JP3587143B2 - 情報利用制御方法、装置及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報利用制御方法、装置及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルコンテンツの利用制御を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク上におけるデジタルコンテンツを特定の端末にのみ利用可能とする等の利用制御を行う手法として、利用者のIDとパスワードで制御する手法、端末の識別子を用いて制御する手法、情報媒体の識別子を用いて制御する手法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の手法では、例えば端末ごとにIDや識別子が異なることから、あるグループに対してコンテンツの利用制御をかけることが不可能であるという問題があった。また、グループに対して同じ利用制御情報をもたせた場合、各々の端末に対して個別に制御できなくなるという問題があった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、各々の端末に対する利用制御とグループに対する利用制御が両立していないという問題点を解決し、グループに対するコンテンツの利用制御が利用制御を行う識別子を階層化して制御情報を階層毎に生成することを可能にし、各々の端末に対するコンテンツの利用制御とグループに対するコンテンツの利用制御を両立させることを可能にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して接続されたコンテンツ提供端末と利用者端末とを有するシステムにおいて、コンテンツの利用制御を行う情報利用制御方法であって、前記利用者端末において、ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子であって、他の利用者端末に付与されるものとは異なる利用制御識別子を前記利用者端末の記憶手段に保持しておき、前記利用者端末が、当該利用者端末の識別子送付部により、前記利用制御識別子を前記ネットワークを介して前記コンテンツ提供端末に送付し、前記利用者端末の利用範囲送付部により、前記複数の階層における上位からの所定の階層数を、前記利用制御識別子の利用階層範囲として、前記ネットワークを介して前記コンテンツ提供端末に送付し、前記コンテンツ提供端末が、当該コンテンツ提供端末のコンテンツ変形部により、前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて、前記利用者端末から要求されたコンテンツを変形し、前記コンテンツ提供端末の変形コンテンツ送付部により、その変形コンテンツを前記ネットワークを介して前記利用者端末に送付し、前記利用者端末は、前記変形コンテンツを受信し、前記利用階層範囲内の利用制御識別子が同一の利用制御識別子を持つ利用者端末は、当該利用者端末のコンテンツ解読部により、前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて前記変形コンテンツを元の形に戻して利用する。
【0006】
本発明によれば、階層構造を持つ利用制御識別子を利用するので、各々の端末に対するコンテンツの利用制御とグループに対するコンテンツの利用制御を両立させることができる。
【0007】
なお、利用者端末に利用制御識別子を付与する場合の付与先としては、例えば、OS情報等利用者端末そのものにかかわるもの、情報記憶媒体(ハードディスク、CD−ROM、MO、スマートメディア等)、ネットワークカード、IPアドレス等がある。
【0008】
また、利用制御識別子は、書き換え不能、もしくは、書き換えが著しく困難なものであってもよい。
【0009】
請求項2に記載の発明は、ネットワークを介して接続されたコンテンツ提供端末と利用者端末とを有するシステムにおいて、コンテンツの利用制御を行う情報利用制御方法であって、前記利用者端末において、ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子であって、他の利用者端末に付与されるものとは異なる利用制御識別子を前記利用者端末の記憶手段に保持しておき、前記利用者端末が、当該利用者端末の識別子送付部により、前記利用制御識別子を前記ネットワークを介して前記コンテンツ提供端末に送付し、前記コンテンツ提供端末が、当該コンテンツ提供端末の利用範囲指定部により、前記複数の階層における上位からの所定の階層数を、前記利用制御識別子の利用階層範囲として指定し、前記コンテンツ提供端末のコンテンツ変形部により、前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて、前記利用者端末から要求されたコンテンツを変形し、前記コンテンツ提供端末の変形コンテンツ送付部により、変形コンテンツと、前記利用範囲指定部により指定した利用階層範囲とを前記利用者端末に送付し、前記利用者端末は、前記変形コンテンツを受信し、前記利用階層範囲内の利用制御識別子が同一の利用制御識別子を持つ利用者端末は、当該利用者端末のコンテンツ解読部により、前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて前記変形コンテンツを元の形に戻して利用する。
【0010】
本発明によっても、請求項1と同様の効果を奏する。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の記載において、前記利用者端末は、前記識別子送付部により、前記利用制御識別子とともに付随情報を前記コンテンツ提供端末に送付し、前記コンテンツ提供端末は、前記コンテンツ変形部により、前記利用階層範囲内の利用制御識別子と前記付随情報を用いて要求されたコンテンツを変形し、変形コンテンツを利用する利用者端末は、当該利用者端末のコンテンツ解読部により、前記利用階層範囲内の利用制御識別子と前記付随情報を用いてその変形コンテンツを元の形に戻して利用する。
【0012】
本発明によれば、付随情報を用いることにより、多様な利用制御を行うことが可能となる。
【0013】
また、利用者端末に階層構造を持つ利用制御識別子を付与しておき、前記利用者端末は、少なくとも前記利用制御識別子を認証サーバに送付し、その認証サーバは、送付された情報に対する認証情報を前記利用者端末に送付し、その利用者端末は、前記認証サーバに送付した情報と同一の情報を含む情報を前記コンテンツ提供端末に送付し、前記コンテンツ提供端末は、送付された前記情報を前記認証サーバに送付し、その情報に対応する認証情報を取得し、取得した認証情報を用いてコンテンツを変形し、変形コンテンツを前記利用者端末に送付し、その利用者端末は、変形コンテンツを受信し、前記認証情報を用いてその変形コンテンツを元の形に戻して利用するように構成することもできる。
【0014】
本発明によれば、認証情報を用いることにより、多様な利用制御を行うことが可能となるとともに、認証サーバが認証を行うので、確実な利用制御を行うことができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、コンテンツ提供端末と利用者端末とを有する情報利用制御システムにおける利用者端末であって、ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子であって、他の利用者端末に保持されるものとは異なる利用制御識別子を保持する手段と、コンテンツをコンテンツ提供端末に要求する手段と、前記利用制御識別子をコンテンツ提供端末に送付し前記複数の階層における上位からの所定の階層数を、前記利用制御識別子の利用階層範囲としてコンテンツ提供端末に送付する手段と、前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて前記コンテンツ提供端末により変形された変形コンテンツを受信する手段と、前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて前記変形コンテンツを元の形に戻して利用する手段とを有する。
【0016】
請求項5に記載の発明は、コンテンツ提供端末と利用者端末とを有する情報利用制御システムにおける利用者端末であって、ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子であって、他の利用者端末に保持されるものとは異なる利用制御識別子を保持する手段と、コンテンツをコンテンツ提供端末に要求する手段と、利用制御識別子をコンテンツ提供端末に送付する手段と、前記コンテンツ提供端末により、前記複数の階層における上位からの所定の階層数として指定された利用階層範囲内の前記利用制御識別子を用いて変形された変形コンテンツと、その利用階層範囲とを受信する手段と、前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて前記変形コンテンツを元の形に戻して利用する手段とを有する。
【0017】
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5の記載において、前記付随情報を前記コンテンツ提供端末に送付する手段と、前記利用階層範囲内の利用制御識別子と前記付随情報を用いて変形コンテンツを元の形に戻して利用する手段とを有する。
【0018】
なお、請求項4又は5の記載において、前記コンテンツ提供端末に前記利用制 御識別子又は利用階層範囲を送付する手段に代えて、少なくとも前記利用制御識別子を認証サーバに送付し、その認証サーバから認証情報を受信する手段と、認証サーバに送付した情報と同一の情報を含む情報を前記コンテンツ提供端末に送付する手段を有し、前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて前記変形コンテンツを元の形に戻して利用する手段に代えて、前記認証情報を用いて変形コンテンツを元の形に戻して利用する手段を有するようにしてもよい。
【0020】
請求項7に記載の発明は、コンテンツ提供端末と利用者端末とを有する情報利用制御システムにおけるコンテンツ提供端末であって、ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子を利用者端末から受信し前記複数の階層における上位からの所定の階層数を、前記利用制御識別子の利用階層範囲として利用者端末から受信する手段と、前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて要求されたコンテンツを変形し、その変形コンテンツを前記利用者端末に送付する手段とを有する。
【0021】
請求項8に記載の発明は、コンテンツ提供端末と利用者端末とを有する情報利用制御システムにおけるコンテンツ提供端末であって、ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子を利用者端末から受信する手段と、前記複数の階層における上位からの所定の階層数を、前記利用制御識別子の利用階層範囲として指定する手段と、その利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて要求されたコンテンツを変形し、その変形コンテンツと指定した利用階層範囲とを前記利用者端末に送付する手段とを有する。
【0022】
請求項9に記載の発明は、請求項7又は8の記載において、前記付随情報を前記利用者端末から受信する手段と、前記利用階層範囲内の利用制御識別子と前記付随情報を用いて要求されたコンテンツを変形する手段とを有する。
【0023】
また、請求項7又は8の記載において、少なくとも前記利用制御識別子を認証サーバに送付し、その利用制御識別子に対応する認証情報を取得する手段と、前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて要求されたコンテンツを変形することに代えて、前記認証情報を用いてコンテンツを変形する手段とを有するようにしてもよい。
【0025】
請求項10〜11に記載の発明は、利用者端末に処理を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、請求項12〜13に記載の発明は、コンテンツ提供端末に処理を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。請求項10〜13の発明によっても、上記と同様の効果を奏する。
【0026】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の実施の形態の概要について説明する。
【0027】
本発明は、利用制御に用いる識別子を階層化することにより、コンテンツの利用制御を端末単位又はグループ単位で行うことを可能にする。
【0028】
利用制御を行いたいコンテンツを扱う端末に利用制御識別子を付与しておく。この利用制御識別子は階層構造を持つものとする(16ビットづつに区切られる128ビット構造等)。利用制御識別子を付与する先は、例えば、端末、情報媒体、利用者、ネットワークインタフェース等である。
【0029】
個人が利用する端末には上位階層が同じ利用制御識別子を付与する、また組織で利用する端末はそれら組織で使われる端末に上位階層が同じ利用制御識別子を付与する等、階層単位での管理体系にあった付与を行う。
【0030】
利用者はコンテンツ提供端末に端末、情報媒体、利用者、あるいはネットワークインタフェース等に付与されている利用制御用識別子と制御に利用する階層範囲(上位から3つ目まで等)に関する情報を送付する。この際、付随情報(端末識別情報等)をいっしょに送付してもよい。また利用者は取得したいコンテンツを指定する。
【0031】
利用制御用識別子と利用階層範囲を利用者から受け取ったコンテンツ提供端末は、その利用者の要求するコンテンツを受け取った利用制御識別子の利用階層範囲内の情報を利用して加工する。あるいは暗号化コンテンツの復号鍵を利用制御識別子の利用階層範囲内の情報を利用して加工する。付随情報を利用する場合もある。
【0032】
コンテンツ提供端末は、加工されたコンテンツあるいは暗号化コンテンツと加工された復号鍵を利用者端末に送付する。情報媒体の利用制御識別子を利用した場合は、端末で受け取った加工コンテンツあるいは暗号化コンテンツと加工復号鍵は情報媒体に送付する。
【0033】
受け取ったコンテンツは、利用制御に利用された利用階層範囲が同じ利用制御識別子を所有した端末、情報媒体、利用者、あるいはネットワークインタフェースの利用制御識別子を利用して利用可能な状態にすることが可能である。利用階層範囲が利用制御識別子の全階層だった場合はコンテンツ提供端末からコンテンツを取得した端末のみ利用可能になる。これによりコンテンツの利用制御を端末単位又はグループ単位で行うことが可能となる。
【0034】
以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。
【0035】
<第1の実施例:利用制御識別子のみ利用、利用者指定>
図1は本発明の第1の実施例における情報利用制御システムを示す図である。この情報利用制御システムは、コンテンツ提供端末10、利用者端末1〜3(11〜13)を有し、それぞれがネットワーク14に接続可能である。
【0036】
利用者端末1(11)にXbit毎Y段階の階層構造を持つ利用制御識別子が付与されているものとする。また、利用者端末2(12)には利用者端末1(11)の利用制御識別子と上位Y−1階層が同一である利用制御識別子を付与する。また、利用者端末3(13)は利用者端末1(11)の利用制御識別子の上位Y−2階層が同一である利用制御識別子を持つものとする。
【0037】
すなわち、図1に示す例では、利用者端末1(11)に16bit毎4段階の階層構造を持つ利用制御識別子が付与され、利用者端末2(12)には利用者端末1(11)の利用制御識別子と上位3階層(001011010011)が同一である利用制御識別子が付与され、利用者端末3(13)には利用者端末1(11)の利用制御識別子の上位2階層(00101101)が同一である利用制御識別子が付与される。
【0038】
各利用者端末は、取得したいコンテンツをコンテンツ提供端末に要求するコンテンツ要求部21と、利用制御識別子をコンテンツ提供端末に送付する識別子送付部22と、利用制御識別子の利用階層範囲をコンテンツ提供端末に送付する利用範囲送付部23と、送付された変形コンテンツを利用階層範囲内の利用制御識別子を用いてもとの形に戻しコンテンツを利用可能にするコンテンツ解読部24を有する。
【0039】
コンテンツ提供端末10は、要求されたコンテンツを利用者端末から送付された利用階層範囲内の利用制御識別子を利用して変形するコンテンツ変形部25と、コンテンツ提供端末が変形したコンテンツを利用者に送付する変形コンテンツ送付部26を有する。
【0040】
次に動作例を図2のフローチャートに沿って説明する。
【0041】
利用者は、取得したいコンテンツを利用者端末1のコンテンツ要求部21で要求する(ステップ11)。そして、その利用者端末1の利用制御識別子をコンテンツ提供端末10に識別子送付部22で送付する(ステップ12)。更に、送付した利用制御識別子のうちどの階層までをコンテンツの変形に利用するかという情報を利用範囲送付部23で送付する(ステップ13)。ここでは、例として上位Y−1階層をコンテンツの変形に利用するという情報を送付する。なお、これら利用制御情報や利用階層範囲情報を送付した後にコンテンツの要求を行うことも可能である。
【0042】
コンテンツ提供端末10は要求されたコンテンツを、送付された利用階層範囲である上位Y−1階層の利用制御識別子の情報を用いて変形する(ステップ14)。コンテンツがあらかじめ暗号化されている場合はその復号鍵を変形する。そしてコンテンツ提供端末10は変形コンテンツ送付部26を通して変形したコンテンツあるいは暗号化コンテンツと変形した復号鍵を利用者端末1に送付する(ステップ15)。
【0043】
上記の変形としては、例えば、利用者階層範囲内の利用制御識別子を鍵として暗号化処理、スクランブル処理、ハッシュ処理を少なくとも1回以上行う。また、利用者階層範囲内の識別子情報だけでなく、他の情報を共に用いて変形してもよい。また、コンテンツ提供端末と利用者端末が変形を行うためのアルゴリズムや情報を共有し、利用者階層範囲内の利用制御識別子と、コンテンツ提供端末と利用者端末が共有している特定の識別子とに対してハッシュ処理を行い、出力された結果を鍵としてコンテンツに対してスクランブル処理等を行っても良い。
【0044】
利用者端末1は、コンテンツ提供端末10から変形したコンテンツあるいは暗号化コンテンツと変形した復号鍵を取得すると、コンテンツ解読部24を用いてコンテンツを元に戻し利用可能にする(ステップ16)。なお、解読は、変形の際に用いた利用階層範囲内の利用制御識別子等と同じ利用階層範囲の利用制御識別子を用いて変形と逆の処理を行う。この際、自端末内の利用制御識別子の利用階層範囲である上位Y−1層の情報を用いて利用可能な状態にする。取得したコンテンツは常に変形したままで利用者端末に保存するものとする。
【0045】
利用者端末1に保存されているコンテンツは、同じ利用階層範囲の識別子が同一な利用端末では利用可能となる(ステップ16)。例えば、上記のように上位Y−1階層を利用した場合は、利用者端末1と上位Y−1階層が同一である利用者端末2では利用可能だが、上位Y−2階層だけが同一である利用者端末3では利用することが不可能である。
【0046】
<第2の実施例:利用制御識別子のみ利用、コンテンツ提供端末指定>
次に、本発明の第2の実施例について図3を用いて説明する。
【0047】
この情報利用制御システムは、コンテンツ提供端末10、利用者端末1〜3(11〜13)を有し、それぞれがネットワーク14に接続可能である。
【0048】
第1の実施例と同様に、利用者端末1(11)にXbit毎Y段階の階層構造を持つ利用制御識別子が付与されているものとする。また、利用者端末2(12)には利用者端末1(11)の利用制御識別子と上位Y−1階層が同一である利用制御識別子を付与する。また、利用者端末3(13)は利用者端末1(11)の利用制御識別子の上位Y−2階層が同一である利用制御識別子を持つものとする。
【0049】
各利用者端末は、取得したいコンテンツをコンテンツ提供端末に要求するコンテンツ要求部21と、利用制御識別子をコンテンツ提供端末に送付する識別子送付部22と、送付された変形コンテンツを利用階層範囲内の利用制御識別子を用いてもとの形に戻しコンテンツを利用可能にするコンテンツ解読部24を有する。
【0050】
コンテンツ提供端末10は、コンテンツ提供端末が利用制御識別子の利用階層範囲を指定するための利用範囲指定部27と、要求されたコンテンツを送付された利用階層範囲内の利用制御識別子を利用して変形するコンテンツ変形部10と、コンテンツ提供端末が変形したコンテンツを利用者に送付する変形コンテンツ送付部26から構成されている。
【0051】
次に動作例を図4のフローチャートを用いて説明する。
【0052】
利用者は、取得したいコンテンツを利用者端末1のコンテンツ要求部21で要求する(ステップ21)。そして、その利用者端末1の利用制御識別子をコンテンツ提供端末10に識別子送付部22で送付する(ステップ22)。なお、これら利用制御情報や利用階層範囲情報を送付した後にコンテンツの要求を行うことも可能である。
【0053】
コンテンツ提供端末10は、利用制御識別子の利用階層範囲を指定するための利用範囲指定部27で利用範囲を指定する(ステップ23)。例えば上位Y−1階層をコンテンツの変形に利用すると指定する。そしてコンテンツ提供端末10は要求されたコンテンツを、利用制御識別子の上位Y−1階層の情報を用いて変形する(ステップ24)。コンテンツがあらかじめ暗号化されている場合はその復号鍵を変形する。なお、変形の例は第1の実施例で説明したものと同様である。そしてコンテンツ提供端末10はコンテンツ送付部26を通して変形したコンテンツと利用制御識別子の利用範囲あるいは暗号化コンテンツと変形した復号鍵と利用制御識別子の利用範囲を利用者端末1に送付する(ステップ25)。なお、上記変形の例は第1の実施例で説明したものと同様である。
【0054】
利用者端末1は、コンテンツ提供端末10から変形したコンテンツあるいは暗号化コンテンツと変形した復号鍵を取得すると、コンテンツ解読部24を用いてコンテンツを元に戻し利用可能にする(ステップ26)。この際、自端末内の利用制御識別子の利用階層範囲である上位Y−1層の情報を用いて利用可能な状態にする。取得したコンテンツは常に変形したままで利用者端末に保存するものとする。
【0055】
利用者端末1に保存されているコンテンツは、同じ利用階層範囲の識別子が同一な利用端末では利用可能となる(ステップ26)。例えば、このように上位Y−1階層を利用した場合は、利用者端末1と上位Y−1階層が同一である利用者端末2では利用可能だが、上位Y−2階層だけが同一である利用者端末3では利用することが不可能である。
【0056】
<実施例3:利用制御識別子と付随情報を利用>
次に、第3の実施例について説明する。
【0057】
図5は本発明の第3の実施例における情報利用制御システムを示す図である。この情報利用制御システムは、コンテンツ提供端末10、利用者端末1〜3(11〜13)を有し、それぞれがネットワーク14に接続可能である。また付随情報発行サーバ30を有する。
【0058】
利用者端末1(11)にXbit毎Y段階の階層構造を持つ利用制御識別子が付与されているものとする。また、利用者端末2(12)には利用者端末1(11)の利用制御識別子と上位Y−1階層が同一である利用制御識別子を付与する。また、利用者端末3(13)は利用者端末1(11)の利用制御識別子の上位Y−2階層が同一である利用制御識別子を持つものとする。
【0059】
各利用者端末は、取得したいコンテンツをコンテンツ提供端末に要求するコンテンツ要求部21と、利用制御識別子をコンテンツ提供端末に送付する識別子送付部22と、利用制御識別子の利用階層範囲をコンテンツ提供端末に送付する利用範囲送付部23と、送付された変形コンテンツを利用階層範囲内の利用制御識別子を用いてもとの形に戻しコンテンツを利用可能にするコンテンツ解読部24を有する。
【0060】
コンテンツ提供端末10は、要求されたコンテンツを利用者端末から送付された利用階層範囲内の利用制御識別子を利用して変形するコンテンツ変形部25と、コンテンツ提供端末が変形したコンテンツを利用者に送付する変形コンテンツ送付部26を有する。
【0061】
次に動作例を図6のフローチャートに沿って説明する。
【0062】
利用者は、取得したいコンテンツを利用者端末1のコンテンツ要求部21で要求する(ステップ31)。そして、その利用者端末1の利用制御識別子をコンテンツ提供端末10に識別子送付部22で送付する。この際、付随情報を利用制御識別子とともに識別子送付部22で送付する(ステップ32)。更に、送付した利用制御識別子のうちどの階層までをコンテンツの変形に利用するかという情報を利用範囲送付部23で送付する。例えば上位Y−1階層をコンテンツの変形に利用するという情報を送付する(ステップ33)。なお、これら利用制御情報や利用階層範囲情報を送付した後にコンテンツの要求を行うことも可能とする。
【0063】
付随情報とは、例えば利用制御識別子に依存して作成した情報等である。第3の実施例においては、利用者端末1は付随情報発行サーバに利用制御識別子を送付し、利用制御識別子に依存した付随識別子1を発行してもらう。同様に利用者端末2、利用者端末3もそれぞれ発行してもらう。これらは、利用制御識別子に依存して発行されるが利用制御識別子とその付随情報との関連は付随情報発行サーバのみが知るものとし、利用制御識別子から付随情報の類推は不可能であるとする。
【0064】
コンテンツ提供端末は要求されたコンテンツを、送付された利用階層範囲である上位Y−1階層の利用制御識別子の情報を用いて変形し、更に送付された付随情報を用いて変形する(ステップ34)。あるいは利用制御識別子の情報と付随情報の両方を一度に用いて変形する。又は、付随情報を用いて変形した後に利用制御識別子を用いて変形してもよい。コンテンツがあらかじめ暗号化されている場合はその復号鍵を変形する。そしてコンテンツ提供端末はコンテンツ送付部26を通して変形したコンテンツあるいは暗号化コンテンツと変形した復号鍵を利用者端末1に送付する(ステップ35)。なお、変形の例は第1の実施例で説明したものと同様である。
【0065】
利用者端末1は、コンテンツ提供端末から変形したコンテンツあるいは暗号化コンテンツと変形した復号鍵を取得すると、コンテンツ解読部24を用いてコンテンツを元に戻し利用可能にする(ステップ36)。この際、自端末内の利用制御識別子の利用階層範囲である上位Y−1層の情報と付随情報を用いて利用可能な状態にする。取得したコンテンツは常に変形したままで利用者端末に保存するものとする。
【0066】
利用者端末1に保存されているコンテンツは、同じ利用階層範囲の識別子が同一な利用端末であって、付随情報を持っている場合は利用可能となる(ステップ36)。例えば、このように上位Y−1階層を利用した場合は、利用者端末1と上位Y−1階層が同一である利用者端末2では利用可能だが、上位Y−2階層だけが同一である利用者端末3では利用することが不可能である。また、正しい利用制御識別子を持っていても、付随情報を持っていない場合又は取得していない場合にはコンテンツを利用できない。
【0067】
次に、付随情報について更に説明する。
【0068】
上述した通り、付随情報は識別子送付部22で利用制御識別子と共にコンテンツ提供端末に送付される情報であり、コンテンツ等の変形に利用される。この付随情報の生成について、更に2つの例について詳しく説明する。1つは、付随情報発行サーバ30を利用する方法であり、もうひとつは端末内部から取得する方法である。
【0069】
まず、付随情報発行サーバ30を利用する例について説明する。Aという利用制御識別子を持っている利用者端末は付随情報発行サーバに対して利用制御識別子Aを持っているかどうかの認証処理をして、付随情報の発行を要求する。付随情報発行サーバは利用者端末は確かに利用制御識別子Aを持っていると認証した場合に利用制御識別子Aに対応する付随情報aを生成し発行する。
【0070】
一方、コンテンツを要求されたコンテンツ提供端末は、送付された利用制御識別子Aを付随情報発行サーバに対して送付し、利用制御識別子Aに対応する付随情報を要求し、付随情報を取得する。取得した付随情報aと利用制御識別子Aの利用階層範囲内の情報を基にコンテンツを変形し、変形コンテンツを利用者端末に送付する。
【0071】
利用者端末は利用階層範囲内の利用制御識別子Aの情報と、付随情報aの情報を用いてコンテンツの変形を復元する。付随情報発行サーバが認証しないと利用制御識別子Aと付随情報aの2つの情報を用意することができない仕組みとなっている。
【0072】
次に、端末内部から付随情報を取得する例を示す。利用制御識別子Aをもつ端末は、書き換え不可能な端末IDaaを保持しているものとする。コンテンツの要求をする際に利用者端末は利用階層範囲と利用制御識別子Aと端末IDaaをコンテンツ提供端末に送付し、コンテンツ提供端末はこれらの情報を利用してコンテンツを変形し利用者端末へ送付する。このコンテンツは利用制御識別子Aを持ち、かつ端末IDがaaである利用者端末でしか利用することが不可能な仕組みになっている。
【0073】
また、図5に示す付随情報発行サーバ30の代わりに認証サーバを置き、下記のようにすることもできる。
【0074】
まず、利用者端末は利用制御識別子を認証サーバに送付する。このとき、利用階層範囲情報及び付随情報をあわせて送付してもよい。次に、認証サーバは、送付された情報に対する認証情報を前記利用者端末に送付する。
【0075】
利用者端末は、認証サーバに送付した情報と同一の情報を含む情報をコンテンツ提供端末に送付する。コンテンツ提供端末は、送付された情報を認証サーバに送付し、その情報に対応する認証情報を取得し、取得した認証情報又は認証情報を含む情報を用いてコンテンツを変形し、変形コンテンツを前記利用者端末に送付する。
【0076】
そして、利用者端末は、変形コンテンツを受信し、先に取得しておいた認証情報を用いてその変形コンテンツを解読して利用する。なお、利用階層範囲をコンテンツ提供端末で規定する場合には、利用階層範囲の情報も利用者端末に送るようにすることができる。
【0077】
第1〜第3の実施例それぞれにおけるコンテンツ提供端末、利用者端末の各部をプログラムとして構築し、コンピュータにインストールすることにより本発明におけるコンテンツ提供端末、利用者端末として利用することが可能である。そのプログラムはCD−ROM、フロッピーディスク、ハードディスク等の記録媒体に格納して配布することが可能であり、その記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインストールすることにより、本発明のコンテンツ提供端末、利用者端末として利用することが可能である。
【0078】
本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能である。
【0079】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、階層構造を持つ利用制御識別子を利用するので、各々の端末に対するコンテンツの利用制御とグループに対するコンテンツの利用制御を両立させることができる。
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における情報利用制御システムの構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例における動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例における情報利用制御システムの構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例における動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施例における情報利用制御システムの構成図である。
【図6】本発明の第3の実施例における動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 コンテンツ提供端
11〜13 利用者端末1〜3
14 ネットワーク
21 コンテンツ要求部
22 識別子送付部
23 利用範囲送付部
24 コンテンツ解読部
25 コンテンツ変形部
26 変形コンテンツ送付部
27 利用範囲指定部
30 付随情報発行サーバ

Claims (13)

  1. ネットワークを介して接続されたコンテンツ提供端末と利用者端末とを有するシステムにおいて、コンテンツの利用制御を行う情報利用制御方法であって、
    前記利用者端末において、ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子であって、他の利用者端末に付与されるものとは異なる利用制御識別子を前記利用者端末の記憶手段に保持しておき、
    前記利用者端末が、当該利用者端末の識別子送付部により、前記利用制御識別子を前記ネットワークを介して前記コンテンツ提供端末に送付し、前記利用者端末の利用範囲送付部により、前記複数の階層における上位からの所定の階層数を、前記利用制御識別子の利用階層範囲として、前記ネットワークを介して前記コンテンツ提供端末に送付し、
    前記コンテンツ提供端末が、当該コンテンツ提供端末のコンテンツ変形部により、前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて、前記利用者端末から要求されたコンテンツを変形し、前記コンテンツ提供端末の変形コンテンツ送付部により、その変形コンテンツを前記ネットワークを介して前記利用者端末に送付し、
    前記利用者端末は、前記変形コンテンツを受信し、前記利用階層範囲内の利用制御識別子が同一の利用制御識別子を持つ利用者端末は、当該利用者端末のコンテンツ解読部により、前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて前記変形コンテンツを元の形に戻して利用することを特徴とする情報利用制御方法。
  2. ネットワークを介して接続されたコンテンツ提供端末と利用者端末とを有するシステムにおいて、コンテンツの利用制御を行う情報利用制御方法であって、
    前記利用者端末において、ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子であって、他の利用者端末に付与されるものとは異なる利用制御識別子を前記利用者端末の記憶手段に保持しておき、
    前記利用者端末が、当該利用者端末の識別子送付部により、前記利用制御識別子を前記ネットワークを介して前記コンテンツ提供端末に送付し、
    前記コンテンツ提供端末が、当該コンテンツ提供端末の利用範囲指定部により、前記複数の階層における上位からの所定の階層数を、前記利用制御識別子の利用階層範囲として指定し、前記コンテンツ提供端末のコンテンツ変形部により、前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて、前記利用者端末から要求されたコンテンツを変形し、前記コンテンツ提供端末の変形コンテンツ送付部により、変形コンテンツと、前記利用範囲指定部により指定した利用階層範囲とを前記利用者端末に送付し、
    前記利用者端末は、前記変形コンテンツを受信し、前記利用階層範囲内の利用制御識別子が同一の利用制御識別子を持つ利用者端末は、当該利用者端末のコンテンツ解読部により、前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて前記変形コンテンツを元の形に戻して利用することを特徴とする情報利用制御方法。
  3. 前記利用者端末は、前記識別子送付部により、前記利用制御識別子とともに付随情報を前記コンテンツ提供端末に送付し、
    前記コンテンツ提供端末は、前記コンテンツ変形部により、前記利用階層範囲内の利用制御識別子と前記付随情報を用いて要求されたコンテンツを変形し、変形コンテンツを利用する利用者端末は、当該利用者端末のコンテンツ解読部により、前記利用階層範囲内の利用制御識別子と前記付随情報を用いてその変形コンテンツを元の形に戻して利用する請求項1又は2に記載の情報利用制御方法。
  4. コンテンツ提供端末と利用者端末とを有する情報利用制御システムにおける利用者端末であって、
    ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子であって、他の利用者端末に保持されるものとは異なる利用制御識別子を保持する手段と、
    コンテンツをコンテンツ提供端末に要求する手段と、
    前記利用制御識別子をコンテンツ提供端末に送付し、前記複数の階層における上位からの所定の階層数を、前記利用制御識別子の利用階層範囲としてコンテンツ提供端末に送付する手段と、
    前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて前記コンテンツ提供端末により変形された変形コンテンツを受信する手段と、
    前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて前記変形コンテンツを元の形に戻して利用する手段と
    を有することを特徴とする利用者端末。
  5. コンテンツ提供端末と利用者端末とを有する情報利用制御システムにおける利用者端末であって、
    ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子であって、他の利用者端末に保持されるものとは異なる利用制御識別子を保持する手段と、
    コンテンツをコンテンツ提供端末に要求する手段と、
    利用制御識別子をコンテンツ提供端末に送付する手段と、
    前記コンテンツ提供端末により、前記複数の階層における上位からの所定の階層数として指定された利用階層範囲内の前記利用制御識別子を用いて変形された変形コンテンツと、その利用階層範囲とを受信する手段と、
    前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて前記変形コンテンツを元の形に戻して利用する手段と
    を有することを特徴とする利用者端末。
  6. 前記付随情報を前記コンテンツ提供端末に送付する手段と、
    前記利用階層範囲内の利用制御識別子と前記付随情報を用いて変形コンテンツを元の形に戻して利用する手段と
    を有する請求項4又は5に記載の利用者端末。
  7. コンテンツ提供端末と利用者端末とを有する情報利用制御システムにおけるコンテンツ提供端末であって、
    ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子を利用者端末から受信し、前記複数の階層における上位からの所定の階層数を、前記利用制御識別子の利用階層範囲として利用者端末から受信する手段と、
    前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて要求されたコンテンツを変形し、その変形コンテンツを前記利用者端末に送付する手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ提供端末。
  8. コンテンツ提供端末と利用者端末とを有する情報利用制御システムにおけるコンテンツ提供端末であって、
    ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子を利用者端末から受信する手段と、
    前記複数の階層における上位からの所定の階層数を、前記利用制御識別子の利用階層範囲として指定する手段と、
    その利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて要求されたコンテンツを変形し、その変形コンテンツと指定した利用階層範囲とを前記利用者端末に送付する手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ提供端末。
  9. 前記付随情報を前記利用者端末から受信する手段と、
    前記利用階層範囲内の利用制御識別子と前記付随情報を用いて要求されたコンテンツを変形する手段と
    を有する請求項7又は8に記載のコンテンツ提供端末。
  10. コンテンツ提供端末としてのコンピュータと利用者端末としてのコンピュータとを有する情報利用制御システムにおける前記利用者端末としてのコンピュータに処理を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記利用者端末としてのコンピュータを、
    ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子であって、他の利用者端末に保持されるものとは異なる利用制御識別子を前記利用者 端末としてのコンピュータの記憶手段に保持させる手段
    コンテンツをコンテンツ提供端末に要求する手段
    前記利用制御識別子をコンテンツ提供端末に送付し、前記複数の階層における上位からの所定の階層数を、前記利用制御識別子の利用階層範囲としてコンテンツ提供端末に送付する手段
    前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて前記コンテンツ提供端末により変形された変形コンテンツを受信する手段
    前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて前記変形コンテンツを元の形に戻して利用する手段
    として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. コンテンツ提供端末としてのコンピュータと利用者端末としてのコンピュータとを有する情報利用制御システムにおける前記利用者端末としてのコンピュータに処理を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記利用者端末としてのコンピュータを、
    ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子であって、他の利用者端末に保持されるものとは異なる利用制御識別子を前記利用者端末としてのコンピュータの記憶手段に保持させる手段
    コンテンツをコンテンツ提供端末に要求する手段
    利用制御識別子をコンテンツ提供端末に送付する手段
    前記コンテンツ提供端末により、前記複数の階層における上位からの所定の階層数として指定された利用階層範囲内の前記利用制御識別子を用いて変形された変形コンテンツと、その利用階層範囲とを受信する手段
    前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて前記変形コンテンツを元の形に戻して利用する手段
    として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. コンテンツ提供端末としてのコンピュータと利用者端末としてのコンピュータとを有する情報利用制御システムにおける前記コンテンツ提供端末としてのコンピュータに処理を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記コンテンツ提供端末としてのコンピュータを、
    ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子を利用者端末から受信、前記複数の階層における上位からの所定の階層数を、前記利用制御識別子の利用階層範囲として利用者端末から受信する手段
    前記利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて要求されたコンテンツを変形し、その変形コンテンツを前記利用者端末に送付する手段
    として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. コンテンツ提供端末としてのコンピュータと利用者端末としてのコンピュータとを有する情報利用制御システムにおける前記コンテンツ提供端末としてのコンピュータに処理を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記コンテンツ提供端末としてのコンピュータを、
    ビット列を予め定めたビット数毎に区切ることにより複数の階層を持たせた利用制御識別子を利用者端末から受信する手段、
    前記複数の階層における上位からの所定の階層数を、前記利用制御識別子の利用階層範囲として指定する手段、
    その利用階層範囲内の利用制御識別子を用いて要求されたコンテンツを変形し、その変形コンテンツと指定した利用階層範囲とを前記利用者端末に送付する手段
    として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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