JP3632479B2 - 波長同調回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、レーザレーダ光源の波長を安定化するための波長同調回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6に第1の従来例として、J.C.Barnes et al.”Injection Seeding II:Ti:Al2 O3 Experiments”,IEEE JOURNAL OF QUANTUM ELECTRONICS.VOL.29,NO.10.OCTORBER 1993,pp2684−2692に記載されているレーザレーダ光源に用いる波長同調回路の構成説明図を示す。図6において、100は波長選択素子、101は出力用ミラー、102はレーザ媒質、103は高反射率ミラー(反射率99%)、104は共振器長制御素子、105はインジェクション・シーディング装置、106は波長確認手段、107は波長制御手段、108は励起光源、109は励起光入射手段、110は出力光サンプル手段、111はアイソレータ、113は受光器、114はQスイッチトリガ発振器である。
Qスイッチトリガ発振器114から出力されるトリガパルスに同期してパルス出力の励起光源108から励起光が出力され、この出力光は励起光入射手段109を介してレーザ媒質102を励起する。レーザ媒質102の両端面から出力されたレーザ光を出力用ミラー101と高反射率ミラー103で構成されたスタンディング・ウェーブ型共振器内でレーザ光パワーを増幅し、出力用ミラー101からパルスのレーザ光を出力する。また、発振波長を任意の波長に安定化した、シーディング光を高反射率ミラー103からスタンディング・ウェーブ型共振器内に光軸が一致するように注入する。このとき、高反射率ミラー103により反射されたシーディング光がインジェクション・シーディング装置105に戻るのを避けるためにアイソレータ111を設置している。スタンディング・ウェーブ型共振器内で立ち上がる波長は、スタンディング・ウェーブ型共振器内で立ち上がるはずの複数の波長の中でシーディング光の波長と最も近い波長に同調する。さらに、スタンディング・ウェーブ型共振器の出力光の発振波長をシーディング光に同調させるため、共振器長制御素子104により共振器長を制御する。
【0003】
共振器長を制御するために、スタンディング・ウェーブ型共振器の出力光を出力光サンプル手段110により一部取り出す。波長確認手段106でQスイッチトリガ発振器114から出力されるトリガパルスとスタンディング・ウェーブ型共振器の出力光のパルスとの時間間隔を測定する。インジェクション・シーディングを行った場合、シーディング光が種信号となり、この種信号に近いモードからパルスが立ち上がるため、最も早い時間でこのモードのパルスが出力される。この従来例では、波長確認手段106において、励起光源108から出力されるパルス光と出力用ミラー101から出力されるパルス光の時間間隔を確認し、この時間間隔が最も短くなるように波長制御手段107で共振器長制御素子104を制御する。
【0004】
従来の波長確認手段106では励起光源108へ送信するQスイッチトリガパルスと受光器113で受けた出力光のパルスとの間隔を測定しているために、出力光の波長がシーディング光と同調しているかどうかを知ることができない。
【0005】
次に、図7に第2の従来例として、Leonid G.Kazovsky et al.”Experimental relative frequency stabilization of a set of lasers using optical phase−locked loops”,IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS.VOL.2,NO.7.JULY 1990,pp516−518に記載されているレーザレーダ光源に用いる波長同調回路の構成説明図を示す。図7において、115は連続波(CW)出力のスレーブレーザ、116はCW出力のマスターレーザ、117は位相変調器、118はphase−locked loop(PLL)回路である。マスターレーザ116の出力光を位相変調器117で位相変調し、多数のサイドバンドを立たせる。位相変調をかけたマスターレーザ116の出力光とスレーブレーザ115の出力光を合波手段119で合波し、合波した両レーザ光を受光器113で受光する。両レーザ光の位相差をPLL回路118で検出し、その位相差がゼロになるようにスレーブレーザ115内の共振器長制御素子にフードバックする。
【0006】
本従来例では、スレーブレーザ115もCW出力であるため、PLL回路118は応答したが、スレーブレーザ115にパルス幅の短いパルスレーザを使用した場合、PLL回路118がその応答速度に追従できない。
【0007】
また、本従来例では、マスターレーザ116に位相変調を用いることにより多数のサイドバンドを立たせ、そのサイドバンドの中のいずれかの周波数にスレーブレーザ115の発振波長を安定化するため、相対的な周波数安定度は得られるが、絶対周波数への安定化はできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の波長同調回路では、波長確認手段として励起光源へ送信するQスイッチトリガパルスと受光器で受けたスタンディング・ウェーブ型共振器の出力光のパルスとの時間間隔を基準信号としているため、出力光の波長がシーディング光と同調しているかどうか確認できないという問題点があった。
【0009】
また、従来の波長同調回路では、マスターレーザおよびスレーブレーザにCW波を用いているため、PLL回路が使用できたが、スレーブレーザにパルス幅の短いパルスレーザを使用した場合、PLL回路の応答が追従しないため、波長同調ができないという問題点があった。
【0010】
さらに、従来の波長同調回路では、マスターレーザに位相変調を用いることにより多数のサイドバンドを立たせ、そのサイドバンドの中のいずれかの周波数にスレーブレーザの発振波長を安定化するため、相対的な周波数安定度は得られるが、絶対周波数への安定化ができないという問題点があった。
【0011】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、レーザ発振器の出力光の波長がシーディング光に同調しているかどうかを確認して、波長制御を行うことが可能な波長同調回路を得ることを目的とする。
【0012】
また、この発明は、パルス幅の短いパルスレーザの波長同調が可能な波長同調回路を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る波長同調回路は、レーザ光を出力するレーザ媒質と、前記レーザ媒質を励起する励起光源と、前記励起光源の出力タイミングを決定するトリガ信号を出力するQスイッチトリガ発振器と、前記励起光源の出射光を前記レーザ媒質に入射する励起光入射手段と、前記レーザ媒質をレーザ共振器内に所有するレーザ発振器と、シーディング光を出射するインジェクション・シーディング装置と、前記シーディング光を前記レーザ発振器内に入射するシーディング光注入手段と、前記レーザ共振器の共振器長を制御する共振器長制御素子と、前記レーザ共振器からレーザ光の一部を取り出す出力光サンプル手段と、一部取り出した前記レーザ光または一部取り出した前記シーディング光のどちらか一方の周波数をシフトする周波数シフト手段と、一部取り出した前記レーザ光と一部取り出した前記シーディング光を前記周波数シフト手段の出力側で合波する合波手段と、前記合波手段の出力光を受光し、ビート周波数を出力する受光器と、前記ビート周波数を周波数弁別するローパスフィルタおよびハイパスフィルタと、前記ローパスフィルタおよびハイパスフィルタそれぞれの出力信号をそれぞれ周波数−電圧変換する2つの検波回路と、前記2つの検波回路の出力信号の差分をとり前記レーザ共振器長を制御するための誤差信号を出力する減算器と、前記誤差信号に基づいて前記共振器長制御素子に波長制御信号を与えることにより当該共振器長制御素子を動作させる波長制御手段とを備え、前記ローパスフィルタおよびハイパスフィルタの減衰率の周波数特性は、前記周波数シフト手段でシフトする周波数に等しい周波数において減衰率が等しく、前記減算器から出力される誤差信号強度の周波数特性は、前記周波数シフト手段でシフトする周波数に等しい周波数においてゼロであり、その前後で符号が変化する形状を持つものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による波長同調回路を示す構成説明図である。なお、以下の説明において、上記従来技術において説明した構成部材と同一または相当する部材については同一符号を付して説明を省略または簡略化する。
図1において、201はレーザ発振器、203は周波数シフト手段、204,205は、周波数シフト手段203でシフトする周波数に等しい周波数における減衰率が等しいローパスフィルタとハイパスフィルタ、206は各フィルタの透過信号を周波数−電圧変換するための検波回路、207は減算器、208は合波手段である。
【0021】
次に動作について説明する。
Qスイッチトリガ発振器114の出力パルスに同期して出力される励起光源108の出力光を励起光入射手段109を介してレーザ媒質102に入射し、これを励起する。レーザ媒質102から出力されたレーザ光はレーザ発振器201内で増幅され、外部に出力される。また、インジェクション・シーディング装置105から出射されたシーディング光をシーディング光注入手段112からレーザ発振器201内に注入する。
【0022】
レーザ発振器201から出力されるレーザ光の一部を出力光サンプル手段110で取り出す。取り出したレーザ光の一部か、またはシーディング光の一部のどちらか一方を周波数シフト手段203(例えば音響光学周波数シフタ等)を通過させることで周波数をfだけシフトさせ、合波手段208で両者を合波する。合波したレーザ光とシーディング光を受光器113で受光し、周波数シフトしたレーザ光とシーディング光とのビート周波数を観測する。受光器113の出力は、ローパスフィルタ204とハイパスフィルタ205に分岐された後、それぞれの検波回路206に入力され、周波数−電圧変換される。検波回路206から出力された両信号は減算器207に入力され、両者の差分信号を得る。ここで、ローパスフィルタ204とハイパスフィルタ205の周波数特性は上記したように周波数fにおいて減衰特性が等しいため減算器207の出力信号は周波数fにおいてゼロであり、その前後で符号が変化する形状を持つ。この信号を誤差信号として用いるとともに、波長制御手段107に入力し、その出力信号をレーザ発振器内の共振器長制御素子104にフィードバックしてレーザ光の波長を制御することにより、レーザ光とシーディング光の波長を同調することができる。なお、この例では、共振器長制御素子104により共振器長を調整することにより波長を可変するものである。また、ローパスフィルタ204とハイパスフィルタ205の周波数fでの減衰特性が等しくない場合には、可変減衰器などを挿入して調整しても良い。
【0023】
上記において正確な波長同調を行うためには、検波回路において、両レーザ光のビートの位相状態に係わらず、周波数−電圧変換する必要がある。
そこで、検波回路に乗算検波回路を使用した場合について説明する。乗算検波回路内では入力信号を乗算(積算)するために、ローパスフィルタまたはハイパスフィルタから入力された信号の平均された信号を得ることができる。したがって、各フィルタからの信号に含まれる位相情報は消去することができる。
【0024】
次に、検波回路にピーク検波回路を使用した場合について説明する。ピーク検波回路では、入力信号のプラス側とマイナス側のピーク値を検出し、両者の差分信号を出力することにより位相情報を消去し、周波数情報のみを得ることが可能である。また、市販の乗算検波素子を用いた乗算検波回路の場合、乗算検波素子の制限から、数十mV程度の出力信号しか得られないが、ピーク検波回路では数V程度の出力信号が得られるため、両者の雑音レベルが等しいならば、ピーク検波回路を用いた方がS/N比(Signal to Noise Ratio)が良い特徴を持つ。
【0025】
このようにローパスフィルタとハイパスフィルタを用いた周波数弁別器に乗算検波回路またはピーク検波回路を組み合わすことにより、入力信号の位相情報は消去され、必要な周波数情報のみを電圧信号で出力することができる。
【0026】
以上のように、この実施の形態1によれば、レーザ発振器201から出力されるレーザ光の波長を確認してシーディング光に同調させることができる。
【0027】
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2による波長同調回路の構成説明図である。この実施の形態では、上記実施の形態1における周波数シフタの構成を示す。
周波数シフタの一例として音響光学周波数シフタを使用した場合について説明する。音響光学周波数シフタ203の入射側からレーザ光を入射すると、出射側から0次回折光(周波数シフト無し)、1次回折光(周波数fだけシフト)、2次回折光(周波数2fだけシフト)、・・・を出射する。この発明においては、音響光学周波数シフタ203の0次回折光の出射口または1次回折光の出射口からレーザ出力光の一部とシーディング光の一部をそれぞれ任意の側の出射口から入射し、音響光学周波数シフタ203の本来の入射口から両レーザ光を出射させる。つまり、音響光学周波数シフタの通常の出射口を入射口として使用し、通常の入射口を出射口として使用することにより、音響光学周波数シフタをレーザ光の一部とシーディング光の一部を合波する合波手段として兼用する。
【0028】
以上のように、この実施の形態2によれば、音響光学周波数シフタをレーザ光の一部とシーディング光の一部の合波手段として兼用することにより、波長同調回路を小型化できる。
【0029】
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3による波長同調回路を示す構成説明図であり、上記実施の形態1または2においてピークホールド回路を使用した場合を示す。図3において、209は検波回路の出力を一定時間保持するピークホールド回路である。
【0030】
次に動作について説明する。
励起光源108からのQスイッチレーザ光のパルス幅は短いものになると10nsec程度になる。したがって、シーディング光とレーザ光のビート周波数が観測できるのは10nsec間のみである。しかし、波長制御を行うためにはできる限り長い時間信号が出力されていることが波長安定度のためにも望ましく、その最大時間は、レーザパルスが出力されてから、次のパルスが出力されるまでである。そこで、Qスイッチトリガ発振器114からの出力信号をピークホールド回路209に入力し、ピークホールド開始終了のトリガ信号として使用することにより、レーザパルスが出力されてから次のレーザパルスが出力されるまでの間、検波回路206の出力を保持することができる。
【0031】
以上のように、この実施の形態3によれば、ピークホールド回路209を用いることにより、パルス幅の短いレーザ光の場合でも、安定な波長同調ができる。
【0032】
実施の形態4.
図4はこの発明の実施の形態4による波長同調回路を示す構成説明図であり、ある一定の繰り返しでレーザ光の同調させたい波長が変化する場合の波長制御手段の構成を示し、同調させたい波長の数に等しい波長制御手段107を用意する。また、図4において、210(a)、210(b)は複数の波長制御手段107の切り替えスイッチである。
【0033】
次に動作について説明する。
ある一定の繰り返しで、レーザ光の同調させたい波長が変化する場合、同調させたい波長の数に等しい波長制御手段107を用意し、切り替えスイッチ210(a)、210(b)の切り替え先の数も同調させたい波長の数に等しくする。例えば、同調させたい波長の数が3波(波長a、波長b、波長c)の場合、波長制御手段を3個(波長制御手段107(a)、波長制御手段107(b)、波長制御手段107(c))用意し、切り替えスイッチ210(a)、210(b)も3方向切り替え可能なスイッチとする。ある時点で、Qスイッチトリガ発振器114からトリガパルスが出力された直後にレーザ発振器201から波長aのレーザ光が出力され、次のトリガパルス直後には波長bのレーザ光が、また次のトリガパルス直後には波長cのレーザ光を出力させ、その後は、これを繰り返すものとする。波長aのレーザ光が出力された直後では、波長aの偏差を波長制御手段107(a)に入力するために切り替えスイッチ210(a)は波長制御手段107(a)に接続する。そして、波長aのレーザ光が出力された次は波長bのレーザ光を出力するため、その時点で切り替えスイッチ210(b)は先に波長制御手段107(b)に接続し、次の波長bのレーザ光出力の波長制御の準備に入る。また、波長bのレーザ光が出力された直後は切り替えスイッチ210(a)は波長制御手段107(b)に接続し、切り替えスイッチ210(b)は次の波長cのレーザ光出力の波長に同調するため、波長制御手段107(c)に接続する。即ち、切り替えスイッチ210(b)は切り替えスイッチ210(a)よりも先に一つ後の波長制御手段107と接続するよう設定する。
【0034】
以上のように、この実施の形態4によれば、同調させたい波長が複数ある場合、同調させたい波長と同数の波長制御手段と、同調させたい波長と同数の切り替え先を持ったスイッチを用いることにより、ローパスフィルタ204、ハイパスフィルタ205、検波回路206、減算器207、ピークホールド回路209などから形成される波長確認手段は一式だけで波長同調を行うことが可能であり、波長同調回路を小型化できる。
【0035】
実施の形態5.
図5はこの発明の実施の形態5による波長同調回路を示す構成説明図であり、ここでは、実施の形態1で示した図1の構成を例示し、波長制御手段107と波長制御素子104との間に制御信号制限回路211を設けた構成を示す。
【0036】
次に動作について説明する。
波長制御手段107から出力される信号が共振器長制御素子104のダイナミックレンジを越えた場合、共振器長制御素子104では制御不可能となる。その結果、この現象が生じた時点以降の波長安定度は悪くなる。
【0037】
その場合、波長制御手段107の後段に制御信号制限回路211を設定し、波長制御手段107の出力信号の振幅値が共振器長制御素子104の制御可能な振幅値を越えた場合、出力信号をゼロに戻す作用を行う。この作用により、ダイナミックレンジの狭い共振器長制御素子104を使用した場合でも、早い繰り返しの制御が可能な波長同調回路を得られる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、レーザ発振器から出力されるレーザ光の波長がシーディング光に同調しているかどうかを確認して、波長制御を行うことが可能な波長同調回路を得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1による波長同調回路を示す構成説明図である。
【図2】この発明の実施形態2による波長同調回路を示す構成説明図である。
【図3】この発明の実施形態3による波長同調回路を示す構成説明図である。
【図4】この発明の実施形態4による波長同調回路を示す構成説明図である。
【図5】この発明の実施形態5による波長同調回路を示す構成説明図である。
【図6】従来の波長同調回路1を示す構成説明図である。
【図7】従来の波長同調回路1を示す構成説明図である。
【符号の説明】
100 波長選択素子、101 出力用ミラー、102 レーザ媒質、
103 高反射率ミラー、104 共振器長制御素子、105 インジェクション・シーディング装置、106 波長確認手段、107 波長制御手段、
108 励起光源、109 励起光入射手段、110 出力光サンプル手段、
111 アイソレータ、112 シーディング光注入手段、113 受光器、
114 Qスイッチトリガ発振器、115 スレーブレーザ、116 マスターレーザ、117 位相変調器、118 phase−locked loop(PLL)回路、119 合波手段、201 レーザ発振器、203 周波数シフト手段、204 ローパスフィルタ、205 ハイパスフィルタ、206 検波回路、207 減算器、208 合波手段、209 ピークホールド回路、
210 切り替えスイッチ、211 制御信号制限回路。
Claims (6)
- レーザ光を出力するレーザ媒質と、前記レーザ媒質を励起する励起光源と、前記励起光源の出力タイミングを決定するトリガ信号を出力するQスイッチトリガ発振器と、前記励起光源の出射光を前記レーザ媒質に入射する励起光入射手段と、前記レーザ媒質をレーザ共振器内に所有するレーザ発振器と、シーディング光を出射するインジェクション・シーディング装置と、前記シーディング光を前記レーザ発振器内に入射するシーディング光注入手段と、前記レーザ共振器の共振器長を制御する共振器長制御素子と、前記レーザ共振器からレーザ光の一部を取り出す出力光サンプル手段と、一部取り出した前記レーザ光または一部取り出した前記シーディング光のどちらか一方の周波数をシフトする周波数シフト手段と、一部取り出した前記レーザ光と一部取り出した前記シーディング光を前記周波数シフト手段の出力側で合波する合波手段と、前記合波手段の出力光を受光し、ビート周波数を出力する受光器と、前記ビート周波数を周波数弁別するローパスフィルタおよびハイパスフィルタと、前記ローパスフィルタおよびハイパスフィルタそれぞれの出力信号をそれぞれ周波数−電圧変換する2つの検波回路と、前記2つの検波回路の出力信号の差分をとり前記レーザ共振器長を制御するための誤差信号を出力する減算器と、前記誤差信号に基づいて前記共振器長制御素子に波長制御信号を与えることにより当該共振器長制御素子を動作させる波長制御手段とを備え、前記ローパスフィルタおよびハイパスフィルタの減衰率の周波数特性は、前記周波数シフト手段でシフトする周波数に等しい周波数において減衰率が等しく、前記減算器から出力される誤差信号強度の周波数特性は、前記周波数シフト手段でシフトする周波数に等しい周波数においてゼロであり、その前後で符号が変化する形状を持つことを特徴とする波長同調回路。
- 上記検波回路に乗算検波回路を用いたことを特徴とする請求項1記載の波長同調回路。
- 上記検波回路にピーク検波回路を用いたことを特徴とする請求項1記載の波長同調回路。
- 上記2つの検波回路それぞれの後段にピークホールド回路を設置し、上記Qスイッチトリガ発振器からの出力信号をピークホールド開始終了のトリガ信号として用いて上記検波回路の出力を保持することにより、パルス幅の短いレーザ光に対する波長制御時間を延長したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の波長同調回路。
- 上記波長制御手段を、レーザ光の同調させたい波長の数と同数の複数の波長制御手段と、上記複数の波長制御手段への入出力端にそれぞれ設けられ、上記複数の波長制御手段から選択して所定の順序で切り替えて使用するように接続させる上記同調させたい波長の数と同数の切り替え先を有する切り替えスイッチから形成したことを特徴とする請求項4記載の波長同調回路。
- 上記波長制御手段からの波長制御信号が上記共振器長制御素子のダイナミックレンジを越えた場合に、上記波長制御手段からの出力を制限する制御信号制限回路を上記波長制御手段の後段に挿入設置したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の波長同調回路。
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