JP3603884B2 - データ記録方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)のディスクのような記録媒体にデータを記録するデータ記録方法および装置に関するもので、特に、記録媒体の所定の部分に所定のデータパターンを記録して、記録媒体の識別や複製の防止を図るようにしたもににかかわる。
【0002】
【従来の技術】
CD−ROMディスクの所定の部分に所定のデータパターンを記録して、ディスクの識別や複製の防止を図ることが考えられる。このように、ディスクの所定の部分に所定のデータパターンを記録する場合に、ディスクの所定の部分のデータを所定のデータパターンに置き換えることが考えられる。ところが、CD−ROMではエラー訂正符号化がなされているので、ディスクの所定の部分のデータを所定のデータパターンに置き換えると、エラー訂正処理に支障を来す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、1ブロックの記録データ中に、所定のデータパターンに対応するデータを配置することが考えられる。すなわち、CD−ROMに記録されるデータは、EFM変調により、8ビットから14ビットに変調される。そして、直流分の抑圧のために、3ビットのマージビットが付加される。EFM(8 to 14 Modulation)変調をして、直流分抑圧ビットを付加してディスクに記録したときに所定のデータパターンとなるように、対応する記録データを配置しておくことが考えられる。
【0004】
ところが、CD−ROMのデータは、CD−ROMモード1のエラー訂正符号化処理がなされ、さらに、CIRC(Cross Interleave Reed−Solomon Code)によりインターリーブされ、エラー訂正符号化される。このため、1ブロックの記録データは、分散されてディスク上に記録される。したがって、所定の部分に所定のデータパターンが記録されるように1ブロックの記録データ中に対応するデータを配置すると、CIRC処理前では、その対応するデータは各フレームに分散して配置されることになる。ディスクの所定の部分に記録する所定のデータパターンに対応する記録データが、記録データの各フレームにどのように分散されるかは、CIRC方式のインターリーブに基づいて求めることができるが、その対応関係は複雑である。
【0005】
また、CD−ROMの記録単位である1ブロックのデータ中には、シンクやヘッダ、オール「0」等のデータがある。これらのデータは、変更することができない。また、エラー検出コードやエラー訂正用のパリティは、データを記録する前には決められない。
【0006】
CD−ROMのディスク上の所定の部分に所定のデータパターンが配置されるように、1ブロックの記録データ中に所定のデータパターンに対応するデータを分散して配置した場合に、所定のデータパターンに対応するデータがシンクやヘッダ、パリティ等の補助データの位置になってしまうことがある。特に、パリティは1ブロック中の数フレームに渡っているので、所定の部分に所定のデータパターンが配置されるように1ブロックのデータ中に対応するデータを分散して配置したときに、その対応するデータがパリティの位置と一致してしまうことは避け難い。したがって、この方法では、エラー訂正処理に問題を来さずにディスクの所定の部分に所定のデータパターンを記録することは難しい。
【0007】
したがって、この発明の目的は、記録媒体の所定の部分に所定のデータパターンを記録できると共に、エラー訂正処理に影響を与えないようにすることができるデータ記録方法および装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明、所定のブロックのデータに対して第1のエラー訂正符号化処理によるエラー訂正符号化処理を行い、さらに、第2のエラー訂正符号化処理によりエラー訂正符号化処理を行って記録媒体にデータを記録するようにしたデータ記録方法において、記録媒体上の所定の部分に所定のデータパターンが記録されるように、第2のエラー訂正符号化処理後のブロック上で所定のデータパターンに対応するデータを配置するステップと、第2のエラー訂正符号化処理の処理過程を逆に辿ることで、第2のエラー訂正符号化処理後のブロック上で配置された所定のデータパターンに対応するデータを、第2のエラー訂正符号化処理前のブロック上に配置するステップと、第2のエラー訂正符号化処理前のブロック上に配置されたデータに対して、第1のエラー訂正符号化処理を行うステップと、第1のエラー訂正符号化処理ステップは、パリティの位置と所定のデータパターンに対応するデータの位置とが一致していたら、パリティを所定のデータパターンに対応するデータの値とし、パリティを生成するための符号化系列のデータの一部の値をエラー訂正符号の関数が満足するように変更するようにし、第1のエラー訂正符号化処理が行われたブロックのデータに対して、第2のエラー訂正符号化処理を行うステップと、第1のエラー訂正符号化処理がなされ、さらに、第2のエラー訂正符号化処理がなされたデータを記録媒体に記録するステップとからなるようにしたデータ記録方法である。
【0009】
この発明は、所定のブロックのデータに対して第1のエラー訂正符号化処理によるエラー訂正符号化処理を行い、さらに、第2のエラー訂正符号化処理によりエラー訂正符号化処理を行って記録媒体にデータを記録するようにしたデータ記録装置において、記録媒体上の所定の部分に所定のデータパターンが記録されるように、第2のエラー訂正符号化処理後のブロック上で所定のデータパターンに対応するデータを配置する手段と、第2のエラー訂正符号化処理の処理過程を逆に辿ることで、第2のエラー訂正符号化処理後のブロック上で配置された所定のデータパターンに対応するデータを、第2のエラー訂正符号化処理前のブロック上に配置する手段と、第2のエラー訂正符号化処理前のブロック上に配置されたデータに対して、第1のエラー訂正符号化処理を行う手段と、第1のエラー訂正符号化処理を行う手段は、パリティの位置と所定のデータパターンに対応するデータの位置とが一致していたら、パリティを所定のデータパターンに対応するデータの値とし、パリティを生成するための符号化系列のデータの一部の値をエラー訂正符号の関数が満足するように変更するようにし、第1のエラー訂正符号化処理が行われたブロックのデータに対して、第2のエラー訂正符号化処理を行う手段と、記第1のエラー訂正符号化処理がなされ、さらに、第2のエラー訂正符号化処理がなされたデータを記録媒体に記録する手段とを備えるようにしたデータ記録装置である。
【0010】
この発明では、記録媒体としてCD−ROMが用いられる。CD−ROMでは、所定のブロックのデータに対して第1のエラー訂正符号化処理(CD−ROMモード1のエラー訂正符号化処理)によるエラー訂正符号化処理を行い、さらに、第2のエラー訂正符号化処理(CIRC)によりエラー訂正符号化処理が行われる。
【0011】
