JP3556891B2 - デジタルデータ不正使用防止システム及び再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、著作権で保護された音楽、画像、映像、テキストなどのコンテンツをインターネット上で安全に流通させる上で必要な、デジタルデータの不正使用防止技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、主なデジタルデータの不正使用防止方式には、以下の二つがある。
(1)固有ID付メディアを用いた暗号化方式
これはデジタルデータを、購入者が所有するメディアの固有IDを用いて暗号化・復号化することにより、当該メディア上でなければコンテンツの再生を不可能にして、他のメディアにコピーして使用することを防止した方式である。
(2)CPU付メディアを用いたアクセス制限方式
これは、特殊なアプリケーション以外からはアクセス不可能な記憶領域を持つCPU付きメディアを用いる方式で、コンテンツを暗号化し、その復号鍵をアクセス制限された記憶領域に格納する等してコンテンツ保護を行うものである。この方式は認証された装置間でのコピーは制限回数以内なら可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の不正使用防止技術は、コンテンツの不正コピーを防止するために、私的コピーに対して著しく制限を課していた。私的コピーは、コンテンツのバックアップや、ユーザの所有する再生装置間でコンテンツを共有する事に関わる重要な機能であるため、従来の不正使用防止方式を適用すると、システムのユーザビリティーが低下する原因となる。具体的に従来方式を用いて説明する。
従来方式(1)では、
▲1▼ 他のメディアにコピーして使用できないため、好きなコンテンツだけ集めて視聴することができず、バックアップさせたとしても、メディアを紛失・買い替えをすると視聴できなくなる。
従来方式(2)では、
▲2▼ CPU付きメディアを扱えるプラットフォーム上でしか実現できない。すなわち、一般的な大容量メディアを扱えるプラットフォーム上では適用できない。
▲3▼ コピー毎に回数制限に関する操作・手段が必要であり、また、ユーザは制限回数を意識しながら使用せねばならないため使用感が悪くなる。
【0004】
本発明は、上記従来技術における私的コピーに関する課題を解決したデジタルデータの不正使用防止システム及び再生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のデジタルデータ不正使用防止システムは、ネットワークを介して接続される登録装置、配信装置及び再生装置からなる。登録装置は、ユーザを特定する個人IDと再生装置あるいはメディアを特定する装置IDを受信し、前記装置IDを用いて前記個人IDを暗号化し、暗号化個人IDを再生装置に送信する個人ID暗号化手段を具備する。配信装置は、データ鍵を用いてデジタルデータを暗号化し、暗号化データを再生装置に送信するデータ暗号化手段と、ユーザを特定する個人IDを受信し、該個人IDを用いてデータ鍵を暗号化し、暗号化データ鍵を再生装置に送信するデータ鍵暗号化手段を具備する。そして、再生装置は、装置IDを記憶する手段と、暗号化個人IDを記憶する手段と、暗号化データ鍵と暗号化データを記憶する手段と、装置IDを用いて暗号化個人IDを復号化して個人IDを生成する個人ID復号化手段と、該個人IDを用いて暗号化データ鍵を復号化してデータ鍵を生成するデータ鍵復号化手段と、該データ鍵を用いて暗号化データを復号化してデジタルデータを生成するデータ復号化手段を具備する。
【0006】
本発明では、デジタルデータを、個人IDを用いて暗号化し、メディアもしくは再生装置に個人IDを埋め込み、この個人IDを用いて復号化を行うことから、暗号化デジタルデータと複号化データ鍵は、個人IDが埋め込まれたメディアもしくは再生装置間ならば、無制限かつ簡便にコピーして使用できる。
【0007】
また、直接、ユーザが個人IDを再生装置に書き込まず、登録装置を介することによって、ユーザが他人になりすます事を防止した上で個人IDの埋め込むことができる。また、登録装置側で、再生機の登録管理を行うことも可能となる。
【0008】
また、従来方式の課題▲1▼については、同一の個人IDを複数の再生装置・メディアに埋め込むことが可能なので解決する。課題▲2▼については、再生装置・メディアどちらかに固有IDがあればよいので、大部分の一般的なプラットフォーム上で解決可能である。例えば、ハードディスク(HDD)を用いる場合でも、PCのMACアドレスを固有IDとして利用することができる。課題▲3▼については、鍵・コンテンツ共にコピー回数制限がなく、通常のファイルと同じように扱えるので解決する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は本発明によるデジタルデータ不正使用防止システムの第1の実施例を示す全体構成図である。図1において、登録装置101、配信装置103、再生装置106はインターネットなどのネットワークを介して接続されている。なお、再生装置106はパソコン、携帯端末、デジタルテレビ、その他、通信機能とマルチメディア再生機能等を備えた装置の総称である。
【0010】
登録装置101は、再生装置106から当該再生装置を特定する情報である装置IDを受信し、また、ユーザから当該ユーザを特定する情報である個人IDを受け付け、個人ID暗号化部102にて、装置IDを用いて個人IDを暗号化し、暗号化個人IDを生成し、該暗号化個人IDを再生装置106に送信する。これは再生装置106を購入したときなど、ユーザからの登録要求を受けて実施する(初期再生機登録)。
【0011】
配信装置103は、ユーザに配信サービスするコンテンツであるデジタルデータ、該デジタルデータの暗号化に用いるデータ鍵を保持している。配信装置103は、データ暗号化部105にてデータ鍵を用いてデジタルデータを暗号化して暗号化データを生成し、ユーザから当該ユーザを特定する情報である個人IDを受け付け、データ鍵暗号化部104にて、個人IDを用いてデータ鍵を暗号化して暗号化データ鍵を生成し、該暗号化データ鍵と暗号化データを再生装置106に送信する(データ配送)。
【0012】
再生装置106は、当該装置を特定する情報である装置IDを記憶する装置ID記録部107、登録装置101から受信した暗号化個人IDを記憶する暗号化個人ID記録部108、配信装置103から受信した暗号化データ鍵と暗号化データを記憶するデータ記録部109、個人ID復号化部110、データ鍵復号化部111及びデータ復号化部112を具備する。個人ID復号化部110にて、装置ID記録部107から読み出した装置IDを用いて、暗号化個人ID記録部108から読み出した暗号化個人IDを復号化して個人IDを生成し、データ鍵復号化部111にて、該個人IDを用いて、データ記録部109に記録された暗号化データ鍵を復号化してデータ鍵を生成し、データ鍵復号化部112にて、該データ鍵を用いて、データ記録部109に記録された暗号化データを復号化してデジタルデータを生成する(データ再生)。
【0013】
ここで、データ記録部109に記録された暗号化データ鍵と暗号化データは、通常のファイル同様に無制限にコピー可能であるが、復号化には、正当な個人IDが必要であり、デジタルデータを再生できるのは、暗号化個人IDに正当な個人IDが埋め込まれた再生装置だけである。
【0014】
図2は本発明によるデジタルデータ不正使用防止システムの第2の実施例を示す全体構成図である。本実施例は、個人IDを秘匿個人IDに置き換え、また、暗号化データ鍵と暗号化データのデータ記録部をメモリカードなどの可搬型の外部記録媒体とし、装置IDを、当該外部記録媒体を特定する情報としたものである。図1と同様に、登録装置201、配信装置204、再生装置210はインターネットなどのネットワークを介して接続されている。また、再生装置210はパソコン、携帯端末、デジタルテレビ、その他、通信機能とマルチメディア再生機能等を備えた装置の総称である。
【0015】
登録装置201は、ユーザから個人IDを受け付けると、個人ID秘匿部202にて、秘密鍵を用いて個人IDを暗号化して秘匿個人IDを生成し、再生装置210から外部記録媒体208を特定する情報を装置IDとして受信すると、個人ID暗号化部203にて、該装置IDを用いて秘匿個人IDを暗号化して暗号化個人IDを生成し、該暗号化個人IDを再生装置210に送信する。これは、外部記録媒体を購入したときなど、ユーザからの登録要求を受けて実施する(初期記録媒体登録)。
【0016】
配信装置204は、ユーザから個人IDを受け付けると、個人ID秘匿部205にて、登録装置201と同じ秘密鍵を用いて、個人IDを暗号化し、秘匿個人IDを生成し、データ鍵暗号化部206にて、該秘匿個人IDを用いてデータ鍵を暗号化して暗号化データ鍵を生成する。データ暗号化部207では、図1の場合と同様に、データ鍵を用いてデジタルデータを暗号化して暗号化データを生成する。配信装置204は、この生成された暗号化データ鍵と暗号化データを再生装置210に送信する(データ配送)。
