JP3717070B2 - 犯罪を未然に防止する方法およびシステム - Google Patents

犯罪を未然に防止する方法およびシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人物と対話を行うことが可能な対話型装置を用いて犯罪などの事故を未然に防止する方法および複数の対話型装置を備えたシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両を盗難から守るための盗難防止装置として、イモビライザという装置が知られている。この装置は、キーから送信されたIDコードと、車両に登録されているIDコードとが一致しない場合には、エンジンが始動できないようにしたものである。この装置によれば、不正に複製されたキーによってエンジンが始動されることが防止される。不正に複製されたキーは車両に登録されているIDコードに一致するIDコードを送信することができないからである。従って、この装置は、不正に複製されたキーを用いた車両の盗難を防止するために有効である。
【0003】
また、カーナビにおいて使用されているGPSを利用した車両防犯システムも開発されている。このシステムは、特定の機器を車両に予め装備しておくことにより、その車両が盗難にあったときにその車両の位置を検索できるようにしたものである。このシステムを採用する警備会社の中には、盗難車両が発見された現場に警備員を急行させるサービスを行っているところもある。
【0004】
また、ホームセキュリティシステムと呼ばれるシステムが知られている。このシステムは、不審者が住宅家屋に侵入した場合に、防犯センサーが異常を感知し、ホームコントローラが異常信号をコントロールセンタに送信するようにしたものである。コントロールセンタは、防犯センサーが異常を感知した現場に警備員を急行させる指示を出すように構成されている。
【0005】
また、人体に装着されたセンサを用いて人体の異常が検知された場合には、第三者に通報して重大事故を未然に防止する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−155749号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したイモビライザは、不正に複製されたキーを用いた車両の盗難を防止するためには有効であるが、本物のキーを用いた車両の盗難を防止することはできない。従って、本物のキーを紛失した場合には、車両の盗難に遭ってしまうおそれがある。
【0008】
また、上述した車両防犯システムでは、窃盗犯が車両防犯システムを破壊した場合には、盗難車両の位置を検索することが不可能となるため、盗難車両を発見することが困難になる。
【0009】
また、上述したホームセキュリティシステムでは、例えば、窃盗犯が家の住人になりすますなどして防犯センサーが異常を感知することができなければ、被害に遭ってしまう。
【0010】
また、上述した特許文献1に記載の技術では、被験者にセンサを装着して被検者の健康状態を監視する必要がある。このため、センサを装着することが煩わしい、身動きがしづらいなどの不便を被験者は強いられていた。
【0011】
本発明者は、対話型装置を用いて窃盗犯や家屋への侵入者を特定することにより、犯罪を未然に防止することができると考えた。また、本発明者は、複数の対話型装置を互いに連携して動作させることにより、犯罪を未然に防止することができると考えた。さらに、本発明者は、対話型装置を用いて異常の発生を検出することにより、事故を未然に防止することができると考えた。
【0012】
本発明の目的は、対話型装置を用いて犯罪などの事故を未然に防止する方法および複数の対話型装置を備えたシステムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の方法は、人物と対話を行うことが可能な対話型装置を用いて、犯罪を未然に防止する方法であって、前記対話型装置が人物を検出するステップと、前記対話型装置が前記対話型装置のユーザの所在を示す所在情報を受け取るステップと、前記対話型装置が前記所在情報に基づいて前記人物が前記ユーザであるか否かを判定するステップと、前記人物が前記ユーザでないと判定された場合には、前記対話型装置が通報を行うステップとを包含し、これにより、上記目的が達成される。
【0018】
前記対話型装置は、通信回線を介して他の対話型装置から前記所在情報を受け取ってもよい。
【0019】
前記対話型装置が前記所在情報に基づいて前記人物が前記ユーザであるか否かを判定するステップは、前記対話型装置が前記所在情報に基づいて前記ユーザが不在であるか否かを判定するステップと、前記ユーザが不在であると判定された場合には、前記対話型装置が前記人物と前記ユーザに関する対話を行うステップと、前記対話型装置が前記対話の結果に基づいて前記人物が前記ユーザであるか否かを判定するステップとを包含してもよい。
【0020】
前記人物が前記ユーザであると判定された場合には、前記対話型装置が前記ユーザの状態が正常状態であるか否かを判定するステップと、前記ユーザの状態が正常状態でないと判定された場合には、前記対話型装置が通報を行うステップとをさらに包含してもよい。
