patents

データ送受信方法および携帯通信端末 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、駅やイベント会場等へ入場する際の改札を、改札機と携帯電話等の携帯通信端末との間で近距離無線通信にて行うためのデータ送受信方法およびそれを用いた携帯通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、駅の改札口では、自動改札機が設置され、これに紙やプラスチックに磁気的に金額などが記録されたチケット(切符)や定期券が挿入されて改札を行うようになっている。挿入されたチケットや定期券を機械的に搬送する自動改札機の機構部は、最も故障が多く、問題になっている。この機械的な搬送をなくすものが、電子改札である。
【0003】
電子的にチケットを改札するものとしては、無線タグや無線付ICカードなどがある。無線タグは弱い無線RF(Radio Frequency)を発し、20cmぐらいの距離にある基地局に無線タグのもつ識別番号(ID)を送るものである。基地局側は受信した識別番号により、チケットの正しさを判定する。スキー場などでは、1日リフト券などに無線タグをつけることで、改札の自動化がはかられている。
【0004】
改札に使われる無線タグでは、一度に一人に限定して改札を行えるようにするために、近距離20cm程度しか電波のとばないものが利用されている。また、無線付ICカードも同様のもので、ICチップとしてカード内に納められているCPUから、認証に必要な暗証番号などを無線により送信し、認証や課金を行うものである。無線付ICカードを定期券にする試みがある。
【0005】
これら無線タグや無線付ICカードは、専用のカードを用いなければならない。また、無線タグの識別番号は、使用するサービスプロバイダごとにつけられているため、複数のサービスプロバイダ間で同一の識別番号を使用してしまう可能性がある。無線付ICカードは、身分証や免許証などとは別に携帯しなければならない。また、無線用の電池の充電が必要となるため、一定期間で買い換える定期券の他には、なかなか利用が広がらない。
【0006】
このような問題を解決するために、多数の人々が利用している携帯電話を用いる方法が検討されている。携帯電話の通信機能を用いて改札を行い、乗車券の料金は携帯電話の通話料に加算して支払うようになっている。このような携帯電話の通話料で料金の支払いを代行させる方法は、料金代行の手数料として、サービスプロバイダは10パーセントに近い額を支払うという問題がある。
【0007】
この手数料の支払いをしないで済むように、携帯電話に近赤外光(IR:Infra Red)を利用した回線を利用する方法が考えられている。つまり、携帯電話に、ローカルなIRの基地局と通信できるIRの送受信部を設けるものである。が、IRは光であるために、途中に障害物があると、送受信ができないという問題がある。つまり、手にもった状態のときに、指が送受信部を遮ったりすると、通信ができなくなってしまう。
【0008】
IRの代わりに近距離(10m)程度しか届かない近距離無線として、例えば、Bluetoothのような無線通信方式による通信機能を、携帯電話に持たせようとする動きがある。例えば、2002年には携帯電話の60パーセントにBluetoothがつくとも予想されている。同様にBluetooth付のパーソナルコンピュータ(PC)やPDA(Personal Digital Assistant)なども多数販売され、多くのユーザが利用すると予想される。
【0009】
Bluetoothは、IRと違って無線であるので、障害物により遮られることはない。また、Bluetoothの通信方式の仕様は世界標準として定められているので、世界中どこにいってもBluetoothのあるところでは、通信が可能である。携帯電話の通信方式は、米国(CDMA−One)と欧州(GSM)の2大勢力があり、日本・米国で使えるものでも、欧州では、使えないという問題がある。これに対し、Bluetoothは世界中どこでも通信できる利点がある。また、Bluetoothは世界中で生産されるすべての送受信部に一意に識別番号が付けられているので、ユーザの携帯電話についているBluetoothの識別番号と、サービスプロバイダがサービス利用のためにユーザに付与する識別番号の2つの異なる番号で管理できるため、機密度の高いサービスの提供が可能である。
【0010】
このBluetoothによる無線通信が可能な端末(以下、Bluetooth端末と呼ぶ)は、近くにいる別のBluetooth端末との間で、サービスの利用形態に応じて、どちらがマスタになるか、スレーブになるかが自由である。スレーブになっているときには、別のサービスアプリに別接続をする(別コネクションを張る)ことで参加できる。が、マスタになっているときには、他のBuetooth端末からの問いかけ(inquiry)に応えることができない。つまり、PCからBluetoothを通じて、携帯電話(あるいはPDA)をモデムとして、インタネットに接続しているような場合には、PC側のBluetoothがマスタで、携帯電話(あるいはPDA)側のBluetoothがスレーブである。また、携帯電話(あるいはPDA)のメモリなどに格納したMP3の音楽を、Bluetoothを介して、ヘッドフォンで聞くようなときには、携帯電話(あるいはPDA)側のBluetoothがマスタで、ヘッドフォン側のBelutoothがスレーブである。このように、携帯電話(あるいはPDA)についているBluetoothは、マスタになっていたり、スレーブになっていたりする。
