JP3770711B2 - タイミング信号生成装置及び方法 - Google Patents
タイミング信号生成装置及び方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3770711B2 JP3770711B2 JP24708697A JP24708697A JP3770711B2 JP 3770711 B2 JP3770711 B2 JP 3770711B2 JP 24708697 A JP24708697 A JP 24708697A JP 24708697 A JP24708697 A JP 24708697A JP 3770711 B2 JP3770711 B2 JP 3770711B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- dispersion
- optical signal
- component
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 29
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 claims description 202
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 121
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 14
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 claims description 5
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 claims description 5
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 claims description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 36
- 238000005094 computer simulation Methods 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 10
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 6
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 4
- 230000009022 nonlinear effect Effects 0.000 description 4
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 2
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 238000012827 research and development Methods 0.000 description 1
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B10/00—Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
- H04B10/25—Arrangements specific to fibre transmission
- H04B10/2507—Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
- H04B10/2513—Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion
- H04B10/2519—Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion using Bragg gratings
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B2210/00—Indexing scheme relating to optical transmission systems
- H04B2210/25—Distortion or dispersion compensation
- H04B2210/252—Distortion or dispersion compensation after the transmission line, i.e. post-compensation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L7/00—Arrangements for synchronising receiver with transmitter
- H04L7/02—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
- H04L7/027—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information extracting the synchronising or clock signal from the received signal spectrum, e.g. by using a resonant or bandpass circuit
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L7/00—Arrangements for synchronising receiver with transmitter
- H04L7/02—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
- H04L7/033—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信光信号から再生された信号のタイミングを与えるタイミング信号を、受信光信号から生成するための装置と方法に関する。
現在基幹系光通信において10Gb/s光伝送システムが実用化段階にあるが、近年のインターネットに代表される急激な情報量の増加に伴い、更なる大容量化が望まれている。その方法の一つに、時分割多重(光時分割多重を含む)による伝送速度のアップグレードがあり、10Gb/sの次世代方式として、40Gb/sシステムの研究開発が国内外で活発になってきている。
