JP3567517B2 - 画像伝送システムにおけるディジタル信号処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、時間軸圧縮が施されたテレビジョン信号が伝送されるような画像伝送システム、例えばディジタルCATVやデジタル衛星放送におけるディジタル信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、放送局から送信される信号は、アナログのビデオ/オーディオ信号であった。近年、ディジタル技術の発達に伴い、この放送局からの送信がディジタル化しつつある。また、圧縮技術の進歩によって、放送局から送信されるビデオ信号を高能率に圧縮し、例えば、従来のアナログ1チャンネルの伝送帯域に、約10チャンネルの信号を送信することが可能になりつつある。
【0003】
さらに、高能率に圧縮された信号を時間軸上で圧縮して送信する方式も考えられている。すなわち、一例として、1.5Mbpsに圧縮されたビデオ信号を例えば、エラー訂正符号等を除いた実際のディジタルデータを24Mbpsで送出可能な伝送路を用いて伝送するときは、時間軸上で16倍に圧縮することが可能であり、2時間の映画を7〜8分で送信することができる。
【0004】
ここで、図6および図7は、高能率に圧縮された信号をさらに、時間軸上で圧縮して送信する構成について示したものである。図6において、各家庭から電話回線を用いて所望の番組の送信要求を番組配信センター101へ送る。番組配信センター101では、高能率に圧縮され、さらに時間軸の圧縮処理が施されたデジタル信号がパラボラアンテナ102を介して通信衛星103へ伝送される。通信衛星103は、ケーブルTVセンターのパラボラアンテナ104および/または各家庭のパラボラアンテナ107へ受信したデジタル信号を伝送する。ケーブルTVセンター105では、受信したディジタル信号を契約している家庭108へCATV回線を用いて伝送する。
【0005】
ところで、このような方式では、受信したディジタルデータが時間軸圧縮されているために、そのままでは視聴することはできない。つまり、受信側では、例えばディジタルVTR等の記録装置に受信したディジタルデータを記録し、放送番組1本分の記録が完了した後に時間軸を元に戻しながら再生しなければならない。従って、各家庭106、108では記録装置と接続された受信機を有しており、一度この記録装置に受信したデジタル信号を記録する。そして、放送番組は、記録完了後に時間軸を元に戻しながら再生される。
【0006】
さらに、例えば記録装置に記録された時点で課金情報が電話回線を介して番組配信センターの課金データベース(図示せず)に記憶され、視聴料金が金融機関109を介して各家庭から支払われる。
【0007】
次に、図7は番組配信センター101内の構成を示したものである。VTRや光ディスク等の映像音声信号源110の信号は、MPEGエンコーダ部111にて高能率に圧縮される。圧縮された信号は、パケット生成部112にてパケット化され、時間軸圧縮処理部113にて時間軸上で圧縮処理される。図7では以上のような処理系が複数チャンネル用意されており、これら各チャンネルで処理された信号は、マルチプレクサ114で多重化処理が施される。多重化された信号は、コンディショナルアクセス部115で発生されたスクランブルキーによりスクランブル処理部116において、暗号化される。このスクランブルキーは、電話回線を使って各家庭に伝送されるようにしても良いし、伝送されるデジタル信号に多重して送るようにしても良い。暗号化された信号は、エラー処理部117と変調部118を介してエラー訂正符号の付加および伝送に適した変調が施される。以上のように処理された信号は、出力端子119およびパラボラアンテナ102を介して伝送される。
【0008】
本出願人は、平成5年6月8日付けで出願した特願昭5−137651号にて、上述のように伝送されてきたデジタル信号を受信し、デジタルVTRを用いて記録を行い、時間軸を元に戻しながら再生する記録再生装置について出願した。この場合に、各家庭でユーザが2時間の映画を見たいと思った時に放送局側に要求を出してもすぐには視聴することはできず、ディジタルVTR等の記録装置に記録を行い、全ての記録が完了してから時間軸をもとに戻して再生するので、映画を見始めるまでに少なくとも7〜8分は待たなければならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って、この発明は、放送局から時間軸圧縮されて送信されてくる画像信号を放送局側に要求を出してから実際に映画を見始めるまでの時間を短縮化することができる画像通信システムにおけるディジタル信号処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、時間軸圧縮されたデジタル画像データが受信される画像伝送システムにおけるデジタル画像データを記録再生するためのディジタル信号処理装置において、
