JP3582060B2 - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP3582060B2
JP3582060B2 JP32762899A JP32762899A JP3582060B2 JP 3582060 B2 JP3582060 B2 JP 3582060B2 JP 32762899 A JP32762899 A JP 32762899A JP 32762899 A JP32762899 A JP 32762899A JP 3582060 B2 JP3582060 B2 JP 3582060B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
injection amount
raw fuel
fuel cell
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32762899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001143738A (ja
Inventor
雅人 中村
貢次 宮野
隆宏 立原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP32762899A priority Critical patent/JP3582060B2/ja
Priority to US09/714,104 priority patent/US6627342B1/en
Publication of JP2001143738A publication Critical patent/JP2001143738A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3582060B2 publication Critical patent/JP3582060B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/04Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
    • H01M8/04082Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/06Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues
    • H01M8/0606Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants
    • H01M8/0612Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料電池システムに係り、特に、燃料電池電気自動車の要求に応じた適量の液体原燃料を噴射することができる燃料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電気を駆動源とする車両として電気自動車が知られており、電源として燃料電池を用いた燃料電池電気自動車の開発も行われている。この燃料電池電気自動車に用いられる燃料電池には、いわゆるメタノール改質型の燃料電池を用いたものがある。この燃料電池では、たとえばメタノールと水の混合液からなる液体原燃料が用いられており、この液体原燃料を蒸発させて改質器に供給するための燃料蒸発器が備えられている。
【0003】
従来におけるこの種の燃料電池における燃料蒸発器として、本出願人は、特願平11−125366号を開示している。その燃料蒸発器を図8を参照して説明すると、燃料蒸発器100は、図示しない燃焼器で生成された燃焼ガスHGにより液体原燃料FLを蒸発させて原燃料ガスFGを生成する蒸発室110を備えている。この蒸発室110で生成された原燃料ガスFGは過熱室120に供給され、蒸発室110を出た燃焼ガスHGにより過熱される。また、蒸発室110と過熱室120は、蒸発室110の床面110Aに沿わせて形成された案内通路130を介して連通している。
【0004】
蒸発室110には、燃焼ガスHGが通流するU字状の熱媒チューブ111,111…が多数配設されており、燃焼ガスHGを案内通路130に向けて送っている。また、蒸発室110内における熱媒チューブ111,111…に向けて、液体原燃料FLを原燃料噴射装置140によって液体原燃料FLが噴射されている。原燃料噴射装置140によって噴射された液体原燃料FLは熱媒チューブ111,111…と接触し、熱交換が行われて蒸発する。液体原燃料FLが蒸発して生成された原燃料ガスFGは、過熱室120に配設された多数の蒸気チューブ121,121…内に供給される。
【0005】
一方、熱媒チューブ111,111…から流出された燃焼ガスHGは、案内通路130を経て過熱室120に供給される。過熱室120において、蒸気チューブ121,121…を通過する原燃料ガスFGは、過熱室120に供給された燃焼ガスHGによって過熱される。そして、過熱された原燃料ガスFGは、蒸気チューブ121,121…からそれぞれ流出され図示しない改質器に供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、蒸発室内の圧力は、燃料電池における極間差圧の調整などの影響を受けることによって変動するため、蒸発室内の圧力を一定に保つことが困難である。蒸発器内の圧力が一定でない状況下で液体原燃料を任意に噴出した場合には、液体原燃料が蒸発室内に均一に広がることができず、液体原燃料を蒸発させる効率が低くなってしまうという問題がある。
【0007】
しかし、前記従来の燃料蒸発器100においては、蒸発室110内における圧力と液体原燃料の噴射量の関係については特に考えていない。そのため、たとえば燃料電池電気自動車からの要求に応じて、その要求に見合った量の液体原燃料を噴射するにすぎないものであった。
【0008】
他方、燃料電池電気自動車では、急加速時などに主モータから大量の電流を急速に要求される場合がある。この場合には、燃料電池から大量の電流をなるべく早く供給することが望まれるが、燃料電池から大量の電流を供給するためには、大量の原燃料ガスを必要とする。大量の原燃料ガスを生成するためには、大量の液体原燃料を噴射するとともに、その大量の液体原燃料を蒸発させるための熱量が要求される。
【0009】
ところが、前記従来の燃料蒸発器100においては、すばやく大量の液体原燃料を噴射することは容易であるが、その液体原燃料を蒸発させるための大量の熱量をすばやく供給することができない。そのため、大量の液体原燃料をすばやく蒸発させることができず、燃料電池に急速に原燃料ガスを供給できないばかりか、液溜りの原因ともなるものであった。
【0010】
そこで、本発明の課題は、燃料電池の要求に応じた適量の液体原燃料を噴射することにより、液体原燃料を効率的に蒸発させることができるようにすることにある。
また、他の課題は、燃料電池電気自動車の急加速時など、急速に大量の電流が要求される場合にも対応できるようにするとともに、供給された液体原燃料を効率よく蒸発させ、もって蒸発室内の液溜りを防止することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、液体原燃料を高温熱媒体により蒸発させて原燃料ガスにする蒸発室と、この蒸発室に連通し、極間差圧調整が行われる燃料電池と、を有する燃料電池システムにおいて、前記蒸発室は、前記液体原燃料を噴射する原燃料噴射装置と、この原燃料噴射装置の噴射量を調整する噴射量調整装置と、蒸発室内部の圧力を検知する圧力検知手段とを備え、前記噴射量調整装置には、噴射量目標設定信号を用いて原燃料噴射量を設定する噴射量調整部が設けられており、前記噴射量調整部は、前記圧力検知手段からの指令値を受けて前記原燃料噴射量を補正する、ことを特徴とする燃料電池システムである。
【0014】
請求項に係る発明においては、噴射量目標設定信号を用いて原燃料噴射量を設定する噴射量調整部が設けられている。そのため、燃料電池の要求に応じた適量の液体原燃料を噴射することができるので、液体原燃料を効率的に蒸発させることができる。
また、圧力検知手段によって蒸発器内部の圧力を検知し、この圧力検知手段からの指令値によって原燃料噴射量を補正している。このため、蒸発器内部の圧力状態に応じて液体原燃料の噴射量を適宜調整することができる。したがって、燃料電池における極間差圧調整の影響を受けて蒸発器内部に圧力の変動が生じていたとしても、原燃料噴射量を適量に調整することができる。
【0015】
さらに、請求項に係る発明は、前記燃料電池システムは燃料電池電気自動車に用いられるものであり、前記噴射量目標設定信号がアクセル開度信号であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムである。
【0016】
請求項に係る発明においては、燃料電池システムが燃料電池電気自動車に用いられる場合に、噴射量目標設定信号をアクセル開度信号としている。したがって、燃料電池電気自動車において経時的に変動するアクセル開度に応じて原燃料噴射量を調整することができる。
【0017】
請求項に係る発明は、前記噴射量調整部は、エネルギバッファの残量信号を受けて、前記原燃料噴射量を補正することを特徴とする請求項に記載の燃料電池システムである。
【0018】
請求項に係る発明においては、エネルギバッファの残量信号によって原燃料噴射量を補正している。燃料電池電気自動車では、要求される電力負荷を燃料電池の他、バッテリなどのエネルギバッファから供給することがある。そのため、たとえばエネルギバッファの残量が多い場合には、燃料電池から供給する電流を少なくしてもよい。このように、燃料電池から供給する電流を少なくするときに、原燃料噴射量を減少させるように補正するように調整することができる。
【0019】
請求項に係る発明は、前記噴射量調整部は、回生信号に応じて前記原燃料噴射量を補正することを特徴とする請求項または請求項に記載の燃料電池システムである。
【0020】
請求項に係る発明においては、回生信号に応じて原燃料噴射量を補正している。燃料電池電気自動車では、主モータが回生状態にある場合に、主モータからエネルギバッファに電流が供給される。そのため、回生状態にある場合には、燃料電池から供給する電流を少なくすることができる。そして、回生状態にあるときには、燃料電池から供給する電流を少なくしてもよいので、このとこには原燃料噴射量を減少させるように補正するように調整することができる。
【0021】
また、請求項に係る発明は、液体原燃料を高温熱媒体により蒸発させて原燃料ガスにする蒸発室を有する燃料蒸発器を有し、前記原燃料ガスの一部を燃料電池に供給し、他部をオフガスとともに前記燃料蒸発器に供給する燃料電池システムにおいて、噴射量目標設定信号によって前記燃料蒸発器から燃料電池に供給された原燃料ガスの前記燃料電池における利用量を調整する原燃料利用量調整手段が設けられ、前記燃料蒸発器は、前記蒸発室に液体原燃料を噴射する原燃料噴射装置と、前記原燃料噴射装置の噴射量を調整する噴射量調整装置とを備え、前記噴射量調整装置には、噴射量目標設定信号に応じて所定の原燃料噴射量を得る噴射量調整部が設けられており、噴射量目標設定信号が大きくなった場合には、前記原燃料利用量調整手段によって燃料電池での原燃料ガスの利用量を低下させて前記オフガス内の原燃料ガスを増加させるとともに、前記原燃料ガスの利用量の低下によって不足した分の電力はエネルギバッファによって補填する一方で、前記噴射量調整部により前記原燃料噴射量を増加させることを特徴とする蒸発器用燃料噴射装置を備える燃料電池システムである。
【0022】
請求項に係る発明においては、噴射量目標設定信号によって燃料蒸発器から燃料電池に供給された原燃料ガスの利用量を調整する原燃料利用調整手段が設けられている。このため、燃料電池電気自動車の急加速時など、急速に大量の電流を要する場合には、一旦燃料電池における原燃料ガスの利用量を減少させることができる。そして、減少させた原燃料利用量の分の原燃料ガスをオフガスとともに蒸発器に供給して蒸発器における熱量を増大させて大量の液体原燃料を急速に蒸発させられるようにする。蒸発器においては、熱量が増大することによって、大量の液体原燃料をすばやく蒸発させることができるので、大量の原燃料ガスをすばやく燃料電池に供給することができる。
このとき、燃料電池から主モータに供給される電流は一時的に不足することになるが、この不足分はエネルギバッファから補うことができる。こうして、燃料電池電気自動車の急加速時など、急速に燃料電池に燃料を供給したい場合にも対応できる。そして、供給された液体原燃料を効率よく蒸発させ、蒸発室内の液溜りを防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。
本発明に係る蒸発器用燃料噴射装置の説明をする前に、燃料電池システムの全体について簡単に説明する。
図1は、本発明に係る蒸発器用燃料噴射装置を備える燃料電池システムの全体構成を示す構成図である。図1に示すように、燃料電池システムFCSは、本発明に係る燃料蒸発器1を備えている。燃料蒸発器1は、蒸発器本体10、触媒燃焼器20、過熱部30、および原燃料噴射装置40を有しているが、これらの具体的な構成については、後に説明する。
【0024】
燃料蒸発器1には、タンクTより液体原燃料である水とメタノール混合液が供給され、この液体原燃料を蒸発させて、原燃料ガスを生成する。燃料蒸発器1によって生成された原燃料ガスは、改質器2に供給される。改質器2においては、原燃料ガスから水素リッチガスを生成し、CO除去器3に供給する。CO除去器3では、NO.1CO除去器3AおよびNO.2CO除去器3Bによって、供給された水素リッチガスに含まれる不要な一酸化炭素を除去する。一方、燃料電池システムFCSには、空気圧縮機4が備えられており、空気圧縮機4から空気がCO除去器3に供給される。
【0025】
CO除去器3によって不要な一酸化炭素を除去された水素リッチガスは、燃料電池5に供給される。その一方、空気圧縮機4から燃料電池5に対して、空気が供給される。そして、燃料電池5において水素リッチガスと酸素を含む空気を反応させて電気を得る。また、燃料電池5には電流量調整部5Aが設けられており、燃料電池5で発生させる電流の量は、電流量調整部5Aによって調整される。
【0026】
燃料電池5における未蒸発水素を含むガスは、気液分離装置6に供給されて、残余の水素ガス(以下「オフガス」という)OGが取り出され、燃料蒸発器1に供給されて熱源として利用される。他方、燃焼バーナ7は、始動時などの燃料蒸発器1の触媒燃焼器20が暖まる前などに用いられる。また、燃料電池5から得られる電流は、図示しない高圧分配器やPCU(Power Control Unit)などを介して主モータMに供給され、燃料電池電気自動車の駆動源として利用される。
【0027】
さらに、燃料電池システムFCSには、エネルギバッファであるバッテリ8が搭載されており、燃料電池5から供給される電流を補填するために主モータMからの要求に応じて適宜電流を供給する。バッテリ8には、ECU(Electronic Control Unit)9が接続されており、ECU9に対して残量信号が送信される。また、主モータMもECU9に接続されており、ECU9に対して回生信号が送信される。
【0028】
また、ECU9にはアクセルペダルPに設けられた図示しないアクセル開度センサが接続されており、ECU9に対してアクセルペダルPから本発明における噴射量目標設定信号であるアクセル開度信号(以下「θスロットル信号」という)を送信する。また、図示しない運転者がアクセルペダルPを操作すると、その操作量に応じて、主モータMに回転信号が送信されるようになっている。
他方、原燃料噴射装置40には、液体原燃料FLの噴射量を調整する噴射量調整装置42が設けられており、ECU9と接続されている。そして、ECU9に送信されたθスロットル信号、残量信号、および回生信号は、噴射量調整装置42に送信される。
【0029】
次に、燃料蒸発器1の構成について、図1ないし図4を参照して説明する。
図1ないし図4に示すように、燃料蒸発器1は、蒸発器本体10を備えている。蒸発器本体10の内部には、液体原燃料FLを燃焼ガスHGから得られる熱により蒸発させる蒸発室11が形成されている。蒸発室11には、燃焼ガスHGが通流するU字状の熱媒チューブ12,12…が多数配設されている。また、蒸発室11には、原燃料噴射装置40によって液体原燃料FLが噴射される。そして、熱媒チューブ12,12…を通流する燃焼ガスが、液体原燃料FLに熱を与えることによって液体原燃料FLが蒸発する。
【0030】
また、蒸発器本体10の下方には、触媒燃焼器20が配設されている。触媒燃焼器20には、加熱されて燃焼ガスHGとなるオフガスOGが流入する入口流路21が形成されており、入口流路21の下流側には触媒層22が設けられている。触媒層22には、触媒の金属成分を担持する図示しないハニカム形状の担体が設けられており、オフガスOGと触媒との反応によってオフガスOGを燃焼させて燃焼ガスHGとする。
触媒層22の下流側には、出口流路23が隔壁24によって形成されており、この出口流路23を燃焼ガスHGが通過する。この隔壁24によって形成された出口流路23を介して、触媒層22と蒸発器本体10における熱媒チューブ12,12…とが連通している。
【0031】
熱媒チューブ12,12…の下流側には、熱媒チューブ12,12…を通過し、液体原燃料FLを蒸発させた後の燃焼ガスHGが通流する燃焼ガス流路13が形成されている。燃焼ガス流路13は、図2および図3に示すように、蒸発器室11の周囲を囲むようにして配設され過熱部30に連通している。
さらに、蒸発器本体10の下流側には、蒸発室11で蒸発した原燃料ガスFGを、燃焼ガス通路13を経由した燃焼ガスHGにより過熱する過熱部30が形成されている。過熱部30には多数の蒸気チューブ31,31…が配設されており、その周囲が過熱室32となっている。したがって、蒸気チューブ31,31…内を通流する原燃料ガスFGが、蒸気チューブ31,31…の周囲を流れる燃焼ガスHGによって過熱される。蒸気チューブ31,31…の下流側は、図1に示す改質器2に連通しており、過熱された原燃料ガスFCは改質器2に供給される。過熱室32の下流側には、排気ダクト33が設けられており、排気ダクト33を介して燃焼ガスHGが流出される。
【0032】
原燃料噴射装置40は、図1に示す噴射量調整装置42を備えるとともに、図2および図5に示すように、3つの原燃料噴射部41,41,41を備えている。これらの原燃料噴射部41,41,41のうちの一部または全部から液体原燃料が噴射される。原燃料噴射装置41は、ソレノイドコイル41aに電流を流してバルブ41bを開き、原燃料噴射ノズル41cから液体原燃料FLを噴射する。なお、原燃料噴射部41Aには、タンクTから水とメタノールの混合液である液体原燃料FLがポンプPで圧送される(図1参照)。そして、噴射された液体原燃料FLは、開口面積の小さな原燃料噴射ノズル41cから開放されて分散し始める。
【0033】
また、図3および図4に示すように、蒸発器本体10には、蒸発室11内の圧力を検知する圧力検知手段である圧力センサ11Aが設けられている。圧力センサ11Aで検知された本発明の指令値となる圧力信号は、図1に示すように、原燃料噴射装置40に設けられた噴射量調整装置42における噴射量調整部に送信されるようになっている。噴射量調整部では、圧力センサ11Aからの圧力信号、ECU9からのθスロットル信号、残量信号、および回生信号を受けて、原燃料噴射装置40のTi値を変えることによって噴射量を調整する。
なお、本実施形態においては圧力検知手段として圧力センサを用いているが、圧力検知手段としてプレッシャレギュレータを用いることもできる。この場合、燃料のリターン通路を利用して燃料圧力をプレッシャレギュレータによって調圧する。この燃料圧力を指令値として原燃料噴射装置40の噴射量を調整する。
【0034】
次に、以上の構成を有する蒸発器用燃料噴射装置の制御について図6に示すフローチャートを参照しながら具体的に説明する。
本発明に係る原燃料噴射装置40では、蒸発器本体10における蒸発室11内に原燃料を噴射しているが、その噴射量については、噴射量調整装置42における噴射量調整部で調整される。まず、液体原燃料FLの噴射量目標は、ECU9を介して受けたθスロットル信号によって設定される(ステップS1)。ECU9に対しては、アクセルペダルPに設けられた図示しないアクセル開度センサからθスロットル信号が送信される。そして、たとえば図示しない運転者がアクセルを大きく操作すると、大きなθスロットル信号がECU9から噴射量調整装置42に送信される。噴射量調整装置42が大きなθスロットル信号を受けると、噴射量調整部において原燃料噴射装置40における原燃料噴射部41,41,41から噴射される液体原燃料の噴射量が多くなるように調整する。逆に、運転者の操作量が小さいと、小さなθスロットル信号がECU9から噴射量調整装置42に送信される。噴射量調整装置42が小さなθスロットル信号を受けると、噴射量調整装置42において原燃料噴射部41,41,41からの噴射量が少なくなるように調整する。このようにして、噴射量調整装置42によって、原燃料噴射部41,41,41から噴射される液体原燃料の噴射量が設定される。
【0035】
ここで、液体原燃料FLを噴射する際には、蒸発室11内における熱量の大きい部分に多くの液体原燃料FLを噴射するのが好ましい。具体的には、通常、蒸発室11では中央部の熱量が大きくなっている。したがって、図5に示す3本の原燃料噴射部41,41,41のうち、中央に配置された原燃料噴射部41Bから多くの液体原燃料FLを噴射するように制御するのが好適である。あるいは、何らかの理由により蒸発室11内の熱分布が変わる場合には、両側の原燃料噴射部41A,41Cも含めて、蒸発室11内における熱量が大きくなる部分に、より多くの液体原燃料FLを噴射するようにするのが望ましい。
【0036】
θスロットル信号によって液体原燃料の噴射量目標が設定された後は、蒸発室11内の圧力を計測する圧力センサ11Aからの圧力信号を受けて、液体原燃料の噴射量を補正する(ステップS2)。蒸発室11に対して、改質器2などを介して連通している燃料電池5においては、水素極と酸素極との間で極間差圧調整が行われている。この燃料電池5における極間差圧調整の影響を受けて、蒸発室11内の圧力も変化する。
【0037】
蒸発室11内の圧力が変わったときに、液体原燃料の噴射量を固定したままでは、熱量が不足して液体原燃料を完全に蒸発させられなかったり、逆に熱量が余って蒸発効率を低下させてしまうことがある。そこで、蒸発室11内の圧力を圧力センサ11Aで測定する。続いて、圧力センサ11Aで測定して得られた圧力信号を噴射量調整装置42における噴射量調整部42Aに送信する。噴射量調整部42Aでは、圧力センサ11Aから圧力信号を受けて原燃料噴射装置40から噴射される液体原燃料FLの噴射量を補正する。液体原燃料FLの噴射量を補正するにあたり、蒸発室11内の圧力が低い場合には、熱量が不足して液体原燃料が未蒸発となるのを防止するために、液体原燃料FLの噴射量が少なくなるように補正する。逆に蒸発室11内の圧力が高い場合には、液体原燃料の噴射量を増加させて熱量を損失しないようにする。
【0038】
圧力センサ11Aから蒸発室11内の圧力信号を受けて、原燃料噴射量を補正した後は、バッテリ8の残量信号を受けて、液体原燃料FLの噴射量を調整する(ステップS3)。
【0039】
燃料電池システムFCSを搭載する燃料電池電気自動車では、発進時や急加速時など主モータMからの要求電流が大きく、燃料電池5の発電量を超えてしまうような場合には、バッテリ8などのエネルギバッファから電流が持ち出される。したがって、バッテリ8の充電量は常に満たされているのが好ましいが、主モータMに電流を供給した後などには、充電量の残量が減少している場合がある。そこで、バッテリ8の残量を検知して、その残量に応じて燃料電池5の発電量を増減させるために蒸発器に噴射される液体原燃料FLの噴射量を増減させる。
【0040】
バッテリ8の充電量の残量は、残量信号としてECU9に送信される。ECU9は、バッテリ8から受けた残量信号を噴射量調整装置42および燃料電池5における電流量調整部5Aに送信する。残量信号を受けた噴射量調整装置42は、噴射量調整部42Aにおいて残量信号に応じて液体原燃料FLの噴射量を補正する。また、燃料電池5における電流量調整部5Aでは、ECU9から残量信号を受けて燃料電池5の発電量を調整する。
【0041】
ECU9において、バッテリ8の充電量が不足しているとの残量信号を受けた場合には、この残量信号を噴射量調整装置42および燃料電池5の電流量調整部5Aに送信する。バッテリ8の残量が不足している場合、燃料電池5における発電量を増やすのが望ましいので、噴射量調整装置42においては、原燃料噴射装置40からの液体原燃料FLの噴射量を増加させるように原燃料噴射量を補正する。一方、燃料電池5においては、電流量調整部5Aにおいて、燃料電池5の発電量を増やすように調整する。
【0042】
逆に、ECU9において、バッテリ8の充電量が一杯であるとの残量信号を受けた場合には、燃料電池5における発電量を増加させる必要はない。したがって、ECU9からは、その残量信号を噴射量調整装置42および燃料電池5におけるで電流量調整部5Aに発信しないようにすることができる。また、その残量信号を発信したとしても、噴射量調整装置42では原燃料噴射装置40の噴射量を変えず、燃料電池5における電流量調整部5Aでは燃料電池5の発電量を増やさないようにすることもできる。
【0043】
バッテリ8の充電量の残量に応じて原燃料噴射量を補正し、燃料電池5の発電量を調整した後は、回生信号を受けて、液体原燃料FLの噴射量を補正する(ステップS4)。
【0044】
燃料電池システムFCSでは、主モータMが回生状態となることがあるが、主モータMが回生状態にあるときに燃料電池5から電流を必要以上に発電させると、無駄な電気を発生させることになってしまう。このように無駄な電気の発生を回避するために、主モータMが回生状態にあるときには、電流量調整部5Aによって燃料電池5の発電量を減らすに調整するとともに、燃料電池5の発電量を減らすために蒸発器に噴射される液体原燃料FLの噴射量を減少させる。
【0045】
回生状態にあるか否かの基準となる回生信号は、主モータMからECU9に送信される。ECU9は、主モータMから受けた回生信号を噴射量調整装置42および燃料電池5における電流量調整部5Aに送信する。回生信号を受けた噴射量調整装置42は、噴射量調整部において回生信号に応じて液体原燃料FLの噴射量を補正する。また、燃料電池5における電流量調整部5Aでは、ECU9からの回生信号を受けて燃料電池5の発電量を調整する。
【0046】
ECU9において回生状態にあるという回生信号を受けた場合には、この回生信号を噴射量調整装置42および燃料電池5の電流量調整部5Aに送信する。回生状態にある場合、燃料電池5の発電量を少なくするとともに、噴射量調整装置42によって原燃料噴射装置から噴射される液体原燃料の噴射量を少なくするように補正する。また、回生状態にない場合には、液体原燃料の噴射量を補正せずに、そのまま液体原燃料の噴射量を原燃料噴射装置から噴射させるように制御する。このようにして、噴射量調整装置42によって、原燃料噴射装置40の噴射量を補正する。
【0047】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る蒸発器用燃料噴射装置を備える燃料電池システムFCS′を図7に示す。本実施形態に係る燃料電池システムFCS′のうち、前記実施形態に係る燃料電池システムFCSと同一の部材については、同一の番号を付してその説明を省略する。
【0048】
図7に示すように、本実施形態に係る燃料電池システムFCS′では、CO除去器3は、燃料電池5における水素極側に連通する流路が分岐しており、この分岐している部分に背圧弁50が設けられている。この背圧弁50は、ECU9からの制御信号によって開度を調整することができるようになっている。そして、その開度を調整することによって、気液分離装置6から排出されるオフガスに混入される原燃料ガスの量を調整できるようになっている。
【0049】
かかる燃料電池システムFCS′において、燃料噴射量を調整する手順について説明する。
ECU9が受けたアクセルペダルPのθスロットル信号により燃料電池電気自動車の急加速があったか否かを検知する。急加速がなかった場合には、急加速信号を燃料電池5における電流量調整部5A、背圧弁50、および噴射量制御装置41に送信されることはない。そして、たとえば前記第1の実施形態で示したような蒸発器用燃料噴射装置の制御によって、そのまま原燃料噴射装置40における原燃料噴射部41,41,41から噴射される液体原燃料FLの噴射量を調整する。
【0050】
これに対して、ECU9においてθスロットル信号によって急加速が検知された場合には、急加速信号が燃料電池5における電流量調整部5Aに送信される。電流量調整部5Aのおいては、急加速信号を受けて発電量を減らして電流供給量を少なくするように燃料電池5を制御する。また、急加速度信号は背圧弁50にも送信される。背圧弁50では、急加速度信号を受けて開度を大きくする。すると、燃料電池5では、その発電量が減らされていることから、必要とする燃料ガスの量が少なくなる。その分、背圧弁50を開くことによって、触媒燃焼器20に供給するオフガスOGの量を増加させる。
【0051】
さらに、急加速信号は噴射量調整部40Aにも送信される。急加速信号を受けた噴射量調整部40Aでは、液体原燃料の噴射量を増加させるような制御を行う。このとき、背圧弁50の開度が大きく設定されていることから、触媒燃焼部20には、急加速信号が送信されてない場合よりも大量のオフガスOGが供給されている。したがって、原燃料噴射部41,41,41からの噴射量を増加させたときに、この増加量に対応しうる熱量が与えられているので、増加した分の液体原燃料を蒸発させることができる。
【0052】
このとき、燃料電池5において使用されている原燃料ガスの使用量が低下させられていることから、燃料電池5から供給される電流量が少なくなってしまい、電力が不足してしまう。この不足分の電力は、バッテリ8によって補填する。そのために、バッテリ8から電流が供給される。
【0053】
他方、図7に示す燃料電池システムFCS′の変形例として、図7に点線で示す原燃料ガス流路を形成し、この原燃料ガス流路に背圧弁51を設ける態様とすることもできる。この態様では、背圧弁51を操作することにより、燃料蒸発器1から排出された原燃料ガスを燃焼バーナ7または触媒燃焼器20に供給することによって、燃焼能力を向上させるものである。この場合には、燃料電池5における原燃料ガスの利用率を低下させることはない。
なお、この態様における燃焼バーナ7に原燃料ガスを供給する原燃料ガス流路は、燃料蒸発器1の下流位置に端を発しているが、改質器2およびCO除去器3の下流側に端を発するようにすることもできる。
【0054】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は前記各実施形態に限定されるものではない。たとえば、前記第1の実施形態のうち、液体原燃料の噴射量を制御するにあたり、圧力信号を用いて液体原燃料の噴射量を設定し、θスロットルによってその噴射量を補正するのは必須であるが、エネルギバッファの残量信号および回生信号によって噴射量を補正する工程は任意である。
【0055】
また、原燃料噴射装置において原燃料噴射部を3個設けているが、これが1個や2個であったり、あるいは4個以上であってもよい。また、原燃料噴射部を複数設ける場合に、各原燃料噴射部から均一に液体原燃料が噴射されるようにすることもできる。
さらに、エネルギバッファとしては、前記実施形態で示したバッテリのほか、キャパシタなどを用いることができる。
【0056】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、燃料電池電気自動車の要求に応じた適量の液体原燃料を噴射することにより、液体原燃料を効率的に蒸発させることができるようにすることができる。
また、燃料電池電気自動車の急加速時など、急速に燃料電池に燃料を供給したい場合にも対応できるようにするとともに、供給された液体原燃料を効率よく蒸発させ、もって蒸発室内の液溜りを防止することすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸発器用燃料噴射装置を備える燃料電池システムの全体構成を示す構成図である。
【図2】本発明に係る燃料蒸発器の一部破断平面図である。
【図3】図2のA−A′線断面図である。
【図4】図2のB−B′線断面図である。
【図5】本発明に係る蒸発器用燃料噴射装置を示す断面図である。
【図6】本発明に係る蒸発器用燃料噴射装置の制御を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る蒸発器用燃料噴射装置を備える燃料電池システムの全体構成を示す構成図である。
【図8】従来における燃料蒸発器の正面断面図である。
【符号の説明】
1 燃料蒸発器
2 改質器
5 燃料電池
8 バッテリ(エネルギバッファ)
9 ECU
10 蒸発器本体
11 蒸発室
11A 圧力センサ(圧力検知手段)
12 熱媒チューブ
13 燃焼ガス流路
20 触媒燃焼部
30 過熱部
40 原燃料噴射装置
41 原燃料噴射部
42 噴射量調整部
50 背圧弁
FCS 燃料電池システム
HG 燃焼ガス
FL 液体原燃料
FG 原燃料ガス
OG オフガス
M 主モータ
P アクセルペダル

Claims (5)

  1. 液体原燃料を高温熱媒体により蒸発させて原燃料ガスにする蒸発室と、
    この蒸発室に連通し、極間差圧調整が行われる燃料電池と、
    を有する燃料電池システムにおいて、
    前記蒸発室は、
    前記液体原燃料を噴射する原燃料噴射装置と、
    この原燃料噴射装置の噴射量を調整する噴射量調整装置と
    蒸発室内部の圧力を検知する圧力検知手段とを備え、
    前記噴射量調整装置には、噴射量目標設定信号を用いて原燃料噴射量を設定する噴射量調整部が設けられており、
    前記噴射量調整部は、前記圧力検知手段からの指令値を受けて前記原燃料噴射量を補正する、
    ことを特徴とする燃料電池システム
  2. 前記燃料電池システムは燃料電池電気自動車に用いられるものであり、前記噴射量目標設定信号がアクセル開度信号であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム
  3. 前記噴射量調整部は、エネルギバッファの残量信号を受けて、前記原燃料噴射量を補正することを特徴とする請求項に記載の燃料電池システム
  4. 前記噴射量調整部は、回生信号に応じて前記原燃料噴射量を補正することを特徴とする請求項または請求項に記載の燃料電池システム
  5. 液体原燃料を高温熱媒体により蒸発させて原燃料ガスにする蒸発室を有する燃料蒸発器を有し、前記原燃料ガスの一部を燃料電池に供給し、他部をオフガスとともに前記燃料蒸発器に供給する燃料電池システムにおいて、
    噴射量目標設定信号によって前記燃料蒸発器から燃料電池に供給された原燃料ガスの前記燃料電池における利用量を調整する原燃料利用量調整手段が設けられ、
    前記燃料蒸発器は、前記蒸発室に液体原燃料を噴射する原燃料噴射装置と、前記原燃料噴射装置の噴射量を調整する噴射量調整装置とを備え、前記噴射量調整装置には、噴射量目標設定信号に応じて所定の原燃料噴射量を得る噴射量調整部が設けられており、
    噴射量目標設定信号が大きくなった場合には、前記原燃料利用量調整手段によって燃料電池での原燃料ガスの利用量を低下させて前記オフガス内の原燃料ガスを増加させるとともに、前記原燃料ガスの利用量の低下によって不足した分の電力はエネルギバッファによって補填する一方で、前記噴射量調整部により前記原燃料噴射量を増加させることを特徴とする燃料電池システム。
JP32762899A 1999-11-18 1999-11-18 燃料電池システム Expired - Fee Related JP3582060B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32762899A JP3582060B2 (ja) 1999-11-18 1999-11-18 燃料電池システム
US09/714,104 US6627342B1 (en) 1999-11-18 2000-11-17 Evaporator liquid fuel injection apparatus and fuel cell system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32762899A JP3582060B2 (ja) 1999-11-18 1999-11-18 燃料電池システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001143738A JP2001143738A (ja) 2001-05-25
JP3582060B2 true JP3582060B2 (ja) 2004-10-27

Family

ID=18201180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32762899A Expired - Fee Related JP3582060B2 (ja) 1999-11-18 1999-11-18 燃料電池システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6627342B1 (ja)
JP (1) JP3582060B2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6333202B1 (en) * 1999-08-26 2001-12-25 International Business Machines Corporation Flip FERAM cell and method to form same
JP3700512B2 (ja) * 2000-01-25 2005-09-28 日産自動車株式会社 燃料電池システム
JP3693291B2 (ja) * 2001-05-15 2005-09-07 本田技研工業株式会社 原燃料蒸発装置、原燃料蒸発方法及び原燃料蒸発装置を備えた燃料電池システム
EP1258937A1 (en) * 2001-05-17 2002-11-20 STMicroelectronics S.r.l. Micro silicon fuel cell, method of fabrication and self-powered semiconductor device integrating a micro fuel cell
JP2003023706A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Toshiba Eng Co Ltd 電気自動車
FR2845525B1 (fr) * 2002-10-03 2005-03-18 Renault Sa Procede de recuperation d'energie a bord d'un vehicule equipe d'une pile a combustible a reformeur
US20050170224A1 (en) * 2003-04-15 2005-08-04 Xiaoming Ren Controlled direct liquid injection vapor feed for a DMFC
US7282293B2 (en) * 2003-04-15 2007-10-16 Mti Microfuel Cells Inc. Passive water management techniques in direct methanol fuel cells
US20040209133A1 (en) * 2003-04-15 2004-10-21 Hirsch Robert S. Vapor feed fuel cell system with controllable fuel delivery
US7255947B2 (en) 2003-10-17 2007-08-14 The Gillette Company Fuel substance and associated cartridge for fuel cell
US20050202291A1 (en) * 2004-03-09 2005-09-15 Schweizer Patrick M. Shutter mechanism for fuel cell
KR100673747B1 (ko) 2005-03-04 2007-01-24 삼성에스디아이 주식회사 분사노즐 조립체 및 이를 구비한 연료전지 시스템
US7547002B2 (en) 2005-04-15 2009-06-16 Delavan Inc Integrated fuel injection and mixing systems for fuel reformers and methods of using the same
ITVA20050034A1 (it) 2005-05-13 2006-11-14 St Microelectronics Srl Celle a combustibile realizzate in un singolo strato di silicio monocristallino e processo di fabbricazione
JP4981280B2 (ja) * 2005-08-23 2012-07-18 本田技研工業株式会社 燃料電池
CN101401341B (zh) * 2005-11-18 2016-06-01 安全第一公司 安全数据解析方法和系统
EP1798799B1 (en) * 2005-12-16 2008-09-24 STMicroelectronics S.r.l. Fuel cell planarly integrated on a monocrystalline silicon chip and process of fabrication
US7766251B2 (en) * 2005-12-22 2010-08-03 Delavan Inc Fuel injection and mixing systems and methods of using the same
US7670587B2 (en) * 2006-03-10 2010-03-02 Intelligent Energy, Inc. Fuel steam reformer system and reformer startup process
US8074895B2 (en) * 2006-04-12 2011-12-13 Delavan Inc Fuel injection and mixing systems having piezoelectric elements and methods of using the same
JP5007802B2 (ja) * 2007-02-15 2012-08-22 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム及びシステム
CN108766612A (zh) * 2018-04-17 2018-11-06 中国核电工程有限公司 一种新型核燃料后处理厂蒸发器过程检测和调试系统

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2923670A1 (de) * 1979-06-12 1981-03-12 M.A.N. Maschinenfabrik Augsburg-Nürnberg AG, 8500 Nürnberg Kraftstoff-einspritzverfahren fuer direkt einspritzende, selbstzuendende und fremdgezuendete brennkraftmaschinen.
JP4313464B2 (ja) 1999-04-30 2009-08-12 本田技研工業株式会社 燃料改質装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6627342B1 (en) 2003-09-30
JP2001143738A (ja) 2001-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3582060B2 (ja) 燃料電池システム
JP2002124282A (ja) 燃料電池システム
JP3721947B2 (ja) 燃料電池システムの制御装置
CA2365815C (en) Recovery system of heat energy in a fuel cell system
JP2002329519A (ja) 燃料電池発電システム及びその運転方法
JP2001335301A (ja) 水素生成システム
JP2004192958A (ja) 燃料電池システム
US10938044B2 (en) Fuel cell system and control method for fuel cell system
JP4147659B2 (ja) 改質器の制御装置
US8148033B2 (en) Fuel cell system with suppressed noise and vibration
JP3882761B2 (ja) 燃料電池システム
US20040226218A1 (en) Fuel reforming apparatus and fuel cell system
JP4728475B2 (ja) 燃料電池システム
US20020160243A1 (en) Control system for fuel cell
JP4287563B2 (ja) 燃料改質型燃料電池電源システムにおける余剰改質燃料ガスの処理方法
JP2007220424A (ja) 改質装置および燃料電池システム
JP2005310530A (ja) 燃料改質システムおよび燃料電池システム
JP4596657B2 (ja) 燃料電池システム
JP2003077517A (ja) 燃料電池システム
JP3671752B2 (ja) 移動体用燃料電池システム
JP2003197236A (ja) 燃料電池システム
JP2003077516A (ja) 燃料電池の改質装置
JP2003068338A (ja) 移動体用燃料改質システムの制御装置
JP2002280043A (ja) 燃料電池システム
JP2001180903A (ja) 燃料蒸発装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040714

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees