JP3586156B2 - 画像処理方法、画像処理装置及び記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
著作権保護を想定した場合、例えばデジタルデータ化された電子ファイルについては、電子ファイルからの印刷を禁止し、又は印刷回数を制限することが想定され、また、ファイル自体の電子データとしての複写を禁止することが想定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなデジタルデータ化された電子ファイルであっても、一度プリンタ等により紙に印刷してしまった後では、複写機を用いて複数枚コピーすることが可能となってしまう。そして、著作権者の意志にかかわりなく複写されてしまう虞がある。更に、著作権を有する印刷物と認識していない、いわゆる善意の人によっても複写が繰り返される可能性があり、充分な著作権保護を行うことができないのが現状である。
【0004】
また、著作権情報以外の情報が電子ファイルに記憶されていた場合も電子ファイル中の画像が紙に印刷されると、この情報は失われてしまい、この情報に基づいた装置制御ができないとの課題があった。
【0005】
本発明は上述の問題点を解決した画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
更に、本発明はプリントされた画像に含まれる情報により、ネットワークを介して任意の情報を獲得可能な画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体を提供することを更なる目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理方法は、デジタル画像データに付加された情報を検出し、前記検出した情報を変換し、前記変換した情報をデジタル画像データに電子透かしの形式で付加し、プリンタに出力する画像処理方法であって、前記変換は、XMLにより記述された情報を電子透かしに変換するものである点に特徴を有する。
また、本発明の他の画像処理方法は、デジタル画像データに付加された情報を検出し、前記検出した情報を変換し、前記変換した情報をデジタル画像データに電子透かしの形式で付加し、プリンタに出力する画像処理方法であって、前記変換は、前記デジタル画像データにより付加された電子透かしを印刷しても失われにくい電子透かしに変換する点に特徴を有する。
また、本発明の他の画像処理方法は、電子透かしが付加されたプリントから該電子透かしを分離し、前記分離された電子透かし情報を表示し、当該情報に従い、ネットワークを介して情報を受信する画像処理方法であって、前記プリントに付加された電子透かしは複数の種類があり、第1の電子透かし検出用ソフトにより前記電子透かしに含まれる第1の電子透かしを検出でき、前記第2の電子透かし検出ソフトにより前記第1の電子透かしとは異なる第2の電子透かしが検出できる点に特徴を有する。
また、本発明の他の画像処理方法は、デジタル画像データに付加されたXMLにより記述された情報を電子透かしに変換し、前記電子透かしを前記デジタル画像データに合成す点に特徴を有する。
また、本発明の他の画像処理方法は、デジタル画像データに付加された電子透かしをプリンタにより印刷した際に失われにくい電子透かしに変換し、前記変換された電子透かしを前記デジタル画像データに合成する点に特徴を有する。
【0008】
【作用】
本発明は上記技術手段より成るので、印刷しようとする電子化されたデータから著作権情報が検出された場合には、当該情報に応じて複写禁止を示す情報又は複写許可を示す情報を印刷物に付加される。これにより、データに著作権情報が含まれる場合には複写を禁止することができ、著作権を保護することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置の構成要素を示すブロック図であり、図2は、当該画像処理装置による画像処理方法の動作を示すフローチャートである。
【0010】
図1において、プリントデータ入力装置11は、例えばパーソナルコンピュータ等から印字データ、画像データ等を受信する装置である。そして、この受信データに従ってプリント手段16により紙等に印字を行う構成とされている。ここで、本実施形態に係る画像処理装置では、プリントデータ入力装置11とプリント手段16の他、著作権保護ブロック17として図1中の点線で囲んだ4つの手段を有する。以下、図1に示す各構成要素のそれぞれについて説明する。
【0011】
著作権情報検出手段12は、パーソナルコンピュータ等から受信したデータの中から著作権情報の有無を検出する。そして、著作権情報が有ると検出された場合には、その著作権情報を抽出する役割を果たす。
【0012】