【0011】
Bluetoothによる通信機能を持つ携帯電話(あるいはPDA)により、自動改札をおこなう場合には、まず、どちらがマスタであるか、スレーブであるかに関わらず、携帯電話(あるいはPDA)側のBluetoothと改札機側のBluetoothの間で通信コネクション(無線通信路)をはらねばならない。改札時に、携帯電話(あるいはPDA)が、他のBluetooth端末と既に通信を行っている場合(例えば、ヘッドフォンと通信している場合、PCと通信している場合等)が考えられるが、この場合、携帯電話(あるいはPDA)側のBluetoothが、マスタおよびスレーブのいずれにもなり得るため、改札機と携帯電話(あるいはPDA)との間の通信コネクションを容易に設定することができない。すなわち、携帯電話(あるいはPDA)を用いたBluetoothによる自動改札のためには、携帯電話(あるいはPDA)側の事情(マスタであるかスレーブであるか)に関わらず、現在、携帯電話(あるいはPDA)に設定されている通信コネクションを切断(サスペンド)して、(携帯端末(あるいはPDA)がマスタになるにしろ、スレーブになるにしろ)他のBluetooth端末との間に通信コネクションを設定することができる状態にせねばならない。特に、歩行しながら音楽を聴くことが通常頻繁に行われているいる昨今、改札時には、ユーザが必ず携帯電話(あるいはPDA)に対し通信コネクションの切断/終了の指示を行い、ユーザが、音楽を聴くのを一時中断してもらう必要がある。
【0012】
携帯電話(あるいはPDA)には、すでに複数のサービスが提供され、Bluetoothを用いたサービス提供も今後増加していくであろうと予想される状況では、ユーザにわざわざ通信コネクションの切断/終了指示をするための、携帯電話(あるいはPDA)の特殊なコマンドや操作を覚えてもらうことは大変困難である。また、通信コネクションの切断/終了が必要なのは、Bluetooth独特の問題であるために、その特殊なコマンドや操作の必要性がユーザに納得され難いという問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、Bluetooth通信機能を持つ携帯電話(あるいはPDA)のような携帯通信端末を用いて自動改札を行うには、その時点で既に携帯通信端末に設定されているBluetoothの通信コネクションを、ユーザがわざわざ切断/終了させるための操作を行う必要があり、改札時の操作がユーザにとって煩わしくなるという問題点があった。
【0014】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、携帯通信端末を用いた近距離無線通信による改札等のためのデータ送受信が、ユーザへの負担をかけずに簡単な操作で開始することができるデータ送受信方法およびそれを用いた携帯通信端末を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ送受信方法は、公衆網に接続して通信を行うとともに、前記公衆網とは別個に相手装置との間で所定の無線通信路を確立して無線通信を行う携帯通信端末が、前記公衆網を介して得た、購入チケットとしてのチケット情報を記憶手段に記憶し、チケット利用の際には、前記相手装置との間に前記無線通信路を確立して、前記記記憶手段に記憶されたチケット情報に基づき必要なデータの送受信を行うためのデータ送受信方法であって、
前記記憶手段に記憶されたチケット情報のうち利用したいチケット情報の確認操作により該チケット情報が表示された後、前記相手装置との間に前記無線通信路を確立し、その際、他の装置との間に前記無線通信路が確立されているときには、その無線通信路を用いた無線通信に優先させ、前記相手装置との間に前記無線通信路を確立することを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、携帯通信端末に格納されているチケット情報を用いて、例えば、改札、精算、検札等を行う際に、利用するチケット情報の確認操作(例えば表示操作)という、チケットを利用する際には通常誰もが行う操作を行うだけで、他の装置との間の無線通信より優先して改札等のためのデータ送受信が開始されるので、携帯通信端末が他の装置と通信を行っている最中であっても、ユーザに負担をかけない簡単な操作により、携帯通信端末に格納されているチケット情報を用いた改札、精算、検札等が可能となる。
【0017】
好ましくは、前記相手装置との間に所定時間以内に前記無線通信路が確立できないとき、前記他の装置との間の無線通信を再開させる。
【0018】
好ましくは、前記相手装置との間に確立された前記無線通信路を用いたデータの送受信が終了した後に、前記他の装置との間の無線通信を再開させる。
【0019】
