JP3588920B2 - 地域保健医療情報システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、訪問看護ステーションや在宅介護支援センタ等のサービス提供組織から派遣されたサービス提供者が患者宅等にて看護や介護等のサービス業務を行うための地域保健医療情報システム及びこれに用いる可搬型記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術の一例として、「保健医療カードシステム標準化マニュアル第1版」(財団法人 医療情報システム開発センター、第14頁〜第17頁)に、保健医療カードシステムにおけるプライバシー保護対策が記載さており、プライバシー保護対策のために、職種毎、地域毎に保健医療情報のアクセス権限が設定されたオペレーションカードを用意して、読み書きできる保健医療情報を利用者の職種毎又は地域毎に制限している。オペレーションカードとしては、ICカードの利用が検討されている。従来技術の他の一例として、「訪問看護ステーション開設・運営・評価マニュアル」(日本看護協会出版会、第15頁)に老人訪問看護制度のしくみが記載さている。在宅患者に対して、病院、診療所、訪問看護ステーション、在宅介護支援センタ等の複数の組織が、訪問看護、入浴サービス等の介護支援を行っている。在宅患者に関する保健医療情報(以下、患者情報と称する)として、診療記録(診察記録、監査記録、医師指導書等)、介護記録(バイタルサイン、介護内容等)、相談記録(家族状況、収入、緊急連絡先等)等がある。在宅患者に対して、サービスを行う各組織は、必要とする患者情報を各組織毎に管理している。
【0003】
また、従来技術の他の一例として、「オブジェクトの先を行くエージェントの時代へ」(日経コンピュータ1994年5月30日号第48頁〜62頁)に、情報携帯端末を利用したマルチメディア通信サービスに関する記載がある。利用者の端末から、エージェントに「歯医者の情報が欲しい」と頼むと、エージェントは他の端末に移動して住所録データベースから歯医者の名前や電話番号等を収集して元の端末(利用者の端末)に戻ってくる。エージェントは、利用者の代理人として働いて所望の作業(例えば、歯医者の名前や電話番号等の収集)を行うプログラムモジュールであり、人のように意志を持って自発的、自律的に動きながら(例えば、ネットワークを介して他の端末を動き回って)作業する。即ち、外部からのイベントにより受動的に動作するのではなく、エージェント自身の知識やエージェントが他の端末から収集した情報をもとに自ら判断して作業する。また、エージェントによって構成される情報システムをエージェント型システムと呼ばれる。各エージェントが自発的、自律的に作業するので、端末間のデータや処理の依存性を少なくでき、分散システムを容易に構築できる。
【0004】
なお、以下の説明では、「患者」、「保健医療情報(患者情報)」の用語は、次の意味で使用されるものとする。各種のサービスを受ける人を簡単のために「患者」と言う用語により表すが、サービスを受ける人は、一般に言う病院等に入院、通院している患者に限定されるのではなく、自宅で生活はできるが、一部介護を要する、24時間介護を要する等の人々、健康ではあるが高齢で1人で自宅で生活する人々、障害をもち自宅で生活する人々、等々の人々をも含むものとする。さらに、「保健医療情報(患者情報)」は、「患者」に関する、診察記録、監査記録、医師指導書等を含む診療記録、バイタルサイン(体温、血圧、脈拍等)、介護内容、介護実施日時等を含む介護記録、家族状況、収入、緊急連絡先等を含む生活状態に関する社会福祉課担当者との相談記録、等々の「患者」に関する一切の情報、データを表すものとする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、オペレーションカードを用いて職種毎、地域毎に患者情報のアクセス権を設定できるが、サービス提供者が行うサービス業務を実行する際にサービス業務内容に必要な患者情報をアクセスし、効率良くサービス提供を行うことに十分な配慮がなされていなかった。上記従来技術では、サービス業務を行う組織毎に管理している患者情報を、エージェントを利用して、収集や管理ができるが、エージェントが適切に管理されないと、第三者がサービス提供者に成りすまして患者情報データの改ざんを行う怖れがあり、システム全体に致命的な障害を与えるという問題がある。本発明の目的は、上記のような従来の問題を解決し、サービス提供者が行うサービス業務をサービスを受ける患者に応じて効率良く実行でき、患者情報を詳細に管理でき、サービス提供を行う組織毎に管理している患者情報を、データの安全を維持して収集、管理ができる地域保健医療情報システム、及びこれに用いる可搬型記憶媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、医療又は介護を行う所定の組織から派遣されたサービス提供者が、訪問先で医療又は介護のサービス業務を行う地域保健医療情報システムにおいて、サービス提供者に配布される可搬型記録媒体と、所定の組織の管理者が、サービス提供者に認可したサービス業務の内容を可搬型記録媒体に記録を行う管理端末と、可搬型記録媒体に記録された情報に基づいて、サービス提供者とサービス業務を受けるサービス授受者を識別し、可搬型記録媒体に記録されたサービス業務の内容を読み出すための訪問先に設置された操作端末と、医療又は介護のサービス業務を行うための地域保健医療情報を記録した情報蓄積装置と操作端末との間を結び、地域保健医療情報から所定の情報を伝送するネットワーク装置とを有する地域保健医療情報システムに特徴がある。上記操作端末は可搬型記録媒体から読み出したサービス業務の実行に必要な情報を情報蓄積装置から収集する。情報蓄積装置から収集される情報は、サービス業務の実行を支援するプログラムモジュール及びサービス授受者に関する情報である。上記地域保健医療情報システムにおいて使用される可搬型記録媒体は、管理者により可搬型記録媒体の記憶内容が変更可能であり、サービス提供者により可搬型記録媒体の記憶内容の読み出しのみを可能とする管理記録領域を有し、管理者及びサービス提供者を除く第三者による読み書きを禁止している。さらに、可搬型記録媒体は、管理記録領域に記録された情報が有効か無効かを表すフラグを記憶する領域を有している。サービス提供者が認可を受けたサービス業務の内容が管理記録領域に記録される。サービス提供者によりサービス業務に必要な情報が読み出された後に、サービス業務に関する管理記録領域のフラグが無効に変更され読み出されたサービス業務の実行終了後にサービス業務に関する管理記録領域のフラグが有効に変更される。また、可搬型記録媒体は、サービス業務を支援するプログラムモジュールであるサービスエージェントを記憶する領域を有し、サービスエージェントは、サービス業務の実行に必要な情報を情報蓄積装置が接続されるネットワークを介して移動しながら収集する情報収集エージェントを含む。可搬型記録媒体としてICカードを使用する。
【0007】
