JP3575811B2 - 記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、記憶技術に関し、特に、複数台のディスクドライブに対して並列にデータの書き込みおよび読み出し処理を行うディスクアレイなどに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、情報処理技術の分野では、半導体技術に立脚した中央処理装置における処理速度の進歩は著しいものがあり、これに対して、磁気ディスク装置などの外部記憶装置は、機械的な動作を伴うという原理上の制約から単体としてのデータ転送速度などの動作性能の飛躍的な向上は困難である。
【0003】
このため、たとえば、特開昭62−24481号公報などに開示されるディスクアレイ技術が提案されている。
【0004】
すなわち、中央処理装置などの上位装置から到来する論理データを複数のデータブロックに分割するとともに、複数のパリティデータブロックを付加し、これらの各データブロックの各々を複数物理ドライブに並列に書き込み/読み出し処理を行うことにより、データ転送速度の向上を実現しようとするものである。
【0005】
この場合、論理データを構成するデータブロックおよびパリティデータブロックに対するアクセスを高速化すべく、各物理ドライブには同期回転が掛けられていることが多い。論理データを構成しているデータブロックのいずれかに障害が発生した場合、障害データブロック以外のデータブロックとパリティブロックを同期回転により同時にアクセスし、オンザフライで障害データブロックを復元して転送し、高速なデータ転送を実現している。
【0006】
なお、上記の従来技術では、障害データブロックのデータ回復方法については記載されていないが、一般的なSLED(Single Large Extensive Disk) 型ディスク装置では、交代ブロックを交代ブロック専用トラック内に設けて信頼性を維持している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によると、障害データブロックに対する回復処理は、
▲1▼.障害データブロックを、交代ブロック専用トラック、または同一トラック内交代エリアに割りつける。
【0008】
▲2▼.障害データブロックを除くデータブロックと冗長データブロックを物理ドライブより読み出す。
【0009】
▲3▼.障害データブロックを除くデータブロックと冗長データブロックより障害データブロックを復元する。
【0010】
▲4▼.復元したデータブロックを交代ブロックに格納する。
【0011】
ということにより実現されている。このような方法を用いる従来技術では次に示すような問題がある。
【0012】
たとえば、障害データブロックを含む論理データの冗長度が1(論理データ内のパリティデータブロックが1個であり、障害データブロックを復元させる能力が1データブロック)の時、復元データブロックを生成し、交代ブロックを書き込むまでの間に、更に別のデータブロックに障害が起こると、データブロック2個の障害となり、冗長度が1の論理データではデータ回復が不可能となり、論理データの喪失となる。
【0013】
また、障害データブロックを含む論理データの冗長度と、障害データブロック数によって判断されるデータ喪失の危険度に関係なくデータ回復処理は同一であり、論理データに対する信頼性にばらつきが生じ、サブシステムとしての信頼性の低下をもたらすこととなる。一方、データ回復処理と通常のデータ更新処理との競合について考えてみると、上記従来技術によれば、論理データに付加された冗長データブロックと障害データブロック以外のデータブロックを対応する物理ドライブに格納することで上位装置に対する更新処理は終了するが、その後に行われるデータ回復処理は障害データブロック以外のデータブロックと冗長データブロックを対応する物理ドライブから読み出し、データ復元後、当該データブロックを交代ブロックに格納する、といった動作が必要であり、当該回復処理のために複数の物理ドライブが占有されるため、通常のデータ転送がその間は行えなくなり、サブシステムとしての性能低下となる。
【0014】
また、論理データを構成する複数のデータブロックをそれぞれの物理ドライブに同時にアクセスすることにより、高速転送を実現しているが、交代ブロックの割り当てにより論理データを構成するデータブロックの物理的な位置がずれるため、アクセス時間(ヘッドの位置付け時間)にばらつきが発生し、性能低下につながる。さらに、障害データブロックが発生する毎に交代ブロックを交代ブロックエリア分まで無制限に割り当てていると、別トラック,別シリンダへの割り当てとなり、アクセス時間のばらつきはますます増大し、サブシステムとしての性能低下の原因となる。
【0015】
本発明の目的は、データ障害の回復処理中に起こる重複障害によるデータ喪失を確実に防止することが可能な記憶技術を提供することにある。
【0016】
本発明の他の目的は、データ障害の回復処理に伴う、上位装置との間のデータ転送の性能低下を防止することが可能な記憶技術を提供することにある。
【0017】
本発明のさらに他の目的は、交代ブロックの割り当てに起因するアクセス性能の低下を防止することが可能な記憶技術を提供することにある。
【0018】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
【0020】
すなわち、本発明の記憶装置は、ディスクドライブ装置と上位装置との間に介在するディスクドライブ制御装置の一部に不揮発メモリを設け、論理データをディスクドライブに書き込む更新時に発生した障害データブロックに対する更新データブロックを不揮発メモリに格納し、当該更新データブロックの物理ドライブに対する回復処理以前の当該論理データに対する更新処理は、障害データブロックに対応する更新データについては不揮発メモリ上で更新し、不揮発メモリ上にない時は、本処理中に更新データを不揮発メモリへ格納する、という動作を行うものである。
【0021】
また、論理データをディスクドライブから読み出す時に発生した障害データブロックは、他のデータブロックと冗長データブロックとによって復元して不揮発メモリに格納し、不揮発メモリ上の復元データブロックを物理ドライブに格納するデータ回復処理の前に、当該論理データに対する読み出し要求が発生した時は、不揮発メモリに格納されている障害データブロックの復元データブロックと、物理ドライブから読み出された他の健全なデータブロックおよび冗長データブロックとを上位装置に転送し、不揮発メモリ上に障害データブロックの復元データブロックが無い時は、本読み出し処理中に復元されたデータブロックを不揮発メモリに格納する、という動作を行うものである。
【0022】
また、障害データブロックの発生時に、当該障害データブロックを不揮発メモリに格納するか否かの判断は、当該論理データの冗長度と障害データブロックの発生数を比較するか、ユーザの指示によって行うようにしたものである。
【0023】
また、物理ドライブにおける交代ブロックの割り当てが完了した時点で、不揮発メモリ内の復元データブロックを当該交代ブロックに書き出す、という動作を行うものである。
【0024】
また、障害データブロックに対する交代ブロックの割り当てを、ユーザの指示または自動的に制限し、それ以上の障害データブロックが発生した場合には、当該物理ドライブを閉塞状態として、ドライブ交換を促すものである。
【0025】
【作用】
上位装置からのデータ転送中に論理データの一部に障害データブロックが発生した時、当該障害データブロックの復元データブロックを不揮発メモリに格納しておくことにより、当該障害データブロックのデータが物理ドライブに格納されるデータ回復までの間に当該論理データの他のデータブロックに障害が発生した時、たとえば当該論理データの冗長度が1だとしても、不揮発メモリに復元データブロックが存在しているため、障害データブロック数は1となり、論理データの復元が可能となり、多重障害の発生時におけるデータ喪失が確実に防止される。
【0026】
また、たとえば、不揮発メモリへの格納を、当該論理データの冗長度と障害データブロックの数を比較し、両者が等しい時、すなわち、これ以上同一論理データ内に障害データブロックが発生するとデータ喪失となる状態の時に、実行するという判定論理を持つことにより、データ喪失の危険度が記憶装置において均一化され、信頼性が向上する。
【0027】
また、ユーザからの指示によって、論理データファイルに対する信頼性を高く要求された時に不揮発メモリへの格納を行うことにより、各論理データファイル毎に、要求された信頼性を提供することができる。
【0028】
また、交代ブロック割り当て後の物理ドライブに対するデータ格納処理に際して、不揮発メモリ内の復元データブロックを対応する一つの物理ドライブに書き込むだけでよく、他の物理ドライブは復元処理のために占有されること無く、上位装置に対するサービスを行うことができ、記憶装置の性能が向上する。
【0029】
また、上記判断条件により、障害発生時に、障害データブロックを不揮発メモリへ格納しなかった論理データに対して、新たなアクセス要求が発生した時は、当該障害データブロックに対する更新データ、または読み出し後の復元データブロックを不揮発メモリに格納することにより、交代ブロックの割り当て後の物理ドライブに対するデータ格納処理が、同様に1台の物理ドライブへの書き込みによって完結するので、通常の入出力処理と競合することがなく、性能向上となる。
【0030】
また、物理ドライブにおける交代ブロックの割り当てを制限することにより、各物理ドライブの論理データに対するアクセス所要時間が、一定値以上長くなることが回避され、アクセス所要時間の増大による性能低下を防止できる。
【0031】
また、上記制限をユーザからの指示にて随意に設定可能にすることにより、各論理データファイルに要求された限界性能を下回らないようなデータ回復処理を実現することができる。
【0032】
【実施例】
以下、本発明の一実施例である記憶装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施例では、記憶装置の一例として、計算機システムに外部記憶装置として組み込まれたディスクアレイ装置を例に説明する。
【0033】
図2は、本実施例の記憶装置を含む計算機システムの構成の一例を示すブロック図であり、図1は、本実施例の記憶装置の一部をより詳細に示す概念図である。
【0034】
図2に例示したように、本実施例の計算機システムは、中央処理装置(CPU)100と、ディスクアレイ装置300と、この両者間における情報の授受を制御するディスクアレイ制御装置200とを含んでいる。
【0035】
ディスクアレイ制御装置200の内部構成の一例を示したものが図1である。
【0036】
同図において、マイクロプロセッサユニット(MPU)240は、ランダムアクセスメモリ(RAM)250に格納された制御プログラムを逐次デコードしながら実行し、ディスクアレイ制御装置200の全体を制御している。また、ランダムアクセスメモリ250内には、後述する、冗長度テーブル400,物理ドライブ構成テーブル410,不揮発メモリ管理テーブル420,交代ブロック管理テーブル430,障害ブロック管理テーブル440,ユーザ指示情報450も格納されている。
【0037】
チャネル制御回路210は、中央処理装置100との間のデータ転送を制御している。ドライブ制御回路220は、ディスクアレイ制御装置200を構成する各物理ドライブとの間のデータ転送を制御している。データバッファ230は、チャネル制御回路210と、ドライブ制御回路220との間に介在し、両者間で授受されるデータを一時的に保持する動作を行う。ECC作成回路260は、中央処理装置100から到来する論理データに対して冗長データブロックを付加し、また、障害データブロックの復元を行う。
【0038】
この場合、ディスクアレイ制御装置200の一部には、不揮発メモリ270が設けられており、たとえば、中央処理装置100からディスクアレイ制御装置200に対する書き込みおよび読み出しに際して、論理データを構成する複数のデータブロックのうち、障害によってディスクアレイ制御装置200に書き込めなかった更新データブロック、およびディスクアレイ制御装置200から読み出せなかった障害データブロックをECC作成回路260で復元した復元データブロックが、後述のような判定論理に基づいて格納される。
【0039】
アドレス変換機構280は、中央処理装置100から指示された論理ドライブ番号および論理データアドレスを、ディスクアレイ装置300へのアクセスに際して、物理ドライブ番号,物理データアドレスに変換するためのものである。
【0040】
図3は、ディスクアレイ装置300におけるドライブ構成の一例を示した概念図である。
【0041】
データ転送制御回路310〜360は、ディスクアレイ制御装置200におけるドライブ制御回路220の各々との間でデータ転送を行う。各データ転送制御回路310〜360には、それぞれ、4台の物理ドライブ310a〜310d,物理ドライブ320a〜320d,物理ドライブ330a〜330d,物理ドライブ340a〜340d,物理ドライブ350a〜350d,物理ドライブ360a〜360dが接続されている。本実施例においてはデータ転送制御回路310,320,330,340の配下のドライブ群は、データ格納用ドライブとして、また、データ転送制御回路350,360の配下のドライブ群は冗長データ用ドライブとして割り当てるものとする。また、このドライブ群は、物理ドライブ310a〜360a,物理ドライブ310b〜360b,物理ドライブ310c〜360c,物理ドライブ310d〜360dの4組の論理ドライブグループ(以下論理ドライブと記す)を構成し、データ回復グループ(冗長データを付加する単位)もこれと同様の構成をとっている。なお、これ以降、論理ドライブを、データ転送制御回路310〜360に近いほうから順に、論理ドライブLa,論理ドライブLb,論理ドライブLc,論理ドライブLdという。
【0042】
次に、本実施例においてランダムアクセスメモリ250に構築される前述のテーブル群について、図4〜図9を参照しながら説明する。
【0043】
図4の冗長度テーブル400は、各論理ドライブ毎の冗長ドライブ数を示しており、論理ドライブ番号401と当該論理ドライブ内の冗長度402とを対応付けて構成される。
【0044】
図5の物理ドライブ構成テーブル410は、各論理ドライブがどの物理ドライブによって構成されているかを示しており、論理ドライブアドレス情報411と、当該論理ドライブを構成している物理ドライブ番号群412とを対応つけて格納している。各物理ドライブ毎に、当該物理ドライブが使用可能なオンライン状態か、使用不能の閉塞状態かを示す情報も格納されている。
【0045】
図6の不揮発メモリ管理テーブル420は、不揮発メモリ270に格納されているデータブロックのアドレス情報と、当該データブロックが格納されている不揮発メモリ270での格納位置情報とを対応つけて格納するものであり、論理ドライブアドレス情報421,物理ドライブアドレス情報422,不揮発メモリポインタ423より構成されている。
【0046】
図7の交代ブロック管理テーブル430は、各物理ドライブのシリンダ,トラック単位に存在する交代ブロック数と当該交代ブロックアドレス情報を示しており、物理ドライブのシリンダ,トラック番号単位に、残交代ブロック数431,残交代ブロックアドレス情報432を持っている。
【0047】
図8の障害ブロック管理テーブル440は、各論理データ内で障害となっているデータブロック数を示しており、論理ドライブアドレス情報441と、当該論理データ内における論理データ内障害回数442より構成されている。
【0048】
図9のユーザ指示情報450は、各論理ドライブに対してユーザから要求されている性能および信頼性の程度を示すものであり、論理ドライブ毎に、性能情報451と信頼性情報452により構成されている。
【0049】
本実施例では、ディスクアレイ制御装置200内のマイクロプロセッサユニット240が、ランダムアクセスメモリ250に格納されている上述のような構成の、冗長度テーブル400,物理ドライブ構成テーブル410,不揮発メモリ管理テーブル420,交代ブロック管理テーブル430,障害ブロック管理テーブル440,ユーザ指示情報450などを参照しながら、障害データブロックに対する最適なデータ回復方法を実行する。
【0050】
図10は、本実施例において用いられる論理データのデータ形式の一例を示す概念図である。
【0051】
一つの論理データ460は、4つの物理データブロック(以下、単にデータブロックと記す)461〜464に分割され、さらに、二つの冗長データブロック465,466が付加され、各論理ドライブを構成する6つの物理ドライブの各々に対して並列にデータ転送される。
【0052】
次に、図11のフローチャートを参照しながら、中央処理装置100からのデータ転送要求が発生した時の動作の一例を説明する。
【0053】
まず、ステップ500でアクセス範囲に既に障害データブロックが存在するか否かを調べる。これは、アクセス対象の論理ドライブ番号とアドレスをキーに障害ブロック管理テーブル440内の論理ドライブアドレス情報441を検索し、同一論理ドライブ番号の論理ドライブアドレスが存在すれば、アクセス範囲内に障害データブロックが存在する判断される。その結果、障害データブロックが有ればステップ510へ、無ければステップ501へ進む。ここでは、先にステップ501以降を説明する。
【0054】
ステップ501では、まず、アドレス変換機構280にて論理ドライブアドレスを物理ドライブアドレスに変換し、実際に中央処理装置100からのデータ転送を実行する。この時、アドレス変換機構280は、物理ドライブ構成テーブル410を参照する。
【0055】
次に、障害データブロックが発生したか否かをステップ502で判断し、障害が発生していない場合には、ステップ503に進み、正常終了となる。
【0056】
一方、ステップ502で障害データブロックが発生したと判明した場合には、ステップ504へ進み、障害ブロック管理テーブル440へ障害情報を登録する。この処理は、当該障害が発生した論理ドライブ番号およびデータアドレスを、論理ドライブアドレス情報441に存在しなければ新たに登録し、対応する論理データ内障害回数442を+1することにより行われる。これは、例えば、論理データ460内のデータブロック461が既に障害データブロックとして登録されており、今回新たにデータブロック462に障害が発生した時の動作に対応する。
【0057】
次に、ステップ505にて、不揮発メモリ270に当該障害データブロックを格納するか否か判断する。これは、無条件に不揮発メモリ270に格納してもよいし、ユーザの指示、またはデータ喪失の危険度により判断してもよい。本実施例では、データ喪失の危険度が高い時はユーザの指示に関係なく、不揮発メモリ270に対する格納動作を行い、危険度が低い時は、ユーザの指示により信頼性が高く要求されている論理ドライブの障害データブロックについては、不揮発メモリ270に格納する動作を行う。本判断は、まず、障害ブロック管理テーブル440にて、当該障害データブロックを含む論理ドライブ番号,論理データアドレスを論理ドライブアドレス情報441から求め、当該論理データ内の障害データブロック数を、論理データ内障害回数442から求める。さらに、当該論理ドライブの冗長度を、冗長度テーブル400内の論理ドライブ番号401を検索し、対応する冗長度402から求める。この二つの情報を比較し、両者が等しい時、つまり、データ回復が可能な限界まで障害データブロックが発生してしまった時、データ喪失の危険度が高いと判断される。また、論理データ内障害回数が冗長度よりも小さい時、つまり、さらに同一論理データ内に障害データブロックが発生してもデータ回復が可能な時、データ喪失の危険度が低いと判断される。この時、当該論理ドライブに対するユーザの指示を、ユーザ指示情報450の信頼性情報452を参照して判断する。当該信頼性情報により、当該論理ドライブの信頼性を高くすることがユーザから指示されている場合、不揮発メモリ270への格納を実行する。
【0058】
このように、ステップ505の判断の結果、不揮発メモリ270に格納する場合にはステップ506に進む。格納しない時は、以上で中央処理装置100からのデータ転送処理は終了する。ステップ506では当該障害データブロックを、更新時では当該更新データブロックを、読み出し時では冗長データブロックと残りの健全なデータブロックとによって復元されたデータブロックを不揮発メモリ270に格納する。また、不揮発メモリ管理テーブル420に当該障害データブロックの論理アドレスを論理ドライブアドレス情報421へ、物理アドレス情報を物理ドライブアドレス情報422へ、格納した不揮発メモリ270のアドレス情報を不揮発メモリポインタ423に設定する。このステップ506の終了後、中央処理装置100からのデータ転送処理は終了する。
【0059】
次に、前記ステップ500においてアクセス範囲に障害データブロックが在ると判明した時の処理について説明する。
【0060】
まず、ステップ510で当該障害データブロックが不揮発メモリ270内に存在するか否かを判断する。この判断は、当該障害データブロックの論理ドライブ番号,論理データアドレスをキーに、不揮発メモリ管理テーブル420内の論理ドライブアドレス情報421を検索することによって行われる。
【0061】
不揮発メモリ270に存在する時、ステップ511に進む。ステップ511にて、当該処理要求が更新処理か否かを判断し、更新処理ならばステップ512へ進む。ステップ512にて当該障害データブロックに対する更新データブロックは、不揮発メモリ270にて更新する。この動作は、不揮発メモリ管理テーブル420内の物理ドライブアドレス情報422にて不揮発メモリポインタ423を探し、当該障害データブロックが格納されている不揮発メモリアドレスを求め、当該アドレスが指し示す不揮発メモリ270内のエリアに当該更新データブロックを書き込むことにより実現される。
【0062】
ステップ511において更新処理ではないと判明した時には、ステップ513に進み、ステップ512と同様の手法にて障害データブロックが格納されている不揮発メモリアドレスを求め、当該アドレスが指し示すエリアの情報を読み込み、対象データブロックとして中央処理装置100へ転送する。
【0063】
また、ステップ510において目的のデータブロックが不揮発メモリ270に存在していないと判明した場合には、さらにステップ514にて、更新処理か否かを判断し、更新処理でない場合には、ステップ515に進み、障害データブロック以外の健全なデータブロックと冗長データブロックにより障害データブロックを復元し、中央処理装置100へ転送するとともに、復元された障害データブロックを不揮発メモリ270へ格納する。ステップ514において更新処理であると判断された場合には、ステップ516にて障害データブロック対応の更新データブロックを不揮発メモリ270へ格納する。ステップ515,516における不揮発メモリ270への格納手順はステップ506と同様である。
【0064】
次に、図12のフローチャートにより、交代ブロックを割り当て、データ回復を行う処理の一例について説明する。
【0065】
まず、ステップ600にて同一トラック内に交代ブロックが存在するか否かを判断する。この判断は、交代ブロック管理テーブル430で、当該障害データブロックの物理ドライブ番号,シリンダ番号,トラック番号を用いて、同一トラック内の残交代ブロック数431を求め、その値が0でなければ同一トラック内に交代ブロックが在るとすることにより行われる。交代ブロックが在ると判明した場合、ステップ601に進み、無ければステップ602に進む。
【0066】
ステップ601では、交代ブロックの割り付けを行う。この動作は、交代ブロック管理テーブル430の残交代ブロックアドレス情報432の中の一つを当該障害データブロック用の交代ブロックとして割りつけるためにアドレス情報を削除し、残交代ブロック数431を−1することにより行われる。また、こうして得られた交代ブロック割り付け情報は、当該物理ドライブへ指示を出し、各物理ドライブ内で記憶させてもよいし、データ転送制御回路内で記憶しておいてもよい。本実施例の場合には、物理ドライブにて記憶するものとする。
【0067】
次に、ステップ603にて、不揮発メモリ270上に障害データブロック(に対応した更新データブロックまたは復元データブロック)があるか否かを判断する。その結果、不揮発メモリ270上に存在すると判明した場合には、ステップ604へ進む。ステップ604では、不揮発メモリ270内の当該障害データブロックに対する復元データブロックまたは更新データブロックを物理ドライブの交代ブロックへ書き込む。当該書き込み対象の物理ドライブが、たとえば、図3の320aだとすると、データ転送制御回路320の配下の他の物理ドライブ320b〜320dにはアクセス不可能だが、他のデータ転送制御回路310,330,340,350,360の配下の物理ドライブにたいしてはアクセスが可能である。
【0068】
ステップ603に戻り、不揮発メモリ270上に存在しないと判明した場合には、ステップ605に進む。このステップ605では当該障害データブロック以外の残りのデータを、データバッファ230へ読み込む処理を行う。例えば、論理データ460の各データブロック461〜464および冗長データブロック465,466が論理ドライブLaを構成する物理ドライブ310a〜360aの各々に格納されており、データブロック462が障害データブロックとなった時、各物理ドライブ310a,330a,340a,350a,360aの各々から、データブロック461,463,464および冗長データブロック465,466をそれぞれ読み出し、データバッファ230へ格納する。その後、ステップ606にて、障害データブロックの復元を行う。この復元動作は、データバッファ230に格納されているデータブロック461,463,464および冗長データブロック465,466を基に、ECC作成回路260がデータブロック462を生成し、データバッファ230に格納することで行われる。さらに、ステップ607にて、復元されたデータブロック462を物理ドライブ320aの交代ブロックへ格納し、データ回復処理が終了する。
【0069】
ステップ605,606,607は従来の技術であり、当該ステップの処理を実行する時には、前述の例で示せば、障害のデータブロック462に対応したデータ転送制御回路320の配下の物理ドライブに関しては中央処理装置100からのアクセスは可能だが、データ転送制御回路310,330,340,350,360の配下の物理ドライブ群はデータ復元処理のためのデータ転送処理のために占有され、アクセスできない。
【0070】
これに対して、本実施例の場合には、障害データブロックの復元データブロックが不揮発メモリ270に保持されているため、ステップ604のように、当該復元データブロックの書き込みのために、格納対象である物理ドライブ(この例では物理ドライブ320a)のみが占有されるだけであり、他の物理ドライブは通常の入出力処理要求に対応することが可能となる。すなわち、データ回復処理と通常の入出力処理の競合が減少し、通常の入出力処理の性能劣化を防ぐことができる。また、ステップ604を実現するために、ステップ506,516,517にてデータを不揮発メモリ270へ格納する論理が必要となる。これらの処理は、性能向上だけでなく、データ喪失の危険性を下げるとともにファイルに要求される信頼性に基づいたデータ回復処理が実現でき、システムとしての信頼性の向上にもつながっている。
【0071】
次に、ステップ600に戻り、同一トラック内に交代ブロックエリアがないと判明した場合には、ステップ602へ進む。この時、無条件に当該物理ドライブを自動閉塞してもよいし、ユーザからの指示に従ってもよい。本実施例では、ユーザからの指示に従って動作するものとする。予めユーザから各論理ドライブ毎に性能に対する要求が設定されていた時、ステップ602では、自動閉塞するか否かを判断する。そして、当該物理ドライブを含む論理ドライブに対するユーザ指示情報450の性能情報451にて、性能を高く要求されている時は、ステップ608へ進み、そうでない時はステップ609へ進む。
【0072】
ステップ608では、当該物理ドライブを自動閉塞する。この閉塞動作は、物理ドライブ構成テーブル410の物理ドライブ番号群412から当該物理ドライブを削除するとともに、冗長度テーブル400にて当該物理ドライブの冗長度402を−1することにより実現される。自動閉塞後は、障害ドライブの交換を行い、論理ドライブ内の交換した物理ドライブ以外の他の物理ドライブから各論理データを構成する健全なデータブロックおよび冗長データブロックを読み込み、交換した物理ドライブに格納されるべきデータブロックを復元して逐次当該物理ドライブに書き込むことにより、交換した物理ドライブのデータ回復を行う。この交換した物理ドライブにおけるデータ回復処理は、ユーザからの指示により随時実行してもよいし、通常のデータ入出力処理の合間に実行してもよい。回復後は、交代ブロックを用いていないので当該物理ドライブに格納されているデータブロックを含む論理データは全て物理的な位置が揃うため、論理ドライブを構成する物理ドライブ群の同期動作を生かした高速なデータ転送を実現できる。また、ステップ602にて、ユーザからの当該論理ドライブに対する要求性能が高く設定されていない場合には、ステップ609にて、交代ブロック管理テーブル430を参照して他のトラック内の交代ブロックエリアを割り当てる。この時、割り当てるトラックの残交代ブロック数431から−1し、残交代ブロックアドレス情報432から削除する。
【0073】
このように、ステップ602,608により、交代ブロックを、自動的に、またはユーザ指示により、他のトラックに割り当てないことにより、同一論理データを構成するデータブロックや冗長データブロックのうちの障害データブロックが、他のデータブロックと物理的に隔たった位置に格納されることに起因するアクセス時間の増大を防ぐことができ、物理ドライブにおけるデータアクセス速度、すなわちデータ転送速度などの性能を所定のレベルに維持することができる。
【0074】
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0075】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0076】
すなわち、本発明の記憶装置によれば、復元された障害データブロックを不揮発メモリへ格納することにより、たとえばデータ回復処理中における重複障害によるデータ喪失を防止することができる、という効果が得られる。
【0077】
また、不揮発メモリに格納されている復元された障害データブロックのみを特定の物理ドライブに格納するという操作だけで障害データブロックの回復処理が可能であり、他の物理ドライブの健全なデータブロックの読み出しなどを行う必要がなく、回復処理に伴う通常の入出力処理の性能低下を最小限に止めることができる、という効果が得られる。
【0078】
また、交代ブロックの割り当てを、各論理ドライブに設定されている要求性能に応じて制限することにより、各論理ドライブにおけるデータ転送速度などの性能を所定のレベルに維持できる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である記憶装置の一部をより詳細に示す概念図である。
【図2】本発明の一実施例である記憶装置を含む計算機システムの構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例である記憶装置を構成するディスクアレイ装置におけるドライブ構成の一例を示した概念図である。
【図4】本発明の一実施例である記憶装置において用いられる冗長度テーブルの一例を示す概念図である。
【図5】本発明の一実施例である記憶装置において用いられる物理ドライブ構成テーブルの一例を示す概念図である。
【図6】本発明の一実施例である記憶装置において用いられる不揮発メモリ管理テーブルの一例を示す概念図である。
【図7】本発明の一実施例である記憶装置において用いられる交代ブロック管理テーブルの一例を示す概念図である。
【図8】本発明の一実施例である記憶装置において用いられる障害ブロック管理テーブルの一例を示す概念図である。
【図9】本発明の一実施例である記憶装置において用いられるユーザ指示情報の一例を示す概念図である。
【図10】本発明の一実施例である記憶装置において用いられる論理データのデータ形式の一例を示す概念図である。
【図11】本発明の一実施例である記憶装置の作用の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施例である記憶装置の作用の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 中央処理装置(CPU)
200 ディスクアレイ制御装置
210 チャネル制御回路
220 ドライブ制御回路
230 データバッファ
240 マイクロプロセッサユニット(MPU)
250 ランダムアクセスメモリ(RAM)
260 ECC作成回路
270 不揮発メモリ
280 アドレス変換機構
300 ディスクアレイ装置
310〜360 データ転送制御回路
310a〜310d 物理ドライブ
320a〜320d 物理ドライブ
330a〜330d 物理ドライブ
340a〜340d 物理ドライブ
350a〜350d 物理ドライブ
360a〜360d 物理ドライブ
400 冗長度テーブル
401 論理ドライブ番号
402 冗長度
410 物理ドライブ構成テーブル
411 論理ドライブアドレス情報
412 物理ドライブ番号群
420 不揮発メモリ管理テーブル
421 論理ドライブアドレス情報
422 物理ドライブアドレス情報
423 不揮発メモリポインタ
430 交代ブロック管理テーブル
431 残交代ブロック数
432 残交代ブロックアドレス情報
440 障害ブロック管理テーブル
441 論理ドライブアドレス情報
442 論理データ内障害回数
450 ユーザ指示情報
451 性能情報
452 信頼性情報
460 論理データ
461〜464 データブロック
465〜466 冗長データブロック
La〜Ld 論理ドライブ

Claims (6)

  1. 複数の物理ドライブで構成される論理ドライブグループを複数有するディスクドライブ装置と、前記ディスクドライブ装置と上位装置との間に介在し、両者間における情報の授受を制御するディスクドライブ制御装置とからなる記憶装置であって、
    前記ディスクドライブ制御装置の一部に不揮発メモリを設け、前記ディスクドライブ装置に対して、複数のデータブロックに分割され、さらに冗長データを付加した形式で格納されている論理データを読み出して前記上位装置に転送する時、前記論理データを格納しているいずれかの前記物理ドライブの前記データブロックに障害が発生した時、前記論理データを構成する障害データブロック以外の残りのデータブロックと冗長データにより、当該障害データブロックを復元して前記上位装置に転送するとともに、復元データブロックを前記不揮発メモリに格納しておき、前記論理データに対する新たな読み出し要求時、当該論理データ内の障害データブロック以外の残りのデータブロックは前記各物理ドライブから読み出し、前記障害データブロックに対応するデータは、前記不揮発メモリに格納されている前記復元データブロックを用いて前記上位装置に転送することにより読み出し処理を行い、前記障害データブロックに対する交代ブロックの割り当てが完了した時、前記不揮発メモリに格納してある前記復元データブロックを、割り当てられた交代ブロックに書き込むことで前記物理ドライブのデータ回復を行い、
    前記ディスクドライブ装置に対して、前記上位装置から転送されて来た論理データを複数のデータブロックに分割し、さらに冗長データを付加した形式で格納する場合、前記論理データを格納しているいずれかの前記物理ドライブのデータブロックに障害が発生した時、前記論理データから冗長データを生成し、論理データを構成するデータブロックのうち障害データブロックを除く残りの前記データブロックと前記冗長データを前記物理ドライブへ格納するとともに、障害データブロックに対する更新データブロックを前記不揮発メモリに格納した時点で前記上位装置に対して書き込み完了を報告し、前記論理データに対する新たな更新要求時には、障害データブロックの更新データブロックを不揮発メモリ上で更新し、当該論理データ内の他の更新データブロックは、格納対象の物理ドライブに書き込むことにより更新処理を行い、前記障害データブロックに対する交代ブロックの割り当てが完了した時、前記不揮発メモリに格納してある前記更新データブロックを割り当てられた前記交代ブロックに書き込むことにより、前記物理ドライブのデータ回復を行い、
    アクセス範囲に前記障害データブロックが在ると判明した時には、当該障害データブロックが前記不揮発メモリ内に存在するか否かを判断し、
    当該障害データブロックが前記不揮発メモリに存在する時、当該処理要求が更新処理か否かを判断し、更新処理ならば、当該障害データブロックに対する更新データブロックは、前記不揮発メモリにて更新し、更新処理ではないと判明した時には、前記障害データブロックが格納されている不揮発メモリアドレスを求め、当該アドレスが指し示すエリアの情報を読み込み、対象データブロックとして中央処理装置へ転送し、
    また、目的のデータブロックが前記不揮発メモリに存在していないと判明した場合には、さらに更新処理か否かを判断し、更新処理でない場合には、前記障害データブロック以外の健全なデータブロックと冗長データブロックにより前記障害データブロックを復元し、中央処理装置へ転送するとともに、復元された障害データブロックを不揮発メモリへ格納し、更新処理であると判断された場合には、前記障害データブロック対応の更新データブロックを前記不揮発メモリへ格納することを特徴とする記憶装置。
  2. 前記障害データブロックに対する前記更新データブロックまたは復元データブロックを前記不揮発メモリに格納するか否かの判断を、前記論理データ内における前記障害データブロックの数と、当該論理データ内の前記冗長データの数とを比較してデータ回復が可能な限界まで障害データブロックが発生したか否かに基づいて行い、データ回復が可能な限界まで障害データブロックが発生してしまい前記論理データの喪失の危険度が高いと判断された時、前記障害データブロックの前記更新データブロックまたは復元データブロックを前記不揮発メモリに格納することを特徴とする請求項記載の記憶装置。
  3. 前記障害データブロックに対する前記更新データブロックまたは復元データブロックの前記不揮発メモリに対する格納を行うか否かの判断を、前記上位装置にて稼働するユーザプログラムまたはオペレータの指示によって任意に設定可能にしたことを特徴とする請求項1または2記載の記憶装置。
  4. 前記障害データブロックを含む前記論理データの喪失の危険度が低い時でも、障害データブロックの発生から、前記障害データブロック以外の残りのデータブロックと冗長データブロックにより前記障害データブロックに対応した復元データブロックを生成する回復までの間に当該論理データに対する前記上位装置からの新たなアクセスが発生した場合、更新要求時は、前記障害データブロックに対するデータブロックを前記不揮発メモリに残し、読み出し要求の場合には、前記障害データブロック以外の残りのデータブロックと冗長データブロックにより前記障害データブロックに対応した復元データブロックを生成し、当該復元データブロックを前記不揮発メモリに格納することを特徴とする請求項1または2記載の記憶装置。
  5. 前記各物理ドライブグループ毎に、前記障害データブロックに対する交代ブロックの割り当て状況を記憶する管理テーブルを設け、前記障害データブロックに対する前記交代ブロックの割り当ての際、同一トラック内に割り当てた交代ブロック用の領域が全て他の障害データブロックの交代ブロックとして割り当て済みで、同一トラック内に割り当て領域が存在しない時、当該物理ドライブを自動的に閉塞状態とすることを特徴とする請求項1または2記載の記憶装置。
  6. 請求項における前記物理ドライブの閉塞実行の判断基準を、前記上位装置において稼働するユーザプログラムまたはオペレータの指示によって設定可能にしたことを特徴とする請求項1または2記載の記憶装置。
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