好ましくは、例えば電車の乗車券のような座席指定があるようなチケット情報の場合には、改札を通過した後もユーザが指定座席番号等を容易に確認できるようにするために、前記確認操作により表示されたチケット情報を、前記相手装置との間のデータ送受信が終了後も、前記他の装置との間の無線通信を再開させるまで、あるいは、予め設定された時間が経過するまで、あるいは、表示終了の指示操作がなされるまで表示させる。
【0020】
好ましくは、前記記憶手段に記憶されたチケット情報のうち、例えば、精算により、あるいは期限切れ、使用済みとなったために無効となったチケット情報を削除するとともに、その履歴は保存する。
【0021】
本発明の、公衆網に接続して通信を行うとともに、前記公衆網とは別個に相手装置との間で所定の無線通信路を確立して無線通信を行う携帯通信端末は、前記公衆網を介して得た、購入チケットとしてのチケット情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されたチケット情報のうち利用したいチケット情報の確認操作により該チケット情報が表示された後、前記相手装置との間に前記無線通信路を確立して、前記確認操作のなされたチケット情報に基づき必要なデータの送受信を行う送受信手段と、を具備し、前記送受信手段は、他の装置との間に前記無線通信路が確立されているときには、その無線通信路を用いた無線通信に優先させ、前記相手装置との間に前記無線通信路を確立することを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、携帯通信端末に格納されているチケット情報を用いて、例えば、改札、精算、検札等を行う際に、利用するチケット情報の確認操作(例えば表示操作)という、チケットを利用する際には通常誰もが行う操作を行うだけで、他の装置との間の無線通信より優先して改札等のためのデータ送受信が開始されるので、携帯通信端末が他の装置と通信を行っている最中であっても、ユーザに負担をかけない簡単な操作により、携帯通信端末に格納されているチケット情報を用いた改札、精算、検札等が可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0024】
なお、以下の説明において、駅や劇場、イベント会場等の入場あるいは入退場の際にチケットをチェックすることを改札と呼び、入場する際の改札を入改札、退場する際の改札を出改札とも呼ぶ。
【0025】
図1は、本発明の第1および第2の実施形態に係る改札システムの構成例を示したもので、公衆網に接続して通信を行う機能と、公衆網とは別個に相手装置との間で無線通信路を確立して無線通信を行う無線通信機能(例えば、ここでは、Bluetoothの場合を例にとり説明する)を持つ携帯通信端末(例えば、携帯電話やPDA等で、以下、簡単に携帯端末と呼ぶ)を用いて駅やイベント会場等への入退場のための改札を行う改札システムの構成例を示している。
【0026】
この改札システムは、主に、各ユーザが所持する携帯端末100と改札機101とチケットサーバ104とホストデータベース(DB)103とから構成される。必要に応じて検札端末102、精算機105があってもよい。
【0027】
改札機101は、例えば、駅やイベント会場の入退場ゲートに設置され、ユーザがこのゲートを通過する際に、当該ユーザの所持する携帯端末100との間に無線通信路を確立して改札処理のためのデータの送受信を行う。
【0028】
チケットサーバ104は、チケット販売のサービスプロバイダにより運営され、公衆網(携帯電話網)経由のインターネットを介して、ユーザにチケット販売のサービスを提供するものである。
【0029】
ユーザは、携帯端末100で所定の電話番号をダイヤルすることにより、例えば、公衆網(携帯電話網)経由のインターネットを介してチケットサーバ104にアクセスし、ユーザが所望のチケットを注文し、購入する。料金の支払いは、例えば、公衆網とインターネットを通じた即時決済でも口座引き落としでも電話代と一緒に支払ってもよい。いずれにせよ、この料金の支払い方法は本発明の要旨でないので説明は省略する。チケットサーバ104は、携帯端末100との間で例えば料金の支払いに関する処理等が正常に終了すると、携帯端末100に対し、購入されたチケットとして、駅やイベント会場へ入場できることを証明してくれるデータ(電子化されたチケットで、チケット情報と呼ぶ)を送信する。携帯端末100は、受信したチケット情報をチケット格納部4(図3参照)に格納するようになっている。
【0030】
改札機101の構成は、図1に示すように、携帯端末100とBluetoothを用いて近距離無線通信を行うためのアンテナ203と、Bluetooth仕様書第1版(Bluetooth Version1.0)に記載されているベースバンド処理を実行するためのベースバンド処理部202と、ホストDB103と通信を行うための通信部205と、アンテナ203およびベースバンド処理部202を介して携帯端末100と通信することにより所定の改札処理を実行した結果、当該携帯端末100の入退場を許可した際にユーザを通行させるためにゲートの開閉を行うためのドア開閉制御部201と、上記各部を制御するとともに、所定の改札処理等を実行するための制御部204とから構成されている。
【0031】
検札端末102は、例えば、車掌が所持し、入退場ゲートを通過して駅に入場し、電車に乗り込んだユーザの携帯端末100に格納されているチケット情報のチェックを行うものである。
