JP3666534B2 - デジタル複合機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ機能を有するデジタル複合機に関し、特に、宛先、その他の条件の入力方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13は普及機の操作部を示す平面図、図14は高級機の操作部を示す平面図、図15(a),(b)は図14に示す操作部の大画面LCDの表示例を示す図である。
図13において、操作部は、2〜5行程度のLCD1と、多数のメカニカルなハードキーを備えている。一方、図14に示す操作部は大画面LCD2を有し、この大画面LCD2は複数のタッチキーを有している。
【0003】
図14に示す大画面LCD2を操作部に持ち、事前に登録させた宛先名称をこのLCD2上にボタンと共に表示させ、宛先指定を簡単に行えるようにしたマシンが増えつつある。
また、普及機では、大画面LCD2を使用するとコストが高くなり、また操作部も大きくなるなど、コンパクト化と相反するため、図13に示すように、2〜5行程度のLCD1と、メカニカルなハードキーを備えた操作部が主流となっている。
【0004】
何れの場合も宛先名称入力時は、ハードキーまたはタッチキーを用いてLCDに漢字候補を表示させ、画面スクロール機能などを用いて選択するようになっている。
宛先指定時は、テンキーから直接入力する以外に、予め登録してあるワンタッチキー(ハードキーまたはタッチキー)を押下したり、短縮番号をテンキーから入力したりすることで可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
パソコンが普及した今日、FEPも高度になり、漢字入力もかなり簡単に行えるが、現状のファクシミリ装置やデジタル複合機では、漢字入力に際して単漢字変換を用いていて、一字一字LCD上に表示された漢字候補から探して選択しなければならないものが多い。中には辞書を内蔵し、もう少し入力し易くなったものも見られるが、辞書の内容も豊富ではなく、パソコンのようには行かない。
【0006】
また、宛先を登録し、実際の送信で指定する場合には、次のような問題がある。
大画面LCDを用いた操作部では、宛先がボタンで表示され、見出しを付けたりして選択し易いメリットはあるが、タッチキーゆえに知らないうちに付近のボタンに触ることで選択されてしまい、関係のない宛先に誤って送信されてしまうというデメリットがある。
【0007】
ハードキーからなるワンタッチキーで宛先を指定する場合は、操作部上に用意できるキーの数が限られるため、どうしても登録可能な宛先が限定されてしまうという制約がある。
【0008】
この他、短縮で宛先を指定する方法もあるが、何番の短縮番号にどの宛先を登録したかの情報をマシンの傍におき、宛先指定時に探さねばならない。
【0009】
短縮には検索機能も付いており、操作部で検索も可能だが、多くの短縮を登録すると、検索によって表示される宛先も1画面には入り切らず、画面を幾度かスクロールして希望する宛先を選択しなければならない面倒さがある。
【0010】
また、宛先登録、宛先指定以外にも、FAX機能の場合、機能が多く、これが操作部をより複雑にしている。普段あまり使用しない機能を使用しようとしても、どこのボタンを押してどこの画面に行けば希望する機能を有効にできるのか分からず、マニュアルを一々読むのも面倒ということが多い。
【0011】
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、バーコード読み取り装置を備え、極めて容易に、宛先指定、宛先名称登録、各種機能選択などを実現する各種機能を有するデジタル複合機を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ファクシミリ機能を備えたデジタル複合機において、宛先情報を1対1で有するバーコードと、バーコード読み取り装置を備え、希望する宛先を指定する際に、そのバーコードを読み取ることで宛先の入力を行う宛先入力機能を有し、送信中または送信待機状態にあるファイルを送信中止する場合、送信中止の指示を行い、送信中止したい宛先をバーコードから読み込ませることで、送信中または送信待機中のファイルの宛先と比較し、一致していれば即中止する送信中止機能を有することを特徴とするものである。
【0013】
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、バーコードに対応付ける対象情報として、原稿読み取り条件情報、送信条件情報を指定可能にする送信設定条件入力機能を有することを特徴とするものである。
【0014】
また請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、1つのバーコードに対して、宛先、原稿読み取り条件、送信条件など予めプログラミングした内容を登録することで、以後そのバーコードを読み取って自動的に各種設定条件を指定するバーコードによるプログラム実行機能を有することを特徴とするものである。
【0016】
また請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、メモリ送信などの送信結果を確認したい場合、送信結果確認の指示を行い、確認したい宛先のバーコードを読み取り、そのファイルの状態を操作部に表示することで、送信結果を容易に確認するようにした送信結果確認機能を有することを特徴とするものである。
【0017】
また請求項5記載の発明は、ファクシミリ機能を備えたデジタル複合機において、宛先名称と宛先番号をパソコン上で入力し、これを印刷させると、自動的に宛先名称とFAX番号とこれに関連付けられたバーコードを印刷可能なアプリケーションソフトを用意し、このアプリケーションソフトを用いて印刷されたバーコードを読み取ることにより、自動的に宛先名称とFAX番号が入力可能となる簡易宛先入力機能を有し、送信中または送信待機状態にあるファイルを送信中止する場合、送信中止の指示を行い、送信中止したい宛先を前記バーコードから読み込ませることで、送信中または送信待機中のファイルの宛先と比較し、一致していれば即中止する送信中止機能を有することを特徴とするものである。
【0018】
また請求項6記載の発明は、請求項1記載において、各種機能に対し、予めバーコードをアサインしておき、そのバーコードを読み取ることで、日常頻繁に使用する機能を実行させ、あるいは希望する操作画面に移行する操作部代行機能を有することを特徴とするものである。
【0019】
また請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、バーコードを読み取ることで、その機能、使い方に対する説明がプリントアウトされるオンデマンドマニュアル機能を有することを特徴とするものである。
【0020】
また請求項8記載の発明は、請求項1または5記載の発明において、登録した各種宛先を操作部上のワンタッチ宛先ボタンや短縮キーに登録し、バーコードからの宛先指定以外に操作部からの入力を可能にする宛先指定機能を有することを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に沿って説明する。
図1は本発明の実施の形態を示すデジタル複合機の外観斜視図である。
装置本体Aは、上部にADF(自動原稿給紙装置)11を備え、下部にフロントローディング方式の多段の給紙装置12を備えている。また、上部手前面には操作部13を備え、さらに操作部13の近傍にバーコードリーダ14を備えている。
【0022】
(1)請求項1記載の発明に対応する実施の形態
図2(a),(b)はバーコードの使用形態を示す図である。
予め宛先マークと宛先のシーケンシャルNoを情報として持たせたバーコードを用意する。
具体例として挙げた図2(a)の例では、名刺フォルダ21の各シートに予めこれらの情報を含んだバーコード(バーコードシール)22を貼っておく。この名刺フォルダ21に宛先登録しておきたい名刺を入れておく。
【0023】
装置本体Aを宛先登録モードに設定しておき、バーコードリーダ14でこのバーコード22を読み込ませる。装置本体Aはバーコード22で表される宛先に対する内部管理番号を取得し、これに対して、ユーザが操作部13のテンキーから入力するFAX番号を関連付けてバックアップメモリにセーブする。
【0024】
これにより、以後、FAX送信の際に、この名刺フォルダ21から送信先を選び出し、そこに貼られているバーコード22を読み取らせれば、装置本体Aは、対応するFAX番号を呼び出し、画面に宛先を表示することが可能になる。
【0025】
複数の宛先を指定するには、バーコードリーダ14で希望する複数の宛先のバーコード22を順次読み込ませていけばよい訳である。
【0026】
バーコード22の読み取りに、名刺フォルダ21を使用したくない場合は、図2(b)に示すような宛先名称欄とバーコード22を1対1で印刷した用紙23を用意してもよい。この用紙23は装置本体Aでプリントアウトできるようにしておくと便利である。
【0027】
名刺フォルダ21の場合は、名刺を通常入れるため、宛先がすぐに分かるが、図2(b)のような場合は、登録の都度、宛先名称をペン等で書き込んでいくことが望ましい。
【0028】
図3(a),(b)はバーコードリーダの種類を示す図である。
バーコードリーダ14としては、図3(a)に示すように、移動走査型のバーコードリーダ14aであってもよいし、図3(b)に示すように、一括読み取り型のバーコードリーダ14bであってもよい。
【0029】
以上のようにして、一旦バーコード22に対応させてFAX番号を登録することで宛先名称を登録することなく使用でき、しかもFAX番号そのものは装置本体A内のバックアップ付きメモリに保持されるので、何十桁にも及ぶ長いFAX番号にも対応可能であり、FAX番号を直接読み取る訳ではないので、読み取りミスは有り得ない。何よりも宛先のバーコード22をなぞる(読み取らせる)だけで宛先の入力が終わるので、非常に便利である。
【0030】
(2)請求項2記載の発明に対応する実施の形態
図4は宛先情報以外の情報をバーコード化した例を示す図である。
通常FAX送信する際に指定する「読み取り条件」や「送信条件」の指定もバーコードで可能になる。
図4に示すような各条件に1対1で割り当てたバーコードを用意する。これは、装置本体Aで印刷する機能を持たせてもよい。
「ふつう字」読み取りの「メモリ送信」で「済みスタンプ」を有効にして送信したい場合は、図4において、「ふつう字」「メモリ送信」「済みスタンプオン」のバーコード22をなぞる(読み取らせる)ことで、装置本体Aは「読み取り条件」と「送信条件」の設定が可能になる。
【0031】
(3)請求項3記載の発明に対応する実施の形態
図5はプログラム登録番号と、これに対応するバーコードを示す図である。
プログラム送信では、予めプログラムキーに「宛先」とか「読み取り条件」、そして「送信条件」をプログラミングしておき、このプログラムを選択することで機能を実現するものである。実際の実現方法としては、図5に示すように、プログラム登録に相当するバーコード22を割り付け、宛先と読み取り条件、送信条件を図2及び図4で示すバーコード22で指定し、最後に「登録終了」のバーコード22を読み取らせればOKとなる。
以後、登録済みのプログラムNo.に相当するバーコード22を読み取ることで、プログラムの実行可能となる。
【0032】
各請求項の発明において、送信中止は、誤って異なる宛先に送信してしまった場合に必要となる機能である。オンフック送信や直接送信は、今まさに送信中のものと分かるので、ストップキーを押下することで中止できるが、メモリ送信となると、本当に自分が中止したい送信なのか、何らかの確認手段を以て行わないと他人のFAX送信を中断してしまうおそれがあり、危険である。また、複数の通信回線を備えたようなファクシミリ装置では、どの回線かも確認して中止指示を行うことが必要となる。
【0033】
従来のマシンの中には、操作部に「通信情報」なるボタンを備え、これを押下して表示される「送信ファイルの変更・中止」を選び、さらに一覧表示された待機中・送信ファイルから、自分の中止したいファイルを選択して中止する作業を必要とするものがあって、操作性は向上している。
しかし、依然として誤って送信し、一刻も早く中止したいユーザには面倒な処理であり、操作に手間取っていると、少ないデータ量の送信なら完了してしまい、中止できない場合もある。
【0034】
図6は「送信中止」のバーコードを示す図、図7は図6のバーコード読み取りによる送信中止処理のフローチャートである。
上述のような場合、図6に示すような「送信中止」のバーコード22を用意し、図7に示すような送信中止処理を実行する。
【0035】
送信中止のバーコード22を読み取らせた後(S1でY)、図2で示す宛先指定のバーコード群で、送信中止したい宛先をバーコード読み取りさせることにより(S2でY)、装置本体Aが、自動検索し(S3)、該当する宛先(S4でY)への送信がまさに送信中であれば(S5でY)、即停止し(S6)、かつ、再発呼に行かないようにファイルそのものを削除すべきかどうか、操作部13のLCDにアラートメッセージを表示し(S7)、ユーザに選択させるようにする(S8,S9)。
【0036】
送信待機ファイルがあって、未だ発呼に行っていない場合も(S10でY)、同様に検索して、削除すべきか否かアラートで問い合わせる。
待機中でなければ(S10でN)、その旨アラート表示する(S11)。またステップS4で一致でなければ、検索終了を判断し(S12)、終了であれば、その旨アラート表示する(S13)。
【0037】
また、「送信中止」を装置本体Aに通知する手段は、専用のバーコードをアサインしてこれを読み取る他、操作部13に「送信中止」に相当するキーを用意し、これを押下することで通知しても何ら問題はない。
【0038】
(4)請求項4記載の発明に対応する実施の形態
図8は「送信結果」のバーコードを示す図、図9は図8のバーコード読み取りによる送信結果確認処理のフローチャートである。送信結果を知りたい場合、図8に示す「送信結果」用バーコード22を用意して、図9に示す処理を実行する。なお、バーコード22の代わりに操作部13に「送信結果」に相当するボタンを用意してもよい。
【0039】
図9において、バーコード22により送信結果表示要求があった場合(S21でY)、図2で示した宛先バーコード群から送信結果を知りたい宛先をバーコード22で読み取る(S22,S23,S24)。装置本体Aはその宛先を送信完了した通信履歴を参照し、一番最新の送信結果を引いてきて表示する。
【0040】
即ち、送信中であれば(S25でY)、その旨表示する(S26)。待機中であれば(S27でY)、その旨表示する(S28)。結果がOKであれば(S29でY)、その旨表示する(S30)。結果がOKでなければ(S29でN)、その旨表示する(S31)。
【0041】
また、送信結果を知りたい宛先がなければ(S24でN)、検索終了により(S32でY)、該当宛先がない旨アラート表示する(S33)。該当する通信結果が複数ある場合には、順次送信時刻と送信枚数、結果をスクロールキーにより順次表示可能とする。
【0042】
また、送信結果履歴に該当する宛先が存在しない場合、宛先を間違えて入力したか、依然送信待機中かも知れない。これも検索することにより、然るべき結果を操作部13のLCD上に表示する。
【0043】
(5)請求項5記載の発明に対応する実施の形態
図10はアプリケーションソフトのフォーマット(a)と、そのプリント出力結果(b)を示す図である。本実施の形態では、従来の装置本体Aで非常に手間が掛かった宛先登録を極めて効率的に行うための機能を提供するものである。宛先入力は、アルファベットやかな入力によって音読みを入力し、一字ずつ漢字変換し、LCDに表示された候補の中から選ぶ以外になかった。
【0044】
本実施の形態では、まずパソコン上で宛先とFAX番号を入力し、それを印刷出力すると、図10に示すフォーマットで出力可能なアプリソフトを用意する。宛先名称に相当するバーコード22は、JISまたはシフトJISコードをバーコード化して出力可能にしたもので、FAX番号は番号列をバーコード化して出力する。
これらは、置本体Aにおいてのみ認識可能なものであればよいため、バーコード22の作りも独自なフォーマットで可能である。
【0045】
パソコン上で登録したい宛先情報を一旦、専用アプリソフトを用いて入力・印刷出力し、この出力されたバーコード22を読み取ることで、ワンタッチまたは短縮に相当する宛先を容易に「宛先名称」と「FAX番号」を装置本体Aに登録させることが可能である。
ユーザは使い慣れたパソコンのFEPを用いて宛先を入力できるので、非常に入力が楽である他、修正も楽になる。
【0046】
(7)請求項7記載の発明に対応する実施の形態
図11は各種機能に対応するバーコードを示す図である。
FAX機能は相当多いため、時刻指定送信や文書添付送信、中継依頼送信等、これらの送信条件を選択したい場合、マニュアルを見ながら目的とする機能がどこにあるかを探さねばならない。また、単純な通信管理レポートを出そうと思っても、2,3のキー操作を行う必要がある。
【0047】
本実施の形態では、図11に示すように、予め各種機能に相当するバーコード22を印刷出力させておいたり、ユーザマニュアルの目次当たりにバーコード22を印刷しておき、これを読み取り、装置本体Aに通知することで、希望する送信モードへの画面に一気に移行させたり、通信管理レポートなどはバーコード22を読み取らせるだけで印刷可能にすることが可能である。
【0048】
(7)請求項7記載の発明に対応する実施の形態
図12は「ダイヤルイン」用のバーコード読み取りによって得られる機能説明を示す図である。本実施の形態では、簡易マニュアルに予めオンラインヘルプの印刷出力のためのバーコード22を印刷しておき、例えば、ユーザが「ダイヤルイン」機能を使用したくて、何をどうすればその機能が使えるのかを知りたい場合は、図12に示すように、「ダイヤルイン」用のバーコードを読み取る。これにより、ダイヤルインに関する説明を印刷出力可能にすることで、ユーザの使用用途に応じたマニュアルが提供可能となる。
【0049】
現状のユーザマニュアルは、簡略化したとは言え機能が多過ぎるため、マニュアルのページ数も必然的に多くなり、マニュアルを読む気すら奪ってしまうものが多い。
本実施の形態では、マニュアルのオンデマンド化を図ることで、製本になったマニュアルのページ数を減らし、一般のユーザが殆ど使用しないような機能に関する説明は要求のあったときに印刷する方式に変え、マニュアルを判りやすくする。
【0050】
(8)請求項8記載の発明に対応する実施の形態
本実施の形態では、請求項1と5に対応する実施の形態で示した各種宛先登録を、自動的または意図的に装置本体Aの操作部13上のワンタッチキーまたは短縮にアサインするための機能を提供するものである。目的は、バーコード22で宛先を入力してもよいし、一旦登録したら、バーコード22を使わなくても操作部13から直接指定可能にするというものである。この機能は、例えばバーコード22を紛失したり、バーコードリーダ14が壊れてしまった場合の保険にもなり得る。
【0051】
実現方法としては、宛先登録モードに装置本体Aを設定し、宛先をバーコード22を読み取り指定する場合に、内部的に空いているワンタッチキーからアサインして行ってもよいし、ワッタッチキーの何番に登録・・・という風に明示的にキーを指定して登録することも可能である。ワンタッチキーではなく短縮に登録する場合も自動的にアサインし、後でレポート出力させ、短縮何番に登録されたかが確認できるようにしたり、明示的に短縮何番にどこどこの宛先を指定するという風にもできる。
【0052】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、個別のバーコードに対して1対1で宛先を登録でき、以後、バーコードを読み取らせるだけで、宛先が指定できて非常に効率がよくなる。また、ワンタッチキーにアサインする従来方式に比べ、宛先名称を入力しなくても使用が可能になるので、登録が非常に楽に行える。また、メモリ送信の中止を、「送信中止」と中止したい宛先をバーコードで読み取るだけで可能になるため、中止処理が極めて簡単、かつ効率的に行える。
【0053】
請求項2記載の発明によれば、個別のバーコードに対して、原稿読み取り条件や送信条件をアサインできるため、面倒なキー操作を行わなくても所定のバーコードを読み取るだけでこれらの条件が入力可能になるので、送信操作が簡単になる。
【0054】
請求項3記載の発明によれば、個別のバーコードに対して、宛先、読み取り条件、送信条件をプログラム可能であり、しかもプログラム登録は、上記請求項1と2の発明の効果で示したように、バーコードを読み取ることで指定可能なため、プログラムの登録・実行が極めて効率的に行える。
【0056】
請求項4記載の発明によれば、送信結果確認が、「送信結果」と確認したい宛先をバーコードで読み取るだけで可能になるため、簡単に行える。
【0057】
請求項5記載の発明によれば、単漢字変換を用い、一字ごとに漢字変換しなければならなかった煩わしさを解消し、使い慣れたパソコンのFEPを用いて宛先とFAX番号を入力し、プリンタで出力印刷した際に、印刷されているバーコードを読み取るだけで、宛先名称とFAX番号が登録可能になる。
【0058】
請求項6記載の発明によれば、従来機のように複雑な操作部を覚えなくても、希望する機能に相当するバーコードを読み取ることで自動的に機能を実行させたり、幾重にもなる階層構造画面を一気に移行させ、希望する画面を表示させることができる。
【0059】
請求項7記載の発明によれば、各機能等にバーコードをアサインし、マニュアルなどに印刷することにより、必要な機能のバーコードを読み取れば、自動的にその機能のオンラインマニュアルが印刷可能となり、分厚いマニュアルのページ数を減らし、より判りやすい記載内容にすることができる。
【0060】
請求項8記載の発明によれば、請求項1または5記載の発明で示した宛先登録を、自動的または意図的に装置本体の操作部のワンタッチキーや短縮キーにアサインできるため、一旦登録後は、従来通り操作部からの指定も可能になるし、バーコードリーダの調子が悪くなった場合でも、宛先をテンキーから入力する以外にない、という事態を回避可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すデジタル複合機の外観斜視図である。
【図2】バーコードの使用形態を示す図である。
【図3】バーコードリーダの種類を示す図である。
【図4】宛先情報以外の情報をバーコード化した例を示す図である。
【図5】プログラム登録番号とこれに対応するバーコードを示す図である。
【図6】「送信中止」のバーコードを示す図である。
【図7】図6のバーコード読み取りによる送信中止処理のフローチャートである。
【図8】「送信結果」のバーコードを示す図である。
【図9】図8のバーコード読み取りによる送信結果確認処理のフローチャートである。
【図10】アプリケーションソフトのフォーマットとそのプリント出力結果を示す図である。
【図11】各種機能に対応するバーコードを示す図である。
【図12】「ダイヤルイン」用のバーコード読み取りによって得られる機能説明を示す図である。
【図13】従来のデジタル複合機(普及機)の操作部を示す平面図である。
【図14】従来のデジタル複合機(高級機)の操作部を示す平面図である。
【図15】図14に示す従来のデジタル複合機の操作部の大画面LCDの表示例を示すディスプレイ図である。
【符号の説明】
A 装置本体
11 ADF(自動原稿給紙装置)
12 給紙装置
13 操作部
14 バーコードリーダ
21 名刺フォルダ
22 バーコード
23 用紙

Claims (8)

  1. ファクシミリ機能を備えたデジタル複合機において、宛先情報を1対1で有するバーコードと、バーコード読み取り装置を備え、希望する宛先を指定する際に、そのバーコードを読み取ることで宛先の入力を行う宛先入力機能を有し、
    送信中または送信待機状態にあるファイルを送信中止する場合、送信中止の指示を行い、送信中止したい宛先をバーコードから読み込ませることで、送信中または送信待機中のファイルの宛先と比較し、一致していれば即中止する送信中止機能を有することを特徴とするデジタル複合機。
  2. 請求項1記載において、バーコードに対応付ける対象情報として、原稿読み取り条件情報、送信条件情報を指定可能にする送信設定条件入力機能を有することを特徴とするデジタル複合機。
  3. 請求項1記載において、1つのバーコードに対して、宛先、原稿読み取り条件、送信条件など予めプログラミングした内容を登録することで、以後そのバーコードを読み取って自動的に各種設定条件を指定するバーコードによるプログラム実行機能を有することを特徴とするデジタル複合機。
  4. 請求項1記載において、メモリ送信などの送信結果を確認したい場合、送信結果確認の指示を行い、確認したい宛先のバーコードを読み取り、そのファイルの状態を操作部に表示することで、送信結果を容易に確認するようにした送信結果確認機能を有することを特徴とするデジタル複合機。
  5. ファクシミリ機能を備えたデジタル複合機において、宛先名称と宛先番号をパソコン上で入力し、これを印刷させると、自動的に宛先名称とFAX番号とこれに関連付けられたバーコードを印刷可能なアプリケーションソフトを用意し、このアプリケーションソフトを用いて印刷されたバーコードを読み取ることにより、自動的に宛先名称とFAX番号が入力可能となる簡易宛先入力機能を有し、
    送信中または送信待機状態にあるファイルを送信中止する場合、送信中止の指示を行い、送信中止したい宛先を前記バーコードから読み込ませることで、送信中または送信待機中のファイルの宛先と比較し、一致していれば即中止する送信中止機能を有することを特徴とするデジタル複合機。
  6. 請求項1記載において、各種機能に対し、予めバーコードをアサインしておき、そのバーコードを読み取ることで、日常頻繁に使用する機能を実行させ、あるいは希望する操作画面に移行する操作部代行機能を有することを特徴とするデジタル複合機。
  7. 請求項6記載において、バーコードを読み取ることで、その機能、使い方に対する説明がプリントアウトされるオンデマンドマニュアル機能を有することを特徴とするデジタル複合機。
  8. 請求項1または5記載において、登録した各種宛先を操作部上のワンタッチ宛先ボタンや短縮キーに登録し、バーコードからの宛先指定以外に操作部からの入力を可能にする宛先指定機能を有することを特徴とするデジタル複合機。
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