本発明の地域保健医療情報システムでは、種々のサービス(高齢者、寝たきりの病人、高度障害者等の介護を必要とする人がいる家庭を訪問して身体介護や家事の援助を行うホームヘルプサービス(在宅サービス)、日帰りで福祉施設(例えば、老人保健施設、リハビリセンター)にでかけ食事、入浴、身体機能訓練(リハビリテーション)等を受けるディケア、ディサービス、介護が必須である要介護老人を短期間だけ福祉施設(例えば、特別養護老人ホーム)にあずかり、介護者に代わり介護を行うショートステイのサービス、自宅で生活する介護を必要とする人を訪問して健康状態の確認を行う訪問看護サービス、24時間、介護を必要とする人の家庭を早朝、深夜、定期的に巡回して生活支援、健康状態の確認を行う巡回サービス、介護を必要とする人の家を訪問して入浴をサービスする訪問入浴サービス、専門医、かかりつけの家庭医、歯科医等が、介護を必要とする人の家庭を訪問して診療サービス、高齢者が要介護状態にならないように日常的に高齢者が家庭でリハビリテーションを行うのを助ける訪問リハビリテーションサービス等々)を、効率良く、高齢者、介護を必要とする人々に提供できる。
【0008】
上記の各種サービスは、それぞれ異なるサービスを提供する組織(機関)に属するサービス提供者から提供されるが、保健医療情報(患者情報)は、各サービス提供組織毎に管理されている。各サービス提供組織に属するサービス提供者は、公的機関(組織)又は属するサービス提供組織(例えば、公的機関から認可された法人、公的機関から委託を受けた民間事業者)から認定された範囲のサービス業務を実行するに必要な保健医療情報(患者情報)をアクセスでき、アクセスした総合的な情報に基づいてサービス提供者はサービスを行うので、サービスを受ける人は、その人の健康状態に応じてより好適で安全なサービスをタイミング良く受けることができる。本発明の明細書では、上記各種の各種サービスを提供することを「サービス業務の提供」と表し、この「サービス業務」の提供を行う組織、機関を「サービス提供組織」と表すこととする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、自宅で生活する患者が在宅で各種のサービスを受ける在宅サービスを例にとり、図面を用いて詳細に説明する。
【0010】
(実施例1)
図1は、本発明の地域保健医療情報システムにおけるサービスを行う処理の手順を示すフロー図である。処理のステップは、大別すると、サービス業務の実行を支援するプログラムモジュールを開発作成し可搬型記録媒体13に記録するステップと、各患者毎に、(患者名:患者が受けるサービス業務内容:このサービス業務の実行を支援するプログラムモジュール番号(複数のこともある))の対応により表されるサービス項目表を作成するステップとからなる業務記録ステップ11、サービス提供者が可搬型記録媒体13を持参して、患者が生活する自宅又は滞在先に出かけてそこで可搬型記録媒体13からサービス業務の実行を支援するプログラムモジュールと、サービス項目表とを読み出して、サービス提供者が実際にサビース提供を行う業務実行ステップ12からなる。業務記録ステップ11は、サービス提供者が属するサービス提供組織から認可を受けたサービス業務の実行を支援するプログラムモジュールを開発作成するモジュール作成ステップ14と、作成したプログラムモジュールを可搬型記憶媒体13に記録するモジュール記録ステップ15と、サービス提供者が担当する患者名:患者が受けるサービス業務内容:このサービス業務の実行を支援するプログラムモジュール番号(複数のこともある)の対応により表されるサービス項目表を作成するステップ171と、作成したサービス項目表を可搬型記憶媒体13に記録するサービス項目記録ステップ172とからなる。なお、上記プログラムモジュールは、サービス提供者が属するサービス提供組織で開発作成される。このプログラムモジュールは、サービス提供者の代理人として働いて所望のサービス業務を支援するプログラムモジュールであり、より具体的にはエージェントである。
【0011】
サービス項目表は、サービス提供者が担当する患者名と患者が受けるサービス業務内容とこのサービス業務の実行を支援するプログラムモジュール(エージェント)番号(複数のこともある)の対応により表される。サービス項目表内のサービス業務内容は、サービス提供者がサービス提供組織から認可を受けたサービス業務内容(通常、介護記録の表示、検査結果の表示、バイタルサインの記録、訪問予定表の表示、等複数ある)から選択される。サービス項目表の具体例は後で、図11、図12、図13、図15の説明に関して詳細に説明される。
【0012】
業務実行ステップ12は、可搬型記憶媒体13から業務記録ステップ11で記録されたプログラムモジュール(エージェント)とサービス項目表とを読み出す媒体読み出しステップ16と、可搬型記録媒体13に記録されたエージェントを無効にするサービス消去ステップ17(以下、単に消去ステップという)と、媒体読み出しステップ16で読み出したエージェントを実行させるサービス実行ステップ18と、可搬型記録手段13に記録されたエージェントを有効とするサービス復活ステップ19(以下、単に復活ステップという)とからなる。本発明の地域保健医療情報システムで使用される可搬型記録媒体13は、第三者による記録情報の読み書きを禁止する機構を有する。その一例として、図2に示すICカードがある。ICカード21は、このICカードに記録された情報を読み書きするICカードドライブ22のICカード挿入口23に挿入され、ICカードの接点24を通してデータの入出力が行われる。ICカード21は、サービス提供者が本人であるか否かの確認(認証)と、ICカード21に記録する各種データ(プログラムモジュール、エージェントを含む)の暗号化と復号化とを行うセキュリティ回路(例えば、データの並びの順序を変更するデータスクランブルを行う回路から構成される)25、上記各種データを記録するメモリ26を有している。
【0013】
モジュール記録ステップ15では、セキュリティ回路25でパスワード等によるサービス提供者の認証を行った後、記録対象のエージェントは暗号化されメモリ26の記録領域27に記録される。同様にして、サービス項目表記録ステップ172では、セキュリティ回路25でパスワード等によるサービス提供者の認証を行った後、サービス項目表は、暗号化されメモリ26の記録領域30に記録される。媒体読み出しステップ16では、サービス提供者の認証を行った後、記録領域27に記録されたエージェント、及び記録領域30に記録されたサービス項目表は読み出され復号化され、エージェントはサービス実行ステップ18で実行される。第三者が、エージェント、及びサービス項目表を盗用しようとした場合、セキュリティ回路25による認証時に読み書きを禁止する。さらに、ICカード自体を分解してメモリ26に記録されたエージェント、及びサービス項目表を読み出そうとしても、エージェント、及びサービス項目表は暗号化して記録されているので、暗号を解かない限り解読(復号化)はできない。消去ステップ17は、ICカード21に記録したエージェントを無効にする(利用できなくする)ステップで、例えばICカードの記録自身を消去したり、エージェントを無効にするフラグを記憶する記憶領域29(図2)を設け、記憶領域29にフラグをたて、エージェントを無効にする(利用できなくする)。エージェントが複数ある場合は、各エージェントに対するフラグを記憶する記憶領域をICカードののメモリ26に設ける。復活ステップ19は、消去ステップ17で無効にしたエージェントを有効にする(利用できるようにする)ステップで、記憶領域29(図2)にたてられたフラグをさげ、先に無効にしたエージェントを有効にする(利用できるようにする)。