デジタル画像データを受信する受信部と、
受信したデジタル画像データを磁気テープ上に記録する第1の記録再生部と、
受信したデジタル画像データの先頭から所定部分を第1の記録再生部の記録動作と並行して記録し、且つ所定部分再生するようにした第2の記録再生部と、
第2の記録再生部デジタル画像データの所定部分記録しながら所定部分を再生、第2の記録再生部により再生された所定部分時間軸伸長した信号に対して、第1の記録再生部により再生され、時間軸伸長された信号を連続させるための制御手段と
を設けることを特徴とする画像伝送システムにおけるディジタル信号処理装置である。
【0011】
【作用】
受信した時間軸圧縮されたディジタルデータをディジタルVTR部において、放送番組1本分が連続して最後まで記録される。また、ディジタルVTR部の記録開始と同時に、HDD部では、時間軸圧縮されたディジタルデータの所定期間のデータを記録する。例えばHDD部の記録動作は、ディスクが一杯になるまで行われる。HDD部での記録終了後、HDD部の再生動作が開始される。HDD部より再生されたディジタルデータは、時間軸伸長され、復元画像データとして例えばモニタに出力される。ディジタルVTR部において、最後まで記録が完了すると磁気テープは、HDD部で再生を行っている地点まで巻き戻されて、ディジタルVTR部による再生に切り換えられる。切り換えが行われた以降は、ディジタルVTR部によって放送番組の最後まで再生されることにより、時間軸圧縮されたディジタル信号を受信してデジタルVTR部で記録を行っている最中であっても、HDD部の記録が完了すれば放送番組内容を視聴することができる。
【0012】
【実施例】
以下、この発明に係るディジタル信号処理装置の一実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明のディジタル信号処理装置の一例のブロック図を示す。例えばMPEG2(Moving Picture Experts Group 2)で高能率符号化されると共に時間軸圧縮されたディジタル信号、あるいはMPEG2で高能率符号化されただけのディジタル信号が多重化されたディジタル多重化データがチューナ回路1へ供給され、チューナ回路1によって、所望の放送チャンネルが選択的に受信される。
【0013】
チューナ回路1により所望の放送チャンネルが選局された信号が復調回路2で復調された後、エラー訂正回路3において、伝送系で発生したエラー訂正が施される。エラー訂正された信号は、デマルチプレクサ回路4へ供給され、所望の番組が選択される。デマルチプレクサ回路4から出力された信号は、ローカルコンディショナルアクセス処理回路5へ供給され、ICカード6に記憶されている契約情報に応じてスクランブルが解除される。スクランブルが解除された場合にはマイコン23はモデム24を介し、電話回線を利用して番組配信センター101に課金情報を伝送する。スクランブルが解かれた信号は、ローカルコンディショナルアクセス処理回路5からスイッチ回路7の可動接点7aに供給される。そして、スイッチ回路7の固定接点7bは、記録再生部11に接続され、さらにスイッチ回路7の固定接点7cは、スイッチ回路8の固定接点8aが接続されており、また固定接点8bには記録再生部11からの信号が供給される。スイッチ回路8の可動接点8cは、MPEGデコーダ回路9に接続されている。MPEGデコーダ回路9から出力される信号は出力端子10を介して、モニタ等に出力される。
【0014】
次に、受信したディジタル信号を記録するための記録再生部11について説明する。記録再生部11の主な構成は、デジタルVTR記録再生部14とHDD記録再生部18とから成る。スイッチ回路7の固定接点7bに供給された信号が記録信号処理回路12および16に供給される。記録信号処理回路12には、バッファ、エラー訂正符号のエンコード回路、フレーム化回路、およびチャンネル変調回路等が含まれており、各処理が施される。記録信号処理回路12の出力は、スイッチ回路13を介してデジタルVTR記録再生部14に供給されて磁気テープに記録される。ここで磁気テープには、画像信号および音声信号の他に、タイムコード発生回路21で発生されたタイムコードデータと絶対トラック番号発生回路22で発生された絶対トラック番号が、例えば磁気テープ上のサブコードエリアに記録される。
【0015】
記録された磁気テープを再生する時にはスイッチ回路13を介して再生信号処理回路15に供給され、スイッチ回路20を介してスイッチ回路8の固定接点8bに供給される。再生信号処理回路15にはチャンネル復調回路、エラー訂正符号のデコード回路、TBC回路、フレーム分解回路等が含まれており、各処理が施される。
【0016】
また、記録信号処理回路16に供給された信号は、スイッチ回路17を介してHDD記録再生部18に供給されてハードディスクに記録される。記録信号処理回路16には、上述した記録信号処理回路12と同様にバッファ、エラー訂正符号のエンコード回路、フレーム化回路、およびチャンネル変調回路等が含まれており、各処理が施される。ここでハードディスクには画像音声信号と共に、タイムコード発生回路21で発生されたタイムコードデータが記録される。
【0017】
ハードディスクから再生された信号は、HDD記録再生部18からスイッチ回路17を介して再生信号処理回路19に供給される。再生信号処理回路19には、上述した再生信号処理回路15と同様にチャンネル復調回路、エラー訂正符号のデコード回路、フレーム分解回路等が含まれており、各処理が施される。再生信号処理回路19の出力はスイッチ回路20を介してスイッチ回路8の固定接点8bに供給される。
【0018】
スイッチ回路7、8、13、17、20、26の切り換えは何れもマイコン23によって制御される。このマイコン23には、ICカード6、操作パネル25、モデム24、リモートコントローラ25からの制御信号を受信するリモートコントローラ受光部27とが接続されていると共に、デジタルVTR記録再生部14やHDD記録再生部18の駆動系の制御等も行う。
【0019】
尚、図1ではローカルコンディショナルアクセス処理回路5の後の信号を記録再生部11に供給するようにしたが、ローカルコンディショナルアクセス処理回路5へ供給される信号、すなわちこの例では、デマルチプレクサ回路4から出力される信号を記録再生部11に供給するようにしても良い。しかしながら、ローカルコンディショナルアクセス処理回路5の後に記録再生部11を配置することにより、スクランブル解除がなされたディジタル信号が記録されるため、可視画像によって、サーチを行うことが可能となる。
【0020】
ここで、図1の動作について説明する。先ずユーザーは、図2に示すようなモニタまたはテレビに表示された番組選択画面において、操作パネル25および/またはリモートコントローラ25を用いてカーソル30を移動させることにより、所望の番組サービスを選択する。そして、選択された番組がMPEG2で高能率符号化された「1.無料番組」または「2.有料番組(視聴)」である場合について説明する。この場合には、信号受信と共に信号処理を行って視聴が可能であるためにスイッチ回路7は固定接点7c側に、スイッチ回路8は固定接点8a側に切り換えられて、MPEGデコーダ回路9でデコードされてモニタに出力される。尚、「2.有料番組(視聴)」を選択した場合には記録再生部11には記録されないが有料放送であるので、モデム24を介して番組配信センター101へ課金情報が送られる。この課金情報としては1回の視聴料金だけなので、比較的安いものである。
【0021】
次に、ユーザーが番組選択画面において「3.有料番組(録画)」を選択した場合、MPEG2で高能率符号化された番組を記録再生部11に記録しておき、後日も視聴したいという場合には、スイッチ回路7は、固定接点7b側に切り換えられてデジタルVTR記録再生部14に記録される。また、この場合のみに限りスイッチ回路26はオンとされてデジタルVTR記録再生部14に記録が行われている最中であっても番組を見ることができる。この場合には、デジタルVTR記録再生部14に記録を行い、何回でも視聴できるので、モデム24を介して番組配信センター101に送られる課金情報としては上述の1回の視聴料金の場合に比べて高いものとなる。尚、番組選択画面で「3.有料番組(録画)」以外の番組を選択した場合にはスイッチ回路26はオフとされる。
【0022】
次に、ユーザーが番組選択画面において、MPEG2で高能率符号化されると共に時間軸圧縮処理された番組「4.有料番組(高速配信)」を選択した場合について説明する。この場合には、受信と同時に信号処理を行い視聴することは不可能であるために、記録再生部11に記録を一旦行うべくスイッチ回路7を固定接点7b側に切り換える。
【0023】
図3は、記録再生動作の一例を示すタイミングチャートである。図3では時間軸が6分の1に圧縮され、2時間分の映画を受信した例を示す。図3Aは、時間軸圧縮された映画を受信している期間(20分)を示す。図3Bは、HDD記録再生部18に時間軸圧縮された映画が記録される期間(約4分)を示す。図3Cは、HDD記録再生部18に記録された映画が再生される期間(約24分)を示す。図3Dは、デジタルVTR記録再生部14に時間軸圧縮された2時間分の映画が記録される期間(20分)を示す。図3Eは、デジタルVTR記録再生部14が映画を記録した磁気テープの巻き戻し及び頭出しを行っている期間(約1〜2分)を示す。図3Fは、デジタルVTR記録再生部14が磁気テープに記録した映画の再生を行っている期間を示す。
【0024】
図3A、B、Dとから判るように、時間軸圧縮の施された映画の受信を開始するのと同時に、デジタルVTR記録再生部14とHDD記録再生部18とが映画の記録を開始する。このときデジタルVTR記録再生部14とHDD記録再生部18の記録レートは同じである。HDD記録再生部18は、ハードディスクが一杯になるまでデータを記録する(約4分)。そしてハードディスクが一杯になったならば図3Cに示すようにすぐに再生を開始する。ハードディスクは、磁気テープよりアクセススピードが早いので記録終了後すぐに再生を開始することができる。ハードディスクの再生時には時間軸を元に戻すために記録再生ヘッド(図示せず)の移動速度を記録時の速度より遅くして再生するか又は、再生した信号を一旦メモリ(図示せず)に取り込み、読みだしクロックを適当に設定することにより時間軸を元に戻して再生する。時間軸が元に戻された信号は、スイッチ回路20とスイッチ回路8を介して(スイッチ回路は固定接点8b側に切り換えられている)MPEGデコーダ回路9に供給されて、復元される。
【0025】
HDD記録再生部18に記録した映画の再生を行っているときに、デジタルVTR記録再生部14は、映画を最後まで磁気テープに記録する。デジタルVTR記録再生部14に映画の記録が完了した場合には、現在HDD記録再生部18が再生している箇所のタイムコードをマイコン23が認識し、磁気テープに記録されている絶対トラック番号に換算する演算をマイコン23が行う。マイコン23は、演算した結果の絶対トラック番号へ高速で磁気テープの巻き戻しを行った後、頭出しを行う。絶対トラック番号での高速サーチは、200倍速程度まで可能であるため、20分間の記録であれば約6秒でテープトップまで巻き戻すことが可能であるため、頭出しの時間を入れても約1〜2分でハードディスクが再生している箇所と同期を取ることが可能である。
【0026】
HDD記録再生部18が再生している箇所と同期が取れたならば、スイッチ回路20を切り換えて、デジタルVTR記録再生部14からの再生に切り換える。これにより番組の最後まで視聴を続けることができる。
【0027】
上述のようにHDD記録再生部18のハードディスクには、ディジタルVTR記録再生部14が番組を最後まで記録するのに要する時間(20分)と、記録された磁気テープを巻戻し、ハードディスクが再生している箇所に同期させる為に要する時間(約1〜2分)を加えた時間分だけ再生できるように、記録すればよく、同時にそれだけの容量があればよい。
【0028】
従って、ユーザーは、デジタルVTR記録再生部14の記録が終了して巻き戻す時間(約22分)を待つ必要はなく、ハードディスクが記録を終了するまでの時間(約4分)だけ待てば良い。したがって待ち時間が大幅に短縮化されることになる。
【0029】
次に、この発明を用いた実施例について図4および図5を用いて説明する。図4においてブロック図を示すが図1と同じ構成部分については説明を省き、構成の異なる部分のみ説明することにする。図4においてHDD記録再生部18には記録専用ヘッド(図示せず)と再生専用ヘッド(図示せず)とが別個に設けられている。記録信号処理回路16から出力された信号は、記録専用ヘッドに供給されてハードディスクに記録される。また、この実施例では再生専用ヘッドが設けられているので、記録と同時に記録を行った部分をすぐに再生することができる。再生された信号は、FIFOメモリ(First In First Out memory )31に入力されて時間軸が元に戻されて再生信号処理回路19に出力される。
【0030】
図5は実施例における記録再生動作の一例を示すタイミングチャートである。この図5では、上述した例と同様に時間軸が6分の1に圧縮され、2時間分の映画を受信した例を示す。図5Aは、時間軸圧縮された映画を受信している期間(20分)を示す。図5Bは、HDD記録再生部18が時間軸圧縮された映画の記録を行っている期間(約4分)を示す。図5Cは、HDD記録再生部18が記録した映画の再生を行っている期間(約24分)を示す。図5Dは、デジタルVTR記録再生部14が時間軸圧縮された映画の記録を行っている期間(20分)を示す。図5Eは、デジタルVTR記録再生部14が映画を記録した磁気テープの巻き戻し及び頭出しを行っている期間(約1〜2分)を示す。図5Fは、デジタルVTR記録再生部14が磁気テープに記録した映画の再生を行っている期間を示す。
【0031】
この実施例では、図B、C、Dとから判るように、時間軸圧縮の施された番組の受信を開始するのと同時に、デジタルVTR記録再生部14とHDD記録再生部18の両方の記録を開始し、さらにHDD記録再生部18ではこの記録動作と同時に再生動作も行う点が例とは異なる所である。この場合もデジタルVTR記録再生部14とHDD記録再生部18の記録レートは同じである。HDD記録再生部18は、ハードディスクが一杯になるまでデータを記録する(約4分)。したがってハードディスクには時間軸を元に戻した時点で24分間分の再生データが記録されていることになる。尚、図4では再生したデータをFIFOメモリ31に蓄積して時間軸を元に戻すようにしたが、再生専用ヘッドの移動速度を記録専用ヘッドの移動速度より遅くして再生するようにしても良い。
【0032】
HDD記録再生部18の再生を行っている途中でデジタルVTR記録再生部14は、番組の最後まで記録を完了する。デジタルVTR記録再生部14の記録が完了した場合には、例と同様にHDD記録再生部18の再生箇所とデジタルVTR記録再生部14の再生開始箇所の同期を取り、同期が取れた以降はデジタルVTR記録再生部14の再生側にスイッチ回路20が切り換えられる。これにより番組の最後まで視聴を続けることができる。
【0033】
このように例と同様にHDD記録再生部18のハードディスクには、ディジタルVTR記録再生部14が番組を最後まで記録するのに要する時間(20分)と、記録された磁気テープを巻戻し、ハードディスクが再生している箇所に同期させる為に要する時間(約1〜2分)を加えた時間分だけ再生できるように、番組を記録すればよく、同時にハードディスクには、それだけが記録できる容量があればよい。
【0034】
このように実施例では、HDD記録再生部18は記録動作と再生動作が同時に実行されるので、ユーザーは、ほとんど待つことなく画像を見ることができる。
【0035】
上述の実施例では、ハードディスクを用いて記録を行うことについて説明したが、これに限ることはなく例えば光ディスク、光磁気ディスク、半導体等を用いることも可能である。
【0036】
さらに、上述の実施例では、デジタルVTR記録再生部14の再生開始箇所とHDD記録再生部18の再生箇所との同期を取るためにタイムコードが用いられるとしているが、ハードディスクのアドレスを使用し、磁気テープのトラック番号またはタイムコードを計算することにより、同期をとるようにしても良い。
【0037】
さらにまた、上述の実施例では、HDD記録再生部18には、記録専用ヘッドと再生専用ヘッドとが個別に設けられているとしたが、これに限らず記録再生兼用ヘッドとFIFOを用い、記録動作と再生動作を時分割処理するようにしても良い。
【0038】
【発明の効果】
この発明に係るディジタル信号処理装置は、時間軸圧縮されたデジタル画像データを受信すると同時、または短時間で再生することが可能なため、利用者の待機時間は短くで済み、ユーザーの要求後、すぐに復元画像データを見ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るディジタル信号処理装置の例を示すブロック図である。
【図2】この発明に係る番組選択画面の一例を示す図である。
【図3】この発明に係るディジタル信号処理装置の例における記録再生動作を示すタイミングチャートである。
【図4】この発明に係るディジタル信号処理装置の実施例を示すブロック図である。
【図5】この発明に係るディジタル信号処理装置の実施例における記録再生動作を示すタイミングチャートである。
【図6】この発明に係る時間軸圧縮されたデジタル画像データが受信される画像伝送システムを示した図である。
【図7】この発明に係る時間軸圧縮されたデジタル画像データが受信される画像伝送システムの送信側のブロック図である。
【符号の説明】
14 ディジタルVTR記録再生部
18 HDD記録再生部
23 マイコン
12、16 記録信号処理回路
15、19 再生信号処理回路
7、8、13、17、20、26 スイッチ回路

Claims (1)

  1. 時間軸圧縮されたデジタル画像データが受信される画像伝送システムにおける上記デジタル画像データを記録再生するためのディジタル信号処理装置において、
    上記デジタル画像データを受信する受信部と、
    受信したデジタル画像データを磁気テープ上に記録する第1の記録再生部と、
    上記受信したデジタル画像データの先頭から所定部分を上記第1の記録再生部の記録動作と並行して記録し、且つ上記所定部分再生するようにした第2の記録再生部と、
    上記第2の記録再生部上記デジタル画像データの上記所定部分記録しながら上記所定部分を再生、上記第2の記録再生部により再生された上記所定部分時間軸伸長した信号に対して、上記第1の記録再生部により再生され、時間軸伸長された信号を連続させるための制御手段と
    を設けることを特徴とする画像伝送システムにおけるディジタル信号処理装置。
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