JP3688833B2 - カーラジオ聴取状況調査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自家用乗用車,営業用乗用車,貨物車等の車両に搭載されたカーラジオの聴取状況を調査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ラジオの聴取率調査は家屋内に設置されたラジオを対象として一般に実施されていたが、最近におけるモータリゼーションの急速な発展に伴い、車を運転しながらラジオを聞く機会が増大し、それに伴って、カーラジオを対象とし、その聴取状況を調査する重要性が高まってきた。
【0003】
カーラジオの聴取状況を調査する従来の技術の一例が、特開平7−327017号公報に記載されている。この従来技術では、カーラジオのスピーカから流れる音声と、予め準備した基準ラジオで独自に再生した音声とを、基準ラジオの選局を逐次変更しながら比較することでカーラジオにおける聴取局を特定し、無線通信にて、センタに計測データを送信することにより、調査を可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようにカーラジオの聴取状況調査技術は従来より提案されているが、未だ解決すべき幾つかの課題が残されている。
【0005】
1つは、従来の技術では、誰が聴取しているのかが分からないことである。その理由は、単に聴取局と時間を採取しているだけなので、サンプルとなる車両を運転する者が例えばご主人,奥さん,お子さんといったように複数人居る場合、その内の誰が搭乗しているか不明だからである。このような聴取人の属性(性別,年齢)は、ラジオ放送局の番組編成や、あるいは広告のターゲットを知るために重要である。
【0006】
他の1つは、カーラジオを聞く機会がありながらカーラジオを聴取していない時間を調査していないことである。このような潜在的な聴取可能時間は、新たな需要の掘り起こしに密接に結び付くため、ラジオ放送局の番組拡大等の制作決定において重要な情報となり得る。
【0007】
そこで本発明の目的は、潜在的な聴取可能時間および車両に搭乗している個人の情報も含めてカーラジオの聴取状況を調査することができるカーラジオ聴取状況調査装置を提供することにある。
【0008】
また、従来の他の問題点は、バッテリ上がりによって車両が走行不能に陥る危険性があることである。その理由は、調査装置の電力を常にカーバッテリから直接とっているためである。また、従来の技術では、電源電圧が低下してもそのことを調査会社に連絡する機能を持たないため、早急な手当てが行えないという問題点もある。
【0009】
そこで本発明の別の目的は、聴取状況採取のためにサンプルとなる車両がバッテリ上がりを生じる危険性を回避し、かつ、電源電圧低下時にはその旨を調査会社に迅速に通知することができるカーラジオ聴取状況調査装置を提供することにある。
【0010】
さらに、従来の別の問題点は、車内での会話,社外の騒音等による影響,基準ラジオとカーラジオとのアンテナ位置の相違による受信感度の相違,ステレオ放送における左右スピーカの音声の相違等が原因となって、聴取局の特定精度が低下し、また音声が途切れている期間中は原理的に検出不能になることである。その理由は、カーラジオのスピーカから流れる音声と基準ラジオで生成した音声との比較により聴取局を特定しているからである。
【0011】
そこで本発明の他の目的は、聴取局の検出精度を高めたカーラジオ聴取状況調査装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のカーラジオ聴取状況調査装置は、車両に搭載されたカーラジオの聴取状況を調査する装置において、
ドライバの車両への搭乗時刻およびドライバの車両からの下車時刻を検出する乗車時間検出手段と、
車両に搭乗している個人を識別するデータを入力する個人データ入力装置と、カーラジオの電源が投入された時刻および切断された時刻を検出するカーラジオ使用時間検出手段と、
カーラジオの選局中の放送局を検出する聴取局検出手段と、
前記各検出手段で検出された時刻,聴取局および前記個人データ入力装置から入力されたデータを含む測定データを蓄積する測定データ蓄積手段と、
該測定データ蓄積手段に蓄積された測定データを無線回線を通じてセンタに送信する無線通信部と、
各部に電力を供給する電源部とを備えることを特徴とする。
【0013】
このような構成のカーラジオ聴取状況調査装置にあっては、ドライバが車両に搭乗すると、乗車時間検出手段がその時刻を検出して、測定データ蓄積手段がそれを測定データとして蓄積し、その後にカーラジオの電源が投入されると、カーラジオ使用時間検出手段がその時刻を検出して、測定データ蓄積手段がそれを測定データとして蓄積する。また、個人データ入力装置が車両に搭乗している個人を識別するデータをドライバ等から受け付けて入力し、測定データ蓄積手段がそれを測定データとして蓄積する。そして、カーラジオで任意の放送局の番組が聴取されると、聴取局検出手段が、その時々の選局中の放送局を検出し、測定データ蓄積手段がそれらを測定データとして蓄積する。他方、カーラジオの電源が切断されると、カーラジオ使用時間検出手段がその時刻を検出して、測定データ蓄積手段がそれを測定データとして蓄積し、またドライバが車両から降りると、乗車時間検出手段がその時刻を検出して、測定データ蓄積手段がそれを測定データとして蓄積する。このようにして測定データ蓄積手段に蓄積された各種のデータは、無線通信部によって無線回線を通じてセンタに送信される。以上のような各部の電力は電源部から供給される。
【0014】
前記乗車時間検出手段としては、一つの例として、車両のイグニッションスイッチのオン時刻をドライバの車両への搭乗時刻として検出し、イグニッションスイッチのオフ時刻をドライバの車両からの下車時刻として検出する構成が採用される。また、他の例としては、赤外線センサによって車両内に人の存在が検出された時刻をドライバの車両への搭乗時刻として検出し、赤外線センサによって車両内に人の存在が検出されなくなった時刻をドライバの車両からの下車時刻として検出する構成が採用される。
【0015】
前記個人データ入力装置としては、一つの例として、予め定められた個人に対して割り当てられた照明付き個人ボタンと、スピーカとを備え、前記乗車時間検出手段でドライバの車両への搭乗時刻が検出されたタイミングで前記スピーカから個人データ入力促進用音響を発生させると共に前記照明付き個人ボタンを一定時間ブリンクさせ、押下された個人ボタンに対応する個人の番号を出力する構成が採用される。
【0016】
また、予め定められた個人以外の者(ゲスト)の場合、その属性(性別,年齢)はセンタで把握されていないため、別途の入力が必要となる。本発明では、このために、ゲストの属性データを入力するボタン群を備えたキーボードと、赤外線発光器と、前記キーボードから入力されたゲストの属性データを赤外線に重畳して前記赤外線発光器から発射せしめるリモコン送信機とを有するリモコン装置を提供する。このようなリモコン装置を使用する場合、前記個人データ入力装置には、赤外線受光部と、該赤外線受光部で受光した赤外線に重畳されたゲストの属性データを受信して出力するリモコンデータ受信部とが付加される。
【0017】
前記電源部としては、2次電池と、該2次電池を車両のイグニッションスイッチのオン時にカーバッテリにより充電する充電器と、前記2次電池の電圧が予め定められた値以下に低下したときにバッテリダウン信号を出力する電圧比較器とを備え、車両のイグニッションスイッチのオン時にはカーバッテリの電力を各部に供給すると共に前記充電器により前記2次電池を充電しておき、車両のイグニッションスイッチのオフ時には前記2次電池の電力を各部に供給する構成を有するものが採用できる。そして、前記測定データ蓄積手段は、前記バッテリダウン信号を測定データの1つとして蓄積する。
【0018】
前記聴取局検出手段としては、カーラジオのAMチューナの近傍に装着されたローカル周波数ピックアップ用のコイルと、該コイルでピックアップされたカーラジオのAMチューナまたはFMチューナのローカル周波数信号を入力とする電子チューナと、該電子チューナのスキャン動作を制御してカーラジオで選局中の局を特定する制御手段とを備える構成のものが利用できる。また、かかる構成の聴取局検出手段における制御手順として、調査区域内の主放送局群を最も高い優先度でスキャンし、調査区域内サテライト局群を次に高い優先度でスキャンし、調査区域外の放送局群を最も低い優先度でスキャンする手順が採用できる。
【0019】
前記無線通信部としては、例えばMCA(Multi Channel Access)システムの移動局を適用することができる。この場合、車両の走行中,停止中にかかわらず、予め定められた時刻(例えば1日のうちの或る決まった時刻)に測定データを無線回線を通じてセンタに送信し、センタと接続不能の場合には一定時間経過後に再度接続を試みる構成が採用される。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態の例について図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
図1は本発明のカーラジオ聴取状況調査装置を使用したカーラジオ聴取状況調査システムの概略構成図である。同図において、1は各車両に搭載されたカーラジオ聴取状況調査装置、2は調査センタ、3はMCA基地局である。カーラジオ聴取状況調査装置1は、車両に搭載されたカーラジオに関する聴取状況を採取して蓄積し、定時になると、その蓄積した一連の測定データをMCA基地局3を通じて調査センタ2に送信する。調査センタ2には、指令局用アンテナ21,MCA無線機22,収集用コンピュータ23,集計用コンピュータ24が設置されており、各カーラジオ聴取状況調査装置1から送信されてきた測定データをMCA無線機22が受信し、収集用コンピュータ23で収集する。そして、集計用コンピュータ24が、収集された一連の測定データを統計処理して、例えば日単位,週単位のラジオ聴取率等のレポート25を生成し出力する。
【0022】
図2は本発明のカーラジオ聴取状況調査装置の構成例を示す概略ブロック図である。同図に示すように、本例のカーラジオ聴取状況調査装置は、カーラジオ11に接続されたシステムコントロール部12と、このシステムコントロール部12に接続された個人データ入力装置13および無線通信部14と、これらに電力を共有する電源部15とから構成されている。
【0023】
図3は電源部15の構成例を示すブロック図である。この例の電源部15は、車両のイグニッションスイッチISのオン時にカーバッテリBの電圧が加わる入力端子151と、各部に電力を供給する出力端子152と、入力端子151と出力端子152との間に接続されたダイオード153と、2次電池154と、この2次電池154とダイオード153のカソード端子との間に接続された充電器155と、充電器155と並列に接続されたダイオード156と、2次電池154の電圧を所定電圧と比較し、2次電池154の電圧が所定電圧以下に低下した場合にバッテリダウン信号を出力する電圧比較器157と、このバッテリダウン信号をシステムコントロール部12に出力するための出力端子158とから構成されている。
【0024】
イグニッションスイッチISがオンとなって車両が走行している場合、カーバッテリBは車両の発電機によって常時充電されている。このとき、カーバッテリBの電力がダイオード153を通じて出力端子152に与えられ、カーラジオ聴取状況調査装置の各部はカーバッテリBの電力で動作する。また、同時に、充電器155は、カーバッテリBの電力によって2次電池154を充電している。イグニッションスイッチISがオフとなっている駐車中の場合、カーラジオ聴取状況調査装置の各部へはダイオード156および出力端子152を通じて2次電池154から電力が供給される。更に、2次電池154の電圧が所定電圧以下に低下すると、電圧比較器157からバッテリダウン信号が出力端子158を通じてシステムコントロール部12に出力される。
【0025】
図4(a)は個人データ入力装置13の構成例の正面図を、図4(b)は内部のブロック図を、それぞれ示す。個人データ入力装置13は、例えばダッシュボードの下部等、ドライバの操作し易い箇所に取り付けられる。その正面パネルには、図4(a)に示すように、例えば4個の照明付き個人ボタン1311と、例えば2個の照明付きゲストボタン1312と、メロディ用のスピーカ1314と、リモコン受光部1315とが配設されている。個人ボタン1311の各々はサンプルとなる車両に搭乗することが予定されている、予め調査センタでその属性を把握している個人に1ボタンずつ割り当てられる。各ボタン面には数字を記載して区別しても良く、顔のイラストを記載して区別するようにしても良い。また、ゲストボタン1312にはゲスト1,ゲスト2というような記号が記載される。
【0026】
また、個人データ入力装置13の内部には、図4(b)に示すように、個人データ入力装置13全体の制御を司るCPU1316と、そのバスに接続された、ROM1318,RAM1319,RS488インタフェース1320,キー入力部1321,メロディ発音部1322,面発光表示部1323およびリモコンデータ受信部1325と、リモコンデータ受信部1325に接続された赤外線受光部1326とが含まれている。ROM1318には当該個人データ入力装置13の制御に必要なプログラム等が記録され、RAM1319はワークエリア等として使用される。RS488インタフェース1320はシステムコントロール部12との間のインタフェース部分である。キー入力部1321は、照明付き個人ボタン1311および照明付きゲストボタン1312のオン,オフの情報を入力する部分である。メロディ発音部1322は、スピーカ1314を所定のパターンで駆動することにより、個人データ入力促進用のメロディをスピーカ1314から発生させる部分である。面発光表示部1323は各ボタン1311,1312の照明を制御する部分である。赤外線受光部1326は、後述するリモコン装置からの赤外線を受光して電気信号に変換しリモコンデータ受信部1325に伝達する部分である。リモコンデータ受信部1325はこの電気信号を復調してリモコン装置から入力されたデータ(ゲスト属性)を受信する部分である。
【0027】
図5(a)は、個人データ入力装置13と組み合わせて使用されるリモコン装置の構成例の平面図、図5(b)はその内部ブロック図である。この例のリモコン装置16は、個人データ入力装置13の個人ボタン1311に割り当てられた個人以外の者(ゲスト)が車両に搭乗する場合に、その者の属性を入力するために使用される。リモコン装置16の平面パネルには、図5(a)に示すように、男性,女性の区別を入力するためのボタン1331,1332と、年齢区分を入力するためのボタン1333〜1339とが配設されている。また、内部には、図5(b)に示すように、リモコン装置各部に電力を供給する電池1351と、ボタン1331〜1339から構成されるキーボード1352と、赤外線発光部1353と、キーボード1352で押下されたボタンに応じたデータを赤外線信号によって赤外線発光部1353から発射せしめるリモコン送信機1354とを備えている。
【0028】
図6はシステムコントロール部12の構成例を示すブロック図である。この例のシステムコントロール部12は、当該システムコントロール部12の主たる制御を司るCPU1211と、このCPU1211のバス1212に接続された、ROM1213,RAM1214,インタフェース1215〜1217,乗車中検出部1218,EEPROM1219,RS232Cインタフェース1220,カーラジオON/OFF検出器1221,RS488インタフェース1222,定時検出部1223と、局発検出用の電子チューナ1224と、この電子チューナの出力を復調して直流成分を検出するDC検出器1225と、リアルタイムクロック1226とから構成されている。
【0029】
ROM1213には、CPU1211で実行すべきプログラムが記録されている。RAM1214は、ワークエリアおよび採取した測定データの格納用等に使用される。リアルタイムクロック1226は、現在時刻を提供する手段であり、CPU1211はインタフェース1215を介して、このリアルタイムクロック1226から現在時刻を取得することができる。また、リアルタイムクロックは定時検出部1223にも加えられており、定時検出部1223は、計測データを調査センタに送出する所定の時刻が到来したことを検出すると、割り込みによってその旨をCPU1211に通知する。RS232Cインタフェース1220は、無線通信部14との間のインタフェース、RS488インタフェース1222は個人データ入力装置13との間のインタフェース、インタフェース1217は電源部15から送出されるバッテリダウン信号のインタフェースである。
【0030】
また、図6において、乗車中検出部1218は、当該車両にドライバが搭乗したこと及びドライバが下車したことを検出する部分である。この乗車中検出部1218の構成例を図7に示す。この例の乗車中検出部1218は、車両のイグニッションスイッチISが予備側にON或いは正規の側にONになったときにカーバッテリBから車両各部に電力が供給される点に着目し、電圧比較器12181によってイグニッションスイッチISのON時に供給される電圧を基準電圧と比較することにより、イグニッションスイッチISのON,OFFを検出することで、ドライバが車両に搭乗したこと及びドライバが下車したことを近似的に検出する。ドライバが車両に搭乗している期間の多くは、実際に車両を運転しているか、エンジンをかけたまま停止している期間であり、イグニッションスイッチISをOFFにした状態で車両に搭乗している期間はごく少ないと考えられるため、このような簡便な構成の乗車中検出部1218によって或る程度の精度でドライバの乗車,下車を検出することができる。
【0031】
なお、乗車中検出部1218の構成としては上記のものに限られず、その他任意の構成のものを採用することができる。例えば、車内に人が居るか否かを検出する赤外線センサを設置し、赤外線センサによって車両内に人の存在が検出されたときをドライバの車両への搭乗時として検出し、赤外線センサによって車両内に人の存在が検出されなくなった時をドライバの車両からの下車時として検出する構成を採用することができる。
【0032】
次に図6におけるカーラジオON/OFF検出器1221は、カーラジオ11のメイン電源のオン,オフを検出する部分である。その構成例を図8に示す。一般にカーラジオ11にはイグニッションスイッチISのオン時に電力が供給されるが、カーラジオ11に電力を供給する電力線Lに電流が流れるのは、カーラジオ11のメインスイッチMSがオンされたときである。そこで、電力線Lに挿入した電流検出器12211によって電流の有無を検出し、電流が流れ始めた時点をカーラジオON時として検出し、電流の流れが停止した時点をカーラジオOFF時として検出する。
【0033】
次に図6における局発検出用の電子チューナ1224,DC検出器1225,インタフェース1216およびEEPROM1219は、カーラジオ11の選局中の放送局を検出する主要なハードウェアである。これらのハードウェアおよびCPU1211で実行される聴取局特定用プログラムの機能については、後述する動作説明において詳述する。
【0034】
図9(a)は測定データのフォーマット例を示す。測定データは、イグニッションスイッチのオン,オフ,カーラジオのオン,オフ,新たな選局,個人およびゲストの乗車,下車等の各イベントが生じるごとに、システムコントロール部12のCPU1211によって生成され、RAM1214内の測定データ記憶エリアに蓄積される。測定データは、以下のような項目から構成される。
【0035】
○ステータス;ここには、今回の測定データの種別が設定される。ステータスには図9(b)に示すような合計16種類があり、それらの番号が設定される。
○タイムデータ;当該イベントが生じた時刻が設定される。時刻はリアルタイムクロック1226から採取される。時刻は、月,日,時,分,秒に加え、曜日も含まれる。曜日は図9(c)に示すように各曜日に対応する番号で設定される。○個人番号;個人データ入力装置13の個人ボタン1311がオン,オフされたとき、その個人ボタンに対応する番号が設定される。個人番号としては、図9(d)に示すように1から4の番号が割り当てられる。
○ゲスト番号;個人データ入力装置13のゲストボタン1312がオン,オフされたとき、そのゲストに対して割り当てた番号が設定される。本実施例では、最大2人までのゲストを扱える。各ゲストには1,2の番号が振られる。なお、個人ボタン1311およびゲストボタン1312の数はこの例に限られないことは言うまでもない。
○ゲスト属性;リモコン装置16からゲストの属性が入力されたとき、そのゲスト属性に対応する番号が設定される。ゲストの属性には図9(e)に示すように合計14種類あり、それらの各々に対して番号が振られている。
○局コード;カーラジオ11で新たな局が選局されたとき、その局を特定する局コードが設定される。
○自動車種別;サンプルとなる車両の種別が設定される。車両の種別としては図9(f)に示す合計5種類がある。当該車両の種別は調査開始時に決定され、固定情報としてROM1213などに設定されている。
○オプション;将来用に確保された項目であり、現在は使用されていない。
【0036】
次に、本実施例のカーラジオ聴取状況調査装置の動作をイベントごとに説明する。
【0037】
(1)イグニッションスイッチのオン
ドライバが車両に搭乗し、イグニッションスイッチをオンにすると、システムコントロール部12の乗車中検出部1218で検出され、CPU1211に通知される。CPU1211は、イグニッションスイッチのオンが通知されると、図10に示すように、測定データとしてイグニッションスイッチONデータをRAM1214の測定データ記憶エリアに蓄積する(S1)。このイグニッションスイッチONデータでは図9のフォーマットにおいて、ステータスに「1」,タイムデータに現在時刻,自動車種別に該当番号が設定される。次にCPU1211は、RS488インタフェース1222を通じて個人データ入力装置13に対して動作を開始するよう指示を出す(S2)。
【0038】
個人データ入力装置13のCPU1316は、RS488インタフェース1320を通じて上記の指示を受信すると、メロディ発音部1322を起動すると同時に面発光表示部1323にブリンク動作を指示する。これにより、個人データ入力装置13の前面パネルに設けられたスピーカ1314からデータ入力促進用のメロディ音が流れ、また個人ボタン1311およびゲストボタン1312の照明がブリンクする。
【0039】
(2)個人ボタンのオン
ドライバが、個人データ入力装置13の前面パネル上の4個の個人ボタン1311のうち、自分に割り当てられたボタンをオンにすると、それがキー入力部1321で検出されてCPU1316に通知される。CPU1316は、押下された個人ボタン1311を特定する番号をRS488インタフェース1320を通じてシステムコントロール部12に送る。また、メロディ発音部1322の動作を停止させ、面発光表示部1323にブリンク動作に代えてオンされた個人ボタンのみ点灯するよう指示を出す。これにより、データ入力促進用のメロディ音およびブリンク動作が停止し、押下された個人ボタンだけが点灯する。
【0040】
システムコントロール部12のCPU1211は、個人ボタンの情報をRS488インタフェース1222を介して個人データ入力装置13から受信すると、図11に示す処理を開始し、受信したデータが個人ボタンのオン信号(個人乗車)であることを判断し(S11)、測定データとして個人乗車データを生成し、RAM1214の測定データ記憶エリアに書き込む(S12)。この個人乗車データでは、図9のフォーマットにおいて、ステータスに「7」,タイムデータに現在時刻,個人番号に個人データ入力装置13から通知された個人ボタンの番号が設定される。
【0041】
同乗者が居る場合、その者が個人ボタン1311に登録された者であるときには、該当する個人ボタン1311をオンすることにより、前述と同様にその者の個人乗車データが1つの測定データとして生成され、RAM1214の測定データ記憶エリアに書き込まれる。
【0042】
(3)ゲストボタンのオン
他方、同乗者が個人ボタン1311に登録されていないゲストである場合、個人データ入力装置13の前面パネルのゲストボタン1312(ゲスト1)をオンし(このとき面発光表示部1323によってそのボタンが点灯される)、リモコン装置16からそのゲストの属性を入力する。例えば、同乗者が30才台後半の男性の場合は、リモコン装置16の男性ボタン1331と31〜40才ボタン1337を押す。これらのボタン情報は、リモコン装置16のリモコン送信機1354の制御の下に、赤外線発光部1353によって赤外線に重畳して個人データ入力装置13に送出され、個人データ入力装置13の赤外線受光部1326で受光されてリモコンデータ受信部1325でボタン情報が復調される。CPU1316は、押下されたボタンのデータをリモコンデータ受信部1325から入力して、押下されたゲスト1のボタンに対応付けてRAM1319のワークエリアに保持すると同時に、RS488インタフェース1320を介してシステムコントロール部12に送る。システムコントロール部12のCPU1211は、図11の処理において、受信したデータがゲスト乗車にかかるデータであることを判別し(S11)、測定データとしてゲスト乗車データを生成してRAM1214の測定データ記憶エリアに書き込む(S14)。このゲスト乗車データでは、図9のフォーマットにおいて、ステータスに「9」,タイムデータに現在時刻,ゲスト番号に「1」,ゲスト属性に個人データ入力装置13から通知されたボタンに応じた番号(前述の30才台後半の男性の場合には「5」)が設定される。
【0043】
ゲストが二人いる場合には、ゲスト2のゲストボタン1312をオンにして、リモコン装置16から属性を入力することにより、前述と同様にゲスト乗車データが生成され、蓄積される。
【0044】
(4)個人ボタンのオフ
同乗者が下車する場合、個人データ入力装置13の前面パネル上の4個の個人ボタン1311のうち、自分に割り当てられたボタンをオフにすると、それがキー入力部1321で検出されてCPU1316に通知される。CPU1316は、オフされた個人ボタン1311を特定する番号をRS488インタフェース1320を通じてシステムコントロール部12に送る。また、面発光表示部1323に指示を出し、オフされた個人ボタンを消灯させる。システムコントロール部12のCPU1211は、個人ボタンの情報をRS488インタフェース1222を介して個人データ入力装置13から受信すると、図11に示す処理を開始し、受信したデータが個人ボタンのオフ信号であることを判断し(S11)、測定データとして個人下車データを生成し、RAM1214の測定データ記憶エリアに書き込む(S13)。この個人下車データでは、図9のフォーマットにおいて、ステータスに「8」,タイムデータに現在時刻,個人番号に個人データ入力装置13から通知された個人ボタンの番号が設定される。他の同乗者が下車する場合も同様の操作を行うことにより、その者にかかる個人下車データが生成され、蓄積される。なお、ドライバ自身がエンジンをかけた状態で車から離れる場合も同様の操作を行うことにより、個人下車データが生成,蓄積される。但し、この場合は、車に戻ったときに再度登録操作を行う必要がある。
【0045】
(5)ゲストボタンのオフ
下車する同乗者がゲストの場合は、下車するゲストの乗車時にオンしたゲストボタン1312(例えばゲスト1)をオフにする。個人データ入力装置13のCPU1316は、キー入力部1312によってゲストボタン1312のオフが入力されると、ゲスト乗車時にRAM1319にそのゲストボタンに対応して保持しておいたゲスト属性を読み出して、RS488インタフェース1320を介してシステムコントロール部12に送る。システムコントロール部12のシステム1211は、RS488インタフェース1222を介して受信したデータに基づき、ゲスト下車データを作成し、RAM1214に蓄積する(図11のS11,S15)。このときのゲスト下車データには、図9のフォーマットにおいて、ステータスに「10」,タイムデータに現在時刻,ゲスト番号に「1」,ゲスト属性に個人データ入力装置13から通知されたゲスト属性が設定される。
【0046】
(6)カーラジオのオン
ドライバまたは同乗者がカーラジオ11を聞くために、そのメインスイッチをオンすると、システムコントロール部12のカーラジオON/OFF検出器1221で検出され、CPU1211に通知される。CPU1211は、図12に示す処理を開始し、まず、測定データの一つとしてカーラジオONデータを生成し、RAM1214の測定データ記憶エリアに書き込む(S21)。このときのカーラジオONデータは、図9のフォーマットにおいて、ステータスに「3」、タイムデータに現在時刻が設定される。次に、CPU1211は、聴取局サーチ処理を開始する(S22)。
【0047】
(7)カーラジオにおける選局
カーラジオ11における聴取局の検出について、その原理と具体的な動作を以下、説明する。
【0048】
最近のラジオ受信機はスーパーヘテロダイン方式の受信機であり、またカーラジオにおいてはAM,FMの双方を実装している場合が多いため、カーラジオ11としてはAM−FM兼用のカーラジオを採り上げる。
【0049】
カーラジオのAM放送は、531〜1602KHzの範囲内の放送と道路情報(1620KHz)が受信でき、FM放送は、76〜89MHzの範囲内の放送が受信できる。スーパーヘテロダイン方式のラジオ受信機の場合、そのローカル周波数と聴取局とが1対1に対応する。即ち、東京地区でNHK第1放送を聴取しているとき、カーラジオのAMチューナの受信周波数を594KHzに合わせると、AMチューナのIF周波数を450KHzとすれば、ローカル周波数は594KHz+450KHz=1044KHzであり、この周波数がローカル周波数として発振していればNHK第1放送を聴取中と判定できる。また、FM放送のIF周波数は10.7MHzでヘテロダインはロアー方式を採用しているため、例えばNHK−FM(82.5MHz)を受信しているときのローカル周波数は、82.5MHz−10.7MHz=71.8MHzであり、この周波数がローカル周波数として発振していれば、NHK−FM放送を受信中と判定できる。
【0050】
カーラジオのローカル周波数信号は、ピックアップコイルをチューナの局部発振回路の近くに取り付けることにより、抽出することができる。ここで、カーラジオのAMチューナとFMチューナは同時に動作することはなく、AM放送受信時にはAMチューナが、FM放送受信時にはFMチューナが動作していること、FMチューナからのローカル周波数の漏洩強度はAMチューナからのローカル周波数の漏洩強度に比べて格段に強いことから、実験によれば、1つのピックアップコイルをAMチューナの局部発振回路の近傍に取り付けることにより、AMチューナからのローカル周波数の抽出だけでなく、FMチューナからのローカル周波数の抽出も行うことができた。このため、本実施例では、1つのピックアップコイルで、AM,FM放送のローカル周波数信号をピックアップする構成を採用している。
【0051】
図13にAMチューナの局部発振回路の近傍にローカル周波数検出用のピックアップコイルを取り付けた状態を示す。同図において、111はカーラジオの基板、112はAMチューナ用のIC、113はコアホビンにコイルを巻いて作ったピックアップコイルである。このピックアップコイル113に誘起するローカル周波数信号は同軸ケーブル114によって、システムコントロール部12の局発検出用電子チューナ1224の入力端子に導かれる。
【0052】
電子チューナ1224は、原理的にはカーラジオ中に組み込まれている電子チューナと同じであり、入力される信号成分の中から、選局制御信号1230で指示される周波数成分だけを選択し中間周波数に変換して出力する機能を持つ。ただ、局発検出用電子チューナ1224の場合は、入力としてアンテナに誘起された高周波信号ではなく、ピックアップコイル113で検出されたカーラジオ11のローカル周波数信号が入力される点で異なっている。従って、或る選局制御信号1230によって、ピックアップコイル113で検出されたカーラジオ11のローカル周波数信号に同調がとれると、正弦波信号が電子チューナ1224から出力され、それ以外では出力はオフ状態となる。そこで、DC検出器1225において電子チューナ1224の出力を復調して直流成分を抽出し、そのレベルをインタフェース1216を介してCPU1211で読み取れば、同調がとれているか否かが判明し、選局制御信号1230を逐次に変化させて同調のとれる周波数を調べることにより、カーラジオ11のローカル周波数が何れの放送局のものであるかが特定できる。
【0053】
ここで、サンプルとなる車両は、調査区域内(例えば関東地区)だけを走行しその区域内の放送局だけを聞くとは限られず、調査区域外に移動してその場所の放送局を聞くことも考えられる。また、放送局のサービスエリア内でサテライト局を聞く場合もある。調査区域外の放送局を無視することも考えられるが、検出不能状態と区別するために、調査区域側の放送局を聞いている場合にもその聴取局を特定しておくことが望まれる。しかし、日本全国の放送局を無秩序に全てスキャンニングすることは、検出時間の遅延を招くため得策ではない。そこで、本実施例では、放送局を以下の3つの群に分け、それぞれに優先度を付けて、優先度の高い群からスキャンニングを行う。
(a)調査区域内の主放送局群(最も高い優先度1)
(b)調査区域内サテライト局群(次に高い優先度2)
(c)調査区域外の放送局群(最も低い優先度3)
【0054】
このような優先度別のスキャンニングを可能とするため、EEPROM1219には、各放送局毎に図14に示すようなフォーマットで放送局情報を記憶してある。図14において、スキャンはスキャンニングの優先度を示し、上記(a)に含まれる放送局には優先度1が、上記(b)に含まれる放送局には優先度2が、上記(c)に含まれる放送局には優先度3が設定される。また、AM/FMは放送局がAM放送局かFM放送局かの区別を示す。チューニング周波数は当該放送局の周波数とそのローカル周波数に電子チューナ1224を同調させるための選局制御信号の値とを含む情報である。局コードは、当該放送局に割り当てられたユニークな番号である。図15は各地の放送局とそれに割り当てた局コードの例を示す。
【0055】
図16はシステムコントロール部12のCPU1211が実行する聴取局サーチ処理のフローチャートである。以下、カーラジオ11で聴取中の放送局を特定する動作について説明する。
【0056】
CPU1211は、変数iおよび変数jに1を設定し(S31,S32)、EEPROM1219に記録された放送局の情報のうち、まず優先度j(従って最初は1)の放送局群のスキャンニングを以下のように行う。
【0057】
まず、優先度1の放送局群のうちから周波数の低い1つの放送局を選択し(S33)、この選択した放送局のローカル周波数を選局するような選局制御信号1230を局発検出用電子チューナ1224に与え(S34)、DC検出器1225の出力を判定し(S35)、検出出力有りか否かを判別する(S36)。検出出力が存在した場合はステップS43に進むが、検出出力が無かった場合は、ステップS37を経由してステップS33に戻り、優先度1の放送局群のうちの次に周波数の低い1つの放送局について同様の処理を繰り返す。
【0058】
優先度1の放送局群の全てについてスキャンニングしても電子チューナ1224で同調がとれなかった場合(S37でYES)、変数jを+1し(S38)、ステップS39を経てステップS33に戻り、優先度2の放送局群について、優先度1の放送局群と同様の処理を繰り返す。そして、この優先度2の放送局群のスキャンニングにおいて何れかの放送局で同調がとれた場合にはステップS43へ進むが、何れの放送局でも同調がとれなかった場合は、変数jを+1し(S38)、ステップS39を経てステップS33に戻り、優先度3の放送局群について、優先度1,2と同様の処理を繰り返す。そして、この優先度3の放送局群のスキャンニングにおいて何れかの放送局で同調がとれた場合にはステップS43へ進む。他方、何れの放送局でも同調がとれなかった場合は、変数jを+1すると(S38)、3を超えるため、変数iを+1して2とし(S40)、ステップS41を経由してステップS32に戻り、再び優先度1の放送局群から再度スキャンニングを行う。このような優先度1,2,3のスキャンニングを予め定められた回数Mだけ繰り返しても電子チューナ1224で同調がとれなかった場合は(S41でYES)、測定データの1つとして放送局選局不能データを生成し、RAM1214の測定データ記憶エリアに書き込む(S42)。そして、ステップS31に戻って、最初から再度スキャンニングを開始する。このとき生成される放送局選局不能データは、図9のフォーマットにおいて、ステータスに「6」、タイムデータに現在時刻が設定される。
【0059】
さて、何れかの放送局において電子チューナ1224で同調がとれたためにステップS43に進んだ場合、CPU1211は、変数i,jを1に初期化する。そして、測定データの一つとして聴取放送局開始データを生成してRAM1214の測定データ記憶エリアに書き込む(S38)。このときの聴取放送局開始データは、図9のフォーマットにおいて、ステータスに「5」,タイムデータに現在時刻、局コードに同調のとれた放送局(即ち聴取局)の局コードが設定される。そして、CPU1211は、DC検出器1225の出力を監視する(S45)。同じ局がその後も聴取されている場合、DC検出器1225の出力はその後も検出出力有りを示すが、別の局が選局されると、DC検出器1225で同調がとれないため検出出力無しとなる。CPU1211はこのタイミングでステップS31に戻り、変更後の聴取局を特定するために再びスキャンニングを開始する。
【0060】
(8)カーラジオのオフ
ドライバまたは同乗者がカーラジオ11のメインスイッチをオフにすると、システムコントロール部12のカーラジオON/OFF検出器1221で検出され、CPU1211に通知される。CPU1211は、図17の処理を開始し、まず、測定データの一つとしてカーラジオOFFデータを生成し、RAM1214の測定データ記憶エリアに書き込む(S51)。このときのカーラジオOFFデータは、図9のフォーマットにおいて、ステータスに「4」、タイムデータに現在時刻が設定される。次に、CPU1211は、聴取局サーチ処理を停止する(S52)。
【0061】
(9)イグニッションスイッチのオフ
ドライバがイグニッションスイッチをオフにすると、システムコントロール部12の乗車中検出部1218で検出され、CPU1211に通知される。CPU1211は、イグニッションスイッチのオフが通知されると、図18に示す処理を開始し、測定データとしてイグニッションスイッチOFFデータをRAM1214の測定データ記憶エリアに蓄積する(S61)。このイグニッションスイッチOFFデータでは図9のフォーマットにおいて、ステータスに「2」,タイムデータに現在時刻,自動車種別に該当番号を設定したものである。次にCPU1211は、RS488インタフェース1222を通じて個人データ入力装置13に対して動作を停止するよう指示を出す(S62)。
【0062】
個人データ入力装置13のCPU1316は、RS488インタフェース1320を通じて上記の指示を受信すると、面発光表示部1323により点灯中の全てのボタンを消灯させ、動作を停止状態とする。
【0063】
(10)調査センタへ送信すべき定時の到来
測定データを調査センタへ送信すべき定時になったことがシステムコントロール部12の定時検出部1223で検出されると、その旨がCPU1211に通知され、CPU1211は図19に示す処理を開始する。まず、RAM1214の計測データ記憶エリアに記憶された計測データ群の末尾にストップデータを書き込む(S71)。このストップデータは、図9のフォーマットにおいて、ステータスに「12」、タイムデータに現在時刻を設定したものである。
【0064】
次にCPU1211は、RS232Cインタフェース1220を通じて無線通信部14に対して発呼を指示する(S72)。無線通信部14は、予め定めされた相手(MCA基地局)に対して発呼を試み、接続結果をシステムコントロール部12に通知する。CPU1211は、接続成功が通知されると(S73でYES)、RAM1214の計測データ記憶エリアに格納されている全計測データをRS232Cインタフェース1220を通じて無線通信部14に順次伝達し、MCA基地局へ送信させる(S74)。そして、送信完了後に、RAM1214の計測データ記憶域に蓄積されている計測データから最新の個人乗車データおよびゲスト乗車データを検索して保持し、一旦計測データ記憶域をクリアした後(S75)、計測データ記憶域の先頭部分にスタートデータを書き込み、次いで、前記保持していた個人乗車データおよびゲスト乗車データに基づき、個人強制データおよびゲスト強制データを書き込む(S76)。ここで、スタートデータは、図9のフォーマットにおいて、ステータスに「11」、タイムデータに現在時刻が設定される。また、個人強制データは、ステータスに「13」、タイムデータに現在時刻、個人番号に上記保持していた個人乗車データ中の個人番号が設定される。更に、ゲスト強制データは、ステータスに「14」、タイムデータに現在時刻、ゲスト番号およびゲスト属性に上記保持していたゲスト乗車データ中のゲスト番号およびゲスト属性が設定される。この個人強制データおよびゲスト強制データは、保存された個人乗車データ,ゲスト乗車データの数だけ作られる。
【0065】
なお、車両が地下駐車場に駐車されていたり、電波の届かない遠隔地にいた為にMCA基地局との接続に失敗した場合は(S73でNO)、一定時間の待ち合わせが行われ(S77)、その後に再度接続が試みられる。
【0066】
図20はRAM1214の計測データ記憶エリアに蓄積された計測データ群の一例を示す。その先頭には前回の定時送信直後にスタートデータが記録され、続いて個人強制データ,ゲスト強制データが記録される。その後、イグニッションスイッチONデータ,個人乗車データ,ゲスト乗車データ,カーラジオONデータ,聴取放送局開始データ,聴取放送局開始データ,ゲスト下車データ,聴取放送局開始データ,カーラジオOFFデータ,イグニッションスイッチOFFデータといった各イベント毎の計測データが続く。そして、今回の定時送信時に最後にストップデータが記録され、以上の全ての計測データが一括して送信される。
【0067】
(11)バッテリダウン
電源部15の2次電池154の電圧が所定値以下に低下すると、電圧比較器157からバッテリダウン信号がシステムコントロール部12に出される。システムコントロール部12のCPU1211は、バッテリダウン信号をインタフェース1217を通じて電源部15から受信すると、図21に示すように、計測データの一つとしてバッテリダウンデータを生成し、RAM1214の計測データ記憶エリアに書き込む(S81)。このバッテリダウンデータは、図9のフォーマットにおいて、ステータスに「16」、タイムデータに現在時刻が設定される。こうして書き込まれたバッテリダウンデータは、次の送信時に他の計測データと共にMCA基地局を介して調査センタに送信される。
【0068】
(12)メモリオーバフロー
RAM1214の計測データ記憶エリアは予め十分な容量が確保されているが、極めて頻繁に選局を替える等の特殊な場合には、計測データ記憶エリアが残り少なくなってしまう。CPU1211は計測データ記憶エリアの空きが残り少なくなると、図22に示すように、計測データの一つとしてメモリオーバフローデータを生成し、RAM1214の計測データ記憶エリアに書き込む(S91)。メモリオーバフローデータは、図9のフォーマットにおいて、ステータスに「15」、タイムデータに現在時刻が設定される。
【0069】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は以上の実施例にのみ限定されず、その他各種の付加変更が可能である。例えば、無線通信部としてMCAの送信機を使用したが、自動車電話,携帯電話等の他の種類の無線機を使用することも勿論可能である。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば以下のような効果を得ることができる。
【0071】
ドライバの車両への搭乗時刻およびドライバの車両からの下車時刻を検出する乗車時間検出手段と、カーラジオの電源が投入された時刻および切断された時刻を検出するカーラジオ使用時間検出手段とを備えているため、乗車中のうちカーラジオが使用されていなかった時間、つまり、潜在的な聴取可能時間を調査することができ、また、車両に搭乗している個人を識別するデータを入力する個人データ入力装置を備えているため、聴取している個人を特定することができる。即ち、潜在的な聴取可能時間および車両に搭乗している個人の情報も含めてカーラジオの聴取状況を迅速に調査することができる。
【0072】
カーバッテリとは別に2次電池を備え、イグニッションスイッチのオフ時には、この2次電池から各部に電力を供給しているため、聴取状況採取のためのサンプル車両のバッテリ上がりを防止することができ、また2次電池の電圧低下時にはその旨のデータが計測データの一部としてセンタに送信されるため、早急な手当てが可能となる。
【0073】
カーラジオのローカル周波数の検出により聴取局を特定するため、車内での会話,車外の騒音等の影響を受けることはなく、また音声が途切れている期間中でも検出でき、聴取局の検出精度が向上する。
【0074】
カーラジオのAMチューナの近傍に装着したローカル周波数ピックアップ用のコイルで、AMチューナのローカル周波数だけでなく、FMチューナのローカル周波数をも検出する構成にあっては、ピックアップコイルを1個使用してAM−FM兼用のカーラジオのローカル周波数を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカーラジオ聴取状況調査装置を使用したカーラジオ聴取状況調査システムの概略構成図である。
【図2】本発明のカーラジオ聴取状況調査装置の構成例を示す概略ブロック図である。
【図3】電源部の構成例を示すブロック図である。
【図4】個人データ入力装置の構成例の正面図および内部のブロック図である。
【図5】リモコン装置の構成例の平面図および内部ブロック図である。
【図6】システムコントロール部の構成例を示すブロック図である。
【図7】乗車中検出部の構成例を示すブロック図である。
【図8】カーラジオON/OFF検出器の構成例を示すブロック図である。
【図9】測定データのフォーマット例を示す図である。
【図10】システムコントロール部のCPUがイグニッションスイッチのオン時に行う処理例を示すフローチャートである。
【図11】システムコントロール部のCPUが個人データ入力装置からのデータを受信した時に行う処理例を示すフローチャートである。
【図12】システムコントロール部のCPUがカーラジオのオン時に行う処理例を示すフローチャートである。
【図13】AMチューナの局部発振回路の近傍にローカル周波数検出用のピックアップコイルを取り付けた状態を示す図である。
【図14】EEPROMに記憶される各放送局毎の放送局情報のフォーマット例を示す図である。
【図15】各放送局の局コードの例を示す図である。
【図16】システムコントロール部のCPUが実行する聴取局サーチ処理の一例を示すフローチャートである。
【図17】システムコントロール部のCPUがカーラジオのオフ時に行う処理例を示すフローチャートである。
【図18】システムコントロール部のCPUがイグニッションスイッチのオフ時に行う処理例を示すフローチャートである。
【図19】システムコントロール部のCPUが定時に行う調査センタへの計測データ送信処理の一例を示すフローチャートである。
【図20】RAMの計測データ記憶エリアに蓄積された計測データ群の一例を示す図である。
【図21】システムコントロール部のCPUが電源部からバッテリダウン信号が通知されたときに行う処理例のフローチャートである。
【図22】システムコントロール部のCPUがRAM1214の計測データ記憶エリアの空き領域が残り少なくなったときに行う処理例のフローチャートである。
【符号の説明】
1…カーラジオ聴取状況調査装置
2…調査センタ
3…MCA基地局
11…カーラジオ
12…システムコントロール部
13…個人データ入力装置
14…無線通信部
15…電源部
Claims (9)
- 車両に搭載されたカーラジオの聴取状況を調査する装置において、
ドライバの車両への搭乗時刻およびドライバの車両からの下車時刻を検出する乗車時間検出手段と、
車両に搭乗している個人を識別するデータを入力する個人データ入力装置と、カーラジオの電源が投入された時刻および切断された時刻を検出するカーラジオ使用時間検出手段と、
カーラジオの選局中の放送局を検出する聴取局検出手段と、
前記各検出手段で検出された時刻,聴取局および前記個人データ入力装置から入力されたデータを含む測定データを蓄積する測定データ蓄積手段と、
該測定データ蓄積手段に蓄積された測定データを無線回線を通じてセンタに送信する無線通信部と、
各部に電力を供給する電源部とを備えることを特徴とするカーラジオ聴取状況調査装置。 - 前記乗車時間検出手段は、車両のイグニッションスイッチのオン時刻をドライバの車両への搭乗時刻として検出し、イグニッションスイッチのオフ時刻をドライバの車両からの下車時刻として検出する構成を有することを特徴とする請求項1記載のカーラジオ聴取状況調査装置。
- 前記乗車時間検出手段は、赤外線センサによって車両内に人の存在が検出された時刻をドライバの車両への搭乗時刻として検出し、赤外線センサによって車両内に人の存在が検出されなくなった時刻をドライバの車両からの下車時刻として検出する構成を有することを特徴とする請求項1記載のカーラジオ聴取状況調査装置。
- 前記個人データ入力装置は、予め定められた個人に対して割り当てられた照明付き個人ボタンと、スピーカとを備え、前記乗車時間検出手段でドライバの車両への搭乗時刻が検出されたタイミングで前記スピーカから個人データ入力促進用音響を発生させると共に前記照明付き個人ボタンを一定時間ブリンクさせ、押下された個人ボタンに対応する個人の番号を出力する構成を有することを特徴とする請求項1記載のカーラジオ聴取状況調査装置。
- ゲストの属性データを入力するボタン群を備えたキーボードと、赤外線発光器と、前記キーボードから入力されたゲストの属性データを赤外線に重畳して前記赤外線発光器から発射せしめるリモコン送信機とを有するリモコン装置を備え、
前記個人データ入力装置は、赤外線受光部と、該赤外線受光部で受光した赤外線に重畳されたゲストの属性データを受信して出力する構成を有することを特徴とする請求項4記載のカーラジオ聴取状況調査装置。 - 前記電源部は、2次電池と、該2次電池を車両のイグニッションスイッチのオン時にカーバッテリにより充電する充電器と、前記2次電池の電圧が予め定められた値以下に低下したときにバッテリダウン信号を出力する電圧比較器とを備え、車両のイグニッションスイッチのオン時にはカーバッテリの電力を各部に供給すると共に前記充電器により前記2次電池を充電しておき、車両のイグニッションスイッチのオフ時には前記2次電池の電力を各部に供給する構成を有し、
前記測定データ蓄積手段は、前記バッテリダウン信号を一つの測定データとして蓄積する構成を有することを特徴とする請求項1記載のカーラジオ聴取状況調査装置。 - 前記聴取局検出手段は、カーラジオのAMチューナの近傍に装着されたローカル周波数ピックアップ用のコイルと、該コイルでピックアップされたAMチューナまたはFMチューナのローカル周波数信号を入力とする電子チューナと、該電子チューナのスキャン動作を制御してカーラジオで選局中の局を特定する制御手段とを備えることを特徴とする請求項1記載のカーラジオ聴取状況調査装置。
- 前記制御手段は、調査区域内の主放送局群を最も高い優先度でスキャンし、調査区域内サテライト局群を次に高い優先度でスキャンし、調査区域外の放送局群を最も低い優先度でスキャンする構成を有することを特徴とする請求項7記載のカーラジオ聴取状況調査装置。
- 前記無線通信部は、車両の走行中,停止中にかかわらず、予め定められた時刻に測定データを無線回線を通じてセンタに送信し、センタと接続不能の場合には一定時間経過後に再度接続を試みる構成を有することを特徴とする請求項1記載のカーラジオ聴取状況調査装置。
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