JP3716519B2 - カメラおよび外部装置ならびに画像処理装置 - Google Patents

カメラおよび外部装置ならびに画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3716519B2
JP3716519B2 JP32093096A JP32093096A JP3716519B2 JP 3716519 B2 JP3716519 B2 JP 3716519B2 JP 32093096 A JP32093096 A JP 32093096A JP 32093096 A JP32093096 A JP 32093096A JP 3716519 B2 JP3716519 B2 JP 3716519B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image data
enlargement
reduction ratio
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32093096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10150548A (ja
Inventor
真也 園田
郁朗 木下
浩一 大前
順嗣 平石
仁 中村
満 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP32093096A priority Critical patent/JP3716519B2/ja
Publication of JPH10150548A publication Critical patent/JPH10150548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3716519B2 publication Critical patent/JP3716519B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラおよび外部装置ならびに画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のフルカラー複写機等の画像形成装置の開発により、複写画像の画質は原画像と肉眼では見分けがつかないレベルにまで達し、係る忠実な複写が手軽に得られるようになった。それにともない紙幣、有価証券等の本来複写が社会的に禁止されているものの偽造に悪用される危険性が増大すると考える必要があり、係る危険性を未然に防止するための偽造防止装置が種々開発されている(例えば特開平2−210481号公報に開示された画像処理装置等)。
【0003】
そして、これら各種の装置は、予め紙幣等の複写禁止物に関する画像を登録しておき、入力画像中に係る画像が含まれているか否かを認識判定(具体的な認識手法は、種々開発されて異なる)するようになっている。そして、係る画像を認識した場合には、コピー紙全面を黒く塗り潰して出力したり、或いは、複写処理自体を停止するなど種々の複写禁止手段を採るようになっている。
【0004】
ところで複写機は、紙幣等の複写禁止物を除き原稿台上に載置された物体(原稿)を忠実に原寸通り或いは所定の倍率で複写出力することが原則であるため、仮に紙幣に似た画像(紙幣ではなく、法律的にも複写可能な画像)が入力された場合には、紙幣ではないと認識してそのまま通常の複写処理を行う必要がある。よって、認識判定を行う際の一致度(判定基準のしきい値)は、必然的に高くなってしまう。
【0005】
すると、複写機の変倍機能により縮小或いは拡大して複写処理をすると、複写機本体側から画像処理装置に与えられる画像データの大きさ(形状)が、予め登録していた基準データ(等倍:変倍率100%)のものと異なるので、一致度が低下し、紙幣ではないと認識されるおそれがある。
【0006】
そして、その変倍率の偏差が数%〜10数%程度では、本物の紙幣と直接対比して比較すればその大きさが異なるためすぐにわかるが、偽造コピーされた(大きさの異なる)もののみを単体で見た場合にはわかりにくく、ましてや普段見慣れていない外国の紙幣などではなおさらとなる。
【0007】
そこで、従来係る変倍に対応するための装置として、例えば各変倍率に応じた基準パターンを複数種用意しておき、実際の複写処理時に複写機本体から変倍率情報を取得し、その取得した変倍率に応じた基準パターンに基づいてマッチング処理をするようにしたものがある。
【0008】
また、特開平6−237379に示すように、変倍率情報に基づいて画像データに対して間引き処理をし(拡大率が大きいものほど間引く数を増やす)、間引き後の画像を一定の大きさになるようにし、その間引き後の画像と基準パターンとのマッチングを図るようにしたものもある。これにより、比較対象の画像(間引き後)の大きさが変倍率に関係なく一定となるので、基準パターンも1種類用意すれば良くなる。そして、間引き処理をする際の間引きパターンを、巡回型のシフトレジスタを用いて生成するようにしている。
【0009】
一方、最近ではプリンタ(カラープリンタ)の解像度も向上し、また、パソコン等のコンピュータ及びそれに接続された画像入力装置の解像度も向上してきたことにともない、例えば画像入力装置で紙幣等を読み取るとともにそれをパソコン内のメモリ(記録媒体)に格納し、その後、係るメモリに格納された画像データをプリンタに出力することにより、紙幣,有価証券等を偽造されるおそれがでてくる。
【0010】
さらに、コンピュータに接続される高解像度の画像入力装置としては、スキャナーと称される装置が一般化されているが、最近では、CCDの高解像度化並びに画像処理技術の向上により、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラの高画質化が進んでいる。そして、係るカメラは、コンピュータに接続することによって、そのカメラで撮像した画像データ(デジタル)を容易にコンピュータに取り込むことができる。よって、係るカメラで撮像した画像データをコンピュータに格納し、そのコンピュータに接続されたプリンタを用いて用紙にプリントアウトするような画像処理システムにおいて、効果的な上記偽像等に対する対策を採る必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した画像処理システムの場合には、以下に示す種々の理由から、従来各種の対応策が採られている複写機における偽造防止用の画像処理装置をそのまま適用することはできない。
【0012】
すなわち、複写機の場合には、図1に示すように原稿を読み取る読取部1と読み取った画像を形成し出力する画像形成部2とが同一の装置内に組み込まれているため、複写処理をする場合には、まず原稿台におかれた原稿を読取部1にて読み取り、その読み取った画像データを画像形成部2とともに認識部3に送り、リアルタイムで所定の認識処理を行い、原稿が複写禁止物等の特定原稿と認識した場合には、上記した所定の複写禁止処理を行うようになっている。なお、各部の動作は、制御部4により制御されている。
【0013】
そして、係る複写機を用いて偽造を行う場合には、原稿台には偽造対象についての「本物」が置かれることがほとんどである。そして、上記したように読み取るとともに画像形成して出力することから、等倍で複写したのか或いは変倍処理したのか、また、変倍の場合には何%に拡大/縮小したのかの情報も複写機本体の制御部4がわかっているので、認識部3は、係る情報を制御部4から取得することにより、倍率に応じた認識処理をすることができ、認識は容易かつ高精度で行うことが可能となる。
【0014】
しかし、プリンタの場合には、出力する画像データは、すでにコンピュータ等のメモリ内に格納されているものの、その画像が元の原稿(被写体)に対して何%の状態になっているかがわからないため、上記したように変倍対応の認識処理により所定の画像が出力処理中であることを認識することはできない。
【0015】
さらに、画像入力装置として本発明が対象とするカメラを用いた場合には、カメラと被写体(原稿)までの物理的な距離や、ズーム機能を使用した場合にはそのカメラの倍率によって、入力された画像データの拡大縮小率が変動し、しかも、取得した画像データの拡大縮小率自体が不明であるので、正確な認識処理を行うことができない。
【0016】
本発明は、上記した背景に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上記した問題を解決し、各種のカメラを用いて取得した画像データであっても、最終的に特定パターンを有するものか否かを確実に認識・抽出することができ、禁止すべき画像は正常な状態での出力を禁止し、通常の画像は出力を許容することができるようにするカメラおよび外部装置ならびに画像処理装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明に係るカメラでは、被写体を撮像する撮像手段(実施の形態では、「各レンズ11,12及びCCD13」等により実現される)と、その撮像手段を介して取得した画像データを外部装置(実施の形態では、「パソコン」に対応する)に出力する手段(外部インタフェース等)とを備えたカメラにおいて、前記取得した画像データの拡大縮小率を求める拡大縮小率算出手段と、その拡大縮小率算出手段で求めた拡大縮小率に基づいて前記画像データ中に特定パターンがあるか否かの認識処理を行う画像認識処理手段とを備えて構成した。
つまり、画像データの大きさ(画像サイズ)がわかっているので、辞書との比較も精度よく行うことができるため、認識率も向上する。すなわち本発明では、画像データの画像サイズを検出することができるので、画像データ中の特定パターンの大きさもわかる。よって、例えば領域抽出するエリア(大きさ)もほぼ過不足なく設定でき、また基準データとの比較・認識・判定処理も、画像サイズがわかっているため、使用する認識アルゴリズムも1つで済み、不要な情報が入り込む可能性が可及的に抑制でき、確実に特定パターンを検出できるとともに、誤検出・みすぎとなることがない。
【0018】
そして、前記拡大縮小率算出手段における検出アルゴリズムは各種のものを用いることができるが、一例を示すと、例えば、被写体とカメラ間の距離と、前記撮像手段におけるズーム量に基づいて拡大縮小率を求めるようにすることができる。
【0019】
拡大縮小率算出手段により、撮像した画像データの画像サイズ(元の原稿・被写体に対する倍率等)がわかるので、被写体との距離等に関係なく特定パターンとの比較等が行える。
【0021】
また、前記画像認識処理手段は、基準画像サイズに対応する基準データを記憶した辞書を備えるとともに、前記拡大縮小率算出手段から与えられる拡大縮小率に基づいて、前記画像データを前記基準画像サイズに変倍するとともに、その変倍したデータと前記辞書(実施の形態では「辞書24」)に格納された基準データとのマッチングをとるようにするとよい。これを実現したのが、第1の実施の形態に詳しく説明されている。このように所定の基準画像サイズに正規化することにより、基準データの種類を削減でき、メモリ容量が削減できる。
【0022】
また、前記画像認識処理手段は、異なる画像サイズに応じた複数種類の基準データを記憶した辞書(実施の形態では「辞書24a〜24c」)を備えるとともに、前記拡大縮小率算出手段から与えられる拡大縮小率に基づいて、前記複数種類の中から使用する基準データを選択し、その選択した基準データと、前記画像データとのマッチングをとるように構成することもできる。これを実現したのが、第2の実施の形態に詳しく説明されている。このように、基準データを複数種類備えた場合には、その分メモリの使用量は増えるものの、実際に使用する基準データは、画像サイズがわかるので1つで済み、認識率は低下しない。また、正規化する処理も不要となるので、認識処理工程が削減される。
【0023】
そして、前記画像認識処理手段が、前記認識処理をした結果特定パターンがあると判断した場合に、撮像した前記画像データを加工する機能をさらに備えるとよい。この加工する機能は、実施の形態では、画像加工部14により実現される。そして、ここで行う加工としては、実施の形態で示したように、データ自体を抹消・削除して出力させない場合と、画質の劣化等を行い一目で偽物と分かるような状態に修正して出力する場合等がある。このようにすると、外部装置側で再加工等しても元の本物のような画像を再生することができず、外部装置側で特に認識機能がなくても、偽造等を効果的に防止できる。
【0024】
なお、このように加工するのではなく、認識結果(特定パターンがあるか否かの判断結果や、適合度・類似度等)を対にして外部装置に出力するようにすることもできる。
【0025】
一方、被写体を撮像する撮像手段と、その撮像手段を介して取得した画像データを外部装置に出力する手段とを備えたカメラにおいて、前記取得した画像データの拡大縮小率を求める拡大縮小率算出手段を備え、その拡大縮小率算出手段から与えられる拡大縮小率に関する情報を、前記画像データに付加させるようにし、前記外部装置に前記画像データを出力するに際し、前記付加された情報を対にして出力するようにこうせいすることもできる。これを実現したのが、第3の実施の形態に詳しく説明されている。このようにすると、カメラ側に付加する装置類が少なくなり、上記した認識機能を付加したものに比べてコストの低下並びに小型化を図ることができる。そして、係るカメラから出力される画像データを直接または他の装置を介して受け取る外部装置であって、前記外部装置は、画像データとそれについての拡大縮小率の情報を対にして取得するとともに、前記拡大縮小率の情報に基づいて、前記画像データ中に特定パターンがあるか否かの認識処理をする画像認識処理手段を備えるとよい。
【0026】
本発明に係る画像処理装置は、上述した本発明に係るカメラに内蔵される画像処理装置であって、上記画像認識処理手段を備え、前記撮像手段を介して取得した画像データ中に特定パターンがあるか否かの認識処理を、前記拡大縮小率に基づいて行うようにした。さらに、請求項7に記載の外部装置に内蔵される画像処理装置であって、前記画像認識処理手段を備え、画像データと対にして取得した拡大縮小率の情報に基づいて、前記画像データ中に特定パターンがあるか否かの認識処理を行うようにしてもよい。
【0027】
なお、画像処理手段や認識処理手段におけるマッチング処理は、パターンマッチング・テンプレートマッチングや特徴量を抽出しそれと比較する等の他、各種の処理が行え、一般に認識処理等と称されるものも含む。
【0028】
また、各装置で取得される画像データ・画像サイズ情報は、実施の形態で説明したように、その装置に付随する記録媒体に一旦格納保持されるようにしてもよく、或いは格納することなく別の装置に転送出力をするようにしてもよい。そして、装置に付随するとは、装置内のメモリ・ハードディスク等のように内部に一体化しているものと、外部の独立した記憶装置等も含む。
【0029】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明の第1の実施の形態としてのデジタルカメラの内部構造を示している。同図に示すように、被写体10が、ズームレンズ11,ピント調整レンズ12を介してCCD13上に結像されるようになっている。
【0030】
すなわち、ズームレンズ11は、モータ及びそのモータの回転力を直進往復動に変換する動力伝達系とを備えたズームレンズ調整機構16により、レンズを光軸方向に移動させてレンズ間距離を変えることにより所望のズーム量になるようにしている。そして、係るズーム量は、使用者が操作するズームスイッチ18から送られる制御命令にしたがって決定される。
【0031】
一方、ピント調整レンズ12は、モータ及びそのモータの回転力を直進往復動に変換する動力伝達系とを備えたピント調整機構19により、レンズを光軸方向に移動させてレンズ間距離を変えることによりピントが合うようにしている。そして、被写体との距離算出部20により、被写体10とカメラとの距離が自動計測されるため、係る距離データに基づいては、ピントが合うようになっている。そして、被写体との距離算出部20は、超音波を利用したり光学的な測量を用いたりして実現される。
【0032】
また、CCD13では、結像された画像を電気信号に変換し、その電気信号を次段の画像加工部14に出力するようになっている。なお、図示するCCD13のブロック内では、標本化,量子化,符号化等の各種の画像処理を行い、RGBデジタルデータを生成する機能も付加されており、係るデジタルの画像データが出力されるようになっている。
【0033】
そして、従来のデジタルカメラでは、CCD13から出力される画像データを画像記録部15に与えるようにしているが、本発明では、その途中に画像加工部14を設け、係る画像加工部14を介して画像データを画像記録部15に与えるようにしている。そして、画像記録部15では、与えられた画像データを記録媒体15aに格納するようになっている。なお、記録媒体15aとしては、メモリカードや、磁気テープ等が用いられる。
【0034】
ここで、画像加工部14は、通常は与えられた画像データをスルーして画像記録部15に送るようにしているが、後述する認識処理の結果、被写体10が複写等禁止物と判断された場合に、画像データを抹消したり、最終的に印刷されても複写物であることがわかるように画質を劣化させたり、「写し」等のマークを合成する等の処理を行うようになっている。
【0035】
さらに、上記の認識処理をする機能として、本形態では以下のようになっている。つまり、CCD13の出力を画像加工部14と並列的に拡大縮小部21に与え、そこにおいて与えられた画像データを所定の変倍率(拡大縮小率)で拡大または縮小して所定の基準画像サイズに変倍処理させた後、認識部23に送る。
【0036】
そして、認識部23では、辞書24に格納された検出対象である特定パターン等の複写禁止物の特徴を読み出し、それと画像データ(基準画像サイズ)とを比較し、撮像した画像データが複写等禁止物であるか否かを判断する。そして、認識した結果複写等禁止物と判断した場合には、検出信号を画像加工部14に送るようになっている。なお、ここで行う認識処理は、パターンマッチング・テンプレートマッチングや特徴量を抽出しそれと比較する等の他、従来用いられている各種のものを用いることができる。そして、この認識部23での認識率を向上させるためには、辞書24に格納されたデータと等倍或いはそれに近い大きさである必要があるので、上記した基準画像サイズは、係るデータと等倍になるような大きさである。従って、必ずしも原稿(本物)の大きさと等倍になっているとは限らない。
【0037】
そして、係る等倍になるように変倍処理をする際の拡大縮小部21での拡大縮小率は、拡大縮小率算出部22からの制御信号により決定される。すなわち、この拡大縮小率算出部22は、上記した各レンズ11,12を動作させる基準となる、ズームスイッチ18と被写体との距離算出部20に接続されている。そして、ズームスイッチ18からはズーム量が与えられ、また被写体との距離算出部20からは被写体10とカメラとの間の距離データを取得する。そして、係るズーム量と距離データから、撮像して得られた画像データの倍率(原稿の大きさに対する倍率)を求める。そして、係る倍率を、拡大縮小部21に与え、拡大縮小部21では、係る倍率に基づいて撮像した画像データの大きさを知ることができるので、その大きさが上記した辞書に対して等倍になるように変倍処理をすることになる。
【0038】
係る構成にすると、被写体10が複写等禁止物の場合には、認識部23でそれを検知し、画像加工部14に検出信号(制御信号)を送る。そして、画像加工部14では、その信号に基づいて撮像された画像データに対して所定の加工(削除,画質劣化処理等)を行うため、記録媒体15aに画像が記録されないか、仮に記録されたとしても画質が劣化しているので、その後にコンピュータを介してプリンターでプリントアウトしても、一目で偽物とわかる。しかも、ズーム量と距離に基づいて撮像した画像データの大きさ(倍率)がわかるため、精度よく基準画像サイズに変倍処理でき、1種類の大きさ(基準画像サイズ)についての辞書のみでもって高精度に認識処理をすることができる。
【0039】
図3は、本発明の第2の実施の形態を示している。上記した第1の実施の形態では、撮像した画像データを基準画像サイズに正規化することにより、辞書24に格納するデータを1種類につき1サイズのデータを格納した辞書24を用いて比較することにより、辞書として使用するメモリ容量の削減を図るようにしたが、本実施の形態では、異なるサイズに対応した辞書を複数用意しておき、撮像した画像データの大きさ・倍率にあった辞書を択一的に選択して使用するようにしている。
【0040】
すなわち、CCD13の出力をそのまま基準画像サイズに正規化することなく認識部23に与えるようにしている。また、複数のサイズに応じた辞書24a〜24cを用意している。つまり、撮像された画像データが拡大されている場合用の辞書(大)24aと、等倍用の辞書(中)24bと、縮小されている場合用の辞書(小)24cの3種類のサイズに応じたものを用意している。それを辞書切替部25により択一的に選択し、所定の辞書に格納したデータを認識部23に送るようになっている。そして、辞書切替部25は、拡大縮小算出部22から送られる倍率情報に基づいて切替制御するようになっている。つまり、例えば拡大縮小算出部22で求めた倍率がほぼ等倍の場合には辞書(中)24bを選択することになり、拡大されている場合には辞書(大)24aを選択し、縮小されている場合には辞書(小)を選択するようになっている。
【0041】
これにより、撮像された画像データを直接認識処理をするため、第1の実施の形態のように画像データを拡大縮小する処理がないので、処理工程が削減されてより高速かつ正確な処理が可能となる。但し、辞書を複数用意することから、メモリ消費量が多く必要となる。また、設置する辞書数が少ないと、画像サイズとの一致の度合いがずれるおそれがあるので、第1の実施の形態のように基準画像サイズに正規化するほうが認識率が向上する。なお、設置する辞書の数は任意であり、認識率を向上させるためには、より多くの異なるサイズに応じた辞書を用意すれば良い。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した第1の実施の形態と同様であるため、対応する部材に同一符号を付し、各部の詳細な説明を省略する。
【0042】
図4は、本発明の第3の実施の形態を示している。本実施の形態では、上記した各実施の形態と相違し、被写体が複写等禁止物であるか否かの認識処理は行わないようにしている。そして、撮像した画像データに倍率(拡大縮小率)に関する情報を対にして格納するようにしている。
【0043】
つまり、CCD13の出力を拡大縮小率挿入部26に接続する。またこの拡大縮小率挿入部26には、拡大縮小率算出部22の出力(拡大縮小率)も与えられるようになっている。そして、撮像した画像データを一旦拡大縮小率挿入部26に与えることにより、ここにおいて画像データに拡大縮小率算出部22で求めた拡大縮小率データを加え、画像記録部15に与え、そこにおいて画像データと拡大縮小率データとを関連づけた状態で記録媒体15aに格納するようにしている。
【0044】
そして、記録媒体15aに格納されるデータ構造としては、例えば図5に示すように先頭に大きさ(x,y軸方向のドット数)と拡大縮小率を挿入し、その後ろに通常の各色成分の画像データを格納するようにしている。なお、係る拡大縮小率の挿入方法は、上記したように画像データの先頭等に独立して格納するようにしても良いが、例えば暗号化して画像データの中に紛れ込ませるようにしても良い。そのようにすると、拡大縮小率を直接修正することが困難となり、防犯上より好ましくなる。
【0045】
このように画像データに拡大縮小率に関する情報を関連付けて格納し、それをコンピュータ側に転送することにより、コンピュータ側では、デジタルカメラから与えられた画像データであってもその倍率を知ることができるので、所定の認識処理を行うことができる。
【0046】
図6は、係る認識処理を行うためのコンピュータ(パソコン)30の一例を示しており、このパソコン30とプリンタ40並びに図4に示すデジタルカメラにより画像処理システムが構築される。つまり、本画像処理システムはデジタルカメラで被写体(原画像)を撮像して得られた画像データに拡大縮小率を関連付けたデータを、そのデジタルカメラに接続されたパソコン30に対して転送され、そのパソコン30内の記録媒体に格納される。そして、記録媒体に格納された画像データは、パソコン30に接続されたプリンタ40に出力され、そこにおいて所定の用紙に画像形成されてプリントアウトされる。
【0047】
また、出力される画像は、パソコン30に与えられた画像(記憶装置に格納された画像)をそのまま出力する場合もあるし、パソコン30にて各種の画像処理を行い加工されている場合もある。さらに、各装置間は直接ケーブルで接続される場合はもちろんのこと、各種の通信回線を介して接続される場合もある。また、画像データの転送は、上記の他に各種の記録媒体(FD,MO等)を介して行われることもある。
【0048】
そして、本発明との関係におけるパソコン30の内部構造は、図6に示すようにデジタルカメラから送られる転送フレームに基づいて画像データ+拡大縮小率に関する情報を記録媒体31aに記録するようにしており、この記録媒体31aに格納されたデータを画像読み出し部31にて読み出し可能となっている。
【0049】
そして、画像読み出し部31にて読み出された画像データは、画像加工部32と拡大縮小部33に与えられるようになっている。また、記録媒体31aに格納された拡大縮小率に関する情報は、拡大縮小率読み出し部34で読み出され、拡大縮小部33に与えられるようにしている。そして拡大縮小部33では、与えられた拡大縮小率に基づいて出力しようとする画像データを拡大または縮小して基準画像サイズに正規化し、認識部35に与えるようになっている。
【0050】
そして、認識部35では、辞書36に格納された基準データと正規化された画像データとを比較し、複写等禁止物であるか否かを判断する。そして、複写等禁止物であると判断した場合には、画像加工部32に対して検出信号を出力する。すると画像加工部32では、出力を停止したり、画質を劣化させたり、一部または全部を黒等の色で塗り潰したり、「写し」等のマークを合成する等の所定の複写禁止処理を行う。一方、認識部35から検出信号が与えられない場合には、与えられた画像データをそのままスルーする。そして、画像加工部32の出力は、次段のプリンタインタフェース部37を介してプリンタ40に転送され、そこにおいて所定の用紙に印刷されてプリントアウトされる。
【0051】
なお、上記した認識するための構成は、第1の実施の形態と同様のものを用いているが、第2の実施の形態のように複数の辞書を設けるとともに、読み出した拡大縮小率に応じて使用する辞書を切り替えるようにし、基準画像サイズに正規化する処理を省略するようにしてももちろんよい。また、係る認識処理は、プリンタ40側で行うようにしてももちろんよい。
【0052】
また、上記した各実施の形態では、いずれもデジタルカメラ内で記録媒体に一旦画像データ等を格納するようにしたが、本発明は必ずしも係る構成は必須ではなく、デジタルカメラで撮像した画像データ(画質の劣化等の加工や、拡大縮小率の追加等を行うことはある)を記録媒体に格納することなく直接パソコン側に転送するようにしてももちろん良い。
【0053】
また、上記した実施の形態では、デジタルカメラとしたが、これは静止画を撮るためのデジタルスチールカメラでも動画を撮るためのデジタルビデオカメラでも基本的には同様の構成を採用できる。もちろんデジタルビデオカメラの場合には、音声を取得・記録する構成は必要となる。また、デジタルではなく、アナログ方式のカメラにももちろん適用できる。
【0054】
さらにまた、デジタルカメラ等においては、ピント調整レンズを制御するピント調整機構19が、上記した各実施の形態のように、被写体との距離を測定し、それに基づいて制御するものではなくCCD出力を受けて撮像された画像データの像の周波数成分を検知し、ピントが合うほど高周波になることを利用してオートフォーカスさせる構造のものもある。係る場合には、デジタルカメラ自体としては距離測定を行うためのセンサが実装されていないタイプもあるが、その場合には、別途距離データを取得するためのセンサ(上記実施の形態の被写体との距離算出部に相当するもの)を設け、その測定結果に基づいて拡大縮小率を求めるようにすれば良い。
【0055】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、各種のカメラを用いて取得した画像データであっても、その撮像した際に、その画像データについての画像サイズの情報も検出するようにしたため、係る情報に基づいて所定の画像処理を行うことにより、最終的に特定パターンを有するものか否かを確実に認識・抽出することができる。その結果、禁止すべき画像は出力禁止し、通常の画像は出力を許容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の複写機に仮想処理装置(認識部)を実装した例を示す図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図4】 本発明の第3の実施の形態を示す図である。
【図5】 記録媒体に格納されるデータ構造の一例を示す図である。
【図6】 本発明に係る画像処理システムを構成するパソコンの内部構造を示す図である。
【符号の説明】
10 被写体
11 ズームレンズ
12 ピント調整レンズ
13 CCD
14 画像加工部
15 画像記録部
15a 記録媒体
16 ズームレンズ調整機構
18 ズームスイッチ
19 ピント調整機構
20 被写体との距離算出部
21 拡大縮小部
22 拡大縮小率算出部
23 認識部
24,24a〜24c 辞書
26 拡大縮小率挿入部
30 パソコン
31 画像記録部
31a 記録媒体
32 拡大縮小率読み出し部
33 拡大縮小部
35 認識部
26 辞書

Claims (9)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、その撮像手段を介して取得した画像データを外部装置に出力する手段とを備えたカメラにおいて、
    前記取得した画像データの拡大縮小率を求める拡大縮小率算出手段と、
    その拡大縮小率算出手段で求めた拡大縮小率に基づいて前記画像データ中に特定パターンがあるか否かの認識処理を行う画像認識処理手段と、
    を備えたことを特徴とするカメラ
  2. 前記拡大縮小率算出手段は、被写体とカメラ間の距離と、前記撮像手段におけるズーム量に基づいて拡大縮小率を求めるものであることを特徴とする請求項1に記載のカメラ
  3. 前記画像認識処理手段は、基準画像サイズに対応する基準データを記憶した辞書を備えるとともに、
    前記拡大縮小率算出手段から与えられる拡大縮小率に基づいて、前記画像データを前記基準画像サイズに変倍するとともに、その変倍したデータと前記辞書に格納された基準データとのマッチングをとるようにしたものであることを特徴とする請求項1または2に記載のカメラ
  4. 前記画像認識処理手段は、異なる画像サイズに応じた複数種類の基準データを記憶した辞書を備えるとともに、前記拡大縮小率算出手段から与えられる拡大縮小率に基づいて、前記複数種類の中から使用する基準データを選択し、その選択した基準データと、前記画像データとのマッチングをとるようにしたものであることを特徴とする請求項1または2に記載のカメラ
  5. 前記画像認識処理手段が、前記認識処理をした結果特定パターンがあると判断した場合に、撮像した前記画像データを加工する機能をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のカメラ
  6. 被写体を撮像する撮像手段と、その撮像手段を介して取得した画像データを外部装置に出力する手段とを備えたカメラにおいて、
    前記取得した画像データの拡大縮小率を求める拡大縮小率算出手段を備え、
    その拡大縮小率算出手段から与えられる拡大縮小率に関する情報を、前記画像データに付加させるようにし、
    前記外部装置に前記画像データを出力するに際し、前記付加された情報を対にして出力するようにしたことを特徴とするカメラ
  7. 請求項に記載のカメラから出力される画像データを直接または他の装置を介して受け取る外部装置であって
    前記外部装置は、画像データとそれについての拡大縮小率の情報を対にして取得するとともに、
    前記拡大縮小率の情報に基づいて、前記画像データ中に特定パターンがあるか否かの認識処理をする画像認識処理手段を備えたことを特徴とする外部装置
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のカメラに内蔵される画像処理装置であって、
    前記画像認識処理手段を備え、
    前記撮像手段を介して取得した画像データ中に特定パターンがあるか否かの認識処理を、前記拡大縮小率に基づいて行うことを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項7に記載の外部装置に内蔵される画像処理装置であって、
    前記画像認識処理手段を備え、
    画像データと対にして取得した拡大縮小率の情報に基づいて、前記画像データ中に特定パターンがあるか否かの認識処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
JP32093096A 1996-11-15 1996-11-15 カメラおよび外部装置ならびに画像処理装置 Expired - Fee Related JP3716519B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32093096A JP3716519B2 (ja) 1996-11-15 1996-11-15 カメラおよび外部装置ならびに画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32093096A JP3716519B2 (ja) 1996-11-15 1996-11-15 カメラおよび外部装置ならびに画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10150548A JPH10150548A (ja) 1998-06-02
JP3716519B2 true JP3716519B2 (ja) 2005-11-16

Family

ID=18126877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32093096A Expired - Fee Related JP3716519B2 (ja) 1996-11-15 1996-11-15 カメラおよび外部装置ならびに画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3716519B2 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7644282B2 (en) 1998-05-28 2010-01-05 Verance Corporation Pre-processed information embedding system
KR100715281B1 (ko) * 1999-12-24 2007-05-08 엠텍비젼 주식회사 영상 입력 위치 및 크기의 자동 조절이 가능한 영상 통신 방법 및 그 장치
US6737957B1 (en) 2000-02-16 2004-05-18 Verance Corporation Remote control signaling using audio watermarks
EP2782337A3 (en) 2002-10-15 2014-11-26 Verance Corporation Media monitoring, management and information system
US7369677B2 (en) * 2005-04-26 2008-05-06 Verance Corporation System reactions to the detection of embedded watermarks in a digital host content
US20060239501A1 (en) 2005-04-26 2006-10-26 Verance Corporation Security enhancements of digital watermarks for multi-media content
CN100373399C (zh) * 2004-08-18 2008-03-05 富士通株式会社 建立劣化字典的方法和装置
US8020004B2 (en) 2005-07-01 2011-09-13 Verance Corporation Forensic marking using a common customization function
WO2009001530A1 (ja) 2007-06-22 2008-12-31 Panasonic Corporation カメラ装置、および、撮影方法
US8838977B2 (en) 2010-09-16 2014-09-16 Verance Corporation Watermark extraction and content screening in a networked environment
US8923548B2 (en) 2011-11-03 2014-12-30 Verance Corporation Extraction of embedded watermarks from a host content using a plurality of tentative watermarks
US9323902B2 (en) 2011-12-13 2016-04-26 Verance Corporation Conditional access using embedded watermarks
US9547753B2 (en) 2011-12-13 2017-01-17 Verance Corporation Coordinated watermarking
US9571606B2 (en) 2012-08-31 2017-02-14 Verance Corporation Social media viewing system
US8869222B2 (en) 2012-09-13 2014-10-21 Verance Corporation Second screen content
US9106964B2 (en) 2012-09-13 2015-08-11 Verance Corporation Enhanced content distribution using advertisements
US9262793B2 (en) 2013-03-14 2016-02-16 Verance Corporation Transactional video marking system
US9251549B2 (en) 2013-07-23 2016-02-02 Verance Corporation Watermark extractor enhancements based on payload ranking
US9208334B2 (en) 2013-10-25 2015-12-08 Verance Corporation Content management using multiple abstraction layers
WO2015138798A1 (en) 2014-03-13 2015-09-17 Verance Corporation Interactive content acquisition using embedded codes

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10150548A (ja) 1998-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3716519B2 (ja) カメラおよび外部装置ならびに画像処理装置
US6272245B1 (en) Apparatus and method for pattern recognition
JP4554358B2 (ja) 印刷文書のための可視認証パターン
JP2007524906A (ja) 生体認証用画像を処理する方法および装置
KR19990006591A (ko) 화상 검출방법, 화상 검출장치, 화상 처리방법, 화상 처리장치 및 매체
US7720290B2 (en) Method, program, and apparatus for detecting specific information included in image data of original image, and computer-readable storing medium storing the program
EP0901274A2 (en) Method and system for embedding information into contents
US20010017717A1 (en) Image processing apparatus effective for preventing counterfeiting of a copy-prohibition object
Jarusek et al. Photomontage detection using steganography technique based on a neural network
US20020027671A1 (en) Image discrimination apparatus, copier and image discrimination method
US6958828B2 (en) Method and apparatus for detecting photocopier tracking signatures
CN101631251B (zh) 图像处理设备和图像处理方法
EP1018700B1 (en) An image recognition device using pattern elements
JP2000201293A (ja) 画像処理装置
JP3897079B2 (ja) 視差画像入力装置及び撮像装置
JPH10150542A (ja) 画像処理方法及び画像処理システム
JP4336492B2 (ja) 画像データ処理装置
JP2001218008A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および記憶媒体
JP2000253242A (ja) 画像読み取りシステム
JP3768721B2 (ja) 画像処理方法、ドライバ、オペレーティングシステム、スキャナ、記憶媒体
JP3151993B2 (ja) 画像処理装置及びそれを搭載した複写機
JP2001292314A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体
JP3245154B2 (ja) 画像処理装置
JP3202806B2 (ja) 特殊原稿判別機能付き複写機
Hosseini Non-Binary Pixel Labeling for Localization of Tampering and Advancing Camera Identification in Image Forensics

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080909

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090909

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090909

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100909

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100909

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110909

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110909

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120909

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130909

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees