JP3646631B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP3646631B2
JP3646631B2 JP2000237623A JP2000237623A JP3646631B2 JP 3646631 B2 JP3646631 B2 JP 3646631B2 JP 2000237623 A JP2000237623 A JP 2000237623A JP 2000237623 A JP2000237623 A JP 2000237623A JP 3646631 B2 JP3646631 B2 JP 3646631B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
data
setting
digital data
permission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000237623A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002056605A (ja
Inventor
貴久 影山
義徳 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2000237623A priority Critical patent/JP3646631B2/ja
Priority to US09/922,076 priority patent/US7403616B2/en
Publication of JP2002056605A publication Critical patent/JP2002056605A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3646631B2 publication Critical patent/JP3646631B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/12Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark
    • G11B19/122Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark involving the detection of an identification or authentication mark
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子機器、より詳細には、オーディオデータや画像データなどのディジタルデータを扱う電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、演奏データなどのオーディオディジタルデータの不正コピーを防止する方法としては、演奏データなどのディジタルデータについて、予め、演奏再生などの処理に必要のないデータの未使用のビットにフラグを立てておく。そして、このディジタルデータを扱う機器において、処理しようとする演奏データにこのようなコピー禁止のフラグがあることを検出した場合、コピーを行わせないように、当該機器の記録機能(録音、録画など)を無効にしたり或いは制限する処理を行なっている。
【0003】
このような機能を盛り込むのは、ユーザが著作権の重みをよく知らずに、不正なコピーを行なって第三者に譲り渡したり、また、他人の著作物の一部(又は全部)を不正に流用して自己の作品を作成するなどといった不正行為を防ぐためである。
【0004】
しかしながら、著作物の複写に関する全ての行為が禁止されているものではなく、ユーザが個人的に楽しむものであれば、著作物をコピーすること自体は不正な行為ではない。よって、著作権の趣旨を理解し制限された範囲でコピーする善良なユーザに対して必要以上の制限をかけることは問題である。
【0005】
そこで、最近は、ユーザがコピーの指示を行なうたびに、注意の報知をする機器が出現してきている。このような機器では、ユーザに注意を与えるものであるが、同じユーザに同じ状況で同じメッセージを出す。しかしながら、著作権の趣旨を理解して注意をしているにも拘わらず、ユーザが機器を使いこんでいくに従って、このような注意喚起の報知が何度も出てくることは、とてもくどいものに感じてしまうことになる。また、操作するごとにその報知をクリアーするという作業は、わずらわしいものであり、時間的にも行為的にも無駄なものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような不都合に鑑み、オーディオデータや画像データなどのディジタルデータについて記録などの処理をするに際して、ディジタルデータに対する著作権等に関してユーザの意識が一度確認されれば、その後は、ユーザにわずらしさを与えることがなく、ユーザが気分よくディジタルデータを使うことができる電子機器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の特徴に従うと(以下、理解の便のため、対応する実施例の参照符号、図番又は具体的用語を括弧内に付記する。)、ディジタルオーディオ乃至画像データ(4,14)を含むディジタルデータを外部から取り込み着脱可能なデータ記憶手段(12)に記憶するデータ記録機能を有する電子機器において、ユーザによるデータ記録機能の設定操作に応じて、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨の注意喚起メッセージを提示すると共に、提示された注意喚起メッセージに対するユーザの確認操作に応じて、データ記録機能を実行可能とする記録許可を設定し、設定情報としてデータ記憶手段(12)に記憶する機能設定手段(S3,S10〜S18)と、外部から取り込まれたディジタルデータをデータ記憶手段(12)に記憶するように記憶指示を行う記憶指示手段(S4)と、この記憶指示があった際、機能設定手段(S3,S10〜S18)の設定機能(S17)或いはデータ記憶手段(12)に記憶された設定情報の再現によって記録許可が設定されている場合は(PA1・YES)、記憶指示がなされたディジタルデータをデータ記憶手段(12)に記憶する処理(S6)を実行し、記録許可が設定されていない場合には(PA1・NO)、記憶指示がなされたディジタルデータのデータ記憶手段への記憶処理を行わず、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨を報知すると共にユーザによる設定操作を待機する制御手段(PA1〜PA4)とを具備する電子機器〔請求項1〕が提供される。
【0008】
この発明の第2の特徴に従うと、ディジタルオーディオ乃至画像データを含むディジタルデータを外部(4,14)から取り込み着脱可能なデータ記憶手段(12)に記憶するデータ記録機能を有する電子機器において、ユーザによるデータ記録機能の設定操作に応じて、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨の注意喚起メッセージを提示すると共に、提示された注意喚起メッセージに対するユーザの確認操作に応じて、データ記録機能を実行可能とする記録許可を設定し、設定情報としてデータ記憶手段(12)に記憶する機能設定手段(S3,S10〜S18)と、外部(4,14)から取り込まれたディジタルデータをデータ記憶手段(12)に記憶するように記憶指示を行う記憶指示手段(S4)と、この記憶指示があった際、機能設定手段(S3,S10〜S18)の設定機能(S17)或いはデータ記憶手段(12)に記憶された設定情報の再現によって記録許可が設定されている場合は(PB1・YES)、記憶指示がなされたディジタルデータをデータ記憶手段(12)に記憶する処理(S6)を実行し、記録許可が設定されていない場合には(PB1・NO)、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨を報知し且つ記録許可の設定を行うか否かの選択操作を促す案内を行うと共に(PB2,PB3)、ユーザにより記録許可の設定を行わない旨の選択操作がなされたときは(PB4・NO)、記憶指示がなされたディジタルデータのデータ記憶手段への記憶処理を行わず(S4→S7→S9)、ユーザにより記録許可の設定を行う旨の選択操作がなされたときは(PB4・YES)、機能設定手段に注意喚起メッセージの提示及び記録許可の設定を実行させ、これにより記録許可が設定されたときに(S17)当該ディジタルデータのデータ記憶手段(12)への記憶処理(S6)を実行する制御手段(PB1〜PB4)とを具備する電子機器〔請求項2〕が提供される。
【0009】
この発明の第3の特徴に従うと、ディジタルオーディオ乃至画像データを含むディジタルデータを外部(4,14)から取り込み着脱可能なデータ記憶手段(12)に記憶するデータ記録機能を有する電子機器において、ユーザによるデータ記録機能の設定操作に応じて、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨の注意喚起メッセージを提示すると共に、提示された注意喚起メッセージに対するユーザの確認操作に応じて、データ記録機能を実行可能とする記録許可を設定し、設定情報としてデータ記憶手段(12)に記憶する機能設定手段(S3,S10〜S18)と、外部(4,14)から取り込まれたディジタルデータをデータ記憶手段(12)に記憶するように記憶指示を行う記憶指示手段(S4)と、この記憶指示があった際、機能設定手段(S3,S10〜S18)の設定機能(S17)或いはデータ記憶手段(12)に記憶された設定情報の再現によって記録許可が設定されている場合は(QA3・NO)、記憶指示がなされたディジタルデータをデータ記憶手段(12)に記憶する処理(Q12)を実行し、記憶指示がなされたディジタルデータにコピー禁止が規定されていることが検出され而も記録許可が設定されていない場合には(QA2・YES,QA3・YES)、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨を報知し且つ記録許可の設定を行うか否かの選択操作を促す案内を行うと共に(QA4,QA5)、ユーザにより記録許可の設定を行わない旨の選択操作がなされたときは(QA6・NO)、記憶指示がなされたディジタルデータのデータ記憶手段への記憶処理を行わず(QA7)、ユーザにより記録許可の設定を行う旨の選択操作がなされたときは(QA6・YES)、機能設定手段に注意喚起メッセージの提示及び記録許可の設定を実行させ、これにより記録許可が設定されたときに(S17)当該ディジタルデータのデータ記憶手段(12)への記憶処理(Q12)を実行する制御手段(QA1〜QA7)とを具備する電子機器〔請求項3〕が提供される。
【0010】
〔作用〕
この発明による電子機器は、データの取込み、編集、再生などの複数の処理を行うことが可能であるが、特に、ディジタルオーディオ乃至画像データを含むディジタルデータ(演奏データなどの音楽データ、音声データ、映像データなど)を外部(4,14)から取り込み着脱可能なデータ記憶手段(12)に記憶するデータ記録機能(以下において「特定の処理」と呼ばれることがある)を有する。このようなデータ記録機能は、予め実行制限がかけられており、CD(Compact Disc)のような外部の記録メディア(4)に記録されているディジタルデータを、電子機器に取り付けられたハードディスク装置の交換可能なハードディスク(12)のような記憶装置に記録する処理(「CD→HD記録処理」)が含まれる。
【0011】
この発明による電子機器では、上述したデータ記録機能についてユーザが設定操作(「特殊記録」の許可を設定するためのボタンの操作)を行うと(S3・YES)、機能設定手段(S3,S10〜S18)により、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨の注意喚起メッセージ(図6、図7)が提示され、提示された注意喚起メッセージに対してユーザが確認操作を行うと(S13・YES,S16・YES)、データ記録機能を実行可能とする記録許可(「特殊記録許可」)が設定され(S17)、設定された記録許可は設定情報としてデータ記憶手段(12)に記憶され(S18)、記憶指示手段(S4)によって、外部(4,14)から取り込まれたディジタルデータをデータ記憶手段(12)に記憶するように記憶指示が行われた際に(S4・YES)、記録許可が設定されている場合は、記憶指示がなされたディジタルデータを当該データ記憶手段(12)に記憶する(S5→S6)ことができるが、記録許可が設定されていない場合には、このままでは、当該ディジタルデータのデータ記憶手段(12)への記憶処理が行われない。また、設定された記録許可が記憶されたデータ記憶手段(12)を電子機器に装着して電子機器を再起動した場合には、データ記憶手段(12)に記憶された設定情報が再現され、データ記録機能の初期設定として記録許可が有効化されるので、記憶指示手段(S4)によって、外部(4,14)から取り込まれたディジタルデータをデータ記憶手段(12)に記憶するように記憶指示が行われた際に(S4・YES)、電子機器に装着されたデータ記憶手段(12)に記録許可が記憶されている場合は記録許可が設定されるので、記憶指示がなされたディジタルデータを当該データ記憶手段(12)に記憶する(S5→S6)ことができる。しかしながら、記録許可が記憶されていない他のデータ記憶手段を装着している場合には、このままでは、当該ディジタルデータのデータ記憶手段(12)への記憶処理が行われない。
【0012】
より具体的に説明すると、機能設定手段(S3,S10〜S18)により、データ記録機能の設定操作(S3・YES)に応じて、著作権に関する警告(例えば、著作権を認め注意を心がける)などの注意喚起メッセージが、画面への表示、音声による報音又は両者の併用によってユーザに提示され、この注意喚起メッセージにより、オーディオデータ(演奏データ、音声データ)や画像データなどのディジタルデータに対する著作権の趣旨などに関して、著作権を認め注意を心がけるようにユーザに意識させ、ユーザによる確認操作(「了承」ボタン操作)があると、ユーザの著作権に関する意識が確認されたとして記録許可の設定が実行され(S10,S12〜S17)、設定された記録許可は設定情報としてデータ記憶手段(12)に記憶される(S11・YES→S18)。なお、この記録許可を設定する際には、所定の操作(「次へ行く」ボタンの操作)に応じて2ページ又は2回以上の段階的に表示又は音声案内でメッセージを提示し、ユーザによる複数回の確認操作(「次へ行く」及び「了承」ボタンの操作)を必要とするように構成することにより、入念な確認操作を経た後にデータ記録機能の実行可能な状態に入るようにすることができる。また、記録許可の設定は、このようにディジタルデータの取扱いについてユーザの著作権に関する意識が一度確認されると、その後は、ユーザが再度設定操作を行わない限り設定状態が維持される(RAM上)。これにより、著作権に関する意識が一度確認されていれば、その後は、確認のためのメッセージが表示されず、くどく確認操作が再要求されることもないので、ユーザにわずらしさを与えることがなく、ユーザはディジタルデータを気分よく使うことができる。
【0013】
さらに、電子機器を再起動したときに、データ記憶手段(12)に記録許可が記憶されている場合は、記録許可が初期設定されるので、記憶指示手段(S4)により、外部(4,14)から取り込まれたディジタルデータをデータ記憶手段(12)に記憶するように記憶指示が行われた際に(S4・YES)、直ちに、記憶指示がなされたディジタルデータを当該データ記憶手段(12)に記憶することができるので(S5→S6)、電子機器の再起動時ごとに、当該データ記憶手段についてデータ記録機能の設定操作を行う等のわずらしさを回避することができる。一方、データ記憶手段に記録許可が記憶されておらず設定操作も行われないで記録許可が設定されていない場合には、メッセージ表示などを通して著作権に関するユーザの意識が確認される等のことがない限り、このままでは、記憶指示がなされたディジタルデータのデータ記憶手段への記憶処理を行わないようにすることができる。
【0014】
この発明の第1の特徴による電子機器では、さらに、データ記憶手段(12)に記録許可が記憶されておらず設定操作も行われないで記録許可が設定されていないのに(PA1・NO)、外部(4,14)から取り込まれたディジタルデータをデータ記憶手段(12)に記憶するように記憶指示が行われた際には(S4→S5〔=図8〕)、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨のエラーメッセージが報知され(PA3)、記憶指示がなされたディジタルデータのデータ記憶手段(12)への記憶が行われず、設定操作を待機し(PA4)、設定操作(S3・YES)及び確認操作(S16・YES)がなされて著作権に関するユーザの意識を確認しない限り、機能設定手段による記録許可の設定機能が動作せず、記憶指示がなされたディジタルデータのデータ記憶手段(12)への記憶処理を行わないように構成されている。
【0015】
従って、この発明の第1の特徴によると、さらに、データ記憶手段に記録許可が記憶されておらず設定操作も行われないで記録許可が設定されていないのに記憶指示がなされた場合には、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨の報知を行って、ユーザによるデータ記録機能の設定操作を待ち、ディジタルデータの記録に対するユーザの著作権意識が確認されない限りデータ記録機能を実行しないようにすることができる。
【0016】
この発明の第2の特徴による電子機器では、さらに、データ記憶手段(12)に記録許可が記憶されておらず設定操作も行われないで記録許可が設定されていないのに(PB1・NO)、外部(4,14)から取り込まれたディジタルデータを当該データ記憶手段(12)に記憶するように記憶指示が行われた際は(S4→S5〔=図9〕)、ユーザに対して、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨が報知され且つ設定操作を行うか否かの選択を促す案内がなされる(PB2,PB3:図11)と共に、ユーザにより設定操作を行わない旨を選択する操作がなされたときは(PB4・NO)、記憶指示がなされたディジタルデータのデータ記憶手段への記憶が行われないが、ユーザにより設定操作を行う旨を選択する操作がなされたときは(PB4・YES)、注意喚起メッセージの提示を経て記録許可が設定が行われると(S17)当該ディジタルデータのデータ記憶手段(12)への記憶処理(S6)が実行される。
【0017】
従って、この発明の第2の特徴によると、さらに、データ記憶手段に記録許可が記憶されておらず設定操作も行われないで記録許可が設定されていないのに記憶指示がなされた場合には、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨のエラーメッセージを報知した上、直ちに記録許可の設定段階に進むよう促し、当該設定段階で、再度、同様の注意喚起メッセージを提示して、ディジタルデータの記録に対する著作権意識をユーザに確認させた後、記録許可の設定を行うことができる。
【0018】
この発明の第3の特徴による電子機器では、さらに、記憶しようとするディジタルデータにコピー禁止が規定されていることが検出され而もデータ記憶手段(12)に記録許可が記憶されておらず設定操作も行われないで未だ記録許可が設定されていない場合に(QA2・YES,QA3・YES)、当該ディジタルデータをデータ記憶手段(12)に記憶するように記憶指示が行われた際には(S4→S5<スルー〔図10〕>→S6〔=図12,13(Q9=図14,15)〕)、ユーザに対して、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨のエラーメッセージが報知され(QA4)且つ設定操作を行うか否かの選択(QA5)を促す案内がなされる(PQ4,図11)。ここで、ユーザにより設定操作を行わない旨を選択する操作がなされたときは(QA6・NO)、記憶指示がなされたディジタルデータのデータ記憶手段への記憶は行われないが(QA7)、ユーザにより設定操作を行う旨を選択する操作がなされたときは(QA6・YES)、注意喚起メッセージの提示を経て記録許可が設定が行われると(S17)当該ディジタルデータのデータ記憶手段(12)への記憶処理(Q12)が実行される。
【0019】
つまり、記録許可が設定されていない状態で直ちにユーザ操作に応じてディジタルデータの記憶指示がなされた場合には、不正コピー禁止識別子があるか否かなどといった「ディジタルデータの種類」に基づいてメッセージの報知が行われ、記憶指示がなされたディジタルデータの種類によってデータ記録機能に制限を働かせる。例えば、オーディオCDからディジタル録音する際に、当該ディジタルデータに不正コピー禁止識別子があるかどうかの検出を行い、この識別子が検出された場合にはユーザにエラーメッセージを報知する。なお、「ディジタルデータの種類」は、例示した不正コピー禁止識別子などの外、データ内に特定の種別フラグがあるもの、データが特定のフォーマットであるもの、データが特定のメディアに入っているか又は特定の通信手段で送信されてくるもの、データが特定の分野(オーディオ、画像、…)であるもの等を基準にしてコピー禁止を判別することができる。
【0020】
従って、この発明の第3の特徴によると、さらに、データ記憶手段に記録許可が記憶されておらず設定操作も行われないで記録許可が設定されていないのに、コピー禁止が規定されているディジタルデータの記憶指示がなされた場合には、当該ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨のエラーメッセージを報知した上、直ちに記録許可の設定段階に進むよう促し、当該設定段階で、再度、同様の注意喚起メッセージを提示して、ディジタルデータの記録に対する著作権意識をユーザに確認させた後、記録許可の設定を行うことができる。
【0021】
なお、設定された記録許可の情報(設定情報)は、自動的に記録装置に記録されるものではない。このため、設定情報の保存の指示に基づきハードディスクのような設定状態記憶手段に記録するように構成することができる。つまり、記録許可が設定された後、さらに、ユーザがその設定情報の保存について指示操作を行うことによってハードディスクなどの記録装置に設定された記録許可の情報を記録することができる(S11・YES→S18)。また、データ記憶手段及び設定状態記憶手段は、電子機器に備えられたハードディスクのように、ユーザによって交換可能な同一の記録装置とし、同一の記録装置(媒体)に記録されるディジタルデータに対応して特定機能を記録しておくことができる。このようにして保存された設定情報は、これ以降、データ記録機能の初期設定として有効化され、電子機器の再起動時ごとにデータ記録機能の設定操作を行う等のわずらしさを回避することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施例について詳述する。なお、以下の実施例は、単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0023】
〔システム構成〕
図1は、この発明の一実施例による電子機器のハードウエア構成を示すシステムブロック図である。このシステムは、中央処理装置(CPU)1、読出専用メモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3、内蔵記憶装置4、パネル操作子装置5、表示装置6、音源7、ディジタル信号処理器(DSP)8、サウンドシステム9などを備え、これらの装置1〜9はバス10を介して互いに接続されている。また、このシステムのバス10には、インターフェース11を介してハードディスク装置12を接続し、インターフェース13を介してディジタル機器14、アナログ機器15や、MIDI機器を接続することができる。
【0024】
システム全体を制御するCPU1は、予め用意された所定の制御プログラムに従って、主として、音楽データの取込み、編集、ミキシング、記録、再生等の種々のディジタル的な処理を中心的に行い、特に、「パネル設定処理」と名付けられた処理のうち、ディジタルデータの記録に関する各種処理を遂行することができる。ROM2には、このシステムを制御するための制御プログラムや各種テーブル、各種データが記憶されており、RAM3は、これらの処理に際して必要なデータやパラメータを一時記憶するためのワーク領域として用いられる。
【0025】
内蔵記憶装置4には、CD、CD−R(Compact Disc-Recordable )、CD−RW(Compact Disc-ReWritable )等のコンパクトディスク類のドライブの外、光磁気(MO)ディスクドライブ、Zipドライブや、ディジタル多目的ディスク(DVD)ドライブなどの記録メディア駆動装置が用いられ、各記録メディアからディジタルデータを取り込み、或いは、各記録メディア(CDを除く)にディジタルデータを書き込むことができる。
【0026】
パネル操作子装置5は、各種の情報をシステムに入力するためにユーザにより操作されるスイッチやダイヤル等の操作子を備えた操作装置であり、操作子にはマウス等のポインチングデバイスが含まれる。表示装置6は、例えば、液晶表示器(LCD)などのディスプレイや各種インジケータを備えており、ディスプレイ上には、ポインチングデバイス等の操作子で操作可能なカーソルやスイッチボタンなどが表示される。
【0027】
音源7、DSP8及びサウンドシステム9(スピーカを含む)は、外部からの取込み、編集、ミキシング、記録等の種々の処理により得られたディジタル音楽データによる楽音を発生する。また、これらのディジタル音楽データは、RAM3から、内蔵記憶装置4のCDRなどの記録メディアに記録したり、或いは、インターフェース11を介してハードディスク装置12に記録することができる。なお、ハードディスク装置12は、この例では、専用トレイによりハードディスクが着脱可能なスロットイン方式でセットされる。
【0028】
また、インターフェース13を介して接続されるディジタル機器14には、このシステムと種々の情報を授受するホストコンピュータの外に、例えば、CD(CD−R,CD−RWを含む)プレーヤ、DVDプレーヤ、DAT(Digital Audio Tape)プレーヤなどのディジタルソース機器があり、ホストコンピュータやディジタルソース機器からディジタル音楽データを取り込むことができる。アナログ機器15には、実際の楽器演奏音や音声などを収録するためのマイクや、他のアナログデータ出力機器などがあり、MIDI機器16には、MIDI形式の音楽データを出力する電子楽器や電子音源などがある。
【0029】
図2は、この発明の一実施例による電子機器のフロントパネルの構成例(一部分)を示す。フロントパネルには、図2に示すように、パネル操作子装置5の各種操作子の外に、表示装置6のディスプレイ(例えば、LCDなど)6Aが設けられる。図示の例では、パネル操作子として、「ドライブ切換え」スイッチ51、書込み可能なコンパクトディスク類にディジタルデータを書き込んだ後、一般のCDプレーヤで再生できる状態に仕上げるファイナライズするための「書込終了(FINAL)」スイッチ52、追記を行うことができるようにトラックアットワンス(TAO = Track At Once )モードで記録するための「途中記録(TAO)」スイッチ53、ディスクアットワンス(DAO = Disc At Once)モードで新規にディジタルデータを書き込みファイナライズまで仕上げてしまうための「記録完了(DAO)」スイッチ54、「新規」キースイッチ55、「実行」キースイッチ56、「入力」キースイッチ57、上下左右の4つの方向キーを備えるカーソルスイッチ58、データ変更ダイヤル59などが設けられている。
【0030】
〔「パネル設定」処理〕
図3〜図5は、この発明の一実施例による電子機器において実行される「パネル設定処理」を表わすフローチャートである。このパネル設定処理は、このシステムの稼働中、所定の条件下において所定タイミング毎に周期的に起動され、パネル操作子の操作が検出されると有効になる。すなわち、この処理フローの第1ステップS1において、パネル操作子装置5上の何らかの操作子が操作されたか否かを判定し、ここで、特に操作がなされなければ、このまま、この処理フローを抜け(終了し)、また、何れかのパネル操作子が操作されれば、ステップS2以下の具体的な処理に入る。
【0031】
ここで、この発明による電子機器は、図3〜図5を用いて端的に説明すると、この発明の電子機器で実行可能な複数のディジタルデータ処理のうち、コンパクトディスク類(CD)からハードディスク(HD)にデータを記録する処理〔第1記録モードA選択時(S4→S5)の記録処理、即ち、CD→HD記録処理(S6)〕のような特殊記録の処理(=特定の処理)には、予め実行制限がかけられている。特殊記録について、その実行(S4→S5→D)又は許可設定(S3)のための指示がなされると、特殊記録の許可(=特定機能)に関して注意を喚起するメッセージが報知される(S10,S14)。これに対応して、ユーザが特殊記録許可(=特定機能)の設定を確認し「了承」を指示する(S16)と、特殊記録許可が設定される(S17)。そして、特殊記録許可の設定に基づいて、特殊記録の実行制限が解除されると共に、メッセージ報知機能が停止される。また、特殊記録許可の設定状態は、ユーザの保存指示(S11)によりデータ記録装置(HD)に記録される(S18)。
【0032】
具体的には、まず、ステップS2において、パネル操作子(5)の操作によりこの電子機器システムに関する基本的な動作機能(ユーティリティ)を設定するための画面(ユーティリティメニュー画面ともいう。以下において、単に「設定画面」ということがある。)の表示が選択された否かを判定する。なお、この電子機器においては、この設定画面を用いていつでも「ユーティリィメニュー」を読み出すことができ、このメニューの中で特殊記録許可の設定を含む各種の設定を行うことが可能である。ステップS2で設定画面の表示が選択されたと判定されたときはステップS3(図4)に進み、そうでなければ(他の操作であったときには)ステップS4に進む。
【0033】
ステップS4に進んだ場合には、第1記録モード(A)が選択されたか否かを判定し、第1記録モード(A)が選択されたと判定されたときは、第1記録モード(A)の記録画面(図示せず)をディスプレイ6A上に表示した上、順次、ステップS5の「特殊記録許可の確認等」(図8〜図10)及びステップS6の「CD→HD記録処理」(図12、図13)を実行した後、このパネル設定処理を終了する。また、そうでなければステップS7に進む。ステップS7では、第2記録モード(B)が選択されたか否かを判定し、第2記録モード(B)が選択されたときは、第2記録モード(B)の記録画面をディスプレイ6A上に表示した上、ステップS8の「CDR記録処理」(図17、図18)へと進む。そうでなければステップS9に進んで、その他のパネル操作子により入力された内容に則した処理を実行する。ステップS8,S9の処理を実行した後、このパネル設定処理を終了する。
【0034】
一方、ステップS2からステップS3へ進んだ場合は、まず、このステップS3にて、設定画面(図示せず)において「特殊記録」の許可を設定するためのボタン(このボタンは、「特殊記録」の許可が設定された後は選択操作不能とすることが好ましい。)が選択されたか否かを判定する。ここで、「特殊記録」とは、もともと著作権上不正なコピーが制限されたディジタルデータではあるが、個人的に限定して使用する場合に、この制限を解除してコピーを許すというように、実行制限がかけられたディジタルデータの記録(録音や録画)処理をいうものとする。このような「特殊記録」許可の設定が選択指示されたと判定されたときはステップS10に進み、そうでないときはステップS11に進む。
【0035】
ステップS10では、ディスプレイ6A上に、メッセージの1ページ目を表示するとともに、このメッセージ第1頁に対して、画面の下方に「次へ行く(next)」ボタン又は「無効(cancel)」ボタンを選択可能に表示する。このメッセージ第1頁は、例えば、図6に示されるように、システムで取り扱っているディジタルデータについて著作権上の一般的な注意を喚起するものである。また、各ボタンは、パネル操作子装置5における方向キー(カーソルスイッチ58)(或いはマウス)で何れかが選ばれて「入力(enter)」キースイッチ57が押されれると、「次へ行く」又は「無効」を決定することができるように設定されており、続くステップS12に示すように、この電子機器のユーザに対して何れかの選択を促すものである。
【0036】
「無効」ボタン又は「次へ行く」ボタンの選択操作が行われると、次のステップS13において、ユーザにより「次へ行く」ボタンが選択されたか否かを判定する。ここで、「次へ行く」が選択されたときはステップS14に行き、そうでないとき、つまり、「無効」が選択されたときは、このパネル設定処理を終了する。
【0037】
「次へ行く」が選択されたときは、ステップS14において、例えば、図7に示されるように、更に注意事項について了解を求めるメッセージの2ページ目を表示するとともに、特殊記録(録音)許可の設定〔つまり、特殊記録(録音)の制限(又は限定)の解除〕について最終的な確認をとるために、画面の下方に、「了承(OK)」又は「戻る(back)」の選択ができるようにボタンを設定し、続くステップS15に示すように、「了承」又は「戻る」の選択をユーザに促す。ユーザが方向キー(カーソルスイッチ58)(或いはマウス)により「了承」ボタン又は「戻る」ボタンの何れかを選んで「入力」キースイッチ57を押圧操作すると、次のステップS16において、ユーザにより「了承」ボタンが選択されたか否かを判定する。
【0038】
ここで、特殊記録(録音)許可の設定を確認して「了承」が選択されたときは、ステップS16からステップS17に進み、特殊記録(録音)許可を設定する処理が実行される。特殊記録(録音)許可の設定が完了すると、これ以降、この電子機器システムの電源が落とされるまで、この設定状態を維持し(このまま電源を切ってしまった場合は、設定状態は残らない。)、特殊記録(録音)の制限(又は限定)が解除される。また、そうではなく、「戻る」が選択されたときは、ステップS10に戻って、ディスプレイ6Aの表示を前の画面(メッセージ第1頁)に戻し、ステップS12〜S16の処理を繰り返す。
【0039】
ここで、ステップS3からステップS10〜S16を経てステップS17で特殊記録(録音)許可が設定された場合には、このパネル設定処理を終了する。なお、後で詳述する「特殊記録許可の確認等」(S5)の第2構成例▲2▼(図9)のステップPB4から、ステップS10〜S16を経て、ステップS17で特殊記録(録音)許可が設定された場合は、ステップS6(図1)に進む。また、後で詳述する「CD→HD記録処理」(S6)における「特殊記録許可のチェック等」(Q9)の構成例▲4▼(図14及び図15)のステップQA6から、ステップS10〜S16を経て、ステップS17で特殊記録(録音)許可が設定された場合には、「CD→HD記録処理」(S6)のステップQ10(図13)に進む。
【0040】
また、ステップS3からステップS11に進んだ場合は、ユーザにより「各種設定の記録(保存)」が選択されたか否かを判定する。ここで、この「各種設定の記録」は、パネル操作子装置5を用いてこの電子機器システムに設定された状態(作業上の記憶領域であるRAM3に記録されている)をハードディスク装置12に記録することを指す。すなわち、このステップS11での判定は、この電子機器システムの各種設定に関するものをハードディスク装置12に記憶させておくかどうかを決定するものであって、各種設定には、上述した「特殊記録(録音)」の実行制限を解除する「特殊記録許可」を設定することも、当然、含まれる。
【0041】
そして、ステップS11で「各種設定の記録(保存)」が選択されたと判定されたときは、ステップS18に進み、パネル操作子5を用いてユーザによりセットされた各種設定状態は、システムに取り付けられているハードディスク装置12の着脱可能なハードディスクにより記憶(保存)される。ここでハードディスク装置12に記憶させたものは、この電子機器システムを再起動させたときに、初期設定に用いられたりする。
【0042】
従って、次に再起動したときは、システムの初期設定がハードディスクから読み出されてセットされるので、同様な設定状態が再現される。また、異なるユーザが使用してハードディスクを交換した場合は、異なる設定が可能である。これは、逆に言えば、ハードディスクが差し替えられてしまったときは、設定状態が記録された元のハードディスクに替えない限り、設定状態を再現することができないということになる。
【0043】
なお、著作権を認め注意を心がけることについて確認を行わず、「特殊記録許可」を設定していない状態で、外部からのディジタルデータの特殊記録(録音等)をしようとした場合には、後述するように、エラーメッセージの表示が行なわれ、そのままでは特殊記録(録音等)を行うことができない(図8のステップPA1→PA2→PA3、図9のステップPB1→PB2、図14のステップQA3→QA4)。
【0044】
また、「各種設定の記録」が選択されなかったときは、ステップS11からステップS19に進み、その他のパネル操作子により設定入力された内容に則した処理を実行する。ステップS18,S19の処理を実行した後は、このパネル設定処理を終了する。
【0045】
〔「特殊記録許可の確認等」の処理フローの構成例〕
図8〜図10は、それぞれ、この発明の一実施例による電子機器における特殊記録許可の確認等に関する処理フローの第1構成例▲1▼乃至第3構成例▲3▼を示す。つまり、図2のステップS5における「特殊記録許可の確認等」の処理については、これら各図に示される何れかの構成例▲1▼〜▲3▼を採用することができる。
【0046】
まず、図8の第1構成例▲1▼においては、第1ステップPA1にて、「特殊記録(録音)」の許可が設定されているか否かを判定し、特殊記録(録音)許可が設定されていたときは、そのまま、第1記録モード(A)の記録画面を維持してリターンし、ステップS6の「CD→HD記録」処理へ進む。
【0047】
一方、特殊記録(録音)許可が設定されていなければ、ステップPA2に進み、ディスプレイ6A上の第1記録モード(A)の記録画面において、記録(録音)処理に関する選択スイッチがオフ表示される。つまり、記録処理の実行に進むために選択されるスイッチボタンが薄く表示され、ユーザによる選択が不能とされる。次いで、ステップPA3において、この記録画面の下部に、特殊記録(録音)の許可に関するエラーメッセージが、例えば、次のように表示される:
「録音するデータには、不正なコピーを禁じたものがあります。
ただし、個人的に限定した使用であれば、この電子機器システムの設定によって、記録することができます。」
【0048】
そして、ステップPA4に示すように、特殊記録許可の設定(記録制限の解除)に関してユーザからの入力を待機し、「パネル設定処理」のステップS4に戻る。なお、ステップPA3,PA4で表示されている記録画面の中では、上述したように、録音処理に関するスイッチボタンはユーザにより選択することができないが、特殊記録の許可の設定を含む他のスイッチボタン(図示せず)は、選択可能になっている。
【0049】
次に、図9の第2構成例▲2▼においては、第1ステップPB1にて、「特殊記録(録音)」の許可が設定されているか否かを判定し、特殊記録(録音)許可が設定されていたときは、図8の第1構成例▲1▼と同様に、そのまま、第1記録モード(A)の記録画面を維持してリターンし、ステップS6の「CD→HD記録」処理へ進む。
【0050】
一方、特殊記録(録音)許可が設定されていない場合は、ステップPB1からステップPB2に進む。ステップPB2では、ディスプレイ6A上に、例えば、図11に示されるように、特殊記録(録音)の許可に関するエラーメッセージが表示され、さらに、特殊記録(録音)の許可(記録制限の解除)の設定をするか否かを選択するための「行なう」ボタン及び「行なわない」ボタンが選択操作可能に表示される。つまり、ステップPB3に示すように、記録制限の解除に関して、ユーザからの選択入力を促す。
【0051】
ここで、画面上の「行なう」ボタン又は「行なわない」ボタンの何れかが選択されると、次のステップPB4では、「行なう」ボタンが選択されたか否かを判断する。「行なう」ボタンが選択されたときは、ステップPB4から「パネル設定処理」のステップS10(図4)に跳んで、ディスプレイ6Aには機器設定画面が表示され、前述したステップS12〜S17による「特殊記録許可」の設定を行うための処理に進むことができる。また、「行なわない」ボタンが選択されたときは、ステップPB4から「パネル設定処理」のステップS4(図3)に戻る。
【0052】
最後に、図10の第3構成例▲3▼においては、図8及び図9の第1及び第2構成例▲1▼,▲2▼で「特殊記録(録音)」の許可が設定されていた場合と同様に、そのまま、第1記録モード(A)の記録画面を維持してリターンし、ステップS6の「CD→HD記録」処理へ進む。第3構成例▲3▼を用いる場合、特殊録音許可の有無に関するチェックは、ここでは行われず、後述するように、ステップS6の「CD−HD記録」処理において行われる。
【0053】
〔CD→HD記録処理ルーチン〕
図12及び図13は、この発明の一実施例による電子機器におけるCD→HD記録処理ルーチン(第1記録モードA)を表わすフローチャートである。この処理ルーチンは、システムのパネル設定処理のステップS6(図3)において、内蔵記憶装置4又はディジタル機器14のコンパクトディスク(CDR、CDRWを含む。)などからハードディスク装置12のハードディスクに書込み記録する場合の処理フローの内容を表わしている。
【0054】
この処理フローの第1ステップQ1では、ディスプレイ6A上の第1記録モード(A)の記録画面において、ハードディスク12に記録しようとするディジタルデータを取得するために、内蔵記憶装置4やディジタルソース機器(プレーヤ)14などの記録メディア駆動装置に対して、トレイ開閉スイッチの入力があったか否かを判定し、この入力があったときは、ステップQ2でトレイを開閉動作させた後、ステップQ3に進み、そうでないときは直接ステップQ3に進む。ここで、トレイ開閉の対象となる記録メディア駆動装置は、パネル操作子装置5(フロントパネル)のドライブ切換えスイッチ51を操作することによって、内蔵記憶装置4又はインターフェース13に接続されるディジタルソース機器(プレーヤ)14の何れかのドライブに切換え指定することができる。
【0055】
ステップQ2での具体的な動作を説明すると、指定されたドライブにおいて、例えば、トレイが閉まっている状態で開閉スイッチが押されると、トレイを開くように動作する。もし、その時に当該ドライブが何らかの動作を行っている最中であったならば、ドライブ自体の損傷や記録メディアの破損を防ぐために、この動作を強制的に停止させてからトレイを開くようにする。また、トレイが開いている状態で開閉スイッチが押された場合には、記憶メディアがセットされていてもセットされていなくてもトレイを閉めるように動作する。
【0056】
ステップQ3では、当該ドライブにコンパクトディスクなどの記録メディアが装着されているか否か判断する。ここで、記録メディアが装着されていない場合はステップQ1に戻り、記録メディアがセットされるまで、ステップQ1(Q2)→Q3の処理を繰り返し実行しつつ、記録メディアの待機状態となる。また、記録メディアが装着されていたりセットされると、ステップQ4に進み、記録メディアの記録状態を読み出してディスプレイ6A上に、例えば、図2のようにデータ記録リストを表示する。このデータ記録リストは、図2の表示例では、単にディジタル音楽データが記録されているトラックの番号及び曲名を表わすだけであるが、さらに、演奏時間、不正コピー禁止フラグの状態などを表示するようにしてもよい。
【0057】
次のステップQ5では、カーソルスイッチ58の上下方向キーが入力されたか否かを判定する。上下方向キーが入力されるとステップQ6を経てステップQ7に進み、上下方向キーの入力がないときは直接ステップQ7(図13)に進む。ステップQ6においては、画面上のデータ記録リストに対して、点線の囲み枠FRの位置が、入力された上下何れかの方向キーの種類に応じて上又は下に移動される。このように点線囲み枠FRの位置を上下に移動することにより、操作対象トラックを選択的に指示することができる。
【0058】
ステップQ7(図13)においては、データ変更ダイヤル59の入力があったか否かを判定し、この入力があればステップQ8を経てステップQ9に進み、そうでないときは直接ステップQ9に進む。ステップQ8では、点線枠FRで選択(指示)されたトラックについて、記録対象とするか否かを表わす記録対象設定項目(右欄)の内容を変化させる。例えば、この項目欄には、標準状態(デフォルト)では、予め、「記録対象としない」ことを示す「×」が表示されており、データ変更ダイヤル59の回転操作により、逆に「記録対象とする」ことを示す「 」(空白:無表示)となり、更に回転を続けることにより、順次、「×」→「(空白)」→「×」→「(空白)」→「×」→…というように、交互に変化させることができる。
【0059】
ステップQ9では特殊記録許可のチェック等〔後述するように、ステップP5の特殊記録許可の確認等に第1及び第2構成例▲1▼,▲2▼を採用した場合はこのステップQ9をそのまま通過し(構成例▲5▼)、同じく第3構成例▲3▼を採用した場合はこのステップQ9にて特殊録音許可の有無に関するチェックを行う(構成例▲4▼)。〕を行い、ステップQ9を通過した後、さらに、ステップQ10に進む。ステップQ10では、記録画面上の「無効」ボタン(図示せず)が選択されたかを判定し、「無効」ボタンが操作された場合はこのCD→HD記録処理フローを抜ける。一方、「無効」ボタンが操作されない場合はステップQ11に進む。
【0060】
ステップQ11では、画面上の「実行」ボタン(図示せず)又はフロントパネルの「実行」キースイッチ56が指示操作されたか否かを判定する。ここで、例えば、「再セット」ボタンなどが指示され、「実行」が指示されなかった場合は、ステップQ1に戻り、ステップQ1〜Q11の処理を繰り返す。そして、「実行」が押された場合には、ステップQ12で、ハードディスク装置12のハードディスクに対して記録すべきトラックを指定した後、書込み処理を開始し、内蔵記憶装置4又はディジタル機器14のコンパクトディスクの「記録対象とする」とされたディジタルデータをハードディスク(12)の指定されたトラックに書き込んで行く。そして、このCD→HD記録処理を終える。
【0061】
〔「特殊記録許可のチェック等」の処理フローの構成例〕
図14及び図15は、この発明の一実施例による電子機器における特殊記録許可のチェック等に関する処理フローの一構成例▲4▼を示し、図16は、同じく他の構成例▲5▼を示す。この構成例▲4▼は、パネル設定処理のステップS5の特殊記録許可の確認等に図10の第3構成例▲3▼を採用した場合に対応して採用され、構成例▲5▼は、同特殊記録許可の確認等に図8及び図9の第1及び第2構成例▲1▼,▲2▼を採用した場合に対応して採用される。
【0062】
図14及び図15に示された特殊記録許可のチェック等に関する一構成例▲4▼において、ステップQA1では、例えば、図2のディスプレイ6Aの画面上に表示されたデータ記録リスト中に、「記録対象とする」(右欄の項目=「(空白)」)が選択されているものがあるか否かを判断する。ここで、「記録対象とする」ものがある場合には、ステップQA2に進んで、「記録対象とする」もののデータに、不正コピーを不許可にするフラグが含まれているか否かが判定される。この不許可フラグが当該データから検出されると、更にステップQA3に進む。
【0063】
ステップQA3では、「特殊記録許可」が設定されていないかどうかが判定され、「特殊記録許可」が設定されていない場合には、ステップQA4に進む。また、表示されたデータ記録リスト中に「記録対象とする」ものがない場合、不許可フラグが検出されなかった場合、或いは、既に「特殊記録許可」が設定されている場合は、ステップQA1,QA2,QA3から、直ちに、CD→HD記録処理のステップQ10にリターンする。
【0064】
ステップQA4においては、ディスプレイ6A上に、例えば、図11に示されるように、特殊記録の許可に関するエラーメッセージが表示され、さらに、特殊記録の許可(記録制限の解除)の設定をするか否かを選択するための「行なう」ボタン及び「行なわない」ボタンが指定操作可能に表示される。従って、システムは、ステップQA5に示すように、記録制限の解除をユーザが「行なう」か否かの選択の受付けを行う。
【0065】
ここで、画面上の「行なう」ボタン又は「行なわない」ボタンの何れかが選択されると、次のステップQA6(図15)では、「行なう」ボタンが選択されたか否かを判断する。「行なう」ボタンが選択されたときは、ステップQA6から「パネル設定処理」のステップS10(図4)に跳んで、ディスプレイ6Aには機器設定画面が表示され、前述したステップS12〜S17による「特殊記録許可」の設定を行うための処理に進むことができる。この設定画面で特殊記録許可の設定(S17:図5)が完了した場合は、再び元の記録画面に戻ってステップQ10に進む。
【0066】
また、「行なわない」ボタンが選択されたときは、ステップQA6からステップQA7に進み、画面上のデータ記録リスト中の「記録対象とする」ものを「記録対象としない」に変更し(右欄を「×」にする)、その後、CD→HD記録処理のステップQ10にリターンする。
【0067】
特殊記録許可のチェック等に関する他の構成例▲5▼では、この構成例▲5▼に対応して採用される図8又は図9に示される第1又は第2構成例▲1▼,▲2▼の機能により、パネル設定処理のステップS5の特殊記録許可の確認等が行われるので、図16に示されるように、ステップQ8からそのままステップQ10へと通過する。
【0068】
〔CDR記録処理〕
この発明の一実施例によれば、1枚のコンパクトディスク類にコピーの許可/不許可のディジタルデータを混在させて作成することができる。図17及び図18は、この発明の一実施例による電子機器におけるCDR記録処理ルーチン(第2記録モードB)を表わすフローチャートである。このCDR記録処理ルーチンは、システムの内蔵記憶装置4に記録可能なコンパクトディスクなどの記録メディア(CDR、CDRW等。代表的に“CDR”で表わしている。)を装着し、例えば、ハードディスク装置12のハードディスクに格納しているディジタルデータをコンパクトディスク記録メディアに書込み記録する場合などのパネル設定処理のステップS8(図3)における処理フローの内容を表わしている。
【0069】
この処理フローの第1ステップR1では、ディスプレイ6A上の第2記録モード(B)の記録画面において、ディジタルデータを記録しようとする記録メディアCDRが装着される内蔵記憶装置4に対して、トレイ開閉スイッチの入力があったか否かを判定し、この入力があったときは、ステップR2でトレイを開閉動作させた後、ステップR3に進み、そうでないときは直接ステップR3に進む。ステップR2では、前に説明したステップQ2と同様に、例えば、内蔵記憶装置4のトレイが閉まっている状態でトレイ開閉スイッチを押すとトレイを開き(その時に何らかの動作の最中なら、装置やメディアの破損を防ぐために、装置を強制的に停止させてからトレイを開く)、また、トレイが開いている状態で開閉スイッチを押した場合は、記憶メディアがセットされていてもセットされていなくてもトレイを閉める。
【0070】
ステップR3では、当該ドライブにコンパクトディスクなどの記録メディアが装着されているか否か判断する。ここで、内蔵記憶装置4に記録メディアが装着されていない場合はステップR1に戻り、記録メディアがセットされるまで、ステップR1〜R3の処理を繰り返し実行しつつ、記録メディアの待機状態となる。また、記録メディアが装着されていたりセットされると、ステップR4に進み、記録メディアの記録状態を読み出してディスプレイ6A上に、例えば、図19のようにデータ記録リストを表示する。このデータ記録リストは、図19の表示例では、単にディジタル音楽データが記録されているトラックの番号とデータの存在(「EXISTING」:ソング名欄)を表わすだけであるが、できれば、さらに、曲名、時間、録音許可状態などを表示するようにしてもよい。
【0071】
次のステップR5においては、「新規」キースイッチ55の操作入力があったか否かを判定し、「新規」操作があれば順次ステップR6,R7の処理をしてからステップR8(図18)に進み、なければ直ちにステップR8に進む。「新規」操作があった場合、まず、ステップR6にて、当該記録メディアにまだ記憶されていない最も小さなトラック番号(図19の場合、“4”)を設定して、当該番号を表示器に表示する。そして、ステップR7にて、ハードディスク装置12のハードディスクに記録されている最も古いソングの関連情報を読み出し選択されたトラック番号の右横に表示する(図19の場合、“SONG#1”)。この場合、必ずしも最も古いソングをあてるものではなく、当該記録メディアに記録していないものの中で、最も古いもの又は新しいものであっても、或いは、ソング名順であってもよい。
【0072】
ステップR8では、カーソルスイッチ58の各方向キーが入力されたか否かを判定する。何れかの方向キーが入力されるとステップR9を経てステップR10に進み、方向キーの入力がないときは直接ステップR10に進む。ステップR9においては、画面上の点線の枠FRの位置が、入力された方向キーの種類に応じて上下左右に移動される。点線枠FRの位置が上下に移動することにより、操作の対象となるトラックを変化することができ、左右に移動するにより、当該トラックのトラック番号欄(左欄)、ソング名欄(中欄)、コピー許可設定欄CP(右欄の四角の枠内)を選択的に指示することができる。
【0073】
ステップR10においては、データ変更ダイヤル59の入力があったか否かを判定し、この入力があればステップR11の処理を経てからステップR12に進み、そうでない場合は直接ステップR12に進む。ステップR11では、点線枠FRで選択(指示)された項目について内容を変化させる。例えば、トラック番号の場合は、空いているトラック番号が順次入れ替って表示される。ソング名欄については、作成された時期が近いものが、順番に入れ替って表示される。なお、この表示出現の順番は名前順(アルファベット順)でもよい。コピー許可設定欄CPにおいては、図2の記録対象設定項目欄と同様に、標準(デフォルト)では予め「×」がはいっており、データ変更ダイヤル59の入力で「(空白)」→「×」→「(空白)」→「×」→…というように交互に変化させることができる。
【0074】
CDR記録画面において、このように、内蔵記憶装置2のコンパクトディスク類のトラック毎(曲毎)に、トラック番号欄やソング名欄等に加えて、コピー許可設定欄CPを設けることにより、コピー許可設定欄CPを利用してコピービット付加の有無を選択することが可能となる。コピー許可設定欄CPの内容は、上述のように、通常のデフォルトでは禁止状態(「×」=コピービット付加)であるが、ユーザがソング毎に許可状態(「(空白)」)とすることができる。この設定画面は、他の画面に行くなどにより一度クリアーしてしまったときは、再現することができなようにしてもよいし、再度の表示が可能になるように構成してもよい。また、ハードディスク装置12にあるデータに既に禁止状態(「×」)の信号が入っている場合は、そのまま、デフォルトとして入れることができる(信号が入っていないものは「(空白)」となる。)。
【0075】
ステップR12では、記録画面上の「無効」ボタン(図示せず)が選択されたかを判定し、「無効」ボタンが操作された場合はこのCDR記録処理フローを抜ける。一方、「無効」ボタンが操作されない場合はステップR13に進む。ステップR13では、画面上の「実行」ボタン(図示せず)又はフロントパネルの「実行」キースイッチ56が指示操作されたか否かを判定する。ここで、例えば、「再セット」ボタンなどが指示され、「実行」が指示されなかった場合は、ステップR1に戻り、ステップR1〜R13の処理を繰り返す。そして、「実行」が押された場合には、ステップR13で、ハードディスク装置12のハードディスクから内蔵記憶装置のコンパクトディスクへのディジタルデータの書込みを開始させた後、このCDR記録処理を終える。
【0076】
以上説明したCDR記録処理の技術的な要点は、複数のディジタルデータを読み書き可能な第1記憶手段(ハードディスク装置12)に記憶されている複数のディジタルデータを1つ以上選択する手段(R6〜R7)と、選択されたディジタルデータを個々に又はグループ毎に指定する手段(R9)と、指定されたディジタルデータの記録方法(コピー許可設定欄CPの内容)を区別する手段(R9)と、区別された記録方法に応じて第2記憶手段(内蔵記憶装置4のコンパクトディスク類)に複数のディジタルデータを記憶させる手段とから成るディジタルデータ記憶装置を提供することにある。
【0077】
従来のCDR記録技術などでは、複数のディジタルデータに対してコピーの許可/不許可を一括して設定しており、一つのメディア内ですべて同一の記録方式をとってしまい、一メディア内で個々のデータの使い分けがしずらかった。これに対して、上述したディジタルデータ記憶装置では、複数のディジタルデータでCDRを焼くときなどに、コピー禁止のビットを立てるか否かを選択することが可能になるので、1枚のコンパクトディスク類にコピーの許可/不許可のディジタルデータを混在させて作成することができる。従って、一枚のメディアにコピー許可/不許可の混在したコピーができ、自由度が増すだけでなく、コピー許可/不許可を簡単に指定することができる
【0078】
〔種々の実施態様〕
以上、この発明を、音楽データを取り扱う電子機器の実施例について説明したが、音楽データに限らず、音声データや画像又は映像データを扱うものにも適用することができる。また、実施例では、各種メッセージを画面に表示するものについて説明したが、音声によりメッセージを放音する方式を併用したり、或いは、音声のみによりメッセージを報知するように構成してもよい。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、CDなどの外部の記録メディアから取り込まれたディジタルオーディオ乃至画像データ(演奏データなどの音楽データ、音声データ、映像データなど)を着脱可能なデータ記憶手段に記録するデータ記録機能を有する電子機器において、データ記録機能についてユーザが設定操作を行うと、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨の注意喚起メッセージが提示され、提示された注意喚起メッセージに対してユーザが確認操作を行うと、データ記録機能を実行可能とする記録許可が設定され、設定された記録許可は設定情報としてデータ記憶手段に記憶することができる。つまり、記録許可が設定されている場合は、著作権に関する意識が確認されたとして、外部から取り込まれたディジタルデータをデータ記憶手段に記憶するように記憶指示が行われた際、記憶指示がなされたディジタルデータをデータ記憶手段に記憶することができる。この発明では、さらに、電子機器の再起動したときに、データ記憶手段に記憶された設定情報の再現により記録許可が設定されている場合には、確認のためのメッセージが表示されず、くどく確認操作が再要求されることもないので、ユーザにわずらしさを与えることがなく、ユーザはディジタルデータを気分よく使うことができる。つまり、注意喚起メッセージに対する確認操作によってディジタルデータの記録についてユーザの意識が確認されて記録許可の設定が行われ、記録許可が設定情報として一旦データ記憶手段に記憶されると、当該データ記憶手段を装着して電子機器の再起動したときには、データ記憶手段に記憶された設定情報の再現により記録許可が設定されるので、注意喚起メッセージの提示は行われず再び確認操作を行う必要がなくなると共に、記憶指示がなされる度に、記憶指示がなされたディジタルデータをデータ記憶手段に記録することができる。
【0080】
この発明によれば、さらに、データ記憶手段に記録許可が記憶されておらず設定操作も行われないで記録許可が設定されていないのに記憶指示がなされた場合には、記憶指示されたディジタルデータのデータ記憶手段への記憶を行わず、個人的使用に限り許可される旨のエラーメッセージを報知して、ユーザによるデータ記録機能の設定操作を待つようにしているので、ディジタルデータの記録に対するユーザの著作権意識が確認されない限り、データ記録機能を実行しないようにすることができる。
【0081】
この発明によれば、さらに、データ記憶手段に記録許可が記憶されておらず設定操作も行われないで記録許可が設定されていないのに記憶指示がなされた場合には、ユーザに対して、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨のエラーメッセージを報知した上、直ちに記録許可の設定段階に進むよう促し、当該設定段階で、再度、同様の注意喚起メッセージを提示して、ディジタルデータの記録に対する著作権意識をユーザに確認させた後、記録許可の設定を行うことができる。
【0082】
この発明によれば、さらに、データ記憶手段に記録許可が記憶されておらず設定操作も行われないで記録許可が設定されていないのに、コピー禁止が規定されているディジタルデータの記憶指示がなされた場合には、ユーザに対して、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨のエラーメッセージを報知した上、直ちに記録許可の設定段階に進むよう促し、当該設定段階で、再度、同様の注意喚起メッセージを提示して、ディジタルデータの記録に対する著作権意識をユーザに確認させた後、記録許可の設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による電子機器のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による電子機器のフロントパネルの構成例(一部分)である。
【図3】図3は、この発明の一実施例による電子機器において実行されるパネル設定処理のフローチャートの第1部分(1/3)である。
【図4】図4は、この発明の一実施例による電子機器において実行されるパネル設定処理のフローチャートの第2部分(2/3)である。
【図5】図5は、この発明の一実施例による電子機器において実行されるパネル設定処理のフローチャートの第3部分(3/3)である。
【図6】図6は、この発明の一実施例による電子機器におけるメッセージ第1頁の表示画面の一例である。
【図7】図7は、この発明の一実施例による電子機器におけるメッセージ第2頁の表示画面の一例である。
【図8】図8は、この発明の一実施例による電子機器における特殊記録許可の確認等に関する処理フローの第1構成例▲1▼である。
【図9】図9は、この発明の一実施例による電子機器における特殊記録許可の確認等に関する処理フローの第2構成例▲2▼である。
【図10】図10は、この発明の一実施例による電子機器における特殊記録許可の確認等に関する処理フローの第3構成例▲3▼である。
【図11】図11は、この発明の一実施例による電子機器における特殊記録許可の確認画面の一例である。
【図12】図12は、この発明の一実施例による電子機器におけるCD→HD記録処理(第1記録モードA)を表わすフローチャートの一部である。
【図13】図13は、この発明の一実施例による電子機器におけるCD→HD記録処理(第1記録モードA)を表わすフローチャートの他部である。
【図14】図14は、この発明の一実施例による電子機器における特殊記録許可のチェック等に関する処理フローの一構成例▲4▼(特殊記録許可の確認等に図10の第3構成例▲3▼を採用した場合に対応する)の一部である。
【図15】図15は、この発明の一実施例による電子機器における特殊記録許可のチェック等に関する処理フローの一構成例▲4▼(特殊記録許可の確認等に図10の第3構成例▲3▼を採用した場合に対応する)の他部である。
【図16】図16は、この発明の一実施例による電子機器における特殊記録許可のチェック等に関する処理フローの他の構成例▲5▼(特殊記録許可の確認等に図8及び図9の第1及び第2構成例▲1▼,▲2▼を採用した場合に対応する)である。
【図17】図17は、この発明の一実施例による電子機器におけるCDR記録処理(第2記録モードB)を表わすフローチャートの一部である。
【図18】図18は、この発明の一実施例による電子機器におけるCDR記録処理(第2記録モードB)を表わすフローチャートの他部である。
【図19】図19は、この発明の一実施例による電子機器におけるCDR記録時の表示画面の一例である。
【符号の説明】
51 ドライブ切換えスイッチ、
52 「書込終了」スイッチ、
53 「途中記録」スイッチ、
54 「記録完了」スイッチ、
55 「新規」キースイッチ、
56 「実行」キースイッチ、
57 「入力」キースイッチ、
58 各方向キーを備えるカーソルスイッチ、
59 データ変更ダイヤル、
6A ディスプレイ、
FR 操作対象項目を表わす破線の枠、
CP コピー許可設定欄。

Claims (3)

  1. ディジタルオーディオ乃至画像データを含むディジタルデータを外部から取り込み着脱可能なデータ記憶手段に記憶するデータ記録機能を有する電子機器において、
    ユーザによるデータ記録機能の設定操作に応じて、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨の注意喚起メッセージを提示すると共に、提示された注意喚起メッセージに対するユーザの確認操作に応じて、上記データ記録機能を実行可能とする記録許可を設定し、設定情報として上記データ記憶手段に記憶する機能設定手段と、
    外部から取り込まれたディジタルデータを上記データ記憶手段に記憶するように記憶指示を行う記憶指示手段と、
    この記憶指示があった際、上記機能設定手段の設定機能或いは上記データ記憶手段に記憶された設定情報の再現によって上記記録許可が設定されている場合は、記憶指示がなされたディジタルデータを上記データ記憶手段に記憶する処理を実行し、上記記録許可が設定されていない場合には、記憶指示がなされたディジタルデータの上記データ記憶手段への記憶処理を行わず、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨を報知すると共にユーザによる上記設定操作を待機する制御手段と
    を具備することを特徴とする電子機器。
  2. ディジタルオーディオ乃至画像データを含むディジタルデータを外部から取り込み着脱可能なデータ記憶手段に記憶するデータ記録機能を有する電子機器において、
    ユーザによるデータ記録機能の設定操作に応じて、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨の注意喚起メッセージを提示すると共に、提示された注意喚起メッセージに対するユーザの確認操作に応じて、上記データ記録機能を実行可能とする記録許可を設定し、設定情報として上記データ記憶手段に記憶する機能設定手段と、
    外部から取り込まれたディジタルデータを上記データ記憶手段に記憶するように記憶指示を行う記憶指示手段と、
    この記憶指示があった際、上記機能設定手段の設定機能或いは上記データ記憶手段に記憶された設定情報の再現によって上記記録許可が設定されている場合は、記憶指示がなされたディジタルデータを上記データ記憶手段に記憶する処理を実行し、上記記録許可が設定されていない場合には、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨を報知し且つ上記記録許可の設定を行うか否かの選択操作を促す案内を行うと共に、ユーザにより上記記録許可の設定を行わない旨の選択操作がなされたときは、記憶指示がなされたディジタルデータの上記データ記憶手段への記憶処理を行わず、ユーザにより上記記録許可の設定を行う旨の選択操作がなされたときは、上記機能設定手段に注意喚起メッセージの提示及び記録許可の設定を実行させ、これにより記録許可が設定されたときに当該ディジタルデータの上記データ記憶手段への記憶処理を実行する制御手段と
    を具備することを特徴とする電子機器。
  3. ディジタルオーディオ乃至画像データを含むディジタルデータを外部から取り込み着脱可能なデータ記憶手段に記憶するデータ記録機能を有する電子機器において、
    ユーザによるデータ記録機能の設定操作に応じて、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨の注意喚起メッセージを提示すると共に、提示された注意喚起メッセージに対するユーザの確認操作に応じて、上記データ記録機能を実行可能とする記録許可を設定し、設定情報として上記データ記憶手段に記憶する機能設定手段と、
    外部から取り込まれたディジタルデータを上記データ記憶手段に記憶するように記憶指示を行う記憶指示手段と、
    この記憶指示があった際、上記機能設定手段の設定機能或いは上記データ記憶手段に記憶された設定情報の再現によって上記記録許可が設定されている場合は、記憶指示がなされたディジタルデータを上記データ記憶手段に記憶する処理を実行し、記憶指示がなされたディジタルデータにコピー禁止が規定されていることが検出され而も上記記録許可が設定されていない場合には、ディジタルデータのコピーは個人的使用に限り許可される旨を報知し且つ上記記録許可の設定を行うか否かの選択操作を促す案内を行うと共に、ユーザにより上記記録許可の設定を行わない旨の選択操作がなされたときは、記憶指示がなされたディジタルデータの上記データ記憶手段への記憶処理を行わず、ユーザにより上記記録許可の設定を行う旨の選択操作がなされたときは、上記機能設定手段に注意喚起メッセージの提示及び記録許可の設定を実行させ、これにより記録許可が設定されたときに当該ディジタルデータの上記データ記憶手段への記憶処理を実行する制御手段と
    を具備することを特徴とする電子機器。
JP2000237623A 2000-08-04 2000-08-04 電子機器 Expired - Fee Related JP3646631B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000237623A JP3646631B2 (ja) 2000-08-04 2000-08-04 電子機器
US09/922,076 US7403616B2 (en) 2000-08-04 2001-08-02 Electronic apparatus, data recording method for the electronic apparatus, and storage medium storing program for executing the data recording method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000237623A JP3646631B2 (ja) 2000-08-04 2000-08-04 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002056605A JP2002056605A (ja) 2002-02-22
JP3646631B2 true JP3646631B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=18729449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000237623A Expired - Fee Related JP3646631B2 (ja) 2000-08-04 2000-08-04 電子機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7403616B2 (ja)
JP (1) JP3646631B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004102394A1 (ja) * 2003-05-15 2004-11-25 Vodafone K.K. 連係動作方法、移動通信端末装置、メール送受信方法及び通信システム
DE602004017058D1 (de) * 2003-12-18 2008-11-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd Aufzeichnungsvorrichtung, integrierte schaltung für eine aufzeichnungsvorrichtung, aufzeichnungsverfahren, computerprogramm und computeraufzeichnungsmedium zur ermöglichung der inhaltsaufzeichnung
JP2005197913A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法
US8326126B2 (en) * 2004-04-14 2012-12-04 Eric J. Godtland et al. Automatic selection, recording and meaningful labeling of clipped tracks from media without an advance schedule
US8320729B2 (en) * 2007-11-21 2012-11-27 Sri International Camcorder jamming techniques using high frame rate displays
JP2011238062A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Sony Corp サーバ装置、プログラム、情報処理システム
JP5552928B2 (ja) * 2010-07-08 2014-07-16 ソニー株式会社 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム
US9207832B1 (en) 2010-11-15 2015-12-08 Cisco Technology, Inc. Intelligent social collaboration watchlist that visually indicates an order of relevance
US8954863B2 (en) * 2010-11-15 2015-02-10 Cisco Technology, Inc. Intelligent social collaboration unified media
US9208788B2 (en) * 2012-07-27 2015-12-08 Nuance Communications, Inc. Method and apparatus for responding to a query at a dialog system
JP6874458B2 (ja) 2017-03-24 2021-05-19 ブラザー工業株式会社 テープカセット及び印刷装置

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5155827A (en) * 1989-03-17 1992-10-13 Ghering Boyd W Method for inhibiting an executable program in a disk operating system by replacing the program with an unexecutable program
US5563946A (en) * 1994-04-25 1996-10-08 International Business Machines Corporation Method and apparatus for enabling trial period use of software products: method and apparatus for passing encrypted files between data processing systems
JP3333322B2 (ja) * 1994-07-22 2002-10-15 三菱電機株式会社 音響装置
MY128742A (en) * 1994-12-22 2007-02-28 Sony Corp Recording medium for protecting copyrighted data
JPH0934841A (ja) * 1995-07-21 1997-02-07 Fujitsu Ltd 記憶媒体のオンライン暗号解除システムおよび方法
JP2850808B2 (ja) * 1995-10-31 1999-01-27 日本電気株式会社 データ処理装置およびデータ処理方法
US6067622A (en) * 1996-01-02 2000-05-23 Moore; Steven Jerome Software security system using remove function to restrict unauthorized duplicating and installation of an application program
JPH103745A (ja) * 1996-06-12 1998-01-06 Sony Corp 記録媒体、デジタルコピー管理方法、再生装置、及び記録装置
JP3663017B2 (ja) * 1996-10-02 2005-06-22 株式会社東芝 再生装置と再生方法
JP3707165B2 (ja) * 1996-11-01 2005-10-19 ソニー株式会社 映像伝送方法、映像処理方法、映像伝送装置および映像処理装置
JP3901268B2 (ja) 1997-01-23 2007-04-04 ソニー株式会社 情報信号出力制御装置、情報信号出力制御方法、情報信号複製防止装置および情報信号複製防止方法
JP3043304B2 (ja) * 1997-12-19 2000-05-22 三洋電機株式会社 記録媒体再生装置
GB2326969B (en) 1997-07-02 2001-08-29 Sanyo Electric Co Disk playback device and method of terminating playback of disk
JPH1125603A (ja) * 1997-07-02 1999-01-29 Sanyo Electric Co Ltd 記録媒体再生装置
JP2000076789A (ja) * 1998-09-03 2000-03-14 Hitachi Ltd Cdリニアpcmデータの暗号化音声再生システム
US6490686B1 (en) * 1998-10-05 2002-12-03 Ati International Srl Method and apparatus for restricting privilege access to distributed content information
JP2000200475A (ja) 1998-10-27 2000-07-18 Sony Corp 記録装置、記録方法、課金方法
KR100643871B1 (ko) * 1998-10-27 2006-11-13 소니 가부시끼 가이샤 기록 장치
JP2000163854A (ja) * 1998-11-27 2000-06-16 Funai Electric Co Ltd ディスク再生装置及びディスク記録再生装置
DE69932695T2 (de) * 1998-12-11 2007-09-13 Sony Corp. Technik zur Datenkopiersteuerung
JP2000215106A (ja) * 1999-01-26 2000-08-04 Kobe Steel Ltd 着脱式不揮発性メモリ,ディジタル情報記録装置,ディジタル情報再生装置,及びディジタル情報記録再生システム
US6810200B1 (en) * 1999-04-14 2004-10-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Digital data processing device that restricts usage of data present on a recording medium
JP3939904B2 (ja) 2000-06-29 2007-07-04 株式会社リコー ワークフローシステム、文書承認方法および記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
US20020015495A1 (en) 2002-02-07
JP2002056605A (ja) 2002-02-22
US7403616B2 (en) 2008-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3646631B2 (ja) 電子機器
JP2004241062A (ja) 音響再生装置、音響再生方法、およびプログラム
JP2001209586A (ja) コンピュータにおけるコンテンツ管理装置及びコンテンツ管理方法
WO2007122962A1 (ja) コンテンツ購入視聴システム、コンテンツ再生装置、及びコンテンツ再生認証サーバ
JPH08287653A (ja) 光記録媒体
JP4321464B2 (ja) 情報記録装置及びプログラム
JP2002298562A (ja) オーディオ情報表示装置
JPH10308056A (ja) コンパクトディスク複製装置およびセンター装置
JP2003085946A (ja) データ記録装置およびデータ記録再生装置
US20050111329A1 (en) Information recording/reproducing apparatus
JP2000181465A (ja) カラオケ録音装置
JPH05234248A (ja) ディスク状記録媒体及びプレーヤシステム
JP3731081B2 (ja) 記録装置、及び、記録方法
JP3484294B2 (ja) 光ディスク作成再生システム
JPH11306740A (ja) 楽曲再生装置
JP2000113651A (ja) 情報記録再生装置
JPH04205965A (ja) オーディオ機器のセキュリティ方法
JP2771676B2 (ja) 情報記録装置
JPH05128826A (ja) デイスクプレーヤ
JPH0435180A (ja) 再生情報表示装置
JP2001126342A (ja) 監視用記録装置
JP2000163084A (ja) カラオケ録音装置
JP2004118929A (ja) コンテンツ再生装置
JPH0734534Y2 (ja) Dat装置
JP2001100974A (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120218

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130218

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees