JP3748689B2

JP3748689B2 - Furniture or buildings with double doors

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Publication number: JP3748689B2
Application number: JP32167397A
Authority: JP
Inventors: 徳幸大藤
Original assignee: Itoki Corp
Current assignee: Itoki Corp
Priority date: 1997-11-21
Filing date: 1997-11-21
Publication date: 2006-02-22
Anticipated expiration: 2017-11-21
Also published as: JPH11152951A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャビネット等の家具類や建物であって、ラッチ機構付き観音開き式扉装置を備えているものに関する。
【０００２】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】
２枚の扉を水平回動自在に設けた観音開き式の扉装置に錠を設ける場合、図15(A) に示すように、両扉A,B が閉じた状態でその自由端A1,B1 が重なり合うように構成し、自由端B1が外側に位置する一方の扉Ｂのみに錠を設けることが多い。この場合、一方の扉Ｂに、当該扉Ｂを閉じるとラッチ爪が本体に係合して閉じた状態に保持するようにしたラッチ機構を設け、錠により、ラッチ機構を解除不能とすることによってロックするようにしているのが一般的である。
【０００３】
この図15(A) のタイプの扉装置では、一つの錠によって両方の扉をロックできる利点を有するが、両扉A,B の開き順序及び閉じ順序が一定であるため扉A,B の開閉が煩わしい場合があり、しかも、片方の扉Ａしか開く必要がないにも拘わらず両方の扉A,B を開かなければならない場合がある点も問題であった。
この問題は、図15(B) に示すように、両扉A,B を、その自由端が重ならないようにして、互いに干渉することなく開閉できるように構成し、両扉A,B にそれぞれラッチ機構を設けることによって解消される。しかし、図15(B) のように構成すると、両方の扉A,B に錠を取り付けなければならないため、構造が複雑になるばかりか、解施錠操作が面倒になるという新たな問題が生じる。
【０００４】
本発明は、この問題を解消することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、
「家具又は建物における本体の開口部に、当該開口部を塞ぐための水平回動式の左右一対の扉を、その自由端が互いに重なることなく任意に水平回動させ得るように取付け、両扉における自由端寄りの裏側に、上下方向に延びるラッチ杆を、扉の外側から引手を操作すると回転するように設け、更に両扉の上端部又は下端部若しくは両方に、それら扉を閉じると本体に係合して扉を閉じた状態に保持するようにしたラッチ爪を、前記引手を操作してラッチ杆を回転させるとラッチ爪が本体から係合解除するように設けて成る家具又は建物において、
前記左右扉のうちいずれか一方に、施錠操作によって作動するデッドボルトが備えられた錠を、施錠すると前記デッドボルト又はこれに連動した他の部材が他方の扉の裏側に入り込むように設け、このデッドボルトと左右両扉のラッチ杆とを、施錠するとデッドボルトを介して両ラッチ杆が作動不能になるように関連させる」
の構成にした。
【０００６】
【発明の奏する効果】
このように構成すると、２枚の扉をそれぞれ任意に開閉できるものでありながら、一つの錠によって両方の扉をロックすることができるため、開閉順序がない使い勝手の良い扉装置でありながら、ロック機構を簡単にできると共に解施錠操作の手間を軽減することができる。
【０００７】
ところで、観音開き式の扉を一つの錠でロックする場合、一方の扉に設けた錠のデッドボルトを、他方の扉の端面に設けた係合穴に嵌め込んで、いわば左右両扉の自由端をデッドボルトで繋いだ状態にするも考えられる。しかし、この手段では、引手に手を掛けて扉を引くと、扉に作用したモーメントがデッドボルトに集中的に作用するため、錠が破損しやすい問題がある。これに対して本願発明は、ラッチ機構を利用して、施錠によってラッチ機構のラッチ爪を本体に係合した状態に保持するものであるため、扉を強く引いても錠のデッドボルトに大きな外力が集中することはなく、従って、錠の耐久性が高い利点もある。
【０００８】
【発明の実施形態】
次に、本発明をキャビネットに適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
(1).全体の概要
図1(A)はキャビネット１の外観斜視図である。キャビネット１は、前面を開口した本体２と、蝶番（図示せず）を介して取付けた左右一対の観音開き式扉3,4 とを備えている。このキャビネット１は、例えば高さ１ｍ程度の高さの他の家具Ｆの上に載せて使用するタイプであり、このため、両扉3,4 の下端部に引手５を設けている。
【０００９】
図1(B)は右扉４のラッチ機構の概略斜視図であり、この図に代表して示すように、この実施形態では、引手５を、水平状の回動軸６を中心に前後回動するように構成し、この引手５の回動軸６に下向きの当接部6aを設ける一方、両扉3,4 における自由端部の中空部内に配置した上下長手のラッチ杆７に、前記回動軸６の当接部6aの前方に延びる水平ロッドを横向きに突設することにより、引手５を手前に回動させるとラッチ杆７が水平回転するように構成している。
【００１０】
詳しくは後述するが、扉3,4 の上下両端部の内部に、一対のガイド体9,10を介してラッチ爪11を左右水平スライド自在に装着し、このラッチ爪11を、ラッチ杆７に取付けたアーム部材12を介して左右スライドさせるように構成している。
図２は図1(A)の II-II視断面図であり、この図に示すように、ラッチ杆７は、ばね13により、引手５を奥方向に押すような方向（換言すると、ラッチ爪11を扉3,4 の自由端の方向に押す方向）に付勢している。なお、ラッチ杆７を一方方向に付勢するばね13に加えて、ラッチ爪11を一方方向に付勢するためのばねを別に設けても良い。
【００１１】
この実施形態では扉3,4 は木製であり、裏に金属板製等の裏板14を取付けている。右扉４には錠15を設けている。
(2).ラッチ機構
次に、図３〜図９に基づいて、ラッチ機構の要部を説明する。図３及び図４は要部の分離斜視図、図５は左右扉４を本体２から離反させた状態での図1(A)の平断面図、図６は図５のVI−VI視断面図である。
【００１２】
(3).扉の部分におけるラッチ機構
例えば図３に示すように、ラッチ爪11は、扉3,4 の裏面に沿って延びる基部11ａと、該基部11ａから突出した爪部11ｂとで平面視で略Ｌ字状に形成されており、基部11ａを、第１ガイド体９に形成した凹所17にスライド自在に嵌め入れ、第１ガイド体９に第２ガイド体10を重ね合わせている。
【００１３】
第２ガイド体10の左右端面には、第１ガイド体９の端面に向けて延びる門形の鉤体18が突設されている一方、第１ガイド体９の端面には爪19を設けており、前記鉤体18を弾性に抗して爪19に嵌め込むことにより、両ガイド体9,10を互いに重ねた状態に保持している。また、両ガイド体9,10は、図示しない保持手段により、扉3,4 に形成した凹所内に脱落不能に固定されている。
【００１４】
ラッチ爪11における基部11ａの上下両面には、左右長手のガイド凸条20が突設されている一方、両ガイド体9,10には、前記ガイド凸条20が摺動自在に嵌まる長穴21が形成されている。
両ガイド体9,10には、ラッチ杆７と同心状の丸穴22が空いており、上下ガイド体9,10の丸穴21に、アーム部材12の基部12ａを回転自在に嵌め込む一方、アーム部材12の先端に突設したピン12ｂを、ラッチ爪11の爪部11ｂに形成した前後長手のピン穴23に嵌め入れている。アーム部材12の基部12ａは、ラッチ杆７に対して回転不能に被嵌している。すなわち、アーム部材12とラッチ杆７とが一体に回転する。
【００１５】
ラッチ爪11のうち基部11ａと爪部11ｂとの連接部は、アーム部材12の基部12ａと干渉しないようよ平面視円弧状に切り欠かれている（この円弧状の切欠き部を符号24で示す）。また、ラッチ爪11における爪部11ｂの下面は、アーム部材12が嵌まり込むように切り欠かれている（下面の切欠き部を符号25で示す）。
前記したようにラッチ杆７とばね13によって一方方向に付勢されているため、扉3,4 の引手５に外力が作用していない状態では、ラッチ爪11は、扉3,4 の自由端に向けて移動した前進姿勢に保持されており、引手５を引くと、ラッチ杆７及びアーム部材12を介してラッチ爪11は後退する。
【００１６】
なお、ラッチ爪11の具体的形態やガイド手段は図示のものには限らず、様々の形態に具体化できる。
(4).本体の箇所でのラッチ機構
本体２における中空状のかまち部2aには、前記ラッチ爪11が係脱する係合部の一例として一対のスライド式のラッチプレート26,27 を左右動自在に配置し、この左右ラッチプレート26,27 の先端部に対して、かまち部2aに形成した窓穴28を介してラッチ爪11をそれぞれ係脱させるようにしている。
【００１７】
前記両ラッチプレート26,27 は、例えば図４に示すように、ラッチ爪11が前方から嵌まるよう前向き開口の箱状に形成された枠部29と、枠部29の一側に連接した重合板部30とを備えている。両方のラッチプレート26,27 の重合板部30は互いに重なった状態でかまち部2aの前面に沿って延びるように設定している。
左ラッチプレート26における重合板部30のうちその先端部を除いた基部30ａは、下方に大きく切り開かれることによって細幅状に形成されており、また、先端部は、基部30ａよりも前方にずれるように段違いになっている。他方、右ラッチプレート27の重合板部11は左ラッチプレート26と対称状に形成されており、その基部30ａは上方に向けて大きく切り開かれて細巾状になっている。
【００１８】
図３から容易に推測できるように、左右ラッチプレート26,27 は、重合板部30を互いに噛み合わせた状態で前後に重なり合っており、一方のラッチプレート26,27 における重合板部30の先端部が、他方のラッチプレート26,27 における枠部29に部分的に重なるように設定している。また、図６に示すように、左右ラッチプレート26,27 における重合板部30の細幅状基部30ａは上下に離反している。左右ラッチプレート26,27 は重なり合った状態で左右水平方向に互いにスライド自在である。
【００１９】
両ラッチプレート26,27 における両重合板部30の最先端は相手のラッチプレート26,27 に向けて傾斜している。また、両ラッチプレート26,27 の滑りを円滑に行うため、重合板部30の先端部の付け根箇所には折曲片30ｂを形成している。
図3,4,6 に示すように、両ラッチプレート26,27 は、その背面に位置した支持部材31と前面に位置したとキャップ部材32とによって前後から挟まれている。支持部材31の上下両端には左右一対ずつの門形の鉤体33が前向きに突設されている一方、キャップ部材32の上下両面には、前記鉤体33に対応した一対ずつの爪34を突設しており、図３や図６に示すように、鉤体33を弾性に抗して爪34に嵌め込むことにより、支持部材31にキャップ部材32を離脱不能に装着している。
【００２０】
また、図６に示すように、支持部材31から後ろ向き突設した支持片35を、本体２における天板の下面に設けた補強フレーム35の下面にねじ37で固着しており、これにより、支持部材31とキャップ部材32とを本体２のかまち部2aに脱落不能に装着している。
なお、支持部材31やキャップ部材32は図示の形態には限らないし、また、他の部材にラッチプレート26,27 を装着しても良い。更に、ラッチ爪11は他の係合部材に係脱させたり本体２に直接係脱させても良い。
【００２１】
図６に示すように、支持部材31の前面に形成した左右長手の凸条38の上下に、ラッチプレート26,27 における重合板部30の細幅状基部30ａが振り分けて配置されており、両ラッチプレート26,27 は、支持部材31とキャップ部材32とにガイドされて、任意に左右スライドし得る。ラッチプレート26,27 における重合板部30の付け根箇所が凸条38の端面に当てることにより、ラッチプレート26,27 の前進位置が規制される。
【００２２】
キャップ部材32の裏面には、支持部材31の凸条38と重なり合う細巾で縦長のスペーサ部39を形成している。更に、例えば図11に示すように、キャップ部材32の裏側には、その裏面から若干の間隔を開けた状態で上下長手の板片40を連接しており、キャップ部材32の裏面と板片40との間にラッチプレート8,9 の先端部を挿入している。これは、ラッチプレート26,27 をガタ付きなくスライドさせるためである。
【００２３】
図3,7 に示すように、キャップ部材32のうち前記板片40の箇所には、正面視で板片40と重複する透孔4 が空いているが、これは、キャップ部材32を合成樹脂の射出成形によって製造するに際して、板片40を金型の抜き違いによって形成することによって生じたものである。
図７に示すように、両ラッチプレート26,27 を前進させた状態では、一方のラッチプレート26,27 における重合板部30の先端が他方のラッチプレート26,27 の枠部29を部分的に塞いでおり、従って、この状態では、図５に一点鎖線で示すように、両ラッチ爪11は、ラッチプレート26,27 によって抜け不能に保持されている。また、ラッチ爪11はばね13によって前進方向に付勢されており、ラッチプレート26,27 がラッチ爪11に係合した状態が保持される。
【００２４】
(5).ラッチ機構の作用の説明
次に、図７〜図９に基づいてラッチ機構の作動について説明する。
両方の扉3,4 を閉じた状態から右扉４の引手５を引くと、図７(A) に示すように、右扉４のラッチ爪11がスライドして左ラッチプレート26との係合が解除されると共に、右ラッチプレート27が右方向に後退動することにより、左扉３のラッチ爪11と右ラッチプレート27との係合が解除される。従って、図７(B) のように右扉４を開けたら、左扉３は、一々引手５を操作しなくても、自由端などの適当な箇所に指を当てて手前に引くだけで開けることができる。
【００２５】
図７(B) の状態では左ラッチプレート26は前進したままであるため、左扉３を開くことなく右扉４を閉じた場合は、右扉４のラッチ爪11が左ラッチプレート26の重合板部30に対していわゆる蹴り込み係合すると共に、右ラッチプレート27を前進させて、図11の状態に戻る。すなわち、片方の扉3,4 だけを開いたに過ぎない場合は、その開いた扉3,4 だけを閉じ操作すれば両方の扉3,4 にラッチが掛かり、他方の扉3,4 には手を触れる必要はない。
【００２６】
図８(A) では、図７の状態から左扉３も開いた状態を示している。この状態では両ラッチプレート26,27 は図７と同じ状態のままである。この状態から例えば右扉４を先に閉じると、左ラッチプレート26は前進したままであるため、図８(B) に示すように、右扉４のラッチ爪11が左ラッチプレート26の重合板部30に対していわゆる蹴り込み係合すると共に、右ラッチプレート27が前進する。従って、左扉３を閉じると、左扉３のラッチ爪11は、右ラッチプレート27の重合板部30に対していわゆる蹴り込み係合すると共に、左ラッチプレート26を前進させて、図９(A) のような状態になる。
【００２７】
なお、両方の扉3,4 におけるラッチ爪11を後退させると、図9(B)に示すように両方のラッチプレート26,27 が後退した状態になる。この状態で例えば右扉４を閉じると、右ラッチプレート27が前進することにより、左扉３のラッチ爪11が右ラッチプレート27に対して蹴り込み係合する状態になる。そして、左扉３を閉じると、左ラッチプレート26が前進して右扉４のラッチ爪11に対して係合する。従って、いずれにしても、両方の扉3,4 を閉じると図９(A) のように、両扉3,4 を閉じたらら、当該両扉3,4 は、引手５を引かない限り開かない状態（ラッチが効いた状態）に保持される。
【００２８】
(6).ロック機構
次に、図10〜図14に基づいてロック機構について説明する。
図10は右扉におけるロック機構の分離斜視図、図11は左扉３におけるロック機構の分離斜視図、図12は扉3,4 を仮想線で示した正面図、図13は図12のXIII-XIIIA視断面図、図14のうち (A)は図13のXIVA-XIVA 視断面図、 (B)は作用を示す図である。
【００２９】
(7).右扉４のロック機構
先ず、右扉４のロック機構について説明する。
図10,12,13に示すように、右扉４のうち引手穴43の箇所に形成した空所内には右支持板44が固着されており、この右支持板44のうち略右半部に形成した左右一対の第１ブラケット片45に、引手５を、その上端の回動軸６を中心にして前後回動するように取付け、引手５の回動軸６のうちラッチ杆７寄りの端部を下向きに折り曲げて当接部6aを形成している。右支持板44のうち略左半部には上下一対の第２ブラケット片46を折り曲げ形成し、上部の第２ブラケット片46に形成した穴46ａでラッチ杆７を回転自在に支持している。
【００３０】
更に、図13に示すように、ラッチ杆７に突設した水平ロッド８を、前記引手５の当接部6aの前面に位置させている。また、図10や図13に示すように、ラッチ杆７のうち水平ロッドのやや下方の部位には、略後方に向けて延びるストッパー47を突設している。
右支持板44における上下第２ブラケット片46の間には、スペーサ板48を介して錠（シリンダ錠）15が取付けられている。錠15には、キーＫの回転操作によって差動する板状のデッドボルト49が、右支持板44の表面に沿って左右水平方向にスライドするように取付けられている。図13及び図14に示すように、デッドボルト49はラッチ杆７のストッパー47と同じ高さであり、デッドボルト49の右端部に、解施錠操作によってラッチ杆７のストッパー47に向けて接近・離反するロック部49ａを折り曲げ形成している。
【００３１】
従って、錠15を解錠した状態では、デッドボルト49のロック部49ａがラッチ杆７のストッパー47から離反しているため、引手５は自在に回動させることができると共に、ラッチ杆７は自在に回転することができる。他方、施錠すると、図14(B) に示すように、デッドボルト49のロック部49ａでラッチ杆７のストッパー47の回動が遮られ、これにより、ラッチ爪11がラッチプレート26,27 に係合した状態でラッチ杆７が回転不能に保持されると共に引手５が回動不能に保持される。すなわち、右扉４はロックされる。
【００３２】
錠15を解錠した状態で、デッドボルト49の左端は右扉４の端面に近接しており、右扉４の自由端の端面には、施錠によってデッドボルト49が突出することを許容するための貫通穴50が開いている。
なお、例えば図13に示すように、扉3,4 には、引手穴43が開いた引手枠51を装着しており、ラッチ杆７に指を挿入できないようにそ引手穴43の内周は囲われている。
【００３３】
(8).左扉３のロック機構
図11,12,13等に示すように、左扉３の空所内にも、右扉４の右支持板44と略左右対称状に形成した左支持板50を取付けており、この左支持板50に左右一対の第１ブラケット片45と上下一対の第２ブラケット片46とを折り曲げ形成し、左右第１ブラケット片45に引手５を回動自在に取付け、上部の第２ブラケット片46にラッチ杆７を回転自在に取付けている。また、引手５の回動軸６に当接部6aを折り曲げ形成する一方、ラッチ杆７には、引手５の当接部6aの前面に位置する水平ロッドを突設している。
【００３４】
左支持板50のうち上下第２ブラケット片46の間の部位に、左扉３の自由端の方向に向かう固定鉤片51を切り起こし形成すると共に、この固定鉤片51に嵌まる穴52を開口した側面視コ字状のスライダー53を左右摺動自在に嵌め込んでいる。スライダー53における穴52の端部には、前記固定鉤片51と対向する可動鉤片54を切り起こし形成し、この可動鉤片54と前記固定鉤片51との間にばね（圧縮コイルぱね）55を抜け不能に介在させている。従って、スライダー53はばね55によって常に左扉３の自由端の方向に付勢されている。
【００３５】
左扉３の自由端の端面には、前記錠15を施錠するとそのデッドボルト49が嵌まり込む貫通穴56が開口しており、前記スライダー53の右端部には、貫通穴56を介して進入したデッドボルト49が当たる当たり片53ａを折り曲げ形成している。また、例えば図11及び図12に示すように、スライダー53の下端の左端には、当該スライダー53のスライドにて引手５の当接部6aの下端の前面箇所に前進・後退するストッパー部53ｂを形成している。
【００３６】
従って、解錠した状態では、スライダー53は、ばね55によって右側に前進した状態に保持されるため、ストッパー部53ｂは引手５の当接部6aから離反しており、このため、引手５を自在に回動させて左扉３を開けることができる。他方、左右両扉3,4 を閉じた状態で施錠すると、図14 (B)に示すように、左扉３のスライダー53がデッドボルト49によって押されることにより、スライダー53のストッパー部53ｂが左扉３における引手５の当接部6aの手前に位置して、当該当接部6aの前向き回動が阻止され、これにより、左扉３は開き不能に保持される。
【００３７】
(9).むすび
以上の説明の通り、左右両扉3,4 を任意に開閉できる扉装置でありながら、一つの錠15によって左右両扉3,4 をロックすることができる。しかも、ラッチ爪11が本体２に係合した状態を保持することによってロックするものであるから、扉3,4 を強く引いてもデッドボルト49に大きな外力が集中することはなく、従って、耐久性を向上できる。
【００３８】
なお、スライダー53は他の形態でも良いが、実施形態のような板金製にすると構造が簡単になって、好適である。また、スライダー53を付勢するばねは圧縮ばねには限らず、引張ばねや板ばね等の他のばね手段でも良い。また、錠のデッドボルトは解施錠によって回動するように構成しても良い。
(10). その他
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は更に種々の形態に変更することができる。例えばラッチ爪は鉤型には限らない（ラッチ爪の作動形態の変更に伴って係合部の形態も変わってくる）。また、引手５は前後回動式に限らず水平回動式やスライド式に構成しても良い。また、引手に代えてハンドルや撮みを設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図１】 (A)はキャビネットの斜視図、 (B)はラッチ機構の概略図である。
【図２】図 1(A) の II-II 視断面図である。
【図３】要部の分離斜視図である。
【図４】要部の分離斜視図である。
【図５】扉を本体から離反させた状態での図１ 1(A) の平断面図である。
【図６】図５の VI − VI 視断面図である。
【図７】作用を示す図である。
【図８】作用を示す図である。
【図９】作用を示す図である。
【図10】右扉におけるロック機構の分離斜視図である。
【図11】左扉におけるロック機構の分離斜視図である。
【図12】扉を仮想線で示した要部正面図である。
【図13】図12のXIII-XIII 視断面図である。
【図14】 (A)は図13のXIVA-XIVA 視断面図、 (B)はロック状態での (A)と同じ部位の平断面図である。
【図15】扉装置のタイプを示す概略図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a furniture or buildings cabinets, etc., to which is provided with a loaded latch mechanism casement type door device.
[0002]
[Prior art / problems to be solved by the invention]
When a door is installed on a double door system with two doors that can be rotated horizontally, as shown in Fig. 15 (A), when both doors A and B are closed, the free ends A1 and B1 are In many cases, the locks are provided only on one door B that is configured to overlap and has a free end B1 located outside. In this case, one door B is provided with a latch mechanism in which when the door B is closed, the latch claw is engaged with the main body and held in a closed state, and the latch mechanism is made unreleasable by a lock. It is common to lock.
[0003]
The door device of the type shown in Fig. 15 (A) has the advantage that both doors can be locked by a single lock, but the opening and closing order of both doors A and B is constant, so that the doors A and B can be opened and closed. However, there is a problem that both doors A and B must be opened even though only one door A needs to be opened.
As shown in Fig. 15 (B), the problem is that both doors A and B can be opened and closed without interfering with each other so that their free ends do not overlap. This can be solved by providing a latch mechanism. However, with the configuration as shown in FIG. 15 (B), since the locks must be attached to both doors A and B, there is a new problem that not only the structure becomes complicated but also the unlocking operation becomes troublesome.
[0004]
The present invention aims to solve this problem.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the present invention
“A pair of horizontally-rotating left and right doors for closing the opening is attached to the opening of the main body in the furniture or building so that the free ends can be arbitrarily rotated horizontally without overlapping each other. on the back side of the free end closer in, a latch rod extending in the vertical direction, by operating the pull tab from the outside of the door provided in the rotation to so that, further to the upper portion or a lower end portion or both of the two doors, closing them door Furniture or building provided with a latch claw that engages with the main body and holds the door closed, so that the latch claw is disengaged from the main body when the latch is rotated by operating the pull handle. In
Wherein either one of the left and right doors, provided the lock provided is Deddoboru it wants to operate the locking operation, as other parts member interlocked the Deddoboru DOO or to the locking enters the back side of the other door, The deadbolt and the left and right door latch rods are linked so that both latch rods become inoperable via the deadbolt when locked.
It was made the configuration of.
[0006]
[Effects of the invention]
With this configuration, the two doors can be opened and closed arbitrarily, but both doors can be locked by a single lock, so the door is easy to use and has no opening / closing sequence. The mechanism can be simplified and the labor of unlocking operation can be reduced.
[0007]
By the way, when locking a double door with a single lock, the dead bolt of the lock provided on one door is fitted into the engagement hole provided on the end face of the other door, so to speak, the free ends of both the left and right doors. It is also conceivable to connect them with deadbolts. However, with this means, when the door is pulled by placing the hand on the handle, the moment acting on the door acts intensively on the dead bolt, so that there is a problem that the lock is easily damaged. On the other hand, the present invention uses a latch mechanism to hold the latch claw of the latch mechanism in a state of being engaged with the main body by locking, so that a large external force is applied to the dead bolt of the lock even if the door is pulled strongly. Therefore, there is an advantage that the durability of the lock is high.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment in which the present invention is applied to a cabinet will be described with reference to the drawings.
(1) Overall Overview FIG. 1A is an external perspective view of the cabinet 1. The cabinet 1 includes a main body 2 having an open front surface and a pair of left and right double doors 3 and 4 attached via hinges (not shown). The cabinet 1 is of a type that is used by being placed on another piece of furniture F having a height of about 1 m, for example. For this reason, the handle 5 is provided at the lower ends of the doors 3 and 4.
[0009]
FIG. 1 (B) is a schematic perspective view of the latch mechanism of the right door 4. As representatively shown in this figure, in this embodiment, the handle 5 is rotated forward and backward around a horizontal rotation shaft 6. The upper and lower longitudinal latch rods 7 disposed in the hollow portions of the free ends of the doors 3 and 4 are provided with a downward abutting portion 6a on the pivot shaft 6 of the pull handle 5 and arranged in the hollow portions of the free ends of the doors 3 and 4. By horizontally projecting a horizontal rod extending in front of the contact portion 6a of the rotating shaft 6, the latch rod 7 is configured to rotate horizontally when the handle 5 is rotated forward.
[0010]
As will be described in detail later, a latch claw 11 is slidably mounted in the left and right sides of the doors 3 and 4 via a pair of guide bodies 9 and 10, and the latch claw 11 is attached to the latch rod 7. It is configured to slide left and right through the attached arm member 12.
2 is a cross-sectional view taken along the line II-II of FIG. 1 (A). As shown in this figure, the latch rod 7 is pushed in the direction in which the handle 5 is pushed backward by the spring 13 (in other words, the latch claw 11 is pushed toward the free end of doors 3 and 4). In addition to the spring 13 that biases the latch rod 7 in one direction, a spring for biasing the latch claw 11 in one direction may be provided separately.
[0011]
In this embodiment, the doors 3 and 4 are made of wood, and a back plate 14 made of a metal plate or the like is attached to the back. A lock 15 is provided on the right door 4.
(2) Latch mechanism Next, the main part of the latch mechanism will be described with reference to FIGS. 3 and 4 are separated perspective views of the main part, FIG. 5 is a plan sectional view of FIG. 1 (A) with the left and right doors 4 separated from the main body 2, and FIG. 6 is a sectional view taken along line VI-VI in FIG. FIG.
[0012]
(3). Latch mechanism in the door portion, for example, as shown in FIG. 3, the latch claw 11 has a plan view with a base portion 11a extending along the back surface of the doors 3 and 4 and a claw portion 11b protruding from the base portion 11a. The base 11a is slidably fitted into a recess 17 formed in the first guide body 9, and the second guide body 10 is overlaid on the first guide body 9.
[0013]
On the left and right end surfaces of the second guide body 10, a gate-shaped housing 18 extending toward the end surface of the first guide body 9 is projected, while a claw 19 is provided on the end surface of the first guide body 9. The guide body 9 and 10 are held in a state of being overlapped with each other by fitting the casing 18 into the claw 19 against elasticity. Moreover, both the guide body 9, 10, by holding means not shown, that are falling non fixed within a recess formed in the door 3, 4.
[0014]
On the upper and lower surfaces of the base 11a of the latch claw 11, left and right long guide ridges 20 project, while the guide ridges 20 are slidably fitted into both guide bodies 9,10. 21 is formed.
Both guide bodies 9, 10 have a round hole 22 concentric with the latch rod 7, and the base portion 12a of the arm member 12 is rotatably fitted in the round holes 21 of the upper and lower guide bodies 9, 10. A pin 12b projecting from the tip of the arm member 12 is fitted into a longitudinal pin hole 23 formed in the claw portion 11b of the latch claw 11. The base portion 12a of the arm member 12 is fitted to the latch rod 7 so as not to rotate. That is, the arm member 12 and the latch rod 7 rotate together.
[0015]
Connecting part of the base portion 11a and the claw portion 11b of the latch claw 11 is cut in by the plan view arc shape so as not to interfere with the base portion 12a of the arm member 12 (sign-the notch of the arc-shaped 24 ). Further, the lower surface of the claw portion 11b of the latch claw 11 is cut out so that the arm member 12 is fitted (the cutout portion of the lower surface is indicated by reference numeral 25).
As described above, the latch claw 11 is biased in one direction by the latch rod 7 and the spring 13, so that when the external force is not applied to the pulls 5 of the doors 3 and 4, the latch claw 11 has the free ends of the doors 3 and 4. When the pulling handle 5 is pulled, the latch claw 11 moves backward through the latch rod 7 and the arm member 12.
[0016]
The specific form and guide means of the latch claw 11 are not limited to those shown in the drawings, and can be embodied in various forms.
(4). A pair of slide type latch plates 26 and 27 are moved left and right as an example of an engaging portion with which the latch claw 11 is engaged and disengaged in the hollow stake portion 2a of the latch mechanism main body 2 at the position of the main body. The latch claws 11 are engaged and disengaged with respect to the front end portions of the left and right latch plates 26 and 27 through the window holes 28 formed in the hook portion 2a.
[0017]
For example, as shown in FIG. 4, the latch plates 26 and 27 include a frame portion 29 formed in a box shape with a forward opening so that the latch claw 11 can be fitted from the front, and a weight connected to one side of the frame portion 29. And a plywood portion 30. The overlapping plate portions 30 of both latch plates 26 and 27 are set so as to extend along the front surface of the hook portion 2a in a state where they overlap each other.
The base portion 30a of the left latch plate 26 excluding the front end portion thereof is formed into a narrow shape by being largely opened downward, and the front end portion is shifted forward from the base portion 30a. It is so different. On the other hand, the overlapping plate portion 11 of the right latch plate 27 is formed symmetrically with the left latch plate 26, and its base portion 30a is largely cut upward to be narrow.
[0018]
As can be easily estimated from FIG. 3, the left and right latch plates 26 and 27 overlap each other in a state where the overlapping plate portions 30 are engaged with each other, and the leading end portion of the overlapping plate portion 30 in one of the latch plates 26 and 27. However, it is set so as to partially overlap the frame portion 29 in the other latch plates 26 and 27. Further, as shown in FIG. 6, the narrow base portions 30a of the overlapping plate portions 30 in the left and right latch plates 26 and 27 are separated from each other in the vertical direction. The left and right latch plates 26 and 27 are slidable with respect to each other in the horizontal direction in an overlapping state.
[0019]
The leading edges of both overlapping plate portions 30 in both latch plates 26 and 27 are inclined toward the mating latch plates 26 and 27. Further, in order to smoothly slide both the latch plates 26 and 27, a bent piece 30b is formed at the base portion of the front end portion of the overlapping plate portion 30.
As shown in FIGS. 3, 4, and 6, the latch plates 26 and 27 are sandwiched from the front and rear by a support member 31 located on the back surface and a cap member 32 located on the front surface. A pair of left and right portal-shaped housings 33 project forward from the upper and lower ends of the support member 31, while a pair of claws 34 corresponding to the housing 33 are provided on both upper and lower surfaces of the cap member 32. As shown in FIG. 3 and FIG. 6, the cap member 32 is attached to the support member 31 so as not to be detached by fitting the housing 33 into the claw 34 against elasticity.
[0020]
Further, as shown in FIG. 6, a support piece 35 projecting backward from the support member 31 is fixed to the lower surface of the reinforcing frame 35 provided on the lower surface of the top plate in the main body 2 with screws 37, thereby supporting The member 31 and the cap member 32 are attached to the hook portion 2a of the main body 2 so as not to fall off.
The support member 31 and the cap member 32 do not necessarily the illustrated form, may also be mounted latch plate 26, 27 to another member. Further, the latch claw 11 may be engaged / disengaged with another engaging member or may be directly engaged / disengaged with the main body 2.
[0021]
As shown in FIG. 6, the narrow base portions 30a of the overlapping plate portions 30 in the latch plates 26 and 27 are arranged on the upper and lower sides of the left and right long ridges 38 formed on the front surface of the support member 31, respectively. The latch plates 26 and 27 are guided by the support member 31 and the cap member 32, and can arbitrarily slide to the left and right. The forward position of the latch plates 26 and 27 is restricted by the base portion of the overlapping plate portion 30 in the latch plates 26 and 27 being in contact with the end surface of the ridge 38.
[0022]
On the back surface of the cap member 32, a narrow and vertically long spacer portion 39 is formed so as to overlap with the protrusions 38 of the support member 31. Further, for example, as shown in FIG. 11, a vertically long plate piece 40 is connected to the back side of the cap member 32 with a slight gap from the back side, and the back side of the cap member 32 and the plate piece 40 are connected. The leading ends of the latch plates 8 and 9 are inserted between them. This is because the latch plates 26 and 27 are slid without backlash.
[0023]
As shown in FIGS. 3 and 7, a through hole 4 overlapping the plate piece 40 in the front view is vacated at the position of the plate piece 40 in the cap member 32. This is because the cap member 32 is made of synthetic resin. This is caused by forming the plate piece 40 by pulling out the mold when manufacturing by injection molding.
As shown in FIG. 7, in a state in which both latch plates 26 and 27 are advanced, the leading end of the overlapping plate portion 30 in one latch plate 26 and 27 partially covers the frame portion 29 of the other latch plate 26 and 27. Therefore, in this state, as shown by a one-dot chain line in FIG. 5, both latch claws 11 are held by the latch plates 26 and 27 so as not to be detached. Further, the latch claw 11 is urged in the forward direction by the spring 13, and the state in which the latch plates 26 and 27 are engaged with the latch claw 11 is maintained.
[0024]
(5). Description of Action of Latch Mechanism Next, the operation of the latch mechanism will be described with reference to FIGS.
When the handle 5 of the right door 4 is pulled with both doors 3 and 4 closed, the latch claw 11 of the right door 4 slides and engages with the left latch plate 26 as shown in FIG. Is released, and the right latch plate 27 is moved backward in the right direction, whereby the engagement between the latch claw 11 of the left door 3 and the right latch plate 27 is released. Therefore, when the right door 4 is opened as shown in FIG. 7 (B), the left door 3 can be opened only by pulling forward with a finger at an appropriate place such as a free end without operating the handle 5 one by one. be able to.
[0025]
In the state of FIG. 7B, the left latch plate 26 remains moving forward. Therefore, when the right door 4 is closed without opening the left door 3, the latch claw 11 of the right door 4 overlaps with the left latch plate 26. While engaging so-called kicking engagement with the plywood portion 30, the right latch plate 27 is advanced to return to the state of FIG. In other words, if only one of the doors 3 and 4 is opened, closing only that open door 3 and 4 will cause both doors 3 and 4 to be latched, and the other door 3 and 4 will be There is no need to touch it.
[0026]
FIG. 8A shows a state in which the left door 3 is also opened from the state of FIG. In this state, both latch plates 26 and 27 remain the same as in FIG. For example, when the right door 4 is closed first from this state, the left latch plate 26 remains moved forward, so that the latch pawl 11 of the right door 4 is overlapped with the left latch plate 26 as shown in FIG. The right latch plate 27 moves forward while performing so-called kicking engagement with the portion 30. Accordingly, when the left door 3 is closed, the latch pawl 11 of the left door 3 engages with the overlapping plate portion 30 of the right latch plate 27 by so-called kicking engagement, and advances the left latch plate 26, so that FIG. A) It will be like this.
[0027]
If the latch claws 11 in both doors 3 and 4 are retracted, both latch plates 26 and 27 are retracted as shown in FIG. 9B. For example, when the right door 4 is closed in this state, the right latch plate 27 moves forward, so that the latch claw 11 of the left door 3 is brought into a state of kicking and engaging with the right latch plate 27. When the left door 3 is closed, the left latch plate 26 moves forward and engages with the latch claw 11 of the right door 4. Therefore, in any case, when both doors 3 and 4 are closed, as shown in FIG. 9 (A), when both doors 3 and 4 are closed, both doors 3 and 4 are opened unless puller 5 is pulled. It is held in a state (the latch is effective).
[0028]
(6). Locking mechanism Next, the locking mechanism will be described with reference to FIGS.
10 is an exploded perspective view of the locking mechanism in the right door, FIG. 11 is an exploded perspective view of the locking mechanism in the left door 3, FIG. 12 is a front view showing the doors 3 and 4 in phantom lines, and FIG. -XIIIA sectional view, FIG. 14A is a sectional view taken along the line XIVA-XIVA in FIG. 13, and FIG.
[0029]
(7). Locking mechanism of the right door 4 First, the locking mechanism of the right door 4 will be described.
As shown in FIGS. 10, 12, and 13, a right support plate 44 is fixed in a space formed in the position of the handle hole 43 in the right door 4, and the right support plate 44 has a substantially right half portion. The handle 5 is attached to the formed pair of left and right first bracket pieces 45 so as to pivot back and forth about the pivot shaft 6 at the upper end thereof, and the end of the pivot shaft 6 of the handle 5 near the latch rod 7. The contact portion 6a is formed by bending the portion downward. A pair of upper and lower second bracket pieces 46 are bent and formed in a substantially left half of the right support plate 44, and the latch rod 7 is rotatably supported by a hole 46a formed in the upper second bracket piece 46.
[0030]
Further, as shown in FIG. 13, the horizontal rod 8 protruding from the latch rod 7 is positioned in front of the contact portion 6a of the pull handle 5. Further, as shown in FIGS. 10 and 13, a stopper 47 extending substantially rearwardly is provided on a portion of the latch rod 7 slightly below the horizontal rod.
A lock (cylinder lock) 15 is attached via a spacer plate 48 between the upper and lower second bracket pieces 46 in the right support plate 44. A plate-like dead bolt 49 that is differentiated by the rotation operation of the key K is attached to the lock 15 so as to slide in the horizontal direction along the surface of the right support plate 44. As shown in FIGS. 13 and 14, the dead bolt 49 is the same height as the stopper 47 of the latch rod 7, and approaches the right end of the dead bolt 49 toward the stopper 47 of the latch rod 7 by unlocking operation. The lock part 49a which separates is bent and formed.
[0031]
Therefore, when the lock 15 is unlocked, the lock portion 49a of the dead bolt 49 is separated from the stopper 47 of the latch rod 7, so that the handle 5 can be freely rotated and the latch rod 7 can be freely moved. Can be rotated. On the other hand, when locked, as shown in FIG. 14 (B), the rotation of the stopper 47 of the latch rod 7 is blocked by the lock portion 49a of the dead bolt 49, whereby the latch claw 11 is engaged with the latch plates 26 and 27. In the combined state, the latch rod 7 is held non-rotatable and the handle 5 is held non-rotatable. That is, the right door 4 is locked.
[0032]
With the lock 15 unlocked, the left end of the dead bolt 49 is close to the end face of the right door 4, and the dead bolt 49 is allowed to protrude from the end face of the free end of the right door 4 by locking. The through hole 50 is open.
For example, as shown in FIG. 13, the doors 3 and 4 are provided with a handle frame 51 in which a handle hole 43 is opened, and the inner periphery of the handle hole 43 is set so that a finger cannot be inserted into the latch rod 7. Surrounded.
[0033]
(8). Locking mechanism of the left door 3 As shown in FIGS. 11, 12, 13 and the like, the left support plate formed in the space of the left door 3 substantially symmetrically with the right support plate 44 of the right door 4 50, and a pair of left and right first bracket pieces 45 and a pair of upper and lower second bracket pieces 46 are bent on the left support plate 50, and the handle 5 is attached to the left and right first bracket pieces 45 so as to be rotatable. The latch rod 7 is rotatably attached to the upper second bracket piece 46. Further, the contact portion 6a is bent and formed on the rotating shaft 6 of the pull handle 5, while the latch rod 7 is provided with a horizontal rod located in front of the contact portion 6a of the pull handle 5.
[0034]
In the left support plate 50, between the upper and lower second bracket pieces 46, a fixed hook piece 51 is formed by cutting and raising toward the free end of the left door 3, and a hole 52 that fits into the fixed hook piece 51 is formed. An opened U-shaped slider 53 is fitted in a slidable manner from side to side. At the end of the hole 52 in the slider 53, a movable hook piece 54 facing the fixed hook piece 51 is cut and raised, and a spring (compression coil panel) is formed between the movable hook piece 54 and the fixed hook piece 51. 55 is inseparably intervening. Therefore, the slider 53 is always urged by the spring 55 in the direction of the free end of the left door 3.
[0035]
A through hole 56 into which the dead bolt 49 is fitted when the lock 15 is locked is opened on the end surface of the free end of the left door 3, and the right end of the slider 53 enters through the through hole 56. The contact piece 53a to which the dead bolt 49 hits is bent and formed. Further, as shown in FIGS. 11 and 12, for example, a stopper portion 53b that moves forward and backward to a front portion of the lower end of the contact portion 6a of the handle 5 by sliding of the slider 53 is provided at the left end of the lower end of the slider 53. Forming.
[0036]
Therefore, in the unlocked state, the slider 53 is held in a state of being advanced to the right side by the spring 55, so that the stopper portion 53b is separated from the abutting portion 6a of the puller 5, and thus the puller 5 can be freely moved. And the left door 3 can be opened. On the other hand, when the left and right doors 3 and 4 are locked in a closed state, as shown in FIG. 14B, the slider 53 of the left door 3 is pushed by the dead bolt 49 so that the stopper 53b of the slider 53 is moved to the left. Positioned in front of the contact portion 6a of the handle 5 in the door 3, the forward rotation of the contact portion 6a is prevented, whereby the left door 3 is held unopenable.
[0037]
(9) Conclusion As described above, the left and right doors 3 and 4 can be locked by one lock 15 while the door device can open and close the left and right doors 3 and 4 arbitrarily. Moreover, since the latch claw 11 is locked by holding the engaged state with the main body 2, even if the doors 3 and 4 are pulled strongly, no large external force is concentrated on the dead bolt 49. Can be improved.
[0038]
The slider 53 may take other forms, but is preferably made of sheet metal as in the embodiment because the structure becomes simple. Further, the spring for urging the slider 53 is not limited to a compression spring, and may be other spring means such as a tension spring or a leaf spring. Moreover, you may comprise so that the dead bolt of a lock | rock may be rotated by unlocking | locking.
(10). Other Embodiments of the present invention have been described above, but the present invention can be further modified into various forms. For example, the latch claw is not limited to the saddle type (the form of the engaging portion changes with the change of the operation form of the latch claw). Further, the pull handle 5 is not limited to the forward / backward rotation type, and may be configured as a horizontal rotation type or a slide type. Further, a handle or a picture may be provided instead of the handle.
[Brief description of the drawings]
1 (A) is a perspective view of a cabinet, (B) is a schematic schematic representation of the latch mechanism.
2 is a II-II sectional view of FIG. 1 (A).
FIG. 3 is an exploded perspective view of a main part.
FIG. 4 is an exploded perspective view of a main part.
FIG. 5 is a plan sectional view of FIG. 11 (A) in a state where the door is separated from the main body .
A VI sectional view - 6 VI in FIG.
FIG. 7 is a diagram illustrating an operation.
FIG. 8 is a diagram showing an operation.
FIG. 9 is a diagram showing an operation.
FIG. 10 is an exploded perspective view of a lock mechanism in the right door.
FIG. 11 is an exploded perspective view of a lock mechanism in the left door.
FIG. 12 is a main part front view showing the door with a virtual line.
13 is a cross-sectional view taken along line XIII-XIII in FIG.
[14] (A) is XIVA-XIVA sectional view of FIG. 13 is a plan sectional view of the same part position (B) and in the locked state (A).
FIG. 15 is a schematic view showing a type of door device.

Claims

At the opening of the main body in the furniture or building, a pair of horizontally-rotating left and right doors for closing the opening is attached so that the free ends can be arbitrarily rotated horizontally without overlapping each other. on the back side of the free end toward the latch rod extending in the vertical direction, by operating the pull tab from the outside of the door provided in the rotation to so that, further to the upper portion or a lower end portion or both of the two doors, closing them door body engages with the latch claw which is adapted to hold the closed state of the door, furniture or buildings made provided so as to rotate the latch lever by operating the pull latch pawl is disengaged from the main body There,
Wherein either one of the left and right doors, provided the lock provided is Deddoboru it wants to operate the locking operation, as other parts member interlocked the Deddoboru DOO or to the locking enters the back side of the other door, The dead bolt and the latch rods of the left and right doors are associated with each other so that both latch rods become inoperable via the dead bolt when locked.
Furniture or building with double doors characterized by .