【0014】
消去ステップ17、及び復活ステップ19の処理により、サービス実行ステップ18の実行中は、ICカード21に記録されたエージェントは利用できない。即ち、エージェントの実行中にICカードを現在使用しているICカードドライブから取り出し、別のICカードドライブでICカード21に記録されたエージェントを読み出して実行することを防止する。なお、媒体読み出しステップ16では、エージェントを無効にするフラグがたっているエージェントの読み出しを禁止し、サービス実行ステップ18ではこのエージェントは実行できない。従って、同一のサービス提供者による新たなエージェントの実行を防止でき、同一エージェントが複数存在する場合に発生する可能性のある過負荷、例えばエージェントが同一データをアクセスすることによる過負荷、エージェントによる処理の繰り返しによる過負荷等が軽減され、システム全体の管理が容易になる。なお、患者の介護記録はICカード21の記憶領域28に記憶される。次に、図1に示したサービスを行う処理の手順を実行するエージェント型システムからなる地域保健医療情報システムの一例を、図3を用いて説明する。図3は、サービス提供組織をネットワークで結んだ地域保健医療情報システムの構成を示す図である。地域保健医療情報システムは、医師や看護婦等の医療従事者や介護ヘルパー等のサービス提供者が必要な情報の入力、表示を行う操作端末31、32と、サービス提供組織に設置される情報蓄積端末33、34、35と、情報蓄積端末33、34、35にそれぞれに接続されるICカードドライブ41、42、43、及びデータベース44、45、46と、各端末間を結ぶネットワーク37と、サービス提供者が携帯するICカード21の発行を行う端末であり、他の端末の状態やエージェントの実行を監視する管理端末36とから構成される。本システムでは、可搬型記憶媒体の例としてICカード21を利用する。管理端末36は、例えばシステム全体の管理を行う公的機関等に配置され、ICカード21に、エージェントを書き込むためのICカードドライブ38が接続されている。
【0015】
操作端末31は、据え置き型の端末であり、例えば患者宅やサービス提供者の自宅に設置され、ICカードドライブ39が接続されている(図3では、簡単のため操作端末31は1個所のみを示すが、一般に、複数患者の各自宅、複数のサービス提供者の各自宅に設置される)。操作端末32は、可搬型携帯型端末47の例であり、ネットワーク37と接続された基地局48を介して、他の端末とのデータ伝送を行う。また、可搬型携帯型端末47はサービス提供者により携帯され、ICカードドライブを内蔵しICカードの挿入口40を有する。操作端末31(通常は、例えば個々の患者宅に設置されている)又は可搬型携帯型端末47は、サービス提供者が患者宅でサービス業務を実行する時に、サービス提供に必要な情報、データを入手するために使用される。サービス提供組織に設置される情報蓄積端末33、34、35には、各サービス提供組織が責任を持って管理すべき情報が記録されている。図3に示す例では、情報蓄積端末33は患者を定期的に往診する医師が勤務する病院に、情報蓄積端末34はヘルパー派遣サービスや入浴サービス等を行う介護支援センタに、管理端末36はソーシャルワーカーによる介護相談サービス等を行う市役所福祉課に、情報蓄積端末35は市役所福祉課に、それぞれ設置されている。管理端末36は、保健所、介護サービス等に設置してもよい。病院に設置される情報蓄積端末33のデータベース44には、病院に勤務する医師が行った往診、及び介護サービスの情報、データ(図7、及び図10)が記録され、情報蓄積端末33には医療サービスの提供に必要なデータが管理されている。図7に示す患者の診療記録は医師が往診を行うたびに、図10に示す患者の介護記録は看護婦が介護サービスを行うたびに、それぞれ更新される。介護支援センタに設置される情報蓄積端末34のデータベース45には、介護支援センタが行った入浴サービスの情報、データ(図8、及び図10)が記録され、情報蓄積端末34では介護サービスの提供に必要なデータが管理されている。図8に示す、入浴サービスに参照される入浴指示書は病院の主治医により定期的に発行され、図10に示す患者の介護記録は看護婦が入浴サービス(入浴サービスは介護の一種である)を行うたびに更新される。市役所福祉課に設置される情報蓄積端末35のデータベース45には、市役所福祉課が行った介護相談サービスの情報、データ(図9)が記録され、情報蓄積端末35では介護計画の立案するサービス軽供するに必要なデータが管理されている。図9に示す患者の相談記録は、患者自身、及び患者の生活環境に関する情報、データを含んでおり、ソーシャルワーカーが相談サービスを行うたびに更新される。
【0016】
(実施例2)
次に、図1に示す手順に従って、図3の地域保健医療情報システムにおいて、患者情報を収集する手順の一例を説明する。ここでは、一人の患者に対して、病院の主治医による往診、病院の看護婦による体位交換や衣類着脱等の介護サービス、介護支援センタの看護婦による入浴サービス、市役所福祉課のソーシャルワーカーによる介護相談サービスを行う場合を例にとる。病院の医師、介護支援センタの看護婦、市役所福祉課のソーシャルワーカーがサービス提供者であり、患者は3種類のサービスを受ける。3つのサービス提供組織(機関)からのサービス提供者が、患者宅に設置された操作端末31を使用して、それぞれ介護記録の表示、入浴指示の表示、訪問予定表の作成を行う例をとり以下詳細に説明する。図3に示す地域保健医療情報システムにおける患者情報の収集は、システム管理者が管理端末36でサービス提供者毎にICカードを発行する手順と、サービス提供者がICカードを利用して必要な情報を収集する手順とに大別できる。先ず、システム管理者がサービス提供者毎にICカードを発行する手順について説明する。
【0017】
(実施例2−1) 病院の医師の代理人として働くエージェントの例: 患者の介護記録を操作端末31に表示することにする。先ず、管理端末36で、モジュール作成ステップ14が実行され、図4に示すような作業手順を有し、患者の介護記録を操作端末31に表示するエージェントが開発作成される。この患者の介護記録を操作端末31に表示するエージェントは、3種類のエージェント(介護記録表示エージェント51、介護記録照会エージェント52、介護記録収集エージェント53、54)から構成される。介護記録表示エージェント51は、介護記録の収集条件を設定して介護記録照会エージェント52を起動する(事前に用意したエージェントを呼出す)と共に、介護記録収集エージェント53、54が情報蓄積端末33、34から収集した介護記録を時系列順に並び替えて操作端末31に表示するエージェントである。介護記録照会エージェント52は、介護記録の記録場所を見いだすエージェントである。介護記録収集エージェント53、54は、患者情報が記録された情報蓄積装置から介護記録を読み出して、介護記録表示エージェント51に伝送するエージェントである。各エージェント(51から54)は、ネットワークを介して他の端末に移動し、移動先の端末で実行される。図4に示す矢印のある破線(例えば69)は、各エージェントがネットワークを介して移動することを示す。次に、管理端末36で、モジュール記録ステップ15を実行する。ICカード21をICカードドライブ38にセットして、図4に示すエージェントを医師のICカード21のメモリ26に記録する。この記録に際し、先に説明したように、サービス提供者(ここでは、医師)の認証と図4に示すエージェントの暗号化が行われる。図4に記載される各ステップは後で説明する(実施例3−1)で詳細に説明する。図4に示す矢印のある破線は各エージェントがネトワークを介して移動することを示す。
【0018】
次に、管理端末36で、サービス項目表作成ステップ171が実行され、図11に示すようなサービス項目表が作成される。図11に示すサービス項目表は、患者固有の番号である患者ID欄181と患者名欄182とは、医師が医療サービスを提供する患者を特定するための情報である。サービス業務欄183は、医師が行うサービス業務を特定する情報であり、具体的には、モジュール記録ステップ15で記録したエージェントを指し示す、ポインタや予め付与した固有番号である。サービス項目表には、患者と患者に提供されるサービス業務との対応が、各患者毎に示される。図11の例では、医師は、患者IDが0123−4567の山田太郎に、介護記録の表示、検査結果の表示、バイタルサインの記録、訪問予定表の4つのサービス業務を行う。なお、図11に示す介護記録の表示は、先に説明した図4に示すエージェントで実行され、図11に示す他の各サービス業務の支援を各々行うエージェントがICカード21のメモリ26に予め記録されており、各サービス業務はエージェントの支援の下で医師により実行される。
【0019】
最後に、管理端末36において、サービス項目表記録ステップ172を実行する。ICカード21をICカードドライブ38にセットして、図11に示すサービス項目表をICカード21のメモリ26に記録する。この記録に際し、先に説明したように、サービス提供者の認証とエージェントの暗号化が行われる。
【0020】
(実施例2−2) 介護支援センタの看護婦の代理人として働くエージェント:在宅患者の入浴指示書を操作端末31に表示するエージェントを、看護婦のICカードに記録する。この手順は、図4に示すエージェントの代わりに図5に示すエージェントを、図11に示すサービス項目表の代わりに図12に示すサービス項目表を、医師のICカードの代わりに看護婦のICカードに記録することを除き、(実施例2−1)で説明した手順と同様である。図5に示す、在宅患者の入浴指示書を操作端末31に表示するエージェントは、2種類のエージェント(入浴指示表示エージェント71、入浴指示収集エージェント72、73)から構成される。入浴指示表示エージェント71は、入浴指示収集エージェント72、73を起動する(事前に用意したエージェントを呼び出す)と共に、入浴指示収集エージェント71が情報蓄積端末33、34から収集した入浴指示書から最新のものを選択して操作端末31に表示するエージェントである。入浴指示収集エージェント72、73は、患者情報を記録した情報蓄積装置から入浴指示書を読み出して、入浴指示表示エージェント71に伝送するエージェントである。なお、図5に記載される各ステップは、後で説明する(実施例3−2)で詳細に説明する。また、図5において、矢印のある破線は各エジェントがネットワークを介して移動することを示す。図12に示す、看護婦のICカードに記録するサービス項目表は、図11に示すサービス項目表と同様に、患者ID欄191、患者名欄192、サービス業務欄193を有し、看護婦は、患者IDが0123−4567の山田太郎に、介護記録の表示、入浴指示書の表示、バイタルサインの記録、訪問予定表の表示の4つのサービス業務を行う。入浴指示書の表示は、先に説明した図5に示すエージェントで実行される。
【0021】
(実施例2−3) 市役所福祉課のソーシャルワーカーの代理人として働くエージェント: サービス提供組織が各々有する訪問予定日時を収集して、在宅患者の訪問予定表を作成するエージェントを、ソーシャルワーカーのICカードに記録する。この手順は、図4に示すエージェントの代わりに図6に示すエージェントを、図11に示すサービス項目表の代わりに図13に示すサービス項目表を、医師のICカードの代わりにソーシャルワーカーのICカードに記録することを除き、(実施例2−1)で説明した手順と同様である。図6に示す、在宅患者の訪問予定表を作成するエージェントは、2種類のエージェント(予定表表示エージェント91、予定表収集エージェント92、93、94)から構成される。予定表表示エージェント91は、予定表収集エージェント92、93、94を起動する(事前に用意したエージェントを呼び出す)と共に、予定表収集エージェント92、93、94が情報蓄積端末33、34、35.から収集した訪問予定日時を、例えば表の形に整理して操作端末31に表示するエージェントである。予定表収集エージェント92、93、94は、患者情報を記録した情報蓄積装置から訪問予定日時を読み出して、予定表表示エージェント91に伝送するエージェントである。なお、図6に記載される各ステップは、後で説明する(実施例3−3)で詳細に説明する。また、図6において、矢印のある破線は各エジェントがネットワークを介して移動することを示す。図13に示す、ソーシャルワーカーのICカードに記録するサービス項目表は、図11に示すサービス項目表と同様に、患者ID欄201、患者名欄202、サービス業務欄203を有し、図13に示す例では、ソーシャルワーカーは、患者IDが0123−4567の山田太郎に、施設利用歴の表示、心身状態の表示、コメントの記録、訪問予定表の表示の4つのサービス業務を行う。訪問予定表の表示は、先に説明した図6に示すエージェント(訪問予定表を作成するエージェント)で実行される。以上、システム管理者がサービス提供者毎にICカードを発行する手順を説明した。
【0022】
(実施例3) サービス提供者がICカードを利用して必要な情報を収集する手順の説明: 次に、サービス提供者がICカードを利用して必要な情報を収集する手順を説明する。本実施例では、操作端末31が患者宅に設置されている。各サービス提供者(病院の医師、介護支援センタの看護婦、市役所福祉課のソーシャルワーカー)は、各々のICカードを持参して患者宅を訪問し、操作端末31のICカードドライブ38にICカードをセットして、サービス提供を実行するのに必要な情報を収集する。
【0023】
(実施例3−1) 病院の医師が患者(山田太郎)宅を往診した際に、前回の往診時からの、バイタルサインのような数値や容態、介護内容を表わす介護記録を操作端末31に表示させる手順: 医師のICカード21には、医師の行うサービス業務を支援するエージェントと併せて過去の往診時に医師が収集した患者(山田太郎)の介護記録が記憶されているものとする。先ず、操作端末31のICカードドライブ39にICカード21をセットすると、媒体読み出しステップ16が実行され、ICカード21のメモリ26に記録された図4に示すエージェントが端末に読み出される。読み出しに際しては、先に説明したように、サービス提供者の認証とエージェントの復号化が行われる。媒体読み出しステップ16で読み出すエージェントは、サービス項目表で患者(山田太郎)に行うサービス業務に対応するエージェントである。メモリ26の記録領域30に記憶されたサービス項目表を読み出し、サービス業務欄183に対応するエージェントをメモリの記録領域27から読み出す。次に、消去ステップ17が実行され、さらにサービス実行ステップ18が実行される。本実施例では、サービス実行ステップ18では、図4に示すエージェントが実行される。以下、その実行例を具体的に説明する。先ず、操作端末31で介護記録表示エージェント51が実行される。患者の介護記録がICカードに記録済か否かを、介護記録表示エージェント51が判断し(55)、記録済の場合は、収集条件を最後にICカードに記録した日時以降に発生した介護記録に設定する(56)。記録がない場合は、収集条件を全ての介護記録に設定する(57)。最後に、「収集条件を満足する介護記録を記録した情報蓄積端末の所在を調べて、該当する情報蓄積端末から介護記録を収集してくる」という作業を行う介護記録照会エージェント52を起動する(事前に用意したエージェントを呼び出す)(58)。
【0024】
介護記録照会エージェント52は、ネットワーク37を介して管理端末36に伝送され、管理端末で実行される。管理端末36は、システム内の各エージェントの作業を監視して、各々の情報蓄積装置が管理する情報を把握している。介護記録照会エージェント52は、患者の介護記録(図10)を記録している情報蓄積装置を問い合わせて、その所在を得る(63)。その結果から、「収集条件を満足する介護記録を情報蓄積端末から収集してくる」という作業を行う介護記録収集エージェントを起動する(事前に用意したエージェントを呼び出す)64)。介護記録収集エージェントは、介護記録を記録している情報蓄積端末の所在の数に対応して複数発生させる。本実施例では、病院と介護支援センタの情報蓄積端末33、34に、患者の介護記録(バイタルサインのような数値、容態、介護内容)が記録されており、2つの介護記録収集エージェント53、54を発生すると仮定する。介護記録収集エージェント53、54は、ネットワーク37を介して患者の介護記録が記録されている情報蓄積装置33、34に伝送され、情報蓄積端末で実行される。各々のデータベース44、45から該当する患者の介護記録を収集し(65、67)、収集した介護記録と共に介護記録表示エージェント51へ移動する(66、68)。介護記録表示エージェント51は、介護記録収集エージェント53、54から介護記録を受け取り(59)、ICカード21の記録領域28に介護記録を追加記録する(60)。さらに、収集した介護記録を時系列順に並び替えた後(61)、操作端末31の画面に表示する(62)。介護記録の表示後、介護記録表示エージェント51は、一定の待ち時間を置いて介護情報の収集、表示を自発的、自立的に繰り返す。この繰り返しは、情報蓄積装置で介護記録の更新が行われたときに表示内容を更新するために行い、サービス提供者(医師)から終了の指示があるまで行う。図4に示すエージェントにより、操作端末31の画面に、病院の看護婦による介護記録と介護支援センタの看護婦による介護記録とを時系列順に表示ができ、医師は、患者に関する全ての介護記録を、漏れなく整理した形で参照できる。
【0025】
また、医師が利用できるエージェントは、管理端末でICカードに記録されたエージェントのみに限定され、医師は、医療に直接関係ない情報の参照をできない。即ち、ICカードに記録するエージェントをサービス提供者毎に行うだけで、医師、看護婦、ソーシャルワーカー等のサービス提供者毎に作業内容を詳細、正確、簡便に管理できる。ここで、医療に直接関係ない情報とは、例えば、市役所福祉課の情報蓄積装置35のデータベース46に記録された介護相談サービスの情報(図9)のうち、収入の状況138や税制上の扶養139等の患者のプライバシィに関する項目等である。介護記録の表示終了後、復活ステップ19が実行される。その他、往診の際に必要な作業を実行した後、医師はICカード21をICカードドライブ39から取り出して、別の患者宅や病院に向かう。以上、病院の医師が患者宅を往診した際の行う、前回の往診時から後の介護記録を表示させる例をとり、その手順を説明した。
【0026】
(実施例3−2) 介護支援センタの看護婦が患者宅を訪問して入浴サービスを提供した際に、入浴指示書を表示させる手順: 入浴指示書とは、入浴サービスの際必要となる入浴指示書であり、病院の主治医により定期的に発行される。入浴指示書は、例えば図8に示す項目を含む。本実施例の手順は、看護婦のICカードを用いて、図5に示すエージェントを読み出して実行することを除き、(実施例3−1)で説明した手順と同様である。以下、図5に示すエージェントの実行例の具体的な説明のみを行う。入浴指示書は、患者を往診している医師が所属する病院又は看護婦の所属する介護支援センタで記録している。本実施例では、これらの記録場所が予め分かっているものと仮定する。先ず、操作端末31で入浴指示表示エージェント71が実行され、次に、「情報蓄積端末から入浴指示書を収集してくる」という作業を行う入浴指示収集エージェント72、73を起動する(事前に用意したエージェントを呼び出す)。入浴指示収集エージェントは、情報蓄積端末の数に対応して複数発生する。ここでは、病院、介護支援センタの情報蓄積端末33、34に記録されており、2つの入浴指示収集エージェント72、73を発生すると仮定する。入浴指示収集エージェント72、73は、ネットワーク37を介して患者の入浴指示書を記録している情報蓄積装置33、34に伝送され、情報蓄積装置で実行される。そして、各々のデータベース44、45から入浴指示書を収集する(78、80)。病院のデータベース44には、図7に示す項目からなる患者の診療記録が記録され、図7の項目のうち各種医師指示書115から入浴指示書を収集する。介護支援センタのデータベース45には、図8に示す項目からなる患者の入浴指示書が記録されており、これを収集する。最後に、収集した入浴指示書と共に入浴指示表示エージェントへ移動する(79、81)。入浴指示表示エージェント71は、入浴指示収集エージェントから入浴指示書を受け取り(75)、受け取った入浴指示書から最新のものを選択し(76)、操作端末31の画面に表示する(77)。最新の入浴指示書の選択は、入浴指示書(図8)の指示日の項目164を用い選択する。入浴指示書の表示後、入浴指示表示エージェントは、一定の待ち時間を置いて入浴指示書の収集、表示を自発的、自立的に繰り返す。この繰り返しは、情報蓄積装置で入浴指示書の更新が行われたときに表示内容を更新するために行い、サービス提供者(看護婦)から終了の指示があるまで行う。図5に示すエージェントにより、操作端末31の画面に、病院、及び介護支援センタが記録している最新の入浴指示書を表示でき、入浴サービスを提供する看護婦は、常に最新の情報を参照できる。
【0027】
(実施例3−3) 市役所福祉課のソーシャルワーカーが患者宅を訪問して介護相談サービスを提供した際に、訪問予定表を作成する手順: 訪問予定表とは、サービス提供組織(機関)が行う患者支援の訪問予定日時が記されたスケジュール表である。ソーシャルワーカーが介護相談サービスを提供し、次回の訪問予定日時を決定する際、他のサービス提供組織との日程調整に利用することを想定する。この手順は、ソーシャルワーカーのICカードを用いて、図6に示すエージェントを読み出して実行することを除き、(実施例3−1)で説明した手順と同様である。以下、図6に示すエージェントの実行例の具体的な説明のみを行う。ここでは、サービス提供組織の訪問予定日時は、各々の情報蓄積端末で記録され、その記録場所が予め分かっていると仮定する。先ず、操作端末31で予定表表示エージェント91が実行され、次いで、「情報蓄積端末から訪問予定日時を収集してくる」という作業を行う予定表収集エージェントを起動する(事前に用意したエージェントを呼び出す)。予定表収集エージェントエージェントは、情報蓄積端末の数に対応して複数発生する。本実施例では、病院、介護支援センタ、市役所福祉課の情報蓄積端末33、34、35に記録されており3つの予定表収集エージェント92、93、94を発生する。予定表収集エージェント92、93、94は、ネットワーク37を介して患者の訪問予定日時を記録している情報蓄積装置33、34、35に伝送され、情報蓄積端末で実行される。そして、各々のデータベース44、45、46から該当する患者の訪問予定日時を収集する(99、101、103)。例えば、病院のデータベース44からは、図7に示す診療記録から往診予定日時121、図10に示す介護記録から介護予定日時154を、介護支援センタのデータベース45からは、図10に示す介護記録から介護予定日時154を、市役所福祉課のデータベース46からは、図9に示す介護相談サービスの記録から訪問予定日時を収集する。最後に、収集した訪問予定日時と共に予定表表示エージェント91へ移動する(100、102、104)。
【0028】
予定表表示エージェント91は、予定表収集エージェント92、93、94から訪問予定日時を受け取り(96)、受け取った訪問予定日時を、例えば表の形に整理して(97)、操作端末31の画面に表示する(98)。訪問予定日時を表示後、予定表表示エージェント91は、一定の待ち時間を置いて訪問予定日時の収集、表示を自発的、自立的に繰り返す。この繰り返しは、情報蓄積装置で訪問予定日時の更新が行われたときに表示内容を更新するために行い、サービス提供者(ソーシャルワーカー)から終了の指示があるまで行う。図6の示すエージェントにより、操作端末31の画面に、他のサービス提供組織(機関)からのサービス提供者の訪問予定日時を、例えば、表の形で表示でき、介護相談サービルを提供するソーシャルワーカーは、画面の訪問予定日時を参照しながら次回の訪問予定日時を決定できる。本実施例において、患者の入浴指示書を操作端末31に表示するエージェント(図5)は、最新指示選択ステップ76で選択した入浴指示書を在宅支援センタのデータベース45に記録してもよい。特に、病院のデータベース44の入浴指示書が在宅支援センタのデータベース45の入浴指示書より新しい場合又は在宅支援センタのデータベース45に入浴指示書がない場合、在宅支援センタのデータベース45を最新のものに更新できる。また、患者の入浴指示書を操作端末31に表示するエージェント(図5)は、患者の介護記録を操作端末31に表示するエージェント(図4)と同様に、収集した入浴指示書をICカードに記録して保存してもよい。
【0029】
(実施例4) 以上の実施例に関する変形例の説明
(実施例4−1)
可搬型記憶媒体(ICカード)に、システム管理者は読み書き可能であり、サービス提供者は読み出しのみ可能な管理記憶領域を設け、この管理記憶領域にエージェント、及びサービス項目表を記憶してもよい。図14は、他の一例であるICカード211を示し、ICカード211は、システム管理者の認証と記録データの暗号化、復号化とを行うセキュリティ回路(例えば、データの並びの順序を変更するデータスクランブルを行う回路から構成される)212と、ICカードのサービス提供者(即ち、サービス提供者)の認証と記録データの復号化とを行うセキュリティ回路、214はサービス提供者の認証と記録データの暗号化、復号化とを行うセキュリティ回路(例えば、データの並びの順序を変更するデータスクランブルを行う回路から構成される)213と、セキュリティ回路212及び213を介してアクセス可能な管理記憶領域215と、セキュリティ回路212、及び214を介して到達(アクセス)可能な記憶領域(メモリ)216を有している。図1に示す業務記録ステップ11では、管理端末36でシステム管理者の指示に従って、サービス業務を支援するエージェントを管理記憶領域215の記憶領域27に、サービス項目表を管理記憶領域215の記憶領域30に、それぞれにセキュリティ回路212を介して記録し、業務実行ステップ12では、操作端末31でサービス提供者の指示に従って、管理記憶領域215の記憶領域27からエージェントを、管理記憶領域215の記憶領域30からサービス項目表を、それぞれセキュリティ回路213を介してから読み出して、所望のサービス業務を進める。なお、本実施例では、エージェントを無効にするフラグを記録する記憶領域29は、管理記憶領域215に設けられている。サービス業務中に読み書きする介護記録は、セキュリティ回路214を介して記憶領域216の記録領域28に記録し、サービス提供者が自由に読み書きする。本実施例では、サービス提供者は管理記憶領域への記録ができないので、サービス提供者によるサービス業務を支援するエージェント、及びサービス項目表の改ざんを防止できる。さらに、例えばICカード、及びパスワードが第三者に盗まれた場合でも、セキュリティ回路の暗号条件が解けない限りシステムに侵入できないので、サービス業務、及びサービス項目表の改ざんを防止でき、第三者のシステムへの侵入を防止しシステム全体への被害を最小限にできる。
【0030】
(実施例4−2)
以上の説明では、ICカードへのエージェント、及びサービス項目表の記録は、管理端末36で行うが、複数の管理端末を用意して、エージェントとサービス項目表とを異なる端末で記録してもよい。または、複数の管理端末で、複数の管理者の管理の下で各々異なるエージェントやサービス項目表を同一のICカードに記録してもよい。例えば、エージェントは、サービス業務に関する資格試験や認定又はサービス事業の許可や認可を行っている機関で記録し、サービス項目表は、サービス提供者が所属するサービス事業者(サービス提供組織(機関))で記録してもよい。例えば、エージェントは、保健所、市役所福祉課で開発作成し、ICカードに記録し、サービス項目表のICカードへの記録は介護支援センタで行ってもよい。
【0031】
(実施例4−3)
以上の実施例では、説明を簡潔にするために、サービス提供者が担当する患者は山田太郎のみである場合について説明したが、サービス項目表に複数の患者に対応するサービス業務の内容を記録しておくことも可能である。図15は、介護支援センタの看護婦のサービス項目表の他の一例を示し、図12に示すサービス項目表と同様に、患者ID欄191、患者名欄192、サービス業務欄193をもつ。本実施例では、二人の患者(患者IDが0123−4567の山田太郎、患者IDが0123−8901の田中花子)と、二人の患者に対するサービス業務との対応が示される。操作端末31でサービス業務を実行する際、患者を選択するサブステップを設け、サービス提供者が選択した患者(山田太郎又は田中花子)に対応するサービス業務を、以上で説明した各実施例に示した手順で行う。操作端末が患者宅に設置されている場合、操作端末に患者を特定する情報(患者IDや患者名)を予め設定しておき、サービス提供者がICカードを挿入すると、操作端末が置かれた患者宅の患者に行うべきサービス業務の内容が書かれたサービス項目表を自動的に読み出して、サービス業務を実行してもよい。さらに、図15に示すサービス項目表の例のように、サービス業務を行う日(又は時間)を表すサービス日時欄194を設け、システム管理者はサービス項目表に複数回にわたるサービス業務を一括記録し、サービス提供者は該当するサービス日時にサービス業務を行ってもよい。また、操作端末に現在の日時を表すタイマーを予め用意しておき、サービス提供者がICカードを挿入すると、対応する日時のサービス業務を自動的に読み出してサービス業務を実行してもよい。
【0032】
(実施例4−4)
患者の入浴指示書を操作端末31に表示するエージェント(図5)は、古い時期の入浴指示書しか収集できない場合は、医師に要求してもよい。例えば、入浴指示書は1回/月発行するよう定められ、最新の指示日から1ヶ月以上経過した場合、入浴指示収集エージェント72は、医師に発行を促したり、医師の許可を得て、図7に示す診療記録の他の項目(例えば、診察記録112等)から必要な情報を収集して入浴指示書の作成を(収集した情報を図8の各項目に代入して)行うエージェントを新たに開発作成して用意してもよい。
【0033】
(実施例4−5)
以上の実施例では、エージェントを用いて各サービス提供者が必要な情報を収集する手順を説明したが、情報収集に限らず、サービス提供者の代理人として働いて所望の作業を行う様々なエージェントを、例えば現状のサービス業務を解析した結果を基にして、作成して利用してもよい。例えば、ソーシャルワーカーは、訪問予定表を作成して参照するだけでなく、サービス提供者毎にスケジュールを管理するエージェント(スケジュール管理エージェント)を開発作成して用意しておき、ソーシャルワーカーが希望する訪問日時に他のサービス提供者(医師や看護婦)の訪問予定が既に入っている場合、相手(他のサービス提供者(医師や看護婦))のスケジュール管理エージェントに訪問予定日時の変更を依頼して、希望する訪問日時を確保する手順を実行する。
【0034】
(実施例4−6)
以上の実施例では、サービス提供者(病院の医師、介護支援センタの看護婦、市役所福祉課のソーシャルワーカー)は、各々のICカードを持参して患者宅を訪問し、患者宅に設置された操作端末のICカードドライブにICカードをセットして、サービス業務に必要な情報を収集する例について説明したが、患者宅以外の場所に設置された操作端末で同様な作業を行うこともできる。例えば、ICカードドライブ(41、42、43)が接続された情報蓄積端末(図3に示す44、45、46)を操作端末と兼用して使用する。また、エージェントが支援する作業を、ICカードを挿入した端末に対応して変えてもよい。例えば、入浴指示書を収集する際、古い時期の入浴指示書しか収集できない場合、病院の情報蓄積端末で操作している場合には、発行すべき医師の病院内での所在を表示したり、ポケットベルで呼び出す作業を行ってもよい。
【0035】
(実施例4−7)
以上の実施例において、サービス業務の実行を支援するプログラムモジュールは、サービス提供者の代理人として働いて所望のサービス業務を支援するエージェントであるとしたが、エージェントではないプログラムモジュールを利用してもよい。例えば、管理端末36で、サービス業務として、介護支援センタのデータベース45から入浴指示書を伝送して操作端末31に表示する作業手順を、操作端末31で実行可能な形式(例えばスクリプト、コマンド列、実行形式のプログラムなど)でICカードに記録する。このICカードを操作端末31のICカードドライブ39にセットすると、記憶された作業手順を読み出して実行し、操作端末31に介護支援センタの入浴指示書を操作端末31に表示する。さらに、操作端末31にバイタルサイン(体温、血圧、脈拍)を計測するセンサ(図3には、図示されていない患者に接続されている)が接続されており、ICカードに、サービス業務としてバイタルサインを計測するプログラムモジュールと、サービス項目表に患者(山田太郎)のバイタルサインの計測と、が記録されている場合、サービス提供者がICカードを操作端末に挿入すると、上記センサは患者(山田太郎)のバイタルサインを自動的に計測して、計測結果をICカードに介護記録として記録する。以上、説明ように本発明では、サービス提供者が認可を受けたサービス業務の実行を支援するプログラムモジュールと、サービス提供者が担当する患者とこの患者に行うサービス業務の内容を表すサービス項目表とを、第三者による読み書きを禁止する可搬型記録媒体に記録して、この可搬型記録媒体を使用するサービス提供者がサービス提供者本人であると確認した後、可搬型記録媒体から患者に提供するサービス業務を支援するプログラムモジュール(サービス提供者の代理人として作業するエージェント)を読み出して所望のサービス業務を行うので、可搬型記憶媒体へのサービス業務を支援するプログラムモジュール(エージェント)とサービス項目表との記録により、患者情報のアクセス権だけでなくサービス提供者が行うサービス業務の内容をより詳細にサービス提供者毎に独立して管理できる。また、本発明では、サービス消去ステップ、及びサービス復活ステップを有し、可搬型記憶媒体に記録されたエージェントの実行中には、実行中のエージェントを新たに利用できないので、例えばエージェントの実行中にICカードを取り出し、別のICカードドライブで同一エージェントを読み出して実行する等の、同一サービス提供者による新たなエージェントの実行を防止して、サービス提供者が管理する代理人(エージェント)の数を限定でき、エージェントの管理が容易になる。さらに、本発明で使用されるICカードにはセキュリティ回路が組み込まれているので、第三者によるデータの改ざんや誤った情報を提供等が防止でき、システム全体に致命的な障害を防止できる。なお、本発明の主旨を超えない範囲内で、様々な変形や組み合わせが可能なことは言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、患者情報へのアクセス権だけではなく、サービス提供者が行うサービス業務を、医師、看護婦、ソーシアルワーカー等の各サービス提供者毎に、詳細に、迅速に管理でき、さらに第三者によるシステムへの侵入を防止し、情報蓄積装置の患者情報データの改ざんや誤情報の発信等の防止が容易になり、またサービス提供者は、必要な情報を自動的に漏れなく整理した形で参照でき、在宅診療を迅速かつ的確に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムでの処理の手順を示すフローの一例を示す図。
【図2】本発明で使用される可搬型記憶媒体の構成の一例を示す図。
【図3】本発明の地域保健医療情報システムの一例の構成を示す示す図。
【図4】本発明での患者介護記録を操作端末に表示するエージェントの一例のフローを示す図。
【図5】本発明でのる患者入浴指示書を操作端末に表示するエージェントの一例のフローを示す図。
【図6】本発明での患者訪問予定表を作成するエージェントの一例のフローを示す図。
【図7】本発明での患者診療記録の一例を示す図。
【図8】本発明での患者入浴指示書の一例を示す図。
【図9】本発明での市役所福祉課による介護相談サービス情報の一例を示す図。
【図10】本発明での患者介護記録の一例を示す図。
【図11】本発明での医師の可搬型記憶媒体に記録するサービス項目表の一例を示す図。
【図12】本発明での看護婦の可搬型記憶媒体に記録するサービス項目表の一例を示す図。
【図13】本発明でのソーシャルワーカーの可搬型記憶媒体に記録するサービス項目表の一例を示す図。
【図14】本発明で使用される可搬型記憶媒体の構成の他の一例を示す図。
【図15】本発明での看護婦の可搬型記憶媒体に記録するサービス項目表の他の一例を示す図。
【符号の説明】
11…業務記録ステップ、12…業務実行ステップ、13…可搬型記憶媒体、14…モジュール作成ステップ、15…モジュール記録ステップ、16…媒体読み出しステップ、17…サービス消去ステップ、18…サービス実行ステップ、19…サービス復活ステップ、21…ICカード、22…ICカードドライブ、23…ICカード挿入口、24…入出力を行う接点、25…セキュリティ回路、26…メモリ、27…エージェントを記憶する記憶領域、28…介護記録を記憶する記憶領域、29…エージェントを無効にするフラグを記録する記憶領域、30…サービス項目表を記録する記憶領域、31、32…操作端末、33…情報蓄積端末(病院)、34…情報蓄積端末(介護支援センタ)、35…情報蓄積端末(市役所福祉課)、36…管理端末、37…ネットワーク、38、39、41〜43…ICカードドライブ、40…ICカード挿入口、44〜46…データベース、51…介護記録表示エージェント、52…介護記録照会エージェント、53、54…介護記録収集エージェント、71…入浴指示表示エージェント、72、73…入浴指示収集エージェント、91…予定表表示エージェント、92〜94…予定表収集エージェント、171…サービス項目表作成ステップ、172…サービス項目表記録ステップ。

Claims (2)

  1. 医療又は介護を行う所定の組織から派遣されたサービス提供者が訪問先で医療又は介護のサービス業務を行う地域保健医療情報システムにおいて、前記サービス提供者に配布される可搬型記憶媒体と、前記所定の組織の管理者が前記サービス提供者に認可した前記サービス業務の実行を支援するプログラムモジュールと前記サービス提供者が担当するサービス授受者と当該サービス授受者に行う前記サービス業務の内容を表すサービス項目表とを前記可搬型記憶媒体に記録を行う管理端末と、前記可搬型記憶媒体を使用するサービス提供者が本人であるか確認した後、前記可搬型記憶媒体に記録された前記プログラムモジュールと前記サービス項目表に基づいて、前記サービス提供者と前記サービス業務を受ける前記サービス授受者を識別し、前記可搬型記憶媒体から前記サービス授受者に提供する前記サービス業務を支援する前記プログラムモジュールを読み出すための操作端末と、前記医療又は介護の前記サービス業務を行うための地域保険医療情報を記録した情報蓄積装置と前記操作端末との間を結び、前記操作端末で読み出した前記プログラムモジュールを用いて前記地域保健医療情報の中から前記サービス授受者に提供する前記サービス業務の実行に必要な情報を伝送するネットワーク装置とを有し、前記プログラムモジュール及び前記サービス項目表とを、第三者による読み書きを禁止する前記可搬型記録媒体に記録することを特徴とする地域保健医療情報システム。
  2. 医療又は介護を行う所定の組織から派遣されたサービス提供者が訪問先で医療又は介護のサービス業務を行う地域保健医療情報システムにおいて、前記サービス提供者に配布される可搬型記憶媒体と、前記所定の組織の管理者が前記サービス提供者に認可した前記サービス業務の実行を支援するプログラムモジュールと前記サービス提供者が担当するサービス授受者と当該サービス授受者に行う前記サービス業務の内容を表すサービス項目表とを前記可搬型記憶媒体に記録を行う管理端末と、前記可搬型記憶媒体を使用する前記サービス提供者が本人であるか確認した後、前記可搬型記憶媒体に記録された前記プログラムモジュールと前記サービス項目表に基づいて、前記サービス提供者と前記サービス業務を受ける前記サービス授受者を識別し、前記可搬型記憶媒体から前記サービス授受者に提供する前記サービス業務を支援する前記プログラムモジュールを読み出す処理、読み出された当該プログラムモジュールを前記可搬型記憶媒体から新たに読み出して実行することを防止するために前記可搬型記憶媒体に記録された当該プログラムモジュールを利用できないようにするサービス消去処理、前記可搬型記憶媒体から読み出された当該プログラムモジュールにより前記サービス業務を支援するサービス支援処理、及び、当該サービス支援処理の終了後、前記サービス消去処理により利用できないようにされた当該プログラムモジュールを利用できるようにするサービス復活処理を実行する操作端末と、前記医療又は介護の前記サービス業務を行うための地域保険医療情報を記録した情報蓄積装置と前記操作端末との間を結び、前記操作端末で読み出した前記プログラムモジュールを用いて前記地域保健医療情報の中から前記サービス授受者に提供する前記サービス業務の実行に必要な情報を伝送するネットワーク装置とを有し、前記プログラムモジュール及び前記サービス項目表とを、第三者による読み書きを禁止する前記可搬型記録媒体に記録することを特徴とする地域保健医療情報システム。
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