著作権情報判別手段13は、著作権情報検出手段12により検出、抽出した著作権情報から、そのデータ中に著作権が存在するか否かを判断し、複写機による複製が許可されているかどうかを判断するものである。
【0013】
すなわち、著作権情報判別手段13では、抽出した著作権情報と予め記録されている所定の著作権情報とが比較され、両者が一致した場合に著作権が存在すると判断する。具体的には、著作権情報を検出する手段として、例えば以下に示す手段を用いることができる。
【0014】
(A)受信データのヘッダー部分に著作権情報が付加されている場合には、ヘッダー部分より著作権データを一致回路等により検出する。ここで一致回路とは、受信データと予め定められたデータとをビット毎に比較し、予め決めておいた配列と一致した場合に、そのデータを検出するものである。
【0015】
(B)受信データの印字データ部分(アスキーコード等)に著作権情報を組み込んでいる場合には、予め決めておいた文字列、例えば、”著作物につき複写禁止”等の文字列を検出し、1カ所でも上述した文字列があれば著作物と判断する。
【0016】
コピー禁止情報生成手段14は、プリント手段16から出力される印字、画像等の原稿が複写機によりコピーされないように、原稿にマーキングする情報を生成する役割を果たすものである。ここでマーキングする情報としては、例えば、バーコード、暗証コード、特殊なインクを用いたバーコード等、あるいは電子透かし等を用いることが可能である。この情報は、例えば関連業界毎に共通のマーキングを用いることが望ましい。
【0017】
コピー禁止情報付加手段15は、著作権情報判別手段13により検出された著作権情報により、複写機による複製が禁止されていると判断された場合に、コピー禁止情報生成手段14において生成されたマーキング情報を、プリント手段16へ送付するデータに付加する。
【0018】
そして、プリント手段16は、コピー禁止情報付加手段15からの付加情報が存在する場合には、パーソナルコンピュータ等から受信したデータに付加情報を付加した状態でプリントを行う。
【0019】
次に、図2を参照しながら、当該画像処理装置による画像処理方法について、以下の3通りの場合をそれぞれ説明する。
【0020】
(1)受信データが著作権情報を持ち、且つ著作権が存在する場合、すなわち、印刷物のコピーを禁止する場合。
【0021】
この場合には、図2に示すように、印字データを受信(S21)すると、著作権情報があるかどうか(S22)を判別する。そして、著作権情報がある場合であるので、次に、そのデータが著作権を有するデータかどうかを判断する(S23)。ここでは、著作権を有するデータであるため、印字データにコピー禁止情報を付加し(S24)、コピー禁止であることをモニタ等によりプリンタユーザに通知し(S25)、プリンタにより紙等に印刷する(S26)。
【0022】
(2)受信データが著作権情報を持ち、且つ著作権が存在しない場合、すなわち、印刷物のコピーを許可する場合。
【0023】
この場合には、印字データを受信(S21)すると、著作権情報があるかどうか(S22)を判別する。そして、著作権情報がある場合であるので、次に、そのデータが著作権を有するデータであるかどうかを判断する(S23)。ここでは、著作権を有しないデータであるため、印字データにコピー許可情報を付加し(S28)、プリンタより紙等に印刷する(S26)。
【0024】
(3)受信データが著作権情報を持たない場合。
【0025】
この場合には、印字データを受信(S21)すると、著作権情報があるかどうか(S22)を判別する。著作権情報を持たない場合であるので、著作権情報が無いことを例えばモニタ等に表示してプリンタユーザに通知し(S29)、著作権情報を付加するか否かを、ユーザに判断してもらう(S30)。著作権情報を付加する必要なしと判断された場合には、そのまま印刷する(S26)。著作権情報を付加する必要ありと判断された場合には、ユーザの判断により(S31)、コピー禁止情報(S24)、又はコピー許可情報(S28)を付加する。その後は、上記(1)、(2)のステップと同様に印刷される。
【0026】
上述した3通りの各場合において、図2に示すS22における、著作権情報があるかどうかの判別は、図1に示した著作権情報検出手段12により行うことができる。また、S23における、著作権を有するデータかどうかの判別は、図1に示した著作権情報判別手段13により行うことができる。そして、S24,S28における、コピー禁止情報あるいはコピー許可情報を付加するステップは、図1に示したコピー禁止情報生成手段14により生成した情報を、コピー禁止情報付加手段15により付加することで実現することができる。また、S26における印刷は、プリント手段16により行うことができる。
【0027】
ここで、コピー禁止(許可)のために付加する付加情報としては、以下に示す情報が考えられるが、これらに限定されるものではないことは勿論である。
【0028】
(A)マーク
コピー禁止マーク/許可マーク、例えば、原稿供給元の会社のロゴマーク、Copy−Rightマーク等を付加する。
【0029】
(B)バーコード
禁止/許可フラグを設けたり、暗証コード等を設定したりする。
【0030】
(C)特殊な色を用いる
可視光外の周波数成分を含むインクを用いて、上述したマーク、コード等を印刷する。
【0031】
(D)特殊なインクを用いる
磁気インク、金属成分を含むインク等を用いて、画像内にコピー禁止/許可情報を印刷する。
【0032】
(E)特殊な紙に印字する
著作権物の印刷をする場合自動的に磁気成分、金属成分を含んだ用紙を選択する。
【0033】
これらの情報は必要に応じて使い分けることが望ましく、また2つ以上の情報を組み合わせてもよい。そして、印刷物に付加されたこれらの情報を、複写機において検出することにより、コピー禁止情報を複写機が検出した場合にコピーを禁止することができる。また、コピー許可情報を複写機が検出した場合にはコピーを許可するようにすることができる。
【0034】
以上説明したように、本実施形態によれば、著作権情報検出手段12によって著作権情報の有無を検出し、著作権情報判別手段13によって当該著作権情報が著作権を有していると判断された場合には、コピー情報生成手段14により生成した付加情報をコピー禁止情報付加手段15によって付加した状態でプリント手段16によって出力することができる。従って、出力された印刷物が著作権者の意思に関わりなくコピーされることを抑止し、著作権を確実に保護することが可能となる。
【0035】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、パーソナルコンピュータから受信した印字データから著作権情報を検出し、この著作権情報情報にしたがって、コピー禁止/コピー許可といった情報を前述した印刷データとともにプリントする例をのべた。
【0036】
本実施形態では、印刷データに含まれる著作権情報に限らない他の情報を印刷データとともにプリントする例をのべる。
【0037】
図3は本実施の形態の構成図である。
31はコンピュータであり、このコンピュータにはプリンタドライバ、インターネットのブラウザ、電子透かしの付加ソフトが少なくともインストールされている。
【0038】
32はコンピュータ31から受信した印字データをプリントするプリンタである。
【0039】
33はコンピュータ31に接続されたネットワークでありグループウエア、イントラネット等の企業ネットワーク、インターネットのWWW(World Wide Web)その他のパブリックネットワークである。
【0040】
34はCD−ROM、DVD(デジタルビデオディスク)等の記憶媒体からデータを読み取る読み取り部である。
【0041】
以下図3における本実施例の処理を図4を用いて説明する。
コンピュータ31において、上述した記憶媒体から得られたもしくは、ネットワーク33から受信されたデジタル画像データをプリントするため、操作者の指示によりプリンタドライバを起動する。(S41)
【0042】
プリンタドライバでは、受信した画像データに付加されたこのデジタル画像データの配信元(著作元)を示すデータ、作品名を示すデータ、画像データの出所(書籍に掲載された画像であるなら書籍名、出版日、作者名)を示すデータ、このデジタル画像データに関連する画像データの配信元(著作元)を示すデータ、ハードコピーの許可の有無を示すデータ、画像データを検索するために用いるデータを検出する。(S42)
【0043】
尚、配信元(著作元)を示すデータとしては、配信元(著作元)のネットワーク上のURL(Uniform resource location)等のアドレス情報であり、作品名を示すデータとは画像データが映画等の画像の一部ならその作品名である。また前述した関連する画像の配信元を示すデータとは、画像データが自動車の写真なら他の自動車の画像データを配信する配信元(著作元)の(Uniform resource location)等のアドレス情報であり、デジタル画像データを検索するために用いるデータとは、この画像データが上述した記憶媒体に記憶されているとした場合、この記憶媒体を示すコード情報とこの記憶媒体上のアドレス情報である。
【0044】
この検出するデータは、デジタル画像データに付加する形でXML(extensible markup language)により記述されているかもしくは、電子透かしによりデジタル画像上に目にみえない形式で付加されている。
【0045】
プリンタドライバでは、XMLにより記述された情報については、電子透かしの付加ソフトにより、不可視の電子透かしに変換して印字するデジタル画像データに合成してプリンタに出力する。またデジタル画像データに電子透かしの形式で情報が付加されている場合には、上記検出した電子透かしをプリンタにより印字した際にも失われにくい電子透かしに変換後、デジタル画像データに合成してプリンタに出力する。(S43)
【0046】
プリンタ32では、プリンタ32内のコントローラ部でデジタル画像データと電子透かしを必要に応じて認識して、デジタル画像データに電子透かしを合成してプリントを行なうようにプリンタの制御を行なう。(S44)
【0047】
その結果プリント画像には、前記配信元(著作元)を示すデータ、前記作品名を示すデータ、前記デジタル画像データの出所(書籍に掲載された画像であるなら書籍名、出版日、作者名)を示すデータ、前記関連するデジタル画像データの配信元(著作元)を示すデータ、前記ハードコピーの許可の有無を示すデータ、デジタル画像データを検索するために用いるデータが電子透かしにより人に見えないように付加される。
【0048】
次にこのプリントされた画像を用いた処理の例を説明する。
【0049】
操作者がプリントされた画像に関心を持った場合、スキャナにより画像を読み取る。
【0050】
このスキャナにより読み取られた画像データから、電子透かし検出用のソフトウエアを用いて電子透かし情報を分離する。
【0051】
その結果このプリントされた画像の配信元(著作元)を示すデータ、同じく作品名を示すデータ、プリントされた画像の出所(書籍に掲載された画像であるなら書籍名、出版日、作者名)を示すデータ、関連するデジタル画像データの配信元(著作元)を示すデータ、ハードコピーの許可の有無を示すデータ、プリントされた画像に応じたデジタル画像データを検索するために用いるデータが、コンピュータの表示部上に表示される。
【0052】
この情報から操作者が、例えばこの画像を掲載している書籍が欲しいと思えば、出版日、作者名等から書籍を特定できるし、このプリントされた画像の配信元(著作元)が有する他の画像が欲しいと思えば、この表示されたURLを用いてインターネットを介して情報を得ることができる。
【0053】
また同様に関連する画像データの配信元(著作元)にインターネット介して情報をもらうこともできる。
【0054】
また、プリントされた画像が、前述した記憶媒体から再生されたデジタル画像データに応じたものであるなら、前述した記憶媒体を示すコード情報とこの記憶媒体上のアドレス情報を参照して、このプリントされた画像に関連したデジタル画像データを獲得できる。
【0055】
更には、ハードコピーの許可の有無の信号によりこのプリント画像に対する複製の制御も第1の実施例同様可能となる。
【0056】
以上のように、デジタル画像データに付加されたXMLにより記述された情報や、電子透かし情報を、電子透かしの付加ソフトにより、不可視の電子透かしに変換してデジタル画像データに合成してプリンタに出力し、プリントし、このプリントされた画像をスキャンで読み取ることにより、デジタル画像データに関する情報を獲得できる。
【0057】
またこの情報は不可視の電子透かしの状態でプリントされているので、プリントされた画像にほとんど劣化を与えることなくデジタル画像データの付加情報をプリントされた画像に残すことが可能となる。
【0058】
尚、インターネットブラウザに電子透かしのURLをスキャナ入力する機能を有するソフトウエアを付加しておくことにより、まずインターネット閲覧用のソフトを起動させておき、ついでスキャナ入力によるURLを入力するモードにインターネットブラウザを設定し、電子透かし入りプリントをスキャンすることで、プリント画像に関連する情報を入手するためのURLをインターネットブラウザのアドレスとして入力することが可能となる。
【0059】
上記説明では特に触れなかったが、上述したプリントに埋め込む電子透かしは1種類に限るものではなくさまざまな種類の電子透かしを用いてもよい。例えば画像の周波数領域に情報を付加するもの(改竄されにくいが反面検出しにくい:検出時間が長い)、画像の輝度を変化させることで情報を埋め込む(改竄されやすいが反面検出しやすい:検出時間が短い)等がある。そして電子透かしをプリントに埋め込む際には、このさまざまな種類の電子透かしを併用してもよいことは明らかである。
【0060】
例えば、記憶媒体を供給する供給元やネットワークを介してデジタル画像データを供給する供給元でこのデジタル画像データに付加されたXMLにより記述された情報や電子透かしの情報にランクをつけおく。プリンタ31ではこのランクをコントローラ部32にて判断し、プリンタ32のコントローラでランクの高いものは改竄されにくい電子透かしの埋め込み方法を用いて、プリントに前述したXMLにより記述された情報や電子透かしの情報を埋め込み、ランクの低いものは改竄されやすいが検出しやすい電子透かしを用いてプリントにランクの低い(XMLにより記述された情報や電子透かし)情報を埋め込む。
【0061】
そして、ランクの低い情報を認識するための電子透かし検出用のソフトウエアを一般に頒布し、ランクの高い情報を認識するための電子透かし検出用のソフトウエアをランクの高い情報に対する対価を支払った人にだけ提供することで、電子透かしを用いた段階的な情報の埋め込み、管理が可能となる。
【0062】
なお、上記第1、第2の実施形態で示した画像処理方法は、主としてCPUが処理するものであり、プログラムROM等に格納されているプログラムにより構成される各機能手段に基づいて処理するものである。
【0063】
しかし、上記プログラムは必ずしもROMに格納されていなくてもよく、例えば外部のメモリーカードに格納されている形態でも実現することができる。すなわち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置の情報処理装置(またはCPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し、実行することによっても達成されることは言うまでもない。
【0064】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0065】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD―ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性メモリーカード、ROM、DVD等を用いることができる。
【0066】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、情報処理装置上で稼動している基本ソフトウェア(OS)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0067】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、情報処理装置に挿入された機能拡張ボードや情報処理装置に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリーに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0068】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、プリントにこのプリントに応じたデジタル画像データに付加された情報を獲得することができる。また付加された情報は電子透かしといった高いセキュリティーを有する情報もしくは、XMLのように例えばコンピュータ、テレビ、電話等の多種多様な情報機器間で処理できる情報を電子透かしとしてプリントできる。また付加情報から配信元、作品名、関連する画像の配信元等のさまざまな情報をプリントに埋め込めるさらに、この情報を用いて、ネットワークを介してさまざまな情報を獲得できる。
また、プリントに複数の電子透かしを用いることで、電子透かしによる対価に応じた情報の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る画像処理方法の手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態のブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 プリントデータ入力装置
12 著作権情報検出手段
13 著作権情報判別手段
14 コピー禁止情報生成手段
15 コピー禁止情報付加手段
16 プリント手段
17 著作権保護ブロック

Claims (23)

  1. デジタル画像データに付加された情報を検出し、
    前記検出した情報を変換し、
    前記変換した情報をデジタル画像データに電子透かしの形式で付加し、プリンタに出力する画像処理方法であって、
    前記変換は、XMLにより記述された情報を電子透かしに変換するものであることを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記付加された情報は、配信元を示すデータであり、ネットワーク上のアドレスであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記付加された情報は、作品名の情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  4. 前記付加された情報は、関連する画像の配信元を示すデータであり、ネットワーク上のアドレスであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  5. 前記付加された情報とは、前記デジタル画像データが記憶されている媒体の種類、アドレスを示す情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  6. デジタル画像データに付加された情報を検出し、
    前記検出した情報を変換し、
    前記変換した情報をデジタル画像データに電子透かしの形式で付加し、プリンタに出力する画像処理方法であって、
    前記変換は、前記デジタル画像データにより付加された電子透かしを印刷しても失われにくい電子透かしに変換することを特徴とする画像処理方法。
  7. 前記付加された情報は、配信元を示すデータであり、ネットワーク上のアドレスであることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  8. 前記付加された情報は、作品名の情報であることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  9. 前記付加された情報は、関連する画像の配信元を示すデータであり、ネットワーク上のアドレスであることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  10. 前記付加された情報とは、前記デジタル画像データが記憶されている媒体の種類、アドレスを示す情報であることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  11. 電子透かしが付加されたプリントから該電子透かしを分離し、
    前記分離された電子透かし情報を表示し、
    当該情報に従い、ネットワークを介して情報を受信する画像処理方法であって、
    前記プリントに付加された電子透かしは複数の種類があり、第1の電子透かし検出用ソフトにより前記電子透かしに含まれる第1の電子透かしを検出でき、前記第2の電子透かし検出ソフトにより前記第1の電子透かしとは異なる第2の電子透かしが検出できることを特徴とする画像処理方法。
  12. 前記電子透かし情報は、関連する画像の配信元(著作元)を示すデータであり、ネットワーク上のアドレスであることを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
  13. 前記電子透かし情報とは、前記デジタル画像データが記憶されている媒体の種類、アドレスを示す情報である請求項11に記載の画像処理方法。
  14. 前記電子透かしは、改竄されにくいものと改竄されやすいものがあることを特徴とする請求項11に記載の画像処理方法。
  15. 前記電子透かしは、検出容易なものと検出し難いものがある請求項11に記載の画像処理方法。
  16. デジタル画像データに付加されたXMLにより記述された情報を電子透かしに変換し、
    前記電子透かしを前記デジタル画像データに合成することを特徴とする画像処理方法。
  17. 前記XMLにより記述された情報は、前記デジタル画像データの配信元を示すデータ、作品名を示すデータ、前記デジタル画像データの出所を示すデータ、該デジタル画像データに関連する画像データの配信元を示すデータ、ハードコピーの許可の有無を示すデータ、前記デジタル画像データを検索するために用いるデータであることを特徴とする請求項16に項記載の画像処理方法。
  18. 前記XMLにより記述された情報は前記デジタル画像データを検索するためのアドレス情報であることを特徴とする請求項16又は17に記載の画像処理方法。
  19. デジタル画像データに付加された電子透かしをプリンタにより印刷した際に失われにくい電子透かしに変換し、
    前記変換された電子透かしを前記デジタル画像データに合成することを特徴とする画像処理方法。
  20. 前記デジタル画像データに付加された電子透かしは、前記デジタル画像データの配信元を示すデータ、作品名を示すデータ、前記デジタル画像データの出所を示すデータ、該デジタル画像データに関連する画像データの配信元を示すデータ、ハードコピーの許可の有無を示すデータ、前記デジタル画像データを検索するために用いるデータであることを特徴とする請求項19に項記載の画像処理方法。
  21. 前記デジタル画像データに付加された電子透かしは、前記デジタル画像データを検索するためのアドレス情報であることを特徴とする請求項19又は20に記載の画像処理方法。
  22. 請求項1〜21のいずれか1項に記載の画像処理方法の手順により処理を行なう画像処理装置。
  23. 請求項1〜21のいずれか1項に記載の画像処理方法の手順をコンピュータに実行させるプログラムを記憶することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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