JP3754912B2 - マルチメディアコンテンツの配信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチメディアコンテンツへの電子的なアクセスに関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークの接続性が爆発的成長を続けるにつれて、コンテンツプロバイダはワールド・ワイド・ウェブ(「ウェブ」)を使用してマルチメディアコンテンツ(例えば画像、ビデオ、オーディオなど)へのアクセスを提供している。HTMLページなどのテキストコンテンツと異なり、マルチメディアコンテンツは、標準的なウェブ検索エンジンから直接アクセス可能ではない。これらの検索エンジンはウェブのサイトを検査し、それらのサイトのテキストコンテンツに関する情報を抽出する。そのような情報を、通常「メタデータ」と称し、メタデータは他のデータの諸態様を説明するかカタログ化するデータである。抽出された情報(メタデータ)により、ユーザにカスタマイズされたメタデータ・データベースを使用してそのコンテンツへのアクセスを与えることができる。
【0003】
マルチメディアの場合、コンテンツプロバイダ又はコンテンツディストリビュータは、通常、それがアクセスできるマルチメディア項目に関する情報を、メタデータ・データベースに保管する。コンテンツプロバイダは、ユーザ又は顧客がウェブサイト、通常はコンテンツプロバイダ/ディストリビュータ自身のウェブサイトからアクセスできる検索エンジンを提供することにより、これらのデータベースへのアクセスを可能にする。コンテンツプロバイダ/ディストリビュータがアクセスできるコンテンツの表示又はおそらくは購入を求める顧客は、ウェブサイトを訪問し、検索エンジンを使用して、コンテンツプロバイダ/ディストリビュータのメタデータ・データベースを検索することができる。通常、メタデータ・データベースには、メタデータの一部として、コンテンツの視覚的識別子(例えばサムネイル、ビデオアブストラクト、オーディオプレビューなど)が含まれる。ユーザは、それらの検索から返されたメタデータに基づいて購入/使用を望む項目に関する決定を行うことができる。
【0004】
多くの場合、マルチメディアコンテンツはディジタルであり、オンラインであり、潜在的な顧客はコンテンツプロバイダ/ディストリビュータのウェブサイトから所望のマルチメディア項目を使用する権利を購入するか、所望のマルチメディア項目のコピーを購入することができる。たいてい、このトランザクションはウェブサイト上で完了し、潜在的な顧客は新たに獲得したコンテンツを直接にダウンロードすることができる。しかし、マルチメディアコンテンツへのアクセスを提供するこのモデルは、コンテンツがオンラインであることを必要としない。例えば、潜在的な顧客は、ウェブサイトから所望のコンテンツを使用する権利又は所望のコンテンツのコピーを購入することができるが、そのコンテンツを非電子的手段(即ち、郵便システム)によって潜在的な顧客に配送することもできる。もう1つの変形形態は、所望のコンテンツの購入及びコピーの獲得のために、潜在的な顧客をディストリビュータのサイトから実際のコンテンツプロバイダにリダイレクトすることができるというものである。他の変形形態には、潜在的な顧客を、コンテンツを購入するための物理的な位置に案内すること、購入される項目に関連するメタデータを含む書籍を郵送することが含まれる。
【0005】
上述の状況の全てにおいて、潜在的な顧客は、各コンテンツプロバイダ/ディストリビュータがアクセスできるコンテンツへのアクセスを得られるだけである。潜在的な顧客が、複数の異なるコンテンツプロバイダ/ディストリビュータに跨がる検索を実行することを求める場合には、潜在的な顧客は複数のコンテンツプロバイダ/ディストリビュータのそれぞれのウェブサイトを訪問し、その検索エンジンを使用しなければならない。潜在的な顧客は、毎回異なる検索エンジンインターフェースを使用しなければならないので、そのようなアクションはしばしば時間がかかり、厄介である。
【0006】
これらの問題によって、コンテンツディストリビュータがコンテンツの権利を購入するか、より小さいコンテンツプロバイダのディストリビュータとして単純に働くかのいずれかである、ウェブでの非常に大きいメタデータ・データベースの開発が促進された。その例がGetty及びCorbusという巨大な画像データベースである。この手法はそれ自体の問題を有する。まず、この手法は、データベースが非常に大きくなる際に検索時間が増えるので、スケーリングしない。更に、通常、同一のメタデータキーが含まれるように、全てのメタデータを類似する形で構成しなければならない。しかし、コンテンツの使用目的に応じて、異なるメタデータがより適切になるので、これは必ずしも望ましくはない。例えば、地質学用に取り込まれた画像は、休暇向けのパンフレット用に取り込まれたものと異なるメタデータを必要とする。第3に、より小さいコンテンツプロバイダは、そのコンテンツを直接に販売する方法を有しない(即ち、彼らは効果的により大きいディストリビュータを使用することを強制される)。
【0007】
本発明の目的は、従来技術の1つ又は複数の短所を改善することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のマルチメディアコンテンツの配信方法は、メディアブラウザサーバ、ユーザに対して許可されたマルチメディアコンテンツの目次データをデータベースに記憶するステップを実行し、第1のユーザ装置前記メディアブラウザサーバにアクセスして該第1のユーザ装置に供給された前記マルチメディアコンテンツの目次データ全体を表示する第1の表示ステップを実行し、第2のユーザ装置前記メディアブラウザサーバにアクセスして該第2のユーザ装置に供給された前記目次データの中から第2のユーザ装置により複製可能なマルチメディアコンテンツの項目を表示する第2の表示ステップと、前記第2の表示ステップで表示た項目の中から要求されたマルチメディアコンテンツを前記メディアブラウザサーバから複製する複製ステップとを実行することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
I.概要
図1に、以下でメディアブラウザ101と称するコンピュータアプリケーションプログラムがインターネット102などのコンピュータネットワークへの接続を形成するためにローカルコンピュータ105で動作する、マルチメディアアクセスシステム100を示す。図からわかるように、インターネット102は複数のサーバコンピュータ108及び109を関連付けられ、サーバコンピュータのそれぞれが複数のウェブサイトをホストすることができ、ウェブサイトのそれぞれについて、マルチメディアコンテンツを保存することができる対応するストア112及び114がある。また同様に、ローカルコンピュータ105も関連するストア107を有することができるが、これは実施に必須ではない。メディアブラウザアプリケーション101は、ローカルコンピュータ105のユーザが電子的にアクセス可能なメタデータを使用してマルチメディア項目についてシステム100をブラウズし、検索するための単一のユーザインターフェースを提供する。言い換えると、メディアブラウザ101はメタデータを操作する。マルチメディアコンテンツの再生/表示は、プラグインメディアツールの使用によって達成され、メタデータ関連の処理から分離される。メディアブラウザ101は、以下の節IVで詳細に説明する。
【0016】
上述した配置は、図9に示されたものなどの汎用コンピュータシステム900を使用して実践することができ、ここで、図1の処理及びこれから説明する処理が、コンピュータシステム900内で実行されるアプリケーションプログラムなどのソフトウェアとして実施される。具体的に言うと、メディアブラウジングの方法はコンピュータシステムによって実行されるソフトウェア内の命令によってもたらされる。ソフトウェアは、本質的に2つの別々の部分、即ち、特定のメタデータストアに関するブラウジング要求及び検索要求を実行する部分と、特定のメタデータストアとユーザの間のユーザインターフェースを管理する部分に分割することができる。これらの2つの部分を、クライアント−サーバモードと称するモードで別々のコンピュータで実行することができる。ソフトウェアは、例えば以下で説明する記憶装置を含む、1つ又は複数のコンピュータ可読媒体に保管することができる。ソフトウェアは、コンピュータ可読媒体からシステムのコンピュータにロードされ、その後、そのコンピュータによって実行される。そのようなソフトウェア又はコンピュータプログラムをその上に記録されたコンピュータ可読媒体がコンピュータプログラム製品である。コンピュータでのコンピュータプログラム製品の使用がメディアブラウジングのための有利な装置をもたらすことが好ましい。
【0017】
コンピュータシステム900には、コンピュータモジュール901と、キーボード902及びマウス903などの入力装置と、プリンタ915及びオーディオ−ビジュアル出力装置914を含む出力装置とが含まれる。変調器−復調器(モデム)トランシーバ装置916は、例えば電話回線921又は他の機能媒体を介して接続可能な通信ネットワーク920との通信のために、コンピュータモジュール901によって使用される。ネットワーク920は、例えばインターネット又はローカルエリアネットワーク(LAN)或いは広域ネットワーク(WAN)などの他のネットワークシステムもしくはその両方とすることができる。集合的に、装置901〜916が、例えばローカルコンピュータ105又は図1に示すサーバコンピュータ108及び109の1つ又はいずれかを形成することができ、しばしばコンピュータワークステーションと記述される。
【0018】
コンピュータモジュール901には、通常、少なくとも1つのプロセッサユニット905と、例えば半導体ランダムアクセスメモリ(RAM)及び読取専用のメモリ(ROM)から形成されるメモリユニット906と、オーディオ−ビジュアルインターフェース907を含む入出力(I/O)インターフェースと、キーボード902及びマウス903及び任意選択のジョイスティック(図示せず)のための入出力インターフェース913と、モデム916のためのインターフェース908が含まれる。記憶装置909が設けられ、これには、通常、ハードディスクドライブ910及びフロッピディスクドライブ911が含まれる。磁気テープドライブ(図示せず)も使用することができる。CD−ROMドライブ912が、通常、データの不揮発性供給源として設けられる。コンピュータモジュール901のコンポーネント905〜913は、通常、相互接続されたバス904を介して当業者に既知のコンピュータシステム900の動作の通常のモードをもたらす形で通信する。説明された配置を実践できるコンピュータの例には、IBM−PC及び互換機、Sun Sparcstation、及びそれらから発した類似するコンピュータシステムが含まれる。
【0019】
通常アプリケーションプログラムは、ハードディスクドライブ910に常駐し、プロセッサ905によって読み取られ、その実行中に制御される。プログラム及びネットワーク920から取り出されたデータの中間記憶は、おそらくはハードディスクドライブ910と共に、半導体メモリ906を使用して達成することができる。オーディオ−ビジュアル出力装置914は、アプリケーションプログラムにグラフィカルユーザインターフェースを与えるのに使用することができ、これにより、ユーザ入力を、キーボード902を介して、及びマウスカーソルがオーディオ−ビジュアル出力装置914に提示されるインターフェースで操作される際にマウス903のボタンをクリックすることにより、与えることができる。場合によっては、アプリケーションプログラムが、CD−ROM又はフロッピディスク上でエンコードされ、対応するドライブ912又は911を介して読み取られてユーザに供給されることができ、その代わりに、ネットワーク920からモデム装置916を介してユーザによって読み取られることができる。更に、ソフトウェアは、磁気テープと、ROM又は集積回路と、光磁気ディスクと、コンピュータモジュール901と別の装置との間の無線伝送チャネル又は赤外線伝送チャネルと、PCMCIAカードなどのコンピュータ可読カードと、電子メール伝送及びウェブサイトに記録された情報を含むインターネット及びイントラネットと類似物を含む、他のコンピュータ可読媒体からコンピュータシステム900にロードすることもできる。前述は、関連するコンピュータ可読媒体の単なる例示である。他のコンピュータ可読媒体を、本発明の範囲及び趣旨から逸脱せずに実践することができる。
【0020】
図1に戻って、メディアブラウザ101によって使用されるメタデータには、ローカルコンピュータ105から直接、又はサーバ108などのインターネット102上のアクセス可能なサイトからアクセスすることができる。通常、マルチメディアコンテンツのコレクションに関するメタデータは、少なくとも1つの対応するメターデータ項目を有するコンテンツの各項目と共に、コレクション(例えば、リポジトリ又はデータベース)に保管される。図1からわかるように、各コンテンツデータベース又はストア107、112、及び114は、それぞれ、対応するデータベース106、110、及び111に関連付けられ、これらのデータベースは対応する各々のコンテンツデータベース又はストア107、112、及び114内のコンテンツへのアクセスを容易にするためにメタデータ項目を保存するように構成される。以下では、メタデータ項目を、それに対応する項目(通常はコンテンツ)の記述とも称し、用語、メタデータコレクションは、そのような記述のコレクションを指す。
【0021】
好ましい例では、メディアブラウザ101は、コンテンツ(107、112、及び114)にアクセスする必要なしにメタデータにアクセスすることができる。言い換えると、記述はコンテンツの項目の一体化された部分として保管されるのではない。これは、メディアブラウザ101がメタデータにアクセスするためにオーディオビジュアルコンテンツの多数の保管フォーマット/トランスポートフォーマットを直接に解釈できることを必要としないことを意味する。
【0022】
メディアブラウザ101は、各記述(データベース106、110、及び111内)が、コンテンツデータベース又はストア(107、112、及び114)内のそれに対応するコンテンツへのリンクを有すると仮定する。コンテンツが、電子的に保管される場合には、これらのリンクを、ユーザによって又はプロセスによって発動させるか、電子的に従う(例えば120、115、及び116)ことができる。その代わりに、リンク118などのリンクによって非電子的な位置(例えばフィルムアーカイブ)への経路を記述することができる。非電子リンクは、能動的ではなく(即ち、リモートユーザ又はプロセスがそれに従うことができない)、従って、使用可能なコンテンツの知識を与えるだけである。よって、そのような非電子リンクを用いてリモートユーザが、メディアブラウザ101を使用してコンテンツをプレビューする能力を得ることはできない。
【0023】
メディアブラウザ101は、メタデータを標準的な形で表現できることを必要とする。好ましい例では、個々の記述の構文及び構造が、スキーマによって定義される。コンテンツの異なる項目の記述で、異なるスキーマを使用することができる。通常、使用されるスキーマは、コンテンツのタイプと、コンテンツの通常の使用法又は目的を反映する。例えば、地質学衛星画像のメタデータスキーマは、ディジタルホームビデオのスキーマと大きく異なる可能性が非常に高い。
【0024】
スキーマは、構文構造及び記述コンポーネント(以下では記述子と称する)の型の性質において異なる可能性がある。例えば、ディジタルホームビデオのスキーマでは、それぞれが1つ又は複数のクリップ又はショットを含む1つ又は複数のシーンを含むディジタルビデオテープを含ませるためにコンテンツのこの型の記述がモデル化される可能性がある。地質学衛星画像スキーマは、単に各画像を記述するのに使用される特定の地質学的焦点を有する複数の記述子を有するものとすることができる。好ましい例では、スキーマはW3CのXML(Extensible Markup Language)スキーマ(Schema)言語を使用して表現され、個々の記述はXML文書として表現される。メタデータ表現は、節IIでさらに説明する。
【0025】
図2に、メディアブラウザ101がインターネット102を介してメタデータにアクセスできる方法の例を示す。メタデータへのアクセスの全ては、各リンクのターゲットがURI(Uniform Resource Identifier)として表現されるリンクを使用して達成される。これらのリンクは、メディアブラウザ101によって自動的に、又はユーザアクション(例えば当の項目をクリックすること)に応答してのいずれかで発動させることができる。
【0026】
メタデータが、XMLリポジトリ(XML文書のコレクション)200に保管される場合には、メディアブラウザ101はリポジトリ200のXML記述へのリンクを使用してリポジトリ200に保管されたメタデータへのアクセスを提供することができる。この記述では、メディアブラウザ101のユーザに提示されるリポジトリ200の構造が表現される。XML記述は、コンテンツのマルチメディア項目の記述と同一の形で表現される。言い換えると、記述は、メディアブラウザ101からアクセス可能であり、リポジトリ200の構造を記述するXMLスキーマに準拠することが好ましい。XML記述には、リポジトリ200の特定のセクションの他の記述へのリンクを含めることができる(言い換えると、リポジトリ200の記述が、単一のXML文書内に含まれる必要はない)。最終的に、リポジトリXML記述は、マルチメディア項目の記述へのリンクを有する。リポジトリ200内のマルチメディア項目の記述のそれぞれに、対応するコンテンツコレクション202内の対応するマルチメディア項目へのリンク201が含まれることが好ましい。これにより、ユーザ又は顧客が提示されたメタデータに基づいて項目の表示又は再生を選択する場合、メディアブラウザ101はこれらの項目を取り出せるようになる。
【0027】
本明細書でレガシデータベース210と称する非XMLリポジトリへのアクセスが所望される場合、上述の図1に関して説明したリンクが、メタデータサーバ212と称するサーバモジュールを介して動作しなければならない。メタデータサーバ212は、メタデータのサイト(即ち、ローカル又はリモートのいずれか)に配置されることが好ましいが、それが必要ではなく、メタデータの所有者によって構成され、制御される。メタデータサーバ212の目的は、レガシデータベース210に格納されたメタデータを、メディアブラウザ101が必要とするフォーマットに効果的に変換することである。言い換えると、メタデータサーバ212は、好ましくはメタデータに関する1つ又は複数のスキーマへのアクセスを提供し、これらのスキーマに準拠するXML記述を動的に生成しなければならない。メタデータサーバ212が、メタデータコレクションの構造/構文を記述するスキーマ定義を提供することだけが必要であり、個々の記述の構造/構文はレガシデータベース210に格納されることが好ましい。これらのスキーマ定義は、1つ又は複数のXMLスキーマ文書に含ませても良い。リモートメタデータがXMLリポジトリ200に保管される場合と同様に、メタデータサーバ212が生成するマルチメディア項目の記述には、レガシデータベース210に対応するコンテンツコレクション214に保管された対応するマルチメディア項目へのリンクが含まれる。
【0028】
メタデータサーバへのリンクも、URIを使用して表現される。このURIは、URI自体であるネットワーク識別子コンポーネントと、メタデータサーバ要求の詳細を指定する照会文字列からなる。要求は、インターネット上のHTTP(Hypertext Transfer Protocol)の「get」要求を使用して実行することができる。照会の処理は、メタデータサーバ212が照会文字列をどのように解釈するかに応じて、コレクションの構造又はマルチメディア項目のいずれかの記述をもたらす。
【0029】
メタデータサーバ212によって動的に生成される記述は、メディアブラウザのユーザのブラウジング結果又は検索結果に応答するものとすることができる。メタデータサーバについては、以下の節IIIで更に説明する。
【0030】
II.メタデータ表現
好ましい例では、マルチメディア項目の全ての記述がスキーマに準拠し、スキーマがW3Cのスキーマ言語であるXMLスキーマを使用して表されるか表現されることを前提とする。個々の記述は、XML文書インスタンスを使用して表現される。XMLスキーマも、XML文書として表現される。従って、記述(例えばマルチメディア項目の)を、各スキーマと共に、XMLリポジトリ又はXMLオブジェクトストアに保管することができる。その代わりに、記述を、データベースに保管し、必要な時に効果的にXML文書に変換することができる。
【0031】
各記述には、それが準拠するスキーマへの参照が含まれる。参照は、URI(例えばhttp://somesite/schemas/DigitalVideoSchema.xsd)を使用して表される。これは、メディアブラウザが、記述へのアクセスを得た後に、その記述が準拠する1つ又は複数のスキーマに直接にアクセスできることを意味する。
【0032】
通常、記述(XML文書)の各XML要素は、一意に識別される名前空間に属するように宣言される。XML文書が、属性schemaLocation(XMLSchema-instance名前空間内)を使用して、特定の名前空間に関する定義を含むスキーマの位置についてプロセッサにヒントを与えることができる。従って、XML文書は、よって記述も、直接ではなく間接的に1つ又は複数のスキーマを参照する。
【0033】
この文書では、用語「記述子」を、記述のコンポーネント又はアトムを指すのに使用する。各記述子には、特徴(記述子名)及び値(記述値)が含まれる。場合によっては、記述子値に、他の記述子が含まれ、よって、記述子値が、「複合記述子」を形成することができる。他の場合には、記述子値が、文字列又は日付などのスカラ値である(即ち単純記述子又は原子的記述子)。どの場合でも、メディアブラウザ101は、記述子が、要素(タグ)名が記述子名であり要素の内容が記述子値である状態で表現されると仮定する。例えば、単純記述子は、記述子の値(例えば日付、テキスト列、列挙など)を表現するために要素のテキスト内容(即ち、タグの間のテキスト)を使用することができる。
【0034】
メタデータの構造に関するこの前提は、多くの実務家が現在マークアップ言語を使用する方法と異なってはいない。言い換えると、これは実務家が特定のメタデータ語彙を表現する方法からの大幅な変更を必要としない。
【0035】
記述の例を、これからいくつか示す。単純記述子、<Photographer>John Smith</Photographer>では、Photographerが、記述子の名前であり、John Smithが記述子の値である。単純記述子のテキストの型は、XMLスキーマのsimpleType構成を使用して制約することができる。
【0036】
図8に示された例では、VideoSceneとClipの両方が、複合記述子である。VideoScene記述子の値は、この記述子の開始タグと終了タグとの間に含まれるマークアップである。記述子の名前は、タグ名(即ち、VideoScene)である。同様に、Clip複合記述子の値は、Clip記述子の開始タグと終了タグの間に含まれるマークアップである。Clip記述子値には、2つの単純記述子Date及びLocationが含まれる。Location記述子の値は、開始Locationタグと終了Locationタグとの間に含まれるテキスト(即ち、Sydney,Australia)である。
【0037】
意味のある形でユーザに記述を視覚的に提示するために記述の基本セマンティクスをより良く解釈できるようになるために、好ましい例に、記述スキーマ設計者が自分の記述子を定義する時に使用することができる複数の基本属性の定義を含むコアスキーマが含まれる。このコアスキーマに含まれる定義の例を、以下の例Aに示す。この例Aでは、実際のスキーマの一部分だけが示されている。この例の定義は、この例ではプレフィックス「mb:」によって識別される一意のメディアブラウザ名前空間に属する。このプレフィックス割当がスキーマ内でxmlns属性を使用して前に実行されていると仮定する。
【0038】
Figure 0003754912
【0039】
属性descriptorTypeは、記述が、目次(Table of Contents)の一部(TOC記述子)として扱われるのか、インデックスの一部(index記述子)として扱われるのかを定義するのに使用される。
【0040】
TOC記述子は、記述の構造を記述するのに使用され、通常は複合記述子である。TOC記述子は、その属性又はその子の属性のいずれかにリンクが含まれなければならないという意味で、ナビゲート可能である。リンクのターゲットは、別の記述子又はコンテンツの項目のいずれかとすることができる。TOC記述子は、読者が作品のセクションに直接に移動できるようにするという点で、書籍の目次(table of contents)の項目に類似する。
【0041】
index記述子は、通常、階層式に構成された記述子構造の葉ノードであり、しばしばプロパティと称する(即ち、Microsoft Windows(登録商標)システムでプロパティダイアログを使用して表示されるタイプの記述情報)。以下の節IVで、メディアブラウザがdescriptorType属性を使用する方法を説明する。
【0042】
属性は、記述子の視覚的識別子又はテキスト識別子もしくはその両方を含めるのにも使用される。視覚的識別子(即ち、visualIdentifier属性)は、サムネイル又はムービー/オーディオトラックプレビューのURIとすることができる。テキスト識別子(即ち、textIdentifier属性)は、視覚的識別子の代わりに、又はこれに追加して使用することができる。テキスト識別子には、通常、記述子を説明する文字列値が含まれる。視覚的識別子がない場合に、メディアブラウザは、このテキスト値に基づいて視覚的表現を構築することができる。これらのコア属性が、メディアブラウザのユーザインターフェースを「駆動」する。言い換えると、これらはプレゼンテーションのために含まれている。
【0043】
コアスキーマで定義されるこれらの視覚的属性のほかに、好ましい例では、リンキングセマンティクスを提供するために、開発中のW3C XLink標準規格(http://www.w3.org/TR/xlinkに記載されている)のリンキング属性を使用する。XLinkは、HTMLの<A>リンキング要素などの基本的な一方向リンクと、より複雑なリンキング構造の両方を作成するためのフレームワークを提供する。単純リンキング要素は、好ましい例の共通のリンキング要件である。これらのリンクは、2つの記述子(即ち、メタデータの項目)の間のリンクと、記述子(メタデータ)とコンテンツ(例えば、画像、ビデオなど)の間のリンクを表現するのに使用することができる。XLinkは、拡張されたリンク、ロケータ、及びアークなどの他のリンキングタイプも提供する。リンキングタイプの完全なリストは、http://www.w3.org/TR/xlinkに記載されている。
【0044】
XLinkを使用するリンクの存在は、XLinkリンキング要素によってアサートされる。これらの要素は、適当な表示又は振る舞いを提供するために、アプリケーションによって理解される必要がある。XLinkでは、名前空間を使用してリンク認識を達成する。好ましい例によって使用されるXLink名前空間はURI、http://www.w3.org/1999/xlinkを有し、xlinkプレフィックスに関連付けられる。この関連付けは、XMLのxmlns属性を使用して達成される(例えば、xmlns:xlink='http://www.w3.org/1999/xlink')。XLinkの名前空間は、任意の名前空間に含まれる要素に対して使用することができるグローバル属性の定義を提供する。これらのグローバル属性(xlink:type, xlink:href, xlink:role, xlink:title, xlink:show, xlink:actuate, xlink:from, xlink:to)は、要素をリンキング要素として認識可能にするのに使用することができる。例えば、特定の要素について、xlink:type属性の値に「simple」がセットされている場合には、その要素は、単純リンク要素として扱われ、属性xlink:hrefの値に、そのリンクのターゲットが含まれる。この説明の目的のために、XMLスキーマを使用するリンキング属性の定義を、以下の例Bに含める。
【0045】
Figure 0003754912
Figure 0003754912
【0046】
特定のスキーマで、スキーマの個々の記述子を宣言する時に、コアXLink属性及びメディアブラウザ属性を使用することができる。以下の例Cでは、特定の記述子VideoClip、Date、及びPhotographerが、特定のスキーマで宣言される。実際のスキーマの一部だけが示されており、メディアブラウザ名前空間及びXLink名前空間への参照がそれぞれ名前空間プレフィックスmb及びxlinkを介して仮定されていることに留意されたい。XMLスキーマでは、これらの名前空間プレフィックスがXMLスキーマ言語のxmlns属性を使用して割り当てられる。メディアブラウザ属性は、例Cの行21に見られるように、TOCDescriptorAttributesに関するその定義から未変更のままで参照される。しかし、例えば行24に見られるものなどの、参照されるXLink属性の1つが、その元の定義からさらに再定義されている。例えば、VideoClip記述子は、単純リンキング要素であり、従って、xlink:type属性の値は、「simple」というデフォルト値になる。単純リンクに関して、要素(記述子)はリンクソースであり、単一のリンクエンドが存在しなければならない。この単一のリンクエンドは、xlink:href属性を使用して表現される。単純リンクが有効になるためには、この属性の値を供給しなければならない(従って、この属性のuse制約に「required」がセットされている)。また、VideoClip記述子のxlink:href属性は「resource」というそのデフォルト値になることに留意されたい(即ち、リンクのターゲットは記述されているコンテンツの項目であると仮定されなければならない)。
【0047】
Figure 0003754912
【0048】
この特定のスキーマ断片に準拠する記述に、例Dの断片を含めることができる。
【0049】
Figure 0003754912
【0050】
好ましい例では、コアメディアブラウザ属性はスキーマ又は記述もしくはその両方で明示的に表現される。代替例では、以下で説明するように、記述の他の情報からこれらの属性値を推論することができる。例えば、記述子/要素は、それにその属性内又はその子の属性内のいずれかのリンクが含まれる場合に、TOCの一部として扱うことができる。更に、子孫リンクを有しない記述子は、index記述子として扱うことができる。同様に、視覚的識別子を、要素(記述子)名から自動的に構築することができる。これらの属性値を推論する方法を、後にこの節で詳細に説明する。
【0051】
明らかに、コアメディアブラウザ及びxlinkのセマンティックスを表現できる代替の形がある。例えば、XMLスキーマを使用すると、コアDescriptor型を定義し、そのコア型からTOCDescriptor型及びIndexDescriptor型を導出することができる(以下の例Eを参照されたい)。その場合に、個々のスキーマ定義によって、これらの基本型を拡張して、例Cで定義されたものなどの実装ベースの記述子を提供することができる。また、好ましい例では、そのスキーマ表現言語としてXMLスキーマを使用しているが、他の適当な表現力のあるスキーマ言語を使用しても良い。
【0052】
Figure 0003754912
Figure 0003754912
【0053】
[メタデータの解釈]
実際には、ユーザがメディアブラウザ101を使用して視覚化することを望むメタデータの全てで、上述したメディアブラウザ101属性及びXLink属性が明示的に使用されるわけではない。新しい記述を解析した時に、メディアブラウザ101は、まず受信したメタデータのタイプの識別を試みるが、このタイプの例には、それぞれが当技術分野で既知のメタデータ標準規格である、画像に関するDublin Core, MPEG-7又はDIG35を含めることができる。通常、これは、記述のルート要素宣言又は名前空間宣言のいずれかを検査することによって達成することができる。メディアブラウザ101がメタデータ標準規格を識別する場合、メディアブラウザ101は、XSLTスタイルシートを使用して、入力の文書木(記述)を、メディアブラウザ属性及びXLink属性を明示的に使用するものに変換する。それ以上の処理は不要である。言い換えると、この変換によって、それ以上の処理なしでメディアブラウザが提示できる記述がもたらされる。
【0054】
他の全ての記述について、検査を実行して、好ましいメディアブラウザ属性が存在することを保証することを試みる。それらが存在しない場合には、好ましい実施形態では、入力メタデータに関する適当なメディアブラウザ属性の作成のための規則のリストを使用する。規則は次の通りである。
(i)href属性が、単純リンクのターゲットを表現するために仮定され、xlink:href属性として表現される。リンクのターゲット値が、XMLの拡張子を有するか拡張子なしのURIである場合、別の記述へのリンクを仮定し(即ち、xlink:roleに「description」をセットする)、そうでない場合には、リンクが、関連するコンテンツへのリンクであると仮定する(即ち、xlink:roleに「resource」をセットする)。リンクの型は、単純であると仮定する(即ち、xlink:typeに「simple」をセットする)。
(ii)要素は、記述子又はその子のどれかのいずれかにリンクが含まれる場合、TOC記述子として分類される(即ち、mb:descriptorTypeに「TOC」をセットする)。リンクは、元のメタデータで、要素コンテンツ又は属性として表現される可能性がある。TOC記述子として分類されない要素は、index記述子であると仮定する。
(iii)記述子が、visualIdentifier又はtextIdentiferを有しない場合、記述子のname属性が存在すればその属性から、そうでなければ要素名から得られる値を用いてtextIdentiferを作成する。これに関して、メディアブラウザ101は、存在すれば、必ずvisualIdentifierを表示し、そうでなければtextIdentiferを使用することが好ましい。
(iv)記述子に、それがvisualIdentifierとして働くことができる可能性があることを示す名前を有する属性が含まれる場合(例えばkeyFrame, thumbnail, previewなど)、その属性の値を使用してvisualIdentifier属性を作成する。この規則は、各属性名を可能なvisualIdentifier名のリストに対して検査することによって実施することができる。
【0055】
上述したリストは4つのルールだけであるが、代替のルール又は追加のルールもしくはその両方を開発して、未知のメタデータ型の意味のある解釈を提供することができることを諒解されたい。
【0056】
しかし、メタデータフォーマットの先見的知識によって、スタイルシート作成者が情報に基づく変換を定義できるようになるので、XSLTスタイルシートの使用が望ましい手法である。例えば、visualIdentifier属性の値を別の属性の値から直接得ることもできる。既知の拡張されたDublin Core属性のサブセットに基づく、メディアブラウザによって使用可能な形への任意のビデオメタデータの変換の例を図15に示す。
【0057】
図15では、ソース記述及び変換された記述がXML要素ノード木として示され、属性が対応するノードの右の箱に示されている。要素は、楕円形を使用して表される。従って、例えばソース記述1580で、VideoDocument要素1500は5つの属性1502即ち、DC.Title, DC.Creator, DC.Subject, DC.Type,及びhrefを有する。表記{att_name}を使用して、名前att_nameを有する、ソース文書内の対応する要素の属性の値を表す。avptr表記は、XPointer断片を使用してオーディオビジュアルコンテンツ内にアドレッシングする方法である。例えば、
http://../AusWild883.mpg#avptr(time::2:05.00,2:55.20)
は、オーディオビジュアルコンテンツAusWild883.mpgの断片を参照し、ここで、断片は、コンテンツの先頭から2分5秒の位置から始まり、2分55.2秒で終わる。
【0058】
図15のXSLT変換1528は、複数の属性1502(例えば、DC.Title)を有するビデオ文書要素1500に関するソース記述1580の構文及びセマンティクスの知識を用いて構成される。例えば、図示の変換では、ソースScene要素1504、1506、及び1508の属性の組1510のDC.Identifier属性の値と、Shot要素1512、1514、及び1516の属性の組1518のDC.Identifier属性が、単に参照識別子であり、追加情報を提供しないと仮定する。このため、この変換では、これらの参照をmb:id属性の値として使用する。これらの識別子がメタデータのユーザに意味を伝える場合、これらの属性を、例えばScene要素のDC.Description属性1544として、index記述子に変換することができる。また、図15では、変換される記述子がソース記述の初期フレーム粒度を維持しないことに留意されたい。言い換えると、正規化された記述1530には、ソース記述1500のようにFrame記述が含まれてはいない。これは、通常、メディアブラウザインターフェース101の知識を用いて操作する、スタイルシート1528の設計者によって行われた決定を表す。
【0059】
図15の例では、要素を使用して構造を表現し、属性を使用してプロパティを表す記述を要素木に変換することが、当初は逆効果に見える可能性がある。しかし、どの情報が属性として表現されるべきか、どの情報が要素として表現されるべきかという概念は、上述したように、しばしば、メディアタイプに伴って変化する。このため、ソースメタデータの要素木への変換は、メタデータの正規化の一形態であり、よって、変換1528はメディアブラウザ101による処理及び提示が可能な正規化された記述1590をもたらす。
【0060】
ソース記述1580は、付録1に記載のXML文書である。メディアブラウザ101は、関連するスキーマが存在する場合、それらのスキーマの変換を試みない。その結果、変換された記述はスキーマに準拠せず、それゆえ、記述に注釈を付けることができない。これは、変換された記述1590のルート要素1532でメディアブラウザ101のupdateable属性にfalseをセットすることによって、変換された記述内で強調されている。変換1528を達成するのに使用されたXSLTスタイルシートを付録2に示す。
【0061】
III.メタデータサーバ
メタデータサーバ212へのリンクは、URIを使用して表現される。要求を記述する表現がメタデータサーバ212を一意に識別するURIに付加される。例えば、URI:http://somesite/myMetadata/Svr?<query_string>は、疑問符記号の前のURIの部分である識別子コンポーネントと、メタデータサーバ212に送信される要求に関する情報を運ぶ要求コンポーネントを有する。識別子コンポーネントは、それ自体がURIである。
【0062】
好ましい例では、まずURIの識別子部分を使用して、ネットワーク102上でメタデータサーバ212を突き止めることによってリンクを解釈する。メタデータサーバ212を識別できないと、障害を発生したリンクがもたらされ、メディアブラウザ101のユーザに、走行中のプロセスを検出できなかったことについて通知することができる。好ましい例では、メタデータサーバ212が、プロセスとして走行中でなければならず、メタデータサーバ212によって実行される処理を、メディアブラウザ101から開始することはできない。代替例では、メディアブラウザ101は1つ又は複数のメタデータサーバプロセスを開始するように構成されても良い。
【0063】
識別されたメタデータサーバ212が要求を受信した時に、サーバ212は、要求を解釈し、その要求を満足するXML記述を応答する。この記述はXMLとして送信されるのが好ましいが、望まれるか必要な場合には、記述をエンコードすることができる。記述に使用される型及び要素は、メディアブラウザ101がアクセスできるスキーマで定義されることが好ましい。記述は、説明される例ではメディアブラウザ101によってそれらのスキーマに対して検証されないが、メディアブラウザ101は、スキーマにアクセスできることを好む。スキーマが使用可能でない場合には、一部のメディアブラウザ機能が、使用可能でなくなる可能性がある。メタデータサーバ212によって使用されるスキーマの型及び要素が上述の節IIで定義したコア属性を使用して導出されることが好ましい。
【0064】
メタデータサーバ212に向けられる要求は、ブラウジング又は検索式に必要なメタデータに関するものとすることができる。要求では、要求元のメディアブラウザサービスへのXMLの配送を制御する様々なパラメータも指定することができる。
【0065】
メタデータサーバ212に向けられた要求の結果は、型MetadataCollection又はそれから導出された型のいずれかである、1要素に含まれることが好ましい記述であり、その例を、以下の例Fに示す。MetadataCollection型は、メタデータサーバが、要求元のメディアブラウザアプリケーション又はサービスに情報を明示的に返す手段を提供する(例えば、要求を満足する項目の数及び記述で実際に返される項目の数)。
【0066】
Figure 0003754912
【0067】
要求構文の詳細を説明する前に、メディアブラウザ101によってメタデータサーバ212との間で行われる通信の全体的な処理モデルを、図3のフローチャートを参照して説明する。まずステップ300で、URIからメタデータサーバ212を識別する。その後、ステップ301で、識別されたメタデータサーバ212に要求を送信する。具体的に言うと、好ましい例で行われるのは、メタデータサーバ要求を含むURIが、HTTPを使用して取り出されるということである。言い換えると、ステップ300及び301は、単一の処理として実行される。その後、システムは、ステップ302で応答を待つ。ステップ303で検査を実行して、応答を受信したかどうかを調べる。そうでない場合には、ステップ304で、待ち期間を所定のタイムアウトと比較し、待ち期間がタイムアウトを超えない場合には、制御をステップ302に戻す。待ち期間がタイムアウトを超える場合には、ステップ306で、メディアブラウザのユーザにエラーを報告し、ステップ310で処理を終了する(即ち、メタデータサーバ212に、なんらかの理由で到達しなかった)。
【0068】
ステップ303で応答を受信した場合には、メディアブラウザ101は応答を検査する。メディアブラウザ101が応答を処理できない(例えば、応答が正しく構成されていない)場合には、ステップ306でエラーを報告し、ステップ310で処理を終了する。応答を処理(即ち解析)できる場合には、更なる処理のためにメディアブラウザ101内の適当なモジュールに応答を渡し、ステップ310で処理を終了する。
【0069】
要求の構文を、これから詳細に説明する。
【0070】
通常、ほとんどのレガシデータベースでは、メタデータを関係データベースに保管し、標準照会言語(SQL)を使用してこれらのデータベースにアクセスする。一方で、XML文書、よってメディアブラウザ101は、階層的な形で情報(メタデータ)を表現する。メタデータサーバ212要求は、この2つの異なる表現の間のブリッジを提供しなければならない。要求がSQLに基づくならば、メタデータサーバの実装が簡単になる可能性があるが、メディアブラウザ101はXML関連テクノロジを使用する。具体的に言うと、メタデータサーバ要求は、http://www.w3.org/TR/xpathで見つけることができるW3C Recommendation XPath Version 1.0に基づく。新生のW3C標準XQueryを使用することも可能である。
【0071】
XPathは、処理されるノードのクラスを記述する、非常に理解できる形を提供する。これは、手続的ではなく宣言的であり、ディレクトリ表記にならってモデル化された単純なパターン構文を使用する。XPath表現の最も一般的な形態は、ロケーションパスである。ロケーションパスでは、コンテキストノードに対する相対的なノードの組が選択される。ロケーションパスは、絶対的(ルートノードを表す「/」から始まる)又は相対的(コンテキストノードに対する)とすることができる。例えば、表現book/authorは、コンテキストノードのbook子の全てのauthor子を選択する相対ロケーションパスである。XPath構文は、例によって最も簡単に理解され、複数の例がhttp://www.w3.org/TR/xpathに示されている。複数のXPathの例を以下に示す。
(i)/*によって、ルートノードの全ての子が選択される
(ii)/doc/chapter[5]/section[2]によって、docの5番目のchapterの2番目のsectionが選択される
(iii)*/paraによって、コンテキストノードのpara孫の全てが選択される
(iv)para[@type="warning"]によって、コンテキストノードのpara子のうちで、値がwarningであるtype属性を有するものが全て選択される
(v)chapter[title="Introduction"]によって、コンテキストノードのchapter子のうちで、Introductionに等しい文字列値を有する1つ又は複数のtitle子を有するものが選択される。
【0072】
XPathのロケーションパス構文は、ブラウジング要求の表現及び構造化照会に直接に使用可能である。非構造化照会(検索式)をメタデータサーバへの要求としてパッケージ化するために、XPathの機能表記を使用する。これは、XPathのより詳細な理解を必要とする。
【0073】
XPathの主な構文構成要素は、その表現である。表現は、以下の4つの基本型の1つであるオブジェクトを作るために評価される。
・Node-set(重複がないノードの順序なし集合)
・Boolean(真又は偽)
・Number(浮動小数点数値)
・String
ロケーションパスは、上述したように、XPath表現の特殊な場合である。ロケーションパスは、パスによって選択されたノードの組を返す。ロケーションパスのうちで、大括弧「[]」によって囲まれた部分を述部と呼ぶ。述部は、それ自体が、ロケーションステップの定義された軸(選択されたノードとコンテキストノードの間の木関係)に関して選択されたノードセットをフィルタリングするように働くBoolean結果を返すXPath表現である。
【0074】
表現は、関数呼出しとすることもでき、関数は、任意選択として引数をとる。関数呼出しのEBNF(拡張バッカス正規形式)定義は、http://www.w3.org/TR/xpathにある、上述の参照したW3C RecommendationのSection 3.2からとられる。そのような表現の例を示す。
【0075】
FunctionCall ::= FunctionName'('(Argument(','Argument)*)?)'
Argument ::= Expr
このプロダクションExprが、XPathの基本構成要素であることに留意されたい。XPath実施形態によって実装されなければならないコア関数ライブラリが存在する。このライブラリの各関数は、戻り型、関数の名前、及び引数の型を与える関数プロトタイプを使用して指定される。非構造化照会を実行するために要求を渡すのに使用することができるコア関数は存在しないが、ユーザ関数を定義することによってXPathを拡張するのは単純である。
【0076】
従って、要求の構文は、XPathに基づき、メディアブラウザへのメタデータの伝送を制御するパラメータを指定する追加の機能性を有する。その構文を、EBNFを使用して以下に詳細に示す。
【0077】
Figure 0003754912
Requestには、単一のXPathExpressioneとその後の任意選択のParameterListが含まれる。XPathExpressionは、述部表現が追加の関数呼出し
Functtion: Boolean query(unstructuredQuery)
をサポートしなければならないことを除き、http://www.w3.org/TR/xpathに記載のXPath Version 1.0のプロダクションLocationPathに一致する。
【0078】
この関数を、ロケーションパスに含めることができ、この関数を使用してメタデータサーバ212がデータベース210に関連する検索エンジンに非構造化照会を渡すことを要求することができる。例えば、ロケーションパス/Lifestyles/images[query("surfing")]は、それゆえ、メタデータサーバ212によって、非構造化照会「surfing」を満足する、Lifestylesノードの子である全てのimagesを見つけることとして解釈される。表現unstructuredQueryはURIに含むために、適当にエンコードしなければならないことに留意されたい。適当なエンコーディングは、http://www.ietf.org/rfc.htmlから入手可能な、Network Working GroupのRequest for Comments(RFC)2396によって指定される。
【0079】
上述したNmtoken及びDigitの両方が、XML Version 1.0 Recommendationで定義されている(http://www.w3.org/TR/1998/REC-xml-19980210を参照)。
【0080】
RequestのParameterListコンポーネントは、任意選択である。ParameterListには、任意選択の個々のプロダクション、MaximumItems、StartItem、NumberLevels、及びTransactionIDが含まれ、これらにより、それぞれmaxItemsパラメータ、startItemパラメータ、noLevelsパラメータ、及びrequestIDパラメータが指定される。これらのパラメータのどれも指定されない場合には、メディアブラウザ101はデフォルト値を使用する。
【0081】
パラメータmaxItemsは、メタデータサーバ212によって返される項目の最大個数を指す。従って、例えば、コレクションの特定のセクションに多数の項目が含まれる場合に、メディアブラウザは、まず、例えば(n=101)項目を要求することができる。デフォルト値は、メディアブラウザ101内でユーザによって指定される。このパラメータは、メディアブラウザ101によって、Requestに自動的に挿入される。ユーザが値を指定しない場合には、システムデフォルトが使用される(例えばmaxItems=100)。
【0082】
startItemパラメータを用いると、メディアブラウザ101は指定された項目番号から始めて、次のn項目を得ることができるようになる。startItemパラメータは、メタデータサーバ212から検索結果を取り出す際に有用である。これがURIで指定されない場合には、「1」の値がメタデータサーバ212によって仮定される。
【0083】
パラメータnoLevelsによって、メディアブラウザ101は返される記述の構造を定義できるようになる。通常、記述の単一(階層)レベルが要求されるが、複数のレベルの階層を含む特定のビュー(例えばビデオのシーン及びクリップ)をユーザが要求する場合に、より多数のレベルが望ましい場合がある。このパラメータが指定されない場合には、1(階層)レベルの値が仮定される。
【0084】
requestIDパラメータを用いると、前の要求を参照する要求を式で表せるようになる。例えば、前の要求の結果から項目の次の組を得ることが望ましい場合がある。requestIDが指定された場合には、メタデータサーバ212は、requestIDによって識別される前の要求を使用して応答することを試みる。requestIDによって識別される要求が、もはやメタデータサーバ212のキャッシュ内で使用可能でない場合には、その要求に関連する処理を繰り返さなければならない。requestIDは、メタデータサーバ212に関して一意の値であり、メタデータサーバ212によって生成される(メタデータサーバ212による要求の受信を表すタイムスタンプに基づくものとすることができる)。requestIDは、型MetadataCollection(例Fを参照されたい)又はその型から導出された型を有する要素を使用してメディアブラウザ101に返すことができる。
【0085】
[ブラウジング要求]
一実施形態では、ブラウジングのためのメタデータコレクションへのブラウジングエントリを最初に得る時に使用されるデフォルトRequestを、XPathExpression、「/*」と、ParameterList内でフォーマットされた所望のパラメータ(例えば「/*&maxItems=100&noLevels=2」)とすることができる。対応するURIは、次のようになる。
【0086】
http://mySite/myMetadataSvr?/*&maxItems=100&noLevels=2
ここで、//mySite/myMetadataSvrが、メタデータサーバプロセスのURIである。
【0087】
この要求を受信した時に、メタデータサーバ212が、要求を満足するために手順を呼び出す。この手順は、関連するメタデータコレクションのXML記述の動的生成をもたらす。従って、この記述は、関連するメタデータコレクションをそれによってブラウズすることができる構造を反映する。メタデータコレクションを、ある形態のデータベースに保管することが一般的である。例えば、メタデータサーバ212を、コレクションのカテゴリ又はパブリッシャセクションを提供するように構成し、その結果、ユーザがより簡単にメタデータをブラウズできるようにすることができる。通常、これらのカテゴリは、データベース項目を記述するのに使用されるスキーマに反映される。その代わりに、メタデータサーバ212が、データベース内の別々の項目の全てのリストを単純に送信することにより、メディアブラウザ101からの要求に応答することができる。
【0088】
通常の使用のシナリオを説明するために、次の構造を有する画像メタデータ・データベースを検討する。このデータベースは、図7に示すように、Lifestyles、Sports、及びAnimalsを含む複数のカテゴリからなる。Lifestylesカテゴリは、それ以上の構造を有しない(即ち、画像だけから構成される)が、Sportsカテゴリは、サブカテゴリに更に構造化され、Animalsカテゴリは、更にサブカテゴリに構造化され、その後、画像クラスに構造化される。この説明の目的にとって、このデータが実際にどのように保管されるかは、重要でない。
【0089】
メタデータサーバ212が、そのメタデータコレクションに関するその変換機能を実施できる固定された形はない。1つの可能な形を以下に説明する。
【0090】
メタデータサーバ212は、Category、Subcategory、Class、及びImageの型のXMLスキーマ定義に基づいて記述を生成する。通常、これらのスキーマ定義は、単一のXMLスキーマ文書内に存在する。これらの定義で、メディアブラウザ101属性及びグローバルXLink属性のコア属性(上述した節IIを参照)を使用することが好ましい。そのような定義の基本的な例を、以下に、XML スキーマの例Gに示す。定義で、xlink:show属性を使用して、メディアブラウザ101にソース側でリンクのターゲットを「埋め込む」(即ち、メタデータサーバ212によって生成される記述断片が、リンクソース要素のコンテンツとして単純に含まれる)ように指示できることに留意されたい。定義では、これらの属性値に「replace」をセットすることもでき、この場合には、メディアブラウザ101が、リンクソースである記述子を、メタデータサーバ212によって供給された記述断片に置換する。
【0091】
Figure 0003754912
Figure 0003754912
Figure 0003754912
Figure 0003754912
Figure 0003754912
【0092】
例Gのスキーマ文書には、メディアブラウザ(mb)名前空間について定義されたMetadataCollection型(例Fを参照)を拡張したルート要素、ImageLibraryの宣言が含まれる。従って、これは、基本型について定義された属性の全て(即ち、descriptorType、requestID、noItemsIdentified、noItemsReturned、及びstartItemRuterned)を継承する。更に、ImageLibraryは、記述子のリスト:Category、SubCategory、Class、又はImageのどれをも含むように定義される。このルート要素のコンテンツとしてメタデータサーバによって実際に返されるものは、受信した要求に依存する。
【0093】
このスキーマ文書には、TOC記述子:Category、SubCategory、Class、及びImageの宣言も含まれる。これらの記述子のそれぞれは、属性グループTOCDescriptorAttributes(mb名前空間から、上記した例Aで定義される)及びリンキング属性の組(xlink名前空間からのtype、href、role、及びshow)を含むように定義される。
【0094】
この例では、type属性、show属性、及びrole属性のデフォルトがインスタンス(例えば、要求に応答してメタデータサーバによって生成されるXML文書)内で上書きされない限り、「simple」、「new」、及び「resource」になる。従って、例えば、xlink:show属性のデフォルト値は、別のメタデータサーバ要求へのリンクを含めなければならない場合、上書きする必要がある。この場合、通常、この属性の所望の値が「embed」であり、これにより、生成された記述の受信側が、その要素コンテンツ記述を、メタデータサーバへのリンクソースを含む記述子の子要素として埋め込むことを指示される。xlink:show属性の値に「replace」をセットすることも可能であり、これは、生成される記述の要素コンテンツを、メタデータサーバへのオリジナルリンクを含む記述子に置換しなければならないことを意味する。xlink:show属性のデフォルト値は、リソースへのリンクが実在的である場合に使用することができる。この場合は、ユーザはそのリソースを新しいウィンドウに表示することを望む(従って、デフォルト値に単語「new」が使用される)。
【0095】
また、生成される記述は、リンクの目的が別の記述にリンクすることである場合に、xlink:role属性の値を上書きする必要がある。この場合、この属性の値に、「description」をセットしなければならない。
【0096】
例Gの宣言された記述子のそれぞれが、visualIdentifier属性を継承する(TOCDescriptorAttributesグループ又はIndexDescriptorAttributesグループのいずれかから)。この属性は、メディアブラウザ101によって、項目のコンテンツの視覚的表現を提供するのに使用される。例えば、項目が画像である場合に、visualIdentifier属性値に、通常、画像のサムネイルのURIが含まれる。カテゴリ、サブカテゴリ、及びクラスの場合には、visualIdentifier属性値に、アイコンのURIを含めることができる。この属性が指定されない場合には、メディアブラウザ101が、供給されたtextIdentifier属性値から、又は、この値も供給されない場合には、要素の名前から(この場合、Image、Class、Subcategory、又はCategory)、その項目の視覚的識別子を生成することが好ましい。
【0097】
「/*」Requestの受信時に、メタデータサーバ212は、以下の例HのXML断片のように、コレクションのXML記述を生成する。この記述は、型MetadataCollection(例Gを参照)になるように宣言された要素に含まれ、この記述には、次の記述のためにメタデータサーバに戻るリンクが含まれる。メタデータサーバが、この戻りリンクでXPathExpressionを指定するだけでよいことに留意されたい。要求をディスパッチする前に、URIにParameterListを追加するのは、メディアブラウザの責任である。
【0098】
Figure 0003754912
Figure 0003754912
【0099】
上記の例Hでは、メタデータサーバ212への戻りリンクの記述XPathExpressionsを使用して、Lifestylesカテゴリ内と、Sportsカテゴリ及びAnimalsカテゴリのサブカテゴリ内の画像のそれぞれへのリンクを識別する。これらのリンクは、上記の項目がメディアブラウザ101で視覚的に提示された時にユーザが上記の項目の1つを展開することを選択した時に、活動化される。前の説明及びこの後の説明では、コンテキストノードがコレクションのルートノードであると仮定して、XPathExpressionsが、相対ロケーションパスとして指定されている。その代わりに、絶対パスを使用することができる。
【0100】
上の例Hでは、メタデータサーバ212への戻りリンクのURIターゲットに、「[」文字及び「]」文字が含まれる。一般に、RFC 2396によれば、これらの文字は、一部のゲートウェイ及びトランスポートエージェントによって排除される可能性があるので、これらの文字をURI内でエンコードされないままにすることは賢明ではない。これらの文字は、読みやすくするために、この例及び以下の例でエンコードされないままにされている。
【0101】
例えば、例Hに示されたXML断片が処理され、ユーザに提示された時に、「Sports」カテゴリの視覚的識別子が選択された場合に、メタデータサーバへの対応する戻りリンクが発動される。メタデータサーバ212は、以下の例Iに示される記述断片を生成し、返すことにより、このリンクに応答する。
【0102】
Figure 0003754912
【0103】
返される記述が、適切に形成されることが好ましい。更に、返される記述は、メディアブラウザ101によって解析可能でなければならない。リンクのコンテンツを受信した時のメディアブラウザ101のアクションは、前に説明したxlink属性showに依存する。通常、この属性には「embed」がセットされ、その場合には、受信した記述がリンクのソースで埋め込まれる。受信した記述で、コンテナ要素(例えば例Fで定義された型MetadataCollectionの)が使用される場合には、この要素も埋め込まれる。埋め込まれたコンテナ要素は、「Other」のdescriptorType値(例Aを参照)を有するものとして定義されることが好ましい。その代わりに、前に述べたように、xlink:show属性に、「replace」をセットすることができ、この場合には、リンクのコンテンツがリンクソースを含む要素に置換される。xlink:show属性がメタデータサーバによって生成された記述内のリンク要素に関して含まれない場合には、デフォルトのアクションは「new」である。これは、リンクのコンテンツが、新しいウィンドウに表示されることを意味する。明らかに、これは、記述よりもコンテンツ(即ちリソース)について望ましい振る舞いである。
【0104】
コレクションの記述を、さらに、ユーザがこれらのサブカテゴリの1つを選択することによって利用することができる。このアクションの結果、メタデータサーバ212が、選択されたサブカテゴリに含まれる画像の記述を生成する。
【0105】
例Iの記述は、メタデータサーバ212によって動的に生成されるが、この記述に、単一の階層レベルだけが含まれることに留意されたい。これは、URIのParameterListでnoLevelsパラメータを指定することによって変更することができる。場合によっては、Requestで、親と子の両方のTOC要素を必要とするビューを生成するために、2レベルの階層記述が要求される場合がある。例えば、メディアブラウザ101が2レベルのビューを使用しており、2レベルのTOC階層を含む記述を取り出すことを望む場合、メディアブラウザ101は、URIに「nolevels=2」パラメータを付加する。例えば、リンク
Figure 0003754912
は、下の例Jに示された記述断片をもたらす。
【0106】
第2レベルは、リンクのターゲットであるレベルのTOC子であると仮定される。noLevelsの値が1を超える時に、パラメータmaxItems及びstartItemの値が記述の最下位TOCレベルを参照しなければならないことが好ましい。同様に、返されるパラメータの値も、記述の最下位レベルを参照する。また、最下位TOCレベルのIndex記述子の子も、以下の例Jに示された返されるXMLに含めることができることに留意されたい。
【0107】
Figure 0003754912
Figure 0003754912
【0108】
[検索要求]
検索要求は、高度検索オプションを使用して構造化照会を指定するユーザ、又は単純検索オプションを使用して非構造化照会を指定するユーザのいずれかから発する可能性がある。用語「構造化」照会は、本明細書では、情報ソースの既知のプロパティの用語に関して表現される制約の組からなる照会を意味するのに使用される。これらの制約は、結合的(論理積)な形又は離接的(論理和)な形もしくはこの2つの混合で組み合わせることができる。用語「非構造化」照会は、本明細書では、結合の有無を問わず、キーワード及び式のリストからなる照会を意味するのに使用される(例えば、Yahoo!(登録商標)、AltaVista(登録商標)などのほとんどの検索エンジンによって使用されるタイプの照会)。この2つの照会タイプの間の主要な相違は、構造化照会が、情報ソースの知識(例えば、メタデータデータベースのスキーマ)を用いて式で表されることである。
【0109】
構造化照会が形成される場合には、この照会は、XPathExpressionを使用して表現され、制約が前の節でブラウジングに関して説明したように、ロケーションステップの述部として表現されることが好ましい。従って、非構造化照会だけを、この節で検討する必要がある。
【0110】
現在存在するほとんどのメタデータコレクションは、非構造化検索関数を有する。多くの場合に、かなりの労力が、この検索関数を、速度及び適切な結果に関してできる限り最適にするために費やされてきた。その結果、非構造化照会がユーザによって指定される時には、必ず、これらの検索機能を使用することが有利である。
【0111】
非構造化照会を、前にこの節で定義した照会関数呼出しを使用して、メタデータサーバ212に渡すことができる。この関数呼出しは、ロケーションパスのステップの述部内に含まれることが好ましい。ロケーションパスに、そのロケーションステップのそれぞれの述部を含めることができるので、XPathExpressionに、複数の非構造化照会式を含めることができる。しかし、非構造化照会に基づく要求のほとんどに、単一の照会式が含まれる。例えば、XPathExpressionである//image[query("dog OR cat")]によって、ルートノードの子孫であり、照会「dog OR cat」を満足する全てのimage項目が選択される。XPathExpressionは、URIの一部としてディスパッチされる前に、適当にエンコードされる必要があることに留意されたい(RFC 2396を参照)。例えば、空白文字は、文字3つ組%20を使用してエンコードしなければならない。
【0112】
通常、検索は、多数の項目をもたらす可能性がある。メディアブラウザ101に返される記述は、記述に含まれる項目の数に関して、maxItemsパラメータを使用することによって制限することができる。結果の第1の組を受け取った後に、メディアブラウザ101は、startItemパラメータを使用することによって、次の組を要求することができる。これを行うために、メディアブラウザ101は、元の要求に対する応答と共にメタデータサーバ212が返したrequestIDを含める。言い換えると、返されるrequestIDにより、後の要求によってアクセスできるトランザクションの開始が識別される。
【0113】
以上は、メタデータサーバ212の構成に関する複数の言外の意味を有する。というのは、そのような要求が、メタデータサーバ212が前の要求の結果を保存でき、アクセスできることを必要とするからである。しかし、伝統的なサーバ例では、キャッシュ内に要求の結果を無期限に維持することができない。前の要求を参照する要求が到着した場合に、メタデータサーバ212が、requestIDをそのキャッシュに記憶された要求結果と照合することを試みることが好ましい。要求がもはやキャッシュ内にない場合には、それを再処理する。代替の例では、一致を達成できない場合に、メタデータサーバ212が、任意選択として、要求の再処理を行う前に、テキスト的類似性に基づいてその要求を他の要求と突き合わせることを試みることができる。この手法は、メタデータサーバ212による大きく重複した処理を除去できるという点で役立つ。従って、メタデータサーバ212のキャッシュのサイズは、実装依存とすることができる。
【0114】
IV.メディアブラウザアプリケーション
メディアブラウザ101は、ユーザに、異なるメタデータコレクションをブラウズし、検索するための単一のユーザインターフェースを提供する。メディアブラウザ101の例のグラフィカルユーザインターフェース400を、図4に示す。メディアブラウザインターフェース400は、ユーザにコンテンツ(の項目)に関連するメタデータを介するコンテンツ(の特定の項目)のブラウズ又は検索のいずれかのオプションを与える。メディアブラウザ101は、独立型アプリケーションとして(例えば、米国のMivrosoft Corporation社によって製造されるWord97など)又は複数同時ユーザに供給することができるサービスとして、実施することができる。好ましい例では、メディアブラウザ101がサービスとして実施される。このモードでは、各ユーザが、彼らのパーソナライズされたTOCにアクセスするために、サービスにログインすることを要求される。メディアブラウザ101のサービス態様を、以下の節Vで更に説明する。この節は、メディアブラウザ101の機能性の説明に当てられる。この説明では、メディアブラウザサービスを仮定するが、その機能性を、独立型プログラムとして同等によく実施できることは明白である。
【0115】
通常、メディアブラウザ101は、デフォルトのメディアツールプラグインの組と共に実施される。メディアブラウザ101のユーザは、彼ら自身の実装にプラグインされる更なるメディアツールを選択でき、好ましくはインターネットを介してダウンロードすることができる。各プラグインは、ターゲットメディアタイプの定義された組を有する。メタデータのブラウズ及び検索からメディア再生/表示を分離することが、メディアブラウザ101の重要な概念である。というのは、これによって、アプリケーションを特定のユーザ/環境に適合できるようになるからである。
【0116】
メディアブラウザ101は、ユーザがアクセスを選択した情報ランドスケープの構造を表すTable of Contents(TOC)を供給することにより、メタデータへのブラウジングアクセスを可能にする。この情報ランドスケープには、ローカルメタデータへのリンク又はリモートメタデータへのリンクもしくはその両方を含めることができ、情報ランドスケープは、通常、ユーザが個人的な興味に関係するメタデータサイトを発見した時に、各ユーザによってカスタマイズされる。デフォルトTOCが、新しいユーザのそれぞれに提供されることが好ましい。
【0117】
基礎となる情報ランドスケープは、全てのレベルで記述(即ちXML文書)として表される。これは、XMLの場合にはノード及びリンクを含む木である記述の基本構造が、ユーザがTOCのエントリポイントを表示しているかコンテンツ(例えばディジタルビデオ)のマルチメディア項目の記述の詳細を表示しているかにかかわらず、同一であることを意味する。TOCは、情報ランドスケープの視覚的表現なので、ユーザのTOC内のナビゲーションは、TOCの全てのレベルについて変更されない。これは、インターフェース400が、ユーザが異なるウェブサイトのメタデータをブラウズしているか、メタデータコレクションの異なるセクション(例えば画像メタデータコレクションのカテゴリ)のメタデータをブラウズしているか、マルチメディアコンテンツ(例えばディジタルビデオテープ内のクリップ)の記述内のメタデータをブラウズしているかにかかわらず、同一であることを意味する。
【0118】
TOCは、選択可能である項目によって形成される。これらの項目には、TOC記述子の視覚的表現が含まれる(メタデータ表現の詳細については、節IIを参照されたい)。項目には、ブラウジングの際にユーザを助けるための視覚的識別子が含まれる。通常、視覚的識別子は、ある形でコンテンツを表している。これは、マルチメディアコンテンツの項目に対応する視覚的識別子の場合に特にそうである。視覚的識別子の例には、単純なテキスト、グラフィカルにデザインされたテキスト、画像のサムネイル、アニメーション、及びビデオの短いプレビューが含まれる。これらの視覚的識別子が、記述によって供給されることが好ましいが、そうでない場合には、メディアブラウザ101が、記述に含まれる情報(例えばtextIdentifier属性又は要素名)からこれらをグラフィカルに生成することができる。視覚的識別子は、節II及び節IIIで詳細に説明した。
【0119】
好ましい例で提供されるブラウジング機能性を、これから図5を参照して説明する。メディアブラウザ101を活動化する時に、情報ランドスケープの最初の記述がステップ500で読み取られる。この最初の記述には、通常、異なるメタデータコレクション又はメタデータコレクションのセクションへのトップレベルリンクの組が含まれる。メディアブラウザ101は、その後、ステップ501で、この記述を処理し、記述から最初のTOCを構築する。通常、記述の処理には、記述を含むXML文書の解析と、コンピュータメモリ内のオブジェクトモデルを使用する記述の提示が含まれる。ステップ501に、記述から全てのTOC記述子を検出し、これらの記述子からTOCを作成することが含まれることが好ましい。TOC記述子とindex記述子との区別が、節IIで説明したコアdescriptorType属性を使用して実行されることが好ましい。
【0120】
次のステップ502で、最初のTOCのビューを生成し、ユーザに提示する。このビューは、Mivrosoft Corporation社が製造するWINDOWS EXPLORERなどのアプリケーションによって使用される木構造の形で提供することができる。図4に示された長方形のパネル402を設けて、情報ランドスケープの最初のレベルの項目に対応する視覚的識別子404を示すことが好ましい。例えば、これは、複数の最初のメタデータコレクションを識別する視覚的識別子の格子とすることができる。
【0121】
メディアブラウザ101は、その後、ユーザイベントを待つ。ステップ503で、ユーザが、例えば視覚的識別子404をクリックすることによって、項目を選択する時に、ステップ504で、対応する記述子を検査して、それが子TOC記述子を有するかどうかを判定する。これは、個々の記述に複数レベルの構造が含まれる場合である可能性がある(例えば、コレクションの記述に、しばしば、1つの記述内の複数のTOCレベルが含まれる場合がある)。項目が子TOC項目を有する場合には、制御がステップ510に進み、子項目を用いてTOCのビューを更新する。
【0122】
選択された項目が、子TOC項目を有しない場合には、ステップ505で、メディアブラウザ101が、項目に記述へのリンクが含まれるかどうかを判定する。これは、リンクのソースを表すリンキング要素が「rescription」の指定されたrole(リンキング要素のroleは前に説明した)を有する場合に、明示的に達成することができる。リンクのroleが定義されていない場合には、メディアブラウザ101は、リンクターゲットのURIのファイル拡張子に基づいてターゲットが更なる記述であるかどうかを判定する。例えば、拡張子が「.xml」である場合には、記述がまず仮定される。しかし、「.xml」ファイルを解析する際に、そのファイルが、指定された記述スキーマに従わないことがわかった場合には、メディアブラウザ101は「.xml」ファイルを記述ではなくリソースとして扱うことが好ましい。
【0123】
選択された項目に、更なる記述へのリンクが含まれる場合には、ステップ506が実施され、このステップで、メディアブラウザ101は、指定された記述が記述キャッシュ内で使用可能である(即ち、おそらくは別のユーザのために又は現在のユーザとの前のセッションのために、記述が前に取り出された)かどうかを判定する。記述が使用可能でない場合には、ステップ507で、メディアブラウザ101は、その記述を取り出す。これは、HTTPのget要求を標準ウェブブラウザに転送することによって達成することができる。ステップ508で、返された記述を処理し、記述キャッシュに保管する。ステップ509で、最初のTOCを作成する際に使用されたものと同一の原理を使用して、新しい記述を反映するようにTOCを更新する。最後に、ステップ510で、TOCのビューも更新し、更なる対話のためにユーザに提示する。ステップ510の後に、制御は、ステップ503に戻り、TOCからのさらなる選択を行うことができる。
【0124】
前の段落で説明したブラウジングイベントは、情報ランドスケープの新しいレベルの項目を含むようにビューイングパネルが更新されることをもたらすことが好ましい。例えば、この新しいレベルで、特定のメタデータコレクションの主要なカテゴリを示すことができる。
【0125】
ステップ505で、選択された項目に更なる記述へのリンクが含まれない場合には、そのリンクをコンテンツの項目へのリンクとして扱う。ステップ520で、項目の視覚的識別子を強調表示し、ステップ521で、更なるアクションを行うことができる。例えば、識別子を複数の他の項目と共に選択し、インターフェース400の一部を形成するスタック406又は買い物かご408にドラッグすることができる。コンテンツの項目へのリンクが、ユーザによってダブルクリックされる場合には、その項目を選択された項目のコンテンツタイプ用のデフォルトメディアツールを使用して、即座に提示するか、再生する。
【0126】
メディアブラウザ101の好ましい実施形態では、2種類の検索が可能である。単純検索は、ユーザが検索入力ボックス410にテキスト照会を供給し、単純検索機能412を選択することによって構築される。ユーザは、高度検索414を選択することにより、使用可能なindex記述子のリストを使用する高度な構造化照会を構築することもできる。後者のオプションが可能であるのは、メディアブラウザ101が異なる記述に使用されるスキーマの知識を有するからである。メディアブラウザ101は、1つ又は複数の選択された記述子に関連するindex記述子のリストを構築でき、ユーザが選択されたindex記述子の必要な値を入力することによって照会の制約を指定できることが好ましい。そのようにユーザによって入力される制約が、結合的(「論理積」風)に結合されることが好ましいが、明らかに他の代替案(離散的組み合わせ又はこの2つの混合)も可能である。ユーザは、制約の種類(例えば、等しい、未満、超える、含む、不等)を指定することもできなければならない。例えば、ユーザが、発行者「ABC」によって発行され、100ドルから200ドルの範囲のコストを有する画像について画像データベースを検索したい場合に、ユーザがテキスト照会でキーワードを使用するだけよりも、使用可能な記述子から直接に構造化照会を構築できる場合の方が、照会が成功する可能性が高い。後者の手法は、上で述べた単純検索機能に対応するが、画像記述のどこにでも配置される文字列「ABC」、「100ドル」、及び「200ドル」をもたらす可能性がある。構造化検索照会の処理は、以下で更に説明する。
【0127】
メディアブラウザの好ましい例の検索機能性を、これから図6を参照して説明する。最初のステップ600で、ユーザが、検索に関する1つ又は複数のコンテキスト項目を指定する。これらは、ステップ603で検索が開始される時に検索される、TOC内の項目である。ステップ601で、ユーザが高度検索を選択したかどうかを判定する。ユーザが、高度検索の実行を選択しない場合には、制御はステップ602に移り、ここで、ユーザが、上述したテキスト照会を指定するように要求される。この照会は、ユーザが関心を持っているキーワード又は句のリストからのものとすることができる。
【0128】
ユーザが高度検索の実行を選択した場合には、制御はステップ601からステップ620に移る。使用可能なindex記述子のリストが、コンテキスト項目のリストに含まれる記述のいずれかに関係するスキーマ定義及び宣言から生成される。好ましい実施形態では、index記述子が上述の節IIで述べた、descriptorType属性によってTOC記述子から区別される。ユーザは、ステップ621で、使用可能な記述子のリスト及び基本的な検索結合演算子(例えばAND、OR、及びNOT)の組に基づいて構造化照会を表現することができる。ユーザは、特定のindex記述子に対する許容可能な範囲を表現し(例えば、項目の価格が100ドルを超えて200ドル未満でなければならない)、制約のタイプを示す(例えば等しい又は含む)ことができる。
【0129】
ステップ603で、ユーザが、現在の照会(テキスト又は構造化)を用いる検索を開始する。この後に、ステップ604で、コンテキスト項目のリストの最初の項目が識別される。ステップ605で、新しいスレッド又はプロセスが作成され、その後、コンテキスト項目について開始される。その次のステップ606で、検査を行って、識別されたコンテキスト項目が、関連するメタデータサーバを有するかどうかを調べる。コンテキスト項目が特定のメタデータコレクションに関する原点又はルートである場合には、ステップ606に、記述内のリンクの検査が含まれる。識別されたコンテキスト項目が、原点又はルート項目でない場合には、TOCを検査して、識別された項目の親についてメタデータサーバが存在するかどうかを確立する必要がある。そのような検査が、識別された項目に関する関連するメタデータサーバの位置をもたらす場合には、メタデータコレクション内の識別された項目のコンテキストを、照会を要求としてメタデータサーバに運ぶXPathExpressionのロケーションパスに含める。例えば、検索について選択されたコンテキスト項目が「Image Collection ABC」内の「Lifestyleカテゴリ」である場合には、次のようなURIで、検索要求がメタデータサーバに渡される。
【0130】
Figure 0003754912
ここで、<expression>に、非構造化照会が含まれる。
【0131】
ステップ606で、関連するメタデータサーバが識別される場合には、ステップ608で、照会をURIとして(節IIIで説明した要求構文を使用して)表現し、識別されたメタデータサーバに送信する。
【0132】
ステップ606で、メタデータサーバが識別されない場合には、ステップ604で識別されたコンテキスト項目内の要求を満足する項目について検索を開始し、制御をステップ609に移して、更なるコンテキスト項目を検出する。更なる項目が存在する場合には、ステップ610で、コンテキスト項目のリスト内の次の項目を識別し、制御をステップ605に戻す。ステップ609で、識別すべきコンテキスト項目がもうないことがわかった場合には、制御をステップ620に移して、検索プロセスは、検索結果が到着するのを待つ。これに関して、個々のコンテキスト項目に対する多数の検索プロセスが動作し、実質的に同時に結果を返す可能性があることを諒解されたい。全てのスレッド又はプロセスが完了した時に、ステップ625で、個々の検索プロセスの結果を照合し、ステップ630で処理を終了する。代替実施形態では、全てのスレッドが完了する前に、結果の照合及び表示を開始することができる。
【0133】
好ましい実施形態では、ユーザの照会(構造化又は非構造化)が、選択されたコンテキストのそれぞれに無変更で渡される。代替実施形態では、コンテキストのそれぞれに転送される有効な照会を、システムによって変更し、コンテキストの能力を考慮に入れることができる。
【0134】
ユーザは、メディアブラウザ101のブラウジング及び検索の機能性を使用して関心があるマルチメディアコンテンツを突き止めることができる。ユーザは、項目の視覚的識別子を図4に示されたスタック406にドラッグすることにより、項目の一時的コレクションを構築することができる。スタック406は、任意選択として保存し、後のセッションで再呼出しすることができる、メタデータ参照のコレクションを表す。スタック406は、ビューイングウィンドウに表示することができ、検索に関するコンテキスト項目として選択することができるという点で、情報ランドスケープの他のレベルと同様に扱われる。スタック406は、エントリTOCの「Stacks」見出しの下で情報ランドスケープに挿入することもできる。ユーザは、スタック406の内容を保存し、その後、後のセッションで、保存されたスタック406を取り出し、使用することができる。
【0135】
コンテンツが、即座に所望され、オンライン購入が使用可能である場合には、ユーザはその項目を買い物かご408にドラッグすることができる。買い物かご408は、効果的に特殊化されたスタックである。代替インターフェースでは、買い物かご408をそのようなものとして単純に表現することができる。いつでも、ユーザは買い物かごを右クリックして、「購入」プラグインメディアツールを開始することができる。その代わりに、ユーザはマウスを買い物かごアイコンの上に移動して、使用可能なメディアツールのメニューを表示し、このメニューから選択を行うこともできる。
【0136】
「購入」プラグインは、既に説明した、メディア表示機能及びメディア再生機能を提供するメディアツールと同一の形で動作する。ユーザは、その実施形態の適当な「購入」ツールを選択することができる。購入ツールは、単純に、買い物かご408内の項目のそれぞれを調べ、それらの項目をオンラインで購入できるかどうかを確立し、そうである場合には、ユーザをコンテンツプロバイダ/ディストリビュータのサイトにリダイレクトして、項目を購入する。代替構成では、ユーザはメディアブラウザサービスに関するアカウントを確立することができ、これらのアカウントを介して項目を購入するために、メディアブラウザサービスを、節Vで更に説明する。
【0137】
V.メディアブラウザビジネスシステム
節IVで説明したメディアブラウザ101は、サービスとして実装することができる。好ましい実施形態では、メディアブラウザ101は技術的にはクライアント−サーバアプリケーションとして実装され、ユーザがインターネットからログインできるサービスとして動作する。各ユーザは、好ましくはパスワードによってセキュアに識別され、サービスに関して、指定された限界までのデータを保管することができる。このユーザデータは、最初のTOC記述、ユーザプリファレンス、保管されたスタック、及びクライアント動作に必要な他の情報(例えばユーザプリファレンス、ローカルにインストールされたプラグインに関する情報など)からなる。このサービスが、周期的(例えば毎月)な購読料に対してユーザに提供されることが好ましい。
【0138】
上述したように、サービスとしてメディアブラウザ101を動作させることの主な技術的長所の1つは記述をキャッシュ記憶できることである。従って、例えば、会社「ABC」がメディアブラウザサービスをインストールし、会社「ABC」の多数のユーザが特定のメタデータコレクションを使用する場合、このコレクションからの記述がサービスの記述キャッシュ内で使用可能になる。言い換えると、記述を、個々のユーザのそれぞれのために取り出す必要がない。これは、主要な長所を表す。
【0139】
好ましい実施形態では、メディアブラウザサービスが標準ウェブサーバにリンクしたサービスとして動作する。従って、メディアブラウザクライアントを標準ウェブブラウザを使用して実装することができる。これは、ユーザが単純にメディアブラウザホームページに行って、ユーザ自身のコンピュータワークステーションでクライアントを始動できることを意味する。サーバは、通常、ほとんどのウェブサイトの標準ウェブサーバと同様に、継続的に動作する。
【0140】
好ましい実施形態のモデルでは、デフォルト・メディアブラウザサーバが、主サービスプロバイダ(例えば、テクノロジの知的所有権に対する権利を所有する会社)のサイトから運営される。他の当事者は、彼ら自身のイントラネット上で彼ら自身のメディアブラウザサービスをインストールするために、その権利を購入することができる。そのような選択肢は、自分のイントラネットのユーザのためにサービスの速度を最適化することを望んでいる当事者にとって望ましい可能性がある。
【0141】
上述した開示の更なる長所は、メタデータサーバ212の概念を中心とするビジネスシステムにある。節IIIで説明したように、メタデータサーバ212は、コンテンツプロバイダ/ディストリビュータが、SQLデータベースなどのレガシシステムに保管されたメタデータをそれによって使用可能にすることができる手段を提供する。従って、コンテンツプロバイダ/ディストリビュータがメタデータコレクションをサービスするメタデータサーバ212を有する能力により、効果的に顧客ベースが開かれる。というのは、潜在的な顧客が、潜在的に多数のサイトから彼らのメタデータにアクセスできるからである。実際、各メディアブラウザクライアントは、潜在的に、コンテンツプロバイダ/ディストリビュータのメタデータコレクションへのアクセスを提供することができる。これにより、売上及び露出の増大という利益がもたらされる。
【0142】
しかし、インターネット公衆に彼らの商品/コンテンツを紹介することを望む全てのウェブサイトと同様に、潜在的な顧客は、コンテンツプロバイダ/ディストリビュータのメタデータサーバ212の存在に関して知る必要がある。これが発生することを可能にするために、コンテンツプロバイダ/ディストリビュータが、メディアブラウザ/メタデータサーバシステム100にかかわると決定した時に、コンテンツプロバイダ/ディストリビュータは、主メディアブラウザサービスプロバイダからサンプルの(カスタマイズ可能な)メタデータサーバをダウンロードする。これを用いて、コンテンツプロバイダは、一般的なプラットホームから、コンテンツプロバイダのレガシデータベースにアクセスするために対応するデータベースマネージャによって使用されるデータベースフォーマットへXMLスキーマフォーマットをインターフェースするための特定のトランスレータを組み込んだプラットホームへ、サンプルメタデータサーバを修正することができる。サンプルメタデータサーバを構成する際の、コンテンツプロバイダにとってのオプションの1つが、彼らの新たに「カスタマイズされた」メタデータサーバを、全てのメディアブラウザサービスを用いて配布されるデフォルトTOCエントリ上のリンクとして含ませることを選択することである。これは、新しいメタデータサーバへのリンクが、主メディアブラウザサービスプロバイダのデフォルトサービスに現れ、メディアブラウザソフトウェアを用いて副サービスのそれぞれに配布されることを意味する。これによって、コンテンツプロバイダの商品の直接広告がもたらされる。明らかに、ユーザは、メディアブラウザサービスを扱い始める時に、彼ら自身のTOCをカスタマイズすることができる。しかし、エントリTOC上のリンクの最初の存在によって、ユーザに、新たにリンクされたメタデータサーバを介して可視にされるメタデータコレクションが紹介される。
【0143】
彼らのメタデータサーバへのリンクを標準TOCに含ませることを選択する際に、コンテンツプロバイダ/ディストリビュータは、彼らのメタデータサーバが処理する要求のそれぞれの量について特定の料金を請求されることに合意する場合がある。この料金は、通常、非常に安くすることができる(例えば、10000要求ごとに1米ドル)。インストールされたメタデータサーバが、要求の数の記録を保持し、その後、周期的にサービスに関してコンテンツプロバイダ/ディストリビュータに請求する責任を負う、統合された請求機構を有することが好ましい。請求されるクレジットカード番号は、メタデータサーバ内に保護された形で保管することができ、請求は、自動化された電子的な形で実行される。
【0144】
要約すると、主メディアブラウザサービスによるメタデータサーバの提供によって、コンテンツプロバイダ/ディストリビュータがマルチメディアコンテンツを宣伝し、販売するための機能強化されたサービス及び機構を提供できるようになる。メタデータサーバの実施により、効果的に、コンテンツプロバイダ/ディストリビュータのメタデータコレクションがコンテンツプロバイダ/ディストリビュータによって運営される検索エンジンを単に訪問することに慣れた聴衆より幅広い聴衆に「開かれる」。更に、メタデータブラウザ/サーバシステムにより、メタデータのブラウズ/検索が潜在的な顧客にとってより魅力的になる。これは、顧客が、より便利(即ち、単一インターフェース)、かつ時間効率の良い(即ち、他のメタデータコレクションと並列に)形でこれらのアクションを実行できるからである。
【0145】
メディアブラウザサービスを使用して彼らのオープンメタデータコレクションを効果的に宣伝するという次のステップを行うことにより、潜在的な顧客ベースが更に広がる。この主要な追加の長所に関して、コンテンツプロバイダ/ディストリビュータは、請求期間中に彼らのメタデータサーバが処理する要求の数に基づいて、わずかな定期的な料金を支払うことを約束する。ごく少数の要求が処理される場合には、コンテンツプロバイダ/ディストリビュータに請求されるコストが低い。これは、特により小さいコンテンツプロバイダにとって、重要な長所である。
【0146】
図10に、ローカルサーバ150に、上述したメディアブラウザサーバ152が組み込まれ、ローカルサーバ150に接続された複数のローカルユーザ154〜156による使用に利用可能である、実施形態を示す。ローカルサーバ150は、ユーザ154〜156と複数のコンテンツプロバイダ160及び170並びに金融施設180の間の、インターネット102を介する接続を提供する。プロバイダ160及び170には、それぞれ、コンテンツのレガシデータベース164及び対応するストア166が組み込まれる。通常、データベース164には、コンテンツへの参照をストア166内のコンテンツの位置にマッピングするテーブルの配列が含まれる。メタデータサーバ162も設けられ、HTTPに従ってURIとして送信されるメディアブラウザ要求を受信し、メディアブラウザ要求を満足するXML記述を生成するように構成される。この構成で、メディアブラウザサービス152にアクセスできるローカルユーザ154〜156は、レガシデータベース164に固有又はそれに関連する呼出し、コマンド又は命令の特定の知識を有することなく又はそれらを使用することなく、コンテンツにリモートアクセスできる。このような構成で、コンテンツ166へのユーザ154のアクセスを、データベース164の性質(例えば、データベースがSQL又はdBaseのどちらを使用して形成されるか)に対して透過的な形で行うことができ、それと同時に、データベース164の構造、編成、及び検索の属性及び機能を保つことができる。
【0147】
TOC158にリストされた複数のコンテンツプロバイダに跨がるコンテンツの検索を実行する時に、ローカルユーザ154に、例えばプロバイダ160及び170のそれぞれに関する積極的な返答を与えることができる。この段階で、ローカルサーバ150の所有者が、各プロバイダ160及び170のコンテンツへのローカルユーザ150のアクセスを「紹介」又は促進することに関する料金に関して、プロバイダ160及び170のそれぞれに送り状を送ることができる。口語的に言えば、これは「見張り料」と見なすことができ、結果を配送する検索の数、又は検索によって配送された結果の数、或いは単純にメタデータサーバが処理する要求の数に基づくなどの複数の形で請求することができる。
【0148】
ローカルユーザ154がプロバイダ160によって返されるコンテンツの購入を望む場合、金融トランザクションをローカルユーザ154とプロバイダ160の間で、おそらくは金融機関180を介してローカルサーバ150に影響せず、ローカルサーバ150によって影響されずに、実行することができる。代替手法では、ローカルサーバ150を金融仲介者として間に挟むことができ、これにより、プロバイダ160がコンテンツの購入についてローカルサーバ150に請求し、ローカルサーバ150がローカルユーザ154に請求する。そのような手法は、より便利になる可能性があり、前の請求及び支払の例よりトランザクションに関する強化されたセキュリティをもたらす。例えば、検索セッションによって返されるコンテンツを複数のコンテンツプロバイダ160及び170から購入することが望まれる場合、ローカルユーザはローカルサーバとの単一のトランザクションを実行するだけでよい。これらの2つの当事者は、事前に存在する関係を有するので、ユーザが、それとの関係が存在しない可能性があるプロバイダから直接に購入する場合よりも、ユーザの識別を緩和することができる。同一の論点が、ローカルサーバ150とプロバイダ160及び170との間の関係に当てはまる。
【0149】
以上、マルチメディアコンテンツの提供に関して適用可能な例及び実施形態を説明したが、他の商品及びサービスも提供することができる。例えば、図1では、リンク118が、データベース117から電子的にダウンロードすることができるマルチメディアコンテンツではなく物理的な商品に向かっているが、ユーザのデータベース117に問い合わせる能力、検索結果を得る能力、及び最終的に購入トランザクションを実行する能力が残されている。
【0150】
更に、いくつかの実施形態は、特定の金融トランザクションに関する商業的な基礎を持たなくても良い。例えば、全世界の特許庁が、その独自データベースを一般公衆に使用可能にすることを選択することができる。上述したメディアブラウザ及びサーバの実施形態によって、ユーザ照会を複数のデータベースにポストできるようにするウェブページなどの特別に設計された統合ソフトウェアを必要とすることなく、これを実行できるようになる。従って、これにより、公衆が、分散異種データベースのフェデレーションにアクセスできるようになる。
【0151】
VI.装置用のカスタマイズ
図11に、ユーザが、インターネットなどの通信ネットワーク1106をブラウズする目的でメディアブラウザサーバ1102への許可されたアクセスを有し、ユーザが関心を持ち、複製を望む可能性があるマルチメディア項目を識別するマルチメディアアクセスシステム1100を示す。メディアブラウザサーバ1102は、データベース1104に関連し、データベース1104はユーザに固有の目次(TOC)データを組み込まれ、前に訪問したかレビューのためにユーザが使用可能なロケーションを組み込まれる。目次及びメディアブラウザサーバ1102を用いて、ユーザは対応するコンテンツリポジトリ1110及びメタデータリポジトリ1111を関連付けられたメタデータサーバ1108を介してマルチメディアコンテンツを抽出することができる。
【0152】
ユーザは、実質的に図9の形態に対応する、デスクトップコンピュータ1112によってメディアブラウザサーバ1102にアクセスすることができる。そのような形態では、デスクトップコンピュータ1112が、その構成に応じてそれぞれがおそらくは複数のフォーマットで供給される、ビデオ、オーディオ、及び画像を含むマルチメディア項目のほとんどのタイプを複製する能力を有する。
【0153】
そのような情況では、デスクトップコンピュータ1112のユーザに供給される目次を、ビデオ、オーディオ、及び画像のコンテンツ項目に関係するメタデータを含む目次1114として示すことができる。これらの項目のそれぞれを目次1114内で提示することができるのは、デスクトップコンピュータ1112が、これらのデータフォーマットのそれぞれを複製する能力を有するからである。その結果、これらの項目が、メディアブラウザサーバ1102のデータベース1104内に保管されたユーザの目次の全体を表すことができる。
【0154】
しかし、本形態によれば、同一のユーザが、メディアのブラウジング及び配送用の代替装置を操作する時に、その代替装置でユーザに提示される目次が、現在使用されている(即ち代替の)装置で複製することができるコンテンツの項目だけを提示するように修正される。これも図11に示されており、図11では、ユーザがセル電話基地局及び公衆交換電話網1118を介してインターネットネットワーク1106に接続することができる、携帯電話受話器装置1116を操作する。携帯電話受話器1116は、これに関して無線アプリケーションプロトコル(WAP)などの適当なデータフォーマットを使用してメディアブラウザサーバ1102を介するブラウジング動作を実行することができる。
【0155】
しかし、この場合に、携帯電話受話器1116は、そのディスプレイ上にテキストだけを複製する能力と、それに統合的に含まれるラウドスピーカ又は当技術分野で既知の、受話器1106に接続可能なヘッドセット装置を使用することによってサウンドを複製する能力を備える。その結果、テキストブラウジング(例えば、メタデータ内の視覚的識別子ではなくテキスト識別子を使用する)を電話受話器を使用して実行し、受話器1116のラウドスピーカを使用して複製することができるオーディオ項目だけに制限された目次1120を表示することができる。例えば、受話器1116にMP3プレイヤモジュールが組み込まれている場合には、MP3圧縮されたデータを含む目次1120内のオーディオコンポーネントを複製することができる。更に、8ビットPCM又は16ビットPCMなどの他のフォーマットでエンコードされたオーディオを「電話」周波帯の300Hzから3kHzに帯域制限して複製することができる。
【0156】
通常、ユーザが要求するコンテンツは、コンテンツプロバイダのサイト(例えばメタデータサーバ1108)に保管される。その代わりに、コンテンツを保護された形でメディアブラウザサービス1102と一緒に保管することができる。そのような構成では、メディアブラウザサーバ1102がコンピュータ1112であれ電話機1116であれ、その時に使用されているデスティネーション装置に応じて装置へのコンテンツのストリーミングをカスタマイズすることができる。そのようなカスタマイズには、帯域幅の修正、コーディング、あらゆる形態の暗号化を含めることができる。
【0157】
そのような形態では、ユーザがコンテンツを購入する前に、プレビューの形でコンテンツをブラウズすることができる。プレビューで満足した時に、ユーザは、コンテンツにアクセスする権利を買うことを選択することができる。この権利を用いて、ユーザがディジタル項目の単一の再生/表示、所定の時間期間の間の再生/表示の権利、又はディジタルコンテンツの無制限コピー(CD又は電子的)を許可される。コンテンツを使用する権利を購入する時に、ユーザは購入するコンテンツに関して望まれるサービスの品質(QOS)(例えば、チャネル数、関連するムービークリップなど)も指定することができる。購入を行った後に、QOSは使用される装置に無関係に、そのユーザが使用可能な最高のQOSを表す。これは、ユーザが購入されたQOSを利用できない装置からメディアブラウザサーバ1102にログオンする場合に、より低いQOSがもたらされるからである。この例が、ユーザがデスクトップコンピュータ1112を使用して、CD品質オーディオの複製の権利を購入する場合である。その後に、電話受話器1116を持っている間、そのユーザが、前に購入したCDオーディオの複製を選択することができるが、このCDオーディオは、電話受話器のより低い品質の出力のために、より低いサービスの品質(例えば電話機の品質)で複製される可能性がある。このようなQOSの変更は、その時に接続されている装置に応じてメディアブラウザサーバ1102によって検出することができ、これによって、メディアブラウザサーバ1102が、その時に使用中の装置に適用可能な複製QOSでメタデータサーバ1108を介して適当なコンテンツを抽出することがもたらされる。
【0158】
上述した例のそれぞれの場合で、ユーザに供給されるTOCはリポジトリ1104内のユーザのデータから導出されるが、その時に使用されている特定の装置に応じてメディアブラウザサーバ1102によって修正されたものである。そのような形態を用いると、メディアブラウザサーバ1102がいつでもサーバ1102に接続されている装置のタイプを検出する能力を有し、余分な情報の配送なしに、適当なフォーマットでのその装置へのコンテンツの配送を保証する。そのような形態は、ユーザ選択を複製できるコンテンツに自動的に制限することを介し、システム1100にまたがるデータ転送によって消費される帯域幅の削減においても望ましい。
【0159】
VII.使用する権利の制御
ユーザに電子マルチメディアコンテンツを提供することに関連する問題の1つが、ユーザが個人的使用又は配布のためにそのコンテンツを複製又はコピーできる範囲である。これは、オーディオ及びビデオコンテンツのオンライン販売の場合に、また著作権の維持及び芸術家及び演者へのロイヤリティの供給において、特に重要である。具体的に言うと、この問題は、ユーザが使用可能なコンテンツをブラウズし、コンテンツ選択を購入した後に現実になる。通常、購入は、ほとんどの場合に、コンテンツを使用できる形に関係する購入価格でコンテンツを使用する権利を提供する。通常、コンテンツは、コンテンツの単一の再生又は使用、所定の時間期間(例えば1時間、1週間、1年間)にわたる再生、購入者(ユーザ)による無期限の使用、及び、場合によっては、さ更なる使用の権利によって禁止されるか禁止されないかのいずれかのコンテンツを配布する権利まで変化する使用の権利と共に提供される可能性がある。
【0160】
そのような使用する権利に対する制御を提供する形態1200を図12に示す。図12では、ユーザの装置1202が、メディアブラウザサービス1206を介してマルチメディアコンテンツにアクセスし、コンテンツは、コンテンツに関連するメタデータサーバ1214、コンテンツリポジトリ1216、及びメタデータリポジトリ1218を組み込んだコンテンツプロバイダ1212から得られる。前の形態と同様に、装置1202のユーザは、メディアブラウザサービス1206に関連するメタデータ1208を有し、このメタデータ1208が、コンテンツをコンテンツプロバイダ1212から取り出し、ユーザの装置1202に配送できるようにするリンク及び制御を形成する。
【0161】
購入の時に、保管されたコンテンツ1216に関するリポジトリ1218からのメタデータへのリッチリンクが、ユーザに転送される。このリッチリンクは、メタデータとして記述することもできるが、このリッチリンクに、コンテンツへのリンク、保管されたコンテンツ1216に関する情報(例えば、プログラム素材のリスティング)を含み、コンテンツの検索に使用されるメタデータ、コンテンツを使用する権利をユーザに与えるアクセス情報及び使用量情報が含まれる。アクセス情報は、ユーザがディジタルコンテンツを必要に応じて必要な時にユーザに配送/ストリーミングできるようにするために必要である。この形で、ユーザはコンテンツを保管するのではなく、コンテンツを複製する必要がある時に、必ず、単純にメディアブラウザサービス1206を介してコンテンツにアクセスする。前の形態と同様に、コンテンツを、その代わりに、メディアブラウザサービス1206を用いて保管することができ、この場合に、サービス1206は、コンテンツプロバイダ1212にとって信頼されるサービスとして働く。
【0162】
形態1200は、ユーザの装置1202に配送される暗号化されないコンテンツ又は暗号化されたコンテンツのいずれかを使用して動作させることができる。どちらの場合でも、購入の後に、保管されたコンテンツ1216を表示又は再生する要求1226が、ユーザの装置1212から発行され、メディアブラウザサービス1206によって受信される。
【0163】
暗号化されない配送の場合には、アクセス鍵1230が、要求1226に応答して、メディアブラウザサービス1206からメタデータサーバ1214に送信1222される。メタデータサーバ1214は、保管されたコンテンツ1216を配送/ストリーミング1220する前に、アクセス鍵1230を検証する。コンテンツ1216は、メディアブラウザサービス1206に配送され、そこから、ユーザ1202へ、この場合には暗号化されない、装置に敏感な形1228で配送されることが好ましい。アクセス鍵1230は、2つの部分から形成されることが好ましい。第1の部分には、メディアブラウザサービス1206の一部としてユーザのメタデータ1208と共に保管され、ユーザと、そのユーザがアクセスする権利を有するコンテンツの項目とを識別するように動作する、鍵部分1210が含まれる。鍵部分1210は、コンテンツ1216の購入の時にユーザによって入力された鍵値とすることができ、そのコンテンツへのアクセスを可能にする個人識別番号の同等物を表し、コンテンツの特定の購入に関係することができ、従って、ユーザ及び購入されるコンテンツに関する情報を組み込むことができる。その代わりに、鍵部分1210を、メタデータサーバ1214によって自動的に生成することができる。アクセス鍵1230のもう1つの部分1224は、メディアブラウザサービス1206に固有とすることができる。その結果、アクセス鍵1230は、認証された2部分鍵対配置によって形成され、これは、メタデータサーバ1214による受信時に、ユーザの装置1202へのコンテンツ1216の配送をもたらし、このユーザの装置で、装置1202の一部を形成するプレイヤ1204を使用してそのコンテンツを複製することができる。
【0164】
上述した(暗号化されない)方法では、ユーザが購入したコンテンツの有効な受取人であることだけが保証されることに留意されたい。メタデータサーバ1214は、コンテンツを配送した後に、ユーザがコンテンツを保管すること又はコンテンツが他の潜在的なユーザによって傍受されることに対する制御を有しない。
【0165】
暗号化されたコンテンツをユーザに送信する場合には、メタデータサーバ1214が、有効なアクセス鍵1230を受信した時に、メタデータサーバ1214がメディアブラウザサービス1206にコンテンツ1216を送信1220することによって応答する。この配送は、暗号化される必要がない。これは、ほとんどの実施形態で、メディアブラウザサービス1206とメタデータサーバ1214の間のリンクが永久的又は他の形の信頼される接続とすることができるからである。しかし、追加の保護のために、暗号化を適用することができる。その場合に、メディアブラウザサービス1206は、ユーザの現在のセッションを識別する鍵情報を使用してストリーミングされたコンテンツ1220を暗号化し、暗号化されたコンテンツをユーザの装置に送信する。これに関して、鍵情報は、要求1226中にユーザのクライアント装置によって供給された識別(ID)から作るか、生成することができる。
【0166】
ユーザの装置1202のプレイヤ1204は、有効な暗号化解除鍵を有する場合に、条件的にコンテンツを暗号化解除する。この鍵は、コンテンツの暗号化に使用された鍵情報とすることができる。その代わりに、この鍵を、公開鍵/秘密鍵暗号対の秘密鍵とすることができる。セッションIDによって、コンテンツの暗号化解除鍵の一部又は全体を形成することができる。サーバ1206からのストリーミングの要求された時刻を、追加的に又はその代わりに使用することができる。
【0167】
この(暗号化された)コンテンツ配送の方法は、3つの別々のレベルで保護を提供する。まず、メタデータサーバ1214で、コンテンツは、有効なアクセス鍵が受信された場合に限って、メディアブラウザサーバ1206に配送される。メディアブラウザサーバ1206が、使用の権利の条件で設定された時に関して要求が有効であるかどうかを検査することが好ましい。即ち、メディアブラウザサーバ1206は、アクセス鍵1230をコンテンツプロバイダ1212のメタデータサーバ1214に送信する前に、満了日に関して検査する。メディアブラウザサービスは、使用量情報へのリンクを検査することによって、これを行うことができる。これは、使用量情報が、所定のスキーマに従って構造化されることを必要とする。その代わりに、好ましくは、メディアブラウザが要求を送信し、メタデータサーバが使用権を検査する。
【0168】
第2に、暗号化されたコンテンツは、別のセッション又はユーザのために再生されないので、メディアブラウザサーバ1206とユーザの装置1202の間でこれを傍受することはできない。
【0169】
第3に、プレイヤ1204がコンテンツを条件的に暗号化解除するので、コンテンツをクライアント側で保管することができない。
【0170】
その代わりに、コンテンツの暗号化に使用される鍵情報を、使用する権利のメタデータから得られるアクセス鍵及び満了日などの他の情報を含むものとするか、プレイヤ1204によって検査することができるバイオメトリック情報によるものとすることができる。例えば、バイオメトリック情報には、例えば、指紋、又は音声鍵識別を含めることができる。
【0171】
VIII.ユーザの間の通信リンク
異なるユーザが、ユーザが興味深いと思ったコンテンツへのリンクを交換できることが望ましいことがしばしばである。
【0172】
図13Aに、メディアブラウザサービス1302が、コンテンツ1306のユーザへの供給のためにメタデータサーバ1304に関連する、形態1300を示す。サービス1302には、複数のユーザのそれぞれの目次のリポジトリ1308が組み込まれる。複数のユーザ1310及び1312が、サービス1302に登録され、通信ネットワーク1380によってサービス1302に結合され、この通信ネットワーク1380は、通常、有線の陸線の他にセルラリンク及びマイクロ波リンクなどの高周波コンポーネントを組み込むことができる公衆交換電話網(PSTN)である。
【0173】
第1のユーザ1310は、リポジトリ1308内に保管された目次1360を有し、同様に、第2のユーザ1312は目次1362を有する。第1のユーザ1310の目次1360には、メタデータ項目1318が含まれる。第1のユーザ1310によるサービス1302へのログオンの際に、TOC1360がユーザ装置で複製1314され、項目1318に対応する画像サムネイルを含むように見える。メタデータ項目1318は、第1のユーザ1310に配送されるコンテンツ1330を提供し、受信されるコンテンツ1330は、符号1320に示されているように、1年の使用期間と関連付けられる。
【0174】
第1のユーザ1310がコンテンツ1330を第2のユーザ1312と共有することを望み、サービス1302に関する第2のユーザ1312のログオン詳細の知識を有する場合、第1のユーザは自分のTOC1314/1360からTOC1362にメタデータを転送することができる。これは、図13Aでは、メタデータ1322を提供するためのリポジトリ1308内のメタデータ1318のTOC1360からTOC1362への転送1328によって示されている。しかし、第2のユーザ1312はコンテンツ1330を購入していないので、この転送に関連する使用する権利のメタデータが「1年の使用」から「1回の再生/表示」に変更され、これにより、第2のユーザ1312はコンテンツ1330の単一の複製だけが許可される。第2のユーザ1312によるその後のログオンの際に、TOC1362がユーザの装置にロードされ、メタデータ1322がTOC1316の送り状(inbox)に提示されるTOC1316として示される。
【0175】
図13Bに、図13Aに類似し、類似する符号が対応する機能を有する対応する装置に関係する、形態1390を示す。しかし、図13Bの形態1390は、第1のユーザ1310から第2のユーザ1312へのメタデータ1318の無線通信をもたらす。この構成では、ユーザ装置のそれぞれが、送信器1340、1344と、相補的なリスナ(受信器)1342、1346を設けられ、これにより、RF又はIRなどの無線通信を使用する、ユーザ装置の間の両方向直接通信がもたらされる。このような形態で、第1のユーザ1310がリスナ1346による受信のために送信器1340を介してTOC1314からメタデータ1348を転送することができ、リスナ1346はTOC1316へメタデータの運搬に専心することができる。そこから、ネットワーク接続1380によって、第2のユーザ1312が新しい項目エントリ1322を用いてTOC1362を更新できるようになる。この手法の特定の長所は、情報の送信側が受信側のログオン詳細を知る必要がないことである。
【0176】
更なる形態は、メディアブラウザサービス1302の登録されたユーザでない人へメタデータを有線又は無線で通信するものである。そのような例では、メタデータは、サービス1302の匿名ユーザログインと共に、送信者1310のメディアブラウザサービス1302のURIを含む受取り(voucher)に包まれても良い。受取りの受信者は、(例えばマウスクリックを介して)受取りを選択し、メディアブラウザサービス1302にアクセスし、匿名ログインを介してメタデータを表示することができる。受信者は、メタデータ内の使用する権利情報が十分に寛大であるかどうかに応じてコンテンツを再生することができる。
【0177】
受取りは、電子メールによって送信することができる。受取りは、2つの装置の間に送信器/リスナ環境が存在する場合、無線で送信することもできる。受信された受取りは、受信者の装置のデスクトップに表示される。
【0178】
メタデータ1326が、上述した方法のいずれかを使用して運ばれる情況では、メタデータに使用する権利の情報が含まれる、複数の可能性が残される。まず、使用する権利が未変更のまま残され、従って、無料で提供されるコンテンツのデフォルトケースになる可能性がある。そのような形態は、サービスに対して料金を請求するコンテンツプロバイダによってサポートされる可能性が低い。もう1つの可能性は、使用する権利のデフォルトを、図13A及び13Bに示されているように、単一使用1328にすることである。もう1つの代替案は、使用する権利を元のメタデータの使用する権利の情報によって指示される形で変更することである。これには、コンテンツプロバイダのメタデータサーバとの通信と、新しいユーザに送信される新しい使用する権利が含まれる可能性がある。この処理は、受信側のメディアブラウザクライアントによって自動的に開始することができる。この形では、転送トランザクションをメディアブラウザ又はメタデータサーバの知識を用いて実行することだけができ、このメディアブラウザ又はメタデータサーバは新しいユーザの目次を変更し、結果として使用する権利の情報を変更する能力を有する。
【0179】
複数の理由から、コンテンツではなくメタデータ1326だけを通信することが好ましい(図13A及び13Bには図示せず)。まず、モバイルデバイスは、通常、送信帯域幅より大きい受信帯域幅を有し(これが高価な送信器を必要としないので)、従って、リンクを供給する装置がコンテンツを送信することによる負担を被ることはない。また、メタデータには、コンテンツを使用する権利に関する情報を含めることができ、従って、この形態はコンテンツのライセンス交付されない使用を制限することを望むコンテンツプロバイダにとって魅力的である。これは、図13Aで、第1のユーザ1316がコンテンツの1年の使用1318を有するが、第2のユーザ1320にメタデータリンク1326を供給する際に、第2のユーザに「1回の再生のみ」の使用する権利1328が与えられることによって示されている。更に、メタデータだけを送信することの長所は、メタデータを受信側ユーザ1320の目次に追加することができ、それゆえ、検索に使用できることである。そのようなメタデータによって、受信側ユーザ1320が必要に応じてコンテンツを購入でき、完全な使用する権利を得ることができるようにもなる。
【0180】
説明した場合の各々のメタデータが、個々の記述又はメタデータサーバ1304に関連するメタデータリポジトリ内のメタデータ項目のいずれかへのリンクであることが好ましい。通信されるリンクに使用する権利の情報を含めるか、この情報への参照又はリンクを含めるかのいずれかを行うことができる。リンク、メタデータ、及び選択可能なコンテンツの間の関係を、図13Cに示す。リンクには、上述したように、属性も含めることができるので、そのようなリンクは厳密ではないがメタデータとして説明することもできる。
【0181】
場合によっては、メタデータではなくコンテンツをストリーミングすることが好ましい場合がある。コンテンツをストリーミングすることの長所は、ストリームコンテンツを、効果的に同時に(カラオケのために同期化するなど)受信できることである。
【0182】
IX.装置の間のセッションの切替
図14に、ユーザが現在のメディアブラウザセッションをある装置から別の装置へ切り替えられるようにする形態1400を示す。図示されているのは、例えば、それぞれがマルチメディアストリームの複製に関する適当なプレイヤを備えた、携帯電話受話器1404又は自動車1416内のハイファイオーディオ機器1412を操作するユーザにマルチメディアデータストリーミングを提供するように構成されたメディアブラウザサービス1402である。
【0183】
例示的動作では、携帯電話1404を所有しているユーザがメディアブラウザサービス1402を介してアクセス可能なプロバイダにストリーミングメディアを要求することができる。これには、支払が伴う場合と、無料の場合とがある。要求を行う際に、電話機1404はメディアブラウザサービス1402に公開鍵も送信し、プロバイダがメディアの使用を認証できるようにすることができる。プロバイダは、その後、電話機1404にメディアブラウザサービス1402と同一でない場合にはそれを介してセッションに関連するメタデータを送信する。これには、セッション識別子が含まれ、メディアのロック解除に使用される鍵を含めることができる。鍵は、電話機1404の公開鍵を用いて暗号化され、その結果、特定の宛先の電話機1404だけが電話機1404内に保管された相補的な秘密鍵を使用してメディアをデコードできるようになる。この秘密鍵は、通常、電話機1404のメモリ内で保護され、その装置からエクスポートされることを意図されておらず、これにより、他の装置が電話機1404になりすますことを防止できる。
【0184】
ユーザがしばらく電話機1404を使用してメディアを受信した後に、ユーザはそのセッション(再生)を自分の自動車1416内の機器1412に転換することを決定する。セッションの転換を達成するために、ユーザは電話機1404に組み込まれた(図14には図示されていないが、手持ちポータブル電子装置と共に使用することについて既知の)赤外線(IR)送受信器を自動車機器1412に関連して対応するIR送受信器1414に向け、送信ボタン1408の押下により電話機1404はセッションに関連するメタデータを自動車機器1412に送信する。
【0185】
自動車機器1412は、その後、メディアブラウザサービス1402とのセッションを再ネゴシエートし、電話機1404がセッションを開始するために実行したものと同一のステップを実行するように動作する。これには、例えば機器1412によって複製できるサービス品質が電話機1404のそれより高く、それがユーザによって所望される場合の、余分な支払のネゴシエーションが含まれる可能性がある。具体的なハンドオーバ時間もネゴシエートされ、これによって、プレイヤの間のシームレスな転送が可能になる。この接続では、自動車機器1412に、何らかの形のRFトランシーバ装置が含まれており、例えばセル電話網を介する、メディアブラウザサービス1402との適当な通信が可能になることに留意されたい。
【0186】
ハンドオーバ時間に達した時に、メディアブラウザサービス1402が電話機1404へのセッションメディアの送信を停止し、自動車機器1412へのメディアの送信を開始する。電話機1404によって使用されたメタデータが無効になり、メディアはそれ以降はその特定のメタデータを使用して得ることができなくなる。スイッチオーバには、電話機1404及び自動車機器1412の経路遅延の推定値を得ることが含まれる場合がある。2つの参加者の間のネットワーク接続の経路遅延を推定する方法自体は、ネットワーク技術で既知である。
【0187】
この形態の特定の長所は、メディアブラウザサービス1402への通知を介して、コンテンツストリームの性質を複製が実行されるデスティネーション装置に対して条件的に変更できることである。これは、元のセッションに入った時に購入されたサービスの品質を条件として実行することができる。代替案では、デスティネーション装置の変更によって、配送とそれに関連するコストの新しい条件を受け入れることでサービスの品質を高めるようにユーザに促しても良い。この形で、電話受話器1404へのMP3オーディオの配送を自動車ハイファイ機器1412へのCD品質のオーディオのストリーミングに置換することができる。更に、自動車1416から降りた時に、ユーザは図11のデスクトップコンピュータ1112などの更に高度な装置にセッションを転送することを選択することができ、この場合、その時に供給されているコンテンツに(例えば、電話機又は自動車ラジオで「聞く」ことができ、デスクトップコンピュータ1112を介して表示(見ながら聞く)ことができる音楽ビデオなどの)ビデオコンポーネントが含まれていれば、ビデオをオーディオと一緒にストリーミングしても良い。
【0188】
X.使用量情報
例えば図12などの、上述した様々な形態で、コンテンツプロバイダ1212が特定のコンテンツ項目がメディアブラウザサーバ1206又は他のそのようなサーバ(図示せず)を介してメタデータサーバ1214に要求された回数に関する情報を簡単に累算できることを諒解されたい。しかし、メディアブラウザサーバ1206によって、余分な使用量情報を提供することができ、これには、下記を含めることができる。
(a)コンテンツの特定の項目の再生/表示に使用されている装置の種類、
(b)人口統計又はメディアブラウザサーバ1206の地理的表示もしくはその両方による特定のコンテンツ項目の使用量。
【0189】
コンテンツプロバイダ1212は、彼ら自身のメタデータサーバ1214からの総使用量統計だけを有する。個々のメディアブラウザサービスから使用量情報を得ることに、商業的価値がある。この情報は、コンテンツプロバイダ1212が彼らのメタデータサーバを宣伝する方法(即ち、特定のサービスのデフォルトTOCにリンクを含めることに支払うかどうか)を左右するのに使用することができる。
【0190】
ウェブサーバは、ダウンロードに関して既に効果的にこの統計を提供することができるが、ストリーミングコンテンツに関するこの情報を有することによってダウンロードではなく「使用」が測定されるので、より正確な統計が得られる。ユーザがあるディジタルコンテンツをダウンロードする時には、そのコンテンツが実際に使用される回数に関する情報は得られない。というのは、コンテンツがユーザによって保管されるからである。本明細書で説明する形態を用いると、コンテンツは、ユーザによって保管されるのではなく、ストリーミング又は他の形で、アクセスがメディアブラウザサーバ1206を介して行われるたびに供給される。また、装置の種類毎の使用量に関する統計を得ることにより、コンテンツプロバイダが彼らのサポート/調査を再生プラットホームに絞りこむのを支援することができる。
【0191】
XI.適当性レーティング制御の提供
説明した様々な形態で、許容可能なレーティングをメディアブラウザサービス1206或いは特定の装置と共にユーザアカウントに関連付けることができる。前者は、ある範囲のメディアブラウザアカウントがあることが必要である。これは、例えば、親(制御する側)アカウント及び子(制御される側)アカウントによって実施することができる。レーティング制御は、以下のために使用することができる。
(a)再生/表示の制御、及び/又は
(b)購入の制御
ユーザは、現在、ウェブ(即ち、子供のページなど)を使用する人にレーティング制御を委ねることができるが、これらのレーティングレベルは一般にグローバルに決定される。親/子アカウントの概念及び親アカウントが親の制御の下であるものとして指定される1つ又は複数の他のアカウントを使用して再生/表示/購入できるコンテンツを具体的に制御できるようにすることは、アクセスを制御する、非常に望ましくカスタマイズ可能な方法である。重要なことに、親は、彼ら自身の子だけのアクセスを制御できる。
【0192】
アクセスは、複製装置によって制御することもできる。この場合、親と子は、彼らの所有者ユーザアカウントを有するか、同一のアカウントを使用することができる。しかし、子供によって使用される装置は、利用可能な項目のいくつかへのアクセスを制限するのに使用されても良い。
【0193】
XII.メディアブラウザサービスのロケーティング
コンテンツプロバイダ1212は、コンピュータネットワーク(インターネット、ウェブなど)を介して利用可能な、おそらく全ての、メディアブラウザサービス(1206など)を識別できることを望んでいる。これは、コンテンツプロバイダが、彼らのコンテンツをこれらのサービスに宣伝できるようになるために望まれるものである。従って、コンテンツプロバイダ1212は、ネットワークの検索を行い、特定の(メディアブラウザ)サービスを提供するサーバを識別し、そのサーバに宣伝材料を配布することができる。
【0194】
XIII.ユーザインターフェースのナビゲーション
図4を参照して上述したユーザインターフェースは、ほとんどのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)と同様に、一部選択可能であるグラフィカル情報の最適な提示を介して機能性を最大にしようと努めるデバイスである。そのようなGUIは、グラフィックデザイナ、マーケティング担当者などのセミプロフェッショナル/ビジネスユーザ並びに家庭内コンピュータユーザによって使用されることが期待される。全てのGUIと同様に、ディスプレイの面積は、高価であり、情報提示を最適化することが常に望ましい。階層データコレクション(例えばデータベース、ファイルシステム)を介するナビゲーションが、ほとんどのGUIの重要なコンポーネントである。伝統的に、GUIナビゲーションは、所望のデータの位置を確認するためにユーザが木の枝を選択する、データコレクションの木表現を使用して実行される。そのような提示は、例えばWINDOWS EXPLORER(米国Microsoft Corporation社の商標)で行われるが、通常は表示画面(例えば914)の1側面全体に沿って、かなりの表示面積を占める。重要なことに、多数の分岐レベルに遭遇する場合に、そのような木は、表示画面の幅方向に延び、他の目的に望まれる表示面積を更に占める。
【0195】
本明細書に記載のメディアブラウザ形態並びに他の形態と共に使用することができる代替GUIが、図16に示されたインターフェース1600である。ユーザがメディアブラウザサービスにログオンする時に、ユーザに、そのユーザの現在のTOCが提示される。トップレベルの項目は、ブラウズウィンドウ内でその視覚的識別子によって表されて表示される。
【0196】
ユーザの情報ランドスケープ又はTOCを介するナビゲーションは、両方がビューイングウィンドウ1604の上に配置されるロケーション1602及び1606から形成される、階層「ブレッドクラブ」とユーザが対話することによって達成することができる。用語「ロケーション」は、葉以外のノードTOC記述子を指すのに使用される。ブレッドクラブの各レベル内で、ユーザはブレッドクラブのそのレベルで他の含まれるロケーションオプションのメニューをプルダウンすることを選択できる。
【0197】
階層ブレッドクラブを使用するナビゲーションを、図17A及び17Bに例示する。図17Aに、ユーザのTOCがMyDocumentsというタイトルを付けられた選択可能タブ1702の下に見られる、GUI1600の部分1700を示す。選択された時に、タブ1702に、その下に直接含まれるロケーションがリストされる。含まれるロケーションを、例えばマウス903をクリックすることによって選択すると、選択されたロケーションに関する、隣接するリスト1704が作成される。図17Aから、ユーザがMyImagesを選択したことが明らかであろう。同様の選択によって、新しいリストが順番に作成されて、2000年のCairnsでの休日に撮影された2つのJPEG画像が示される。図17Aでは、データコレクションへの選択されたパスが、これにより、ユーザに、データコレクションのトラーバサルのために適当なコンテキスト的参照を提供することが、各ロケーション名の隣のチェックによって示されていることが明らかであろう。いつでも、ユーザがデータコレクション内の代替のパスに従うことを望む場合、選択されていないロケーションのどれでも選択することができ、これによって、対応するブレッドクラブディスプレイが表示される。これに関して、ブレッドクラブリストには、選択されたロケーションに含まれるロケーションだけが表示される。表示ウィンドウ1710がリストの下に配置されて、任意のTOC項目1712の表現(例えばサムネイル画像)を表示する。図17Bに、ユーザが、図17Aの構成から、MyVideoを選択し、ナビゲーション表示がビデオコンテンツを有するロケーションを示すように変更された結果を示す。図17A及び図17Bの各々で、サブディレクトリHol.2000が示されていることに留意されたい。というのは、MyImagesロケーションとMyVideoロケーションの両方に、その名前のロケーションが含まれるからである。前と同様、更に含まれるロケーション1724及び1726が表示されたロケーションから項目の適当な選択の際にリストされても良い。図17Bに、MyVideoロケーションに含まれる項目1730を有する表示ウィンドウを示す。
【0198】
このナビゲーション方法を、ロケーション(XML記述内のノード)に関して説明したが、これをファイルシステム内のディレクトリに適用できることは明白である。
【0199】
標準的な木ベースの方法に対するこのナビゲーション手法の長所の1つは、様々な分岐パスに沿って上下にナビゲートする必要もなく、ある副枝から脱出し、別の副枝に直接に入ることが単純であることである。このナビゲーション方法の他の長所は、非常にわずかな画面スペースを使用することであり、これは、モバイルデバイスなどの画面スペースが限られる場合に貴重である。ユーザは、クリックされた項目の子項目を表示するために、ビューイングウィンドウ1606内の視覚的識別子を単純にダブルクリックするという標準的な方法を使用して自分のTOCをナビゲートすることもできる。その代わりに、図16のインターフェース上のブレッドクラブの右側に配置されるヒストリリスト1608内の所望のロケーションを選択することによって、前に訪問したロケーションを再表示することができる。
【0200】
ユーザは、ビューイングウィンドウ内に表示する項目の数を定義することができる。しばしば、できる限り多数の項目(例えば検索結果)を視覚的に提示できることが望ましい。しかし、表示される項目が多すぎる場合には、項目のコンテンツを理解することが困難になる。ロケーションが単一のウィンドウ1606内に表示されるより多くの項目を含むならば、このウィンドウの下のビューイングウィンドウコントロール1610がそのコンテンツを通してページに使用される。試験的なユーザが初期のユーザビリティ調査でこのプリファレンスを示したので、ページングがスクローリングに優先して選択された。
【0201】
図16の左上のパネルが検索パネル1612である。ユーザは、自分のTOCから検索するロケーションを選択することができる。単純テキストベース検索と高度検索の両方に適応して、ユーザが所望の記述子と必要な値を選択できるようにしてある。高度検索では、ユーザが選択された記述子に対する制約を指定することによって質問を構築する。言い換えると、質問の結果はフィルタを伴うブラウジング表現に類似であり、XPathロケーションとして直接に表現される。インターフェース1600は、ユーザがコンテンツタイプ(例えば画像、ビデオ及び/又はオーディオ)に基づき検索表現をフィルタリング可能とするが、メディアブラウザサーバはいずれのメディアタイプのメタデータも表現できる。メディアタイプセレクタがターゲットユーザのためのインターフェースのユーザビリティを改善するために、そのインターフェースに含まれる。
【0202】
左下のパネル1614に、ビューイングウィンドウ内で現在選択されている項目に関して一般的に使用されるプロパティ(index記述子)の組が表示される。このパネルに表示されるプロパティは事前に決定される。選択された記述子に、これらの記述子名を有するindex記述子が含まれず、使用可能なindex記述子を検査する(例えば、型date又は類似する記述子名を持つ可能性がある、他のindex記述子を検出する)ことによってこれらのプロパティを識別することができない場合には、値は表示されない。
【0203】
図16の右側のパネル1618には、このインターフェースで開かれている現在のスタックの全てのリストが含まれる。スタックは、メタデータへのリンクの、ユーザのパーソナライズされたストアである(即ち、スタック内の各項目は、任意選択のXPointerを有するURIに過ぎない)。スタックは、検索結果、画像ライブラリの組からのお気に入りの画像への参照、又は別のタスクのための現在の作業セットを保管するのに使用することができる。開かれているスタックのどれにでも、ビューイングウィンドウから項目をドラッグすることができる。スタックは、ロケーションのように扱われ、ビューイングウィンドウで開き、表示することができる。開かれたスタックが閉じられる時に、前の非スタックロケーションがビューイングウィンドウ内で置換される。ユーザがスタックを使い終えた場合、ユーザは後のセッションで使用するためにスタックを保存することを選択することができる。これは、スタックデータがユーザのパーソナルデータに保存されることをもたらす。
【0204】
インターフェース1600の右下の買い物かごアイコン1620は、購入に関する項目のために特殊化されたスタックに過ぎない。必要な場合に「購入ウィザード」をこのアイコンから呼び出して、ショッピング及び支払を容易にすることができる。このウィザードは、メディアブラウザに関するユーザのアカウントを使用して、買い物かごのメタデータに関連するコンテンツを購入できることが好ましい。言い換えると、コンテンツが異なるコンテンツプロバイダによって所有される場合は、ユーザが各ベンダを訪問して、そのベンダが提供する項目を購入する必要がなくなる。
【0205】
図11の構成のような、ここに記載された形態を用いて、メディアブラウジングセッションを実施するために、ユーザは、通常、ローカルコンピュータ1112を用いて、インターネット1106へのアクセスを管理するために、NETSCAPE NAVIGATOR(米国Netscape Corp.社の商標)又はINTERNET EXPLORER(Microsoft Corp.社の商標)などの従来のインターネットブラウジングアプリケーションを実行する。インターネットブラウザを用いて、ユーザはメディアブラウザサーバ1102にアクセスし、メディアブラウザサーバ1102がユーザにログイン名及びパスワードを入力するように促す。ユーザがアクセスに関して許可されることに満足した時に、サーバ1102はローカルコンピュータ1112内でメディアブラウザアプリケーションを起動し、ユーザは、当初はTOC1114を提示される。ここで、ユーザがTOC1114から「Images」を選択すると、図18Aに示されたGUIウィンドウ1900を提示することができ、ここで、ユーザは検索セクション1902内で利用可能な機能及びアイコン1904、1906を利用して、ユーザ自身がブックマークに追加したロケーション1906から、オーディオ、ビデオ、及びテキストなどの他のメディアと比較して、全ての画像1904を識別する。その代わりに、ユーザはキーワード1910又は、画像、ビデオ、及びオーディオの各々について選択可能なアイコン1914を含む高度検索1912を用いて、他のディレクトリ1908を検索しても良い。検索は、アイコン1916の選択によって開始される。
【0206】
図18Aの例では、ユーザ自身の画像の検索によって、検索結果の複数のブラウザページが返されており、検索結果のそれぞれは、GUIウィンドウ1900の主データ部分1932内に表示されるサムネイル画像1922、1924、1926などによって示される。検索結果の範囲は、検索結果のページの選択を提供するページングバー1930によって示される。この例では、番号「3」が強調表示され、ユーザが検索結果のページ3を表示していることが示されている。各サムネイル画像1922、1924、1926などは、最終的な表示、使用、又は購入もしくはこれらの組み合せについて所望することができる実際の画像に関連するメタデータの一部を表す。望む場合に、ユーザは、「properties」アイコン1920を選択することによって実際の画像に関する詳細情報を見ることができ、アイコン1920は、プロパティ要約区域1918内に配置され、プロパティ要約区域1918には、サムネイル1922、1924、1926の選択された1つについて、画像に関連する他のメタデータを表示することができる。
【0207】
図18Bに移って、ユーザが図18Aのサムネイル1928並びにpropertiesアイコン1920を選択している。これが発生すると、プロパティ要約区域1918がブラウザウィンドウ1900を横切ってかなりの範囲まで拡張され、主データ部分1932に表示されたサムネイル画像の多くを覆う。拡張された要約部分1934には、選択されたサムネイル1928aの表現が含まれ、拡張された要約部分1934によって、ユーザが選択された画像の「Specific Properties」1936又は「All Properties」1938のビューのいずれかを選択できる。テーブル1940は、拡張された要約部分1934に提示され、これには、発行の詳細、画像に関連するキーワードなどを含む、画像に関する様々なカテゴリの情報が含まれる。一部の実施形態では、テーブル1940の項目のいくつかを、ユーザが変更でき、「OK」アイコン1942を用いて、ユーザTOC又はユーザ自身のメタデータレコードの一部として保存することができる。これには、様々なキャプション又はキーワードを含めることができるが、通常、発行者及び写真家などの所有者の情報は含まれない。そのような変更は、メディア項目のプロパティを変更することになる。
【0208】
ユーザが、図18Aのようにセット全体を得るのではなく、自分自身の画像内で検索することを望む状況では、「高度検索」アイコン1910を選択することができ、これによって、図18Cに示されているように、「検索」区域1902が主データ区域1932を横切って拡張され、拡張された検索セクション内に検索可能な判断基準のテーブル1950が表示される。テーブル1950に示される判断基準には、図18Bのプロパティテーブル1940に存在する可能性があるものが含まれる。ユーザは、テーブル1950内の値を修正して得られる検索結果の範囲を調整することができ、この検索結果は、更なるアイコン1952の選択によって確認される。
【0209】
図18Aに戻って、ユーザは、望みに応じて主部分1932内のメディア項目(即ち、この例ではサムネイル1922、1924、1926など)の1つ又は複数を選択し、これらの項目をスタック区域1960内の複数のスタックの1つにドラッグすることができる。この形で、ユーザは、望まれる場合にユーザ自身のソーティング方式に従って配置された、自分自身のメディアコレクションを簡単に作成することができる。図18Aでは、2つのスタック1962及び1964が示され、その各々が選択可能アイコンとして形成される。スタック1964は、ユーザが記録した、前の検索結果に関連する。
【0210】
スタックアイコン1964が開くために選択された時に、図18Dに示されているように、スタック1964内に記録されたメディア参照、この例では人間の手の一連のサムネイル画像1970が、主データ区域1932内に表示される。これが発生すると、図18Dに示されているように、スタックアイコン1964がスタック区域1960内で拡張され、この例では「Search_1」というタイトルを付けられた、選択されたスタックのコンテンツに関連する要約情報コンポーネント1966が形成される。表示される情報には、以下を含んでも良い。
(i)コレクションの作成の詳細(例えば、検索によって使用された照会を含む、検索の結果として)
(ii)コレクションの項目数及び総サイズ
(iii)項目がスタックに追加又は削除された時のログ記録など、コレクションに対して実行されたアクティビティのヒストリ
(iv)適当である場合に、コレクションのコンテンツのアニメーション付きプレビュー。例えば、スタックにビデオ項目(又はそれへのリンク)が含まれる場合に、これらの項目の要約をコレクションプレビューにアニメーション化することができる。これには、メディアプレイヤウィンドウ又は類似物などの適当なプレビューツールの起動を含めることができる。
【0211】
コレクションアイコンの一部としてこの情報を表示することには、複数の長所が存在する。長所には、以下が含まれる。
(i)表示される情報がスタックコレクションのプロパティを表すことが、ユーザに簡単に明白になる
(ii)ユーザが他の形でスタック要約情報の表示を具体的に選択する必要がなくなる
(iii)要約情報は、コレクションが作成された形に応じて変化するものとすることができる。例えば、スタックコレクションが、例えば追加又は削除によって変更される際に、要約情報を自動的に更新することができる。
【0212】
図18A乃至18Dの形態は、コレクションが表示のために開かれる時に項目及び項目のコレクション(この場合メタデータへのリンク)に関する情報を自動的に示す方法を提供する。従来技術の形態と異なり、この情報は、コレクションアイコンの展開の一部として表示され、これは、コレクションがユーザによって開かれる時にアニメーションされた形で行われることが好ましい。これに対して、要約情報をWINDOWS EXPLORER(Microsoft Corp.)内で項目について表示することができるが、そのような情報は、コレクション項目(フォルダ)を右クリックし、システムがプロパティダイアログを表示することによって表示されるか、コレクションの子項目のアイコンを含むブラウズウィンドウ内に表示されるかのいずれかである。図18A乃至18Dの形態で、ユーザがスタック(コレクション)を開く時にスタックアイコンが展開され、要約情報(スタック名の他に)がスタックアイコン自体の拡大された区域に表示される。
【0213】
XIV.代替の構造化された情報処理システム
ここまでの説明は、メタデータを使用するブラウジング及び検索と、その後の関連するコンテンツのアクセスに関するものであった。上述した特徴の多くが、アクセスされるリポジトリに必ずしもコンテンツの特定の項目にリンクされない情報が含まれる場合にも適用されることは、当業者には明白であろう。例えば、本明細書で情報サーバと称する、メタデータサーバの同等物を、情報サーバに関連する供給源に保管された特定の構造化された情報に関する、プロセスからの要求をも受け入れるように構成することができる。情報供給源は、メタデータリポジトリと同様に、スキーマによって公開的に表現することができる。要求元のプロセスと情報サーバの間の通信は、この明細書の節IIIで実質的に説明したように構成することができる(即ち、これにより、ブラウジング要求及び検索要求が可能になる)。要求の結果は、構造化された情報を表すXML文書である。節Vの最後に示した、このより一般的な実施形態の例は、ユーザが単一のユーザインターフェースを用いて全世界の異なる特許データベースに潜在的にアクセスする方法を示している。
【0214】
明らかに、情報サーバに要求を行う処理は、多少異なる形で動作する。例えば、TOC記述子とindex記述子の間の区別は、もはや有用ではないかもしれない。その代わりに、そのような構造化情報を受け取る処理の主な特徴は、様々な異種供給源からの情報を正しくフォーマットすることである。そのような最終目的のために、前に説明した高度検索を用いて必要な情報を選択的に識別する能力が非常に有用である。ブラウジング要求及び検索要求の結果は、使用されるデータ型に応じて、特定のユーザのためにカスタマイズされたものであってもなくてもよい、所定のフォーマットを用いる様々なフォーマットでユーザに提示することができる。
【0215】
[産業上の利用可能性]
上述した形態及び実施形態は、コンピュータ産業及びデータ処理産業、特に、マルチメディアサービスを提供する産業に適用可能である。実施形態は、特に、インターネットサービスプロバイダが、彼らが提供するサービス又はホストもしくはその両方の検索に商業的価値を追加しながら、コンテンツのベンダと購入者とを引き合わせることを容易にすることを提供する。
【0216】
前述は、本発明の少なくとも1つの実施形態を説明したものであり、本発明の範囲及び趣旨から逸脱せずにこれに対する修正又は変更を行うことができ、この実施形態は、例示的であって制限的ではない。
【0217】
付録1は、図15の例に関するXMLソース記述であり、付録2は、付録1のソース記述を正規化された形に変換するのに使用することができるXMLスタイルシートである。
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【図面の簡単な説明】
【図1】マルチメディアアクセスシステムの動作環境を示すブロック図である。
【図2】図1のメディアブラウザがメタデータデータベースにアクセスする方法を示す、より詳細なブロック図である。
【図3】メディアブラウザとメタデータサーバの間の通信処理を示す流れ図である。
【図4】マルチメディアアクセスシステムのメディアブラウザコンポーネントのユーザインターフェースの視覚的外観を示す図である。
【図5】メディアブラウザの好ましいブラウジング処理を示す流れ図である。
【図6】メディアブラウザの好ましい検索処理を示す流れ図である。
【図7】構造化された画像メタデータデータベースを示す図である。
【図8】ブラウジング処理によって使用されるXMLメタデータの例を示す図である。
【図9】メディアブラウザがその上で動作することができるコンピュータシステムの概略ブロック図表現である。
【図10】図1から8のシステムの例の実施形態を示す図である。
【図11】異なる装置のためのメディアブラウザのカスタマイズを示す図である。
【図12】マルチメディアコンテンツを使用する権利を制御できる配置を示す図である。
【図13A】、
【図13B】、
【図13C】メタデータリンクを装置の間で通信できる方法を示す図である。
【図14】現在のメディアブラウザセッションをある装置から別の装置へ切り替えることができる配置を示す図である。
【図15(a)】、
【図15(b)】ソース記述を、メディアブラウザ配置によって提示可能な正規化された記述に変換できる方法の例を示す図である。
【図16】好ましいメディアブラウザのグラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【図17A】、
【図17B】「ブレッドクラブ」ナビゲーションが図16のインターフェースでどのように使用されるかを示す図である。
【図18A】、
【図18B】、
【図18C】、
【図18D】さらに変更されたメディアブラウザグラフィカルユーザインターフェースを介するシステムユーザを示す図である。

Claims (5)

  1. メディアブラウザサーバ、ユーザに対して許可されたマルチメディアコンテンツの目次データをデータベースに記憶するステップを実行し
    第1のユーザ装置前記メディアブラウザサーバにアクセスして該第1のユーザ装置に供給された前記マルチメディアコンテンツの目次データ全体を表示する第1の表示ステップを実行し
    第2のユーザ装置前記メディアブラウザサーバにアクセスして該第2のユーザ装置に供給された前記目次データの中から第2のユーザ装置により複製可能なマルチメディアコンテンツの項目を表示する第2の表示ステップと、
    前記第2の表示ステップで表示た項目の中から要求されたマルチメディアコンテンツを前記メディアブラウザサーバから複製する複製ステップとを実行することを特徴とするマルチメディアコンテンツの配信方法。
  2. 前記メディアブラウザサーバ、前記第1のユーザ装置又は前記第2のユーザ装置のタイプを検出する検出ステップと、
    前記検出されたタイプに応じたフォーマットのデータを前記第1のユーザ装置又は前記第2のユーザ装置へ配信する配信ステップとを更に実行することを特徴とする請求項1記載のマルチメディアコンテンツの配信方法。
  3. 前記メディアブラウザサーバ、前記第1のユーザ装置又は前記第2のユーザ装置から要求されマルチメディアコンテンツを保管する保管ステップを実行し
    前記メディアブラウザサーバ、前記第1のユーザ装置又は前記第2のユーザ装置からの要求に応じて、前記マルチメディアコンテンツのストリーミングをカスタマイズするカスタマイズステップを更に実行することを特徴とする請求項1記載のマルチメディアコンテンツの配信方法。
  4. 前記カスタマイズステップは、前記マルチメディアコンテンツのストリーミングの帯域幅の修正、コーディング、暗号化のうち、少なくとも1つが行われることを特徴とする請求項3記載のマルチメディアコンテンツの配信方法。
  5. 前記第1のユーザ端末又は第2のユーザ端末、前記マルチメディアコンテンツを表示する表示ステップと、
    前記マルチメディアコンテンツ表示後、前記マルチメディアコンテンツのアクセス権の購入を前記メディアブラウザサーバに対して指示する指示ステップとを更に実行し
    前記メディアブラウザサーバ、前記指示されたマルチメディアコンテンツの再生、再生期間又はコピーを前記第1のユーザ装置又は前記第2のユーザ装置に対して許可する許可ステップを実行することを特徴とする請求項1記載のマルチメディアコンテンツの配信方法。
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