【0002】
本発明は、その様な超高速の光伝送装置において、受信光信号からタイミング信号を生成するのに特に適した装置と方法に言及する。
【0003】
【従来の技術】
従来の光伝送装置で行なわれたタイミング抽出法、すなわち、XGb/s光信号からXGHz のクロック信号を生成する方法には一般的に次の2種類の方法がある。
(i)RZ(零復帰)信号の場合のように受信光信号のベースバンドスペクトル中にXGHz のクロック信号成分が含まれている場合に、光信号を電気信号に変換した後にバンドパスフィルタでXGHz クロック信号を直接抽出し、電圧制御発振器(VCO)の出力との位相比較を行なって、受信信号と同期したクロック信号をVCOの出力として生成するPLL法。
【0004】
(ii)NRZ(非零復帰)信号の場合のように受信光信号のベースバンドスペクトル中にXGHz クロック成分が含まれない場合に、光信号を電気信号に変換した後に2分岐し一方だけを1シンボル周期(1/40GHz =25ps)の半分の時間だけ遅延してEXOR回路へ入力することによって2逓倍した後、バンドパスフィルタでXGHz クロック信号を抽出する非線形抽出法。
【0005】
ところで、本願出願人は、特願平9−224056号において、40Gb/s以上の超高速伝送システムの実現のためには精密な分散補償が必要であることを指摘し、そのための手段として、受信光信号から光信号のビットレートの値と同じ値の周波数のクロック信号成分を抽出してそれが極大または極小となるように光伝送路の総分散量を設定することを提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
RZ信号のベースバンドスペクトル中にはビットレートの値と同じ値の周波数の成分が含まれているので、40Gb/sシステムにおいて上記の分散量最適化と(i)の手法とを同時に適用することができる。すなわち、上記の総分散最適化手法を適用すると40GHz 成分の強度が最大になるように総分散量が設定されるので、(i)の手法がそのまま適用できる。
【0007】
相互に逆位相で互いの裾が重なり合う2つの20Gb/s RZ信号でそれぞれ変調された2つの光信号を光波の位相を互いに逆相にして重なり部分が互いに打ち消し合うようにして合波した40Gb/sのOTDM信号にも40GHz 成分が含まれているので分散量の最適化と同時に(i)の手法が適用できる。すなわち、上記の総分散量最適化手法では、OTDMの場合、40GHz 成分の強度が極小となるように総分散量が設定されるが、極小点においても40GHz 成分は零にならないので、上記の方法で波長分散を最適化した光信号から(i)の手法によりタイミング信号を生成することができる。
【0008】
ところが、NRZ信号の場合、ベースバンドスペクトル中には原理的にビットレートの値と同じ値の周波数の成分が存在しないので(i)の手法は適用できず一般に(ii)の非線形抽出法が用いられる。すなわち、40Gb/s NRZシステムの実現のために上記の総分散量最適化手法を適用すると40GHz 成分が極小となるように総分散量が設定され、極小点では40GHz 成分の強度は原理的に零になるので、総分散量を最適化すると(i)の手法で40GHz 成分を抽出することができない。しかしながら、40Gb/sシステムでは(ii)の手法を適用すると、EXOR回路の出力段にビットレートの2倍の80Gb/sで動作する電子回路が必要になり、現状のIC技術では実現が極めて困難であるという問題がある。
【0009】
したがって本発明の目的は、40Gb/s程度の超高速であってベースバンドスペクトル中にビットレートの値と同じ値の周波数の成分が原理的に存在しない光信号であっても、光伝送路の総分散量を信号再生のために最適化すると同時にビットレートの値と同じ値の周波数の成分を受信信号から直接抽出することによってタイミング信号を生成するための装置と方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、信号のタイミングを与えるタイミング信号を生成するために、受信光信号からクロック信号成分を抽出する信号抽出回路と、受信光信号から信号を再生する信号再生回路へ供給される第1の光信号と、該第1の光信号から分岐し前記信号抽出回路へ供給される第2の光信号との少なくとも一方に所定の波長分散を付加することによって、該第2の光信号の総分散量を、クロック信号成分の抽出に適した値で、かつ、該第1の光信号の総分散量と実質的に異なる値とする波長分散制御手段とを具備するタイミング信号生成装置が提供される。
【0011】
本発明によれば、受信光信号から信号を再生する信号再生回路へ供給される第1の光信号と、該第1の光信号から分岐し、信号のタイミングを与えるタイミング信号を生成するために受信光信号からクロック信号成分を抽出する信号抽出回路へ供給される第2の光信号との少なくとも一方に所定の波長分散を付加することによって、該第2の光信号の総分散量を、クロック信号成分の抽出に適した値で、かつ、該第1の光信号の総分散量と実質的に異なる値に設定し、該第2の光信号からクロック成分を抽出するステップを具備するタイミング信号生成方法もまた提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】
データ信号のビットレートが40GHz のOTDM信号(互いに逆位相で互いの裾が重なり合う2つの20GHz RZ信号でそれぞれ変調された2つの光信号を光波の位相を互いに逆相にして重なり部分が互いに打ち消し合うようにして合波したもの)、NRZ光信号、RZ光信号(デューティ50%)、及びRZ光信号(デューティ25%)のベースバンドスペクトル中の40GHz 成分強度の総分散依存性の計算機シミュレーションの結果をそれぞれ図1〜4に示す。図1〜4には振幅方向のアイ開口度についても示してある。入力光の波長は、1.55μm、パワーは平均で−5dBm 、単一モードファイバ(SMF)の零分散波長は1.3μm、SMF長は50kmであり、SMFに直列に接続したDCF(分散補償ファイバ)の分散量を変えることにより、総分散量を変えた。
【0013】
図1〜4から明らかなように、OTDM信号及びRZ信号については40GHz 成分の強度がそれぞれ極小及び極大となるように総分散量を設定すればそのときの総分散量は零でありアイ開口度も最大となる一方でその時の40GHz 成分強度は零でないので40GHz 成分を直接抽出できる。これに対して、NRZ信号ではこのようにすると40GHz 成分強度が零になって40GHz 成分を直接抽出することができない。
【0014】