まず、ディスク上の所定の部分に所定のデータパターンが記録されるように、CIRCの処理後の1ブロックに対応するデータを配置し、CIRCのエンコード過程を逆に辿ることで、所定の部分に所定のデータパターンが記録されるためのインターリーブ前の1ブロックの記録データの配置を求め、CD−ROMのエラー訂正処理を行うようにしている。ここでパリティの位置と所定のデータパターンに対応するデータとが一致したら、パリティを所定のデータパターンに対応するデータの値とし、そのパリティを生成する符号化系列のユーザデータの値の一部をエラー訂正符号の関数を満足するように変更するようにしている。このようにして、CD−ROMのエラー訂正符号化を行ったら、その1ブロックの記録データに対して、CIRCのエンコードを行い、EFM変調して、ディスクに記録するようにしている。この発明では、パリティの位置と所定のデータパターンに対応するデータとが一致したら、パリティを所定のデータパターンに対応するデータの値とし、そのパリティを生成する符号化系列のユーザデータの値の一部をエラー訂正符号の関数を満足するように変更するようにしているため、所定の部分に所定のデータパターンを記録できると共に、エラー訂正符号化処理に影響を来すことがない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態につて図面を参照して説明する。この発明では、記録媒体としてCD−ROMのディスクが用いられる。CD−ROMでは、98フレームからなるブロック(セクタ)を記録再生の単位としている。
【0013】
この発明の実施の形態の説明に先立ち、この発明の実施の形態の理解を容易とするために、CDで用いられているCIRCによるエラー訂正符号化、EFM変調、CD−ROMモード1のエラー訂正処理等、CD−ROMの記録方式に関することについて簡単に説明する。
【0014】
CDでは、CIRCによるエラー訂正符号化が採用されている。図1に示すように、CIRCでは、垂直方向にC1系列でエラー訂正符号化が行われると共に、斜め方向にC2系列でエラー訂正符号化が行われる。これにより、CIRC方式では、最大108フレームのインターリーブがなされる。そして、CIRC方式によりエラー訂正符号化されたデータは、EFM変調されて、ディスクに記録される。また、98フレームが1ブロックとされ、CD−ROMでは、このブロックがデータの記録単位となる。
【0015】
図2および図3は、CIRC方式のエンコードの流れに沿って表されたブロック図である。なお、CIRCの符号化/復号化の説明では、理解の容易のために、オーディオデータの符号化を対象とする。
【0016】
エンコードされるオーディオ信号は、1ワード(16ビット)が上位8ビットと下位8ビットとに分割され、24シンボル(1シンボルは1バイト)で、入力される。この24シンボルが記録時の1フレーム分のデータに相当する。
【0017】
入力された24シンボル(W12n,A,W12n,B,・・・,W12n+11, A,W12n+11, B)(上位8ビットがA、下位8ビットがBで示されている)が2シンボル遅延/スクランブル回路11に供給される。2シンボル遅延は、偶数ワードのデータL6n, R6n, L6n+2, R6n+2, ・・・に対して実行され、C2符号器12で該当する系列がすべてエラーとなった場合でも、補間ができるようにされている。スクランブルは、最大のバーストエラー補間長が得られるように施されている。
【0018】
2シンボル遅延/スクランブル回路11からの出力がC2符号器12に供給される。C2符号器12は、GF(2 )上の(28,24,5)リード・ソロモン符号の符号化を行い、4シンボルのC2パリティQ12n,Q12n+1,Q12n+2,Q12n+3 が発生する。
【0019】
C2符号器12の出力の28シンボルがインターリーブ回路13に供給される。インターリーブ回路13は、単位遅延量をD(Dはフレーム遅延)とすると、0、D、2D、・・・と等差的に変化する遅延量を各シンボルに与えることによって、シンボルの第1の配列を第2の配列へ変更するものである。
【0020】
インターリーブ回路13の出力がC1符号器14に供給される。GF(2 )上の(32,28,5)リード・ソロモン符号がC1符号として使用される。C1符号器14から4シンボルのC1パリティP12n,P12n+1,P12n+2,P12n+3 が発生する。C1符号、C2符号の最小距離は、共に5である。したがって、2シンボルエラーの訂正、4シンボルエラーの消失訂正(エラーシンボルの位置が分かっている場合)が可能である。
【0021】
C1符号器14からの32シンボルが1シンボル遅延回路15に供給される。1シンボル遅延回路15は、隣接するシンボルを離すことにより、シンボルとシンボルの境界にまたがるエラーにより2シンボルエラーが生じることを防止するためである。また、パリティがインバータによって反転されているが、これは、データおよびパリティがすべて零になったときでも、エラーを検出できるようにするためである。
【0022】
図4および図5は、CIRC方式のデコードの流れに沿って表されたブロック図である。デコードの処理は、上述したエンコードの処理と逆の順序でなされる。
【0023】
まず、EFM復調回路からの再生データが1シンボル遅延回路21に供給される。符号化側の1シンボル遅延回路15で与えられた遅延がこの回路21においてキャンセルされる。
【0024】
1シンボル遅延回路21からの32シンボルがC1復号器22に供給される。C1復号器22の出力がデインターリーブ回路23に供給される。デインターリーブ回路23は、インターリーブ回路13により与えられた遅延量をキャンセルするように、28シンボルに対して27D、26D、・・・、D、0の等差的に変化する遅延量を与える。
【0025】
デインターリーブ回路23の出力がC2復号器24に供給され、C2符号の復号がなされる。C2復号器24の24シンボルの出力が2シンボル遅延/ディスクランブル回路25に供給される。この回路25から24シンボルの復号データが得られる。
【0026】
C1復号器22およびC2復号器24からのエラーフラグから補間フラグ生成回路26にて補間フラグが生成される。この補間フラグによりエラーであることが示されるデータが補間される。
【0027】
このように、CIRC方式では、C1系列とC2系列との2方向にエラー訂正符号化が行われる。そして、CIRC方式により、最大、108フレームのインターリーブがなされる。
【0028】
CDでは、EFM変調方式が採用されている。EFM変調では、各シンボル(8データビット)が14チャンネルビットへ変換される。図6は、EFMの変換テーブルの一部の一例である。図6において、8ビットのデータビットd1〜d8は、14ビットのチャンネルビットc1〜c14に変換される。EFM変調の最小時間幅(記録信号の1と1との間の0の数が最小となる時間幅)Tmin が3Tであり、3Tに相当するピット長が0.87μm となる。Tに相当するピット長が最短ピット長である。また、各14チャンネルビットの間には、3ビットのマージビット(結合ビットとも称される)が配される。
【0029】
前述したように、1フレームには、オーディオデータを16ビットでサンプリングした場合に、L(左)、R(右)各6サンプル分に相当する24シンボルが配置される。したがって、1フレームのデータは、図7に示すように、24シンボルのデータビットと、4シンボルのC1パリティと、4シンボルのC2パリティと、1シンボルのサブコードとからなる。ディスク上に記録される1フレームのデータは、EFM変調により、8ビットが14ビットに変換されると共にマージビットが付加される。さらに、フレームの先頭にフレームシンクデータパターンが付加される。フレームシンクデータパターンは、チャンネルビットの周期をTとするときに、11T、11Tおよび2Tが連続するデータパターンとされている。このようなデータパターンは、EFM変調規則では、生じることがないもので、特異なデータパターンによってフレームシンクを検出可能としている。
【0030】
したがって、ディスク上に記録される1フレームは、
フレームシンク 24チャンネルビット
データビット 14×24=336チャンネルビット
サブコード 14チャンネルビット
パリティ 14×8=112チャンネルビット
マージビット 3×34=102チャンネルビット
からなる。したがって、1フレームの総チャンネルビット数が588チャンネルビットである。フレーム周波数は、7.35kHzとなる。
【0031】
フレームを98個集めたものは、ブロックと称される。98個のフレームを縦方向に連続するように並べ換えて表したブロックは、ブロックの先頭を識別するためのフレーム同期部と、サブコード部と、データおよびパリティ部とからなる。なお、このサブコードフレームは、通常のCDの再生時間の1/75秒に相当する。
【0032】
図8は、ディスクに記録するときの1ブロックの構成を示すものである。ディスクに記録する際に、各フレームに、1シンボルのサブコードが付加される。サブコードは、P〜Wの8チャンネルの各チャンネルの1ビットを含む。なお、98フレームの先頭の2フレームのサブコードは、サブコードフレームシンクS0 、S1 である。CD−ROM等で光ディスクのデータを記録する場合には、サブコードの完結する単位である98フレーム(2,352バイト)が1ブロックとされる。
【0033】
サブコード部における先頭の2フレームは、それぞれ、サブコードフレームの同期データパターンであるとともに、EFMのアウトオブルール(out of rule)のデータパターンである。また、サブコード部における各ビットは、それぞれ、P,Q,R,S,T,U,V,Wチャンネルを構成する。
【0034】
RチャンネルないしWチャンネルは、例えば静止画やいわゆるカラオケの文字表示等の特殊な用途に用いられるものである。また、PチャンネルおよびQチャンネルは、ディスクに記録されているディジタルデータの再生時におけるピックアップのトラック位置制御動作に用いられるものである。
【0035】
Pチャンネルは、ディスク内周部に位置するいわゆるリードインエリアでは、”0” の信号を、ディスクの外周部に位置するいわゆるリードアウトエリアでは、所定の周期で”0” と”1” とを繰り返す信号を記録するのに用いられる。また、Pチャンネルは、ディスクのリードイン領域とリードアウト領域との間に位置するプログラム領域では、各曲の間を”1”、それ以外を”0”という信号を記録するのに用いられる。このようなPチャンネルは、CDに記録されているディジタルオーディオデータの再生時における各曲の頭出しのために設けられるものである。
【0036】
Qチャンネルは、CDに記録されているディジタルオーディオデータの再生時におけるより精細な制御を可能とするために設けられる。Qチャンネルの1サブコードフレームの構造は、同期ビット部と、コントロールビット部と、アドレスビット部と、データビット部と、CRCビット部とにより構成される。
【0037】
CD−ROMでは、この98フレームからなるブロックを記録再生の単位としている。ブロックは、セクタとも称される。1ブロックの大きさは、上述のように、2352バイトである。
【0038】
図9に示すように、CD−ROMのフォーマットとしては、モード0、モード1、モード2とがある。各ブロックの先頭には、ブロックを区分けするための12バイトのシンク(同期ビット)が配置される。次に、4バイトのヘッダが配置される。ヘッダには、ブロックアドレスと、モードが配置される。
【0039】
図9Aに示すように、モード0は、リードイン、リードアウトの部分を、CD−ROM構造と同じにする場合のダミーブロックに使用されるもので、モード1のフォーマットでは、12バイトのシンクと、4バイトのヘッダと、2336バイトのデータとが配置される。この2336バイトのデータはすべて「0」のデータである。
【0040】
図9Bに示すように、モード1は、補助データでエラー訂正能力が上がっており、コンピュータデータなど、信頼性を必要とするデータの記録に適している。モード1では、12バイトのシンクと、4バイトのヘッダと、2048バイトのユーザデータと、288バイトの補助データとからなる。補助データは、4バイトのエラー検出コード(EDC)と、8バイトの0のデータと、172バイトのPパリティと、104バイトのQパリティからなる。
【0041】
図9Cに示すように、モード2は、付加的なエラー訂正コードをもたない代わりに、ヘッダ以降すべてユーザデータとして使える。モード2は、オーディオデータや画像データのように、補間処理によりエラー訂正可能なデータを扱う場合に利用される。モード2では、12バイトのシンクと、4バイトのヘッダと、2336バイトのユーザデータとからなる。
【0042】
図9Bに示すように、CD−ROMのモード1では、信頼性の向上を図るために、1ブロックのデータに対して、エラー訂正符号がかけられている。
【0043】
図10は、CD−ROMのモード1の1ブロックの記録データ(CIRCによる処理前のデータ)を示すものである。上述のように、1ブロックは98フレームからなる。最初のフレームには、12バイトのシンクと、4バイトのヘッダが配置される。それから、2048バイトのユーザデータが配置される。そして、補助データとして、4バイトのエラー検出コード(EDC)と、8バイトのオール0と、172バイトのPパリティと、104バイトのQパリティが配置される。
【0044】
CD−ROMモード1のエラー訂正コードは、ヘッダ部から2340バイトの長さにわたって定義されている。このエラー訂正符号化系列は、PシーケンスとQシーケンスの二つの方向にかけられている。それぞれのエラー訂正符号は、GF(2)で定義されるリード・ソロモンコードの積符号になっている。Pシーケンスは、(26,24,3)リード・ソロモンコードである。Qシーケンスは、(45,43,3)リードソロモンコードである。Pシーケンス、Qシーケンスで、各系列1バイト訂正あるいは2バイトエラーの検出が可能である。
【0045】
このエラー訂正符号は、16ビットのデータに対して、LSB側、MSB側おのおの8ビットずつの2面に分けて、それぞれ、図11に示すような構成で符号化される。例えば、ヘッダの“分”、と“ブロック”のバイトがLSB側、“秒”と“モード”がMSB側とそれぞれの面に分かれる。その結果、各面とも1170バイトの構成になり、P、Qのインターリーブは、図11に示すようになり、P系列、Q系列ともそのシーケンスは
P=i+43j (i=0〜43、j=0〜25)
Q=43i+44j mod 1118 (i=0〜25、j=0〜42)
で表現することができる。
【0046】
また、符号内のエラー検出コード(EDC(Error Detecting Code))は、再生時に、この誤り訂正を用いた後にデータの誤りを検査するために用いられている。このエラー検出コードはCRC(Cyclic Redundancy Check)符号であり、その及ぶ範囲は、シンクとヘッダとデータで計2064バイトである。
【0047】
図10に示す1ブロックの記録データをディスクに記録する際には、前述したように、CIRC方式によりインターリーブされ、エラー訂正符号が付加される。これにより、図10に示すように配置されていた1ブロックの記録データは、図12に示すように分散される。図12に示すように、PパリティやQパリティは、CIRCのインターリーブにより、斜め方法に分散される。図示していないが、ユーザデータ、シンク、ヘッダ、EDC、オールゼロの部分も、CIRCのインターリーブにより分散される。
【0048】
上述のように構成されるCD−ROMのディスクの所定部分に、ディスクの識別や、複製防止のために、所定のデータパターンを記録することが考えられる。この場合、CD−ROMのディスクの所定部分のデータを単純に所定のデータパターンに置き換えることが考えられるが、CD−ROMモード1では、エラー訂正符号化が行われており、ディスクの所定部分のデータを単純に所定のデータパターンに置き換えると、エラー訂正処理に支障を来す。また、1ブロックのデータ中には、パリティのデータがあり、パリティのデータを予め決めることはできない。
【0049】
そこで、この発明が適用された記録方法では、ディスク上の所定の部分に所定のデータパターンが記録されるように、インターリーブ後の1ブロック(図12)に対応するデータを配置し、CIRCのエンコード過程を逆に辿ることで、所定の部分に所定のデータパターンが記録されるためのインターリーブ前の1ブロック(図10)の記録データの配置を求め、CD−ROMのエラー訂正処理を行うようにしている。
【0050】
ここでパリティの位置と所定のデータパターンに対応するデータとが一致してしまったら、パリティを所定のデータパターンに対応するデータの値とし、そのパリティを生成する符号化系列のユーザデータの値の一部を変更するようにしている。それから、CD−ROMのエラー訂正符号化を行い、その1ブロックの記録データに対して、CIRCのエンコードを行い、EFM変調して、ディスクに記録するようにしている。これにより、所定の部分に所定のデータパターンを記録できると共に、エラー訂正符号化処理に影響を来すことがなくなる。
【0051】
図13は、この発明が適用された記録方法の一例を示すフローチャートである。まず、ディスク上の所定の部分に所定のデータパターンが記録されるように、CIRC処理後の1ブロックに対応するデータが配置される(ステップS1)。
【0052】
例えば、図14に示すように、CIRCのインターリーブ後の1ブロックのデータが想定される。この1ブロックのデータ中の所定の位置に、データパターンに応じたデータが配置される。図14では、フレームnの所に、所定のデータパターンを形成するための対応するデータが配置される。
【0053】
ディスク上の所定の部分に所定のデータパターンが記録されるように、インターリーブ後の1ブロックに対応するデータが配置されたら、CIRCのエンコード過程を逆に辿ることで、インターリーブ前の1ブロックの記録データの配置が求められる(ステップS2)。
【0054】
つまり、図14に示すように配置されたデータに対して、CIRCのエンコード過程が逆に辿られ、図15に示すCIRC処理前の1ブロックの記録データの配置が求められる。具体的には、図4および図5に示した1シンボル遅延回路21に対応する遅延処理と、デインターリーブ回路23に対応するデインターリーブ処理と、2シンボル遅延/ディスクランブル回路25に対応する2シンボル遅延およびディスクランブル処理が行われる。これにより、図15に示すように、所定の部分に所定のデータパターンが記録されるための、CIRC処理前の1ブロックの記録データの配置が求められる。
【0055】
図15に示すように、図14に示すように配置された1ブロックのデータから、CIRC処理前の1ブロックの記録データの配置を求めると、図15中にX印で示すように、所定のデータパターンに対応するデータは、1ブロック中の各フレームに分散する。
【0056】
CIRC処理前の1ブロックの記録データを配置したら、CD−ROMのエラー訂正符号化処理が行われる(ステップS3)。
【0057】
ここでパリティの位置と所定のデータパターンに対応するデータとが一致してしまったら、パリティを所定のデータパターンに対応するデータの値とし、そのパリティを生成する符号化系列のユーザデータの一部の値を、エラー訂正符号の関数を満足するように、変更する。但し、そのパリティを生成する符号化系列のユーザデータの中に所定のデータパターンに対応するデータがある場合、その所定のデータパターンに対応するデータの値は変更しないものとする。
【0058】
例えば、図16に示すように、P系列のパリティの部分に、所定のデータパターンに対応するデータX1、X2が来た場合には、そのエラー符号化系列のパリティはX1、X2であるとし、そのエラー符号化系列のユーザデータD1、D2、D3、…の方を、パリティがX1、X2となるように、変更する。但し、図17に示すように、ユーザデータ中に所定のデータパターンに対応するデータX3がある場合には、このデータX3は変更しない。Q系列についても同様である。
【0059】
リード・ソロモン符号の場合には、パリティを含んだデータ列が一定の関数を満足すれば良い。したがって、パリティを変更しなければ、エラー訂正符号の関数を満足するように、データ列の一部を変更すれば、エラー訂正処理に支障は来さない。
【0060】
なお、通常の記録では、ユーザデータが変更されると問題が生じるおそれがあるが、所定のデータパターンを記録する部分を決めておくのなら、その部分のユーザデータは変更されている可能性があるとして処理すれば、何ら、問題とならない。例えば、その部分のユーザデータは未使用とすれば良い。この部分に、特殊なデータを記録しておくようにしても良い。
【0061】
上述のようにして、CD−ROMのエラー訂正符号化が行われたら、その1ブロックの記録データに対して、CIRCのエンコードが行われる(ステップS4)。CIRCのエンコード処理を行うと、図14に示した位置に、所定のデータパターンに対応するデータに戻るようになる。そして、このデータに対して、エラー訂正処理に問題を来さないように、CD−ROMモード1のエラー訂正符号化処理がなされている。
【0062】
このようにして、CIRCによりインターリーブされ、エラー訂正符号化されたデータが、EFM変調され、ディスクに記録される(ステップS5)。勿論、このとき、各フレームには、サブコードのデータが付加され、シンクデータパターンが付加される。また、各14ビットのチャンネルビットの間には、直流分抑圧のためのマージビットが付加される。これらの構成は、通常のCDやCD−ROMと同様である。
【0063】
このように、この発明が適用された記録方法では、ディスク上の所定の部分に所定のデータパターンが記録されるように、CIRCによるインターリーブ後の1ブロックに対応するデータを配置し、CIRCのエンコード過程を逆に辿ることで、CIRC処理前の1ブロックの記録データの配置を求め、CD−ROMのエラー訂正処理を行うようにしている。ここでパリティの位置と所定のデータパターンを形成するためのデータの位置とが一致してしまったら、パリティを所定のデータパターンに対応するデータの値とし、そのパリティを生成する符号化系列のユーザデータの値の一部の方を変更するようにしている。このようにして、CD−ROMのエラー訂正符号化を行ってから、その1ブロックの記録データに対して、CIRCのエンコードを行い、EFM変調して、ディスクに記録するようにしている。これにより、所定の部分に所定のデータパターンを記録できると共に、エラー訂正符号化処理に影響を来すことがなくなる。
【0064】
この所定のデータパターンを、例えば、DSV(Digital Sum Variation)が発散していくようなデータパターンとすることで、これを利用して、ディスクを識別したり、複製を防止することができる。以下、DSVが発散していくようなデータパターンを記録していく例について説明する。勿論、記録するデータパターンは、DSVが発散していくようなデータパターンに限られるものではない。
【0065】
CDでは、EFM変調が用いられる。EFMの変換テーブルは、図6に示した通りである。EFM変調では、直流分が抑圧されるように、マージビットが付加される。ところが、データパターンによっては、マージビットが一意に決められてしまい、DSVが増大するようなデータパターンがある。このようなデータパターンを利用することで、ディスクを識別したり、複製を防止することができる。
【0066】
すなわち、図6は、8ビットのデータビット(適宜データシンボルと称する)を14ビットのチャンネルビット(適宜コードシンボルと称する)へ変換する処理を行うための変換テーブルである。図6では、データビットが16進表記(00〜FF)と、10進表記(0〜255)と、2進表記とで示されている。また、コードシンボルの14ビット中の”1” は、値が反転する位置を示している。データシンボルが8ビットであるので、256通りのコードシンボルのデータパターンが存在する。14ビットのコードシンボルのすべては、最小時間幅(記録信号の1と1との間の0の数が最小となる時間幅)Tminが3Tであり、最大時間幅(記録信号の1と1との間の0の数が最大となる時間幅)Tmaxが11TであるEFMの規則(以下、適宜ランレングスリミット条件と呼ぶ)を満たしている。
【0067】
14ビットのコードシンボル同士を接続する場合でも、上述したTmin=3T、Tmax=11Tのランレングスリミット条件を満たすためにマージビットが必要とされる。マージビットとして、(000)、(001),(010),(100)の4種類のデータパターンが用意されている。14ビット同士の接続のためにマージビットが使用される一例について図18を参照して説明する。
【0068】
図18Aに示すように、前の14ビットのデータパターンが(010)で終わり、次のデータシンボルが(01110111)(16進表記では、77、10進表記では、119)の場合を考える。このデータシンボルは、14ビットのデータパターン(00100010000010)に変換される。タイミングtで前の14ビットのデータパターンが終わり、マージビットの間隔の後のタイミングtで次の14ビットのデータパターンが始まり、タイミングt で次の14ビットのデータパターンが終わるものとしている。
【0069】
上述した4種類のマージビットとして、(100)を適用した場合では、Tmin=3Tという条件が満たさなくなるので、このマージビットは、使用されない。後の3個のマージビットは、使用可能である。3個のマージビットの内で実際に使用するマージビットとして、DSVを減少させるものが選択される。DSVは、波形がハイレベルであれば+1を与え、波形がローレベルであれば、−1を与えることで求められるものである。一例として、タイミングtにおけるDSVが(−3)であると仮定する。
【0070】
図18Bは、マージビットとして(000)を使用した場合の波形を示す。期間(t−t)のDSVが+3であり、期間(t−t)のDSVが+2であるので、タイミングt におけるDSVは、(−3+3+2=+2)となる。図18Cは、マージビットとして(010)を使用した場合の波形を示す。期間(t−t)のDSVが−1であり、期間(t−t)のDSVが−2であるので、タイミングt におけるDSVは、(−3−1−2=−6)となる。図18Dは、マージビットとして(001)を使用した場合の波形を示す。期間(t−t)のDSVが+1であり、期間(t−t)のDSVが−2であるので、タイミングt におけるDSVは、(−3+1−2=−4)となる。結局、タイミングtにおけるDSVが最も0に近くなるマージビット(000)が選択される。
【0071】
このように、通常のパターンでは、マージビットを選択することで、DSVを下げることができるが、ある特殊なパターンでは、マージビットが一意に決まってしまい、DSVが増大する。図19は、そのような特殊なデータパターンを示すものである。
【0072】
図19に示すデータパターン中には、データシンボルとして、(81)(83)(8C)(98)(B8)(BA)(C9)(E2)等が表れる。これらのデータシンボルのいずれも、EFM変換テーブルによる変換後の14ビットのコードシンボルにおいて、先頭部が0T(直ぐにレベルが変化することを意味する)か、1T(1T後に変化することを意味する)となっており、終端部が1Tしか存在しない。図20は、通常のエンコーダ(EFM変調)によって例えば図19中の第1行のデータをEFMしたときのDSVの変化と一部のEFM系列を示す。また、図20において、EFM系列の波形を表現するために、”1”がハイレベルを示し、”0” がローレベルを示している。
【0073】
図20についてより詳細に説明すると、フレーム同期信号は、11Tおよび11Tの反転した波形に2Tの波形が続くものとされている。フレーム同期信号の部分では、DSV=+2となる。サブコードに対応する(81)のデータシンボルは、変換テーブルにしたがって(10000100100001)のコードシンボルに変換される。このコードシンボルは、先頭で直ぐにレベルが変化するものであり、コードシンボル自身のDSVが−6である。マージビットの選択規則にしたがって、ランレングスリミット条件を満たすマージビットとして、(000)が選択される。すなわち、他のマージビット(100)(010)(001)は、Tmin=3Tを満たすことができず、マージビットとしては、一意に(000)が選択される。その結果、マージビットの部分では、レベルの反転が発生せず、ここでのDSVが+3となる。(81)を変換したコードシンボルの終わりにおけるDSVは、+2+3−6=−1である。
【0074】
次のデータシンボル(B8)は、変換テーブルにしたがって(01001000001001)のコードシンボルに変換される。コードシンボル自身のDSVが+2である。マージビットの選択規則にしたがって、ランレングスリミット条件を満たすマージビットとして、(000)が一意に選択される。その結果、マージビットの部分では、レベルの反転が発生せず、ここでのDSVが+3となる。(B8)を変換したコードシンボルの終わりにおけるDSVは、+2+3−6+3+2=+4である。
【0075】
また、データシンボル(BA)は、変換テーブルにしたがって(10010000001001)のコードシンボルに変換される。コードシンボル自身のDSVが+2である。マージビットの選択規則にしたがって、ランレングスリミット条件を満たすマージビットとして、(000)が一意に選択される。その結果、マージビットの部分では、レベルの反転が発生せず、ここでのDSVが+3となる。
【0076】
このように、上述した特定のデータパターンでは、マージビットの選択の余地がないために、DSVを収束させる制御の機能が発揮されず、図20に示すように、DSVが1フレームについて100以上増加し、このデータデータパターンが続く限り増加を続ける。
【0077】
上述した特定のデータデータパターンをエンコードした記録信号を使って作成されたCDは、DSVが大幅に上昇するために、元のデータを正しく読み取ることができないことになる。このことは、オリジナルのCDを再生し、再生データを従来のエンコーダでエンコードしてCD−R等の媒体に記録したとしても、その媒体の再生データを正しく読めないことになり、コピー防止を達成できることを意味する。
【0078】
これに対して、例えば、ランレングス制限を緩くすると、マージビットの選択余地ができ、DSVの増大が防げる。
【0079】
図21は、図20と同様に、例えば図19中の第1行のデータをEFMしたときのDSVの変化と一部のEFM系列を示す。一例として、データシンボルが(BA)で、ランレングスリミット条件が同一の場合では、DSVが+56となる場合が特定のデータデータパターンが検出された場合とする。この場合、通常のエンコードでは、図20を参照して説明したように、前の14ビットのコードシンボル(8B)の最後で反転が発生して1Tしかなく、次のコードシンボル(BA)の最初で反転が生じるために、(000)のマージビットしか選択できず、DSVを減少させることができない。これに対して、ランレングス制限を緩くして、Tmin’=2Tを許すようにすると、(000)のみならず、(010)のマージビットも選択しうる。すなわち、この場合では、前の(8B)の最後のチャンネルビットとマージビットの合計4チャンネルビットにおいて、2T(11で表記)、2T(00で表記)の波形が生じることになる。これにより、DSVが増大していかなくなる。
【0080】
例えば、オリジナルのディスクではランレングス制限を緩くして特殊なパターンをディスクに記録しておくと、オリジナルのディスクではDSVが増大しないが、複製されたディスクでは、通常のエンコーダでEFM変調がなされるとDSVが増大するようになる。これにより、オリジナルのディスクか複製されたディスクかを判断できる。また、これにより、複製の防止が図れる。
【0081】
図22は、CD−ROMの原盤となるデータ記録媒体を作成するためのマスタリング装置の構成の一例を示す。マスタリング装置は、例えばArイオンレーザ、He−CdレーザやKrイオンレーザ等のガスレーザや半導体レーザであるレーザ101と、このレーザ101から出射されたレーザ光を変調する音響光学効果型または電気光学型の光変調器102と、この光変調器102を通過したレーザ光を集光し、感光物質であるフォトレジストが塗布されたディスク状のガラス原盤104のフォトレジスト面に照射する対物レンズ等を有する記録手段である光ピックアップ103を有する。
【0082】
光変調器102は、記録信号にしたがって、レーザ101からのレーザ光を変調する。そして、マスタリング装置は、この変調されたレーザ光をガラス原盤104に照射することによって、データが記録されたマスタを作成する。また、光ピックアップ103をガラス原盤104との距離が一定に保つように制御したり、トラッキングを制御したり、スピンドルモータ105の回転駆動動作を制御するためのサーボ部(図示せず)が設けられている。ガラス原盤104がスピンドルモータ105によって回転駆動される。
【0083】
光変調器102には、EFM変調器112からの記録信号が供給される。入力端子106からは、記録するメインのディジタルデータが供給される。入力端子107からは、現行のCD規格に基づいたチャンネルP〜Wのサブコードが供給される。さらに、入力端子108からは、フレームシンクが供給される。
【0084】
メインディジタルデータは、エンコーダ109に供給され、CD−ROMのエラー訂正処理や、CIRCのエラー訂正処理が行われる。ディスクには、DSVが増大するような特殊なパターンが記録される。このような特殊なパターンを記録する際に、前述した記録方法が用いられる。
【0085】
すなわち、
(1)ディスク上の所定の部分に所定のデータパターンが記録されるように、CIRC処理後の1ブロックに対応するデータを配置する。
(2)CIRCのエンコード過程を逆に辿ることで、所定の部分に所定のデータパターンが記録されるためのCIRC処理前の1ブロックの記録データの配置を求める。
(3)所定の部分に所定のデータパターンが記録されるためのCIRC処理前の1ブロックの記録データを配置して、CD−ROMのエラー訂正処理を行う。ここでパリティの位置と所定のデータパターンを形成するためのデータとが一致してしまったら、パリティを所定のデータパターンを形成するためのデータの値とし、そのパリティを生成する符号化系列のユーザデータの値の方を変更する。但し、そのパリティを生成する符号化系列のユーザデータの中に所定のデータパターンを形成するためのデータがある場合、その所定のデータパターンを形成するためのデータの値は変更しない。
(4)CD−ROMのエラー訂正符号化を行ったら、その1ブロックの記録データに対して、CIRCのエンコードを行う。
【0086】
エンコーダ109の出力、サブコードエンコーダ110の出力およびフレームシンクがマルチプレクサ111に供給され、所定の順序に配列される。マルチプレクサ111の出力データがEFM変調器112に供給され、変換テーブルにしたがって8ビットのシンボルが14チャンネルビットのデータへ変換される。また、マルチプレクサ111の出力がランレングス制御部113に供給される。ランレングス制御部113は、EFM変調器112におけるEFM変調出力のランレングスの制御を行う。EFM変調器112の出力が光変調器102に供給される。
【0087】
EFM変調器112からCDのEFMフレームフォーマットの記録信号が発生する。この記録信号が光変調器102に供給され、光変調器102からの変調されたレーザビームによってガラス原盤104上のフォトレジストが露光される。このように記録がなされたガラス原盤104を現像し、電鋳処理することによってメタルマスタを作成し、次に、メタルマスタからマザーディスクが作成され、さらに次に、マザーディスクからスタンパが作成される。スタンパーを使用して、圧縮成形、射出成形等の方法によって、光ディスクが作成される。
【0088】
図22において、ランレングス制御部113は、データ読取にエラーを生じさせるほどDSVが大きくなるデータデータパターンの場合でも、DSVが大きくなることを防止するようにEFM変調を行うことを可能としている。すなわち、ランレングス制御部113は、データ読取にエラーを生じさせるほどDSVが大きくなった場合を検出し、EFMのランレングスリミットの条件を緩めるようにEFM変調器112内のマージビット選択部を制御する。一例として、Tmin=3、Tmax=11をそれぞれ、Tmin’=2、Tmax’=12と緩やかにする。なお、ランレングスリミット条件のTminおよびTmaxの一方のみを変更しても良く、また、Tmin’=1、Tmax’=13とするようにしても良い。
【0089】
ランレングス制御部113は、EFM変調されるデータを先読みし、通常のEFM変調では、DSVの発散を抑えられないような特定のデータデータパターンの検出を行う。特定のデータデータパターンは、特定のデータデータパターン自身をデータパターンマッピング等の手法で検出する方法、DSVの絶対値をしきい値と比較し、DSVの絶対値がしきい値を超えた場合を検出する方法、しきい値を超えた場合が所定シンボル数連続した場合を検出する方法等で検出できる。ランレングス制御部113は、特定のデータデータパターンが検出されない状態では、EFM変調器112がランレングスリミット条件Tmin=3T、Tmax=11Tを守るマージビットを選択するように制御する。ランレングス制御部113は、特定のデータデータパターンが検出されると、ランレングスリミット条件を緩め、例えばTmin’=2T、Tmax’=12Tとする。それによって、マージビットの選択の余地が生じ、DSVを減少させるようなマージビットを選択することが可能となる。
【0090】
図23は、上述したマスタリングおよびスタンピングによって作成された光ディスクを再生する再生装置の構成の一例を示す。再生装置は、既存のプレーヤ、ドライブと同一の構成であるが、この発明の理解の参考のために以下に説明する。図23において、参照符号121がマスタリング、スタンピングの工程で作成されたディスクを示す。参照符号122がディスク121を回転駆動するスピンドルモータであり、123がディスク121に記録された信号を再生するための光ピックアップである。光ピックアップ123は、レーザ光をディスク121に照射する半導体レーザ、対物レンズ等の光学系、ディスク121からの戻り光を受光するディテクタ、フォーカスおよびトラッキング機構等からなる。さらに、光ピックアップ123は、スレッド機構(図示しない)によって、ディスク121の径方向に送られる。
【0091】
光ピックアップ123の例えば4分割ディテクタからの出力信号がRF部124に供給される。RF部124は、4分割ディテクタの各ディテクタの出力信号を演算することによって、再生(RF)信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を生成する。再生信号がフレームシンク検出部125に供給される。フレームシンク検出部125は、各EFMフレームの先頭に付加されているフレームシンクを検出する。検出されたフレームシンク、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号がサーボ部126に供給される。サーボ部126は、RF信号の再生クロックに基づいてスピンドルモータ122の回転動作を制御したり、光ピックアップ123のフォーカスサーボ、トラッキングサーボを制御する。
【0092】
フレームシンク検出部125から出力されるメインデータがEFM復調器127に供給され、EFM復調の処理を受ける。EFM復調器127からのメインディジタルデータは、デコーダ128に供給され、CIRCのエラー訂正処理と、CD−ROMモード1のエラー訂正処理処理を受ける。さらに、必要に応じて、補間回路129によって補間され、出力端子130に再生データとして取り出される。EFM復調器127からのサブコードデータがシステムコントローラ132に供給される。
【0093】
システムコントローラ132は、マイクロコンピュータによって構成されており、再生装置全体の動作を制御する。システムコントローラ132と関連して、操作ボタンおよび表示部133が設けられている。システムコントローラ132は、ディスク121の所望の位置にアクセスするために、サーボ部126を制御するようになされている。
【0094】
なお、この発明は、CIRCのパリティの部分を所定のデータパターンとする場合にも、同様に適用することができる。
【0095】
【発明の効果】
この発明によれば、まず、ディスク上の所定の部分に所定のデータパターンが記録されるように、CIRCの処理後の1ブロックに対応するデータを配置し、CIRCのエンコード過程を逆に辿ることで、所定の部分に所定のデータパターンが記録されるためのCIRC処理前の1ブロックの記録データの配置を求め、CD−ROMのエラー訂正処理を行うようにしている。ここでパリティの位置と所定のデータパターンに対応するデータとが一致したら、パリティを所定のデータパターンに対応するデータの値とし、そのパリティを生成する符号化系列のユーザデータの値の一部をエラー訂正符号の関数を満足するように変更するようにしている。このようにして、CD−ROMのエラー訂正符号化を行ったら、その1ブロックの記録データに対して、CIRCのエンコードを行い、EFM変調して、ディスクに記録するようにしている。
【0096】
このように、この発明では、パリティの位置と所定のデータパターンに対応するデータとが一致したら、パリティを所定のデータパターンを形成するためのデータの値とし、そのパリティを生成する符号化系列のユーザデータの値の方をエラー訂正符号の関数を満足するように変更するようにしているため、所定の部分に所定のデータパターンを記録できると共に、エラー訂正符号化処理に影響を来すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】CIRCの説明に用いる略線図である。
【図2】CIRCのエンコード処理の説明に用いるブロック図である。
【図3】CIRCのエンコード処理の説明に用いるブロック図である。
【図4】CIRCのデコード処理の説明に用いるブロック図である。
【図5】CIRCのデコード処理の説明に用いるブロック図である。
【図6】EFM変調の変換テーブルの一例の略線図である。
【図7】1フレームのデータの説明に用いる略線図である。
【図8】1ブロックのデータの説明に用いる略線図である。
【図9】CD−ROMの記録フォーマットの説明に用いる略線図である。
【図10】CIRC処理前のCD−ROMの1ブロックの記録データの配置の説明に用いる略線図である。
【図11】CD−ROMのエラー訂正符号化処理の説明に用いる略線図である。
【図12】CIRC処理後のCD−ROMの1ブロックの記録データの配置の説明に用いる略線図である。
【図13】この発明が適用された記録処理の説明に用いるフローチャートである。
【図14】CIRC処理後のCD−ROMの1ブロックに配置したデータパターンの説明に用いる略線図である。
【図15】CIRC処理前のCD−ROMの1ブロックに配置したデータパターンの説明に用いる略線図である。
【図16】この発明が適用されたエラー訂正処理の説明に用いる略線図である。
【図17】この発明が適用されたエラー訂正処理の説明に用いる略線図である。
【図18】マージビットの選択処理の説明に用いる略線図である。
【図19】DSVが増大するパターンの説明に用いる略線図である。
【図20】DSVが増大するパターンの処理の説明に用いる略線図である。
【図21】DSVが増大するパターンの処理の説明に用いる略線図である。
【図22】記録装置の一例のブロック図である。
【図23】再生装置の一例のブロック図である。
【符号の説明】
12・・・C2符号器、13・・・インターリーブ回路、14・・・C1符号器、22・・・C1復号器、23・・・デインターリーブ回路、24・・・C2復号器、101・・・レーザ、102・・・光変調器、103・・・光ピックアップ、104・・・ガラス原盤、105・・・スピンドルモータ、109・・・エンコーダ、110・・・サブコードエンコーダ、111・・・マルチプレクサ、112・・・EFM変調器、113・・・ランレングス制御部、121・・・ディスク、122・・・スピンドルモータ、123・・・光ピックアップ、124・・・RF部、125・・・フレームシンク検出部、126・・・サーボ部、127・・・復調器、128・・・デコーダ、132・・・システムコントローラ

Claims (10)

  1. 所定のブロックのデータに対して第1のエラー訂正符号化処理によるエラー訂正符号化処理を行い、さらに、第2のエラー訂正符号化処理によりエラー訂正符号化処理を行って記録媒体にデータを記録するようにしたデータ記録方法において、
    上記記録媒体上の所定の部分に所定のデータパターンが記録されるように、上記第2のエラー訂正符号化処理後のブロック上で上記所定のデータパターンに対応するデータを配置するステップと、
    上記第2のエラー訂正符号化処理の処理過程を逆に辿ることで、上記第2のエラー訂正符号化処理後のブロック上で配置された上記所定のデータパターンに対応するデータを、上記第2のエラー訂正符号化処理前のブロック上に配置するステップと、
    上記第2のエラー訂正符号化処理前のブロック上に配置されたデータに対して、上記第1のエラー訂正符号化処理を行うステップと、
    上記第1のエラー訂正符号化処理ステップは、パリティの位置と上記所定のデータパターンに対応するデータの位置とが一致していたら、上記パリティを上記所定のデータパターンに対応するデータの値とし、上記パリティを生成するための符号化系列のデータの一部の値をエラー訂正符号の関数が満足するように変更するようにし、
    上記第1のエラー訂正符号化処理が行われたブロックのデータに対して、上記第2のエラー訂正符号化処理を行うステップと、
    上記第1のエラー訂正符号化処理がなされ、さらに、上記第2のエラー訂正符号化処理がなされたデータを上記記録媒体に記録するステップと
    からなるようにしたデータ記録方法。
  2. 上記第1のエラー訂正符号化処理は、CD−ROMモード1のエラー訂正符号化処理であり、上記第2のエラー訂正符号化処理は、CIRCである請求項1に記載のデータ記録方法。
  3. 上記所定のデータパターンは、ディスクの識別のためのデータパターンである請求項1に記載のデータ記録方法。
  4. 上記所定のデータパターンは、複製の制限のためのデータパターンである請求項1に記載のデータ記録方法。
  5. 上記所定のデータパターンは、DSVが増大するようなデータパターンである請求項1に記載のデータ記録方法。
  6. 所定のブロックのデータに対して第1のエラー訂正符号化処理によるエラー訂正符号化処理を行い、さらに、第2のエラー訂正符号化処理によりエラー訂正符号化処理を行って記録媒体にデータを記録するようにしたデータ記録装置において、
    上記ディスク上の所定の部分に所定のデータパターンが記録されるように、上記第2のエラー訂正符号化処理後のブロック上で上記所定のデータパターンに対応するデータを配置する手段と、
    上記第2のエラー訂正符号化処理の処理過程を逆に辿ることで、上記第2のエラー訂正符号化処理後のブロック上で配置された上記所定のデータパターンに対応するデータを、上記第2のエラー訂正符号化処理前のブロック上に配置する手段と、
    上記第2のエラー訂正符号化処理前のブロック上に配置されたデータに対して、上記第1のエラー訂正符号化処理を行う手段と、
    上記第1のエラー訂正符号化処理を行う手段は、パリティの位置と上記所定のデータパターンに対応するデータの位置とが一致していたら、上記パリティを上記所定のデータパターンに対応するデータの値とし、上記パリティを生成するための符号化系列のデータの一部の値をエラー訂正符号の関数が満足するように変更するようにし、
    上記第1のエラー訂正符号化処理が行われたブロックのデータに対して、上記第2のエラー訂正符号化処理を行う手段と
    上記第1のエラー訂正符号化処理がなされ、さらに、上記第2のエラー訂正符号化処理がなされたデータを上記記録媒体に記録する手段と
    を備えるようにしたデータ記録装置。
  7. 上記第1のエラー訂正符号化処理は、CD−ROMモード1のエラー訂正符号化処理であり、上記第2のエラー訂正符号化処理は、CIRCである請求項6に記載のデータ記録装置。
  8. 上記所定のデータパターンは、ディスクの識別のためのデータパターンである請求項6に記載のデータ記録装置。
  9. 上記所定のデータパターンは、複製の制限のためのデータパターンである請求項6に記載のデータ記録装置。
  10. 上記所定のデータパターンは、DSVが増大するようなデータパターンである請求項6に記載のデータ記録装置。
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