JP3804081B2 - Ventilation duct - Google Patents

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【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、通風ダクトのシール材と、樹脂通風ダクトとが一体成形されたものであり、車両用空調装置に用いて好適である。
【０００２】
【従来の技術】
従来、車両用空調装置の通風ダクトの接続部には、モルトプレン製の発泡シール材を通風ダクトに接着して、必要な密閉性を確保している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般に、使用済の物を再利用しようとする場合には、先ずその物を構成する材質毎に構成部材を分類をする。そして、それぞれの構成部材毎に再利用するための処理を行う。したがって、使用済となった車両用空調装置を再利用する場合は、モルトプレン製の発泡シール材と樹脂製の通風ダクトとの分離作業が生じる。
【０００４】
しかし、前述のごとく発泡シール材は、通風ダクトに接着されているので、これらの分離は容易でない。
本発明は、上記点に鑑み、必要な密閉性を確保することができるシール構造を通風ダクト本体とともに一体成形して、容易に再利用することができる通風ダクトを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を用いる。請求項１に記載の発明では、通風路を区画する樹脂製通風ダクト本体（２）と、前記樹脂製通風ダクト本体（２）の通風方向端部に設けられたシール片（９）とを有し、前記シール片（９）は、撓ませた状態で他の通風ダクト（２０）に接続され、その復元力を利用して前記他の通風ダクト（２０）の接続部端面に圧着されるようにする弾性変形し易い形状で前記樹脂製通風ダクト本体（２）に対して一体成型されており、前記シール片（９）には、溝（１５）が形成されていることを特徴とする。
【０００６】
請求項２に記載の発明では、請求項１に記載の樹脂製通風ダクトにおいて、前記シール片（９）は前記樹脂製通風ダクト本体（２）に対して、その肉厚を薄くした薄肉形状で一体成型されていることを特徴とする。
【０００７】
請求項３に記載の発明では、請求項１または２に記載の樹脂製通風ダクトにおいて、前記シール片（９）の通風方向断面の形状は、前記シール片（９）の先端に行くほど、前記樹脂製通風ダクト本体（２）中心に近づくように、成型されていることを特徴とする。請求項４に記載の発明では、請求項１ないし３のいずれか１つに記載の樹脂製通風ダクトにおいて、前記溝（１５）は、前記シール片（９）の通風方向断面に対して直交するように設けられていることを特徴とする。請求項５に記載の発明では、請求項１ないし３のいずれか１つに記載の樹脂製通風ダクトにおいて、前記溝（１５）は、前記シール片（９）の通風方向断面に沿うように設けられていることを特徴とする。
【０００８】
請求項６に記載の発明では、請求項１ないし５のいずれか１つに記載の樹脂製通風ダクトからなる第１通風ダクトと、通風路を区画する前記他の通風ダクトとしての第２通風ダクト（２０）とを具備し、前記第２通風ダクトの接続部端面に前記第１通風ダクトの前記シール片（９）が圧着するように撓ませた状態で、前記第２通風ダクト（２０）と前記第１通風ダクトとが接続されている通風ダクト構造を特徴とする。
【０００９】
なお、上記各手段のカッコ内の符号は、後述する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【００１０】
【発明の作用効果】
請求項１〜６に記載の発明によれば、樹脂製通風ダクト本体の通風方向端部にシール片が設けられているので、この弾性変形し易いシール片を撓ませた状態で、他の通風ダクトに接続することができる。これにより、シール片の復元力を利用して他の通風ダクトの接続部端面にシール片を圧着することができる。したがって、別体のシール材を樹脂製通風ダクト本体の接続部端面に接着しなくても、このシール片によって密閉性を確保することができる。
【００１１】
また、シール片が他の通風ダクトの接続部端面に沿うように撓むので、他の通風ダクトの接続部端面の傾きによる密閉不良を、その撓みの範囲内で吸収することができる。
また、シール片が、樹脂製通風ダクト本体に一体成形されているので、シール材の材料費およびシール材の接着組付け工程を省くことができるので、通風ダクトの製造原価の低減を図ることができる。
【００１２】
ところで、通風ダクトを再利用する場合は、樹脂製通風ダクト本体とシール材とを分離しなければならない。しかし本発明によれば、シール材に相当するシール片と樹脂製通風ダクト本体とは同じ樹脂材料なので、シール材と通風ダクトとの分離作業は不要である。しがって、別体のシール材が樹脂製通風ダクト本体に接着されているものと比べて、容易に再利用することができる。
【００１３】
請求項３に記載の発明によれば、シール片の通風方向断面の形状は、シール片の先端に行くほど、樹脂製通風ダクト本体中心から遠去かるように成形されているので、他の通風ダクトを接続した場合、シール片は、さらに樹脂製通風ダクト本体中心から遠去かるように撓む。つまり、シール片の復元力の向きは、樹脂製通風ダクト本体中心方向となる。さらに、ダクトの外圧が内圧よりも高い場合には、圧力差によって樹脂製通風ダクト本体中心に向かう力が、前述の復元力に加えてさらにシール片に加わる。したがって、ダクトの外圧が内圧よりも高い場合には、より一層密閉性の向上を図ることができる。
【００１４】
請求項４記載の発明によれば、シール片の通風方向断面の形状は、シール片の先端に行くほど、樹脂製通風ダクト本体中心に近づくように成形されているので、他の通風ダクトを接続した場合、シール片は、さらに樹脂製通風ダクト本体中心に近づくように撓む。つまり、シール片の復元力の向きは、樹脂製通風ダクト本体中心から遠去かる向きとなる。さらに、ダクトの内圧が外圧よりも高い場合には、圧力差によって樹脂製通風ダクト本体中心から遠去かる向きの力が、前述の復元力に加えてさらにシール片に加わる。したがって、ダクトの内圧が外圧よりも高い場合には、より一層密閉性の向上を図ることができる。
【００１５】
請求項５に記載の発明によれば、シール片に溝が設けられているので、シール片がより一層撓み易くなる。したがって、シール片が、他の通風ダクトの接続部端面により良く沿うように撓むので、より一層密閉性の向上を図ることできる。
【００１６】
【実施例】
以下、本発明を図に示す実施例について説明する。
（第１実施例）
図１は、車両用空調装置の送風ユニット１に本発明の通風ダクトを適用した場合を示している。送風ユニット１の上部には、室外気と室内気の導入の切り換えを行う内外気切換箱２が配置されている。この内外気切換箱２の上部の開口部３は、室外気を導入する外気導入口で、この外気導入口３は、図示されていない車両に設けられた外気導入口からの外気導入ダクトに接続されている。
【００１７】
また、この外気導入口３の全周には、外気導入口３と外気導入ダクトとの接続部の密閉性を確保するためのシール材に相当するシール片９が、内外気切換箱２と一体成形されている。そして、このシール片９を外気導入ダクトの端部に押し当てるようにして、内外気切換箱２を車両にネジ止め固定して、外気導入口３と外気導入ダクトとは接続されている。
【００１８】
また、内外気切換箱２の側面の開口部４は、室内気の導入をする室内気導入口である。そして、これらの導入口の開閉を行う内外気切換ドア５が、内外気切換箱２内に配置されている。この内外気切換ドア５は、図示されていないサーボモータよって開閉される。さらに、この内外気切換箱２に隣接して、その空気下流に送風手段をなす送風装置６が配置されている。この送風装置６は、通風ダクトをなすスクロール状のケーシング７と、図示されていないブロワモータとファンとから構成されている。ケーシング７の空気下流には吹出口８が設けらており、この吹出口８の全周には、シール材をなすシール片９が設けられている。
【００１９】
また、吹出口８と、図示されていないクーラユニットの空気入口とは、シール片９をクーラユニットの空気入口の周縁部に押し当てるように接続している。そして、それぞれの周縁部は、図示されていないネジ止めまたは嵌め込みスプリング（弾性力によって固定するＣ形クランプ）によって固定されている。
以下に、第１実施例の詳細をを図２を用いて説明する。
【００２０】
図２は、図１のＡ−Ａ断面を示しており、シール片９は、樹脂（ポリプロピレンまたはエラストマー）製で、樹脂製通風ダクト本体に相当する内外気切換箱２本体とともに一体成形されている。なお、以下、内外気切換箱２本体をダクト本体２と呼び、内外気切換箱２をダクト１１と呼ぶ。
また、シール片９の断面形状は、図２の実線に示すように、その先端に向かうほどダクト本体２の中心から遠去かるように、略半円弧形状（本実施例では、曲率半径１５ｍｍ程度）に成形されている。さらに、シール片９の厚みは、シール片９が撓み易くなる程度に薄く（本実施例では、０．６ｍｍ程度）成形されている。因みに、ダクト本体２の厚みは、本実施例では、１．５〜２．０ｍｍ程度である。
【００２１】
次に、本実施例の特徴を述べる。
他のダクト２０とダクト１１とが接続された場合、シール片９は、図２の２点鎖線で示すように、樹脂製通風ダクト本体中心から遠去かるように撓んだ状態で、ダクト２０のフランジ部２１に圧着している。つまり、シール片９が撓むことによって復元力が発生し、この復元力がシール片９をフランジ部２１に圧着させる。したがって、ダクト２０とダクト１１との接続部の密閉性を確保することができる。
【００２２】
シール片９の通風方向断面の形状は、シール片９の先端に行くほど、ダクト本体２中心から遠去かるように、略半円弧状に成形されているので、ダクト２０を接続した場合、シール片９は、さらにダクト本体２中心から遠去かるように撓む。つまり、シール片９の復元力の向きは、ダクト本体２中心に近づく向きとなる。さらに、ダクトの外圧が内圧よりも高い場合には、圧力差によってダクト本体２中心に向かう力が、前述の復元力に加えてさらにシール片９に加わる。したがって、ダクトの外圧が内圧よりも高い場合には、より一層密閉性の向上を図ることができる。
【００２３】
また、シール片９がダクト２０のフランジ部２１に沿うように撓むので、フランジ部２１の傾きによる密閉不良を、その撓みの範囲内で吸収することができる。
また、シール片９が、ダクト本体２に一体成形されているので、シール材の材料費およびシール材の接着組付け工程を省くことができるので、通風ダクトの製造原価の低減を図ることができる。
【００２４】
ところで、一般に通風ダクトを再利用する場合は、ダクト本体とシール材とを分離しなければならない。しかし本実施例では、シール材に相当するシール片９が、ダクト本体２に一体成形されているので、シール材と通風ダクトと分離作業は不要である。しがって、別体のシール材が樹脂製通風ダクト本体に接着されているものと比べて、容易に再利用することができる。
【００２５】
（第２実施例）
シール片９は、図３の実線に示すように、ダクト１１の内側に略半円弧形状に成形されており、さらに、その凹面側は、ダクト１１の通風方向であって、ダクト１１の端面外向きになるように成形されている。
ダクト２０をダクト１１に接続する場合は、図３の２点鎖線に示すように、シール片９をダクト１１の端部１２を中心に外径方向に１８０度回転して、フランジ部２１に圧着して接続する。
【００２６】
また、シール片９は、ダクト２０を接続した状態では、その先端に向かうほどダクト本体２の中心から遠去かるように撓むので、第１実施例と同様に、外圧が内圧より高い使用状態においては、より高い密閉性を得ることができる。
また、図４に示すように、ダクト１１のフランジ部が無いものであっても、本実施例と同様の効果を得ることができる。
【００２７】
（第３実施例）
第３実施例は、第２実施例に示すシール片９の配置を変えたものである。すなはち、図５の実線に示すように、シール片９は、ダクト１１の外側に略半円弧形状に成形されて、さらに、凹側をダクト１１の通風方向であって、ダクト１１の端面外向きになるように成形されている。
【００２８】
ダクト２０をダクト１１に接続する場合は、図５の２点鎖線に示すように、シール片９をダクト１１の端部１３を中心に内径方向に１８０度回転して、フランジ部２１に圧着して接続する。また、コーナ部では、図６の実線に示すように、直線部分のシール片９ａとシール片９ｂとに分割されており、そして、シール片９ａとシール片９ｂとを突き合わせてコーナ部を形成している。
【００２９】
次に、本実施例の特徴を述べる。
シール片９の通風方向断面の形状は、シール片９の先端に行くほど、ダクト本体２中心に近づくように、成形されているので、ダクト２０を接続した場合、シール片９は、さらにダクト本体２中心に近づくように撓む。つまり、シール片９の復元力の向きは、ダクト本体２中心から遠去かる向きとなる。さらに、ダクトの内圧が外圧よりも高い場合には、圧力差によってダクト本体２中心から遠去かる向きの力が、前述の復元力に加えてさらにシール片９に加わる。したがって、ダクトの内圧が外圧よりも高い場合には、より一層密閉性の向上を図ることができる。
【００３０】
なお、図７に示すように、ダクト１１のフランジ部が無いものであっても、本実施例と同様の効果を得ることができる。
（第４実施例）
第４実施例は、第３実施例を、さらに改良したものである。すなはち、図８に示すように、ダクト１１の端部の内径側に、位置決め用の溝１４を設ける。次に、図８の２点鎖線に示すように、シール片９をダクト１１の端部１３を中心に内径方向に１８０度回転させる。さらに、溝１４にシール片９の先端を差し込んで、シール片９をかまぼこ状に形成する。そして、このかまぼこ状に形成されたシール片９を撓ませるように、フランジ部２１とシール片９とを圧着させてダクト２０を接続する。
【００３１】
また、コーナ部は、図９に示すように、直線部のシール片９ａ、９ｂとコーナに沿って湾曲したシール片９ｃとから構成されている。シール片９ｃは、前述のように溝１４にシール片９の先端を差し込んで、かまぼこ状に形成するのではなく、湾曲した形状で一体成形してかまぼこ状に形成する。また、シール片９ａおよび９ｃと９ｂおよび９ｃとの接合部は、図１０に示すように、双方のシール片が僅かに重なるように形成されている。
【００３２】
本実施例の特徴を述べる。
シール片９は、かまぼこ状に撓んだ状態で接続されて圧着されるので、同一撓み量においては、復元力が前述の第１〜３実施例に比べて大きくなる。したがって、密閉性の向上を図ることができる。
（第５実施例）
シール片９の通風方向断面の形状は、図１１に示すように、シール片９の先端に行くほど、ダクト本体２中心に近づくように、略円弧状（Ｅ寸法は、Ｒ１５ｍｍ）に成形されている。また、シール片９は、シール片９とダクト本体２との境界と略円弧状部位との間に所定距離（図１２のＣまたはＤ寸法）を保つように成形されている。また、シール片９とダクト本体２との境界部位には、その全周にわたってＶ字型の溝１５（溝深さは０．３ｍｍ）を設けられている。さらに、シール片９とダクト本体２との境界部位と略円弧状部位との間に所定距離のうち、コーナ部では、図１２に示すように、Ｃ寸法がＤ寸法より大きくなるように成形されている。なお、本実施例では、Ｃ寸法は約１５ｍｍ、Ｄ寸法は３ｍｍ、Ｆ寸法はＲ２５ｍｍであり、シール片９の厚みは０．６ｍｍである。
【００３３】
次に、本実施例の特徴を述べる。
シール片９とダクト本体２との境界部位には、溝１５が設けられているので、シール片９の剛性が低下し、シール片９が撓み易くなる。また、シール片９とダクト本体２との境界部位と略円弧状部位との間に所定距離があるので、シール片９とダクト本体２との境界部位での曲げモーメントが大きくなる。したがって、シール片９は、より一層撓み撓み易くなる。
【００３４】
また、コーナ部のシール片９は、その支持部分が大きいので、シール片９は撓みにくい構造となっている。しかし、本実施例では、図１２に示すように、直線部分に比べて、溝１５と略円弧状部位と距離が大きい（Ｃ寸法がＤ寸法より大きい）ので、コーナ部であっても直線部分と同様の撓み易さを得るこができる。したがって、前述のように、シール片９がダクト２０のフランジ部２１に沿うように撓むので、より良く密閉することができる。
【００３５】
なお、図１３はダクト２０を接続した場合を示しており、Ｖ字型の溝１５を中心にシール片９を撓ませて、フランジ部２１にシール片９を圧着させている。また、本実施例も、内圧が外圧より高い使用状態においては、より高い密閉性を得ることができる。
（他の実施例）
シール片９を撓み易くするためのＶ字型の溝１５は、図１４に示すように、シール片９の通風方向断面に対して直交するように設けてもよく、また、図１５〜１７に示すように、シール片９の通風方向断面に沿うように設けてもよい。
【００３６】
また、図１８、１９に示すように、シール片９の先端部位に薄肉の突起１６を、シール片９の全周にわたって形成しても本発明を実施することができる。この薄肉の突起１６によって、フランジ部２１の凹凸をその吸収して、密閉性の向上を図ることができる。
また、シール片９は、その全体を薄くしないで、撓む部分のみを薄くして、他の部分を厚く（例えば、ダクト本体２と同じ厚み）しても、本発明を実施することができる。
【００３７】
なお、本発明に係る通風ダクトは、フランジ部２１を有さない通風ダクトとの接続も、可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る第１実施例の通風ダクトを車両用空調装置に適用した状態を示す斜視（一部断面）図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図を示す。
【図３】本発明に係る第２実施例を示す断面図である。
【図４】フランジ部を無くした第２実施例を示す断面図である。
【図５】本発明係る第３実施例を示す断面図である。
【図６】第３実施例のコーナ部を示す斜視図である。
【図７】フランジ部を無くした第３実施例を示す断面図である。
【図８】本発明に係る第４実施例を示す断面図である。
【図９】第４実施例のコーナ部を示す斜視図である。
【図１０】図９のＣ−Ｃ断面図である。
【図１１】本発明に係る第５実施例を示す断面図である。
【図１２】第５実施例のコーナ部を示す斜視図である。
【図１３】第５実施例に係る通風ダクトの接続状態を示す断面図である。
【図１４】シール片９の通風方向断面に対して、直交するように溝を設けた場合を示す断面図である。
【図１５】溝をシール片９の通風方向断面に対して、平行に溝を設けた場合を示す断面図である。
【図１６】図１５のＧ矢視図である。
【図１７】図１５のＨ矢視図である。
【図１８】シール片９の先端部に、薄肉突起を通風方向に向けて設けた状態を示す断面図である。
【図１９】シール片９の先端部に、薄肉突起をダクト本体中心に向けて設けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
２…ダクト本体、９…シール片、１１、２０…ダクト、２１…フランジ部。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention is one in which a sealing material for a ventilation duct and a resin ventilation duct are integrally formed, and is suitable for use in a vehicle air conditioner.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a foam sealing material made of maltoprene is bonded to a ventilation duct at a connection portion of a ventilation duct of a vehicle air conditioner to ensure a necessary airtightness.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in general, when a used item is to be reused, first, the constituent members are classified for each material constituting the item. And the process for reusing for every component is performed. Therefore, when the used vehicle air conditioner is reused, separation work between the foam seal material made of maltoprene and the ventilation duct made of resin occurs.
[0004]
However, as described above, since the foamed sealing material is bonded to the ventilation duct, it is not easy to separate them.
An object of this invention is to provide the ventilation duct which can be easily reused by integrally forming with the ventilation duct main body with the sealing structure which can ensure required airtightness in view of the said point.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention uses the following technical means. In the first aspect of the present invention, the resin ventilation duct main body (2) defining the ventilation path and the sealing piece (9) provided at the end in the ventilation direction of the resin ventilation duct main body (2) are provided. The seal piece (9) is connected to the other ventilation duct (20) in a bent state, and is crimped to the connection portion end surface of the other ventilation duct (20) using its restoring force. The resin ventilating duct body (2) is integrally molded in a shape that is easily elastically deformed, and a groove (15) is formed in the sealing piece (9) .
[0006]
According to a second aspect of the present invention, in the resin ventilation duct according to the first aspect, the sealing piece (9) has a thin shape with a reduced thickness relative to the resin ventilation duct body (2). It is characterized by being integrally molded .
[0007]
According to a third aspect of the present invention, in the resin ventilation duct according to the first or second aspect, the shape of the cross section in the ventilation direction of the seal piece (9) increases toward the tip of the seal piece (9). The resin ventilation duct body (2) is molded so as to approach the center. According to a fourth aspect of the present invention, in the resin ventilation duct according to any one of the first to third aspects, the groove (15) is orthogonal to the cross section of the sealing piece (9) in the ventilation direction. It is provided as follows. According to a fifth aspect of the present invention, in the resin ventilation duct according to any one of the first to third aspects, the groove (15) is provided so as to follow a cross section of the sealing piece (9) in the ventilation direction. It is characterized by being.
[0008]
According to a sixth aspect of the present invention, a first ventilation duct comprising the resin ventilation duct according to any one of the first to fifth aspects, and a second ventilation duct as the other ventilation duct that divides a ventilation path. (20) and the second ventilation duct (20) in a state where the seal piece (9) of the first ventilation duct is bent so as to be crimped to an end surface of the connection portion of the second ventilation duct. The ventilation duct structure is connected to the first ventilation duct .
[0009]
In addition, the code | symbol in the parenthesis of said each means shows a corresponding relationship with the specific means of the Example description described later.
[0010]
[Effects of the invention]
According to the first to sixth aspects of the present invention, since the sealing piece is provided at the end of the resin ventilation duct main body in the ventilation direction, the other ventilation is provided in a state where the elastically deformable sealing piece is bent. Can be connected to a duct. Thereby, a sealing piece can be crimped | bonded to the connection part end surface of another ventilation duct using the restoring force of a sealing piece. Therefore, even if a separate sealing material is not bonded to the connecting portion end face of the resin ventilation duct main body, the sealing performance can be secured by this sealing piece.
[0011]
Moreover, since the sealing piece is bent so as to be along the connection portion end face of the other ventilation duct, the sealing failure due to the inclination of the connection portion end face of the other ventilation duct can be absorbed within the range of the bending.
Further, since the sealing piece is integrally formed with the resin ventilation duct body, the material cost of the sealing material and the bonding assembly process of the sealing material can be omitted, so that the manufacturing cost of the ventilation duct can be reduced. it can.
[0012]
By the way, when the ventilation duct is reused, the resin ventilation duct body and the sealing material must be separated. However, according to the present invention, since the sealing piece corresponding to the sealing material and the resin ventilation duct main body are the same resin material, it is not necessary to separate the sealing material and the ventilation duct. Therefore, it can be easily reused as compared with the case where a separate sealing material is bonded to the resin ventilation duct body.
[0013]
According to the third aspect of the present invention, the shape of the cross section in the ventilation direction of the seal piece is formed so as to move away from the center of the resin ventilation duct body toward the tip of the seal piece. When the duct is connected, the seal piece bends further away from the center of the resin ventilation duct body. That is, the direction of the restoring force of the seal piece is the central direction of the resin ventilation duct body. Furthermore, when the external pressure of the duct is higher than the internal pressure, a force toward the resin ventilation duct body center due to the pressure difference is further applied to the seal piece in addition to the restoring force described above. Therefore, when the external pressure of the duct is higher than the internal pressure, the sealing performance can be further improved.
[0014]
According to invention of Claim 4, since the shape of the cross section of the ventilation direction of a sealing piece is shape | molded so that it may approach the resin ventilation duct main body center, so that it goes to the front-end | tip of a sealing piece, it connects other ventilation ducts. In this case, the seal piece is further bent to approach the center of the resin ventilation duct body. That is, the direction of the restoring force of the seal piece is a direction away from the center of the resin ventilation duct body. Furthermore, when the internal pressure of the duct is higher than the external pressure, a force in a direction away from the center of the resin ventilation duct main body due to the pressure difference is further applied to the seal piece in addition to the restoring force. Therefore, when the internal pressure of the duct is higher than the external pressure, the sealing performance can be further improved.
[0015]
According to the fifth aspect of the present invention, since the seal piece is provided with the groove, the seal piece is more easily bent. Therefore, since the seal piece is bent so as to be better along the end face of the connection portion of the other ventilation duct, the sealing performance can be further improved.
[0016]
【Example】
The present invention will be described below with reference to embodiments shown in the drawings.
(First embodiment)
FIG. 1 shows a case where the ventilation duct of the present invention is applied to a blower unit 1 of a vehicle air conditioner. In the upper part of the blower unit 1, an inside / outside air switching box 2 for switching between introduction of outdoor air and room air is arranged. An opening 3 at the top of the inside / outside air switching box 2 is an outside air introduction port for introducing outdoor air, and this outside air introduction port 3 is connected to an outside air introduction duct from an outside air introduction port provided in a vehicle (not shown). Has been.
[0017]
In addition, a seal piece 9 corresponding to a sealing material for ensuring the sealing property of the connection portion between the outside air introduction port 3 and the outside air introduction duct is integrated with the inside / outside air switching box 2 around the entire circumference of the outside air introduction port 3. Molded. The outside air introduction port 3 and the outside air introduction duct are connected by screwing and fixing the inside / outside air switching box 2 to the vehicle so that the seal piece 9 is pressed against the end of the outside air introduction duct.
[0018]
Moreover, the opening part 4 of the side surface of the inside / outside air switching box 2 is an indoor air introduction port for introducing indoor air. An inside / outside air switching door 5 for opening and closing these inlets is arranged in the inside / outside air switching box 2. The inside / outside air switching door 5 is opened and closed by a servo motor (not shown). Further, an air blower 6 is disposed adjacent to the inside / outside air switching box 2 and forms air blowing means downstream of the air. The blower 6 includes a scroll-like casing 7 that forms a ventilation duct, and a blower motor and a fan (not shown). A blower outlet 8 is provided in the air downstream of the casing 7, and a seal piece 9 that forms a sealing material is provided on the entire periphery of the blower outlet 8.
[0019]
Moreover, the blower outlet 8 and the air inlet of the cooler unit which is not shown in figure are connected so that the seal piece 9 may be pressed against the peripheral part of the air inlet of a cooler unit. And each peripheral part is being fixed by the screwing which is not shown in figure, or a fitting spring (C-type clamp fixed with elastic force).
Details of the first embodiment will be described below with reference to FIG.
[0020]
FIG. 2 shows an AA cross section of FIG. 1, and the seal piece 9 is made of resin (polypropylene or elastomer) and is integrally formed with the inside / outside air switching box 2 body corresponding to the resin ventilation duct body. . Hereinafter, the inside / outside air switching box 2 body is referred to as a duct body 2 and the inside / outside air switching box 2 is referred to as a duct 11.
Further, as shown by the solid line in FIG. 2, the cross-sectional shape of the seal piece 9 is a substantially semicircular arc shape (in this embodiment, a radius of curvature of about 15 mm) so as to move away from the center of the duct body 2 toward the tip. ). Furthermore, the thickness of the seal piece 9 is formed so thin that the seal piece 9 is easily bent (in this embodiment, about 0.6 mm). Incidentally, the thickness of the duct body 2 is about 1.5 to 2.0 mm in this embodiment.
[0021]
Next, features of the present embodiment will be described.
When the other duct 20 and the duct 11 are connected, the seal piece 9 is bent so as to move away from the center of the resin ventilation duct body as shown by a two-dot chain line in FIG. The flange portion 21 is crimped. That is, a restoring force is generated by bending the seal piece 9, and the restoring force causes the seal piece 9 to be crimped to the flange portion 21. Therefore, the sealing property of the connection part between the duct 20 and the duct 11 can be ensured.
[0022]
Since the shape of the cross section in the ventilation direction of the seal piece 9 is formed in a substantially semicircular arc shape so that it goes away from the center of the duct body 2 as it goes to the tip of the seal piece 9, when the duct 20 is connected, the seal The piece 9 further bends away from the center of the duct body 2. That is, the direction of the restoring force of the seal piece 9 is a direction approaching the center of the duct body 2. Further, when the external pressure of the duct is higher than the internal pressure, a force toward the center of the duct body 2 due to the pressure difference is further applied to the seal piece 9 in addition to the restoring force described above. Therefore, when the external pressure of the duct is higher than the internal pressure, the sealing performance can be further improved.
[0023]
Further, since the seal piece 9 bends along the flange portion 21 of the duct 20, the sealing failure due to the inclination of the flange portion 21 can be absorbed within the range of the bend.
Further, since the seal piece 9 is formed integrally with the duct body 2, the material cost of the sealing material and the adhesive assembling process of the sealing material can be omitted, so that the manufacturing cost of the ventilation duct can be reduced. .
[0024]
By the way, generally, when reusing a ventilation duct, the duct body and the sealing material must be separated. However, in this embodiment, since the seal piece 9 corresponding to the seal material is integrally formed with the duct body 2, the separation work for the seal material and the ventilation duct is unnecessary. Therefore, it can be easily reused as compared with the case where a separate sealing material is bonded to the resin ventilation duct body.
[0025]
(Second embodiment)
As shown by the solid line in FIG. 3, the seal piece 9 is formed in a substantially semicircular arc shape on the inside of the duct 11, and the concave side is the ventilation direction of the duct 11 and is outside the end face of the duct 11. Molded to face.
When connecting the duct 20 to the duct 11, as shown by a two-dot chain line in FIG. 3, the seal piece 9 is rotated 180 degrees in the outer diameter direction around the end portion 12 of the duct 11 and is crimped to the flange portion 21. And connect.
[0026]
Further, since the seal piece 9 bends away from the center of the duct body 2 toward the tip in the state where the duct 20 is connected, as in the first embodiment, the external pressure is higher than the internal pressure. In, higher sealing property can be obtained.
Moreover, as shown in FIG. 4, even if there is no flange part of the duct 11, the effect similar to a present Example can be acquired.
[0027]
(Third embodiment)
In the third embodiment, the arrangement of the seal pieces 9 shown in the second embodiment is changed. That is, as shown by a solid line in FIG. 5, the seal piece 9 is formed in a substantially semicircular arc shape on the outside of the duct 11, and the concave side is the ventilation direction of the duct 11, and the end face of the duct 11 Molded to face outward.
[0028]
When connecting the duct 20 to the duct 11, as shown by a two-dot chain line in FIG. 5, the seal piece 9 is rotated 180 degrees in the inner diameter direction around the end portion 13 of the duct 11 and is crimped to the flange portion 21. Connect. Further, as shown by the solid line in FIG. 6, the corner portion is divided into a straight seal piece 9 a and a seal piece 9 b, and the corner piece is formed by abutting the seal piece 9 a and the seal piece 9 b. ing.
[0029]
Next, features of the present embodiment will be described.
Since the shape of the cross section in the ventilation direction of the seal piece 9 is formed so as to approach the center of the duct body 2 as it goes to the tip of the seal piece 9, when the duct 20 is connected, the seal piece 9 is further connected to the duct body. 2 Bends closer to the center. That is, the direction of the restoring force of the seal piece 9 is a direction away from the center of the duct body 2. Further, when the internal pressure of the duct is higher than the external pressure, a force in a direction away from the center of the duct body 2 due to the pressure difference is further applied to the seal piece 9 in addition to the restoring force described above. Therefore, when the internal pressure of the duct is higher than the external pressure, the sealing performance can be further improved.
[0030]
In addition, as shown in FIG. 7, even if there is no flange part of the duct 11, the effect similar to a present Example can be acquired.
(Fourth embodiment)
The fourth embodiment is a further improvement of the third embodiment. That is, as shown in FIG. 8, a positioning groove 14 is provided on the inner diameter side of the end portion of the duct 11. Next, as shown by a two-dot chain line in FIG. 8, the seal piece 9 is rotated 180 degrees in the inner diameter direction around the end portion 13 of the duct 11. Furthermore, the tip of the seal piece 9 is inserted into the groove 14 to form the seal piece 9 in a kamaboko shape. Then, the flange portion 21 and the seal piece 9 are pressure-bonded so as to bend the seal piece 9 formed in a semi-cylindrical shape, and the duct 20 is connected.
[0031]
Further, as shown in FIG. 9, the corner portion is composed of straight seal pieces 9a and 9b and a seal piece 9c curved along the corner. The seal piece 9c is not formed into a semi-cylindrical shape by inserting the tip of the seal piece 9 into the groove 14 as described above, but is integrally formed in a curved shape and formed into a semi-cylindrical shape. Further, as shown in FIG. 10, the joints between the seal pieces 9a and 9c and 9b and 9c are formed so that both the seal pieces slightly overlap each other.
[0032]
The features of this embodiment will be described.
Since the seal piece 9 is connected and crimped in a state of being bent in a semi-cylindrical shape, the restoring force is larger than that in the first to third embodiments at the same deflection amount. Therefore, the sealing performance can be improved.
(5th Example)
As shown in FIG. 11, the shape of the cross section in the ventilation direction of the seal piece 9 is formed in a substantially arc shape (E dimension is R15 mm) so as to approach the center of the duct body 2 toward the tip of the seal piece 9. Yes. Further, the seal piece 9 is shaped so as to maintain a predetermined distance (dimension C or D in FIG. 12) between the boundary between the seal piece 9 and the duct body 2 and the substantially arcuate portion. Further, a V-shaped groove 15 (groove depth is 0.3 mm) is provided at the boundary portion between the seal piece 9 and the duct body 2 over the entire circumference. Further, of the predetermined distance between the boundary portion between the seal piece 9 and the duct body 2 and the substantially arc-shaped portion, the corner portion is formed such that the C dimension is larger than the D dimension as shown in FIG. ing. In this embodiment, the C dimension is about 15 mm, the D dimension is 3 mm, the F dimension is R25 mm, and the thickness of the seal piece 9 is 0.6 mm.
[0033]
Next, features of the present embodiment will be described.
Since the groove 15 is provided at the boundary portion between the seal piece 9 and the duct body 2, the rigidity of the seal piece 9 is lowered and the seal piece 9 is easily bent. In addition, since there is a predetermined distance between the boundary portion between the seal piece 9 and the duct body 2 and the substantially arcuate portion, the bending moment at the boundary portion between the seal piece 9 and the duct body 2 is increased. Therefore, the seal piece 9 is bent more easily.
[0034]
Further, since the corner seal piece 9 has a large supporting portion, the seal piece 9 has a structure that is difficult to bend. However, in this embodiment, as shown in FIG. 12, the distance between the groove 15 and the substantially arcuate portion is larger than the straight portion (C dimension is larger than D dimension). The same ease of bending can be obtained. Therefore, as described above, since the seal piece 9 bends along the flange portion 21 of the duct 20, it can be sealed better.
[0035]
FIG. 13 shows a case where the duct 20 is connected. The seal piece 9 is bent around the V-shaped groove 15 and the seal piece 9 is crimped to the flange portion 21. Moreover, also in this embodiment, higher sealing performance can be obtained in a use state where the internal pressure is higher than the external pressure.
(Other examples)
The V-shaped groove 15 for facilitating the bending of the seal piece 9 may be provided so as to be orthogonal to the cross section in the ventilation direction of the seal piece 9, as shown in FIG. As shown, you may provide so that the ventilation direction cross section of the seal piece 9 may be followed.
[0036]
Further, as shown in FIGS. 18 and 19, the present invention can be carried out even if a thin protrusion 16 is formed over the entire circumference of the seal piece 9 at the tip portion of the seal piece 9. The thin projection 16 can absorb the irregularities of the flange portion 21 and improve the sealing performance.
Further, the present invention can be implemented even if the seal piece 9 is not thinned as a whole, only the bent portion is thinned and the other portions are thick (for example, the same thickness as the duct body 2). .
[0037]
In addition, the ventilation duct which concerns on this invention can also connect with the ventilation duct which does not have the flange part 21. FIG.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view (partially cross-sectional view) showing a state in which a ventilation duct according to a first embodiment of the present invention is applied to a vehicle air conditioner.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG.
FIG. 3 is a sectional view showing a second embodiment according to the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a second embodiment without a flange portion.
FIG. 5 is a sectional view showing a third embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing a corner portion of a third embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a third embodiment without a flange portion.
FIG. 8 is a sectional view showing a fourth embodiment according to the present invention.
FIG. 9 is a perspective view showing a corner portion of a fourth embodiment.
10 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
FIG. 11 is a sectional view showing a fifth embodiment according to the invention.
FIG. 12 is a perspective view showing a corner portion of a fifth embodiment.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing a connection state of a ventilation duct according to a fifth embodiment.
14 is a cross-sectional view showing a case where grooves are provided so as to be orthogonal to a cross section in the ventilation direction of the seal piece 9. FIG.
15 is a cross-sectional view showing a case where the groove is provided in parallel with the cross section in the ventilation direction of the seal piece 9. FIG.
16 is a view on arrow G in FIG. 15;
17 is a view on arrow H in FIG. 15;
18 is a cross-sectional view showing a state in which a thin protrusion is provided in the airflow direction at the tip of the seal piece 9. FIG.
FIG. 19 is a cross-sectional view showing a state in which a thin protrusion is provided at the tip of the seal piece 9 toward the center of the duct body.
[Explanation of symbols]
2 ... duct main body, 9 ... seal piece, 11, 20 ... duct, 21 ... flange part.

Claims (6)

通風路を区画する樹脂製通風ダクト本体と、
前記樹脂製通風ダクト本体の通風方向端部に設けられたシール片とを有し、
前記シール片は、撓ませた状態で他の通風ダクトに接続され、その復元力を利用して前記他の通風ダクトの接続部端面に圧着されるようにする弾性変形し易い形状で前記樹脂製通風ダクト本体に対して一体成型されており、
前記シール片には、溝が形成されていることを特徴とする樹脂製通風ダクト。A resin ventilation duct body that partitions the ventilation path;
A sealing piece provided at an end of the resin ventilation duct body in the ventilation direction;
The seal piece is connected to another ventilation duct in a bent state, and is made of the resin in a shape that is easily elastically deformed so as to be crimped to the connection portion end face of the other ventilation duct using its restoring force. It is molded integrally with the ventilation duct body ,
A resin ventilation duct characterized in that a groove is formed in the seal piece . 前記シール片は前記樹脂製通風ダクト本体に対して、その肉厚を薄くした薄肉形状で一体成型されていることを特徴とする請求項１に記載の樹脂製通風ダクト。  2. The resin ventilation duct according to claim 1, wherein the sealing piece is integrally formed with the resin ventilation duct main body in a thin shape with a reduced thickness. 前記シール片の通風方向断面の形状は、前記シール片の先端に行くほど、前記樹脂製通風ダクト本体中心に近づくように成型されていることを特徴とする請求項１または２に記載の樹脂製通風ダクト。  The shape of the cross section in the ventilation direction of the seal piece is molded so as to be closer to the center of the resin ventilation duct main body as it goes to the tip of the seal piece. Ventilation duct. 前記溝は、前記シール片の通風方向断面に対して直交するように設けられていることを特徴とする請求項１ないし３のいずれか１つに記載の樹脂製通風ダクト。The resin ventilation duct according to any one of claims 1 to 3, wherein the groove is provided so as to be orthogonal to a cross section in the ventilation direction of the seal piece. 前記溝は、前記シール片の通風方向断面に沿うように設けられていることを特徴とする請求項１ないし３のいずれか１つに記載の樹脂製通風ダクト。The resin ventilation duct according to any one of claims 1 to 3, wherein the groove is provided along a cross section in the ventilation direction of the seal piece. 請求項１ないし５のいずれか１つに記載の樹脂製通風ダクトからなる第１通風ダクトと、
通風路を区画する前記他の通風ダクトとしての第２通風ダクトとを具備し、
前記第２通風ダクトの接続部端面に前記第１通風ダクトの前記シール片が圧着するように撓ませた状態で、前記第２通風ダクトと前記第１通風ダクトとが接続されていることを特徴とする通風ダクト構造。A first ventilation duct comprising the resin ventilation duct according to any one of claims 1 to 5,
A second ventilation duct as the other ventilation duct that divides the ventilation path,
The second ventilation duct and the first ventilation duct are connected in a state where the seal piece of the first ventilation duct is bent so as to be crimped to the connection portion end face of the second ventilation duct. Ventilation duct structure.
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