【0021】
前記対話型装置は、他の対話型装置の対話履歴データベースから対話履歴を参照してもよい。
【0022】
前記対話型装置が車に設けられていてもよい。
【0023】
前記対話型装置が家屋に設けられていてもよい。
【0024】
本発明のシステムは、通信網を介して互いに接続された複数の対話型装置を備えたシステムであって、前記複数の対話型装置のそれぞれは、人物と対話を行うことが可能なように構成されており、前記複数の対話型装置のそれぞれは、人物を検出する検出部と、前記対話型装置のユーザの所在を示す所在情報を格納する所在情報メモリと、他の対話型装置の前記所在情報メモリから前記所在情報を前記通信網を介して受信する受信部と、前記他の対話型装置から受信した前記所在情報に基づいて、前記検出部によって検出された前記人物が前記ユーザであるか否かを判定する判定部と、前記人物が前記ユーザでないと判定された場合には、通報を行う通報部とを含み、これにより、上記目的が達成される。
【0025】
前記判定部は、前記所在情報に基づいて前記ユーザが不在であるか否かを判定し、前記ユーザが不在であると判定された場合には、前記検出部によって検出された前記人物と前記ユーザに関する対話を行い、前記対話の結果に基づいて前記人物が前記ユーザであるか否かを判定してもよい。
【0026】
前記人物が前記ユーザであると判定された場合には、前記判定部は、前記ユーザの状態が正常状態であるか否かをさらに判定し、前記ユーザの状態が正常状態でないと判定された場合には、前記通報部が通報を行ってもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
【0028】
(実施の形態1)
図1Aは、対話型装置の一例として、対話型エージェント1の構成例を示す。
【0029】
対話型エージェント1は、画像認識部10と、音声認識部20と、言語処理部30と、音声合成部40と、音声出力部50と、通信部60と、データベース部70とを含む。
【0030】
画像認識部10は、画像入力部12(例えば、カメラ)に接続されており、画像入力部12によって入力された画像に対して画像認識処理を施すことにより、その画像から人物を検出する。音声認識部20は、音声入力部22(例えば、マイク)に接続されており、音声入力部22によって入力された音声を認識する。
【0031】
言語処理部30は、音声認識部20から出力される音声認識結果に基づいて、対話の内容を理解し、データベース部70を検索して本人の個人情報や対話の状況に適合した応答文を生成する。
【0032】
言語処理部30によって生成された応答文は、音声合成部40によって音声に合成される。このようにして合成された音声は、音声出力部50(例えば、スピーカ)によって出力される。
【0033】
通信部60は、通信回線を介して警備会社や警察に通報を行うために使用される。通信回線は、無線通信回線であってもよいし、有線通信回線であってもよい。例えば、無線通信回線が使用される場合には、通信部60は、アンテナ62を介してデータの送受信を行う。
【0034】
データベース部70は、対話のパターンや応答文の生成規則が格納されている対話データベース71と、過去の対話の履歴が格納されている対話履歴データベース72と、本人を特定する情報(例えば、本人の性別・年齢・名前・職業・性格・趣味・生年月日などの情報)や、本人しか知り得ない情報が格納されている個人データベース73と、今日の天気やニュースなどの情報が格納されている情報データベース74とを含む。今日の天気やニュースなどの情報は、例えば、対話型エージェント1の外部から通信部60および言語処理部30を介して取得され、情報データベース74に格納される。
【0035】
ここで、「本人」とは、対話型エージェント1のユーザ(所有者)をいう。ユーザは1人であってもよいし、複数の人であってもよい。対話型エージェント1のユーザが誰であるかは、例えば、個人データベース73に予め登録され得る。この場合、「本人」とは、対話型エージェント1のユーザとして個人データベース73に予め登録されている者をいう。
【0036】
このように、対話型エージェント1は、人物と対話をすることが可能なように構成されている。対話型エージェント1は、インターネットのような情報空間を動き回り、情報検索、フィルタリング、スケジュール調整などの情報処理を人間の代わりに行ってくれる機能(ソフトウェアエージェントの機能)を有していることが好ましい。対話型エージェント1はあたかも人間であるかのように人物と対話をするため、擬人化エージェントと呼ばれることもある。
【0037】
対話型エージェント1は、コンピュータの一種である。対話型エージェント1の構成要素10〜74の機能は、例えば、コンピュータ内のメモリ(図示せず)に格納される各種のプログラムをコンピュータ内のCPU(図示せず)が実行することによって実現され得る。しかし、対話型エージェント1の構成要素10〜74の機能がソフトウェアによって実現されることに限定されるわけではない。対話型エージェント1の構成要素10〜74の機能の一部または全部をハードウェアによって実現することも可能である。
【0038】
なお、対話型エージェントに関する研究の詳細については、例えば、通商産業省、工業技術院、電子技術総合研究所、情報統合対話ラボのホームページ(http://www.etl.go.jp/〜7233/)を参照されたい。
【0039】
図1Bは、運転手80と対話型エージェント1とが対話をしている様子を模式的に示す。対話型エージェント1はダッシュボードなどの車内の任意の場所に設置され得る。
【0040】
図2は、図1Aに示される対話型エージェント1によって実行される防犯プログラムの手順の一例を示す。
【0041】
以下、車両の盗難防止を例にとり、図2に示される防犯プログラムの各ステップを説明する。対話型エージェント1は、車両に搭載されているものとする。
【0042】
ST1では、画像認識部10は、画像入力部12によって入力された画像から人物を検出する。ST1において検出された人物は、本人であるかもしれないし、本人でない(例えば、窃盗犯)かもしれない。
【0043】
ST2では、画像認識部10は、検出された人物が本人である確からしさを求める。検出された人物が本人である確からしさは、例えば、検出された人物を示す特徴量と個人データベース73に予め格納された本人を示す特徴量とを比較することによって計算により求められる。検出された人物が本人である確からしさは、例えば、0%〜100%の範囲の数値によって表現される。
【0044】
ST2において、画像認識部10は、検出された人物が本人である確からしさが所定の基準(例えば、95%以上)を満たすか否かを判定する。その確からしさがその所定の基準を満たすと判定された場合には、画像認識部10は、検出された人物が本人である(すなわち、ユーザである)と判定する。その結果、処理はST6に進み、対話型エージェント1とユーザとの間で通常モードの対話が行われる。この対話は、言語処理部30によって制御される。ここで、通常モードの対話とは、例えば、日常会話である。通常モードの対話は、対話型エージェント1の発声により開始されてもよいし、ユーザの発声により開始されてもよい。
【0045】
以下に、通常モードの対話の例を示す。ここで、Sは対話型エージェント1の発話を示し、U1はユーザの発話を示す。
【0046】
S: おはよう、Uさん。
【0047】
U1: おはよう。今日のお天気は晴れかな?
S: 今日は一日良い天気だよ。
【0048】
U1: それは良かった。今日のニュースを聞かせてよ。
【0049】
S: 長嶋監督が辞任したよ。後任は原さんだよ。
【0050】
ST2において、検出された人物が本人である確からしさが所定の基準(例えば、95%以上)を満たさないと判定された場合には、画像認識部10は、検出された人物が本人ではない(すなわち、ユーザでない)と判定する。その結果、処理はST3に進み、検出された人物と対話型エージェント1との間で疑いモードの対話が行われる。この対話は、言語処理部30によって制御される。ここで、疑いモードの対話とは、検出された人物が本人ではないことを確認することを目的として、対話型エージェント1が本人に関する質問を提示し、検出された人物が対話型エージェント1によって提示された質問に答える形式で行われる。
【0051】
以下に、疑いモードの対話の例を示す。ここで、Sは対話型エージェント1の発話を示し、U2はユーザでない人(例えば、窃盗犯)の発話を示す。
【0052】
S: おはよう、Uさん。誕生日はいつでした?
U2: 4月だよ。
【0053】
S: 残念でした。10月ですよ。
【0054】
ST4では、言語処理部30は、ST3における疑いモードの対話の結果に基づいて、検出された人物が本人であるか否かを最終的に判定する。ST4において、検出された人物が本人であると判定された場合には処理はST6に進み、疑いモードの対話から通常モードの対話に移行する。ST4において、検出された人物が本人でないと判定された場合には処理はST5に進む。
【0055】
ST5では、言語処理部30は、通信回線を介して警備会社(または警察)に通報するように通信部60に指示する。通信部60は、そのような通報をするとともに、対話型エージェント1の位置情報を警備会社(または警察)に送信するようにしてもよい。
【0056】
このように、図2に示される防犯プログラムによれば、ST2において検出された人物が本人である確からしさが低いと判定されると、ST3において疑いモードの対話を行い、その疑いモードの対話の結果に基づいて検出された人物が本人であるか否かが最終的に判定される。ST2およびST4においていずれも「本人でない」と判定された場合にのみ、通報がなされる。このように「本人でない」という判定を二重に行うことにより、検出された人物が本人であるか否かの判定をより確実に行うことができる。
【0057】
なお、図2に示されるST2を省略してもよい。この場合には、ST1において人物が検出されると、ST3において疑いモードの対話が開始される。ST2を省略することにより、画像認識部10の処理負担が低減される。
【0058】
以上により、本実施の形態によれば、対話型エージェント1を用いて検出された人物がユーザであるか否かを判定することができる。検出された人物がユーザでない(例えば、窃盗犯)と判定された場合には、警備会社(または警察)に通報される。これにより、犯罪を未然に防止することが可能になる。
【0059】
なお、対話型エージェント1が車両に搭載されている場合において、その車両を駐車するためにその車両を係員に預ける場合には、対話型エージェント1の電源をオフにすることが好ましい。対話型エージェント1がその係員と対話をしないようにするためである。あるいは、車両の位置情報を利用して、車両の現在位置が駐車場、ホテルなどの場合には対話型エージェント1が疑いモードに入らないようにしてもよい。
【0060】
なお、対話型エージェント1によって本人であると判定されるべき人物の数は、1人のみであってもよいし、複数人であってもよい。例えば、1台の車両を4人(Aさん、Bさん、Cさん、Dさん)で使用する場合には、その4人のそれぞれについて、本人を特定する情報(例えば、本人の性別・年齢・名前・職業・性格・趣味・生年月日などの情報)や、本人しか知り得ない情報を個人データベース73に格納しておけばよい。
【0061】
なお、本実施の形態は、不審者が家屋に侵入することを未然に防止することにも適用することができる。例えば、対話型エージェント1をインターホンに設ければ、対話型エージェント1との対話を通じて不審者が家屋に侵入することを未然に防止することが可能になる。また、対話型エージェント1を家屋の中に設置すれば、万一不審者が家屋に侵入した場合でも窃盗を未然に防止することが可能になる。
【0062】
図5は、図2に示されるST6の詳細フローの一例を示す。
【0063】
ST51では、図2に示されるST1において検出された人物が本人である(すなわち、ユーザである)ことが確認されているため、対話型エージェント1とユーザとの間で通常モードの対話が行われる。この対話は、例えば、言語処理部30によって制御される。
【0064】
ST52では、ST51において行われた対話の結果に基づいて、ユーザの状態が正常状態であるか否かが判定される。このような判定は、例えば、音声認識部20および言語処理部30によって行われる。例えば、音声認識部20は、音声入力部22によって入力されたユーザの音声からキーワードを抽出する。言語処理部30は、音声認識部20によって抽出されたキーワードが「苦しい」、「助けて」などの所定のキーワード(すなわち、ユーザが正常でないことを示すキーワード)に一致するか否かを判定する。所定のキーワードは、例えば、対話データベース71に予め格納されている。言語処理部30は、キーワードが一致した場合には、ユーザが正常でない(異常である)と判定し、それ以外の場合には、ユーザが正常であると判定する。あるいは、音声認識部20は、音声入力部22によって入力されたユーザの音声の中に無音期間が所定の期間以上継続したことを検出した場合には、検出信号を言語処理部30に出力するようにしてもよい。言語処理部30は、音声認識部20からの検出信号を受け取った場合には、ユーザが正常でない(異常である)と判定し、それ以外の場合には、ユーザが正常であると判定してもよい。
【0065】
ST52における判定結果が「YES」である場合には処理はST56に進み、ST52における判定結果が「NO」である場合には処理はST53に進む。
【0066】
ST53では、異常確認用の発話がユーザに対して行われる。この発話は、例えば、言語処理部30、音声合成部40および音声出力部50によって行われる。例えば、言語処理部30は、「大丈夫?」などの応答文を生成し、音声合成部40に出力する。音声合成部40は、言語処理部30から出力された応答文を音声に合成する。その合成された音声は、音声出力部50から出力される。その結果、「大丈夫?」などの異常確認用の発話がユーザに対して行われる。
ST54では、ST53において行われた発話に対するユーザからの応答(例えば、ユーザからの応答の有無、および/または、ユーザからの応答の内容)に基づいて、ユーザの状態が正常状態であるか否かが最終的に判定される。このような判定は、例えば、音声認識部20および言語処理部30によって行われる。ここで、ST54における判定は、例えば、ST52で述べた判定の方法と同一の方法に従って行われる。
【0067】
ST54における判定結果が「YES」である場合には処理はST56に進み、ST54における判定結果が「NO」である場合には処理はST55に進む。
【0068】
ST55では、言語処理部30は、通信回線を介して救急センタに通報するように通信部60に指示する。通信部60は、そのような通報をするとともに、ユーザの個人情報(例えば、個人データベース73に格納されているユーザの年齢、性別、病歴など)を救急センタに送信するようにしてもよいし、対話型エージェント1の位置情報を救急センタに送信するようにしてもよい。
【0069】
ST56では、対話型エージェント1とユーザとの間で通常モードの対話が続行される。
【0070】
このように、図5に示される詳細フローによれば、ユーザが正常であるか否かの判定は対話型エージェント1とユーザとの間の対話を通じて行われる。このような判定方法は、人体に装着したセンサや画像などを用いてユーザが正常であるか否かを判定する従来の判定方法に比較してユーザフレンドリであるといえる。センサを人体に装着するという煩わしさがなく、対話型エージェント1に監視されているという感じもしないからである。
【0071】
また、図5に示される詳細フローによれば、ST52においてユーザが正常でないと判定されると、ST53において異常確認用の発話を行い、ST54においてその発話に対する応答の有無(または応答の内容)に応じてユーザが正常であるか否かが最終的に判定される。ST52およびST54においていずれも「ユーザが正常でない」と判定された場合にのみ、通報がなされる。このように「ユーザが正常でない」という判定を二重に行うことにより、ユーザが正常であるか否かの判定をより確実に行うことができる。
【0072】
さらに、図5に示される詳細フローによれば、救急センタへの通報は、図2に示されるST1において検出された人物が本人である(すなわち、ユーザである)ことが確認された後に行われる。従って、ユーザが発話できないような状況下でも、通報と同時にユーザの個人情報(例えば、年齢、性別、病歴など)を救急センタに送信することができる。これにより、救急センタは、ユーザが救急センタに搬送されてくる前にユーザの個人情報を入手することができる。その結果、救急センタにおいて適切な処置をユーザに迅速に行うことが可能になる。
【0073】
なお、図5に示されるST53およびST54を省略してもよい。この場合には、ST52においてユーザが正常でないと判定されると、ただちに救急センタに通報されることになる。
【0074】
以上により、本実施の形態によれば、対話型エージェント1を用いて検出された人物がユーザであるか否かを判定することができる。検出された人物がユーザでないと判定された場合には、警備会社(または警察)に通報される。これにより、犯罪を未然に防止することが可能になる。また、検出された人物がユーザであると判定された場合には、そのユーザが正常であるか否か(または異常であるか否か)がさらに判定される。そのユーザが正常でない(異常である)と判定された場合には、救急センタに通報される。これにより、事故を未然に防止することが可能になる。
【0075】
また、本実施の形態によれば、対話型エージェント1と検出された人物との間で対話が行われ、その対話の結果に基づいて異常が発生したか否かが判定される。異常が発生したと判定された場合には、通報される。ここで、「異常」とは、検出された人物が対話型エージェント1のユーザではないことをいう。あるいは、「異常」とは、検出された人物が対話型エージェント1のユーザであり、かつ、そのユーザの状態が正常状態ではないことをいう。
【0076】
(実施の形態2)
図3は、図1Aに示される対話型エージェント1によって実行される防犯プログラムの手順の一例を示す。
【0077】
以下、不審者の家屋への侵入防止を例にとり、図3に示される防犯プログラムの各ステップを説明する。対話型エージェント1は、家屋の中、例えばリビングに設けられているものとする。
【0078】
ST11では、画像認識部10は、画像入力部12によって入力された画像から人物を検出する。ST11において検出された人物は、本人であるかもしれないし、本人でない(例えば、窃盗犯)かもしれない。
【0079】
ST12では、言語処理部30は、本人の所在を示す所在情報を受け取る。言語処理部30は、本人自身によって入力部(図示せず)を介して対話型エージェント1に入力された所在情報を受け取ってもよいし、他の対話型エージェントから通信部60を介して所在情報を受け取ってもよい。
【0080】
ST13では、言語処理部30は、ST12において受け取った所在情報に基づいて、本人が不在か否かを判定する。
【0081】
ST13において、本人が不在である(例えば、外出中である)と判定された場合には処理はST14に進む。ST13において、本人が不在でない(例えば、在宅中である)と判定された場合には処理はST17に進む。
【0082】
ST14〜ST17の処理は、図2に示されるST3〜ST6の処理とそれぞれ同一であるから、ここではその説明を省略する。なお、実施の形態1と同様に、図3に示されるST17の詳細フローとして図5のフローチャートを適用するようにしてもよい。この場合、上述した効果と同様の効果が得られる。
【0083】
このように、図3に示される防犯プログラムによれば、ST13において本人が不在であると判定されると、ST14において疑いモードの対話を行い、その疑いモードの対話の結果に基づいてST11において検出された人物がユーザであるか否かが最終的に判定される。ST13において「本人不在」と判定され、かつ、ST15において「本人でない」と判定された場合にのみ、通報がなされる。このように「本人不在」という判定と「本人でない」という判定とを重ねて行うことにより、検出された人物が本人であるか否かの判定をより確実に行うことができる。
【0084】
なお、図3に示されるST14、ST15を省略してもよい。この場合には、ST13において本人が不在であると判定されると、ただちに警備会社(または警察)に通報されることになる。
【0085】
以上により、本実施の形態によれば、対話型エージェント1を用いて検出された人物がユーザであるか否かを判定することができる。検出された人物がユーザでない(例えば、窃盗犯)と判定された場合には、警備会社(または警察)に通報される。これにより、犯罪を未然に防止することが可能になる。
【0086】
図3に示される防犯プログラムの手順は、例えば、図4に示されるマルチエージェント環境に適している。
【0087】
図4は、マルチエージェント環境の一例を示す。図4に示される例では、家用エージェント81と、車用エージェント82と、携帯用エージェント83とが通信網84に接続されている。図4に示されるマルチエージェント環境は、通信網を介して互いに接続された複数の対話型エージェントを含むシステムの一例である。マルチエージェント環境下のエージェントの数が3に限定されないのはもちろんである。マルチエージェント環境下のエージェントの数は2以上の任意の整数であり得る。
【0088】
これら3つのエージェント81〜83として、図1Aに示される対話型エージェント1が使用され得る。ただし、エージェント81〜83をマルチエージェント環境下で使用するためには、エージェント81〜83のそれぞれが所在情報メモリ90をさらに含んでいる必要がある(図1Aを参照)。所在情報メモリ90の詳細については後述する。エージェント81〜83は、通信網84を介して互いにコミュニケーションを行うことにより、互いに連携して動作可能なように構成されている。
【0089】
家用エージェント81は、家屋に設けられている。車用エージェント82は、車に設けられている。携帯用エージェント83は、本人が携帯可能なように設けられている。携帯用エージェント83は、携帯性に優れているという点から腕時計タイプが好ましい。
【0090】
例えば、本人が車に乗って外出中であるとする。この場合、車用エージェント82は、本人が車に乗っていることを検出し、本人が車に乗っている旨の情報を本人の所在を示す所在情報として家用エージェント81に連絡する。所在情報の連絡を車用エージェント82から受けた家用エージェント81は、本人が外出中であることを理解することができる。従って、家用エージェント81は、図3に示すST13において本人が不在であると判定することができる。
【0091】
さらに、複数の対話型エージェントを互いに連携させて動作させることにより、過去の対話を繰り返さないようにすることも可能である。例えば、ある人物が朝起きたときに家用エージェント81と今日の天気に関する対話をした後に、その人物が車に乗って出勤する場合には、その車に搭載されている車用エージェント82は今日の天気に関する対話を繰り返すことなく別の話題(例えば、今日のスポーツ)に関する対話をその人物と行うことが好ましい。このような対話の制御は、例えば、家用エージェント81とその人物との間で行われた対話を家用エージェント81の対話履歴データベース72に蓄積しておき、車用エージェント82が家用エージェント81の対話履歴データベース72を参照して過去の対話と重複する対話を避けることによって達成され得る。
【0092】
マルチエージェント対応の対話型エージェントは、ユーザの各種の生活シーンにおいて各種のエージェント機能(電子メールの読み上げも含む)を実行することにより、対話を通じて人間とやりとりを行う。このような対話型エージェントは、人間にとって生活に密着したフレンドリであり、かつ、役に立つ存在となる。このことから、ユーザは各種の生活シーンにおいて対話型エージェントを活用することになる。
【0093】
図3に示される防犯プログラムの手順は、対話型エージェント1のユーザ(所有者)が1人の場合を想定したものであった。ここでは、マルチエージェント環境下においてユーザが複数の人である場合を想定した防犯プログラムの手順を説明する。
【0094】
図6は、家用エージェント81、車用エージェント82および携帯用エージェント83のそれぞれによって実行される防犯プログラムの手順の一例を示す。ここでは、家用エージェント81、車用エージェント82および携帯用エージェント83のそれぞれは、図1Aに示される対話型エージェント1の構成と同一の構成を有しているものと仮定する。また、図4に示されるように通信網84を介して家用エージェント81、車用エージェント82および携帯用エージェント83が接続されるようにマルチエージェントの環境が設定されているものと仮定する。
【0095】
ここでは、ユーザは、「ユーザA」および「ユーザB」の2人であると仮定する。この場合、「ユーザA」のユーザ名称および「ユーザB」のユーザ名称が、各エージェントの個人データベース73に登録される。もちろん、個人データベース73には、実施の形態1と同様に、ユーザを特定する情報(画像、音声特徴量など)や、ユーザしか知り得ない情報がユーザごとに格納されていてもよい。
【0096】
以下、不審者の家屋への侵入防止を例にとり、図6に示される防犯プログラムの各ステップを説明する。
【0097】
ST81の処理は、図2に示されるST1の処理と同一である。従って、ここではその説明を省略する。例えば、画像認識部10は、人物を検出する検出部として機能する。
【0098】
ST82では、通信部60は、ユーザの所在を示す所在情報を他のエージェントから受け取る。ここで、「他のエージェント」とは、マルチエージェント環境下にある複数のエージェントのうち自分自身以外のエージェントをいう。例えば、家用エージェント81の通信部60は、ユーザAの所在を示す所在情報を車用エージェント82から受け取り、ユーザBの所在を示す所在情報を携帯用エージェント83から受け取る。
【0099】
このように、通信部60は、他の対話型エージェントの所在情報メモリ90から所在情報を通信網84を介して受信する受信部として機能する。
【0100】
図7は、家用エージェント81が、ユーザAの所在を示す所在情報を車用エージェント82から受け取り、ユーザBの所在を示す所在情報を携帯用エージェント83から受け取る様子を模式的に示す。これらの所在情報は、家用エージェント81の所在情報メモリ90に格納される。
【0101】
図8は、家用エージェント81の所在情報メモリ90の内容の一例を示す。図8に示される例は、家用エージェント81がユーザAにもユーザBにも使用されておらず(すなわち、未使用またはユーザ不在)、車用エージェント82がユーザAに使用されており、携帯用エージェント83がユーザBに使用されている状態を示す。なお、所在情報メモリ90の初期状態は、どのエージェントに対しても未使用の状態となっている。
【0102】
ST83では、言語処理部30は、所在情報メモリ90を参照することにより、複数のユーザのすべてが他のエージェントを使用しているか否かを判定する。
【0103】
ST83における判定結果が「YES」である場合には処理はST87に進み、ST83における判定結果が「NO」である場合には処理はST84に進む。
【0104】
例えば、家用エージェント81の所在情報メモリ90の内容が図8に示されるとおりである場合には、ユーザA、Bともに他のエージェント(すなわち、車用エージェント82、携帯用エージェント83)を使用していることになる。この場合には、処理はST87に進む。
【0105】
ST84、ST85、ST86の処理は、図2に示されるST2、ST3、ST4の処理と同一である。従って、ここではその説明を省略する。
【0106】
このように、言語処理部30は、他のエージェントから受信した所在情報に基づいて、検出された人物がユーザであるか否かを判定する判定部として機能する。
【0107】
ST87では、言語処理部30は、通信回線を介して警備会社(または警察)に通報するように通信部60に指示する。
【0108】
このように、言語処理部30および通信部60は、検出された人物が本人でないと判定された場合に通報を行う通報部として機能する。
【0109】
複数のユーザのうちの少なくとも1人が他のエージェントを使用していないと判定され(ST82)、かつ、検出された人物がユーザであると判定された(ST84、ST86)場合には、処理はST88に進む。
【0110】
ST88では、言語処理部30は、家用エージェント81の所在情報メモリ90にユーザ名を記録する。
【0111】
なお、ST82で受信する他のエージェントからの所在情報が、複数のユーザの1人(例えば、ユーザA)が他のエージェントを使用していることを示す情報であった場合には、ST84におけるユーザの真偽の判定は複数のユーザから他のエージェントを使用しているユーザ名を除くユーザに対して行えばよい。これにより、判定するユーザの対象者を限定することができる。例えば、家用エージェント81の言語処理部30が、ST84で検出された人物がユーザであると判定した(ユーザ名も判定する)場合には、ST88で所在情報メモリ90の家用エージェントの欄にユーザ名を記憶するようにすればよい。
【0112】
ST89の処理は、図2に示されるST6の処理と同一である。従って、ここではその説明を省略する。なお、実施の形態1と同様に、図6に示されるST89の詳細フローとして図5のフローチャートを適用するようにしてもよい。この場合、上述した効果と同様の効果が得られる。
【0113】
(実施の形態3)
携帯用エージェント83(図4)は、通常モードの対話においてユーザからの応答がいつもと異なることを検知した場合には、通常モードから疑いモードに移行し、本人を特定する情報(例えば、本人の生年月日)を求める質問形式の会話をユーザと行うことが好ましい。もし、ユーザが本人を特定する情報を求める質問に答えることができなかった場合には、本人に危害が加わった可能性が高いか、または、携帯用エージェント83が盗難にあった可能性が高いと判断して、携帯用エージェント83が警備会社(または警察)にその旨を通報することが好ましい。そのような通報と同時に、携帯用エージェント83の位置情報を警備会社(または警察)に送信するようにしてもよい。
【0114】
あるいは、携帯用エージェント83と本人との間でキーワードを予め決めておき、本人の身に危険が迫った場合には本人がそのキーワードを発することとし、携帯用エージェント83がそのキーワードを検出すると、警備会社(または警察)に通報するようにしてもよい。そのキーワードは、第三者にさとられないような語句(例えば、「ハッパフミフミ」などの語句)であることが好ましい。
【0115】
なお、上述した実施の形態1〜3では、対話型装置の一例として、対話型エージェントを説明したが、対話型装置はこれに限定されない。対話型装置は、人物と対話を行うことが可能なように構成された任意の装置であり得る。対話型装置は、例えば、対話型の玩具であってもよい。
【0116】
【発明の効果】
本発明の方法によれば、対話型エージェントを用いて窃盗犯や家屋への侵入者を特定することができる。これにより、犯罪を未然に防止することが可能になる。本発明は、対話型エージェントを用いて身体の異常状態を判定することができる。これにより、予め設定された通報先に通報を行うことにより事故を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】対話型エージェント1の構成例を示すブロック図
【図1B】運転手80と対話型エージェント1とが対話をしている様子を模式的に示す図
【図2】図1Aに示される対話型エージェント1によって実行される防犯プログラムの手順の一例を示すフローチャート
【図3】図1Aに示される対話型エージェント1によって実行される防犯プログラムの手順の一例を示すフローチャート
【図4】マルチエージェント環境の一例を示す図
【図5】図2に示されるST6の詳細フローの一例を示すフローチャート
【図6】家用エージェント81、車用エージェント82および携帯用エージェント83のそれぞれによって実行される防犯プログラムの手順の一例を示すフローチャート
【図7】家用エージェント81が、ユーザAの所在を示す所在情報を車用エージェント82から受け取り、ユーザBの所在を示す所在情報を携帯用エージェント83から受け取る様子を模式的に示す図
【図8】家用エージェント81の所在情報メモリ90の内容の一例を示す図
【符号の説明】
1 対話型エージェント
10 画像認識部
20 音声認識部
30 言語処理部
40 音声合成部
50 音声出力部
60 通信部
70 データベース部
90 所在情報メモリ

Claims (10)

  1. 人物と対話を行うことが可能な対話型装置を用いて、犯罪を未然に防止する方法であって、
    前記対話型装置が人物を検出するステップと、
    前記対話型装置が前記対話型装置のユーザの所在を示す所在情報を受け取るステップと、
    前記対話型装置が前記所在情報に基づいて前記人物が前記ユーザであるか否かを判定するステップと、
    前記人物が前記ユーザでないと判定された場合には、前記対話型装置が通報を行うステップと
    を包含する、方法。
  2. 前記対話型装置は、通信回線を介して他の対話型装置から前記所在情報を受け取る、請求項に記載の方法。
  3. 前記対話型装置が前記所在情報に基づいて前記人物が前記ユーザであるか否かを判定するステップは、
    前記対話型装置が前記所在情報に基づいて前記ユーザが不在であるか否かを判定するステップと、
    前記ユーザが不在であると判定された場合には、前記対話型装置が前記人物と前記ユーザに関する対話を行うステップと、
    前記対話型装置が前記対話の結果に基づいて前記人物が前記ユーザであるか否かを判定するステップと
    を包含する、請求項に記載の方法。
  4. 前記人物が前記ユーザであると判定された場合には、前記対話型装置が前記ユーザの状態が正常状態であるか否かを判定するステップと、 前記ユーザの状態が正常状態でないと判定された場合には、前記対話型装置が通報を行うステップとをさらに包含する、請求項に記載の方法。
  5. 前記対話型装置は、他の対話型装置の対話履歴データベースから対話履歴を参照する、請求項に記載の方法。
  6. 前記対話型装置が車に設けられている、請求項1〜のいずれかに記載の方法。
  7. 前記対話型装置が家屋に設けられている、請求項1〜のいずれかに記載の方法。
  8. 通信網を介して互いに接続された複数の対話型装置を備えたシステムであって、
    前記複数の対話型装置のそれぞれは、人物と対話を行うことが可能なように構成されており、
    前記複数の対話型装置のそれぞれは、
    人物を検出する検出部と、
    前記対話型装置のユーザの所在を示す所在情報を格納する所在情報メモリと、
    他の対話型装置の前記所在情報メモリから前記所在情報を前記通信網を介して受信する受信部と、
    前記他の対話型装置から受信した前記所在情報に基づいて、前記検出部によって検出された前記人物が前記ユーザであるか否かを判定する判定部と、
    前記人物が前記ユーザでないと判定された場合には、通報を行う通報部と
    を含む、システム。
  9. 前記判定部は、前記所在情報に基づいて前記ユーザが不在であるか否かを判定し、前記ユーザが不在であると判定された場合には、前記検出部によって検出された前記人物と前記ユーザに関する対話を行い、前記対話の結果に基づいて前記人物が前記ユーザであるか否かを判定する、請求項に記載のシステム。
  10. 前記人物が前記ユーザであると判定された場合には、前記判定部は、前記ユーザの状態が正常状態であるか否かをさらに判定し、前記ユーザの状態が正常状態でないと判定された場合には、前記通報部が通報を行う、請求項に記載のシステム。
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