【0017】
再生装置210は、個人ID復号化部211、データ鍵復号化部212、データ復号化部213を具備する。外部記録媒体208は、必要に応じ該再生装置210に装着して使用される。この外部記録媒体208は、装置IDとして当該記録媒体208を特定する情報が当初から記録されている装置ID記録部214、登録装置201から受信した暗号化個人IDが記録される暗号化個人ID記録部209を有する。再生装置210は、配信装置204から受信した暗号化データ鍵と暗号化データを該外部記録媒体208に随時記録する。そして、個人ID復号化部211にて、外部記録媒体208の装置ID記録部214から読み出した装置IDを用いて、同じく暗号化個人ID記録部209から読み出した暗号化個人IDを復号化して秘匿個人IDを生成し、データ鍵復号化部212にて、該秘匿個人IDを用いて、外部記録媒体208に記録された暗号化データ鍵を復号化してデーた鍵を生成し、データ復号化部213にて、該データ鍵を用いて、外部記録媒体208に記録された暗号化データを復号化してデジタルデータを生成する(データ再生)。
【0018】
本実施例では、個人IDを秘匿個人IDに置き換えたことにより、個人IDが保護されるため、セキュリティがさらに向上する。また、暗号化データ鍵と暗号化データは、メモリカードなどの記録媒体に無制限にコピー可能であるが、復号化には正当な個人IDが必要なため、デジタルデータを再生できるのは、正当な個人IDが埋め込まれた記録媒体のみである。
【0019】
以下、図2の第2の実施例の構成を例にして、初期登録動作、データ配信動作、データ再生動作を、さらに詳しく説明する。なお、以下の説明では登録装置201は登録サーバ、配信装置204は配信サーバ、再生装置210はパソコン、外部記録媒体208はメモリカードとする。
【0020】
〔初期登録〕
図3は、初期登録に関する登録サーバ301とパソコン304の構成図である。登録サーバ301とパソコン304は改ざん・盗聴防止機能が付加されたインターネットに接続されている。改ざん・盗聴防止機能を持つインターネットとしては、例えば、Netscape Communications社が開発した、インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコルであるSSL
(Secure Socket Layer)がある。SSLは公開鍵暗号や秘密鍵暗号、デジタル証明書、ハッシュ関数などのセキュリティ技術を組み合わせ、データの盗聴や改ざん、なりすましを防ぐことができるようになっている。登録サーバ301は個人ID秘匿部302、個人ID暗号化部303を具備する。パソコン304は、着脱自在のメモリカード305を具備する。メモリカード305内にはRead Only領域306があり、ここには個々のメモリカードを一意に表すメディア固有IDが格納されており、ユーザの不正な操作では、書き換えることが出来なくなっている。
【0021】
ユーザは、メモリカード305を購入したときなどに、初期ユーザ登録として、任意のパソコン304にメモリカード305を挿入し、インターネットを介して、登録サーバ301に接続する。次に、ユーザは、登録サーバ301に、個人IDと、メモリカード305のRead Only領域306内のメディア固有IDを装置IDとして送信する。個人IDは、当該ユーザを特定できる情報であればなんでもよく例えば電話番号でもよい。登録サーバ301では、個人ID秘匿部302において、個人IDを暗号化し、秘匿個人IDを生成する。この場合の暗号化方式はDES(Data Encryption Standard)等を用いることができる。次に、個人ID暗号化部303において、メディア固有IDを鍵にして秘匿個人IDを暗号化し、暗号化個人IDを生成する。この暗号化方式は、前記と同様DES方式等を用いることができる。登録サーバ301は、生成された暗号化個人IDをパソコン304に送信し、パソコン304は、受信した暗号化個人IDをメモリカード305に書き込む。
【0022】
図4は登録サーバ301の処理フローチャートを示している。登録サーバ301は、パソコン304から個人IDを受信し(ステップ401)、さらにパソコン304からメモリカード305のメディア固有IDを装置IDとして受信するステップ(ステップ402)。そして、個人ID秘匿部302にて、登録サーバ301内で保管されている秘密鍵を暗号鍵として、個人IDを暗号化して秘匿化個人IDを生成し(ステップ403)、個人ID暗号化部303にて、メディア固有IDを暗号鍵として、該秘匿個人IDを暗号化して、暗号化個人IDを生成し(ステップ404)、生成した暗号化個人IDをパソコン304に送信する
(ステップ405)。
【0023】
なお、登録サーバ301は、ユーザIDとパスワードを管理して、ユーザから個人IDに加えてパスワードを入力し、ユーザの認証を行って、あらかじめ登録されたユーザの個人IDのみ受け付けるようにすることができる。
【0024】
〔データ配送〕
図5は、データ配送に関係する配信サーバ501とパソコン508の構成図である。パソコン508はインターネットを介して配信サーバ501に接続され、該配信サーバ501から音楽コンテンツなどの配信を受ける。509はメモリカードである。該メモリカード509内にはRead Only領域510があり、ここには個々のメモリカードを一意に表すメディア固有IDが格納されており、ユーザの不正な操作では、書き換えることが出来なくなっている。このメモリカード509には、すでに登録サーバ301から送付された暗号化個人ID511が記録されているとする。配信サーバ501は個人ID秘匿部502、データ鍵暗号化部503、データ鍵テーブル504、乱数発生部505、データ暗号化部506、暗号化データ蓄積部507などを具備する。
【0025】
配信サーバ501では、乱数発生部505にて乱数を発生させ、データ暗号化部506にて、該乱数をデータ鍵として、平文のコンテンツを暗号化して暗号化データを生成し、そのコンテンツ名と暗号化データの対を暗号化データ蓄積部507に格納し、また、そのコンテンツ名とデータ鍵として使用した乱数の対をデータ鍵テーブル504に記録しておく。
【0026】
コンテンツ購入時、ユーザは、パソコン508を通して、配信サーバ501に、個人IDと購入したいコンテンツ名を送信する。配信サーバ501は、個人ID秘匿部502にて、登録サーバ301と同じ秘密鍵を用いて個人IDを暗号化して秘匿個人IDを生成する。この場合の暗号化方式はDES方式などを用いることができる。次に、配信サーバ501は、データ鍵テーブル504を参照して、コンテンツ名に対応するデータ鍵(乱数)を読み取り、データ鍵暗号化部503にて、秘匿個人IDを暗号化鍵としてデータ鍵を暗号化し、暗号化データ鍵を生成する。また、配信サーバ501は、コンテンツ名をデータ暗号化部506に送り、データ暗号化部506にて、コンテンツ名に対応する暗号化データを読み取る。そして、配信サーバ501は、暗号化データ鍵と暗号化データをパソコン508に送信する。パソコン508は、受信した暗号化データ鍵と暗号化データを、メモリカード509に512および513に示すように書き込む。なお、暗号化データ蓄積部507から、コンテンツ名に対応する暗号化データを読み取る機能は、データ暗号化部506とは別構成とすることでもよい。
【0027】
図6は、配信サーバ501の処理フローチャートを示している。配信サーバ501は、まず、コンテンツ暗号化処理か、コンテンツ配信処理かを判定する(ステップ601)。ここで、コンテンツ暗号化処理の場合には、乱数発生部505から乱数を発生し(ステップ602)、コンテンツ名に対する乱数をデータ鍵テーブル504に記録し(ステップ603)、データ暗号化部506にて、前記乱数をデータ鍵に用いて、コンテンツを暗号化し(ステップ604)、該暗号化データを暗号化データ蓄積部507に格納する(ステップ605)。このコンテンツ暗号化処理は、コンテンツが追加された場合、あるいは、セキュリティを高める目的で、例えば一定期間ごとに一斉に実施する。
【0028】
一方、コンテンツ配信処理の場合には、パソコン508から、個人IDを受信し(ステップ606)、次に、パソコン508からコンテンツ名を受信し(ステップ607)、個人ID秘匿部502にて、登録サーバ301で使用した秘密鍵と同じ秘密鍵で個人IDを暗号化して、秘匿個人IDを生成し(ステップ608)、データ鍵テーブル504を参照して、受信したコンテンツ名に対応するデータ鍵を読み取り(ステップ609)、データ鍵暗号化部503にて、秘匿個人IDを暗号化鍵としてデータ鍵を暗号化し(ステップ610)、パソコン508に対して、暗号化データ鍵を送信し(ステップ611)、次に、データ暗号化部507あるいは別機構にて、受信したコンテンツ名に対応する暗号化データを暗号化データ蓄積部507から読み出してパソコン508に送信する(ステップ612)。
【0029】
なお、配信サーバ501は、先の配信サーバ301と同様に、ユーザIDとパスワードを管理して、ユーザから個人IDに加えてパスワードを入力し、ユーザの認証を行って、あらかじめ登録されたユーザの個人IDのみ配信サービス要求を受け付けるようにすることができる。この場合のパスワードは、登録サーバ301で利用するパスワードと必ずしも同じである必要はない。
【0030】
〔データ再生〕
図7は、データ再生に関係するパソコン701の構成図である。パソコン701は、個人ID復号化部702、データ鍵復号化部703及びデータ復号化部704を具備する。該パソコン701には、データを再生するためのメモリカード705が挿入されている。メモリカード705にはRead Only領域706がであり、ここには個々のメモリカードを一意に表すメディア固有IDが格納されており、ユーザの不正な操作では、書き換えることが出来なくなっている。このメモリカード706には、すでに暗号化個人ID707、暗号化データ鍵708、暗号化データ709が記録されているとする。
【0031】
再生動作において、パソコン701はメモリカード705内のRead Only領域706からメディア固有IDを読み取り、また、メモリカード705から、暗号化個人ID707、暗号化データ鍵708、暗号化データ709を読み取る。個人ID復号化部702にて、メディア固有IDを復号鍵として、暗号化個人ID707を復号化し、秘匿個人IDを生成し、データ鍵復号化部703にて、秘匿個人IDを復号化鍵として、暗号化データ鍵708を復号化し、データ鍵を生成し、データ復号化部704にて、データ鍵を復号鍵として、暗号化データ709を復号化してコンテンツを生成し再生する。
【0032】
図8は、パソコン701のデータ再生時の処理フローチャートを示している。パソコン701は、再生かどうかを判定し(ステップ801)、再生の場合、メモリカード705内のRead Only領域706からメディア固有IDを読み取り(ステップ802)、また、メモリカード705から暗号化個人ID707、暗号化データ鍵708、暗号化データ709を読み取る(ステップ803〜805)。そして、個人ID復号化部702にて、メディア固有IDを復号化鍵として暗号化個人ID707を復号化し、秘匿個人IDを生成し(ステップ806)、データ鍵復号化部703にて、秘匿個人IDを復号鍵として、暗号化データ鍵708を復号化し、データ鍵を復号化し(ステップ807)、データ復号化部704にて、データ鍵を復号鍵として、暗号化データ709を復号化して、コンテンツを生成し(ステップ808)、コンテンツを再生する(ステップ809)。
【0033】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、以上に説明した実施例に限定されるものでないことは云うまでもない。
【0034】
【発明の効果】
本発明では、デジタルデータを、個人IDを用いて暗号化し、メディアもしくは再生装置に個人IDを埋め込み、この個人IDを用いて復号化を行うことから、暗号化デジタルデータと複号化データ鍵は、個人IDが埋め込まれたメディアもしくは再生装置間ならば、無制限かつ簡便にコピーして使用できる。
【0035】
また、直接、ユーザが個人IDを再生装置に書き込まず、登録装置を介することによって、ユーザが他人になりすます事を防止した上で個人IDの埋め込むことができる。また、登録装置側で、再生機の登録管理を行うことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の全体構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例の全体構成図である。
【図3】登録装置(登録サーバ)と再生装置(パソコン)間の具体的構成例を示す図である。
【図4】図3の登録サーバの処理フローチャートである。
【図5】配信装置(配信サーバ)と再生装置(パソコン)間の具体的構成例を示す図である。
【図6】図5の配信サーバの処理フローチャートである。
【図7】再生装置(パソコン)と外部記録媒体(メモリカード)間の具体的構成例を示す図である。
【図8】図7のパソコンの処理フローチャートである。
【符号の説明】
101,201 登録装置
102,203 個人ID暗号化部
202 個人ID秘匿部
103,204 配信装置
104,206 データ鍵暗号化部
105,207 データ暗号化部
205 個人ID秘匿部
106,210 再生装置
107 装置ID記録部
108 暗号化個人ID記録部
109 データ記録部
110,211 個人ID復号化部
111,212 データ鍵復号化部
112,213 データ復号部
208 外部記録媒体
209 暗号化個人ID記録部
214 装置ID記録部

Claims (7)

  1. 登録装置、配信装置及び再生装置をネットワークを介して接続してなるデジタルデータ不正使用防止システムであって、
    登録装置は、ユーザを特定する個人IDと再生装置を特定する装置IDを受信し、前記装置IDを用いて前記個人IDを暗号化し、暗号化個人IDを再生装置に送信する個人ID暗号化手段を具備し、
    配信装置は、データ鍵を用いてデジタルデータを暗号化し、暗号化データを再生装置に送信するデータ暗号化手段と、ユーザを特定する個人IDを受信し、該個人IDを用いてデータ鍵を暗号化し、暗号化データ鍵を再生装置に送信するデータ鍵暗号化手段を具備し、
    再生装置は、装置IDを記憶する手段と、暗号化個人IDを記憶する手段と、暗号化データ鍵と暗号化データを記憶する手段と、装置IDを用いて暗号化個人IDを復号化して個人IDを生成する個人ID復号化手段と、該個人IDを用いて暗号化データ鍵を復号化してデータ鍵を生成するデータ鍵復号化手段と、該データ鍵を用いて暗号化データを復号化してデジタルデータを生成するデータ復号化手段を具備する、
    ことを特徴とするデジタルデータ不正使用防止システム。
  2. 請求項1記載のデジタルデータ不正使用防止システムにおいて、
    登録装置は、秘密鍵を用いて個人IDを暗号化して秘匿個人IDを生成する個人ID秘匿手段を備え、個人ID暗号化手段は該秘匿個人IDを暗号化した暗号化個人IDを再生装置に送信し、
    配信装置は、秘密鍵を用いて個人IDを暗号化して秘匿個人IDを生成する個人ID秘匿手段を備え、データ鍵暗号化手段は該秘匿個人IDを用いて暗号化した暗号化データ鍵を再生装置に送信し、
    再生装置では、個人ID復号化手段は暗号化個人IDから秘匿個人IDを復号化し、データ鍵復号化手段は該秘匿個人IDを用いて暗号化データ鍵を復号化する、
    ことを特徴とするデジタルデータ不正使用防止システム。
  3. 請求項1もしくは2記載のデジタルデータ不正使用防止システムにおいて、
    暗号化データ鍵と暗号化データを記憶する手段は、再生装置に着脱可能な可搬型記録媒体であり、
    再生装置は、前記記録媒体を特定する情報を装置IDとして登録装置に送信する、
    ことを特徴とするデジタルデータ不正使用防止システム。
  4. 請求項3記載のデジタルデータ不正使用防止システムにおいて、
    可搬型記録媒体は、当該記録媒体を特定する情報をあらかじめ保持しており、
    再生装置は、前記記録媒体に保持された情報を装置IDとして登録装置に送信し、登録装置から受信した暗号化個人IDを該記録媒体に記憶する、
    ことを特徴とするデジタルデータ不正使用防止システム。
  5. 装置を特定する装置IDを用いて、ユーザを特定するユーザIDを暗号化した暗号化個人IDを受信する手段と、データ鍵を用いてデジタルデータを暗号化した暗号化データと個人IDを用いてデータ鍵を暗号化した暗号化データ鍵を受信する手段と、装置IDを記憶する手段と、前記暗号化個人IDを記憶する手段と、前記暗号化データ鍵と前記暗号化データを記憶する手段と、装置IDを用いて暗号化個人IDを復号化して個人IDを生成する手段と、該個人IDを用いて暗号化データ鍵を復号化してデータ鍵を生成する手段と、該データ鍵を用いて暗号化データを復号化してデジタルデータを生成する手段を具備してなる再生装置。
  6. 請求項5記載の再生装置において、
    暗号化データ鍵と暗号化データを記憶する手段は、再生装置に着脱可能な可搬型記録媒体であり、前記記録媒体を特定する情報を装置IDとして利用する、
    ことを特徴とする再生装置。
  7. 請求項6記載の再生装置において、
    可搬型記録媒体は、当該記録媒体を特定する情報を予め保持しており、受信した暗号化個人IDが更に記憶される、
    ことを特徴とする再生装置。
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