JP3661100B2

JP3661100B2 - Sprinkler head

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Publication number: JP3661100B2
Application number: JP32056194A
Authority: JP
Inventors: 山田　　均
Original assignee: Nohmi Bosai Ltd
Current assignee: Nohmi Bosai Ltd
Priority date: 1994-12-22
Filing date: 1994-12-22
Publication date: 2005-06-15
Anticipated expiration: 2020-06-15
Also published as: JPH08173571A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、放水口を閉塞する弁体、弁体を放水口に圧接し火災発生時にはその熱により分解して落下し、放水口を開放して消火水を散水する感熱分解部等からなるスプリンクラヘッドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
スプリンクラヘッドの放水口は、消火水の水漏れを防止するため大きな荷重が加えられた弁体により閉塞されており、スプリンクラヘッドを組立てた際に９０〜１００ｋｇｆ程度の荷重が加わるようになっている。
この荷重を所定の値に保持するためにはある程度のたわみを有する部材を用いることが必要であり、また、スプリンクラヘッドは長期に亘って天井面に取付けられているため、その間に上述の荷重が変化することがあるが、あらかじめたわみを有する部材を組込んでおけば、このような荷重の変化を補償することができる。
【０００３】
上述のようなある程度のたわみを有する部材として、例えば、実開昭５７−１０３７５３号公報には、弁体と蓋部材との間に１枚の皿ばねを設置した考案が記載されており、また、実開平３−２４１５４号公報には、弁体とガイドポストとの間に１枚のバネワッシャー（皿ばね）を設置した考案が記載されている。
【０００４】
また、火災が発生して感熱分解部内に収容した可溶合金が溶融し始めたときは、感熱分解部をフレームから早期かつ確実に押出して外部に落下させ、あるいはデフレクタを所定の位置まで下降させることが必要であり、このため、実公平４−４５７３２号公報においは、本体とデフレクタの係止リングとの間に円錐形コイルバネを配設し、デフレクタの下降を促進するようにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
近年、スプリンクラヘッドの細径化がすすみ、これに伴ってフレーム内に収容する感熱分解部や皿ばね等も小型化する必要があるが、皿ばね等を小さくすると当然その変位量が小さくなり、上述の機能を達成することが困難である。
また、スプリンクラヘッドに組込まれた皿ばねを所定の位置に保持するために、例えば、上記実開昭５７−１０３７５３号公報においては、皿ばねの中心部に設けた貫通穴に挿入される突起部を有する部材を特別に設けているが、このためコストアップや重量の増加を招いていた。
【０００６】
本発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、外形を細径化すると共に、必要なたわみと大きな変位量を有し、特別な保持部材を設けることなくフレーム等の円筒体内に保持することのできるばね部材を備えたスプリンクラヘッドを得ることを目的としたものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るスプリンクラヘッドは、放水口を閉塞する弁体、フレーム等の円筒体内に収容され前記弁体を放水口に圧接すると共に、火災時に前記フレームから落下する感熱分解部を備え、前記弁体と感熱分解部との間にばね部材が配設されたスプリンクラヘッドにおいて、前記ばね部材を、前記感熱分解部が確実に分解して落下するまで前記弁体を放水口に圧接するだけのストロークを有するように、中心部を当接した２枚の皿ばねによって構成し、これら皿ばねの外径を前記円筒体の内径より僅かに小さく形成したものである。
【０００９】
さらに、上記のスプリンクラヘッドの２枚の皿ばねを中心部に設けた連結穴に挿入したリベットにより一体的に結合したものである。
【００１０】
【作用】
ばね部材を２枚の皿ばねで構成したので、１枚の場合に比べてストロークが２倍になる。このため、火災が発生して可溶合金が溶融し始めると、ばね部材はその付勢力により下側の皿ばねはフレーム等の円筒体を圧下して感熱分解部の分解を促進し、上側の皿ばねは弁体を円筒部に圧接して放水口を封止し、放水口から消火水が漏洩して溶融中の可溶合金が冷却するのを防止する。可溶合金の溶融により感熱分解部が落下すると、ばね部材もこれと共に外部に落下する。
【００１１】
また、ばね部材を構成する２枚の皿ばねをリベットにより一体的に結合したので、皿ばねどうしがずれたりすることがなく、常に所望の機能を発揮する。
さらに、ばね部材を構成する２枚の皿ばねに、それぞれ板ばね部と皿ばね部を設けたので、大きな変位量と弾性を得ることができる。
【００１３】
【実施例】
実施例１．
図１は本発明の第１の実施例の縦断面図、図２は図１の分解斜視図である。
図において、１は中心部に放水口２が貫設された本体で、フランジ４の上面には給水管に接続される第１のねじ部３が設けられており、フランジ４の下面には後述のフレーム１０が螺合される第２のねじ部５が設けられ、さらに第２のねじ部５の下端部にはこれより小径の円筒部６が突設されている。
【００１４】
１０は円筒状のフレームで、上部には本体１の第２のねじ部５に螺合されるめねじ部１１が設けられており、下端部にはフランジ状の段部１２が形成され、この段部１２には等間隔で側壁と直交した複数（本実施例では３個設けた）のボール穴１３が貫設されている。１４ａ，１４ｂは側壁の上下方向のほぼ中間部に設けたスリットで、フレーム１０に多少でもばね性を付与するためのものであり、また水漏れ試験時における確認用の穴でもあるが、これは省略してもよい。
【００１５】
１５は本体１の放水口２を封止する弁体で、本体１の円筒部６の外径とほぼ等しい外径の基板、基板の上面に突設され本体１の放水口２内に挿入される頭部、基板の下面中心部から突設された突出部１６及び基板の下面に突出部１６と同心的に設けられたかしめ片とからなっている。１７は頭部に嵌合され基板上に設置された例えば四ふっ化樹脂からなるガスケットである。
【００１６】
２０はデフレクタアッセンブリで、図３に示すように、デフレクタ２１は円板状の基板２２の外周にほぼ等間隔で放射状に突設された複数の羽根２３が設けられ、羽根２３のうち等間隔（例えば１２０°間隔）の位置にある複数の羽根２３は、さらに延出されて連結柱２４ａ，２４ｂ，２４ｃを形成している。この連結柱２４ａ〜２４ｃの羽根２３に続く部分には羽根２３の幅より狭い嵌入部２５ａが形成され、その先には嵌入部２５ａより幅の広い圧入部２５ｂが形成されており、さらに先端部には圧入部２５ｂより幅の広い係止部２５ｃが設けられている。なお、円板状の基板２２の中心部には貫通穴２６が設けられている。
【００１７】
上記の羽根２３は上方に折曲げられて羽根２３の間にそれぞれ散水口２７を有するデフレクタ２１が形成される。このデフレクタ２１の内径は、本体１の円筒部６の外径より僅かに大きく形成されている。なお、図３（ｂ）では各連結柱２４ａ〜２４ｃは僅かに外方に傾斜しているが、垂直にしてもよい。
２８はストッパリングで、図４に示すように、その内径は本体１の円筒部６の外径より僅かに大きく形成され、外径はフレーム１０の内径より小さく、かつ、下降時に段部１２に係止する大きさに形成されている。また、デフレクタ２１の連結柱２４ａ〜２４ｃに対応して（したがって１２０°間隔で）係止穴２９ａ，２９ｂ，２９ｃが設けられており、係止穴２９ａ〜２９ｃは係止爪３０ａ，３０ｂを介して外周に開口している。この係止穴２９ａ〜２９ｃの幅はデフレクタ２１の連結柱２４ａ〜２４ｃの圧入部２５ｂの幅とほぼ等しいか又は僅かに狭く、したがって係止部２５ｃの幅より狭く形成されており、また、係止爪３０ａ，３０ｂ間の幅は、連結柱２４ａ〜２４ｃの嵌入部２５ａの幅とほぼ等しく形成されている。
【００１８】
上記のようなデフレクタ２１及びストッパリング２８からなるデフレクタアッセンブリ２０を組立てるには、先ず、デフレクタ２１の中心部に設けた貫通穴２６に弁体１５のかしめ片を挿入してかしめ、弁体１５とデフクレタ２１を一体に結合する。ついで、デフレクタ２１の連結柱２４ａ〜２４ｃの嵌入部２５ａを、ストッパリング２８の係止爪３０ａ，３０ｂの間から係止穴２９ａ〜２９ｃにそれぞれ嵌入し、ストッパリング２８を上方に引上げてその上面を連結柱２４ａ〜２４ｃの係止部２５ｃに当接させる。このとき、係止穴２９ａ〜２９ｃ内には連結柱２４ａ〜２４ｃの圧入部２５ｂが圧入されており、ストッパリング２８はその位置に保持される。なお、係止爪３０ａ，３０ｂをかしめれば、ストッパリング２８をより確実に保持することができる。
【００１９】
３１はフレーム１０内に摺動可能に配設されたほぼ有底円筒状の分解部支持筒（円筒体）で、図５に示すように、その上部の内径はデフレクタ２１が遊嵌しうる大きさの大内径部３２に形成され、その下部は縮径されて小内径部３３となり、両者の間には段部３４が形成されている。３５は底部の中心部に設けられた凹部で、その中心部には穴３６が設けられており、穴３６の外周にはフランジ状の係止部３７が形成されている。３８は底部の上方において小内径部３３の側壁に等間隔で貫設された複数のボール挿入穴である。
この分解部支持筒３１の高さは、フレーム１０内に組込んだ際にその上端部がデフレクタ２１の羽根２３の上端部とほぼ一致するか、又はそれより上方にあるように選ばれており、羽根２３と分解支持筒３１は互いにガイドするように作用する。
【００２０】
４０は感熱部で、図６に示すように、有底円筒状のシリンダ４１と、その下面及び高さ方向のほぼ中央部外壁に設けられた円板状の感熱板４２ａ，４２ｂとからなり、シリンダ４１の上端部には分解部支持筒３１の穴３６に挿入しうる外径でフランジ状の係止爪４３が設けられている。なお、感熱板４２ａ，４２ｂは１個でもよく、あるいは３個以上設けてもよい。
【００２１】
４５はバランサで、図７に示すように、中心部が高く周縁部が低い断面ほぼハ字状に形成されており、中心部には貫通穴４６が設けられている。このバランサ４５の外径は、分解部支持筒３１の大内径部３２の内径より僅かに小さく形成されている。
【００２２】
４７はばね部材で、その実施例を図８に示す。図において、４８ａ，４８ｂは断面ほぼハ字状で円形の皿ばねであり、中心部には連結穴４９が設けられている（以下連結穴４９が設けられた中心部を小径部５０といい、外周部を大径部５１という）。そして、小径部５０と大径部５１の間には、小径部５０側を頂角とするほぼ三角形状の複数の貫通穴５２ａ，５２ｂ，５２ｃがほぼ等間隔で設けられており、これら貫通穴５２ａ〜５２ｃが設けられた領域は板ばねの機能を備えており（以下この領域を板ばね部５３という）、貫通穴５２ａ〜５２ｃの外側の領域は皿ばねの機能を備えている（以下この領域を皿ばね部５４という）。なお、板ばね部５３の両縁部はほぼ平行に形成されているが、板ばね部５３及び貫通穴５２ａ〜５２ｃの形状は、後述のように適宜設定することができる。
【００２３】
このように構成した皿ばね４８ａ，４８ｂは、図８（ｃ）に示すように、互いに大径部５１，５１を外側に向けて小径部５０，５０を当接し、連結穴４９，４９にリベット５５を挿入してかしめ、両皿ばね４８ａ，４８ｂを一体的に結合してばね部材４７を構成する。なお、このばね部材４７の外径は、分解部支持筒３１の大内径部３２の内径より僅かに小さく形成されている。
【００２４】
図９は皿ばね４８ａ，４８ｂの他の実施例を示すもので、図９（ａ）の実施例は円形の貫通穴５２ａ〜５２ｃを設けたものであり、その機能は図８で説明した皿ばね４８ａ，４８ｂとほぼ同じである。なお、円形の貫通穴５２ａ〜５２ｃに代えて円周方向に長軸を有する楕円形状の貫通穴を設けてもよい。
また、図９（ｂ）の実施例は中心部に連結穴４９を有する皿ばね４８ａ，４８ｂを示すもので、いずれの場合も図８（ｃ）に示すように２枚の皿ばね４８ａ，４８ｂの大径部５１，５１を外側に向けて小径部５０，５０を当接し、連結穴４９，４９にリベット５５を挿入してかしめ、両者を一体に結合してばね部材４７を構成する。
【００２５】
５６は分解支持筒３１の小内径部３３内に摺動可能に収容された分解部押えで、図１０に示すように、外周に上部フランジ部５７及び下部フランジ部５８が設けられたほぼ有底円筒状に形成されており、上下フランジ部５７，５８の間には凹部５９が形成されている。また、下部フランジ部５８の外周には、傾斜面を介してほぼ垂直の当接面６０が設けられている。６１は調整穴、６３は底部に設けたねじ穴６２に螺入された止めねじである。
【００２６】
６６は分解部押え５６内に配設されたコイルばね、６７は感熱部４０のシリンダ４１内に収容されたコンプレッションはんだの如き可溶合金、６８はシリンダ４１内において可溶合金６７の上に上下に摺動可能に収容されたピストンで、上面中心部には凹部６９が設けられている。
【００２７】
７０は分解部支持筒３１の凹部３５に設けた係止部３７と、感熱部４０の係止爪４３との間に介装されたＣリング、７１は鋼材からなる複数のロックボールである。なお、前述のフレーム１０に設けたボール穴１３の内径は、ロックボール７１の外径より小さく、また、分解部支持筒３１に設けたボール挿入穴３８の内径は、ロックボール７１の外径より大きく形成されている。
【００２８】
次に、上記のような各部からなる本実施例の組立順序の一例を説明する。
（１）感熱部４０のシリンダ４１内に可溶合金６７及びピストン６８を挿入する。
（２）分解部支持筒３１の凹部３５に設けた穴３６内に、感熱部４０のシリンダ４１の先端部を挿入し、係止爪４３の下にＣリング７０を装着して下降させる。これにより、感熱部４０はＣリング７０を介して分解部支持筒３１に装着される。
【００２９】
（３）分解部支持筒３１を立設し、上部の開口部から分解部支持筒３１内に分解部押え５６を挿入する。このとき、止めねじ６３を上昇させて分解部押え５６を分解部支持筒３１のボール挿入穴３８の下方に位置させ、止めねじ６３の先端部をピストン６８の凹部６９に当接させる。
【００３０】
（４）分解部支持筒３１の各ボール挿入穴３８に、外側からそれぞれロックボール７１を挿入し、ロックボール７１をボール挿入穴３８と分解部押え５６の凹部５９との間に位置させる。
（５）フレーム１０内に下方から分解部支持筒３１を挿入してそのボール穴１３と分解部支持筒３１のボール挿入穴３８とを整合させる。そして、ほぼＬ字状の治具を分解部押え５６の開口部から挿入してその先端部を調整穴６１内に挿入し、ロックボール７１を押してその一部をフレーム１０のボール穴１３内にそれぞれ誘導する。
【００３１】
（６）止めねじ６３を回転して分解部押え５６を上昇させ、その当接面６０をロックボール７１に当接させて外方に押圧し、ロックボール７１の一部をフレーム１０のボール穴１３内へ突出させて分解部押え５６との間に保持し、これにより分解部支持筒３１をその位置に保持する。また、止めねじ６３により感熱部４０が圧下され、ロックされる。このとき、ボール穴１３から覗くことにより、ロックボール７１が所定の位置に保持されているかどうかを外部から確認する。
【００３２】
（７）分解部押え５６内にコイルばね６６を挿入し、さらに、分解部支持筒３１の大内径部３２内にばね部材４７、バランサ４５及びデフレクタアッセンブリ２０を挿入し、デフレクタ２１に取付けた弁体１５の突出部１６をバランサ４５の貫通穴４６内に挿入する。
【００３３】
（８）本体１の円筒部６をストッパリング２８に挿入してその先端部を弁体１５の基板の上面（基板の上面にはガスケット１７が装着されている）に当接し、第２のねじ部５をフレーム１０のめねじ部１１に螺入する。これにより、ばね部材４７、バランサ４５及び弁体１５を含むデフレクタアッセンブリ２０は、コイルばね６６に抗して圧下され、ばね部材４７の下側の皿ばね４８ｂの下面が分解部支持筒３１の段部３４に当る。さらに、ばね部材４７の両皿ばね４８ａ，４８ｂがほぼ密着するまで本体１を螺入し、分解部支持筒３１をフレーム１０にロックして組立を終了する。このとき、感熱部４０及び分解部支持筒３１の下部は、フレーム１０の下端部から外部に突出している。なお、上述の分解部支持筒３１、可溶合金６７、ピストン６８を含む感熱部４０、分解部押え５６及びコイルばね６６により感熱分解部６５が構成される。ここに、感熱分解部６５とは、弁体１５の下方に設けられ、火災時に可溶合金６７が溶けた際に弁体１５の封止を解くための部材である。そして、分解部支持筒３１内は円板状のバランサ４５によって覆われるのでその内部が完全な密封構造になるため、腐食性の高い雰囲気中に設置されても腐食するおそれがない。
【００３４】
ところで、上記のようなスプリンクラヘッドにおいては、弁体１５により本体１の放水口２を５０ｋｇｆ程度の組立荷重で封止して水漏れを防止しており、この組立荷重が分解部支持筒３１を介してロックボール７１に下向きに作用する。ロックボール７１はこの荷重によりフレーム１０のボール穴１３の下端部に圧接され、図１１に示すような圧下力Ｆ及び分力Ｆ₁が生じる。なお、バランサ４５は円板状に形成されているため、組立荷重は確実かつ均等にロックボール７１に加えられる。このため、ロックボール７１には常に内側（分解部押え５６側）に入ろうとする力が作用している。しかしながら、ロックボール７１は分解部押え５６の当接面６０により移動が阻止されているためその位置に保持され、分解部支持筒３１をロックしている。
【００３５】
一方、可溶合金６７にはロックボール７１が分解部押え５６の垂直面である当接面６０のみに接触しているため上記の組立荷重はほとんど作用せず、主としてコイルばね６６の圧下力（約１０ｋｇｆ）が加わるだけなので、従来のスプリンクラヘッドのように消火水の水圧の大小によって可溶合金６７にかかる荷重が変動することはなく、弁体１５に大きな水圧が作用しても可溶合金６７にクリープ現象が生じることはない。
【００３６】
上記のように構成したスプリンクラヘッドは、天井に設けた穴から挿入され、その第１のねじ部３を給水管に接続することにより天井面に取付けられ、その一部が天井面から露出する。なお、天井に設けた穴はシーリングプレートにより塞がれる。
また、フレーム１０の外径が小さい（２２〜２３ｍｍ程度）ので、システム天井のＴバーの間にも設置することができる。この場合は、例えば、天井裏において自在接手に接続された給水管に本体１の第１のねじ部３を螺入し、ついで給水管を動かしてフレーム１０の一部又は全部をＴバーの間から室内に露出させ、給水管を固定すればよい。
【００３７】
次に、本発明の作用を説明する。図１は天井面に取付けられたスプリンクラヘッドが警戒状態にある場合を示すもので、本体１の放水口２には加圧された消火水が供給されており、弁体１５には消火水の圧力が加えられている。このときの弁体１の閉止力は５０ｋｇｆ程度であり、また、可溶合金６７に加わる圧下力は１０ｋｇｆ程度である。
【００３８】
いま、火災が発生するとその熱気流により感熱板４２ａ，４２ｂが加熱され、その熱により可溶合金６７が周囲から加熱されて溶融し始め、溶融した可溶合金６７はシリンダ４１とピストン６８の間から流出し、図１２に示すようにその体積が減少する。
【００３９】
このとき、分解部支持筒３１と感熱部４０とはＣリング７０を介して連結されており、また、止めねじ６３の先端部は細く形成されてピストン６８の凹部６９に圧接されているため、これらの接触面積はきわめて小さい。このため、感熱部４０から分解部支持筒３１及び止めねじ６３に逃げる熱はごく僅かであり、大部分の熱は可溶合金６７に加えられるため、可溶合金６７は短時間で溶融する。
【００４０】
可溶合金６７が溶融してその体積が減少すると、図１２に示すように、分解部押え５６がコイルばね６６に圧下されて下降する。これにより、ロックボール７１はフレーム１０のボール穴１３から外れて、分解部支持筒３１のボール挿入穴３８と分解部押え５６の凹部５９内に移動し、分解部支持筒３１のロックが解除される。そして、分解部支持筒３１もばね部材４７の下側のばね部材４８ｂに圧下され、デフレクタ２１の羽根２３をガイドとして下降する。一方、ばね部材４７の上側の皿ばね４８ａは弁体１５を本体１に圧接し、放水口２を封止している。
【００４１】
さらに、可溶合金６７の溶融が進むと、分解部支持筒３１はばね部材４７の下側の皿ばね４８ｂに圧下されて下降し、図１３に示すように、ロックボール７１はフレーム１０のほぼ下端部に達する。このとき、ばね部材４７の上側の皿ばね４８ａは依然として弁体１５を本体１に圧接し、放水口２を封止している。そして、可溶合金６７の大部分が溶融すると、図１４に示すように、ロックボール７１がフレーム１０の下端部から外れるので、感熱分解部６５及びばね部材４７とバランサ４５は自重及び消火水の水圧により急激に下降し、図１５に示すように、フレーム１０から離脱し、落下する。なお、この際、デフレクタ２１も分解部支持筒３１をガイドとして下降できるように、分解部支持筒３１の高さが設定されている。
【００４２】
同時に、弁体１５を含むデフレクタアッセンブリ２０も自重及び消火水の水圧によって落下し、ストッパリング２８がフレーム１０の段部１２上に着座して停止する。このとき、デフレクタ２１はフレーム１０の下方に位置する。これにより、本体１の放水口２が開放され、消火水はデフレクタ２１から散水されて火災を消火する。
【００４３】
このとき、ばね部材４７は皿ばね４８ａ，４８ｂを２枚重ねてストロークが長くなるように構成されているので、火災時において、フレーム１０からの分解部支持筒３１の離脱を促進することができると共に、図１４に示すように、ロックボール７１がフレーム１０の下端部から外れるまで弁体１５を本体１の円筒部６の下面に圧接し、水漏れを防ぐことができる。これは、ロックボール７１がフレーム１０から外れる前に、本体１の円筒部６と弁体１５の間から漏れた水により、可溶合金６７が冷されるのを防止するためである。また、分解部支持筒３１のボール挿入穴３８と分解部押え５６の当接面５５とは互いに直交した平面でロックボール７１に接触しているので、感熱分解部６５の分解に際してロックボール７１が分解部押え５６などに食い込むことはない。
【００４４】
ところで、上記のようなフラッシュ型スプリンクラヘッドにおいて、若し、ばね部材４７がないか又はばね部材が１枚の皿ばねで構成されている場合は、可溶合金６７が溶融して分解部支持筒３１が下降を開始すると、これに伴ってバランサ４５及び弁体１５を含むデフレクタアッセンブリ２０も下降して放水口２を開放するため、消火水が漏水して感熱部４０に流れ、可溶合金６７が冷却されて溶融できなくなる。このため、分解部支持筒３１は下降できなくなり、ロックが解除されないまま途中で停止し、例えば図１２の状態に保持されて落下できないので、消火水を放水することができないことがある。
【００４５】
本発明においては、板ばね部５３と皿ばね部５４とからなり、断面ハ字状の２枚の皿ばね４８ａ，４８ｂの大径部５１を反対方向に向けて小径部５０を当接して固定し、弾性を高めると共にストロークを長く構成したので、図１２、図１３の状態では上側の皿ばね４８ａはバランサ４５を介して弁体１５を本体１の円筒部６に圧接して放水口２を封止し、下側の皿ばね４８ｂは分解部支持筒３１及びコイルばね６６を圧下して、ロックボール７１による分解部支持筒３１のロックの解除を促進する。
【００４６】
これにより、可溶合金６７が確実に溶融し、図１４に示すように分解部支持筒３１のロックが解除されたのち弁体１５を下降させて放水口２を開放するようにしたので、分解部支持筒３１がロックの解除前に下降を停止するようなことはなく、確実に放水して火災を消火することができる。なお、ばね部材４７が、感熱分解部６５が確実に分解して落下するまで弁体１５を円筒部６に圧接するだけのストローク及び力を有するようにすれば、すなわち、ばね部材４７の力が消火水の圧力より強ければ、図１４に示すように、可溶合金６７が溶けるまで弁体１５を円筒部６に圧接しておくことができる。
【００４７】
また、ばね部材４７を上記のように構成したので、スプリンクラヘッドの組立時にはその組立荷重を所定の値に調整することができ、また、長期の使用の間に弁体１５に加わる荷重が変化してもばね部材４７によりその変化を自動的に補償し、常に所定の値に保持することができる。
さらに、火災が発生して可溶合金６７が溶融すると、ばね部材４７の下側の皿ばね４８ａが分解部押え５６及び分解部支持筒３１の下降を促進して感熱分解部６５の落下を早めると共に、上側の皿ばね４８ｂは弁体をフレーム１０に圧接して放水口２を封止し、放水口２から消火水が漏水して溶融中の可溶合金６７が冷却されるのを防止する。
【００４８】
また、２枚の皿ばね４８ａ，４８ｂの小径部５０を当接して一体的に結合してばね部材４７を構成し、かつ、ばね部材４７の外径を分解部支持筒３１の大内径部３２の内径より僅かに小さく形成して分解部支持筒３１の段部３４上に載置するようにしたので、ばね部材４７を所定の位置に保持するための特別の部材等を必要とせず、その上従来のばね部材に比べて２倍のストロークと弾性を得ることが出来る。
さらに、ばね部材４７を板ばね部５３と皿ばね部５４からなる皿ばね４８ａ，４８ｂで形成したので、コイルばねのようなストロークの大きいばねを使用せずに所定のストロークを得ることができ、スプリンクラヘッドの組立時には、両皿ばね４８ａ，４８ｂがほぼ密着するので、スプリンクラヘッドの高さを低くすることができる。
【００４９】
上記の説明では、２枚の皿ばね４８ａ，４８ｂを大径部５１を互いに外側にして小径部５０を当接し、リベット５５で一体に結合してばね部材４７を構成した場合を示したが、２枚の皿ばね４８ａ，４８ｂを固定せず、小径部５０を当接した状態で分解部支持筒３１内に収容してもよい。
また、ばね部材４７又は２枚の皿ばね４８ａ，４８ｂを分解部支持筒３１内に収容した場合を示したが、スプリンクラヘッドの構造によってはフレーム等の円筒体内に収容してもよい。
【００５０】
さらに、皿ばね４８ａ，４８ｂは貫通穴５２ａ〜５２ｃを設けることにより板ばね部５３が形成されるので、皿ばね４８ａ，４８ｂの中心部に大きな力が加えられても変形することがない。また、皿ばね４８ａ，４８ｂは通常の皿ばね（すなわち、皿ばね部５４）に対して、板ばね部５３を加えた形状になっているので、その分だけストロークを増加させることができる。
【００５１】
また、本発明は、図示のような分解部支持筒、ロックボール等からなる感熱分解部を備えたフラッシュ型スプリンクラに限定するものではなく、リンク機構からなる感熱分解部を備えたフラッシュ型スプリンクラヘッド、あるいはマルチ型スプリンクラヘッドにも実施することができる。
【００５２】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
（１）放水口を閉塞する弁体、フレーム等の円筒体内に収容され前記弁体を放水口に圧接する感熱分解部等からなり、弁体と感熱分解部との間に配設されたばね部材を中心部を当接した２枚の皿ばねによって構成し、これら皿ばねの外径を円筒体の内径より僅かに小さく形成したので、ばね部材を特別な部材を使用することなく円筒体内の所定の位置に配設することができ、その上２倍のストロークを有するばね部材を得ることができる。
【００５３】
これにより、スプリンクラヘッドを小型化、細径化できるばかりでなく、火災時において、感熱分解部の分解及び落下を促進することができると共に、感熱分解部が分解するまで弁体を円筒部に圧接して消火水の漏水を防止し、溶融中の可溶合金の冷却を防止することができる。
【００５５】
また、２枚の皿ばねを中心部に設けた連結穴に挿入したリベットにより一体的に結合したので、２枚の皿ばねどうしがずれるおそれがなく、常に所定の位置に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明実施例の縦断面図である。
【図２】図１の分解斜視図である。
【図３】図１のデフレクタを示すもので、（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図である。
【図４】図１のストッパリングを示すもので、（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図である。
【図５】図１の分解部支持筒の縦断面図である。
【図６】図１の感熱部の縦断面図である。
【図７】図１のバランサの縦断面図である。
【図８】図１のばね部材を示すもので、（ａ）は皿ばねの平面図、（ｂ）は（ａ）の断面図、（ｃ）は全体構成を示す断面図ある。
【図９】（ａ），（ｂ）はばね部材を構成する皿ばねの他の実施例の平面図である。
【図１０】図１の分解部押えの縦断面図である。
【図１１】ロックボールの作用説明図である。
【図１２】本発明の作用説明図である。
【図１３】本発明の作用説明図である。
【図１４】本発明の作用説明図である。
【図１５】本発明の作用説明図である。
【符号の説明】
１本体
２放水口
１０フレーム
１３ボール穴
１５弁体
２１デフレクタ
２８ストッパリング
３１分解部支持筒
３８ボール挿入穴
４０感熱部
４２ａ，４２ｂ感熱板
４５バランサ
４７ばね部材
４８ａ，４８ｂ皿ばね
４９連結穴
５０小径部
５１大径部
５２ａ〜５２ｃ貫通穴
５３板ばね部
５４皿ばね部
５５リベット
５６分解部押え
６５感熱分解部
６６コイルばね
６７可溶合金
６８ピストン
７１ロックボール[0001]
[Industrial application fields]
  The present invention is a sprinkler comprising a valve body that closes a water discharge port, a thermal decomposition part that decomposes and falls due to heat generated when the valve body is pressed against the water discharge port, and opens the water discharge port to spray fire water. It relates to the head.
[0002]
[Prior art]
The water outlet of the sprinkler head is closed by a valve body to which a large load is applied in order to prevent water leakage of the fire-extinguishing water, and a load of about 90 to 100 kgf is applied when the sprinkler head is assembled. .
In order to maintain this load at a predetermined value, it is necessary to use a member having a certain degree of deflection, and since the sprinkler head is attached to the ceiling surface for a long period of time, the above-described load is applied during that time. Although it may change, such a change in load can be compensated by incorporating a member having deflection in advance.
[0003]
As a member having a certain degree of deflection as described above, for example, Japanese Utility Model Publication No. 57-103753 describes a device in which a single disc spring is installed between a valve body and a lid member. Japanese Utility Model Laid-Open No. 3-24154 discloses a device in which a single spring washer (disc spring) is installed between a valve body and a guide post.
[0004]
Also, when a fire breaks out and the fusible alloy contained in the thermal decomposition part begins to melt, the thermal decomposition part is pushed out of the frame quickly and reliably and dropped to the outside, or the deflector is lowered to a predetermined position. For this reason, in Japanese Utility Model Publication No. 4-45732, a conical coil spring is disposed between the main body and the locking ring of the deflector to promote the lowering of the deflector.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In recent years, the diameter of the sprinkler head has been reduced, and in connection with this, it is necessary to reduce the thermal decomposition part and the disc spring etc. accommodated in the frame, but if the disc spring etc. are made smaller, the amount of displacement naturally becomes smaller, It is difficult to achieve the above functions.
Further, in order to hold the disc spring incorporated in the sprinkler head in a predetermined position, for example, in the above-mentioned Japanese Utility Model Publication No. 57-103753, a protrusion inserted into a through hole provided in the central portion of the disc spring However, this has led to an increase in cost and weight.
[0006]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and has a reduced outer shape, a necessary deflection and a large amount of displacement, and is held in a cylindrical body such as a frame without providing a special holding member. An object of the present invention is to obtain a sprinkler head provided with a spring member that can be used.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
BookThe sprinkler head according to the invention includes a valve body that closes a water discharge port, a thermal decomposition section that is accommodated in a cylindrical body such as a frame, presses the valve body against the water discharge port, and falls from the frame in the event of a fire. In a sprinkler head in which a spring member is disposed between the thermal decomposition portion and the thermal decomposition portion, the spring member is subjected to a stroke that presses the valve body against the water outlet until the thermal decomposition portion is reliably decomposed and dropped. As shown, it is composed of two disc springs abutting on the center, and the outer diameter of these disc springs is slightly smaller than the inner diameter of the cylindrical body.
[0009]
  Further, the two disc springs of the sprinkler head are integrally connected by a rivet inserted into a connecting hole provided at the center.
[0010]
[Action]
Since the spring member is composed of two disc springs, the stroke is doubled compared to the case of one. For this reason, when a fire breaks out and the fusible alloy begins to melt, the spring member is urged by the lower disc spring to squeeze the cylindrical body such as the frame to promote decomposition of the thermal decomposition part, The disc spring presses the valve body against the cylindrical portion to seal the water discharge port, and the fire-extinguishing water leaks from the water discharge port to prevent the melting soluble alloy from cooling. When the heat-sensitive decomposition part falls due to melting of the fusible alloy, the spring member also falls to the outside together with this.
[0011]
Further, since the two disc springs constituting the spring member are integrally coupled by the rivet, the disc springs are not shifted from each other, and a desired function is always exhibited.
Furthermore, since the plate spring portion and the disc spring portion are provided on the two disc springs constituting the spring member, respectively, a large amount of displacement and elasticity can be obtained.
[0013]
【Example】
Example 1.
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is an exploded perspective view of FIG.
In the figure, reference numeral 1 denotes a main body having a water outlet 2 penetrating through a central portion thereof. A first screw portion 3 connected to a water supply pipe is provided on the upper surface of the flange 4. A second screw portion 5 to which the frame 10 is screwed is provided, and a cylindrical portion 6 having a smaller diameter is protruded from the lower end portion of the second screw portion 5.
[0014]
A cylindrical frame 10 is provided with a female thread portion 11 that is screwed into the second thread portion 5 of the main body 1 at the upper portion, and a flange-shaped step portion 12 is formed at the lower end portion. A plurality of (three in this embodiment) ball holes 13 that are orthogonal to the side wall are provided at equal intervals in the stepped portion 12. 14a and 14b are slits provided in substantially the middle part of the side wall in the vertical direction, which are used to give the frame 10 some springiness, and are also holes for confirmation during a water leak test. It may be omitted.
[0015]
Reference numeral 15 denotes a valve body that seals the water outlet 2 of the main body 1, a substrate having an outer diameter substantially equal to the outer diameter of the cylindrical portion 6 of the main body 1, and protrudes from the upper surface of the substrate and is inserted into the water outlet 2 of the main body 1. A projecting portion 16 projecting from the center of the lower surface of the substrate, and a caulking piece provided concentrically with the projecting portion 16 on the lower surface of the substrate. Reference numeral 17 denotes a gasket made of, for example, tetrafluororesin, which is fitted on the head and installed on the substrate.
[0016]
As shown in FIG. 3, a deflector assembly 20 is provided with a plurality of blades 23 projecting radially at substantially equal intervals on the outer periphery of a disk-shaped substrate 22. For example, the plurality of blades 23 located at intervals of 120 ° are further extended to form connecting columns 24a, 24b, and 24c. An insertion portion 25a that is narrower than the width of the blade 23 is formed in a portion following the blade 23 of the connecting pillars 24a to 24c, and a press-fit portion 25b that is wider than the insertion portion 25a is formed at the tip thereof. Is provided with a locking portion 25c wider than the press-fit portion 25b. A through hole 26 is provided at the center of the disc-shaped substrate 22.
[0017]
The blades 23 are bent upward to form the deflectors 21 each having a water spout 27 between the blades 23. The inner diameter of the deflector 21 is slightly larger than the outer diameter of the cylindrical portion 6 of the main body 1. In addition, although each connection pillar 24a-24c inclines slightly outward in FIG.3 (b), you may make it perpendicular | vertical.
Reference numeral 28 denotes a stopper ring. As shown in FIG. 4, the inner diameter is slightly larger than the outer diameter of the cylindrical portion 6 of the main body 1, the outer diameter is smaller than the inner diameter of the frame 10, and the step portion 12 is lowered when lowered. It is formed in a size to be locked. Also, locking holes 29a, 29b, 29c are provided corresponding to the connecting columns 24a-24c of the deflector 21 (thus at intervals of 120 °), and the locking holes 29a-29c are interposed via the locking claws 30a, 30b. Open to the outer periphery. The widths of the locking holes 29a to 29c are substantially equal to or slightly narrower than the width of the press-fitting portions 25b of the connecting columns 24a to 24c of the deflector 21, and are therefore formed to be narrower than the width of the locking portions 25c. The width between the pawls 30a and 30b is formed substantially equal to the width of the fitting portion 25a of the connecting columns 24a to 24c.
[0018]
In order to assemble the deflector assembly 20 including the deflector 21 and the stopper ring 28 as described above, first, the caulking piece of the valve body 15 is inserted into the through hole 26 provided in the central portion of the deflector 21 and caulked. The differential 19 is joined together. Next, the fitting portions 25a of the connecting pillars 24a to 24c of the deflector 21 are fitted into the locking holes 29a to 29c from between the locking claws 30a and 30b of the stopper ring 28, respectively, and the stopper ring 28 is pulled upward and its upper surface. Are brought into contact with the locking portions 25c of the connecting columns 24a to 24c. At this time, the press-fitting portions 25b of the connecting pillars 24a to 24c are press-fitted into the locking holes 29a to 29c, and the stopper ring 28 is held in that position. In addition, if the latching claws 30a and 30b are crimped, the stopper ring 28 can be more reliably held.
[0019]
31 is a substantially bottomed cylindrical disassembly support cylinder (cylindrical body) slidably disposed in the frame 10, and as shown in FIG. 5, the inner diameter of the upper part thereof is large enough to allow the deflector 21 to be loosely fitted. A large inner diameter portion 32 is formed, and a lower portion thereof is reduced in diameter to become a small inner diameter portion 33, and a step portion 34 is formed between the two. A recess 35 is provided at the center of the bottom, and a hole 36 is provided in the center. A flange-like locking part 37 is formed on the outer periphery of the hole 36. Reference numeral 38 denotes a plurality of ball insertion holes provided at equal intervals on the side wall of the small inner diameter portion 33 above the bottom portion.
The height of the disassembling portion support cylinder 31 is selected so that the upper end portion of the disassembling portion support cylinder 31 substantially coincides with the upper end portion of the blade 23 of the deflector 21 or is higher than the upper end portion of the disassembly portion support cylinder 31. The blades 23 and the disassembly support cylinder 31 act to guide each other.
[0020]
As shown in FIG. 6, 40 is a heat-sensitive part, which comprises a bottomed cylindrical cylinder 41 and disk-like heat-sensitive plates 42a and 42b provided on the lower surface and the outer wall of the substantially central part in the height direction. At the upper end portion of the cylinder 41, a flange-like locking claw 43 having an outer diameter that can be inserted into the hole 36 of the disassembly portion support cylinder 31 is provided. The heat sensitive plates 42a and 42b may be one, or three or more.
[0021]
Reference numeral 45 denotes a balancer, as shown in FIG. 7, which is formed in a substantially C-shaped cross section with a high central portion and a low peripheral portion, and a through hole 46 is provided in the central portion. The outer diameter of the balancer 45 is formed to be slightly smaller than the inner diameter of the large inner diameter portion 32 of the disassembly portion support cylinder 31.
[0022]
Reference numeral 47 denotes a spring member, an example of which is shown in FIG. In the drawing, 48a and 48b are circular disc springs having a substantially C-shaped cross section, and a connecting hole 49 is provided at the center (hereinafter, the center part where the connecting hole 49 is provided is referred to as a small diameter part 50, The outer peripheral portion is referred to as a large diameter portion 51). Between the small diameter portion 50 and the large diameter portion 51, a plurality of substantially triangular through holes 52a, 52b, 52c having apex angles on the small diameter portion 50 side are provided at substantially equal intervals. The region provided with 52a to 52c has a function of a leaf spring (hereinafter, this region is referred to as a leaf spring portion 53), and the region outside the through holes 52a to 52c has a function of a disc spring (hereinafter referred to as this). The region is referred to as a disc spring portion 54). In addition, although both the edge parts of the leaf | plate spring part 53 are formed substantially parallel, the shape of the leaf | plate spring part 53 and the through holes 52a-52c can be suitably set as mentioned later.
[0023]
As shown in FIG. 8 (c), the disc springs 48a and 48b configured as described above are in contact with the small diameter portions 50 and 50 with the large diameter portions 51 and 51 facing outward and rivets in the connection holes 49 and 49, respectively. 55 is inserted and caulked, and the two disc springs 48a and 48b are integrally coupled to constitute the spring member 47. The outer diameter of the spring member 47 is slightly smaller than the inner diameter of the large inner diameter portion 32 of the disassembly portion support cylinder 31.
[0024]
FIG. 9 shows another embodiment of the disc springs 48a and 48b. The embodiment of FIG. 9A is provided with circular through holes 52a to 52c, and the function thereof is the disc described in FIG. It is almost the same as the springs 48a and 48b. Instead of the circular through holes 52a to 52c, an elliptical through hole having a long axis in the circumferential direction may be provided.
Further, the embodiment of FIG. 9B shows disc springs 48a and 48b having a connecting hole 49 at the center, and in either case, as shown in FIG. 8C, two disc springs 48a and 48b are shown. The small diameter portions 50 and 50 are brought into contact with the large diameter portions 51 and 51 facing outward, and the rivets 55 are inserted into the connecting holes 49 and 49 and caulked, and the spring members 47 are joined together.
[0025]
Reference numeral 56 denotes a disassembling portion presser slidably accommodated in the small inner diameter portion 33 of the disassembling support cylinder 31, and as shown in FIG. 10, a substantially bottomed portion having an upper flange portion 57 and a lower flange portion 58 provided on the outer periphery. The recess 59 is formed between the upper and lower flange portions 57 and 58. A substantially vertical contact surface 60 is provided on the outer periphery of the lower flange portion 58 via an inclined surface. 61 is an adjustment hole, and 63 is a set screw screwed into a screw hole 62 provided at the bottom.
[0026]
Reference numeral 66 denotes a coil spring disposed in the disassembly part presser 56, 67 denotes a soluble alloy such as compression solder accommodated in the cylinder 41 of the heat sensitive part 40, and 68 denotes an upper and lower portion on the soluble alloy 67 in the cylinder 41. A recess 69 is provided at the center of the upper surface.
[0027]
Reference numeral 70 denotes a C ring interposed between a locking portion 37 provided in the recess 35 of the disassembly portion support cylinder 31 and a locking claw 43 of the heat sensitive portion 40, and 71 denotes a plurality of lock balls made of steel. The inner diameter of the ball hole 13 provided in the frame 10 is smaller than the outer diameter of the lock ball 71, and the inner diameter of the ball insertion hole 38 provided in the disassembly portion support cylinder 31 is smaller than the outer diameter of the lock ball 71. Largely formed.
[0028]
Next, an example of the assembly order of the present embodiment including the above-described parts will be described.
(1) The fusible alloy 67 and the piston 68 are inserted into the cylinder 41 of the heat sensitive unit 40.
(2) The tip of the cylinder 41 of the heat sensitive part 40 is inserted into the hole 36 provided in the recess 35 of the disassembly part support cylinder 31, and the C ring 70 is attached below the locking claw 43 and lowered. Thereby, the heat sensitive part 40 is attached to the disassembly part support cylinder 31 via the C ring 70.
[0029]
(3) The disassembly unit support cylinder 31 is erected, and the disassembly unit presser 56 is inserted into the disassembly unit support cylinder 31 from the upper opening. At this time, the set screw 63 is raised so that the disassembling portion presser 56 is positioned below the ball insertion hole 38 of the disassembling portion supporting cylinder 31, and the tip end portion of the set screw 63 is brought into contact with the recess 69 of the piston 68.
[0030]
(4) The lock balls 71 are inserted from the outside into the respective ball insertion holes 38 of the disassembling portion support cylinder 31, and the lock balls 71 are positioned between the ball insertion holes 38 and the concave portions 59 of the disassembly portion retainer 56.
(5) The disassembly unit support cylinder 31 is inserted into the frame 10 from below, and the ball hole 13 and the ball insertion hole 38 of the disassembly unit support cylinder 31 are aligned. Then, a substantially L-shaped jig is inserted from the opening of the disassembling part retainer 56, the tip part is inserted into the adjustment hole 61, and a part of the lock ball 71 is pushed into the ball hole 13 of the frame 10. Guide each one.
[0031]
(6) The set screw 63 is rotated to raise the disassembling part presser 56, the contact surface 60 is brought into contact with the lock ball 71 and pressed outward, and a part of the lock ball 71 is pushed into the ball hole of the frame 10. 13 and is held between the disassembling part presser 56 and thereby the disassembling part supporting cylinder 31 is held in that position. Further, the heat sensitive part 40 is pressed down by the set screw 63 and locked. At this time, it is confirmed from the outside whether the lock ball 71 is held at a predetermined position by looking through the ball hole 13.
[0032]
(7) A coil spring 66 is inserted into the disassembling part retainer 56, and a spring member 47, a balancer 45 and a deflector assembly 20 are inserted into the large inner diameter part 32 of the disassembling part supporting cylinder 31, and the valve attached to the deflector 21. The protrusion 16 of the body 15 is inserted into the through hole 46 of the balancer 45.
[0033]
(8) The cylindrical portion 6 of the main body 1 is inserted into the stopper ring 28, and its tip is brought into contact with the upper surface of the substrate of the valve body 15 (the gasket 17 is mounted on the upper surface of the substrate), and the second screw The part 5 is screwed into the female thread part 11 of the frame 10. Accordingly, the deflector assembly 20 including the spring member 47, the balancer 45, and the valve body 15 is pressed down against the coil spring 66, and the lower surface of the disc spring 48 b on the lower side of the spring member 47 is the step of the disassembly portion support cylinder 31. Hits part 34. Further, the main body 1 is screwed in until the two disc springs 48a and 48b of the spring member 47 are almost in close contact with each other, and the disassembly portion support cylinder 31 is locked to the frame 10 to complete the assembly. At this time, the lower parts of the heat-sensitive part 40 and the decomposition part support cylinder 31 protrude from the lower end part of the frame 10 to the outside. The thermal decomposition unit 65 is configured by the thermal decomposition unit 40 including the decomposition unit support cylinder 31, the soluble alloy 67, the piston 68, the decomposition unit presser 56, and the coil spring 66. Here, the thermal decomposition portion 65 is a member that is provided below the valve body 15 and for unsealing the valve body 15 when the soluble alloy 67 is melted in the event of a fire. And since the inside of the decomposition | disassembly part support cylinder 31 is covered with the disk-shaped balancer 45, since the inside becomes a perfect sealing structure, even if it installs in a corrosive atmosphere, there is no possibility of corroding.
[0034]
By the way, in the sprinkler head as described above, the water outlet 2 of the main body 1 is sealed with an assembly load of about 50 kgf by the valve body 15 to prevent water leakage. And acts downward on the lock ball 71. The lock ball 71 is pressed against the lower end of the ball hole 13 of the frame 10 by this load, and the rolling force F and the component force F as shown in FIG.₁Occurs. Since the balancer 45 is formed in a disk shape, the assembly load is applied to the lock ball 71 reliably and evenly. For this reason, a force is always applied to the lock ball 71 so as to enter the inside (the disassembly portion presser 56 side). However, since the lock ball 71 is prevented from moving by the contact surface 60 of the disassembling part presser 56, the lock ball 71 is held at that position and locks the disassembling part supporting cylinder 31.
[0035]
On the other hand, since the lock ball 71 is in contact with the fusible alloy 67 only on the contact surface 60 which is the vertical surface of the disassembling part presser 56, the above assembly load hardly acts, and mainly the rolling force of the coil spring 66 ( Since only about 10 kgf) is applied, the load applied to the soluble alloy 67 does not fluctuate depending on the water pressure of the fire extinguishing water unlike the conventional sprinkler head, and even if a large water pressure acts on the valve body 15, the soluble alloy No creep phenomenon occurs in 67.
[0036]
The sprinkler head configured as described above is inserted from a hole provided in the ceiling, and is attached to the ceiling surface by connecting the first screw portion 3 to the water supply pipe, and a part thereof is exposed from the ceiling surface. The hole provided in the ceiling is closed by a sealing plate.
Moreover, since the outer diameter of the frame 10 is small (about 22 to 23 mm), it can be installed between the T bars on the system ceiling. In this case, for example, the first screw portion 3 of the main body 1 is screwed into a water supply pipe connected to a universal joint in the back of the ceiling, and then the water supply pipe is moved so that a part or all of the frame 10 is placed between the T bars. It can be exposed to the room and the water supply pipe can be fixed.
[0037]
Next, the operation of the present invention will be described. FIG. 1 shows a case where a sprinkler head attached to a ceiling surface is in a warning state. Pressurized fire-extinguishing water is supplied to a water outlet 2 of the main body 1, and fire-extinguishing water is supplied to a valve body 15. Pressure is applied. The closing force of the valve body 1 at this time is about 50 kgf, and the rolling force applied to the fusible alloy 67 is about 10 kgf.
[0038]
Now, when a fire occurs, the heat sensitive plates 42a and 42b are heated by the hot air flow, and the soluble alloy 67 is heated from the surroundings by the heat and starts to melt, and the molten soluble alloy 67 is between the cylinder 41 and the piston 68. And its volume decreases as shown in FIG.
[0039]
At this time, the disassembly portion support cylinder 31 and the heat sensitive portion 40 are connected via the C ring 70, and the tip end portion of the set screw 63 is formed thin and is pressed against the recess 69 of the piston 68. These contact areas are extremely small. For this reason, very little heat escapes from the heat-sensitive part 40 to the decomposition part support cylinder 31 and the set screw 63, and most of the heat is applied to the soluble alloy 67, so that the soluble alloy 67 melts in a short time.
[0040]
When the fusible alloy 67 is melted and its volume is reduced, the disassembling part presser 56 is pressed down by the coil spring 66 and lowered as shown in FIG. As a result, the lock ball 71 is released from the ball hole 13 of the frame 10 and moves into the ball insertion hole 38 of the disassembly portion support tube 31 and the recess 59 of the disassembly portion retainer 56, and the disassembly portion support tube 31 is unlocked. The Then, the disassembly portion support cylinder 31 is also squeezed down by the spring member 48b below the spring member 47, and descends using the blades 23 of the deflector 21 as a guide. On the other hand, a disc spring 48 a on the upper side of the spring member 47 presses the valve body 15 against the main body 1 and seals the water outlet 2.
[0041]
Further, as the melting of the fusible alloy 67 proceeds, the disassembling portion support cylinder 31 is lowered and lowered by the disc spring 48b on the lower side of the spring member 47. As shown in FIG. Reach the lower end. At this time, the disc spring 48 a on the upper side of the spring member 47 still presses the valve body 15 against the main body 1 and seals the water outlet 2. When most of the fusible alloy 67 is melted, as shown in FIG. 14, the lock ball 71 is disengaged from the lower end portion of the frame 10, so that the thermal decomposition portion 65, the spring member 47, and the balancer 45 have their own weight and fire-extinguishing water. It drops rapidly due to the water pressure, and is detached from the frame 10 and dropped, as shown in FIG. At this time, the height of the disassembling portion support cylinder 31 is set so that the deflector 21 can also descend using the disassembling portion support cylinder 31 as a guide.
[0042]
At the same time, the deflector assembly 20 including the valve body 15 also falls due to its own weight and the water pressure of the fire extinguishing water, and the stopper ring 28 is seated on the step portion 12 of the frame 10 and stopped. At this time, the deflector 21 is positioned below the frame 10. Thereby, the water outlet 2 of the main body 1 is opened, and the fire extinguishing water is sprayed from the deflector 21 to extinguish the fire.
[0043]
At this time, since the spring member 47 is configured so that the two plate springs 48a and 48b are overlapped to increase the stroke, the disengagement of the disassembly portion support cylinder 31 from the frame 10 can be promoted in the event of a fire. In addition, as shown in FIG. 14, the valve body 15 can be pressed against the lower surface of the cylindrical portion 6 of the main body 1 until the lock ball 71 is removed from the lower end portion of the frame 10, thereby preventing water leakage. This is to prevent the fusible alloy 67 from being cooled by water leaked from between the cylindrical portion 6 and the valve body 15 of the main body 1 before the lock ball 71 is detached from the frame 10. Further, since the ball insertion hole 38 of the disassembling part support cylinder 31 and the contact surface 55 of the disassembling part presser 56 are in contact with the lock ball 71 on planes orthogonal to each other, the lock ball 71 is disassembled when the heat sensitive decomposition part 65 is disassembled. It does not bite into the disassembling part presser 56 or the like.
[0044]
By the way, in the above flash type sprinkler head, if there is no spring member 47 or the spring member is composed of one disc spring, the fusible alloy 67 is melted and the disassembly portion support cylinder is melted. When 31 starts to descend, the deflector assembly 20 including the balancer 45 and the valve body 15 is also lowered to open the water outlet 2, so that the fire-extinguishing water leaks and flows to the heat-sensitive part 40, so that the soluble alloy 67 Is cooled and cannot be melted. For this reason, the disassembling part support cylinder 31 cannot be lowered, stops in the middle without being unlocked, and is held in the state of FIG. 12, for example, and cannot be dropped.
[0045]
In the present invention, the plate spring portion 53 and the disc spring portion 54 are formed, and the small diameter portion 50 is abutted and fixed with the large diameter portions 51 of the two disc springs 48a and 48b having a C-shaped cross section facing in opposite directions. 12 and 13, the upper disc spring 48a presses the valve body 15 against the cylindrical portion 6 of the main body 1 through the balancer 45 to open the water outlet 2 in the state shown in FIGS. The lower disc spring 48 b seals down the disassembly portion support cylinder 31 and the coil spring 66 and promotes the unlocking of the disassembly portion support cylinder 31 by the lock balls 71.
[0046]
As a result, the fusible alloy 67 is surely melted and the valve body 15 is lowered to open the water discharge port 2 after the disassembly portion support cylinder 31 is unlocked as shown in FIG. The part support cylinder 31 does not stop descending before the lock is released, and the fire can be extinguished by reliably discharging water. If the spring member 47 has a stroke and a force sufficient to press the valve body 15 against the cylindrical portion 6 until the thermal decomposition portion 65 is reliably disassembled and falls, that is, the force of the spring member 47 is increased. If it is stronger than the fire-extinguishing water pressure, the valve body 15 can be pressed against the cylindrical portion 6 until the fusible alloy 67 is melted, as shown in FIG.
[0047]
Since the spring member 47 is configured as described above, the assembly load can be adjusted to a predetermined value when the sprinkler head is assembled, and the load applied to the valve body 15 during long-term use changes. However, the change can be automatically compensated by the spring member 47 and always kept at a predetermined value.
Further, when a fire breaks out and the fusible alloy 67 is melted, the disc spring 48a on the lower side of the spring member 47 promotes the lowering of the disassembling part presser 56 and the disassembling part support cylinder 31 and accelerates the fall of the thermal sensitive decomposition part 65. At the same time, the upper disc spring 48b seals the water discharge port 2 by pressing the valve body against the frame 10, and prevents the molten alloy 67 being melted from being cooled due to leakage of fire-extinguishing water from the water discharge port 2. .
[0048]
Further, the small-diameter portions 50 of the two disc springs 48 a and 48 b are brought into contact with each other to be integrally coupled to constitute the spring member 47, and the outer diameter of the spring member 47 is changed to the large inner-diameter portion 32 of the disassembly portion support cylinder 31. Since it is formed slightly smaller than the inner diameter of this and placed on the step portion 34 of the disassembly portion support cylinder 31, no special member or the like for holding the spring member 47 in a predetermined position is required. The stroke and elasticity can be doubled compared to the conventional spring member.
Furthermore, since the spring member 47 is formed by the disc springs 48a and 48b including the plate spring portion 53 and the disc spring portion 54, a predetermined stroke can be obtained without using a spring having a large stroke such as a coil spring, When the sprinkler head is assembled, the disc springs 48a and 48b are in close contact with each other, so that the height of the sprinkler head can be reduced.
[0049]
In the above description, the case where the spring member 47 is configured by combining the two disc springs 48a and 48b with the large-diameter portion 51 outside and contacting the small-diameter portion 50 with each other and integrally connecting with the rivet 55 is shown. The two disc springs 48a and 48b may not be fixed and may be accommodated in the disassembly portion support cylinder 31 in a state where the small diameter portion 50 is in contact.
Moreover, although the case where the spring member 47 or the two disc springs 48a and 48b were accommodated in the disassembly part support cylinder 31 was shown, depending on the structure of the sprinkler head, it may be accommodated in a cylindrical body such as a frame.
[0050]
Furthermore, since the plate springs 53 are formed by providing the through holes 52a to 52c, the disc springs 48a and 48b are not deformed even if a large force is applied to the central portions of the disc springs 48a and 48b. Further, since the disc springs 48a and 48b have a shape in which the leaf spring portion 53 is added to a normal disc spring (that is, the disc spring portion 54), the stroke can be increased accordingly.
[0051]
  Further, the present invention is not limited to the flash type sprinkler provided with the thermal decomposition part made up of the decomposition part support cylinder, the lock ball or the like as shown in the figure, but the flash type sprinkler head provided with the thermal decomposition part made up of the link mechanism. Alternatively, it can be applied to a multi-type sprinkler head.
[0052]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the present invention, the following effects can be obtained.
(1) A spring member that is disposed between a valve body and a thermal decomposition part, comprising a valve body that closes the water discharge port, a thermal decomposition part that is accommodated in a cylindrical body such as a frame, and that presses the valve body against the water discharge port Are formed by two disc springs with the central portion in contact with each other, and the outer diameters of these disc springs are formed slightly smaller than the inner diameter of the cylindrical body. In addition, a spring member having a double stroke can be obtained.
[0053]
As a result, not only can the sprinkler head be reduced in size and diameter, but in the event of a fire, it is possible to promote the decomposition and dropping of the thermal decomposition part, and the valve body is pressed against the cylindrical part until the thermal decomposition part is decomposed. Thus, it is possible to prevent leakage of fire-extinguishing water and to prevent cooling of the soluble alloy during melting.
[0055]
  In addition, since the two disc springs are integrally coupled by a rivet inserted in a connecting hole provided in the center portion, there is no possibility that the two disc springs are shifted, and the disc springs can always be held at a predetermined position.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view of FIG. 1;
3A and 3B show the deflector of FIG. 1, in which FIG. 3A is a plan view and FIG. 3B is a front view.
4A and 4B show the stopper ring of FIG. 1, in which FIG. 4A is a plan view and FIG. 4B is a front view.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of the disassembling portion support cylinder of FIG. 1;
6 is a longitudinal sectional view of the heat sensitive part of FIG. 1. FIG.
7 is a longitudinal sectional view of the balancer of FIG.
8 shows the spring member of FIG. 1, wherein (a) is a plan view of a disc spring, (b) is a cross-sectional view of (a), and (c) is a cross-sectional view showing the overall configuration.
FIGS. 9A and 9B are plan views of another embodiment of a disc spring constituting the spring member. FIGS.
10 is a vertical cross-sectional view of the disassembled portion presser of FIG. 1. FIG.
FIG. 11 is an explanatory diagram of the operation of the rock ball.
FIG. 12 is a diagram illustrating the operation of the present invention.
FIG. 13 is a diagram illustrating the operation of the present invention.
FIG. 14 is a diagram illustrating the operation of the present invention.
FIG. 15 is an explanatory diagram of the operation of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Body
2 Water outlet
10 frames
13 Ball hole
15 Disc
21 Deflector
28 Stopper ring
31 Disassembly part support tube
38 Ball insertion hole
40 Heat sensitive part
42a, 42b Thermal plate
45 Balancer
47 Spring member
48a, 48b Belleville spring
49 Connecting hole
50 Small diameter part
51 Large diameter part
52a-52c Through hole
53 Leaf spring
54 Belleville spring
55 Rivet
56 Disassembly part presser
65 Thermal decomposition part
66 Coil spring
67 Soluble alloy
68 piston
71 rock ball

Claims

A valve body that closes the water discharge port, and is housed in a cylindrical body such as a frame, and includes a thermal decomposition portion that presses the valve body against the water discharge port and drops from the frame in the event of a fire, and between the valve body and the thermal decomposition portion In the sprinkler head in which the spring member is disposed,
The spring member is constituted by two disc springs that are in contact with the central portion so as to have a stroke that only presses the valve body against the water discharge port until the thermal decomposition portion is reliably decomposed and dropped,
A sprinkler head characterized in that the outer diameter of these disc springs is formed slightly smaller than the inner diameter of the cylindrical body.

Sprinkler head of claim 1, wherein the bonded integrally by inserting rivets to the coupling hole provided two disc springs in the center.