しかしながら、図2によれば、NRZ信号では総分散量が約±60ps/nmの付近に2つの極大があるのがわかる。そこで、本発明では信号の再生のためには総分散量をアイ開口度を最大にする値に設定する一方で、タイミング信号の生成のためには総分散量をそれとは実質的に異なりクロック信号成分が極大となる値に設定することにより、クロック信号成分の直接抽出を可能にする。
【0015】
参考のために40Gb/sのOTDM及びNRZについて光変調信号のベースバンドスペクトルをそれぞれ図5及び図6に示す。NRZについては40GHz 成分が無く、波長分散を受けた後ではスペクトル拡がりのために40GHz 成分を生じると定性的には考えられる。また、OTDM及びNRZの各々について、−40,0,+40ps/nmの分散を受けた後の波形(等化波形)を図7及び図8に示すが、OTDMとNRZの両方とも波形中心の“1”レベルが分散(正負)を受けた後に高くなり、クロスポイント位置が逆に下がっていることから、1タイムスロットの長さと同じ周期の強度変動が起きており、これによって40GHz 成分が生じることがわかる。
【0016】
図9は本発明の一実施例に係るタイミング信号生成装置を備えた光伝送システムを示す。図9において、光送信機10から出力される40Gb/sのNRZ光信号は光ポストアンプ12で増幅された後光伝送路(光ファイバ)14で伝送される。受信側においては、受信された光信号は光プリアンプ16で増幅され分散補償器18を経て40Gb/s受信系20のフォトダイオード22へ入射される。
【0017】
フォトダイオード22へ入射される光信号の一部は図示しない光カプラで分岐され、分散補償器24を経てフォトダイオード26へ入射される。フォトダイオード26から出力される電気信号に含まれる40GHz 成分が狭帯域バンドパスフィルタ28で抽出され増幅器30で増幅され、40Gb/s受信系20へデータ識別等のためのタイミング信号として供給される。
【0018】
ここで、分散補償器18はフォトダイオード22へ入射される光信号の総分散量を零にする分散値を有している。また分散補償器24は+60ps/nmまたは−60ps/nmの分散値を有している。これにより、40Gb/s受信系20へ入力される信号のアイ開口度が最大になるとともに、狭帯域バンドパスフィルタ28で抽出される40GHz 成分も最大となる。
【0019】
なお、信号光の波長と光ファイバ14の零分散波長がほぼ一致していて分散補償器18がなくても40Gb/s受信系20への信号のアイ開口度が充分に大きい場合は分散補償器18はなくても良い。分散補償器18,24は固定的な分散値を有するものでなく、外部信号に応じて分散値を変えることのできる可変分散補償器による半固定の分散値を有するものでも良い。また、NRZ信号に限らずOTDM信号であってもフォトダイオード22へ入射する光信号のアイ開口度を最大(40GHz 成分を極小)にする一方でフォトダイオード26へ入射する光信号の40Gb/s成分を極大にする分散量を分散補償器18,24に設定すれば、両者の40GHz 成分を共に極小にする場合よりもクロック信号の精度を高めることができる。
【0020】
図10は本発明の他の実施例を示す。図10及びそれ以降の図面において、既出と同一の構成要素については同一の参照番号を付してその説明を省略する。本実施例では、抽出した40GHz 成分をクロック信号として直接40Gb/s受信系20へ供給するのでなく、位相比較器32において電圧制御発振器(VCO)34の出力との位相比較を行ない、制御回路36がその比較結果に応じた制御電圧をVCO34へ与えることによって、抽出された40GHz 成分に同期したクロック信号を生成して40Gb/s受信系20へ供給する。これにより、抽出した40GHz 成分のジッタ及び歪みが除去される。
【0021】
図11は本発明のさらに他の実施例を示す。本実施例では固定または半固定の分散値を有する分散補償器18の代わりに可変分散補償器18′が使用される。フォトダイオード22に入射する光信号は図示しないさらに別の光カプラでその一部が分岐され、フォトダイオード38で電気信号に変換される。フォトダイオード38の出力からバンドパスフィルタ40で40GHz 成分が抽出され、増幅器42で増幅され検出器44でそのパワーが検出される。制御回路46は検出されたパワーの値に基づき、それが最小になるように可変分散補償器18′の分散量を制御する。
【0022】
次に可変分散補償器18′の一例(M. M. Ohm et al., “Tunable fiber grating dispersion using a piesoelectric stack”,OFC '97 Technical Digest, WJ3, pp. 155-156) について説明する。
図12に示すように、チャープドファイバグレーティング90の21個のセグメントの各々に別々に圧電素子92を取り付ける。各圧電素子への印加電圧V1 〜V21として図13に示すように傾斜をつけて電圧を与えると、グレーティング90の長手方向に加わる圧力が変化し、図13のA〜Dの電圧パターンに対して図14のように分散値(線の傾き)が変化する。また、電圧パターンA〜Dの間の中間的な電圧パターンを与えれば、分散値を連続的に変えることができる。
【0023】
図15は、制御回路46の一例を示す図である。40Gb/sの周波数成分の強度値は、A/D変換器94でA/D変換され、ディジタル信号として、MPU96に入力される。MPU96は、メモリ98に記憶されている前回受信した強度値Ipと、今回の強度値Icとを比較し、現時点の分散量と40Gb/sの強度との関係が、図2におけるXのスロープにあるか、Yのスロープにあるかをチェックする。即ち、Xのスロープにあれば可変分散補償器34の分散量を減少させれば、分散量0(Zポイント)に収束する。またYのスロープであれば、可変分散補償器34の分散量を増加させれば分散量0に収束する。従って、Ic>Ipの場合は、Xスロープにあると見なし、可変分散補償器34に与える電圧を制御するため、分散量が減少するようなV1 〜V21の値を求め、ラッチの付いたD/A変換器100経由で、各圧電素子に与える電圧を出力する。逆にIc<Ipの場合は、Yスロープにあると見なし、可変分散補償器34に与える電圧を制御するため、分散量が増加するようなV1 〜V21の値を求める。
【0024】
なお、V1 〜V21の値を求めるためには、図13及び図14に示すデータ(分散量とV1 〜V21との関係を示すデータ)と、図2に示すデータ(40GHz 成分の強度と総分散量との関係を示すデータ)をメモリにあらかじめ記憶しておく。そして、図2のX,Yスロープのいずれのスロープにあるかをまず求めて、現在の分散量Icを図2に示すデータより求める。現在の分散量Icから、分散量0のZポイントに収束させるために可変分散補償器34で補償すべき分散量Ic′を求める。即ち、Ic+Ic′=0となるように、Ic′を求める。
【0025】
このようにしてIc′が求まれば、図13及び図14に示されたデータをもとに、Ic′を得るために可変分散補償器34に与えるV1 〜V21を求める。
図16は図11のシステムの一変形を示す。図16のシステムにおいては、可変分散補償器18′の補償量と分散補償器24の補償量の合計で総分散量が零に補償されるように可変分散補償器18′が制御される。分散補償器24の分散値を+60ps/nmまたは−60ps/nmとすることにより、フォトダイオード26へ入射する信号光の波長分散はそれぞれ−60ps/nmまたは+60ps/nmとなり、40GHz 成分が極大になる。
【0026】
図17は図11のシステムの他の変形を示す。図17のシステムでは可変分散補償器18′の補償量を制御して総分散量を零にする代わりに、光送信機10に波長可変光源48を使用し、抽出された40GHz 成分の強度が最小になるように信号光の波長を制御して信号光の波長を光ファイバ14の零分散波長に実質的に一致させて総分散量を零にする。この場合に、分散補償器24の分散量(分散スロープ)の波長依存性を考慮する必要がある。変化する信号光波長に対し、分散量が一定になるような制御を行う構成もあり得る。
【0027】
これまでの例は、40Gb/s NRZ(またはOTDM)システムにおいて40GHz 成分の強度を最小にする総分散量は零で、このときアイ開口度が最大になることを前提としているが、この前提が成立するのは送信光パワーが充分に小さくて非線形効果(自己位相変調効果:SPM)の影響が無視できる場合に限られる。
【0028】
図18〜21に、40Gb/s OTDM信号のSMF50km伝送における、送信光パワーがそれぞれ0,+5,+10及び+13dBm のときの総分散量(分散補償後)に対する40GHz 成分とアイ開口度の関係(シミュレーション結果)を示す。図1及び図18〜21からわかるように、40GHz 成分強度が極小になる総分散量とアイ開口度が最大になる総分散量が一致するのは、信号光パワーの小さい線形伝送(−5dBm)の場合に限られる。信号光パワーが大きくなり、非線形効果が大きくなるほど、両者の差が大きくなる。
【0029】
図22に40Gb/s OTDM信号のSMF50km伝送における、送信光パワーに対するアイ開口最大及び40GHz 成分極小の総分散量の関係を示す。これより、40GHz 成分極小の総分散量は送信光パワーに依存せず、0ps/nmで一定であるのに対し、アイ開口最大の総分散量は送信光パワーが大きくなるほど正分散側にシフトする。
【0030】
したがって、OTDM信号の場合には40GHz 成分の強度が極小となるように分散量を制御することにより波長分散を零にした光信号に送信光パワーから決まる波長分散を付加してやればアイ開口度を最大にすることができる。また、波長分散を零にした光信号に所定の固定的な波長分散を付加することで40GHz 成分を最大にすることができる。
【0031】
NRZ信号については、図23〜図26に40Gb/s NRZ信号のSMF50km伝送における、送信光パワーがそれぞれ0,+5,+10,+13のときの総分散量(分散補償後)に対する40GHz 成分とアイ開口度の関係(シミュレーション結果)を示す。図2及び図23〜図26からわかるようにアイ開口最大の総分散量が送信光パワーが大きくなるほど正分散側にシフトする特性はOTDM信号の場合と同じである。しかし、総分散量に対する40GHz 成分強度の変化の様子はOTDM信号と異なる。特に、OTDM信号では、送信光パワーに依存せずに、総分散量零の場合に常に40GHz 成分が極小になるのに対し、NRZ信号では、線形伝送の場合は総分散量零で40GHz 成分が極小(=0)になるが、送信光パワーが大きくなるにつれて、総分散量零での40GHz 成分が大きくなる。したがって、OTDM信号の場合のように総分散量零で40GHz 成分が極小になるように制御することはできない。しかし、40Gb/s NRZ信号の場合、送信パワーに依存せずに+60ps/nmと−60ps/nmで極大になるため、これらの極大点の中点を求めれば、総分散量零になるように制御することは可能である。
【0032】
図27は本発明のさらに他の実施例を示す。本実施例は前述の手法に基づき、非線形効果が無視できない場合に適用可能である。制御回路46′は、OTDMの場合には図11の制御回路と同様に、検出された40GHz 成分の強度が極小となるように可変分散補償器18′を制御することにより、可変分散補償器18′の出力における光信号の波長分散を零に制御する。NRZの場合には、制御回路46′は可変分散補償器18′の分散補償量を掃引して2つの極大点を求め、これらの中点に分散補償量を設定することで、分散補償器18′の出力における光信号の波長分散を送信光パワーによらず零に制御する。
【0033】
可変分散補償器50は波長分散が零に制御された光信号に送信光パワーに応じて決まる波長分散を付加することによってアイ開口度を最大として、40Gb/s受信系に供給する。
送信光パワーを検出する具体的方法としては、光ポストアンプ12の出力光を一部分岐して、フォトダイオードで光パワーを検出する方法や光出力一定制御している光ポストアンプ12の光出力パワー情報を用いればよい。また、図27では送信側から光出力パワーに関する情報を送っているが、受信側で受信光パワーを検出する方法や光プリアンプ16内のモニタ信号を用いる方法も可能である。
【0034】
図27のシステムは図11のシステムに非線形効果を考慮した変形を加えたものであるが、図16及び図17のシステムに対しても同様な変形が可能なのは明らかである。
40Gb/s NRZ信号のSMF50km線形伝送における総分散量(分散補償後)対40GHz 成分関係において(図2)、周期的に40GHz 成分が零になる状態が現れる。可変分散補償の最適値設定の過程で、例えばシステム立ち上げ時に可変分散補償器の分散値を大きく掃引する場合、瞬間的にクロック信号の同期がはずれ、システム運用上の障害になる可能性がある。また、偶然、システム立ち上げ時に可変分散補償器の設定がクロック成分零の状態であり、クロックが生成されないために故障と判定されてしまうという可能性(危険性)もある。このようなトラブルを避けるためには、システムオペレーション上、まず分散補償の最適化を行い、それが完了した後にタイミング抽出を始めるようにすればよい。RZ信号の場合(図3,4)も周期的にクロック成分が零になる状態が現れるため、同様のシーケンスオペレーションが必要である。
【0035】
【発明の効果】
本発明により、超高速光伝送システムの受信機において、NRZ信号に対してもPLL法によりタイミング抽出を行うとともに、波長分散量をモニタし、可変分散補償器の分散量を最適化するシステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】40Gb/s OTDM信号についての40GHz クロック成分強度の総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図2】40Gb/s NRZ信号についての40GHz クロック成分強度の総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図3】40Gb/s RZ信号(デューティ50%)についての40GHz クロック成分強度の総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図4】40Gb/s RZ信号(デューティ25%)についての40GHz クロック成分強度の総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図5】OTDM信号のベースバンドスペクトルである。
【図6】NRZ信号のベースバンドスペクトルである。
【図7】波長分散を受けた後のOTDM信号の波形図である。
【図8】波長分散を受けた後のNRZ信号の波形図である。
【図9】本発明の一実施例に係る光伝送システムのブロック図である。
【図10】本発明の他の実施例に係る光伝送システムのブロック図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例に係る光伝送システムのブロック図である。
【図12】可変分散補償器の一例を示す図である。
【図13】可変分散補償器の各セグメントへ与える電圧V1 〜V21のパターンA〜Dを示すグラフである。
【図14】各電圧パターンA〜Dにおける分散値を示すグラフである。
【図15】制御回路46の構成の一例を示すブロック図である。
【図16】図11のシステムの一変形を示すブロック図である。
【図17】図11のシステムの他の変形を示すブロック図である。
【図18】信号光パワーが0dBm であるときの40GHz OTDM信号についての40GHz クロック成分強度の総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図19】信号光パワーが+5dBm であるときの40GHz OTDM信号についての40GHz クロック成分強度の総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図20】信号光パワーが+10dBm であるときの40GHz OTDM信号についての40GHz クロック成分強度の総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図21】信号光パワーが+13dBm であるときの40GHz OTDM信号についての40GHz クロック成分強度の総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図22】40GHz のOTDM信号伝送において、40GHz 成分が極小となる総分散量及び最適総分散量の信号光パワー依存性を示すグラフである。
【図23】信号光パワーが0dBm であるときの40GHz NRZ信号についての40GHz クロック成分強度の総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図24】信号光パワーが+5dBm であるときの40GHz NRZ信号についての40GHz クロック成分強度の総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図25】信号光パワーが+10dBm であるときの40GHz NRZ信号についての40GHz クロック成分強度の総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図26】信号光パワーが+13dBm であるときの40GHz NRZ信号についての40GHz クロック成分強度の総分散量依存性の計算機シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図27】本発明のさらに他の実施例に係る光伝送システムのブロック図である。
【符号の説明】
10…光送信機
12…光ポストアンプ
14…光伝送路
16…光プリアンプ
18,24…分散補償器
18′,50…可変分散補償器
22,26,38…フォトダイオード
28,40…バンドパスフィルタ
30,42…増幅器
48…波長可変光源
Claims (13)
- 信号のタイミングを与えるタイミング信号を生成するために、受信光信号から該光信号のビットレートの値と同じ値の周波数のクロック信号成分を抽出する信号抽出回路と、
受信光信号から信号を再生する信号再生回路へ供給される第1の光信号と、該第1の光信号から分岐し前記信号抽出回路へ供給される第2の光信号との少なくとも一方に所定の波長分散を付加することによって、該第2の光信号の総分散量を、クロック信号成分の抽出に適した値で、かつ、信号の再生に適するように設定された該第1の光信号の総分散量と異なる値とする波長分散制御手段とを具備するタイミング信号生成装置。 - 前記タイミング信号を生成する電圧制御発振器と、
該電圧制御発振器の出力の位相と前記信号抽出回路が抽出したクロック信号成分の位相とを比較する位相比較回路と、
該位相比較回路の比較結果に基づき、前記電圧制御発振器の制御電圧を生成する制御回路とをさらに具備する請求項1記載の装置。 - 前記波長分散制御手段は、
前記光信号から特定の周波数の成分の強度を検出する光検出器と、
検出された特定周波数成分の強度に基づき、前記第1の光信号の総分散量が零になり、前記第2の光信号の総分散量が予め定められた固定値になるように波長分散を補償する分散補償手段とを含む請求項1または2記載の装置。 - 前記特定の周波数は前記光信号のビットレートの値と同じ値の周波数である請求項3記載の装置。
- 前記分散補償手段は、前記第1の光信号の総分散量が零になるようにその分散量が制御される可変分散補償器を含み、
前記第2の光信号は、該可変分散補償器の出力側において第1の光信号から分岐し、
前記分散補償手段は、該可変分散補償器の出力側において第1の光信号から分岐した第2の光信号に前記予め定められた固定値の波長分散を付加する分散補償器をさらに含む請求項3または4記載の装置。 - 前記分散補償手段は、
分散量が可変の可変分散補償器と、
該可変分散補償器にタンデムに接続され、前記予め定められた固定値の波長分散を有する分散補償器とを含み、
該可変分散補償器の分散量は該分散補償器の出口における波長分散が零になるように制御され、
前記第2の光信号は、該可変分散補償器と該分散補償器の間において第1の光信号から分岐する請求項3または4記載の装置。 - 前記分散補償手段は、
前記第1の光信号の総分散量が零になるように前記光信号の波長を制御する波長可変光源と、
該第1の光信号から分岐した第2の光信号に前記予め定められた固定値の波長分散を付加する分散補償器とを含む請求項3または4記載の装置。 - 前記第1の光信号が信号再生回路へ供給される前に、該第1の光信号に光信号のパワーに応じた波長分散を付加する第2の分散補償器をさらに具備する請求項5〜7のいずれか1項記載の装置。
- (a)受信光信号から信号を再生する信号再生回路へ供給される第1の光信号と、該第1の光信号から分岐し、信号のタイミングを与えるタイミング信号を生成するために受信光信号から該光信号のビットレートの値と同じ値の周波数のクロック信号成分を抽出する信号抽出回路へ供給される第2の光信号との少なくとも一方に所定の波長分散を付加することによって、該第2の光信号の総分散量を、クロック信号成分の抽出に適した値で、かつ、信号の再生に適するように設定された該第1の光信号の総分散量と異なる値に設定し、
(b)該第2の光信号から前記クロック信号成分を抽出するステップを具備するタイミング信号生成方法。 - (c)前記タイミング信号を生成する電圧制御発振器の出力の位相と前記抽出されたクロック信号成分の位相とを比較し、
(d)該位相比較の結果に基づき、前記電圧制御発振器の制御電圧を生成するステップをさらに具備する請求項9記載の方法。 - 前記ステップ(a)は、
(i)前記光信号から特定の周波数の成分の強度を検出し、
(ii)検出された特定周波数成分の強度に基づき、前記第1の光信号の総分散量が零になり、前記第2の光信号の総分散量が予め定められた固定値になるように総分散量を設定するサブステップを含む請求項9または10記載の方法。 - 前記特定の周波数は前記光信号のビットレートの値と同じ値の周波数である請求項11記載の方法。
- 前記ステップ(a)は少なくともシステム運用開始前において実行される請求項11または12記載の方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24708697A JP3770711B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | タイミング信号生成装置及び方法 |
US09/057,597 US6204949B1 (en) | 1997-09-11 | 1998-04-09 | Method and device for extracting a timing signal |
EP98107429A EP0902559B1 (en) | 1997-09-11 | 1998-04-23 | Method and device for extracting a timing signal |
DE69828347T DE69828347T2 (de) | 1997-09-11 | 1998-04-23 | Verfahren und Vorrichtung zum Extrahieren eines Taktsignals |
CN98108450.8A CN1196283C (zh) | 1997-09-11 | 1998-05-15 | 提取定时信号的方法和设备 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24708697A JP3770711B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | タイミング信号生成装置及び方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1188262A JPH1188262A (ja) | 1999-03-30 |
JP3770711B2 true JP3770711B2 (ja) | 2006-04-26 |
Family
ID=17158226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24708697A Expired - Fee Related JP3770711B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | タイミング信号生成装置及び方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6204949B1 (ja) |
EP (1) | EP0902559B1 (ja) |
JP (1) | JP3770711B2 (ja) |
CN (1) | CN1196283C (ja) |
DE (1) | DE69828347T2 (ja) |
Families Citing this family (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6456411B1 (en) | 1998-03-30 | 2002-09-24 | Fujitsu Limited | Method of setting signal wavelength in optical transmission system |
FR2791835B1 (fr) * | 1999-03-31 | 2001-06-29 | Cit Alcatel | Dispositif et procede de compensation de la dispersion de polarisation dans un systeme de transmission optique |
IT1310666B1 (it) * | 1999-08-03 | 2002-02-19 | Cselt Centro Studi Lab Telecom | Ricevitore per segnali a flusso discontinuo e relativo procedimento diricezione. |
US6792209B1 (en) * | 1999-12-22 | 2004-09-14 | At&T Corp. | Method and system for reducing non-linear cross talk in low dispersion optical fiber |
EP1179900A1 (en) * | 2000-08-11 | 2002-02-13 | Alcatel | Optical receiver with a clock recovery of an input signal and an added phase correction of the clock recovered |
US20030039013A1 (en) * | 2001-08-27 | 2003-02-27 | Jones David J. | Dynamic dispersion compensation in high-speed optical transmission systems |
US7197245B1 (en) * | 2002-03-15 | 2007-03-27 | Xtera Communications, Inc. | System and method for managing system margin |
US6819478B1 (en) | 2002-03-15 | 2004-11-16 | Xtera Communications, Inc. | Fiber optic transmission system with low cost transmitter compensation |
US7058311B1 (en) * | 2002-03-15 | 2006-06-06 | Xtera Communications, Inc. | System and method for dispersion compensation in an optical communication system |
DE10216281B4 (de) * | 2002-04-12 | 2007-04-12 | Noé, Reinhold, Prof. Dr.-Ing. | Anordnung und Verfahren für eine Dispersionsdetektion |
JP4082992B2 (ja) * | 2002-11-21 | 2008-04-30 | 富士通株式会社 | 光分散モニタ装置および方法、並びに、それを用いた光伝送システム |
CA2427416C (en) * | 2003-05-01 | 2010-11-16 | 101039130 Saskatchewan Ltd. | Steering device for towed implements |
US20040234275A1 (en) * | 2003-05-20 | 2004-11-25 | Aref Chowdhury | Process for optical communication and system for same |
JP2005159928A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-16 | Hitachi Communication Technologies Ltd | 自動分散補償方法 |
US7454144B2 (en) * | 2003-12-05 | 2008-11-18 | Lucent Technologies Inc. | Low total excursion dispersion maps |
WO2005081432A1 (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-01 | Fujitsu Limited | 分散補償方法及び分散補償装置 |
JP2005341392A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Fujitsu Ltd | 光伝送装置、光伝送システムおよび分散補償方法 |
US20080194998A1 (en) * | 2005-05-24 | 2008-08-14 | Nils Holmstrom | Method, Device and Computer-Readable Medium for Evaluating Prevalence of Different Patient Postures |
EP1819070A1 (en) * | 2006-02-09 | 2007-08-15 | Alcatel Lucent | Clock recovery circuit and method for optical receiver |
US20080212658A1 (en) * | 2007-03-01 | 2008-09-04 | Ahmadreza Rofougaran | Method and system for communication of signals using a direct digital frequency synthesizer (ddfs) |
JP2009117921A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-28 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光受信器、及び、光受信器の制御方法 |
JP5458826B2 (ja) * | 2009-11-24 | 2014-04-02 | 富士通株式会社 | 分散補償装置、光受信装置、分散補償方法および光受信方法 |
JP5663604B2 (ja) * | 2011-01-24 | 2015-02-04 | 日本電信電話株式会社 | 波長分散量推定方法、波長分散補償回路、及び受信装置 |
JP6687939B2 (ja) * | 2016-01-15 | 2020-04-28 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 | 光電変換器 |
US11502756B2 (en) * | 2020-06-23 | 2022-11-15 | Infinera Corporation | Data synchronization in optical networks and devices |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06216467A (ja) | 1993-01-19 | 1994-08-05 | Hitachi Ltd | 半導体光分散補償器 |
US5574588A (en) * | 1994-02-23 | 1996-11-12 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Phase lock loop circuit using optical correlation detection |
EP0684709B1 (en) | 1994-05-25 | 2002-10-02 | AT&T Corp. | Optical communications system with adjustable dispersion compensation |
JP3846918B2 (ja) * | 1994-08-02 | 2006-11-15 | 富士通株式会社 | 光伝送システム、光多重伝送システム及びその周辺技術 |
JPH08256106A (ja) | 1995-03-17 | 1996-10-01 | Fujitsu Ltd | 光増幅海底伝送システムの分散補償装置 |
JP3522044B2 (ja) | 1996-04-19 | 2004-04-26 | 富士通株式会社 | 光伝送システム |
-
1997
- 1997-09-11 JP JP24708697A patent/JP3770711B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-04-09 US US09/057,597 patent/US6204949B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-04-23 DE DE69828347T patent/DE69828347T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-04-23 EP EP98107429A patent/EP0902559B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-05-15 CN CN98108450.8A patent/CN1196283C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0902559A2 (en) | 1999-03-17 |
JPH1188262A (ja) | 1999-03-30 |
US6204949B1 (en) | 2001-03-20 |
DE69828347T2 (de) | 2005-10-13 |
CN1196283C (zh) | 2005-04-06 |
CN1211117A (zh) | 1999-03-17 |
EP0902559B1 (en) | 2004-12-29 |
EP0902559A3 (en) | 2004-02-11 |
DE69828347D1 (de) | 2005-02-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3770711B2 (ja) | タイミング信号生成装置及び方法 | |
US6501580B1 (en) | Method and apparatus for optimizing dispersion in an optical fiber transmission line in accordance with an optical signal power level | |
US6411416B1 (en) | Method and apparatus for minimizing the intensity of a specific frequency component of an optical signal travelling through an optical fiber transmission line to thereby minimize the total dispersion | |
US6594070B2 (en) | Optical communication system, optical receiver and wavelength converter | |
JP3910003B2 (ja) | 光受信局、光通信システム及び分散制御方法 | |
US5392147A (en) | Optical trunk transmission system and an optical repeater circuit | |
JP4582874B2 (ja) | 偏波モード分散補償方法および偏波モード分散補償装置 | |
JP3886223B2 (ja) | 分散制御方法及び装置 | |
JP2003518641A (ja) | アナログ変調の方法及びこの方法を用いる光エミッタ | |
US6282007B1 (en) | Optical timing detection | |
US20030169473A1 (en) | Apparatus and method for regenerating optical signals | |
US6509990B1 (en) | Optical timing detection | |
JP3370595B2 (ja) | プリセット型自動等化装置 | |
US6728490B1 (en) | Optical transmitter, optical receiver, optical transmission system, and optical transmission method | |
US20040018020A1 (en) | All-optical regenerator for retiming, reshaping and retransmitting an optical signal | |
JP3897768B2 (ja) | 波長分散制御のための方法と装置及び分散量検出方法 | |
JP2004187205A (ja) | 光パルス分離方法及び光パルス分離装置 | |
JP3582488B2 (ja) | 光受信器及び光受信方法 | |
JP2000321171A (ja) | 分散測定装置および分散測定方法 | |
JP2005229653A (ja) | 光伝送システム、光多重伝送システム及びその周辺技術 | |
EP1471667B1 (en) | Clock recovery from distorted optical signals | |
WO2002049248A2 (en) | Demultiplexer for high data rate signals | |
JP2005218138A (ja) | 光伝送システム、光多重伝送システム及びその周辺技術 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051004 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060207 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |