JP3802018B2 - 画像解析装置および画像解析プログラムおよび画像解析方法 - Google Patents

画像解析装置および画像解析プログラムおよび画像解析方法 Download PDF

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Description

本発明は、機能マップに基づいて画像解析をおこなう画像解析装置等に関する。
従来、心臓の各種機能を解析するための手段として、心臓の三次元画像情報に基づいて作成されるブルズアイマップによる画像解析法がある(例えば、特許文献1参照。)。
このブルズアイマップによる解析法によれば、例えば心臓の壁運動などの機能を定量的に表示することができる。
一方、アンギオグラフィ装置等によって、心臓の血管に造影剤を注入することにより、血管の状態を幾何学的に解析することも可能である。この手法により、血管の狭窄箇所を発見することが可能になる。
特開平08−146139号
しかし、アンギオグラフィ装置による血管の狭窄を発見した場合であっても、心機能ブルズアイマップ上にて心臓の機能(例えば心壁運動など。)を解析した結果、機能には異常が発見されない場合や、逆に、心機能ブルズアイマップ上にて機能低下箇所等の異常部が発見された場合であっても、心臓を取り巻く複数の冠状動脈の何れが異常であるか等を、把握することが困難であるとの問題点があった。
さらに、冠状動脈の形状には個人差があり、心機能ブルズアイマップ上での冠状動脈の正確な対応付けが出来ないとの問題点もあった。
また、一の冠状動脈に狭窄等の異常が発見された場合でも、他の隣り合う冠状動脈等が発達して血液を補い合う場合も多く、心臓の機能低下など、その狭窄等の異常による影響がない場合もあり、一般に冠状動脈の手術は患者の身体への負担も大きいため、手術による観察はできるだけ避けたいという要請が強い。
そこで、上記問題点に鑑み、本願発明は臓器機能と管状組織とを対応付けて把握することが可能な画像解析装置等を提供することを目的する。
上記課題を解決するための本発明の一つの観点では、三次元画像情報や四次元画像情報などの画像情報に基づいて画像解析をおこなう画像解析装置において、心臓の機能を示す機能情報に基づいて心機能ブルズアイマップ作成する心機能ブルズアイマップ作成手段と、前記心臓冠状動脈を示す冠状動脈情報を、前記心機能ブルズアイマップに対応付けて重畳する重畳手段と、を有することを特徴とする。
これによれば、心機能ブルズアイマップ作成手段によって作成された二次元画像の心機能ブルズアイマップ上に、重畳手段が冠状動脈情報を重畳することにより、心臓を取り巻く複数の冠状動脈のそれぞれが、心臓の何れの場所を支配しているか等を把握することが容易になると共に、心臓機能と冠状動脈とを対応付けて把握することが可能になる。
また、心機能ブルズアイマップ冠状動脈情報を画像情報に基づいて取得することにより、冠状動脈の形状に個人差がある場合でも、心機能ブルズアイマップ上での冠状動脈の正確な対応付けが可能になるという効果がある。
上記課題を解決すべく、上記記載の画像解析装置において、前記心臓を構成するボクセルのボクセル情報と、ボクセルの位置を示す位置情報とを含む第一情報に基づいて、前記機能情報を決定する機能決定手段を有し、前記心機能ブルズアイマップ作成手段は、前記心臓の長軸位置情報や心尖部位置情報や心基部位置情報等の基準位置情報と、前記機能決定手段によって決定した前記機能情報に基づいて前記心機能ブルズアイマップを作成し、前記重畳手段は、前記冠状動脈経路の状態を示す冠状動脈パス情報などのパス情報と、前記基準位置情報とに基づいて前記冠状動脈情報を取得し、前記心機能ブルズアイマップに重畳することを特徴とする。
これによれば、重畳手段が心機能ブルズアイマップを作成した際に用いた基準位置情報に基づいて冠状動脈情報を取得して重畳するようにしたことにより、前記冠状動脈情報心機能ブルズアイマップ上の位置に対応付けて重畳させることが可能になるという効果がある。
上記課題を解決すべく、上記記載の画像解析装置において、前記第一情報と前記パス情報とが、同一の画像情報に基づいて取得された場合には、前記重畳手段による重畳の結果を表示する表示部などの表示手段を有することを特徴とする。
これによれば、第一情報とパス情報とが、同一の画像情報に基づいて抽出されているので正確に対応付けられた重畳結果を取得することが可能になる。
上記課題を解決すべく、上記記載の画像解析装置において、前記基準位置情報の位置の調節が必要か否かを判定する制御部等の定手段を有し、前記表示手段は、前記第一情報と前記パス情報とが、同一の画像情報に基づいて取得されていない場合であっても、前記判定手段によって前記基準位置情報の位置の調節が必要でないと判定された場合には、前記重畳手段による重畳の結果を表示することを特徴とする。
これによれば、定手段が基準位置情報の調節が必要か否かを判定するので、第一情報とパス情報とが、同一の画像情報に基づいて抽出されていなくても、基準位置情報の調節を行う必要があれば、調節を行って変更基準位置情報を取得することにより、正確に対応付けられた重畳結果を取得することが可能になる。
上記課題を解決すべく、上記記載の画像解析装置において、前記判定手段によって前記基準位置情報の位置の調節が必要であると判定された場合には、前記基準位置情報の位置を調節し、当該位置調節後の基準位置情報である前記変更基準位置情報を取得する調節手段を有し、前記重畳手段は、前記変更基準位置情報に基づいて、再度前記冠状動脈情報を取得して前記心機能ブルズアイマップに重畳することを特徴とする。
これによれば、重畳結果に回転ずれ等が発生し、基準位置情報の位置の調節が必要である場合であっても、調節手段が基準位置情報を調節することにより、重畳の補正調節が可能になる。
上記課題を解決すべく、上記記載の画像解析装置において、前記調節手段は、前記心臓および前記冠状動脈の各々の画像情報に含まれる特長的部位の調節用位置情報に基づいて前記変更基準位置情報を取得することを特徴とする。
これによれば、心臓冠状動脈の基点となる、例えば大動脈から分岐する2本の冠状動脈の根元部や、撮影時に人工物等をランドマークとしてあらかじめ人体に設置させるなどして取得される少なくとも2点の調節用位置情報に基づいて、調節手段が変更基準位置情報を取得することにより、重畳結果に回転ずれ等が発生した場合であっても、基準位置情報の補正調節が可能になる。
上記課題を解決すべく、上記記載の画像解析装置において、前記特長的部位は、前記冠状動脈の根元部、又は、前記心臓を撮影して画像情報を取得する際に、人体に設置された人工物であることを特徴とする。
これによれば、調節手段が変更基準位置情報を取得することにより、重畳結果に回転ずれ等が発生した場合であっても、基準位置情報の補正調節が可能になる。
上記課題を解決すべく、上記記載の画像解析装置において、前記重畳手段による重畳の結果、前記冠状動脈情報によって示される冠状動脈の異常部と、前記心機能ブルズアイマップによって示される機能異常部に基づいて、異常を報知する異常報知手段を有することを特徴とする。
これによれば、異常報知手段によって、上記異常部を着色表示したり、色を反転させたり、あるいは、カーソルを表示部の画面上の該異常部上にあわせた場合に音響を出力することにより、異常部を確実に認知することが可能になる。
上記課題を解決すべく、上記記載の画像解析装置において、前記異常報知手段は、前記重畳手段による重畳の結果を表示する前記表示手段に、前記冠状動脈の異常部と前記機能異常部を着色表示させることにより異常を報知する、又は、
前記表示手段に表示された前記重畳の結果、前記冠状動脈の異常部と前記機能異常部の距離が、前記表示手段の表示画面上において所定距離以下である場合、前記表示手段に、前記冠状動脈の異常部と前記機能異常部を着色表示させることにより異常を報知することを特徴とする。
これによれば、異常報知手段によって、上記異常部を着色表示したり、表示手段の表示画面上で血管の狭窄等による異常部と心機能ブルズアイマップで確認される異常部との距離が所定距離以下である場合に、上記異常部を着色表示することにより、異常部を確実に認知することが可能になる。
上記課題を解決するための本発明の他の観点では、三次元画像情報や四次元画像情報などの画像情報に基づいて画像解析をおこなう画像解析装置に含まれるコンピュータを、心臓の機能を示す機能情報に基づいて心機能ブルズアイマップを作成する心機能ブルズアイマップ作成手段と、前記心臓冠状動脈を示す冠状動脈情報を、前記心機能ブルズアイマップに対応付けて重畳する重畳手段として機能させることを特徴とする。
上記課題を解決するための本発明の他の観点では、三次元画像情報や四次元画像情報などの画像情報に基づいて画像解析をおこなう画像解析方法において、心臓を構成するボクセルのボクセル情報と、ボクセルの位置を示す位置情報とを含む第一情報に基づいて、前記心臓の機能を示す機能情報を決定する機能決定工程と、前記心臓の長軸位置情報や心尖部位置情報や心基部位置情報等の、前記心臓の基準となる位置情報を示す基準位置情報と、前記機能情報とに基づいて前記心機能ブルズアイマップを作成する心機能ブルズアイマップ作成工程と、前記心臓冠状動脈経路の状態を示すパス情報と、前記基準位置情報とに基づいて冠状動脈情報を取得する冠状動脈情報取得工程と、前記冠状動脈情報を前記心機能ブルズアイマップに対応付けて重畳する重畳工程とを有することを特徴とする。
本願発明によれば、心機能ブルズアイマップ作成手段によって作成された心機能ブルズアイマップ上に、重畳手段が冠状動脈情報を重畳することにより、心臓を取り巻く複数の冠状動脈のそれぞれが、心臓の何れの場所を支配しているか等を把握することが容易になると共に、心臓機能と冠状動脈とを対応付けて把握することが可能になる。
また、心機能ブルズアイマップ冠状動脈情報を画像情報に基づいて取得することにより、冠状動脈の形状に個人差がある場合でも、心機能ブルズアイマップ上での冠状動脈の正確な対応付けが可能になるという効果がある。
発明を実施するための最良の形態について、以下に図を用いて説明する。
図1は、画像解析装置の概要構成を示すブロック図である。
画像解析装置100は、メモリ101、表示手段および異常報知手段としての表示部102、調節手段としての位置情報調節部103、座標変換表作成部104、機能決定手段としての心機能指標定義表作成部105および心機能ブルズアイマップ座標対応表作成部106、機能マップ作成手段としての心機能ブルズアイマップ作成部107、重畳手段としての冠状動脈パス情報抽出部108、および、機能マップ作成手段、重畳手段、機能決定手段、表示手段、第一、第二の判定手段、調節手段、異常報知手段およびコンピュータとしての制御部109にて構成されている。
メモリ101は、例えば、ハードディスク装置、磁気ディスク装置、光磁気ディスク装置等の周知の記憶装置から構成されており、あらかじめCT(Computed Tomography)装置などによって撮影された心臓のスライス画像などから得られた、心臓の左心室の画像情報としての四次元画像情報H4Dを記憶している。
この四次元画像情報H4Dは心臓の時間経過による拡張/収縮などの動作を、Z個の時間要素であるフェーズPとして有しており、また、そのフェーズPが示す時点における三次元空間中に左心室を構成する複数のボクセルの情報を三次元画像情報HPとして有している。
図2(a)は、心臓の三次元画像の各種位置情報の説明図である。図2(b)にメモリ101に記憶された三次元画像情報Haと三次元画像情報Hbの表を示す。
まず、三次元画像情報HPは、CT装置などによって撮影された複数のスライス画像と、心臓の幾何学的構造を表すための各種位置情報であり、具体的には、第一情報としての左心室の三次元画像を構成する複数のボクセル情報と、患者座標系Kaにおける基準位置情報として、左心室の長軸位置情報、心尖部の位置を示す心尖部位置情報、心基部の位置を示す心基部位置情報を有している。つまり、メモリ101は、Z個のフェーズPと、そのフェーズに対応する三次元画像情報HPを記憶している。
なお、通常一回のCT(Computed Tomography)撮影で一のフェーズPに対応するすべての三次元画像情報HPは取得できない。実際には一回のCT撮影では対象物のすべてを撮影することは不可能であって、対象物を種々の方向や箇所等から複数回に分けて撮影している。つまり、一の三次元画像情報HPを構成するボクセル情報の厳密な撮影時刻は、一回のCT撮影で撮影可能な種々の方向や箇所ごとに異なるものであるといえる。
ここで、ブルズアイマップについて図2および図3を用いて説明する。
ブルズアイマップMとは、心臓の第一情報としてのボクセル情報と該ボクセルの位置情報とを含む三次元画像情報Haに基づいて、長軸に垂直な短軸面断層像を同心円上に配列し、心臓を二次元画像として表示する方法である。
このブルズアイマップMは、心臓の種々の動作や状態を示す心機能ごとに作成される。このような心機能を示すブルズアイマップMを心機能ブルズアイマップMSと呼び、例えば図4に示す如く、心機能ブルズアイマップMS1は、左心室の運動機能を解析する際に用いる左心室内壁面や壁中央の移動距離を心機能指標値として示すブルズアイマップであり、心機能ブルズアイマップMS9は、投与した放射性医薬品の集積度を解析する際に用いる心筋集積率を心機能指標値として示すブルズアイマップである。
さらに、三次元画像情報には調節用位置情報が記憶されている。心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとを別個の三次元画像情報Haと三次元画像情報Hbに基づいて取得する場合には、各々の調節用位置情報も各々の画像情報から取得されることになる。この調節用位置情報の基点となる位置は、例えば動脈から分岐する2本の冠状動脈の根元部等の人体の特徴的部位のうち、少なくとも2点を用いる。
このように調節用位置情報に基づいて基準位置情報を調節することにより、心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとをそれぞれ別個の三次元画像情報に基づいて取得した場合に回転ずれ等が発生した場合であっても、正確に重畳することが可能になる。
表示部102は、制御部109と共に表示手段および異常報知手段として機能し、CRT(Cathode Ray Tube)モニタや液晶モニタなどで構成され、心機能ブルズアイマップMSや、後に詳述する心機能ブルズアイマップMS上に冠状動脈情報を重畳した結果を表示する。また、冠状動脈の異常部と心機能ブルズアイマップ上に示された異常部とに基づいて、該異常部を着色表示させる等して異常報知を行うためのものである。
位置情報調節部103は、制御部109と共に調節手段として機能し、心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとが正確な位置関係で重畳されるように、メモリ101に記憶された心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cの上記調節用位置情報に基づいて位置のずれを検出し、診断可能なほどに重なり合うよう基準位置情報を調節して、変更基準位置情報を新たに取得する。
座標変換表作成部104は、ブルズアイマップの座標系を求めるためのもので、メモリ101に記憶した四次元画像情報H4Dに基づいて、後に詳述する座標変換表(図5参照。)を作成するためのものである。
心機能指標定義表作成部105は、心機能ブルズアイマップ座標対応表作成部106と制御部109と共に機能決定手段として機能し、所望の心機能を表示するための心機能ブルズアイマップMSを作成するために、後に詳述する指標計算定義情報を定義する心機能指標定義表(図6参照。)を作成するためのものである。
心機能ブルズアイマップ座標対応表作成部106は、心機能指標定義表作成部105と制御部109と共に機能決定手段として機能し、心機能指標定義表(図6参照。)で定義された指標計算に用いる指標計算定義情報に基づいて、心機能ブルズアイマップMS上の点Uにおける心機能指標値αを算出するために用いる四次元画像情報H4D中のボクセルの位置情報(以下、四次元ボクセル位置情報と言う。)を示す心機能ブルズアイマップ座標対応表(図7参照。)を作成するためのものである。作成手順等については後に詳述する。
心機能ブルズアイマップ作成部107は、制御部109と共に機能マップ作成手段として機能し、心機能ブルズアイマップ座標対応表(図7参照。)に基づいて、心機能ブルズアイマップMS上のすべての点Uについて心機能指標値αを算出して後に詳述する機能マップ表(図8参照。)を作成し、この機能マップ表に基づいて心機能ブルズアイマップMSを作成するためのものである。
冠状動脈パス情報抽出部108は、制御部109と共に重畳手段として機能し、メモリ101に記憶された三次元画像情報Hbから全ての血管Vの第二情報としてのパス情報を抽出するためのものである。抽出されたパス情報に基づいて、制御部109と共に血管Vの経路を構成する点Qの座標成分rおよびθを算出する。
制御部109は、演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)、各種プログラム(画像解析プログラムを含む。)及びデータを記憶するROM(Read Only Memory)、及び作業用メモリとしてのRAM(Random Access Memory)などを含んで構成されており、画像解析装置100における構成要素全体を制御するものである。また、制御部109は、ROMに記憶された画像解析プログラムを実行することにより、本発明の機能マップ作成手段、重畳手段、機能決定手段、表示手段、第一、第二の判定手段、調節手段、異常報知手段等として機能するようになっている。
(1)心機能ブルズアイマップ作成
次に、四次元画像情報H4DからブルズアイマップMの座標を求める座標変換表(図5参照。)を作成する手順について説明する。
図9は三次元画像の座標系を示す説明図であり、図10は、ブルズアイマップMの座標系を示す説明図である。
メモリ101に格納された任意のフェーズPzに対応する三次元画像情報HPzは、三次元画像を構成する複数のボクセルと、患者座標系Kaにおける基準位置情報として、左心室の長軸位置情報、心尖部位置情報、心基部位置情報を有している。
そして、これらの基準位置情報を基に、心尖部/心基部間に長軸に垂直なM個の断面を導入する(図9(a)参照。)。各断面は長軸を中心に二次元極座標を有しており、心尖部から数えてm番目の断面上の、基準軸からnθの位置を(m,n)として表すことができる(図9(b)参照。)。つまり、ブルズアイマップの中心部が心尖部に対応し、ブルズアイマップの円周近傍が心基部に対応することになる。
他方、ブルズアイマップMは心臓の長軸に垂直な短軸面断層像を同心円上に配列し、輪切りにして表したものであることから、このブルズアイマップM上の点Uの座標も同じ座標(m,n)として表すことができる(図10参照。)。
このため、ブルズアイマップM上の点Uの位置情報をマップ位置情報U(m,n)とすると、対応する三次元画像情報HPzの心筋外壁のボクセルの位置情報および心筋内壁のボクセルの位置情報を、心筋外壁位置情報Xout Pz(m,n)および心筋内壁位置情報Xin Pz(m,n)として取得できる。
四次元画像情報H4Dからブルズアイマップ座標変換表を作成する動作について、図11に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、制御部109は、メモリ101に格納したデータに基づいて、フェーズPzの三次元画像情報HPzの左心室の長軸位置情報、心尖部位置情報、心基部位置情報を取得する(ステップS1)。
次に、制御部109は、ステップS1で取得した情報に基づいて、長軸に垂直な断面mとその断面に対する長軸を中心とした極座標系(m,n)を取得する(ステップS2)。
次に、制御部109は、三次元画像を構成する複数のボクセル情報から心筋外壁、心筋内壁の輪郭を抽出する(ステップS3)。
そして、ブルズアイマップM上のすべての点Uについて座標変換表作成処理を開始する(ステップS4)。
座標変換表作成処理において、制御部109はまず、メモリ101に格納したブルズアイマップM上の点Uのマップ位置情報U(m,n)に対応するフェーズPzの三次元画像情報HPzに基づいて、心筋外壁点にあたるボクセルの位置情報と心筋内壁点にあたるボクセルの位置情報とを、それぞれ心筋外壁位置情報Xout Pz(m,n)および心筋内壁位置情報Xin Pz(m,n)として取得する(ステップS5)。
そしてブルズアイマップM上のすべての点Uについて、心筋外壁位置情報Xout Pz(m,n)および心筋内壁位置情報Xin Pz(m,n)を取得した後に(ステップS6)、制御部109の制御に基づき、座標変換表作成部104は、取得した位置情報に基づいて座標変換表(図5参照。)を作成する(ステップS7)。
そして、制御部109は、作成した座標変換表を、メモリ101に格納する(ステップS8)。以上の処理をすべてのフェーズPに対して同様に行い、フェーズの数だけ、つまり、Z個の座標変換表を作成してメモリ101に格納した後に、処理を終了する。
次に、作成した座標変換表に基づく座標系を有するブルズアイマップに対して、特定の心機能指標を定義する心機能定義について説明する。
図6は心機能指標定義表の説明図である。
心機能指標定義表(図6参照。)は、四次元画像情報H4Dのうち指標計算に用いる画像情報を指標計算定義情報として{フェーズ番号、外壁位置情報、もしくは/および、内壁位置情報}のように定義するものである。
ここで、指標計算とは、心臓の機能を表す情報である心機能指標値αを求めるための動作であり、定義された指標計算定義情報のデータに基づいて心機能ブルズアイマップMSのマップ上の点Uにおける心機能指標値αが算出される。
心機能指標定義表作成部105は、心機能ブルズアイマップMS1が心臓の壁の移動距離を示すマップである場合には、その指標計算に用いる指標計算定義情報を{P1、in}、{P5、in}として定義し、図6に示す心機能指標定義表を作成する。
この心機能指標定義表によれば、心機能ブルズアイマップMS1の心機能指標値αは、拡張期のフェーズP1の心筋内壁位置情報Xin P1および収縮期のフェーズP5の心筋内壁位置情報Xin P5に位置するボクセル群の情報に基づいて計算されることになる。
同様に、心機能ブルズアイマップMS2が心臓の壁の厚さを示すマップである場合には、その指標計算に用いる指標計算定義情報を{P2、out、in}と定義し、これによれば、心機能ブルズアイマップMS2の心機能指標値αは、心壁測定に最適な様相を示すフェーズP2の心筋外壁位置情報Xout P2および心筋内壁位置情報Xin P2に位置するボクセル群の情報に基づいて計算されることになる。
この心機能指標定義表は、あらかじめメモリ101に格納しておいてもよい。そして、心機能ブルズアイマップ座標対応表作成部106は、心機能指標定義表(図6参照。)の指標計算定義情報に基づいて、心機能ブルズアイマップMS上の点Uにおける心機能指標値αを算出するために用いる四次元ボクセル位置情報を示す心機能ブルズアイマップ座標対応表(図7参照。)を作成する。作成した心機能ブルズアイマップ座標対応表に基づいて心機能ブルズアイマップを作成する動作について、以下に説明する。
心機能ブルズアイマップMSは、心機能ブルズアイマップ座標対応表(図7参照。)に基づいて、心機能ブルズアイマップMS上のすべての点U(m,n)における心機能指標値α(m,n)を算出し、図8に示す機能マップ表を取得して作成される。
心機能ブルズアイマップMSを作成する動作について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。以下に示す処理は、制御部109の制御に基づいて該制御部109および各部により実行される。
まず、制御部109は、心機能ブルズアイマップMSの指標計算に用いる四次元ボクセル位置情報を心機能ブルズアイマップ座標対応表(図7参照。)に基づいて取得する(ステップS11)。
次に、制御部109は、取得した四次元ボクセル位置情報に基づき、心機能ブルズアイマップMS上の点U(m,n)の心機能指標値α(m,n)を算出する。具体的には、四次元ボクセル位置情報によって表される四次元画像情報H4Dのボクセル情報に基づいて点U(m,n)の心機能指標値α(m,n)を算出する(ステップS12、ステップS13)。そして、心機能ブルズアイマップMS上のすべての点Uについて、心機能指標値αを算出しのちにステップS15へ移行する(ステップS14)。
そして、心機能ブルズアイマップ作成部107は、算出した心機能指標値αに基づいて機能マップ表(図8参照。)を作成し(ステップS15)、さらに、この機能マップ表に基づいて、心機能ブルズアイマップMSを作成する(ステップS16)。
そして、制御部109は、作成した機能マップ表および心機能ブルズアイマップMSをメモリ101に格納して処理を終了する(ステップS17)。
図13は、心機能指標定義表(図6参照。)に基づいて、上述した手順により作成した心壁運動機能を示す心機能ブルズアイマップMSである。
この、心臓の壁の移動距離を示す心壁運動機能を示す心機能ブルズアイマップMS1において、そのマップ上の任意の点Uにおける心機能指標値αは、指標計算定義情報{P1、in}、{P5、in}に基づいて算出されたものである。
つまり、心機能ブルズアイマップMS1の点Uに対応する指標計算定義情報は、拡張期のフェーズP1の心筋内壁位置情報Xin P1Uおよび収縮期のフェーズP5の心筋内壁位置情報Xin P5Uを有するボクセルと対応している。このように、運動機能などを示す心機能ブルズアイマップ上の一点は、フェーズの異なる複数の三次元画像上の点に対応している。このように、四次元画像情報から様々な心機能ブルズアイマップMSを作成することが可能である。
なお、四次元画像情報を装置に具備したメモリ101にあらかじめ格納しているが、これには限られず、装置に記憶媒体を搭載可能に構成し、該記憶媒体に記憶させておいてもよく、あるいは、装置と通信可能に構成した記憶手段などに記憶させておいてもよい。
さらに、一の画像情報から複数の機能を決定することが可能になるとともに、この複数の機能に対応する複数の機能マップを対比観察することにより、一の画像情報から得られる複数の指標を総合的に評価することによって、疾患の発見や術後の経過状態の把握が容易になるという効果がある。
さらに、心機能指標値αの分布を正規化することにより、心機能ブルズアイマップを尺度として、複数の四次元画像間の比較が、心機能ブルズアイマップ上で可能になる。例えば、健康な人の心機能ブルズアイマップと患者の心機能ブルズアイマップとの比較など複数の人の症例の間で比較が容易になるという効果がある。
(2)冠状動脈情報取得処理
次に、三次元画像情報から取得された冠状動脈パス情報から、ブルズアイマップ座標に変換した冠状動脈情報を取得する手順について説明する。
図14(a)は、三次元画像情報に基づいて得られた三次元画像である。図14(b)は、冠状動脈の三次元画像の説明図である。図14(c)は、ブルズアイマップ座標に変換された冠状動脈情報Cの説明図である。図中、点Dを狭窄箇所として確認することができる。
メモリ101には、冠状動脈の三次元画像情報Hbが格納されている。この冠状動脈の三次元画像情報Hbは、患者座標系Kbを有し、第二情報としてのパス情報を有する。このパス情報とは、冠状動脈の経路の状態を表すものであり、冠状動脈の狭窄情報等が含まれている。
ここで、患者座標系とは画像を撮影する際に、撮影装置や患者の姿勢や撮影テーブルの位置のずれに従って定義される相対的な座標系をいう。
冠状動脈のマップ座標の作成のための三次元画像情報Hbを取得するための撮影は、上述した心機能ブルズアイマップの作成のための三次元画像情報Haを取得するための撮影と、撮影の際の患者の姿勢や撮影装置等が異なる場合がある。この場合には、冠状動脈のマップ座標変換においては、心機能ブルズアイマップ作成時の患者座標系Kaにおける位置情報とは異なる患者座標系Kbにおける位置情報を取得することとなるため、心機能ブルズアイマップ上に冠状動脈情報を重畳する際には、その重畳のずれを診断可能な程度に調節する必要がある。心機能ブルズアイマップと冠状動脈情報Cの重畳については後に詳述する。
まず、冠状動脈パス情報抽出部108によって、三次元画像情報Hから全ての血管Vのパス情報(経路状態)を抽出する。
続いて抽出されたパス情報に基づいて、血管Vの経路を構成する全ての点Qが、座標(r、θ)で定義されるマップ座標に変換される。ここで、rは長軸成分であって、患者座標系KbにおけるZ軸方向の距離であり、θは長軸と直行する短軸を基準とする角度である。図14(b)中、血管Vの点Q11における座標成分は(r11、θ11)として得られ、また、血管Vの点Q21における座標成分は(r21、θ21)として得られる。
このように、制御部109は、冠状動脈パス情報抽出部108によって抽出された全ての血管Vの全ての点Qについてマップ座標変換を行い、管状組織情報としての冠状動脈情報Cを取得する。この点Qは血管Vの経路状況(パス情報)が把握できる程度の数であればよい。例えば、点Qの間隔が、観察したい狭窄部の幅より小さいことが好ましい。
続いて、上記パス情報をマップ座標に変換して冠状動脈情報Cを取得する動作について、図15に示すフローチャートを用いて説明する。以下に示す処理は制御部109の制御に基づき、該制御部109および各部によって実行されるものである。
まず、冠状動脈パス情報抽出部108は、血管Vのパス情報を抽出する(ステップS20、S21)。
そして、制御部109は、一の血管Vの経路を構成する全ての点Qについて、座標(r、θ)で定義されるブルズアイマップ座標への変換処理を開始する(ステップS22)。まず、抽出されたパス情報に基づいて、血管Vの経路を構成する点Qの座標成分rおよびθを算出する(ステップS23)。このとき、算出された座標成分rと心尖部rsとを比較し(ステップS24)、rが心尖部rsより小さい場合又は等しい場合には(ステップS24:No)、rをrsとし(ステップS26)、rが心尖部rsより大きい場合には(ステップS24:Yes)ステップS25に移行する。
そして、座標成分rと心基部reとを比較し(ステップS25)、rが心基部reより大きい場合又は等しい場合には(ステップS25:No)、rをreとし(ステップS27)、rが心基部reより小さい場合には、算出された座標成分rおよびθをメモリ101に記憶する(ステップS28)。以上の処理をすべての点Qに対して同様に行う(ステップS29)。そして、ステップS21で抽出された全ての血管Vについてのマップ座標成分をメモリ101に格納した後に、処理を終了する(ステップS30)。
このようにして、マップ座標を有する冠状動脈情報Cを取得する(図14(c)参照。)。
(3)重畳処理
次に心機能ブルズアイマップMSに、取得した冠状動脈情報Cを重畳する動作について図16に示すフローチャートを用いて以下に説明する。
最初に、心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとを同一の三次元画像情報(画像情報)に基づいて取得した場合の重畳処理について説明する。以下に示す処理は制御部109の制御に基づいて実行されるものである。
まず、制御部109は、心機能ブルズアイマップMS作成時の位置情報を基準の位置情報(以下、基準位置情報と言う。)として、これを用いて冠状動脈情報Cを取得する。具体的には、心機能ブルズアイマップMS作成時に用いた長軸位置情報、心尖部位置情報および心基部位置情報をメモリ101より取得する(ステップS40)。
次に、取得した基準位置情報を用いて、上述した冠状動脈パス情報をマップ座標に変換し、冠状動脈情報Cを取得する(ステップS41)。
そして、心機能ブルズアイマップMSに取得した冠状動脈情報Cを重畳し(ステップS42)、重畳の結果を表示部102にて表示させる(ステップS43)。
この手法により、心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとが同一の画像情報に基づいて取得された場合、言い換えると、図2(b)に示す心機能ブルズアイマップ作成元の三次元画像情報Haと冠状動脈パス情報抽出元の三次元画像情報Hbとが同一である場合には、それぞれの患者座標系Kaと患者座標系Kbとが同一の座標系であるので重畳が正確に行われる。
次に、心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとを各々異なる三次元画像情報Haと三次元画像情報Hbに基づいて取得した場合の重畳処理について説明する。
心機能ブルズアイマップの作成に用いた三次元画像情報Haと異なる三次元画像情報Hbを用いて冠状動脈情報を取得した場合には、心機能ブルズアイマップと取得した冠状動脈情報とを診断可能な程度に重畳させるため、患者座標系Kaと患者座標系Kbを一致させる必要がある。
そこで、冠状動脈情報取得処理に用いる基準位置情報を調節して重畳させる重畳動作手順について図17に示すフローチャートを用いて以下に説明する。以下に示す処理は制御部109の制御に基づき、該制御部109および各部によって実行されるものである。
まず、制御部109は、メモリ101に位置情報変更情報nを0として記憶させる(ステップS50)。次に、心機能ブルズアイマップMS作成時に用いた長軸位置情報、心尖部位置情報および心基部位置情報を基準の位置情報(以下、基準位置情報と言う)としてメモリ101より取得する(ステップS51)。
そして、取得した基準位置情報を用いて、上述した冠状動脈のパス情報をマップ座標に変換し、冠状動脈情報Cを取得処理を行う(ステップS52)。
そして、心機能ブルズアイマップMSに取得した冠状動脈情報Cを重畳する(ステップS53)。
次に、上述した位置情報変更情報nが0であるか否かを判定する(ステップS54)。判定の結果、位置情報変更情報nが0で無い場合には、ステップS57に移行し、位置情報変更情報nが0である場合には(ステップS54:Yes)、冠状動脈パス情報を抽出した際の三次元画像情報Hbの患者座標系Kbと、心機能ブルズアイマップMSを取得した際の三次元画像情報Haの患者座標系Kaとが一致しているか否かを判定し(ステップS55)、各患者座標系が一致している場合には(ステップS55:Yes)、重畳が正確に行われているので、表示部102に表示させて処理を終了する(ステップS56)。
つまり、心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとが同一の画像情報に基づいて取得されているか否かに関わらず、患者座標系が一致しているか否かを判定することにより、重畳が正確に行われているか否かを判定することができる。
他方、冠状動脈パス情報を抽出した際の三次元画像情報Hbの患者座標系Kbと、心機能ブルズアイマップMSを取得した際の三次元画像情報Haの患者座標系Kaとが一致していない場合には(ステップS55:No)、心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとを重畳した結果を表示部102にて表示させる(ステップS57)。
そして、位置情報調節部103によって、重畳結果が一致しているか否か、つまり、心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとの位置関係が正しいか否かをメモリ101に記憶された調節用位置情報に基づいて判断する(ステップS58)。
そして心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとの位置関係が、診断可能な程度に重なり合っていると判断された場合には(ステップS58:Yes)、処理を終了し、心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとの位置関係が、診断可能な程度に重なり合っていないと判断された場合には(ステップS58:No)、位置情報調節部103によって基準位置情報を調節して新たに変更基準位置情報を取得する(ステップS59)。そして、位置情報変更情報nに1を加えた後に、ステップS52に移行して新たに得られた上記変更基準位置情報に基づいて再度冠状動脈情報Cを取得する(ステップS60)。
以上説明した動作によれば、心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとが異なる画像情報に基づいて取得されている場合であっても、更に心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとの患者座標系が異なる場合であっても、基準位置情報の調節を行うことにより、心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとを正確な位置で重畳させて表示させることができ、心臓の状態と冠状動脈との相関関係を一目で把握することが出来るようになる。
図18(a)及び図18(b)は、重畳結果の説明図であり、図19は重畳結果を表示した表示部102の表示画像の一例である。
例えば、図18(a)の心機能ブルズアイマップMS上、ドットパターンにて示す箇所が機能異常部である。図中、血管Vの点Dと血管Vの点Dで狭窄が発見されるが、心機能ブルズアイマップMS上では点Dの狭窄による機能低下だけが確認される。
つまり、血管Vの点Dの狭窄による機能低下は発生していないと判断することができ、このような場合には、血管Vの狭窄箇所Dの改善/治療を行えばよいという適切な判断が可能になる。
また、図18(b)に示す如く、血管Vの点Dに狭窄が発見されているが、心機能ブルズアイマップMS上ではこの点Dの近傍に機能異常部はない。そして、冠状動脈情報Cを確認すると、血管Vによって、血管Vの点Dの近傍に血液が補われることにより、この点Dの狭窄に起因する心機能低下は発生していないと判断することができる。そうすると、手術が不要であるという判断も可能になり、患者に負担をかけることがなくなるという効果がある。
なお、本実施の形態においては、ステップS57にて心機能ブルズアイマップMSと冠状動脈情報Cとを重畳した結果を表示部102にて表示させた後に、ステップS58にて、重畳結果が正しいか否かを調節用位置情報に基づいて判断しているが、制御部109の制御により調節用位置情報に基づいて位置関係の自動判断を行う場合には、ステップS57の処理を行わなくてもよい。
他方、その他の例として、ステップS57によって表示部102に表示させた結果を操作者が目視で確認して、重畳結果が一致しているか否かを判断し図示しない入力部にて位置情報の調節量を入力するようにしてもよい。
さらに、調節用位置情報は上述した実施の形態においては、人体の特徴部位に基づいているが、その他の例として撮影時に人工物等をランドマークとしてあらかじめ人体に設置させて、これを調節用位置情報として利用することも可能である。
また、表示部102への表示は上述した図18に示す例には限られず、例えば血管異常である狭窄箇所Dと心機能ブルズアイマップMSにおける機能異常部とが近傍にある場合など、心機能の異常が冠状動脈の狭窄に依存するものである可能性が大きい場合などは、その狭窄箇所Dやマップ上の機能異常部を特定色で着色表示するなどの報知手段を設けてもよい。この場合には、血管の狭窄等による異常部と心機能ブルズアイマップ上で確認される異常部との距離など、あらかじめ異常を報知する異常部の定義や、特定色の情報などをメモリ101に記憶させればよい。この際には、画像全体の調を低くするなどして、着色表示されたことがわかりやすくなるように表示させてもよい。
なお、上記報知手段は、着色表示によるものには限られず、上記異常部を点滅させたり、色を反転させたり、あるいは、図示しないカーソルが表示画面上の該異常部上に来た時に図示しない音響出力部などによって音響を出力するよう構成してもよい。また、報知した場合には、制御部109の制御に基づいて所定の異常警告メッセージを所定の電子メールアドレスに送信し、遠隔のコンピュータや携帯電話等の携帯端末で確認が出来るよう構成してもよい。この際には、メモリ101にデータベースを新たに設け、異常警告メッセージおよびメールアドレスを該データベースに保存しおけばよい。
また、機能マップは上述した如く時間要素を含んでいるため、冠状動脈情報Cの重畳結果をアニメーション表示させることにより時間経過による動作確認することも可能である。
画像解析装置の概要構成を示すブロック図である。 心臓の三次元画像の各種位置情報の説明図である。 三次元画像情報を示す表である。 心機能ブルズアイマップ説明図である。 心機能指標の例を示す説明図である。 座標変換表を示す説明図である。 心機能指標定義表を示す説明図である。 心機能ブルズアイマップ座標対応表を示す説明図である。 機能マップ表を示す説明図である。 断面導入説明図である。 m番目の横断面の説明図である。 ブルズアイマップの座標系を示す説明図である。 座標変換表作成動作を示すフローチャートである。 心機能ブルズアイマップ作成動作を示すフローチャートである。 心壁運動機能を示す心機能ブルズアイマップの説明図である。 三次元画像情報に基づいて得られた三次元画像を示す図である。 冠状動脈の三次元画像の説明図である。 ブルズアイマップ座標に変換された冠状動脈情報の説明図 冠状動脈情報を取得するためのフローチャートである。 重畳処理を示すフローチャートである。 重畳処理を示すフローチャートである。 重畳結果の説明図である。 重畳結果の説明図である。 重畳結果を表示した表示部の表示画像の一例である。
符号の説明
100 画像解析装置
101 メモリ
102 表示部(表示手段)
103 位置情報調節部(調節手段)
104 座標変換表作成部
105 心機能指標定義表作成部(機能決定手段)
106 心機能ブルズアイマップ座標対応表作成部(機能決定手段)
107 心機能ブルズアイマップ作成部(機能マップ作成手段)
108 冠状動脈パス情報抽出部(重畳手段)
109 制御部(機能マップ作成手段、重畳手段、機能決定手段、表示手段、第一、第二の判定手段、調節手段、異常報知手段、コンピュータ)
MS 心機能ブルズアイマップ
M ブルズアイマップ
4D 四次元画像情報 (画像情報)
H 三次元画像情報 (画像情報)
Ha 心機能ブルズアイマップ作成元の三次元画像情報
Hb 冠状動脈パス情報抽出元の三次元画像情報
P フェーズ
in 心筋内壁位置情報
out 心筋外壁位置情報
(m,n) マップ位置情報
α 心機能指標値
D 血管異常部
V 血管 (管状組織)
C 冠状動脈情報 (管状組織情報)
n 位置情報変更情報
Ka 心機能ブルズアイマップ作成元の患者座標系
Kb 冠状動脈パス情報抽出元の患者座標系

Claims (26)

  1. 画像情報に基づいて画像解析をおこなう画像解析装置において、
    心臓の機能を示す機能情報に基づいて心機能ブルズアイマップを作成する心機能ブルズアイマップ作成手段と、
    前記心臓冠状動脈を示す冠状動脈情報を、前記心機能ブルズアイマップに対応付けて重畳する重畳手段と、を有することを特徴とする画像解析装置。
  2. 請求項1に記載の画像解析装置において、前記心臓を構成するボクセルのボクセル情報と、ボクセルの位置を示す位置情報とを含む第一情報に基づいて、前記機能情報を決定する機能決定手段を有し、
    前記心機能ブルズアイマップ作成手段は、前記心臓の長軸位置情報、心尖部位置情報及び心基部位置情報等の、前記心臓の基準となる位置情報を示す基準位置情報と、前記機能決定手段によって決定した前記機能情報とに基づいて前記心機能ブルズアイマップを作成し、
    前記重畳手段は、前記冠状動脈経路の状態を示すパス情報と、前記基準位置情報とに基づいて前記冠状動脈情報を取得し、前記心機能ブルズアイマップに重畳することを特徴とする画像解析装置。
  3. 請求項2に記載の画像解析装置において、
    前記第一情報と前記パス情報とが、同一の画像情報に基づいて取得された場合には、前記重畳手段による重畳の結果を表示する表示手段を有することを特徴とする画像解析装置。
  4. 請求項3に記載の画像解析装置において、
    前記基準位置情報の位置の調節が必要か否かを判定する判定手段を有し、
    前記表示手段は、前記第一情報と前記パス情報とが、同一の画像情報に基づいて取得されていない場合であっても、前記判定手段によって前記基準位置情報の位置の調節が必要でないと判定された場合には、前記重畳手段による重畳の結果を表示することを特徴とする画像解析装置。
  5. 請求項4に記載の画像解析装置において、
    前記判定手段によって前記基準位置情報の位置の調節が必要であると判定された場合には、前記基準位置情報の位置を調節し、当該位置調節後の基準位置情報である変更基準位置情報を取得する調節手段を有し、
    前記重畳手段は、前記変更基準位置情報に基づいて、再度前記冠状動脈情報を取得して前記心機能ブルズアイマップに重畳することを特徴とする画像解析装置。
  6. 請求項5に記載の画像解析装置において、
    前記調節手段は、前記心臓および前記冠状動脈の各々の画像情報に含まれる特長的部位の調節用位置情報に基づいて前記変更基準位置情報を取得することを特徴とする画像解析装置。
  7. 請求項に記載の画像解析装置において、
    前記特長的部位は、前記冠状動脈の根元部、又は、前記心臓を撮影して画像情報を取得する際に、人体に設置された人工物であることを特徴とする画像解析装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像解析装置において、
    前記重畳手段による重畳の結果、前記冠状動脈情報によって示される冠状動脈の異常部と、前記心機能ブルズアイマップによって示される機能異常部に基づいて、異常を報知する異常報知手段を有することを特徴とする画像解析装置。
  9. 請求項8に記載の画像解析装置において、
    前記異常報知手段は、
    前記重畳手段による重畳の結果を表示する前記表示手段に、前記冠状動脈の異常部と前記機能異常部を着色表示させることにより異常を報知する、又は、
    前記表示手段に表示された前記重畳の結果、前記冠状動脈の異常部と前記機能異常部の距離が、前記表示手段の表示画面上において所定距離以下である場合、前記表示手段に、前記冠状動脈の異常部と前記機能異常部を着色表示させることにより異常を報知することを特徴とする画像解析装置。
  10. 画像情報に基づいて画像解析をおこなう画像解析装置に含まれるコンピュータを、
    心臓の機能を示す機能情報に基づいて心機能ブルズアイマップを作成する心機能ブルズアイマップ作成手段と、
    前記心臓冠状動脈を示す冠状動脈情報を、前記心機能ブルズアイマップに対応付けて重畳する重畳手段として機能させることを特徴とする画像解析プログラム。
  11. 請求項10に記載の画像解析プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記心臓を構成するボクセルのボクセル情報と、ボクセルの位置を示す位置情報とを含む第一情報に基づいて、前記機能情報を決定する機能決定手段として更に機能させると共に、
    前記心機能ブルズアイマップ作成手段を、前記心臓の長軸位置情報、心尖部位置情報及び心基部位置情報等の、前記心臓の基準となる位置情報を示す基準位置情報と、前記機能決定手段によって決定した前記機能情報とに基づいて前記心機能ブルズアイマップを作成するよう機能させ、
    前記重畳手段を、前記冠状動脈経路の状態を示すパス情報と、前記基準位置情報とに基づいて前記冠状動脈情報を取得し、前記心機能ブルズアイマップに重畳するよう機能させることを特徴とする画像解析プログラム。
  12. 請求項11に記載の画像解析プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記第一情報と前記パス情報とが、同一の画像情報に基づいて取得場合には、前記重畳手段による重畳の結果を表示する表示手段として機能させることを特徴とする画像解析プログラム。
  13. 請求項12に記載の画像解析プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記基準位置情報の位置の調節が必要か否かを判定する判定手段として更に機能させると共に、
    前記表示手段を、前記第一情報と前記パス情報とが、同一の画像情報に基づいて取得されていない場合であっても、前記判定手段によって前記基準位置情報の位置の調節が必要でないと判定された場合には、前記重畳手段による前記重畳の結果を表示するよう機能させることを特徴とする画像解析プログラム。
  14. 請求項13に記載の画像解析プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記判定手段によって前記基準位置情報の位置の調節が必要であると判定された場合には、前記基準位置情報の位置を調節し、当該位置調節後の基準位置情報である変更基準位置情報を取得する調節手段として更に機能させ、
    前記重畳手段を、前記変更基準位置情報に基づいて、再度前記冠状動脈情報を取得して前記心機能ブルズアイマップに重畳するよう機能させることを特徴とする画像解析プログラム。
  15. 請求項14に記載の画像解析プログラムにおいて、
    前記調節手段を、前記心臓および前記冠状動脈の各々の画像情報に含まれる特長的部位の調節用位置情報に基づいて前記変更基準位置情報を取得するよう機能させることを特徴とする画像解析プログラム。
  16. 請求項15に記載の画像解析プログラムにおいて、
    前記特長的部位は、前記冠状動脈の根元部、又は、前記心臓を撮影して画像情報を取得する際に、人体に設置された人工物であることを特徴とする画像解析プログラム。
  17. 請求項10乃至請求項16のいずれか一項に記載の画像解析プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記重畳手段による重畳の結果、前記冠状動脈情報によって示される冠状動脈の異常部と、前記心機能ブルズアイマップによって示される機能異常部に基づいて、異常を報知する異常報知手段として更に機能させることを特徴とする画像解析プログラム。
  18. 請求項17に記載の画像解析プログラムにおいて、
    前記異常報知手段を、
    前記重畳手段による重畳の結果を表示する前記表示手段にて、前記冠状動脈の異常部と前記機能異常部を着色表示させることにより異常を報知する、又は、
    前記表示手段に表示された前記重畳の結果、前記冠状動脈の異常部と前記機能異常部の距離が、前記表示手段の表示画面上において所定距離以下である場合に、前記表示手段にて、前記冠状動脈の異常部と前記機能異常部を着色表示させることにより異常を報知するよう機能させることを特徴とする画像解析プログラム。
  19. 画像情報に基づいて画像解析をおこなう画像解析方法において、
    心臓を構成するボクセルのボクセル情報と、ボクセルの位置を示す位置情報とを含む第一情報に基づいて、前記心臓の機能を示す機能情報を決定する機能決定工程と、
    前記心臓の長軸位置情報、心尖部位置情報及び心基部位置情報等の、前記心臓の基準となる位置情報を示す基準位置情報と、前記機能情報とに基づいて心機能ブルズアイマップを作成する心機能ブルズアイマップ作成工程と、
    前記心臓冠状動脈経路の状態を示すパス情報を含むパス情報と、前記基準位置情報とに基づいて冠状動脈情報を取得する冠状動脈情報取得工程と、
    前記冠状動脈情報を、前記心機能ブルズアイマップに対応付けて重畳する重畳工程と
    を有することを特徴とする画像解析方法。
  20. 請求項19に記載の画像解析方法において、
    前記第一情報と前記パス情報とが、同一の画像情報に基づいて取得された場合には、前記重畳工程による重畳の結果を表示する表示工程を有することを特徴とする画像解析方法。
  21. 請求項20に記載の画像解析方法において、
    前記基準位置情報の位置の調節が必要か否かを判定する判定工程を有し、
    前記表示工程は、前記第一情報と前記パス情報とが、同一の画像情報に基づいて取得されていない場合であっても、前記判定工程にて前記基準位置情報の位置の調節が必要でないと判定された場合には、前記重畳工程による重畳の結果を表示することを特徴とする画像解析方法。
  22. 請求項21に記載の画像解析方法において、
    前記判定工程によって前記基準位置情報の位置の調節が必要であると判定された場合には、前記基準位置情報の位置を調節し、当該位置調節後の基準位置情報である変更基準位置情報を取得する調節工程を有し、
    前記重畳工程は、前記変更基準位置情報に基づいて、再度前記冠状動脈情報を取得して前記心機能ブルズアイマップに重畳することを特徴とする画像解析方法。
  23. 請求項22に記載の画像解析方法において、
    前記調節工程は、前記心臓および前記冠状動脈各々の画像情報に含まれる特長的部位の調節用位置情報に基づいて、前記変更基準位置情報を取得することを特徴とする画像解析方法。
  24. 請求項23に記載の画像解析方法において、
    前記特長的部位は、前記冠状動脈の根元部、又は、前記心臓を撮影して画像情報を取得する際に、人体に設置された人工物であることを特徴とする画像解析方法。
  25. 請求項19乃至請求項24のいずれか一項に記載の画像解析方法において、
    前記重畳工程による重畳の結果、前記冠状動脈情報によって示される冠状動脈の異常部と、前記心機能ブルズアイマップによって示される機能異常部に基づいて、異常を報知する異常報知工程を有することを特徴とする画像解析方法。
  26. 請求項25に記載の画像解析方法において、
    前記異常報知工程は、
    前記重畳工程による重畳の結果を表示する前記表示工程にて、前記冠状動脈の異常部と前記機能異常部を着色表示させることにより異常を報知する、又は、
    前記表示工程にて表示された前記重畳の結果、前記冠状動脈の異常部と前記機能異常部の距離が、前記表示工程が重畳の結果を表示させる表示画面上において所定距離以下である場合、前記表示工程が、前記冠状動脈の異常部と前記機能異常部を着色表示させることにより異常を報知することを特徴とする画像解析方法。
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