【0032】
検索端末102の構成は、図1に示すように、携帯端末100とBluetoothを用いて近距離無線通信を行うためのアンテナ304と、Bluetooth仕様書第1版(Bluetooth Version1.0)に記載されているベースバンド処理を実行するためのベースバンド処理部305と、ホストDB103と通信を行うための通信部303と、アンテナ304およびベースバンド処理部305を介して携帯端末100と通信することにより所定の検札処理を実行した結果(例えば、当該携帯端末100に表示されたチケット情報は有効であるか否か)を表示するための検索表示部301と、上記各部を制御するとともに、所定の検札処理等を実行するための制御部302とから構成されている。
【0033】
精算機105は、携帯端末100との間に無線通信路を確立した後、例えば、期限切れで未使用のチケット情報や、キャンセルするチケット情報等に対する精算処理を行い、精算された料金を返却するようになっている。
【0034】
精算機105は、図2に示すように、携帯端末100とBluetoothを用いて近距離無線通信を行うためのアンテナ403と、Bluetooth仕様書第1版(Bluetooth Version1.0)に記載されているベースバンド処理を実行するためのベースバンド処理部402と、ホストDB103と通信を行うための通信部405と、アンテナ403およびベースバンド処理部402を介して携帯端末100と通信することにより精算額等を算出した結果、料金の払い戻し、あるいは、不足料金の支払いの請求等を行うための精算部401と、上記各部を制御するとともに、精算額の算出等の所定の精算処理等を実行するための制御部404とから構成されている。
【0035】
ホストDB103は、チケットサーバ104と改札機101と検札機102と精算機105とに例えば、専用線、公衆網等により接続して通信を行い、これらから、それぞれの処理履歴を受信して格納する。ここでは、各携帯端末100のユーザ毎にあるいはBluetoothの識別番号毎に、購入されたチケット情報、改札されたチケット情報、精算されたチケット情報、検札されたチケット情報の一部または全部を対応付けて格納し、後に、利用状況の調査に用いたり、料金の支払い等に利用できるよう、管理するためのものである。
【0036】
携帯端末100、改札機101、検札端末102、精算機105等のように、Bluetoothによる無線通信が可能な端末(Bluetooth付きの端末)を、以下、Bluetooth端末とも呼ぶ。例えば、Bluetooth端末としてのヘッドセットと携帯端末100とをBluetoothにより無線接続して、携帯端末100のメモリなどに格納したMP3の音楽を、Bluetoothを介して、ヘッドセットで聞くことができる。
【0037】
以下の実施形態では、少なくとも、Bluetooth端末間、チケットサーバ104と携帯端末100との間でチケット情報等の改札、検札、精算等に必要なデータをを送受信する際には、この送受信データを、例えば、悪意の第三者に容易に改竄されないように、例えば、当該Bluetooth端末間、チケットサーバ104と携帯端末100との間で共有される鍵情報で暗号化されているものとする。また、携帯端末100のチケット格納部4には、暗号化されたチケット情報が格納されている。携帯端末100でチケット情報を表示する際には、チケット格納部4から読み出されたチケット情報を制御部9で当該鍵情報を用いて復号してから表示部6に表示する。改札機101、検札端末102、精算機105は、携帯端末100から暗号化されたデータを受け取ると、それぞれの制御部204、302、404で当該鍵情報を用いて復号してから、改札、検札、精算処理等を行う。
【0038】
なお、このチケット情報の暗号化・復号化については、本発明の要旨でないので、説明は省略する。
【0039】
(第1の実施形態)
図3は、第1の実施形態に係る改札システムに用いられる携帯端末100の構成例を示したもので、指示部1、中断接続ポイント記憶部2、無線通信接続部3、チケット格納部4、表示部6、公衆網送受信部7、近距離無線送受信部8から構成されている。
【0040】
携帯端末100の外観の一例を図7に示す。図7に示すように、携帯端末100は、液晶パネルから構成される表示部6、端末電話番号や文字入力、各種指示入力を行うためのキー入力部22、公衆網を介して接続された通信相手と通話するための受話用スピーカ23、送話用マイク24、着信時に点滅する着信ランプ25、Bluetoothによる通信のためと携帯電話網に接続して通信するためのアンテナ21を持つ。なお、図3の指示部1は、図7に示すキー入力部22に対応する。
【0041】
図3の説明に戻り、公衆網送受信部7は、通常の電話として機能するために、公衆網に接続して送受信を行うためのものである。
【0042】
近距離無線送受信部8は、例えば、Bluetoothにより、駅やイベント会場などの入退場ゲートに設置された改札機101や、その他、検札端末102、精算機105等とのBluetooth端末間に無線通信路を確立し、チケット格納部4に格納されたチケット情報を用いた改札、検札、精算等の各種処理を行うためのデータの送受信を行うためのものである。以下、近距離無線送受信部8をBluetooth送受信部8と呼ぶ。
【0043】
Bluetooth送受信部8は、2.4GHz帯で無線通信を行うためのアンテナ、ベースバンド部、L2CAP(Logical Link Control and Adaptation Protocol)などの例えばBluetooth仕様書第1版(Bluetooth Version1.0)に記載されているプロトコル制御部などから構成されている。
【0044】
改札機101とのやり取りは、例えば、図1に示すような構成を想定する。例えば、電車に乗り降りまたはイベント会場での出入りのため、その入退場ゲート(例えば、改札口)に近づいたときに、ユーザは、その改札で使うべきチケット情報を確認すべくそのチケット情報の内容の表示を指示部1から携帯端末100に指示する。指示部1でどのチケット情報が指示されたかは、制御部9に送られ、制御部9は、チケット格納部4より該当のチケット情報を読み出し、ユーザにチケット情報の内容を確認させるべく当該チケット情報の一部または全部を携帯端末100の表示部6に表示する。
【0045】
これから改札で使うべきチケット情報をユーザが確認するまでの手順としては、上記の他にもいろいろ考えられる。例えば、表示部6に表示されたメニューからチケット一覧表示の項目を選択して、現在チケット格納部4に格納されているチケット情報の一覧を表示部6に表示する。この一覧は、ユーザに当該チケット情報がどのようなチケットであるかが認識できるような内容を一覧形式にしたものであれば何でもよい。ユーザが一覧の中から所望のチケット情報を選択することにより(すなわち、選択したチケット情報の表示を指示することにより)、制御部9は、チケット格納部4より該当チケット情報を読み出し、ユーザにチケット情報の内容を確認させるべく当該チケット情報の一部または全部を携帯端末100の表示部6に表示するようにしてもよい。なお、チケット情報の一覧が、各チケット情報の内容がそれぞれ確認できるような一覧であってもよい。さらに、操作を簡単にするためのショートカットキー(例えば、チケットキー)を携帯電話に設けて、メニュー操作を減らす方法もある。
【0046】
なお、ユーザがこれから使おうとするチケット情報の内容を表示部6に表示するのは、ユーザにチケット情報の内容を確認したいがためで、電子化されたチケットを用いて改札を行う際に必須の動作である。チケット情報の確認操作としては、上記したようなチケット情報を表示させる操作の他にも、音声にて提示させる等、種々考えられる。
【0047】
制御部9は指示部1から選択されたチケット情報の表示が指示されたとき(あるいは、各チケット情報の内容がそれぞれ確認できるような一覧の中から所望の1つが選択されたときであってもよい)、それを受けて無線通信接続制御部3を起動する。無線通信接続制御部3は、現在、Bluetooth送受信部8が改札機101以外の他のBluetooth端末と通信行っている場合には、その通信を、後で再開できるように、接続先のBluetooth端末の識別番号などの情報を中断接続ポイント記憶部2に格納する等、当該通信の中断のため(無線通信路(リンク)を確立していない状態(Standbyモード)にするため)の所定の処理を行う。
【0048】
図4はチケット格納部4に格納されているチケット情報の格納例を示したものである。図4(a)は、例えば、座席指定のように使用期日が確定しているチケット情報の場合の例である。「チケット」の欄には、購入したチケット情報が、新幹線、航空券、テーマパークなどの何のチケットであるかを識別するための識別番号(T1、T2、…)が格納されている。「指定期日」の欄には、チケットを使用する期日と時刻(例えば、識別番号が「T1」のチケット情報の指定期日は2000年11月4日h1時m1分「00.11.04.h1.m1」である)が格納されている。新幹線や航空券の座席指定などの場合には、期日だけでなく、何時何分なのかまで格納されている。テーマパークのチケットなどのように、期日のみが有効であるようなチケットは時刻を表す部分(例えば、識別番号が「T1」であるチケット情報の指定期日の場合、「h1.m1」)に、例えば、「99.99」などの数字がならび、適用外であることを示す。「サービス種」の欄には、チケットの提供元、使用先である例えば、鉄道会社、航空会社、テーマパークの識別番号あるいは名称(例えば、ASP1、ASP2、ASP3…)が格納されている。「購買日」の欄にはチケットが購入された日、「内容」の欄にはチケットの詳細、例えば、座席指定の新幹線、航空機の場合、機名と号車、座席番号などが格納されている。
【0049】
図4(b)は、例えば、回数券などの使用期日に幅があるチケット情報の場合の格納例である。ここでは、図4(a)と異なる部分について説明する。すなわち、識別番号が「T3」のチケット情報は、例えば、回数券なので、指定期日(チケット情報の有効期間の開始日時)とは別に終了期日(チケット情報の有効期間の終了日時)を格納している。
【0050】
図4(c)は、例えば、図4(a)に示したようなチケット情報に「入改札」の欄が追加されたもので、ここには、駅の改札口等で図4(a)に示したようなチケット情報を用いて改札して(改札機101で入場可と判定されて)入場する際に、改札駅名等の入場ゲートの場所を識別する情報が書き込まれる。なお、図4(c)には示していないが、入場した日時も同様にして書き込むようにしてもよい。
【0051】
次に、図5に示すフローチャートを参照して、図3に示した構成の携帯端末100を用いた改札手順について説明する。まず、図3に示した構成の携帯端末100を所持するユーザが、携帯端末100に他のBluetooth端末としての例えばヘッドセットを無線接続して音楽を聴きながら、例えば、駅の改札口に近づいてきたとする。ユーザは、駅の入場の改札で使うべきチケット情報(例えば、図4(a)に示したようなチケット情報)の内容を確認すべくそのチケット情報の表示を指示部1から携帯端末100に指示する(ステップS1)。制御部9は、指定されたチケット情報をチケット格納部4から読み出す(ステップS2)。読み出されたチケット情報は表示部6に、例えば、図7に示すように表示される(ステップS3)。
【0052】
無線通信制御部3は、通信切断処理を開始する(ステップS4)。まず、Bluetooth送受信部8が他のBluetooth端末とマスタあるいはスレーブどちらにせよ、通信中か否かをチェックする(ステップS5)。例えば、ユーザがBluetooth付のヘッドセットにより音楽を聴いている最中であれば、通信中であり、その通信を中断しなければならない。中断する際には、後に、当該通信を再開できるように、現在通信中のBluetooth端末の識別番号などの情報を中断接続ポイント記憶部2に格納する(ステップS6)。その後、通信を中断し、例えば、Standbyモードになったら(ステップS7)、Bluetooth送受信部8は、改札機101との間の無線通信路を確立するための処理を開始する(ステップS8)。尚、ステップS5で携帯端末100が他のBluetooth端末と通信していなければ、通信切断処理なしにステップS8へ移行する。
【0053】
改札機101と携帯端末100との間に無線通信路が確立されると(ステップS9)、ステップS10へ進み、Bluetooth送受信部8は、現在表示部6に表示されているチケット情報を改札機101に送信するなどして、所定の改札処理を実行する(なお、この改札処理は、本発明の要旨でないので説明は省略するが、この場合、有効な乗車券としてのチケット情報を持ち、少なくとも駅構内への入場が可能か否かをチェックしている)。そして、図4(c)に示すように、チケット格納部4に格納されたチケット情報として新たに「入改札」の欄に改札駅名を付加する。その後、改札機101との間に確立されていた無線通信路を切断して(ステップS11)、予め定められた時間(α時間)経過したところで(ステップS12)、中断していた他のBluetooth端末(ここでは例えば、ヘッドセット)との通信を再開すべく、先ほど一時的に退避した中断接続ポイント記憶部2より接続情報を読み出し、ヘッドフォンとの間に無線通信路の確立を行って、通信を再開する(ステップS13)。予め定められた時間(β時間)経過したときに(ステップS14)、表示部6に表示していたチケット情報の表示を終了する(ステップS15)。表示部6に表示されたチケット情報は、改札口を通過後も所定時間、あるいは、ユーザからの表示終了の指示があるまで表示部6に表示させておくことが望ましい。これは、例えば、何号車のどの座席番号かがユーザに確認できるようにするためである。なお、このβ時間の値はユーザにより設定されるものであってもよい。
【0054】
なお、ステップS9で、何らかの理由により、改札機101との間に無線通信路が確立できなかった場合も、ステップS12へ進み、一定時間(例えば、α時間)、改札機101との間の無線通信路の確立できるまで、その確立を試みる(ステップS9)。が、α時間経過後は、ステップS13へ進み、中断していた他のBluetooth端末との接続を再開する。
【0055】
なお、ユーザが改札口を通過するためではなく、単なるチケット情報の確認のためだけに、チケット情報の表示を指示することもある。この場合、制御部9は、タイマ9aを持ち、ステップS3のチケット情報表示の際に、制御部9は、タイマ9aを参照して、チケット情報に含まれている指定期日(あるいは指定期日から終了期日までの期間)か有効範囲内か否か、すなわち、例えば、チケット情報が定期券や回数券等であれば、現在日時が当該チケット情報にて指定された期間内であるか否か、座席指定された乗車券等であれば、現在日時がその指定日時から所定の時間以内にあるか否かを確認する(ステップS20)。表示したチケット情報に含まれている指定期日(あるいは指定期日から終了期日までの期間)か有効範囲内であれば、ステップS4以降の処理を続行する。もし、指定期日が有効範囲内であって、ステップS4以降の処理が始まってしまっとしても、単にチケット情報を確認するだけの場合は、そばに、例えば、携帯端末100から通信の限界距離範囲内に改札機101が存在することはないので、改札機101との交信ができないので、結局、ステップS12で、α時間接続の試みをした後、接続を断念し、中断していた他のBluetooth端末との通信に戻るようになっているので(ステップS13)、問題はない。
【0056】
ステップS20で、もし、指定期日が有効範囲外であれば、ステップS14へ進み、β時間、当該チケット情報を表示した後、チケット表示を終了する(ステップS15)。
【0057】
上記実施形態では、入場の際の改札処理を例にとって説明したが、退場の際の改札もその要旨は上記同様である。
【0058】
以上説明したように、上記第1の実施形態によれば、携帯通信端末に格納されているチケット情報を用いて、例えば、改札、精算、検札等を行う際に、利用するチケット情報の表示操作という、チケットを利用する際には通常誰もが行う操作を行うだけで、他の装置との間の無線通信より優先して改札等のためのデータ送受信が開始されるので、携帯通信端末が他の装置と通信を行っている最中であっても、ユーザに負担をかけない簡単な操作により、携帯通信端末に格納されているチケット情報を用いた改札、精算、検札等が可能となる。
【0059】
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態に係る携帯端末100の構成例を示したもので、図3の携帯端末100の構成にメモ格納部11を追加した構成となっている。以下、第1の実施形態と異なる部分についてもに説明する。
【0060】
第2の実施形態では、例えば、使用済みにより、あるいは精算されたことにより、あるいは、有効期限が切れていることにより、無効となったチケット情報をチケット格納部4から削除する。その際、少なくとも、削除したチケット情報(の内容)がどのようなものであったかを後に確認できる程度に、その削除したチケット情報の履歴をメモ格納部11に格納する。
【0061】
使用済みにより、無効となったチケット情報をチケット格納部4から削除する場合を例にとり、その処理動作について説明する。すなわち、例えば、識別番号が「T1」のチケット情報を用いて、図5に示したフローチャートに従って入場の際の改札を行うと、チケット格納部4には、図9(a)に示すように、どこの改札口(ここでは「ST1」)でいつ(ここでは、「00.11.04.h4.m4」)入場したかが書き込まれ、図5に示したフローチャートに従って入場の際と同様に退場の際の改札を行うと、チケット格納部4には、図9(a)に示すように、どこの改札口(ここでは「St1」)からいつ(ここでは「00.11.04.h5.m5」)退場したかが記入される。
【0062】
この時点で、この識別番号が「T1」のチケット情報は、その有効性を失ったので、チケット格納部4から削除する。その際、削除するチケット情報は、後に何らかの用途(例えば、精算)に用いる場合もあるので、削除するチケット情報そのもの、またはその一部をメモ格納部11に複写しておく。
【0063】
つまり、チケット格納部4からは、図9(b)に示すように、使用により有効性を失ったチケット情報は削除され、かわりにメモ格納部11に図10に示すように、削除されたチケット情報が格納されている。このメモ格納部11に格納されているチケット情報の内容を表示したとしても、これはもはやチケット情報として有効でないので、改札機101を通過することはできない。
【0064】
尚、メモ格納部11に格納された履歴としてのチケット情報は暗号化されていてもよい。
【0065】
改札機101を通過した後に、例えば、駅構内で別のBluetooth端末としての清算機105と通信することで、チケット格納部4に格納されているチケット情報のうち、指定日時を過ぎているのに、使用されていないチケット情報の清算をすることも可能である。この場合も、携帯端末100の処理動作は、図5に示したフローチャートと同様で、表示部6に精算したチケット情報の表示をさせることで、それをトリガとして、通信切断処理を開始し、その後、精算機105との間で無線接続を開始する。
【0066】
例えば、予定外の駅で降りてしまったとき等でも、その清算は、携帯端末100にチケット情報を表示するという簡単な操作で、Bluetooth端末としての清算機105と通信することにより、上記同様にして清算が行える。
【0067】
以上説明したように、上記第2の実施形態によれば、チケット格納部4に格納されているチケット情報のうち、例えば、精算され、あるいは期限切れ、使用済みとなったために、無効となったチケット情報を削除し、同時にその履歴は保存するので、後に無効となり削除されたチケット情報が有用になった場合(例えば、精算が可能となった場合)でも、メモ格納部11に保存されている履歴を参照すればよいので、利便性がよい。
【0068】
なお、上記第1および第2の実施形態で用いられる、チケット情報とは、電車、バス、飛行機等の乗車券や、劇場への入場券、テーマパークの利用券等、特に限定するものではない。
【0069】
なお、本発明は、上記第1〜第2の実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、上記各実施形態には種々の段階の発明は含まれており、開示される複数の構成用件における適宜な組み合わせにより、種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果(のなくとも1つ)が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、携帯通信端末を用いた近距離無線通信による改札等のためのデータ送受信が、ユーザへの負担をかけずに簡単な操作で開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る改札システムの構成例を示した図。
【図2】本発明の実施形態に係る改札システムの構成例を示した図。
【図3】携帯通信端末の構成例を示した図。
【図4】携帯通信端末のチケット格納部におけるチケット情報の格納例を示した図。
【図5】携帯通信端末の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図6】携帯通信端末の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図7】携帯通信端末の外観図と、表示部におけるチケット情報の表示例を示した図。
【図8】携帯通信端末の他の構成例を示した図。
【図9】携帯通信端末のチケット格納部におけるチケット情報の他の格納例を示した図。
【図10】携帯通信端末のメモ格納部における削除されたチケット情報の履歴の格納例を示した図。
【符号の説明】
1…表示部
2…中断接続ポイント記憶部
3…無線通信接続制御部
4…チケット格納部
6…表示部
7…公衆網送受信部
8…近距離無線送受信部
9…制御部
9a…タイマ
11…メモ格納部
100…携帯通信端末
101…改札機
102…検札端末
103…ホストデータベース
104…チケットサーバ
105…精算機

Claims (8)

  1. 公衆網に接続して通信を行う第1の通信手段と、
    無線通信路を確立して無線通信を行う第2の通信手段と、
    前記第1の通信手段で、前記公衆網を介して得た、購入チケットとしてのチケット情報を記憶する記憶手段と、
    表示手段と、
    を備えた携帯通信端末において、チケット利用の際に、相手装置との間に前記無線通信路を確立して、前記記憶手段に記憶されたチケット情報に基づき必要なデータの送受信を行うためのデータ送受信方法であって、
    前記表示手段が、前記記憶手段に記憶されたチケット情報のうち利用したいチケット情報の確認操作により該チケット情報を表示する第1のステップと、
    前記第1のステップで、前記チケット情報が表示された後、前記第2の通信手段が、前記相手装置とは別の他の装置との間に既に確立されている無線通信路を用いた通信を中断する第2のステップと、
    前記第2のステップで、前記他の装置との間の通信が中断された後、前記第2の通信手段が、前記相手装置との間に無線通信路を確立する第3のステップと、
    前記相手装置との間に確立された無線通信路を用いたデータの送受信が終了した後、前記第2の通信手段が、前記他の装置との間の無線通信を再開する第4のステップと、
    を有するデータ送受信方法。
  2. 前記相手装置との間に所定時間以内に前記無線通信路が確立できないとき、前記第2の通信手段が、前記他の装置との間の無線通信を再開することを特徴とする請求項1記載のデータ送受信方法。
  3. 前記表示手段は、前記確認操作により表示したチケット情報を、前記相手装置との間のデータ送受信が終了後も、前記他の装置との間の無線通信を再開させるまで、あるいは、予め設定された時間が経過するまで、あるいは、表示終了の指示操作がなされるまで、表示することを特徴とする請求項1記載のデータ送受信方法。
  4. 前記記憶手段に記憶されたチケット情報のうち、無効なチケット情報を削除するとともに、その履歴は保存することを特徴とする請求項1記載のデータ送受信方法。
  5. 公衆網に接続して通信を行う第1の通信手段と、
    無線通信路を確立して無線通信を行う第2の通信手段と、
    前記第1の通信手段で、前記公衆網を介して得た、購入チケットとしてのチケット情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたチケット情報のうち利用したいチケット情報の確認操作により該チケット情報を表示する表示手段と、
    を具備し、
    前記第2の通信手段は、
    相手装置との間で、前記表示手段に表示されたチケット情報に基づき必要なデータの送受信を行うために、
    前記表示手段で前記チケット情報が表示された後、前記相手装置とは別の他の装置との間で、既に確立されている無線通信路を用いた通信を中断する処理と、
    前記他の装置との間の通信が中断された後、前記相手装置との間に無線通信路を確立する処理と、
    前記相手装置との間に確立された無線通信路を用いたデータの送受信が終了した後、前記他の装置との間の無線通信を再開する処理と、
    を実行することを特徴とする携帯通信端末。
  6. 前記第2の通信手段は、前記相手装置との間に所定時間以内に前記無線通信路が確立できないとき、前記他の装置との間の無線通信を再開することを特徴とする請求項記載の携帯通信端末。
  7. 前記表示手段は、前記確認操作によりチケット情報を表示するとともに、この表示されたチケット情報を、前記相手装置との間のデータ送受信が終了後も、前記他の装置との間の無線通信を再開させるまで、あるいは、予め設定された時間が経過するまで、あるいは、表示終了の指示操作がなされるまで、表示することを特徴とする請求項記載の携帯通信端末。
  8. 前記記憶手段に記憶されたチケット情報のうち、無効なチケット情報を削除するとともに、その履歴は保存する履歴保存手段をさらに具備したことを特徴とする請求項記載の携帯通信端末。
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